JP2007325766A - 弾球遊技機、弾球遊技機用のコンピュータプログラム、及び弾球遊技機用のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】遊技者にとって有利な遊技状態における遊技性を多様化させて遊技者の興味を引き付けることができる。
【解決手段】遊技者にとって有利な大当たり遊技状態へ移行すると、各ラウンド実行中のラウンド継続条件の成立を条件として、生起されたラウンドの合計がラウンド総数に達するまで、利益付与状態が繰り返して生起される。生起される利益付与状態は、第1の入賞装置20を開放する第1の利益付与状態又は第2の入賞装置30を開放する第2の利益付与状態の何れか一方であり、この第1の利益付与状態と第2の利益付与状態とでは、ラウンド継続条件が相違する。ラウンド総数のうち少なくとも1つのラウンドでは、電子的な抽選を実行することにより選択された第1の利益付与状態又は第2の利益付与状態を生起させる。
【選択図】図1
【解決手段】遊技者にとって有利な大当たり遊技状態へ移行すると、各ラウンド実行中のラウンド継続条件の成立を条件として、生起されたラウンドの合計がラウンド総数に達するまで、利益付与状態が繰り返して生起される。生起される利益付与状態は、第1の入賞装置20を開放する第1の利益付与状態又は第2の入賞装置30を開放する第2の利益付与状態の何れか一方であり、この第1の利益付与状態と第2の利益付与状態とでは、ラウンド継続条件が相違する。ラウンド総数のうち少なくとも1つのラウンドでは、電子的な抽選を実行することにより選択された第1の利益付与状態又は第2の利益付与状態を生起させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、弾球遊技機等の遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の弾球遊技機には、ハンドル操作によって遊技球を発射する発射装置が設けられ、この発射装置によって遊技盤の遊技領域に発射された遊技球が始動入賞口に進入するのに応じて、開閉部材を動作させることにより、遊技盤の略中央に設けられた構造物(いわゆる第二種特別電動役)の開口部を所定回数開閉させるものが知られている。そして、開口部を通過した遊技球が構造物内の入賞領域に設けられた特定入賞口に入賞することに応じて遊技者にとって有利な遊技状態が生起され、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。
ところで、上記遊技者にとって有利な遊技状態は、予め設定された継続可能なラウンド総数を上限とした1以上のラウンドによって構成され、各ラウンドにおいて構造物の開口部が開閉される。上記有利な遊技状態が1回生起されることによって実行されるラウンド数は、各ラウンドの実行中にラウンド継続条件が成立したか否か(遊技球の特定入賞口への入賞が成立したか否か)に依存し、ラウンド継続条件が成立した場合に、ラウンド総数を上限として次のラウンドへ移行する。
しかし、上記有利な遊技状態は、ラウンド継続条件が全ラウンドにおいて同じであるため、遊技性が各ラウンドで共通する。このため、遊技が単調となり、遊技を進めていくうちに遊技者の興味が削がれてしまう可能性があった。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者にとって有利な遊技状態における遊技性を多様化させて遊技者の興味を引き付けることが可能な弾球遊技機、弾球遊技機用のコンピュータプログラム、及び弾球遊技機用のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、遊技盤の遊技領域に遊技球を発射して遊技する弾球遊技機であって、第1入賞装置と、第2入賞装置と、入賞領域検出手段と、特定入賞球検出手段と、第2通常入賞球検出手段と、遊技球払出手段と、利益付与制御手段と、ラウンド継続判定手段と、利益付与選択手段と、利益付与実行指示手段と、を備える。
第1入賞装置は、遊技領域に設けられ、第1通常入賞口を有する入賞領域と、入賞領域に遊技球が進入し難い又は進入できない閉状態と進入し易い開状態とに第1通常入賞口を変更可能な第1開閉部材と、入賞領域に配置され第1開閉部材が開状態に設定されることにより入賞領域へ進入した遊技球の入賞を許容する特定入賞口と、入賞領域に配置され入賞領域へ進入した遊技球のうち特定入賞口へ入賞しなかった遊技球を回収する回収口と、を有する。第2入賞装置は、遊技領域に設けられ、第2通常入賞口と、第2通常入賞口を開閉して第2通常入賞口への遊技球の進入を許容及び禁止する第2開閉部材と、を有する。入賞領域検出手段は、入賞領域へ進入した遊技球を検出する。特定入賞球検出手段は、特定入賞口へ入賞する遊技球を検出する。第2通常入賞球検出手段は、第2通常入賞口へ入賞する遊技球を検出する。遊技球払出手段は、入賞領域検出手段による遊技球の検出と第2通常入賞球検出手段による遊技球の検出とに応じて、それぞれ所定の賞球を払い出す。
利益付与制御手段は、第1の利益付与の実行指示を受けたとき、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第1開閉部材を開閉制御して入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起し、第2の利益付与の実行指示を受けたとき、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第2開閉部材を開閉制御して第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する。ラウンド継続判定手段は、利益付与制御手段が利益付与状態を1ラウンド分生起しているときに、当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したか否かを判定する。
利益付与選択手段は、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて前記第1又は第2の利益付与の一方を選択する。利益付与実行指示手段は、予め定められた開始条件が成立したときに、前記第1又は第2の利益付与の実行を前記利益付与制御手段に指示し、前記利益付与制御手段による1回目の利益付与状態の終了後は、ラウンド継続条件が成立したと前記ラウンド継続判定手段が判定したことを条件に、予め設定された継続可能なラウンド総数に達するまで、前記第1又は第2の利益付与の実行を前記利益付与制御手段に順次指示する。
ラウンド継続判定手段は、利益付与制御手段が第1の利益付与状態を生起しているときには、特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定し、利益付与制御手段が第2の利益付与状態を生起しているときには、無条件に又は第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定し、前記ラウンド総数のうち少なくとも一つのラウンドでは、前記利益付与選択手段により選択された種別の利益付与の実行を前記利益付与実行指示手段が前記利益付与制御手段に指示する。
なお、入賞領域検出手段は、前記第1通常入賞口を通過する遊技球を検出する第1通常入賞球検出手段によって構成しても良く、また前記回収口により回収される遊技球を検出する回収球検出手段と前記特定入賞球検出手段とによって構成しても良い。
また、予め定められた開始条件は、第1及び第2の利益付与状態が生起されていない通常遊技状態における特定入賞球検出手段による遊技球の検出によって成立しても良い。
また、乱数値と第1又は第2の利益付与とを対応付ける種別対応パターンが記憶された記憶手段を設け、利益付与選択手段は、電子的な抽選によって乱数値を取得し、取得した乱数値と記憶手段から読み出した種別対応パターンとに基づいて、第1又は第2の利益付与の一方を選択しても良い。
また、利益付与選択手段により選択された種別の利益付与を実行するラウンドが1回目のラウンドである場合、利益付与選択手段は、開始条件の成立時までに電子的な抽選を実行すればよく、例えば、開始条件の成立時に電子的な抽選を実行しても良い。また、利益付与選択手段により選択された種別の利益付与を実行するラウンドが2回目以降のラウンドである場合、利益付与選択手段は、ラウンド終了時まで電子的な抽選を実行すればよく、例えば、第1の利益付与状態で入賞領域検出手段が遊技球を検出したときや第2の利益付与状態で第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出したときに、電子的な抽選を実行しても良い。
また、利益付与選択手段により選択された種別の利益付与を実行するラウンドは、ラウンド総数の一部のラウンドであっても良く全ラウンドであっても良い。
上記構成では、予め定められた開始条件が成立し、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行すると、利益付与実行指示手段は、記憶手段から読み出した利益付与設定パターンの1回目のラウンドに対応付けられた利益付与の実行を利益付与制御手段に指示する。指示された利益付与が第1の利益付与の場合、利益付与制御手段は、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第1開閉部材を開閉制御して入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起する。一方、指示された利益付与が第2の利益付与の場合、利益付与制御手段は、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第2開閉部材を開閉制御して第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する。
