JP2002066034A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002066034A
JP2002066034A JP2000265672A JP2000265672A JP2002066034A JP 2002066034 A JP2002066034 A JP 2002066034A JP 2000265672 A JP2000265672 A JP 2000265672A JP 2000265672 A JP2000265672 A JP 2000265672A JP 2002066034 A JP2002066034 A JP 2002066034A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Shigetoshi Hoshino
成勇 星野
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を削減することである。 【解決手段】 特別図柄を更新表示可能な特別可変表示
部4、および、普通図柄を更新表示可能な普通可変表示
部3が同一の電装基板上に配置された表示基板である図
柄表示基板107を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パチン
コ遊技機やコイン遊技機等で代表される遊技機に関す
る。詳しくは、予め定められた複数種類の特別識別情報
を更新表示可能な特別可変表示手段と、遊技者にとって
有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態と
に変化可能であって、前記特別可変表示手段の表示結果
が予め定められた特定の表示態様となったことを条件に
前記第1の状態に変化する特別可変入賞球装置とを含む
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として、一般的に知られ
ているものに、たとえば、図柄等の予め定められた複数
種類の特別識別情報を更新表示可能な特別可変表示手段
と、遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって
不利な第2の状態とに変化可能であって、前記特別可変
表示手段の表示結果が予め定められた特定の表示態様
(たとえば、大当り図柄の組合せ)となったことを条件
に前記第1の状態に変化する特別可変入賞球装置とを含
むものがあった。
【0003】この種の遊技機では、特別可変表示手段と
は別に設けられ、図柄等の予め定められた複数種類の普
通識別情報を更新表示可能な普通可変表示手段と、特別
可変入賞球装置とは別に設けられ、遊技者にとって有利
な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変
化可能であって、普通可変表示手段の表示結果が所定の
表示態様(たとえば、当り表示態様)となったことを条
件に前記第1の状態に変化する普通可変入賞球装置とが
設けられる場合がある。このため、この種の遊技機で
は、これら2種類の可変表示手段により、面白みがある
表示が行なわれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の遊技機では、特別可変表示手段と普通可変表示手段と
が別々の基板上に設けられており、部品点数の増加を招
いていた。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、部品点数を削減することが可能
な遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段の具体例およびその効果】
(1) 予め定められた複数種類の特別識別情報(特別
図柄)を更新表示可能な特別可変表示手段(特別可変表
示部4)と、遊技者にとって有利な第1の状態(開閉板
92が開いた状態)と遊技者にとって不利な第2の状態
(開閉板92が閉じた状態)とに変化可能であって、前
記特別可変表示手段の表示結果が予め定められた特定の
表示態様(大当り図柄の組合せ)となったことを条件に
前記第1の状態に変化する特別可変入賞球装置(特別可
変入賞球装置9)とを含む遊技機であって、前記特別可
変表示手段とは別に設けられ、予め定められた複数種類
の普通識別情報(普通図柄)を更新表示可能な普通可変
表示手段(普通可変表示部3)と、前記特別可変入賞球
装置とは別に設けられ、遊技者にとって有利な第1の状
態(可動片81,81が開いた状態)と遊技者にとって
不利な第2の状態(可動片81,81が閉じた状態)と
に変化可能であって、前記普通可変表示手段の表示結果
が所定の表示態様(当りの表示態様)となったことを条
件に前記第1の状態に変化する普通可変入賞球装置(普
通可変入賞球装置8)とを含み、前記特別可変表示手段
および前記普通可変表示手段が同一の電装基板上に配置
された表示基板(図柄表示基板107)を設けた。
【0007】上記の構成によれば、特別可変表示手段お
よび普通可変表示手段が同一の電装基板上に配置された
表示基板に設けられているため、これらの表示手段を別
の基板上に分けて設ける場合と比べて、基板数の削減に
より、部品点数を削減することができる。
【0008】(2) 遊技状態を制御する遊技制御手段
(遊技制御用マイクロコンピュータ151M)と、前記
特別可変表示手段および前記普通可変表示手段を制御す
る表示制御手段(表示制御用マイクロコンピュータ18
0M)とをさらに含み、該表示制御手段は、前記遊技制
御手段からの制御信号(表示制御用のコマンドデータを
含む制御信号)に基づいて、前記特別可変表示手段およ
び前記普通可変表示手段を制御する。
【0009】上記の構成によれば、表示制御手段が、遊
技制御手段からの制御信号に基づいて、特別可変表示手
段および普通可変表示手段を制御するため、遊技制御手
段は、特別可変表示手段および普通可変表示手段を直接
的に駆動制御しなくてもよくなる。つまり、特別可変表
示手段および普通可変表示手段の制御が、遊技制御手段
と表示制御手段とで分担されるため、遊技制御手段の制
御負担を軽減することができる。
【0010】(3) 前記特別可変表示手段は、7セグ
メント表示器(7セグメント表示器41,42)よりな
る。
【0011】上記の構成によれば、特別可変表示手段が
7セグメント表示器よりなるため、表示内容が視認しや
すい表示形式である7セグメント表示形式で特別識別情
報を明確に表示することができる。また、7セグメント
表示器は、液晶表示器等を用いる場合よりも特別可変表
示手段を省スペース化することができる。
【0012】(4) 前記普通可変表示手段は、発光ダ
イオード(当り表示器31用のLED30a,はずれ表
示器32用のLED30b)よりなる。
【0013】上記の構成によれば、普通可変表示手段が
発光ダイオードよりなるため、普通可変表示手段を小型
化することができることにより、普通識別情報の可変表
示に関し、省スペース化を実現することができる、
(5) 遊技領域(遊技領域2)が形成された遊技盤
(遊技盤100)に取付けられ、前記特別可変表示手段
および前記普通可変表示手段の周囲を装飾する装飾部材
(外飾り部材101)をさらに含み、前記表示基板は、
前記装飾部材に取付けられ(たとえば、飾り取付板10
6を介して外飾り部材101に取付けられ)、前記装飾
部材が前記遊技盤に取付けられることにより前記特別可
変表示手段と前記普通可変表示手段とを前記遊技領域に
臨ませた。
【0014】上記の構成によれば、表示基板が特別可変
表示手段および普通可変表示手段を装飾する装飾部材装
飾部材に取付けられ、その装飾部材が遊技盤に取付けら
れることにより特別可変表示手段と普通可変表示手段と
が遊技領域に臨ませられるため、表示基板を装飾部材と
まとめて遊技盤に取付けることができる。これにより、
遊技盤に対する表示基板の取付け作業を容易化すること
ができる。
【0015】(6) 前記特別可変表示手段の更新表示
保留記憶(始動入賞記憶数)を表示する特別保留記憶表
示手段(特別始動記憶表示部46)と、前記普通可変表
示手段の更新表示保留記憶(始動入賞記憶数)を表示す
る普通保留記憶表示手段(普通始動記憶表示部6)と、
前記特別保留記憶表示手段および前記普通保留記憶表示
手段が同一の電装基板上に設けられた保留記憶表示基板
(記憶表示基板108)とを含み、該保留記憶表示基板
は、前記表示基板の裏面側において、前記表示基板と所
定間隔をおいて積層された態様で設けられている(記憶
表示基板108は、LED460が図柄表示基板107
の中央部の左右両側から当該基板の前方へ突出し、LE
D30cが図柄表示基板107の上側(具体的には、L
ED30a,LED30bの間)から当該基板の前方へ
突出し、飾りLED470が図柄表示基板107の下部
の左右両側から当該基板の前方へ突出した態様で、図柄
表示基板107の外側から飾り取付板106にビス止め
されており、記憶表示基板108が図柄表示基板107
に所定間隔をおいて積層された態様で設けられてい
る。)。
【0016】上記の構成によれば、特別保留記憶表示手
段および普通保留記憶表示手段が同一の電装基板上に設
けられた保留記憶表示基板が設けられているため、これ
らの表示手段を別の基板上に分けて設ける場合と比べ
て、基板数の削減により、部品点数を削減することがで
きる。さらに、保留記憶表示基板が、表示基板の裏面側
において、表示基板と所定間隔をおいて積層された態様
で設けられているため、基板の設置領域を縮小すること
ができることにより、基板の設置に関して省スペース化
を実現することができる。
【0017】(7) 前記特別可変表示手段の更新表示
保留記憶(始動入賞記憶数)を表示する特別保留記憶表
示手段(特別始動記憶表示部46)と、前記普通可変表
