JP5183158B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球が役物装置に入球したとき前記役物装置の下方に位置する導入口又は入賞口に入球し易い状態と入球し難い状態の落下口に振り分ける振り分け装置を備えたパチンコ遊技機において、ステージ上で先に入球した遊技球に後から入球した遊技球が衝突することにより前記役物装置の下方に位置する導入口又は入賞口に入球し易い状態の落下口に振り分けられる、遊技者に有利な状態の度合いを報知する報知手段を具備してなるパチンコ遊技機に関するものである。
従来のパチンコ遊技機の中には、いわゆるクルーンと称する遊技球落下振分役物がある。このクルーンとは、所定の役物領域内に設けられるすり鉢状の役物であり、遊技球が通過可能な落下孔が例えば1個から3個設けられている。例えば、下記特許文献1では、底部がすり鉢状の斜面に形成され、かつ、中心付近に3つの落下孔を有する振分体をステージ役物に設け、このステージの振分体に外周部から進入した遊技球が振分体内で円周回転運動しながら徐々に中心に向かって移動し、中心付近の3つの落下孔の何れに落下するかに応じて、その下方に設置された始動口への入賞を容易な状態と困難な状態とにわかれるようにしたものである。
また下記特許文献2では、役物領域内のステージ後方の流入口から流入した遊技球が、停留装置が作動した際に停留されている遊技球に衝突することにより、流下方向が変化して、その下方に設置された始動口へ入賞し易くなるようにしたものである。
特開2004−73264号公報 特開2001−9107号公報
しかし、いずれの発明も、連続して役物装置内のワープ通路(導入通路)から流入した遊技球がステージ上で衝突し得るタイミングが高いことを演出で報知することはないものである。また停止した遊技球に転動する遊技球が衝突して、その下方に設置された始動口へ入賞し易くなるようにしたもの、つまり一時的に固定された障害物によって遊技球の方向が1回だけ変化するものであり、2つの転動する遊技球が第1のステージ上で衝突してその双方の方向が変化し、更に振り分け装置を含む第2のステージ上で遊技球の再度の衝突の機会が増加して役物装置の下方に位置する入賞口に入球し易い状態の落下口に振り分けられる機会が高くなるパチンコ遊技機ではない。
本発明は、役物装置内の第1のステージ上で、先に入球した遊技球に後から入球した遊技球が衝突した場合には、第1のステージに続く第2のステージでも再度の遊技球が衝突する機会が増加して、役物装置の下方に位置する入賞口に入球し易い状態の落下口に振り分けられる機会が高くなるため、入球した時間間隔に基づいて、第2のステージでの2回目の衝突をする可能性を判断し、遊技者に有利な状態の度合いを事前に遊技者に報知するものである。
本発明は、遊技盤上の役物装置内への入球を導く導入通路と、前記導入通路から先に入球した遊技球と後に入球した遊技球が衝突し得る第1のステージと、前記第1のステージから転動した遊技球が衝突し得る第2のステージと、前記第2のステージに遊技者に有利な遊技球の落下口と不利な遊技球の落下口を有する振り分け装置からなる役物装置を備え、前記第1のステージで1回目の衝突した遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする場合に、前記遊技者に有利な遊技球の落下口へ向かう機会が遊技球の衝突がない場合又は1回の衝突に終わる場合よりも高く設定されたパチンコ遊技機において、前記導入通路に入球を検知する検知手段と前記検知手段の検知した時間間隔に基づいて、前記遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする可能性を判断する判断手段と前記判断手段の判断に基づいて、遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
請求項1記載のパチンコ遊技機は、遊技盤上の役物装置内への入球を導く導入通路と、前記導入通路から先に入球した遊技球と後に入球した遊技球が衝突し得る第1のステージと、前記第1のステージから転動した遊技球が衝突し得る第2のステージと、前記第2のステージに遊技者に有利な遊技球の落下口と不利な遊技球の落下口を有する振り分け装置からなる役物装置を備え、第1のステージで1回目の衝突した遊技球が再度第2のステージで2回目の衝突をする場合に、前記遊技者に有利な遊技球の落下口へ向かう機会が遊技球の衝突がない場合又は1回の衝突に終わる場合よりも高く設定されたパチンコ遊技機において、前記導入通路に入球を検知する検知手段と前記検知手段の検知した時間間隔に基づいて、前記遊技球が再度第2のステージで2回目の衝突をする可能性を判断する判断手段と前記判断手段の判断に基づいて、遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1のステージで1回目の衝突した遊技球が再度第2のステージで2回目の衝突をする場合に、遊技者に有利な遊技球の落下口へ向かう機会が遊技球の衝突がない場合又は1回の衝突に終わる場合よりも高く設定されたパチンコ遊技機において、導入通路に入球を検知する検知手段と前記検知手段の検知した時間間隔に基づいて、前記遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする可能性を判断する判断手段と前記判断手段の判断に基づいて、遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段を備えたので、遊技者は、導入通路に遊技球が入った時から最終的に落下口に振り分けられるまで遊技に対する興趣が向上する。
