JP4576879B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技媒体を用いて遊技者に遊技を提供する遊技機に関する。
従来より、パチンコ機,スロット機などの遊技機では、図柄が変動表示した後に停止表示し、その停止表示した図柄が所定の入賞組合せであると、多くのパチンコ球(賞球)やメダルを獲得可能な特定遊技を遊技者に提供するように設定されている。
そして、この遊技機の中で、スロット機は、遊技者がスタートレバーを操作することによって図柄を変動表示させるとともに、ストップボタンを操作することによって図柄を停止表示させることができる。具体的には、スロット機は、「7」,「BAR」,「チェリー」,「ベル」などの複数の図柄がそれぞれ描かれている3個のリールを備え、3つ全てのリールが停止した時の表示図柄が入賞組合せと一致していれば、メダルが払い出される。
また、スロット機の場合、入賞組合せの種類によりメダルの払出枚数に違いがある。そして、払出枚数が最も多い(例えば15枚)入賞組合せ(以降、特定図柄組合せと称す。例えば、7・7・7の組合せ)は特別なモード(以降、特定モードと称す)になった場合にのみ成立する。なぜならば、特定モードでない場合には、遊技者がどれだけ正確なタイミングでストップボタンを操作しても、スロット機の動作を制御する制御装置がリールを特定図柄組合せで停止させないようにするためである。
そして、特定モードになるか否かは、例えばスタートレバーの操作を契機に実行される抽選により決められ、特定モードと決定された場合には、その後に特定図柄組合せでリールを停止させることにより、ボーナスゲームが発生し、遊技者は多数(例えば、300枚程度)のメダルを獲得可能となる。
このため、特定モードでない場合(以降、通常モードと称す)における遊技者の関心は、特定モードになるか否かにのみ集中する。尚、特定モードと決定された場合には、その旨を、リールを前後,左右,上下に移動させることにより遊技者に報知するスロット機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−117051号公報
しかし、上記特許文献1に記載のスロット機では、リールを移動させることによって特定モードを報知するため、通常モードにおける遊技者の関心は、リールが振動するか否かに集中していた。つまり、通常モード中の遊技性が単純なものとなり面白みに欠けるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、通常モード中の遊技性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、遊技図柄を変動表示するための変動表示領域を備えた遊技図柄表示部と、予め設定された第1外部操作が行われると遊技図柄表示部に遊技図柄を変動表示させ、その後に予め設定された第2外部操作が行われると遊技図柄表示部に遊技図柄を停止表示させる変動表示制御手段と、予め設定された抽選条件で抽選を行い、抽選結果に従って、遊技者にとって有利な特定遊技を行うための特定遊技権利を発生させる抽選手段と、特定遊技権利が発生した後に、遊技図柄表示部が遊技図柄を予め設定された特定遊技図柄で停止表示すると、特定遊技を遊技者に対して提供する特定遊技提供手段とを備えた遊技機であって、特定遊技権利が発生すると予め設定された特定位置に配置されるように、また、特定遊技権利が未発生の状態において予め設定された所定条件が成立すると特定位置とは異なる位置に配置されるように、遊技図柄表示部を移動させる移動手段を備えることを特徴とする。
このように構成された遊技機によれば、遊技図柄表示部は、特定遊技権利が発生すると特定位置に配置されるように移動し、特定遊技権利が未発生の状態において予め設定された所定条件が成立すると特定位置とは異なる位置に配置されるように移動する。
このため、遊技図柄表示部が移動を開始しても、この時点では、特定遊技権利が発生したか否かを遊技者は判別できない。しかし、その後に遊技図柄表示部が特定位置に配置されるか否かで、当該判別が可能となる。
つまり、特定遊技権利が未発生の状態(以降、通常遊技状態と称す)において、遊技者は、遊技図柄表示部が移動するか否かに加えて、遊技図柄表示部が特定位置に配置されるか否かに関心をもって、遊技を行う。即ち、通常遊技状態における遊技者の関心事が増え、通常遊技状態における遊技性を向上させることができる。
また、本発明の遊技機では、遊技図柄表示部は、抽選結果を報知するために用いる報知図柄を固定的に表示する固定表示領域を備えるようにするとよい。
このように構成された遊技機によれば、遊技図柄表示部が移動すると、報知図柄は、遊技図柄表示部と一体に移動する。即ち、遊技図柄表示部が特定位置に配置されると、報知図柄は、この特定位置に応じて一意的に定まる位置に配置される。このため、遊技者は、遊技図柄表示部全体としての配置に加えて、報知図柄が配置される位置に注目するによって、特定遊技権利が発生したか否かを判別することができる。つまり、当該判別を行うための方法を増やすことができる。
また、本発明の遊技機が遊技図柄表示部を複数備える場合には、移動手段は、複数の遊技図柄表示部をそれぞれ別々に移動させることにより、複数の遊技図柄表示部により表示される報知図柄を様々な組合せで配列させるように構成され、特定位置は、複数の遊技図柄表示部により表示される報知図柄が予め設定された特定報知図柄組合せで配列される位置であるようにするとよい。
このように構成された遊技機によれば、移動手段は、特定遊技権利が発生すると、報知図柄が特定報知図柄組合せで配列されるように、複数の遊技図柄表示部を移動させる。
即ち、遊技者は、報知図柄が配置される位置ではなく、報知図柄が配列される組合せによって、特定遊技権利が発生したか否かを判別できる。つまり、当該判別を容易に行うことができる。
また、本発明の遊技機が、発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる特定遊技を提供する場合には、特定位置は、発生した特定遊技権利の種類に応じて異なるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、移動手段は、特定遊技権利が発生すると、発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる特定位置に配置されるように、遊技図柄表示部を移動させる。このため、遊技者は、移動手段の動作が終了した時点で、遊技図柄表示部が配置された特定位置に応じて、提供される特定遊技の種類を識別することができる。
