JP4947202B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、スロットマシン等の遊技機に関するものである。
遊技機の一種として、複数の図柄(識別情報の一種)が所定間隔おきにリールに付されて構成された図柄列を可変表示した後に停止図柄を表示する可変表示手段を備えたスロットマシン等が知られている。
この種の遊技機では、メダル等の遊技媒体を用いて遊技が行われるよう構成されており、メダル等を外部から投入するメダル投入口を備えている。具体的には、メダルを所定枚数投入した後、遊技者の始動操作に伴ってリールが回転を始めるとともに、所定の利益を付与可能か否かの抽選が行われる。その後、停止操作に伴って、前記抽選の結果に基づき、可変表示手段の所定領域である有効ラインに図柄が停止表示され、その停止図柄が特定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるといった具合である。
また、投入されたメダルをより正確に検出するといった観点から、メダル投入口へメダルが1枚ずつ投入されるように構成されている遊技機が数多く見受けられる。
しかし、メダルを1枚ずつ手に取って、1枚ずつ投入を行っているようでは遊技の進行上、時間効率が悪くなってしまう。そこで、複数枚のメダルを連続的に投入するべく、例えば、複数枚のメダルをメダル投入口へ向けて案内可能な案内溝を備えた遊技機もある。このような遊技機においては、複数枚のメダルを重ね合わせて持ち、複数枚のメダルを起立させた状態で案内溝に沿わせてスライドさせることで、先頭のメダルがメダル投入口へと投入されることとなる。その後もメダルをスライドさせていくことで、順次メダルが投入されていくといった具合である。
ところが、複数枚のメダルを連続的に投入する場合、メダルがスムースに投入口へ投入されないといった不具合が生じるおそれがある。例えば、メダル投入口周縁部で先頭のメダルと次のメダルとが密着し、両メダル間に働く摩擦力によって先頭のメダルがメダル投入口へと落下していかなくなるといった場合がある。かかる不具合を抑制するべく、案内溝を振動させることでメダル同士の密着を抑制するといった技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−203251号公報
しかし、案内溝全体を単に振動させるだけなので、かかる振動が確実に先頭のメダルと次のメダルとに作用して、当該両メダル同士の密着を確実に抑制できるのかが定かではない。さらに、上記作用効果は、振動の強さ加減に頼るところが大きく、例えば、振動の強さが弱ければメダル同士の密着を解消するには至らず、逆に振動の強さが強ければメダルの姿勢が崩れたり、メダルが案内溝からこぼれ落ちたりしてしまうといった懸念がある。つまり、案内溝を単に振動させるだけでは、メダルをスムースに投入口へ投入するといった目的を果たすには十分なものではなかった。
本発明は上記例示した事状等に鑑みてなされたものであり、メダルをよりスムースに投入することができる遊技機を提供することを主たる目的の一つとしている。
本発明の遊技機は、
前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、メダルを下方へ投入可能な投入口を有する投入手段を備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、前記案内溝の後端部に立設された壁部とを備え、
前記投入口は、前記案内溝の前記壁部との境界部に設けられ、上方に開口するとともに、起立させられた状態で前記投入口の上方に位置したメダルを1枚ずつ投入可能な大きさに構成され、
前記投入手段は、メダルを前記投入口に1枚ずつ掻き入れる掻入手段を備え
前記掻入手段は、前記案内溝に沿ってスライドするメダルの前記投入口の上方へ至るまでの経路を確保し、メダルの前記投入口への投入を許容する第1の状態と、前記案内溝に沿ってスライドするメダルの前記投入口の上方へ至るまでの経路を狭小させ、メダルの前記投入口への投入を規制する第2の状態とに状態変化可能に構成されるとともに、前記第1の状態と前記第2の状態とに状態変化させる駆動手段を備え、
前記掻入手段が前記第1の状態にある場合には、前記案内溝に沿ってスライドするメダルを前記投入口の上方に至らせてメダルを前記投入口へ自然落下可能に構成され、
前記掻入手段が前記第2の状態にある場合には、前記案内溝に沿ってスライドするメダルを前記投入口の上方に至らせることが不可能となるとともに、前記掻入手段が前記第2の状態にある場合においても、前記投入口は一部も閉塞されないように構成され、
前記投入口の上方に位置したメダルが、当該メダルに隣接するメダルと圧接又は密着していることに起因して、前記投入口の上方においてメダルが前記投入口に投入されずに滞っている場合、前記掻入手段が前記第1の状態から前記第2の状態へと状態変化した際に、前記掻入手段によって、前記投入口の上方に位置するメダル、又は当該メダルと圧接又は密着しているメダルのうち一方が他方から引き離される側に押圧される構成において、
前記投入口の近傍に設けられ、案内溝に沿ってスライドするメダル又は当該メダルを投入する遊技者の手の近接又は接触を検知する検知手段と、
前記検知手段の検知に基づいて前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、メダルをよりスムースに投入することができる。
一実施の形態におけるスロットマシンの正面図である。 各リールの図柄配列を示す説明図である。 スロットマシンのブロック回路図である。 リール及び補助表示部の表示演出を説明する説明図である。 リール及び補助表示部の表示演出を説明する説明図である。 メダル投入部を示す斜視図である。 メダル投入部の構成を示す正面図である。 メダル投入部の構成を示す部分断面図である。 メダル投入部の構成を示す部分断面図である。 メダル投入部の構成を示す分解斜視図である。 可動部が動いた状態におけるメダル投入部の構成を示す斜視図である。 可動部の動きを説明するメダル投入部の模式図である。 可動部の動きを説明するメダル投入部の模式図である。 メダルの投入方法を示す説明図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の部分断面図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の正面図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の正面図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の部分断面図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の部分断面図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の部分斜視図である。 別の実施の形態におけるメダル投入部の正面図である。
以下に、遊技機を回胴式遊技機、具体的にはスロットマシンに適用した場合の一実施の形態につき図面に基づいて説明する。
図1に示すように、スロットマシン1は、前面を開放した箱状のマシン本体(本体)2を有している。マシン本体2の前面側には前面扉3が開閉自在に取り付けられている。前面扉3が閉状態となっている場合、前面扉3によってマシン本体2の前面開放側が閉鎖される。前面扉3は閉状態にある場合には図示しないロック機構によって開放不能な状態にロックされており、そのロック状態は前面扉3に設けられた解除操作部たるキーシリンダ4に対する所定のキー操作によって解除されるように構成されている。
前面扉3には、縦長の3つの表示窓5,6,7が横並びとなるように設けられている。表示窓5,6,7は透明又は半透明な材質により構成されており、各表示窓5,6,7を通して内部を視認可能な状態とされている。
マシン本体2内には、可変表示手段を構成する左リール11,中リール12及び右リール13が収納されている。各リール11,12,13はそれぞれ円筒状(円環状)に形成されているが、少なくとも環状となっていればよい。各リール11,12,13は、その中心軸線が当該リール11,12,13の回転軸線となるように回転可能に支持されている。各リール11,12,13の回転軸線は略水平方向に延びる同一軸線上に配設され、それぞれのリール11,12,13が各表示窓5,6,7と1対1で対応している。従って、各リール11,12,13の表面の一部はそれぞれ対応する表示窓5,6,7を通して視認可能な状態とされている。
なお、可変表示手段はこれ以外の構成であってもよい。例えば、ベルト式リール等の他の機械的なリール構成としてもよく、また、機械的なリール構成に代えて、或いはこれに加えて、液晶表示器,ドットマトリックス表示器等の電気的表示により識別情報を可変表示させるものを設けてもよく、この場合は表示形態に豊富なバリエーションをもたせることが可能となる。
リール11,12,13が回転すると、各表示窓5,6,7を通してリール11,12,13は上から下へ向かって移動しているかのように映し出される。これら各リール11,12,13はそれぞれステッピングモータ等のリールモータ15,16,17(図3参照)に連結されており、各リールモータ15,16,17の駆動により各リール11,12,13が個別に、即ちそれぞれ独立して回転駆動し得る。
また、各リール11,12,13の外周面には、それぞれ識別情報としての図柄が多数設けられている。これらの図柄のうち、表示窓5,6,7を介して視認可能な図柄数は、主として表示窓5,6,7の上下方向の長さによって決定される所定数に限られている。本実施形態では各リール11,12,13毎に全体を視認可能な図柄数は3個ずつとされている。
ここで、各リール11,12,13に付される図柄について図2を参照しつつ説明する。同図には、左リール11,中リール12,右リール13のそれぞれについての図柄配列が示されている。同図は、各リール11,12,13表面の展開図とみても差し支えない。同図に示すように、各リール11,12,13にはそれぞれ21個の図柄が一列に設けられている。各リール11,12,13に対応して番号が1〜21まで付されているが、これは説明の便宜上付されたものであり、リール11,12,13に実際に付されているわけではない。但し、以下の説明では当該番号を使用して説明する。
図柄としては、ビッグボーナスゲームに移行するための「7」図柄がある。「7」図柄としては白色のもの(例えば、左リール第20番目。以下、適宜「白7」図柄と称す)と、赤色のもの(例えば、左リール第21番目。以下、適宜「赤7」図柄と称す)とがある。また、レギュラーボーナスゲームに移行するための「BAR」図柄(例えば、左リール第19番目)がある。また、リプレイゲームに移行するための「リプレイ図柄」(例えば、左リール第1番目)がある。また、小役の払出が行われる小役図柄としての「スイカ」図柄(例えば、左リール第4番目)、「ベル」図柄(例えば、左リール第2番目)、「チェリー」図柄(例えば、左リール第3番目)がある。なお、図2にも示すように、各リール11,12,13において、各図柄の数や配置順序は全く異なっている。
各図柄に関する払出枚数について説明する。小役図柄に関し、「スイカ」図柄が後述する有効ライン上に左・中・右と揃った場合には15枚のメダル払出、「ベル」図柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合には8枚のメダル払出、左リール11の「チェリー」図柄が有効ライン上に停止した場合には2枚のメダル払出が行われる。即ち、中リール12及び右リール13の「チェリー」図柄はメダル払出とは無関係であり、言わば無意味な図柄である。また、「チェリー」図柄に限っては、他の図柄との組合せとは無関係にメダル払出が行われるため、左リール11の複数の有効ラインが重なる位置(具体的には上段又は下段)に「チェリー」図柄が停止された場合には、その重なった有効ラインの数を乗算した分だけのメダル払出が行われることとなり、結果として本実施の形態では4枚のメダル払出が行われる。
また、その他の図柄に関しては、ビッグボーナス図柄の組合せである「赤7」図柄又は「白7」図柄が同一色で有効ライン上に左・中・右と揃った場合には15枚のメダル払出、レギュラーボーナス図柄の組合せである「BAR」図柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合には15枚のメダル払出が行われる。
更に、「リプレイ」図柄が有効ライン上に左・中・右と揃った場合にはメダル払出は行われない。その他の場合、即ち有効ライン上に左リール11の「チェリー」図柄が停止せず、また左・中・右に同一図柄が揃わない場合には、一切メダル払出は行われない。
また、本実施の形態では、更なる小役図柄の組合せとして、有効ライン上において「白7」「白7」「赤7」、「白7」「赤7」「白7」、「白7」「赤7」「赤7」、「赤7」「白7」「白7」、「赤7」「白7」「赤7」、「赤7」「赤7」「白7」、「BAR」「白7」「白7」、「BAR」「白7」「赤7」、「BAR」「赤7」「白7」、又は、「BAR」「赤7」「赤7」の図柄が、左・中・右と揃った場合であって、所定条件が満たされている場合には15枚のメダル払出が行われる(以下、これを特殊小役図柄と称する)。但し、特殊小役図柄は、各ゲーム毎に設定され(もちろん設定されない場合もある)、当該設定された図柄の組合せと停止図柄とが合致したときにのみメダルの払出が許容されるようになっている。
前面扉3には、各表示窓5,6,7を結ぶように、横方向へ平行となるように3本、斜め方向へたすき掛けとなるように2本、計5本の有効ラインが付されている。勿論、最大有効ライン数を6以上としてもよく、5未満としてもよく、所定条件に応じて最大有効ライン数を変更するようにしてもよい。これら各有効ラインに対応して、表示窓5,6,7群の正面から見て左側には有効ライン表示部21,22,23が設けられている。第1有効ライン表示部21は中央の横ライン(中央ライン)が有効化された場合に点灯等によって表示報知される。第2有効ライン表示部22は上下の横ライン(上ライン及び下ライン)が有効化された場合に点灯等によって表示報知される。第3有効ライン表示部23は一対の斜めライン(右下がりライン及び右上がりライン)が有効化された場合に点灯等によって表示報知される。
前面扉3の表面のうち表示窓5,6,7の下方左側には、各リール11,12,13を一斉(同時である必要はない)に回転開始させるために操作されるスタートレバー25が設けられている。スタートレバー25は可変表示を開始させるべく操作される始動操作手段を構成する。スタートレバー25の右側には、回転している各リール11,12,13を個別に停止させるために操作されるボタン状のストップスイッチ27,28,29が設けられている。各ストップスイッチ27,28,29は停止対象となるリール11,12,13に対応する表示窓5,6,7の直下にそれぞれ配置されている。ストップスイッチ27,28,29は可変表示を停止させるべく操作される停止操作手段を構成する。
前面扉3の前面のうち表示窓5,6,7の下方右側には、遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口(投入口)31を有するメダル投入部30が設けられている。また、図8、9に示すように、メダル投入口31に投入されたメダルは、後述するホッパ装置41に至るメダル通路32へと案内されるようになっている。なお、本実施の形態ではメダル投入部30が投入手段に相当する。
前面扉3の表面のうち表示窓5,6,7の下方左側には、メダルとしてのクレジットされた仮想メダルのうち、1ゲームにつき投入できるメダル最大数(3枚)を一度に投入(マックスベッド)するためのボタン状の第1クレジット投入スイッチ33が設けられている。また、第1クレジット投入スイッチ33の下方には当該スイッチ33よりも小さなボタン状のスイッチとして、第2クレジット投入スイッチ34及び第3クレジット投入スイッチ35が設けられている。第2クレジット投入スイッチ34はクレジットされた仮想メダルを一度に2枚投入するためのものであり、第3クレジット投入スイッチ35は仮想メダルを1枚ずつ投入するためのものである。
なお、上記第2クレジット投入スイッチ34は2枚投入タイプであって実際に使用される頻度が少ないと思われるので、スイッチ数を低減させる意図がある場合には最初に当該スイッチ34を省略すればよい。また、第1クレジット投入スイッチ33は、1ゲームにつき投入できるメダル最大数(3枚)に達していないことを促すため、図示しない発光部材としてのランプが内蔵されている。当該ランプは、第1クレジット投入スイッチ33のスイッチ操作が有効である状況時において点灯されて当該スイッチ33の操作を促すが、クレジットされた仮想メダルが存在しない場合や既に3枚のメダル投入がなされている状況下では消灯される。ここで、上記点灯に代えて、点滅させてメダル投入の促しを遊技者に一層分かり易くしてもよい。
前面扉3の表面のうちメダル投入口31の左側には、ボタン状の切換スイッチ36が設けられている。切換スイッチ36は、メダル投入口31に必要量より多く投入された投入メダルや、所定の遊技の結果遊技者に返還される獲得メダルの取扱形式を変更するために操作される。即ち、例えば電源投入時には、所定の最大値(例えばメダル50枚分)となるまでの余剰の投入メダルはクレジットメダルとして貯留記憶するとともに獲得メダルもクレジットメダルとして貯留記憶するように設定しておく「クレジットモード」とし、切換スイッチ36が操作されると、クレジットメダルがある場合にはその分を現実のメダルとして払い出すとともに余剰の投入メダルや獲得メダルも現実のメダルとして払い出すように設定された「ダイレクトモード」に切り換えられるようにしておく。そして、この切換スイッチ36が操作される度に「クレジットモード」と「ダイレクトモード」とを交互に切り換えるようにしておけば、遊技者は自身の好みに応じた形式で遊技を実行することができる。
前面扉3における各表示窓5〜7の配設位置の下方には、クレジットモード時に有効化されて貯留記憶されたメダル数を表示する残数表示部38と、獲得メダルの枚数を表示する獲得数表示部39とが設けられている。これら両表示部38,39は2桁の7セグメント表示器によって構成されているが、液晶表示器等によって代替することは当然可能である。
