JP2003290478A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003290478A JP2002099975A JP2002099975A JP2003290478A JP 2003290478 A JP2003290478 A JP 2003290478A JP 2002099975 A JP2002099975 A JP 2002099975A JP 2002099975 A JP2002099975 A JP 2002099975A JP 2003290478 A JP2003290478 A JP 2003290478A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2以上の大当たりを備えた遊技機における遊
技球の挙動性を高める。 【解決手段】 特定入球装置35は、上部に入球確率1
/100〜1/200の第1入球口43、その下部に遊
技球通過確率1/2〜1/3の第1特定領域44と2つ
の第1非特定領域45,46を備えた球旋回式入賞装置
47、球旋回式入賞装置47の下部側端部左右に設けら
れ入球確率1/10〜1/50に設定された一対の第2
入球口48及び49、及び第2入球口48及び49の間
に位置し上部が開放され下部が枠状に閉じられ遊技球通
過確率1/20〜1/40の第2特定領域50及び第2
特定領域の左右に設けた第2非特定領域51,52、及
び第2特定領域50の上部に通過率を変更できる移動可
能な通過率調整装置53を備え、第1入球口43は、遊
技球が1個通過可能な入球巾とし、第2入球口48及び
49の上部に位置し、第1入球口及び第2入球口から特
定入球装置の内部に遊技球を入球可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関
し、詳しくは、大当たり発生条件が2つ以上の弾球遊技
機において、開放又は拡大しない普通入球口に入球し、
該普通入球口内の特定領域を通過すると遊技者に有利な
特別遊技状態を発生させる遊技(一発機)と、第2種遊
技機(羽根物)とのゲーム内容を合体させた弾球遊技機
である。
【0002】
【従来の技術】近年、大当たり発生条件が2つ以上の弾
球遊技機についての提案が為されている。例えば、特開
2000−33152号、特開2001−9128号及
び特開2001−9129号等に示される発明が為され
ている。これらの公報に示される発明は、遊技球の挙動
により遊技球の入球が可能となる特定入球口内の特定領
域を遊技球が通過すると大当たりとする第1大当たり発
生条件と、図柄が揃うことによる大当たりとする第2大
当たり発生条件と、の2つ以上の大当たり発生条件を有
するものである。これらの発明は、図柄が揃うことのみ
を単調に繰り返す遊技に、遊技球の挙動による遊技の面
白さを加味したものであり、所謂フィーバ機と羽根物の
弾球遊技機との遊技内容を合わせた面白さを有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの発明
は、図柄が揃うことの遊技が主であるか従であるかの問
題は別としても、図柄を揃える遊技に遊技球の挙動によ
る面白さを加味したものの遊技内容であることに変わり
はない。また、図柄を揃える遊技に別の大当たり発生条
件を加えただけというものが大半である。
【0004】そこで、本発明の弾球遊技機は、前述した
課題を好適に解決することを目的として為されたもので
あり、大当たり発生条件が2つ以上の遊技において、図
柄が揃うことを中心とする遊技から脱却し、2つの大当
たり発生条件を共に遊技球の挙動によるものとし、遊技
の趣向性を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
請求項1に記載の弾球遊技機は、遊技盤面上に遊技球が
入球可能な特定入球装置を備え、該特定入球装置内の特
定領域を遊技球が通過することに起因して遊技者に有利
な特別遊技を実行する弾球遊技機において、前記特定入
球装置の内部に遊技球を入球可能とする第1入球口及び
第2入球口と、該第1入球口は、遊技球が1個通過可能
な入球巾とし、前記第2入球口は、前記特定入球装置と
異なる他の入球口に遊技球が入球、又は、他の通過口を
遊技球が通過することにより、その入口を拡大又は開放
させ入球不可能な状態から入球可能な状態に移行させる
ことを特徴とする弾球遊技機である。請求項1に記載の
発明によると、第1入球口又は第2入球口から入球した
後に特定領域を通過することに起因して特別遊技(大当
たり遊技)を実行させることができ、図柄を揃えて大当
たり遊技を実行させる遊技内容と異なる遊技内容であり
ながら、遊技盤面上に発射された遊技球の挙動により大
当たり遊技を実行する条件を2つ有する。これにより、
第1入球口を狙って発射された遊技球が第1入球口に入
球せず零れても、第2入球口を拡大又は開放させた後に
大当たりを発生させることができる。即ち、遊技者にし
てみれば、第1入球口ヘ向けて発射した遊技球が第2入
球口から入球して大当たり遊技を実行させる可能性を有
し、第1入球口に向けて遊技球を発射する遊技の単調性
を解消し、遊技球の挙動による遊技の面白さを一層向上
させることができるという効果を有する。また、1つの
入球装置に2つの入球口を備え、大当たり発生条件が2
つありながら、特定入球装置を1つとする構成を採用す
ることもできるので遊技盤面の面積を占有することなく
遊技領域を有効に活用できるという効果も有する。更
に、遊技球が入球することにより賞球を払い出す弾球遊
技機においては遊技球を第1入球口から入球させなくと
も第2入球口から入球させることにより賞球が発生する
ので、特定入球装置によるベース(大当たり遊技実行以
外の賞球割合)を高く維持することができ遊技者に過度
な不利益を与えることを回避でき、遊技の健全性を向上
させることができる。前記第1入球口は遊技球が1個通
過可能な入球巾であることが好ましい。尚、遊技球が1
個通過可能な入球巾は、遊技球の直径が11.0mmで
あることから、遊技球が接触する部分の遊技釘の間隔が
11.0〜14.0mm程度の離間距離とすることが考
えられる。
【0006】また、前記第1入球口は前記第2入球口の
上部に位置することが好ましい。第1入球口に入球しな
かった零れ球が第2入球口に入球する可能性があるから
である。特別遊技のときに作動する特別遊技装置は、特
定入球装置であっても、特定入球装置以外の装置であっ
てもよい。特別遊技装置は、入球不可能状態と入球可能
状態に変化可能であって、入球口の開放及び閉鎖による
連続作動が可能な構造が好ましい。例えば、一対の羽根
が左右に揺動する構造、開き扉を受口とする大入賞口
(アタッカー)の構造、又は普通電動役物の構造等が好
ましい。特別遊技装置の開放中は、遊技者による発射強
度の調整により、入球調整ができることが好ましい。例
えば、特別遊技装置を遊技盤中央に設置し、羽根部材の
拡大したときに、遊技球が第2入球口に入球できるよう
に遊技釘又は構造物などを配置した構成とすること、遊
技盤下面等に設置し上部中央部を狙って発射することで
大半の遊技球が入球できるように遊技釘又は構造物など
を配置した構成とすることなどが好ましい。特別遊技装
置の拡大時に、他の入球装置よりも高い確率で入球する
ことが可能なように遊技釘等により入球調整することも
