JP4329102B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機に関するもので、パチンコ機、アレンジボール等の弾球遊技機に適用して有効である。
従来の弾球遊技機として、いわゆるセブン機、権利物、あるいはアレンジボール等と呼ばれる種々のゲーム内容のものが普及している。例えば、セブン機は、始動口(始動入賞口とも言う)に遊技球が入賞(始動入賞)又は通過すると、可変表示装置に特別図柄を変動表示させる。その可変表示装置の表示状態が特定のものとなった場合、例えば、大当り時には、先ずリーチ表示を行い、そして3つの表示部に表示される特別図柄の組合わせが「777」等の特定のゾロ目の組合わせになった場合に、特定入賞口の大入賞口が開放されるように構成されている。
大入賞口は、所定個数の遊技球が入賞するか所定時間が経過することにより一旦閉鎖されるが、上記開放中において大入賞口内に形成された特定領域を遊技球が通過していれば再び開放し、この開放及び閉鎖の動作を最大16回繰り返す(いわゆる特別遊技)ように構成されている。なお、機種によっては開放・閉鎖動作の最大回数が15回以下のものもある。
また、近年の多くの遊技機は、液晶や7セグメント表示器などを用いた表示装置を盤面の略中央に備えており、始動口は表示装置の下方に設けられることが多い。つまり、こうした遊技機における遊技では、先ず始動口に遊技球を入賞させることが目的となる。
そこで遊技球が始動口に誘導されるように、ステージに工夫をし、遊技者の遊技意欲を高めることが試みられている。
ステージとは表示装置の下縁などに設けられる舞台状の部材であり、これにて遊技球の落下を一時的に停止させたり、遊技球の流れを変えたりする。ステージに対する工夫としては、単純な例では、始動口の上方の箇所に窪みを設けてこの窪みに至った遊技球が始動口に向かって落下するようにしたものがある。
また、ステージに設けられたシーソー状の部材に、遊技球が着地したり、このシーソー部材から遊技球が流出したりすることによりシーソー部材が揺動し、遊技者に興趣を与える弾球遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−149547号公報
しかしながら、特許文献1に記載の弾球遊技機は、シーソー部材が揺動し、場合によっては遊技球の挙動がシーソー部材の揺動の影響を受ける、という視覚的興味を抱かせるのみであり、遊技性、例えば、遊技者の有利・不利とは直接関係するものではなかった。
本発明は、係る課題に鑑みなされたもので、遊技球の動きの変化が豊かで、かつ、遊技性に直結する弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、前記目的を達成しつつ、遊技球の挙動が一層興趣を高揚させることにある。
更に、本発明の他の目的は、前記目的を達成しつつ、弾球遊技機に新たな遊技性を持たせることにある。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、入賞口(17)が設けられた遊技盤(10)と、遊技盤(10)のうち入賞口(17)の上方側に配設され、入賞口(17)に遊技球を誘導する入賞誘導通路に連なる開口部(71)が設けられた棚状のステージ(70)と、開口部(71)を開閉する可動体(72)と、可動体(72)を所定の周期で稼動させる可動体稼動手段(73)とを有することを特徴とする。
これにより、本発明に係る弾球遊技機では、遊技者にとって有利な状態、つまり遊技球が入賞口(17)に誘導される状態と、遊技者にとって不利な状態、つまり遊技球が始動口(17)に入賞する確率が低くなる状態とを創出することができる。
したがって、遊技者は、遊技者にとって有利な状態を狙って遊技球を発射させることとなるので、遊技機1の遊技球の動きの変化が豊かで、かつ、遊技性を向上させることができるとともに、遊技球の挙動を従来より一層興趣を高揚させて新たな遊技性を発揮させることができる。
さらに、請求項に記載の発明では、可動体稼動手段(73)は、開口部(71)を挟んで一方側から流下する遊技球が開口部(71)に流入することを阻止する第1状態と開口部(71)を挟んで他方側から流下する遊技球が開口部(71)に流入することを阻止する第2状態とを切り換えるように可動体(72)を稼動させることを特徴とする。
これにより、遊技者は、開口部(71)の開いている側に遊技球を導入させるために、いわゆる右打ち又は左打ちを行なって、遊技を享受することとなり、弾球遊技機において、新たな遊技性を創出することができる。
請求項に記載の発明では、可動体稼動手段(73)は、第1状態と第2状態とを一定の周期で切り換えることを特徴とする。
これにより、遊技者は、切り換え周期を予測して遊技球を発射させることとなり、遊技者は、従来に無い新規な遊技性を享受しながら遊技を行うことができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載された具体的手段等との対応関係を示す一例である。
