JP2007029253A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技領域4内に、画像表示領域7と、始動入賞口10と、始動入賞による抽選の結果が大当たりである場合に図柄表示領域20による大当たり報知に応じて開放する大入賞口9と、一般入賞口12と、アウト口16とを備えたパチンコ機において、画像表示領域7を挟んで上下側に始動入賞口10と大入賞口9とを分散配置し、中央部に画像表示領域7を位置させてその拡大を可能とした。始動入賞口10及び大入賞口9のうち、始動入賞口10のみを画像表示領域7の上方に配置し、盤面構成に新鮮さをもたせた。始動入賞口10及び大入賞口9の分散配置により、画像表示領域上方の始動入賞口10の配置可能領域を広げ、安定した始動入賞を実現する始動入賞口位置の選択を容易にした。
【選択図】 図1
Description
このため最近では、上記のような画一的な盤面構成から脱し、新鮮さをもたせたパチンコ機が提案されている。これは、従来、遊技領域の下方に配置されていた大入賞口や特別図柄変動用の作動口を遊技領域の上方、つまり画像表示領域(図柄表示装置)の上方に配置したパチンコ機である(特許文献1参照)。
また、最近の画像表示領域の大型化傾向に合致するような盤面構成のパチンコ機、つまり、大入賞口、一般入賞口及び特別図柄始動入賞口(第1種始動口)を画像表示領域(特別図柄表示装置)の下部の比較的狭い範囲内に纏めて配置したパチンコ機もあった(特許文献2参照)。
また、特許文献2に開示されたパチンコ機(従来パチンコ機III)では、従来パチンコ機IIに比較して画像表示領域の拡大が可能と考えられ、最近の画像表示領域の大型化傾向に対処し得る。しかし、通常、遊技者がターゲットとして狙う特別図柄始動入賞口は画像表示領域の下部、つまり、その特別図柄始動入賞口以外にも大入賞口、一般入賞口及びアウト口等の遊技領域構成要素が混みあった箇所に位置している。このため、特別図柄始動入賞口の位置選択の自由度が狭くなり、そこへの安定した入賞(始動入賞)を実現する特別図柄始動入賞口の配置が難しかった。
これによれば、画像表示領域は、始動入賞口等、画像表示領域及び大入賞口の3つの遊技領域構成要素中の中央部に位置することになり、画像表示領域を、その側方に遊技球通路スペース(遊技球の直径をやや上回る程度の幅の遊技球通路)を残すのみとした、横方向に最大限拡大した方形を形成でき、大画面化が実現できる。
画像表示領域を、上記3つの遊技領域構成要素(始動入賞口等、画像表示領域及び大入賞口)のうちの中央部に配置したことによれば、画像表示領域に対する遊技者の視認性が増すという効果も発揮できる。
また、大入賞口及び始動入賞口等のうち、始動入賞口等のみが画像表示領域上方側にあって盤面構成に新鮮さをもたせ得る。しかも、画像表示領域を挟んで上下側に始動入賞口等と大入賞口とを分散配置したので、画像表示領域の上方側の遊技領域構成要素の配置可能領域を拡大し得、したがって、安定した始動入賞・通過を実現する始動入賞口等の配置も容易になる。
次に、大入賞口を画像表示領域下方側に配置したことによれば、大当たり中は遊技球が遊技領域の最下位置に到達するまで入賞に期待をもつことができる。
また、前述した従来パチンコ機I,IIIでは大入賞口の直上に始動入賞口があって両者が上下方向で重なり、このため、始動入賞口への入賞率アップと大入賞口への入賞率アップとを両立させる遊技釘配置等の設計が困難であった。しかし、本請求項1に記載の発明によれば、始動入賞口等を画像表示領域上方側に配置したので、画像表示領域下方側であって大入賞口の上方に、所望の遊技釘配置が可能となり、あるいはその大入賞口への遊技球の入賞態様に変化を与える振分役物を設けることが可能となる。したがって、始動入賞口等への入賞率(通過率)の調整とは別個独立に大入賞口への入賞率の調整が可能となり、両率のアップ調整が容易に行える。