利益付与制御手段が1ラウンド分の利益付与状態を生起しているとき、ラウンド継続判定手段は、当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したか否かを判定する。具体的には、第1の利益付与状態が生起されているときは、特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定する。一方、第2の利益付与状態が生起されているときは、無条件に又は第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定する。これにより、ラウンド継続条件が成立したと判定され且つ生起されたラウンドの合計がラウンド総数を超えていないことを条件として、第1又は第2の利益付与が各ラウンドで実行される。また、ラウンド総数のうち少なくとも一つのラウンドでは、前記利益付与選択手段により選択された種別の利益付与が利益付与制御手段により実行される。
このように、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行すると、各ラウンド実行中のラウンド継続条件の成立を条件として、生起されたラウンドの合計がラウンド総数に達するまで、利益付与状態が繰り返して生起される。生起される利益付与状態は、第1の利益付与状態又は第2の利益付与状態の何れか一方であり、この第1の利益付与状態と第2の利益付与状態とでは、ラウンド継続条件が相違する。このため、各ラウンドにおいて生起される利益付与状態が相違すると、そのラウンド間での遊技性も自ずと相違する。従って、遊技者に有利な遊技状態へ移行した際の遊技性を多様化することができ、遊技者の興味を引き付けることができる。
また、第1の利益付与状態では第1入賞装置が作動し、第2の利益付与状態では第2入賞装置が作動するため、生起される利益付与状態の違いによって、その遊技性が大きく相違する。従って、遊技者に有利な遊技状態へ移行した際の遊技性を一段と多様化することができる。また、遊技者は、何れの遊技状態が生起されているかを、入賞装置の状態を視ることによって容易に判別することができる。
さらに、第1の利益付与状態では、第1入賞装置の入賞領域に進入した遊技球が入賞領域の特定入賞口に進入することによってラウンド継続条件が成立するのに対し、第2の利益付与状態では、無条件に又は遊技球が第2通常入賞口に進入することによってラウンド継続条件が成立する。換言すると、第1の利益付与状態でのラウンド継続条件は、遊技球が第1入賞装置の入賞領域に進入し且つ特定入賞口に進入することであるのに対し、第2の利益付与状態でのラウンド継続条件は、無条件又は遊技球が第2通常入賞口へ進入することである。このため、第1の利益付与状態の生起時よりも第2の利益付与状態の生起時の方がラウンド継続条件が成立し易い。すなわち、第1の利益付与状態が生起されたときよりも第2の利益付与状態が生起されたときの方が、遊技者の期待度が高くなる。従って、利益付与の種別を変更することにより、遊技者に与える期待度を異ならせることができる。
また、ラウンド総数のうち少なくとも一つのラウンドでは、電子的な抽選結果に応じて選択された前記第1又は第2の利益付与の一方が、当該ラウンドの利益付与状態として決定される。このため、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行する毎に、ラウンド総数に達するまでのラウンドの継続し易さ(遊技の難易度)が可変となる。従って、遊技の興趣性を増大させ、遊技者の遊技への高揚感を増大させることができる。
また、所定回のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率は、他の所定回のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率と相違しても良い。
上記構成では、ラウンド継続条件が成立し易い第2の利益付与が選択される確率が所定回のラウンドと他のラウンドとで相違することにより、各ラウンドにおいて第2の利益付与が選択される確率が不変であるときと比べて、遊技の難易度に変化を持たせることができ、遊技性の幅をより拡げることができる。このため、遊技者の興味が削がれてしまうことをさらに防止することができる。
また、前記第1の利益付与状態の次のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率は、前記第2の利益付与状態の次のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率と相違しても良い。
上記構成では、実行中のラウンドにおいて生起されている利益付与の種別に応じて、ラウンド継続条件が成立し易い第2の利益付与状態が選択される確率を相違させることで、遊技の難易度に変化を持たせることができる。従って、遊技に更に変化を持たせることができ、遊技者の興味が削がれてしまうことをさらに防止することができる。
また、前記利益付与選択手段が選択した利益付与の種別を報知する報知手段を備えても良い。
上記構成では、遊技者は、報知手段による報知によって、次のラウンドで生起される利益付与状態を知ることができる。従って、ラウンド継続に対する遊技者の意欲に影響を与え、遊技性の多様化を図ることができる。
更に、前記入賞領域検出手段は、前記第1通常入賞口を通過する遊技球を検出し、前記利益付与選択手段は、前記利益付与制御手段が前記第1の利益付与状態を生起しているときには前記入賞領域検出手段が最初の遊技球を検出したときに、また前記利益付与制御手段が前記第2の利益付与状態を生起しているときには前記第2通常入賞球検出手段が最初の遊技球を検出したときに、それぞれ電子的な抽選を実行して前記第1又は第2の利益付与の一方を選択しても良い。
上記構成では、次のラウンドで実行される利益付与状態をより早いタイミングで遊技者に報知することが可能になる。従って、例えば、実行中のラウンドで第1の利益付与状態が生起されているときには、ラウンド継続条件が成立するよりも前に、遊技者は、次のラウンドで実行される利益付与状態を知ることができる。故に、ラウンド継続に対する遊技者の意欲に積極的に変化を与え、遊技性の多様化を図ることができる。
また、前記ラウンド総数うちの特定のラウンドと前記第1又は第2の利益付与とが予め対応付けて記憶された記憶手段を備え、利益付与実行指示手段は、前記特定のラウンドの利益付与の実行を指示する場合、前記記憶手段から読み出した種別の利益付与の実行を指示しても良い。
上記構成では、遊技性の多様化を図ることができる。
また、本発明に係る弾球遊技機用のコンピュータプログラムは、第1入賞装置と第2入賞装置と入賞領域検出手段と特定入賞球検出手段と第2通常入賞球検出手段と遊技球払出手段と記憶手段と制御手段とを備えた弾球遊技機に使用される。
第1入賞装置は、遊技領域に設けられ、第1通常入賞口を有する入賞領域と、入賞領域に遊技球が進入し難い又は進入できない閉状態と進入し易い開状態とに第1通常入賞口を変更可能な第1開閉部材と、入賞領域に配置され第1開閉部材が開状態に設定されることにより入賞領域へ進入した遊技球の入賞を許容する特定入賞口と、入賞領域に配置され入賞領域へ進入した遊技球のうち特定入賞口へ入賞しなかった遊技球を回収する回収口と、を有する。第2入賞装置は、遊技領域に設けられ、第2通常入賞口と、第2通常入賞口を開閉して第2通常入賞口への遊技球の進入を許容及び禁止する第2開閉部材と、を有する。入賞領域検出手段は、入賞領域へ進入した遊技球を検出する。特定入賞球検出手段は、特定入賞口へ入賞する遊技球を検出する。第2通常入賞球検出手段は、第2通常入賞口へ入賞する遊技球を検出する。遊技球払出手段は、入賞領域検出手段による遊技球の検出と第2通常入賞球検出手段による遊技球の検出とに応じて、それぞれ所定の賞球を払い出す。制御手段は、弾球遊技機の制御を行う。
上記弾球遊技機用のコンピュータプログラムは、上記制御手段に、開始条件判定ステップと開始利益付与選択ステップと利益付与開始指示ステップと利益付与実行ステップとラウンド継続判定ステップと利益付与継続指示ステップとを実行させる。
開始条件判定ステップでは、予め定められた開始条件が成立したか否かを判定する。開始利益付与選択ステップでは、前記開始条件の成立時までに、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて第1又は第2の利益付与の一方を選択する。利益付与開始指示ステップでは、前記開始条件が成立したと前記開始条件判定ステップで判定されたとき、前記開始利益付与選択ステップで選択された種別の利益付与の実行を指示する。利益付与実行ステップでは、第1の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第1開閉部材を開閉制御して入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起し、また、第2の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第2開閉部材を開閉制御して第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する。ラウンド継続判定ステップでは、利益付与実行ステップによって第1の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合に当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したと判定し、また、利益付与開始実行ステップによって第2の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、無条件に又は第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定する。利益付与継続指示ステップでは、前記利益付与実行ステップによる1ラウンド分の利益付与状態の終了後に、前記ラウンド継続条件が成立したと前記ラウンド継続判定ステップで判定され且つ生起したラウンドの合計が前記ラウンド総数を超えていないことを条件として、前記第1又は第2の利益付与の一方の実行を指示する。
