JP4987437B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技盤に画成された遊技領域に向けて発射操作手段の操作により打出した遊技球が、該遊技領域に臨む始動入賞口に入賞することで、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する図柄表示手段を備え、図柄変動ゲームで大当り結果が図柄表示手段に表示された場合は、該図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が行なわれる遊技機に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機には、本体枠にセットした遊技盤に所要の図柄変動ゲームを行なう図柄表示手段や、遊技盤面(遊技領域)を流下する遊技球が入賞可能な始動入賞装置が配設されている。そして、パチンコ機では、始動入賞装置に遊技球が入賞することで、図柄表示手段での図柄変動ゲームを開始するようになっている。この図柄変動ゲームの結果、図柄表示手段に特定の図柄の組合わせ(大当り図柄)が表示されることで、遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技)を発生するよう構成されている。前記特別遊技が発生すると、図柄表示手段における演出に合わせて、遊技盤に配設した特別入賞装置を開放した後に、一旦閉成する動作パターン(ラウンド遊技)を所定回数繰返して遊技者に多数の賞球を払い出す好機を与えるようになっている。なお、一般的なパチンコ機では、遊技盤の略中央位置に図柄表示手段が配置されて、該図柄表示手段の下方位置に始動入賞装置が配置されると共に、更に始動入賞装置の下方位置に特別入賞装置が配置されている。
ところで、特許文献1のパチンコ機の如く、2つの特別入賞装置を遊技盤に並列配置して、2つの特別入賞装置を用いて大当り遊技演出を行なう構成が提案されている。特許文献1のパチンコ機では、左右の特別入賞装置の何れを開放するかについて選択する制御を行い、大当り遊技中に左右の何れの特別入賞装置が開放されるのかを遊技者に注意させて、開放する特別入賞装置を予測すると云った面白みを与えることを狙っている。ここで、特別入賞装置における各ラウンドの開放時間は、1ラウンドにおける最大個数の遊技球が入賞するのに十分な時間ではなく、特別入賞装置が開放された直後から当該特別入賞装置に入賞させなければ最大個数の入賞を達成できない短い時間に設定される。すなわち、特別入賞装置における各ラウンドの開放時間を短く設定することで、予め開放する特別入賞装置を認識できているか否かによって、入賞に基づく賞球の数が異なることになる。これにより、遊技者に対し特別入賞装置の何れが開放するかについて、一層の注意を促す仕掛けになっている。
特開2006−34626号公報
特許文献1のパチンコ機では、各特別入賞装置に遊技球が至る経路について別段の配慮がなされている訳ではない。すなわち、大当り遊技において、遊技領域に打出した遊技球が、特別入賞装置に入賞せずに流下してしまう、所謂こぼれ球が多くなる難点がある。このため、予定されていた賞球の獲得量が減少し、せっかく大量の賞球の獲得を期待していた遊技者に不利益を与え、興趣がそがれる。
また、前述した如く、特別入賞装置における各ラウンド遊技の開放時間が短いから、特別入賞装置が開放される前に、開放される特別入賞装置を遊技者に予め報知することが行なわれる。このため、遊技者の利益を守るためには、開放する特別入賞装置を報知するタイミングを早くする必要があり、例えば前のラウンド遊技において次のラウンド遊技で開放する特別入賞装置が報知され、遊技者が次に開放する特別入賞装置を予測すると云う興趣がそがれてしまう。これに対し、開放する特別入賞装置を報知するタイミングを遅くすると、遊技者に迅速な対応を強いることになり、遊技に関し習熟を要することになる問題を有している。しかも、各特別入賞装置に遊技球が至る経路について別段の配慮がなされていないから、ますますこぼれ球が多くなり、2つの特別入賞装置を用いても、期待していた程の面白味が得られない。更に、せっかく2つの特別入賞装置があるのに、遊技球が流下する流れは左右で別段の特性がなく、興趣に乏しいものであった。
すなわち本発明は、従来の技術に係る遊技機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、複数の特別入賞装置を有効に利用して、遊技者に対しより高い興趣を付与し得る遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の遊技機は、
遊技盤(20)に画成された遊技領域(20a)に向けて発射操作手段(18)の操作により打出した遊技球(P)が、該遊技領域(20a)に臨む始動入賞口(25a,25b)に入賞することで、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する図柄表示手段(24)と、遊技盤(20)における遊技領域(20a)に配設されて、図柄表示手段(24)を後方から臨ませた装飾部材(40)とを備え、前記図柄変動ゲームで大当り結果が前記図柄表示手段(24)に表示された場合は、該図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が行なわれる遊技機において、
前記遊技領域(20a)に臨む特別入賞口(33,37)を夫々有し、大当り遊技時に、該特別入賞口(33,37)に設けた可動部材(34,38)を駆動して、特別入賞口(33,37)への遊技球(P)の入賞が阻まれる不利な第1状態と、特別入賞口(33,37)への遊技球(P)の入賞が許容される有利な第2状態とに該可動部材(34,38)を変動させるラウンド遊技を繰返す複数の特別入賞装置(32,36)と、
大当り遊技時に、複数の特別入賞装置(32,36)のうちの1つを選択または切替えると共に、各特別入賞装置(32,36)におけるラウンド遊技制御を行なう制御手段(C)と、
前記発射操作手段(18)による遊技球(P)の最大打出し操作を行なった際に遊技球(P)が通過する位置となる遊技領域(20a)の上部から前記装飾部材(40)の右側部を通して、該装飾部材(40)の下方右側に配置された特定の特別入賞口(37)へ向けて遊技球(P)を誘導する経路(51)を該装飾部材(40)に形成された誘導面(52,53,54)により画成する誘導手段(50)とを備え
前記誘導手段(50)は、
前記遊技領域(20a)の外周を構成する外レール(21)に対して遊技球1個ずつの流下を許容する間隔をあけて設けられ、前記装飾部材(40)において遊技領域(20a)の前側に突出した前フレーム部(41)の上部から右側部にかけての外周縁で形成された第1誘導面(52)と、
前記前フレーム部(41)における右側下部の外周縁に対して遊技球2個以上の間隔をあけて設けられると共に、右側から左側に向かうにつれて下方傾斜するよう形成され、第1誘導面(52)と外レール(21)との間に画成された経路(51)から流下した遊技球(P)の流下方向を変えて、傾斜下端の左側下方に位置する前記特定の特別入賞口(37)に流下するように誘導する第2誘導面(53)と、
前記特定の特別入賞口(37)の上方に配置されると共に、下端が第2誘導面(53)の傾斜下端に対して遊技球2個以上の間隔をあけて設けられ、前記前フレーム部(41)の右側下部と第2誘導面(53)との間に画成された経路(51)から流下する遊技球(P)を下方へ向けて誘導する第3誘導面(54)とを有することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、誘導手段により特定の特別入賞口に向けて遊技球を誘導し得るから、遊技領域に打出した遊技球が特定の特別入賞口へ入賞しない、所謂こぼれ球を少なくし得る。これにより、特定の特別入賞装置によるラウンド遊技において、特定の特別入賞口への遊技球の入賞確率を高くすることで、ラウンド遊技の消化スピードを早くし得ると共に、こぼれ球の減少により遊技者が被る不利を軽減し得る。また、特定の特別入賞口を利用したラウンド遊技と、他の特別入賞口を利用したラウンド遊技とで、遊技球の入賞確率に変化を設けることができ、図柄表示手段による演出とは別にラウンド遊技に変化を与えることができる。従って、複数の特別入賞口を有効に利用して、遊技者に対し興趣に富んだ大当り遊技を提供し得る。なお、装飾部材の外周縁を誘導手段として利用しているから、遊技領域の有効利用を図り得る。発射操作手段の簡単な操作で特定の特別入賞口へ遊技球を導くことができる。
請求項2に係る発明は、前記特定の特別入賞口(37)について、前記発射操作手段(18)の操作により打出した遊技球(P)が当該特定の特別入賞口(37)へ到達するまでの時間が、該発射操作手段(18)の操作により打出された遊技球(P)が該特定の特別入賞口(37)と異なる他の特別入賞口(33)へ到達するまでの時間より短くなる位置に配置されることを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、特定の特別入賞口を利用した特別入賞装置によるラウンド遊技の消化スピードをより早くでき、スピーディーな遊技を遊技者に楽しませることができる。