これによれば、連絡通路を形成した画像表示領域の左及び/又は右側方につき、遊技球1個(又は2個)分の通過幅(必要最小限の幅寸法)を確保すれば足りるため、画像表示領域の横方向の寸法を最も拡張できる。連絡通路は遊技領域に含まれるので、連絡通路を設けたことによって遊技領域面積が縮小することはない。
なお、請求項1に記載の発明の効果も有することは勿論である(請求項3〜4について同じ)。
これによれば、次のような効果を発揮できる。
画像表示領域の下方側に大入賞口を設け、その上方に振分役物を設けると、画像表示領域が遊技領域横方向に最大限拡張されていても、遊技球を画像表示領域の下方側に配置した大入賞口へ導くことが容易になる。すなわち、画像表示領域下方側の大入賞口への入賞を容易にするために遊技釘を多数配置する必要がなくなる。
また、画像表示領域下方側においても、大入賞口への入賞は、遊技者の打球位置に拘わらずほぼ一定の割合となることが望ましいが、この大入賞口上方の振分役物によれば、上記割合を一定に保たせることが容易になり、このような役割(割合を一定に保たせること)をもたせるための遊技釘調整は不要となり、メンテナンス作業の簡略化も可能となる。
更に、画像表示領域を左右(横)方向一杯に形成した場合、画像表示領域側方を流下する遊技球は遊技領域左右端側を流下していることとなり、画像表示領域下方側に大入賞口を配置して入賞させるには、その大入賞口も遊技領域の左端又は右端の近傍に配置する必要が生ずる。しかし振分役物を設け、これにより遊技球を一旦遊技領域の左右方向中央部へ誘導するようにすれば、大入賞口を遊技領域左右方向の中央近傍に配置できる。
なお、請求項2に記載の発明の効果も有することは勿論である(請求項4について同じ)。
すなわち、始動入賞口等を画像表示領域の上方に配置した場合、更に、その始動入賞口等の上方に振分役物を設ければ始動入賞口等への入賞態様等に多様性をもたせることができ、遊技者の興趣が増す。
また、従来のパチンコ機では、この種の役物は画像表示領域(画面)と一体となっていたためその位置や形態、特に形態の設計の自由度が狭かったが、請求項4に記載の発明によれば、振分役物を始動入賞口等の上方に設けること以外に制約はないので、その位置や形態の設計の自由度が広い。特に、形態の設計の自由度が広いことは、遊技者の興趣を増大させる上で、有効である。
なお、請求項3に記載の発明の効果も有することは勿論である。
図1は、本発明によるパチンコ機の第1実施形態の遊技盤の概略を示す正面図である。
図示するように、本実施形態のパチンコ機は、その遊技盤1が外形状長方形に形成されている。そしてこの遊技盤1の盤面2には、レール3がほぼ渦巻き状に設けられており、その内側にほぼ円形ないし蒲鉾形、ここではほぼ蒲鉾形の遊技領域4が設定されている。
ここで遊技領域4とは、上記のようにレール3の内側に形成された領域のうち、盤面2の左側においてレール3が内外2重に重なった部分に形成された発射通路5を除く領域を指す。
遊技領域4は、その外周を仕切る部材が全てレール3で形成してもよく、あるいはその一部又は全部をレール3以外の隔壁部材で形成してもよい。
すなわち、遊技領域4内のほぼ中央を占める領域には、画像を表示する画像表示領域7を備える。この画像表示領域7は、詳細を後述するが、画像表示領域7側方における遊技球6の通路としてはその両側方の各連絡通路71のみとした横長の長方形をなす、液晶表示装置等の画像表示装置8の画面(表示面)からなる。
ここで、連絡通路71とは、遊技球6の入口71a及び出口71bを各1個形成した、遊技球6が流下可能な通路をいう。遊技球6の入口71a及び出口71bが各1個形成された通路であれば、入口71a及び出口71b相互間が遮光板で目隠しされていようと、流下する遊技球6が見えるように形成されていようと、どちらでもよいが、図示例では、遮光板で目隠しされた所謂ワープ通路とされている。連絡通路71は、その内部に遊技球6の流下速度を加減速させる等の手段(部材等)を設けてもよい。