請求項2記載のパチンコ遊技機は、請求項1のパチンコ遊技機を更に限定し、前記第1のステージは、中央に山部とその両側に谷部を備え、前記山部と前記各谷部とが波状に連なり、前記導入通路から入球した遊技球が往復転動可能なように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、前記第1のステージは、中央に山部とその両側に谷部を備え、前記山部と前記各谷部とが波状に連なり、前記導入通路から入球した遊技球が往復転動可能なように構成されているため、先に入球した遊技球が、第1ステージ上で、長い時間往復転動するため、後から入球した遊技球と衝突する可能性が高くなり、遊技者は更に遊技に対する興趣が向上する。
請求項3記載のパチンコ遊技機は、請求項1又は2のパチンコ遊技機を更に限定し、前記
第2のステージは、前記第1のステージから転動した遊技球を案内する左右の側部案内路
と前面の前面部案内路を含み、前記前面部案内路が前記左右の側部案内路と繋がっている
ことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、前記第2のステージは、前記第1のステージから転動した遊技球を案内する左右の側部案内路と前面の前面部案内路を含み、前記前面部案内路が前記左右の側部案内路と繋がっているため、前記第1のステージから1回目の衝突で左右に別れた遊技球は、第2ステージのそれぞれ左右の側部案内路を通り、前面の前面部案内路で2回目の衝突を起こしやすくなり、第2ステージの振り分け装置で遊技者に有利な遊技球の落下口へ向かう機会が確実に増大する。
請求項4記載のパチンコ遊技機は、請求項1乃至3のパチンコ遊技機を更に限定し、前記
遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知
手段が、発光手段又は音声手段であることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、遊技者は遊技球が導入通路に入球した時点で、遊技者に有利な状態の度合いを発光手段や音声手段によって報知され、遊技に対する興趣が更に向上する。
本発明によれば、遊技盤上の役物装置内への入球を導く導入通路と、前記導入通路から先に入球した遊技球と後に入球した遊技球が衝突し得る第1のステージと、前記第1のステージから転動した遊技球が衝突し得る第2のステージと、前記第2のステージに遊技者に有利な遊技球の落下口と不利な遊技球の落下口を有する振り分け装置からなる役物装置を備え、前記第1のステージで1回目の衝突した遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする場合に、前記遊技者に有利な遊技球の落下口へ向かう機会が遊技球の衝突がない場合又は1回の衝突に終わる場合よりも高く設定されたパチンコ遊技機において、前記導入通路に入球を検知する検知手段と前記検知手段の検知した時間間隔に基づいて、前記遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする可能性を判断する判断手段と前記判断手段の判断に基づいて、遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段を備えたパチンコ遊技機の提供が可能となる。
図1はパチンコ遊技機1の筐体斜視図である。パチンコ遊技機1は、ベース枠(外枠)2に開閉自在に取り付けられた正面扉3を有している。正面扉3には、その上部を開口する略円形の窓4が形成されている。窓4には、例えばガラス板等の透明板が嵌め込まれており、この透明板を介して、その奥側に設けられた遊技盤5を視認することができる。遊技盤5の周囲には演出効果を盛り上げるランプ類L1が設置されている。また、遊技盤の左右下部方向には音で演出効果を盛り上げるスピーカ11、12が設置されている。
正面扉3の下部には、遊技媒体である遊技球を貯留するための球受容器(球受け皿)6が配置されている。球受容器6に貯留された遊技球は、パチンコ遊技機1の内部に設けられた発射装置(図示せず)に1球ずつ供給される。球受容器6の右側にはハンドル7が設けられており、遊技者がこのハンドル7を握って、軸線回りに回転させることにより、発射装置から遊技盤5に向かって遊技球が1球ずつ発射される。
また遊技盤5の下部には操作手段として作動する押しボタン8、9、10が配置されている。これらの押しボタン8、9、10は遊技者が遊技に参加する時に使用される。
図2は、図1に示した遊技盤5の構成を示す正面図である。遊技盤5の周縁には、発射装置から発射された遊技球を遊技盤5の左側上部に導くための略円弧状のガイドレール13が配置されている。遊技盤5には、多数本の障害釘(図示省略)が配設されており、ガイドレール13に沿って遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通って下方へと落下していく。
遊技盤5の中央上部には、第1役物装置14が設置されている。詳細は、後に詳述するが、この第1役物装置14に入球した遊技球は、内部に設置されている振り分け装置により所定の通路を通過した遊技球が、再び遊技盤上に放出される。
第1役物装置14の左右斜め上方には、遊技球の転動方向に変化を与える風車15、16が設置されている。また、前記第1役物装置14に向かって左側方に遊技球が入賞すると所定の賞球が払出される普通入賞口17が設置されている。
また、前記第1役物装置14の下方には、前記役物装置14内から遊技盤に放出された遊技球の転動方向を変更する第1遊技球転動方向変更手段として作用する風車18が設置されている。また、詳細は後に記載するが、当該風車18の周囲には、第2遊技球転動方向変更手段として作用する障害釘が配設されている。また、前記風車18の下方には、その内部に第2遊技球振り分け装置(いわゆるクルーン)を有する第2役物装置19が設置されている。詳細は後に記載するが、前記第1役物装置14、並びに第1及び第2遊技球転動方向変更手段を経た遊技球のみが第2役物装置19に入球する可能性がある。そして、詳細は後に述べるが、第2役物装置19内の第2遊技球振り分け装置で特定の経路を通過した遊技球のみ、前記第2役物装置の下方に設置されている第1始動入賞口20に入球し得る。