好ましい。特別遊技実施中において、入球確率は、本
来、100%とすることが好ましいが、100%ではな
い場合には入球確率を高くすることが好ましい。ここで
いう連続作動は電動役物の作動と停止を繰り返すものが
例示され、連続作動の停止には一時停止を含む。また、
前記特定領域は単数、複数を問わない。第2入球口は1
対であることが好ましい。第1入球口と第2入球口とは
分離されていてもよいし、又は、合体していてもよい。
第2入球口の中間に第1入球口が連設されていることが
好ましい。例えば、1対の第2入球口の間に直接的又は
間接的に第1入球口を設けることが好ましい。
【0007】請求項2に記載の弾球遊技機は、請求項1
に記載の弾球遊技機において、前記第1入球口から入球
した後に前記特定領域を通過したことに起因して実行す
る特別遊技と、前記第2入球口から入球した後に前記特
定領域を通過したことに起因して実行する特別遊技と
を、異なる遊技内容としたことを特徴とする弾球遊技機
である。第1入球口から入球したことによる特別遊技の
内容と、第2入球口から入球したことによる特別遊技の
内容とが異なるので、遊技内容に変化を持たせることが
できる。例えば、特別遊技により獲得賞球数を異ならせ
たり、特別遊技に付加価値を持たせ、第1入球口から入
球したことによる特別遊技実行後に第2入球口が拡大又
は開放する時間を所定時間変化させること等が考えられ
る。第1入球口からの入球と、第2入球口からの入球の
識別は、第1入球口及び/又は第2入球口へ遊技球の検
出センサを設けることで可能となる。後述する具体例で
は、第1入球口による特別遊技は、羽根部材(第2入球
口)を開放して所謂パンク(特別遊技の権利が途中で終
了すること)のない大当たりとし、第2入球口による特
別遊技は、開放中に入球した遊技球が特定領域を通過し
なければ、特別遊技はパンクとする構成である。前記第
1入球口から入球した後に前記特定領域を通過したこと
に起因して実行する特別遊技の例としては、所謂一発機
による大当たりが挙げられる。これは、中央装置に入球
難度の高い入賞口(例えば、天入賞口等の所定の入賞
口)と、3つ穴クルーンとを設けて、入賞口に極く稀に
入球する遊技球がクルーンを回転して、3つ穴のうち、
1つの特定穴に入球すれば大当たりとする。前記第2入
球口から入球した後に前記特定領域を通過したことに起
因して実行する特別遊技としては、第2種遊技(羽根物
と呼ばれる)による大当たりが挙げられる。中央装置に
入球難度の低い入賞口(例えば、所定の入球口への入球
に応じて、羽根部材が開閉し、羽根部材が開放するとき
には入球が可能なもの等)と、中央装置内部下部に設け
た所定領域のうちの特定領域を設けて、羽根部材が開放
するときに入球した遊技球が前記特定領域を入球又は通
過すれば大当たりとする。特定領域が1つの場合は、遊
技球の通過経路の相違を検出することで、前記の2つの
異なる内容の特別遊技を兼用できる。
【0008】請求項3に記載の弾球遊技機は、請求項1
又は請求項2に記載の弾球遊技機において、前記特定領
域として第1特定領域と第2特定領域との2つの特定領
域を備え、前記第1入球口から入球した遊技球が前記第
1特定領域を通過可能とし、前記第2入球口から入球し
た遊技球が前記第2特定領域を通過可能としたことを特
徴とする弾球遊技機である。請求項3に記載の弾球遊技
機は、特定領域を2つ備えるので、第1特定領域の通過
確率と第2特定領域通過確率を異ならせて遊技内容に変
化を持たせたり、各々の領域を通過することにより特別
遊技の内容を異ならせ遊技内容に巾を持たせることがで
きる。第1特定領域を備えた内部空間と、第2特定領域
を備えた内部空間とは物理的に分離されていてもよい
し、第1特定領域を備えた内部空間と、第2特定領域を
備えた内部空間とが連通していてもよい。前記第1入球
口から入球した遊技球が前記第1特定領域を通過したと
きに、また、前記第2入球口から入球した遊技球が前記
第2特定領域を通過したときに、それぞれ遊技内容の異
なる特別遊技が発生することが好ましい。なお、第1入
球口又は第2入球口から入球した遊技球は、それぞれ第
1特定領域又は第2特定領域を通過する可能性があると
いう意味であり、第1入球口又は第2入球口から入球し
た遊技球は、必ず第1特定領域又は第2特定領域を通過
するという意味ではなく、外れる場合も当然有り得る。
従って、第1特定領域及び/又は第2特定領域の近くに
非特定領域を設けることが好ましい。遊技球が、非特定
領域を通過するのか、特定領域を通過するのか、といっ
た、遊技球の挙動に遊技者が一喜一憂することができ
る。第1特定領域は第2特定領域よりも上部にあること
が好ましい。第1特定領域を通過しなかった零れ球が第
2特定領域に達する可能性が生じるからである。第1特
定領域を通過した遊技球は遊技盤面裏側へ取り込まれる
ことが好ましい。又は、第1特定領域を通過した遊技球
は第2特定領域へ向かって流下できるような構造が好ま
しい。この場合、第2特定領域へ遊技球を誘導する誘導
部材を、第1特定領域の下側に設けることが好ましい。
第2特定領域の上方に変動可能な通過率調整装置を設け
ることで、第2特定領域への通過率を変更可能な構造が
好ましい。また、第2特定領域の上方に遊技球が衝突可
能な固定体及び/又は回転体を設けることが好ましい。
例えば、所定形状の回転体を設け、流下する遊技球が不
規則に流路を変更することで、遊技者の特別遊技への期
待感を高めることができる。第1特定領域と第2特定領
域とが分離し遊技球が流通できない構造でもよいし、第
1特定領域に向かって流下した遊技球が第1特定領域を
通過しなかった場合、その遊技球が第2特定領域に向か
って流下可能な構造としてもよい。前記特定入球装置と
異なる他の入球口は特定入球装置の下方に設けることが
好ましい。
【0009】請求項4に記載の弾球遊技機は、請求項3
に記載の弾球遊技機において、前記第1入球口から入球
した遊技球が前記第1特定領域を通過する確率と、前記
第2入球口から入球した遊技球が前記第2特定領域を通
過する確率と、が異なる構成としたことを特徴とする弾
球遊技機である。請求項3に記載の発明を更に明確化し
たものであり、通過確率が異なるので第1入球口と第2
入球口とへの入球率との相違に合わせて、特別遊技発生
確率に変化を持たせることができる。
【0010】請求項5記載の弾球遊技機は、請求項4に
記載の弾球遊技機において、前記第1特定領域を通過す
る確率が前記第2特定領域を通過する確率より高く、前
記第1入球口から入球する確率が前記第2入球口から入
球する確率より低い構成としたことを特徴とする弾球遊
技機である。
【0011】請求項5記載の弾球遊技機によれば、第1
入球口ヘの入球率が低い釘調整として、遊技球が第1入
球口へ入球することが希であっても、一旦、第1入球口
ヘ入球すれば第1特定領域を通過する確率が高いので、
遊技者にしてみれば第1入球口ヘ入球すれば特別遊技へ
の期待感を高めることができる。一方、第2入球口が拡
大又は開放する確率が高い釘調整としても、第2特定領
域を通過する確率が低いので、頻繁に特別遊技を実行さ
せることなくベースを高く維持できるという効果を有す
る。第1入球口への入球率が、第2入球口への入球率よ
り低い例として、第1入球口への入球率は1/100〜
1/200、第2入球口への入球率は1/10〜1/5
0が好ましい。前記第1特定領域を通過する確率が、遊
