JP4630742B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4630742B2
JP4630742B2 JP2005180894A JP2005180894A JP4630742B2 JP 4630742 B2 JP4630742 B2 JP 4630742B2 JP 2005180894 A JP2005180894 A JP 2005180894A JP 2005180894 A JP2005180894 A JP 2005180894A JP 4630742 B2 JP4630742 B2 JP 4630742B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
ball
game ball
stage
rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005180894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007000195A (ja
Inventor
真 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP2005180894A priority Critical patent/JP4630742B2/ja
Publication of JP2007000195A publication Critical patent/JP2007000195A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4630742B2 publication Critical patent/JP4630742B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、遊技盤面上の遊技領域を流下する遊技球を受け入れて、当該遊技球を転動させる第1転動部と第2転動部とを有する装飾部材が遊技盤に配設された遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機には、遊技盤の遊技領域に、例えば、液晶ディスプレイ型の可変表示器が装着され、当該可変表示器の周囲を装飾するセンター役物装置(装飾部材)が配設されている。そして、パチンコ機では、センター役物装置の下方に始動入賞口(入賞装置)が配設され、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に、複数種類の図柄を変動させて図柄組み合わせを表示する図柄組み合わせゲームが可変表示器で行われている。また、センター役物装置には、可変表示器の下部にて遊技球を転動させ、始動入賞口に入賞する機会を多くするように誘導するステージが設けられている。
ところが、センター役物装置にステージが設けられた構成は、従来から長く使用されていることから広く遊技者に知られており、マンネリ化している。このため、パチンコ機の視覚的な面白さ(ステージ上での遊技球の動き)が減少しているばかりか、ステージ上を転動する遊技球が始動入賞口に入賞するか否かというドキドキ感も得られず、遊技の面白味が十分に発揮されていない。
そこで、従来から、センター役物装置のステージ構造に種々の工夫が施されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、役物装置に上部ステージと下部ステージを設け、さらに、下部ステージを第1ステージと第2ステージの2段構成としている。そして、第1ステージの中央には第1流入口を設けると共に第2ステージの中央には第2流入口を設け、第1流入口と第2流入口とを始動入賞口の直上に設けた流出口に連通させている。この構成により、特許文献1の役物装置では、上部ステージから第2ステージに遊技球が排出された場合、当該遊技球は第2ステージ上を転動し、第2ステージから第2流入口に流入することにより、排出口から排出されて高い確率で始動入賞口に入賞する。また、特許文献1の役物装置では、第2ステージの第2流入口に遊技球が流入しなかった場合、当該遊技球は第1ステージに落下して転動し、その第1ステージにおいて第1流入口に流入すれば、排出口から排出されて高い確率で始動入賞口に入賞する。
特開2005−439号公報
特許文献1の役物装置は、前述のようにステージが2段構成とされ、第2ステージの第2流入口に流入せずに第1ステージ上に落下しても、その第1ステージの第1流入口に流入すれば、高い確率で始動入賞口に入賞することとなる。すなわち、特許文献1の役物装置では、2段構成のステージによって遊技球の動きが複雑化され、当該遊技球の動きを楽しめるようになっていると共に、第1ステージと第2ステージの両方において遊技球が入賞する期待(2度の期待)を持てるようになる。
しかしながら、パチンコ機を設置して営業を行う遊技場では、たくさんの遊技球が始動入賞口に入賞してしまうと、大当りが発生する頻度も多くなることから利益が減退してしまう。このため、遊技場では、ある程度の利益が得られるように、始動入賞口への入賞率を抑える盤面設定を行うことになる。具体的にいえば、特許文献1の役物装置を搭載したパチンコ機の場合には、上部ステージ周辺に配置された釘の調整を行って、上部ステージに遊技球を流入し難くし、第2ステージ上に遊技球が排出される割合を低下させる盤面設定を行うことになる。このような厳しい盤面設定が行われると、折角、ステージ構造に工夫を凝らしても、ステージ上での遊技球の転動機会が減らされ、遊技の面白味が充分に発揮されなくなる。
