JP2016193130A - 遊技機 - Google Patents

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JP2016193130A JP2015075147A JP2015075147A JP2016193130A JP 2016193130 A JP2016193130 A JP 2016193130A JP 2015075147 A JP2015075147 A JP 2015075147A JP 2015075147 A JP2015075147 A JP 2015075147A JP 2016193130 A JP2016193130 A JP 2016193130A
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友一 前原
亮 橋口
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亮 橋口
亮太郎 吉水
Ryotaro Yoshimizu
亮太郎 吉水
志朗 齊藤
Shiro Saito
志朗 齊藤
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Abstract

【課題】遊技球が遊技領域を流下する場合において、当初の設計確率に基づいて入賞口へ入賞させる蓋然性を高めた遊技機の提供。
【解決手段】
遊技球が流下可能な遊技領域4aに、遊技釘Nと、遊技領域4aから受け入れた遊技球を転動させる得るステージ20と、遊技球の入賞が大当りに係る抽選の契機となる始動入賞口214とを備える遊技機であって、ステージ20は、転動した遊技球をステージ20上から離脱させる離脱部221、227と、遊技球の入賞が賞球の払い出しの契機となる一般入賞口225と、遊技球を前記一般入賞口に向けて転動させることが可能な第1経路225aと、遊技球を前記始動入賞口または前記離脱部に向けて転動させることが可能な第2経路221a、226と、受け入れた遊技球の第1経路225aへの転動確率を、第2経路221a、226への転動確率よりも高くなるように誘導可能な誘導部211、212、213とを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、入賞口を設けるステージを備えた遊技機に関する。
従来、パチンコ店等の遊技ホールに設置されている遊技機(パチンコ機、弾球遊技機)には、遊技盤において遊技球が流下する遊技領域が設けられ、遊技者の操作によって当該遊技領域の上流に発射された遊技球が流下した際の一の結果となる入賞により所定数の遊技球が賞球として払い出される一般入賞口や、他の結果となる入賞により通常の遊技状態(通常状態)よりも遊技者に有利な遊技状態である大当り遊技が生起される大当り、またははずれを決定するための当否抽選が行われる始動入賞口等が設けられる。
一般的に、このような遊技機の遊技領域には、当該遊技領域の上部から下部に向かって流下する遊技球を不規則に分散させるとともに一般入賞口や始動入賞口へ誘導可能とするために多数の遊技釘が配設されている。
遊技釘は当接した遊技球の流下方向を変化させ、また流下速度を減速させる機能を有し、遊技盤に対して略直立する遊技釘の角度(向き)は所定の力(遊技球の衝突等による衝撃)が加えられることに基づいて変化し得る(例えば、曲がる)素材(例えば、真鍮等の金属)で形成されている。このような構成から、遊技釘は、変化後の角度に応じて遊技釘に当接した遊技球の一般入賞口や始動入賞口への入賞を容易、又は当該入賞を阻害する(困難とする)という不公平感を遊技者に与え得るようになっている。
この種の遊技機では、パチンコ店等において一般入賞口や始動入賞口への遊技球の入賞を困難とするように遊技釘の角度(向き)を意図的に調整する不正が行われることがあり、遊技機の当初の設計通りに遊技球が流下せず、一般入賞口や始動入賞口へ転動しない場合または転動させ難くなってしまう場合がある。
その結果、所定の単位時間あたりに発射された遊技球の個数に対する始動入賞口への入賞率が低下して、当初の設計の際の入賞数率に到達しないことから当否抽選が行われる機会が低下し、また、同様に一般入賞口の入賞率が低下して賞球の払出しが行われる機会が少なくなるため、意図的に調整がされていない遊技機よりも、多い遊技球を遊技領域に発射させた場合であっても大当りとなり難く、かつ所定の単位時間の遊技を行うにあたり遊技球の発射数に対する賞球(払い戻し球)の獲得数が少なく、遊技球が消費し易い(持ち球が維持し難い)印象を与え、遊技者が継続して遊技を行うモチベーションが低下する虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、遊技球が遊技領域を流下する場合において、当初の設計確率に基づいて入賞口へ入賞させる蓋然性を高めた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明は、発射装置によって発射された遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられ、当接した遊技球の流下方向を変化させる遊技釘と、前記遊技領域を流下する遊技球を所定の入口部から受け入れ可能とし、受け入れた遊技球を転動させることが可能なステージと、遊技球の入賞が遊技者に有利な遊技状態を生起させうる抽選の契機となる始動入賞口とを備える遊技機であって、前記ステージは、前記入口部から受け入れた遊技球を前記ステージ上から離脱させる離脱部と、遊技球の入賞が所定数の賞球の払い出しの契機となる一般入賞口と、遊技球を前記一般入賞口に向けて転動または流下させることが可能な第1経路と、遊技球を前記始動入賞口または前記離脱部に向けて転動または流下させることが可能な第2経路と、前記受け入れた遊技球が前記第1経路に転動する確率を、前記第2経路に転動する確率よりも高くなるように誘導可能な誘導部とを設ける。
第1の発明では、遊技領域を流下する遊技球を所定の入口部から受入れて、当該遊技球を転動させるステージは、遊技釘の代わりに、例えば、樹脂成型により、一般入賞口及び始動入賞口、離脱部のいずれかへ向けて転動または流下可能な複数の経路(第1経路または第2経路)を、例えば、所定の凹凸形状(具体的には、溝状等)とすることによって、遊技釘を備えない構成をなしている。
遊技釘は、上述の通り、例えば、真鍮等の金属製であって、遊技球の衝突等により、遊技盤に対する角度が変化する場合があるため、遊技釘を設けた領域においては、遊技釘の変化後の角度に応じて入賞確率が変動することにより不公平感が生じ得る場合がある。
第1の発明では、当該ステージを転動する遊技球は遊技釘との当接による影響を受けることなく、誘導部(例えば、遊技球を複数方向のうちのいずれかの方向へ誘導可能とする形状(凹凸形状や開口形状など)において予め定めた誘導割合に基づく設計通りの確率(設計確率)の範囲内で一般入賞口や始動入賞口、離脱部のいずれかに向けて遊技球を転動させることが可能となっている。従って、第1の発明のステージにおいては、入賞確率が変動することがないため、不公平感が生じ得ない(遊技機の性能の個体差が生じ得ない)遊技を提供することができるようになっている。
第2経路からの遊技球を受ける離脱部は、例えば、遊技盤の裏側に向けて遊技球を排出可能とさせる排出口、またはステージから再び遊技領域へ戻すよう遊技球を放出可能とする通過口を含むものである。この離脱部(排出口、通過口)をステージに設けることにより、ステージ上を転動して一時的に滞留した遊技球を、ステージ外に離脱させることが可能となり、遊技球の円滑な残留抑制処理ができるため好適である。
また、このような遊技機の始動入賞口においては、遊技球の入賞を、遊技者に有利な遊技状態を生起させうる抽選の契機とするとともに、所定数の賞球の払い出しの契機とした場合には、一回の入賞で賞球の獲得機会、及び上述の抽選の機会が付与されるため、遊技が単調となることを抑制でき、好適である。