スロットマシン1の下部には、マシン本体2の内部に収納されたホッパ装置41(図3参照)からのメダルが排出されるメダル排出口42と、メダル排出口42から排出された現実のメダルが貯留される受皿43とが設けられている。
スロットマシン1の上部には、ビッグ報知部45,レギュラー報知部46,リプレイ報知部47,小役報知部48等の各種報知部が設けられている。これら各種報知部の配置場所は図示のものに限定されないし、共通の報知部で異なる態様の報知を行うようにしてもよい。
ビッグ報知部45は、各リール11,12,13の停止時に「赤7」図柄又は「白7」図柄が有効ライン上に揃った場合、ビッグボーナスゲームを獲得したことを点灯、点滅等によって表示報知する。レギュラー報知部46は、各リール11,12,13の回転停止時に「BAR」図柄が有効ライン上に揃った場合、レギュラーボーナスゲームを獲得したことを点灯、点滅等によって表示報知する。リプレイ報知部47は、各リール11,12,13の回転停止時に「リプレイ」図柄が有効ライン上に揃った場合、リプレイゲームを獲得したことを点灯、点滅等によって表示報知する。小役報知部48は、各リール11,12,13の回転停止時に小役図柄としての「スイカ」図柄或いは「ベル」図柄が有効ライン上に揃った場合又は「チェリー」図柄が左リール11の有効ライン上に停止した場合、或いは設定された特殊小役図柄が有効ラインに揃った場合に、所定数のメダルを獲得したことを点灯、点滅等によって表示報知する。
なお、これら各報知部45〜48の表示による報知に代えて、或いは、これに加えて、スロットマシン1に備えられるスピーカ50によって音声により報知してもよい。また、図示しないが、各リール11,12,13の内周側や外周側に発光部材を設けてもよい。各リール11,12,13の内周側の発光部材は光を各リール11,12,13の内側から照射し、各リール11,12,13からの透過光を遊技者に見せるものである。一方、各リール11,12,13の外周側の発光部材は光を各リール11,12,13の外側から照射し、各リール11,12,13からの反射光を遊技者に見せるものである。そして、これら各発光部材の発光度合、発光タイミング、発光時間等によって各種演出効果を生じさせることも可能となる。
図1に示すように、前面扉3における各リール11〜13の配設位置の右側には、補助表示部49が設けられている。補助表示部49は、本実施の形態では表示内容の多様化及び表示演出の重厚化を意図して液晶表示器によって構成されているが、ドットマトリックス表示器等の他の表示器を使用してもよい。
補助表示部49は、遊技の進行に伴って各種表示演出を実行するためのものであり、各リール11〜13による遊技を主表示部によるものと考えることができることから、本実施の形態では補助表示部49と称している。補助表示部49は主として遊技者に各種情報を与える等のナビゲーション的な機能を有する。なお、補助表示部49に表示される内容については追って説明する。
ここで、上記前面扉3の構成をより詳しく説明する。前面扉3の上部には、当該前面扉3の前端面よりもやや後方へ落ち込んだ位置において、表示パネル91がほぼ鉛直方向に沿って配設されている。表示パネル91には、表示窓5〜7、補助表示部49、第1〜第3有効ライン21〜23、残数表示部38、獲得数表示部39が形成されている。
また、表示パネル91の下方には段差部92が形成されている。かかる段差部92は、表示パネル91の下端から前方にやや下方傾斜しながら突出する庇部93と、該庇部93の前端から下方に向けて垂直に延びる縦板部94とから構成されている。
庇部93の左部には、第1クレジット投入スイッチ33が設けられており、右部にはメダル投入部30(メダル投入口31)及び切換スイッチ36が設けられている。
また、縦板部94の左部には第2,第3クレジット投入スイッチ34,35、スタートレバー25が設けられており、中央部にはストップスイッチ27〜29が設けられており、右部にはキーシリンダ4が設けられている。また、縦板部94の下方には、装飾パネル95が鉛直方向に沿って配設されている。
図3に示すように、スロットマシン1には、遊技に関する各種の制御を行うための制御装置51が備えられている。制御装置51は、制御を司るCPU,遊技プログラムを記憶したROM,遊技の進行に応じた必要なデータを記憶するRAM,各種機器との連絡をとるポート,各種抽選の際に用いられる乱数発生器,時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等を含む制御回路基板(主基板)を有し、その制御回路基板をボックスに収納し封印してなる基板ボックスによって構成されている。かかる制御装置51は、スロットマシン1に内蔵される主基板としての機能を果たすものである。つまり、かかる主基板は、不正等が行われないよう、図示しない基板ボックス内に封印状態で収容され、厳重な不正防止が施されている。なお、本実施の形態では、制御装置51(主基板)が駆動制御手段に相当する。
制御装置51の入力側には、スタートレバー25の操作を検出するスタート検出センサ61、各ストップスイッチ27,28,29の操作を個別に検出するストップ検出センサ62,63,64、メダル投入口31から投入されたメダルを検出する投入メダル検出センサ65、各クレジット投入スイッチ33〜35の操作を検出すべく各スイッチ33〜35に個々に対応する各クレジット投入検出センサ66,67,68、切換スイッチ36の操作を検出する切換検出センサ69、各リール11,12,13の回転位置(原点位置)を個別に検出するリール位置検出センサ71,72,73、ホッパ装置41から払い出されるメダルを検出するホッパ検出センサ74等の各種センサが接続されている。
図8、9に示すように、上記投入メダル検出センサ65は、実際には複数個のセンサより構成されている。即ち、メダル投入口31からホッパ装置41に至るメダル通路32は、メダルが1列で通行可能なように構成されている。そして、メダル通路32には第1センサ96が設けられるとともに、それよりメダルの幅以上離れた下流側に第2センサ97及び第3センサ98が近接(少なくとも一時期において同一メダルを同時に検出する状態が生じる程度の近接位置)して設けられており、これら第1乃至第3の各センサ96〜98によって投入メダル検出センサ65が構成されている。制御装置51は、第1センサ96から第2センサ97に至る時間を監視し、その経過時間が所定時間を越えた場合にはコイン詰まり又は不正があったものとみなしてエラーとする。エラーになると、エラー報知が行われるとともにエラー解除されるまでの遊技者による操作が無効化される。また、制御装置51は第2センサ97と第3センサ98とがオンオフされる順序をも監視し、第2,第3センサ97、98が共にオフ、第2センサ97のみオン、第2,第3センサ97、98が共にオン、第3センサ98のみオン、第2,第3センサ97、98が共にオフという順序通りになった場合で、かつ各オンオフ切換に移行する時間が所定時間内である場合にのみコインが正常に取り込まれたと判断し、それ以外の場合はエラーとする。このようにするのは、メダル通路32でのメダル詰まりの他、メダルを投入メダル検出センサ65付近で往復動させてメダル投入と誤認させる不正を防止するためである。なお、上記第1乃至第3の各センサ96〜98は、メダル通路32の片側部に配設されてもよいし、両側部に分かれて(例えば、第1及び第2センサ96、97はメダル通路32の奥側の側部に設け、第3センサ98はメダル通路32の前側の側部に設ける)配設されてもよい。また、メダルがメダル投入口31から1枚ずつメダル通路32に案内され、メダル通路32を1枚ずつ(重なることなく1列で)通行することで上記のようなメダルの検出を正確に行うことができる。なお、本実施の形態では、投入メダル検出センサがメダル検出手段に相当する。
また、図示はしないが、メダル通路32にはメダル振分け装置が設けられている。かかるメダル振分け装置は状況に応じて作動するようになっており、その作動時においては、メダル通路32を通過するメダルを、上記投入メダル検出センサ65に検出される前にメダル排出口42へと案内するようになっている。一方、非作動時においては、上述したように、メダル投入口31から投入されたメダルが、メダル通路32を通過するにあたって投入メダル検出センサ65に検出され、ホッパ装置41へと至るようになっている。
なお、上記メダル振分装置の作動する状況としては、各リール11〜13の回転中、及び後述するリプレイゲームの権利保有時であり、かかる状況下ではメダル投入口31からメダルを投入したとしてもメダル排出口42から当該メダルが排出される。さらに、「ダイレクトモード」において、1ゲームにつき投入できるメダル最大数(3枚)を超えるメダルの投入を行った場合、又は「クレジットモード」において、1ゲームにつき投入できるメダル最大数を超え、かつ、貯留記憶可能な所定の最大値(例えばメダル50枚分)を超えるメダルの投入を行った場合もメダル振分装置が作動するようになっている。
制御装置51の出力側には、各リールモータ15,16,17を駆動させるモータ駆動回路81、各種表示部21〜23,38,39,各種報知部45〜48を表示駆動させる表示駆動回路82、ホッパ装置41を駆動させるホッパ駆動回路83、スピーカ50を駆動させるスピーカ駆動回路84、補助表示部49を駆動制御する表示制御装置85等が接続されている。
かかる表示駆動回路82、表示制御装置85及びスピーカ駆動回路84は、一体化された基板として構成されており、前記主基板との関係ではサブ基板となっている。即ち、間接的な遊技に関する音声や表示についてはサブ基板化することで、主基板の負担軽減が図られている。そして、かかるサブ基板には、CPU、ROM、RAM等が含まれており、制御装置51からの信号を受け取った上で、サブ基板が独自に各種報知部45〜48、補助表示部49及びスピーカ50を報知制御したり表示制御したりする。なお、サブ基板も主基板と同様にして、対応する基板ボックス内に封印状態で収容されるよう構成してもよい。
主基板及びサブ基板は、それぞれ上述のとおりCPU,ROM,RAM等を備えているが、以下の説明では、それらの現実の構成自体に拘束されず、原則として制御装置51等を機能実現手段の集合体として捉えて説明する。即ち、以下に説明する各種機能は各CPUの制御下で実現される機能であり、その制御プログラムはROM(場合によってはRAM)の記憶内容に基づくものであり、その時々の必要なデータはRAMに一時的に記憶保持されることとなるが、それらのプログラム上の要件等については適宜のテーブル構成を採用する等で当業者がなし得るものであるため、個々には説明しない。但し、本実施の形態の利点を把握するのに必要がある場合等については、適宜具体的な説明をする。
制御装置51は、「小役抽選手段」を備えている。小役抽選手段は、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、小役払出条件が成立したか否かの抽選を行う。本実施形態では小役として「スイカ」,「ベル」,「チェリー」等の複数種類が存在するので、小役抽選手段はどの種類の小役払出条件が成立したかの抽選を行い、各小役フラグの成立の有無が決定される。
制御装置51は、「リプレイゲーム抽選手段」を備えている。リプレイゲーム抽選手段は、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、リプレイゲーム移行条件が成立したか否かの抽選を行い、これによってリプレイフラグの成立の有無が決定される。
制御装置51は、「リプレイゲーム制御手段」を備えている。リプレイゲーム制御手段は、通常遊技中にリプレイフラグが成立している場合、各リール11,12,13の停止時に、後述するリプレイ成立テーブルの内容を参照しながら、一定の引き込み停止制御を加えて半強制的にリプレイ図柄を有効ライン上に停止させる。そして、有効ライン上にリプレイ図柄が停止することを条件に、次回の遊技を無償で行うことができるようにするものである。勿論、このリプレイゲームが行われる場合にも各種抽選は実行されている。
制御装置51は、「レギュラーボーナス抽選手段」を備えている。レギュラーボーナス抽選手段は、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、レギュラーボーナス移行条件が成立したか否かの抽選を行い、これによってレギュラーボーナスフラグの成立の有無が決定される。
制御装置51は、「レギュラーボーナス制御手段」を備えている。レギュラーボーナス制御手段は、通常遊技中に、前記レギュラーボーナスフラグが成立している場合、各リール11,12,13の停止時に、レギュラーボーナス成立テーブルの内容を参照しながら、一定の引き込み停止制御を加えて半強制的にレギュラーボーナス図柄を有効ライン上に停止させる。そして、有効ライン上にレギュラーボーナス図柄が停止することを条件に、予め設定された所定のゲーム回数(ここでは12回)を上限として、現状の遊技状態である通常遊技状態からレギュラーボーナスゲームに移行させ、その後元の遊技状態に復帰させるものである。レギュラーボーナスゲーム中は、有効ラインが1ラインのみとされている。
制御装置51は、「レギュラーボーナス中抽選手段」を備えている。レギュラーボーナス中抽選手段は、レギュラーボーナス中にのみ有効化され、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、所定の図柄(ここでは、リプレイ図柄)の抽選を行う。かかる図柄の抽選は、通常の抽選とは異なり、例えばレギュラーボーナス中はリプレイ図柄が有効ライン上に揃った場合に所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出されるように設定しておき、かかるリプレイ図柄をメダル払出図柄として、当該メダル払出図柄が揃う条件を満たすか否かの抽選が行われている。そして、前記レギュラーボーナス制御手段は、前記抽選の結果、リプレイフラグ(ここでいうリプレイフラグは通常遊技中のものとは異なり、レギュラーボーナス用に新たに設定されたものである。)が成立した場合には前記メダル払出図柄以外の図柄が有効ライン上に揃わないように各リール11,12,13を制御するものであり、しかもメダル払出図柄が所定回数(例えば8回)揃った場合には前記所定の遊技回数(12回)に達していなくともレギュラーボーナスゲームを終了させる。
制御装置51は、「ビッグボーナス抽選手段」を備えている。ビッグボーナス抽選手段は、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、ビッグボーナス移行条件が成立したか否かの抽選を行い、これによってビッグボーナス成立フラグの有無が決定される。
制御装置51は、「ビッグボーナス制御手段」を備えている。ビッグボーナス制御手段は、通常遊技中に、前記ビッグボーナスフラグが成立すると、各リール11,12,13の停止時に、後述するビッグボーナス成立テーブルの内容を参照しつつ、一定の引き込み停止制御を加えて半強制的にビッグボーナス図柄を有効ライン上に停止させる。そして、有効ライン上にビッグボーナス図柄が停止することを条件に、現状の遊技状態である通常遊技からビッグボーナスゲームに移行させ、その後、原則的には元の通常遊技状態に復帰させるものである。
制御装置51は、「ビッグボーナス中抽選手段」を備えている。ビッグボーナス中抽選手段は、ビッグボーナス中にのみ有効化され、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、小役図柄の抽選及びジャックインの抽選を行い、小役フラグ及びジャックインフラグの成立の有無が決定される。そして、前記ビッグボーナス制御手段は、小役フラグの成立によって所定の小役図柄を有効ライン上に揃わせるべく小役成立テーブルを参照しつつ各リール11,12,13を半強制的に引き込み停止制御する。また、ビッグボーナス中抽選手段は、ジャックインフラグの成立確率を1/10に設定している。
また、前記ビッグボーナス制御手段は、前記ジャックインフラグの成立によってジャックインさせるべく、リプレイ成立テーブルの内容を参照しつつ、各リール11,12,13を半強制的に引き込み停止制御する。ジャックインとは、ビッグボーナスゲーム中に上記したレギュラーボーナスゲームと同様のゲームを実行させる状態であり、具体的には「リプレイ」図柄が揃うことによって生じる。従って、ジャックイン実行のためにビッグボーナス制御手段は、ジャックイン図柄(リプレイ図柄)を有効ライン上に揃わせるべく各リール11,12,13を半強制的に引き込み停止制御する。ジャックインされると上記したレギュラーボーナスゲームと同様のゲームが実行される。
ここで、ビッグボーナスゲームは、30回の小役ゲームを消化するか、予め規定されたジャックイン回数(例えば3回)を消化すると終了するようになっていた。なお、この場合、ジャックインゲームは1小役ゲームとして計算されている。また、小役ゲーム中においては、小役払出条件が成立しやすいよう(小役フラグの成立確率が高められるよう)構成されている。
さらに、本実施の形態では、制御装置51は、「特殊小役抽選手段」を備えている。特殊小役抽選手段は、通常遊技中においてスタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、特殊小役払出条件が成立したか否かの抽選を行う。本実施の形態では、かかる特殊小役払出条件は比較的高確率で成立するよう設定されている。但し、上述したように、特殊小役図柄として上記10種類が存在しており、しかも、特殊小役払出条件成立毎に設定される特殊小役図柄は1種類のみである。つまり、特殊小役抽選手段はどの種類の特殊図柄で特殊小役払出条件が成立したかの抽選を行い、フラグ成立の条件が成立した場合には、停止図柄が設定された特殊図柄と合致した場合に払出が導出されることとなる。このため、通常遊技中においては、後述する「アシストタイム」に突入しない限りなかなか設定された特殊小役図柄で停止させることは困難となっている(ほとんど偶然である)。
なお、小役フラグの成立確率その他のフラグ成立確率はいずれもメダル投入枚数に応じて変化するよう構成されており、概してメダル投入枚数が多い程遊技者に有利な抽選結果が得られるようになっている。従って、遊技者にとっては、1枚ベッドや2枚ベッドで遊技を行うよりも、3枚ベッド(マックスベッド)での遊技を実行することが有利である。