また、始動入賞口10の下方部分を挟む左右側対称位置には、一般入賞口12が各々配設され、同配設位置の上方部分を挟む左右側対称位置には、普通図柄作動ゲート(以下、作動ゲートと略記する。)17が各々配設されている。
また、この大入賞口9及び大入賞口9両側方の一般入賞口12,12部分の上方には、これら大入賞口9及び一般入賞口12,12への遊技球6の入賞態様(非入賞態様)に変化を与える振分役物72が設けられている。
なお振分役物72の形態は、この図に示した形態に限定されないことは勿論である。また振分役物72は、図示例ではワープ通路71に一体形成されているが、ワープ通路71とは別体に形成してもよい。
連絡通路71,71とサイド飾り13,14との間には、これらの組付けの便宜等から隙間があるが、この隙間はごく僅かであって遊技球6がこの隙間に進入し、あるいは通過することは不可能である。つまり遊技球6は、上記ワープ通路71を流下することでのみ、画像表示領域7上方側の領域から画像表示領域7下方側の領域への移動ができるに過ぎない。したがって、ワープ通路71を形成した画像表示領域7の左右両側方につき、遊技球各1個分の通過幅(必要最小限の幅寸法)を確保すれば画像表示領域7下方側への遊技球流路構成として足りるため、画像表示領域7の横方向の寸法を最大限拡張可能である。
画像表示領域7下方側の最下位置、つまり遊技領域4の最下位置には、各入賞口9,10,12のいずれにも入賞しなかった遊技球6を回収するアウト口16が設けられている。
この作動記憶数表示領域19とは反対側には、特別図柄表示領域20が設けられ、また始動入賞口10への入賞を記憶していることを最大4個まで表示する特別図柄始動記憶数表示領域(以下、始動記憶数表示領域と略記する。)21も設けられている。
遊技領域4内には、遊技球6の流下方向を変化させる風車22等も配設され、また多数の遊技釘23(一部のみ図示)が打ち込まれている。
なお、上記作動記憶数表示領域19及び始動記憶数表示領域21は、図示例では各々最大記憶数分、つまり4個の作動記憶表示灯19a,始動記憶表示灯21aを設け、これを作動記憶数,始動記憶数の増減に応じて各々1個ずつ点消灯する点消灯表示面により形成されている。
すなわち、特別図柄表示領域20が表示する特別図柄が、変動表示後、予め定められた大当たり図柄で停止すると、つまり大当たりになると、大入賞口9が開放(複数回の間欠的な開放を含む)する。この開放は、一定時間、例えば30秒間経過するか、遊技球6が一定個数、例えば10個、大入賞口9に入球するまでのいずれか早い時点まで行われ、また所定の条件を満たして一定回数、例えば15回まで繰り返され得る。大入賞口9は、一般入賞口12に比べて開口幅が広く、遊技球6が入球し易くなっている。
なお普通図柄表示領域18は、本実施形態では7セグメントLED表示器を左右に2つ並べ、普通図柄として数字や英字を各々変動表示する2つの表示面により形成されている。
普通図柄の変動表示後の停止図柄が、予め定められた組合せの数字や英字、例えば「H、H」という英字の組合せであった場合に当たりとなる。
特別図柄の変動表示後の停止図柄が、予め定められた組合せの数字や英字、例えば「1、1」、「5、5」、「7、7」という数字の組合せであった場合に大当たりとなる。
なお、普通図柄表示領域18及び特別図柄表示領域20として、液晶表示装置等の画像表示装置の画面(表示面)を用いてもよい。
始動入賞口10に代えて始動ゲートを設けた場合には、特別図柄表示領域20による大当たり報知等の動作はその始動ゲートへの遊技球6の通過に応じて行われる。
本実施形態の画像表示領域7は、始動入賞口10、画像表示領域7及び大入賞口9の3つの遊技領域構成要素中の中央部に位置することになり、遊技領域4内においてその両側方に各々ワープ通路71を残すのみとした、横方向に最大限拡大した方形を形成でき、大画面化が実現できる。
この画像表示領域7は、遊技に係る任意の演出用画像(デモ図柄画像等)及びこの画像以外の任意に設定された画像の表示が可能である。