従って、本発明によれば、互いに異なる入賞態様となる複数の入賞口(一般入賞口、または始動入賞口)に係る入賞確率の向上を図るとともに、当該入賞確率を所定の範囲内で維持することができる。
また、このような遊技機においては、一般入賞口の最低設置数が予め定められており、当該最低設置数に相当する複数個の一般入賞口を遊技盤に設けなければならない遊技仕様の場合には、ステージに一般入賞口を設けることによって、その分、ステージ外の遊技領域に設けなければならない一般入賞口の数を減らすことができる。
その結果、当該減らした分の一般入賞口が占有していた領域を解放することにより、利用可能な遊技領域を拡大することができ、例えば、遊技領域を流下する遊技球の流下態様の多様性の向上を図ることができる。また、可動役物や、小型の液晶表示装置等をその遊技領域に設けることによって、演出効果を高め、遊技性の向上を図ることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記離脱部は、前記ステージを転動した遊技球を前記遊技領域へ向けて放出する第1通過口と、前記遊技盤の裏側に向けて放出する第2通過口とを含み、前記第1通過口及び/または前記第2通過口を、前記一般入賞口の左右に設ける。
第2の発明では、ステージを転動する遊技球が誘導部によって第1経路へ誘導されたにもかかわらず、当該ステージに設けられた一般入賞口(当該ステージに特定の始動入賞口を設けた場合には、特定の始動入賞口でも可)に入賞しない場合には、左右に設けられる通過口(第1通過口及び/または第2通過口)を介して遊技球をステージ上から離脱可能とするため、遊技球の円滑な残留抑制処理ができる。
また、一般入賞口の左右に、第1通過口及び/または第2通過口を配置することにより、当該一般入賞口の開口幅を通過口との相対関係によって規定することができる。
また、第1通過口を介して前記遊技領域へ再び戻すよう遊技球を放出する場合には、例えば、当該ステージの下方の遊技領域に設けられた特別の始動入賞口に入賞可能なように構成することができるため、ステージを離脱した場合であっても遊技者に入賞の機会を提供することができる。
その結果、遊技者は、ステージの一般入賞口(例えば、ステージに特定の始動入賞口を設けた場合には、特定の始動入賞口でも可)、またはステージ外の特別の始動入賞口への入賞に基づいて賞球を獲得することができる。
これにより、遊技者が遊技店などで借り受けた持ち球を減少させずに当該賞球の獲得に基づいて比較的長期間遊技を行うことができ、また、上述の特定の始動入賞口、または特別の始動入賞口への入賞機会の付与に基づいて有利な遊技状態(大当り等)の移行契機に係る抽選が行われ易くすることもできるため、継続して遊技を行う動機付けとなる。
また、ステージに特定の始動入賞口、ステージ外に特別の始動入賞口をそれぞれ設け、これら始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて行われるそれぞれの抽選において、例えば、一方の抽選では抽選結果の導出に係る報知演出を他方の抽選よりも、躍動感がある演出として視認性を高めて期待感を煽り、また、当該抽選における大当りの当選確率や、当該抽選の結果に基づく大当り遊技における賞球獲得率等を優遇させる遊技制御を可能とし、抽選態様または抽選結果を互いに異なるようにすることによって、単調でなく、飽きにくい遊技を提供することができる。
また、遊技球を、ステージにおいて第2通過口を介して遊技盤の裏側に向けて排出する場合には、当該排出された遊技球は入賞する機会が失われるため、ステージに遊技球が転動する際、遊技者に対して緊張感を付与することができる。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、前記ステージは、前記入口部から受け入れられた遊技球を最初に転動させることを可能とし、前記誘導部を設ける第1ステージと、前記誘導部により誘導された遊技球を受け入れ可能とし、前記一般入賞口含む特定口が形成される特別領域を有する第2ステージとを設け、前記誘導部は、前記第1ステージに受入れられた遊技球を、前記特別領域における前記特定口を向く複数方向の内の一の方向へ誘導可能とし、当該誘導した遊技球の前記一般入賞口への入賞確率を高める。
第3の発明では、例えば、ステージを上側の第1ステージと下側の第2ステージとに分けて、例えば、第1ステージに、特定の始動入賞口や一般入賞口と誘導部と設け、第2ステージに、少なくとも一般入賞口(特定口)を含む特別領域を設ける。これにより、第1ステージにおいて遊技球を転動させ、当該遊技球を複数方向の内の一の方向へ誘導可能な誘導部を介して下方の第2ステージへ転動させることができる。
第2ステージにおける特別領域には、特定口として、例えば、一般入賞口、通過口、排出口のうち、少なくとも一般入賞口と他の特定口(1つ、または複数)の組合せが設けられる。そして、特別領域へ誘導する誘導部によって、遊技球を、一般入賞口へ転動等させる第1経路に誘導することにより、第2経路を転動等した遊技球よりも一般入賞口への入賞確率を高めることができる。また、たとえ、第2ステージおいて、遊技球が、一般入賞口に入賞せずに、通過口を通過した場合であっても、例えば、当該ステージの下方の遊技領域に設けられた特別の始動入賞口や一般入賞口に入賞可能なように構成することができるため、遊技者に多くの入賞の機会を提供することができる。
すなわち、第1ステージにおいて特定の始動入賞口(一般入賞口)、第2ステージにおいて一般入賞口、第2ステージの下方の遊技領域において特別の始動入賞口に入賞(賞球獲得)可能なように入賞の機会を段階的に提供することができ、遊技者が諦めないで入賞を期待できる期間が増加し、遊技の興趣を向上させることができる。
第4の発明は、第1の発明〜第3の発明のいずれかにおいて、前記遊技領域に係る所定の上流部に設けられ、当該遊技領域を流下する遊技球を受入口から収容した後に、前記入口部からの受け入れを可能とするよう放出する一方の流下口、または前記入口部への受け入れを不能として、前記ステージの下方の前記遊技領域に配置される所定の入賞口に入賞可能とするよう放出する他方の流下口の何れかに、遊技球を所定の割合で振分けることを可能とする振分け手段を設ける。
第4の発明では、遊技領域に係る所定の上流部(入口部の上流)に振分け手段を設けている。そのため、振分け手段は、上流から下流に向かうにつれて遊技球の流下方向の分散範囲が広がる遊技領域の構成において、当該分散される前の比較的に多くの遊技球を受入口から受入れ易くし、受入れた遊技球を一方の流下口又は他方の流下口の何れかに所定の割合で振分けることができる。
すなわち、上流部に集中的に発射された多くの遊技球を予め定められた一定の割合で振分けて、遊技球をステージに受け入れ(入球)させることができる。
そして、遊技釘を設けないステージにおいて、単数または複数の入賞口(一般入賞口、または始動入賞口など)を設け、遊技釘の影響を受けない遊技球の入賞(賞球獲得)の機会を付与することによって、遊技者の入賞の期待感を損なわないようすることができる。
一方、振分け手段の振分けによって遊技球をステージへ受け入れ(入球)させることができない場合であっても、遊技領域に設けられた所定の入賞口(一般入賞口、または始動入賞口など)への入賞の可能性があるように構成しているため、入賞への期待感の低下を抑制することができ、遊技の興趣の向上を図ることができる。
なお、振分け手段は、受入口から受入れた遊技球の自重によって予め定められた順番に、且つ規則的に振分けるように可動させる機械構造(例えば、シーソー構成)のものや、所定の駆動手段(モータ等)によって予め定められた順番に、且つ規則的に振分けるように可動させる電動構造のものでもよい。
本発明によれば、遊技球が遊技領域を流下する場合において、当初の設計確率に基づいて入賞口へ入賞させる蓋然性を高めることができる。
第1の実施形態に係る遊技機の前方斜視図である。 同じく遊技機の遊技盤の拡大正面図である。 同じく遊技機のステージの拡大正面図である。 同じく遊技機の背面図である。 第2の実施形態に係る遊技機のステージの上方斜視図である。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図4を参照し、第1の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