示手段の更新表示保留記憶(始動入賞記憶数)を表示す
る普通保留記憶表示手段普通始動記憶表示部6)と、前
記特別保留記憶表示手段および前記普通保留記憶表示手
段が同一の電装基板上に設けられた保留記憶表示基板
(記憶表示基板108)と、所定の電飾部材を制御する
電飾制御手段(電飾制御用マイクロコンピュータ170
M)とをさらに含み、該電飾制御手段は、前記遊技制御
手段からの制御信号(電飾制御用のコマンドデータを含
む制御信号)に基づいて、前記特別保留記憶表示手段お
よび前記普通保留記憶表示手段を制御する。
【0018】上記の構成によれば、特別保留記憶表示手
段および普通保留記憶表示手段が同一の電装基板上に設
けられた保留記憶表示基板が設けられているため、これ
らの表示手段を別の基板上に分けて設ける場合と比べ
て、基板数の削減により、部品点数を削減することがで
きる。さらに、電飾制御手段が遊技制御手段からの制御
信号に基づいて特別保留記憶表示手段および普通保留記
憶表示手段を制御するため、遊技制御手段は、特別保留
記憶表示手段および普通保留記憶表示手段を直接的に駆
動制御しなくてもよくなる。つまり、特別保留記憶表示
手段および普通保留記憶表示手段の制御が、遊技制御手
段と電飾制御手段とで分担されるため、遊技制御手段の
制御負担を軽減することができる。
【0019】(8) 前記特別可変表示手段は、前記普
通可変入賞球装置に玉が入賞したことに応じて、前記更
新表示を開始する(特別可変表示部4は、始動入賞玉が
始動入賞スイッチ82によって検出されたことに応じて
特別図柄の更新表示を開始する)。
【0020】上記の構成によれば、普通可変入賞球装置
に玉が入賞したことに応じて、特別可変表示手段が更新
表示を開始するため、普通可変入賞球装置への入賞が特
別可変表示手段の更新表示に関連付けられることによ
り、普通可変表示手段による普通識別情報の更新表示に
関する遊技者の興趣を向上させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態では、
遊技機の一例としてパチンコ遊技機をとり上げて説明す
るが、本発明はこれに限らず、たとえば、コイン遊技機
等であってもよく、予め定められた複数種類の特別識別
情報を更新表示可能な特別可変表示手段と、遊技者にと
って有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状
態とに変化可能であって、前記特別可変表示手段の表示
結果が予め定められた特定の表示態様となったことを条
件に前記第1の状態に変化する特別可変入賞球装置とを
含む遊技機であればすべて対象となる。
【0022】第1実施形態 図1は、遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を示
す表面側図である。遊技盤100には、遊技領域2が設
けられている。遊技者が図示しない操作ハンドルを操作
すれば、打球待機樋(図示せず)に貯留されている遊技
用のパチンコ玉が打球発射装置(図示せず)により1発
づつ弾発発射され、区画レール1に沿って誘導されて遊
技領域2内に打込まれる。
【0023】以下、遊技領域2の構成をその遊技動作に
従って詳細に説明する。遊技領域2の中央部において
は、遊技領域2の上から下に、可変表示装置10、玉振
分け装置7、普通可変入賞球装置8、および、特別可変
入賞球装置9が順に並んで配置されている。可変表示装
置10は、後述する特別図柄および普通図柄をそれぞれ
更新表示するものである。また、玉振分け装置7は、当
該装置内に受入れた玉を3方向に振分けて流下させる構
造を有するものである。また、普通可変入賞球装置8
は、可変表示装置10における普通図柄の可変表示結果
に応じて駆動可能であり、玉が入賞可能なものである。
また、特別可変入賞球装置9は、可変表示装置10にお
ける特別図柄の更新表示結果に応じて駆動可能であり、
玉が入賞可能なものである。
【0024】遊技領域41の中央部左側には、遊技領域
2を落下する打玉が通過可能に設けられた通過ゲート
(通過口)11と、その通過ゲート11を通過した打玉
(通過玉)を検出するゲートスイッチ11aとが設けら
れている。
【0025】可変表示装置10には、複数種類の特別識
別情報としての特別図柄を更新表示(可変表示,変動表
示ともいう)可能な特別可変表示部4と、特別可変表示
部4とは別に設けられ、複数種類の普通識別情報として
の普通図柄を更新表示可能な普通可変表示部3とが設け
られている。
【0026】特別可変表示部4には、0〜9の数字図柄
を更新表示可能な2つの7セグメント表示器41,42
が横に並んで設けられている。左側の7セグメント表示
器41で更新表示される特別図柄は左図柄と呼ばれ、右
側の7セグメント表示器42で更新表示される特別図柄
は右図柄と呼ばれる。つまり、特別可変表示部4では、
左,右特別図柄として、00〜99の数字図柄が更新表
示されるのである。なお、この実施の形態では、特別図
柄が数字図柄である場合を例として示したが、これに限
らず、特別図柄は、数字以外の文字、図形、模様等のそ
の他の識別情報が示された図柄であってもよい。
【0027】普通可変表示部3は、○印を点灯表示可能
な当り表示器31と、×印を点灯表示可能なはずれ表示
器32とを含む。当り表示器31およびはずれ表示器3
2は、LED(発光ダイオード)により点灯表示される
ように構成されており、所定距離を隔てて左右に並んで
設けられている。このような普通可変表示部3では、当
り表示器31およびはずれ表示器32を交互に点灯する
よう点滅させる(交互点灯であるため、各表示器では、
所定周期で点滅していることとなる)ことにより普通図
柄としての○印と×印とを所定時間間隔で更新表示(可
変表示,変動表示ともいう)する。
【0028】本実施の形態においては、LEDよりなる
当り表示器31およびはずれ表示器321を普通可変表
示部3に用いた場合を説明したが、これに限らず、7セ
グメント表示器など、数字等のそのほかの図柄を更新表
示可能なものを使用してもよい。つまり、普通図柄とし
ては、何らかの形で特別図柄と区別して認識できるよう
なものであればよい。
【0029】普通可変表示部3は、ゲートスイッチ11
aの検出信号に基づいて所定期間更新表示した(前述し
たように交互に点灯するよう点滅させた)後、表示結果
を導出表示する(点滅を停止してどちらか一方を点灯さ
せる)。普通可変表示部3の当り表示器31とはずれ表
示器32との間には、普通可変表示部3の更新表示中に
通過ゲート11を通過してゲートスイッチ11aにより
検出されたが普通図柄の更新表示の実行が保留されてい
る打玉数(入賞数)を記憶表示する4つの普通始動記憶
表示部6(最高4個まで記憶表示する)が設けられてい
る。言い換えると、普通始動記憶表示部6は、普通可変
表示部3について更新実行が保留されている表示を記憶
した普通保留記憶情報を表示するものである。
【0030】普通可変表示部3の更新表示結果が、普通
図柄における当り図柄として予め定められた表示態様、
すなわち、当り表示器31の点灯表示(○印の点灯表
示)である場合には、普通可変入賞球装置8が所定時間
開放される。普通図柄表示器63の更新表示時間は、高
確率モード(高確率状態にある場合のモード)の場合の
方が通常確率モード(低確率状態、すなわち、通常確率
にある場合のモード)の場合よりも短くなるように設定
されている。
【0031】可変表示装置10の前面側には、玉を側方
から受入れ可能に構成された玉入口10aと、玉入口1
0aから受入れた玉を下方に向かって排出可能に構成さ
れた玉出口10bとが設けられている。可変表示装置1
0の玉出口10bから排出された玉は、玉振分け装置7
の上部に向けて流下する。
【0032】また、可変表示装置10の左下方には、可
変表示装置10の左下において、玉を玉振分け装置7の
上部に向けて誘導する振分け誘導経路21が形成されて
いる。したがって、玉振分け装置7の上部には、前述し
た可変表示装置10の玉出口10bからの他に、振分け
誘導経路21からも玉が誘導される。
【0033】玉振分け装置7は、上部に開口部を含む玉
受部71を有し、前述したように可変表示装置10の玉
出口10bおよび振分け誘導経路21から流下してくる
玉を玉受部71から装置の内部に受入れることが可能に
構成されている。玉振分け装置7の内部は、受入れた玉
を誘導して左,中,右に並ぶ3つの排出口70a,70
b,70cに振分ける振分け構造(図2参照)が設けら
れている。
【0034】普通可変入賞球装置8は、玉振分け装置7
の下方に配置され、ソレノイド83によって左右一対の
可動片81,81が開閉駆動される電動チューリップタ
イプの可変入賞球装置である。普通可変入賞球装置8で
は、可動片81,81が閉じた状態において可動片8
1,81間に玉1個分を受け入れることが可能な開口部
(始動口)が形成される。このため、普通可変入賞球装
置8は、可動片81,81が閉じた状態において、玉が
入賞しにくいが、玉の入賞が可能な遊技者にとって不利
な第2の状態となる。
【0035】普通可変入賞球装置8の可動片81,81
が閉じた状態で形成される開口部は、前述した玉振分け
装置7の中央の排出口70bの直下に位置している。し
たがって、玉振分け装置7から玉が排出される場合、真
中の排出口70bから払出された場合の方が左右の排出
口70a,70cから排出された場合よりも、閉じた状
態の普通可変入賞球装置8に入賞しやすくなる。
【0036】一方、普通可変入賞球装置8では、可動片
81,81が開いた場合に、可動片81,81が入賞範
囲を広げる態様で大きく開く。このため、普通可変入賞
球装置8は、可動片81,81が開いた状態において、
玉が入賞しやすいという遊技者にとって有利な第1の状
態となる。
【0037】普通可変入賞球装置8は、普通可変表示部