技球が前記第2特定領域を通過する確率よりも高い例と
しては、前記第1特定領域を通過する確率は1/2〜1
/3、遊技球が前記第2特定領域を通過する確率は1/
20〜1/40が好ましい。前記第1特定領域又は第2
特定領域を通過する確率は、特定領域通過率調整装置に
より第1特定領域又は第2特定領域の巾を大きくした
り、特定領域通過率調整装置の角度を変えて入射角度を
変更したりして、変化させることが好ましい。
【0012】請求項6記載の弾球遊技機は、請求項1乃
至請求項5に記載の弾球遊技機において、前記第1入球
口は障害釘によって入球領域を規定し、前記第2入球口
は一対の入球口とし、その中間に前記第1入球口を設置
し、前記第2入球口が拡大又は開放しない状態で前記第
1入球口へ遊技球を入球可能とするとともに前記第2入
球口が拡大又は開放した状態で遊技球を入球可能とする
ことを特徴とする弾球遊技機である。請求項6記載の発
明によれば、第1入球口と第2入球口とを1つの拡大又
は開放部材で兼用でき、遊技領域のより有効な利用が図
れる。前記特定領域が1つに統合されることが好まし
い。請求項2への応用例として、第2入球口が開放又は
拡大した状態で特定領域を通過した場合と、開放又は拡
大しない状態で特定領域を通過した場合とで特別遊技の
内容を異ならせることが好ましい。請求項3〜5への応
用例として、拡大又は開放しない状態で入球した遊技球
の誘導経路を設けて第1特定領域へ誘導し、第1特定領
域を通過可能とすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態
は、下記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本
発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得る。
図1に示すように、第1実施形態のパチンコ機10は、
大きくは長方形の外枠11と前面枠12とからなり、外
枠11の左隣に公知のプリペイドカードユニット13が
設けられている。前面枠12は、左端上下のヒンジ14
により外枠11に対し回動可能に取り付けられている。
前面枠12の下方には上皿15が設けられ、この上皿1
5の前面に貸出釦16、精算釦17及び残高報知部18
が設けられている。プリペイドカードユニット13のカ
ード口19にプリペイドカードを挿入すると、記憶され
た残高が残高報知部18に報知され、貸出釦16を押下
すると遊技球の貸出しが実行され上皿15の払い出し口
より遊技球が排出される。前面枠12には、窓状の金枠
20が前面枠12に対して解放可能に取り付けられてい
る。この金枠20には板ガラス21が二重に嵌め込まれ
ている。板ガラス21の奥には遊技盤22が収納されて
いる。上皿15の前面枠12下部には、下皿23が設け
られ、下皿23の右側には発射ハンドル24が取り付け
られている。この発射ハンドル24の外周には、図示し
ない回動リングが擁され、これを時計方向に回動すれば
遊技球を遊技盤22上に発射することができる。上皿1
5と下皿23とは連結されていて、上皿15が遊技球で
満杯状態になれば下皿23に遊技球を誘導するよう構成
されている。
【0014】図2はパチンコ機10の裏面図であり、遊
技盤22を脱着可能に取り付ける機構盤26が前述した
外枠11に収納されている。この機構盤26には、上方
から、球タンク27、誘導樋28及び払出し装置29が
設けられている。この構成により、遊技盤22上の入賞
口に遊技球の入賞があれば球タンク27から誘導樋28
を介して所定個数の遊技球を払出し装置29により前述
した上皿15に排出することができる。
【0015】また、機構盤26には主制御基板30及び
賞球制御基板31が脱着可能に、前面枠12左下部には
発射制御基板32と発射モータ33が、主制御基板30
の上部に外部接続端子基板34が、各々取り付けられて
いる。尚、機構盤26を中心とした遊技球の払い出し等
に関する構造は従来の構成と同様なのでその詳細な説明
は割愛する。
【0016】次に図3を用いて遊技盤22について説明
する。図3に示すように、中央にある遊技球が入球可能
な特定入球装置35、遊技盤22の下部に大入賞口36
を備えた特別遊技装置37、特別遊技装置37の上部中
央部及び左右に複数(例えば3個)設けられた普通入賞
口である羽根作動口38,39,40、最下部にアウト
口41、その他の各種入賞口、風車及び遊技釘42等が
備えられている。
【0017】特定入球装置35は、その上部に配置され
上部に障害釘Kを備えた、入球確率1/100〜1/2
00の第1入球口43、球挙動領域S1を経てその下部
に遊技球通過確率1/2〜1/3の第1特定領域44と
2つの第1非特定領域45,46を貫通させた皿47a
を有する球旋回式入賞装置47を備えている。第1特定
領域44と2つの第1非特定領域45,46は丸形貫通
穴である。皿47aは丸形であり、中央部が低くなって
いる。遊技球が旋回してゆくうちに前記3つの穴のいず
れかを通過する。又は、遊技球が皿47aから零れるよ
うに設定することもある。また特定入球装置35は、球
旋回式入賞装置47の下部側端部左右に設けられ入球確
率1/10〜1/50に設定された一対の第2入球口4
8及び49、及び第2入球口48及び49の間に位置し
球挙動領域S2の下部に配置され遊技球通過確率1/2
0〜1/40の第2特定領域50及び第2特定領域の左
右に設けた第2非特定領域51,52、及び第2特定領
域50の上部の球挙動領域S2に通過率を変更できる移
動可能な通過率調整装置53を備えている。球旋回式入
賞装置47の下部は隔壁47aが形成され、球挙動空間
1と球挙動空間S2とは分離されている。第2特定領域
50及び第2非特定領域51,52の下部には隔壁53
aが形成されている。第1入球口43は、遊技球が1個
通過可能な入球巾とし、第2入球口48及び49の上部
に位置している。第1入球口43及び第2入球口48,
49から特定入球装置35の内部に遊技球を入球可能と
する。第2入球口48及び49は、特定入球装置35と
は異なる羽根作動口38,39,40に遊技球が入球す
ることにより、その入口を拡大又は開放させ入球不可能
な羽根閉鎖状態から入球可能な羽根開放状態に移行させ
るものである。
【0018】第1特定領域44及び第2特定領域50を
通過した遊技球は、それぞれ別経路で遊技盤面裏側へ取
り込まれる。第2特定領域50内の球経路には、停留装
置58が設置されている(図4参照)。第1非特定領域
45,46及び第2非特定領域51,52を通過した遊
技球は、それぞれ別経路で遊技盤面裏側へ取り込まれ
る。
【0019】特別遊技のときに作動するのは特別遊技装
置37又は特定入球装置35である。第2入球口48,
49及び大入賞口36は、特別遊技状態のとき、開放及
び閉鎖による連続作動が可能な構造である。特別遊技装
置37又は特定入球装置35による特別遊技のとき、そ
の入口の拡大時に、羽根作動口38,39,40よりも
高い確率で入球することが可能なように遊技釘や構造物
等により入球調整することも好ましい。例えば、第1入
球口43等を狙って発射することで大半の遊技球が入球
できるように遊技釘又は構造物などを配置した構成が好
ましい。第1入球口43から入球した後に第1特定領域
44を通過したことに起因して実行する特別遊技と、第