制御装置51は、さらに「リール制御手段」及び「記憶手段」を備えている。リール制御手段は、記憶手段の記憶内容に応じて各リール11〜13を制御するものであり、特に記憶手段に記憶された各種テーブルの記憶内容に応じて各リール11〜13の停止位置を制御するものである。詳しくは、各リール11〜13を抽選の結果に基づいた停止態様で停止させるべく、リール位置検出センサ71〜73により検出された各リール11〜13の現在位置を確認し、必要に応じて引き込み停止制御等を行っている。
記憶手段(ここではROMであるがRAMであってもよい。)に記憶された各種テーブルとは、成立した各種フラグに応じて個々に設定されたものである。具体的には、例えば何らフラグが成立していない場合にいずれの図柄をも有効ライン上に揃えないようにするための「外れテーブル」、小役フラグ(小役フラグにはベル図柄、スイカ図柄、チェリー図柄等の各小役に対応したそれぞれ異なるフラグが用意されている。)に対応して所定の小役図柄を有効ライン上に揃えるための「小役成立テーブル」、リプレイフラグに対応してリプレイ図柄を有効ライン上に揃えるための「リプレイ成立テーブル」、ビッグボーナスフラグに対応して「赤7」図柄又は「白7」図柄を有効ライン上に揃えるための「ビッグ成立テーブル」、レギュラーボーナスフラグに対応して「BAR」図柄を有効ライン上に揃えるための「レギュラー成立テーブル」、特殊小役フラグ(各種特殊小役図柄に対応したそれぞれ異なるフラグが用意されている。)に対応して所定の特殊小役図柄を有効ライン上に揃えるための「特殊小役成立テーブル」等の他、以上の成立図柄をどの有効ライン上に揃えるかを決定するための「ラインテーブル」等である。
次いで、サブ基板のCPUの制御下で実現される制御内容について説明する。但し、以下に説明する制御の多くは、表示制御装置85を機能実現手段の集合体としてとらえてなされるものであり、その制御プログラムはROM(場合によってはRAM)の記憶内容に基づくものであり、その時々の必要なデータはRAMに一時的に記憶保持されることとなるが、それらのプログラム上の要件等については適宜のテーブル構成を採用する等で当業者がなし得るものであるため、個々には説明しない。但し、本実施形態の利点を把握するのに必要がある場合等については、適宜具体的な説明をする。
サブ基板のCPUは、「アシストタイム実行抽選手段」を備えている。アシストタイム実行抽選手段は、スタート検出センサ61からの検出信号が入力されたタイミングによって、アシストタイム突入条件が成立したか否かの抽選を行い、これによってアシストタイム成立フラグの有無が決定される。
また、サブ基板のCPUは「アシストタイム制御手段」を備えている。図4に示すように、アシストタイム制御手段は、通常遊技中にアシストタイムフラグが成立すると、所定ゲーム数(例えば10ゲーム又は30ゲーム)の間、各リール11,12,13の変動開始直後に、特殊小役フラグが成立した特殊小役図柄の種類を補助表示部49に表示して遊技者に報知する。
即ち、このように補助表示部49において特殊小役図柄に関して「ナビゲーション表示」が行われることで、遊技者には、当該表示された図柄を狙って停止させる旨が促される。そして、図5に示すように、遊技者は、当該ナビゲーション表示に従って、各リール11〜13を停止させることで、かなりの高確率で設定された特殊小役図柄で停止させることができる。
次に、以上の構成からなるスロットマシン1の作用につき、遊技方法を踏まえて説明する。
遊技の開始に際し、遊技者は、メダル投入口31からメダルを投入するか、クレジット投入スイッチ33〜35を操作して貯留記憶に基づく仮想メダルを投入するかして、遊技を実行する権利を得ることとなる。メダル投入口31に投入されたメダルは投入メダル検出センサ65によって検出され、その検出信号を受けて制御装置51はメダルの投入があったことを判断する。一方、クレジット投入スイッチ33〜35の操作はクレジット投入検出センサ66〜68によって検出され、その検出信号を受けて制御装置51は所定数の仮想メダルの投入があったことを判断する。
これらのメダル投入枚数に応じて制御装置51はメダル投入枚数情報データをサブ基板側へ出力し、表示駆動回路82は有効ライン表示部21,22,23を点灯させる。ここで、1枚のメダル投入であれば有効ライン表示部21のみが点灯されて中央の横ラインのみが有効化され、2枚のメダル投入であれば有効ライン表示部21,22が点灯されて中央及び上下の横ラインが有効化され、3枚のメダル投入であれば全ての有効ライン表示部21,22,23が点灯されて全てのラインが有効化されたことを報知する。なお、クレジット投入スイッチ33〜35の操作によるメダル投入の場合には、制御装置51はクレジットされているメダルの貯留記憶数をその分減算し、その減算値に応じた表示を残数表示部38に行わせるように表示制御する。
少なくとも1ラインが有効化されている時点で、遊技者がスタートレバー25を操作すると、その操作がスタート検出センサ61によって検出され、その検出信号を受けて制御装置51はスタートレバー25の操作があったことを判断する。すると、制御装置51は、全てのリール11,12,13を一斉(同時でもよいし所定の時間差を設けてもよい。)に回転させるべく、モータ駆動回路81を介して各リールモータ15,16,17を駆動制御する。その結果、各リール11,12,13は遊技者にとっては表面に付された図柄を目視することが困難な程の速度で一方向に回転し、各表示窓5,6,7を介して各図柄があたかも上から下へ向かって可変表示されているかのように映し出される。
ところで、本実施の形態においては、1枚ベッド〜3枚ベッド(マックスベッド)のうち、1枚ベッド及び2枚ベッドの場合と3枚ベッド(マックスベッド)の場合とで、スタートレバー25の操作に基づく制御装置51の判断態様が異なるように構成されている。
即ち、現在、1枚ベッド、2枚ベッド、マックスベッドのいずれであるかを制御装置51が常に把握しており、マックスベッド時にはスタートレバー25が操作されると、スタート検出センサ61がオン信号を制御装置51に出力されることで、制御装置51においてスタートレバー25の操作が有効なものと判断される。その結果、全てのリール11,12,13が回転開始される。
一方、1枚ベッド又は2枚ベッド時にはスタートレバー25が単に操作されるだけではリール11,12,13は回転開始せず、スタートレバー25をいわゆるダブルクリック操作した場合にはじめてリール11,12,13が回転開始するようになっている。より詳細に説明すると、スタートレバー25が1回操作されるとスタート検出センサ61からはオン信号が制御装置51に出力されるが、その後、更にスタートレバー25が所定の短時間(例えば1秒)以内に操作されてスタート検出センサ61から再度オン信号が制御装置51に出力された時点でスタートレバー25の操作が有効なものと判断され、この時点ではじめて全てのリール11,12,13が回転開始される。即ち、制御装置51は1枚ベッド又は2枚ベッド時には所定の短時間(例えば1秒)以内にスタート検出センサ61から2回のオン信号が出力されるか否かを判断し、その判断の結果、2回のオン信号が出力された時点でスタート有効化処理を実行するのである。
これにより、1枚ベッド時又は2枚ベッド時に誤ってスタートレバー25を操作したとしても(誤ってスタートレバー25に触れてしまっても)、その操作は無効なものとされ、当り確率の低い1枚ベッド又は2枚ベッドでの遊技が無駄に行われる事態を回避することができる。勿論、例えば残り1枚しかメダルが残っていないという状況で遊技者が1枚ベッドでの遊技を望む場合には、スタートレバー25をいわゆるダブルクリック操作すればよいのであり、1又は2枚の残存メダルが全くの無駄になることもない。
前記スタートレバー25の操作に基づく検出信号が制御装置51に入力されたタイミングで、通常遊技中では、小役抽選手段、リプレイゲーム抽選手段、レギュラーボーナス抽選手段、ビッグボーナス抽選手段、特殊小役抽選手段による各抽選が行われる。
小役抽選手段による抽選結果が、小役フラグ成立を意味する場合は、適宜の小役図柄を有効ライン上に停止させ得る権利がそのゲームにおいてのみ与えられる。また、リプレイゲーム抽選手段による抽選結果が、リプレイフラグ成立を意味する場合は、リプレイゲームへ移行する権利がそのゲームにおいてのみ与えられる。また、レギュラーボーナス抽選手段による抽選結果がレギュラーボーナスフラグ成立を意味する場合は、レギュラーボーナスゲームへ移行する権利が与えられ、そのフラグはレギュラーボーナスゲームへ移行するまで保持される。また、ビッグボーナス抽選手段による抽選結果がビッグボーナスフラグ成立を意味する場合は、ビッグボーナスゲームへ移行する権利が与えられ、そのフラグはビッグボーナスゲームへ移行するまで保持される。さらに、特殊小役抽選手段による抽選結果が、特殊小役フラグ成立を意味する場合は、適宜の特殊小役図柄を有効ライン上に停止させ得る権利がそのゲームにおいてのみ与えられる。
さらに、各抽選手段の抽選結果が、いずれの条件成立をも意味しない場合には、いずれのフラグもたたない。
以上の各抽選手段による抽選が終了した後、遊技者がストップスイッチ27,28,29を任意の順序で操作すると、その操作がそれぞれストップ検出センサ62,63,64によって個別に検出され、各検出信号を受けて制御装置51は各ストップスイッチ27,28,29の操作があったことを判断する。すると、制御装置51は、操作された各ストップスイッチ27,28,29に対応したリール11,12,13を個別に停止させるべく、モータ駆動回路81を介して各リールモータ15,16,17を停止制御する。
これら各リール11,12,13の停止位置は、上記各抽選手段による抽選結果である各成立フラグに基づき、制御装置51の記憶手段に記憶されている前記各テーブルを参照して決定される。従って、有効ラインからリール回転方向手前の4図柄分までに成立フラグに対応した図柄が存在すれば、原則として、その図柄が積極的に有効ライン上に引き込まれるような制御がなされることとなり、リール停止タイミングが4図柄分手前までの誤差であれば、その誤差を吸収することができる。その結果、遊技者が熟練していなくとも制御装置51によって成立フラグに応じた図柄を有効ライン上に極力停止させることが可能となる。なお、本実施の形態では、「ベル」図柄及び「リプレイ」図柄は、各リール11〜13に付された図柄配列において、最大でも4図柄間隔となっている(図2参照)。つまり、「ベル」図柄に対応した小役フラグ又はリプレイフラグが成立した場合には、上記引き込み制御により、有効ライン上に「ベル」図柄又は「リプレイ」図柄が左・中・右と必ず揃うようになっている。
各リール11,12,13の停止時において、有効ライン上の停止図柄の組合せが、予め定められた所定の図柄の組合せである場合、即ち小役図柄の組合せ、リプレイ図柄の組合せ、第1特別図柄(ビッグボーナス図柄)の組合せ、第2特別図柄(レギュラーボーナス図柄)の組合せ、設定された特殊小役図柄の組合せである場合、制御装置51はサブ基板側の表示駆動回路82を介して各停止図柄の組合せに応じて払い出されるメダル数を獲得数表示部39に表示させる。
制御装置51は、サブ基板を介した獲得数表示部39への表示と並行して、各停止図柄の組合せに応じた数のメダルをメダルとして払い出すための払出制御を行う。かかるメダルの払出は、制御装置51がホッパ駆動回路83を介してホッパ装置41を駆動することにより、メダル排出口42から受皿43へ直接的に現実のメダルとして払い出される。ただし、切換スイッチ36の操作を切換検出センサ69が検出し、制御装置51がクレジットモードであると判断した場合において貯留記憶できる最大値(50枚分)に達していない場合には、その分が直接ホッパ装置41を駆動することなく、クレジットメダルとして貯留記憶される。この場合、制御装置51はクレジットされているメダルの貯留記憶数に今回獲得したメダル数分を加算し、その加算値に応じた表示を残数表示部38に行わせるようにサブ基板を介して表示制御する。勿論、この場合でも貯留記憶できる最大値である50枚分を越えた分はホッパ装置41より直接メダルが払い出される。
そして、有効ライン上に揃った図柄が小役図柄或いは何ら払出のない図柄の組合せである場合には、通常遊技が続行される。一方、有効ライン上に揃った図柄の組合せがリプレイ図柄の組合せである場合にはリプレイゲーム制御手段によって次回のゲームを無償で行うことができるリプレイゲームが実行される。また、有効ライン上に揃った図柄の組合せがレギュラーボーナス図柄の組合せである場合にはレギュラーボーナス制御手段によってレギュラーボーナスゲームが実行される。また、有効ライン上に揃った図柄の組合せがビッグボーナス図柄の組合せである場合にはビッグボーナス制御手段によってビッグボーナスゲームが実行される。
なお、小役図柄が有効ライン上に揃った場合、制御装置51は、表示駆動回路82を介して小役報知部48を表示制御して小役成立を表示報知するとともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動制御して小役成立を音声報知する。また、リプレイ図柄が有効ライン上に揃った場合、制御装置51は、表示駆動回路82を介してリプレイ報知部47を表示制御してリプレイゲームへの移行を表示報知するとともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動制御してリプレイゲームへの移行を音声報知する。
また、レギュラーボーナス図柄が有効ライン上に揃った場合、制御装置51は、表示駆動回路82を介してレギュラー報知部46を表示制御してレギュラーボーナスゲームへの移行を表示報知するとともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動制御してレギュラーボーナスゲームへの移行を音声報知する。
また、ビッグボーナス図柄が有効ライン上に揃った場合、制御装置51は、表示駆動回路82を介してビッグ報知部45を表示制御してビッグボーナスゲームへの移行を表示報知するとともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動制御してビッグボーナスゲームへの移行を音声報知する。
さらに、特殊小役図柄が有効ライン上に揃った場合、制御装置51は、表示駆動回路82を介して小役報知部48を表示制御して特殊小役成立を表示報知する(勿論、別途特殊小役報知部を設け、これによって特殊小役成立を表示報知してもよい)とともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動制御して特殊小役成立を音声報知する。
併せて、アシストタイムフラグが成立した場合、サブ基板のCPUは、図示しない表示ランプ等を表示制御してアシストタイムフラグの成立を表示報知するとともに、スピーカ駆動回路84を介してスピーカ50を駆動制御して特殊小役成立を音声報知する。
これらスピーカ50による音声報知は、遊技者へのメダル返還による利益が大きいもの程大袈裟なもの(音量を大きくしたり、トーンを高くしたり、リズムを変化させる等)とすることが好ましい。各報知部45〜48の表示態様についても同様であり、例えばビッグボーナスゲーム中、アシストタイム中では、めまぐるしく点滅させる等のように表示態様を変化させることによって、得られる利益の大きさを遊技者に推し量らせることができる。
以下、メダル投入部30について図面を参照しつつ説明する。図6は、メダル投入部30を示す斜視図であり、図7はメダル投入部30を示す正面図である。図8はメダル投入部30の構成を示す図6のJ−J線部分断面図であり、図9は図8のK−K線部分断面図である。図10はメダル投入部30の構成を示す分解斜視図であり、図11は、可動部105が下方に回動した状態のメダル投入部10を示す斜視図である。図12及び図13は可動部105の動きを説明する図であって、図12は上方に回動した状態の可動部105を示し、図13は下方に回動した状態の可動部105を示すものである。また、図14はメダルの投入方法を説明する説明図である。なお、図面において記載されたメダルには、メダルの図面番号としてMを付している。
図6〜11に示すように、メダル投入部30は、上方に開口したメダル投入口31と、メダル投入口31の手前側に設けられた案内溝101を有する案内部100と、メダル投入口31の奥側に立設されたストッパー部102とを備えている。つまり、案内溝101とストッパー部102とは、メダル投入口31を挟んで相対するようになっている。換言すれば、メダル投入口31は、案内溝101とストッパー部102との略境界部に設けられている。
以下、メダル投入部30を構成する各部材の構成について詳しく説明する。メダル投入部30が実際に設けられる庇部93は前方に向けてやや下方傾斜した傾斜面であるが、便宜上、前記各部材が水平面に載置された状態にあるものとして説明していく。
図10等に示すように、案内部100は、上面に窪部104を有する断面略U字状の案内部本体103と、案内部本体103の窪部104に設けられた略板状の可動部105とから構成されている。本実施の形態では可動部105が案内部材に相当する。
案内部本体103は、上面のほぼ全体が後方に向けて下方傾斜する略板状の基部106と、前記基部106の左右側縁部から上方に向かって延びる左右壁部107、108と、前記左右壁部107、108の後端部から後方に延びる左右延出部109、110とから構成されている。つまり、基部106の上面と左右壁部107、108の内面と左右延出部109、110の内面とで前記窪部104が構成されている。左右壁部107、108間の距離、すなわち基部106の左右幅は通してメダルの径よりも若干幅広に構成されている。また、左右延出部109、110間には基部106が存在しておらず、案内部本体103の奥側には、上下方向に開口する開口部111が形成されることとなる。かかる開口部111は、後述するスライド部123、124を収容可能に構成されるとともに、メダル投入口31からメダル通路32に至るメダルの投入(落下)経路を構成している。
また、案内部本体103には、左右壁部107、108の手前側において一対の挿通穴112、113が設けられている(図7参照)。特に、挿通穴113は右壁部108を左右方向に貫通する貫通孔となっている。かかる挿通穴112、113には、後述する可動部105の軸孔121と位置合わせされたうえで、回動軸122が挿通されるようになっている。なお、基部106の上面は、挿通穴112、113の中心よりも奥側が後方に向けて下方傾斜する傾斜面となっており、挿通穴112、113の中心よりも手前側は水平面となっている。また、案内部本体103の上面(左右壁部107、108及び左右延出部109,110の上面)は湾曲形状となっている。詳しくは後述するが、可動部105が上方に回動した場合、案内部本体103の上面と可動部105の上面とが面一となり、両上面が全体として、メダルの左右方向への移動を規制するようになっている。
