JP4576879B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
このように構成された遊技機によれば、遊技図柄表示部が移動すると、報知図柄は、遊技図柄表示部と一体に移動する。即ち、遊技図柄表示部が特定位置に配置されると、報知図柄は、この特定位置に応じて一意的に定まる位置に配置される。このため、遊技者は、遊技図柄表示部全体としての配置に加えて、報知図柄が配置される位置に注目するによって、特定遊技権利が発生したか否かを判別することができる。つまり、当該判別を行うための方法を増やすことができる。
即ち、遊技者は、報知図柄が配置される位置ではなく、報知図柄が配列される組合せによって、特定遊技権利が発生したか否かを判別できる。つまり、当該判別を容易に行うことができる。
このように構成された遊技機によれば、遊技者は、種類報知手段によって実行される報知によって、提供される特定遊技の種類を識別することができる。
以下に、第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明が適用された遊技機1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、遊技機1の正面図である。
そして、前扉3には、遊技者に遊技を提供する遊技部5と、遊技者が遊技メダル(以降、単にメダルと称す)を投入するためのメダル投入口7と、リール21b,23b,25b(後述)の回転開始を指示するスタートレバー9と、リール21b,23b,25bの回転停止をそれぞれ指示するストップボタン11,13,15と、遊技機1における遊技の結果として当該遊技機1から賞品として払い出されるメダルを貯留するメダル受け皿17とが設けられている。
まず、変動表示装置23は、当該装置の構成要素を収納する筐体23aと、筐体23a内に回転自在に設けられ、複数の遊技図柄が描かれたリール23bと、遊技図柄を表示するための透明な矩形状の表示窓23cとから構成される。
また、固定支持部は、筐体41の内側において筐体41に固定された支持部材(不図示)から構成され、この支持部材は変動表示装置21,25と連結される。これにより、変動表示装置21,25は筐体41内に固定される。
図3に示すように、遊技機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該遊技機1における遊技を統括する主制御基板100が具備され、この主制御基板100に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該遊技機1の制御系統が構築されている。
即ち、RBゲーム処理では、主制御基板100のCPUは、特定の入賞組合せ(本実施形態では、「リプレイ・リプレイ・リプレイ」など)が成立しやすくなるゲームを所定上限回数(本実施形態では、12回)を上限として連続して発生させるRBゲームを実行し、特定の入賞組合せで入賞したゲーム数が所定入賞回数(本実施形態では、8回)に達した時点でRBゲームを終了する。そして、このRBゲームによって、遊技者は多数(例えば100枚程度)のメダルを獲得することができる。尚、RBゲームの内容は周知であるので、詳細な説明を省略する。
また、S60に戻り、成立した入賞組合せがBB入賞組合せと一致している場合には(S60:YES)、S70にて、BBゲームを実行するためのBBゲーム処理を行う。
即ち、このように構成された遊技機1では、遊技者がメダル投入口7にメダルを投入して、更にスタートレバー9を操作すると、リール21b,23b,25bが一斉に回転し、遊技図柄の変動表示が開始される。その後、遊技者がストップボタン11,13,15を操作すると、対応したリール21b,23b,25bの回転が停止することにより、遊技図柄が停止表示される。そして、停止表示された遊技図柄のうちで、有効な入賞ラインに沿った3つの遊技図柄が通常入賞組合せに一致している場合には、通常入賞組合せの種類に応じて設定された枚数のメダルが払い出される。また、RB入賞組合せと一致している場合にはRBゲームが開始される。また、BB入賞組合せと一致している場合にはBBゲームが開始される。
このBB・RB移動処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS310にて、前回(BB・RB移動処理の1周期前)において、BBフラグF1またはRBフラグF2がセットされていたか否かを判断する。ここで、前回においてBBフラグF1またはRBフラグF2がセットされていない場合には(S310:NO)、S320にて、BBフラグF1がセットされているか否かを判断する。
この偽BB・RB移動処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS510にて、偽BBフラグF3がセットされているか否かを判断する。ここで、偽BBフラグF3がセットされている場合には(S510:YES)、S520にて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49aが磁石23eを検出するまで(即ち、第2上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。その後、S530にて、ホール素子センサ49cが磁石23eを検出するまで(即ち、基準上下方向位置まで)、変動表示装置23を移動(下降)させて、S560に移行する。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、BB抽選(RB抽選)に当選すると(BBフラグF1(RBフラグF2)=1)、変動表示装置23が基準上下方向位置から第1上昇位置(第1下降位置)に移動する(S330,S340)。この時、プレート23g(プレート23h)はプレート31a(プレート31b)に対向するように配置される。つまり、プレート23g(プレート23h)によって表示される矢印が、プレート31a(プレート31b)に記載された「BB」(「RB」)の文字を指し示す状態になる。遊技者は、この状態を確認して、BB抽選(RB抽選)に当選したことを知る。その後に、遊技者が、遊技図柄を変動表示させて、BB入賞組合せ(RB入賞組合せ)で停止表示させると、変動表示装置23が基準上下方向位置に移動し(S360)、BBゲーム(RBゲーム)が開始される。
以下に第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態における遊技機1は、図7に示すように、プレート31a,31bが省略されていることと、BB抽選及びRB抽選に関連する情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)33が追加されていること以外は、第1実施形態の遊技機1と同じである。尚、LCD33は、プレート31aと同様に、変動表示装置23が第1上昇位置に配置された時にプレート23gと対向する位置に配置される。
第2実施形態における遊技機1は、図8に示すように、LCD33に駆動信号を伝えるLCD駆動回路150が主制御基板100に接続されること以外は、第1実施形態の遊技機1と同じである。