本実施形態は、弾球遊技機のうち、いわゆるセブン機と呼ばれるタイプのパチンコ機(以下、単に遊技機という)に本発明を適用したものであり、以下、本発明の実施形態について図1〜図6に基づいて説明する。
先ず、遊技機1本体の構造について図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は遊技機1の正面図であり、図2は遊技盤10の詳細図である。
遊技機1の前面部は、図1に示すように、主として外枠(本体枠)2、中枠(図示せず。)、前面枠4、上皿部5、下皿部6、施錠装置7、チャンスボタン8及び遊技盤10等を備えている。因みに、中枠は前面枠4等が前面側に配置されているため、図1においては明示されていない。
外枠2は、木製の板状体を略長方形の枠状に組み立てたものであり、中枠は全体がプラスチック製である。そして、中枠は、外枠2の内側に嵌め込まれて設置されており、外枠2に対して開閉可能に左端で軸支されている。中枠は、上側2/3程度を占める枠体部(図示せず。)と下側1/3程度を占める下板部(図示せず。)とから構成されており、枠体部の前面側には遊技盤10と前面枠4とが重なるように設けられている。そして、下板部の前面側には上皿部5及び下皿部6が設けられている。
また、下板部には、遊技球を遊技盤10に発射する発射ユニット(図示せず。)、発射装置ユニットに遊技球を供給する球送り装置(図示せず。)、及び遊技状態に応じて効果音等を発生させるスピーカ400a(図2参照)等が設けられている。なお。本実施形態のスピーカ400aは、中高音用スピーカ(ツィータ)及び低音用スピーカ(ウーファ)等から構成されるマルチウェイ方式である。
前面枠4は中枠の前面側に配置されて中枠の左端で開閉可能に支持されている。前面枠4はプラスチック製であり、奥側に配置される遊技盤10の盤面を遊技者から視認することができるように円形状の開口部4aが形成されている。そして、前面枠4の裏面には、開口部4aに対応したガラス板等の透明板を備える略長方形状の透明板枠(図示せず。)が装着されている。
また、前面枠4には、遊技を演出するための演出手段としてのランプが設けられており、本実施形態では、左LED表示部4b、右LED表示部4c、左上LED表示部4d、右上LED表示部4e、及び上LED表示部4f等にて前記演出手段が構成されている。
左LED表示部4bと右LED表示部4cは、開口部4aの周囲の右側と左側にそれぞれ円弧状に設けられ、左上LED表示部4dは左LED表示部4bの左上方に設けられている。また、右上LED表示部4eは右LED表示部4cの右上方に設けられ、上LED表示部4fは円弧状に形成され、左LED表示部4bの上端部と右LED表示部4cの上端部との間に2個設けられている。そして、これらのLED表示部4b〜4fは、遊技効果を高めるためにゲーム進行に応じて点灯・消灯あるいは点滅する。
また、2個の上LED表示部4fの間には、2個の賞球LED表示部4gが設けられ、賞球LED表示部4gの上方には、扇形のエラーLED表示部4hが設けられている。
上皿部5は、前面枠4の下側に設けられて中枠の左側に開閉可能に支持されているとともに、玉抜きボタンや遊技球の貸出・返却ボタン等が配設された皿外縁部5a、及び遊技機1の内側から遊技球を排出するための排出口5bを備えている。
また、上皿部5の略中央部には、複数の長孔とその上部に多数の小穴が形成された第1音声出力部5cが形成されており、第1音声出力部5cは、スピーカ400a(図2参照)のうち中高音用スピーカ(ツィータ)とダクトを介して接続されて中高音用スピーカからの音声がダクトを介して出力される。因みに、スピーカ400aの音量は、上皿部5の裏面に配置された音量スイッチ基板12(図3参照)により制御される。
下皿部6は、上皿部5の下方に設けられ、その略中央には、遊技機1の内部から遊技球を排出するための排出口6aが設けられている。一方、下皿部6の底面には、球抜き穴(図示せず。)が設けられており、この球抜き穴は、通常時には閉鎖し、下皿部6に貯留された遊技球を遊技機1から排出する際に開放する。なお、下皿部6の左端には、灰皿6bが設けられ、下皿部6の上部には、灰皿6bの上面を開閉するスライド式の蓋が設けられている。
また、下皿部6の略中央手前側には、前記球抜き穴を開閉させる排出ノブ6cが設けられており、この排出ノブ6cは、下皿部6の周縁部の一部を構成している。なお、排出ノブ6cは、通常時、つまり球抜き穴を閉じているときは直立状態であり、その下端を回転軸として上端が手前側に倒れるように回転すると球抜き穴が開く。
なお、本実施形態に係る排出ノブ6cは、プルロック式に構成されており、具体的には、以下のようなものである。すなわち、遊技者が下皿部6に溜まった遊技球を手前側に掻き出すように操作すると、排出ノブ6cが回転軸を中心に手前側に回転し、この状態で排出ノブ6cがロックされる。このとき、排出ノブ6cの回転に連動して球抜き穴が開くので、遊技球が下皿部6から排出される。また、遊技者が排出ノブ6cを押すことで排出ノブ6cのロックが解除され、排出ノブ6cが直立状態に戻り、球抜き穴は閉鎖する。