3の更新表示結果が当り図柄となった場合に、所定時間
前記第1の状態に制御され、その後、第2の状態に戻さ
れる。
【0038】普通可変入賞球装置8には、始動入賞検出
器としての始動入賞スイッチ82が内蔵され、開放中
(開成中)または閉成中に受入れた入賞玉(始動入賞玉
と呼ばれる)を検出するようになっている。始動入賞玉
が始動入賞スイッチ82によって検出されると、それに
応じて、特別可変表示部4が特別図柄の更新表示を開始
する。普通可変入賞球装置8の開放時間は、高確率モー
ドの場合の方が通常確率モードの場合よりも長くなるよ
うに設定されている。
【0039】特別可変表示部4は、前述したように始動
入賞玉が始動入賞スイッチ82によって検出されたこと
に応じて特別図柄の更新表示を開始し、特別図柄を所定
時間更新表示させた後、その更新表示を停止させる。特
別可変表示部4での更新表示の停止時における図柄の組
合せが予め定められた特定の表示態様、具体的には「3
3」または「77」の図柄の組合せ(大当り図柄の組合
せという)となった場合には、それを条件として、予め
定められた特定遊技状態としての大当り遊技状態(大当
り状態ともいう)となって特別可変入賞球装置9が次に
説明するような所定の態様で開閉駆動される。この「3
3」,「77」の図柄は、他の図柄と区別しやすいよう
に、他の図柄と異なる色で表示される。
【0040】大当り図柄の組合せである「33」または
「77」が表示結果として表示されて大当り遊技状態と
なると、後述するように特別可変入賞球装置9の大入賞
口91の開放制御が行なわれ、その大当り遊技状態終了
後における特別可変表示部4での大当り図柄の組合せの
表示結果となる確率が通常遊技状態(高確率状態よりも
低い低確率状態)に比べて高確率の状態である高い高確
率状態となるように制御が行なわれる。通常遊技状態中
に、大当りが発生すると、少なくとも予め定められた継
続回数(たとえば、きっかけとなった大当りを含めて3
回)だけ大当りが発生するまで高確率状態に継続制御さ
れる。このような高確率状態においては、普通可変表示
部3における普通図柄の変動時間が低確率状態の場合よ
りも短縮されるとともに、普通可変入賞球装置8におけ
る可動片81,81の1回の開放時間が低確率状態の場
合よりも延長される。このような制御が行なわれると、
普通可変入賞球装置8の可動片81が頻繁に開き、打玉
が多数始動入賞して特別可変表示部4の可変表示頻度が
高くなるため、大当りが発生しやすくなり、またこの状
態では、始動入賞が増えることにより遊技機より払出さ
れる玉が増加するため、遊技者が持玉(遊技者が手元に
所有する遊技球)を極力減らすことなく遊技を行なえる
という、遊技者にとって有利な状態が生じる。
【0041】ここで、前述した大当りは、所定範囲内の
数値データを所定タイミングで繰返し更新し、始動入賞
があったことに応じてカウンタ値が抽出される大当り決
定用のランダムカウンタを設け、そのランダムカウンタ
から抽出したカウンタ値が予め定められた大当り値と一
致する場合に発生することが決定される。つまり、大当
りは、所定の確率で発生するように設定されているので
ある。そして、前述したような高確率状態の場合は、低
確率状態よりも大当り値を増やす等の制御を行なうこと
により、大当りの発生確率を向上させるのである。この
実施の形態の場合、たとえば、高確率状態での大当りの
発生確率が1/129、低確率状態の大当りの発生確率
が1/123というように、低確率状態と高確率状態と
で大当りの発生確率の差が比較的小さくなるように設定
されている。この実施の形態では、低確率状態と高確率
状態とで大当りの発生確率の差が比較的小さいのである
が、前述したように、普通図柄の変動時間の短縮制御お
よび普通可変入賞球装置8の開放時間の延長制御が高確
率状態において行なわれるため、大当りの発生確率の高
確率化に付随する遊技者にとって有利となる制御によ
り、特別遊技状態に対する遊技者の期待感および満足度
を高めることができる。
【0042】可変表示装置8の可変表示中においては、
リーチ状態が発生する場合がある。ここで、リーチと
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置が時期を異ならせて複数の表示結果を導出表示
し、該複数の表示結果が予め定められた特定の表示態様
の組合せとなった場合に、遊技状態が遊技者にとって有
利な特定遊技状態となる遊技機において、前記複数の表
示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に
導出表示されている表示結果が前記特定の表示態様の組
合せとなる条件を満たしている表示状態をいう。また、
別の表現をすれば、リーチとは、表示状態が変化可能な
可変表示部を複数有する可変表示装置の表示結果が予め
定められた特定の表示態様の組合せになった場合に、遊
技状態が遊技者にとって有利な特定遊技状態となる遊技
機において、前記可変表示装置の表示結果がまだ導出表
示されていない段階で、前記特定の表示態様の組合せが
表示されやすい可変表示態様となったと遊技者に思わせ
るための表示状態をいう。そして、たとえば、前記特定
の表示態様の組合せが揃った状態を維持しながら複数の
前記可変表示部による可変表示を行なう状態もリーチ表
示状態に含まれる。さらにリーチの中には、それが出現
すると、通常のリーチに比べて、大当りが発生しやすい
ものがある。このような特定のリーチをスーパーリーチ
という。
【0043】また、リーチ状態とは、可変表示装置が可
変開始された後表示制御が進行して表示結果が導出表示
される前段階にまで達した時点でも、前記特定の表示態
様となる表示条件から外れていない表示態様をもいう。
【0044】また、リーチ状態とは、可変表示装置の表
示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にま
で達した時点での表示状態であって、前記表示結果が導
出表示される以前に決定されている複数の可変表示領域
の表示結果の少なくとも一部が前記特定の表示態様とな
る条件を満たしている場合の表示状態をもいう。
【0045】この実施の形態の場合のリーチ状態は、左
図柄が「3」または「7」で右図柄よりも先に停止した
状態、あるいは、リーチ状態として予め定められた変動
態様で左図柄および右図柄が変動している状態が予め定
められている。
【0046】また、特別可変表示部4の左右両側には特
別可変表示部4の更新表示中に始動入賞スイッチ82に
よって検出されたが更新表示が保留されている玉数を記
憶表示する特別始動記憶表示部46(最高4個まで記憶
表示する)が取付けられている。言い換えると、特別始
動記憶表示部46は、特別可変表示部4について実行が
保留されている表示を記憶した特別保留記憶情報を表示
するものである。
【0047】特別可変入賞球装置9は、開放された場合
に打玉の入賞が可能になる大入賞口91が設けられてお
り、ソレノイド93によって開閉駆動される開閉板92
が大入賞口を開閉可能な態様で設けられている。
【0048】特別可変入賞球装置9の内部には、大入賞
口91内に受入れられた打玉を検出するために、特定玉
検出器としての特定領域スイッチ51および入賞個数検
出器としてのカウントスイッチ52が設けられている。
【0049】開閉板92の開放時に大入賞口91から特
別可変入賞球装置9内に入った玉は、最終的にすべてカ
ウントスイッチ52に向けて誘導され、カウントスイッ
チ52により検出される。また、特別可変入賞球装置9
内に入った玉のうち、特定領域スイッチ51により検出
された玉は、その後、カウントスイッチ52に向けて誘
導され、カウントスイッチ52により検出される。した
がって、特別可変入賞球装置9内に入った玉は、結果的
にすべてカウントスイッチ52により検出される。
【0050】大当り遊技状態となった場合には、一定時
間(たとえば28秒)が経過するまで、または、その一
定時間内に所定個数(たとえば、10個)の入賞玉が入
賞するまで開閉板91を開放(以下、この開放を開放サ
イクルという)し、その開放サイクル中に受入れられた
打玉が特定領域スイッチ51によって検出されたときに
継続権が成立して、再度上記した開放サイクルが実行さ
れ、各開放サイクルにおいて継続権が成立していること
を条件に最高10回の開放サイクルを繰返すことができ
るようになっている。
【0051】特別可変入賞球装置9の内部においては、
シーソー式の玉振分部材としての大入賞口内誘導板が設
けられている(図示省略)。この大入賞口内誘導板は、
特定領域スイッチ51の方向へ向けて傾斜した状態と、
特定領域スイッチ51とは逆の方向へ向けて傾斜した状
態とのいずれかの状態に切換え可能となるようにソレノ
イド(後述する大入賞口内誘導板用のソレノイド53)
により駆動制御される。その場合、大入賞口扉49が1
回開放されたとき(1サイクル中)には、特定領域スイ
ッチ51が玉を1個検出するまでは、振分部材が特定領
域スイッチ51の方向へ向けて傾斜した状態にされるこ
とにより、玉が特定領域スイッチ51により検出されや
すい状態にされ、特定領域スイッチ51が玉を1個検出
した後は、振分部材が特定領域スイッチ51とは逆方向
へ向けて傾斜した状態にされることにより、玉が特定領
域スイッチ51により検出がされにくい状態にされる。
【0052】なお、この実施の形態では、特定領域スイ
ッチ51への入口に大入賞口内誘導板を設けた例を示し
たが、これに限らず、大入賞口内誘導板の代わりに、次
のようなシャッタを設けてもよい。このシャッタは、ソ
レノイドにより駆動され、開放サイクルの1サイクル毎
に、特定領域スイッチ51が玉を1個検出するまでは開
放状態にされている。そして、特定領域スイッチ51が
玉を1個検出すると閉塞状態に制御される。このような