可動部105の左右幅は、前記窪部104(基部106)の左右幅よりも若干狭く構成されている。可動部105の前後幅は、前記窪部104(案内部100)の前後幅よりもメダル1枚半の厚み分だけ狭く構成されている。また、可動部105の上面には、メダル投入口31に向かって前後方向に延びる案内溝101が形成されている。具体的に、可動部105の上面は、左右方向の縦断面がメダルの外周形状に沿うような略円弧状となっており、本実施の形態では、可動部105の上面が案内溝101に相当する。かかる案内溝101により、メダルの左右方向への移動を規制するよう構成されている。そのため、メダルを起立させた状態で案内溝101に沿わせて、メダル投入口31へとスムースにスライドさせることができる。
可動部105は、左右方向に貫通する軸孔121を備えている(図7参照)。当該軸孔121と挿通穴112、113とを対応させるようにして、可動部105と案内部本体103とを配置し、回動軸122を挿通穴113側から挿通穴113、軸孔121、及び挿通穴112に挿通させることで、可動部105と案内部本体103とが組み付けられる。かかる構成により、可動部105は回動軸122を軸心に回動可能に支持されることとなる。また、可動部105の奥側下面には、左右方向に開口した長孔125、126を有する一対のスライド部123、124が突設されている(図8、図10参照)。スライド部123、124は案内部本体103の開口部111と対応する位置に設けられており、組み付け後は開口部111内に収容される。長孔125、126は、案内溝101の延在方向に延びるようにして形成されている。かかる長孔125、126には、後述する伝達棒147が挿通されることとなる。また、可動部105の奥側端部は、後方に向かって下方傾斜するように角が取られている(図8等参照)。
以上のように構成された案内部100は、左右延出部109、110の後端部においてストッパー部102の前面と当接するようにして配設されている。また、図6、図8等に示すように、組み付け状態にある案内部本体103と可動部105とは前端がほぼ揃うようになっている。上記したように、可動部105の前後幅は案内部本体103の前後幅よりも短くなっており、ストッパー部102と可動部105との間にはメダル1枚半くらいの隙間が形成されることとなる。さらに、かかる隙間は左右延出部109、110によっても挟まれるようにして位置しており、本実施の形態では、可動部105の後端面と、左右延出部109、110の内面と、ストッパー部102の前面とで囲まれた隙間が、メダル投入口31として構成されている。メダル投入口31に主眼を置き、メダル投入口31の形状を述べると、メダル投入口31は、左右方向に長い略矩形状をなし、その前後幅がメダルの厚みよりも若干広く形成されるとともに、左右幅がメダルの径よりも若干広く形成されている。つまり、メダル投入口31は、メダルを1枚ずつでしか投入できないような大きさとなっている。
図7、図8等に示すように、ストッパー部102は、ストッパー部102の前面とメダル投入口31の後側縁部とが面一となっている。かかる構成により、メダルをメダル投入口31に投入するのに最適なメダルの位置及び最適なメダルの角度を容易に定めることができ、ストッパー部102(ストッパー部102の前面)に沿わせてスムースにメダルを投入することができる。また、ストッパー部102の上部には、メダルの厚みよりも短い長さだけ前方に突出する規制突起部131が設けられている。規制突起部131の下面は、左右方向の縦断面形状がメダルの外周形状に沿うような略円弧状になっている。加えて、ストッパー部102の前面には、上下方向に延びる壁溝132が複数形成されている。かかる壁溝132の存在により、ストッパー部102とメダルとの間に働く摩擦力が減少するため、メダルをストッパー部102に沿わせてスムースに投入することができる。なお、本実施の形態では、ストッパー部102の前面が壁部に相当する。
図8、図12等に示すように、段差部92の内部(裏側)には、可動部105を上下に往復運動させるための投入モータ141が設けられている。投入モータ141は、回転軸142が上方に向けて突出するよう配設されている。回転軸142には円筒カム143が接続固定されている。円筒カム143には、閉じた回路状にカム溝148が形成されており、かかるカム溝148は、回転軸142(円筒カム143)の軸方向に対して斜めに走っている。また、円筒カム143と隣接するようにして略L字状の従動節144が設けられている。具体的に、従動節144は上下方向に延びる主軸149と、主軸149の下端部から当該主軸149と直行するようにして突出する副軸150とから構成されている。かかる従動節144の主軸149は、上下方向に延在するようにして設けられた円筒体145内に収容されている。また、円筒体145の円筒カム143側には上下方向に延びるスリット146が形成されており、かかるスリット146から副軸150が突出している。副軸150の先端部は円筒カム143のカム溝148上に位置し、円筒カム143のカム溝148に沿って動くようになっている。詳しくは、従動節144は円筒体145(スリット146)により水平方向の移動が規制されるため、円筒カム143のカム溝148に案内されるようにして上下方向に摺動するようになっている。主軸149の上端側は円筒体145から上方に突出しており、その先端部には、左右方向に延びる伝達棒147が設けられている。かかる伝達棒147の両端部はそれぞれスライド部123、124の長孔125、126に挿通されている(図8、図10参照)。なお、本実施の形態では、投入モータ141、回転軸142、円筒カム143、従動節144、円筒体145、伝達棒147が駆動手段を構成している。また、かかる駆動手段を構成する各部材と、ストッパー部102に設けられた規制突起部131と、可動部105とで掻入手段を構成している。
投入モータ141が回転すると円筒カム143が回転し、従動節144が上下に往復運動する。副軸150の先端部が円筒カム143のカム溝148の一番上に位置したとき(従動節144が最も上方に位置したとき)には、図6、図12等に示すように、可動部105の上面と庇部93とが平行した状態となり、可動部105の上面と案内部本体103の上面とが面一となる。ちなみに、伝達棒147は長孔125、126内の奥側に移動する。
かかる状態から円筒カム143のカム溝148に案内されるようにして従動節144が下方に移動すると、スライド部123、124(可動部105)が伝達棒147を介して引き下げられる。つまり、可動部105が回動軸122を中心に回動し、後方に向けて下方傾斜する。副軸150の先端部がカム溝148の一番下に位置したときには、図13に示すように、可動部105の下面と基部106とが面当接し、図11に示すように、可動部105の上面(回動軸122の中心よりも後側)が案内部本体103の上面よりも下方に位置する。ちなみに、伝達棒147はスライド部123、124と相対移動して長孔125、126の手前側に移動する。
すなわち、投入モータ141が駆動し、従動節144が上下移動することで、可動部105が回動軸122を軸にして上下に往復運動するよう構成されている。なお、投入モータ141は、前面扉145(縦板部94の裏側)に固定された収容ボックス161内に収容されている。また、円筒体145は、かかる収容ボックス161に突設される形で固定されており、位置ずれが防止されている。
案内部100及びストッパー部102を、案内溝101に沿ってスライドさせられるメダルのスライド方向から見ると、可動部105が下方に回動した状態(図11、図13の状態)においては、規制突起部131の下面と案内溝101との間に、起立状態のメダルをちょうど1枚収容可能な間隔が開く。一方、可動部105が上方に回動した状態(図6、図12の状態)においては、規制突起部131と案内溝101との間に起立状態にあるメダルが収容される間隔がなくなる(図7参照)。つまり、可動部105の後端部が上方に回動すると、図12に示すように、案内溝101と規制突起部131との相対距離がメダルの径よりも縮まり、メダルのスライドが規制突起部131によって規制される。一方、可動部105の後端部が下方に回動すると、図13に示すように案内溝101と規制突起部131との相対距離がメダルの径よりも広がり、メダルをストッパー部102と略面当接させるまでスライドさせることができる。
また、図6等に示すように、案内溝101の奥側には、メダルや遊技者の指等を検知する検知手段としてのモータ駆動センサ151が設けられている。図3に示すように、モータ駆動センサ151は、制御装置51の入力側に接続されている。また、制御装置51の出力側には投入モータ141を駆動させる投入モータ駆動回路86が接続されている。
本実施の形態では、モータ駆動センサ151は、案内溝101の左延出部109に設けられた受光部152と、該受光部152と相対するようにして右延出部110に設けられた発光部153とを備える透過型フォトセンサを採用している。そして、発光部153から受光部152に至る光が遮られ、受光部152への入光がない、或いはほとんどない場合、投入モータ141が駆動するようになっている。なお、受光部152及び発光部153は、案内溝101の面と略面一、又は案内溝101よりも没入した位置に配設されている。
また、制御装置51は、発光部153からの光が遮られる、又は遮られていた発光部153の光を再び受光するといった明暗の変化を受光部152が感知してからの時間を計測するタイマを備えており、本実施の形態では、受光部152が明暗の変化を感知してから15秒が経過すると投入モータ141の駆動を停止するような制御を行う。
これより、メダルのメダル投入口31への投入方法について説明する。まず、複数枚のメダルを親指と人差し指(中指)とで支持するようにして重ね合わせて持ち、図14に示すように、ストッパー部102とメダルの腹(面)とを対向させるようにして複数枚のメダルを起立させた状態で案内溝101に沿わせて奥側へとスライドさせていく。このとき、遊技者の指、或いはメダルによって発光部153から受光部152に至る光が遮られる。そして、投入モータ141が駆動し、可動部105が上下に往復運動することとなる。
先頭のメダルが案内溝101の後端部まで達したときに、図6及び図12に示すような可動部105が上方に回動した状態(可動部105の上面と案内部本体103の上面が面一)である場合には、案内溝101と規制突起部131との相対距離がメダルの径よりも狭いため、案内溝101と規制突起部131によりメダル投入口31の手前側において、案内溝101からストッパー部102へと向かう方向へのメダルの移動が規制される。具体的に、起立状態でスライドされる先頭のメダルの奥側の面と規制突起部131とが当接し、先頭のメダルを投入口31までスライドさせることができなくなっている。
かかる状態から引き続きメダルに対してメダル投入口31に向かってスライドさせる力を加えていると、図11及び図13に示すような可動部105が下方に回動した際に、先頭のメダルが規制突起部131の下方に入り込むようにして、当該先頭のメダルがストッパー部102と略面当接するまでスライドすることとなる。つまり、メダルを起立させた状態でメダル投入口31の上方に位置させることができる。このとき、上手い具合にスライド方向にかかる力が上手い具合に抜けると先頭のメダルが自然落下し、当該先頭のメダルがメダル投入口31に投入される。ところが、先頭のメダルに対して、引き続きスライド方向に向かう力がかかっていると、先頭のメダルが隣接するメダルとストッパー部102とで挟持されてしまい、メダル投入口31に投入されない状態となる。
その後、再び可動部105が上方に回動し、案内溝101上のメダルが上方に移動させられる(図12の状態となる)。しかし、ストッパー部102と面当接している先頭のメダルは規制突起部131によって上方への移動が規制される。このため、先頭のメダルと隣接するメダルとが引き離される。これに伴い、隣接するメダルを介して先頭のメダルにかかっていた押圧力が解除され、先頭のメダルが自然落下し、メダル投入口31に投入されることとなる。その後もメダルを奥側へとスライドさせていくことで順次メダルが1枚ずつメダル投入口31へ投入されることとなる。
以上詳述したように、本実施の形態では、可動部105が回動軸122を中心に上下に回動することで案内溝101と規制突起部131との相対位置が変化し、ストッパー部102と略面当接したメダル(先頭のメダル)を規制突起部131に引っ掛けるようにしてメダル投入口31に掻き入れることができる。従って、メダルを1枚ずつメダル投入口31へ投入することができる。複数のメダルをまとめて持って連続的に投入する場合においては、先頭のメダルを引っ掻くようにして隣接するメダルから引き離し、メダル投入口31へと投入させることができる。具体的に、可動部105の後端部が上方に回動した状態から下方に回動した状態となると、メダルをストッパー部102と略面当接させることができる。そして、かかる状態から可動部105が上方に回動すると、案内溝101上のメダルは上方に移動させられるが、ストッパー部102と略面当接した先頭のメダルは規制突起部131により上方への移動が規制される。その際に、先頭のメダルが隣接するメダルから切り離され、先頭のメダルがメダル投入口31へと投入されることとなる。従って、先頭のメダルと、当該メダルに隣接したメダルとが密着し、両メダル間に働く摩擦力によって先頭のメダルがメダル投入口31に入っていかないといったようなおそれを回避することができる。結果として、メダルをスムースに投入することができる。また、かかる作用効果によって、メダルの投入に際しての時間効率を向上させ、速やかな遊技進行を実現することができる。さらには、メダルが上手く投入されないことに起因する興趣の低下を防止することができる。
また、例えば、複数のメダルを案内溝101に沿わせてスライドさせた場合、先頭のメダルが次のメダルに押圧されることでストッパー部102に押し付けられ、メダルがメダル投入口31に入っていかないといった不具合が発生することが考えられるが、本実施の形態では、先頭のメダルを隣接するメダルから強制的に引き離すことができる。つまり、先頭のメダルが引っ掻かれることで、先頭のメダルと隣接するメダルとが位置ずれし、隣接するメダルから受けていた押圧力が緩和又は解除され、メダルがメダル投入口31へと投入されることとなる。結果として、メダルの投入が滞ってしまうといったおそれを防止することができる。
規制突起部131は、前記ストッパー部102からメダルの厚みよりも短い長さだけ前方に突出するようになっている。そのため、ストッパー部102と略当接したメダルだけ、すなわち、先頭のメダルだけをメダル投入口31に掻き落とすことができる。そのため、規制突起部131が複数枚のメダルを引っ掛けてしまうことで、メダルが規制突起部131と案内溝101とによって挟持され、メダルの投入が滞ってしまったり、故障を招いたりしてしまうといったおそれを回避することができる。従って、メダルを1枚ずつ確実にメダル投入口31へと投入することができる。さらに、1枚のメダルを案内溝101に沿わせてスライドさせてメダル投入口31に投入する場合でも、ストッパー部102に略面当接したメダルの手前側の面よりも規制突起部131が手前側に突出しないことから、メダルが掻き入れられる際に、規制突起部131が遊技者の指に接触してしまうといったことを防止することができる。
また、メダル投入部30は、スロットマシン1の表面に露出するようにして庇部93に設けられている。そのため、例えば、メダル投入部30がスロットマシン1内部に設けられ、スロットマシン1の外部から接触ができないように構成された場合、メダルの詰まりを解消したり、メンテナンスをしたりする等の対処が早急に行えないことが懸念されるが、本実施の形態によれば、かかる不具合を回避することができ、スロットマシン1を設置するホール(遊技場)の担当者でも早急に対処することができる。また、メダル投入部30をスロットマシン1内部に設けることに伴って、メダル投入部30の構成が複雑化してしまったり、設置スペースが拡大してしまったりすることも抑制することができる。
また、例えば、複数のメダルを一度に投入可能に構成する場合、メダル投入口又はメダル投入口付近においてメダルが重なり合って詰まってしまうことを防止するために、メダル投入後、当該メダルを整列させる必要があった。ところが、かかるメダルを整列させるような機構を設置するためには余分にスペースを要することとなる。その点、本実施の形態によれば、メダル投入口31にメダルが1枚ずつ投入されるので、メダルが重なり合って詰まってしまうといった不具合を回避することができる。さらには、スロットマシン1内部にメダルを整列させるための複雑な構成を必要としないため、メダル投入部30の設置スペースが拡大するといった不具合を回避することができる。
ストッパー部102には、上下方向に延びる複数の壁溝132が形成されている。そのため、ストッパー部102とメダルとの接触面積が減少することで、両者間に働く摩擦抵抗が低減し、メダルをストッパー部102に沿わせてスムースに投入することができる。
モータ駆動センサ151を備えることで、投入モータ141を常時駆動させるのではなく、当該モータ駆動センサ151の検知に応じて駆動させることができる。従って、投入モータ141の駆動頻度を低減させ、省エネルギー化を図ることができる。
また、メダルをメダル投入口31に投入する動作のみでモータ駆動センサ151が当該動作を検知し、投入モータ141を駆動させることができる。つまり、モータ駆動センサ151に検知されるように指を動かすといった独立した動作を行うことなく、メダルを投入するにあたって必ず投入モータ141が駆動されることとなる。従って、メダルをメダル投入口31へ投入するといった動作以外に、投入モータ141を駆動させるべく、例えば空いている指をモータ駆動センサ151に検知されるように動かすといった2度手間を回避することができる。結果として、時間効率の向上を図ることができる。また、メダル投入に関する一連の動作において、もう一方の手を煩わすことがないことから、当該もう一方の手が自由になり、例えば、ドリンクを口に運んだり、その他の遊技に関する操作(例えば、スタートレバー25の操作)を行ったり、休ませたりすることができる。