第1始動入賞口20に遊技球が入ると、予め定める個数の賞球(遊技球)が遊技者に付与されるとともに、遊技者が大当たり遊技を実行できるか否かを決定するための大当たり抽選が行われる。大当たり抽選の抽選結果は、所定時間変動後、特別図柄表示部21の図柄で表示される。前記大当たり抽選に当選したときは、特別電動役物23に係る大入賞口22が開口する大当たり遊技が開始され、前記第2役物装置に向かって右上方に設置されている特別入賞口(大入賞口)22が開口する。例えば左右に長い長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能な特別入賞口22が配置されており、この特別入賞口22に関連して、特別入賞口22に遊技球を案内する開状態および特別入賞口(大入賞口)22に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開閉可能な特別電動役物(開閉板23)が設けられている。すなわち、開閉板23は、遊技盤5の盤面に沿った状態で特別入賞口22を閉塞して、特別入賞口22に遊技球が入るのを阻止することができ、また、この状態から、特別入賞口22の下端縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前側に倒伏することにより、特別入賞口22を開放して、特別入賞口22上に落下してくる遊技球を特別入賞口22内に導き入れることができる。
前記大当たり遊技が終了すると、いわゆる確変遊技が始まる。詳しくは後に記載するが、この時短遊技状態で開口する第2始動入賞口24が大入賞口22の下方に設置されている。なお、前記第2始動入賞口24を開口するか否かを決定する抽選が、遊技球が普通図柄始動ゲート26を通過するごとに抽選され、その抽選結果は、後述するように、普通図柄表示部27で所定時間変動後、点灯する発光ダイオードで表示される。
第2役物装置19の左上方には特別図柄表示部21と、普通図柄表示部27と、特別図柄用保留表示部28と、普通図柄保留表示部29とが設けられている。特別図柄表示部21は7セグメント表示器が用いられており、始動入賞ごとの特別図柄抽選結果を示すセグメント表示を行う。普通図柄表示部27は、例えば赤色と緑色の発光ダイオードが用いられており、普通図柄始動ゲート26を遊技球が通過した時に抽選が行われ、当該抽選に当選したときは、所定時間変動した後に、赤色発光ダイオードが点灯し、普通電動役物(開閉板)25が所定の時間および回数開く。一方、外れのときは緑色発光ダイオードが点灯する。特別図柄保留表示部28、普通図柄保留表示部29は、発光ダイオードが用いられ、特別図柄と普通図柄の抽選に関しての結果表示を保留している遊技球数を表示する。
次に、第1役物装置14の構造について説明する。図3は第1役物装置14の斜視図であり、図4は前記第1役物装置14から後述する前方飾り枠900と前記第1役物装置14を遊技盤に取り付けるための基板82を取り除いた本体ケースの正面図である。 前記第1役物装置14は、第1のステージ201と振り分け装置を有する第2のステージ200を底面として具備する本体ケース80と、前方飾り枠900と当該役物を遊技盤5に取り付けるための基板82と前記基板82に取り付けられているクラゲ役物83と本体ケースの左右側面部84L、84Rに取り付けられている本体ケース取付側方部85L、85Rとから構成される。なお、前記くらげ役物83の背後には図示していない多色LED構成のランプL2が内蔵する基板に取り付けられており、本発明の入球センサの検知手段による検知した時間間隔が先に入球した遊技球に後から入球した遊技球が第1のステージ201で衝突し、第2のステージ200でも2回目の衝突をして遊技者に役物装置の下方に位置する入賞口に入球し易い状態の落下口に振り分けられると判断された時間帯であれば、遊技者に有利な状態の度合いを報知する報知演出として所定のLEDを点灯または点滅させることが可能である。
また、前記本体ケース80は、本体ケース上面部81と、本体ケース側面部(左右2側面)84L、84Rと本体ケース背面部86と第1のステージ201と振り分け装置を有する第2のステージ200とから構成されている。次に、遊技球の第1役物装置14への進入経路について説明する。遊技盤5を転動する遊技球が、前記前方飾り枠900の側方導入開口部87L、87Rより、前方飾り枠内の空間に導入される。その後、当該遊技球は、約90°転動方向を変え、本体ケース側方部導入開口部99L、99Rから本体ケース取付側方部85L、85Rに形成されているワープ通路88L、88Rを通過して、再び約90°転動方向を変えて、第1のステージ201を転動し、自然落下して第2のステージ200に至る。またワープ通路88L、88Rの入口側には、遊技球通過センサ42L、42Rが設置されており、ワープ通路88L、88R内に入球してくる遊技球を検出する。なお、前記第1役物装置14内に導入されない遊技球は、前記第1始動入賞口20に入球することはないゲージ構成となっている。