また、下皿部6における排出ノブ6cの右側及び左側の下面には、第2音声出力部6dが設けられており、この第2音声出力部6dは、スピーカ400aの低音用スピーカ(ウーファ)とダクトを介して接続されて、低音用スピーカからの音声が下方側に向かって出力される。
下皿部6の右側には、前記発射装置ユニットを操作する発射ハンドル9が設けられており、この発射ハンドル9には、遊技者が触れていることを検出するタッチスイッチ9aが設けられている。なお、発射ハンドル9の左側面には、遊技球の発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ9bが配置されている。
また、施錠装置7は、前面枠4を閉じた際にこれを施錠するためのもので、本実施形態では、中枠の右端中央に設けられている。また、遊技機1の左側には、プリペイドカードユニット13が装着されている。
次に、遊技盤10の表面構造について図2に基づいて説明する。なお、図2は、遊技盤10の正面図である。
遊技盤10は、略長方形の木製の板状体であって中枠に表面側に着脱可能に取り付けられており、この遊技盤10には、遊技盤10の表面に設けられた外レール14と内レール15とにより略円形状の遊技領域11が形成されている。
そして、遊技領域11内には、中央装置26、始動口(普通電動役物)17、変動入賞装置18、左入賞口19、右入賞口20、左下入賞口21、右下入賞口22、多数の障害釘23等が配設されている。
中央装置16は遊技領域11の略中央部に配置されてセンター役物26、液晶表示装置27、並びワープ入口16a及びワープ出口16c(図4、図5参照)を備え、液晶表示装置27の画面上には、複数の特別図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、その特別図柄を停止表示する特別図柄表示領域(図示せず。)が形成されている。
ここで、特別図柄表示領域は、左特別図柄を表示する左特別図柄表示領域、中特別図柄を表示する中特別図柄表示領域、及び右特別図柄を表示する右特別図柄表示領域からなるもので、中特別図柄表示領域は、左特別図柄表示領域、右特別図柄表示領域よりも画面内のやや上方に配置されている。そして、各特別図柄表示領域は、上下方向に図柄変動方向が設定され、その向きで変動しているように識別情報としての複数の図柄(特別図柄)が順次表示されていく。
液晶表示装置27は、遊技球が始動口(普通電動役物)17に入球することにより、その映像画面の表示領域(図示せず。)に表示される各特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、図柄が「777」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、変動入賞装置18に配設された大入賞装置31の大入賞口311が開放される。
つまり、本実施形態に係る遊技機1では、「複数の識別情報」として、左特別図柄表示領域と、中特別図柄表示領域と、右特別図柄表示領域とを備え、「遊技球が始動口(普通電動役物)17に入球する。」という「所定条件の成立」によって、各特別図柄がそれぞれ変動され、「図柄が3桁同一図柄で揃う。」という、特定条件の停止態様が達成されると、「大当り」という「特定の価値」を遊技者に付与する。
センター役物26は、液晶表示装置27の前面周辺部に突出するように装着されており、このセンター役物26の底辺部にステージ70が設けられている。なお、このステージ70については後述する。
また、センター役物26の左右斜め下方には、普通図柄作動ゲート36、37がそれぞれ設けられ、この左右の普通図柄作動ゲート36、37には、遊技球が普通図柄作動ゲート36、37を通過した否かを検出する普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ36s、37s(図3参照)が配設されている。そして、普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ36s、37sのいずれかにより、遊技球が普通図柄作動ゲート36、37の何れかを通過したことを検出すると、液晶表示装置27に表示された普通図柄が変動表示する。
また、ワープ入口16aは、中央装置16の左右側面に設けられ、後述するステージ70の誘導路70aに向けて開口したワープ出口16cに連通するワープ通路16b(図4、図5参照)の入口部であり、このワープ通路は、中央装置16のうち左右側面側に形成されている。
始動口17はセンター役物26の中央位置の下方に離れて配設された入賞口であり、この始動口17は、いわゆるチューリップ式で左右に一対の翼片部が開閉するように形成されたものである。
そして、始動口17の内部には、遊技球が通過したか否かを検知する始動口(普通電動役物)入賞検知スイッチ17s(図3参照)、及び翼片部を作動させるための始動口(普通電動役物)ソレノイド17c(図3参照)が備えられており、この一対の翼片部が左右に開くと、遊技球の入球可能性が大きい開放状態となり、一対の翼片部が立設されると、遊技球の入球可能性が小さい通常状態となる。