なお、以下の説明において遊技機(パチンコ機)の各部の左右方向は、その遊技機に対面する者にとっての左右方向に合わせて説明する。すなわち、遊技機の正面から説明する場合は、遊技機の正面に対面する者(例えば、遊技者)の視点を基準とし、背面から説明する場合は、遊技機の背面に対面する者の視点を基準とする。
図1に示すように、遊技機1は、縦長矩形の枠状の枠部材2に装着され、遊技球が流下可能な遊技領域4a(図2参照)を有する遊技盤4を備え、その前面には遊技盤4の前面を、保護するとともに視認可能なガラス板5aを嵌め込んだガラス枠5が、枠部材2に対して開閉自在に設けられる。ガラス枠5には、遊技状況に応じて、効果音を出力するスピーカ6L、6Rや、発光態様が変化する電飾装置7等が設けられる。遊技機1の下側には、遊技球を遊技領域4aへ発射可能な発射装置52(図4参照)に遊技球を供給し、賞球を一時的に貯留するための上受皿8aと、上受皿8aの直下に遊技球の入賞に基づいて払い出される賞球を一時的に貯留するための下受皿8bが設けられる。下受皿8bの右方には、遊技領域4aへ発射される遊技球の発射力を調整するための発射ハンドル9が設けられる。
図2に示すように、遊技盤4の前面には、ガイドレール10により包囲される略円形の遊技領域4aが形成される。また、遊技領域4aには、遊技球の流下方向を変化させる多数の真鍮等の金属製の遊技釘Nや風車Pが後述するセンター役物11内を除く各所に設けられる。遊技領域4aの略中央には、可動役物を動力(モータ等)により駆動し、発光体(LED等)を発光させたりして様々な演出を行うセンター役物11が設けられる。センター役物11の左側には、遊技領域4aを流下する遊技球を、受入れてセンター役物11内への入球を可能または不能とする振分け手段16が設けられる。センター役物11の下側には、振分け手段16によりセンター役物11内へ振分けられた遊技球を受け入れ、左右に転動させて、後述する入賞口(例えば、ステージ始動入賞口214等)に入賞させたり、ステージ排出口227から排出させたり、再び遊技領域4aに流下させることが可能なステージ20が設けられる。センター役物11の後側には、表示画面12aを有する演出表示装置(LCD等)12が配置され、センター役物11の中央に形成された前後方向に貫通する開口部11aから表示画面12aが視認可能となっている。表示画面12aには、遊技状況に応じた情報が表示され、例えば、キャラクタや、数字等から構成され、変動後に停止する態様で表示(変動表示または停止表示ともいう)される演出図柄や、物語性を有するストーリー演出等が表示される。
図2に示すように、センター役物11のステージ20の下方には、遊技球の入賞が後述する第1特図抽選(当否抽選)等の契機となる第1始動入賞口(始動入賞口、特別の始動入賞口)13が設けられ、第1始動入賞口13の直下には、遊技球の入賞が後述する第2特図抽選(当否抽選)等の契機となる第2始動電動役物14が設けられる。また、遊技領域4aの右領域には、発射装置52により、遊技領域4aの右領域に打ち込まれた(以下、右打ちともいう)遊技球のほとんどが通過し、遊技球の通過が後述する普図抽選の契機となる普図ゲート15が設けられる。普図ゲート15の下方には、後述する大当り遊技において入賞不能な状態から変化(開放)して、右打ちされた遊技球の入賞を可能とするアタッカー17が設けられる。
遊技領域4aの下側には、遊技球の入賞により所定数の賞球が払い出される一般入賞口19が、第1始動入賞口13の左側に3個、アタッカー17の右側に1個がそれぞれ設けられている。
遊技領域4aの下端には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域4aから遊技盤4の裏側へ排出させるための排出口18が設けられる。
ここで、振分け手段16及びステージ20について具体的に説明する。
(振分け手段16)
図2に示すように、振分け手段16は、遊技領域4aの左領域の上側(上流部)に設けられ、当該左領域に発射(左打ち)された遊技球が全て入球可能(遊技球を受け入れ可能)であって、センター役物11内に入球させてステージ20へ振分けるか、またはステージ20には振分けず、そのまま下方の遊技領域4aへ振分けるように構成されている。
具体的に、振分け手段16は、振分け手段16に受け入れられた遊技球を左右のいずれかのルートに振分ける第1振分け部161及び第2振分け部162と、左打ちされた全ての遊技球を受け入れる受入口16aと、受入口16aから受け入れられ、第1振分け部161から左側に振分けられた遊技球を、そのまま下方の遊技領域4aへ誘導する第1誘導路16R1と、第1振分け部161から右側に振分けられた遊技球を、第2振分け部162へ誘導する第2誘導路16R2と、第2振分け部162から右側に振分けられた遊技球を、センター役物11内のステージ20へ後述する入球部21aを介して誘導する第3誘導路(一方の流下口)16R3と、第2振分け部162から左側へ振分けられた遊技球を、そのまま下方の遊技領域4aへ誘導する第4誘導路(他方の流下口)16R4とから構成される。
振分け手段16は、遊技領域4aの上流に設けられることによって、上流から下流に向かうにつれて遊技球の流下方向の分散範囲が広がる遊技領域4aの構成において、分散される前の比較的に多くの遊技球(遊技領域4aの上流部に集中的に発射された多くの遊技球)を受入口16aから効率良く受入れることができ、受入れた遊技球を第1振分け部161及び第2振分け部162によって、第3誘導路(一方の流下口)16R3又は第4誘導路(他方の流下口)16R4のいずれかに、換言すると、ステージ20、またはステージ20の下方の遊技領域へ誘導するように、所定の割合で、振分けることができる。
振分け手段16は、受入口16aから受入れた遊技球の自重によって予め定められた順番に、且つ規則的に振分けるように可動させる機械構造(例えば、シーソー構成)のものや、所定の駆動手段(モータ等)によって予め定められた順番に、且つ規則的に振分けるように可動させる電動構造のものでもよい。
例えば、第1振分け部161及び第2振分け部162が遊技球の自重により、遊技球を誘導路に交互に振分けた場合、振分け手段16に入球した遊技球の4球に1球が(1/4の確率で)ステージ20に入球するようになっている。
(ステージ20)
図2及び図3に示すように、ステージ20は、樹脂成型品からなり、遊技盤4の上下方向の略中央に設けられ、最初に遊技球を受け入れる上ステージ(第1ステージ)21と、上ステージ21からの遊技球を受け入れる下ステージ(第2ステージ)22とにより構成される。
図2に示すように、上ステージ(第1ステージ)21は、振分け手段16の第3誘導路16R3から流下してきた遊技球を、上ステージ21の左側に設けられた入口部21aから受け入れて、転動してきた遊技球を左右に転動可能なように左右方向の中央に向けて下り傾斜をなす傾斜面を有しており、その中央に遊技球を下方の3つのルートへ振分ける前後方向の振分け溝部(誘導部)211が設けられている。
図3に示すように、振分け溝部(誘導部)211は、正面視下向き半円弧状で、かつ、前方へ下り傾斜をなす溝211a〜211cが、左右方向に3個連接されて形成されている。
振分け溝部211における、左側の溝211aの直下には、導入した遊技球をより左側へ誘導するため左下方を向く第1振分け通路(誘導部)212、右側の溝211bの直下には、導入した遊技球をより右側へ誘導するため右下方を向く第2振分け通路(誘導部)213、中央の溝211cの直下には、遊技球の入賞により後述する第1特図抽選(当否抽選)が行われるステージ始動入賞口(始動入賞口、特定の始動入賞口)214がそれぞれ設けられる。