前記第1役物装置14の第1のステージ201と第2のステージ200は、図5に詳示するように、前記のようにワープ通路88L、88Rを通過して導入された遊技球を受ける第1ステージ201と、この第1のステージ201の前側に設けられた第2のステージ200とからなる。第1のステージ201は、中央に山部とその両側に谷部を備え、前記山部と前記各谷部とが波状に連なり、前記ワープ通路88L、88Rから入球した遊技球が往復転動可能なように構成されており、第1のステージ201の各谷部には遊技球を第2のステージ200側に誘導する左右一対の傾斜路203L、203Rが設けられている。また、第2のステージ200には、進入した遊技球が円周回転運動をしながら徐々に中心に向かって移動するように底部がすり鉢状の斜面に形成された左右一対の円形状の円周回転運動凹部204L、204Rと、この一対の円周回転運動凹部204L、204Rの間にこれらと隣接ないし近接しつつ前後方向に直線状に形成された有利側案内路205と、前記一対の円周回転運動凹部204L、204Rに対応して、第2のステージ200の263L、273L、263R、273Rから遊技球をそれぞれ各円周回転運動凹部204L、204Rに案内する左右一対の側部案内路206L、206Rと前記左右一対の側部案内路206L、206Rと前面で繋がっている前面部案内路202が設けられている。
前記各円周回転運動凹部204L、204Rの底部中心部にはそれぞれ単一の外れ落下孔207L、207Rが設けられ、この外れ落下孔207L、207Rに落下した遊技球は、振り分け装置を有する第2のステージ200から本体ケース取付側方部85L、85Rにまで延設されたそれぞれ遊技球通路209L、209Rを経由して、それぞれ本体ケース取付側方部遊技球放出口89L、89R(図3参照)から遊技盤5の遊技領域に戻されるようになっている。また、前記有利側案内路205は、その底部が前側から後側に向かって緩やかに傾斜する傾斜面に形成されており、この有利側案内路205に進入した遊技球は、有利側案内路205の後端開口部210から、第2のステージ200の下に設けた誘導路212を通して、遊技球放出口211から風車18が設置された方向に向かって遊技盤上に放出される。また、前記誘導路212を通過して放出口211から遊技盤に遊技球の転動の様子は、前記前方飾り枠900の第1孔部351より視認できる。また、前記第1孔部351を有する前方飾り枠900下部の突出部361は、放出口211から運動量が大きい状態で放出された遊技球が前方のガラス板に衝突するのを防止する役目も有している。なお、遊技球放出口89L、89Rから遊技盤に放出された遊技球は、前記第2役物装置内19に導入される事は無く、また第1始動入賞口20に入球することも無いゲージ構成となっている。
さらに、前記各側部案内路206L、206Rは、左右いずれか一方の円周回転運動凹部204L、204Rの後方から外側周縁部に近づき、その外側周縁部の前面で前面部案内路202に繋がっている。そのため例えば側部案内路206Lを転動する遊技球は、円周回転運動凹部204Lの外側周縁部に接しながら前面の前面部案内路202を経て他方の円周回転運動凹部204Rに進入して、徐々に回転半径が小さくなる旋回運動を行い、最後には外れ落下孔207Rに落下する。ほとんどの単独遊技球はこのような運命をたどる。なかには運良く早めにエネルギーを失い、円周回転運動凹部204Lの外側周縁部に接しながら前面の前面部案内路202を経て転動するが、他方の円周回転運動凹部204Rに進入するほどのエネルギーがない遊技球は、前面の前面部案内路202上の有利側案内路205と円周回転運動凹部204Rが接する壁等に衝突して、有利側案内路205に導かれ、後端開口部210に落下するものもある。
なお、前記第1のステージ201の中央の山部には、遊技球が第1のステージ201を左右に転動する勢いを若干弱めるために、僅かな突起部213が設けてある。また、前記突起部213の前端には、前記有利側案内路205の後端開口部210に向けて傾斜部214が設けてあり、稀にではあるが、遊技球が直接第1のステージ201から有利側案内路205の後端に落下することもある。
上記のように単独の遊技球が、有利側案内路205に導かれる場合又は後端開口部210に直接落下する場合は、役物装置の下方に位置する導入口に入球し易い状態の落下口に振り分けられる場合、つまり遊技者に有利な状態になる場合の合計の10%以下である。本件では残りの90%以上は、2つの遊技球の衝突によるものであるため以下にその場合について述べる。
図6(a)は、先に円周回転運動凹部204Lで回転運動していた遊技球1に後からワープ通路88Lを経由して、第1のステージ201の突起部213を乗り越えた遊技球2が、直接側部案内路206Rに進入して、回転運動していた遊技球1に衝突し、先の遊技球1が跳ね返されて有利側案内路205に導かれ、後端開口部210に落下する場合である。図6(b)は、先に第1のステージ201上で転動していた遊技球1に後からワープ通路88Lを経由して、第1のステージ201に進入した遊技球2が、第1のステージ201上で衝突し、2つの経路に分かれて第2のステージ200に進入する。遊技球1は右側の側部案内路206Rに、遊技球2は左側の側部案内路206Lに進入して、側部案内路206L、206Rと前面側で繋がっている前面の前面部案内路202で再び衝突して、後の遊技球2が跳ね返されて有利側案内路205に導かれ、後端開口部210に落下する場合である。本件開発者が鋭意研究した結果、後者の場合が遙かに生じ易く、遊技球の2回の衝突が本件構成では重要であり、そのためには、最初に第1のステージ201上での遊技球の衝突が必要であることが判明した。また本件構成では遊技球の衝突が第1のステージ201の中央部付近(山部の部分)で生じた場合に遊技球が左右に別れて第2のステージ200の左右の側部案内206L、206Rを経て、前面の前面部案内路202の中央付近で再び衝突し易くなるため、跳ね返った遊技球が有利側案内路205に導かれ易くなって、後端開口部210に落下することが多いことも判明した。