変動入賞装置18は始動口17の下方に配設されており、この変動入賞装置18は、前面側が略逆台形状に形成された基板34に設けられた、大入賞装置31、左下入賞口21及び右下入賞口22から構成されたものである。
ここで、大入賞装置31は、略中央に形成されて帯状に開口された大入賞口311、この大入賞口311を開放又は閉鎖する開閉板312、この開閉板312を開閉するための大入賞口ソレノイド313(図3参照)、入賞球を検知する入賞球検知スイッチ318(図3参照)と、大入賞口311に入賞した遊技球が通過するV入賞口及び一般入賞口からなる特定領域(図示せず。)、連動杆(図示せず。)、裏箱(図示せず。)、並びに大入賞口中継基板(図示せず。)等で構成されている。
また、左下入賞口21は始動口17の左側に配設され、その内部には、左下入賞口21に遊技球が入賞したか否かを検出する左下入賞口通過検知スイッチ21s(図3参照)が設けられている。一方、右下入賞口22は始動口17の右側に配設され、その内部には、右下入賞口22に遊技球が入賞したか否かを検出する右下入賞口通過検知スイッチ22s(図3参照)が設けられている。
また、変動入賞装置18の左右斜め上方には、左入賞口19及び右入賞口20がそれぞれ配設されており、これらの内部それぞれには、遊技球が左入賞口19又は右入賞口20を通過したか否かを検出する左入賞口通過検知スイッチ19s(図3参照)、右入賞口通過検知スイッチ20s(図3参照)が設けられている。
そして、遊技盤10の下方には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域から排出するためのアウト口48が設けられ、そのアウト口48の下部には、バック球防止部材58が設けられており、このバック球防止部材58により遊技領域11に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることが防止されている。
また、内レール15の先端部には、ファール球防止部材59が取り付けられ、センター役物26を挟んでファール球防止部材59と略対称の位置には、遊技盤10内に発射された遊技球をファール球防止部材59側又はセンター役物26側に跳ね返すための返しゴム60が外レール14に沿って取り付けられている。
なお、多数の障害釘23は、上述した始動口17や入賞口19、20等の各遊技装置と共に遊技性を高めることを目的とした位置に配設されている。
次に、遊技機1の電子制御装置130の概略を、電子制御装置130のブロック図である図3に基づいて説明する。
電子制御装置130は、主制御部140、並びに主として賞球の払出制御を行う払出制御部150、特別図柄制御部160及び音声・ランプ制御部170等の副制御部を有して構成されており、主制御部140と払出制御部150及び音声・ランプ制御部170は信号伝送経路500aにより接続され、特別図柄制御部160と音声・ランプ制御部170は信号伝送経路500bにより接続されている。
そして、主制御部140から信号伝送経路500a、500bを介して各副制御部150〜170に処理内容を指示する指令信号たるコマンドデータが一方向形式若しくは双方向形式でデータが伝送され、一方、音声・ランプ制御部170から図柄制御部160へは一方向形式でデータが伝送される。なお、本発明はこれに限定されるものではなく、音声・ランプ制御部170と図柄制御部160との間で双方向形式でデータを伝送してもよいことは言うまでもない。
因みに、図3中、破線の矢印は、各制御部140〜170への電源供給経路を表しており、電源からの電力は、先ず、電源受電基板410に供給され、電源ユニット420で所定電圧に変換された後、分電基板430から各制御部140〜170に供給される。
そして、主制御部140の入出力回路部(図示せず。)には、入賞球検知スイッチ318、19s〜22s、並びに始動口入賞検知スイッチ17s、普通図柄表示装置基板32f、各種ソレノイド17c、313、右普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ37s及び左普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ36sが接続されている。
なお、入賞球検知スイッチ318、19s〜22sは、中継基板190を介して主制御部140の入出力回路部に接続され、始動口入賞検知スイッチ17s、普通図柄表示装置基板32f、各種ソレノイド17c、313、右普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ37s及び左普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ36sは、中継基板190を介さずに直接主制御部140の入出力回路部に接続されている。
また、音声・ランプ制御部170のコネクタ出力部(図示せず。)には、各種ランプ基板261f、262f、各種LED基板4i〜4o等が接続されており、これらの各基板に接続されたランプ又はLEDは、ゲームの進行状況に応じて点灯・消灯又は点滅する。