また、明暗の変化を受光部152が感知してから15秒が経過すると投入モータ141の駆動が停止されるようになっている。そのため、メダルの投入が済んだ後も投入モータ141がオフされないこと(消し忘れ等)で、投入モータ141を駆動させる必要がないときにも投入モータ141が駆動するといったことを回避することができ、更なる省エネルギー化を図ることができる。
なお、上述した実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(a)上記実施の形態では、可動部105が回動軸122を軸に上下に往復運動するよう構成されていたが、案内溝101と規制突起部131との相対位置が変化するよう構成されていればよく、特にかかる構成に限定されるものではない。例えば、可動部105を回動させるのではなく、可動部105を平行移動させるような構成を採用することができる。さらに、上記実施の形態では可動部105が往復運動するよう構成されていたが、案内部100自体を往復運動させるよう構成してもよい。その場合はもちろん案内部100が庇部93とは別体として設けられる。態様例としては、可動部105又は案内部100が上下に平行移動するようにして往復運動し、メダル投入口31が上方に開口する構成…(ア)、可動部105又は案内部100が左右方向に平行移動するようにして往復運動し、メダル投入口31が案内溝101の右(左)側において左(右)方向に開口する構成…(イ)が挙げられる。また、可動部105又は案内部100が左右に平行移動するようにして往復運動し、メダル投入口31が上方に開口する構成…(ウ)、可動部105又は案内部100が上下に平行移動するようにして往復運動し、メダル投入口31が案内溝101の右(左)側において左(右)方向に開口する構成…(エ)も挙げられる。(イ)、(エ)の構成を採用する場合には、図18に示すように、案内溝101の右(左)側において左(右)方に開口し、ストッパー部102と略面と当接したメダルを左(右)方向から投入可能なメダル投入口31を有するメダル通路32を備えることとしてもよい。さらに、同図に示すように、メダルを案内溝101の右(左)側において左(右)方向に開口するメダル投入口31へ投入しやすいように、案内溝101のメダル投入口31と対応する部分については、案内溝101の底部(最下部)とメダル投入口31との間において段差をなくすとともに、メダル投入口31に向けて下方傾斜するよう構成し、ストッパー部102と略面当接したメダルが自然とメダル投入口31に導かれるようにして投入されるよう構成してもよい。
具体的な(ア)の態様例としては、上記実施の形態のようにストッパー部102の前面上部に規制突起部131を設け、可動部105が下方に移動すると規制突起部131と案内溝101との距離が遠くなってメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となり、可動部105が上方に移動すると規制突起部131と案内溝101との距離が近くなって規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成する。そして、例えば複数枚のメダルをストッパー部102に向かって案内溝101上をスライドさせ、後者の状態から前者の状態となったときに先頭のメダルをストッパー部102に略面当接させると、前者の状態から後者の状態となった場合、案内溝101上のメダルは上方に移動させられるが、ストッパー部102と略面当接したメダルは規制突起部131によって上方への移動が規制される。つまり、先頭のメダルが隣接するメダルから切り離されるようにしてメダル投入口31に投入されることとなる。
具体的な(イ)の態様例としては、ストッパー部102の前面左部に規制突起部131を設け、メダル投入口31が案内溝101の右方において左方に開口するよう構成され、案内溝101の前記規制突起部131と前記メダル投入口31とで挟まれた部分においては、メダル投入口31に向かって下方傾斜するよう構成する。さらに、案内部100が右方に移動するとメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となり、案内部100が左方に移動すると規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成する。そして、例えば複数枚のメダルをストッパー部102に向かって案内溝101上をスライドさせ、後者の状態から前者の状態となったときに先頭のメダルをストッパー部102に略面当接させると、前者の状態から後者の状態となった場合、案内溝101上のメダルは左方に移動させられるが、ストッパー部102と略面当接したメダルは規制突起部131によって左方への移動が規制される。つまり、先頭のメダルが隣接するメダルから切り離されるようにしてメダル投入口31に投入されることとなる。
具体的な(ウ)の態様例を、図15、図16を参照しつつ説明する。図15はメダル投入部30を示す断面図であり、図16はメダル投入部30の正面図である。なお、図16の(a)は、案内部100が左方に動いた状態を示し、(b)は案内部100が右方に動いた状態を示すものである。また、図16(a)の2点鎖線は、案内部100が図16(a)において実線で図示した状態と、図16(b)の状態との間の状態を示すものである。
同図に示すように、案内部100の下面には案内溝101の延在方向と略直交する方向に延びるスリット191が形成されており、かかるスリット191が庇部93に設けられた左右方向に延びるスライドレール192に組み付けられることで、案内部100が左右方向にスライド可能に設けられている。庇部93の下方には、プランジャー203を有するソレノイド202と、プランジャー203の先端部に接続固定され、当該先端部から上方に向かって延びる伝達部204とを備えた駆動装置201が設けられている。駆動装置201は、プランジャー203が左右方向に伸縮するように配設されている。また、伝達部204の先端部(上端部)は案内部100の下面と接続固定されており、ソレノイド202の駆動が案内部100に伝達されるようになっている。つまり、ソレノイド202が駆動される(励磁状態と非励磁状態とに繰り返し変化させられる)と案内部100がスライドレール192に沿って左右に往復運動するように構成されている。また、ストッパー部102の前面左上部には規制突起部131が設けられている。
そして、ストッパー部102が左方に移動するとメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態(図16(a)の状態)となり、ストッパー部102が右方に移動すると規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態(図16(b)の状態)となるよう構成されている。前者の状態から後者の状態となった場合、規制突起部131が、ストッパー部102と略面当接したメダルの周縁部に当接して、メダルを押圧することとなる。具体的には、図16(a)の2点鎖線で示すように、まず規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より上側、かつメダルの中心より右側の周縁部と当接する。その後、図16(b)に示すように、案内部100が引き続き右方にスライドすることで、規制突起部131がメダルの周縁を摺動するようにしてメダルを左下方向に向かわせるように押圧する。かかる押圧力を受けたメダルはメダル投入口31に掻き入れられることとなる。
具体的な(エ)の態様例としては、図17に示すように、ストッパー部102の前面左上部に規制突起部131を設け、メダル投入口31が案内溝101の右方において左方に開口するよう構成され、案内溝101の前記規制突起部131と前記メダル投入口31とで挟まれた部分においては、メダル投入口31に向かって下方傾斜するよう構成する。さらに、可動部105が下方に移動するとメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態(図17(a)の状態)となり、可動部105が上方に移動すると規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態(図17(b)の状態)となるよう構成する。そして、例えば複数枚のメダルをストッパー部102に向かって案内溝101上をスライドさせ、後者の状態から前者の状態となったときに先頭のメダルをストッパー部102に略面当接させると、前者の状態から後者の状態となったときに、案内溝101上のメダルは上方に移動させられるが、ストッパー部102と略面当接したメダルは規制突起部131によって上方への移動が規制されるとともに、当該メダルが規制突起部131から右下方向に向うような力を受けることとなる。具体的には、図17(a)の2点鎖線で示すように、まず規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部と当接する。その後、図17(b)に示すように、案内部100が引き続き上方にスライドすることで、規制突起部131がメダルの周縁を摺動するようにしてメダルを右下方向に向かわせるように押圧する。かかる押圧力を受けたメダルは投入口31に掻き入れられることとなる。
なお、案内部101や可動部105を中空形状としたり、板状体を折曲げ形成したような薄い構成としたりして軽量化を図ってもよい。その場合、投入モータ141の負担を軽減させることができる。
(b)また、上記実施の形態では、可動部105を往復運動させることで案内溝101と規制突起部131との相対位置を変化させるよう構成されていたが、ストッパー部102を往復運動させることで規制突起部131とメダル投入口31との相対位置を変化させる構成を採用しても同様の効果を奏することができる。態様例として、ストッパー部102が上下に往復運動し、メダル投入口31が上方に開口する構成…(オ)、ストッパー部102が左右に往復運動し、メダル投入口31が案内溝101の右(左)側において左(右)方向に開口する構成…(カ)等が挙げられる。また、ストッパー部102が左右に往復運動し、メダル投入口31が上方に開口する構成…(キ)、ストッパー部102が上下に往復運動し、メダル投入口31が案内溝101の右(左)側において左(右)方向に開口する構成…(ク)も挙げることができる。(カ)、(ク)の構成を採用する場合には、図18に示すように、案内溝101の右(左)側において左(右)方に開口し、ストッパー部102と略面と当接したメダルを左(右)方向から投入可能なメダル投入口31を有するメダル通路32を備えることとしてもよい。さらに、同図に示すように、メダルを案内溝101の右(左)側において左(右)方向に開口するメダル投入口31へ投入しやすいように、案内溝101のメダル投入口31と対応する部分については、案内溝101の底部(最下部)とメダル投入口31との間において段差をなくすとともに、略水平又は投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、ストッパー部102と略面当接したメダルを略水平又は下方に導くようにしてメダル投入口31へ投入するよう構成してもよい。
具体的な(オ)の態様例としては、ストッパー部102の前面上部に規制突起部131を設け、ストッパー部102が上方に移動すると、案内溝101と規制突起部131との間に起立状態のメダルが収容されるだけの間隔があき、メダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となるよう構成する。一方、ストッパー部102が下方に移動すると(実線)、案内溝101と規制突起部131との間に起立状態のメダルが収容されるだけの間隔がなくなり、規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成する。そして、前者の状態から後者の状態となった場合、規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より上側の周縁部と接触して、メダルをメダル投入口31へ掻き入れる(掻き落とす)ような構成が挙げられる。
具体的な(カ)の態様例としては、ストッパー部102の前面左部に規制突起部を設け、メダル投入口31を案内溝101の右側において左方に開口するようにして設ける。さらに、ストッパー部102が左方に移動すると規制突起部131とメダル投入口31との距離が遠くなってメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となるよう構成する。一方、ストッパー部102が右方に移動すると規制突起部131とメダル投入口31との距離が近くなって規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成する。そして、前者の状態から後者の状態となった場合、規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より左側の周縁部と接触して、メダルをメダル投入口31へ掻き入れる(押し入れる)ような構成が挙げられる。
具体的な(キ)の態様例を図20、図21を参照しつつ説明する。図20はメダル投入部30の構成を示す部分斜視図であり、図21はメダル投入部30の構成を示す正面図である。なお、図21においては、ストッパー部102の動きを2点鎖線で示している。
メダル投入部30は、上面に略前後方向に延びる案内溝101を有する案内部100と、左右方向にスライド可能なように案内部100の後端部に立設されたストッパー部102と、案内部100とストッパー部102との境界部に設けられたメダル投入口31とを備えている。また、ストッパー部102の背面側にはストッパー部102を左右方向に往復運動させるための駆動手段272が設けられている。案内部100には、その左奥端部から上方に延出するようにして規制部材としての規制部271が設けられている。かかる規制部271によってストッパー部102と略面当接したメダルの左方向への移動が規制される。ストッパー部102は、その右上部にストッパー部102の前面から前方に突出する規制突起部131を備えている。なお、メダル投入口31の左端は規制部271の右壁部と略面一となっている。
また、ストッパー部102が右方に移動するとメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となり、ストッパー部102が左方に移動すると規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成されている。そして、前者の状態から後者の状態となった場合、規制突起部131が、ストッパー部102と略面当接したメダルの周縁部に当接して、メダルを押圧することとなる。具体的には、図21(a)の2点鎖線で示すように、まず規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部と当接する。その後、図21(b)に示すように、規制突起部131が引き続き左方にスライドすることで、規制突起部131がメダルの周縁を摺動するようにしてメダルを左下方向に向かわせるように押圧する。かかるメダルは規制部271に案内されつつ下方に向かって移動させられ、メダル投入口31に掻き入れられることとなる。
具体的な(ク)の態様例としては、ストッパー部102の前面左上部に規制突起部131を設け、メダル投入口31が案内溝101の右方において左方に開口するよう構成され、案内溝101の前記規制突起部131と前記メダル投入口31とで挟まれた部分においては、メダル投入口31に向かって下方傾斜するよう構成する。さらに、ストッパー部102が上方に移動するとメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となり、ストッパー部102が下方に移動すると規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成する。そして、メダルをストッパー部102に向かって案内溝101上をスライドさせ、後者の状態から前者の状態となったときに先頭のメダルをストッパー部102に略面当接させると、前者の状態から後者の状態となった場合、規制突起部131が、ストッパー部102と略面当接したメダルの周縁部に当接して、メダルを押圧することとなる。具体的には、まず規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部と当接する。その後、案内部100が引き続き下方にスライドすることで、規制突起部131がメダルの周縁を摺動するようにしてメダルを右下方向に向かわせるように押圧する。しかし、下方は案内溝101であるからメダルは右方へ移動することとなる。つまり、押圧力を受けたメダルは投入口31に掻き入れられることとなる。
(c)また、上記(b)では、ストッパー部102が往復運動することで規制突起部131とメダル投入口31との相対位置が変化するよう構成したが、規制突起部131だけを往復運動させ、規制突起部131とメダル投入口31との相対位置を変化させるよう構成してもよい。態様例として、規制突起部131が上下に往復運動し、メダル投入口31が上方に開口する構成…(ケ)、規制突起部131が左右に往復運動し、メダル投入口31が案内溝101の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する構成…(コ)が挙げられる。また、規制突起部131が上下に往復運動し、メダル投入口31が案内溝101の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する構成…(サ)、規制突起部131が左右に往復運動し、メダル投入口31が上方に開口する構成…(シ)も挙げられる。
例えば(コ)の態様例として、図18に示すように、前後方向に延びる案内部101の後端部に立設されたストッパー部102の前面において、規制突起部131を左右方向に往復運動できるように設ける。また、メダル投入口31を有するメダル通路32を、メダル投入口31が案内部100の右側に位置するようにして左方に開口するように設ける。そして、規制突起部131が左方に移動するとメダルをストッパー部102と略面当接させることができる状態となり、規制突起部131が右方に移動すると規制突起部131によってメダルのスライドが規制される状態となるよう構成する。前者の状態から後者の状態となった場合、規制突起部131がストッパー部102と略面当接したメダルの中心より左側の周縁部と接触して、メダルをメダル投入口31へ掻き入れる(押し入れる)よう構成する。