請求項3に係る発明は、大当り遊技時に、前記特定の特別入賞口(37)と異なる他の特別入賞口(33)を有する特別入賞装置(32)によるラウンド遊技を行なった後に、特定の特別入賞口(37)を有する特別入賞装置(36)は、ラウンド遊技を行なうように設定されることを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、誘導手段によりこぼれ球が少ない特定の特別入賞口を利用したラウンド遊技を、他の特別入賞口を利用したラウンド遊技の後に行なうように設定することで、狙うべき特別入賞口が変更されたことを認識することが遅れた遊技者や、発射操作手段の調整が適切でなかった遊技者であっても、特定の特別入賞口に対し所要数の遊技球を入賞させることができる。すなわち、ラウンド遊技が行なわれる特別入賞口の切替えにより、遊技者が不利となることを抑制し、複数の特別入賞口を切替えることによる大当り遊技を満喫させることができる。
請求項4に係る発明は、前記制御手段(C)について、大当り遊技において予めラウンド遊技回数を複数の設定回数の中から決定し、最小のラウンド遊技回数を決定した場合は、前記特定の特別入賞口(37)と異なる他の特別入賞口(33)を有する特別入賞装置(32)のみでラウンド遊技を行ない、それ以外のラウンド遊技回数を決定した場合は、最小のラウンド遊技回数だけ前記他の特別入賞口(33)を有する特別入賞装置(32)でラウンド遊技を行なった後、残りのラウンド遊技回数を前記特定の特別入賞口(37)を有する特別入賞装置(36)で行なうように設定されることを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、決定されたラウンド遊技回数が多いときのみ、特定の特別入賞口を用いたラウンド遊技を行なうから、特定の特別入賞口を用いたラウンド遊技について高い価値感を付与し得る。
請求項に係る発明は、前記経路(51)の流出端と前記特定の特別入賞口(37)との間に、遊技球(P)の流れを調整し得る調整手段(56)が設けることを要旨とする。
請求項に係る発明によれば、特定の特別入賞口への入賞確率を設置者が調整手段により調整でき、遊技者と設置者との利害関係を調整し得る。
本発明に係る遊技機によれば、誘導手段を設けることで、特定の特別入賞口を利用したラウンド遊技においてこぼれ球を減少できるから、ラウンド遊技の消化スピードを早くし得ると共に、遊技者が被る不利を軽減し得る。これにより、複数の特別入賞口を有効に利用して、遊技者に対し興趣に富んだ大当り遊技を提供し得る。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例では、遊技機として、遊技球(パチンコ球)Pを遊技媒体として使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1または図2に示すようにパチンコ機を正面から見た状態を基準として指称するものとする。
(パチンコ機の概要)
実施例に係るパチンコ機10の概略構成について、図1または図2を参照して説明する。図2に示すように、パチンコ機10は、遊技店に設けられた「島」とも称される設置枠台(図示せず)に固定される外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に枢支された中枠(本体枠)12とを備えている。また中枠12には、所要の遊技領域20aが画成される遊技盤20が着脱交換可能に取付けられると共に、中枠12の前面側に着脱および開閉可能に前枠13が枢支されている。前枠13は、中枠12に配設した遊技盤20を透視保護する透明板14を備え、この透明板14の下方位置に遊技球Pを貯留可能な上球皿15が組付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球皿15が一体的に開閉するようになっている。更に、中枠12の前側における前枠13の下方には、遊技球Pを貯留可能な下球皿16を形成した球皿部材17が着脱および開閉可能に組付けられている。なお、前枠13は、遊技盤20の遊技部品に連動して点灯する発光装置29を備えている。
前記中枠12における球皿部材17の右方位置には、操作ハンドル(発射操作手段)18が設けられている(図2参照)。パチンコ機10では、操作ハンドル18を操作することで、中枠12に配設した打球発射機構(図示せず)が作動して上球皿15に貯留した遊技球Pを遊技盤20へ向けて打出すよう構成されている。操作ハンドル18は、常には打球発射機構の作動を停止する状態となる方向(反時計回り)に付勢され、遊技者が時計回りに回動操作すると打球発射機構が作動され、回動操作の度合いにより遊技球Pの打出し強度が調節可能となっている。
図1に示すように、遊技盤20の前面(盤面)には、略円形状に湾曲形成された外レール21と、該外レール21の内側左部に離間して配置される円弧状の内レール22とからなる案内レール23が配設されて、該案内レール23により遊技領域20aが画成される。実施例の遊技盤20における前面左側(一側部)には、外レール21と内レール22との間に、打球発射機構で打出した遊技球Pが案内される打出し通路20bが画成され、遊技球Pは遊技盤20の左側上方から遊技領域20aに打出される。よって、操作ハンドル18を最大限に回動操作(最大打出し操作)する、所謂右打ち操作を行なった際に、打球発射機構により最大打出し強度で打出された遊技球Pは、遊技領域20aにおける右側(他側部)を流下するように設定されている。また、操作ハンドル18を最大打出し操作から停止方向(反時計回り)に回動するにつれて、打球発射機構による遊技球Pの打出し強度が弱くなり、遊技領域20aの左側を遊技球Pが流下するように調節し得るようになっている。
ここで、外レール21は、遊技領域20aにおける右側上部の一部が切欠かれて、この切欠き部位にゴム等の弾性体21aが配設されており、遊技球Pを右打ちした際に、当該遊技球Pを弾性体21aに衝突させて外レール21に対する負荷を軽減している。また実施例では、外レール21および内レール22は金属薄板から形成され、内レール22の上端部には、遊技領域20aに打出した遊技球Pが打出し通路20bに戻ることを防止する弾性部材22aが配設されている。
前記遊技盤20における遊技領域20aの略中央部には、各種図柄等を変動表示可能な図柄表示手段24を後方から臨ませた装飾部材(センター役物)40が配置されている(図1参照)。また、遊技盤20の遊技領域20aには、始動入賞装置25、複数(実施例では2つ)の特別入賞装置32,36および普通入賞装置28、発光装置29、複数の釘30および風車31等が配置され、これらの遊技部品により遊技盤20の盤面が構成されている。ここで実施例のパチンコ機10では、遊技領域20aに設けられる発光装置29が、入賞装置25,28,32,36や装飾部材40に組込まれてユニット化されている。更に、遊技盤20は、遊技領域20aに臨む2つの特別入賞装置32,36における特別入賞口33,37のうち、第2特別入賞口(特定の特別入賞口)37へ向けて、遊技領域20aの所定位置から遊技球Pを誘導する誘導手段50を備えている。なお、遊技盤20には、遊技領域20aの最下部にアウト口20cが開設され、各種の入賞装置25,28,32,36に入賞しなかった遊技球Pがアウト口20cから機裏側へ排出されるようになっている。
(始動入賞装置について)
図1に示すように、始動入賞装置25は、遊技球Pの入賞により図柄表示手段24での図柄変動ゲームを開始させる契機を判定するものであって、装飾部材40の下方で、かつ遊技領域20aの左右方向中央に遊技盤20に対し取付けられている。始動入賞装置25は、遊技領域20aに臨んで上下の関係で配置した上部始動入賞口25aおよび下部始動入賞口25bを有し、各始動入賞口25a,25bは、上方に夫々開口している。なお、各始動入賞口25a,25bは、遊技領域20aにおける装飾部材40の左側に遊技球Pを流下させるように操作ハンドル18を操作して狙い得る構成となっている。
前記下部入賞口25bには、一対の開閉部材26,26が設けられている。一対の開閉部材26,26は、図示しないソレノイド等の駆動手段に連繋され、ソレノイドの作動により互いに近接または離間動作される。始動入賞装置25では、一対の開閉部材26,26が互いに近接した状態において、上方に位置する上部始動入賞口25aと両開閉部材26,26との位置関係により遊技球Pの下部始動入賞口25bへの入賞を阻むようになっている。また、始動入賞装置25は、一対の開閉部材26,26を互いに離間する方向に動作させることで、各開閉部材26で側方から流下する遊技球Pを案内して下部始動入賞口25bへの入賞を許容するよう構成される。始動入賞装置25において、上部始動入賞口25aおよび下部始動入賞口25bに入賞した遊技球Pの流下経路(図示せず)は合流するように形成され、この流下経路における合流部分には、遊技球Pの入賞を検出する検出スイッチSSが設けられている(図7参照)。なお、前述した普通入賞装置28についても、遊技領域20aに臨む普通入賞口28aを夫々有し(図2参照)、普通入賞口28aから入賞した遊技球Pを検出する検出スイッチSFを夫々備えている(図7参照)。
(特別入賞装置について)