また、払出制御部150には、賞球払出装置109、発射装置制御部193及び払出用端子基板191が接続されており、この払出用端子基板191には、タッチスイッチ9a、発射停止スイッチ9b、ヴォリュームスイッチ192、タンク球切れ検知スイッチ104及び補給球切れ検知スイッチ108等が接続されている。
次に電子制御装置130にて実行される賞球動作を説明する。
先ず、主制御部140は、払出制御部150を作動指令対象とする指令信号として所定個数の賞球個数データを、その検知順に払出制御部150に送信し、払出制御部150は、主制御部140からの賞球個数データを受け取り、賞球払出信号の送信により賞球払出装置109を作動させる。
具体的には、主制御部140は、遊技球が入賞球検知スイッチ318を通過した場合には15個、始動口入賞検知スイッチ17sを通過した場合には6個、それ以外の場合(例えば、左右下入賞口21、22の通過検知スイッチ21s、22sの通過を検知した場合等)には10個を賞球個数データとして払出制御部150に送信し、払出制御部150は、この受信した賞球個数データに対応する個数の遊技球を払い出す。
また、主制御部140は、上述の各種検知スイッチの出力に基づいて遊技状態を判断して、その遊技状態に基づいて当否判定を行うとともに、その判定結果に応じた図柄表示態様で画面表示制御を行うためのデータを読み込む。
具体的には、主制御部140は、始動口入賞検知スイッチ17s、入賞球検知スイッチ318等の検知結果、及び特別図柄当否判定乱数の取得値等に基づいて、遊技が行われているか否か(客待ちの状態であるか否か)、遊技は行われているが始動入賞がない状態(変動準備状態)であるか否か、始動入賞があった状態であるか否か、及び特別遊技状態であるか否か等を判断する。
このとき、例えば始動入賞が検出されると乱数値に基づいて当否判定が行われ、その判定結果に応じた特別図柄の変動(リーチ表示態様を含む)、又は確定等の表示態様制御のためのデータが読み込まれ、この読み込まれたデータは、特別図柄制御部160に送信される。
なお、主制御部140により実行されるジョブの概要は、例えば特開2004−000396号公報に記載されている弾球遊技機と同様であるので、本明細書では、主制御部140により実行されるジョブの説明を省略する。
次に、本実施形態の要部であるステージ70について、図4〜図6を用いて説明する。なお、図4及び図5はステージ70の拡大斜視図であり、図6は筒体を稼動させる稼動機構の斜視図である。
ステージ70は、図4及び図5に示すように、特許請求の範囲に記載された入賞口を構成する始動口17の上方側に設けられ、遊技盤10の盤面から遊技者側(正面側)に突出した状態で左右方向(水平方向)に延びる棚状の部材である。
そして、このステージ70の左右方向略中央であって、鉛直方向と交差又は直交する方向に拡がる面を有する誘導路70aには、左右方向に延びる略長方形状又は長円状の開口部71が設けられており、この開口部71は、始動口17に遊技球を誘導する入賞誘導路71aに連通している。
また、入賞誘導路71aの排出口71bは、始動口17の上方側において、左右方向に延びる長円状に形成されて前面側に向けて開口しているため、上方側に向けて開口している開口部71から入賞誘導路71aに流入した遊技球は、入賞誘導路71a内にてその流下方向を略90度転向して排出口71bの左右方向略中央部に形成された凹部71cから排出される。
なお、図4及び図5では、凹部71cの位置が、排出口71bの左端又は右端と同程度の高さに位置するように記載されているが、実際の入賞誘導路71aにおいては、下方側が凸となるように湾曲しているとともに、その最下部に凹部71cが形成されているので、開口部71より入賞誘導路71aに流入した遊技球の多くは、凹部71cから排出される。
また、ステージ70のうち開口部71の上方には、開口部71を開閉する可動体72が配設されており、この可動体72は、内部に遊技球が通過する遊技球通路部72aを有して開口部71の一端側から他端側に延びる透明な円筒状のもので、その長手方向(軸方向)略中央部にて揺動可能に支持されている。
そして、可動体72は、図6に示すように、アクチュエータ73にて揺動駆動される。なお、アクチュエータ73は、特許請求の範囲に記載された可動体稼動手段に相当するもので、本実施形態では、複数枚の歯車73a〜73cで構成された減速機(変速機)73d、入力側歯車(本実施形態では、歯車73a)に回転駆動力を付与する駆動源(本実施形態では、電動モータ)73e、及び出力側歯車(本実施形態では、歯車73c)と一体的に回転して可動体72に設けられた突起部72bに間欠的に接触するカム73f等からなるアクチュエータ73が構成されている。
因みに、図6(b)中、揺動軸72cは、可動体72を揺動可能に支持する軸であり、この揺動軸72cはステージ72に回転可能に組み付けられている。また、本実施形態では、アクチュエータ73、つまり駆動源73eは、遊技機1の遊技状態によらず、遊技機1に電力が供給されている間は、常に稼動している。