制御が行なわれることにより、大入賞口扉49が1回開
放された場合(1サイクル中)には、特定領域スイッチ
51が玉を1個検出するまでは、特定領域スイッチ51
による玉の検出が可能な状態にされ、特定領域スイッチ
51が玉を1個検出した後は、特定領域スイッチ51に
よる玉の検出が不可能な状態にされる。さらに、特別可
変入賞球装置9には、大当り遊技状態中などに点灯する
飾りLED57が設けられている。
【0053】以上のような特定遊技状態(大当り状態)
は、遊技者に対して、たとえば、大入賞口91の開放、
賞球の払出し(大入賞口への入賞に基づく払出し)、大
当り確率の高確率化等の所定の遊技価値を付与すること
が可能な制御状態であると言える。
【0054】また、特別可変入賞球装置9には、上記し
た構成以外に、大入賞口部分の左右両側に一般入賞口5
4a,54bが設けられている。この一般入賞口54
a,54bの内部には、玉検出スイッチ55a,55b
が設けられており、これらのスイッチにより、各入賞玉
が検出される。
【0055】また、遊技領域2には、上記した構成以外
に、入賞玉検出器としての左袖入賞口スイッチ65aを
内蔵する入賞口65、入賞玉検出器としての右袖入賞口
スイッチ66aを内蔵する入賞口66、各種遊技効果ラ
ンプ、各種遊技効果LED、各種飾りランプ、各種飾り
LED、および、ラッキーナンバー表示器68等が設け
られている。また、その他に、パチンコ遊技機には、遊
技の進行に応じて効果音等の音声を発生するスピーカ
(図示省略)が設けられている。
【0056】遊技領域2の下部には、遊技領域2に打込
まれ、いずれの入賞口および可変入賞球装置にも入賞し
なかった玉をアウト玉として回収するためのアウト口5
10が設けられている。
【0057】ラッキーナンバー表示装置68は、複数の
一例としての「1」〜「8」の数字の番号を表示する複
数の一例としての8つのナンバー表示部681〜688
により構成されており、遊技領域の左端部に4つのナン
バー表示部681〜684が配置され、遊技領域の右端
部に残りの4つのナンバー表示部685〜688が配置
されている。遊技領域2において、左側の4つのナンバ
ー表示部681〜684と、右側の4つのナンバー表示
部685〜688とは、左右対称に配置されている。ま
た、このようなラッキーナンバー表示装置68の近傍に
は、遊技領域2の左,右端部に向かって流れてくる玉か
らラッキーナンバー表示装置68を保護する態様で複数
本ずつ並んで設けられた障害釘69a,69bが設けら
れている。この障害釘69a,69bにより、ラッキー
ナンバー表示装置68は、遊技領域2内を流下する玉を
避けることが可能となっている。
【0058】各ナンバー表示部は、表示面に表された数
字をLEDを用いて点灯表示可能に構成されている。8
つのナンバー表示部681〜688の表示面には、複数
種類の識別情報としての「1」〜「8」の数字の番号が
付されている。
【0059】大当り発生時以外の通常時においては、ラ
ッキーナンバー表示装置68は、前回の変動表示結果と
して点灯された1つの数字を点灯表示している。そし
て、大当りが発生した場合には、8つのナンバー表示部
681〜688において、LEDが走行点灯することに
より複数種類の数字が所定時間変動表示(8つのナンバ
ー表示部にて点灯する表示部が移動する)され、その
後、何れか1つの数字が停止表示(点灯表示)される。
そして、このような大当り発生時における変動停止時の
表示結果(点灯している番号)が遊技場により予め定め
られたラッキーナンバー(たとえば、1,3,5,また
は7)に一致した場合には、特典として、予め定められ
たサービスが遊技者に提供される。このサービスとは、
たとえば、その大当り状態の発生に伴って、遊技者が獲
得した賞品玉を景品交換することなく継続して遊技に使
用できることである。つまり、ラッキーナンバー表示装
置68では、大当り状態が発生するごとに予め定められ
たサービスを遊技者に提供するか否かの指標とするため
の抽選表示が行なわれる。
【0060】以上に説明した実施の形態において、打球
が入賞する入賞口および入賞装置には、入賞玉を検出す
るための検出用のスイッチ51,52,55a,55
b,82,65a,66aがすべて設けられている。こ
れら検出用のスイッチのうち、スイッチ52,55a,
55b,82,65a,65aは、検出信号に基づいて
所定個数の賞球を払出すために使用されるものである。
また、特定領域スイッチ51は継続権の成立を検出する
ために使用され、カウントスイッチ52は開閉板92の
開放を規制するための玉計数機能を兼用している。
【0061】入賞玉をスイッチが検出した場合に払出さ
れる賞球の個数は、入賞の種別に応じて複数種類定めら
れており、普通可変入賞球装置8の始動口への入賞によ
り第1種始動口スイッチ60により検出された始動入賞
玉については、1個の検出につき5個の賞球の払出しが
行なわれ、入賞口65,66等の一般入賞口13への入
賞によりスイッチ65a,66a,55a,55bで検
出された入賞玉、および、大入賞口への入賞によりカウ
ントスイッチ52で検出された入賞玉については、それ
ぞれ15個の賞球払出しが行なわれるように決定され
る。
【0062】次に、玉振分け装置7の構成を詳細に説明
する。図2は、玉振分け装置7の一部破断斜視図であ
る。具体的に、図2においては、図1に示された玉振分
け装置7を右斜め上方から斜視した状態が示されてい
る。
【0063】図2を参照して、玉振分け装置7の表面側
側には、内部を視認可能とするために開口した窓部72
が設けられている。この窓部72が設けられたことによ
り、玉振分け装置7は、内部が視認可能となっている。
【0064】前述した玉受部71は、図1に示されるよ
うに表面側から見て左側に向かって下る態様で傾斜して
おり、その傾斜の左下端部に、玉を受入れ可能な開口部
73が設けられている。したがって、端部玉受部71に
より受けられた玉は、当該傾斜に沿って転動し、開口部
73を介して玉振分け装置7の内部空間に入る。開口部
73は、玉振分け装置7の内部空間における最も前側の
位置に形成されている。
【0065】玉振分け装置7の内部空間においては、開
口部73から内部に入った玉を誘導する第1玉誘導経路
74aが玉振分け装置7内部の左壁面に沿って設けられ
ている。第1玉誘導経路74aは、玉振分け装置7の前
面側から裏面側へ向けて下る態様で傾斜した誘導経路で
あり、開口部73から内部に入った玉を玉振分け装置7
内部の左壁面に沿って内部の左後部へ誘導する。
【0066】さらに、玉振分け装置7の内部空間におい
ては、第1玉誘導経路74aにより内部の左後部へ誘導
された玉を受けてさらに誘導する第2玉誘導経路74b
が玉振分け装置7内部の後部壁面に沿って設けられてい
る。第2玉誘導経路74bは、玉振分け装置7の左側か
ら右側へ向けて下る態様で傾斜した誘導経路であり、第
1玉誘導経路74aから受けた玉を、さらに、玉振分け
装置7内部の後部壁面に沿って内部の左後部から右後部
へ誘導する。
【0067】さらに、玉振分け装置7の内部空間におい
ては、第2玉誘導経路74bにより内部の右後部へ誘導
された玉を受けてさらに誘導する第3玉誘導経路74c
が玉振分け装置7内部の右壁面に沿って設けられてい
る。第3玉誘導経路74cは、玉振分け装置7の裏面側
から前面側へ向けて下る態様で傾斜し、さらに、右壁面
から玉振分け装置7の内部中央へ向けて下る態様で傾斜
した誘導経路であり、第2玉誘導経路74bから受けた
玉を、さらに、玉振分け装置7内部の右壁面に沿って内
部の右前部へ誘導して、さらに内部の前面部へ誘導す
る。
【0068】玉振分け装置7の内部の底面には、底面基
部から1段階下がった位置に、玉を移動させながら振分
けるために、円形に区画された振分け領域75が設けら
れている。振分け領域75は、全体的に領域の中央部へ
向かって下る態様で傾斜しており、その中央部に、玉を
下方へ落下させることが可能に形成された3つの振分け
穴76a,76b,76cが設けられている。このた
め、第3玉誘導経路74cから振分け領域75に誘導さ
れた玉は、領域の中央部へ向かう傾斜により、振分け領
域75に誘導された勢いに応じて、たとえば、右回りに
円軌道を描くように、移動しながら振分け穴76a,7
6b,76cの位置まで誘導されていく。
【0069】振分け穴76a,76b,76cは、それ
ぞれ、前述した排出口70a,70b,70cと通じた
構成となっている。これにより、振分け穴76aに入っ
た玉は右の排出口70aから排出され、振分け穴76b
に入った玉は中の排出口70bから排出され、振分け穴
76cに入った玉は右の排出口70cから排出される。
つまり、振分け穴ごとに排出先が決まっているのであ
る。
【0070】この玉振分け装置7では、窓部72から内
部を視認できるため、内部に誘導された玉が第1玉誘導
経路74a、第2玉誘導経路74b、および、第3玉誘
導経路74cを経て振分け領域75へ誘導されていく様
子と、振分け領域75上で振分け穴76a,76b,7
6cの位置まで移動していずれかの穴に入る様子とを遊
技者に見せることができる。このため、変化に富んだ玉
の動作を遊技者に見せることにより、遊技者に視覚的な
面白みを提供することができ、さらに、始動入賞のしや
すさが異なる振分け穴76a,76b,76cに向かっ
て玉が誘導されていく動作を遊技者に見せることによ
り、始動入賞に対する遊技者の期待感を盛上げることが
できる。
【0071】次に、図3〜図5を参照して、可変表示装
置10の構成を詳細に説明する。図3は、可変表示装置
10の表面側側の斜視図である。図4は、可変表示装置
10の裏面側の一部の分解斜視図である。図5は、可変
表示装置10全体の分解斜視図である。
【0072】図3〜図5を参照して、可変表示装置10