上記弾球遊技機用のコンピュータプログラムによれば、予め定められた開始条件の成立時までに、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて前記第1又は第2の利益付与の一方を選択し、当該開始条件が成立したときに、選択した種別の利益付与の実行を指示する。この結果、当該種別に応じた利益付与状態が1ラウンド分生起される。即ち、上記構成では、開始条件成立後の最初のラウンドにおいて生起させる利益付与状態が電子的な抽選により決定される。このため、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行する毎に、ラウンド総数に達するまでのラウンドの継続し易さ(遊技の難易度)が可変となる。従って、遊技の興趣性を増大させ、遊技者の遊技への高揚感を増大させることができる。
また、上記弾球遊技機用の他の態様のコンピュータプログラムは、上記制御手段に、開始条件判定ステップと利益付与開始指示ステップと利益付与実行ステップと継続利益付与選択ステップとラウンド継続判定ステップと利益付与継続指示ステップとを実行させる。
開始条件判定ステップでは、予め定められた開始条件が成立したか否かを判定する。利益付与開始指示ステップでは、前記開始条件が成立したと前記開始条件判定ステップで判定されたとき、前記第1又は第2の利益付与の一方の実行を指示する。利益付与実行ステップでは、第1の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第1開閉部材を開閉制御して入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起し、また、第2の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、第2開閉部材を開閉制御して第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する。継続利益付与選択ステップでは、前記ラウンド終了時までに、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて前記第1又は第2の利益付与の一方を選択する。ラウンド継続判定ステップでは、利益付与実行ステップによって第1の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合に当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したと判定し、また、利益付与開始実行ステップによって第2の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、無条件に又は第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定する。利益付与継続指示ステップでは、前記利益付与実行ステップによる1ラウンド分の利益付与状態の終了後に、前記ラウンド継続条件が成立したと前記ラウンド継続判定ステップで判定され且つ生起したラウンドの合計が前記ラウンド総数を超えていないことを条件として、前記第1又は第2の利益付与の一方の実行を指示する。
上記弾球遊技機用のコンピュータプログラムによれば、ラウンド終了時までに、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて前記第1又は第2の利益付与の一方を選択し、ラウンド終了後に、ラウンド継続条件が成立し且つ生起したラウンドの合計がラウンド総数を超えていないことを条件として、選択した種別の利益付与の実行を指示する。この結果、当該種別に応じた利益付与状態が1ラウンド分生起される。即ち、上記構成では、開始条件成立後の2回目以降のラウンドにおいて生起させる利益付与状態が電子的な抽選により決定される。このため、遊技者にとって有利な遊技状態へ移行する毎に、2回目以降のラウンドからラウンド総数に達するまでのラウンドの継続し易さ(遊技の難易度)が可変となる。従って、遊技の興趣性を増大させ、遊技者の遊技への高揚感を増大させることができる。
さらに、本発明に係る記録媒体は、上記弾球遊技機用のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明に係る弾球遊技機によれば、遊技者にとって有利な遊技状態における遊技性を多様化させることができ、遊技者の興味が削がれてしまうことを防止することができる。
[実施形態]
以下、図面を参照して、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技媒体(例えば、遊技球やメダル等)の供給に基づいて遊技者に遊技を行わせる弾球遊技機の構成及び動作について説明する。また、以下の説明において、入賞口とは、賞球の払出の契機となる遊技球の進入口をいい、役物とは、入賞口を備えた構造物をいう。
以下、図面を参照して、遊技機設置営業店等の場所に設置され、遊技媒体(例えば、遊技球やメダル等)の供給に基づいて遊技者に遊技を行わせる弾球遊技機の構成及び動作について説明する。また、以下の説明において、入賞口とは、賞球の払出の契機となる遊技球の進入口をいい、役物とは、入賞口を備えた構造物をいう。
図1は本実施形態に係る弾球遊技機の外観斜視図である。図1に示すように、弾球遊技機Iの遊技盤1には、遊技球発射装置であるハンドル2の操作によって発射された遊技球3を遊技盤1内に誘導する誘導レール4がほぼ円状に植立されている。そして、誘導レール4で画成されたほぼ円形な領域が遊技領域5となる。
係る弾球遊技機Iの遊技盤1には、第1入賞装置20と、第2入賞装置30と、第1始動入賞口(スタートチャッカー)6と、第2始動入賞口(スタートチャッカー)7と、表示装置(利益付与表示手段)85と、が設置されている。第1始動入賞口6には、第1始動入賞口6へ進入する遊技球3を検知する第1始動入賞球検知センサ10(図3に示す)が設けられている。第2始動入賞口7には、第2始動入賞口7へ進入する遊技球3を検知する第2始動入賞球検知センサ11(図3に示す)が設けられている。
第1入賞装置20は、遊技盤1の略中央に配置され、その内部に入賞領域21を区画形成する。第2入賞装置30、第1始動入賞口6、及び第2始動入賞口7は、第1入賞装置20よりも下方に配置されている。
第1入賞装置20の上部には、第1始動入賞口6又は第2始動入賞口7へ遊技球3が入賞(進入)するのに応じて入賞領域21を開閉し、入賞領域21への遊技球3の進入の難易性を変更する第1通常入賞口22が設けられている。第1通常入賞口22は、一対の第1開閉部材23と、第1開閉部材23を駆動するソレノイドやモータなどの駆動部(図示外)とにより構成され、第1開閉部材23は、入賞領域21を閉止する閉位置と開放する開位置との間で開閉移動する。入賞領域21には、入賞領域21へ進入する遊技球3を検知する入賞領域検知センサ12(図3に示す)が設けられている。第1開閉部材23が閉位置にある閉状態では、入賞領域21への遊技球3の進入が困難となるように遊技球3の直径よりも僅かに広い間隙が形成される。反対に、第1開閉部材23が開位置にある開状態では、遊技球3が入賞領域21へ比較的容易に進入する。なお、閉状態の第1開閉部材23は、入賞領域21への遊技球3の進入を禁止してもよい。
図2に示すように、第1入賞装置20の入賞領域21の下方には、第1開閉部材23の開閉によって進入した遊技球3を下方へ落下移動させる落下通路24と、落下通路24の下方でモータ(図示外)によって定速回転する円板状の回転部材25と、特定入賞口26と、回収口27と、が設けられている。特定入賞口26には、特定入賞口26へ進入する遊技球3を検知する特定入賞球検知センサ13(図3に示す)が設けられている。
落下通路24は、遊技球3の最大径の断面積よりも僅かに大きい断面積を有し、遊技球3の移動を1個ずつ許容する。回転部材25には、その外周面から回転部材25の回転中心方向へ延びる3箇所の遊技球収容溝28,29が設けられている。このうち1つの遊技球収容溝28は、他の2つの遊技球収容溝29よりも深く形成されている。各遊技球収容溝28,29も、落下通路24と同様に、遊技球3の最大径の断面積よりも僅かに大きい断面積を有し、遊技球3の移動を1個ずつ許容する。3箇所の遊技球収容溝28,29は、回転部材25の外周面を周方向でほぼ3等分する位置にそれぞれ配置され、回転部材25の回転に伴って、落下通路24の下端と順次連通する。各遊技球収容溝28,29と落下通路24とが連通した状態で、落下通路24内の遊技球3が遊技球収容溝28,29内へ移動する。
第1入賞装置20の回転部材25の裏面側には、特定入賞口26が設けられている。この特定入賞口26は、遊技球収容溝28内からの遊技球3の移動を許容し、且つ遊技球収容溝29内からの遊技球3の移動を禁止する位置に配置されている。また、回収口27は、特定入賞口26よりも回転部材25の回転方向後方に配置され、特定入賞口26へ移動しない遊技球収容溝29内の遊技球3の移動を許容する位置に配置されている。回収口27は、特定入賞口26へ入賞しなかった遊技球3を回収する。
これにより、第1開閉部材23の開閉によって入賞領域21へ進入した遊技球3は、落下通路24を通過して3箇所の遊技球収容溝28,29の何れかに収容される。遊技球3が何れの遊技球収容溝28,29に収容されるかは、遊技球収容溝28,29の位置に対する遊技球3の落下のタイミングに依存する。遊技球収容溝28に収容された遊技球3は、回転部材25の回転によって移動し、特定入賞口26へ入賞する。一方、遊技球収容溝29に収容された遊技球3は、特定入賞口26へは移動せず、回収口27へ進入する。