この発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技者と遊技場の利益バランスを考慮し、遊技者には遊技球の動きを充分に楽しませる一方で、遊技場においては装飾部材が遊技球を受け入れ難い盤面設定を行うことなく利益調整を図ることができる遊技機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、遊技盤に配設され、該遊技盤上の遊技領域を流下する遊技球を受け入れ、該遊技球を転動させる第1転動部と該第1転動部の下側に配置されて前記遊技球を転動させる第2転動部とを有する装飾部材と、前記遊技盤に配設された前記装飾部材の下方に配置されて前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置とを備えた遊技機において、前記第1転動部と前記第2転動部は、前記第1転動部で転動する遊技球を受け入れて前記第2転動部に排出する球導通部を介して連通されており、前記装飾部材には、前記第1転動部を転動する遊技球を前記入賞装置の直上位置から遊技者から見て左右方向において異なる不利位置に直接排出する第1不利排出部と、前記第2転動部を転動する遊技球を前記入賞装置の直上位置である有利位置に直接排出する有利排出部と、前記第2転動部を転動する遊技球を前記入賞装置の直上位置から遊技者から見て左右方向において異なる不利位置に直接排出する第2不利排出部を設け、前記第1転動部は、前記第2転動部の上方を覆うように配設されており、前記第1転動部は、遊技者から見て遊技機の左右方向に沿う長手方向中央が隆起された隆起部と遊技者から見て前記隆起部の左右が沈降された前記第1不利排出部となる沈降部とを有する正面視波型形状に形成されており、前記球導通部の入口は、前記第1転動部の長手方向中央であって、前記隆起部で転動する遊技球が流入可能な位置に配設され、前記第2転動部は、前記隆起部の真下に配置され、前記球導通部の出口から排出された遊技球を旋回させる球旋回部が形成されており、前記旋回部の中心は、遊技機の上下方向において、前記球導通部の入口と直線上に配置されており、前記球導通部の出口は、遊技球の流出方向が前記旋回部の周方向に沿うように前記旋回部の外周に沿って形成されているとともに、前記有利排出部又は前記第2不利排出部の導入口が前記球旋回部上であって当該球旋回部で旋回する遊技球が流入可能な位置に各別に配設されたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記旋回部は、遊技機の下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状に構成されており、前記旋回部には、前記有利排出部の導入口が1箇所形成されると共に、前記旋回部には、前記第2不利排出部の導入口が2箇所形成されており、前記導入口は、前記旋回部の中心周りに等間隔に配設されているとともに、前記有利排出部の導入口は、前記球導通部の入口と遊技機の上下方向において直線上に配置され、前記旋回部の下には、前記有利排出部に連通する第1通路と、前記第2不利排出部に連通する第2通路と、当該第2通路に連通する前記第2不利排出部とは異なる箇所に形成された前記第2不利排出部に連通する第3通路と、を有する球導出部が備えられ、前記有利排出部の導入口は、前記球導出部に形成された第1通路に繋がるように形成され、前記第2不利排出部の導入口は、前記球導出部に形成された第2通路及び第3通路にそれぞれ繋がるように形成され、前記2つの第2不利排出部は、遊技者から見て、前記有利排出部の右隣又は左隣に配置されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記球導通部は、遊技者から見て遊技球が遊技機の右下方向又は左下方向に流下するように形成されており、前記球導通部の出口には、遊技機の前後方向において遊技球が転動するように傾斜する傾斜路及び前記旋回部の周方向に沿って遊技球が移動するように遊技者から見て遊技機の左右方向における遊技球の移動を規制する規制部が形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、遊技者と遊技場の利益バランスを考慮し、遊技者には遊技球の動きを充分に楽しませる一方で、遊技場においては装飾部材が遊技球を受け入れ難い盤面設定を行うことなく利益調整を図ることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図6に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。また、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組み付けられている。また、前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく発光演出を行う装飾ランプ16が設けられている。また、外枠11の下部には、各種音声(効果音)を出力し、音声出力に基づく音声演出を行うスピーカ17が設けられている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、センター役物装置(装飾部材)20が配設されている。センター役物装置20は、各種の飾りが施された飾り部材TWを備え、該飾り部材TWの窓口TWaには液晶ディスプレイ型の可変表示部としての可変表示器Hが装着されている。センター役物装置20では、可変表示器Hの変動画像(又は画像表示)に基づいて表示演出が行われるようになっている。そして、可変表示器Hでは、表示演出に関連して、複数種類の図柄を複数列で変動させて図柄組み合わせを導出する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出し、該組み合わせを構成する各列の図柄の種類を1〜8の8種類の数字としている。
そして、遊技者は、可変表示器Hに最終的に停止した図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識できる。可変表示器Hに停止した全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([111][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの組み合わせとなる。大当りの組み合わせで停止した場合、遊技者には、大当り遊技(特別遊技状態)が付与される。また、可変表示器Hで停止した全列の図柄が異なる種類の場合又は1列の図柄が他の2列の図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([234][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの組み合わせとなる。