は、外飾り部材101、LEDカバー部材102、内飾
り取付板106、図柄表示基板107、および、記憶表
示基板108を所定の態様で組付けて構成される。
【0073】外飾り部材101は、可変表示装置10の
外枠を構成する装飾部材であり、特別可変表示部4およ
び普通可変表示部3の周囲を装飾する。外飾り部材10
1においては、普通可変表示部3が設けられる上カバー
部1010が上部に形成され、玉出口10bが前面側で
開口する態様で設けられた下カバー部1011が下部に
形成されている。上カバー部1010と下カバー部10
11との間には、玉が進入可能に左右両側に開口した玉
入口10aが設けられている。上カバー部1010にお
いては、普通図柄に関する当り表示器31の表示窓部を
構成する開口部101a、はずれ表示器32の表示窓部
を構成する開口部101b、および、普通始動記憶表示
部6の表示窓部を構成する4つの開口部101cがそれ
ぞれ形成されている。これら開口部101a,101
b,101cには、これらのそれぞれに嵌め入れられる
レンズ部103a,103b,103cが突出形成され
たレンズ部材である第1レンズ部材103が取付けられ
ている。
【0074】また、下カバー部1011における可変表
示装置10内部側には、LEDの光を所定色(たとえば
赤色)に装飾するためのLED飾り102が設けられて
いる。このLED飾り102は、後述する飾り取付板1
06に設けられた係止用の穴に爪部が係止される態様で
取付けられている。外飾り部材101における表面側側
から見て中央部には、特別可変表示部4等の部材を設け
るための開口部101dが設けられている。
【0075】外飾り部材101の裏面側には、可変表示
装置10の各種飾りを取付けるための飾り取付板106
が取付けられている。飾り取付板106の中央部には、
特別可変表示部4の7セグメント表示器41,42を裏
面側から前面側へ挿通するための開口部106dが設け
られている。また、飾り取付板106の表面側上部に
は、当り表示器31用のLED30aの光をレンズ部1
03aに導くための孔が形成された光導部106a、は
ずれ表示器32用のLED30bの光をレンズ部103
bに導くための孔が形成された光導部106b、およ
び、普通始動記憶表示用のLED30cの光をそれぞれ
対応するレンズ部103cに導くための孔が形成された
光導部106cが設けられている。また、飾り取付板1
06における開口部106dの左右両側には、特別始動
記憶表示部46用の4つのLED460を裏面側から前
面側へ挿通するための穴52aが2つずつ(合計4つ)
設けられている。また、飾り取付板106における下部
の左右両端側には、可変表示用の飾りLED470を裏
面側から前面側へ挿通するための穴106eが1つずつ
(合計2つ)設けられている。
【0076】飾り取付板106においては、特別可変表
示部4および特別始動記憶表示部46の表示枠を構成す
る表示枠部104が、開口部106dおよび穴52aの
前面側に取付けられている。表示枠部104は、中央に
位置する特別可変表示部4用の1つの開口部104a
と、左右両側に位置する特別始動記憶表示部46用の4
つの開口部104bとの5つの開口部が形成された枠部
材である。表示枠部104は、開口部104aに透明の
樹脂製の表示窓カバー部材105aが取付けられるとと
もに、開口部104bに左右一対の所定色に着色された
レンズ部材である第2レンズ部材50がそれぞれ取付け
られた態様で、飾り取付板106にビス止めにより取付
けられている。具体的に、表示枠部104は、表示窓カ
バー部材105aが飾り取付板106の開口部106d
前に位置し、かつ、第2レンズ部材50が飾り取付板1
06の穴52aのそれぞれの前に位置する態様で、飾り
取付板106に取付けられる。
【0077】飾り取付板106の裏面側には、表面側か
ら見て上部の左右に当り表示器31用のLED30a,
はずれ表示器32用のLED30bが実装され、表面側
から見て中央部に7セグメント表示器41,42が実装
された電装基板である図柄表示基板107が取付けられ
ている。このように、図柄表示基板107においては、
同一の電装基板上に、普通可変表示部3の表示動作部
と、特別可変表示部4の表示動作部とが配置されている
こととなる。
【0078】具体的に、図柄表示基板107は、7セグ
メント表示器41,42が開口部106aから飾り取付
板106の前面側に出るとともに、LED30a,LE
D30bが飾り取付板106の上部左右外側から飾り取
付板106の前面側に出る態様で飾り取付板106にビ
ス止めにより取付けられる。
【0079】図柄表示基板107の裏面側においては、
表面側から見て中央部の左右両端部に2つずつLED4
60が実装され、表面側から見て上部に4つのLED3
0cが横並びに実装され、さらに、表面側から見て下部
の左右両端に1つずつ飾りLED470が実装された電
装基板である記憶表示基板108が所定間隔をおいて設
けられている。具体的に、記憶表示基板108は、LE
D460が図柄表示基板107の中央部の左右両側から
当該基板の前方へ突出し、LED30cが図柄表示基板
107の上側(具体的には、LED30a,LED30
bの間)から当該基板の前方へ突出し、飾りLED47
0が図柄表示基板107の下部の左右両側から当該基板
の前方へ突出した態様で、図柄表示基板107の外側か
ら飾り取付板106にビス止めされている。このよう
に、図柄表示基板107の裏面側においては、図柄表示
基板107に所定間隔をおいて積層された態様で、記憶
表示基板108が設けられている。
【0080】図柄表示基板107の裏面側には、表示制
御基板180と電気的に接続するためのコネクタ201
が設けている。このコネクタ201に表示制御基板18
0からの配線が接続されることにより、表示制御基板1
80と図柄表示基板107とが接続される。記憶表示基
板108の裏面側には、電飾制御基板170と電気的に
接続するためのコネクタ202が設けている。このコネ
クタ202に電飾制御基板170からの配線が接続され
ることにより、電飾制御基板170と記憶表示基板10
8とが接続される。
【0081】記憶表示基板108が飾り取付板106に
取付けられた状態では、4つのLED30cのそれぞれ
が4つの光導部106cの孔の入口に一部挿入され、4
つのLED460のそれぞれが4つの穴52aに一部挿
入され、2つの飾りLED470のそれぞれが2つの1
06eに一部挿入される。
【0082】そして、前述したように表示枠部104、
図柄表示基板107および記憶表示基板108等が取付
けられた飾り取付板106は、ビス止めにより、外飾り
部材101の裏面側に取付けられている。具体的に、飾
り取付板106は、表示枠部104が外飾り部材101
の開口部101dから表面側に出るような態様となり、
光導部106a〜106cが第1レンズ部材103のレ
ンズ部103a,103b,103cのそれぞれに対応
する形でそれぞれの後側に接触配置される態様となり、
かつ、穴106e内の飾りLED470がLEDカバー
部材102の後側に位置するような態様となるように取
付けられる。
【0083】このように、表示枠部104、図柄表示基
板107および記憶表示基板108等が取付けられた飾
り取付板106が取付けられた外飾り部材101は、複
数箇所を遊技盤100にビス止めされることにより、遊
技盤100に取付けられている。これにより、表示枠部
104、図柄表示基板107および記憶表示基板108
は、外飾り部材101が遊技盤100に取付けられるこ
とにより遊技盤100に取付けられる。このような取付
けにより、特別可変表示部4、普通可変表示部3、特別
始動記憶表示部46、および、普通始動記憶表示部6
は、遊技領域2に臨ませられる。
【0084】このような構成においては、単に当り表示
器31用のLED30a,はずれ表示器32用のLED
30bだけに限らず、LED30a,30bから発光表
示が行なわれるレンズ部103a,103bまでの普通
図柄の表示に関与する一部またはすべての構成要素をま
とめて、普通可変表示部3と呼ぶ。また、単に特別始動
記憶表示用のLED460だけに限らず、LED460
から発光表示が行なわれる第22レンズ部材50までの
特別始動記憶表示に関与する一部またはすべての構成要
素をまとめて、特別始動記憶表示部466と呼ぶ。ま
た、このような構成においては、単に普通始動記憶表示
用のLED30cだけに限らず、LED30cから発光
表示が行なわれるレンズ部103cまでの普通始動記憶
表示に関与する一部またはすべての構成要素をまとめ
て、普通始動記憶表示部6と呼ぶ。
【0085】このような構成により、可変表示装置10
では、内部空間にある表示枠部104内において、可変
表示部4による特別図柄の可変表示が行なわれるととも
に、特別始動記憶表示部46による始動入賞記憶の表示
が行なわれる。また、可変表示装置10では、外部にあ
る外飾り部材101において、普通可変表示部3による
普通図柄の可変表示が行なわれるとともに、普通始動記
憶表示部6による始動入賞記憶の表示が行なわれる。
【0086】次に、本実施例のパチンコ遊技機に設けら
れる制御回路について説明する。まず、遊技制御基板を
説明する。図6は、図1に示すパチンコ遊技機の制御回
路の構成を示すブロック図である。
【0087】図6を参照して、主基板151は、基本回
路と呼ばれる遊技制御用マイクロコンピュータ151M
の他、図示を省略したアドレスデコード回路、初期リセ
ット回路、スイッチ入力回路、および電源回路等を含
む。
【0088】遊技制御用マイクロコンピュータ151M
は、遊技制御用プログラムに従ってパチンコ遊技機の各
種機器を制御して、遊技状態を制御する。遊技制御用マ
イクロコンピュータ151Mには、遊技制御用プログラ
ムを記憶しているROM(Read Only Memory)と、その