実施例のパチンコ機10は、図柄表示手段24における図柄変動ゲームの結果として大当りの発生(例えば同一図柄の3つ揃い等)により開始される所謂大当り遊技(特別遊技)において、遊技球Pの入賞対象となる第1特別入賞装置32および第2特別入賞装置36を備えている。パチンコ機10では、大当り遊技において、2つの特別入賞装置32,36のうち何れか1つを選択して、選択に係る特別入賞装置32,36を作動して特別入賞口33,37に遊技球Pを入賞させるように狙わせる遊技態様を基本として、大当り遊技の途中で狙わせる特別入賞装置32,36を切替える遊技態様が所定条件下に実施される。各特別入賞装置32,36は、遊技領域20aに臨む特別入賞口33,37を夫々有し、大当り遊技において、特別入賞口33,37への遊技球Pの入賞が阻まれる不利な第1状態と、特別入賞口33,37への遊技球Pの入賞が許容される有利な第2状態とに変動させるラウンド遊技を繰返すように構成される。ここで、各特別入賞装置32,36におけるラウンド遊技とは、不利な第1状態から有利な第2状態に移行し、再び不利な第1状態に移行するまでを云い、大当り遊技において予め決定された継続回数のラウンド遊技が繰返されるようになっている。
前記第1特別入賞装置(他の特別入賞口を有する特別入賞装置)32は、始動入賞装置25の下方に位置して遊技盤20に取付けられている(図1参照)。図3に示すように、第1特別入賞装置32は、遊技領域20aにおける前側に向けて開放されて、遊技球Pが通過可能な横長矩形状の第1特別入賞口(他の特別入賞口)33と、この第1特別入賞口33を開閉自在に閉成する開閉扉(可動部材)34とを備える、所謂扉タイプの入賞具である。ここで、第1特別入賞口33は、前述した始動入賞口25a,25bと同様に、遊技領域20aにおける装飾部材40の左側に遊技球Pを流下させるように操作ハンドル18を操作して狙い得る構成となっている。
前記開閉扉34は、第1特別入賞口33の開口形状に略合致する横長矩形板状に形成されて、その左右側面の下端部に形成した支軸(図示せず)を介して装置本体に対し前後方向へ揺動自在に枢支されている。また開閉扉34は、図示しないソレノイド等の駆動手段に連繋され、ソレノイドの作動により支軸を中心に揺動するよう構成される。第1特別入賞装置32では、開閉扉34を遊技盤20の盤面に対し略平行姿勢に保持することで第1特別入賞口33を閉成して、第1特別入賞口33への遊技球Pの入賞が阻まれる不利な第1状態とされる(図3(b)参照)。そして、第1特別入賞装置32では、各ラウンド遊技において、開閉扉34の上端縁を前側に変位させた傾斜姿勢に変動することで、第1特別入賞口33を開放して、遊技領域20aを流下する遊技球Pの第1特別入賞口33への入賞が許容される有利な第2状態に変動するようになっている(図3(a)参照)。ここで、開閉扉34は、第2状態において遊技領域20aを流下する遊技球Pを受けて、第1特別入賞口33へ案内する手段としても機能する。なお、第1特別入賞装置32には、第1特別入賞口33への遊技球Pの入賞を検出する検出スイッチST1が設けられている(図7参照)。
前記第2特別入賞装置(特定の特別入賞口を有する特別入賞装置)36は、装飾部材40の下方で、かつ始動入賞装置25の右側(他側部)に位置させて遊技盤20に設置され、第1特別入賞装置32の右側上方に配置されている(図1参照)。図3に示すように、第2特別入賞装置36は、遊技領域20aの前側に突出形成した装飾部36aに、上方に開口して遊技領域20aを流下する遊技球Pが入賞可能な第2特別入賞口(特定の特別入賞口)37が設けられると共に、この第2特別入賞口37を開閉する一対の羽根部材(可動部材)38,38を備えている。すなわち、第2特別入賞装置36として、両羽根部材38,38の変動により第2特別入賞口37が開閉される、所謂チューリップタイプのものが採用されている。ここで、第2特別入賞口37は、遊技領域20aにおいて、始動入賞口25a,25bおよび第1特別入賞口33より右側上方に開口すると共に、右打ちした遊技球Pを受容し得る位置に配置されている。実施例のパチンコ機10では、操作ハンドル18の操作により遊技球Pを右打ちして、第2特別入賞口37を狙わせることを意図している。このように、パチンコ機10には、遊技領域20aにおける所定の部位を狙って遊技球Pを打出すことで、第1特別入賞口33と第2特別入賞口37との両方に入賞させ得るルートを設けていない。すなわち、各特別入賞口33,37は、操作ハンドル18の操作により遊技領域20aの所定部位を狙った際に、流下する遊技球Pのルートに応じて配置される。
前記一対の羽根部材38,38は、下端部に設けた支軸(図示せず)を介して装飾部36aに対し左右方向に揺動自在に枢支されると共に、図示しないソレノイド等の駆動手段に連繋され、ソレノイドの作動により互いに近接または離間動作される。第2特別入賞装置36では、一対の羽根部材38,38を互いに近接させた略垂直姿勢に保持した際であっても両羽根部材38,38間に隙間が開いているが、両羽根部材38,38と、第2特別入賞口37の上方に所定間隔をおいて遊技盤20に植設された釘30aとにより、第2特別入賞口37への遊技球Pの入賞が阻まれる不利な第1状態とされる(図1および図3(a)参照)。そして、第2特別入賞装置36では、一対の羽根部材38,38を互いに離間させた傾斜姿勢に変動することで、前記釘30aと第2特別入賞口37との間を開放して、遊技領域20aを流下する遊技球Pの第2特別入賞口37への入賞が許容される有利な第2状態に移行するようになっている(図3(b)参照)。ここで、第2特別入賞装置36の第2状態において、傾斜姿勢に変動された右側の羽根部材38は、操作ハンドル18の右打ち操作により遊技領域20aの右側から流下する遊技球Pを案内する手段として機能する。これに対し、傾斜姿勢に変動された左側の羽根部材38は、右側の羽根部材38を通過してきた遊技球Pの勢いを減少させて、遊技球Pが第2特別入賞口37の上方を通過してしまうのを阻むように機能している。なお、第2特別入賞装置36には、第2特別入賞口37への遊技球Pの入賞を検出する検出スイッチST2が設けられている(図7参照)。また、説明の便宜上、第2特別入賞装置36において、一対の羽根部材38,38が近接した状態を第2特別入賞口37の閉成と云い、一対の羽根部材38,38が互いに離間した状態を第2特別入賞口37の開放と云う。
実施例の第2特別入賞口37は、操作ハンドル18の操作により遊技領域20aに打出された遊技球Pが当該第2特別入賞口37へ到達するまでの時間が、操作ハンドル18の操作により遊技領域20aに打出された遊技球Pが第1特別入賞口33へ到達するまでの時間より短くなる位置に配置されている。すなわち、実施例では、第2特別入賞口37を第1特別入賞口33より遊技領域20aにおける上方に配置することで、第1特別入賞口33と第2特別入賞口37との配置の上下差により遊技球Pの入賞までに時間差が設けられる。また、第2特別入賞口37は、遊技球Pの右打ちにより入賞が狙われるものであり、該右打ち操作時の遊技球Pの打出しスピードおよび遊技領域20aを流下するスピードは、遊技領域20aの左側を流下させて入賞が狙われる第1特別入賞口33への遊技球Pの打出しスピードおよび遊技領域20aを流下するスピードと比べて速くなる。このように、操作ハンドル18の操作に基づく遊技球Pの打出し強度の違いよる打出しスピードの違いによっても、第1特別入賞口33および第2特別入賞口37に対する遊技球Pの入賞までに時間差が設けられる。
図3に示すように、第1特別入賞装置32および第2特別入賞装置36は、遊技領域20aに臨む略三日月形の装飾板39に一体的に配設されて、入賞装置ユニットUとして一体的に取扱い可能に構成されている。この入賞装置ユニットUには、第1特別入賞装置32の両側に、第1特別入賞口33を挟んで遊技領域20aに開口する普通入賞口28aを有する普通入賞装置28が2つ設けられている。
(装飾部材について)
前記装飾部材40は、図1に示す如く、遊技領域20aの大部分を占める大型のものであって、図柄表示手段24を臨ませる開口部40aを開設した枠状に構成されている。図4〜図6に示すように、装飾部材40は、遊技領域20aの前面に臨む前フレーム部41と、遊技演出装置60や発光装置29および装飾体46等の設置基体となる後フレーム部42と、前フレーム部41および後フレーム部42の間に挟持され、各種装飾が施された中フレーム部43とから構成されている。装飾部材40は、遊技盤20に開設した取付け開口(図示せず)に整合させて前側から挿入した状態で、遊技盤20に対してネジ止め固定される。ここで、遊技演出装置60は、装飾部材40における図柄表示手段24の上方に臨む位置に配置され、可動演出体モータMで動作される可動演出体62および光の演出を行なう光照射部66を備えている。そして、遊技演出装置60では、図柄表示手段24等他の演出装置と連動して、可動演出体62および光照射部66により所定の演出が行なわれる。
(誘導手段について)
図8に示すように、誘導手段50は、右打ちした遊技球Pを遊技領域20aの上部から右側部を通して、遊技領域20aの右側下部に臨む第2特別入賞口37へ向けて誘導する誘導経路(経路)51を誘導面52,53,54により画成するものである。誘導手段50は、装飾部材40における遊技領域20aの前側に突出した前フレーム部41において、該遊技領域20aの上部から右側にかけて延在する外周縁である第1誘導面52と、前フレーム部41の外周に延出形成されたフランジ41aに突設されて、前フレーム部41の下面に対向する第2誘導面53と、フランジ41aに突設されて、上下方向に延在する第3誘導面54とを備えている。すなわち、実施例の誘導面52,53,54は、装飾部材40と一体的に固定して形成されており、装飾部材40と一緒に取扱い可能となっている。なお、誘導面52,53,54は、装飾部材40の全部または一部と一体成形してもよい。