図3に示すように、第1振分け通路212及び第2振分け通路213のそれぞれの最下部は鉛直方向に折曲されており、斜めに流下する遊技球が最下部において鉛直方向へ流下するようになっており、当該遊技球が、各振分け通路212、213の最下部の直下に設けられた後述するステージ一般入賞口225、225に入賞し易い(第3受け溝225a、225aに誘導され易い)構成となっている。
また、第1振分け通路212及び第2振分け通路213は、上流から下流に向かって、幅が漸次小となるように形成されており、最下部の幅は、通過する遊技球の左右方向の僅かな変位を許容する幅(例えば、13mm程度)となっている。これにより、第1振分け通路212または第2振分け通路213を通過して、遊技球が下方へ転動する際、多少左右方向にぶれるため、完全に鉛直方向へ流下しない場合があり、その結果、後述する下ステージ22に落下(流下)させた際、下ステージ22ステージ一般入賞口225、225のいずれかに入賞する場合と、入賞しない場合(通過口221またはステージ排出口227に入球)とを設けることができる。
図3に示すように、ステージ始動入賞口(始動入賞口、特定の始動入賞口)214は、入球した遊技球を入賞したものとして検知するステージ始動入賞口センサ(図示省略)を内蔵し、ステージ始動入賞口214の上部を除く縁部には、正面視∪字状でかつ、後方へ下り傾斜をなす第1受け溝214aが形成されている。
振分け溝部211から流下し、第1受け溝214aにより受入れられた遊技球は、第1受け溝214aの後側(遊技盤4側)に導かれ、ステージ始動入賞口214に入賞するようになっている。
このような構成から、振分け溝部211から振分けられる遊技球は、1個のステージ始動入賞口214よりも、2本の振分け通路(第1振分け通路212及び第2振分け通路213)を通過する確率(誘導確率)が高くなるように設定されており、下ステージ22に流下し易いように構成されている。
図2及び図3に示すように、下ステージ(第2ステージ)22は、左右方向の中央に向けて、上ステージ21よりも急勾配の下り傾斜をなす傾斜面を有しており、その中央領域の特別領域に、入球(通過)した遊技球を下方へ誘導するための離脱部である通過口(特定口、第1通過口)221と、入賞により所定の賞球の払出があるステージ一般入賞口(特定口、一般入賞口)225、225と、遊技球をステージ20内から遊技盤4の裏側に排出するための離脱部であるステージ排出口(特定口、第2通過口)227、227とが設けられている。
図3に示すように、下ステージ22の通過口221は、その下方に設けられた通過口出口222と、遊技盤4の裏側に設けられ、遊技球が流下可能な上下方向の連通路223によって連通されている。
離脱部である通過口(特定口、第1通過口)221は、下ステージ22の左右方向の中央に配置され、通過口221の上部を除く縁部に、正面視∪字状で、かつ、後方へ下り傾斜をなす第2受け溝(第2経路)221aが形成されている。
通過口出口222は、その周縁部に、正面視上向き半楕円筒状で、かつ、前方へ下り傾斜をなす誘導筒222aが形成されている。また、通過口出口222の下方には、第1始動入賞口13が設けられている。
連通路223は、通過口221の第2受け溝(第2経路)221aに連続して形成される後方へ下り傾斜をなす上通路(図示省略)と、上通路の後端から下方に向けて折曲する上下方向の縦通路(図示省略)と、縦通路の下端で前方に向けて折曲して前方へ下り傾斜をなし、通過口出口222の誘導筒222aに連続して形成される下通路(図示省略)とから構成される。
このような構成から、連通路223は、通過口221から入球した遊技球を、一旦遊技盤4の裏側に転動させ、遊技盤4の裏側において下方へ流下させて、下方へ流下した遊技球を遊技盤4の表側に向けて転動させ、通過口出口222を通過させて遊技盤4の表側に表出させることができ、その遊技球を、通過口出口222の誘導筒222aによって、下方に設けられた第1始動入賞口13に落下させることができるようになっている。すなわち、通過口221を通過した遊技球を第1始動入賞口13に向けて流下させることができるようになっており、遊技球を下ステージ22外に離脱させることができ、ステージにおける遊技球の円滑な残留抑制処理が可能となる。
図3に示すように、ステージ一般入賞口(特定口、一般入賞口)225、225は、通過口221の左右から左右方向へ所定距離離れた位置で、かつ、通過口221よりも若干上方(高い位置)に配置される。より具体的に、ステージ一般入賞口225、225は、第1振分け通路212及び第2振分け通路213のそれぞれの最下部の直下で、かつ、第1振分け通路212及び第2振分け通路213のそれぞれの最下部から少なくとも遊技球1個分(約11mm)離れた位置に配置される。
また、後述するように、ステージ一般入賞口225、225の外側にはステージ排出口227、227が、内側には通過口221が設けられており、このステージ一般入賞口225、225の両側(左右)に設けられたステージ排出口227及び通過口221(後述する傾斜面226、226)との関係により、ステージ一般入賞口225、225の開口幅(例えば12mm)が規定される。
また、ステージ一般入賞口225、225は、入球した遊技球を入賞したものとして検知するステージ一般入賞口センサ(図示省略)をそれぞれ内蔵し、ステージ一般入賞口225、225の上部を除く縁部には、正面視∪字状で、かつ、後方へ下り傾斜をなす第3受け溝(第1経路)225a、225aがそれぞれ形成されている。
第1振分け通路212または第2振分け通路213から流下する遊技球は、第3受け溝(第1経路)225aへの転動確率が、第2受け溝(第2経路)への転動確率よりも高くなるように構成されており、第3受け溝(第1経路)225aにより受入れられた遊技球は、第3受け溝225aの後側(遊技盤4側)に導かれ(後方に転動、または流下し)、ステージ一般入賞口225に入賞するようになっている。
図3に示すように、下ステージ22は、第3受け溝(第1経路)225a、225aのそれぞれの内側(遊技盤4の左右方向の中央側)の上端と第2受け溝(第2経路)221a、221aの両側の上端とが連続的かつ一体的に成形され、通過口221への下り傾斜をなす傾斜面(第2経路)226、226を設けている。
第1振分け通路212または第2振分け通路213から流下してきた遊技球が、第2受け溝221aや第3受け溝225a、225aの上端に当接して、ステージ一般入賞口225、225よりも遊技盤4の中央側に跳ねた場合には、傾斜面(第2経路)226、226により第2受け溝(第2経路)221aへ誘導され、通過口221を通過し易いようになっている。
図3に示すように、離脱部であるステージ排出口(特定口、第2通過口)227、227は、左右のステージ一般入賞口225、225のそれぞれの外側に隣接するようにそれぞれ設けられており、下ステージ22の斜面に沿って遊技盤4の外側に向けて上り傾斜となるように斜めに延びるように開口し、他の入賞口等よりも大寸の角丸矩形状をなしている。また、ステージ排出口227、227のそれぞれの内側には、ステージ一般入賞口225、225における第3受け溝225a、225aのそれぞれの輪郭部の外側に一体的に成形され、下方に向かうにつれて外側へ湾曲し、かつ後方への下り傾斜をなす第4受け溝(第2経路)227a、227aがそれぞれ形成されている。
第1振分け通路212または第2振分け通路213から流下してきた遊技球が、第2受け溝221aや第3受け溝225a、225aの上端に当接してステージ一般入賞口225、225よりも外側に跳ねた場合には、直接、または、第4受け溝(第2経路)227aにより受入れられて、第4受け溝227aの後側(遊技盤4側)に導かれ(後方に転動、または流下し)、ステージ排出口227、227から遊技盤4の裏側に排出されるようになっている。すなわち、遊技球を下ステージ22外に離脱させることができ、ステージにおける遊技球の円滑な残留抑制処理が可能となる。
図2及び図3に示すように、第1始動入賞口(特別の始動入賞口)13は、下ステージ22の通過口221を通過して通過口出口222から流下した遊技球が入賞し易い位置、例えば、通過口出口222の鉛直方向の遊技領域4aに設けられ、入球した遊技球を入賞したものとして検知する第1始動口センサ(図示省略)を設ける。
