JP2005125007A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リールを移動させることで、遊技の際の新しい演出方法を作り出す。
【解決手段】 第1ベース部材34の底面に、ラック34c,34dを設ける。第1ベース部材34が組み付けられる第2ベース部材35に位置移動装置を設ける。位置移動装置をモータ及びギア機構からなる駆動機構と、補助ローラ52〜55からなる移動補助機構とから構成する。例えばBB移行役が当選すると、モータが駆動し、ギア機構の各ギアが回転を開始する。ギア機構のギア47はラック34dに、ギア50はラック34cにそれぞれ噛み合っているので、ギア機構の各ギアが回転することによって、第1ベース部材34が初期位置から最大移動位置まで移動する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このようなスロットマシンでは、例えば3個のリールがステッピングモータでそれぞれ駆動される構造となっており、遊技の開始とともに、これらリールを回転させ、ストップボタンを操作することによって、回転するリールが停止するようになっている。なお、このようなスロットマシンの場合、遊技における当選の有無やその種類は、乱数のサンプリングに基づく電子抽選により決定され、ストップボタンの操作が行われると、前記決定に基づいてリールの停止制御が行われるようになっている。
このようなスロットマシンでは、リールの内面や前面扉に設けられたランプを発光させたり、例えば3個のリールの側方に設けられた演出用のリールを変動させたり、液晶表示装置等の画像表示装置における表示によって、遊技における演出を行うものがある。最近では、遊技上の演出として、3個のリールを逆回転させたり、これらリールを一時停止させる等、リールの回転に変化を持たせるようにしたスロットマシンもある。
しかしながら、リールの回転に変化を持たせるようにした場合、リールの回転は、正方向、又は逆方向の2方向における回転しかなく、リールの回転方向に変化を持たせたり、リールの回転速度を変化させるだけでは演出として限界があるという問題がある。このため、このようなスロットマシンで、遊技を行う遊技者にとっては飽きやすいスロットマシンとなりやすいという欠点がある。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、遊技の際の演出としてリール自体を移動させることで、新しい演出方法を作り出すことができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、遊技の際に可視される識別情報を配置したリールと、前記リールを回転させるモータと、前記モータが支持される支持部材とからなるリールユニットを複数設け、これら複数のリールユニットがベース部材を介して筐体に組み付けられるものであり、前記ベース部材を予め定められた可動範囲内で移動させる位置移動装置と、前記位置移動装置を駆動させ、前記ベース部材の位置変化を制御する位置制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記位置移動装置は、前記ベース部材を互いに異なる複数位置に移動可能であるとともに、前記位置制御手段は、前記複数位置のいずれかに移動させる制御を行うことが好ましい。また、前記位置制御手段は、遊技が終了してから遊技が開始されるまでの間に、前記位置移動装置を駆動制御して、前記ベース部材を移動させた位置から初期位置まで移動させることが好ましい。
また、本発明の遊技機は、遊技の際に可視させる識別情報を配置したリールと、前記リールを回転させるモータと、前記モータが支持される支持部材とからなるリールユニットが、筐体に組み付けられるものであり、前記リールユニットを予め定められた可動範囲内で移動させる位置移動装置と、前記位置移動装置を駆動させ、前記リールユニットの位置変化を制御する位置制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記位置移動装置は、前記リールユニットを互いに異なる複数位置に移動可能な機構であり、前記位置制御手段は、前記複数位置のいずれかに移動させる制御を行うことが好ましい。また、前記位置制御手段は、遊技が終了してから遊技が開始されるまでの間に、前記位置移動装置を駆動制御して、前記リールユニットを移動させた位置から初期位置まで移動させることが好ましい。また、前記リールユニットは複数設けられるとともに、前記位置移動装置は、前記リールユニットのそれぞれを個別に移動させることが好ましい。
また、前記位置制御手段は、遊技状態に応じて前記位置移動装置の駆動制御を行うことが好ましい。また、前記位置制御手段は、遊技におけるハズレ又は複数種類の当選役のうちのいずれかを決定する抽選結果に応じて、前記位置移動装置の駆動制御を行うことが好ましい。また、前記位置制御手段は、前記リールの停止動作、又は前記リールの停止時に可視される識別情報に応じて、前記位置移動装置の駆動制御を行うことが好ましい。