また、センター役物装置20の下方には、入賞装置としての始動入賞口24が配設されている。この始動入賞口24に遊技球が入賞する毎に、大当り遊技を付与するか否か(大当りとなるか否か)の抽選が行われ、図柄組み合わせゲームにおいてその抽選結果が表示されるようになっている。すなわち、始動入賞口24に遊技球が入賞する頻度が多いほど、大当りとなる頻度が多くなる。また、始動入賞口24の下方には、図示しないアクチュエータ(ソレノイド、モータなど)の作動によって開閉動作を行う大入賞口扉25を備えた大入賞口26が配設されている。大当り遊技が付与されると、大入賞口扉25の開動作により大入賞口26が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。
また、遊技盤13面上には、複数本の遊技釘27が所定の配列をなして配設されている。詳しく言えば、複数本の遊技釘27は、始動入賞口24の周囲を覆い、かつ、始動入賞口24の上方に流下してきた遊技球を誘導し得るように配列されている。例えば、センター役物装置20の下方には、始動入賞口24を中心として、放射状に遊技釘27(道釘などと呼ばれることがある。以下、道釘27bと示す)が配列されている。この道釘27bは、所々に間隔を空けて配列されており、この間隔の大きさによって遊技球が始動入賞口24に誘導される前に振り分けられることとなる。
また、始動入賞口24の入口の上方には、遊技球が通過可能な間隔を空けて一対の遊技釘27(へそ釘などと呼ばれることがある。以下、へそ釘27c)が配列されている。また、複数本の遊技釘27は、センター役物装置20の周囲を覆い、流下してきた遊技球をセンター役物装置20に形成されたワープ路41の入球口40に誘導し得るように配列されている。例えば、図2に示すように、センター役物装置20の左上方に形成されたワープ路41の入球口40の開口方向に沿って一対の遊技釘27(ワープ釘27aなどと呼ばれることがある。以下、ワープ釘27a)が所定間隔を空けて配列されている。これらの遊技釘27の角度や間隔などを変更することにより、盤面設定(すなわち、始動入賞口24やワープ路41の入球口40などへの入りやすさ)が変更されることとなる。
次に、センター役物装置20の構成について詳しく説明する。
センター役物装置20には、センター役物装置20の左側上方に形成された入球口40に入球した遊技球をセンター役物装置20に設けられたステージ50に案内する案内通路としてのワープ路41が設けられている(図2において破線で示す)。ワープ路41の出球口42は、ステージ50上の左側に配置されており、ワープ路41に案内された遊技球は出球口42からステージ50上に排出されるようになっている。
センター役物装置20に設けられたステージ50は、遊技球が転動可能に構成されている。ステージ50は、可変表示器Hの下方側において当該可変表示器Hの表示領域面よりも前方に突出するように形成されている(図3参照)。このステージ50は、ワープ路41の出球口42から遊技球が排出される第1ステージ51と、第1ステージ51の下側に配置される第2ステージ61から構成されている。従って、本実施形態の第1ステージ51は、第1転動部となる。また、第2ステージ61は、第1ステージ51の下側に配置される第2転動部となる。
第1ステージ51は、図2に示すように、正面視波型形状に形成されている。具体的には、第1ステージ51は、パチンコ機10の左右方向に沿って長く形成されており、第1ステージ51の長手方向中央(左右方向中央)には、パチンコ機10の上方へ隆起する隆起部52が設けられている。また、当該隆起部(中央部)の左右両側には、パチンコ機10の下方へ沈降する沈降部53a,53bが隣接している。
前記隆起部52の左右方向中央には、図3に示すように、パチンコ機10の前後方向に沿って形成された誘導凹部54が配設されている。この誘導凹部54は、奥側(可変表示器H側)に近づくほどより深く窪むように形成されている。
また、沈降部53a,53bは、パチンコ機10の手前ほど、パチンコ機10の下方に窪むように形成されている。そして、沈降部53a,53bはその手前側(可変表示器Hの反対側)端部がステージ50の正面に開放されており、第1ステージ51から遊技領域13aに遊技球を排出する第1不利排出部として構成されている。沈降部53a,53bは、沈降部53a,53bの直下の遊技領域13aに遊技球を排出するように形成されている。なお、本明細書において、遊技領域13aは、センター役物装置20の配設部位を除く遊技盤13面内の領域を指す。
これらの沈降部53a,53bは、始動入賞口24の直上に配置されておらず、始動入賞口24からパチンコ機10の左右方向へ所定距離離れた位置の上方にそれぞれ配置されている。具体的には、沈降部53a,53bは道釘27bの直上に配設されており、沈降部53a,53bから排出された遊技球が、始動入賞口24に入賞するためには、道釘27bと衝突して始動入賞口24に入賞するように跳ね返る必要がある。従って、沈降部53a,53bは始動入賞口24の直上位置とは異なる不利位置、すなわち、遊技球が始動入賞口24に到達しにくい経路上に遊技球を排出する位置に配置されている。
窓口TWaの下方であって、その中央部には、図4に示すように、第1ステージ51と第2ステージ61を連通する球通路55が形成されている。そして、第1ステージ51の左右方向中央であって、その奥方には、球通路55の入口が配設されている。すなわち、隆起部52の誘導凹部54は、球通路55に遊技球を誘導するように形成されている。球通路55は、遊技球がその入口を抜けた後、図5において球通路55の入口から右下方向へ流下するように斜めに形成されている。そして、球通路55の出口において、遊技球がパチンコ機10の手前側(遊技者側)に転動するように手前方向へ傾斜する傾斜路55a(図4参照)、及び遊技球の右方向への移動を規制するようにパチンコ機10の前後方向に沿って形成された規制部56(図6(a)参照)が配設されている。この球通路55の出口は、第2ステージ61上の右側に配設されている。このため、遊技球は、球通路55を通過して、第1ステージ51から第2ステージ61に移動することができる。従って、本実施形態の球通路55は、第1ステージ51と第2ステージ61とを連通する球導通部となる。