(d)図19に示すように、ストッパー部102の背面側に回転体251と、回転体131を回転させるモータ252とを設け、回転体251の外周面に規制突起部131を突設するよう構成してもよい。具体的に、回転体251は規制突起部254が前記壁部の前方に突出できるように配設され、回転体251を回転させることで、ストッパー部102と略面当接したメダルが規制突起部254によってメダル投入口31へと掻き入れられるよう構成してもよい。
さらに、規制突起部254は回転体251の外周面に所定間隔毎に複数設けられていることとしてもよい。また、規制突起部254は、樹脂(ゴム等)や繊維加工品(ブラシ状のもの等)により構成されていることとしてもよい。ストッパー部102にスリット253を形成し、当該スリット253から規制突起部254がストッパー部120の前方に突出するよう構成してもよい。その場合、ストッパー部102の上に回転体251などを重ねて設けるといったような上下方向に幅をとる構成を回避することができ、メダル投入部30によって表示パネル91の視認を妨げるといった不具合を防止することができる。
(e)上記実施の形態において、ストッパー部102の1部を凹ませることでストッパー部102の前面に形成された段差を規制突起部131としてもよい。例えば、ストッパー部102に起立状態のメダル1枚を収容可能な凹部を設け、メダルを案内溝101に沿わせて凹部にほぼ収容するようにしてストッパー部102と略面当接させるまでスライドさせると、当該凹部に収容されたメダルが凹部を設けることによってストッパー部102に形成された段差によってメダル投入口31に掻き入れられるような構成を採用することができる。
(f)上記実施の形態では、検知手段として、フォトセンサが採用されていたが、その他の近接センサ、タッチセンサ等を採用することもできる。
(g)上記実施の形態において、可動部105の往復運動の強さ(速さ)加減を調節することのできる調節つまみを設けてもよい。
(h)上記実施の形態では、「アシストタイム」に際して、設定された特殊小役図柄を補助表示部49に表示することとしている。これに対し、3つのリール11〜13の停止操作順序(左・中・右の順列組合せの6通りのうちのいずれか)が別途設定された順序と合致した場合に、特殊小役図柄が揃いやすく構成されているタイプの遊技機に適用することも可能である。この場合、「アシストタイム」に際しては、例えば補助表示部49に「中→右→左」といった具合に停止順序を示唆表示することが例示される。また、この例の場合、特殊小役図柄は上記実施の形態ほど多く用意する必要がない。
(i)また、図柄の種類や停止操作順序以外にも、所定の操作をすることで特殊小役図柄が停止されやすくなるタイプの遊技機にも適用可能である。例えば、ストップボタン27〜29を押圧操作するインターバル等が別途設定されたインターバルと合致した場合に特殊小役図柄が揃いやすく構成されているタイプの遊技機に適用することも可能である。また、上記実施の形態では「アシストタイム」を採用したスロットマシンについて記載されているが、もちろん「アシストタイム」のないスロットマシンにおいてもメダル投入口31に関する構成を適応することができる。
(j)補助表示部49には、ナビゲーション表示演出等を実行するための表示がなされるものとして説明したが、これに加えて、他の表示を行うようにしてもよい。例えば遊技者が遊技をしていない状況下では遊技方法を解説する表示を行ったり、ビッグボーナスフラグ成立の告知を行ったり、キャラクタ等の演出用図柄を表示して表示内容に重み付けをするようにしてもよい。
(k)ナビゲーション表示等のための補助演出を液晶表示器,ドットマトリックス表示器等による補助表示部49を用いて実現したが、前面扉3にリール11,12,13に付された図柄と同様の図柄を付しておき、その図柄をバックライト点灯等によって明るくして報知するようにしてもよい。また、以上例示した電気的表示器に代えて、ナビゲーション用リール等の機械的表示器を用いてもよい。更に、「スイカ」図柄を緑色,「ベル」図柄を黄色といったように遊技者に直感でどの図柄を示しているかを理解させることができる複数色を発光可能な構成としておき、その色によってナビゲーションの状況を判別させるようにしてもよい。更に又、以上例示した表示報知に代えて或いはそれに加えて、音声によって報知するようにしてもよい。この場合、スピーカ50がそのナビゲーション機能(教示手段としての機能)を有することとなる。
(l)ビッグボーナスゲーム及びレギュラーボーナスゲームを有するスロットマシン1について説明したが、これ以外のスロットマシンに適用してもよい。例えば、ビッグボーナスゲームについて、ゲーム中の遊技内容が異なり期待される獲得メダル数の異なる複数種のビッグボーナスゲームを有するものであってもよく、この場合、上記実施形態における「赤7」図柄と「白7」図柄とで異ならせること等によって識別可能とすればよい。また、レギュラーボーナスゲームを省略したものとしてもよく、逆にビッグボーナスゲームを省略したものとしてもよい。更に、ビッグボーナスゲーム後に所定条件成立(所定ゲーム回数の終了、所定フラグ成立等)までメダルの消費を抑えてゲームを進行し得るチャンスゲーム機能等の各種付加価値を設けたものとしてもよい。
(m)各リール11,12,13の図柄としては、絵、数字、文字等に限らず、幾何学的な線や図形等であってもよい。また、光や色等によって図柄を構成することも可能であるし、立体的形状等によっても図柄を構成し得るし、これらを複合したものであっても図柄を構成し得る。即ち、図柄は識別性を有した情報(識別情報)としての機能を有するものであればよい。
(n)遊技機として回胴式遊技機、特にスロットマシン1について具体化した例を示したが、メダル等の略板状の遊技媒体を用いて遊技を行う他の遊技機に具体化してもよい。なお、「板状体」とは、例えば、円盤状、リング状といった形状のものが含まれる。また、メダルの素材は特に限定されるものではなく、例えば、金属、樹脂等を採用することができる。
(o)上記実施の形態では、制御装置51(主基板)が駆動制御手段に相当するよう構成されていたが、駆動制御手段に対応する制御装置(投入モータ141を制御する基板)を制御装置51(主基板)とは別に設けてもよい。その場合、プログラム内容等を変えるべく別の主基板をスロットマシン1に搭載する場合にも、かかる主基板に投入モータ141を制御するプログラムなどを新たに書き込むことなく、送風機能を有するスロットマシンとして容易に転用することができる。
[付記]
上記実施形態から把握できる技術的思想について、以下に記載する。
手段1.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、メダルを前記投入口に1枚ずつ掻き入れる掻入手段を備えていることを特徴とする遊技機。
手段1によれば、メダルを1枚ずつ投入口へ掻き入れることができる。従って、メダルを1枚ずつ確実に投入口へと投入することができる。複数のメダルをまとめて持って連続的に投入する場合においては、先頭のメダルを引っ掻くようにして隣接するメダルから引き離し、投入口へと投入させることができる。従って、先頭のメダルと、当該メダルに隣接したメダルとが密着し、両メダル間に働く摩擦力によって先頭のメダルが投入口に入っていかないといったようなおそれを回避することができる。結果として、メダルをスムースに投入することができる。また、かかる作用効果によって、メダルの投入に際しての時間効率を向上させ、速やかな遊技進行を実現することができる。さらには、メダルが上手く投入されないことに起因する興趣の低下を防止することができる。
また、例えば、複数のメダルを一度に投入可能に構成する場合、投入口又は投入口付近においてメダルが重なり合って詰まってしまうことを防止するために、メダル投入後、当該メダルを整列させる必要があった。ところが、かかるメダルを整列させるような機構を設置するためには余分にスペースを要することとなる。その点、本手段によれば、投入口にメダルが1枚ずつ投入されるので、メダルが重なり合って詰まってしまうといった不具合を回避することができる。さらには、遊技機内部にメダルを整列させるための複雑な構成を必要としないため、設置スペースが拡大するといった不具合を回避することができる。
なお、「前記庇部に設けられ」とは「遊技機の表面に露出するようにして前記庇部に設けられ」といった意味も含まれるものである。その場合、投入口も遊技機の表面に露出することとなる。例えば、投入手段が遊技機内部に設けられ、遊技機外部から接触ができないように構成された場合、メダルの詰まりを解消したり、メンテナンスをしたりする等の対処が早急に行えないことが懸念されるが、前記構成を採用すれば、かかる不具合を回避することができ、遊技機を設置するホール(遊技場)の担当者でも早急に対処することができる。また、投入手段を遊技機内部に設けることに伴って、投入手段の構成が複雑化してしまったり、設置スペースが拡大してしまったりすることも抑制することができる。
本手段は、掻入手段がメダルに作用することで、メダルが投入口に1枚ずつ投入されるといった主旨であり、掻入手段や投入手段の構成は特に限定されるものではない。掻入手段や投入手段の構成には、本手段の「掻き入れる」との記載を「押し入れる」、「投入する」、「導く」、「案内する」とした方が適当となるような構成も含まれる。
「メダル」とは「略環状の略板状体」といった意味を含み、例えば、円盤状、リング状といった形状のものが含まれる。また、メダルの素材は特に限定されるものではなく、例えば、金属、樹脂等を採用することができる。
上記構成に、メダルを遊技機内部に貯留可能な貯留手段と、前記貯留手段と前記投入口とを連通するメダル通路部とを備え、前記投入口から投入されたメダルは、前記メダル通路を通過して前記貯留手段に貯留されるような構成を加えてもよい。さらに、前記投入口から投入されたメダルを検出するメダル検出手段を備えることとしてもよい。以下に、かかる構成を採用したうえでの本手段の作用効果を述べると、メダルが投入口に1つずつ投入されるため、当該投入口から投入されたメダルの投入先であるメダル通路においてメダルが重なり合うようにして詰まってしまうといったおそれを抑制することができる。また、メダルが投入口に1つずつ投入されるため、メダル検出手段がメダルを1つずつ検出することができ、メダルの検出をより正確かつ確実に行うことができる。
また、前記投入口から投入された遊技球を遊技者に戻す差戻し通路と、前記メダル通路を流れるメダルを、前記差戻し通路に案内可能な振分け手段とを備えることとしてもよい。かかる構成を採用した場合、余剰に投入されたメダルや、メダルの投入が不可のときに投入されたメダルを遊技者側に払いだすことができる。
手段2.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記規制突起部と前記投入口との相対位置を変化させることで、
前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段2によれば、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせてスライドさせると、規制突起部が壁部と略面当接したメダルを投入口へ掻き入れるようになっている。結果として、上記手段1と同様の効果を奏することができる。
また、例えば、複数のメダルを案内溝に沿わせてスライドさせた場合、先頭のメダルが次のメダルに押圧されることで壁部に押し付けられ、メダルが投入口に入っていかないといった不具合が発生することが考えられるが、本手段では、先頭のメダルを隣接するメダルから強制的に引き離すことができる。つまり、先頭のメダルが引っ掻かれることで、先頭のメダルと隣接するメダルとが位置ずれし、隣接するメダルから受けていた押圧力が緩和又は解除され、メダルが投入口へと投入されることとなる。結果として、メダルの投入が滞ってしまうといったおそれを防止することができる。
規制突起部の突出幅はメダルの厚みよりも狭くなっているため、壁部と略当接したメダルだけ、すなわち、先頭のメダルだけを投入口に掻き落とすことができる。そのため、規制突起部が複数枚のメダルを引っ掛けてしまうことで、メダルが規制突起部と案内溝とによって挟持され、メダルの投入が滞ってしまったり、故障を招いたりしてしまうといったおそれを回避することができる。従って、メダルを1枚ずつ確実に投入口へと投入することができる。さらに、1枚のメダルを案内溝に沿わせてスライドさせて投入口に投入する場合でも、壁部に略面接触したメダルの手前側の面よりも規制突起部が手前側に突出しないことから、メダルが掻き入れられる際に、規制突起部が遊技者の指に接触してしまうといったことを防止することができる。
また、案内溝に沿ってメダルをスライドさせることで、メダルを投入口へと容易に案内することができる。
加えて、壁部の存在により、メダルを投入口に投入するのに最適なメダルの位置及び最適なメダルの角度を容易に定めることができ、結果として、メダルの投入を比較的スムースに行うことができる。
なお「前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部」とあるのを「前記案側にメダルの厚みの2分の1以上、かつ、メダルの厚み以下の長さだけ突出する規制突起部」としてもよい。その場合、規制突起部が壁部に当接したメダルにより確実に接触し、当該メダルを確実に掻き落とすことができる。また「掻き入れられる」とは「投入させられる」、「導かれる」、「案内される」といった意味も含むものである。
本手段は、案内溝に沿ってスライドさせられた複数のメダルのうち、先頭のメダルを隣接するメダルから引き剥がすようにして投入口へと投入させるといった主旨である。従って、案内溝上のメダルと規制突起部との相対位置を変化させるために動かす部材は特に限定されるものではなく、例えば、案内溝を動かしてもよいし、壁部を動かしてもよいし、規制突起部を動かしてもよい。
投入口を上方に開口するよう構成し、起立した状態で投入口の上方に位置したメダルが投入口へと自然落下するよう構成することができる。例えば、鉛直方向に沿って延びる面に形成された投入口にメダルを投入する場合、メダル投入に際し、メダルを投入口に対して水平方向に押し込むといったような手間を要するが、メダルが自重で投入口へと落下していく構成を採用することで、かかる手間を省略することができる。
前記案内溝を、メダルの外周形状に沿うようにして湾曲形成した場合には、案内溝に沿ってメダルをスライドさせる際に、メダルの位置決めをより確実に行うことができたり、メダルが案内溝からこぼれ落ちないようにすることができたりする。
前記壁部には、メダルの投入方向に延びる複数の壁溝が形成されていることとしてもよい。その場合、壁部とメダルとの接触面積が減少することで、両者間に働く摩擦抵抗が低減し、メダルを壁部に沿わせてスムースに投入することができる。例えば、投入口が上方に開口するよう構成された場合、壁溝は上下方向に延びるようにして形成され、投入口が左(右)方向に開口するよう構成された場合、壁溝は左右方向に延びるようにして形成されることとなる。
手段3.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記規制突起部と前記案内溝との相対位置を変化させることで、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部に面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段3によれば、第1の状態において壁部と略面当接したメダルを、第2の状態において投入口へと掻き入れることができる。結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。また、第1の状態と第2の状態とに繰り返し状態変化するため、複数枚のメダルを案内溝に沿わせて壁部に向けてスライドさせることで、メダルを断続的に(例えば一定のリズムで)1枚ずつ投入口へと投入することができる。従って、複数のメダルをスムースに連続して投入することができる。結果として、メダルの投入に際しての時間効率を向上させたり、メダルが上手く投入されないことに起因する興趣の低下を防止したりといった効果を一層確実なものとすることができる。
なお、前記第2の状態には、前記案内溝と前記規制突起部とによって、前記案内溝から前記壁部に向かうメダルの移動が規制される状態といった意味も含まれる。つまり、第2の状態は、案内溝上をスライドさせられて投入口に投入されるまでのメダルの通過経路が閉鎖された閉状態である。一方、第1の状態は、案内溝上をスライドさせられて投入口に投入されるまでのメダルの通過経路が開通された開状態である。
手段4.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、
所定方向に往復運動ができるように前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部と、
前記壁部を往復運動させるための駆動手段とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記駆動手段の駆動により前記壁部が往復運動することで、前記規制突起部と前記投入口との相対距離が遠くなり、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記規制突起部と前記投入口との相対距離が近まり、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と略面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段4によれば、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)に対して投入口へと向かう力を加えることで、当該メダルを投入口へ掻き入れることができる。つまり、メダルを1枚ずつ投入口に投入することができ、結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。
なお、駆動手段の態様例としては、前記駆動手段は、モータと、前記モータの回転軸に固定されたカムと、前記カムに接触し、前記カムの回転運動に基づいて往復運動する従動節とを備え、前記従動節の先端を前記壁部と固定して、前記モータを駆動させることで前記壁部を往復運動させるような構成が挙げられる。また、駆動手段は、モータ及び当該モータの回転軸に偏心して固定されたおもりを備えるとともに、前記壁部と接続(連結、当接)して設けられ、前記モータが駆動すると当該モータ自身が往復運動するとともに、当該モータの往復運動が前記壁部に伝わり、前記壁部が往復運動するような構成も挙げられる。また、駆動手段としてソレノイドを採用し、ソレノイドから突出した駆動軸(プランジャー)の先端部を前記壁部に接続するような構成を採用することもできる。