すなわち、第1入賞装置20では、回転部材25の1箇所の遊技球収容溝28が特定入賞口26として機能し、2箇所の遊技球収容溝29が回収口27として機能する。従って、入賞領域21へ進入した遊技球3のうち、約2/3が回収口27へ移動し、約1/3が特定入賞口26へ移動する。なお、第1入賞装置20には、後述する第1の利益付与状態時に点灯点滅する第1入賞装置飾りランプ(図示せず)が設けられている。
第2入賞装置30は、第2通常入賞口31を有し、該第2通常入賞口31を露出させる開口状態と該第2通常入賞口31を閉鎖する閉口状態を生成する電動式の第2開閉部材32を備える。第2通常入賞口31には、第2通常入賞口31へ進入する遊技球3を検知する第2通常入賞球検知センサ14(図3に示す)が設けられている。なお、第2入賞装置30には、後述する第2の利益付与状態時に点灯点滅する第2入賞装置飾りランプ(図示せず)が設けられている。
表示装置85は、予め定められた条件が成立(例えば、大当たり遊技状態へ移行して各ラウンドが生起される等)するのに応じて、実行中のラウンドの次のラウンドに生起させる利益付与(後述する第1の利益付与又は第2の利益付与)に対応した利益付与特定表示情報を表示する表示装置である。なお、この表示装置85には、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、ドラム式表示装置、ドットマトリクス表示装置、7セグ表示装置、EL(ElectroLuminescence)表示装置等の表示装置を適用することができる。
また、特に図示していないが、遊技盤1には、風車に発光ランプを内蔵した飾りランプや、サイドランプ、プラ風車等が設けられている。
このような構成を有する弾球遊技機Iは、図3に示すように、主基板60と表示器発生回路(利益付与表示制御手段)81とドライバ82とサウンド・ジェネレータ83と可動物駆動制御回路40とを備えている。主基板60は、制御手段であるCPU(利益付与制御手段、利益付与選択手段、ラウンド継続判定手段、利益付与実行指示手段)60aと、ROM60bと、RAM60cとを備え、電源回路70に接続されている。
主基板60には、入力インターフェイス61を介して、第1始動入賞球検知センサ10、第2始動入賞球検知センサ11、入賞領域検知センサ12、特定入賞球検知センサ13、第2通常入賞球検知センサ14、及び賞球払出検知センサ76からの各検知信号が入力される。主基板60のCPU60aは、弾球遊技機Iの各動作を制御するための信号を生成して出力し、表示器発生回路81とドライバ82とサウンド・ジェネレータ83と可動物駆動制御回路40とは、主基板60から出力された信号に基づいて弾球遊技機Iの各構成部品を個別に制御する。
すなわち、表示装置85は、表示器発生回路81に接続されている。表示器発生回路81は、出力インターフェイス62を介して主基板60と接続しており、主基板60が出力するコマンドに基づき表示装置85を制御する。具体的には、CPU60aが出力する第1の利益付与又は第2の利益付与に対応付けられた利益付与特定表示情報に対応したコマンドに基づいて、表示器発生回路81は表示装置85に利益付与特定表示情報を表示させる制御を行う。
第1入賞装置飾りランプ、第2入賞装置飾りランプ、サイドランプ等の電飾品86は、半透明の合成樹脂材料にて形成された樹脂製レンズと、この樹脂製レンズ内に設けられた蛍光灯やLED等にて構成され、遊技の進行状態に応じて点灯又は点滅される。すなわち、光の視覚的演出装置としての機能を備える。なお、電飾品86はドライバ82に接続されており、例えば、遊技の進行状態が遊技者に有利な遊技状態(特定遊技状態、大当たり遊技状態)に移行したことを受けて点滅点灯を繰り返すように制御されている。特に、大当たり遊技状態において、第1入賞装置20の開放時には第1入賞装置飾りランプが点滅点灯を繰り返すように制御され、第2入賞装置30の開放時には第2入賞装置飾りランプが点滅点灯を繰り返すように制御される。また、役物関係、球発射、排出駆動ソレノイド(以下、役物関係ソレノイドと表記)87は、ドライバ82に接続されており、例えば、第1始動入賞球検知センサ10、第2始動入賞球検知センサ11、入賞領域検知センサ12、第2通常入賞球検知センサ14等の遊技球3の進入を検知する検知センサが遊技球3を検知すると、検知信号が入力インターフェイス61を介して主基板60へ送信され、主基板60のCPU60aがROM60bに登録されたプログラムに基づいて遊技処理を実行し、検知信号に対する遊技処理であるコマンドを出力インターフェイス62を介してドライバ82に送信し、役物関係ソレノイド87を駆動して各コマンドに対応して設定された数の賞球を払い出す処理を行う。また、球排出ソレノイドにより払い出される賞球は、賞球払出検知センサ76により計数される。そして、賞球払出検知センサ76の計数信号は、入力インターフェイス61を介して主基板60にて管理される。このように、ドライバ82は、出力インターフェイス62を介して主基板60と接続しており、主基板60が出力するコマンドに基づき電飾品86及び役物関係ソレノイド87を制御する。なお、入賞領域検知センサ12の遊技球3の検出に基づいて賞球の払出を行うことに代えて、第1通常入賞口22に該第1通常入賞口22を通過する遊技球3を検出する第1通常入賞球検知センサ(図示せず)を設け、該第1通常入賞球検知センサの遊技球3の検出に基づいて賞球の払出を行ってもよく、また、回収口27に該回収口27により回収される遊技球3を検出する回収球検知センサ(図示せず)を設け、該回収球検知センサと特定入賞球検知センサ13との遊技球3の検出に基づいて賞球の払出を行ってもよい。
弾球遊技機I上部に設けられたスピーカ(図示せず)を含むスピーカユニット89は、遊技の進行状態に応じて音声を出力する。すなわち、音の聴覚的演出装置としての機能を備える。なお、スピーカユニット89は、アンプ88を介してサウンド・ジェネレータ83に接続されており、例えば、遊技の進行状態が特定遊技状態に移行したことを受けて音声を出力するように制御されている。なお、サウンド・ジェネレータ83は、出力インターフェイス62を介して、主基板60と接続しており、主基板60が出力するコマンドに基づきアンプ88及びスピーカユニット89を制御する。そして、スピーカは大当たり遊技状態である旨を音声により報知する。
主基板60のRAM60cは、カウンタ60dを備える。主基板60のCPU60aは、入賞領域検知センサ12の検知結果に従って、カウンタ60dの値を増数することにより、入賞領域21に進入した遊技球3の個数を計数する。また、主基板60のCPU60aは、第2通常入賞球検知センサ14の検知結果に従って、カウンタ60dの値を増数することにより、第2通常入賞口31に進入した遊技球3の個数を計数する。
可動物駆動制御回路40は、第1開閉部材23や第2開閉部材32や回転部材25などの可動物を、主基板60のCPU60aからの出力信号に基づいて駆動制御する。
具体的には、主基板60のCPU60aは、第1始動入賞球検知センサ10による遊技球3の検知(第1始動入賞口6への遊技球3の入賞)に応じて第1開閉部材23を1回開放させるコマンドを出力し、第2始動入賞球検知センサ11による遊技球3の検知(第2始動入賞口7への遊技球3の入賞)に応じて第1開閉部材23を2回開放させるコマンドを出力する。可動物駆動制御回路40は、CPU60aから出力インターフェイス62を介して入力される信号に基づいて、第1開閉部材23を1回又は2回開放させる。
また、主基板60のCPU60aは、通常遊技状態での特定入賞球検知センサ13による遊技球3の検知(特定入賞口26への遊技球3の入賞)に応じて、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態を生起する。大当たり遊技状態は、予め設定された継続可能なラウンド総数(例えば、15ラウンド)を上限とした1以上のラウンドによって構成され、各ラウンドにおいて、第1入賞装置20の第1通常入賞口22が開閉される第1の利益付与、又は第2入賞装置30の第2通常入賞口31が開閉される第2の利益付与が生起される。大当たり遊技状態が1回生起されることによって実行されるラウンド数は、各ラウンドの実行中にラウンド継続条件が成立したか否かに依存し、ラウンド継続条件が成立した場合に、ラウンド総数を上限として次のラウンドへ移行する。
具体的には、CPU60aは、1回目のラウンドにおいては、予め定められた種別の利益付与を実行する処理を行う。1回目のラウンドに対応する利益付与の種別は、例えばROM60bに記憶されている。そして、CPU60aは、入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14による遊技球3の検知を契機として、実行中のラウンドの次のラウンドの利益付与を決定するための電子的な抽選を実行し、第1又は第2の利益付与の一方を選択する。例えば、乱数値と第1又は第2の利益付与とを対応付ける種別対応パターンをROM60bに予め記憶させておき、電子的な抽選によって乱数値を乱数発生回路71から取得し、取得した乱数値とROM60bから読み出した種別対応パターンとに基づいて、第1又は第2の利益付与の一方を選択する。ここでは、第1の利益付与又は第2の利益付与を選択する確率は、例えば、各々2分の1とする。
そして、CPU60aは、1回目のラウンド終了後次のラウンドにおいて、ラウンド継続条件の成立を条件に、選択した種別の利益付与を実行する処理を行う。2回目以降の各ラウンドにおいても、CPU60aは、電子的な抽選を実行して第1又は第2の利益付与の一方を選択し、ラウンド継続条件の成立を条件に、抽選結果に応じた利益付与を実行する処理を行う。