図2に示すように、第2始動電動役物14は、第1始動入賞口13の直下に設けられ、上面に遊技球が遊技領域4aにおける左右方向の中央側へ傾斜する誘導面を有する左右一対の誘導部材141、141と、誘導部材141、141間に形成され遊技球の入賞を検知する第2始動口センサ(図示省略)が内蔵された略正方形の第2始動入賞口143と、第2始動入賞口143の下辺部に水平な軸を中心として前後方向にフラップ状に回動(変化)白在に設けられ、第2始動入賞口143を開閉可能な開閉部材144と、開閉部材144を可動する始動役物ソレノイド(図示省略)とを設ける。
開閉部材144は、始動役物ソレノイドの作動により、開閉部材144が前方に回動して第2始動入賞口143を開放するとともに、開閉部材144を後方へ下り傾斜をなす位置で維持する開放状態となって、誘導部材141、141間を流下する遊技球の入賞を可能とし、同じく始動役物ソレノイドの作動により、開閉部材144が後方に回動して第2始動入賞口143を閉鎖する閉鎖状態となって、誘導部材141、141間を流下する遊技球の入賞を不能とする。
開放状態の開閉部材144上に流下して受入れられた遊技球は開閉部材144の基端側(遊技盤4側)に導かれ、第2始動入賞口143に入賞するようになっている。一方、没入した状態の開閉部材144に受入れられずに誘導部材141、141間を流下した遊技球は、そのまま下方の排出口18から排出されるようになっている。
第2始動電動役物14は、第2始動電動役物14の作動の有無を決定するための普図抽選に当選した場合、開閉部材144が作動して開放される。
図2及び図3に示すように、アタッカー(大入賞口)17は、遊技領域4aの右下領域に設けられ、遊技球の入賞を検知する球検知センサ(図示省略)が内蔵された横長矩形状の大入賞口171と、大入賞口171の下辺部に水平な軸を中心として前後方向にフラップ状に回動(変化)白在に設けられ、大入賞口171を開閉可能な開閉部材172と、開閉部材172を可動するアタッカーソレノイド(図示省略)とを設ける。
アタッカー17の構成は、第2始動電動役物14の構成とはほぼ同様であり、開閉態様や遊技球の誘導態様が同様であるため説明は省略する。
開放した大入賞口171から入球した遊技球は、アタッカー17内の球検知センサによる検知によって、後述する主制御部30により入賞した遊技球として計数される。
ここで、遊技者に有利な状態をもたらす「大当り」について説明する。
後述する特図抽選により大当りが当選したことを契機に、遊技者に有利な遊技状態である大当り遊技が開始され、アタッカー17が開放するラウンド遊技が行われる。ラウンド遊技では、アタッカー17が30秒開放すること、または規定入球数である10個の遊技球の球検知センサによる検知に基づいて、アタッカー17が閉鎖して単位ラウンド遊技(単位:R)が終了する。また、大当りの種類として、大当り遊技後に移行する(生起する)遊技状態が異なる、通常大当り(大当り遊技後、後述する時短状態へ移行する)と、確変大当り(大当り遊技後、後述する確変時短状態へ移行する)とが設定される。
本実施形態の遊技機では、大当りの当否を特図抽選(第1特図抽選、第2特図抽選を含む)に基づいて決定し、大当りが当選した(選択された)場合には、当選した大当りの種類を特図種類抽選(第1特図種類抽選、第2特図種類抽選を含む)に基づいて決定する。また、後述する図柄表示装置25における特図の変動パターンを、変動パターン抽選(第1変動パターン抽選、第2変動パターン抽選を含む)に基づいて決定する。本明細書の説明において、特図抽選、特図種類抽選、及び変動パターン抽選を特図抽選等(第1特図抽選等、第2特図抽選等)ともいう。
本実施形態の遊技機では、後述する主制御部30により、遊技球の第1始動入賞口(特別の始動入賞口)13、またはステージ始動入賞口214への入賞を契機に、第1特図抽選、第1特図種類抽選、第1変動パターン抽選が行われ、また、遊技球の第2始動電動役物14への遊技球の入賞を契機に、第2特図抽選、第2特図種類抽選、第2変動パターン抽選が行われる。また、第1特図抽選に当選した場合は、50%の確率で確変大当りが選択され、第2特図抽選に当選した場合は100%確変大当りとなるように設定されている。すなわち、第2特図抽選は第1特図抽選よりも優遇されている。
本実施形態の遊技機における遊技状態には、大当り遊技の他に、特図抽選の当選(大当り)確率が、例えば1/300である特図当り低確率状態と、例えば1/70である特図当り高確率状態(以下、確変状態という)とが設定されている。また、普図抽選の当選確率が、例えば1/100である普図当り低確率状態と、例えば1/1.1である普図当り高確率状態とが設定されている。このような特図抽選状態と普図抽選状態との組合せにより、特図当り低確率状態と普図当り低確率状態が併存する「通常状態(通常の遊技状態)」と、特図当り低確率状態と普図当り高確率状態が併存する「時短状態(有利な遊技状態)」と、特図当り高確率状態と普図当り低確率状態が併存する「突確状態(有利な遊技状態)」と、特図当り高確率状態と普図当り高確率状態が併存する「確変時短状態(有利な遊技状態)」とが生起可能となっている。
通常状態は、大当り遊技後に移行する時短状態、突確状態または確変時短状態で大当りに当選せず終了した場合に移行する遊技状態である。時短状態は、大当りの種類(特図の種類)が通常大当りに対応する図柄の場合に、当該通常大当り遊技終了後に移行する遊技状態である。突確状態は、大当りの種類が突確大当りに対応する図柄の場合に、突確大当り遊技終了後に移行する遊技状態である。確変時短状態は、大当りの種類が確変当りに対応する図柄の場合に、当該確変当り遊技終了後に移行する遊技状態である。
(図柄表示装置25)
図2に示すように、遊技領域4aの右斜め下方には、図柄表示装置25が設けられる。
図柄表示装置25は、複数のLEDから構成され、普図抽選、第1特図抽選等、及び第2特図抽選等のそれぞれの判定の状態及び結果を表示する。
すなわち、図柄表示装置25は、普図抽選の結果、当選か否(はずれ)かを普通図柄(普図ともいう)で表示し、第1特図抽選または第2特図抽選の結果、大当りが当選か否(はずれ)か、さらに、第1特図種類抽選または第2特図種類抽選に当選した場合は、その当選した大当りの種類、またははずれの場合には、はずれに対応する特別図柄(特図ともいう)を表示(停止表示、確定表示)する。特図が停止表示される前に、第1変動パターン抽選または第2変動パターン抽選の結果、決定した所定の変動パターンに基づいて特図の変動表示を行う。
なお、図柄表示装置25は、実行が保留されている図柄(普図、特図)の変動表示の実行可能回数(実行が保留されている普図抽選、特図抽選等の回数)を表示する保留表示部(図示省略)を有する。
図4に示すように、遊技盤4の裏側には、遊技全体を統括的に制御する主制御部30と、主制御部30からの指令に基づいて各種演出装置を制御する演出制御部40と、遊技球の払出しや、発射に係る制御を行う払出・発射制御基板50と、払出・発射制御基板50の指令に基づいて賞球や貸球等の遊技球を上受皿8aに払出す遊技球払出装置51と、各種電装部品に電力を供給するための電源装置60とが設置される。また、ガラス枠5の下部裏側には、発射ハンドル9が操作された場合、払出・発射制御基板50の指令に基づいて上受皿8aに貯留されている遊技球を遊技領域4aへ向けて発射する発射装置52が設けられる。
ここで、主制御部30は、CPUと、ROMと、RAMとを備え、遊技機1の動作を統括的に制御するもので、各種スイッチやセンサ等と接続され、これらの検知信号を受信して各種処理を行う。CPUは、いわゆるプロセッサ部であり、遊技の進行に係る制御、及びこれらの情報等から制御コマンドを作成し、当該コマンド(信号)を指令として演出制御部40や払出・発射制御基板50等に送信すること等により遊技全般の制御を行う。ROMは、一連の遊技制御手順を記述した制御プログラムや制御データ等を格納した記憶部である。RAMは、CPUの処理で設定されたデータを一時記憶するワークエリアを備えた記憶部でもある。