次に、前記第1役物装置14の第2のステージ200において、有利側案内路205の後端開口部210から誘導路212に落下し、放出口211から遊技盤に放出された遊技球の挙動について説明する。前記放出口211から遊技盤に戻った遊技球は、風車18と障害釘により転動方向が変化させられる。図7に前記放出口211から、遊技盤に放出された遊技球が後に記載する第2役物装置19の前方飾り枠92の導入部301に進入するときの軌跡を示す。
第2役物装置19について、図8を参照して説明する。第2役物装置19は、本体ケース90と、基板91と、前方飾り枠92とから構成される。本体ケース90は、上面部95と、側面部93L,93Rと、背面部94(図示せず)と、底面部を構成する第2振り分け装置400とから構成されている。第2役物装置19は、基板91により、遊技盤5に取り付けられている。次に、遊技球が第2役物装置19内に導入される機構について説明する。前記第1役物装置14の前記放出口211から放出され、前記風車18並びに障害釘配設領域250を通過し、前記前方飾り枠92の導入部301に至った遊技球は、前記導入部301から、前記前方飾り枠92内のワープ通路302及び本体ケース側面部93L内のワープ通路303を通過して、前記第2振り分け装置400に到達する。
次に図9を参照して、前記第2振り分け装置400の構成について記載する。前記第2振り分け装置400は、前記ワープ通路303を抜けて遊技球が到達する導入部401と、前記導入部401から進入した遊技球が円周回転運動をしながら徐々に中心に向かって移動する底部がすり鉢状の斜面に形成され、かつ、中心部に3個の遊技球落下孔403、404、405が形成されているクルーン部402とから構成されている。前記クルーン部402は、半径200mmの球内面の一部を構成要素として使用している。半径が200mm程度にまで大きくなれば、前記クルーン部402で円周回転運動をしている遊技球が、中心部の落下孔403、404、405に落下する直前まで、ある程度の速度を保持しつつ円周回転運動が続くので、いわゆるパチンコ遊技機に振動を与えて、不正に遊技者に有利な落下孔(ここでは403)に落下させることが困難になるという効果が生じる。
次に図9及び図10を参照して、遊技球がクルーン部の落下孔403、404、405に落下した後の挙動を示す。まず、落下孔403に落下した遊技球は、遊技球誘導路408を通過して、遊技盤面方向に移動し、放出口406より、遊技盤上に放出される。当該放出された遊技球は、ほぼ100%の確率で第1始動入賞口20に入球する。前記遊技球誘導路408を通過して、遊技盤面方向に移動し、放出口406より遊技盤上に放出される遊技球の挙動は、前記前方飾り枠92の第2孔部352より、視認可能である。また、前記第2孔部352を有する前方飾り枠900下部の突出部362は、放出口406から運動量が大きい状態で放出された遊技球が前方のガラス板に衝突するのを防止する役目も有している。一方、落下孔404もしくは405に落下した遊技球は、遊技球誘導路409を通過して、遊技盤面方向に移動し、放出口407より、遊技盤上に放出される。当該放出された遊技球は前記第1始動入賞口20に入球することは無く、アウト球口51より機外に排出される。
次に、図11を参照して、遊技進行の制御について記載する。まず、遊技者は、前記第1始動入賞口20に遊技球を入賞させることから始まる(ST1)。しかし、この発明のパチンコ遊技機は、まず前記第1役物装置14、次に前記第2役物装置19内に遊技球を通過させ、最終的に前記放出口406より遊技球を放出しなければ、前記第1始動入賞口20に入賞することは無い。よって、本実施例では頻繁には第1始動入賞口20に入球することは無い。第1始動入賞口20に入賞すれば(ST2でYES)、大当たり乱数抽選が実行される(ST2)。本実施例では、大当たり確率は65532/65536なので、第1始動入賞口20に入球すれば、100%に近い確率で大当たりに当選する(ST2でYES)。大当たり遊技に当選すれば、大当たり遊技が行われる(ST3)。本実施例の大当たり遊技は、2ラウンドで、1ラウンドは大入賞口22に1球入賞すれば終了し、賞球数は6球である。
当該大当たり遊技終了後は、必ず確変遊技に移行する。当該確変遊技での大当たり確率は65533/65536である。またこのときに、大当たり遊技間の確変遊技回数の上限値N(例えばN=30)が設定される(ST4)。よって確変回数が上限値に達するまでは大当たり遊技が連荘することになる。なお、前記確変遊技中は時短遊技機能も作動する。時短遊技機能とは、具体的には普通電動役物25の開放延長機能である。スルーゲート26を遊技球が通過すると普通図柄乱数抽選が実行されるが、その当選確率は通常遊技時では6/65520であり、時短遊技時は65520/65522である。また前記当選時の普通電動役物の最大開放時間は、前記通常遊技時では0.2秒間であり、前記時短遊技時は5.5秒間である。つまり、時短遊技機能が作動していなければ、普通図柄始動ゲート26に遊技球を通過させても当選確率は6/65520であり滅多に当選しない。つまり、第2始動入賞口24は、滅多に開口しない。また例え当選したとしても、普通電動役物25の開放時間は0.2秒間であり、第2始動入賞口24への遊技球の入球は困難である。よって、いわゆる通常遊技中は、第2始動入賞口24に遊技球を入球させて、大当たりに当選することは、ほぼ不可能であり、いわゆる初当たりの大当たり遊技は、第1始動入賞口20に遊技球を入球させるしかないのに等しいのである。
大当たり遊技終了後、確変上限回数が主制御部のRAMに設定記憶され(ST4)、確変遊技が実行される(ST5)。当該確変遊技で大当たり遊技に当選すれば(ST6でYES)、継続確変回数の値が1減らされ(ST7)、大当たり遊技が実行される(ST8)。Nの値が0になるまで、ST5〜ST8が繰り返される(ST9でNO)。N=0となれば(ST9でYES)、最後の大当たり遊技の当選図柄が、大当たり遊技終了後、時短遊技に移行する図柄であったかどうかの判断が実行される(ST10)。当該図柄が選択される確率は1/10である。当該大当たり図柄が、時短遊技に移行する図柄であった場合(ST10でYES)には、時短遊技に移行する(ST11)。当該時短遊技では、普通図柄の当選確率は65520/65522であり、当該当選時の普通電動役物25の作動時間は5.5秒であるため、遊技球は容易に第2始動入賞口24に入球する。