或いは、移動手段が遊技図柄表示部を特定位置に移動させると、発生した特定遊技権利の種類を報知する種類報知手段を備えるようにしてもよい。
このように構成された遊技機によれば、遊技者は、種類報知手段によって実行される報知によって、提供される特定遊技の種類を識別することができる。
(第1実施形態)
以下に、第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明が適用された遊技機1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、遊技機1の正面図である。
遊技機1は、図1に示すように、当該遊技機1を構成する装置類を収納する筐体(不図示)と、開閉自在に筐体に取り付けられた前扉3とを備えている。
そして、前扉3には、遊技者に遊技を提供する遊技部5と、遊技者が遊技メダル(以降、単にメダルと称す)を投入するためのメダル投入口7と、リール21b,23b,25b(後述)の回転開始を指示するスタートレバー9と、リール21b,23b,25bの回転停止をそれぞれ指示するストップボタン11,13,15と、遊技機1における遊技の結果として当該遊技機1から賞品として払い出されるメダルを貯留するメダル受け皿17とが設けられている。
ここで、遊技部5は、遊技図柄を変動表示する変動表示装置21,23,25と、変動表示装置21,23,25が遊技部5の中央に配置されるように支持する支持部29とから構成される。
次に、変動表示装置21,23,25及び支持部29の構成を図1及び図2に基づいて説明する。図2は図1のA−A断面部を示す図である。
まず、変動表示装置23は、当該装置の構成要素を収納する筐体23aと、筐体23a内に回転自在に設けられ、複数の遊技図柄が描かれたリール23bと、遊技図柄を表示するための透明な矩形状の表示窓23cとから構成される。
尚、上記遊技図柄は、「7」,「BAR」,「チェリー」,「ベル」,「リプレイ」等である。また、表示窓23cは、遊技者が表示窓23cを通して、表示窓23cの長手方向(図1における上から下に向かう方向)に沿って3個のリール23bに描かれた遊技図柄を3つ確認できるように配置される。
また、変動表示装置23と同様に、変動表示装置21,25はそれぞれ、筐体21a,25aと、リール21b,25bと、表示窓21c,25cとから構成される。但し、変動表示装置23には、その前面において、表示面上に「→」と記載された矩形状のプレート23g及びプレート23hがそれぞれ、表示窓23cの上方及び下方に設けられている。
更に、変動表示装置23には、図2に示すように、筐体23aの上面において、後述のボルト45aに螺合するナット23dが固設される。また、変動表示装置23の上面において、ボルト45aを貫通させるための貫通孔23fが形成されている。
また、支持部29は、変動表示装置21,23,25を収納する筐体41と、変動表示装置21,23,25の前面全体を表示するための透明板43と、変動表示装置21,25を固定して支持する固定支持部と、変動表示装置23を移動可能に支持する移動支持部と、筐体23aを上下方向にのみ移動可能にガイドするガイド部材(不図示)と、変動表示装置23の位置を検出する位置検出部とから構成される。
これらのうち、透明板43には、水平方向の3本の入賞ラインL1,L2,L3と、対角線に沿う2本の入賞ラインL4,L5が表示されている。
また、固定支持部は、筐体41の内側において筐体41に固定された支持部材(不図示)から構成され、この支持部材は変動表示装置21,25と連結される。これにより、変動表示装置21,25は筐体41内に固定される。
また、移動支持部は、ナット23dに螺合させたボルト45aと、ボルト45aを回転駆動するステッピングモータ45と、変動表示装置23の下面と筐体41とを連結して、変動表示装置23を上下移動可能に支持するコイルバネ47とから構成される。そして、ステッピングモータ45は、このボルト45aとナット23dとが螺合する位置に配置されるように、筐体41の内側において筐体41に固定される。
即ち、ガイド部材の働きによって、ナット23dはボルト45aとともに回転しないために、ステッピングモータ45の駆動によりボルト45aが回転すると、ナット23dがボルト45aに沿って上下方向に移動する。つまり、ステッピングモータ45の駆動によって、変動表示装置23を上下方向に移動させることができる。
また、位置検出部は、磁石の接近を検出するホール素子センサ49(49a,49b,49c,49d,49e)と、ホール素子センサ49を支持する支持板51とから構成される。尚、ホール素子センサ49は、上下方向に沿って、上からホール素子センサ49a,49b,49c,49d,49eの順に、入賞ラインL1と入賞ラインL2(L3)との間の間隔(図1参照。以降、図柄間隔dと称す)毎に配置されるように支持板51に固定される。
尚、当該遊技機1では通常、図1に示すように、表示窓21c,23c,25cが水平方向に整列するように変動表示装置23の上下方向位置が設定されている。そして、磁石23eは、変動表示装置23の後面において、変動表示装置23がこの上下方向位置で配置される場合に、ホール素子センサ49cと対向する位置に配置される。以降、磁石23eとホール素子センサ49cとが対向する時の変動表示装置23の上下方向位置を基準上下方向位置と称す。また同様に、磁石23eと、ホール素子センサ49a,49b,49d,49eとが対向する時の変動表示装置23の上下方向位置をそれぞれ、第2上昇位置,第1上昇位置,第1下降位置,第2下降位置と称す。
また、筐体41の前面において、変動表示装置23が第1上昇位置に配置された時にプレート23gと対向する位置には、表示面上に「BB」と記載された矩形状のプレート31aが配置されている。また、変動表示装置23が第1下降位置に配置された時にプレート23hと対向する位置には、表示面上に「RB」と記載された矩形状のプレート31bが配置されている。
次に、遊技機1における制御系統の構成を図3に基づいて説明する。図3は、遊技機1の制御系統の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、遊技機1には、CPUやROM、RAMなどを搭載してなり、当該遊技機1における遊技を統括する主制御基板100が具備され、この主制御基板100に、CPUやROM、RAMなどを搭載してなる各種制御基板や、各種装置を接続して当該遊技機1の制御系統が構築されている。
即ち、主制御基板100には、まず、メダル投入口7にメダルが投入されたことを検出するメダル検出センサ7aと、スタートレバー9と、ストップボタン11,13,15と、ホール素子センサ49a,49b,49c,49d,49eと、ステッピングモータ45に駆動信号を伝えるモータ駆動回路110とが接続されている。