具体的には、特別図柄や普通図柄と同内容、つまり同一の数字や英字等の図柄画像を、それら特別図柄や普通図柄とは異なる形態(大きさ、デザイン等)で表示したり、特別図柄や普通図柄の変動表示に合わせて種々の図柄画像等を表示可能である。また本来、特別図柄や普通図柄の停止図柄で知らせる上記大当たりや当たりを、それらに対応する図柄画像を用いず、任意の画像で報知することも可能である。
画像表示領域7は、以上のような遊技に係る演出用画像の他、遊技中でないときの客寄せ用の画像等、遊技に係る演出用画像以外の任意に設定された画像も表示可能である。
画像表示領域7の周囲は、装飾兼画像表示領域保護用の額縁状の飾り29によって囲まれ、遊技球6が画像表示領域7(画像表示装置8の画面上)に進入することのないようにガードされている。
図示例では、この飾り29はワープ通路71を備えて形成されている。つまり、ワープ通路71は飾り29と一体に形成されており、部品数の低減と組立作業の軽減とが図られている。飾り29とワープ通路71(部材)とを別個独立に形成してもよいことは勿論である。
遊技領域4内に打ち込まれた遊技球6は、その遊技領域4内において遊技釘23、風車22や飾り13,14,29等の障害物に衝突しながら、あるいは作動ゲート17や振分役物72を通過しながら流下し、その途中において一般入賞口12、始動入賞口10あるいは大入賞口9に入賞する。入賞しなかった遊技球6は、画像表示領域7下方側に至って最終的にアウト口16に入球し、回収される。
作動ゲート17への遊技球6の通過によっては賞球は払い出されないが、普通図柄表示領域18における普通図柄を変動表示させる。普通図柄の停止図柄が当たりであれば、普通電動役物25は可動体24を入球しやすい第2状態に変化(開放)させる。
普通図柄を変動表示中に、作動ゲート17への遊技球6の通過があると、この通過が最大で4個まで記憶(普通図柄作動記憶)され、作動記憶数表示領域19にはその記憶数が作動記憶表示灯19aの点灯個数によって表示される。この普通図柄の変動表示が終了したとき、普通図柄作動記憶があれば、再び普通図柄の変動表示を行い、その開始又は終了毎に作動記憶数表示領域19に表示されている、つまり点灯されている作動記憶表示灯19aを1個だけ消灯する。以下、同様の動作を繰り返す。
特別図柄を変動表示中に、始動入賞口10への遊技球6の入賞があると、この入賞が最大で4個まで記憶(特別図柄作動記憶)され、始動記憶数表示領域21にはその記憶数が始動記憶表示灯21aの点灯個数によって表示される。この特別図柄の変動表示が終了したとき、特別図柄始動記憶があれば、再び特別図柄の変動表示を行い、その開始又は終了毎に始動記憶数表示領域21に表示されている、つまり点灯されている始動記憶表示灯21aを1個だけ消灯する。以下、同様の動作を繰り返す。
特別図柄「7」に、例えばバナナの図柄画像を対応させてもよく、この場合は、「7、7」という組合せ図柄に対して、バナナの図柄画像が表示領域26,27,28に各々表示される。
また、大入賞口9の開放に係る大当たり又は外れの抽選や始動入賞口10の可動体24(普通電動役物25)の開放に係る当たり又は外れの抽選も、その主制御装置によって行われる。
この図において、51は主制御装置である。この主制御装置51は、上記始動入賞口10への遊技球6の入賞を検出する特別図柄始動スイッチ52からの始動入賞検出信号を受けて、あるいは上記作動ゲート17への遊技球6の通過を検出する普通図柄作動スイッチ53からのゲート通過検出信号を受けて、特別図柄表示器54あるいは普通図柄表示器55を制御し、特別図柄表示領域20あるいは普通図柄表示領域18における特別図柄あるいは普通図柄の上述した表示(変動表示あるいは停止表示)を行わせる。
主制御装置51は、画像表示装置8にコマンドを送って一連の制御を行い、特別図柄や普通図柄の変動表示に合わせ、遊技の結果を遊技者の興趣を高めるように様々な形態で演出する画像や、全く図柄を用いない抽選結果の報知を様々な形態で行う画像等を画像表示領域7に表示させる。