なお、第1の利益付与に対応付けられたラウンドでは、CPU60aは、第1入賞装置20の第1通常入賞口22に対して閉口するように備えさせていた第1開閉部材23を開状態とし、所定回数(例えば、18回)開状態とするか、又は該第1通常入賞口22に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球3を入賞させるかの何れかの条件を満たしたら、再び閉口状態とする実行処理を行う。また、CPU60aは、入賞領域検知センサ12による遊技球3の検知を契機として、実行中の次のラウンドで生起させる利益付与を決定すべく、電子的な抽選を実行し、第1又は第2の利益付与の一方を選択する。そして、CPU60aは、第1の利益付与の終了後に特定入賞球検知センサ13の遊技球3の検知に基づいてラウンド継続条件が成立したと判定した場合、抽選結果に応じた利益付与を実行する処理を行う。
また、第2の利益付与に対応付けられたラウンドでは、CPU60aは、第2通常入賞口31に対して閉口するように備えさせていた第2開閉部材32を開状態とし、該開状態が所定時間(例えば、30秒)経過するか、又は該第2通常入賞口31に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球3を入賞させるかの何れかの条件を満たしたら、再び閉口状態とする実行処理を行う。また、CPU60aは、第2通常入賞球検知センサ14による遊技球3の検知を契機として、実行中の次のラウンドで生起させる利益付与を決定すべく、電子的な抽選を実行し、第1又は第2の利益付与の一方を選択する。そして、CPU60aは、第2の利益付与の終了後に無条件にラウンド継続条件が成立したと判定し、抽選結果に応じた利益付与を実行する処理を行う。
次に、第1入賞装置20及び第2入賞装置30の動作について図4及び図5に基づいて説明する。
図4は、通常遊技状態における処理を示すフローチャートである。まず、遊技を開始して遊技領域5に遊技球3を発射し、第1始動入賞口6又は第2始動入賞口7への入賞が、第1始動入賞球検知センサ10又は第2始動入賞球検知センサ11により検知される(ステップS1、ステップS3)。第1始動入賞口6へ遊技球3が進入するのを第1始動入賞球検知センサ10が検知すると、この検知信号はCPU60aに送信され、さらにCPU13aから可動物制御回路40に対して、第1開閉部材23を駆動制御して第1通常入賞口22を1回開閉する制御信号が送信される(ステップS2)。また、第2始動入賞口7へ遊技球3が進入するのを第2始動入賞球検知センサ11が検知すると、この検知信号はCPU60aに送信され、さらにCPU13aから可動物制御回路40に対して、第1開閉部材23を駆動制御して第1通常入賞口22を2回開閉する制御信号が送信される(ステップS4)。第1開閉部材23による第1通常入賞口22の開状態では、遊技球3が入賞領域21内へ容易に進入し、第1通常入賞口22の閉状態では、遊技球3が入賞領域21内へ進入し難くなる。なお、第1始動入賞口6又は第2始動入賞口7へ遊技球3が進入することに基づく第1開閉部材23の開閉回数等は、適宜変更することができる。次に、遊技球3が入賞領域21に進入して入賞領域検知センサ10が検知したか否かを判定する(ステップS5)。入賞領域検知センサ10が遊技球3を検知すると、この検知信号はCPU60aに送信され、CPU60aからドライバ82に対して、役物関係ソレノイド87を駆動制御して予め設定された所定数の遊技球3を払出す制御信号が送信される。入賞領域21に進入した遊技球3は、特定入賞口26又は回収口27の何れかに進入する。そして、遊技球3が特定入賞口26に進入して特定入賞球検知センサ13が検知したか否かが判定される(ステップS6)。遊技球3が特定入賞球検知センサ13に検知されると、この検知信号はCPU60aに送信され、CPU60aは、遊技状態を通常遊技状態から遊技者にとって有利な大当たり遊技状態に移行させる(ステップS7)。具体的には、CPU60aは、大当たり遊技状態の最初(1回目)のラウンドに対応してROM60bに予め設定されている利益付与に応じた入賞装置を開放する制御を行う。ここでは、1回目のラウンドには、第2の利益付与が予め対応付けられて設定されているものとする。
次に、大当たり遊技状態に移行した場合の処理について図5を参照しながら説明する。図5は、大当たり遊技状態における処理を示すフローチャートである。大当たり遊技状態に移行すると、CPU60aは、まず、第2入賞装置30を開放する第2の利益付与を実行する制御を行う(ステップS8)。具体的には、CPU60aは、ドライバ82に対して、第2入賞装置飾りランプを点灯点滅等を繰り返すように制御させるコマンドを送信し、第2入賞装置30の開放を報知する。そして、CPU60aは、第2通常入賞口31に対して閉口するように備えさせていた第2開閉部材32を開状態とし、該開状態が所定時間(例えば、30秒)経過するか、又は該第2通常入賞口31に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球3を入賞させるかの何れかの条件(以下、第2閉口条件という)を満たしたら、再び閉口状態とする実行処理を行う。また、第2開閉部材32を開状態にしてから初めて遊技球3が第2通常入賞球検知センサ14により検知されたとき、即ち、遊技球3の第2通常入賞口31への進入が、第2開閉部材32を開状態にしてから初めて検知されたとき、CPU60aは、電子的な抽選を実行し、実行中のラウンドの次のラウンドで生起させる利益付与として、第1の利益付与又は第2の利益付与の一方を選択する(ステップS9)。そしてCPU60aは、表示器発生回路81に対して、ステップS10で選択した利益付与(第1の利益付与又は第2の利益付与)に対応した利益付与特定表示情報を表示装置85に表示させるコマンドを送信し、次のラウンドで生起される利益付与の種別を遊技者に報知する。そして、CPU60aは、上述の第2閉口条件が成立したと判定すると、当ラウンドを終了させる(ステップS10)。次いで、第2の利益付与の終了後にはラウンド継続条件は無条件に成立したと判定するため、ステップS11でラウンド数を計数するカウンタを1増加させた後、次のラウンドに移行すべく、ステップS12の処理を行う。なお、第2通常入賞球検知センサ14が遊技球3を検知すること(第2通常入賞口31への遊技球3の進入)に基づいて、ラウンド継続条件が成立したと判定してもよい。
ステップS12では、CPU60aは、ステップS10で選択した利益付与が第1の利益付与であるか否かを判定する。当該判定結果が肯定的である場合(ステップS12:YES)、第1の利益付与の実行を行うステップS13に移行し、当該判定結果が否定的である場合(ステップS12:NO)、第2の利益付与の実行を行うステップS17に移行する。
ステップS13では、第1入賞装置20を開放する第1の利益付与を実行する制御を行う。具体的には、CPU60aは、ドライバ82に対して、第1入賞装置飾りランプを点灯点滅等を繰り返すように制御させるコマンドを送信し、第1入賞装置20の開放を報知する。そして、第1通常入賞口22に対して閉口するように備えさせていた第1開閉部材23を開状態とし、所定回数(例えば、18回)開状態とするか、又は該第1通常入賞口22に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球3を入賞させるかの何れかの条件(以下、第1閉口条件という)を満たしたら、再び閉口状態とする実行処理を行う。また、CPU60aは、第1開閉部材23を開状態にしてから初めて遊技球3が入賞領域検知センサ12により検知されたとき、即ち、遊技球3の入賞領域21への進入が、第1開閉部材23を開状態にしてから初めて検知されたとき、CPU60aは、電子的な抽選を実行し、実行中のラウンドの次のラウンドで生起させる利益付与として、第1の利益付与又は第2の利益付与の一方を選択する(ステップS14)。そしてCPU60aは、表示器発生回路81に対して、ステップS13で選択した利益付与(第1の利益付与又は第2の利益付与)に対応した利益付与特定表示情報を表示装置85に表示させるコマンドを送信し、次のラウンドで生起される利益付与の種別を遊技者に報知する。そして、CPU60aは、上述の第1閉口条件が成立したと判定すると、当ラウンドを終了させる(ステップS15)。また、CPU60aは、当該ラウンド実行中に、特定入賞口26に遊技球3が入賞したことを特定入賞球検知センサ13が検知したか否かを判定する(ステップS16)。特定入賞球検知センサ13が遊技球3を検知していた場合(ステップS16:YES)、ラウンド継続条件が成立したと判定するため、次いで、ステップS17の処理を行う。特定入賞球検知センサ13が遊技球3を検知していない場合(ステップS16:NO)、ラウンド継続条件が成立していないと判定するため、大当たり遊技状態を終了して通常遊技状態に戻る。
ステップS20では、既に生起したラウンドの回数を判定し、15ラウンド生起していた場合、大当たり遊技状態の最終ラウンドを生起したことになるため、大当たり遊技状態を終了して通常遊技状態に戻る。生起したラウンドが14ラウンド以下である場合、ステップS10に移行してラウンド数を計数するカウンタを1増加させ、次のラウンドに移行すべく、ステップS11の処理を行う。
ステップS17では、CPU60aは、上述のステップS8と同様にして、第2入賞装置30を開放する第2の利益付与を実行する制御を行う。ステップS17に続くステップS18、S19では、CPU60aは、上述のステップS9、S10と同様の処理を行い、その後、ステップS20の処理を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、通常遊技状態において特定入賞球検知センサ13が遊技球3を検知すると、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態へ移行する。CPU60aは、ROM60bから読み出した1回目のラウンドに対応付けられた利益付与を実行する。