演出制御部40は、主制御部30と同様、主な要素として、CPUと、ROMと、RAMとを備え、主制御部30から送信される各種制御コマンドを受信し、その制御コマンドに基づいて、スピーカ6L、6R、電飾装置7及び演出表示装置12による演出制御を行う。
なお、上記説明において、本発明に関係のない一部の部材の構成についての説明は省略している。
(遊技の流れ)
遊技の主要な流れを図2、図3を参照しながら説明する。
例えば、通常状態において、遊技者が発射ハンドル9を回転操作して、上受皿8aに貯留されている遊技球を左打ちすると、遊技球は受入口16aから振分け手段16に入球する。振分け手段16により、所定の割合でステージ20の上ステージ21に振分けられた遊技球は、上ステージ21上を左右方向に転動する。そして、左右方向への転動速度が減速し、移動量が少なくなった遊技球を、中央の振分け溝部211によって、前方に向けて3つのルートのいずれかに転動させる。
振分け溝部211のうち、中央の溝211cに沿って転動した遊技球は、中央の溝211cの直下に設けられたステージ始動入賞口214に入賞する確率が最も高く、左側の溝211aに沿って転動した遊技球は、左側の溝211aの直下に設けられた第1振分け通路212に流下する確率が最も高く、右側の溝211bに沿って転動した遊技球は、右側の溝211bの直下に設けられた第2振分け通路213に流下する確率が最も高くなるように構成されている。
また、当該ステージ始動入賞口214に入賞しなかった場合は、左側の第1振分け通路212、または右側の第2振分け通路213のいずれかの通路を流下するようになっている。
さらに、第1振分け通路212を通過した遊技球は、下ステージ22において、第1振分け通路212の直下に設けられた左側のステージ一般入賞口225に入賞する確率が最も高く、当該ステージ一般入賞口225に入賞しなかった場合は、右側(遊技盤4の中央側)の通過口221、または、左側の(遊技盤4の外側)のステージ排出口227へ転動する。この場合、遊技球は右側のステージ一般入賞口225や右側のステージ排出口227へ転動する場合もある。いずれにしても、遊技球は、ステージ一般入賞口225に入賞するか、下ステージ22上から離脱するようになっている。
一方、第2振分け通路213を通過した遊技球は、下ステージ22において、第2振分け通路213の直下に設けられた右側のステージ一般入賞口225に入賞する確率が最も高く、当該ステージ一般入賞口225に入賞しなかった場合は、左側(遊技盤4の中央側)の通過口221、または、右側の(遊技盤4の外側)のステージ排出口227へ転動する。この場合、遊技球は左側のステージ一般入賞口225や左側のステージ排出口227へ転動する場合もある。いずれにしても、遊技球は、ステージ一般入賞口225に入賞するか、下ステージ22上から離脱するようになっている。
このように、ステージ20では、遊技球を左右に振分ける振分け通路(第1振分け通路212及び第2振分け通路213)が2本あるため、1個のステージ始動入賞口214よりも遊技球が通過する確率が高くなるように構成されているが、遊技球がステージ始動入賞口214に入賞しなかった場合であっても、第1振分け通路212または第2振分け通路213によって振分けられることによって、下ステージ22において、ステージ一般入賞口225、225に入賞する確率が高くなるように構成されている。
なお、下ステージ22においてステージ排出口227を設けたことにより、遊技球がステージ排出口227から排出された場合は、当該遊技球の入賞する機会が失われるため、下ステージ22を遊技球が転動する際に、遊技者に対して緊張感を付与することができる。
また、ステージ一般入賞口225、225に入賞しなかった場合であっても、通過口221を通過すれば、第1始動入賞口13へ入賞する確率が高く、また、一般入賞口19へ入賞する可能性があるように構成されており、ステージ20を離脱した場合であっても遊技者に入賞の機会を提供することができる。また、下ステージ22において、1つの通過口221への入球する確率よりも、2つのステージ一般入賞口225、225へ入賞する確率が高くなるように設定されている。
この構成から、遊技者に、複数の入賞口(一般入賞口、または始動入賞口)への入賞の機会を提供して、入賞確率の向上を図るとともに、当該入賞確率を所定の範囲内で維持することができる。その結果、遊技者は入賞に基づいて賞球を獲得することにより、遊技者が遊技店などで借り受けた持ち球を減少させずに、比較的長期間遊技を行うことができ、また、ステージ始動入賞口214または第1始動入賞口13への入賞に基づいて大当りに係る特図抽選が行われ易くなることにより、継続して遊技を行う動機付けとなる。
また、遊技球をステージ始動入賞口214、ステージ一般入賞口225、225、または第1始動入賞口13への入賞の機会を段階的に提供することができ、遊技者が諦めないで入賞を期待できる期間が増加し、遊技の興趣を向上させることができる。
また、ステージ20内には遊技球の流下方向に影響を与える遊技釘Nを設けていないため、遊技球の衝突等により、遊技盤4に対する角度が変化する場合がある遊技釘Nの角度の変化により、ステージ始動入賞口214への入賞確率が変動することはなく、遊技機の設計通りの確率(設計確率)の範囲内でステージ一般入賞口225、225、ステージ始動入賞口214、ステージ排出口227、通過口221のいずれかに向けて遊技球を転動させることが可能となるため、入賞口へ入賞させる蓋然性を高めることができ、かつ、入賞確率が変動することによる不公平感が生じ得ない(遊技機の性能の個体差が生じ得ない)遊技を提供することができる。
また、本実施形態の遊技機においては、一般入賞口(一般入賞口19及びステージ一般入賞口225)の遊技盤4への最低設置数(例えば、5個)が遊技仕様として予め定められており、ステージ20内にステージ一般入賞口225を設けることによって、その分、ステージ20外の遊技領域4aに設けなければならない一般入賞口19の設置数を減らすことができる。その結果、一般入賞口19が占有していた領域を解放することにより、利用可能な遊技領域4aを拡大することができ、例えば、遊技領域4aを流下する遊技球の流下態様の多様性の向上を図ることができる。また、可動役物や、小型の液晶表示装置等を設けることができ、それらの演出効果によって遊技性の向上を図ることができる。
なお、振分け手段16により、ステージ20へ振分けられず、振分け手段16の下方から遊技領域4aを流下する遊技球は、複数の遊技釘Nによって第1始動入賞口13に向かって転動し、第1始動入賞口13に入賞可能となっている。
主制御部30は、遊技球が、ステージ20において、ステージ始動入賞口214に入賞、または、通過口221から通過口出口222を通って、もしくは、振分け手段16により、ステージ20の上ステージ21に振分けられずに、遊技領域4aの左領域を流下して、第1始動入賞口13へ入賞したことに基づいて、所定の乱数に応じて第1特図抽選等を行い、これらの抽選結果に応じた制御コマンドを図柄表示装置25及び演出制御部40に送信すると共に、払出・発射制御基板50に対して所定個数の賞球の払出しに係る賞球払出コマンド(以下、賞球信号という)を送信する。
また、主制御部30は、遊技球が、ステージ20において、ステージ一般入賞口225に入賞、または、通過口221から通過口出口222を通って、もしくは、振分け手段16により、ステージ20の上ステージ21に振分けられずに、遊技領域4aの左領域を流下して、一般入賞口19へ入賞したことに基づいて、払出・発射制御基板50に対して賞球信号を送信する。
このように、第1始動入賞口13または第2始動入賞口143とは別にステージ始動入賞口214をステージ20に設けることにより、遊技球の入賞する機会を増加させることができ、特図抽選等の機会や賞球の獲得の機会が増えるため、遊技が単調となることを抑制することができる。