2入球口48,49から入球した後に第2特定領域50
を通過したことに起因して実行する特別遊技とを、異な
る遊技内容とする。詳細は後述する。
【0020】第1入球口43から入球した遊技球が第2
特定領域50を通過することはなく、且つ、第2入球口
48,49から入球した遊技球が第1特定領域44を通
過することはない構造である。この第1実施形態では、
第1特定領域44及び第2特定領域50に入球した遊技
球は経路が分離してあるので、大当たりの種類の識別用
センサは不要である。
【0021】第1入球口43による特別遊技は、第2入
球口48,49を開放して、所謂パンクのない大当たり
とする。一方、第2入球口48,49による特別遊技
は、開放中に入球した遊技球が第2特定領域50を通過
しなければ、特別遊技はパンクとする構成である。
【0022】第1入球口43から入球した後に第1特定
領域44を通過したことに起因して実行する特別遊技
は、球旋回式入賞装置47に入球難度の高い第1入球口
43を設け、第1入球口43に極く稀に入球する遊技球
が球旋回式入賞装置47を旋回して、1つの第1特定領
域44に入球すれば大当たりとする。
【0023】第2入球口48,49から入球した後に第
2特定領域50を通過したことに起因して実行する特別
遊技としては、まず、入球難度の低い羽根作動口38,
39,40への入球に応じて、第2入球口48,49が
開閉し、特定入球装置35内部下部に第2特定領域50
を設けて、第2入球口48,49が開放するときに入球
した遊技球が第2特定領域50に入球又は通過すれば大
当たりとする。
【0024】第2入球口48及び49は、羽根作動口3
8,40への入賞に応答して1回開き、羽根作動口39
への入賞に応答して第2入球口48及び49は2回開く
構造とされている。
【0025】特別遊技状態のときに、第2入球口48,
49から特定入球装置35に入賞した遊技球は、一旦遊
技盤22の裏面に取り込み、遊技盤22裏面の球通路に
所定個数(例えば10個)停留し、所定個数入賞時に一
挙に流下させることにより、第2特定領域50へのV入
賞確率を高める構成とすることが好ましい。
【0026】図4に示す通り、特定入球装置35の遊技
盤22裏面の球通路は、底部の両側に左右一対の球流下
路54と手前側に左右一対の球出口55とが形成され、
奥側に左右一対の外れ通過口56、その中央にV通過口
57を備えている。また、大当たり時に遊技球が10個
入賞するまで入賞した遊技球を停留させておき、10個
入賞時に停留を解除して一挙に流下させる停留装置58
をV通過口57の手前側に備えている。大当たり以外の
時には停留装置58は遊技球を停留させない。この停留
装置58は、シャッタ59とシャッタ59を昇降させる
駆動部(図示略)とを備えたものである。シャッタ59
の前方にはスロープ60が設けられ、シャッタ59が降
下されると、球が自然に流下できるようにされている。
第2入球口48,49が開放したときに遊技球が特定入
球装置35内に入賞すれば、入賞した遊技球は球流下路
54を通過して上部から下部に流下し、球出口55を介
してシャッタ59の手前に停留させられる。停留させら
れた遊技球は、シャッタ59を降下させることによりス
ロープ60を流下し、運が良ければ中央のV通過口57
に流れ込み、運が悪ければ左右の外れ通過口56に流れ
込む。V通過口57に流れ込んだ遊技球は第2特定領域
50に入球又は通過し、外れ通過口56に流れ込んだ遊
技球は第2非特定領域51,52に入球又は通過する。
【0027】前述した発射ハンドル24を回動すれば、
発射制御基板32により駆動される発射モータ33(図
5参照)が駆動されて上皿15上の遊技球がガイドレー
ルに沿って遊技盤22上に発射される。発射された遊技
球が各入賞口に入賞すれば遊技球は盤面裏面にセーフ球
として取り込まれ、入賞しなければアウト口41を介し
てアウト球として同様に盤面裏面に取り込まれる。
【0028】続いて、前述したパチンコ機10の電気的
構成を図5のブロック図を用いて説明する。パチンコ機
10の電気回路は、図示するように、主として、前述し
た主制御基板30、賞球制御基板31、発射制御基板3
2、ランプ制御基板61及び音制御基板62等から構成
されている。尚、この回路図には、信号の受け渡しを行
うための所謂中継基板及び電源回路等は記載していな
い。
【0029】主制御基板30は、遊技制御プログラムを
記憶したROM、演算等を行うCPU、演算等の作業領
域として働くRAM等を内蔵した8ビットワンチップマ
イコンを中心とした論理演算回路として構成され、この
他各基板又は各種スイッチ類及び各種アクチュエータ類
との入出力を行うための外部入出力回路も設けられてい
る。主制御基板30の入力側には、タッチスイッチ24
a、賞球払出しスイッチ29a、満タンスイッチ63、
補給スイッチ64、カウントスイッチ65、役物連続作
動スイッチ(以下、単に「Vスイッチ」と呼ぶ)66、
羽根作動スイッチ67,68,69、カウントスイッチ
70、Vスイッチ71等が接続されている。また、主制
御基板30の出力側には、、外部接続端子基板34、大
入賞口ソレノイド72、Vソレノイド73、及び羽根ソ
レノイド74,75等が接続されている。
【0030】タッチスイッチ24aは発射ハンドル2
4、賞球払出しスイッチ29aは払出し装置29内の球
切りモータ29b(図5参照)の下方、満タンスイッチ
63は下皿23内、補給スイッチ64は球タンク27
内、Vスイッチ66は第1特定領域44内、同じくカウ
ントスイッチ65は大入賞口36内、羽根作動スイッチ
67,68,69は羽根作動口38,39,40内、カ
ウントスイッチ70は第2入球口48,49の取付部近
傍、Vスイッチ71は第2特定領域50内に、各々取り
付けられている。
【0031】ここでタッチスイッチ24aは発射ハンド
ル24に内蔵され遊技者が発射ハンドル24に触れてい
ることを、賞球払出しスイッチ29aは球切りモータ2
9bにより上皿15に排出される遊技球を、満タンスイ
ッチ63は下皿23内に遊技球が満タン状態になったこ
とを、補給スイッチ64は球タンク27内に遊技球が存
在することを、カウントスイッチ65は大入賞口36内
に入賞する全ての遊技球を、Vスイッチ66は遊技球が
第1特定領域44を通過したことを、羽根作動スイッチ
67,68,69は羽根作動口38,39,40に入賞
したことを、カウントスイッチ70は第2入球口48,
49部分から入賞する全ての遊技球を、Vスイッチ71
は第2入球口48,49部分から入賞した遊技球が第2
特定領域50(V領域)を通過したことを、各々検出す
るためのものである。
【0032】また、主制御基板30の出力側に接続され
た大入賞口ソレノイド72は大入賞口36内、Vソレノ
イド73は大入賞口36内の特別領域、羽根ソレノイド
74,75は第2入球口48,49の各々の開閉に使用
されるものである。
【0033】賞球制御基板31は、主制御基板30から
の指令コマンドに従って球切りモータ29bを駆動制御
して入賞があった場合に遊技者に賞球としての遊技球を
払い出すと共に、前述したプリペイドカードユニット1
3及びCR精算表示基板80等も制御するものであり、
マイクロコンピュータを用いた論理演算回路として構成
しても良いし、ディスクリートな回路として構成しても
良い。CR精算表示基板80は、前述した上皿15の貸
出釦16、精算釦17及び残高報知部18等と接続され