実行する利益付与が第1の利益付与の場合、CPU60aは、第1開閉部材23を所定回数(例えば、18回)開状態とするか、又は第1通常入賞口22に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球3を入賞させるかの何れかの条件を満たすまで、第1開閉部材23を開閉制御して入賞領域21へ遊技球3が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起する。
一方、実行する利益付与が第2の利益付与の場合、CPU60aは、第2開閉部材32を所定時間(例えば、30秒)開状態とするか、又は第2通常入賞口31に対して所定個数(例えば、10個)の遊技球3を入賞させるかの何れかの条件を満たすまで、第2開閉部材32を開閉制御して第2通常入賞口31へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する。
また、CPU60aが1ラウンド分の利益付与状態を生起してから初めて遊技球3が入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14により検知されたとき、電子的な抽選を実行し、当該ラウンドの終了後に次のラウンドに生起させる利益付与として、第1の利益付与又は第2の利益付与の一方を選択する。そして、選択した利益付与に対応した利益付与特定表示情報を表示装置85に表示させることより、次のラウンドで生起される利益付与の種別を遊技者に報知する。また、CPU60aが1ラウンド分の利益付与状態を生起しているとき、当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したか否かを判定する。具体的には、第1の利益付与状態が生起されているときは、特定入賞球検知センサ13が遊技球3を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定する。一方、第2の利益付与状態が生起されているときは、無条件にラウンド継続条件が成立したと判定する。そして、CPU60aは、ラウンド継続条件が成立したと判定すると、1回目のラウンド終了後2回目のラウンドにおいて、次のラウンドの利益付与として選択した利益付与を実行する。以降、ラウンド総数に達するまで、各ラウンドにおいて、CPU60aは、このような処理を繰り返し行う。
このように、遊技者にとって有利な大当たり遊技状態へ移行すると、各ラウンド実行中のラウンド継続条件の成立を条件として、生起されたラウンドの合計がラウンド総数に達するまで、利益付与状態が繰り返して生起される。生起される利益付与状態は、第1の利益付与状態又は第2の利益付与状態の何れか一方であり、この第1の利益付与状態と第2の利益付与状態とでは、ラウンド継続条件が相違する。このため、各ラウンドにおいて生起される利益付与状態が相違すると、そのラウンド間での遊技性も自ずと相違する。従って、遊技者に有利な遊技状態へ移行した際の遊技性を多様化することができ、遊技者の興味を引き付けることができる。
また、第1の利益付与状態では第1入賞装置20が作動し、第2の利益付与状態では第2入賞装置30が作動するため、生起される利益付与状態の違いによって、その遊技性が大きく相違する。従って、遊技者に有利な遊技状態へ移行した際の遊技性を一段と多様化することができる。また、遊技者は、何れの遊技状態が生起されているかを、入賞装置の状態を視ることによって容易に判別することができる。
さらに、第1の利益付与状態では、第1入賞装置20の入賞領域21に進入した遊技球3が入賞領域21の特定入賞口26に進入することによってラウンド継続条件が成立するのに対し、第2の利益付与状態では、無条件にラウンド継続条件が成立する。換言すると、第1の利益付与状態でのラウンド継続条件は、遊技球3が第1入賞装置20の入賞領域21に進入し且つ特定入賞口26に進入することであるのに対し、第2の利益付与状態でのラウンド継続条件は、無条件である。このため、第1の利益付与状態の生起時よりも第2の利益付与状態の生起時の方がラウンド継続条件が成立し易い。すなわち、第1の利益付与状態が生起されたときよりも第2の利益付与状態が生起されたときの方が、遊技者の期待度が高くなる。従って、この利益付与の種別を可変にすることにより、遊技者に与える期待度を異ならせることができる。なお、第2の利益付与状態でのラウンド継続条件を、遊技球3が第2通常入賞口31に進入することと設定した場合であっても同様である。
更に、実行中のラウンドの次のラウンドで生起させる利益付与の種別を電子的な抽選によって決定することにより、次のラウンドで生起される利益付与の種別は、抽選の都度変わり得る。従って、遊技状態が通常遊技状態から大当たり遊技状態が移行する毎に、ラウンド総数に達するまでのラウンドの継続し易さ(遊技の難易度)が可変となる。このため、遊技の興趣性を増大させることができる。
また、ラウンドの実行中に、次のラウンドで実行される利益付与状態に対応した利益付与特定表示が表示装置85に表示される。すなわち、ラウンド実行中の遊技者は、利益付与特定表示を視ることによって次のラウンドで生起される利益付与状態を知ることができる。更に、その利益付与表示を、ラウンド実行中に入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14に初めて遊技球3が検知されたときに行うことにより、次のラウンドで実行される利益付与状態をより早いタイミングで遊技者に報知することができる。従って、例えば、第1の利益付与を実行する処理を行うラウンドでは、ラウンド継続条件が成立するよりも前に、遊技者は、次のラウンドで生起される利益付与状態を知ることができる。例えばそれが、ラウンド継続条件が成立し易い第2の利益付与状態である場合には、遊技者のラウンド継続の意欲が自ずと高まる。従って、ラウンド継続に対する遊技者の意欲を積極的に変化させて、遊技性の多様化を図ることができる。
[変形例]
<変形例1>
上述の実施形態のステップS9,S14,S18においては、利益付与の種別を選択するための電子的な抽選を実行するタイミングは、ラウンド実行中に入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14に初めて遊技球3が検知されたときであるように構成した。しかし、本発明においてはこれに限らず、そのタイミングは、例えば、ラウンド実行中、N(N=2以上の整数)球目の遊技球3が入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14に検知されたときであっても良いし、ラウンド終了時までのいずれのタイミングであっても良い。
<変形例1>
上述の実施形態のステップS9,S14,S18においては、利益付与の種別を選択するための電子的な抽選を実行するタイミングは、ラウンド実行中に入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14に初めて遊技球3が検知されたときであるように構成した。しかし、本発明においてはこれに限らず、そのタイミングは、例えば、ラウンド実行中、N(N=2以上の整数)球目の遊技球3が入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14に検知されたときであっても良いし、ラウンド終了時までのいずれのタイミングであっても良い。
遊技球3の検知は、入賞領域検知センサ12によらず、他のセンサによっても良い。例えば、第1通常入賞口22に該第1通常入賞口22を通過する遊技球3を検出する第1通常入賞球検知センサ(図示せず)を設け、当該第1通常入賞球検知センサによる遊技球3の検知によって、ステップS14で電子的な抽選を実行するように構成しても良い。また、回収口27に該回収口27により回収される遊技球3を検出する回収球検知センサ(図示せず)を設け、該回収球検知センサと特定入賞球検知センサ13とによる遊技球3の検知によって、ステップS14で電子的な抽選を実行するように構成しても良い。
<変形例2>
上述の実施形態においては、1回目のラウンドに対し、生起すべき利益付与の種別を予め設定し、当該ラウンドにおいては、第2の利益付与を実行する処理を行うように構成した。しかし、本発明においてはこれに限らず、1回目のラウンドにおいては、第1の利益付与を実行する処理を行うように構成しても良い。また、1回目のラウンドに限らず、予め定められたラウンド総数のうち少なくとも1つのラウンドにおいて、生起すべき利益付与の種別を予め設定しても良い。
上述の実施形態においては、1回目のラウンドに対し、生起すべき利益付与の種別を予め設定し、当該ラウンドにおいては、第2の利益付与を実行する処理を行うように構成した。しかし、本発明においてはこれに限らず、1回目のラウンドにおいては、第1の利益付与を実行する処理を行うように構成しても良い。また、1回目のラウンドに限らず、予め定められたラウンド総数のうち少なくとも1つのラウンドにおいて、生起すべき利益付与の種別を予め設定しても良い。
また、1回目のラウンドで生起させる利益付与についても、電子的な抽選によってその種別を選択するように構成しても良い。当該抽選を行うタイミングは、1回目のラウンドの実行前又は実行時であっても良い。
また、特定のラウンドにおいてのみ、当該電子的な抽選を実行するように構成しても良い。特定のラウンドとは、予め定めたラウンド数に対応するものであっても良いし、特定の条件を満たすものであっても良い。特定の条件とは、例えば、ラウンド実行中に初めて遊技球3が入賞領域検知センサ12又は第2通常入賞球検知センサ14に検知されるまでの時間が所定の時間内であることなどである。
<変形例3>