制御用プログラムに従って制御動作を行なうためのCP
U151C(Central Processing Unit )と、CPUの
ワーク用メモリとして機能するRAM(Random Access
Memory)と、I/O(Input/Output)ポートと、クロッ
ク発生回路とが設けられている。なお、遊技制御用マイ
クロコンピュータ151Mの内部構成については、CP
Uを除いて図示を省略する。
【0089】遊技制御に関係する各種スイッチ150の
出力信号は、遊技制御用マイクロコンピュータ151M
に入力され、各種遊技制御のために用いられる。ここ
で、各種スイッチ150には、ゲートスイッチ11a、
始動入賞スイッチ82、特定領域スイッチ51、カウン
トスイッチ52、左袖入賞口スイッチ65a、右袖入賞
口スイッチ66a、玉検出スイッチ55a,55b、お
よび、その他のスイッチが含まれている。
【0090】遊技制御用マイクロコンピュータ151M
は、所定周期(たとえば2msecごと)で、所定のゲ
ーム制御用プログラムを先頭から繰返し実行させること
により、前述したような各種遊技制御を行なう。
【0091】音制御基板160は、遊技効果音等の音声
を制御するための回路が形成された基板であり、音声制
御用マイクロコンピュータ160Mを含む。音声制御用
マイクロコンピュータ160Mは、音声制御用プログラ
ムを実行し、遊技制御用マイクロコンピュータ151M
から送信されてくる音声制御用のコマンドデータを含む
制御信号にしたがって、左,右スピーカ12a,12b
から出力する音声を制御する。音声制御用マイクロコン
ピュータ160Mには、遊技制御用マイクロコンピュー
タ151Mと同様に、前述したようなROM、CPU1
60C、RAM、I/Oポートおよびクロック発生回路
が設けられている。なお、音声制御用マイクロコンピュ
ータ160Mの内部構成については、CPUを除いて図
示を省略する。
【0092】電飾制御基板170は、ランプおよびLE
D等の各種電飾部材を制御するための回路が形成された
基板であり、電飾制御用マイクロコンピュータ170M
を含む。電飾制御用マイクロコンピュータ170Mは、
電飾制御用プログラムを実行し、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ151Mから送信されてくる電飾制御用のコ
マンドデータを含む制御信号にしたがって、各種電飾部
材の動作を制御する。電飾制御用マイクロコンピュータ
170Mには、遊技制御用マイクロコンピュータ151
Mと同様に、前述したようなROM、CPU170C、
RAM、I/Oポートおよびクロック発生回路が設けら
れている。なお、電飾制御用マイクロコンピュータ17
0Mの内部構成については、CPUを除いて図示を省略
する。
【0093】電飾制御基板170には、各種遊技効果ラ
ンプ171、各種遊技効果LED172、各種飾りラン
プ173、可変表示用の飾りLED470を含む各種飾
りLED174、特別始動記憶表示用のLED460、
普通始動記憶表示用のLED30c、および、ラッキー
ナンバー表示装置68等の電飾部材が接続されており、
これらの電飾部材が電飾制御用マイクロコンピュータ1
70Mにより動作制御される。前述した電飾部材のう
ち、可変表示用の飾りLED470、特別始動記憶表示
用のLED460、および、普通始動記憶表示用のLE
D30cは、記憶表示基板108に設けられたものであ
る。
【0094】情報端子基板53は、遊技制御用マイクロ
コンピュータ151Mから与えられるデータ信号に基づ
いて、有効始動情報、大当り情報および確率変動情報等
の外部出力情報を、ホストコンピュータであるホール用
管理コンピュータ等に対して出力するための回路であ
る。その有効始動情報とは、普通可変入賞球装置8への
打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置10における
図柄の可変表示の始動に使用された個数等を示すための
情報である。大当り情報とは、可変表示装置10の変動
表示による大当りの発生に関する情報である。また、確
率変動情報とは、高確率状態の発生に関する情報であ
る。
【0095】表示制御基板180は、図柄表示基板10
7に設けられた特別可変表示部4(具体的には7セグメ
ント表示器41,42)および普通可変表示部3(具体
的には当り表示器31,はずれ表示器32)の表示制御
をするための回路が形成された基板であり、表示制御用
マイクロコンピュータ180Mを含む。表示制御用マイ
クロコンピュータ180Mは、表示制御用プログラムを
実行し、遊技制御用マイクロコンピュータ151Mから
送信されてくる表示制御用のコマンドデータを含む制御
信号にしたがって、特別可変表示部4および普通可変表
示部3の表示制御を行なう。表示制御用マイクロコンピ
ュータ180Mには、遊技制御用マイクロコンピュータ
151Mと同様に、前述したようなROM、CPU18
0C、RAM、I/Oポートおよびクロック発生回路が
設けられている。なお、表示制御用マイクロコンピュー
タ180Mの内部構成については、CPUを除いて図示
を省略する。
【0096】払出制御基板190は、前述したような入
賞に応じた賞球の払出しを制御するための回路が形成さ
れた基板であり、遊技制御用マイクロコンピュータ15
1Mから送信されてくる払出制御用のコマンドデータに
したがって賞球の払出のための制御を行なう払出制御用
マイクロコンピュータ(図示省略)が設けられている。
【0097】また、主基板151には、普通可変入賞球
装置8駆動用のソレノイド83および特別可変入賞球装
置9駆動用のソレノイド93が接続されている。これら
のソレノイド83,93は、遊技制御用マイクロコンピ
ュータ151Mにより駆動制御される。
【0098】主基板151(遊技制御用マイクロコンピ
ュータ151M)から各制御基板へ送信される前述した
各制御信号は、制御の指令内容を示すコマンドと、該コ
マンドの取込みタイミングを示すINT信号とを含む。
ここで、コマンドは、1コマンドが2バイトのデータで
構成されており、制御モードの種類を指令する1バイト
のMODEデータと、MODEデータで指令された制御
モードにおける具体的な制御内容を指令する1バイトの
EXTデータとにより構成される。遊技制御用マイクロ
コンピュータ151Mは、このような2バイトのデータ
を、指令先の各制御基板へ順次送信することにより、制
御内容を指令する。
【0099】次に、特別可変表示部4における可変表示
での変動パターンの具体例を説明する。まず、通常状態
(高確率状態が生じていない低確率状態)においてリー
チが発生しない通常変動の変動パターンを説明する。
【0100】図7は、通常状態(低確率状態)において
リーチが発生しない通常変動の変動パターンを示すタイ
ミングチャートである。図7においては、特別可変表示
部4で表示される図柄のうち、左図柄が図中「左」で示
され、右図柄が図中「右」で示される。これは、以下に
示すその他の変動パターンのタイミングチャートにおい
ても同様である。
【0101】図7を参照して、左図柄および右図柄は、
同時に高速変動Aを開始する。そして、左図柄は、所定
時間T1(たとえば4.6秒であり、記憶短縮(記憶短
縮とは、始動入賞記憶が4つある場合に、変動時間が短
縮されることをいう)の場合は1.0秒)経過後、変動
態様が点滅スロー変動Bに切換る。ここで、点滅スロー
変動とは、図柄が短い周期で点滅(20m秒オン・20
m秒オフ)を繰返しながら、高速変動Aよりも低い変動
速度(たとえば、0.7秒/図柄)で図柄が更新する変
動態様である。その後、左図柄および右図柄は、同時に
停止表示される。具体的に、左図柄については点滅スロ
ー変動Bが所定時間T2(たとえば2.1秒)行なわれ
た時、右図柄については高速変動Aが変動開始から所定
時間T3(たとえば6.7秒であり、記憶短縮の場合は
3.1秒)行なわれた時に停止表示Gがされる。そし
て、停止表示された左図柄および右図柄は、次の変動が
行なわれるまで、同時停止時から所定時間T19(たと
えば0.7秒)を最小限の時間として点灯表示Gされ
る。つまり、次の変動が所定時間T19経過時よりも後
に行なわれる場合には、その変動開始時まで停止図柄が
点灯され続けるのである。
【0102】次に、リーチ状態のうちのノーマルリーチ
と呼ばれるリーチ状態を説明する。ノーマルリーチは、
最も一般的な演出表示がされるリーチ状態である。図8
は、ノーマルリーチの変動パターンを示すタイミングチ
ャートである。
【0103】図8を参照して、左図柄および右図柄は、
同時に高速変動Aを開始する。そして、左図柄は、所定
時間T1経過後、変動態様が点滅スロー変動Bに切換
る。その後、左図柄は、点滅スロー変動Bが所定時間T
3(たとえば2.1〜4.2秒)行なわれた後、変動態
様が点滅動作Cに切換る。この場合の点滅動作は、図柄
が更新されずに、短い周期で点滅(20m秒オン・20
m秒オフ)を繰返す動作であり、図柄の更新が停止して
いるが、まだ停止図柄が確定していない状態を示すもの
である。
【0104】そして、右図柄は、左図柄の変動態様が点
滅動作Cに切換ってから所定時間T6の経過時、言い換
えると、右図柄の高速変動Aが変動開始から所定時間T
4(たとえば8.1〜10.2秒)行なわれた時に、高
速変動Aよりも変動速度が遅いスロー変動Dに切換る。
ここで、スロー変動Dにおいては、停止図柄が大当り図
柄に対する図柄数差(図柄の更新順序での図柄数差)に
応じて更新される図柄数が異なる(たとえば5〜16図
柄)ように制御され、所定の変動時間T5が当該図柄数
差により変化する(たとえば、更新図柄数が1〜15図
柄の場合は0.7秒×5(更新図柄数)〜0.7秒×1
5(更新図柄数)、更新図柄数が16図柄の場合は0.