第2始動入賞口24に遊技球が入球すれば実行される大当たり乱数抽選の当選確率は、65532/65536なので、ほぼ1回目の入賞で大当たりに当選する。当該時短遊技中に大当たりすれば(ST12でYES)再びST3にもどって、N回大当たり遊技が継続する。一方、前記時短遊技は、特別図柄が所定回数(例えば10回)変動するまで、実行される。可能性としては極めて0に近いが、特別図柄が所定回数回転するまで、大当たり遊技に当選しなければ(ST13でYES)、通常遊技に移行する。また、ST10で大当たり図柄が時短付図柄でなかった場合は(ST10でNO)、通常遊技に移行する。
図12に本件発明の第1役物装置14の入球処理フローについて示す。入球処理は後述する副制御部120のCPU121によって、所定の割り込み時間毎の割り込み処理により実行される。まずST100で遊技球通過センサ42L、42Rが遊技球の入球を検知すると、CPU121は、RAM123内のタイマーフラグを+1加算する(ST110)。入球を検知しない場合には、CPU121は、RAM123のタイマーフラグを参照し(ST190)、タイマーフラグが1の場合には、すでに1個の遊技球の入球を検知しているので、RAM123のタイマーの加算処理をして(ST200)、割り込み処理を終える。タイマーフラグが1でない場合(0の場合)は、入球をいまだ一度も検知していない状態であるので、そのまま割り込み処理を終了する。すでにタイマーフラグが設定されていて、タイマーフラグが2の場合(ST120でYES)には、RAM123のタイマーを取得する(ST130)。タイマーフラグが2でない場合(ST120でNO)には、タイマーフラグは1であるからタイマーフラグを1にセットして(ST210)、タイマーをスタートさせ(ST220)、割り込み処理を終了する。ST130でタイマーを取得した場合には、CPU121はそのタイマーの値が、後述する所定の時間内であるかどうかを判断する(ST140)。所定の時間内であれば、先に入球した遊技球と後から入球した遊技球が、ステージ201上で衝突する可能性が高いので、演出報知フラグを所定の時間内の区分に応じてセットする(ST150)。ST140で取得したタイマーの値が所定の時間内でない場合には、後から入球した遊技球を先に入球した遊技球として新たに時間計測を行うため、タイマーフラグを-1してタイマーフラグを1にして(ST160)、タイマーをリセットして(ST170)、新たにタイマーをスタートさせる(ST180)。上記入球処理により、導入通路に入球を検知する検知手段と検知手段の検知した時間間隔に基づいて、前記遊技球が再度第2のステージで2回目の衝突をする可能性を判断する判断手段が開示されている。
図13には、副制御部120のCPU121で行われる演出報知処理のフローについて述べる。演出報知フラグは、図12の入球処理フローによって設定される。本件実施例の場合には、タイマーの値が0から1.5秒未満と6秒超の場合には、演出報知フラグのセットはされない。演出報知フラグがセットされるのは、タイマーの値が1.5秒から6秒の間であり、タイマーの値が1.5秒〜2.5秒未満と4.5秒超〜6秒の区分には演出報知フラグ1が、タイマーの値が2.5秒〜4.5秒の区分には演出報知フラグ2がセットされる。先に入球した遊技球と後から入球した遊技球が、第1のステージ201上で衝突する可能性はあるのは、本実施例では、1.5秒から6秒の間隔であり、特に先に入球した遊技球と後から入球した遊技球が第1のステージ201の中央部付近で衝突する時間は3.5秒を中心とした2.5秒〜4.5秒であったため、上記のように区分を細分化したものである。つまりタイマーの値が2.5秒〜4.5秒で第1のステージ201で衝突した遊技球は第2のステージ200において、前面部案内路202の中央付近で2回目の衝突をし易くなるため、跳ね返った遊技球が有利側案内路205に導かれ易くなって、後端開口部210に落下することが多いため、第1ステージで衝突する他のタイマー値と区分している。
演出報知処理も先の入球処理と同様に割り込み処理により行われる。CPU121はRAM123の演出報知フラグを参照し、演出報知フラグがセットされていない場合(ST300がYES)には、そのまま処理を抜ける。演出報知フラグに1がセットされていた場合(ST310がYES)には、演出報知フラグを0にセットした後、演出パターンAを実行する処理に移行する。演出報知フラグに2がセットされていた場合には、演出報知フラグを0にセットした後、演出パターンBを実行する処理に移行する。
演出パターンAの実行と演出パターンBの実行は、多色LED構成のランプL2の照明による演出とスピーカ11、12による音声による演出によって実行される。例えば演出パターンAは、ランプL2の照明を青色単色で発光させ、音声で「COME ON!」と発声する演出である。一方演出パターンBは、ランプL2の照明を青色から緑色を経て赤色で発光させ、音声で「CHANCE!」と発声する演出である。これにより、ワープ通路上の入球センサの計時と入球センサの時間間隔が第1のステージ201上で先に入球した遊技球に後から入球した遊技球が衝突し得る時間帯であれば、前記役物装置の下方に位置する導入口に入球し易い状態の落下口に振り分けられる機会が高く、遊技者に有利な状態の度合いを報知できるのである。上記演出処理フローにより、遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段が開示されている。