また、前記壁部の1部を凹ませるようにして設けた段差を規制突起部としてもよい。例えば、前記壁部に起立状態のメダル1枚を収容可能な凹部を設け、メダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせ、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには、メダルが前記凹部にほぼ収容されるようにして前記壁部と略面当接し、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記凹部に収容されたメダルが前記凹部を設けることによって前記壁部に形成された段差によって前記投入口に掻き入れられるような構成を採用することができる。
本手段の構成には、壁部が上下に往復運動し、投入口が上方に開口する構成…(1)、壁部が左右に往復運動し、投入口が案内溝の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する構成…(2)が含まれている。(2)の構成を採用する場合には、案内溝の右(左)側において左(右)方に開口し、前記壁部と略面当接したメダルを左(右)方向から投入可能な投入口を有するメダル通路を備えることとしてもよい。さらに、右側又は左側において左方向又は右方向に開口する投入口へメダルを投入しやすいように、案内溝の投入口と対応する部分については、案内溝の底部(最下部)と投入口との間において段差をなくすとともに、略水平又は投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、壁部と略面当接したメダルを略水平又は下方に導くようにして投入口へ投入するよう構成してもよい。
(1)の態様例としては、壁部が上方に移動すると第1の状態となり、壁部が下方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が壁部と略面当接したメダルの中心より上側の周縁部と接触して、メダルを投入口へ掻き入れる(掻き落とす)ような構成が挙げられる。
(2)の態様例としては、投入口が案内溝の右側において左方に開口するよう構成され、壁部が左方に移動すると第1の状態となり、壁部が右方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が壁部と略面当接したメダルの中心より左側の周縁部と接触して、メダルを投入口へ掻き入れる(押し入れる)ような構成が挙げられる。
手段5.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、
前記投入口へのメダルの投入方向と略直交する方向に往復運動ができるように前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部と、
前記壁部を往復運動させるための駆動手段とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記駆動手段の駆動により前記壁部が往復運動することで、前記壁部が第1の方向に移動し、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記壁部が前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に移動し、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と略面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記規制突起部が前記壁部と略面当接したメダルの外周縁部を摺動するようにして押圧し、当該メダルが前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段5によれば、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)を規制突起部が押圧し、当該メダルを投入口へ掻き入れることができる。つまり、メダルを1枚ずつ投入口に投入することができ、結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。
なお、前記壁部に略当接したメダルの前記第2の方向への移動を規制する規制部材を設けてもよい。本手段では、メダルは規制突起部から投入口に向かう方向以外にも第2の方向に移動させられる力を受けることとなるが、前記規制部材を設けることによって、メダルの投入口に向かう方向以外の移動を規制することができるため、メダルを確実に投入口へと導き、投入することができる。
本手段の構成には、壁部が上下に往復運動し、投入口が案内溝の右側(又は左側)において左方向(又は右方向)に開口する構成…(3)、壁部が左右に往復運動し、投入口が上方に開口する構成…(4)が含まれている。(3)の構成を採用する場合には、案内溝の右側(又は左側)において左(右)方に開口し、前記壁部と略面当接したメダルを左(右)方向から投入可能な投入口を有するメダル通路を備えることとしてもよい。さらに、左方向又は右方向に開口する投入口へメダルを投入しやすいように、案内溝の投入口と対応する部分については、案内溝の底部(最下部)と投入口との間において段差をなくすとともに、略水平又は投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、壁部と略面当接したメダルを略水平又は下方に導くようにして投入口へ投入するよう構成してもよい。
(3)の態様例としては、案内溝の右側において投入口が左方に開口するよう構成され、壁部が上方に移動すると第1の状態となり、壁部が下方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が起立状態にあるメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部を摺動するようにして、メダルを投入口へ掻き入れる(押し入れる)ような構成が挙げられる。
(4)の態様例としては、壁部が左方に移動すると第1の状態となり、壁部が右方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が起立状態にあるメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部を摺動するようにして、メダルを投入口へ掻き入れる(掻き落とす)ような構成が挙げられる。また、かかる構成に加えて、メダルの右方向への移動を規制する規制部材を設け、メダルをより確実に下方(投入口)へ向かわせるよう構成してもよい。
手段6.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において所定方向に往復運動ができるように設けられ、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部と、
前記規制突起部を往復運動させるための駆動手段とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記駆動手段の駆動により前記規制突起部が往復運動することで、前記規制突起部と前記投入口との相対距離が遠くなり、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記規制突起部と前記投入口との相対距離が近まり、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と略面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段6によれば、規制突起部が往復運動することで、規制突起部と案内溝との相対位置が変化し、第1の状態から第2の状態に変化したときには規制突起部が壁部に略当接したメダルと接触することとなる。つまり、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)に対して投入口へと向かう力を加えることで、当該メダルを投入口へ掻き入れることができる。つまり、メダルを1枚ずつ投入口に投入することができ、結果として、上記手段4と同様の効果を奏することができる。
本手段の構成には、規制突起部が上下に往復運動し、投入口が上方に開口する構成…(1)、規制突起部が左右に往復運動し、投入口が案内溝の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する構成…(2)が含まれている。(2)の構成を採用する場合には、案内溝の右(左)側において左(右)方に開口し、前記壁部と略面当接したメダルを左(右)方向から投入可能な投入口を有するメダル通路を備えることとしてもよい。さらに、案内溝の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する投入口へメダルを投入しやすいように、案内溝の投入口と対応する部分については、案内溝の底部(最下部)と投入口との間において段差をなくすとともに、略水平又は投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、壁部と略面当接したメダルを略水平又は下方に導くようにして投入口へ投入するよう構成してもよい。
(1)の態様例としては、規制突起部が上方に移動すると第1の状態となり、規制突起部が下方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が起立状態にあるメダルの中心より上側の周縁部と接触して、メダルを投入口へ掻き入れる(掻き落とす)ような構成が挙げられる。
(2)の態様例としては、投入口が案内溝の右側において左方に開口するよう構成され、規制突起部が左方に移動すると第1の状態となり、規制突起部が右方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が起立状態にあるメダルの中心より左側の周縁部と接触して、メダルを投入口へ掻き入れる(押し入れる)ような構成が挙げられる。
手段7.(規制突起部がメダルの投入方向と直交する方向に動く)
前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において前記投入口へのメダルの投入方向と略直交する方向に往復運動ができるように設けられ、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部と、
前記規制突起部をさせるための駆動手段とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記駆動手段の駆動により前記規制突起部が往復運動することで、前記規制突起部が第1の方向に移動し、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記規制突起部が前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に移動し、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と略面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記壁部に略当接したメダルの前記第1の方向への移動を規制する規制部材を備え、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記規制突起部が前記壁部と略面当接したメダルの外周縁部を摺動するようにして押圧し、当該メダルが前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段7によれば、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)を規制突起部が押圧し、当該メダルを投入口へ掻き入れることができる。つまり、メダルを1枚ずつ投入口に投入することができ、結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。
なお、前記壁部に略当接したメダルの前記第2の方向への移動を規制する前記壁部に略当接したメダルの前記第2の方向への移動を規制する規制部材を設けてもよい。本手段では、メダルは規制突起部から投入口に向かう方向以外にも第2の方向に移動させられる力を受けることとなるが、前記規制部材を設けることによって、メダルの投入口に向かう方向以外の移動を規制することができるため、メダルを確実に投入口へと導き、投入することができる。
本手段の構成には、規制突起部が上下に往復運動し、投入口が案内溝の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する構成…(3)、規制突起部が左右に往復運動し、投入口が上方に開口する構成…(4)が含まれている。(3)の構成を採用する場合には、案内溝の右(左)側において左(右)方に開口し、前記壁部と略面当接したメダルを左(右)方向から投入可能な投入口を有するメダル通路を備えることとしてもよい。さらに、案内溝の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する投入口へメダルを投入しやすいように、案内溝の投入口と対応する部分については、案内溝の底部(最下部)と投入口との間において段差をなくすとともに、略水平又は投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、壁部と略面当接したメダルを略水平又は下方に導くようにして投入口へ投入するよう構成してもよい。
(3)の態様例としては、投入口が案内溝の右側において左方に開口するよう構成され、規制突起部が上方に移動すると第1の状態となり、規制突起部が下方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が起立状態にあるメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部と接触して、メダルを投入口へ掻き入れる(押し入れる)ような構成が挙げられる。
(4)の態様例としては、規制突起部が左方に移動すると第1の状態となり、規制突起部が右方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、規制突起部が起立状態にあるメダルの中心より上側、かつメダルの中心より左側の周縁部と接触して、メダルを投入口へ掻き入れる(掻き落とす)ような構成が挙げられる。またかかる構成に加えて、メダルの右方向への移動を規制する規制部材を設け、メダルをより確実に下方へ向かわせるよう構成してもよい。
手段8.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、所定方向に往復運動ができるように設けられ、略前後方向に延び案内溝を有する案内部材と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部と、
前記案内部材を往復運動させるための駆動手段とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記駆動手段の駆動により前記案内部材が往復運動することで、前記規制突起部と前記案内溝との相対距離が遠くなり、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記規制突起部と前記案内溝との相対距離が近まり、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と略面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段8によれば、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)を規制突起部に引っ掛けるようにして投入口へ投入することができる。例えば、案内部材が上下方向に往復運動するよう構成した場合であって、複数のメダルをまとめて持って連続的に投入する場合においては、第1の状態から第2の状態に状態変化すると、案内溝上のメダルは上方に移動させられるが、壁部と略面当接した先頭のメダルは規制突起部により上方への移動が規制される。そのため、先頭のメダルが隣接するメダルから切り離され、メダル同士の密着状態が解消されたり、隣接するメダルから受けていた圧力が解除されたりして、先頭のメダルが投入口へと投入されることとなる。結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。
なお、案内部材を中空形状としたり、板状体を折曲げ形成したような薄い構成としたりして軽量化を図ってもよい。その場合、駆動手段の負担を軽減させることができる。
案内部材の往復運動をガイドするガイド手段を設けてもよい。例えば、前記案内部材の移動方向に沿って延びるガイド手段としてのスライドレールを備え、前記案内部材をスライドレールに沿わせて往復運動させるよう構成してもよい。その場合、案内部材の位置決めを確実に行うことができ、案内部材が往復運動しているうちに位置がずれて案内部材と投入口との間に隙間ができるといったおそれを回避することができる。
また、本手段の構成には、案内部材が上下に往復運動し、投入口が上方に開口する構成…(1)、案内部材が左右に往復運動し、投入口が案内溝の右(左)側において左(右)方向に開口する構成…(2)が含まれている。(2)の構成を採用する場合には、案内溝の右(左)側において左(右)方に開口し、前記壁部と略面と当接したメダルを左(右)方向から投入可能な投入口を有するメダル通路を備えることとしてもよい。さらに、メダルを案内溝の右(左)側において左(右)方向に開口する投入口へ投入しやすいように、案内溝の投入口と対応する部分については、案内溝の底部(最下部)と投入口との間において段差をなくすとともに、投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、壁部と略面当接したメダルが自然と投入口に導かれるようにして投入されるよう構成してもよい。なお(2)の構成においては、前記規制突起部と前記案内溝との相対距離とは、前記規制突起部から前記案内溝の前記投入口側の端部までの距離、前記規制突起部から前記案内溝の中心部までの距離といった意味も含まれる。