前記第1誘導面52は、装飾部材40における上部から右側にかけての外周縁であって、外レール21における右側上部の四分円部分の形状と曲率を略合わせた略円弧形状に形成されている。また、装飾部材40は、第1誘導面52が外レール21に対し遊技球1個分より大きい間隔で、かつ遊技球2個分が並ぶ間隔より小さい寸法をあけて延在するように設置されている。すなわち、第1誘導面52と外レール21との間に画成される誘導経路51は、遊技球1個ずつの流下を許容するようになっている。
前記第2誘導面53は、第1誘導面52と外レール21とにより画成されて遊技領域20aの右側に延在する誘導経路部分の下方に延在配置され、上方から流下した遊技球Pを遊技領域20aの中央へ向けて誘導するよう構成される。具体的には、第2誘導面53は、右側から左側に向かうにつれて下方傾斜するように形成した前フレーム部41の右側下面と同様に傾斜形成され、該下面と略平行な関係で遊技球2〜3個分の間隔をあけて設けられている。また、第2誘導面53は、その傾斜上端となる右端部を、外レール21に対し遊技球Pが通過できないように配置すると共に、傾斜下端となる左端部を、当該誘導面53に沿って誘導した遊技球Pが、左側下方に位置する第2特別入賞口37に対し自然に流下するように配置してある。第3誘導面54は、誘導経路51の流出端に設けられると共に、第2特別入賞口37の上方に配置され、第2誘導面53と前フレーム部41の下面とで画成した誘導経路部分を流下した遊技球Pを下方へ向けて誘導するようになっている。また、第3誘導面54は、上端を装飾部材40の下面に突合わせると共に、下端を第2誘導面53の傾斜下端から遊技球2〜3個分の間隔をあけて配置されている。
前記誘導経路51は、遊技領域20aの上部から右側部にかけて第1誘導面52と外レール21とで画成され、遊技領域20aの右側部から第2特別入賞口37近傍(流下する遊技球Pの勢いにより第2特別入賞口37に入賞する程度の距離)までを第2誘導面53、第3誘導面54および前フレーム部41の下面で画成されている。このように、誘導経路51は、おおよそ連続する滑らかな面で構成され、誘導経路51の途中には釘30、風車31および入賞装置25,28,32,36等が配置されず、該誘導経路51に流入端から取込んだ遊技球Pは、流出端まで必ず到来するようになっている。また、誘導経路51の流出端は、第2誘導面53で誘導した遊技球Pが、その勢いにより第2特別入賞口37へ向けて対し自然に導かれる位置に設定されている。そして、誘導経路51の流入端は、操作ハンドル18による遊技球Pの右打ちを行なった際に、遊技領域20aにおいて遊技球Pが通過する位置に設けられている。
(調整手段について)
図8に示すように、誘導経路51の流出端と第2特別入賞口37との間には、遊技球Pの流れを調整し得る調整手段56が設けられている。 実施例の調整手段56は、遊技盤20に設けた複数(実施例では4本)の釘30bで構成され、これらの釘30bの間隔を調節することで、第2特別入賞口37への遊技球Pの最終的な入賞確率を適宜に設定し得る。
(制御手段について)
前記パチンコ機10には、全体的に各装置および手段を制御する制御手段Cや(図7参照)、各種電気部品等に供給する電源を制御する電源制御装置、その他払出制御装置等の各種制御装置を取付けた機構セット盤(何れも図示せず)が裏側に装備される。制御手段Cは、大当り遊技時に、2つの特別入賞装置32,36のうちの1つを選択または切替えると共に、各特別入賞装置32,36におけるラウンド遊技制御を行なう。実施例の制御手段Cは、大当り遊技において予めラウンド遊技の継続回数を複数の設定回数の中から決定し、最小ラウンド遊技回数を決定した場合は、第1特別入賞装置32のみでラウンド遊技を行なうように設定されている。そして、制御手段Cは、大当り遊技において、最小ラウンド遊技回数以外のラウンド遊技回数を決定した場合は、最小ラウンド遊技回数だけ第1特別入賞装置32でラウンド遊技を行なった後、残りのラウンド遊技回数を第2特別入賞装置36で行なうように設定されている。
前記制御手段Cは、大当り遊技時に、最小ラウンド遊技回数に決定した場合は、最小のラウンド遊技回数だけ第1特別入賞装置32でラウンド遊技を行なった後、所定時間の第1インターバルを経過してから大当り終了演出を開始するように設定される。また制御手段Cは、最小ラウンド遊技回数以外のラウンド遊技回数に決定した場合は、最小ラウンド遊技回数だけ第1特別入賞装置32でラウンド遊技を行なった後、前記所定時間と同一時間の第2インターバルを経過してから残りのラウンド遊技回数分のラウンド遊技を、更に第2特別入賞装置36で行なうように設定されている。そして、第1インターバル中および第2インターバル中の間には、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出を、図柄表示手段24で行なうように設定されている。なお、所定時間は、前記第2インターバルを除くラウンド遊技とラウンド遊技との間の待機時間より長く設定されている。
図7に示すように、具体的には制御手段Cは、メイン制御手段C1、サブ統括制御手段C2、表示制御手段C3、音・ランプ制御手段C4および演出制御手段C5等を電気的に接続して構成されている。このように、実施例のパチンコ機10では、メイン制御手段C1から出力した制御信号(コマンド)をサブ統括制御手段C2を介して演出に係る装置を制御する制御手段である表示制御手段C3,C4,C5等で分散して処理を実行させることで、メイン制御手段C1の制御負担の軽減を図っている。以下、実施例の各制御手段について具体的に説明する。
(メイン制御手段について)
前記メイン制御手段C1としては、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムや複数種類の変動パターンが記憶されたROM、このROMのプラグラムを実行するメインCPUおよびパチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(乱数の値等)が記憶(設定)されたRAM等を基板上に配置した集積回路が採用される。メイン制御手段C1には、各入賞装置25,28,32,36の検出スイッチSS,SF,ST1,ST2、サブ統括制御手段C2、始動入賞装置25のソレノイド(駆動手段)および各特別入賞装置32,36のソレノイド(駆動手段)等が電気的に接続されている。メイン制御手段C1では、始動入賞装置25の検出スイッチSSの入賞信号が入力されたことを契機として、予め設定されている大当り乱数テーブルに基づいて抽選が行なわれ、この結果として大当りとなると、大当り図柄が決定されると共に、ラウンド遊技の継続回数が決定される。ここで、実施例のパチンコ機10では、大当り図柄が35種類設定されており、この大当り図柄に基づいて大当り遊技の態様として5グループの中から選択される。具体的には、パチンコ機10には、大当り遊技においてラウンド遊技回数が16回行なわれた後、図柄表示手段24における図柄変動の時間が短縮(変動時短)される遊技が例えば100回まで繰返される態様、大当り遊技においてラウンド遊技回数が13回行なわれた後、図柄表示手段24の変動時短が例えば100回まで繰返される態様が設定されている。また、パチンコ機10には、大当り遊技においてラウンド遊技回数が5回(最小のラウンド遊技回数)行なわれた後、図柄表示手段24の変動時短が例えば100回まで繰返される態様、大当り遊技においてラウンド遊技回数が13回行なわれる態様、大当り遊技においてラウンド遊技回数が5回(最小のラウンド遊技回数)行なわれる態様が設定され、これらの態様から大当り時に選択される。なお、メイン制御手段C1は、サブ統括制御手段C2に対し、決定した大当り図柄を指定(通知)する大当り図柄指定コマンドを出力する。
前記メイン制御手段C1は、サブ統括制御手段C2に対し、オープニング指定、ラウンド開放指定、ラウンド閉鎖指定およびエンディング指定等の各種制御コマンドを出力するように設定されている。オープニング指定コマンドは、大当りに当選した図柄変動ゲームの後に大当り遊技を開始する際に出力される制御信号であって、実施例では、何れの種類の大当りであっても同一の演出が行なわれるように設定されている。また、ラウンド開放指定コマンドは、各ラウンド遊技の開始時に、1回目のラウンド遊技から各回数のラウンド遊技に対応して出力される制御信号であって、特別入賞装置32,36を第1状態から第2状態(閉成から開放)に変動させるためのものである。ラウンド閉鎖指定コマンドは、各ラウンド遊技の終了時に、1回目のラウンド遊技から各回数のラウンド遊技に対応して出力される制御信号であって、特別入賞装置32,36を第2状態から第1状態(開放から閉成)に変動させるためのものである。
前記エンディング指定コマンドは、最終のラウンド遊技における閉鎖指定コマンドを出力した後に、大当りの図柄やラウンド遊技における前述した抽選結果等の所定条件に基づいて、エンディング高確率セット、エンディング変動時短指定およびエンディング通常指定の中から選択されて出力される。エンディング高確率セット指定コマンドは、1回目の大当り遊技の終了後および2回目の大当り遊技の終了後における図柄変動ゲームの当選確率を高確率(確率変動)にさせるように、大当り遊技の残り回数に応じて出力されるコマンドである。実施例のパチンコ機は、3回の大当り遊技を連続して付与する所謂3回セット仕様である。なお、確率変動は、前述した5グループの大当り遊技の態様とは無関係に付与される。エンディング変動時短指定コマンドは、大当り遊技終了後に変動時短の状態が例えば100回行なわれることを示す。エンディング通常指定コマンドは、単なる大当り遊技の終了を示す。