本発明の遊技機は、遊技の際に可視される識別情報を配置したリールと、前記リールを回転させるモータと、前記モータが支持される支持部材とからなるリールユニットを複数設け、これら複数のリールユニットがベース部材を介して筐体に組み付けられるものであり、前記ベース部材を予め定められた可動範囲内で移動させる位置移動装置と、前記位置移動装置を駆動させ、前記ベース部材の位置変化を制御する位置制御手段と、を備えたから、ベース部材を介してリールユニットが移動することによって、新しい表現方法の演出を行うことができるとともに、遊技に対する興趣を高めることができる。
また、前記位置移動装置は、前記ベース部材を互いに異なる複数位置に移動可能であるとともに、前記位置制御手段は、前記複数位置のいずれかに移動させる制御を行うので、前記複数位置のそれぞれに遊技の上での意味付けを行うことができるとともに、ベース部材が複数位置のいずれかに移動することによって、遊技者に対して遊技の上での期待感を与えることができる。また、前記位置制御手段は、遊技が終了してから遊技が開始されるまでの間に、前記位置移動装置を駆動制御して、前記ベース部材を移動させた位置から初期位置まで移動させるから、リールユニットの移動を遊技者に確実に見せることで、遊技に対する興趣を与えることができる。
また、本発明の遊技機は、遊技の際に可視させる識別情報を配置したリールと、前記リールを回転させるモータと、前記モータが支持される支持部材とからなるリールユニットが、筐体に組み付けられるものであり、前記リールユニットを予め定められた可動範囲内で移動させる位置移動装置と、前記位置移動装置を駆動させ、前記リールユニットの位置変化を制御する位置制御手段と、を備えたから、リールユニットを移動させることによって、新しい表現方法の演出を行うことができるとともに、遊技に対する興趣を高めることができる。
また、前記位置移動装置は、前記リールユニットを互いに異なる複数位置に移動可能な機構であり、前記位置制御手段は、前記複数位置のいずれかに移動させる制御を行うので、前記複数位置のそれぞれに遊技の上での意味付けを行うことができるとともに、ベース部材が複数位置のいずれかに移動することによって、遊技者に対して遊技の上での期待感を与えることができる。また、前記位置制御手段は、遊技が終了してから遊技が開始されるまでの間に、前記位置移動装置を駆動制御して、前記リールユニットを移動させた位置から初期位置まで移動させることが好ましい。また、前記リールユニットは複数設けられるとともに、前記位置移動装置は、前記リールユニットのそれぞれを個別に移動させることで、リールユニットを用いた演出を多様化させることができる。
また、前記位置制御手段は、遊技状態に応じて前記位置移動装置の駆動制御を行うから、リールユニットが移動することによる期待感を遊技者に与えることができる。また、前記位置制御手段は、遊技におけるハズレ又は複数種類の当選役のうちのいずれかを決定する抽選結果に応じて、前記位置移動装置の駆動制御を行うから、リールユニットが移動することによって、内部的な結果に対する期待感を遊技者に与えることができる。また、前記位置制御手段は、前記リールの停止動作、又は前記リールの停止時に可視される識別情報に応じて、前記位置移動装置の駆動制御を行うから、リールユニットが移動することによる期待感を遊技者に与えることができる
図1に示すように、スロットマシン2は、筐体3の内部に、後述する複合リールユニット30や、メダル払出し部79(図7参照)等の装置が配設され、その前面を前面扉4によって遮蔽された構成となっている。前面扉4のほぼ中央には、表示窓5が設けられ、表示窓5を介して、複合リールユニット30を構成する第1〜第3リール7〜9が視認される。これら第1〜第3リール7〜9のそれぞれには、図柄(識別情報)が配設され、これらリールの回転が停止した場合には、表示窓5を介して3個の図柄が視認される。
表示窓5の下方には、MAXベットボタン15、1ベットボタン16、ストップボタン18〜20、スタートレバー21、ペイアウトボタン22等の各種の操作ボタンの他に、メダル投入口23が設けられている。なお、上記操作ボタンの機能については周知であるため、その詳細を省略する。この前面扉5の下部には、スロットマシン2で遊技を行って入賞を得られた場合に、その入賞に対する配当枚数のメダルを払い出すためのメダル払出し口24及びメダル受け皿25が設けられる。
図2に示すように、複合リールユニット30は、3個のリールユニット31〜33と、これらリールユニット31〜33を保持するための第1ベース部材34とから構成される。この複合リールユニット30は、第2ベース部材35を介して筐体3の内部に組み付けられれる。リールユニット31〜33は、そのそれぞれの構成が同一であるので、第3リール9を備えたリールユニット33について述べることにする。リールユニット33は、第3リール9、第3リール9がその駆動軸に軸着されたステッピングモータ36、このステッピングモータ36を支持する支持板37から構成されている。
第1ベース部材34は、例えば中空となる略箱形状から設けられ、中空部分34aに上記リールユニット31〜33が、各リールユニットのリールが同軸となるように配設される。このリールユニット31〜33は、各リールユニットの支持板37が、第1ベース部材34に対して、ボルト等によって組み付けられる。