主制御装置51は、図示以外のパチンコ機各部も制御し、遊技全体の制御を司る。
すなわち第1実施形態では、始動入賞口10を、画像表示領域7の上辺及びその上辺の左右側延長線アよりも上方側(画像表示領域7上方側)に配置すると共に、大入賞口9を、画像表示領域の下辺及びその下辺の左右側延長線よりも下方側(画像表示領域下方側)に配置した。つまり、画像表示領域7上方側には始動入賞口10を配置し、画像表示領域7下方側には大入賞口9を配置した。
これによれば、画像表示領域7は、始動入賞口10、画像表示領域7及び大入賞口9の3つの遊技領域構成要素中の中央部に位置することになり、画像表示領域7を、その側方に遊技球流路スペース(遊技球の直径をやや上回る程度の幅の遊技球通路)を残すのみとした、横方向に最大限拡大した方形を形成でき、大画面化が実現できる。
画像表示領域7を上記3つの遊技領域構成要素のうちの中央部に配置したことによれば、画像表示領域7に対する遊技者の視認性が増すという効果も発揮できる。
また、大入賞口9及び始動入賞口10のうち、始動入賞口10のみが画像表示領域7上方側にあって盤面構成に新鮮さをもたせることができる。しかも、画像表示領域7を挟んで上下側に始動入賞口10と大入賞口9とを分散配置したので、画像表示領域7の上方側の遊技領域構成要素の配置可能領域を広くすることができ、したがって、安定した始動入賞・通過を実現する始動入賞口等の配置も容易になる。
まず、始動入賞口10を上記3つの遊技領域構成要素(始動入賞口10、画像表示領域7及び大入賞口9)のうち、最上部に配置したことによれば、通常、遊技者が最も関心をもって狙う始動入賞口10を、狙いやすい位置(安定した始動入賞を実現する位置)に容易に配置にでき、遊技の興趣を増大させ得る。また、始動入賞口10への遊技球6の入賞態様に変化をもたせるための振分役物を遊技領域4内に配置したい場合でも、始動入賞口10を上記3つの遊技領域構成要素のうちの最上部に配置したことによれば、単にその始動入賞口10の上方へ振分役物を配置すればよく、振分役物の配置も容易になる。
また、前述した従来パチンコ機I,IIIでは、大入賞口の直上に始動入賞口があって両者が上下方向で重なり、このため、始動入賞口への入賞率アップと大入賞口への入賞率アップとを両立させる遊技釘配置等の設計が困難であった。しかし、この第1実施形態によれば、始動入賞口10を画像表示領域7上方側に配置したので、画像表示領域7下方側であって大入賞口9の上方に、所望の遊技釘配置が可能となり、あるいはその大入賞口9への遊技球6の入賞態様に変化を与える振分役物を設けることが可能となる。したがって、始動入賞口10への入賞率の調整とは別個独立に大入賞口9への入賞率の調整が可能となり、両入賞率のアップ調整が容易に行える。
これによれば、ワープ通路71を形成した画像表示領域7の左右側方につき、各々遊技球1個分の通過幅(必要最小限の幅寸法)を確保すれば画像表示領域7下方側への遊技球流路構成として足りるため、画像表示領域7の横方向の寸法を最大限拡張できる。
なお、上記ワープ通路71を、画像表示領域7左右側の片側のみに設けたり、その片側に複数設けてもよく、また左右両側に設けるが、各側に複数設けたり、左右側で数を違えて設けてもよい。ワープ通路71のこのような配置は、遊技領域4内における遊技釘23や入賞口9,10,12等の遊技領域構成要素の配置に応じて適宜変更可能である。
このような配置例において、特に、ワープ通路71を画像表示領域7の片側のみに設けた場合には、画像表示領域7の横方向の寸法を更に拡張できる。ワープ通路71を画像表示領域7左右側でその数を違えて設けた場合には、画像表示領域7下方側に適宜の遊技領域構成要素を配置して、この部分に対する技術介入性(どのワープ通路71の通過を狙うか)を残存させることができる。
これによれば、次のような効果を発揮できる。