各ラウンド遊技(特別入賞装置32,36の第2状態)は、各ラウンド遊技の回数に対応したラウンド開放指定コマンドが出力されてからラウンド閉鎖指定コマンドが出力されるまで継続される。メイン制御手段C1では、ラウンド開放指定コマンドを出力してから最大開放時間(2500ms)の経過または最大開放時間を経過する前に所定数(最大入賞数)の遊技球Pが特別入賞口33,37に入賞したことをラウンド終了条件として、ラウンド閉鎖指定コマンドが出力されるようになっている。なお、各ラウンド遊技のラウンド終了条件は同一になっている。また待機時間(特別入賞装置32,36が第1状態となっている時間)は、あるラウンド遊技回数のラウンド遊技のラウンド閉鎖信号を出力してから次のラウンド遊技回数のラウンド開放指定コマンドを出力するタイミングで規定され、実施例では例えば2012msに設定されている。なお、待機時間には、特別入賞装置32,36の閉鎖処理のための4msの時間と、次のラウンド遊技における特別入賞装置32,36の開放処理のための8msの時間とが含まれている。ここで、最小ラウンド遊技回数のラウンド遊技から次のラウンド遊技回数のラウンド遊技までは、待機時間ではなく、前述した如く所定時間と同一の第2インターバルが設けられている。
前記第1インターバルは、最小ラウンド遊技回数を継続回数として決定した大当り遊技において、当該最小ラウンド遊技回数のラウンド閉鎖信号を出力してからエンディング指定コマンドを出力するタイミングで規定され、実施例では例えば7004msに設定されている。また、第2インターバルは、最小ラウンド遊技回数以外のラウンド遊技回数を継続回数として決定した大当り遊技において、最小ラウンド遊技回数のラウンド閉鎖信号を出力してから次のラウンド遊技回数のラウンド開放指定コマンドを出力するタイミングで規定され、実施例では例えば7012msに設定されている。このように、第1インターバルおよび第2インターバルは、通常のラウンド遊技間の間隔である待機時間より長くなるように設定されている。実施例の第2インターバルでは、前のラウンド遊技の閉鎖処理として4msの時間を用いると共に、次のラウンド遊技の開放処理として8msの時間を用いる都合上、ラウンド遊技が継続しない(次のラウンド遊技の開放処理ための8msが必要ない)第1インターバルに対して8msの時間差が生じる。但し、遊技者は、第1インターバルおよび第2インターバルの時間差が微小であるために違いを認識できない。すなわち、第1インターバルと第2インターバルの同一とは、数学的な完全一致を含むものの、1秒以下の遊技者が時間差を認識できない程度の差異も、実質的な同一の範囲内とする。
(サブ統括制御手段について)
前記サブ統括制御手段C2としては、メイン制御手段C1のコマンドに応じて図柄表示手段24等を制御するための制御プログラムが記憶されたROM、このROMのプラグラムを実行するCPUおよびメイン制御手段C1のコマンドに応じて適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されたRAM等を基板上に配置した集積回路が採用される。サブ統括制御手段C2には、表示制御手段C3、音・ランプ制御手段C4および演出制御手段C5が電気的に接続されている(図7参照)。サブ統括制御手段C2は、大当り遊技において、メイン制御手段C1から入力された大当り指定コマンドにより大当り図柄を記憶することで、ラウンド遊技の継続回数を把握するようになっている。サブ統括制御手段C2は、メイン制御手段C1からオープニング指定コマンドが入力された場合に、決定したラウンド遊技の継続回数に関わらず、同一のオープニング指定コマンドを表示制御手段C3、音・ランプ制御手段C4および演出制御手段C5に出力するように設定されている。また、サブ統括制御手段C2は、メイン制御手段C1からラウンド開放指定コマンドおよびラウンド閉鎖指定コマンドが入力された場合に、記憶している大当り図柄に対応したラウンド開放指定コマンドおよびラウンド閉鎖指定コマンドを、表示制御手段C3、音・ランプ制御手段C4および演出制御手段C5に出力するように設定されている。サブ統括制御手段C2は、メイン制御手段C1からエンディング指定コマンドが入力された場合に、確率変動の残り回数に応じたエンディング高確率セットや、記憶している大当り図柄に対応したエンディング変動時短指定およびエンディング指定コマンドを、表示制御手段C3、音・ランプ制御手段C4および演出制御手段C5に出力するように設定されている。
(表示制御手段について)
前記表示制御手段C3としては、サブ統括制御手段C2のコマンドに応じて図柄表示手段24を制御するための制御プログラムが記憶されたROM、このROMのプラグラムを実行するCPUおよびサブ統括制御手段C2のコマンドに応じて適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されたRAM等を基板上に配置した集積回路が採用される。表示制御手段C3は、サブ統括制御手段C2のコマンドに基づいて、図柄表示手段24による画像等の演出を制御し、オープニング指定コマンドが入力された場合は、大当り遊技の開始に関する演出表示を図柄表示手段24において行なわせる。また、表示制御手段C3は、サブ統括制御手段C2からラウンド開放指定コマンドが入力された場合は、図柄表示手段24においてラウンド遊技回数、当該ラウンド遊技回数に沿った演出表示を行なわせる。表示制御手段C3は、サブ統括制御手段C2からラウンド閉鎖指定コマンドが入力された場合は、ラウンド遊技回数に沿った演出表示を図柄表示手段24で行なわせる。ここで、表示制御手段C3は、特に最小ラウンド遊技回数のラウンド閉鎖指定コマンドが入力された場合に、第1インターバルまたは第2インターバルにおいて大当り遊技が継続するか否かに関わる演出表示を図柄表示手段24で行なわせる。一方、表示制御手段C3は、その他のラウンド遊技回数のラウンド閉鎖指定コマンドが入力された場合は、待機時間に沿った演出表示を図柄表示手段24で行なわせる。なお、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出表示とは、例えば大当り遊技が継続することで開放する特別入賞装置32,36が第1特別入賞装置32から第2特別入賞装置36に切替わる旨の報知や、継続状態を獲得するためのゲームを表示する等が挙げられる。
(音・ランプ制御手段について)
前記音・ランプ制御手段C4としては、サブ統括制御手段C2のコマンドに応じてスピーカ19,光照射部66,発光装置29を制御するための制御プログラムが記憶されたROM、このROMのプラグラムを実行するCPUおよびサブ統括制御手段C2のコマンドに応じて適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されたRAM等を基板上に配置した集積回路が採用される。図7に示すように、音・ランプ制御手段C4は、音楽や音声等を出力するスピーカ19、前枠13や装飾部材40や入賞装置25,28,32,36に組込まれた発光装置29および遊技演出装置に設けられた光照射部66に電気的に接続され、サブ統括制御手段C2から入力されたコマンドに基づいて、音および光による演出表示を制御している。例えば、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出の態様の1つとして、第1および第2インターバルにおいて、特別入賞装置32,36が切替わるかもしれないことを注意させる旨のスピーカ19で報知を行なうと共に、第2特別入賞装置36の回りに設けた発光装置29を強調するように点灯させることで、第2特別入賞装置36を注目させてもよい。
(演出制御手段について)
前記演出制御手段C5としては、サブ統括制御手段C2のコマンドに応じて可動演出体62を制御するための制御プログラムが記憶されたROM、このROMのプラグラムを実行するCPUおよびサブ統括制御手段C2のコマンドに応じて適宜書き換えられる各種情報が記憶(設定)されたRAM等を基板上に配置した集積回路が採用される。図7に示すように、演出制御手段C5は、遊技演出装置60の位置検出手段64および可動演出体モータMに電気的に接続されている。演出制御手段C5は、位置検出手段64で検出した位置情報およびサブ統括制御手段C2から入力されたコマンドに基づいて、他の演出に合わせて可動演出体62に所定の演出動作を行なわせるように可動演出体モータMを制御している。
このようにパチンコ機10は、メイン制御手段C1のコマンドを受けたサブ統括制御手段C2が、大当り図柄に合わせたコマンドに変換して、図柄表示手段24や発光装置29等の演出に係る装置の制御手段C3,C4,C5に出力することで、図柄表示手段24、遊技演出装置60、特別入賞装置32,36等の各装置を連動させて、全体として相乗的な演出効果を発現するよう構成されている。なお、説明の都合上、各コマンドに基づく各制御手段C1,C2,C3,C4,C5における処理を区別して説明したが、各種コマンドに応じて各制御手段C1,C2,C3,C4,C5間で連続して処理が行なわれている。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る遊技機の作用について説明する。パチンコ機10では、操作ハンドル18の操作により案内レール23に沿って遊技領域20a内に打出された遊技球Pが始動入賞装置25に入賞することで、所定数の賞球の払出しが行なわれると共に図柄表示手段24において図柄変動ゲームが開始される。そして、図柄表示手段24における図柄変動ゲームの結果として、大当りが発生すると、開閉扉34や一対の羽根部材38,38を動作した特別入賞装置32,36に遊技球Pを入賞させて、多数の賞球を獲得する機会が与えられる大当り遊技が行なわれる。