図3に示すように、第1ベース部材34の底面には、その中央に窪み34bが設けられている。この窪み34bの両側面にはラック34c,34dが設けられており、これらラック34c,34dに後述するギア機構44のギア47,48(図5参照)がそれぞれ噛み合う。またラック34c,34dの外側には、直線状のガイド溝38,39が設けられている。これらガイド溝38,39のうち、ガイド溝38には後述する補助ローラ52,53が、ガイド溝39には後述する補助ローラ54,55がそれぞれ挿入され、これら溝の底面38a,39aと摺接する。なお、符号40は、インデックスであり、後述するホトインタラプタ58,59によってインデックス40を検出することによって、第1ベース部材34の位置が検出される。
第2ベース部材35は、第1ベース部材34と同様に、例えば中空となる略箱形状から設けられ、その中空部分35aに、第1ベース部材34が収納される構成となっている。図4に示すように、この第2ベース部材35の下面には、位置移動装置41が設けられる。位置移動装置41は、駆動機構42、移動補助機構43から構成される。
図5に示すように、駆動機構42は、モータ44、及びギア機構45から構成されている。ギヤ機構45は、ギヤ46,47及び2段ギア48から構成される。ギア46は、モータ44の駆動軸には固着され、2段ギア48のギア49と噛み合う。ギア47は、2段ギア48とともに、ブラケット51を介して第2ベース部材35に組み付けられる。ギア47は、2段ギア48のギア50と噛み合う他に、第1ベース部材34のラック34dと噛み合う。2段ギアのギア50は、ギア47と噛み合う他に、第1ベース部材34のラック34cと噛み合う。これにより、モータ44が駆動すると、モータ44の駆動力がギア機構45を介して、第1ベース部材34のラック部34c,34dに伝達される。なお、符号35aは収納部であり、モータ44が固定される。
移動補助機構43は、4個の補助ローラ52〜55から構成される。なお、これら補助ローラ52〜55の構成及び組み付け方法が同一であるため、補助ローラ52についてのみ説明する。図6に示すように、補助ローラ52は、ローラ部52aと軸部52bとから構成される。第2ベース部材35の下面には、補助ローラ52のローラ部52aが挿入される窪み35bと、補助ローラ52の軸部52bが挿入される窪み35c,35dとが設けられている。これら窪み35b〜35dに補助ローラ52の各部を挿入し、窪み35c,35dに、押さえ板56,57を固着することで、補助ローラ51が第2ベース部材35に軸支される。なお、第2ベース部材35に軸支される補助ローラ52,53は、第1ベース部材34のガイド溝38に、補助ローラ54,55は第1ベース部材34のガイド溝39の底面39a,39aにそれぞれ当接され、第1ベース部材34の移動時には、この補助ローラ52〜55が回転するので、第1ベース部材34の移動がスムーズに行えるとともに、第1ベース部材34の移動方向が、前面扉3に対して略垂直方向(スロットマシン2の前後方向)に規制される。
第2ベース部材35の下面には、2個のホトインタラプタ58,59が設けられ、上述したインデックス40を検出する。これらホトインタラプタ58,59のうち、ホトインタラプタ58は、第1ベース部材34が初期位置にあるときにインデックス40を検出する。ホトインタラプタ59は、第1ベース部材34が最大移動位置にあるときにインデックス40を検出する。なお、これらホトインタラプタ58,59のいずれかによるインデックス40の検出信号は後述するCPU61(位置制御手段)に出力される。これを受けて、CPU61はモータを停止させる。これにより、第1ベース部材34が、初期位置(図8参照)又は最大移動位置(図9参照)のいずれかで停止する。
図7に示すように、スロットマシン2の作動は基本的にCPU61、ROM62及びRAM63を含む制御部60によって管制される。ROM62は、遊技実行プログラム等の制御プログラムの他に、払い出しデータ等のデータが記憶されている。CPU61は、ROM62に記憶されたプログラム等を読み出して実行する。RAM63はワーキングエリアとなっており、毎回のゲームごとに利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
メダルセンサ64はメダル投入口23から投入された適正なメダルを検知し、CPU61に入力する。メダル投入口23の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口24を介してメダル受け皿25(図1参照)に排出される。また、セレクタは不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入されたメダルについても、メダルセンサ64を経由させずにメダル受け皿25に排出される。
なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ64で検知されることなくメダル受け皿25に排出される。クレジット機能のオン/オフはペイアウトボタン22の1プッシュごとに切替えられる。そして、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ64で検知され、50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。貯留されたメダルの枚数は、図示しないクレジット枚数表示器で表示される。クレジット機能を用いているときには、前述した1枚ベットボタン16やMAXベットボタン15の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームの結果、当たりが得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタン22を操作したときにクレジットされたメダルがメダル受け皿25に払い出される。