画像表示領域7の下方に大入賞口9を設け、その上方に振分役物72を設けると、画像表示領域7が遊技領域4の横方向に最大限拡張されていて、その左右側方のみから遊技球6が流下してくるように構成されていても、遊技球6を画像表示領域7の下方に配置した大入賞口9へ導くことが容易になる。すなわち、画像表示領域7下方の大入賞口9への入賞を容易にするために遊技釘23を多数配置する必要がなくなる。
また、画像表示領域7の下方においても、大入賞口9への入賞は、遊技者の打球位置に拘わらずほぼ一定の割合となることが望ましいが、この大入賞口9上方の振分役物72によれば、上記割合を一定に保たせることが容易になり、かつ、このような役割(割合を一定に保たせること)をもたせるための遊技釘調整は不要となり、メンテナンス作業の簡略化も可能となる。
更に、画像表示領域7を横方向一杯に形成した場合、画像表示領域7側方を流下する遊技球6は遊技領域4左右端側を流下していることとなり、画像表示領域7下方側に大入賞口9を配置して入賞させるには、その大入賞口9も遊技領域4の左端又は右端の近傍に配置する必要が生ずる。しかし振分役物72を設け、これにより遊技球6を一旦遊技領域4の左右方向中央部へ誘導するように構成したので、大入賞口9を遊技領域4左右方向の中央近傍に配置できる。
すなわち、振分役物72を設けたことによれば、画像表示領域7の下方の一般入賞口12への入賞を容易にするために遊技釘23を多数配置する必要がなくなる。
また、画像表示領域7の下方の一般入賞口12への入賞が遊技者の打球位置に拘わらずほぼ一定の割合に保たせることが容易になり、かつ、このように一定の割合に保たせる役割をもたせるための遊技釘調整は不要となり、メンテナンス作業の簡略化も可能となる。
更に、画像表示領域7を横方向一杯に形成し、画像表示領域7側方(遊技領域4左右端側)を遊技球6が流下する場合に、振分役物72によって遊技球6を一旦遊技領域4の左右方向中央部へ誘導するように構成したので、大入賞口9を挟んだ所望の左右側対称位置に一般入賞口12を配置できる。
図3は第2実施形態の遊技盤の概略を示す正面図、図4は第3実施形態の遊技盤の概略を示す正面図、図5は第4実施形態の遊技盤の概略を示す正面図である。これら図3〜図5において、図1と同一又は相当部分には同一符号を付してある。
この第2実施形態によれば、図1に示すサイド飾り13,14を取り除いたので、画像表示領域7を、その両側方に各々連絡通路71以外に何も存在しない横長の長方形となし得る。つまり、画像表示領域7の左右両側方につき、遊技球1個分の通過幅(必要最小限の幅寸法)を確保すれば足りることになり、したがって画像表示領域7の横方向の寸法を、遊技領域4内のほぼ中央を占める領域において最も拡張できる。
上記振分役物11は、例えば図示するように、始動入賞口10の開口真上の凸部中央に窪み11aが形成され、その左右側に弧状に延出する遊び通路11bが形成されたステージ11cと、真上からの遊技球6を受けてその遊技球6を上記窪み11a上に落下させるトンネル通路11dを有する。そして、上記遊び通路11bの左右端やトンネル通路11dの上端に形成した遊技球入口11eからの遊技球6が、上記窪み11aから始動入賞口10に落下入賞するか、勢い余って遊び通路11bの左右端から振分役物11外に出てしまうか等の遊技球ルートの振分けを行う(振分役物11下方の始動入賞口10への入賞態様に変化をもたせる)ように構成されている。矢印イは、振分役物11における遊技球ルートを示す。
なお振分役物11の形態は、この図4に例示した形態に限定されないことは勿論である。
図5に示す長円形のように辺が存在しない画像表示領域7において、上記長方形の画像表示領域における上辺、下辺及びそれらの左右側延長線がどの部分に相当するかを以下に述べる。