次に、第2ステージ61について説明する。
第2ステージ61は、図6に示すように、円形の外周を有し、パチンコ機10の下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状の受け皿(一般的に、クルーンと呼ばれる。以下、クルーンと示す)62を有している。このクルーン62は、外周縁から中心に向かって所定角度の傾斜を有している。そして、球通路55の出口は第2ステージ61の右側に配置され、当該出口には、遊技球をパチンコ機10の手前側に転動させる傾斜路55a及び規制部56が配設されている。このため、球通路55を通過した遊技球は、クルーン62の外周に沿って、遊技者側へ転動することとなる。クルーン62の外周に沿って手前側に転動した遊技球は、その後、すり鉢状のクルーン62の形状に従って、クルーン62の中心に近づくように、時計回りに旋回するようになっている。従って、本実施形態のクルーン62は、遊技球を旋回させる球旋回部となる。
クルーン62には、図6(b)に示すように、3つの貫通孔63が配設されている。これらの貫通孔63は、遊技球の直径よりも大きい直径を有している。貫通孔63は、クルーン62の中心の近傍に配設されており、その中心周りにほぼ等間隔に配設されている。そして、図6(a)に示すように、貫通孔63のうち一つは、当該クルーン62の中心よりも、パチンコ機10の手前に配置され、他の2つは、クルーン62の中心よりもパチンコ機10の奥方に配置されている。以下、手前に配置された貫通孔63を第1貫通孔63aと示し、奥に配置された貫通孔63のうち図6(a)において左側に配置された貫通孔63を第2貫通孔63bと示し、図6(a)において右側に配置された貫通孔63を第3貫通孔63cと示す。
なお、このクルーン62は、第1ステージ51の隆起部52のほぼ真下に配設されている。すなわち、第1ステージ51は、クルーン62の上方を覆うように配設されている。従って、ワープ路41の出球口42から第1ステージ51及び球通路55を通過することなく第2ステージ61に移動することはない。また、隆起部52の手前側端部(誘導凹部54と対向する端部)は、図3、図4に示すように、パチンコ機10の上方へ反り上がるように形成されている。このため、センター役物装置20の手前側端部において、第1ステージ51(より詳しくは隆起部52)と第2ステージ61(より詳しくはクルーン62)との間には、遊技球を遊技領域13aから直接クルーン62に流入可能とする流入領域90が形成されることとなる。従って、遊技球は、ワープ路41及び第1ステージ51を通過しなくても、遊技釘27と衝突して跳ね返ることにより、遊技領域13aから直接第2ステージ61のクルーン62に流入する場合がある。
そして、このクルーン62の下には、球導出部64が配設されている。当該球導出部64は、図6(c)に示すように、略四角形状の底部65に、当該底部65の外周に沿って略コ字状の外壁部66が立設されている。外壁部66は、球導出部64がパチンコ機10に配置されたとき、パチンコ機10の手前側が開口するように配設されている。この球導出部64は、第1仕切壁67a及び第2仕切壁67bにより、3つの通路に分かれている。具体的には、球導出部64の左右方向中央に沿って所定位置まで略コ字状の第1仕切壁67aが形成されている。当該第1仕切壁67aは、外壁部66と同方向に開口するように形成されている。そして、外壁部66と第1仕切壁67aとで囲まれた領域を左右2等分するように、第1仕切壁67aの後方から外壁部66へと球導出部64の中央に沿って第2仕切壁67bが立設されている。
そして、底部65のうち、第1仕切壁67aによって仕切られた通路(以下、第1通路と示す)65aは、クルーン62の第1貫通孔63aと繋がるように配置される。すなわち、クルーン62の第1貫通孔63aから球導出部64に落下した遊技球は、第1通路65aに流下することとなる。また、残りの通路のうち、図6(c)において、球導出部64の左側に位置する通路(以下、第2通路と示す)65bは、クルーン62の第2貫通孔63bと繋がるように配置される。すなわち、クルーン62の第2貫通孔63bから球導出部64に落下した遊技球は、第2通路65bに流下することとなる。同様に、残りの通路のうち、図6(c)において、球導出部64の右側に位置する通路(以下、第3通路と示す)65cは、クルーン62の第3貫通孔63cと繋がるように配置される。すなわち、クルーン62の第3貫通孔63cから球導出部64に落下した遊技球は、第3通路65cに流下することとなる。
そして、第1通路65aは、パチンコ機10の手前側端部において、センター役物装置20から遊技球を遊技領域13aに排出する第1排出口70に連通している。この第1排出口70は始動入賞口24の真上となる有利位置に配置されている。第1排出口70は、パチンコ機10の左右方向において、へそ釘27cの間に配置されている。このため、第1排出口70から排出された遊技球は、左右一対のへそ釘27cの間から真下に落下していくことになり、始動入賞口24へ入賞しやすくなっている(図4参照)。すなわち、第1排出口70は、遊技球が始動入賞口24に到達しやすい経路上に遊技球を排出する位置に配置されている。以上のことから、本実施形態では、第1貫通孔63a、第1通路65a、第1排出口70により有利排出部が構成されている。また、第1貫通孔63aは、有利排出部の導入口となる。