CPU61は、ゲームの開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ64からの検知信号に基づいて計数し、入賞ラインの有効化本数を決定する。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
スタートスイッチセンサ65は、1〜3枚のメダルが投入された後のスタートレバー21の操作によりオンとなり、ゲームスタート信号をCPU61に入力する。ゲームスタート信号を受けて、CPU61はROM62に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール7〜9を回転させるとともにゲームの処理を開始する。
上述したように、第1〜第3リール7〜9は、それぞれステッピングモータ36の駆動軸着され、ステッピングモータ36の駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。第1〜第3リール7〜9が軸着された各ステッピングモータ36はドライバ70〜72から供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転し、CPU61により駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール7〜9の回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置にインデックス7a〜9aが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ66〜68がそれぞれのインデックス7a〜9aの通過を光電検出する。フォトセンサ66〜68による検知信号は、リールごとのリセット信号としてCPU61に出力される。
CPU61の内部には、ステッピングモータごとにパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータに供給された駆動パルスの個数を計数する。このパルスカウンタのカウント値は、リセット信号が入力されるたびにクリアされ、再びアップカウントされる。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
ROM62には図柄テーブルが格納されており、この図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、どの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
ストップボタン18〜20の内部にはストップスイッチセンサが設けられており、ストップボタン18〜20が操作されたときにCPU61に向けてリールごとのストップ信号を出力する。スタートレバー21を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点でストップボタン18〜20の操作によって入植されるストップ信号が有効化される。その後、これらストップボタンを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール7〜9の停止制御が開始される。これらストップボタン18〜20のうち、2〜3個のストップボタンを操作したときにはタイミングの早い方のストップボタンの操作のみが有効となり、有効となるストップボタンに対応するリールの回転が停止する。また、2〜3個のストップボタンの操作が、完全に同時となるときにはいずれのリールも停止しないようになっている。
CPU61は、ゲームスタート信号を受けて電子抽選部75を作動させる。電子抽選部75は乱数発生部と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始される毎に一つの乱数値を抽選し、当選役決定部76ではその値に応じて現在実行されているゲームでの当選役を決定する。
ゲーム数カウンタ78は、RBモード、BBモード中のゲーム回数をそれぞれカウントするために用いられる。CPU61は、ゲーム数カウンタ78のカウント値を参照して、これらモードでのゲームを終了させるか継続させるかを判定する。なお、ゲーム数カウンタ78のカウント値は、各モードの終了時にリセットされる。
メダル払出し部79は、当選役が入賞した際に、その当選役に対応する配当メダル数をメダル受け皿25に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、メダル払出し部79として例えばメダルホッパーが挙げられる。当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROMに記憶されており、CPU61がこれを読み取ってメダル払出し部79を駆動する。
初期設定入力部80は前面扉4を開いた状態で操作可能となる。この初期設定入力部80には、主電源となる電源スイッチ、設定変更ボタン、BBモードが終了した時点で打ち止めにするか否かを選択できる選択スイッチ等が設けられる。なお、ペイアウト率の変更は設定変更ボタンの押圧により行われ、6段階の間でペイアウト率を可変できるようになっている。ペイアウト率の変更時には、各当選テーブルのグループ割り当ての調整も行われる。