また、主制御基板100には、変動表示装置21,23,25を制御する変動表示制御基板120と、メダル受け皿17へのメダルの払出を行う払出装置135を制御する賞球制御基板130と、遊技機1に設置されたスピーカ145を介して声や効果音、音楽などを出力する音声制御基板140とが接続されている。
そして、この制御系統では、主制御基板100のCPUが、遊技に連動して遊技者に付与すべき特典を判定し、判定結果に応じたコマンドを上述の各種制御基板や各種装置に送信することにより、判定結果に応じた遊技を行うための各種処理を実行する。
また、主制御基板100のRAMには、BB抽選(後述)の結果を示すBBフラグF1と、RB抽選(後述)の結果を示すRBフラグF2と、偽BB抽選(後述)の結果を示す偽BBフラグF3と、偽RB抽選(後述)の結果を示す偽RBフラグF4とが設けられている。また、以下の説明において、フラグをセットするとは、そのフラグの値を1にすることを示し、フラグをクリアするとは、そのフラグの値を0にすることを示す。
そして、主制御基板100のCPUは、遊技機1で遊技者により行われる遊技に関わる制御を実行する遊技処理と、変動表示装置23の移動を制御する移動処理とをそれぞれ独立に実行する。
更に、主制御基板100のCPUは、遊技者がゲーム開始に先立ちメダル投入口7にメダルを1枚投入すると入賞ラインL1を有効とし、更にメダルを1枚投入すると入賞ラインL1,L2及びL3を有効とし、更にメダルを1枚投入すると入賞ラインL1,L2,L3,L4及びL5を有効とする処理を、遊技処理及び移動処理とは独立に実行する。
まず、遊技処理の手順を、図4を用いて説明する。図4は、遊技処理を表すフローチャートである。尚、この遊技処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この遊技処理が実行されると、主制御基板100のCPUは、まずS10にて、メダル投入口7にメダルが投入されたか否かを判断する。ここで、メダルが投入された場合には(S10:YES)、S20に移行する。一方、メダルが投入されていない場合には(S10:NO)、S10の処理を繰り返す。
そして、S20に移行すると、スタートレバー9が操作されたか否かを判断する。ここで、スタートレバー9が操作された場合には(S20:YES)、S30に移行する。一方、スタートレバー9が操作されていない場合には(S20:NO)、S20の処理を繰り返す。
そして、S30に移行すると、抽選処理を実行する。即ち、予め設定されたBB抽選確率(例えば、1/300)でBB抽選を行い、BB抽選に当った場合にBBフラグF1をセットするとともに、予め設定されたRB抽選確率(例えば、1/600)でRB抽選を行い、RB抽選に当った場合に、RBフラグF2をセットする。更に、予め設定された偽BB抽選確率(例えば、1/100)で偽BB抽選を行い、偽BB抽選に当った場合に偽BBフラグF3をセットするとともに、予め設定された偽RB抽選確率(例えば、1/200)で偽RB抽選を行い、偽RB抽選に当った場合に、偽RBフラグF4をセットする。
次に、S40にて、リール変動表示処理を実行する。即ち、リール21b,23b,25bを一斉に回転させ、その後にストップボタン11,13,15が操作されると、操作されたストップボタン11,13,15に対応するリール21b,23b,25bの回転を停止させる。
そして、リール21b,23b,25bの全ての回転が停止するとS40の処理が終了し、S50にて、入賞ラインL1〜L5のうち有効な入賞ラインに沿った3つの遊技図柄によって入賞組合せが成立しているか否かを判断する。ここで、入賞組合せが成立していない場合には(S50:NO)、当該遊技処理を終了する。一方、入賞組合せが成立している場合には(S50:YES)、S60にて、成立した入賞組合せがビッグボーナスゲームを発生させるためのビッグボーナス入賞組合せ(本実施形態では、「7・7・7」)と一致しているか否かを判断する(以降、ビッグボーナスをBBと略して記載する)。
ここで、成立した入賞組合せがBB入賞組合せと一致していない場合には(S60:NO)、S90にて、成立した入賞組合せがレギュラーボーナスゲームを発生させるためのレギュラーボーナス入賞組合せ(本実施形態では、「BAR・BAR・BAR」)と一致しているか否かを判断する(以降、レギュラーボーナスをRBと略して記載する)。
ここで、成立した入賞組合せがRB入賞組合せと一致していない場合には(S90:NO)、成立した入賞組合せがBB及びRB入賞組合せ以外の通常入賞組合せ(例えば、「ベル・ベル・ベル」など)であると判断し、S120にて、メダル払い出し処理を実行する。即ち、通常入賞組合せの種類に応じて設定された枚数のメダルを遊技者に払い出す(例えば、「ベル・ベル・ベル」では、8枚のメダル払い出し)。そして、当該遊技処理を終了する。
一方、S90にて、成立した入賞組合せがRB入賞組合せと一致している場合には(S90:YES)、S100にて、RBゲームを実行するためのRBゲーム処理を行う。
即ち、RBゲーム処理では、主制御基板100のCPUは、特定の入賞組合せ(本実施形態では、「リプレイ・リプレイ・リプレイ」など)が成立しやすくなるゲームを所定上限回数(本実施形態では、12回)を上限として連続して発生させるRBゲームを実行し、特定の入賞組合せで入賞したゲーム数が所定入賞回数(本実施形態では、8回)に達した時点でRBゲームを終了する。そして、このRBゲームによって、遊技者は多数(例えば100枚程度)のメダルを獲得することができる。尚、RBゲームの内容は周知であるので、詳細な説明を省略する。
その後、RBゲームの終了とともにS100のRBゲーム処理が終了し、次にS110にて、RBフラグF2をクリアして、当該遊技処理を終了する。
また、S60に戻り、成立した入賞組合せがBB入賞組合せと一致している場合には(S60:YES)、S70にて、BBゲームを実行するためのBBゲーム処理を行う。
即ち、BBゲーム処理では、主制御基板100のCPUは、3回分のRBゲームを実行する。そして、このBBゲームによって、遊技者は多数(例えば300枚程度)のメダルを獲得することができる。尚、BBゲームの内容は周知であるので、詳細な説明を省略する。
その後、BBゲームの終了とともにS80のBBゲーム処理が終了し、次にS80にて、BBフラグF1をクリアして、当該遊技処理を終了する。
即ち、このように構成された遊技機1では、遊技者がメダル投入口7にメダルを投入して、更にスタートレバー9を操作すると、リール21b,23b,25bが一斉に回転し、遊技図柄の変動表示が開始される。その後、遊技者がストップボタン11,13,15を操作すると、対応したリール21b,23b,25bの回転が停止することにより、遊技図柄が停止表示される。そして、停止表示された遊技図柄のうちで、有効な入賞ラインに沿った3つの遊技図柄が通常入賞組合せに一致している場合には、通常入賞組合せの種類に応じて設定された枚数のメダルが払い出される。また、RB入賞組合せと一致している場合にはRBゲームが開始される。また、BB入賞組合せと一致している場合にはBBゲームが開始される。
次に、移動処理の手順を、図5を用いて説明する。図5は、移動処理を表すフローチャートである。尚、この移動処理は、主制御基板100のCPUが起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
この移動処理が実行されると、主制御基板100のCPUは、まずS210にて、BBフラグF1またはRBフラグF2がセットされているか否かを判断する。ここで、BBフラグF1またはRBフラグF2がセットされている場合には(S210:YES)、S220にて、BB・RB移動処理を行う。そして、当該移動処理を終了する。
一方、S210にて、BBフラグF1またはRBフラグF2がセットされていない場合には(S210:NO)、S230にて、偽BBフラグF3または偽RBフラグF4がセットされているか否かを判断する。ここで、偽BBフラグF3または偽RBフラグF4がセットされている場合には(S230:YES)、S240にて、偽BB・RB移動処理を行う。そして、当該移動処理を終了する。
一方、S230にて、偽BBフラグF3または偽RBフラグF4がセットされていない場合には(S230:NO)、S250にて、ホール素子センサ49cが磁石23eを検出するまで(即ち、基準上下方向位置まで)、変動表示装置23を移動させる。そして、当該移動処理を終了する。
次に、S220において行われるBB・RB移動処理を、図6(a)を用いて説明する。図6(a)は、BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
このBB・RB移動処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS310にて、前回(BB・RB移動処理の1周期前)において、BBフラグF1またはRBフラグF2がセットされていたか否かを判断する。ここで、前回においてBBフラグF1またはRBフラグF2がセットされていない場合には(S310:NO)、S320にて、BBフラグF1がセットされているか否かを判断する。
ここで、BBフラグF1がセットされている場合には(S320:YES)、S330にて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49bが磁石23eを検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。その後、当該BB・RB移動処理を終了する。
一方、BBフラグF1がセットされていない場合には(S320:NO)、RBフラグF2がセットされていると判断して、S340にて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49dが磁石23eを検出するまで(即ち、第1下降位置まで)、変動表示装置23を移動(下降)させる。その後、当該BB・RB移動処理を終了する。
また、S310に戻り、前回においてBBフラグF1またはRBフラグF2がセットされていた場合には(S310:YES)、S350にて、停止表示された3つの遊技図柄がBB入賞組合せ或いはRB入賞組合せで成立しているか否かを判断する。
ここで、BB入賞組合せ或いはRB入賞組合せで成立してない場合には(S350:NO)、該BB・RB移動処理を終了する。一方、BB入賞組合せ或いはRB入賞組合せで成立している場合には(S350:YES)、S360にて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49cが磁石23eを検出するまで(即ち、基準上下方向位置まで)、変動表示装置23を移動させる。その後、当該BB・RB移動処理を終了する。
次に、S240において行われる偽BB・RB移動処理を、図6(b)を用いて説明する。図(b)は、偽BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
この偽BB・RB移動処理を実行すると、主制御基板100のCPUは、まずS510にて、偽BBフラグF3がセットされているか否かを判断する。ここで、偽BBフラグF3がセットされている場合には(S510:YES)、S520にて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49aが磁石23eを検出するまで(即ち、第2上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。その後、S530にて、ホール素子センサ49cが磁石23eを検出するまで(即ち、基準上下方向位置まで)、変動表示装置23を移動(下降)させて、S560に移行する。
一方、偽BBフラグF3がセットされていない場合には(S510:NO)、偽RBフラグF4がセットされていると判断して、S540にて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49eが磁石23eを検出するまで(即ち、第2下降位置まで)、変動表示装置23を移動(下降)させる。その後、S550にて、ホール素子センサ49cが磁石23eを検出するまで(即ち、基準上下方向位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させて、S560に移行する。
そして、S560に移行すると、偽BBフラグF3及び偽RBフラグF4をクリアして、当該偽BB・RB移動処理を終了する。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、BB抽選(RB抽選)に当選すると(BBフラグF1(RBフラグF2)=1)、変動表示装置23が基準上下方向位置から第1上昇位置(第1下降位置)に移動する(S330,S340)。この時、プレート23g(プレート23h)はプレート31a(プレート31b)に対向するように配置される。つまり、プレート23g(プレート23h)によって表示される矢印が、プレート31a(プレート31b)に記載された「BB」(「RB」)の文字を指し示す状態になる。遊技者は、この状態を確認して、BB抽選(RB抽選)に当選したことを知る。その後に、遊技者が、遊技図柄を変動表示させて、BB入賞組合せ(RB入賞組合せ)で停止表示させると、変動表示装置23が基準上下方向位置に移動し(S360)、BBゲーム(RBゲーム)が開始される。
また、BB抽選(RB抽選)に当選していない状態において(BBフラグF1(RBフラグF2)=0)、偽BB抽選(偽RB抽選)に当選すると(偽BBフラグF3(偽RBフラグF4)=1)、変動表示装置23が基準上下方向位置から第2上昇位置(第2下降位置)に移動する(S520,S540)。そして、この移動が完了した後に、基準上下方向位置に移動する(S530,S550)。
このため、変動表示装置23が移動を開始しても、この時点では、BB抽選(RB抽選)に当選したか否かを遊技者は判別できない。しかし、その後に変動表示装置23が第1上昇位置(第1下降位置)に配置されるか否かで、当該判別が可能となる。
つまり、BB抽選(RB抽選)に当選していない状態(以降、通常遊技モードと称す)において、遊技者は、変動表示装置23が移動するか否かに加えて、変動表示装置23が第1上昇位置(第1下降位置)に配置されるか否かに関心をもって、遊技を行う。即ち、通常遊技モードにおける遊技者の関心事が増え、通常遊技モードにおける遊技性を向上させることができる。
また、変動表示装置23が移動すると、プレート23g,23hは、変動表示装置23と一体に移動する。このため、遊技者は、変動表示装置23全体としての配置に加えて、プレート23g,23hが配置される位置に注目するによって、BB抽選(RB抽選)に当選したか否かを判別することができる。つまり、当該判別を行うための方法を増やすことができる。
また、変動表示装置23は、BB抽選に当選すると第1上昇位置に配置され、RB抽選に当選すると第1下降位置に配置されるため、遊技者は、変動表示装置23が配置される位置に応じて、BBゲーム及びRBゲームの内のどちらが提供されるかを識別することができる。
以上説明した実施形態において、変動表示装置23は本発明における遊技図柄表示部、図4におけるS20及びS40の処理は本発明における変動表示制御手段、図4におけるS30の処理は本発明における抽選手段、図4におけるS70及びS100の処理は本発明における特定遊技提供手段、図5の移動処理は本発明における移動手段、変動表示装置23の前面において表示窓23cが配置されている部分は本発明における変動表示領域、変動表示装置23の前面においてプレート23g,23hが配置されている部分は本発明における固定表示領域である。
また、スタートレバー9の操作は本発明における第1外部操作、ストップボタン11,13,15の操作は本発明における第2外部操作、BBゲームまたはRBゲームは本発明における特定遊技、BBフラグF1またはRBフラグF2をセットすることは本発明における特定遊技権利の発生、BB入賞組合せまたはRB入賞組合せは本発明における特定遊技図柄、第1上昇位置及び第1下降位置は本発明における特定位置、第2上昇位置及び第2下降位置は本発明における特定位置とは異なる位置、プレート23g,23hにより表示されている図柄(「→」)は本発明における報知図柄である。
(第2実施形態)
以下に第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
まず、第2実施形態における遊技機1の構成を図7に基づいて説明する。図7は、遊技機1の正面図である。
第2実施形態における遊技機1は、図7に示すように、プレート31a,31bが省略されていることと、BB抽選及びRB抽選に関連する情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)33が追加されていること以外は、第1実施形態の遊技機1と同じである。尚、LCD33は、プレート31aと同様に、変動表示装置23が第1上昇位置に配置された時にプレート23gと対向する位置に配置される。
次に、第2実施形態における遊技機1における制御系統の構成を図8に基づいて説明する。図8は、遊技機1の制御系統の構成を示すブロック図である。
第2実施形態における遊技機1は、図8に示すように、LCD33に駆動信号を伝えるLCD駆動回路150が主制御基板100に接続されること以外は、第1実施形態の遊技機1と同じである。
次に、主制御基板100のCPUが実行する処理を説明する。尚、第1実施形態と異なる部分は、BB・RB移動処理と偽BB・RB移動処理である。
まず、BB・RB移動処理を、図9(a)に基づいて説明する。図9(a)は、BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
図9(a)に示すように、第2実施形態のBB・RB移動処理において第1実施形態と異なるのは、S335及びS345の処理が追加されるとともに、S340の処理に代わってS340aの処理が行われる点である。
即ち、S330の処理が終了すると、S335にて、ビッグボーナスを意味する「BB」の文字をLCD33に表示させて、当該BB・RB移動処理を終了する。
また、S320にて、BBフラグF1がセットされていない場合には(S320:NO)、S340aにて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49bが磁石23eを検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。その後、S345にて、レギュラーボーナスを意味する「RB」の文字をLCD33に表示させて、当該BB・RB移動処理を終了する。
次に、偽BB・RB移動処理を、図9(b)に基づいて説明する。図9(b)は、偽BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
図9(b)に示すように、第2実施形態の偽BB・RB移動処理において第1実施形態と異なるのは、S540の処理に代わってS540aの処理が行われる点である。
即ち、S510にて、偽BBフラグF3がセットされていない場合には(S510:NO)、S540aにて、ステッピングモータ45を駆動させて、ホール素子センサ49aが磁石23eを検出するまで(即ち、第2上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。その後、S550に移行する。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、BB抽選(RB抽選)に当選すると(BBフラグF1(RBフラグF2)=1)、変動表示装置23が基準上下方向位置から第1上昇位置に移動する(S330,S340a)。この時、プレート23gはLCD33に対向するように配置される。更に、LCD33は「BB」(「RB」)の文字を表示する。つまり、プレート23gによって表示される矢印が、LCD33に表示された「BB」(「RB」)の文字を指し示す状態になる。遊技者は、この状態を確認して、BB抽選(RB抽選)に当選したことを知る。その後に、遊技者が、遊技図柄を変動表示させて、BB入賞組合せ(RB入賞組合せ)で停止表示させると、変動表示装置23が基準上下方向位置に移動し(S360)、BBゲーム(RBゲーム)が開始される。
また、BB抽選(RB抽選)に当選していない状態において(BBフラグF1(RBフラグF2)=0)、偽BB抽選(偽RB抽選)に当選すると(偽BBフラグF3(偽RBフラグF4)=1)、変動表示装置23が基準上下方向位置から第2上昇位置に移動する(S520,S540a)。そして、この移動が完了した後に、基準上下方向位置に移動する(S530,S550)。
このため、変動表示装置23が移動を開始しても、この時点では、BB抽選(RB抽選)に当選したか否かを遊技者は判別できない。しかし、その後に変動表示装置23が第1上昇位置に配置されるか否かで、当該判別が可能となる。
つまり、BB抽選(RB抽選)に当選していない状態(以降、通常遊技モードと称す)において、遊技者は、変動表示装置23が移動するか否かに加えて、変動表示装置23が第1上昇位置に配置されるか否かに関心をもって、遊技を行う。即ち、通常遊技モードにおける遊技者の関心事が増え、通常遊技モードにおける遊技性を向上させることができる。
また、LCD33は、BB抽選に当選すると「BB」の文字を表示し、RB抽選に当選すると「RB」の文字を表示するため、遊技者は、LCD33による表示によって、BBゲーム及びRBゲームの内のどちらが提供されるかを識別することができる。
以上説明した実施形態において、図9(a)におけるS335及びS345の処理は本発明における種類報知手段である。
(第3実施形態)
以下に第3実施形態について、図面を参照しながら説明する。尚、第3実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
まず、第3実施形態における遊技機1の構成を図10,図11に基づいて説明する。図10は、遊技機1の正面図、図11は図10のB−B断面部を示す図である。
第3実施形態における遊技機1は、プレート31a,31bが省略されている点と、変動表示装置23だけでなく変動表示装置21,25も上下方向に移動可能に構成される点が、第1実施形態の遊技機1と異なる。尚、変動表示装置21,23,25の構成は同じであるため、変動表示装置23で代表して説明する。このため、変動表示装置21,25に関連する構成要素を不図示で説明する。
まず、第3実施形態における変動表示装置23が第1実施形態と異なる点は、プレート23g,23hが省略されている点と、表示面上に「BB」或いは「RB」の文字が記載された矩形状のプレート63a,63bが追加されている点である。尚、プレート63a,63bは、表示窓23cの上方において、上下方向に沿って上からプレート63a,63bの順に図柄間隔d離れて配置されるように、変動表示装置23の前面に固定される。
即ち、第3実施形態における変動表示装置21(25)が第1実施形態と異なる点は、変動表示装置23と同様にして、ナット21d(25d)と、磁石21e(25e)と、貫通孔21f(25f)と、プレート61a(65a)と、プレート61b(65b)とが追加された点である。
尚、プレート61a,63b,65aの表示面上には「RB」の文字が、プレート61b,63a,65bの表示面上には「BB」の文字が記載される。
また、第3実施形態における支持部29は、移動支持部,ガイド部材(不図示)及び位置検出部以外は第1実施形態と同じである。
即ち、移動支持部は、ナット21d(23d,25d)に螺合させたボルト211a(213a,215a)と、ボルト211a(213a,215a)を回転駆動するステッピングモータ211(213,215)と、変動表示装置21(23,25)の下面と筐体41とを連結して、変動表示装置21(23,25)を上下移動可能に支持するコイルバネ221(223,225)とから構成される。そして、ステッピングモータ211(213,215)は、このボルト211a(213a,215a)とナット21d(23d,25d)とが螺合する位置に配置されるように、筐体41の内側において筐体41に固定される。
また、ガイド部材は、筐体23aだけでなく筐体21a,25aも上下方向にのみ移動可能にガイドする。
即ち、ガイド部材の働きによって、ナット21d(23d,25d)はボルト211a(213a,215a)とともに回転しないために、ステッピングモータ211(213,215)の駆動によりボルト211a(213a,215a)が回転すると、ナット21d(23d,25d)がボルト211a(213a,215a)に沿って上下方向に移動する。つまり、ステッピングモータ211(213,215)の駆動によって、変動表示装置21(23,25)を上下方向に移動させることができる。
また、位置検出部は、磁石21eの接近を検出するホール素子センサ241(241a,241b,241c)と、磁石23eの接近を検出するホール素子センサ243(243a,243b,243c)と、磁石25eの接近を検出するホール素子センサ245(245a,245b,245c)と、ホール素子センサ241,243,245を支持する支持板230とから構成される。
尚、ホール素子センサ241a,241b,241cは、上下方向に沿って、上からホール素子センサ241a,241b,241cの順に、図柄間隔d毎に配置されるように支持板230に固定される。また、ホール素子センサ241と同様に、ホール素子センサ243,245が、支持板230に固定される。
また、当該遊技機1では通常、図10に示すように、表示窓21c,23c,25cが水平方向に整列するように変動表示装置21,23,25の上下方向位置が設定されている。そして、変動表示装置21(23,25)がこの上下方向位置で配置されている場合において、磁石21e(23e,25e)は、ホール素子センサ241b(243b,245b)と対向する位置に固定される。以降、磁石21e(23e,25e)とホール素子センサ241b(243b,245b)とが対向する時の変動表示装置21(23,25)の上下方向位置を基準上下方向位置と称す。また同様に、磁石21e(23e,25e)と、ホール素子センサ241a(243a,245a),ホール素子センサ241b(243c,245c)とが対向する時の変動表示装置21(23,25)の上下方向位置をそれぞれ、第1上昇位置,第1下降位置と称す。
次に、第3実施形態における遊技機1における制御系統の構成を図12に基づいて説明する。図12は、遊技機1の制御系統の構成を示すブロック図である。
第3実施形態における遊技機1は、図12に示すように、ホール素子センサ49及びモータ駆動回路110が省略されることと、ステッピングモータ211,213,215に駆動信号を伝えるモータ駆動回路115とホール素子センサ241,243,245とが主制御基板100に接続されること以外は、第1実施形態の遊技機1と同じである。
次に、主制御基板100のCPUが実行する処理を説明する。尚、第1実施形態と異なる部分は、BB・RB移動処理と偽BB・RB移動処理である。
まず、BB・RB移動処理を、図13(a)に基づいて説明する。図13(a)は、BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
図13(a)に示すように、第3実施形態のBB・RB移動処理において第1実施形態と異なるのは、S330,S340及びS360の処理に代わって、それぞれS330b,S340b及びS360bの処理が行われる点である。
即ち、S320にて、BBフラグF1がセットされている場合には(S320:YES)、S330bにて、ステッピングモータ211を駆動させて、ホール素子センサ241aが磁石21eを検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置21を移動(上昇)させるとともに、ステッピングモータ215を駆動させて、ホール素子センサ245aが磁石25eを検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置25を移動(上昇)させる。即ち、プレート61b,63a,65bを水平方向に整列させる。つまり、プレート61,63,65を「BB・BB・BB」の組合せで配列させる(図14(a)参照)。その後、当該BB・RB移動処理を終了する。
一方、S320にて、BBフラグF1がセットされていない場合には(S320:NO)、S340bにて、ステッピングモータ213を駆動させて、ホール素子センサ243aが磁石23eを検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置23を移動(上昇)させる。即ち、プレート61a,63b,65aを水平方向に整列させる。つまり、プレート61,63,65を「RB・RB・RB」の組合せで配列させる(図14(b)参照)。その後、当該BB・RB移動処理を終了する。
また、S350にて、BB入賞組合せ或いはRB入賞組合せで成立している場合には(S350:YES)、S360bにて、ステッピングモータ211(213,215)を駆動させて、ホール素子センサ241b(243b,245b)が磁石21e(23e,25e)を検出するまで(即ち、基準上下方向位置まで)、変動表示装置21(23,25)を移動させる。即ち、3つ全ての変動表示装置21,23,25を基準上下方向位置に戻す。その後、当該BB・RB移動処理を終了する。
次に、偽BB・RB移動処理を、図13(b)に基づいて説明する。図13(b)は、偽BB・RB移動処理を表すフローチャートである。
図13(b)に示すように、第3実施形態の偽BB・RB移動処理において第1実施形態と異なるのは、S520,S530,S540及びS550の処理に代わって、それぞれS520b,S530b,S540b及びS550bの処理が行われる点である。
即ち、S510にて、偽BBフラグF3がセットされている場合には(S510:YES)、S520bにて、ステッピングモータ211(213,215)を駆動させて、ホール素子センサ241a(243a,245a)が磁石21e(23e,25e)を検出するまで(即ち、第1上昇位置まで)、変動表示装置21(23,25)を移動(上昇)させる。即ち、3つ全ての変動表示装置21,23,25を第1上昇位置に上昇させる(図14(c)参照)。その後、S530bにて、S360bと同様に、3つ全ての変動表示装置21,23,25を基準上下方向位置に戻し、当該偽BB・RB移動処理を終了する。
一方、偽BBフラグF3がセットされていない場合には(S510:NO)、S540bにて、ステッピングモータ211(213)を駆動させて、ホール素子センサ241c(243c)が磁石21eを検出するまで(即ち、第1下降位置まで)、変動表示装置21(23)を移動(下降)させる(図14(d)参照)。その後、S550bにて、S360bと同様に、3つ全ての変動表示装置21,23,25を基準上下方向位置に戻し、当該偽BB・RB移動処理を終了する。
つまり、偽BB・RB移動処理では、プレート61,63,65を、「BB・BB・BB」及び「RB・RB・RB」と異なる組合せで配列させる。
このように構成された本実施形態の遊技機1では、BB抽選(RB抽選)に当選すると(BBフラグF1(RBフラグF2)=1)、プレート61,63,65を「BB・BB・BB」(「RB・RB・RB」)の組合せで配列させるように、変動表示装置21,23,25が移動する(S330b,S340b)。遊技者は、この組合せを確認して、BB抽選(RB抽選)に当選したことを知る。その後に、遊技者が、遊技図柄を変動表示させて、BB入賞組合せ(RB入賞組合せ)で停止表示させると、変動表示装置21,23,25が基準上下方向位置に移動し(S360b)、BBゲーム(RBゲーム)が開始される。
また、BB抽選(RB抽選)に当選していない状態において(BBフラグF1(RBフラグF2)=0)、偽BB抽選(偽RB抽選)に当選すると(偽BBフラグF3(偽RBフラグF4)=1)、プレート61,63,65を「BB・BB・BB」(「RB・RB・RB」)と異なる組合せで配列させるように、変動表示装置21,23,25が移動する(S520b,S540b)。そして、この移動が完了した後に、変動表示装置21,23,25が基準上下方向位置に移動する(S530b,S550b)。
このため、変動表示装置21,23,25が移動を開始しても、この時点では、BB抽選(RB抽選)に当選したか否かを遊技者は判別できない。しかし、その後に、プレート61,63,65が「BB・BB・BB」(「RB・RB・RB」)の組合せで配置されるか否かで、当該判別が可能となる。
つまり、BB抽選(RB抽選)に当選していない状態(通常遊技モード)において、遊技者は、変動表示装置21,23,25が移動するか否かに加えて、プレート61,63,65の配列に関心をもって、遊技を行う。即ち、通常遊技モードにおける遊技者の関心事が増え、通常遊技モードにおける遊技性を向上させることができる。