たものである。
【0034】賞球制御基板31は主制御基板30からの
指令に従って遊技球を払い出すが、入賞に対応した遊技
球が払い出されているか否かの検知は主制御基板30で
行われる。この遊技球が払い出されているか否かの検知
は、主制御基板30及び賞球制御基板31の双方で行っ
ても良い。
【0035】発射制御基板32は、遊技者が操作する発
射ハンドル24の回動量に応じて発射モータ33を駆動
制御するものであり、その他遊技者が発射停止スイッチ
24bを押下したとき発射を停止させたり、発射ハンド
ル24に内蔵された前記タッチスイッチ24aがオン状
態のときタッチランプ81を点灯させるためのものであ
る。
【0036】ランプ制御基板61は主としてトランジス
タ等の駆動素子から構成されており、主制御基板30か
らの指令を受けて、大当たりランプやエラーランプ等の
各種ランプ82及び各種LED83等の各種ランプ類を
点灯報知させるためのものである。また、音制御基板6
2は音源IC及びアンプ等から構成されており、主制御
基板30の指令を受けてスピーカ84を駆動制御するた
めのものである。
【0037】前述した、賞球制御基板31、発射制御基
板32、ランプ制御基板61及び音制御基板62への送
信は、主制御基板30からのみ送信することができるよ
う一方向通信の回路として構成されているが、双方向の
通信も可能であるように構成できる。
【0038】以上説明した回路構成を有するパチンコ機
10の主制御基板30内の8ビットワンチップマイコン
(以下、単に「マイコン」と呼ぶ。)が実行する処理を
図6に示すフロチャートに従って説明することにする。
【0039】図6に示すフロチャートは、主制御基板3
0のマイコンにより実行されるメイン処理を表したもの
であり、約2ms毎のハードウェア割り込みにより定期的
に実行される処理である。ステップS100〜S140
までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行され
る処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行し
て余った時間内に時間の許す限り繰り返し実行されるス
テップS150の処理を「残余処理」と称する。
【0040】マイコンによるハードウェア割り込みが実
行されると、スタックポインタの設定が行われた後、正
常割り込みであるか否かが判断される(ステップS10
0)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領
域の値が所定値であるか否かを判断することにより行わ
れ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行した
とき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するた
めのものである。電源投入時には、RAMの所定領域の
値が所定値と異なる値となっている。
【0041】正常割り込みでないと判断されると(ステ
ップS100:NO)、各種のパラメータ等、メモリの
作業領域への各初期値の書込み、即ち初期設定が為され
る(ステップS110)。
【0042】正常割り込みとの肯定判断が為されると
(ステップS100:YES)、各入力処理(ステップ
S120)ではパチンコ機10に設けられ主制御基板3
0に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。
前述したタッチスイッチ24a、賞球払出しスイッチ2
9a、満タンスイッチ63、補給スイッチ64、カウン
トスイッチ65、Vスイッチ66、羽根作動スイッチ6
7,68,69、カウントスイッチ70、Vスイッチ7
1、その他の入賞口に設けられた図示しない各入賞検知
スイッチ等の各スイッチの作動状況をチェックする処理
が実行される。
【0043】次に当否判定処理(ステップS130)を
行う。これは第1特定領域44又は第2特定領域50を
遊技球が通過したか否か、即ち、Vスイッチ66又は7
1がオンしたか否かを検出する処理である。
【0044】各出力処理(ステップS140)におい
て、主制御基板30は、遊技の進行に応じて、賞球制御
基板31、発射制御基板32、ランプ制御基板61、音
制御基板62、、大入賞口ソレノイド72、Vソレノイ
ド73、羽根ソレノイド74,75等の各種ソレノイド
に対して各々出力処理を実行する。即ち、前記各入力処
理(ステップS120)により遊技盤22上の各入賞口
に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球と
しての遊技球を払い出すべく賞球制御基板31に賞球デ
ータを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデ
ータを音制御基板62に出力する処理を、パチンコ機1
0に異常があるときにはエラー中であることを報知すべ
くエラー信号を出力する処理を、更には、大当たり発生
時には大当たり処理等を、各々実行する。
【0045】大当たり処理については次の出力処理が行
われる。大入賞口36又は第2入球口48,49を開放
すること、大当たりの旨、大入賞口36又は第2入球口
48,49が閉鎖した後再び開放すること、大入賞口3
6又は第2入球口48,49の開放回数、大当たりが終
了したことを遊技者に音声又はランプで報知する。
【0046】前述した本処理に続く所定の残余処理(ス
テップS150)が行われる。
【0047】前述した各処理を実行することにより、パ
チンコ機10は、次のような動作を実行する。即ち、遊
技者により操作される発射ハンドル24の回動量に応じ
て発射モータ33により遊技球が遊技盤22上に発射さ
れ、発射された遊技球が第1特定領域44を通過すれ
ば、Vスイッチ66がオンとなり、遊技者に有利なゲー
ム内容を提供する。この条件が成立し大当たり状態とな
ると、図7のタイミングチャートに示す通り、大入賞口
36が約30秒間又は遊技球が10個入賞したことがカ
ウントスイッチ65により検出されるまでのいずれか早
く経過する時まで開放され、このとき大入賞口36内に
入賞した遊技球が第1特定領域44を通過したことがV
スイッチ66により検出されると、一旦、大入賞口36
が閉鎖された後に再び開放され、この開放動作を予め定
められたラウンド回数、最大16回繰り返す。ラウンド
が途中で終了することはなく、16ラウンドの継続性が
保証される。通常、遊技球1個の入賞に対して15個の
遊技球を賞球として払い出すので、1回の大当たり状態
が発生すると、約2400(=15×10×16)個の
遊技球を賞球として獲得することができる。この賞球排
出動作は、賞球制御基板31が実行する。尚、遊技中に
おいて前述したランプ制御基板61及び音制御基板62
が実行する制御の説明は割愛する。
【0048】また一方、羽根作動口38又は40へ入賞
し、これが羽根作動スイッチ67又は69により検出さ
れると、該検出に応答して、第2入球口48,49が1
回開き、一方、羽根作動口39へ入賞すると、これが羽
根作動スイッチ68により検出され、該検出に応答し
て、第2入球口48,49が2回開く。羽根作動口3
8,39,40に入賞すれば、第2入球口48,49を
所定時間(0.9秒以内)開放する。この第2入球口4
8,49が開放したときに入賞した遊技球が第2特定領