また、例えば、時短遊技または確変時短遊技において、右打ちされた遊技球が普図ゲート15を通過した場合、主制御部30は、普図ゲート15への遊技球の通過に基づいて、所定の乱数に応じて普図抽選を行い、普図抽選の結果、当選した場合には、第2始動電動役物14の開閉部材172を開放制御し、遊技領域4aを流下する遊技球が第2始動電動役物14(第2始動入賞口143)に入賞可能となる。
主制御部30は、右打ちされた遊技球(左打ちされた遊技球でもよい)が第2始動入賞口143へ入賞したことに基づいて、所定の乱数に応じて第2特図抽選等を行い、これらの抽選結果に応じた制御コマンドを図柄表示装置25及び演出制御部40に送信すると共に、払出・発射制御基板50に対して賞球信号を送信する。
払出・発射制御基板50は、主制御部30からの賞球信号を受信することにより、遊技球払出装置51に対して、上受皿8aへ所定個数の賞球を払出させる制御を行う。図柄表示装置25は、主制御部30から制御コマンドを受信することにより特図抽選等の抽選中においては特図の変動表示を行い、特図が所定時間の経過後に抽選結果に応じて当り又は外れの態様で確定(停止)表示する。また、これと同時に、演出制御部40は、主制御部30からの制御コマンドを受信することにより、特図に連動するように、演出表示装置12に演出図柄を所定時間変動表示させた後に、いわゆる当りの有効ライン上に所定表示パターン(例えば「1、2、3」)を確定停止表示させる制御を行う。
主制御部30は、特図抽選等の判定の結果、大当りが確定した場合(例えば、演出図柄「7、7、7」が表示される)、大当り遊技を生起させて、アタッカー17を開放制御するラウンド遊技を行う。演出制御部40は、主制御部30からの制御コマンドに基づいて、ラウンド遊技開始前に遊技球を右打ちするように、その旨を演出表示装置12に文言で表示させたり、スピーカ6L、6Rから音声や警告音を出力させたりして報知して、アタッカー17への遊技球の入賞を促す。
(第2の実施形態)
以下、図5を参照し、上述の第1の実施形態の遊技機とは異なるステージ70を備える遊技機の第2の実施形態について説明する。
なお、以下の説明においては、第1の実施形態との差異のみを説明し、共通する点については説明を省略する。
本実施形態の遊技機では、図5に示すように、振分け手段16により振分けられ、第3誘導路16R3を通過した遊技球が、ステージ70に転動するようになっている。
ステージ70は、遊技盤4の上下方向の略中央に設けられ、最初に遊技球を受け入れる上ステージ(第1ステージ)71と、上ステージ71からの遊技球を受け入れる下ステージ(第2ステージ)72とから構成される。
上ステージ71は、振分け手段16の第3誘導路16R3から流下してきた遊技球が、左右に転動可能なように左右方向の中央に向けて下り傾斜をなす傾斜面を有しており、その中央領域には、入球した遊技球を入賞したものとして検知する1個のステージ始動入賞口センサ711を内蔵し、入賞により第1特図抽選が行われるステージ始動入賞口710と、遊技球を下ステージ72に落下(流下)させる2個の左右の上通過口(誘導手段)712、712とが設けられている。
このような構成から、上ステージ71において遊技球は、1個のステージ始動入賞口センサ711よりも、2個の上通過口(誘導手段)712、712を通過する確率(誘導確率)が高くなるように設定されており、下ステージ72に流下し易いように構成されている。
なお、上ステージ71においては、遊技球は、必ずステージ始動入賞口710に入賞または上通過口712、712を通過するようになっている。
下ステージ72は、左右方向の中央に向けて、上ステージ71よりも急勾配の下り傾斜をなす傾斜面を有しており、その中央領域に、遊技球を下方へ誘導する下通過口721と、入賞により所定の賞球の払出がされるステージ一般入賞口725、725と、遊技球をステージ70内から遊技盤4の裏側に排出するためのステージ排出口727、727とが設けられている。
図5に示すように、下ステージ72の下通過口721は、その下方に設けられた通過口出口722と、遊技盤4の裏側に設けられ、遊技球が流下可能な上下方向の連通路723によって連通されている。
下通過口721は、下ステージ22の左右方向の中央に配置され、両側に設けられたステージ一般入賞口725、725よりも高い位置に形成されるようにその周囲が隆起している。
通過口出口722は、その周縁部に、正面視下向き半円弧状で、かつ、前方へ下り傾斜をなす誘導筒722aが形成されている。また、通過口出口722の下方には、第1始動入賞口13が設けられている。
連通路723は、下通過口721に連通する上下方向の縦通路(図示省略)と、縦通路の下端で前方に向けて屈曲し、通過口出口722の誘導筒722aに連続して形成される前方へ下り傾斜をなす下通路(図示省略)とから構成されている。
このような構成から、下通過口721を通過して通過口出口722から流下した遊技球を下方に設けられた第1始動入賞口13に向けて流下させることができるようになっている。
図5に示すように、ステージ一般入賞口725、725は、下通過口721の左右から左右方向へ所定距離離れた位置で、下通過口721よりも若干下方(低い位置)に配置される。より具体的には、ステージ一般入賞口725、725は、上ステージ71の上通過口712、712の直下で、かつ、上ステージ71の上通過口712、712から少なくとも遊技球1個分(約11mm)離れた位置に配置される。また、ステージ一般入賞口725、725は、入球した遊技球を入賞したものとして検知するステージ一般入賞口センサ(図示省略)をそれぞれ内蔵し、入賞により所定の賞球の払出がされる。
図5に示すように、ステージ排出口727、727は、左右のステージ一般入賞口725、725のそれぞれの外側に隣接するようにそれぞれ設けられている。
左側の上通過口712から落下した遊技球は、左側のステージ一般入賞口725に入賞し易いように配置されており、右側の上通過口712から落下した遊技球は、右側のステージ一般入賞口725に入賞し易いように配置されているが、ステージ一般入賞口725に入賞せず、ステージ一般入賞口725等の縁等に当接して跳ねた遊技球は、下ステージ72の下通過口721を通過することもあれば、ステージ排出口727、727から排出されることもあるようになっている。
図5に示すように、第1始動入賞口(特別の始動入賞口)13は、下ステージ72の下通過口721を通過して通過口出口722から流下した遊技球が入賞し易い位置、例えば、通過口出口722の鉛直方向の遊技領域4aに設けられ
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上述の実施形態に対して、次のような変形や変更を施すことが可能である。また、上述の本発明の第1の実施形態、第2の実施形態及び下記変形例におけるそれぞれの構成部材や処理や条件等を適宜組み合わせることが可能である。
(変形例)
(1)上記の実施形態では、主制御部30は、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)または第1始動入賞口13への遊技球の入賞に基づいて第1特図抽選等を行い、また、第2始動入賞口143への遊技球の入賞に基づいて第2特図抽選等を行っているが、それに限定されず、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)、第1始動入賞口13または第2始動入賞口143の遊技球の入賞に応じて、第1特図抽選等または第2特図抽選等のいずれかを行うようにすればよい。
例えば、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)または第2始動入賞口143の入賞に基づいて、第2特図抽選等を行い、第1始動入賞口13の入賞に基づいて、第1特図抽選等を行うようにすることによって、第1始動入賞口13よりもステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)の入賞を優遇するようにしてもよい。
さらに、主制御部30は、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)または第2始動入賞口143の入賞に基づいて行われる特図抽選における大当りの当選確率や、当該抽選の結果に基づく大当り遊技における賞球獲得率(獲得数)等を、第1始動入賞口13に入賞した場合よりも優遇させる遊技制御を行ってもよい。