すなわち、図5に示すように長軸を左右方向に向けた長円形の画像表示領域7において、上記長方形の画像表示領域の上辺は、上記長円形の上端を接点とする接線中、同長円形の長軸に対応する範囲の線分(上線分:1点鎖線オ参照)に相当し、また、同下辺は同長円形の下端を接点とする接線中、同長円形の長軸に対応する範囲の線分(下線分:1点鎖線カ参照)に相当する。そして、画像表示領域の上辺の左右側延長線は、上記上線分オの両端から左右側に延長した線(2点鎖線ア参照)に相当し、また、上記下辺の左右側延長線は、上記下線分カの両端から左右側に延長した線(2点鎖線ウ参照)に相当する。なお、長軸を左右方向に向けた長円形の画像表示領域7において、画像表示領域7の側方とは、上記長円形の側端(左端又は右端)を接点とする接線中、同長円形の短軸に対応する範囲の線分〔左線分(1点鎖線キ参照)又は右線分(1点鎖線ク参照)〕の外側、つまり左側又は右側を指す。
画像表示領域7は、その他、円形、台形、五角形等、種々の形状とし得る。この場合、各形状の画像表示領域7において、上記長方形の画像表示領域における上辺、下辺及びそれらの左右側延長線がどの部分に相当するかを一般的に述べれば次の通りとなる。すなわち、任意に設定された画像表示領域7の形状(表示領域形状)の上下及び左右の各端、ここでは上下、左右において最も外側に突出する各端が内接する方形(基本的には下辺が水平に向けられた方形)を想定したとき、その方形の上辺、下辺及びそれらの左右側延長線が、上記長方形の画像表示領域における上辺、下辺及びそれらの左右側延長線に相当する。なお、任意に設定された表示領域形状において画像表示領域7の側方とは、上記のように想定された方形の側方を指す。
画像表示領域7の形状とは、基本的には画像表示装置8の画面(表示面)自体の形状を指すが、画面形状が通常の方形をなす画像表示装置8を用い、飾り29の開口形状(画像表示装置8の画面露出形状)を変えることによって形成した、元の方形とは異なる所望の形状であってもよい。つまり画像表示領域7の形状は、画像表示装置8の画面の見かけ上の形状であってもよい。
このように画像表示領域7を種々の形状に形成すれば、遊技者の興趣を増大させることができる。
Claims (4)
- 遊技球が打ち込まれる遊技領域内に、
画像を表示する画像表示領域と、
特別図柄始動入賞口又は特別図柄始動ゲートと、
この特別図柄始動入賞口への遊技球の入賞又は特別図柄始動ゲートへの遊技球の通過に応じて行われる大当たり又は外れの抽選の結果が大当たりである場合に、いずれかに備えられた特別図柄表示領域で行われる大当たり報知に応じて開放し、遊技球の入賞により賞球の払出しが可能な大入賞口と、
遊技球の入賞により賞球の払出しが可能な一般入賞口と、
前記各入賞口のいずれにも入賞しなかった遊技球を回収するアウト口とを、
備えたパチンコ機において、
前記特別図柄始動入賞口又は特別図柄始動ゲートを、前記画像表示領域の上辺及びその上辺の左右側延長線よりも上方側に配置すると共に、
前記大入賞口を、前記画像表示領域の下辺及びその下辺の左右側延長線よりも下方側に配置したことを特徴とするパチンコ機。 - 前記遊技球の入口及び出口を各1個形成した、遊技球が流下可能な連絡通路を、前記画像表示領域の側方に設け、かつ、該画像表示領域の上辺及びその上辺の左右側延長線よりも上方側の領域から、該画像表示領域の下辺及びその下辺の左右側延長線よりも下方側の領域への前記遊技球の移動を、前記連絡通路を流下する以外に不能としたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記画像表示領域の下辺及びその下辺の左右側延長線よりも下方側であって、前記大入賞口の上方に、該大入賞口への遊技球の入賞態様に変化を与える振分役物を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機。
- 前記特別図柄始動入賞口又は特別図柄始動ゲートの上方に、その特別図柄始動入賞口又は特別図柄始動ゲートへの遊技球の入賞態様又は通過態様に変化を与える振分役物を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパチンコ機。
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