域50を通過し得る。そして、この開放期間内に第2入
球口48,49から入賞があれば、特定入球装置35の
下部に流下し、第2特定領域50を通過したり、しなか
ったり(この場合は第2非特定領域51,52を通過)
する。第2特定領域50への入賞(以下、V入賞とい
う)により、Vスイッチ71がオンとなり、特定入球装
置35を遊技者に有利な内容、即ち、第2大当たりにな
るとともに、大当たりを報知する。従って、大当たり状
態となるか否かは、第2特定領域50を遊技球が通過す
るか否かにより決定される。大当たり状態となると、図
7のタイミングチャートに示す通り、第2入球口48,
49が18回以下の開閉動作(該開閉動作中の開放時間
の合計は30秒以下)又は遊技球が10個入賞したこと
がカウントスイッチ70により検出されるまで、いずれ
か早く経過する時まで開放される。但し、上記大当たり
動作中に入賞球が第2特定領域50を通過すると、第2
入球口48,49の開放動作は終了し、次のラウンドに
移行する。一方、入賞球が第2特定領域50を通過しな
いと、第2入球口48,49の18回以下の開閉又は遊
技球が10個入賞するものの、そのラウンドで大当たり
は終了する。そこで、第2入球口48,49の18回以
下の開閉又は遊技球が10個入賞するまで、入賞した遊
技球を停留させておき、停留を解除し、該入賞球を一挙
に流下させ、第2特定領域50への入賞球の通過の確率
を高めることが好ましい。
【0049】そして、入賞球の第2特定領域50への通
過を条件として、一旦、第2入球口48,49が閉鎖さ
れた後に再び開放され、上記の開放動作を最大18回繰
り返す。通常、遊技球1個の入賞に対して15個の遊技
球が賞球として払い出すよう構成しているので、1回の
大当たり状態が発生すると、約2700(=15×10
×18)個の遊技球を賞球として獲得することができ
る。この賞球排出動作は、賞球制御基板31が実行す
る。遊技中において前述したランプ制御基板61及び音
制御基板62が実行する制御の説明は割愛することにす
る。
【0050】以上詳細に説明した第1実施形態による
と、第1入球口43又は第2入球口48,49から入球
した後に第1特定領域44又は第2特定領域50を通過
することに起因して特別遊技(大当たり遊技)を実行さ
せることができ、図柄を揃えて大当たり遊技を実行させ
る遊技内容と異なる遊技内容でありながら、遊技盤面上
に発射された遊技球の挙動により大当たり遊技を実行す
る条件を2つ有する。これにより、第1入球口43を狙
って発射された遊技球が第1入球口43に入球せず零れ
ても、第2入球口48,49を拡大又は開放させた後に
大当たりを発生させることができる。即ち、遊技者にし
てみれば、第1入球口48,49ヘ向けて発射した遊技
球が第2入球口48,49から入球して大当たり遊技を
実行させる可能性を有し、第1入球口43に向けて遊技
球を発射する遊技の単調性を解消でき、また、遊技球が
直接的に第2入球口48,49に入球する可能性もあ
り、遊技球の挙動による遊技の面白さを一層向上させる
ことができるという効果を有する。
【0051】また、大当たり発生条件が2つありなが
ら、特定入球装置35を1つとする構成を採用すること
もできるので遊技盤面の面積を占有することなく遊技領
域を有効に活用できるという効果も有する。
【0052】遊技球を第1入球口43から入球させなく
とも第2入球口48,49から入球させることにより賞
球が発生するので、特定入球装置35によるベース(大
当たり遊技実行以外の賞球割合)を高く維持することが
でき遊技者に過度な不利益を与えることを回避でき、遊
技の健全性を向上させることができる。
【0053】第1入球口43から入球したことにより特
別遊技の内容と、第2入球口48,49から入球したこ
とによる特別遊技の内容とが異なるので、遊技内容に変
化を持たせることができる。例えば、特別遊技により獲
得賞球数を異ならせたり、特別遊技に付加価値を持た
せ、第1入球口43から入球したことによる特別遊技実
行後に第2入球口48,49が拡大又は開放する時間を
所定時間変化させたり、第2入球口48,49が拡大又
は開放する回数を所定回数、変更したりすること等が考
えられる。
【0054】特定領域を2つ備えるので、第1特定領域
44の通過確率と第2特定領域50の通過確率を異なら
せて遊技内容に変化を持たせたり、各々の領域44又は
55を通過することにより特別遊技の内容を異ならせ遊
技内容に巾を持たせることができる。
【0055】第1特定領域44及び第2特定領域50の
遊技球通過確率が異なるので、第1入球口43と第2入
球口48,49への入球率との相違に合わせて、特別遊
技発生確率に変化を持たせることができる。即ち、第1
入球口43ヘの入球率が低い釘調整として、遊技球が第
1入球口43へ入球することが希であっても、一旦、第
1入球口43ヘ入球すれば第1特定領域44を通過する
確率が高いので、遊技者にしてみれば第1入球口43ヘ
入球すれば特別遊技への期待感を高めることができる。
一方、第2入球口48,49が拡大又は開放する確率が
高い釘調整としても、第2特定領域50を通過する確率
が相対的に低いので、頻繁に特別遊技を実行させること
なくベースを高く維持できるという効果を有する。
【0056】第1特定領域44及び第2特定領域50の
近くにそれぞれ非特定領域45,46,51,52を設
けるので、2つの楽しみがあるとともに、遊技球が、非
特定領域を通過するのか、特定領域を通過するのか、と
いった、遊技球の挙動に、遊技者が一喜一憂し趣向性が
高い。
【0057】第2実施形態のパチンコ機について、図8
〜図9を参照して説明する。本実施形態は、基本的には
第1実施形態と同様であるが、特別遊技装置37の機能
が特定入球装置35に集約されたものであり1つの特定
入球装置235に一体化され、第1特定領域44第1非
特定領域45,46は通過穴244,245,246と
する。即ち、本実施形態のパチンコ機は、第1実施形態
の特別遊技装置37とそれに付随する大入賞口36、カ
ウントスイッチ65、Vスイッチ66、大入賞口ソレノ
イド72、Vソレノイド73等に対応する構成が全て削
除され、それらの機能が第1実施形態の特定入球装置3
5に対応する1つの特定領域250を備えた1つの特定
入球装置235に集約化されたものである。隔壁44a
も削除し、1つの球挙動空間S2としている。共通する
構成要素の説明と図示は第1実施形態を援用し、主とし
て、異なる構成について説明する。尚、図示の部品番号
は第1実施形態の対応部品を200番台とし、適宜説明
は略す。
【0058】第2実施形態のパチンコ機の主要な構成
は、図8及び図9に示す通り、遊技盤222の中央部に
1つの特定入球装置235、下部に設けられた羽根作動
口238〜240、最下部のアウト口241、風車及び
遊技釘242等が備えられている。通過率調整装置25
3の上部に通過誘導装置254が設けられている。この
通過誘導装置254は通過穴244を通過した遊技球を
高い確率で特定領域250に誘導するものである。通過
率調整装置253と通過誘導装置254の間に球入口2
90が設けられ、第2入球口248,249が開放した
ときに入球する遊技球が特定領域250へ入賞できるよ
うに配置されている。
【0059】第1実施形態と異なり、特定領域250が
1つであるから、遊技球の通過経路の相違を検出するこ