ラウンド毎に、次のラウンドで生起させる利益付与の種別を選択する確率を異ならせるように構成しても良い。例えば、図6に示されるように、第1の利益付与(又は第2の利益付与であっても良い)を生起させる確率をラウンド毎に予め設定する。設定した確率(以下、設定確率という)は、ROM60bなどに予め記憶させておく。また、設定確率は、「0」以上「1」以下とする。そして、上述の実施形態におけるステップS9,S14,S18において、実行中のラウンドが今何ラウンドであるかを判定し、判定したラウンド数に対応した設定確率をROM60bから読み出して、これを用いて、電子的な抽選を実行し、第1の利益付与又は第2の利益付与を選択する。なお、設定確率そのものではなく、設定確率に基づいた乱数値をラウンド毎に設定してROM60bに予め記憶させておき、上述の実施形態と同様に、電子的な抽選によって取得した乱数値とROM60bから読み出した各ラウンドに対応する乱数値とに基づいて、第1又は第2の利益付与の一方を選択するようにしても良い。
ラウンド毎に、次のラウンドで生起させる利益付与の種別を選択する確率を異ならせるように構成しても良い。例えば、図6に示されるように、第1の利益付与(又は第2の利益付与であっても良い)を生起させる確率をラウンド毎に予め設定する。設定した確率(以下、設定確率という)は、ROM60bなどに予め記憶させておく。また、設定確率は、「0」以上「1」以下とする。そして、上述の実施形態におけるステップS9,S14,S18において、実行中のラウンドが今何ラウンドであるかを判定し、判定したラウンド数に対応した設定確率をROM60bから読み出して、これを用いて、電子的な抽選を実行し、第1の利益付与又は第2の利益付与を選択する。なお、設定確率そのものではなく、設定確率に基づいた乱数値をラウンド毎に設定してROM60bに予め記憶させておき、上述の実施形態と同様に、電子的な抽選によって取得した乱数値とROM60bから読み出した各ラウンドに対応する乱数値とに基づいて、第1又は第2の利益付与の一方を選択するようにしても良い。
上記構成では、各ラウンドにおいて利益付与の種別を選択する確率が不変であるときと比べて、より遊技性の幅を拡げることができ、遊技者の興味が削がれてしまうことをさらに防止することができる。
<変形例4>
実行中のラウンドにおいて生起している利益付与状態の種別に応じて、次のラウンドで生起させる第2の利益付与の選択する確率を異ならせるようにしても良い。例えば、図7に示されるように、実行中のラウンドにおいて生起されている利益付与状態が第1の利益付与である場合、上述の実施形態におけるステップS9,S14,S18における電子的な抽選において、第2の利益付与を選択する確率を10分の9とする。実行中のラウンドにおいて生起されている利益付与状態が第1の利益付与である場合、上述の実施形態におけるステップS9,S14,S18における電子的な抽選において、第1の利益付与を選択する確率を10分の1とする。このように設定した確率(設定確率)をROM60bに記憶させ、ステップS9,S14,S18で用いるように構成する。なお、この場合も、設定確率そのものではなく、設定確率に基づいた乱数値を設定して用いるようにしても良い。
実行中のラウンドにおいて生起している利益付与状態の種別に応じて、次のラウンドで生起させる第2の利益付与の選択する確率を異ならせるようにしても良い。例えば、図7に示されるように、実行中のラウンドにおいて生起されている利益付与状態が第1の利益付与である場合、上述の実施形態におけるステップS9,S14,S18における電子的な抽選において、第2の利益付与を選択する確率を10分の9とする。実行中のラウンドにおいて生起されている利益付与状態が第1の利益付与である場合、上述の実施形態におけるステップS9,S14,S18における電子的な抽選において、第1の利益付与を選択する確率を10分の1とする。このように設定した確率(設定確率)をROM60bに記憶させ、ステップS9,S14,S18で用いるように構成する。なお、この場合も、設定確率そのものではなく、設定確率に基づいた乱数値を設定して用いるようにしても良い。
例えば上記のような構成では、第1の利益付与状態が生起されているラウンドでは、ラウンド継続条件が成立した場合、次のラウンドで、ラウンド継続条件が成立し易い第2の利益付与状態が生起される確率が高くなる。このため、実行中のラウンドにおけるラウンド継続条件の成立に対する遊技者の意欲を増大させることができる。また、第2の利益付与状態が生起されているラウンドでは、ラウンド継続条件が成立した場合、次のラウンドで、第2の利益状態が生起される確率を低くなる。即ち、第2の利益付与状態が前後のラウンドにおいて続けて生起される確率が低くなる。このため、ラウンドの継続し易さに変化を与えることができる。
以上のように、実行中のラウンドにおいて生起されている利益付与状態の種別に応じて、次のラウンドで生起される利益付与の種別に偏りをもたせることにより、遊技性の幅をさらに拡げることが可能となる。
<変形例5>
上述の実施形態においては、ステップS7で、遊技球3が特定入賞球検知センサ13に検知されたときに、遊技状態を通常遊技状態から大当たり遊技状態に移行させるように構成したが、本発明においてはこれに限らない。
上述の実施形態においては、ステップS7で、遊技球3が特定入賞球検知センサ13に検知されたときに、遊技状態を通常遊技状態から大当たり遊技状態に移行させるように構成したが、本発明においてはこれに限らない。
1…遊技盤、2…ハンドル、3…遊技球、4…誘導レール、5…遊技領域、6…第1始動入賞口、7…第2始動入賞口、10…第1始動入賞球検知センサ、11…第2始動入賞球検知センサ、12…入賞領域検知センサ(入賞領域検出手段)、13…特定入賞球検知センサ(特定入賞球検出手段)、14…第2通常入賞球検知センサ(第2通常入賞球検出手段)、20…第1入賞装置、21…入賞領域、22…第1通常入賞口、23…第1開閉部材、24…落下通路、25…回転部材、26…特定入賞口、27…回収口、28…遊技球収容溝、29…遊技球収容溝、30…第2入賞装置、31…第2通常入賞口、32…第2開閉部材、40…可動物駆動制御回路、60…主基板、60a…CPU(利益付与制御手段、利益付与選択手段、ラウンド継続判定手段、利益付与実行指示手段、制御手段)、60b…ROM(記憶手段)、60c…RAM、60d…カウンタ、61…入力インターフェイス、62…出力インターフェイス、70…電源回路、71…乱数発生回路、81…表示器発生回路(利益付与表示制御手段)、82…ドライバ、83…サウンド・ジェネレータ、85…表示装置(利益付与表示手段)、86…電飾品、87…役物関係ソレノイド(遊技球払出手段)、88…アンプ、89…スピーカユニット、I…弾球遊技機
Claims (9)
- 遊技盤の遊技領域に遊技球を発射して遊技する弾球遊技機であって、
前記遊技領域に設けられ、第1通常入賞口を有する入賞領域と、前記入賞領域に遊技球が進入し難い又は進入できない閉状態と進入し易い開状態とに前記第1通常入賞口を変更可能な第1開閉部材と、前記入賞領域に配置され前記第1開閉部材が開状態に設定されることにより前記入賞領域へ進入した遊技球の入賞を許容する特定入賞口と、前記入賞領域に配置され前記入賞領域へ進入した遊技球のうち前記特定入賞口へ入賞しなかった遊技球を回収する回収口と、を有する第1入賞装置と、
前記遊技領域に設けられ、第2通常入賞口と、前記第2通常入賞口を開閉して前記第2通常入賞口への遊技球の進入を許容及び禁止する第2開閉部材と、を有する第2入賞装置と、
前記入賞領域へ進入した遊技球を検出する入賞領域検出手段と、
前記特定入賞口へ入賞する遊技球を検出する特定入賞球検出手段と、
前記第2通常入賞口へ入賞する遊技球を検出する第2通常入賞球検出手段と、
前記入賞領域検出手段による遊技球の検出と前記第2通常入賞球検出手段による遊技球の検出とに応じて、それぞれ所定の賞球を払い出す遊技球払出手段と、
第1の利益付与の実行指示を受けたとき、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、前記第1開閉部材を開閉制御して前記入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起し、第2の利益付与の実行指示を受けたとき、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、前記第2開閉部材を開閉制御して前記第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する利益付与制御手段と、
前記利益付与制御手段が前記利益付与状態を1ラウンド分生起しているときに、当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して前記利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したか否かを判定するラウンド継続判定手段と、
電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて前記第1又は第2の利益付与の一方を選択する利益付与選択手段と、
予め定められた開始条件が成立したときに、前記第1又は第2の利益付与の実行を前記利益付与制御手段に指示し、前記利益付与制御手段による1回目の利益付与状態の終了後は、ラウンド継続条件が成立したと前記ラウンド継続判定手段が判定したことを条件に、予め設定された継続可能なラウンド総数に達するまで、前記第1又は第2の利益付与の実行を前記利益付与制御手段に順次指示する利益付与実行指示手段と、を備え、
前記ラウンド継続判定手段は、前記利益付与制御手段が前記第1の利益付与状態を生起しているときには、前記特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定し、前記利益付与制御手段が前記第2の利益付与状態を生起しているときには、無条件に又は前記第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合にラウンド継続条件が成立したと判定し、
前記ラウンド総数のうち少なくとも一つのラウンドでは、前記利益付与選択手段により選択された種別の利益付与の実行を前記利益付与実行指示手段が前記利益付与制御手段に指示する