また、演出制御部40は、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)または第2始動入賞口143の入賞に基づいて行われる特図抽選等の結果の導出に係る報知演出を、第1始動入賞口13の入賞に基づいて行われる報知演出よりも、躍動感がある演出を行うことにより視認性を高めて、遊技の期待感を煽るようにしてもよい。
このように、遊技球が入賞する入賞口に応じて抽選態様または抽選結果をについて、例えば一方を優遇して、互いに異なるようにすることによって、単調でなく、飽きにくい遊技を提供することができる。
なお、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)、第1始動入賞口13または第2始動入賞口143のうちのいずれか1つまたは複数の入賞口への入賞を上述のように優遇し、他の入賞口への入賞を優遇しないようにして、抽選態様や抽選結果を互いに異なるようにすればよい。
(2)上記の実施形態では、ステージ20(ステージ70)において、ステージ一般入賞口225(ステージ一般入賞口725)を2個設けているが、それに限定されず、1〜N個(例えば5個)の範囲であればいずれでもよい。
(3)上記の実施形態では、上ステージ21(上ステージ71)にステージ排出口(図示省略)を一個または複数個設けるようにしてもよい。
また、同じく、上ステージ21(上ステージ71)にステージ一般入賞口(図示省略)を一個または複数個設けるようにしてもよい。
なお、上記のこのステージ排出口及び/またはステージ一般入賞口は、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)に代えて、または、ステージ始動入賞口214(ステージ始動入賞口710)とともに設けるようにしてもよい。
(4)上記の実施形態では、下ステージ22(下ステージ72)の特別領域に、ステージ一般入賞口225、225(ステージ一般入賞口725、725)、通過口221、221(通過口721、721)、ステージ排出口227、227(ステージ排出口727、727)がそれぞれ設けられているが、いずれか1種類(1個)またはこれらの組合せが設けられればよい。その際の配置は、ステージ一般入賞口225、725、両側(左右)に、通過口221、721、及び/または、ステージ排出口227、727を配置するのが好適である。これにより、ステージ一般入賞口225、725の開口幅を相対的に規定することができる。
(5)上記の第1の実施形態では、第1ステージ21に、第1振分け通路(誘導部)212、第2振分け通路(誘導部)213、またはステージ始動入賞口214へ誘導する振分け溝部(誘導部)211と、第2ステージ22の左側のステージ一般入賞口225を向く第1振分け通路(誘導部)212と、第2ステージ22の右側のステージ一般入賞口225を向く第2振分け通路(誘導部)213とを設けているが、これに限定されず、第1振分け通路(誘導部)212及び/又は第2振分け通路(誘導部)213に代えて、または第1振分け通路(誘導部)212及び第2振分け通路(誘導部)213とともに、通過口221を向く第3振分け通路(図示省略)及び/又はステージ排出口227を向く第4振分け通路(図示省略)を設けるようにしてもよい。
1 遊技機、4 遊技盤、4a 遊技領域、6L、6R スピーカ、7 電飾装置、12 演出表示装置、13 第1始動入賞口、14 第2始動電動役物、143 第2始動入賞口、144 開閉部材、15 普図ゲート、16 振分け手段、161 第1振分け部、162 第2振分け部、16a 受入口、16R1 第1誘導路、16R2 第2誘導路、16R3 第3誘導路164、16R4 第4誘導路、17 アタッカー、171 大入賞口、172 開閉部材、20 ステージ、21 上ステージ、21a 入口部、211 振分け溝部、211a〜211c 溝、212 第1振分け通路、213 第2振分け通路、214 ステージ始動入賞口、214a 第1受け溝、22 下ステージ、221 通過口、221a 第2受け溝、222 通過口出口、222a 誘導筒、223 連通路、225 ステージ一般入賞口、225a 第3受け溝、226 傾斜面、227 ステージ排出口、227a 第4受け溝、25 図柄表示装置、30 主制御部、40 演出制御部、50 払出・発射制御基板、52 発射装置、70 ステージ、71 上ステージ、710 ステージ始動入賞口、711 始動入賞口センサ、712 上通過口、72 下ステージ、721 下通過口、722 通過口出口、723 連通路、725 ステージ一般入賞口、727 ステージ排出口

Claims (4)

  1. 発射装置によって発射された遊技球が流下可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられ、当接した遊技球の流下方向を変化させる遊技釘と、
    前記遊技領域を流下する遊技球を所定の入口部から受け入れ可能とし、受け入れた遊技球を転動させることが可能なステージと、
    遊技球の入賞が遊技者に有利な遊技状態を生起させうる抽選の契機となる始動入賞口とを備える遊技機であって、
    前記ステージは、
    前記入口部から受け入れた遊技球を前記ステージ上から離脱させる離脱部と、
    遊技球の入賞が所定数の賞球の払い出しの契機となる一般入賞口と、
    遊技球を前記一般入賞口に向けて転動または流下させることが可能な第1経路と、
    遊技球を前記始動入賞口または前記離脱部に向けて転動または流下させることが可能な第2経路と、
    前記受け入れた遊技球の前記第1経路への転動確率を、前記第2経路への転動確率よりも高くなるように、遊技球を誘導可能な誘導部とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記離脱部は、前記ステージを転動した遊技球を前記遊技領域へ向けて放出する第1通過口と、前記遊技盤の裏側に向けて放出する第2通過口とを含み、
    前記第1通過口及び/または前記第2通過口を、前記一般入賞口の左右に設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ステージは、
    前記入口部から受け入れられた遊技球を最初に転動させることを可能とし、前記誘導部を設ける第1ステージと、
    前記誘導部により誘導された遊技球を受け入れ可能とし、前記一般入賞口含む特定口が形成される特別領域を有する第2ステージとを設け、
    前記誘導部は、前記第1ステージに受入れられた遊技球を、前記特別領域における前記特定口を向く複数方向の内の一の方向へ誘導可能とし、当該誘導した遊技球の前記一般入賞口への入賞確率を高めることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域に係る所定の上流部に設けられ、当該遊技領域を流下する遊技球を受入口から収容した後に、前記入口部からの受け入れを可能とするよう放出する一方の流下口、または前記入口部への受け入れを不能として、前記ステージの下方の前記遊技領域に配置される所定の入賞口に入賞可能とするよう放出する他方の流下口の何れかに、遊技球を所定の割合で振分けることを可能とする振分け手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019187891A (ja) * 2018-04-26 2019-10-31 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2020069003A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社三洋物産 遊技機

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