一方、第2通路65bは、パチンコ機10の手前側端部において、センター役物装置20から遊技球を遊技領域13aに排出する第2排出口71に連通している。この第2排出口71は、前述した第1排出口70の左隣に配設されている。すなわち、第2排出口71は、始動入賞口24の真上でない不利位置に配置されている。このため、当該第2排出口71から排出された遊技球は、へそ釘27cなどの遊技釘27と衝突して始動入賞口24へ入賞するように跳ね返らなくてはならないので、始動入賞口24へ入賞しにくくなっている。すなわち、第2排出口71は、遊技球が始動入賞口24に到達しにくい経路上に遊技球を排出する位置に配置されている。同様に、第3通路65cは、パチンコ機10の手前側端部において、センター役物装置20から遊技球を遊技領域13aに排出する第3排出口72に連通している。この第3排出口72は、前述した第1排出口70の右隣に配設されている。すなわち、第3排出口72は、始動入賞口24の真上でない不利位置に配置されている。このため、当該第3排出口72から排出された遊技球は、へそ釘27cなどの遊技釘27と衝突して始動入賞口24へ入賞するように跳ね返らなくてはならないので、始動入賞口24へ入賞しにくくなっている。すなわち、第3排出口72は、遊技球が始動入賞口24に到達しにくい経路上に遊技球を排出する位置に配置されている。以上のことから、本実施形態では、第2貫通孔63b、第2通路65b及び第2排出口71が第2不利排出部として構成されている。同様に、第3貫通孔63c、第3通路65c及び第3排出口72が第2不利排出部として構成されている。また、第2貫通孔63b及び第3貫通孔63cは、第2不利排出部の導入口となる。
次に、発射装置19から発射された遊技球がセンター役物装置20を介して始動入賞口24に入賞する場合の動きについて説明する。
発射装置19が操作されると、当該発射装置19により上球皿15に貯留された遊技球が遊技領域13aに発射される。そして、発射された遊技球は、遊技領域13aを流下し、遊技釘27により、ワープ路41の入球口40へと誘導される。この遊技球は、ワープ釘27aの間を通過してワープ路41の入球口40に入球すると、ワープ路41を通過してワープ路41の出球口42からステージ50の第1ステージ51へ排出される。
出球口42から正面視波型形状の第1ステージ51上に遊技球が排出されると、遊技球は、第1ステージ51上をパチンコ機10の左右方向にゆらゆらと(つまり、第1ステージ51の形状に従って速度を変えながら)転動する(図3において矢印で示す)。そして、遊技球は、左右方向への勢いがなくなると最終的に、沈降部53a,53bの手前側端部から遊技盤13a面上に排出される、又は、第1ステージ51に設けられた誘導凹部54に従って、第1ステージ51の中央部分の奥に配設された球通路55の入口へ誘導される。
沈降部53a,53bから第1ステージ51外(遊技盤13面上)へ排出される遊技球は、始動入賞口24の真上でない位置から排出されるので(図4参照)、遊技盤13上に設けられた遊技釘27(道釘27bなど)と衝突することとなる。このため、沈降部53a,53bから排出された遊技球のうち、一部は、遊技盤13上に設けられた遊技釘27(道釘27bなど)と衝突して始動入賞口24へ入賞するように跳ね返ることにより、始動入賞口24に入賞する。それ以外の遊技球は、始動入賞口24に入賞することなく、遊技盤13の下方に設けられたアウト口(図示略)からパチンコ機10外へ排出される、又は大入賞口26に入賞する(但し、大当り遊技中のみ)。なお、遊技釘27の配列にもよるが、一般的に、沈降部53a,53bから排出された遊技球のうち、大部分は、始動入賞口24に入賞することなく、アウト口からパチンコ機10外へ排出されることとなる。すなわち、始動入賞口24の真上に設けられた第1排出口70から排出される場合よりも遊技球が入賞する割合(入賞率)が低くなる。
一方、球通路55の入口へ誘導された遊技球は、球通路55を通過して、クルーン62の右側に排出される。このとき、球通路55の出口において形成された傾斜路55aにより、遊技球は、パチンコ機10の手前側に進行するように勢いがつけられているので、クルーン62の形状に従って、クルーン62上を時計回りに旋回することとなる(図6(b)参照)。
なお、クルーン62と第1ステージ51の隆起部52との間には、流入領域90が確保されているので、遊技釘27と衝突することにより遊技領域13aから流入領域90を通過して直接クルーン62に遊技球が流入する場合がある。また、球通路55を通過した遊技球が、そのまま流入領域90から遊技領域13aへ排出される場合がある。
そして、クルーン62において、旋回する遊技球は、3つの貫通孔63のうちいずれかの貫通孔63から球導出部64に落下する。すなわち、遊技球は、通過する貫通孔63の位置により、第1通路65a〜第3通路65cのいずれかに落下する。第1通路65aに落下した遊技球は、第1排出口70を介して始動入賞口24の真上から遊技領域13aに排出される。この遊技球は、多くの場合、へそ釘27cの間を通過して始動入賞口24に入賞する(図4参照)。すなわち、沈降部53a,53bや第2排出口71、第3排出口72から排出される場合よりも遊技球が入賞する割合(入賞率)が高くなる。
一方、第2通路65b(又は第3通路65c)に落下した遊技球は、第2排出口71(又は第3排出口72)を介して始動入賞口24の直上位置から所定間隔ずれた位置から遊技領域13aに排出される(図4参照)。この遊技球が始動入賞口24に入賞するためには、遊技釘27(道釘27b又はへそ釘27c)と衝突して始動入賞口24へ入賞するように跳ね返る必要があるため、始動入賞口24の真上に設けられた第1排出口70から排出される場合よりも遊技球が入賞する割合(入賞率)が低くなる。
以上のように、遊技球は、第1ステージ51においてパチンコ機10の左右方向へ直線移動したり、第2ステージ61において旋回運動したり、沈降部53a,53bや第1排出口70などから垂直落下したりする。すなわち、センター役物装置20内において、遊技球は、さまざまな動きを行うので、遊技者の興趣が向上する。
また、遊技球は、遊技領域13aにおいて、遊技釘27と衝突することにより、遊技者の予測外の動きをすることがある。例えば、始動入賞口24の真上でない位置から遊技領域13aへ排出されたにもかかわらず、遊技釘27と衝突して跳ね返ることにより、始動入賞口24に入賞する場合があり、逆に始動入賞口24の真上から排出されたにも拘わらずへそ釘27cと衝突して始動入賞口24に入賞しない場合もある。このため、遊技球は、さまざまな動きを行い、予測しにくいので、遊技者の興趣が向上する。さらに、複数の遊技球が遊技領域13aやステージ50に存在する場合、互いに衝突する場合があるので、さらに予想外の動きとなる場合があり、遊技者の興趣が向上する。