なお、本実施例では、上記のように時間帯を区分したが、本発明はこれに限定されるものではなく、役物装置の各ステージの形状、案内路の傾きや形状、振り分け装置の特性等によって適宜変更可能なものである。要は、先に入球した遊技球と後に入球した遊技球が、最初に衝突して再度衝突する場合に、2回目に衝突した遊技球が特定の入賞口へ向かう機会が高くなる構成のパチンコ遊技機において、第1のステージ上で、先に入球した遊技球に後から入球した遊技球が衝突した場合には、第1のステージに続く第2のステージでも再度の遊技球が衝突する機会が増加して、役物装置の下方に位置する導入口に入球し易い状態の落下口に振り分けられる機会が高くなるため、第1ステージに入球した時間間隔に基づいて、第2のステージでの2回目の衝突をする可能性を判断し、遊技者に有利な状態の度合いを事前に遊技者に報知するのである。
本発明のパチンコ遊技機1の電気的構成を示すブロック図を図14に示す。制御部100は、I/Oポート101A、101B、101Cとドライバ回路102、103、104と、主制御部110と、副制御部120、130と、中継基板140とを含む。I/Oポート101A、101Bは、主制御部110と入力部30とのインタフェースであり、I/Oポート101Cは、副制御部120と入力部とのインタフェースである。ドライバ回路102、103、104は、各制御部110、120、130の指令に基づいて出力部60を駆動する。
入力部30は、第1始動入賞口センサ31と、第2始動入賞口センサ32と、大入賞口センサ33と、スルーゲートセンサ34と、普通入賞口センサ35と、第1振動センサ36と、第2振動センサ37と、第1磁気センサ38と、第2磁気センサ39と、電波センサ40と、ガラス扉開閉センサ41と、ワープ通路303通過センサ42、43と、後端開口部210通過センサと、導入部301通過センサと、ハズレ孔404、405通過センサ46とを含む。 第1始動入賞口センサ31は第1始動入賞口20への遊技球の入球を、第2始動入賞口センサ32は第2始動入賞口24への遊技球の入球を、大入賞口センサ33は大入賞口22への遊技球の入球と、普通入賞口センサ35は普通入賞口17への遊技球の入球とを、それぞれ検出する。スルーゲートセンサ34は、普通図柄始動ゲート26を遊技球が通過したことを検出する。 第1振動センサ36及び第2振動センサ37は、遊技盤の所定の位置(例えば裏面側)に設置され、遊技者による不正なパチンコ遊技機の振動を検出する。第1磁気センサ38は、第1役物装置14の第2のステージ200の下方の位置(図4参照)に設置され、遊技者の不正な磁石ゴトを検出する。第2磁気センサ39は、第2役物装置19の前方飾り枠92の所定の位置(図9参照)に設置され、遊技者の不正な磁石ゴトを検出する。電波センサ40は第2役物装置19の振り分け装置400の裏面側の所定位置(図9参照)に設置され、遊技者による不正な入賞検知誤作動を検出する。ガラス扉開閉センサ41は、遊技盤の周辺の所定位置75(図2参照)に設置され、不正なガラス扉の開放を検出する。
また、ワープ通路88L、88Rのそれぞれの遊技球通過センサ42L、42R(図4参照)は、遊技球が前記ワープ通路88L、88Rを通過したことを検出する。換言すると、第1役物装置14の第1のステージ201に遊技球が到達することを検出することになる。また、後端開口部210通過センサ44(図6参照)は、第2のステージ200で、開放口211へと通じる後端開口部210を遊技球が通過したことを検出する。また、導入部通過センサ45(図8参照)は、第2役物装置19の前方飾り役物92の導入部301を遊技球が通過したことを検出する。換言すると、遊技球が第2役物装置19のクルーン部402に遊技球が到達することを検出したことになる。また、ハズレ孔通過センサ46は、前記クルーン部402上で円周回転運動をしていた遊技球が、第1始動入賞口20に入球することが不可能なハズレ孔404もしくは405を通過したことを検出する。
出力部60は、特別図柄表示部21と普通図柄表示部27と特別図柄保留表示部28と普通図柄保留表示部29と普通電動役物(第2始動入賞口開閉板)駆動部61と特別電動役物(大入賞口開閉板)駆動部62とスピーカ11,12と各種演出ランプL1、L2とを含む。普通電動役物駆動部61は、図2に示した開閉板25を開閉する。特別電動役物駆動部62は、大入賞口22の開閉板23を開閉する。
主制御部110は、パチンコ遊技機1における遊技の基本となる動作を制御するためのものであり、抽選手段、特別遊技移行手段及び特別遊技実行制御手段として作動するCPU111と、大当たり乱数やプログラムソフト等が記憶されたROM112と一時記憶エリアとしてのRAM113とを含むマイクロコンピュータで構成されている。RAM113は、確変残回数記憶部を含む。 主制御部110は、入力部30からI/Oポート101Aまたは101Bを介して入力された信号に基づいて、乱数抽選の結果に応じたコマンドや不正情報やデータ等を中継基板140を介して副制御部120、130に一方向に出力すると共に、ドライバ回路102を介して出力部60に含まれる特別図柄表示部21と、普通図柄表示部27と、特別図柄保留表示部28と、普通図柄保留表示部29と、普通電動役物(第2始動入賞口開閉板)駆動部61と、特別電動役物(大入賞口開閉板)駆動部62とに制御信号を与える。また、不正信号を受信したときは、副制御部120や130に音やランプで警告を実行させるコマンドを送信する。 抽選手段として作動するCPU111は、遊技球が第1始動入賞口20または第2始動入賞口24に入球したことを条件として各種乱数値を取得し、取得乱数値と大当たり乱数とが一致するか否かを判定する。特別遊技状態移行手段として作動するCPU111は、乱数抽選において取得乱数値と大当たり乱数とが一致したことを条件として遊技者にとって有利となる大当たり遊技に移行させる。