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機であって、
所定回のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率は、他の所定回のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率と相違する
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機であって、
前記第1の利益付与状態の次のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率は、前記第2の利益付与状態の次のラウンドのために前記利益付与選択手段が前記第2の利益付与を選択する確率と相違する
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の弾球遊技機であって、
前記利益付与選択手段が選択した利益付与の種別を報知する報知手段を備える
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項4に記載の弾球遊技機であって、
前記入賞領域検出手段は、前記第1通常入賞口を通過する遊技球を検出し、
前記利益付与選択手段は、前記利益付与制御手段が前記第1の利益付与状態を生起しているときには前記入賞領域検出手段が最初の遊技球を検出したときに、また前記利益付与制御手段が前記第2の利益付与状態を生起しているときには前記第2通常入賞球検出手段が最初の遊技球を検出したときに、それぞれ電子的な抽選を実行して前記第1又は第2の利益付与の一方を選択する
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1〜請求項5の何れかに記載の弾球遊技機であって、
前記ラウンド総数うちの特定のラウンドと前記第1又は第2の利益付与とが予め対応付けて記憶された記憶手段を備え、
利益付与実行指示手段は、前記特定のラウンドの利益付与の実行を指示する場合、前記記憶手段から読み出した種別の利益付与の実行を指示する
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 遊技球が発射される遊技盤の遊技領域に設けられ、第1通常入賞口を有する入賞領域と、前記入賞領域に遊技球が進入し難い又は進入できない閉状態と進入し易い開状態とに前記第1通常入賞口を変化可能な第1開閉部材と、前記入賞領域に配置され前記第1開閉部材が開状態に設定されることにより前記入賞領域へ進入した遊技球の入賞を許容する特定入賞口と、前記入賞領域に配置され前記入賞領域へ進入した遊技球のうち前記特定入賞口へ入賞しなかった遊技球を回収する回収口と、を有する第1入賞装置と、
前記遊技領域に設けられ、第2通常入賞口と、前記第2通常入賞口を開閉して前記第2通常入賞口への遊技球の進入を許容及び禁止する第2開閉部材と、を有する第2入賞装置と、
前記入賞領域へ進入した遊技球を検出する入賞領域検出手段と、
前記特定入賞口へ入賞する遊技球を検出する特定入賞球検出手段と、
前記第2通常入賞口へ入賞する遊技球を検出する第2通常入賞球検出手段と、
前記入賞領域検出手段による遊技球の検出と前記第2通常入賞球検出手段による遊技球の検出とに応じて、それぞれ所定の賞球を払い出す遊技球払出手段と、
制御手段と、を備えた弾球遊技機のためのコンピュータプログラムであって、
予め定められた開始条件が成立したか否かを判定する開始条件判定ステップと、
前記開始条件の成立時までに、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて第1又は第2の利益付与の一方を選択する開始利益付与選択ステップと、
前記開始条件が成立したと前記開始条件判定ステップで判定されたとき、前記開始利益付与選択ステップで選択された種別の利益付与の実行を指示する利益付与開始指示ステップと、
前記第1の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、前記第1開閉部材を開閉制御して前記入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起し、また、前記第2の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、前記第2開閉部材を開閉制御して前記第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する利益付与実行ステップと、
前記利益付与実行ステップによって前記第1の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、前記特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合に当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して前記利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したと判定し、また、前記利益付与開始実行ステップによって前記第2の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、無条件に又は前記第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合に前記ラウンド継続条件が成立したと判定するラウンド継続判定ステップと、
前記利益付与実行ステップによる1ラウンド分の利益付与状態の終了後に、前記ラウンド継続条件が成立したと前記ラウンド継続判定ステップで判定され且つ生起したラウンドの合計が前記ラウンド総数を超えていないことを条件として、前記第1又は第2の利益付与の一方の実行を指示する利益付与継続指示ステップと、
を前記制御手段に実行させることを特徴とする弾球遊技機用のコンピュータプログラム。 - 遊技球が発射される遊技盤の遊技領域に設けられ、第1通常入賞口を有する入賞領域と、前記入賞領域に遊技球が進入し難い又は進入できない閉状態と進入し易い開状態とに前記第1通常入賞口を変化可能な第1開閉部材と、前記入賞領域に配置され前記第1開閉部材が開状態に設定されることにより前記入賞領域へ進入した遊技球の入賞を許容する特定入賞口と、前記入賞領域に配置され前記入賞領域へ進入した遊技球のうち前記特定入賞口へ入賞しなかった遊技球を回収する回収口と、を有する第1入賞装置と、
前記遊技領域に設けられ、第2通常入賞口と、前記第2通常入賞口を開閉して前記第2通常入賞口への遊技球の進入を許容及び禁止する第2開閉部材と、を有する第2入賞装置と、
前記入賞領域へ進入した遊技球を検出する入賞領域検出手段と、
前記特定入賞口へ入賞する遊技球を検出する特定入賞球検出手段と、
前記第2通常入賞口へ入賞する遊技球を検出する第2通常入賞球検出手段と、
前記入賞領域検出手段による遊技球の検出と前記第2通常入賞球検出手段による遊技球の検出とに応じて、それぞれ所定の賞球を払い出す遊技球払出手段と、
制御手段と、を備えた弾球遊技機のためのコンピュータプログラムであって、
予め定められた開始条件が成立したか否かを判定する開始条件判定ステップと、
前記開始条件が成立したと前記開始条件判定ステップで判定されたとき、第1又は第2の利益付与の一方の実行を指示する利益付与開始指示ステップと、
前記第1の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第1利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、前記第1開閉部材を開閉制御して前記入賞領域へ遊技球が進入し易い第1の利益付与状態を1ラウンド分生起し、また、前記第2の利益付与の実行が指示されたときに、予め設定された第2利益付与終了条件が成立するラウンド終了時まで、前記第2開閉部材を開閉制御して前記第2通常入賞口へ遊技球が進入し易い第2の利益付与状態を1ラウンド分生起する利益付与実行ステップと、
前記ラウンド終了時までに、電子的な抽選を実行し、その抽選結果に応じて前記第1又は第2の利益付与の一方を選択する継続利益付与選択ステップと、
前記利益付与実行ステップによって前記第1の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、前記特定入賞球検出手段が遊技球を検出した場合に当該ラウンドの終了後に次のラウンドに移行して前記利益付与状態を継続して生起するためのラウンド継続条件が成立したと判定し、また、前記利益付与開始実行ステップによって前記第2の利益付与状態が1ラウンド分生起されているとき、無条件に又は前記第2通常入賞球検出手段が遊技球を検出した場合に前記ラウンド継続条件が成立したと判定するラウンド継続判定ステップと、
前記利益付与実行ステップによる1ラウンド分の利益付与状態の終了後に、前記ラウンド継続条件が成立したと前記ラウンド継続判定ステップで判定され且つ生起したラウンドの合計が前記ラウンド総数を超えていないことを条件として、前記継続利益付与選択ステップで選択された種別の利益付与の実行を指示する利益付与継続指示ステップと、
を前記制御手段に実行させることを特徴とする弾球遊技機用のコンピュータプログラム。 - 請求項7又は請求項8に記載の弾球遊技機用のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006159499A JP2007325766A (ja) | 2006-06-08 | 2006-06-08 | 弾球遊技機、弾球遊技機用のコンピュータプログラム、及び弾球遊技機用のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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