次に、可動体72の作動について説明する。
可動体72は、その長手方向略中央部に揺動軸72cが設けられ、かつ、図4及び図5に示すように、長手方向一端側(紙面右端側)が軸方向に対して斜めにカットされているため、可動体72に外力(重力を除く。)が作用していない場合には、図4に示すように、長手方向他端側(紙面左端側)が長手方向一端側(紙面右端側)より低くなるように傾斜した状態となる。
一方、駆動源73eをなす電動モータは、常に所定の回転数で回転しているため、これに連動してカム73fも所定の回転数(例えば、12rpm)で回転する。このため、カム73fは所定の周期で可動体72の突起部72bに衝突して、長手方向他端側(紙面左端側)が長手方向一端側(紙面右端側)より高くなるように可動体72を揺動させる力(以下、この力を揺動力と言う。)を、間欠的に可動体72に作用させる。
このため、可動体72は、アクチュエータ73から揺動力を受けている間は、長手方向他端側(紙面左端側)が長手方向一端側(紙面右端側)より高くなるように傾斜し、カム73fと突起部72bとが接触していないとき、つまりアクチュエータ73から揺動力を受けていないときは、自重によるモーメントによって長手方向他端側(紙面左端側)が長手方向一端側(紙面右端側)より低くなるように傾斜しようとする。
このとき、本実施形態では、駆動源73eは一定回転数で回転しているため、可動体72は、一定の周囲にて揺動するので、可動体72は、あたかも「ししおとし」の竹のごとく、一定の周期で揺動する。
したがって、本実施形態では、アクチュエータ73が可動体72を揺動させることにより、開口部71を挟んで一方側(図4の左側)から流下する遊技球が開口部71に流入することを阻止する第1状態(図4に示す状態)と、開口部71を挟んで他方側(図5の右側)から流下する遊技球が開口部71に流入することを阻止する第2状態(図5参照)とが一定の周期で切り換えられることとなる。
また、カム73fと突起部72bとが接触していないときには、可動体72は、カム73f、つまりアクチュエータ73から揺動を拘束する力を受けないので、遊技球から力を受けて長手方向他端側(紙面左端側)が長手方向一端側(紙面右端側)より低くなるように傾斜した状態(図4参照)から長手方向他端側(紙面左端側)が長手方向一端側(紙面右端側)より高くなるように傾斜した状態(図5参照)に変化する場合がある。
すなわち、図4に示す状態においては前記した第1状態となるが、誘導路70aに転動してきた遊技球が可動体72の左端側から遊技球通路部72aに流入し、可動体72の長手方向略中央部より右端側まで到達すると、遊技球の自重によって可動体72に作用する右周りのモーメントが、可動体72の自重による左周りのモーメントを上回るため、カム73fと突起部72bとが接触していないときには、図5に示す第2状態となる。
次に、本実施形態に係る遊技機における遊技球の流下経路のうち特徴的な流下経路について説明する。
発射装置ユニットから発射された遊技球は、遊技領域11の上部から遊技領域11の下方側に向けて流下していく。遊技者は、一般的に遊技領域の左半分、つまり中央装置16の左側を通過させて、始動口17へ入賞させるように遊技球を発射する。なお、以下、この発射方法を「左打ち」という。このとき、中央装置16の左側に備えられたワープ入口16aから前記ワープ通路16bを経由して誘導路70aに到達した遊技球のうち、図4又は図5において誘導路70aの左側に流下してきた遊技球Sは、開口部71の左側にある流出部74aに到達する。
ここで仮に、可動体72が、図4に示すように左端側が下がった状態(第1状態)となっている場合には、遊技球Sが左側から開口部71に流入することが阻止された状態となる。
そして、流出部74aに到達した遊技球Sの勢いが弱い場合には、遊技球Sは流出部74aで一旦停留し、矢印Aのようにステージ70の外へ流下する。また、流出部74aに到達した遊技球Sの勢いが強い場合には、遊技球Sが遊技球通路部72aを流通して流出部74b側に移動するため、カム73fと突起部72bとが接触していないときには、前述したように、遊技球の重量によって可動体72に作用する右周りのモーメントが、可動体72の自重による左周りのモーメントを上回り、可動体72の状態は、第1状態から図5に示す第2状態に変化する。
このため、遊技球通路部72aを通過して流出部74bに到達した遊技球Sは、この時点で、遊技球Sの勢いが衰えていれば矢印Bのようにステージ70の外へ流下する。また、遊技球Sの勢いが強ければ、遊技球Sは誘導路70aの右端側に向けて駆け上った後、誘導路70bを下って再び流出部74bに到達して、流出部74bからステージ70の外へ流下する。
なお、流出部74a、74bは、始動口17に対して水平方向(左右方向)にずれた位置に設けられているので、通常、流出部74a、74bからステージ70の外に流下した遊技球は、始動口17に入賞することなく、下方側に流下する。
また、図5に示す第2状態においては開口部71の左側が開放しているので、この状態で、ワープ通路16bを経由して誘導路70aの左端側に到達した遊技球の多くは、開口部71に落下して入賞誘導路71aを経由して排出口71bの凹部71cからステージ70の外に流下する。
一方、図4に示す第1状態においては開口部71の右側が開放しているので、遊技者は、前述した左打ちよりも多くの遊技球を始動口17に入賞させようと、遊技領域の右半分、つまり中央装置16の右側を通過させて、始動口17へ入賞させるように遊技球を発射する場合もある。なお、以下、この発射方法を「右打ち」という。このとき、中央装置16の右側に備えられたワープ入口16aから前記ワープ通路16bを経由して誘導路70aの右端側に到達した遊技球の多くは、開口部71に落下して入賞誘導路71aを経由して排出口71bの凹部71cからステージ70の外に流下する。
そして、凹部71cは始動口17の略真上に設けられていることから、凹部71cからステージ70の外に流下した遊技球の多くは、始動口17に入賞する。したがって、ワープ通路16bを経由して誘導路70aに到達した遊技球は、可動体71に揺動作動により開口部71に流入する場合と流入しない場合とに振り分けられる。
つまり、本実施形態では、可動体72及びアクチュエータ73は、始動口17に遊技球を入賞させる場合と入賞させない場合とを振り分ける振り分け装置として機能する。
次に、本実施形態に係る遊技機1の特徴を説明する。
本実施形態に係る遊技機1では、可動体72を所定の周期で稼動(揺動)させて開口部71を開閉するので、遊技者にとって有利な状態、つまり遊技球Sが入賞口17に誘導される状態と、遊技者にとって不利な状態、つまり遊技球Sが流出部74a、74bからステージ70の外に流下して始動口17に入賞する確率が低くなる状態とを創出することができる。
これにより、遊技者は、遊技者にとって有利な状態を狙って遊技球を発射させることとなるので、遊技機1の遊技球の動きの変化が豊かで、かつ、遊技性を向上させることができるとともに、遊技球の挙動を従来より一層興趣を高揚させるものとすることができる。
また、本実施形態では、開口部71を挟んで一方側から流下する遊技球が開口部71に流入することを阻止する第1状態と、開口部71を挟んで他方側から流下する遊技球が開口部71に流入することを阻止する第2状態と、を切り換えるように可動体72を稼動させるので、遊技者は、開口部71の開いている側に遊技球を導入させるために、いわゆる右打ち又は左打ちを行なって、遊技を享受することとなり、特に、特定の図柄が停止表示された際に大当りとなる第1種遊技機において、新たな遊技性を創出することができる。
また、本実施形態に係る遊技機1では、前記第1状態と前記第2状態とを一定の周期で切り換えるので、遊技者は、切り換え周期を予測して遊技球を発射させることとなり、遊技者は、従来に無い新規な遊技性を享受しながら遊技を行うことができる。
また、本実施形態に係る遊技機1の可動体72は、「ししおとし」のごとく、揺動して前記第1状態と前記第2状態とを周期的に切り換えるので、遊技者に対して視覚的な演出効果を与えながら、新たな遊技性を享受させることができる。
また、本実施形態に係る遊技機1の可動体72の内部に遊技球通路部72aが設けられているので、遊技者に対してより一層効果的な演出効果を与えることができる。
すなわち、例えば左端側から遊技球通路部72aに流入した遊技球の勢いが弱い場合には、遊技球通路部72a内で遊技球の勢いが減殺され、右端側から遊技球が流出することなく逆戻りして流出部74aからステージ70の外に流下し、逆に、遊技球の勢いが強いと、可動体72が第1状態から第2状態に移行する前に遊技球が遊技球通路部72aから流出して、開口部71の左端側から開口部71に流入する場合が発生し得るので、遊技者は、このような場合が発生することを期待しながら遊技を享受することができる。
また、本実施形態に係る遊技機1の可動体72は、アクチュエータ73から揺動力を受けないときは、自由に揺動することができ得るので、前述のごとく、可動体72は、可動体72の自重によるモーメント及び遊技球の自重によるモーメントによって揺動する。したがって、遊技者は、アクチュエータ73による強制的な揺動周期以外の自然発生的な揺動も考慮して遊技球を発射する必要があるので、遊技機の遊技性をより一層高めることができる。
また、本実施形態に係る遊技機1では、開口部71の右側が開いた第1状態と開口部71の左側が開いた第2状態とを所定の周期で切り換えるので、左右両側が同じように開閉する特許文献1に記載の遊技機に比べて、遊技性を高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、遊技機1として、その他の機種(正面図が図1に示したものとは異なる機種は言うに及ばず、例えばアレンジボール式パチンコ機)に適用してもよい。
また、上述の実施形態では、可動体72を、例えば透明とすることにより遊技球通路部72a内を通過する遊技球を目視可能としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば可動体72を不透明な材質にて構成してもよい。
また、上述の実施形態では、可動体72を円筒状としたが本発明はこれに限定されるものではなく、例えば角筒状等の筒状としてもよい。
また、上述の実施形態では、遊技球通路部72a四方が閉塞された筒状(パイプ状)の通路であったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば上方側が開放された樋状の通路であってもよい。
また、上述の実施形態では、可動体72は一定の周期で稼動したが、本発明は可動体72を所定の周期で稼動させることを特徴とするものであるので、その周期は、変動してもよい。なお、この際、遊技機1の遊技状態(例えば、大当たり中、確変中、及び時短中等の遊技状態)に基づいて可動体72の稼動周期を変動させてもよい。
本発明の実施形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る遊技機の遊技盤を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る遊技機が備える電子制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る遊技機において、ステージの下部周辺を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る遊技機において、ステージの下部周辺を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る遊技機において、可動体を駆動する機構を示す説明図である。
符号の説明
1…遊技機、2…外枠、4…前面枠、4a…開口部、4b…LED表示部、
4b…左LED表示部、4c…右LED表示部、4d…左上LED表示部、
4e…右上LED表示部、4f…上LED表示部、4g…賞球LED表示部、
4h…エラーLED表示部、5…上皿部、5a…皿外縁部、5b…排出口、
5c…第1音声出力部、6…下皿部、6a…排出口、6b…灰皿、6c…排出ノブ、
6d…第2音声出力部、7…施錠装置、9…発射ハンドル、9a…タッチスイッチ、
9b…発射停止スイッチ、10…遊技盤、11…遊技領域、
12…音量スイッチ基板、13…プリペイドカードユニット、14…外レール、
15…内レール、16…中央装置、17…始動口、17c…ソレノイド、
17s…始動口入賞検知スイッチ、17s…入賞検知スイッチ、18…変動入賞装置、
19…左入賞口、19s…左入賞口通過検知スイッチ、20…右入賞口、
20s…右入賞口通過検知スイッチ、21…左右下入賞口、21…左下入賞口、
21s…左下入賞口通過検知スイッチ、22…右下入賞口、
22s…右下入賞口通過検知スイッチ、23…障害釘、26…センター役物、
26…中央装置、27…液晶表示装置、31…大入賞装置、
32f…普通図柄表示装置基板、34…基板、36…普通図柄作動ゲート、
36s…普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ、48…アウト口、
58…バック球防止部材、59…ファール球防止部材、60…返しゴム、
70…ステージ、70a…誘導路、70b…誘導路、71…可動体、71…開口部、
71a…入賞誘導路、71b…排出口、71c…凹部、72…ステージ、72…可動体、
72a…遊技球通路部、72b…突起部、72c…揺動軸、73…アクチュエータ、
73a…歯車、73c…歯車、73e…駆動源、73f…カム、74a…流出部、
74b…流出部、130…電子制御装置、140…主制御部、150…払出制御部、
160…特別図柄制御部、170…音声・ランプ制御部、190…中継基板、
191…払出用端子基板、311…大入賞口、312…開閉板、
313…大入賞口ソレノイド、318…入賞球検知スイッチ、400a…スピーカ、
410…電源受電基板、420…電源ユニット、430…分電基板、
500a…信号伝送経路、500b…信号伝送経路。

Claims (2)

  1. 入賞口が設けられた遊技盤と、
    前記遊技盤のうち前記入賞口の上方側に配設され、前記入賞口に遊技球を誘導する入賞誘導通路に連なる開口部が設けられた棚状のステージと、
    前記開口部を開閉する可動体と、
    前記可動体を所定の周期で稼動させる可動体稼動手段とを有し、
    前記可動体稼動手段は、前記開口部を挟んで一方側から流下する遊技球が前記開口部に流入することを阻止する第1状態と、前記開口部を挟んで他方側から流下する遊技球が前記開口部に流入することを阻止する第2状態と、を切り換えるように前記可動体を稼動させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記可動体稼動手段は、前記第1状態と前記第2状態とを一定の周期で切り換えることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
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