副制御部120、130は、入力部30からI/Oポート101Cを介して入力された信号に基づいて、演出を実行する。例えば、ワープ通路88Lまたは88Rを遊技球が通過したことをセンサ42Lまたは42Rが検出したときには、ステージ201に遊技球が到達することであり、大当たりに一歩近づいたことを意味する。副制御部120並びに130のそれぞれのCPU121、131は、大当たりに一歩近づいたことを遊技者に知らせる音と光の演出をドライバ回路103並びに104を通じて、スピーカ11、12とランプ類L1、L2に実行させる。更に遊技球の入球時間間隔が所定の時間内であった場合には、遊技球の衝突により遊技球が特定の入賞口へ向かう可能性が高いことを報知する処理については、前記で述べた通りである。また、副制御部120、130は、後端開口部210通過センサ44が遊技球の通過を検出すれば、大当たり遊技当選に、直結する第1始動入賞口20へ到達するために必要な、第2役物装置19へ入球する可能性が広がったということで、前記ワープ通路88L、88Rを遊技球が通過したときよりも、さらに期待感を高める派手な音と光の演出をスピーカ11、12とランプ類L1、L2に所定時間または所定の条件が成立するまで実行させる。
また、副制御部120、130は、導入部301通過センサ45が遊技球の通過を検出すれば、大当たり遊技当選に、直結する第1始動入賞口20へ到達するために必要な、第2役物装置19へ遊技球が入球し、前記第2遊技球振分装置400のクルーン部402に到達したことを受けて、前記後端開口部210通過センサ44が遊技球の通過を検出したときよりも、さらに期待感を高める派手な音と光の演出をスピーカ11、12とランプ類L1、L2に所定時間または所定の条件が成立するまで実行させる。一方、前記第2遊技球振り分け装置400のクルーン部402に到達した遊技球が徐々に中心に近づきつつ円周回転運動した結果、ハズレ孔に入球した場合は、ハズレ孔404、405通過センサ46からの信号を受けて、副制御部120、130は音と光による残念演出をスピーカ11、12とランプ類L1、L2に所定時間または所定の条件が成立するまで実行させる。一方、当たり孔403に入球した遊技球は、前記第1始動入賞口20に入球し、その際はほぼ100%大当たりするので、大当たり当選情報を主制御部110から受信した副制御部120、130は、音と光による大当たり演出を、スピーカ11、12とランプ類L1、L2に所定時間または所定の条件が成立するまで実行させる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
本発明のパチンコ遊技機の筐体斜視図である。 遊技盤の正面図である。 第1役物装置の斜視図である。 第1役物装置の本体ケースの正面図である。 第1役物装置内の第1のステージと第2のステージの斜視図である。 第1役物装置内の遊技球の衝突による球流れの模式図である。 遊技球が風車と釘配列を遊技球が転動する模式図である。 第2役物装置の斜視図である。 第2役物装置内の遊技球振り分け装置の図面である。 第2役物装置内の遊技球振り分け装置の正面図である。 本発明のパチンコ遊技機の遊技処理フロー図である。 本発明の入球処理のフロー図である。 本発明の演出報知処理のフロー図である。 本発明のパチンコ遊技機の電気制御ブロック図である。
符号の説明
1;パチンコ遊技機の筐体
5;遊技盤面
3;前扉
14;第1役物装置
19;第2役物装置
200;第2のステージ
201;第1のステージ
205;有利側案内路205
400;第2役物装置内の遊技球振り分け装置

Claims (4)

  1. 遊技盤上の役物装置内への入球を導く導入通路と、前記導入通路から先に入球した遊技球と後に入球した遊技球が衝突し得る第1のステージと、前記第1のステージから転動した遊技球が衝突し得る第2のステージと、前記第2のステージに遊技者に有利な遊技球の落下口と不利な遊技球の落下口を有する振り分け装置からなる役物装置を備え、前記第1のステージで1回目の衝突をした遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする場合に、前記遊技者に有利な遊技球の落下口へ向かう機会が遊技球の衝突がない場合又は1回の衝突に終わる場合よりも高く設定されたパチンコ遊技機において、前記導入通路に入球を検知する検知手段と前記検知手段の検知した時間間隔に基づいて、前記遊技球が再度前記第2のステージで2回目の衝突をする可能性を判断する判断手段と前記判断手段の判断に基づいて、遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段を備えたパチンコ遊技機。
  2. 前記第1のステージは、中央に山部とその両側に谷部を備え、前記山部と前記各谷部とが波状に連なり、前記導入通路から入球した遊技球が往復転動可能なように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記第2のステージは、前記第1のステージから転動した遊技球を案内する左右の側部案内路と前面の前面部案内路を含み、前記前面部案内路が前記左右の側部案内路と繋がっていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記遊技者に有利な状態の度合いを前記第1のステージ上での遊技球の衝突前に報知する報知手段が、発光手段又は音声手段であることである請求項1乃至3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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