7秒×15(更新図柄数)+2.0秒(最後の1図柄の
み2秒間の点滅をする)×1(更新図柄数))。
【0105】そして、右図柄のスロー変動Dが前述した
所定時間T5行なわれた後、右図柄が停止表示されると
ともに、左図柄の点滅動作が終了し、左図柄および右図
柄の表示結果が確定する。
【0106】次に、前述したスーパーリーチ状態を説明
する。このパチンコ遊技機の場合は、複数種類のスーパ
ーリーチが表示可能である。図9は、複数種類のスーパ
ーリーチのうちの1つであるスーパーリーチ1の変動パ
ターンを示すタイミングチャートである。
【0107】図9を参照して、スーパーリーチ1の場
合、左図柄および右図柄が同時に変動を開始してから右
図柄の高速変動Aが終了するまでの間は、左図柄および
右図柄が前述したノーマルリーチと同様の変動態様で表
示される。
【0108】そして、右図柄の変動態様は、高速変動A
が変動開始から所定時間T4行なわれた時に、前述した
スロー変動Dに切換る。この場合のスロー変動Dは、所
定時間T7(たとえば、16図柄分更新され、0.7秒
×15(更新図柄数)+1.5秒(最後の1図柄のみ
1.5秒間の点滅をする)×1(更新図柄数))行なわ
れる。スロー変動Dの期間中、左図柄は、短い周期で点
滅(20m秒オン・20m秒オフ)を繰返す点滅動作C
1を行なう。右図柄のスロー変動Dが前述した所定時間
T7行なわれた後、右図柄が停止表示されるとともに、
左図柄の点滅動作が終了し、左図柄および右図柄の表示
結果が確定する。
【0109】そして、右図柄の変動態様は、右図柄のス
ロー変動Dが所定時間T7行なわれた時、第1スピンコ
マ送り変動Eに切換る。この場合の第1スピンコマ送り
変動Eは、図柄が所定時間(たとえば0.64秒)スピ
ン動作(図柄が8の字を描くような態様で7セグメント
表示を点灯することによりスピン状態を示す表示動作)
をして更新する態様の表示を所定回数(たとえば3回)
繰返した後に、図柄を所定時間(たとえば0.9秒)点
滅動作させる表示であり、開始から終了までに所定時間
T8(たとえば2.82秒)を要する。この第1スピン
コマ送り変動Eの期間中、左図柄は、スロー変動Dの期
間と同様の点滅動作C2を継続して行なう。
【0110】そして、右図柄の変動態様は、第1スピン
コマ送り変動が所定時間T8行なわれた時、第2スピン
コマ送り変動Fに切換る。この場合の第2スピンコマ送
り変動Fは、図柄が所定時間(たとえば0.64秒)ス
ピン動作して更新する態様の表示を所定回数(たとえば
6回)繰返した後に、図柄を所定時間(たとえば0.9
秒)点滅動作させる表示であり、開始から終了までに所
定時間T9(たとえば4.74秒)を要する。この第2
スピンコマ送り変動Fの期間中、左図柄は、前述した点
滅動作(20m秒オン・20m秒オフ)を96回繰返し
た後、最後のオン時間が700m秒となる点滅動作C3
を行なう。
【0111】そして、第2スピンコマ送り変動が前述し
た所定時間T9行なわれた後、右図柄が停止表示される
とともに、左図柄の点滅動作が終了し、左図柄および右
図柄の表示結果が確定する。
【0112】次に、リーチ状態のうちの左送りリーチを
説明する。左送りリーチは、大当りが発生する場合にの
み表示されるリーチ状態である。図10は、左送りリー
チの変動パターンを示すタイミングチャートである。
【0113】図10を参照して、左図柄および右図柄
は、同時に高速変動Aを開始する。そして、左図柄は、
前述した所定時間T1経過後、変動態様が前述した点滅
スロー変動Bに切換る。一方、右図柄は、停止するまで
高速変動Aを継続して行なう。
【0114】その後、左図柄および右図柄は、同時に停
止表示される。具体的に、左図柄については点滅スロー
変動Bが所定時間T10(たとえば0.7秒/図柄の図
柄の更新を12図柄分行なう時間)行なわれた時、右図
柄については高速変動Aが変動開始から所定時間T11
(たとえば12.3秒)行なわれた時に停止表示がされ
る。そして、停止表示された左図柄および右図柄は、次
の変動が行なわれるまで、同時停止時から前述した所定
時間T19を最小限の時間として点灯表示される。この
左送りリーチの場合は、左図柄の点滅スロー変動Bが行
なわれる時間がその他の変動パターンの場合よりも容易
に識別可能に長いため、左送りリーチである旨を遊技者
側が認識することができる。
【0115】次に、スーパーリーチのうちのスーパーリ
ーチ2を説明する。スーパーリーチ2は、大当りが発生
する場合にのみ表示されるリーチ状態である。図11
は、スーパーリーチ2の変動パターンを示すタイミング
チャートである。
【0116】図11を参照して、左図柄および右図柄
は、同時に高速変動Aを開始する。そいて、高速変動A
の開始から所定時間T13(たとえば10.0秒)経過
した時、左図柄および右図柄は、高速変動Aの状態から
同時に停止表示される。このいきなり当りリーチの場合
は、左図柄および右図柄が揃った形での高速変動Aの時
間がその他の変動パターンの場合よりも容易に識別可能
に長いため、いきなり当りリーチである旨を遊技者側が
認識することができる。
【0117】次に、高確率状態におけるリーチとはなら
ない通常変動の変動パターンを説明する。図12は、高
確率状態における通常変動の変動パターンを示すタイミ
ングチャートである。
【0118】図12を参照して、左図柄および右図柄
は、同時に高速変動Aを開始する。そして、左図柄は、
所定時間T14(たとえば5.1秒であり、記憶短縮の
場合は1.5秒)経過後、表示態様が前述した点滅動作
Cに切換る。そして、右図柄の高速変動Aが変動開始か
ら所定時間T15(たとえば5.6秒であり、記憶短縮
の場合は2.0秒)行なわれた後、右図柄が停止表示さ
れるとともに、左図柄の点滅動作が終了し、左図柄およ
び右図柄の表示結果が確定する。言い換えると、左図柄
は、点滅動作Cの開始時から所定時間T24の経過後に
終了するのである。
【0119】次に、高確率状態におけるはずれリーチを
説明する。はずれリーチは、はずれとなる場合にのみ表
示されるリーチ状態である。図13は、高確率状態にお
けるはずれリーチの変動パターンを示すタイミングチャ
ートである。
【0120】図13を参照して、左図柄および右図柄
は、同時に高速変動Aを開始する。そして、左図柄は、
所定時間T14(たとえば5.1秒であり、記憶短縮の
場合は1.5秒)経過後、表示態様が前述した点滅動作
Cに切換る。そして、右図柄の高速変動Aが変動開始か
ら所定時間T17(たとえば6.1秒であり、記憶短縮
の場合は2.5秒)行なわれた後、右図柄が停止表示さ
れるとともに、左図柄の点滅動作が終了し、左図柄およ
び右図柄の表示結果が確定する。言い換えると、左図柄
は、点滅動作Cの開始時から所定時間T16(たとえば
1.0秒)経過後に終了するのである。
【0121】次に、高確率状態における当りリーチを説
明する。当りリーチは、大当りとなる場合にのみ表示さ
れるリーチ状態である。図14は、高確率状態における
当りリーチの変動パターンを示すタイミングチャートで
ある。
【0122】図14を参照して、左図柄および右図柄
は、同時に高速変動Aを開始する。そして、左図柄は、
所定時間T14(たとえば5.1秒であり、記憶短縮の
場合は1.5秒)経過後、表示態様が前述した点滅動作
Cに切換る。そして、右図柄の高速変動Aが変動開始か
ら所定時間T19(たとえば10.1秒であり、記憶短
縮の場合は6.5秒)行なわれた後、右図柄が停止表示
されるとともに、左図柄の点滅動作が終了し、左図柄お
よび右図柄の表示結果が確定する。言い換えると、左図
柄は、点滅動作Cの開始時から所定時間T18(たとえ
ば5.0秒)経過後に終了するのである。
【0123】前述した図13に示されたリーチ状態はは
ずれとなるリーチであり、図14に示されたリーチ状態
は大当りとなるリーチであるが、大当りとなるリーチの
場合には、はずれとなるリーチの変動時間が経過した後
に明確化する。このため、図12に示された通常変動に
おける右図柄の高速変動時間T15が経過した後であっ
ても、はずれとなるリーチの変動号時間が経過するまで
は、表示中のリーチ状態がはずれとなるリーチであるか
大当りとなるリーチであるか遊技者には解らないので、
結果的にはずれとなるリーチとなる場合であっても、図
柄が確定するまでははずれになることが遊技者に解らな