(1)の態様例としては、案内部材が下方に移動すると第1の状態となり、案内部材が上方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、案内溝上のメダルは上方に移動させられるが、壁部と略面当接したメダルは規制突起部によって上方への移動が規制されるような構成が挙げられる。
(2)の態様例としては、投入口が案内溝の右側において左方に開口するよう構成され、案内部材が左方に移動すると第1の状態となり、案内部材が右方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、案内溝上のメダルは右方に移動させられるが、壁部と略面当接したメダルは規制突起部によって右方へのメダルが規制されるような構成が挙げられる。
手段9.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部と、前記庇部に設けられ、メダルを投入可能な投入口を有する投入手段とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記投入手段は、前記投入口へのメダルの投入方向と略直交する方向に往復運動ができるように設けられ、略前後方向に延び案内溝を有する案内部材と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記壁部において、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部とを備え、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能なように前記壁部に隣接して設けられ、
前記案内部材を往復運動させるための駆動手段を備え、
前記駆動手段の駆動により前記案内部材が往復運動することで、前記案内部が第1の方向に移動し、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と略面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、前記案内部が前記第1の方向とは反対方向の第2の方向に移動し、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と略面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記規制突起部が前記壁部と略面当接したメダルの外周縁部を摺動するようにして当該メダルと接触し、当該メダルが前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段9によれば、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)を規制突起部に引っ掛けるようにして投入口へ投入することができる。結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。
なお、本手段の構成には、案内部材が上下に往復運動し、投入口が案内溝の右側又は左側において左方向又は右方向に開口する構成…(3)、案内部材が左右に往復運動し、投入口が上方に開口する構成…(4)が含まれている。(3)の構成を採用する場合には、案内溝の右(左)側において左(右)方に開口し、前記壁部と略面当接したメダルを左(右)方向から投入可能な投入口を有するメダル通路を備えることとしてもよい。さらに、メダルを左(右)方向に開口する投入口へ投入しやすいように、案内溝の投入口と対応する部分については、案内溝の底部(最下部)と投入口との間において段差をなくすとともに、投入口に向けて下方傾斜するよう構成し、壁部と略面当接したメダルが自然と投入口に導かれるようにして投入されるよう構成してもよい。
(3)の態様例としては、投入口が案内溝の右側において左方に開口するよう構成され、案内部材が下方に移動すると第1の状態となり、案内部材が上方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、案内溝上のメダルは上方に移動させられるが、壁部と略面当接したメダルは規制突起部によって上方への移動が規制されるような構成が挙げられる。
(4)の態様例としては、案内部材が左方に移動すると第1の状態となり、案内部材が右方に移動すると第2の状態となるよう構成し、第1の状態から第2の状態となった場合、案内溝上のメダルは右方に移動させられるが、壁部と略面当接したメダルは規制突起部によって右方への移動が規制されるような構成が挙げられる。
手段10.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記庇部に設けられ、略前後方向に延びる案内溝を有する案内部材と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記案内溝と前記壁部との境界部に設けられた投入口と、
前記案内部材を上下に往復運動させるための駆動手段とを備え、
前記投入口は、上方に開口し、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能に構成され、
前記壁部は、前記案内溝側にメダルの厚みよりも短い長さだけ突出する規制突起部を備え、
前記規制突起部は、前記壁部に略面当接したメダルの上方向への移動を規制するよう構成され、
前記案内部材は、その略前端部において左方向又は右方向に延びる回動軸を備え、
前記駆動手段の駆動により前記案内部材が前記回動軸を中心に上下に回動するよう構成され、
前記案内部材の後端部が下方に向けて回動することで、前記規制突起部と前記案内溝との相対距離が遠くなり、遊技者がメダルを前記案内溝に沿わせて前記壁部と面当接させるまでスライドさせることのできる第1の状態と、
前記案内部材の後端部が上方に向けて回動することで、前記規制突起部と前記案内溝との相対距離が近まり、前記メダルのスライドが前記規制突起部によって規制され、メダルを前記壁部と面当接させることのできない第2の状態とに状態変化するよう構成され、
前記第1の状態と前記第2の状態とに繰り返し状態変化するなかで、遊技者がメダルを前記壁部に向けてスライドさせていくことで、前記第2の状態から前記第1の状態に状態変化したときには前記規制が解除され、メダルが前記壁部と略面当接するまでスライドし、前記第1の状態から前記第2の状態に状態変化したときには、前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段10によれば、案内部材が回動軸を中心に上下に回動することで案内溝と規制突起部との相対位置が変化し、壁部と略面当接したメダル(先頭のメダル)を規制突起部に引っ掛けるようにして投入口に掻き入れることができる。従って、メダルを1枚ずつ投入口へ投入することができる。複数のメダルをまとめて持って連続的に投入する場合においては、第1の状態から第2の状態に状態変化すると、案内溝上のメダルは上方に移動させられるが、壁部と略面当接した先頭のメダルは規制突起部により上方への移動が規制される。その際に、先頭のメダルが隣接するメダルから切り離され、先頭のメダルが投入口へと投入されることとなる。結果として、上記手段2と同様の効果を奏することができる。
本手段の態様例としては、上方に突出する駆動軸を有し、前記駆動軸を上下方向に往復運動させる駆動手段とを備え、前記案内部材は、左右側端部から左方向又は右方向に延出する柱軸部を備え、前記柱軸部が当該柱軸部を軸支する挿通穴に挿通されることで、前記案内部材が前記柱軸部を中心に回動可能に構成され、前記駆動軸の先端部が前記柱軸部よりも後方における前記案内部材の下面と連結され、前記駆動手段の駆動が前記案内部材に伝達されるよう構成され、前記駆動手段の駆動により、前記案内部材が前記柱軸部を中心に上下に往復するように回動するような構成が挙げられる。
手段11.前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
前記扉体は、前記識別情報を視認可能とする表示パネル部と、前記表示パネル部の下端から前方に向けて延びる庇部と、当該庇部の前端部から下方に向けて略鉛直に延びる縦板部とを備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
前記庇部に設けられ、略前後方向に延びる案内溝と、
前記案内溝の後端部に立設された壁部と、
前記案内溝と前記壁部との境界部に設けられた投入口と、回転体と、当該回転体を回転させる駆動手段と、前記回転体の外周面に突設された規制突起部とを備え、
前記回転体は前記規制突起部が前記壁部の前方に突出可能に配設され、
前記投入口は、起立させた状態のメダルを1枚ずつ投入可能に構成され、
前記回転体を回転させることで、前記壁部と略面当接したメダルが前記規制突起部によって前記投入口へと掻き入れられるよう構成したことを特徴とする遊技機。
手段11によれば、回転体が回転することで、規制突起部が壁部と略面当接したメダルを掻き落とすようにして投入口へ投入することができる。結果として、上記手段5と同様の効果を奏することができる。
なお、前記規制突起部は前記回転体の外周面に所定間隔毎に複数設けられていることとしてもよい。また、規制突起部は、樹脂(ゴム等)や繊維加工品(ブラシ状のもの等)により構成されていることとしてもよい。前記壁部にスリットを形成し、当該スリットから前記規制突起部が前記壁部の前方に突出するよう構成してもよい。その場合、壁部の上に回転体などを重ねて設けるといったような上下方向に幅をとる構成を回避することができ、投入手段によって表示パネルの視認を妨げるといった不具合を防止することができる。
手段12.メダル又は遊技者の手の近接又は接触を検知する検知手段と、前記検知手段の検知に基づいて前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載の遊技機。
手段12によれば、駆動手段を常時駆動させるのではなく、検知手段の検知に応じて駆動させることができる。例えば、メダルの投入が行われないときには駆動手段を駆動させないことで、駆動手段の駆動頻度を低減させ、上記効果を保持しつつ省エネルギー化を図ることができる。
なお、検知手段としては、近接センサ、フォトセンサ、タッチセンサ等の各種センサが挙げられる。
手段13.前記検知手段は、前記投入口の近傍に設けられていることを特徴とする手段12に記載の遊技機。
手段13によれば、メダルの投入と駆動手段を駆動させる動作とを一方の手のみで同時に行えるよう構成することができる。従って、駆動手段を駆動させてからメダルの投入を行うといった2度手間を回避することができる。結果として、時間効率の向上を図ることができる。
また、駆動手段の駆動を開始させる動作(検知手段に検知される)を含むメダルの投入に際し、もう一方の手を煩わすことがないことから、当該もう一方の手が自由になり、例えば、ドリンクを口に運んだり、その他の遊技に関する操作(例えば、始動操作手段や停止操作手段の操作)を行ったり、休ませたりすることができる。ただし、検知手段は、投入口に投入されるメダルの移動を阻害しないよう配設されることが望ましい。
「投入口の近傍」には案内溝、案内溝の側方、壁部といった部分が含まれ、例えば、案内溝上、案内溝の側部、壁部の投入口側或いはその裏面側に検知手段を設け、その付近におけるメダル又は遊技者の手の近接や接触を検知可能に構成してもよい。
手段14.前記検知手段は、メダルを前記投入口へ投入するに際し、当該メダル又は当該メダルを投入する遊技者の手を検知するよう構成されていることを特徴とする手段13に記載の遊技機。
手段14によれば、メダルを前記投入口に投入する動作のみで前記検知手段が当該動作を検知し、駆動手段を駆動させることができる。つまり、検知手段に検知されるように指を動かす等といった独立した動作を行うことなく、メダルを投入するにあたって必ず駆動手段が駆動されることとなる。従って、メダルを投入口へ投入するといった動作以外に、駆動手段を駆動させるべく、例えば空いている指を検知手段に検知されるように動かすといった手間を省略することができ、上記手段13の効果を一層確実なものとすることができる。
なお、手段14の態様例としては、例えば、前記案内溝の側方に前記検知手段を設け、前記案内溝に沿わせてメダルをスライドさせる際に遊技者の指が前記検知手段に検知され、駆動手段が駆動を開始するような態様例が挙げられる。また、前記案内溝上に前記検知手段を設け、前記案内溝上にメダルを載置する、又はメダルを案内溝に沿わせてスライドさせる際に当該メダルが前記検知手段に検知され、駆動手段が駆動されるような態様例が挙げられる。
手段15.前記検知手段がメダル又は遊技者の手の近接又は接触を検知してからの時間を計測するタイマを備え、前記駆動制御手段は、前記検知手段がメダル又は遊技者の手の近接又は接触を検知してから所定時間が経過すると駆動を停止させるよう制御することを特徴とする手段12乃至14のいずれかに記載の遊技機。
手段15によれば、メダルの投入が済んだ後も駆動手段がオフされないこと(消し忘れ等)で、駆動手段を駆動させる必要がないときにも駆動手段が駆動するといったことを回避することができ、更なる省エネルギー化を図ることができる。手段15の態様として、例えば、駆動が開始されてから15秒後に駆動が停止制御されるよう構成してもよい。
なお「前記検知手段がメダル又は遊技者の手の近接又は接触を検知してからの時間」とあるのを「前記検知手段がメダル又は遊技者の手の近接又は接触を検知している状態が解除されてからの時間」としてもよいし、両者の時間を計測できるようにタイマを構成してもよい。
手段16.手段1乃至15のいずれかにおいて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、前記リール等を具備する可変表示手段を可変表示装置として捉えてもよいし、前記リールとは別途設けられ、前記識別情報に対応する(疑似的な対応であってもよい)識別情報を表示可能な表示装置(例えば液晶表示装置)をここにいう可変表示装置として捉えてもよい。例えば、上記手段1等に記載された表示パネル部において識別情報が表示される(例えば、表示パネルを液晶表示装置として構成する)ような構成を採用してもよい。
1…遊技機としての回胴式遊技機たるスロットマシン、2…本体としてのマシン本体、3…フロントパネル、5,6,7…表示窓、11…可変表示手段を構成する左リール、12…可変表示手段を構成する中リール、13…可変表示手段を構成する右リール、15…可変表示手段を構成する左リールモータ、16…可変表示手段を構成する中リールモータ、17…可変表示手段を構成する右リールモータ、21,22,23…有効ライン表示部、25…始動操作手段としてのスタートレバー、27,28,29…停止操作手段としてのストップスイッチ、30…投入手段としてのメダル投入部、31…投入口としてのメダル投入口、32…メダル通路、41…ホッパ装置、51…駆動制御手段を構成する制御装置、65…メダル検出手段としての投入メダル検出センサ、86…投入モータ駆動回路、91…表示パネル、92…段差部、93…庇部、94…縦板部、100…案内部、101…案内溝、102…壁部を構成するストッパー部、103…案内部本体、105…可動部、122…回動軸、131…規制突起部、141…駆動手段を構成する投入モータ、151…検知手段としてのモータ駆動センサ、152…検知手段を構成する受光部、153…検知手段を構成する発光部。

Claims (1)

  1. 前面を開放した箱状の本体と、前記本体の前面に開閉可能に設けられた扉体と、始動操作手段の操作に起因して複数種の識別情報を可変表示するとともに、識別情報の停止態様に関する抽選が行われ、少なくとも停止操作手段の操作に起因して、前記抽選の結果を反映させつつ可変表示を停止させる可変表示手段とを備え、
    前記扉体は、メダルを下方へ投入可能な投入口を有する投入手段を備え、メダルを遊技媒体として遊技を行う遊技機であって、
    前記投入手段は、略前後方向に延びる案内溝と、前記案内溝の後端部に立設された壁部とを備え、
    前記投入口は、前記案内溝の前記壁部との境界部に設けられ、上方に開口するとともに、起立させられた状態で前記投入口の上方に位置したメダルを1枚ずつ投入可能な大きさに構成され、
    前記投入手段は、メダルを前記投入口に1枚ずつ掻き入れる掻入手段を備え
    前記掻入手段は、前記案内溝に沿ってスライドするメダルの前記投入口の上方へ至るまでの経路を確保し、メダルの前記投入口への投入を許容する第1の状態と、前記案内溝に沿ってスライドするメダルの前記投入口の上方へ至るまでの経路を狭小させ、メダルの前記投入口への投入を規制する第2の状態とに状態変化可能に構成されるとともに、前記第1の状態と前記第2の状態とに状態変化させる駆動手段を備え、
    前記掻入手段が前記第1の状態にある場合には、前記案内溝に沿ってスライドするメダルを前記投入口の上方に至らせてメダルを前記投入口へ自然落下可能に構成され、
    前記掻入手段が前記第2の状態にある場合には、前記案内溝に沿ってスライドするメダルを前記投入口の上方に至らせることが不可能となるとともに、前記掻入手段が前記第2の状態にある場合においても、前記投入口は一部も閉塞されないように構成され、
    前記投入口の上方に位置したメダルが、当該メダルに隣接するメダルと圧接又は密着していることに起因して、前記投入口の上方においてメダルが前記投入口に投入されずに滞っている場合、前記掻入手段が前記第1の状態から前記第2の状態へと状態変化した際に、前記掻入手段によって、前記投入口の上方に位置するメダル、又は当該メダルと圧接又は密着しているメダルのうち一方が他方から引き離される側に押圧される構成において、
    前記投入口の近傍に設けられ、案内溝に沿ってスライドするメダル又は当該メダルを投入する遊技者の手の近接又は接触を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知に基づいて前記駆動手段を制御する駆動制御手段とを備えていることを特徴とする遊技機。
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