そして、遊技球は、第1ステージ51において、入賞率が低い沈降部53a,53bから排出されるか否か振り分けられ、更に第2ステージ61においても、入賞率が低い第2貫通孔63b又は第3貫通孔63cから排出されるか否か振り分けられる。このため、ワープ釘27aの間の間隔を狭くして、ワープ路41に入らないようにしなくても、入賞率が高くなりすぎることがない。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)球通路55を介して連通された第1ステージ51と第2ステージ61を上下配置したセンター役物装置20において、第1ステージ51には、第1ステージ51から遊技盤13面上の不利位置(始動入賞口24の直上でない位置)に遊技球を直接排出する沈降部53a,53bを設けた。それとともに、第2ステージ61には、第2ステージ61から遊技球を遊技盤13面上の有利位置(始動入賞口24の直上)又は不利位置に遊技球を直接排出する第1排出口70〜第3排出口72への導入口となる第1貫通孔63a〜第3貫通孔63cを設けた。第1ステージ51を転動する遊技球は、球通路55に流入することで始動入賞口24に入賞する割合が高められる一方で、球通路55に流入しなかった場合には不利位置に直接排出されることとなる。また、球通路55に流入した遊技球は、さらに、第1排出口70〜第3排出口72のいずれかに振り分けられる。このため、第1ステージ51上の遊技球が始動入賞口24に入賞されるには、まず、球通路55に流入して第2ステージ61に排出される必要がある。換言すれば、第1ステージ51を転動する遊技球が球通路55に流入しなかった場合、その遊技球が始動入賞口24に入賞する割合(入賞率)は極めて低くなる。従って、第1ステージ51で遊技球の入賞率の高低が振り分けられ、更に第2ステージ61においても入賞率の高低が振り分けられることで、遊技場においてはセンター役物装置20が遊技球を受け入れ難い盤面設定(厳しい盤面設定)を行うことなく利益調節を図ることができる。すなわち、センター役物装置20が遊技球を受け入れ易い盤面設定を行っても、始動入賞口24への入賞率が極端に高くなることなく、遊技場の利益が減退してしまうことがない。そして、盤面設定が厳しくされないことにより第1ステージ51などに遊技球が転動する機会(頻度)が増加し、遊技者に遊技球の動きを充分に楽しませることができる。その結果、遊技者と遊技場の利益バランスを考慮したパチンコ機10を提供することができる。
(2)第1ステージ51と第2ステージ61との間に流入領域90を形成することにより、第2ステージ61(のクルーン62)に遊技球が到達するチャンスを増やすことができる。そして、遊技領域13aを流下する遊技球、すなわち、センター役物装置20に受け入れられなかった遊技球、及び沈降部53a,53bから排出された遊技球の動きに高い興趣を与えることができる。すなわち、遊技釘27と衝突して跳ね返って第2ステージ61に到達した後に、始動入賞口24に入賞する可能性があるので、始動入賞口24の配設部位を通過するまで遊技球の動きを楽しませることができる。そして、第1ステージ51は、第2ステージ61の上方を覆うように配設されているので、第1ステージ51を介さずに遊技球が流入領域90を経由して直接第2ステージ61に流入する可能性が抑えられ、入賞率が極端に高くなることもない。
(3)第1ステージ51を転動する遊技球の動きは、パチンコ機10の左右方向への直線運動となる一方で、第2ステージ61を転動する遊技球の動きは、パチンコ機10の上下方向に沿う垂直軸線回りでの旋回運動となる。このため、複数のステージを設けた場合において、各ステージ(第1ステージ51と第2ステージ61)での遊技球の動きに変化を与え、視覚的な面白さを向上させることができる。特に、直線運動と旋回運動とを組み合わせたことにより、その変化を大きく見せることができる。
(4)有利位置を始動入賞口24の直上位置に設定することにより、第1排出口70を経由した遊技球の方が有利であること(始動入賞口24に入賞しやすい)を遊技者に視覚的に捉えさせることができる。その結果、第1ステージ51及び第2ステージ61を転動する遊技球の動きに遊技者を注目させ、その動きに伴って入賞への期待感を変化させることができる。
尚、上記実施形態は、次のような別の実施形態(別例)にて具体化できる。
○上記実施形態では、始動入賞口24の直上位置に第1排出口70を設けたが、遊技球が遊技釘27の配列などにより、始動入賞口24に入賞しやすい経路上に第1排出口70から排出されるならば、始動入賞口24の直上位置に設けなくても良い。
○上記実施形態では、第1ステージ51と第2ステージ61との間に遊技領域13aから直接第2ステージ61に遊技球が流入できるように、流入領域90を設けたが、設けなくても良い。
○上記実施形態では、第2ステージ61の遊技球を有利位置に排出する第1排出口70を1つだけ設けたが、複数箇所設けても良い。例えば、始動入賞口24が複数ある場合、第1排出口70の数を増やし、それに伴って第1排出口70と繋がる第1通路65a及び第1貫通孔63aの数を増やしても良い。
○上記実施形態では、第2ステージ61の遊技球を不利位置に排出する排出口(第2排出口71及び第3排出口72)を2つ設けたが、任意の数に変更しても良い。例えば、排出口を1つにしても良く、また、3つ以上にしても良い。この場合、排出口の数に伴い、通路及び貫通孔の数を増減してもよい。
○上記実施形態において、沈降部53a,53b及び第2ステージ61の遊技球を不利位置に排出する排出口(第2排出口71及び第3排出口72)の位置は、始動入賞口24へ入賞しにくい経路上に遊技球が排出されるならば、任意に変更しても良い。
○上記実施形態において、第2ステージ61は、クルーン62を有し、遊技球を旋回させた後、貫通孔63に流入することにより、第1排出口〜第3排出口72のいずれかに振り分けていた。この別例として、第2ステージ61を、第1ステージ51と同様に、隆起部と沈降部を有する正面視波型形状のステージにしてもよい。