まず、BB・RB移動処理を、図9(a)に基づいて説明する。図9(a)は、BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
また、S320にて、BBフラグF1がセットされていない場合には(S320:NO)、S340aにて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49bが磁石23eを検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。その後、S345にて、レギュラーボーナスを意味する「RB」の文字をLCD33に表示させて、当該BB・RB移動処理を終了する。
図9(b)に示すように、第2実施形態の偽BB・RB移動処理において第1実施形態と異なるのは、S540の処理に代わってS540aの処理が行われる点である。
(第3実施形態)
以下に第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第3実施形態における遊技機1は、プレート31a,31bが省略されている点と、変動表示装置23だけでなく変動表示装置21,25も上下方向に移動可能に構成される点が、第1実施形態の遊技機1と異なる。尚、変動表示装置21,23,25の構成は同じであるため、変動表示装置23で代表して説明する。このため、変動表示装置21,25に関連する構成要素を不図示で説明する。
また、第3実施形態における支持部29は、移動支持部,ガイド部材(不図示)及び位置検出部以外は第1実施形態と同じである。
即ち、ガイド部材の働きによって、ナット21d(23d,25d)はボルト211a(213a,215a)とともに回転しないために、ステッピングモータ211(213,215)の駆動によりボルト211a(213a,215a)が回転すると、ナット21d(23d,25d)がボルト211a(213a,215a)に沿って上下方向に移動する。つまり、ステッピングモータ211(213,215)の駆動によって、変動表示装置21(23,25)を上下方向に移動させることができる。
第3実施形態における遊技機1は、図12に示すように、ホール素子センサ49及びモータ駆動回路110が省略されることと、ステッピングモータ211,213,215に駆動信号を伝えるモータ駆動回路115とホール素子センサ241,243,245とが主制御基板100に接続されること以外は、第1実施形態の遊技機1と同じである。
まず、BB・RB移動処理を、図13(a)に基づいて説明する。図13(a)は、BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
図13(b)に示すように、第3実施形態の偽BB・RB移動処理において第1実施形態と異なるのは、S520,S530,S540及びS550の処理に代わって、それぞれS520b,S530b,S540b及びS550bの処理が行われる点である。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、BB抽選(RB抽選)に当選すると(BBフラグF1(RBフラグF2)=1)、プレート61,63,65を「BB・BB・BB」(「RB・RB・RB」)の組合せで配列させるように、変動表示装置21,23,25が移動する(S330b,S340b)。遊技者は、この組合せを確認して、BB抽選(RB抽選)に当選したことを知る。その後に、遊技者が、遊技図柄を変動表示させて、BB入賞組合せ(RB入賞組合せ)で停止表示させると、変動表示装置21,23,25が基準上下方向位置に移動し(S360b)、BBゲーム(RBゲーム)が開始される。
例えば、第2実施形態の遊技機1においては、LCD33による表示によって、BBゲーム及びRBゲームの内のどちらが提供されるかを遊技者に識別させるものを示したが、LCD33の代わりにカラーLEDを備え、BBゲームとRBゲームとで異なる色によってカラーLEDを発光させるようにしてもよい。
Claims (5)
- 遊技図柄を変動表示するための変動表示領域を備えた遊技図柄表示部と、
予め設定された第1外部操作が行われると前記遊技図柄表示部に前記遊技図柄を変動表示させ、その後に予め設定された第2外部操作が行われると前記遊技図柄表示部に前記遊技図柄を停止表示させる変動表示制御手段と、
予め設定された抽選条件で抽選を行い、該抽選結果に従って、遊技者にとって有利な特定遊技を行うための特定遊技権利を発生させる抽選手段と、
前記特定遊技権利が発生した後に、前記遊技図柄表示部が前記遊技図柄を予め設定された特定遊技図柄で停止表示すると、前記特定遊技を遊技者に対して提供する特定遊技提供手段と、
を備えた遊技機であって、
前記特定遊技権利が発生すると予め設定された特定位置に配置されるように、また、前記特定遊技権利が未発生の状態において予め設定された所定条件が成立すると前記特定位置とは異なる位置に配置されるように、前記遊技図柄表示部を移動させる移動手段を備える、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技図柄表示部は、前記抽選結果を報知するために用いる報知図柄を固定的に表示する固定表示領域を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 当該遊技機は、前記遊技図柄表示部を複数備え、
前記移動手段は、前記複数の遊技図柄表示部をそれぞれ別々に移動させることにより、当該複数の遊技図柄表示部により表示される報知図柄を様々な組合せで配列させるように構成され、
前記特定位置は、前記複数の遊技図柄表示部により表示される報知図柄が予め設定された特定報知図柄組合せで配列される位置である、
ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 当該遊技機には、複数種類の前記特定遊技権利が設けられ、
前記抽選手段は、更に、前記抽選結果に従って、発生させた前記特定遊技権利の種類を決定し、
前記特定遊技提供手段は、該発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる前記特定遊技を提供し、
前記特定位置は、前記発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の遊技機。 - 当該遊技機には、複数種類の前記特定遊技権利が設けられ、
前記抽選手段は、更に、前記抽選結果に従って、発生させた前記特定遊技権利の種類を決定し、
前記特定遊技提供手段は、該発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる前記特定遊技を提供し、
前記移動手段が前記遊技図柄表示部を前記特定位置に移動させると、前記発生した特定遊技権利の種類を報知する種類報知手段を備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の遊技機。
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