次に、上記のように構成されたスロットマシン2における作用について説明する。遊技者がメダルベットを行ってスタートレバー21を操作すると、その遊技における抽選が行われるとともに、第1〜第3リール7〜9が回転する。そして、遊技者がストップボタン18〜20を押圧していくと、押圧されたストップボタンに対応するリールが、ストップボタンの押圧タイミングと抽選結果に応じた停止制御とに基づいて停止される。そして、予め設定された入賞有効ライン上に停止する図柄の組み合わせによって、入賞の有無が遊技者に報知され、入賞となる場合に、入賞に基づく配当メダルが払い出される。
例えば上記抽選によってBB移行役が当選すると、CPU61はドライバ81を介してモータ44を駆動させる。図8に示すように、モータ44の駆動によってギア46が矢印A方向に回転すると、2段ギア48が矢印B方向に回転する。この2段ギア48のギア50は、ギア47と噛み合っているから、2段ギア48が矢印B方向に回転するとギア47が矢印C方向に回転する。また、2段ギア48のギア50はラック34cに、ギア47はラック34dにそれぞれ噛み合っているから、これらギアの回転によってラック34c,34dが矢印D方向に移動する。これによって、第1ベース部材34が初期位置から最大移動位置に向けて(スロットマシン2の後面側に)移動する。第1ベース部材34に設けられたガイド溝38の底面38aには、補助ローラ52,53が、ガイド溝39の底面39aには、補助ローラ54,55がそれぞれ接しており、第1ベース部材34が図中矢印D方向に移動することによって、これら補助ローラ52〜55が矢印方向に回転する。これにより、第1ベース部材34の移動方向が規制されるとともに、第1ベース部材34の移動をスムーズなものとすることができる。
そして、ホトインタラプタ59によってインデックス40が検出されると、CPU61はドライバ81を介してモータ44を停止させる。これにより、第1ベース部材34が最大移動位置で停止する。この状態で、遊技者によるストップボタンの押圧によって回転するリールを停止させる。これら第1〜第3リールの停止によって入賞有効ライン上に入賞となる図柄組合せが揃った場合に入賞となり、メダルの払い出しが行われる。これにより、遊技が終了する。
図9に示すように、遊技が終了すると、CPU61はドライバ81を介してモータ44を図中E方向に回転させる。これに合わせて、2段ギア50が図中F方向に、ギア47が図中G方向にそれぞれ回転し、ラック34c,34dが図中H方向に移動を開始する。そして、ホトインタラプタ58によってインデックス40が検出されると、CPU61はドライバ81を介してモータ44を停止させる。これにより、第1ベース部材34が最大移動位置から初期位置まで(スロットマシンの前面側に)移動する。この第1ベース部材34の移動によって、遊技者はBB移行役が内部入賞したことが認識できる。
なお、第1ベース部材34を移動させる契機は、遊技における抽選によってBB移行役が当選した場合に限定する必要はなく、例えばリールが停止した際の入賞の有無、又BBモードやRBモードへの移行時等が挙げられる。この他に、複合リールユニットを常に移動させるようにすることも可能であり、例えば1遊技が開始されてから、該遊技が終了するまでの間、前後方向に移動させ続けるようにしても良い。また、スタートレバーの操作からストップボタンの操作が有効となるまでの間に、上記複合リールユニットを移動させるようにしてもよい。また、第1ベース部材を初期位置から最大移動位置まで移動させるようにしたが、これに限定する必要はなく、第1ベース部材を少しだけ移動させたりするなど、複数位置に移動自在となるようにしてもよい。
本実施形態では、第1ベース部材を初期位置から最大移動位置まで移動させ、遊技が終了した後に、初期位置まで移動させるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば、特定の遊技状態の継続中において、該遊技状態に移行していることを示すべく最大移動位置で停止したままにしても良い。
本実施形態では、複合リールユニットをスロットマシンの前後方向にスライドさせるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば上下方向や左右方向にスライドさせる、また前後方向を回転軸にして回転させる、また複合リールユニットを振動させる等してよいものとする。この場合、図10に示すように、ベース部材100と複合リールユニット101とを、例えばソレノイドやエアシリンダ等のアクチュエータ102によって連接し、このアクチュエータ102の駆動によって複合リールユニット101を移動させることが可能となる。また、これら方向を組み合わせることによって、複合リールユニット101を2次元、又は3次元で動かすことも可能である。
本実施形態では、3個のリールユニットと、第1ベース部材とからなる複合リールユニットを移動させる例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、スロットマシンに組み込まれるリールユニットを本実施形態と同様の機構を用いて移動させることも可能である。図11に示すように、3個のリールユニット110〜112を備えた場合には、そのそれぞれのリールユニットを位置移動装置113によって、前後方向(図中L方向又はM方向)や、上下方向(図中N方向又は図中O方向)に個別に移動させることができ、例えば、移動するリールユニットの個数や、移動の形態に応じて当たりに対する期待度を変更することで、遊技者の期待感を煽ることができる。また、リールユニットを用いた演出方法を多様化することができ、遊技に対する興趣を遊技者に与えることも可能となる。この場合、例えばストップボタンの操作順序を報知する、所謂AT(アシスト)モードを備えたスロットマシンで、遊技状態がATモードとなる場合に、スタートレバーの操作からストップボタンの操作が有効となるまでの間に、リールユニットを個別に移動させて、ストップボタンの操作順序を報知することも可能である。また、この他に、演出装置として用いる図柄表示装置をリール(サブリール)とした場合にも、有効な手段である。
本実施形態では、遊技機としてスロットマシンの例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、例えばリールユニットを備えたパチンコ機に本実施形態を用いても良い。
本発明のスロットマシンを示す斜視図である。 複合リールユニット及び第2ベース部材の構成を示す斜視図である。 第1ベース部材の底面を示す斜視図である。 位置移動装置を示す斜視図である。 駆動機構の構成の一例を分解して示す斜視図である。 移動補助機構の一例を示すである。 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 初期位置にある第1ベース部材の下部及びその近傍を示す斜視図である。 最大移動位置にある第1ベース部材の下部及びその近傍を示す斜視図である。 複合リールユニットを移動させる場合の構成の一例を示す正面図である。 リールユニットをそれぞれ個別に移動させる場合の一例を示す斜視図である。
符号の説明
2 スロットマシン
7 第1リール
8 第2リール
9 第3リール
30 複合リールユニット
31,32,33 リールユニット
34 第1ベース部材
35 第2ベース部材
36 ステッピングモータ
37 支持板
41 位置移動装置
42 駆動機構
43 移動補助機構
58,59 ホトインタラプタ
61 CPU

Claims (10)

  1. 遊技の際に可視される識別情報を配置したリールと、前記リールを回転させるモータと、前記モータが支持される支持部材とからなるリールユニットを複数設け、これら複数のリールユニットがベース部材を介して筐体に組み付けられる遊技機において、
    前記ベース部材を予め定められた可動範囲内で移動させる位置移動装置と、
    前記位置移動装置を駆動させて、前記ベース部材の位置変化を制御する位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記位置移動装置は、前記ベース部材を互いに異なる複数位置に移動可能であるとともに、前記位置制御手段は、前記複数位置のいずれかに移動させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記位置制御手段は、遊技が終了してから遊技が開始されるまでの間に、前記位置移動装置を駆動制御して、前記ベース部材を移動させた位置から初期位置まで移動させることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 遊技の際に可視させる識別情報を配置したリールと、前記リールを回転させるモータと、前記モータが支持される支持部材とからなるリールユニットが筐体に組み付けられる遊技機において、
    前記リールユニットを予め定められた可動範囲内で移動させる位置移動装置と、
    前記位置移動装置を駆動させて、前記リールユニットの位置変化を制御する位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  5. 前記位置移動装置は、前記リールユニットを互いに異なる複数位置に移動可能な機構であり、前記位置制御手段は、前記複数位置のいずれかに移動させる制御を行うことを特徴とする請求項4記載の遊技機。
  6. 前記位置制御手段は、遊技が終了してから遊技が開始されるまでの間に、前記位置移動装置を駆動制御して、前記リールユニットを移動させた位置から初期位置まで移動させることを特徴とする請求項4又は5記載の遊技機。
  7. 前記リールユニットは複数設けられるとともに、前記位置移動装置は、前記リールユニットのそれぞれを個別に移動させることを特徴とする請求項4〜6いずれか記載の遊技機。
  8. 前記位置制御手段は、遊技状態に応じて前記位置移動装置の駆動制御を行うことを特徴とする請求項1〜7いずれか1つ記載の遊技機。
  9. 前記位置制御手段は、遊技におけるハズレ又は複数種類の当選役のうちのいずれかを決定する抽選結果に応じて、前記位置移動装置の駆動制御を行うことを特徴とする請求項1〜8いずれか1つ記載の遊技機。
  10. 前記位置制御手段は、前記リールの停止動作、又は前記リールの停止時に可視される識別情報に応じて、前記位置移動装置の駆動制御を行うことを特徴とする請求項1〜9いずれか1つ記載の遊技機。
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