○上記実施形態において、第1ステージ51に、隆起部52を複数配設しても良く、また、沈降部53a、53bの数を増減しても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記有利位置は、前記入賞装置の直上位置であり、前記不利位置は、前記入賞装置の直上位置とは異なる位置であることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ロ)前記有利位置は、前記遊技領域を流下する遊技球が前記入賞装置に到達しやすい経路上に前記遊技球を排出する位置であり、前記不利位置は、前記遊技球が前記入賞装置に到達しにくい経路上に前記遊技球を排出する位置であることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ハ)前記装飾部材には、前記遊技領域を流下する遊技球を入球可能な入球口が設けられていると共に、当該入球口に入球した遊技球を前記第1転動部に向けて直接案内する案内通路が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 表示装置を示す拡大正面図。 ステージを示す斜視図。 ステージと始動入賞口との位置関係を示す正面図。 球通路の形状を示す正面図。 (a)は、第2ステージの斜視図、(b)は、クルーンの斜視図、(c)は、球導出部の斜視図。
符号の説明
10…パチンコ遊技機(遊技機)、13…遊技盤、13a…遊技領域、20…センター役物装置(装飾部材)、24…始動入賞口(入賞装置)、41…ワープ路(案内通路)、50…ステージ、51…第1ステージ(第1転動部)、52…隆起部、53a、53b…沈降部(第1不利排出部)、54…誘導凹部、55…球通路(球導通部)、61…第2ステージ(第2転動部)、62…クルーン(球旋回部)、63…貫通孔(導入口)、63a…第1貫通孔(導入口)、63b…第2貫通孔(導入口)、63c…第3貫通孔(導入口)、70…第1排出口、71…第2排出口、72…第3排出口、90…流入領域、H…可変表示器、TW…飾り部材。

Claims (3)

  1. 遊技盤に配設され、該遊技盤上の遊技領域を流下する遊技球を受け入れ、該遊技球を転動させる第1転動部と該第1転動部の下側に配置されて前記遊技球を転動させる第2転動部とを有する装飾部材と、前記遊技盤に配設された前記装飾部材の下方に配置されて前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な入賞装置とを備えた遊技機において、
    前記第1転動部と前記第2転動部は、前記第1転動部で転動する遊技球を受け入れて前記第2転動部に排出する球導通部を介して連通されており、
    前記装飾部材には、前記第1転動部を転動する遊技球を前記入賞装置の直上位置から遊技者から見て左右方向において異なる不利位置に直接排出する第1不利排出部と、前記第2転動部を転動する遊技球を前記入賞装置の直上位置である有利位置に直接排出する有利排出部と、前記第2転動部を転動する遊技球を前記入賞装置の直上位置から遊技者から見て左右方向において異なる不利位置に直接排出する第2不利排出部を設け、
    前記第1転動部は、前記第2転動部の上方を覆うように配設されており、
    前記第1転動部は、遊技者から見て遊技機の左右方向に沿う長手方向中央が隆起された隆起部と遊技者から見て前記隆起部の左右が沈降された前記第1不利排出部となる沈降部とを有する正面視波型形状に形成されており、
    前記球導通部の入口は、前記第1転動部の長手方向中央であって、前記隆起部で転動する遊技球が流入可能な位置に配設され、
    前記第2転動部は、前記隆起部の真下に配置され、前記球導通部の出口から排出された遊技球を旋回させる球旋回部が形成されており、
    前記旋回部の中心は、遊技機の上下方向において、前記球導通部の入口と直線上に配置されており、
    前記球導通部の出口は、遊技球の流出方向が前記旋回部の周方向に沿うように前記旋回部の外周に沿って形成されているとともに、前記有利排出部又は前記第2不利排出部の導入口が前記球旋回部上であって当該球旋回部で旋回する遊技球が流入可能な位置に各別に配設されたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記旋回部は、遊技機の下方に向かうにつれて次第に内径が小さくなるすり鉢状に構成されており、
    前記旋回部には、前記有利排出部の導入口が1箇所形成されると共に、前記旋回部には、前記第2不利排出部の導入口が2箇所形成されており、
    前記導入口は、前記旋回部の中心周りに等間隔に配設されているとともに、前記有利排出部の導入口は、前記球導通部の入口と遊技機の上下方向において直線上に配置され、
    前記旋回部の下には、前記有利排出部に連通する第1通路と、前記第2不利排出部に連通する第2通路と、当該第2通路に連通する前記第2不利排出部とは異なる箇所に形成された前記第2不利排出部に連通する第3通路と、を有する球導出部が備えられ、
    前記有利排出部の導入口は、前記球導出部に形成された第1通路に繋がるように形成され、
    前記第2不利排出部の導入口は、前記球導出部に形成された第2通路及び第3通路にそれぞれ繋がるように形成され、
    前記2つの第2不利排出部は、遊技者から見て、前記有利排出部の右隣又は左隣に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記球導通部は、遊技者から見て遊技球が遊技機の右下方向又は左下方向に流下するように形成されており、
    前記球導通部の出口には、遊技機の前後方向において遊技球が転動するように傾斜する傾斜路及び前記旋回部の周方向に沿って遊技球が移動するように遊技者から見て遊技機の左右方向における遊技球の移動を規制する規制部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
JP2005180894A 2005-06-21 2005-06-21 遊技機 Expired - Fee Related JP4630742B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005180894A JP4630742B2 (ja) 2005-06-21 2005-06-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005180894A JP4630742B2 (ja) 2005-06-21 2005-06-21 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007000195A JP2007000195A (ja) 2007-01-11