(大当り遊技の流れについて)
実施例のパチンコ機10における大当り遊技の流れについて、図9に示すフローチャートを参照して説明する。図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が開始されると、オープニング指定コマンドに基づいて、図柄表示手段24で所定のオープニング演出表示が行なわれると共に、併せて発光装置29およびスピーカ19による光および音の演出も行なわれる(ステップS1)。メイン制御手段C1では、図示しないカウンタのラウンド遊技回数が1回分加算される(ステップS2)。その後、パチンコ機10では、ラウンド開放指定コマンドに基づいて、第1特別入賞装置32の開閉扉34が駆動手段の駆動下に前側に傾動することで、第1特別入賞装置32が第1状態から第2状態に変動し、第1特別入賞口33への遊技球Pの入賞が許容される(ステップS3)。このとき遊技者は、操作ハンドル18の操作により遊技領域20aにおける装飾部材40の左側を遊技球Pが流下するように打出すことで、第1特別入賞口33を狙ってラウンド遊技を行なう。一方、第2特別入賞装置36は、第1状態に保持されたままであって、第1特別入賞装置32を用いたラウンド遊技において、遊技球Pが第2特別入賞口37へ入賞することはない。なお、ステップS3の開放処理では、8msの時間を費やす。
次に、第1特別入賞装置32の第2状態が最大開放時間を経過したか否かまたは第1特別入賞装置32の検出スイッチST1で検出した遊技球Pの入賞数が最大入賞数に到達したか否かが判定される(ステップS4)。そして、最大開放時間を経過した場合または第1特別入賞装置32に対し最大入賞数が入賞した場合には(ステップS4:YES)、ラウンド閉鎖指定コマンドが出力される(ステップS5)。これに基づき第1特別入賞装置32の開閉扉34は、駆動手段の駆動下に第1特別入賞口33を閉成する第1状態に変動することで、第1特別入賞口33への遊技球Pの入賞が阻止されて、1回目のラウンド遊技が、終了する。そして、カウンタで計数されている第1特別入賞装置32におけるラウンド遊技回数が、最小ラウンド遊技回数(実施例では5回)に到達したか否かが判定される(ステップS6)。ここで、カウンタの計数回数が5回に至っていない場合は、第1特別入賞装置32は、待機時間だけ第1状態が保持された後(ステップS7)、再びステップS2に移行する。すなわち、ステップS2において、カウンタのラウンド遊技回数が1回分加算されて2回とした後、ステップS3からステップS7の処理が、カウンタの計数回数が5回になるまで繰返される。なお、ステップS5の閉鎖処理では、4msの時間を費やす。
前記第1特別入賞装置32において、ラウンド遊技が5回繰返されて、ステップS7においてカウンタの計数回数が5回であることが判定されると(ステップS6:YES)、大当り遊技で決定されたラウンド遊技の継続回数が最小ラウンド遊技回数(実施例では5回)であるか否かが判定される(ステップS8)。ここで、ラウンド遊技の継続回数が5回に決定されている場合であっても、直ちにエンディング指定コマンドが出力されてエンディング演出が行なわれるのではなく、5回目のラウンド閉鎖指定コマンドからエンディング指定コマンドの出力が所定時間の第1インターバルだけ遅延される(ステップS9)。そして、第1インターバルでは、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出が、図柄表示手段24、発光装置29およびスピーカ19等を用いて行なわれる。その後、エンディング指定コマンドの出力に基づいて、図柄表示手段24で所定のエンディング演出表示が行なわれると共に、併せて発光装置29およびスピーカ19による光および音の演出も行なわれる(ステップS10)。なお、大当り遊技が1回目または2回目のセットである場合は、大当り遊技の残り回数に応じて、エンディング指定コマンドとしてエンディング高確率指定コマンドが出力される。また、大当り遊技が3回目のセットである場合は、大当り時の抽選結果に基づいて、エンディング変動時短指定およびエンディング通常指定から選択される。そして、エンディングが終了すると、大当り遊技が終了して、変動時短モードまたは通常の遊技状態に移行する。このように、大当り遊技において最小のラウンド遊技継続回数が決定された場合は、第1特別入賞装置32のみでラウンド遊技が行なわれる。
ステップS8において、大当り遊技開始時に決定されたラウンド遊技継続回数が最小でない場合はラウンド遊技が継続されるが、5回目のラウンド閉鎖指定コマンドの出力から6回目のラウンド開放指定コマンドの出力までが、第1インターバルと同一時間の第2インターバルだけ遅延される(ステップS11)。第2インターバルにおいても、第1インターバルと同様に、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出が、図柄表示手段24、発光装置29およびスピーカ19等を用いて行なわれる。そして、カウンタの計数回数が1回加算された後(ステップS12)、ラウンド開放指定コマンドに基づいて、第2特別入賞装置36における一対の羽根部材38,38が駆動手段の駆動下に互いに離間することで、第2特別入賞装置36が第1状態から第2状態に変動し、第2特別入賞口37への遊技球Pの入賞が許容される(ステップS13)。このとき遊技者は、操作ハンドル18の右打ち操作により遊技領域20aにおける装飾部材40の右側を遊技球Pが流下するように打出すことで、誘導経路51を介して第2特別入賞口37に入賞させることを狙ってラウンド遊技を行なう。なお、第1特別入賞装置32は、第1状態に保持されたままであって、第2特別入賞装置36を用いたラウンド遊技において、遊技球Pが第1特別入賞口33へ入賞することはない。なお、ステップS13の開放処理では、8msの時間を費やす。
次に、第2特別入賞装置36の第2状態が最大開放時間を経過したか否かまたは第2特別入賞装置36の検出スイッチST2で検出した遊技球Pの入賞数が最大入賞数に到達したか否かが判定される(ステップS14)。最大開放時間を経過した場合または第2特別入賞装置36に最大入賞数が入賞した場合には(ステップS14:YES)、ラウンド閉鎖指定コマンドが出力される(ステップS15)。これに基づき第2特別入賞装置36では、駆動手段の駆動下に一対の羽根部材38,38が互いに近接動作して第2状態から第1状態に変動することで、第2特別入賞口37への遊技球Pの入賞が阻止されると共に、6回目のラウンド遊技が終了する。そして、カウンタで計数されているラウンド遊技回数が、決定されたラウンド遊技継続回数(実施例では13回または16回)に到達したか否かが判定される(ステップS16)。ここで、カウンタの計数回数が決定されたラウンド遊技継続回数に至っていない場合は、第2特別入賞装置36は、待機時間だけ第1状態が保持された後(ステップS17)、再びステップS12に移行する。すなわち、ステップS12において、カウンタのラウンド遊技回数を1回分だけ加算して7回とした後、ステップS13からステップS17の処理が、残りのラウンド遊技継続回数だけ繰返される。なお、ステップS15の閉鎖処理では、4msの時間を費やす。
ラウンド遊技が決定された継続回数だけ繰返されて、ステップS16においてカウンタの計数回数が継続回数となったことが判定されると(ステップS16:YES)、所定の遅延時間を経過した後(ステップS18)、エンディング指定コマンドが出力される(ステップS19)。そして、エンディング指定コマンドの出力に基づいて、図柄表示手段24で所定のエンディング演出表示が行なわれると共に、併せて発光装置29およびスピーカ19による光および音の演出も行なわれる。なお、ラウンド遊技回数が16回が選択された大当り遊技の場合は、エンディング指定コマンドとして、エンディング変動時短指定が出力される。そして、エンディングが終了すると、大当り遊技が終了して、変動時短モードの遊技状態に移行する。
このように、大当り遊技において最小のラウンド継続回数より多い継続回数が決定された場合は、最小のラウンド遊技回数だけ第1特別入賞装置32でラウンド遊技が行なわれた後、最小のラウンド遊技回数以降のラウンド遊技は、第2特別入賞装置36で行なわれる。なお、パチンコ機10では、大当り遊技において、オープニングおよびエンディングだけでなく、各ステップで図柄表示手段24、発光装置29、スピーカ19および遊技演出装置60等を連動させて、全体として演出が行なわれている。
前記第1特別入賞口33を狙ったラウンド遊技では、前述した如く、遊技領域20aにおける装飾部材40の左側に遊技球Pを流下させて、第1特別入賞口33への遊技球Pの入賞が図られる。遊技盤20には、遊技領域20aにおける左側部から中央側へ並べて複数の釘30が植設され、複数の釘30により遊技領域20aの左側部から中央側の第1特別入賞口33へ向けて遊技球Pをある程度案内し得る。しかし、遊技領域20aにおける左側部から中央側へ並べた複数の釘30は、始動入賞口25a,25bおよび普通入賞口28aへの流下を許容するように配置する必要があるから、これら複数の釘30は、遊技球Pの流下を許容する間隔をあけて配置された部分が必然的に設けられ、連続した遊技球Pの案内路を形成するものではない。すなわち、第1特別入賞口33を狙って打出した遊技球Pについて、第1特別入賞口33に入賞しないこぼれ球が生じる。しかも、整列配置した釘30は、面を構成するものではなく、各釘30で跳ねながら流下するから、こぼれ球が生じる確率が高くなると共に、打球発射機構で打出してから第1特別入賞口33に入賞するまでに時間がかかる。
これに対して、前記第2特別入賞口37を狙ったラウンド遊技では、操作ハンドル18を時計回りに最大限に回動させるだけの簡単な右打ち操作を行なうことで、右打ちされた遊技球Pは装飾部材40の上部に開口する誘導経路51に必ず受容される。図8に示すように、誘導経路51に受容された遊技球Pは、弾性体21aに衝突して右方向へ進もうとする勢いが減じられ、第1誘導面52および外レール21に誘導されて流下する。ここで、第1誘導面52は、外レール21の形状に合わせて略円弧状に形成すると共に、連続した面であるから、遊技球Pの下方への流通を妨げることはなく、滑らかな略円弧形状により遊技球Pを円滑に誘導し得る。しかも、第1誘導面52と外レール21とは、遊技球1個ずつの流下を許容する間隔で設置されているので、誘導経路51において遊技球Pが詰まることを回避し得る。
前記第1誘導面52および外レール21に誘導された遊技球Pは、遊技領域20aにおける装飾部材40の右側下方に延在する第2誘導面53により流下方向が変えられ、遊技領域20aにおける右側部から中央側へ向けて誘導される。そして、遊技球Pは、その勢いにより誘導経路51の流出端の左側下方に位置する第2特別入賞口37へ向けて流下するから、当該特別入賞口37に入賞する確率を高くし得る。また、第2誘導面53で跳ね返ったり、流下の勢いが強い遊技球Pであっても、誘導経路51の流出端に上下方向に延在する第3誘導面54により勢いを減じて、下方へ向けて誘導し得るから、当該遊技球Pは第2特別入賞口37に入賞する確率が高くなる。このように、パチンコ機10では、操作ハンドル18の右打ち操作により遊技領域20aに打出した右打ちに係る遊技球Pは、誘導経路51に流入端から必ず受容されると共に、誘導経路51に遊技球Pの排出部位や他の普通入賞装置28等が設けられていないので、誘導面52,53,54によりおおよそ連続的に誘導されて、誘導経路51の流出端から必ず流出される。
前記第2特別入賞装置36を用いたラウンド遊技では、右打ちした遊技球Pを誘導手段50の誘導経路51により連続して誘導するから、遊技領域20aの上部から右側部を介して第2特別入賞口37の近傍部位までこぼれ球はない。しかも、誘導手段50により第2特別入賞口37に向けて誘導し得るから、遊技領域20aに打出した遊技球が第2特別入賞口37へ入賞しないこぼれ球を少なくし得る。すなわち、こぼれ球の減少により遊技者が被る不利を軽減し得る。また、第2特別入賞装置36によるラウンド遊技において、第2特別入賞口37への遊技球Pの入賞確率を高くし得るから、最大開放時間を経過する前に最大入賞数の遊技球Pを入賞させて、ラウンド遊技の消化スピードを早くし得る。しかも、第1特別入賞装置32を用いたラウンド遊技と、第2特別入賞装置36を用いたラウンド遊技とで、遊技球Pの入賞確率およびラウンド遊技の消化スピードに変化を設けることができ、図柄表示手段24による演出とは別にラウンド遊技に変化を与えることができる。従って、2つの特別入賞装置32,36のラウンド遊技毎に異なる特性を有するから、単に同様の入賞具が複数設置されているのとは違い、複数の特別入賞口33,37を有効に利用して、遊技者に対し興趣に富んだ大当り遊技を提供し得る。
前記誘導手段50により遊技球Pが誘導される対象である第2特別入賞口37への打出しからの到達時間は、第2特別入賞口37の配置や遊技球Pの打出しスピードの関係を調整することで、第1特別入賞口33への打出しからの到達時間より短く設定してある。これにより、第2特別入賞口37を用いた第2特別入賞装置36によるラウンド遊技の消化スピードをより早くでき、スピーディーな遊技を遊技者に楽しませることができる。また、特別入賞口33,37の配置条件により遊技球Pの到達時間を設定する構成であるから、ラウンド終了条件を各ラウンドで異ならせる必要はなく、制御プログラムを簡単にすることができる。第1特別入賞口33へ至るルートには、釘30、風車31等の遊技部品が設けられ、これらの遊技部品により遊技球Pを不規則に流下させることで、遊技球Pの動きによる演出を行ない得る。一方、第2特別入賞口37へ至るルート(誘導経路51)では、誘導面52,53,54に沿って遊技球Pが略放物線を描いて円滑に誘導される。すなわち、各特別入賞口33,37へ向けて流下する遊技球Pの動きについて、狙う特別入賞口33,37毎に変化を与えることができる。
前記パチンコ機10は、第2特別入賞口37を用いたラウンド遊技を、第1特別入賞口33を用いたラウンド遊技の後に行なうように設定してある。すなわち、狙うべき特別入賞口33,37の変更を認識することが遅れた遊技者や、操作ハンドル18の調節が適切でなかった遊技者であっても、誘導手段50によりこぼれ球を少なくし得ると共に第2特別入賞口37への遊技球Pの到達時間が短いから、第2特別入賞口37に対し所要数の遊技球Pを短時間で入賞させることができる。従って、第2特別入賞口37が開放されてから遊技球Pが入賞するまでの遅延した分の時間的な不利益を解消できると共に、パチンコ機10の遊技に関して熟練を要しない。そして、ラウンド遊技が行なわれる特別入賞口33,37の切替えにより、遊技者が不利となることを抑制し、2つの特別入賞口33,37を切替えることによる大当り遊技を遊技者に満喫させることができる。
前記パチンコ機10は、狙うべき特別入賞口33,37の変更の認識が遅れても不利益を被ることがないから、第1特別入賞口33から第2特別入賞口37へ切替わる旨の報知を早い段階で行なう必要はない。このため、切替えの最終的な報知のタイミングを、切替えの寸前または同時に行なうことができ、遊技者のラウンド継続への期待感を損なうことを回避し得る。しかも、パチンコ機10は、大当り時に決定されたラウンド遊技の継続回数が多いときのみ、第2特別入賞口37を用いたラウンド遊技を行なうから、第2特別入賞口37を用いたラウンド遊技について高い価値感を付与し得る。
前記誘導手段50は、装飾部材40における前フレーム部41の外周縁を第1誘導面52として利用しているから、部品点数を減らして遊技領域20aの有効利用を図り得る。また、第2誘導面53および第3誘導面54も、装飾部材40と一体形成してあるから、更に部品点数を減らすことができ、部材の取付け手間を省くことができる。
実施例のパチンコ機10では、誘導経路51の流出端と第2特別入賞口37との間に、複数の釘30bからなる調整手段56を設けてあり、釘30bの間隔を調節することで、誘導経路51を流下する遊技球Pの通過を妨害したり、第2特別入賞口37へ向けてより適切に誘導することが可能となる。すなわち、調整手段56により第2特別入賞装置36への入賞確率を調整でき、遊技者と設置者との利害関係を調整し得る。
(第1インターバルおよび第2インターバルについて)
前記パチンコ機10では、何れのラウンド遊技の継続回数が決定された場合であっても、最小ラウンド遊技回数分のラウンド遊技が終了した際に、同一時間の第1インターバルおよび第2インターバルが設けられ、これらのインターバルにおいて大当り遊技が継続するか否かに関わる演出が行なわれる。このように、最小ラウンド遊技回数分のラウンド遊技が終了した際に、直ちにエンディング演出または次のラウンド遊技が行なわれず、インターバルの時間だけ最終的な終了または継続の報知が先送りされるから、継続への期待感を高めることができる。しかも、第1インターバルおよび第2インターバルは同一時間に設定されているので、インターバルの長さから遊技者は大当り遊技において何れの継続回数が決定されているか予想ができない。従って、ラウンド遊技の継続回数が最小であっても、ラウンド遊技の継続に関し期待感を持続させることができる。また、第1インターバルの所定時間は、待機時間より長く設定されているから、第1インターバルおよび第2インターバルにおいて、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出を行なうための時間を確保できる。
(変更例)
(1)実施例では、特別入賞装置を2つ設ける場合を例に挙げたが、3つ以上設置してもよい。また、特別入賞口の配置についても、特定の特別入賞口を装飾部材の上方に設け、他の特別入賞口を装飾部材の下方に設ける態様や、装飾部材の左右に設ける態様や、上下の関係で設ける態様等も採用し得る。
(2)実施例で挙げたラウンド遊技の継続回数や、確率変動時のセット回数や、変動時短の回数等は例示であって、これらの回数に限定されず、適宜に設定される。
(3)実施例では、誘導手段を構成する第1〜第3誘導面を装飾部材と一体形成したが、装飾部材に対し一部または全部を別体に形成してもよい。
(4)実施例では、入賞装置ユニットとして第1特別入賞装置および第2特別入賞装置を一体構成としたが、第1特別入賞装置と第2特別入賞装置とを別体に構成してもよい。
(5)実施例の入賞装置ユニットでは、普通入賞装置を第1特別入賞装置および第2特別入賞装置と一体構成としたが、別体に構成してもよい。また、入賞装置ユニットは、普通入賞装置に代えて、入賞した際に賞球のみを付与する一般入賞装置を備える構成であってもよい。
(付記1)
前記特定の特別入賞口(37)を有する特別入賞装置(36)は、一対の可動部材(38,38)を互いに近接離間することで、特定の特別入賞口(37)を第1状態と第2状態とに変動し、
前記他の特別入賞口(33)を有する特別入賞装置(32)は、他の特別入賞口(33)に対応する可動部材(34)を傾動することで、他の特別入賞口(33)を第1状態と第2状態とに変動するように構成されている。
付記1によれば、特定の特別入賞口を有する特別入賞装置と、他の特別入賞口を有する特別入賞装置とで、可動部材の変動態様が異なるから、各特別入賞装置におけるラウンド遊技に異なる演出感を与えることができる。
(付記2)
遊技盤(20)に画成された遊技領域(20a)へ向けて打出した遊技球が、該遊技領域(20a)に臨む始動入賞口(25a,25b)に入賞することで、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する図柄表示手段(24)を備え、前記図柄変動ゲームで大当り結果が前記図柄表示手段(24)に表示された場合は、該図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が行なわれる遊技機において、
前記遊技領域(20a)に臨む特別入賞口(33,37)を有し、大当り遊技時に、該特別入賞口(33,37)に設けた可動部材(34,38)を駆動して、特別入賞口(33,37)への遊技球の入賞が阻まれる不利な第1状態と、特別入賞口(33,37)への遊技球の入賞が許容される有利な第2状態とに該可動部材(34,38)を変動させるラウンド遊技を繰返す特別入賞装置(32,36)と、
大当り遊技時に、予めラウンド遊技回数を複数の設定回数の中から決定し、最小のラウンド遊技回数に決定した場合は、最小のラウンド遊技回数だけ前記特別入賞装置(32,36)でラウンド遊技を行なった後、所定時間の第1インターバルを経過してから大当り終了演出を開始すると共に、それ以外のラウンド遊技回数に決定した場合は、最小のラウンド遊技回数だけ前記特別入賞装置(32,36)でラウンド遊技を行なった後、前記所定時間と同一時間の第2インターバルを経過してから残りのラウンド遊技回数分のラウンド遊技を、更に特別入賞装置(32,36)で行なうように制御する制御手段(C)とを備え、
前記第1インターバルおよび第2インターバルの間に、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出を前記図柄表示手段(24)で行なうように設定してある。
付記2によれば、何れのラウンド遊技回数が決定された場合であっても、最小のラウンド遊技回数分のラウンド遊技が終了した際に、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出が行なわれるから、ラウンド遊技の回数が最小であっても、ラウンド遊技の継続に関し期待感を持続させることができる。
(付記3)
前記所定時間は、前記第2インターバルを除くラウンド遊技とラウンド遊技との間の待機時間より長く設定されている。
付記3によれば、第1インターバルおよび第2インターバルにおいて、大当り遊技が継続するか否かに関わる演出を行なうための時間を確保できる。
(付記4)
前記特別入賞装置(32,36)を2つ備え、大当り遊技時に、2つの特別入賞装置(32,36)のうちの1つを選択または切替えて前記ラウンド遊技が行なわれ、
前記最小のラウンド遊技回数に決定した場合は、第1特別入賞装置(32)のみでラウンド遊技を行ない、それ以外のラウンド遊技回数に決定した場合は、最小のラウンド遊技回数だけ第1特別入賞装置(32)でラウンド遊技を行なった後、残りのラウンド遊技回数分のラウンド遊技を第2特別入賞装置(36)で行なうように設定されている。
付記4によれば、決定されたラウンド遊技回数が多いときのみ、第2特別入賞装置を用いたラウンド遊技を行なうから、第2特別入賞装置を用いたラウンド遊技について遊技者に高い価値を付与し得る。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 実施例の遊技機を示す正面図である。 実施例の特別入賞装置を備えた入賞ユニットを示す正面図であって、(a)は第1特別入賞装置が第2状態で、第2特別入賞装置が第1状態にあり、(b)は第1特別入賞装置が第1状態で、第2特別入賞装置が第2状態にある。 実施例の誘導手段を備える装飾部材を示す正面図である。 実施例の装飾部材を示す平面図である。 実施例の装飾部材を分解して示す概略斜視図である。 実施例のパチンコ機の制御ブロック図である。 実施例のパチンコ機における遊技領域の一部を拡大して示す部分正面図である。 実施例のパチンコ機において、大当り遊技の処理工程を示すフローチャート図である。
符号の説明
18 操作ハンドル(発射操作手段)
20 遊技盤
20a 遊技領域
21 外レール
24 図柄表示手段
25a 上部始動入賞口(始動入賞口)
25b 下部始動入賞口(始動入賞口)
32 第1特別入賞装置(他の特別入賞口を有する特別入賞装置)
33 第1特別入賞口(他の特別入賞口)
34 開閉扉(可動部材)
36 第2特別入賞装置(特定の特別入賞口を有する特別入賞装置)
37 第2特別入賞口(特定の特別入賞口)
38 羽根部材(可動部材)
40 装飾部材
41 前フレーム部
50 誘導手段
51 誘導経路(経路)
52 第1誘導面(誘導面)
53 第2誘導面(誘導面)
54 第3誘導面(誘導面)
56 調整手段
C 制御手段
P 遊技球

Claims (5)

  1. 遊技盤に画成された遊技領域に向けて発射操作手段の操作により打出した遊技球が、該遊技領域に臨む始動入賞口に入賞することで、複数種類の図柄を変動させて図柄変動ゲームを表示する図柄表示手段と、遊技盤における遊技領域に配設されて、図柄表示手段を後方から臨ませた装飾部材とを備え、前記図柄変動ゲームで大当り結果が前記図柄表示手段に表示された場合は、該図柄変動ゲームの終了後に大当り遊技が行なわれる遊技機において、
    前記遊技領域に臨む特別入賞口を夫々有し、大当り遊技時に、該特別入賞口に設けた可動部材を駆動して、特別入賞口への遊技球の入賞が阻まれる不利な第1状態と、特別入賞口への遊技球の入賞が許容される有利な第2状態とに該可動部材を変動させるラウンド遊技を繰返す複数の特別入賞装置と、
    大当り遊技時に、複数の特別入賞装置のうちの1つを選択または切替えると共に、各特別入賞装置におけるラウンド遊技制御を行なう制御手段と、
    前記発射操作手段による遊技球の最大打出し操作を行なった際に遊技球が通過する位置となる遊技領域の上部から前記装飾部材の右側部を通して、該装飾部材の下方右側に配置された特定の特別入賞口へ向けて遊技球を誘導する経路を該装飾部材に形成された誘導面により画成する誘導手段とを備え
    前記誘導手段は、
    前記遊技領域の外周を構成する外レールに対して遊技球1個ずつの流下を許容する間隔をあけて設けられ、前記装飾部材において遊技領域の前側に突出した前フレーム部の上部から右側部にかけての外周縁で形成された第1誘導面と、
    前記前フレーム部における右側下部の外周縁に対して遊技球2個以上の間隔をあけて設けられると共に、右側から左側に向かうにつれて下方傾斜するよう形成され、第1誘導面と外レールとの間に画成された経路から流下した遊技球の流下方向を変えて、傾斜下端の左側下方に位置する前記特定の特別入賞口に流下するように誘導する第2誘導面と、
    前記特定の特別入賞口の上方に配置されると共に、下端が第2誘導面の傾斜下端に対して遊技球2個以上の間隔をあけて設けられ、前記前フレーム部の右側下部と第2誘導面との間に画成された経路から流下する遊技球を下方へ向けて誘導する第3誘導面とを有する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定の特別入賞口は、前記発射操作手段の操作により打出された遊技球が当該特定の特別入賞口へ到達するまでの時間が、該発射操作手段の操作により打出された遊技球が該特定の特別入賞口と異なる他の特別入賞口へ到達するまでの時間より短くなる位置に配置されている請求項1記載の遊技機。
  3. 大当り遊技時に、前記特定の特別入賞口と異なる他の特別入賞口を有する特別入賞装置によるラウンド遊技を行なった後に、特定の特別入賞口を有する特別入賞装置は、ラウンド遊技を行なうように設定されている請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記制御手段は、大当り遊技において予めラウンド遊技回数を複数の設定回数の中から決定し、最小のラウンド遊技回数を決定した場合は、前記特定の特別入賞口と異なる他の特別入賞口を有する特別入賞装置のみでラウンド遊技を行ない、それ以外のラウンド遊技回数を決定した場合は、最小のラウンド遊技回数だけ前記他の特別入賞口を有する特別入賞装置でラウンド遊技を行なった後、残りのラウンド遊技回数を前記特定の特別入賞口を有する特別入賞装置で行なうように設定されている請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記経路の流出端と前記特定の特別入賞口との間には、遊技球の流れを調整し得る調整手段が設けられている請求項1〜4の何れか一項に記載の遊技機。
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