JP2007097782A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技盤面上に開閉板を設けて開口するように形成された大入賞口の前方に前板を設けておく。大入賞口が開放されると、開閉板の前面に設けた突起部が前板に接触して位置決めされる。こうすれば、開閉板の開口精度が高いので、遊技球が挟まって開閉板が閉まらなくなることを回避することができる。加えて、開閉板や開閉機構にかかる遊技球の衝撃を分散することができるので、開閉板や開閉機構が損傷してしまうことを回避可能である。しかも、大入賞口の開閉板や開閉機構を大掛かりなものにする必要がない。
【選択図】図10
Description
遊技盤面に向かって遊技球を発射することにより遊技を行う弾球遊技機において、
前記遊技盤面上に設けられた開閉板の上端側を、該遊技盤面から前方に向けて傾けることで、遊技球が入球可能な開口状態となるように形成された大入賞口と、
前記大入賞口の前方に設けられた前板と
を備え、
前記大入賞口の開閉板には、該大入賞口が開口すると前記前板に一部が接触する突起部が設けられていることを特徴とする。
A.遊技機の装置構成:
A−1.装置前面側の構成:
A−2.遊技盤の構成:
A−3.制御回路の構成:
B.遊技の概要:
C.本実施例に採用された大入賞口の構成:
C−1.大入賞口の構造:
C−2.大入賞口の開閉動作:
C−3.変形例:
A−1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例の遊技機1の正面図である。本実施例の遊技機1は、いわゆるデジパチタイプのパチンコ機である。図1に示すように、遊技機1の前面部は、大きくは、前面枠4、上皿部5、下皿部6、遊技盤10などから構成されている。なお、図1では遊技盤10の詳細な図示を省略している。前面枠4は、図示しない中枠3に取り付けられており、中枠3は図示しない本体枠2に取り付けられている。中枠3はプラスチック材料で成形されており、本体枠2の内側に取り付けられている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、遊技機1の外枠を形成している。前面枠4の一端は、中枠3に対して回動可能に軸支されており、中枠3の一端は本体枠2に対して回動可能に軸支されている。遊技盤10は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられており、その前面側が前面枠4で覆われている。
図2は、遊技盤10の盤面構成を示す説明図である。前述したように、遊技盤10は中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤10の中央には、外レール14と内レール15とによって囲まれた略円形状の遊技領域11が形成されている。
次に、本実施例の遊技機1の制御回路の構成について説明する。図5は、本実施例の遊技機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているように遊技機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板、中継端子板などから構成されているが、その機能に着目すると、遊技の基本的な進行や賞球に関わる当否についての制御を司る主制御基板200と、図柄やランプや効果音を用いた遊技の演出の制御を司るサブ制御基板220と、貸球や賞球を払い出す動作の制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に関する制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM、周辺機器とのデータのやり取りを行うための周辺機器インターフェース(PIO)、CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器、CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ、定期的に割り込み信号を発生させるCTC(カウンター・タイマ・サーキット)など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。また、図5中に示した矢印の向きは、データあるいは信号を入出力する方向を表している。尚、図5では、主制御基板200に搭載されたCPU201、RAM202のみ図示されており、主制御基板200に搭載されているROMやPIO、更には、他の制御基板に搭載されているCPUや、RAM,ROMなどについては図示を省略している。
次に、上述した構成を有する本実施例の遊技機1で行われる遊技の概要について簡単に説明しておく。
上述したように、特別図柄が当り図柄で停止表示されると、大入賞口31が開口して開放状態となる。大入賞口31は大きく開口するため、遊技球が高い確率で大入賞口31に入球することとなり、遊技者にとって有利な遊技状態である特別遊技状態が開始される。そして、所定時間が経過し、1ラウンドが終了すると、大入賞口31は一旦閉鎖される。しかし、大入賞口31が、開閉板の上端側を前方に傾けるようにして開口する機構を採用している場合、開口した開閉板と遊技盤10の前面にあるガラス板との間に遊技球が挟まり、大入賞口31が閉まらなくなってしまうという事態が起こり得る。更には、開口中の開閉板には、上方から落下する遊技球が衝突するため、特に複数個の遊技球が同時に入球する場合などには、大きな衝撃がかかって、開閉板あるいは開閉板を動かす機構が損傷する事態も起こり得る。こうした点に鑑みて、本実施例の遊技機1では、以下に示すような構成の大入賞口が採用されている。
図9は、本実施例の遊技機1に設けられた大入賞口31の構造を示した斜視図である。図2を用いて前述したように、大入賞口31は、変動入賞装置18のほぼ中央に位置する前板320の奥側に設けられている。尚、ここでは、大入賞口31の構造について着目していることから、図9では、前板320が遊技盤面から取り外された状態で表示されている。
図10は、大入賞口31の開閉動作を示す斜視図である。図10(a)は、大入賞口31の開閉板31bが閉鎖している状態を表しており、図10(b)は、開閉板31bが開口した状態を表している。尚、図10では、大入賞口31の前面側に配置されている前板320は破線で示されている。
以上の実施例では、図9および図11を用いて前述したように、大入賞口31の開口時も閉鎖時も、大入賞口ソレノイド31mによって駆動されて、開閉板31bが回転するものとして説明した。しかし、本願発明は、大入賞口ソレノイド31mに駆動されるのではなく、開閉板31bが自重によって回転して開口するタイプの大入賞口31に対しても好適に適用することができる。
31a …開口部、 31b …開閉板、
31c …連動杆、 31e …回転軸、
31m …大入賞口ソレノイド、
310 …第1突起部、 312 …第2突起部、
320 …前板、 322 …支柱
Claims (3)
- 遊技盤面に向かって遊技球を発射することにより遊技を行う弾球遊技機において、
前記遊技盤面上に設けられた開閉板の上端側を、該遊技盤面から前方に向けて傾けることで、遊技球が入球可能な開口状態となるように形成された大入賞口と、
前記大入賞口の前方に設けられた前板と
を備え、
前記大入賞口の開閉板には、該大入賞口が開口すると前記前板に一部が接触する突起部が設けられていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記大入賞口には、該大入賞口の開口中に前記突起部の下端側を支える保持部が設けられていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1または請求項2に記載の弾球遊技機において、
前記開閉板は、横長の矩形形状に形成されており、
前記突起部は、前記開閉板の両端にそれぞれ設けられていることを特徴とする弾球遊技機。
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JP2009017930A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Asama Seisakusho:Kk | 遊技機の入賞装置 |
JP2011177284A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Sansei R&D:Kk | 遊技機 |
JP2012235916A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
JP2016168224A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
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2005
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