とで、特定入球装置235により、2つの異なる内容
(第2入球口248及び249の開放回数が相違する)
の特別遊技を行うことができる。この場合、遊技球の通
過穴244の通過を検出する検出センサ(図示略)及び
/又はカウントスイッチ270等、その他の別途のセン
サ(図示略)により、通過穴244又は第2入球口4
8,49いずれからの入球であるかの識別が可能であ
る。2つの特別遊技を統合化し特定領域250への遊技
球の通過に起因して、1つの特別遊技を実行するものと
してもよい。この場合は、いずれに入球しても1つの共
通化した特別遊技を実行することになり、制御が簡素化
する利点がある。
【0060】第2実施形態のパチンコ機の電気的構成を
図9のブロック図を用いて説明する。第2実施形態のパ
チンコ機の電気回路は、第1実施形態と概ね同様である
が、スイッチ類が変更になっている。即ち、主制御基板
230の入力側には、タッチスイッチ224a、賞球払
出しスイッチ229a、満タンスイッチ263、補給ス
イッチ264、羽根作動スイッチ267,268,26
9、カウントスイッチ270、Vスイッチ271等が接
続されている。また、主制御基板230の出力側には、
外部接続端子基板234、及び羽根ソレノイド274,
275等が接続されている。カウントスイッチ270は
第1入球口243又は第2入球口248,249部分か
ら入賞する全ての遊技球を検出し、Vスイッチ271は
特定領域250を通過した遊技球を検出するものであ
る。その他の説明は第1実施形態と同様である。
【0061】第2実施形態のパチンコ機の動作を説明す
る。概ね第1実施形態の動作と同様であるが、第1入球
口へ入球し通過穴244を通過した遊技球は、通過誘導
装置254及び通過率調整装置253を経て、ほとんど
が特定領域250を通過する。第1入球口243へ入球
し通過穴245又は246を通過した遊技球、ほとんど
そのまま流下して非特定領域251又は252を通過す
るが、極稀に球入口290を経て特定領域250に至る
ことがある。第2入球口248,249へ入球した遊技
球は、球入口290の方向に向かって流下するが、通過
誘導装置254及び通過率調整装置253に衝突して、
非特定領域251又は252を通過するか、又は球入口
290を通過し通過率調整装置253を経て特定領域2
50を通過することがある。つまり、通過穴244を経
て特定領域250へ至る経路による第1の大当たりと、
第2入球口248,249又は通過穴245若しくは2
46を経て特定領域250へ至る経路による第2の大当
たりがある。第1の大当たりと第2の大当たりとは羽根
の開放回数(それぞれ16回、18回)の相違によって
区別する。パンクの有無は第1実施形態と同様である。
その他は第1実施形態と重複するので、その説明は割愛
することにする。
【0062】第2実施形態のパチンコ機によれば、1つ
の球挙動空間S2に統合したので、特定領域は1つの減
少したものの、第1入球口243又は第2入球口248
及び249いずれから入球しても、1つの特定領域25
0に到達する可能性があり、大当たりルートが豊富化
し、遊技者は球の挙動の面白みを満喫することができ
る。通過率調整装置253、通過誘導装置254、及び
球入口290を設けたので、第1入球口243が低い入
球確率でも特定領域250は高い通過率を実現できると
ともに、第2入球口248,249が高い入球確率でも
特定領域250は低い通過率となる。また、第1入球口
へ入球し通過穴244を通過した遊技球、第1入球口へ
入球し通過穴245又は246を通過した遊技球、第2
入球口248,249へ入球した遊技球とは、ぞれぞれ
の挙動態様が異なるので、遊技盤面に比べて狭い球挙動
空間S2の中で高い球挙動性を実現できる。
【0063】第3実施形態のパチンコ機について、図1
0を参照して説明する。共通する構成要素の説明と図示
は第2実施形態を援用し、主として、異なる構成につい
て説明する。図示の部品番号は第2実施形態の対応部品
を300番台とし、適宜説明は略す。本実施形態は、基
本的には第2実施形態と同様であるが、球旋回式入賞装
置247、通過率調整装置253及び通過誘導装置25
4を削除し、回転装置355を第1入球口343と特定
領域350の間の内部領域に形成している。回転装置3
55は連続回転でも間欠回転でもよい。回転装置355
は単数でも複数でもよい。ここでは一対の所定形状(三
角形、丸形等)の部材が回転するようになっている。第
1入球口343又は第2入球口348及び349へ入球
した遊技球は回転装置355にランダムに衝突して、不
規則に流路を変更することで、衝突の具合によって遊技
球が特定領域350へ幸運にも入球することがある。そ
のため遊技者の特別遊技への期待感を高めることができ
る。
【0064】第4実施形態のパチンコ機について、図1
1を参照して説明する。共通する構成要素の説明と図示
は第2実施形態及び第3実施形態を援用し、主として、
異なる構成について説明する。図示の部品番号は第2実
施形態及び第3実施形態の対応部品を400番台とし、
適宜説明は略す。本実施形態は、基本的には第2実施形
態に第3実施形態の回転装置355を加えるとともに、
第1入球口443の両側に隣接して一対の第2入球口4
48及び449を設置し、第1入球口443と第2入球
口448及び449とを1つの拡大開放装置とし、第2
入球口448及び449から入球した遊技球が球旋回式
入賞装置447を通過できるようにしたものである。第
1入球口443は障害釘Kによって入球領域を規定し、
第2入球口448及び449の中間に第1入球口443
を設置し、第2入球口448及び449が拡大又は開放
しない状態でも第1入球口443へ遊技球を入球可能と
したものであり、第2入球口448及び449が拡大又
は開放した状態では、前記第1入球口443に入球しな
くとも障害釘Kに当ってから、又は第2入球口448及
び449へ直接入球可能な構造である。つまり第1入球
口443と第2入球口448及び449とを隣設して入
球領域を合体したものである。通過穴445及び446
を通過した遊技球のほとんどは第2非特定領域451及
び452を通過するが、途中で、回転装置455によっ
て不規則に流れを変更され、球入口490から幸運にも
第2特定領域450を通過することがある。この確率は
低いが当たった場合の満足感は大きい。一方、通過穴4
44を通過した遊技球は、通過誘導装置454及び通過
率調整装置453を経て高い確率で第2特定領域450
を通過する。流下の仕方又は通過率調整装置453の間
隔によっては球入口490から排出されてしまうことも
あるため、逃がすこともあるが、これにより遊技者は一
喜一憂することで趣向性がより高まる。つまり、第1の
大当たりと第2の大当たりとの2つの経路の融合化が一
層進んだものである。そのため、球旋回式入賞装置44
7への遊技球の進入率が高まり、より多数の遊技球の挙
動を遊技者が味わうことができ趣向が高まる。さらに、
第1入球口443と第2入球口448及び449とを近
接させることで、遊技領域のより有効な利用が図れる。
なお、495及び496はランプ風車である。第2入球
口448及び449の開放又は特定入球装置435への
入球に伴い点灯すると遊技者の注意を引き趣向が高ま
る。
【0065】第5実施形態のパチンコ機について、図1
2を参照して説明する。共通する構成要素の説明と図示