JP4630742B2 true JP4630742B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=37686345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005180894A Expired - Fee Related JP4630742B2 (ja) 2005-06-21 2005-06-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4630742B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4847897B2 (ja) * 2007-03-06 2011-12-28 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP5183158B2 (ja) * 2007-11-13 2013-04-17 高砂電器産業株式会社 パチンコ遊技機
JP2012011081A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Daito Giken:Kk 遊技台
JP5604349B2 (ja) * 2011-03-29 2014-10-08 株式会社ニューギン 遊技機

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333066A (ja) * 1998-05-27 1999-12-07 Sega Enterp Ltd パチンコ遊戯装置
JP2002177500A (ja) * 2000-12-14 2002-06-25 Heiwa Corp パチンコ機の盤面構成装置
JP2003093635A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2004073264A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Heiwa Corp パチンコ機のセンター飾り
JP2004275274A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Newgin Corp 球流通部材およびこの球流通部材を備える装飾部材
JP2004329686A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Takeya Co Ltd 遊技機における遊技球の誘導装置
JP2006239294A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Olympia:Kk 遊技機のステージ構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11333066A (ja) * 1998-05-27 1999-12-07 Sega Enterp Ltd パチンコ遊戯装置
JP2002177500A (ja) * 2000-12-14 2002-06-25 Heiwa Corp パチンコ機の盤面構成装置
JP2003093635A (ja) * 2001-09-27 2003-04-02 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2004073264A (ja) * 2002-08-09 2004-03-11 Heiwa Corp パチンコ機のセンター飾り
JP2004275274A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Newgin Corp 球流通部材およびこの球流通部材を備える装飾部材
JP2004329686A (ja) * 2003-05-09 2004-11-25 Takeya Co Ltd 遊技機における遊技球の誘導装置
JP2006239294A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Olympia:Kk 遊技機のステージ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007000195A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4748620B2 (ja) 遊技機
JP5189539B2 (ja) 弾球遊技機
JP6782988B2 (ja) 遊技機
JP6140057B2 (ja) 遊技機
JP2008246020A (ja) パチンコ遊技機
JP2007236787A (ja) 遊技機
JP2008017861A (ja) パチンコ機
JP2009000297A (ja) 遊技機
JP2017051386A (ja) 遊技機
JP4990690B2 (ja) 遊技機
JP5215809B2 (ja) 弾球遊技機
JP4630742B2 (ja) 遊技機
JP2008212355A (ja) 遊技機
JP2016034437A (ja) 弾球遊技機
JP2008086488A (ja) パチンコ遊技機
JP5367938B2 (ja) 遊技機
JPWO2007108310A1 (ja) 遊技機
JP4614683B2 (ja) 遊技機
JP5277382B2 (ja) 遊技機
JP4039117B2 (ja) 遊技機
JP2016193130A (ja) 遊技機
JP5620226B2 (ja) パチンコ機の遊技盤
JP2008212494A (ja) 遊技機
JP6782987B2 (ja) 遊技機
JP2007029253A (ja) パチンコ機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4630742

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees