JP2008212355A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】センター役物を大型化することなく、センター役物のステージ上における遊技球の移動パターンに斬新性や意外性を持たせ、遊技の興趣を高める遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球がセンター役物54の内部に進入すると、先ず最も遊技者側に位置する第1遊技球通過面80に導かれ遊技球振分部94により振り分けられながら左側から右側に向かって移動する。次いで最も奥側に位置する第2遊技球通過面104に進入し、遊技球振分部116Bにより振り分けられながら右側から左側に向かって移動する。最後に、遊技球は中央の第3遊技球通過面126に導かれ左側から右側に向かって移動するとともに遊技球振分部134により振り分けられる。
【選択図】 図9

Description

本発明は、遊技盤面上に形成される遊技領域に配置されたセンター役物に設けられ、同じく遊技領域に配置された入賞口に遊技球を導くステージ部材を備えた遊技機に関する。
従来から遊技機の中には、遊技盤面上に形成される遊技領域の略中央にセンター役物が設けられたものが知られている。このセンター役物の内部には種々の画像を変動表示する画像表示装置が配置されるとともに、センター役物の下部には遊技球が転動するステージが設けられている。また、遊技領域上であってステージの下方には、始動口などの入賞口が配置されている。また、上記ステージには遊技球の進路を振り分ける振分手段が形成されており、振分手段により振り分けられた一部の遊技球が始動口の上方に位置するステージから排出されて始動口に入賞可能となる。なお、遊技球は、振分手段の振り分け具合により、始動口などの入賞口に入賞することなく、遊技領域上をそのまま落下していき、やがて遊技領域下方に設けられたアウト口に導かれることもある。
ここで、ステージの構造を工夫して遊技の興趣を高めた遊技機が存在する(下記特許文献1参照)。すなわち、この遊技機には、前後方向に2つのステージが並設されており、奥側(遊技者側と反対側)のステージで転がる遊技球のうち、勢いの弱い遊技球は、曲面部に当接した後、同じく奥側のステージにおいて左右の揺動を繰り返す。また、一定の勢いを超えた遊技球は、リターン路の曲面部に当接すると手前側(遊技者側)のステージに移動し、手前側のステージを左右に転がる。遊技者は、手前側のステージを遊技球が転がっていても、その遊技球が、リターン路を通過して奥側のステージを転がり、さらに、奥側のステージの排出部から手前側のステージの排出部に移動して始動口に入賞することを期待する。このように、この遊技機は、ステージを転がる遊技球のパターンがバラエティに富んで面白く、遊技者が興味を持って遊技を楽しむことを想定したものである。
特開2001−170284号公報
ところで、上記従来の遊技機では、遊技球が転がるステージが2つしか設けられていないため、遊技者は、遊技球が2つのステージのうち一方のステージを転がることは容易に予測することができる。また、遊技球が2つのステージのうち一方のステージを転がるだけでは、遊技球の移動パターンが単調となる。このため、上記従来の遊技機では、必ずしも遊技興趣を高めるということは言えなかった。
また、上記遊技機では、遊技領域に打ち出された遊技球は、センター役物に入ると、必ず奥側のステージに案内される構造となる。つまり、遊技者から見て遠くのステージに遊技球が一旦案内され、奥側のステージをそのまま転がり、その後、奥側のステージと手前側のステージとの間で遊技球が振り分けられる振り分け遊技が開始される。このため、遊技者にとっては、遊技球は先ず奥側のステージを転がり、その後、奥側のステージを転がり続けるか、あるいは遊技者により近くなる手前側のステージに移動することが当然に予想できる。このような、始めは遊技者から遠いステージに遊技球を導き、その後、遊技者に近いステージに遊技球を移動させていくという方法は、遊技業界の常套手段であるため、各ステージ上における振り分け遊技に意外性はなく、単調の域を超えるものではなかった。
一方、センター役物の内部に設けるステージの数を増加させて、遊技球の移動パターンを増やすことも考えられるが、この場合には、センター役物自体の大きさをさらに大きくさせる必要がある。センター役物自体の大きさを大きくすると、遊技領域中のセンター役物が占める領域以外の領域が小さくなり、センター役物が占める領域以外の領域における遊技性が低下するという別の問題が生じてしまう。すなわち、センター役物自体の大きさを大きくすることなく、ステージ上における遊技球の移動パターンに斬新性や意外性を持たせることが重要な課題となる。
そこで、本発明は、センター役物を大型化することなく、センター役物のステージ上における遊技球の移動パターンに斬新性や意外性を持たせ、ひいては遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、遊技盤面上に配置され、遊技球の入賞により遊技者に有利な遊技状態を発生させる入賞口と、前記遊技盤面における前記入賞口の上方に配置され、前記遊技盤面上を流下する遊技球を受入可能な受入口を有するセンター役物と、前記センター役物に設けられ、前記受入口により受け入れられた遊技球を転動させるステージ部材と、を備えた遊技機において、前記ステージ部材は、前記センター役物の手前側に位置するとともに前記センター役物の左右方向に沿って設けられ、前記受入口により受け入れられた遊技球が導かれる第1遊技球進入領域部と、前記第1遊技球進入領域部を転動した遊技球が進入可能となり、前記第1遊技球進入領域部よりも奥側に位置するとともに前記センター役物の左右方向に沿って設けられる第2遊技球進入領域部と、前記第2遊技球進入領域部を転動した遊技球が進入可能となり、前記第1遊技球進入領域部と前記第2遊技球進入領域部との間に位置するとともに前記センター役物の左右方向に沿って設けられる第3遊技球進入領域部と、遊技球を前記第1遊技球進入領域部、前記第2遊技球進入領域部又は前記第3遊技球進入領域部から前記入賞口の近傍に流出させる複数の遊技球流出部と、複数の前記遊技球流出部へ遊技球を振り分ける複数の遊技球振分部と、を含んで構成される遊技機であることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、センター役物の内部に進入した遊技球は、先ず、第1遊技球進入領域部に導かれ、第1遊技球進入領域部上を転動する。このとき、第1遊技球進入領域部は、全ての遊技球進入領域部の中で最も手前側(遊技者側)に位置しているので、第1遊技球進入領域部上を転動する遊技球は、遊技者の目を引き易くする。遊技球が第1遊技球進入領域部上を転動していくと、やがて第2遊技球進入領域部に進入し、第2遊技球進入領域部上を転動していく。第2遊技球進入領域部は、全ての遊技球進入領域部の中で最も奥側(遊技者側と反対側)に位置しているので、第2遊技球進入領域部上を転動する遊技球は、第1遊技球進入領域部上を転動する場合と比較して遊技者の目に付き難い。そして、遊技機業界では遊技球が奥側から手前側に移動していく移動パターンが通常であるため、このような反対の遊技球の移動パターンを見て、遊技者は、斬新でかつ意外性を感じるようになる。この結果、遊技者に何かが起こるという期待が生まれ、遊技興趣を高めることができる。
また、遊技球が第2遊技球進入領域部上を転動していくと、やがて第3遊技球進入領域部に進入し、第3遊技球進入領域部上を転動していく。第3遊技球進入領域部は、第1遊技球進入領域部と第2遊技球進入領域部との間に位置し両者に挟まれているので、第3遊技球進入領域部上を転動する遊技球は、第1遊技球進入領域部上を転動する場合と比較して遊技者の目に付き難くなるが、第2遊技球進入領域部上を転動する場合と比較して遊技者の目に付き易くなる。このように、遊技球は、最初の移動が最も遊技者の目に付き易くなり、次の移動が最も遊技者の目に付き難くなり、最後の移動が遊技者の目に付き易くなる。上方から各遊技球進入領域部を見ると、遊技球は外側から内側に向かって渦を巻くように移動していくことになり、遊技球の移動パターンがさらに斬新に見える。
ここで、遊技球が第1遊技球進入領域部、第2遊技球進入領域部及び第3遊技球進入領域部を転動していくと、遊技球は複数の遊技球振分部によりそれぞれの遊技球流出部に振り分けられる。そして、遊技球流出部に振り分けられた遊技球は、入賞口の近傍に流出され、高い確率で入賞口に入賞する。遊技球が入賞口に入賞すると、遊技者に有利な遊技状態が実現される。
以上のように、斬新でかつ意外性がある移動パターンで転動する遊技球が、任意の遊技球振分部により各遊技球流出部に振り分けられるので、遊技者は入賞口への入賞を期待しながら緊張して遊技球の移動を見守ることになり、遊技性を格段に高めることができる。
特に、センター役物のステージ部材は、3つの遊技球進入領域部で構成されており、各遊技球進入領域部が前後方向に並んで設けられているため、センター役物の幅方向寸法や高さ寸法を大きくすることなく、遊技球の移動距離及び振分機会を増やすことができる。この結果、センター役物が占める領域以外の遊技領域のスペースを削ることなく、各遊技球進入領域部上における遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を面白くさせることができる。
なお、請求項1に記載の「入賞により遊技者に有利な遊技状態を実現する入賞口」とは、「遊技者に有利な遊技状態」を実現させるための契機となる入賞口を意味している。この「入賞口」への遊技球の入賞によって実現される「遊技者に有利な遊技状態」とは、例えば、少量の賞球(例えば、15個以下の賞球)が払い出されること、多量の賞球(例えば、100個以上の賞球)が払い出される特別遊技(大当り)が発生すること、特別遊技(大当り)を発生させるか否かの抽選(例えば、図柄変動遊技)を行うことなど、遊技者に対して所定の遊技上の特典が付与される状態を指す。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記ステージ部材には、前記第2遊技球進入領域部から前記第3遊技球進入領域部に遊技球を流出させる遊技球特別流出部と、前記遊技球特別流出部へ遊技球を振り分ける遊技球特別振分部と、が設けられていることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、遊技球は、第2遊技球進入領域部を転動していくとやがて第3遊技球進入領域部に進入することになるが、遊技球特別振分部により振り分けられて遊技球特別流出部から第3遊技球進入領域部に進入することもある。これにより、遊技者は、ますます、遊技球がどのタイミングで第2遊技球進入領域部から第3遊技球進入領域部に移動するかが予想できなくなる。この結果、遊技者は、期待と興奮を持って遊技球の移動を見守ることになり、遊技性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、前記第3遊技球進入領域部に設けられた前記遊技球流出部には、該遊技球流出部から流出した遊技球の進路を変更する遊技球進路変更部が接続され、前記遊技球進路変更部には、前記遊技球進路変更部により任意の進路に変更された遊技球を前記入賞口の近傍に流出させる遊技球進路変更流出部が設けられていることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、第3遊技球進入領域部に設けられた遊技球流出部から流出した遊技球の進路は、遊技球進路変更部により任意の進路に変更される。そして、進路が変更された遊技球は、遊技球進路変更流出部により入賞口の近傍に流出される。これにより、遊技者は遊技球の進路がどの進路に変更されるかを期待と興奮を持って見守ることになり、各遊技球進入領域部を転動する遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を面白くさせることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の遊技機において、前記第1遊技球進入領域部は、下方に空間部が形成されるように上方に隆起して設けられ、前記遊技球進路変更部及び前記遊技球進路変更流出部は、前記第1遊技球進入領域部の下方に形成された前記空間部に設けられていることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、センター役物の左右方向の大きさを大きくすることなく、遊技球進路変更部及び遊技球進路変更流出部を設けることができるので、遊技領域中でセンター役物が占める領域以外の領域を犠牲にすることを防止できる。また、第1遊技球進入領域部の下方に空間部を設けるために、第1遊技球進入領域部を上方に隆起させることで、第1遊技球進入領域部を立体的に表現することができる。この結果、遊技球進入領域部(ステージ)の意匠や、センター役物全体の意匠に斬新性を持たせることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機において、複数の前記遊技球流出部から前記入賞口までの距離又は両者の位置関係がそれぞれ異なるように設定されていることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、複数の遊技球流出部から入賞口までの距離や、複数の遊技球流出部と入賞口との位置関係に応じて、各遊技球流出部から流出した遊技球の入賞口への入賞確率が多様に変化する。具体的には、例えば、遊技球流出部から入賞口までの距離が短くなれば、入賞口に入賞する確率が高くなり、逆に、遊技球流出部から入賞口までの距離が長くなれば、入賞口に入賞する確率が低くなる。また、遊技球流出部が入賞口の真上に位置する位置関係では入賞口に入賞する確率が高くなり、逆に、遊技球流出部が入賞口の真上からずれた位置となる位置関係では入賞口に入賞する確率が低くなる。これにより、遊技者は、遊技球がどの遊技球流出部から流出するかが気になるため、各遊技球進入領域部上を移動する遊技球の行方を期待と興奮を持って最後まで見守ることになる。この結果、遊技球進入領域部上を移動する遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を白熱した面白いものに設定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の遊技機において、複数の前記遊技球流出部の形状がそれぞれ異なることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、複数の遊技球流出部の各々の形状に応じて、各遊技球流出部から流出した遊技球の入賞口への入賞確率が多様に変化する。具体的には、例えば、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にある遊技球流出部の開口面積が大きくなる形状であれば、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にある遊技球流出部から遊技球が流出し易くなり、遊技球流出部が入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にあるため、入賞口に入賞する確率が高くなる。逆に、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にない遊技球流出部の開口面積が大きくなる形状であれば、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にない遊技球流出部から遊技球が流出し易くなるが、遊技球流出部が入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にないため、入賞口に入賞する確率が低くなる。また、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にある遊技球流出部の開口面積が小さくなる形状であれば、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にある遊技球流出部から遊技球が流出し難くなり、その分だけ、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にない遊技球流出部から流出する可能性が高くなるため、入賞口に入賞する確率は低くなる。逆に、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にない遊技球流出部の開口面積が小さくなる形状であれば、入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にない遊技球流出部から遊技球が流出し難くなるが、その分だけ入賞口の真上(同じ鉛直軸上)にある遊技球流出部から流出する可能性が高くなるため、入賞口に入賞する確率が高くなる。これにより、遊技者は、遊技球がどの遊技球流出部から流出するかが気になるため、各遊技球進入領域部上を移動する遊技球の行方を期待と興奮を持って最後まで見守ることになる。この結果、遊技球進入領域部上を移動する遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を白熱した面白いものに設定することができる。
なお、本明細書において、「手前」とは、「遊技機を基準とする前方(つまり、遊技者に近接する方向)」を示し、「奥側」とは、遊技機を基準とする後方(つまり、遊技者から離間する方向)」を示す。また、「左」とは、遊技者から見て「左」であることを示し、「右」とは「遊技者から見て右」であることを示す。更に、「上」とは、遊技者から見て「上」であることを示し、「下」とは「遊技者から見て下」であることを示す。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明する。
図1及び図2に示すように、第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機(遊技機)10の前面部には、主として、外枠12と、内枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、発射ハンドル24などが設けられている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。内枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。また、内枠14の右端の中央よりやや下方には施錠装置22が設けられている。
前面枠16は、本発明の前面扉の一具体例を示すもので、パチンコ機10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、内枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤26(図3参照)を前方から視認するべく、遊技盤26に形成された遊技領域28(図3参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部30を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板32がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤26に形成された遊技領域28はガラス板32の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板32を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板32に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、図1及び図2に示すように、前面枠16の左上方側及び右上方側には、メインスピーカ(図示省略)から出力された音声を前面枠16の外部に導くための導音部34がそれぞれ設けられている。各導音部34は、円筒状の導音部本体32と、導音部本体36に形成された複数のスリット38と、で構成されている。
また、前面枠16の下方側には、上皿部18が設けられている。この上皿部18には、演出ボタン40が設けられている。
また、上皿部18の下方側には、下皿部20が設けられている。また、下皿部20の右下方側には、遊技球を発射させるための発射ハンドル24が設けられている。この発射ハンドル24には、発射レバー44と、発射停止ボタン46がそれぞれ設けられている。
また、図1及び図2に示すように、下皿部20の左右下方側には、所定の効果音を出力するための各サブスピーカ48がそれぞれ設けられている。
また、内枠14には、遊技領域28(図3参照)の形状に合致した開口部(図示省略)が形成されている。この内枠14の内側面には、遊技盤26(図3参照)が取り付けられる。これにより、遊技者は、遊技盤26の遊技領域28を内枠14の開口部及び前面枠16の開口部30を通して視認することができる。
次に、遊技盤26の表面構造について図3を参照して説明する。
図3に示すように、遊技盤26は、内枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆われている。遊技盤26には、遊技盤26の表面に設けられた外レール50と内レール52とにより略円形状の遊技領域28が区画形成されている。遊技領域28には、主に演出図柄表示装置56と、遊技ステージ(ステージ部材)58を備えたセンター役物54と、2つの始動口(入賞口)60A、60Bを一体に備え始動入賞装置60と、複数の入賞口62と、普通図柄作動ゲート64と、LED表示基板(図柄表示装置)66と、大入賞装置68と、多数の障害釘70と、風車72、アウト口74等と、がそれぞれ配設されている。なお、本明細書でいう「遊技領域」とは、遊技盤26の表面において遊技球が流下可能な領域を指す。
ここで、センター役物54は、遊技領域28の略中央の位置に設けられるもので、センター役物54の中央には前後貫通した窓孔が形成されている。このセンター役物54の内側(窓孔に対応する部位)には、演出図柄表示装置56が設けられている。この演出図柄表示装置56は、後述の主制御基板202(図4参照)やサブ制御基板206(図4参照)からの制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の映像画面を有している。この映像画面は、センター役物54の窓孔を介して遊技者から視認可能となり、この映像画面上には、特別図柄の擬似図柄である擬似特別図柄(擬似図柄)が表示される。具体的には、演出図柄表示装置56の映像画面上には、1又は複数の擬似特別図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する擬似特別図柄表示領域が形成されている。すなわち、左擬似特別図柄(左擬似図柄)を表示する左擬似特別図柄表示領域、中央擬似特別図柄(中央擬似図柄)を表示する中央擬似特別図柄表示領域、及び右擬似特別図柄(右擬似図柄)を表示する右擬似特別図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(それぞれ図示省略)。各擬似特別図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の擬似特別図柄が順次表示されていく。
演出図柄表示装置56は、遊技球が始動入賞装置60の2つの始動口60A、60Bのいずれか一方に入球することにより、その映像画面の表示領域に表示される各擬似特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、擬似特別図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、大入賞装置68の大入賞口156が開放される。本実施形態のパチンコ機10で始動入賞装置60の始動口60A、60Bのいずれか一方に遊技球が入球すると、各擬似特別図柄がそれぞれ変動され、擬似特別図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。なお、本実施形態のパチンコ機10では、始動入賞装置60を構成する2つの始動口60A、60Bのうち、始動口60Bは、一対の翼片部60Cを有する普通電動役物によって構成されている。
ここで、本実施形態のパチンコ機10では、例えば、大当りとして2種類のものが予め設定されている。具体的には、「7、7、7」などの同一の奇数数字の擬似特別図柄が3桁揃うことにより成立する確変大当りがある。また、「8、8、8」などの同一の偶数数字の擬似特別図柄が3桁揃うことにより成立する通常大当りがある。
確変大当り及び通常大当りは、比較的多くのラウンド数(例えば15ラウンド)を有し、大入賞口156の開放時間が約26秒間である大当りである。このため、賞球数が比較的多くなる。なお、各大当りでは、大入賞口156に所定数(例えば、10個)の遊技球が入球するか、あるいは所定数(例えば、10個)の遊技球が入球しなくても所定時間(例えば26秒間)が経過したときに大入賞口156が閉じられて1ラウンドが終了する。
また、確率変動状態は、大当り(確変大当り、通常大当りの2種類の大当り意味する)に移行する確率が予め定められた高確率となる状態である。また、開放時間延長状態は、普通電動役物としての始動口60Bの開放時間が通常よりも延長される状態である。例えば、通常の開放時間は、約0.1秒間であるのに対して、開放時間延長状態では、約4秒間に延長される。なお、普通電動役物としての始動口60Bは、普通図柄に当選することにより開放状態となる。
また、確変大当りの後は、大当りに移行する確率が、通常遊技状態と比べ予め定められた高確率となる、特別図柄の確率変動状態になる。そして、次回大当りが発生するまでの間か、あるいは規定回数(例えば、10000回)の特別図柄の変動表示が行われるまでの間、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物(始動口60B)の開放延長機能が作動する。また、通常大当りの後は、大当りに移行する確率が通常遊技状態と同一の予め定められた低確率状態となるとともに、規定回数(例えば、100回)だけ特別図柄及び普通図柄の変動時間が短縮され、かつ普通電動役物(始動口60B)の開放延長機能が作動する時短遊技状態となる。
また、センター役物54の内部かつ下部には、遊技ステージ58が形成されている。この遊技ステージ58には、センター役物54の側壁部に形成された遊技球進入口(受入口)76から進入してきた遊技球が導かれる。
ここで、本発明の要部となる遊技ステージ58の構造について詳細に説明する。
図8乃至図11に示すように、遊技ステージ58は、遊技機の正面視にて最も遊技者側(手前側)に位置する第1遊技ステージ部78を備えている。第1遊技ステージ部78の上面には、遊技球が転動する第1遊技球通過面(第1遊技球進入領域部)80が形成されている。第1遊技球通過面80は、センター役物54の左右方向に亘って形成されている。第1遊技ステージ部78の第1遊技球通過面80には、センター役物54の側壁部に形成された遊技球進入口76から進入してきた遊技球が必ず導かれるように設定されている。また、第1遊技球通過面80の延在方向に直交する幅方向両側端部には、第1遊技球通過面80を転動する遊技球が第1遊技球通過面80から落下することを妨げる壁部82が、第1遊技球通過面80の延在方向に亘って形成されている。
図9及び図11に示すように、第1遊技球通過面80の左側には、遊技球進入口76から進入してきた遊技球が最初に通過しセンター役物54の中央側に向かって下り傾斜する左側傾斜領域84が形成されている。なお、この左側傾斜領域84には、遊技領域28上の障害釘70に衝突して跳ね返った遊技球が進入することもある。左側傾斜領域84の右側端部には、左側傾斜領域84を転動する一部の遊技球を遊技領域28上に落下させる左側開口部(遊技球流出部)86が形成されている。また、左側傾斜領域84の最下部であって左側開口部86の近傍には、転動する遊技球の勢い(速度)や転動方向によって一部の遊技球を左側開口部86に導く(振り分ける)左側遊技球振分部(遊技球振分部)88が形成されている。この左側遊技球振分部88は、左側傾斜領域84の底面に、左側開口部86に向かって下り傾斜した凹部(手前側に向かって下り傾斜した凹部)を形成することにより、構成されている。
また、左側傾斜領域84の右側端部には、上方向に湾曲するように隆起した中央湾曲領域90が接続されている。この中央湾曲領域90は、いわゆる橋状に形成されており、第1遊技球通過面80の左右方向中央に位置している。そして、中央湾曲領域90には、左側傾斜領域84を転動し、かつ左側開口部86から遊技領域28側に落下しなかった遊技球が進入する。なお、中央湾曲領域90には、遊技領域28上の障害釘70に衝突して跳ね返った遊技球が進入することもある。中央湾曲領域90の最上部には、中央湾曲領域90を転動する一部の遊技球を遊技領域28上に落下させる中央開口部(遊技球流出部)92が形成されている。また、中央湾曲領域90の最上部であって中央開口部92の近傍には、転動する遊技球の勢い(速度)や転動方向によって一部の遊技球を中央開口部92に導く(振り分ける)中央遊技球振分部(遊技球振分部)94が形成されている。この中央遊技球振分部94は、中央湾曲領域90の底面に、中央開口部92に向かって下り傾斜した凹部(手前側に向かって下り傾斜した凹部)を形成することにより、構成されている。
また、中央湾曲領域90の右側端部には、遊技機の正面視にて左側から右側に向かって下り傾斜した右側傾斜領域96が接続されている。この右側傾斜領域96は、第1遊技球通過面80の右側に位置している。右側傾斜領域96の右側端部には、右側傾斜領域96を転動する一部の遊技球を遊技領域28上に落下させる右側開口部(遊技球流出部)98が形成されている。また、右側傾斜領域96であって右側開口部98の近傍には、転動する遊技球の勢い(速度)や転動方向によって一部の遊技球を右側開口部98に導く(振り分ける)右側遊技球振分部(遊技球振分部)100が形成されている。この右側遊技球振分部100は、右側傾斜領域96の底面に、右側開口部98に向かって下り傾斜した凹部(手前側に向かって下り傾斜した凹部)を形成することにより、構成されている。なお、左側遊技球振分部88と右側遊技球振分部100は、略同じ形状となるように形成されている。右側傾斜領域96には、中央湾曲領域90を転動し、かつ右側開口部98から遊技領域28上に落下しなかった遊技球が進入する。なお、右側傾斜領域96には、遊技領域28上の障害釘70に衝突して跳ね返った遊技球が進入することもある。
以上のように、第1遊技ステージ部78の第1遊技球通過面80は、左側傾斜領域84、中央湾曲領域90及び右側傾斜領域96で構成されている。遊技球進入口76からセンター役物54の内部に進入した遊技球は、先ず、左側傾斜領域84に進入して転動するとともに、左側開口部86から遊技領域28上に落下しなかった遊技球が中央湾曲領域90に進入する。そして、中央湾曲領域90に進入した遊技球は、中央湾曲領域90を転動し、一部が中央開口部92から遊技領域28上に落下するとともに、他の一部の遊技球は右側傾斜領域96に進入しようとする。このとき、右側傾斜領域96に進入しようとした遊技球は、一部が右側開口部98から遊技領域28上に落下するとともに、他の一部の遊技球は右側傾斜領域96を転動していく。このように、センター役物54の内部に進入した遊技球は、各振分部により振り分けられながら、遊技機の正面視において第1遊技球通過面80を左側から右側に向かって移動していくことになる。
また、図10及び図11に示すように、遊技ステージ58は、遊技機の正面視にて遊技者側(手前側)から最も離れた反対側(最も奥側)に位置する第2遊技ステージ部102を備えている。第2遊技ステージ部102の上面には、遊技球が転動する第2遊技球通過面(第2遊技球進入領域部)104が形成されている。第2遊技球通過面104は、平面視(図11)において第1遊技球通過面102と略平行となるように、センター役物54の左右方向に亘って形成されている。
第2遊技球通過面104の右側には、第1遊技球通過面80を構成する右側傾斜領域96から180度折り返すように接続したUターン右側領域106が形成されている。Uターン右側領域106は、遊技機の正面視にて右側から左側に向かって僅かに下り傾斜している。このため、第1遊技球通過面80を構成する右側傾斜領域96を転動した遊技球は、必ずUターン右側領域106に進入する。
また、Uターン右側領域106の左側端部には、Uターン中央領域108が接続されている。Uターン中央領域108には、一部の遊技球を手前側に形成された後述の第3遊技球通過面(第3遊技球進入領域部)126に導く大開口部(遊技球特別流出部)110(図10参照)が形成されている。この大開口部110は、第2遊技球通過面104の延在方向に亘って形成された後述の区画壁112の一部を切り欠いて形成されている。また、Uターン中央領域108であって大開口部110と対向する奥側(遊技者側と反対側)には、奥側開口部(遊技球流出部)114が形成されている。さらに、Uターン中央領域108には、転動する遊技球の勢い(速度)や転動方向によって一部の遊技球を大開口部110(図10参照)に導く(振り分け)第1中央奥側遊技球振分部(遊技球特別振分部)116Aと、他の一部の遊技球を奥側開口部114に導く(振り分ける)第2中央奥側遊技球振分部(遊技球振分部)116Bと、がそれぞれ形成されている。第1中央奥側遊技球振分部116Aは、Uターン中央領域108の底面に、大開口部110に向かって下り傾斜した凹部(手前側に向かって下り傾斜した凹部)を形成することにより、構成されている。また、第2中央奥側遊技球振分部116Bは、Uターン中央領域108の底面に、奥側開口部114に向かって下り傾斜した凹部(奥側に向かって下り傾斜した凹部)を形成することにより、構成されている。また、Uターン中央領域108の第1中央奥側遊技球振分部116Aの右側には、遊技機の正面視にて左側から右側に向かって上り傾斜する中央右側傾斜部118が形成されている。この中央右側傾斜部118は、Uターン右側領域106と接続されている。さらに、Uターン中央領域108の第1中央奥側遊技球振分部116Aの左側には、遊技機の正面視にて右側から左側に向かって上り傾斜する中央左側傾斜部120が形成されている。
また、Uターン中央領域108の中央左側傾斜部120には、Uターン左側領域122が接続されている。Uターン左側領域122は、遊技機の正面視にて右側から左側に向かって僅かに上り傾斜している。このように、第2遊技球通過面104は、Uターン右側領域106と、Uターン中央領域108と、Uターン左側領域122と、で構成されている。
また、図10及び図11に示すように、遊技ステージ58は、第1遊技ステージ部78と第2遊技ステージ部102の間に位置する第3遊技ステージ部124を備えている。第3遊技ステージ部124の上面には、遊技球が転動する第3遊技球通過面126が形成されている。また、第3遊技球通過面126は、センター役物54の左右方向に亘って形成されている。
第3遊技球通過面126の左側には、左側最終領域128が形成されている。左側最終領域128の左側端部は、第2遊技球通過面104を構成するUターン左側領域122に対して180度折り返すようにして接続されている。この左側最終領域128は、遊技機の正面視にて左側から右側に向かって下り傾斜している。
左側最終領域128の右側端部には、中央最終領域130が接続されている。この中央最終領域130には、遊技球を後述の特殊遊技球振分部(遊技球進路変更部)144に導くための振分開口部(遊技球流出部)132が形成されている。また、中央最終領域130には、遊技球を振分開口部132に導く(振り分ける)最終遊技球振分部(遊技球振分部)134が形成されている。最終遊技球振分部134は、振分開口部132に向かって(手前側に向かって)下り傾斜するとともに、山と谷とが左右方向に交互に連続した凹凸状に形成されている。なお、中央最終領域130には、Uターン中央領域108の大開口部110から導かれる遊技球も進入する。
中央最終領域130の右側端部には、右側最終領域136が形成されている。この右側最終領域136は、遊技機の正面視にて左側から右側に向かって上り傾斜している。このように、第3遊技球通過面126は、左側最終領域128と、中央最終領域130と、右側最終領域136と、で構成されている。
ここで、図11に示すように、第2遊技球通過面104と第3遊技球通過面126は平面視にて相互に隣接するように形成されているが、両者の間には区画壁112が形成されている。具体的には、区画壁112は、第2遊技球通過面104のUターン右側領域106からUターン中央領域108の中央右側傾斜部118にかけて形成された右側区画壁112Aと、第2遊技球通過面104のUターン中央領域108の中央左側傾斜部120からUターン左側領域122にかけて形成された左側区画壁112Bと、で構成されている。そして、大開口部110は、左側区画壁112Bと右側区画壁112Aとの間に位置する区画壁112を切り欠いて形成されている。なお、左側区画壁112Bと右側区画壁112Aが形成されている部位では、これらの区画壁112によって、遊技球の第2遊技球通過面104から第3遊技球通過面126への移動、あるいは第3遊技球通過面126から第2遊技球通過面104への移動が阻止される。
さらに、図8及び図9に示すように、第1遊技球通過面80の中央湾曲領域90の下方には、空間部140が形成されている。この空間部140の手前側には、特殊開口部(遊技球進路変更流出部)142が形成されている。また、空間部140の底面には、特殊開口部142の任意の部位に遊技球を導く(振り分ける)特殊遊技球振分部144が形成されている。この特殊遊技球振分部144は、特殊開口部142に向かって下り傾斜するとともに、山と谷とが左右方向に交互に連続した凹凸状に形成されている。このため、特殊開口部142は、遊技機の正面視にて波状となるように形成されている。この特殊遊技球振分部144には、第3遊技球通過面126の振分開口部132に移動してきた遊技球が進入する。特殊遊技球振分部144に進入した遊技球は、特殊遊技球振分部144が波状に形成されているため、その進路が変更されながら、特殊開口部142の任意の部位から遊技領域28上に落下する。なお、本実施形態では、最終遊技球振分部(遊技球振分部)134の凹部と特殊遊技球振分部144の凸部とが前後方向に連続し、かつ最終遊技球振分部(遊技球振分部)134の凸部と特殊遊技球振分部144の凹部とが、互いに前後方向に連続するように、最終遊技球振分部(遊技球振分部)134と特殊遊技球振分部144とが接続されている。
さらに、第1遊技ステージ部78に形成された空間部140のさらに下方には、最下孔(遊技球流出部)146が形成されている。最下孔146は第2遊技球通過面104の奥側開口部114と連通しており、奥側開口部114から落下した遊技球は最下孔146に導かれ、最下孔146から出て遊技領域28上に落下する。
ここで、最下孔146の鉛直上方には特殊開口部142が位置しており、特殊開口部142の鉛直上方には中央開口部92が位置している。また、遊技ステージ58の中では第1遊技球通過面80の中央湾曲領域90が最も高い位置に形成されており、次に、第2遊技球通過面104のUターン中央領域108が2番目に高い位置に形成されている。そして、第3遊技球通過面126の中央最終領域130が3番目に高い位置に形成されており、次に特殊遊技球振分部144が4番目に高い位置に形成されている。このため、各開口部から始動口60A(60B)までの距離を比較すると、最下孔146から始動口60A(60B)までの距離が最も短くなる。そして、特殊開口部142から始動口60A(60B)までの距離が2番目に短くなる。最後に、中央開口部92から始動口60A(60B)までの距離が3番目に短くなる。これにより、最下孔146、特殊開口部142及び中央開口部92は、始動口60A(60B)の鉛直方向に延びる直線上に位置しているので、遊技球は、最下孔146から落下するときが最も始動口60A(60B)に入賞し易くなる。次に、特殊開口部142から落下する場合が2番目に入賞し易くなり、最後に、中央開口部92から落下する場合が3番目に入賞し易くなる。なお、第1遊技球通過面80には左側開口部86と右側開口部98がそれぞれ形成されているが、左側開口部86と右側開口部98は始動口60A(60B)の鉛直上方に位置しておらず、遊技球が左側開口部86又は右側開口部98から落下した場合には、落下途中で障害釘70と衝突し落下軌跡が変えられない限り、各始動口60A(60B)にほとんど入賞することはない。
以上のように、第2遊技球通過面104に進入した遊技球は、Uターン中央領域108の第1中央奥側遊技球振分部116A又は第2中央奥側遊技球振分部116Bで、その進路が振り分けられる。そして、一部が奥側開口部114に導かれて、最下孔146から出て遊技領域28上に落下する。また、他の一部が大開口部110に導かれて、第3遊技球通過面126の中央最終領域130に導かれる。また、中央最終領域130に導かれた遊技球は、中央最終領域130の最終遊技球振分部134でその進路が振り分けられ、振分開口部132の一部の部位から特殊遊技球振分部144に進入する。そして、特殊遊技球振分部144に進入した遊技球は、さらにその進路が任意の進路に変更(決定)されて、特殊開口部142の一部の部位から遊技領域28上に落下する。さらに、第2遊技球通過面104に進入した遊技球のうちいくつかの遊技球(各中央奥側遊技球振分部116A、116Bにより大開口部110又は奥側開口部114に導かれなかった遊技球)は、第2遊技球通過面104の左側最終領域122に進入する。そして、遊技球は、第3遊技球通過面126に進入し、その中央最終領域130の最終遊技球振分部134でその進路が振り分けられる。その後、遊技球は振分開口部132の一部の部位から特殊遊技球振分部144に進入し、その進路が特殊遊技球振分部144の底面によって任意の進路に変更(決定)されて、特殊開口部142の任意の部位から遊技領域28上に落下する。
また、図3に示すように、遊技領域28上であってセンター役物54の下方には、始動入賞装置60が配置されている。始動入賞装置60には、ベース部材60Dに2つの始動口60A、60Bが一体的に設けられた構成となっている。一方の始動口60Aは、ベース部材60Dの上部に設けられており、常時開口した箱状に形成されている。他方の始動口60Bは、ベース部材60Dの下部に設けられており、箱状に形成されているが、一対の翼片部60Cが開閉可能に設けられたチューリップ式の構成、すなわち普通電動役物となっている。各始動口60A、60Bの内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ212(図4参照)が設けられている。また、一方の始動口60Bの内部には、翼片部60Cを作動させるための普通電動役物ソレノイド222(図4参照)が設けられている。この一対の翼片部60Cが左右に開くと始動口60Bの開放面積が大きくなって遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部60Cが閉じその離間距離が小さくなると始動口60Bの開放面積が小さくなって遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。なお、遊技球が各始動口60A、60Bのいずれか一方に入賞すると、特別図柄(大当り)の抽選処理が開始されるとともに、特別図柄表示LED148及び演出図柄表示装置56において特別図柄の変動表示が開始される(特別図柄遊技の開始)。
また、各始動口60A(60B)は、鉛直方向に延びる直線上に位置している。なお、上述したように、各始動口60A(60B)の鉛直方向に延びる直線上には、最下孔146、特殊開口部142及び中央開口部92がそれぞれ位置している。
また、遊技領域28上であってセンター役物54の下方には、4つの入賞口62が配置されている。具体的には、各始動口60A(60B)の右側に2つの入賞口62が配置されており、各始動口60A(60B)の左側に2つの入賞口62が配置されている。各入賞口62は、常時開口した箱状に形成されている。各入賞口62に遊技球が入賞することにより、所定数の遊技球が払い出されるようになっている。
また、遊技領域28上であってセンター役物54の左側には、普通図柄作動ゲート64が配置されている。この普通図柄作動ゲート64の内部には、ゲートスイッチ216(図4参照)が配設されている。これにより、遊技球が普通図柄作動ゲート64を通過すると、ゲートスイッチ216が作動して、LED表示基板66の普通図柄表示LED154が変動表示される。
また、遊技領域28上であってセンター役物54の左下方側には、主制御基板202からの制御信号に基づいて本図柄(特別図柄の本図柄及び普通図柄の本図柄を意味する)を表示制御するLED表示基板(図柄表示装置)66が配置されている。このLED表示基板66は、特別図柄の本図柄を表示する複数の特別図柄表示LED148と、複数の普通図柄保留表示LED150と、複数の特別図柄保留表示LED152と、普通図柄の本図柄を表示する2個の普通図柄表示LED154と、を備えている。
各普通図柄保留表示LED150及び各特別図柄保留表示LED152は、丸形の赤色LEDで構成されており、特別図柄表示LED148に近接して配置されている。普通図柄保留表示LED150は、普通図柄作動ゲート64を通過した遊技球の数を普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、特別図柄保留表示LED152は、始動口60A、60Bに入球した遊技球の数も特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。特別図柄表示LED148の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED152は消灯される。また、普通図柄も普通図柄表示LED154の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED150が消灯される。そして、特別図柄表示LED148に予め定められた大当り図柄が停止表示されると大当りが発生し、後述の大入賞口156が開放状態となる。また、2個の普通図柄表示LED154が予め定められた表示態様(当り図柄)で停止表示されると、普通図柄遊技の当りが発生し、始動入賞装置60の一方の始動口60Bが開放状態となる。このとき、始動入賞装置の他方の始動口60Aは、構造上、常時開放した状態となっている。なお、特別図柄表示LED148にて表示される特別図柄の本図柄と、演出図柄表示装置56にて表示される特別図柄の擬似図柄とは、同一の遊技結果(抽選結果)を示すものである。
また、遊技領域28上であって始動入賞装置60の下方には、大入賞装置68が配置されている。大入賞装置68は、帯状に開口された大入賞口156と、この大入賞口156を開放又は閉鎖する開閉板158と、この開閉板158を開閉するための大入賞口ソレノイド224(図4参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ218(図4参照)と、を備えている。
また、遊技領域28上であって大入賞装置68の下方には、アウト口69が設けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置について説明する。
図4乃至図7に示すように、電子制御装置200は、主制御基板202と、払出制御基板204と、サブ制御基板206と、発射制御基板208と、を備えている。
図4に示すように、主制御基板202は、CPU202Aと、ROM202Bと、を備えている。
また、主制御基板202のCPU202Aは、ROM202Bに記憶されたデータに基づいて、後述の普通電動役物ソレノイド222、後述の大入賞口ソレノイド224、後述の図柄表示装置226及びサブ制御基板206をそれぞれ制御する。また、主制御基板202のCPU202Aは、遊技全体を司り主として当否判定などの遊技状態を判断するものであり、この判断した遊技状態に沿った遊技環境(演出態様)を実現させるように制御するサブ制御基板206及び払出制御基板204を直接的に制御する。また、主制御基板202のCPU202Aは、演出表示基板258、アンプ基板260、装飾駆動基板262及び演出ボタン基板264をサブ制御基板206を介して間接的に制御する。
また、主制御基板202のROM202Bには、CPU202Aにより実行される遊技全体の制御を実現するためのプログラムが記憶されている。
また、主制御基板202は、中継端子板210を介して、始動口スイッチ212と、大入賞口スイッチ214と、ゲートスイッチ216と、カウントスイッチ218と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、主制御基板202は、中継端子板220を介して、普通電動役物ソレノイド222と、大入賞口ソレノイド224と、図柄表示装置226と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、LED表示基板66は、図柄表示装置226の一実施形態である。
払出制御基板204は、中継端子板228を介して、ガラス枠スイッチ230と、外部タンクスイッチ232と、タンクスイッチ234と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板204は、中継端子板236を介して、エラーLED238に電気的に接続されている。また、払出制御基板204は、下皿満タンスイッチ240に電気的に接続されている。また、払出制御基板204は、中継端子板242を介して、球貸表示基板244と、球貸装置(CRユニット)246と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、球貸表示基板244には、球貸スイッチ248と、返却スイッチ250と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板204は、中継端子板252を介して、払出モータ254と払出スイッチ256とにそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板204は、主制御基板202と発射制御基板208とにそれぞれ電気的に接続されている。
図4及び図5に示すように、サブ制御基板206は、演出表示基板258と、アンプ基板260と、装飾駆動基板262と、演出ボタン基板264と、にそれぞれ電気的に接続されている。
また、サブ制御基板206は、主制御基板202からの制御信号に基づいて遊技の演出の制御を司るものである。また、サブ制御基板206は、CPU206Aと、ROM206Bと、を備えている。
サブ制御基板206のCPU206Aは、主制御基板202からの制御信号を受けて演出表示基板258、アンプ基板260、装飾駆動基板262及び演出ボタン基板264などの各基板を制御する。
また、ROM206Bには、各基板の制御に必要なデータ(特に遊技の装飾に関する情報)が記憶されている。
また、図5に示すように、演出表示基板258には、演出表示装置266(56)と、演出表示ROM268と、がそれぞれ電気的に接続されている。この演出表示ROM268には、演出図柄表示装置56で変動表示される擬似特別図柄のデータが記憶されている。なお、演出図柄表示装置56は、演出表示装置266の一実施形態である。
また、アンプ基板260には、所定の効果音を出力する各種スピーカ270(48)が電気的に接続されている。なお、サブスピーカ48は、各種スピーカ270の一実施形態である。
また、装飾駆動基板262には、各種LED・ランプ272が電気的に接続されている。また、装飾駆動基板262は、サブ制御基板206からのコマンドを受けて遊技の装飾に関する制御を行うものである。また、演出ボタン基板264には、操作スイッチ274が電気的に接続されている。
また、図6に示すように、発射制御基板208には、発射駆動基板276を介して、発射モータ278と、発射停止スイッチ280と、タッチスイッチ282と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、発射制御基板208には、球送りソレノイド284が電気的に接続されている。
また、図7に示すように、主制御基板202、サブ制御基板206、払出制御基板204及び発射制御基板208には、各基板202、204、206、208に電力をそれぞれ供給するための電源基板286が接続されている。
次に、本実施形態のパチンコ遊技機10の作用について説明する。
図1及び図3に示すように、発射ハンドル24を操作すると、遊技領域28に向かって遊技球が発射される。遊技領域28に到達した遊技球は、障害釘70に衝突しながら落下していく。遊技領域28上を遊技球が落下していく中で、一部の遊技球は、センター役物54の側壁部に形成された遊技球進入口76からセンター役物54の内部に進入する。
図3、図9及び図11に示すように、遊技球がセンター役物54の側壁部に形成された遊技球進入口76からセンター役物54の内部に進入すると、必ず、第1遊技球通過面80の左側傾斜領域84に進入し正面視にて右側に向かって転動する。そして、第1遊技球通過面80を転動する遊技球は、左側遊技球振分部88によりその進路が振り分けられ、一部の遊技球が左側開口部86から遊技領域28上に落下する。なお、左側開口部86から遊技領域28上に落下した遊技球は、始動口60A、60Bに入賞する可能性が極端に小さくなり、遊技領域28上をそのまま落下していくことになる。
また、左側開口部86から遊技領域28上に落下しなかった遊技球は、中央湾曲領域90に進入する。そして、中央湾曲領域90に進入した遊技球は、中央湾曲領域90を正面視にて左側から右側に向かって転動し、中央遊技球振分部94によりその進路が振り分けられる。中央遊技球振分部94により振り分けられた一部の遊技球が中央開口部92から遊技領域28上に落下する。中央開口部92から遊技領域28上に落下した遊技球は、中央開口部92が各始動口60A(60B)の鉛直上方に位置するため、始動口60A(60B)に比較的入賞し易くなる(入賞する確率は3番目に高くなる)。
また、中央開口部92から遊技領域28上に落下しなかった遊技球は、右側傾斜領域96に進入しようとする。このとき、右側傾斜領域96に進入しようとした遊技球は、右側遊技球振分部100によりその進路が振り分けられる。右側遊技球振分部100により振り分けられた一部の遊技球が右側開口部98から遊技領域28上に落下する。なお、右側開口部86から遊技領域28上に落下した遊技球は、始動口60A(60B)に入賞する可能性が極端に小さくなる。
また、右側開口部98から遊技領域28上に落下しなかった遊技球は、右側傾斜領域96を正面視にて右側に向かって転動していく。このように、センター役物54の内部に進入した遊技球は、先ず、遊技機の正面視において第1遊技球通過面80を左側から右側に向かって移動していくことになる。
遊技球が右側傾斜領域96を転動していくと、遊技球は180度折り返すようにして、第2遊技球通過面104のUターン右側領域106に進入し正面視にて右側から左側に向かって転動する。そして、遊技球は、Uターン中央領域108に進入する。
図10及び図11に示すように、遊技球がUターン中央領域108に進入すると、Uターン中央領域108の中央右側傾斜部118を転動する。そして、中央右側傾斜部118を通過した遊技球の進路は、2つの中央奥側遊技球振分部116A、116Bのそれぞれにより振り分けられる。第1中央奥側遊技球振分部116Aにより振り分けられた遊技球のうち、一部の遊技球は、大開口部110に導かれ、第3遊技球通過面126の中央最終領域130に移動する。また、第2中央奥側遊技球振分部116Bにより振り分けられた遊技球のうち、他の一部の遊技球は、奥側開口部114に導かれる。奥側開口部114に導かれた遊技球は、奥側開口部114から落下して最下孔146に移動するとともに、最下孔146を通って遊技領域28上に落下する。最下孔146から遊技領域28上に落下した遊技球は、最下孔146が各始動口60A(60B)の鉛直上方に位置しかつ最下孔146と各始動口60A(60B)との距離が最も近くなるため、始動口60A(60B)に最も入賞し易くなる(入賞する確率は最も(1番目)に高くなる)。さらに、各中央奥側遊技球振分部116A、116Bにより振り分けられた遊技球のうち、さらに他の一部の遊技球は、中央左側傾斜部120を通過し、Uターン左側領域122に進入する。このように、第1遊技球通過面80を通過した遊技球は、遊技機の正面視において第2遊技球通過面104を右側から左側に向かって移動していくことになる。
遊技球がUターン左側領域122を転動すると、遊技球は180度折り返すようにして、第3遊技球通過面126の左側最終領域128に進入する。そして、遊技球が左側最終領域128を転動すると、遊技球は中央最終領域130に進入する。
ここで、第3遊技球通過面126の中央最終領域130には、左側最終領域128から進入する場合の他に、第2遊技球通過面104のUターン中央領域108から振り分けられて大開口部110から進入する場合もある。これにより、遊技者は、遊技球がどのタイミングで第2遊技球通過面104から第3遊技球通過面126(中央最終領域130)に移動するかが予想し難くなる。この結果、遊技者は、期待と興奮を持って遊技球の移動を見守ることになり、遊技性を向上させることができる。
図8乃至図11に示すように、遊技球が中央最終領域130に進入すると、その進入した遊技球の進路は最終遊技球振分部134により振り分けられる。遊技球が最終遊技球振分部134により振り分けられると、一部の遊技球は振分開口部132から空間部140に進入する。遊技球が空間部140に進入すると、その遊技球の進路は特殊遊技球振分部144によりさらに振り分けられ、任意の進路に変更される。そして、遊技球は最終的に特殊開口部142の任意の部位から遊技領域28上に落下する。このとき、遊技球が特殊開口部142の中央の部位から遊技領域28上に落下した場合には、特殊開口部142の中央の部位が各始動口60A(60B)の鉛直上方に位置するため、始動口60A(60B)に比較的入賞し易くなる(入賞する確率は2番目に高くなる)。なお、遊技球が特殊開口部142の中央の部位以外の部位から遊技領域28上に落下した場合には、その落下部位が始動口60A(60B)の鉛直上方に延びる直線上に位置しないため、遊技球が始動口60A(60B)に入賞する確率がかなり低下する。
このように、最終遊技球振分部134や特殊遊技球振分部144による遊技球の振り分け(遊技球の進路変更)によって、遊技球が始動入賞装置60に入賞する可能性(確率)は変化するので、遊技者は遊技球の進路がどの進路に変更されるかを期待と興奮を持って見守ることになり、各遊技球通過面80、104、126を転動する遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を一層面白くさせることができる。
また、遊技球が中央最終領域130をそのまま通過した場合には、右側最終領域136に進入する。しかし、この右側最終領域136が遊技機の正面視にて左側から右側に向かって上り傾斜しておりかつ区画壁112が設けられているため、中央最終領域130を通過した遊技球は区画壁112で跳ね返されて中央最終領域130に戻り、特殊遊技球振分部144により振り分けられる。このようにして、遊技球は、最終的に、特殊開口部142のいずれかの部位から遊技領域28上に落下することになる。
以上のように、遊技球がセンター役物54の内部に進入すると、先ず、最も遊技者側に位置する第1遊技球通過面80に導かれ、左側から右側に向かって移動する。このとき、遊技球は、遊技者によく見える状態で移動する。次に、第1遊技球通過面80を通過した遊技球は、最も奥側(遊技者側と反対側)に位置する第2遊技球通過面104に180度折り返すようにして進入し、右側から左側に向かって移動する。このとき、遊技球は、遊技者から見え難いあるいは見えない状態で移動する。最後に、第2遊技球通過面104を通過した遊技球は、第1遊技球通過面80と第2遊技球通過面104との間に位置する第3遊技球通過面126に180度折り返すようにして導かれ、左側から右側に向かって移動する。このとき、遊技球は、遊技者から僅かに見える状態で移動する。このように、斬新でかつ意外性がある移動パターンで転動する遊技球が、任意の各振分部により順次その進路が振り分けられていくので、遊技者は始動口60A(60B)への入賞を期待しながら緊張して遊技球の移動を見守ることになり、遊技性を格段に高めることができる。
ここで、図3、図8及び図9に示すように、遊技ステージ58において各始動口60A(60B)に入賞する確率は、遊技球が中央開口部92から遊技領域28上に落下する場合(入賞確率が3番目に高い場合)と、遊技球が特殊開口部142から遊技領域28上に落下する場合(入賞確率が2番目に高い場合)と、遊技球が最下孔146から遊技領域28上に落下する場合(入賞確率が1番目に高い場合)と、その他の開口部86、98から遊技領域28上に落下する場合(入賞確率がほとんどなく、入賞確率が4番目となる)と、の4種類が存在する。各開口部から始動口60A(60B)までの距離と位置関係がそれぞれ異なるため、各開口部から流出した遊技球が始動口60A(60B)に入賞する確率をそれぞれ異ならせることができる。例えば、開口部が始動口60A(60B)の真上で近い位置にあると、入賞する確率が最も高くなる。逆に、開口部が始動口60A(60B)の真上から左右にずれておりかつ遠い位置にあると、入賞する確率が最も低くなる。これにより、遊技者は、遊技球がどの開口部から流出するかが気になるため、各遊技球通過面80、104、126上を移動する遊技球の行方を期待と興奮を持って遊技球の移動を最後まで見守ることになる。この結果、各遊技球通過面80、104、126上を移動する遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を白熱した面白いものに設定することができる。
なお、各開口部86、92、98、142(あるいは最下孔146)から始動口60A(60B)までの距離と位置をそれぞれ異ならせて入賞確率を変える場合だけではなく、各開口部86、92、98、142(あるいは最下孔146)の開口面積(あるいは開口の形状)が異なるように設定することにより、結果的に入賞確率を変えるようにしてもよい。
具体的には、第1遊技球通過面80に形成された開口部のうち、始動口60A(60B)の真上(鉛直軸上)にない左側開口部86と右側開口部98は、その開口面積が中央開口部92の開口面積と比較して大きくなるような形状に、設定されている。このため、遊技球は左側開口部86又は右側開口部98から外部に流出し易くなるが、左側開口部86又は右側開口部98から外部に流出しても、左側開口部86及び右側開口部98が始動口60A(60B)の真上(鉛直軸上)にないため、入賞確率が低くなる。
また、第1遊技球通過面80に形成された開口部のうち、始動口60A(60B)の真上(鉛直軸上)にある中央開口部92は、その開口面積が左側開口部86及び右側開口部98の開口面積と比較して小さくなるような形状に、設定されている。このため、遊技球は中央開口部92から外部に流出し難くなるが、遊技球が中央開口部92から外部に流出しさえすれば、中央開口部92が始動口60A(60B)の真上(鉛直軸上)に位置しているため、入賞確率が高くなる。
また、第2遊技球通過面104に形成された開口部のうち、遊技球を最下孔146に導く奥側開口部114は、その開口面積が大開口部110の開口面積と比較して小さくなるような形状に、設定されている。このため、遊技球は奥側開口部114から外部に流出し難くなるが、遊技球が奥側開口部114から外部に流出しさえすれば、最下孔146が始動口60A(60B)の真上(鉛直軸上)でかつ近距離に位置しているため、入賞確率が格段に高くなる。
また、第2遊技球通過面104に形成された開口部のうち、遊技球を第3遊技球通過面126の中央最終領域130に導く大開口部110は、その開口面積が奥側開口部114の開口面積と比較して大きくなるような形状に、設定されている。このため、遊技球は大開口部110から流出し易くなるが、遊技球が大開口部110から流出すると、遊技球は最終遊技球振分部134や特殊遊技球振分部144によりさらに振り分けられる。このため、遊技球の振分回数が増加する分だけ、始動口60A(60B)の真上(鉛直軸上)に位置する特殊開口部142の中央部位から外部に流出する可能性が低くなる。この結果、遊技球の入賞確率は低くなる。
また、左側開口部86に遊技球を導く左側遊技球振分部88と右側開口部98に遊技球を導く右側遊技球振分部100の左右方向に亘る幅寸法を、中央開口部92に遊技球を導く中央遊技球振分部94の左右方向に亘る幅寸法よりも、広くなるように設定することが好ましい。これにより、転動する遊技球が左側遊技球振分部88又は右側遊技球振分部100に捕捉され易くなり、左側開口部86又は右側開口部98に導かれる可能性が高くなる。この結果、左側開口部86又は右側開口部98から遊技球が遊技領域28上に流出する可能性が高くなるが、上述した通り、遊技球の入賞確率は低くなる。
また、左側遊技球振分部88と右側遊技球振分部100の下り傾斜角度を中央遊技球振分部94の下り傾斜角度よりも緩く設定してもよい。これにより、転動する遊技球が左側遊技球振分部88又は右側遊技球振分部100に捕捉され易くなる場合でも、左側開口部86又は右側開口部98に導かれる可能性を低くすることができる。この結果、左側遊技球振分部88又は右側遊技球振分部100に捕捉された遊技球でも、左側開口部86又は右側開口部98ではなく、遊技球を中央開口部92から遊技領域28上に流出させたり、あるいは遊技球を第2遊技球通過面104に進入させる可能性を残すことができる。また、左側遊技球振分部88と右側遊技球振分部100の溝の深さを中央遊技球振分部94の溝の深さよりも浅く設定することにより、同様の効果を得ることができる。
また、中央遊技球振分部94の左右方向に亘る幅寸法を、左側遊技球振分部88と右側遊技球振分部100の左右方向に亘る幅寸法よりも、狭くなるように設定することが好ましい。これにより、転動する遊技球が中央遊技球振分部94に捕捉され難くなるが、中央遊技球振分部94にひとたび捕捉されると略確実に遊技球が中央開口部92に導かれ、上述した通り、遊技球の入賞確率は高くなる。一方、転動する遊技球が中央遊技球振分部94に捕捉され難くなると、その分だけ遊技球が左側遊技球振分部88又は右側遊技球振分部100に捕捉される可能性が高まり、この場合には、遊技球の入賞確率は低くなる。
また、中央遊技球振分部94の下り傾斜角度を左側遊技球振分部88と右側遊技球振分部100の下り傾斜角度よりも急傾斜になるように設定してもよい。これにより、転動する遊技球が中央遊技球振分部94に捕捉され難くなる場合でも、中央遊技球振分部94にひとたび捕捉されると略確実に遊技球が中央開口部92に導かれ、上述した通り、遊技球の入賞確率は高くなる。また、中央遊技球振分部94の溝の深さを左側遊技球振分部88と右側遊技球振分部100の溝の深さよりも深く設定することにより、同様の効果を得ることができる。
また、奥側開口部114に遊技球を導く第2中央奥側遊技球振分部116Bの左右方向に亘る幅寸法を、大開口部110に遊技球を導く第1中央奥側遊技球振分部116Aの左右方向に亘る幅寸法よりも、狭くなるように設定することが好ましい。これにより、転動する遊技球が第2中央奥側遊技球振分部116Bに捕捉され難くなるが、第2中央奥側遊技球振分部116Bにひとたび捕捉されると確実に遊技球が最下孔146に導かれ、上述した通り、遊技球の入賞確率は高くなる。一方、転動する遊技球が第2中央奥側遊技球振分部116Bに捕捉され難くなると、その分だけ遊技球が第1中央奥側遊技球振分部116Aに捕捉される可能性が高まり、この場合には、遊技球の振分回数が増加することになるため、遊技球の入賞確率は低くなる。
また、第2中央奥側遊技球振分部116Bの下り傾斜角度を第1中央奥側遊技球振分部116Aの下り傾斜角度よりも急傾斜となるように設定してもよい。これにより、転動する遊技球が第2中央奥側遊技球振分部116Bに捕捉され難くなる場合でも、第2中央奥側遊技球振分部116Bにひとたび捕捉されると確実に遊技球が最下孔146に導かれ、上述した通り、遊技球の入賞確率は高くなる。また、第2中央奥側遊技球振分部116Bの溝の深さを第1中央奥側遊技球振分部116Aの溝の深さよりも深く設定することにより、同様の効果を得ることができる。
また、第1中央奥側遊技球振分部116Aの左右方向に亘る幅寸法を、第2中央奥側遊技球振分部116Bの左右方向に亘る幅寸法よりも、広くなるように設定することが好ましい。これにより、転動する遊技球が第1中央奥側遊技球振分部116Aに捕捉され易くなり、大開口部110に導かれる可能性が高くなるが、上述した通り、遊技球の振分回数が増加するため、遊技球の入賞確率は低くなる。
また、第1中央奥側遊技球振分部116Aの下り傾斜角度を第2中央奥側遊技球振分部116Bの下り傾斜角度よりも緩く設定してもよい。これにより、遊技球が第1中央奥側遊技球振分部116Aに捕捉され易くなるものの、大開口部110に導かれる可能性を低くすることができる。この結果、第1中央奥側遊技球振分部116Aに捕捉された遊技球でも、奥側開口部114から流出させる可能性を残すことができる。また、第1中央奥側遊技球振分部116Aの溝の深さを第2中央奥側遊技球振分部116Bの溝の深さよりも浅く設定することにより、同様の効果を得ることができる。
以上のように、各開口部や各振分部の形状が適宜異なるように設定することにより、遊技球の入賞確率を変えることが可能になる。これにより、各開口部や各振分部の形状を変化させることにより、入賞確率を適宜調整することができる。この結果、遊技ステージ58上を転動する遊技球を見守る遊技者に対して一層の興奮と、期待及び意外性を与えることができ、遊技性を格段に向上させることができる。
また、センター役物54の遊技ステージ58は、3つの各遊技球通過面80、104、126で構成されており、各遊技球通過面80、104、126が前後方向に並んで設けられているため、センター役物54の幅方向寸法や高さ寸法を大きくすることなく、遊技球の転動距離及び振分機会を増やすことができる。この結果、センター役物54が占める領域以外の遊技領域28のスペースを削ることなく、各遊技球通過面80、104、126上における遊技球の移動パターン(ステージ遊技)を面白くさせることができる。
特に、第1遊技球通過面80の中央湾曲領域90は下方に空間部140が形成するように上方に隆起して設けられており、特殊遊技球振分部144及び特殊開口部142がその空間部140に形成されている。すなわち、第1遊技球通過面80の中央湾曲領域90と、特殊遊技球振分部144及び特殊開口部142と、が立体的な位置関係に構成されている。このため、第1遊技球通過面80の中央湾曲領域90を設けた際に生じた空間部140を有効に利用することができる。この結果、特殊遊技球振分部144及び特殊開口部142を設けるために、センター役物54の左右方向の大きさを大きくすることがなくなるため、遊技領域28中でセンター役物54が占める領域以外の領域を犠牲にすることを防止できる。また、第1遊技球通過面80の中央湾曲領域90の下方の空間部140に特殊遊技球振分部144及び特殊開口部142を設けて第1遊技球通過面80を立体的に表現することにより、遊技ステージ58の意匠やセンター役物54の意匠、ひいては遊技機の意匠に斬新性を持たせることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、第1実施形態に係る遊技機と重複する構成については、同符号を付し、その説明を適宜省略する。
第2実施形態に係る遊技機は、第1実施形態に係る遊技機の遊技ステージの構造を一部変更したものである。
図12に示すように、本実施形態に係る遊技機の遊技ステージは、第3遊技球通過面126の右側最終領域136と第2遊技球通過面104のUターン右側領域106との間に形成された区画壁112(右側区画壁112A)の一部が取り除かれて両者が連通するように、構成されている。また、第3遊技球通過面126の右側最終領域136と第2遊技球通過面104のUターン右側領域106との連通部位には、右側最終領域136からUターン右側領域106に向かって上り傾斜(手前側から奥側に向かって上り傾斜)した傾斜部101が形成されている。
本実施形態の遊技機によれば、第2遊技球通過面104のUターン左側領域122から第3遊技球通過面126の左側最終領域128に進入した遊技球は、第3遊技球通過面126の中央最終領域130において最終遊技球振分部134により振り分けられるが、遊技球の勢いが強く、振分開口部132に導かれない遊技球は第3遊技球通過面126の右側最終領域136から第2遊技球通過面104のUターン右側領域106に進入する。このとき、第3遊技球通過面126の右側最終領域136と第2遊技球通過面104のUターン右側領域106との連通部位には、右側最終領域136からUターン右側領域106に向かって上り傾斜した傾斜部101が形成されているので、第2遊技球通過面104のUターン右側領域106に進入した遊技球の勢いは弱くなる。
第2遊技球通過面104のUターン右側領域106に進入した遊技球は、第2遊技球通過面104のUターン中央領域108に進入するが、転動の勢いが弱くなっているので、Uターン中央領域108において中央奥側遊技球振分部116A、116Bにより振り分けられて大開口部110又は奥側開口部114のいずれかに導かれ易くなる。なお、各中央奥側遊技球振分部116A、116Bにより奥側開口部114又は大開口部110のいずれかに導かれなかった遊技球は、再度、第3遊技球通過面126の左側最終領域128に進入する。そして、遊技球は、第3遊技球通過面126の中央最終領域130において最終遊技球振分部134により再度振り分けられる。
以上のように、本実施形態によれば、遊技球の転動距離が増加し、さらに遊技球振分部による振り分け回数が増加するため、遊技者の遊技に対する期待や興奮が増加する。この結果、遊技ステージ58における遊技を一層面白いものにすることができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する発射制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置における電力の供給の流れを説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる遊技ステージの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる遊技ステージの前方斜め上方向から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる遊技ステージの後方斜め上方向から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機に用いられる遊技ステージの平面図である。 本発明の第2実施形態に係る遊技機に用いられる遊技ステージの平面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
28 遊技領域
54 センター役物
58 遊技ステージ(ステージ部材)
60A 始動口(入賞口)
60B 始動口(入賞口)
62 入賞口
76 遊技球進入口(受入口)
80 第1遊技球通過面(第1遊技球進入領域部)
86 左側開口部(遊技球流出部)
88 左側遊技球振分部(遊技球振分部)
92 中央開口部(遊技球流出部)
94 中央遊技球振分部(遊技球振分部)
98 右側開口部(遊技球流出部)
100 右側遊技球振分部(遊技球振分部)
104 第2遊技球通過面(第2遊技球進入領域部)
110 大開口部(遊技球特別流出部)
114 奥側開口部(遊技球流出部)
116A 第1中央奥側遊技球振分部(遊技球特別振分部)
116B 第2中央奥側遊技球振分部(遊技球振分部)
126 第3遊技球通過面(第3遊技球進入領域部)
132 振分開口部(遊技球流出部)
134 最終遊技球振分部(遊技球振分部)
140 空間部
142 特殊開口部(遊技球進路変更流出部)
144 特殊遊技球振分部(遊技球進路変更部)
146 最下孔(遊技球流出部)

Claims (6)

  1. 遊技盤面上に配置され、遊技球の入賞により遊技者に有利な遊技状態を発生させる入賞口と、
    前記遊技盤面における前記入賞口の上方に配置され、前記遊技盤面上を流下する遊技球を受入可能な受入口を有するセンター役物と、
    前記センター役物に設けられ、前記受入口により受け入れられた遊技球を転動させるステージ部材と、を備えた遊技機において、
    前記ステージ部材は、
    前記センター役物の手前側に位置するとともに前記センター役物の左右方向に沿って設けられ、前記受入口により受け入れられた遊技球が導かれる第1遊技球進入領域部と、
    前記第1遊技球進入領域部を転動した遊技球が進入可能となり、前記第1遊技球進入領域部よりも奥側に位置するとともに前記センター役物の左右方向に沿って設けられる第2遊技球進入領域部と、
    前記第2遊技球進入領域部を転動した遊技球が進入可能となり、前記第1遊技球進入領域部と前記第2遊技球進入領域部との間に位置するとともに前記センター役物の左右方向に沿って設けられる第3遊技球進入領域部と、
    遊技球を前記第1遊技球進入領域部、前記第2遊技球進入領域部又は前記第3遊技球進入領域部から前記入賞口の近傍に流出させる複数の遊技球流出部と、
    複数の前記遊技球流出部へ遊技球を振り分ける複数の遊技球振分部と、
    を含んで構成されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記ステージ部材には、
    前記第2遊技球進入領域部から前記第3遊技球進入領域部に遊技球を流出させる遊技球特別流出部と、
    前記遊技球特別流出部へ遊技球を振り分ける遊技球特別振分部と、
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第3遊技球進入領域部に設けられた前記遊技球流出部には、該遊技球流出部から流出した遊技球の進路を変更する遊技球進路変更部が接続され、
    前記遊技球進路変更部には、前記遊技球進路変更部により任意の進路に変更された遊技球を前記入賞口の近傍に流出させる遊技球進路変更流出部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記第1遊技球進入領域部は、下方に空間部が形成されるように上方に隆起して設けられ、
    前記遊技球進路変更部及び前記遊技球進路変更流出部は、前記第1遊技球進入領域部の下方に形成された前記空間部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 複数の前記遊技球流出部から前記入賞口までの距離又は両者の位置関係がそれぞれ異なるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 複数の前記遊技球流出部の形状がそれぞれ異なることを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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