また、遊技者は、プレート61,63,65が配置される位置ではなく、プレート61,63,65が配列される組合せによって、BB抽選(RB抽選)に当選したか否かを判別することができる。つまり、当該判別を容易に行うことができる。
以上説明した実施形態において、変動表示装置21,23,25は本発明における遊技図柄表示部、変動表示装置21(23,25)の前面において表示窓21c(23c,25c)が配置されている部分は本発明における変動表示領域、変動表示装置21(23,25)の前面においてプレート61(63,65)が配置されている部分は本発明における固定表示領域、プレート61,63,65により表示されている文字(「BB」,「RB」)は本発明における報知図柄、プレート61,63,65による「BB・BB・BB」及び「RB・RB・RB」の組合せは本発明における特定報知図柄組合せである。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば、第2実施形態の遊技機1においては、LCD33による表示によって、BBゲーム及びRBゲームの内のどちらが提供されるかを遊技者に識別させるものを示したが、LCD33の代わりにカラーLEDを備え、BBゲームとRBゲームとで異なる色によってカラーLEDを発光させるようにしてもよい。
また、第3実施形態の遊技機1においては、プレート61,63,65が配列される組合せとして4種類の組合せを示したが(図14(a)〜図14(d)参照)、この他に様々な組合せが可能である。更に、組合せ配列のパターンを決定する抽選を行い、この抽選結果に基づいて、組合せ配列を決定するようにしてもよい。
遊技機1の正面図。 変動表示装置23及び支持部29の構成を説明する断面図。 遊技機1における制御系統の構成ブロック図。 遊技処理手順を示すフローチャート。 移動処理手順を示すフローチャート。 BB・RB移動処理手順及び偽BB・RB移動処理手順を示すフローチャート。 遊技機1の正面図。 遊技機1における制御系統の構成ブロック図。 BB・RB移動処理手順及び偽BB・RB移動処理手順を示すフローチャート。 遊技機1の正面図。 変動表示装置21及び支持部29の構成を説明する断面図。 遊技機1における制御系統の構成ブロック図。 BB・RB移動処理手順及び偽BB・RB移動処理手順を示すフローチャート。 プレート61,63,65の配列組合せを説明する図
符号の説明
1…遊技機、3…前扉、5…遊技部、7…メダル投入口、7a…メダル検出センサ、9…スタートレバー、11,13,15…ストップボタン、17…メダル受け皿、21,23,25…変動表示装置、21a,23a,25a…筐体、21b,23b,25b…リール、21c,23c,25c…表示窓、21d,23d,25d…ナット、21e,23e,25e…磁石、21f,23f,25f…貫通孔、23g,23h…プレート、29…支持部、31a,31b,61(61a,61b),63(63a,63b),65(65a,65b)…プレート、33…LCD、41,201…筐体、43…透明板、45,211,213,215…ステッピングモータ、45a,211a,213a,215a…ボルト、47,221,223,225…コイルバネ、49(49a,49b,49c,49d,49e),241(241a,241b,241c),243(243a,243b,243c),245(245a,245b,245c)…ホール素子センサ、51,230…支持板、100…主制御基板、110,115…モータ駆動回路、120…変動表示制御基板、130…賞球制御基板、135…払出装置、140…音声制御基板、145…スピーカ、150…LCD駆動回路。

Claims (5)

  1. 遊技図柄を変動表示するための変動表示領域を備えた遊技図柄表示部と、
    予め設定された第1外部操作が行われると前記遊技図柄表示部に前記遊技図柄を変動表示させ、その後に予め設定された第2外部操作が行われると前記遊技図柄表示部に前記遊技図柄を停止表示させる変動表示制御手段と、
    予め設定された抽選条件で抽選を行い、該抽選結果に従って、遊技者にとって有利な特定遊技を行うための特定遊技権利を発生させる抽選手段と、
    前記特定遊技権利が発生した後に、前記遊技図柄表示部が前記遊技図柄を予め設定された特定遊技図柄で停止表示すると、前記特定遊技を遊技者に対して提供する特定遊技提供手段と、
    を備えた遊技機であって、
    前記特定遊技権利が発生すると予め設定された特定位置に配置されるように、また、前記特定遊技権利が未発生の状態において予め設定された所定条件が成立すると前記特定位置とは異なる位置に配置されるように、前記遊技図柄表示部を移動させる移動手段を備える、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技図柄表示部は、前記抽選結果を報知するために用いる報知図柄を固定的に表示する固定表示領域を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 当該遊技機は、前記遊技図柄表示部を複数備え、
    前記移動手段は、前記複数の遊技図柄表示部をそれぞれ別々に移動させることにより、当該複数の遊技図柄表示部により表示される報知図柄を様々な組合せで配列させるように構成され、
    前記特定位置は、前記複数の遊技図柄表示部により表示される報知図柄が予め設定された特定報知図柄組合せで配列される位置である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 当該遊技機には、複数種類の前記特定遊技権利が設けられ、
    前記抽選手段は、更に、前記抽選結果に従って、発生させた前記特定遊技権利の種類を決定し、
    前記特定遊技提供手段は、該発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる前記特定遊技を提供し、
    前記特定位置は、前記発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の遊技機。
  5. 当該遊技機には、複数種類の前記特定遊技権利が設けられ、
    前記抽選手段は、更に、前記抽選結果に従って、発生させた前記特定遊技権利の種類を決定し、
    前記特定遊技提供手段は、該発生した特定遊技権利の種類に応じて異なる前記特定遊技を提供し、
    前記移動手段が前記遊技図柄表示部を前記特定位置に移動させると、前記発生した特定遊技権利の種類を報知する種類報知手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記載の遊技機。
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