は第4実施形態を援用し、主として、異なる構成につい
て説明する。図示の部品番号は第1実施形態及び第4実
施形態の対応部品を500番台とし、適宜説明は略す。
本実施形態は、第4実施形態の通過誘導装置454を削
除し、第1実施形態のように第1特定領域544及び第
2特定領域550を設け、球旋回式入賞装置547の下
方に第2特定領域550の上部遊技空間と隔てる隔壁5
44aを設けたものである。第1入球口543の両側に
隣接して第2入球口548及び549を設置し、第1入
球口543と第2入球口548及び549とを1つの拡
大開放装置とし、第2入球口548及び549から入球
した遊技球が球旋回式入賞装置547を通過できる。し
かし、第1非特定領域545及び546を通過した遊技
球は隔壁544aを越えて流下することができ、第2特
定領域550へ流下できるようになっている。第1特定
領域544を通過した遊技球は当然第2特定領域550
へ向かわずに遊技盤の裏側へ流れる。たとえ第1特定領
域544を通過しなくとも、遊技球が非特定領域545
及び546を通過して第2特定領域550へ向かうの
で、大当たりのチャンスを逃しても、再度、大当たりの
チャンスの楽しみが生じる。
【0066】第6実施形態のパチンコ機について、図1
3を参照して説明する。共通する構成要素の説明と図示
は第3実施形態を援用し、主として、異なる構成につい
て説明する。図示の部品番号は第3実施形態の対応部品
を600番台とし、適宜説明は略す。本実施形態は、第
3実施形態の第1入球口343と第2入球口348及び
349とを第4実施形態のように近接して設けたもので
ある。つまり第1入球口643と第2入球口648,6
49とを一体化したのである。構成がより簡素化する
も、趣向性は維持できるので、遊技機製造者によってコ
スト面で競争力を維持できる効果がある。
【0067】尚、本発明は、上述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範
囲に於て、改変等を加えることが出来るものであり、そ
れらの改変、均等物等も本発明の技術的範囲に含まれる
こととなる。例えば、羽根作動口38,39,40等は
普通入賞口であるが、普通電動役物であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用した第1実施形態のパチンコ機1
0を示す外観斜視図である。
【図2】第1実施形態のパチンコ機10の裏面図であ
る。
【図3】同パチンコ機10の遊技盤22の構成を示す正
面図である。
【図4】同パチンコ機10の停留装置58付近の構成を
示す平面図である。
【図5】同パチンコ機10の電気的構成を示すブロック
図である。
【図6】主制御基板30で実行される「メインルーチ
ン」の処理を示すフロチャートである。
【図7】2つの特別遊技状態のタイミングチャートであ
る。
【図8】第2実施形態パチンコ機210の遊技盤222
の構成を示す正面図である。
【図9】同パチンコ機210の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】第3実施形態パチンコ機の遊技盤322の構
成を示す正面図である。
【図11】第4実施形態パチンコ機の遊技盤422の構
成を示す正面図である。
【図12】第5実施形態パチンコ機の遊技盤522の構
成を示す正面図である。
【図13】第6実施形態パチンコ機の遊技盤622の構
成を示す正面図である。
【符号の説明】
10…パチンコ機 22…遊技盤 35…特定入球装置 37…特別遊技装置 36…大入賞口 38,39,40…羽根作
動口 43…第1入球口 44…第1特定領域 48,49…第2入球口 50…第2特定領域 65…カウントスイッチ(カウントSW) 66…Vスイッチ(VSW) 70…カウントスイッチ(カウントSW) 71…Vスイッチ(VSW) 72…大入賞口ソレノイド 73…Vソレノイド 74,75…羽根ソレノイド
フロントページの続き (72)発明者 巽 正吾 名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式 会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA43 EB28 EB36 EB42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤面上に遊技球が入球可能な特定入球
    装置を備え、該特定入球装置内の特定領域を遊技球が通
    過することに起因して遊技者に有利な特別遊技を実行す
    る弾球遊技機において、 前記特定入球装置の内部に遊技球を入球可能とする第1
    入球口及び第2入球口と、 該第1入球口は、遊技球が1個通過可能な入球巾とし、 前記第2入球口は、前記特定入球装置と異なる他の入球
    口に遊技球が入球、又は、他の通過口を遊技球が通過す
    ることにより、その入口を拡大又は開放させ入球不可能
    な状態から入球可能な状態に移行させ、 ることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の弾球遊技機において、 前記第1入球口から入球した後に前記特定領域を通過し
    たことに起因して実行する特別遊技と、前記第2入球口
    から入球した後に前記特定領域を通過したことに起因し
    て実行する特別遊技とを、異なる遊技内容としたことを
    特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機
    において、 前記特定領域として第1特定領域と第2特定領域との2
    つの特定領域を備え、 前記第1入球口から入球した遊技球が前記第1特定領域
    を通過可能とし、 前記第2入球口から入球した遊技球が前記第2特定領域
    を通過可能とし、 たことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の弾球遊技機において、 前記第1入球口から入球した遊技球が前記第1特定領域
    を通過する確率と、前記第2入球口から入球した遊技球
    が前記第2特定領域を通過する確率と、が異なる構成と
    したことを特徴とする弾球遊技機。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の弾球遊技機において、 前記第1特定領域を通過する確率が前記第2特定領域を
    通過する確率より高く、 前記第1入球口から入球する確率が前記第2入球口から
    入球する確率より低い、 構成としたことを特徴とする弾球遊技機。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5に記載の弾球遊技機
    において、 前記第1入球口は障害釘によって入球領域を規定し、前
    記第2入球口は一対の入球口とし、その中間に前記第1
    入球口を設置し、前記第2入球口が拡大又は開放しない
    状態で前記第1入球口へ遊技球を入球可能とするととも
    に前記第2入球口が拡大又は開放した状態で遊技球を入
    球可能とすることを特徴とする弾球遊技機。
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