いので、結果的にはずれとなるリーチとなる場合におい
て、可変表示中に遊技者を落胆させないようにすること
ができる。
【0124】また、図12〜図14とを対比して明らか
なように、高確率状態におけるリーチの変動パターン
(図12〜図14)は、低確率状態におけるリーチの変
動パターン(図7〜図11)と異なる変動パターンが設
定されている。したがって、リーチの変動パターンを指
令するためのコマンドが、高確率状態と低確率状態とで
異なる。
【0125】次に、ラッキーナンバー表示装置68によ
り可変表示されるラッキーナンバーの表示制御の内容を
具体的に説明する。電飾制御用マイクロコンピュータ1
70Mにおいては、ラッキーナンバー表示装置68にお
いて表示するラッキーナンバーを決定するために抽選表
示用ランダムカウンタが用いられる。大当りが発生した
場合には、ラッキーナンバーの抽選表示を指令するため
の抽選コマンドが所定のタイミングで遊技制御用マイク
ロコンピュータ151Mから電飾制御用マイクロコンピ
ュータ170Mに送信される。電飾制御用マイクロコン
ピュータ170Mでは、前述した抽選コマンドを受信し
た場合に、所定のタイミングで抽選表示用ランダムカウ
ンタからカウンタ値を抽出(読出)し、そのカウンタ値
に基づいて、抽選表示の結果として、点灯表示する値
(点灯値)を決定する。
【0126】図15は、前述した抽選表示用ランダムカ
ウンタにおけるカウンタ値と点灯値との関係を表形式で
示す図である。
【0127】図15を参照して、この抽選表示用ランダ
ムカウンタは、所定条件(たとえば一定時間(たとえ
ば、2mSの経過)が成立するごとに1ずつ加算更新さ
れ、0から加算更新されてその上限である15まで加算
更新された後再度0から加算更新される。抽選表示用ラ
ンダムカウンタのカウンタ値には、次のように点灯値が
対応付けられている。「0,1」のカウンタ値には、
「1」の点灯値が対応している。「2,3」のカウンタ
値には、「2」の点灯値が対応している。「4,5」の
カウンタ値には、「3」の点灯値が対応している。
「6,7」のカウンタ値には、「4」の点灯値が対応し
ている。「8,9」のカウンタ値には、「5」の点灯値
が対応している。「10,11」のカウンタ値には、
「6」の点灯値が対応している。「12,13」のカウ
ンタ値には、「7」の点灯値が対応している。「14,
15」のカウンタ値には、「8」の点灯値が対応してい
る。
【0128】ここで、抽選表示用ランダムカウンタは、
所定時間ごとに更新されるものであるが、遊技状況に応
じて発生タイミングがランダム(規則性がないこと)と
なる状態である大当り状態の発生時にカウンタ値が抽出
されるため、その抽出されるカウンタ値がランダムとな
るのである。
【0129】前述したような抽選コマンドの受信に応じ
て抽選表示用ランダムカウンタのカウンタ値が抽出され
ると、その抽出値に対応する点灯値がラッキーナンバー
表示装置68の点灯値として決定される。このように、
抽選コマンドの受信に応じてラッキーナンバー表示装置
68の点灯値を決定する処理は、抽選処理と呼ばれる。
このような抽選処理を実行する制御用プログラムは、電
飾制御用マイクロコンピュータ170MのROMに記憶
されており、CPU170Cにより実行される。
【0130】次に、大当りの発生からラッキーナンバー
の点灯表示に至るまでの制御内容をタイミングチャート
を用いて説明する。図16は、大当りの発生からラッキ
ーナンバーの点灯表示に至るまでの制御動作を示すタイ
ミングチャートである。図16においては、遊技状態
(大当り状態,該状態以外の通常状態)、抽選コマンド
(出力,停止)、表示制御用マイクロコンピュータ18
0Mによる前述した抽選処理(実行,停止)、および、
ラッキーナンバー表示装置68の表示状態(実行,停
止)の関係が示されている。
【0131】まず、大当り状態が発生した場合には、大
当り制御が開始されるタイミングで、遊技制御用マイク
ロコンピュータ151Mから抽選コマンドが出力され
る。そして、電飾制御用マイクロコンピュータ170M
では、抽選コマンドを受信したことに応じて、前述した
抽選処理を実行し、ラッキーナンバーの変動表示後の点
灯値を決定する。そして、ラッキーナンバーの点灯値の
決定後、表示制御用マイクロコンピュータ180Mによ
り、ラッキーナンバー表示装置68の変動表示を開始す
る制御が行なわれた後、所定期間経過後に、前述したよ
うに決定された点灯値が変動表示結果として表示される
ように、その変動表示が停止される。変動表示が停止さ
れた場合、ラッキーナンバー表示装置68による抽選の
表示結果の点灯表示は、次回の大当りが発生するまで継
続される。
【0132】また、この実施の形態の場合には、前述し
たように、始動口への入賞に対して5個、一般入賞口へ
の入賞に対して15個、大般入賞口への入賞に対して1
5個の賞球が払出されるように決定されるが、遊技制御
用マイクロコンピュータ151Mにおける制御用プログ
ラムは、これら3つの種別の入賞について、たとえば、
始動口への入賞に対して5個、一般入賞口への入賞に対
して10個、大般入賞口への入賞に対して15個の賞球
が払出されるように設定変更できる等、ソフトウェア上
で、賞球の各種払出個数の設定パターンに対応して、払
出個数の設定パターンを変更できるように、互換性を持
っている。これにより、ハードウェア的な変更をするこ
となく、各種払出個数の設定パターンに対応して払出を
行なうことができる。
【0133】次に、この実施の形態により得られる主な
効果をまとめて説明する。図6等に示されるように、電
飾制御用マイクロコンピュータ170Mが遊技制御用マ
イクロコンピュータ151Mからの制御信号(抽選コマ
ンド)に基づいてラッキーナンバー表示装置68を制御
するため、遊技制御用マイクロコンピュータ151M
は、ラッキーナンバー表示装置68を直接的に駆動制御
しなくてもよくなる。つまり、ラッキーナンバー表示装
置68の制御が、遊技制御用マイクロコンピュータ15
1Mと電飾制御用マイクロコンピュータ170Mとで分
担されるため、遊技制御用マイクロコンピュータ151
Mの制御負担を軽減することができる。
【0134】図1等に示されるように、ラッキーナンバ
ー表示装置68が、複数のナンバー表示部681〜68
8を含むので、予め定められたサービスを遊技者に提供
するか否かを抽選する抽選表示が複数の表示部により行
なわれることとなるため、表示に面白みが生じることに
より、抽選表示に関する遊技者の興趣を向上させること
ができる。
【0135】図1等に示されるように、ラッキーナンバ
ー表示装置68が遊技盤100に取付けられるため、ラ
ッキーナンバー表示装置68により行なわれる抽選表示
を遊技者にとって視認しやすいようにすることができ
る。
【0136】図1等に示されるように、遊技領域2にお
いて、左側の4つのナンバー表示部681〜684と、
右側の4つのナンバー表示部685〜688とが、左右
対称に配置されているため、配置のバランスがとれてい
ることにより、ラッキーナンバー表示装置68により行
なわれる抽選表示を遊技者にとって視認しやすいように
することができる。
【0137】図16等に示されるように、ラッキーナン
バー表示装置68が、所定時間の変動表示後に抽選結果
を表示するため、変動表示をせずに、ただ単にそのまま
直接的に抽選結果を表示する場合と比べて、変動表示期
間を設けることにより、変動表示中に遊技者の期待感を
高めることができるので、抽選表示に関する遊技者の興
趣を向上させることができる。
【0138】図16等に示されるように、抽選表示手段
が大当り制御が開始されるタイミングのような大当り状
態の開始に関連したタイミングで変動表示を開始するた
め、抽選表示の変動開始が大当り状態の開始に関連付け
られることにより、抽選表示に関する遊技者の興趣を向
上させることができる。
【0139】図16等に示されるように、大当り状態の
発生に応じてラッキーナンバー表示装置68により行な
われた抽選結果を示す点灯表示が、次回の大当りが発生
するまで継続的に行なわれるため、遊技者等に抽選結果
を確実に認識させることができるとともに、次回の抽選
表示に対する遊技者の期待感を向上させることにより遊
技者の興趣を向上させることができる。
【0140】前述したように、予め定められたサービス
を遊技者に提供するか否かのラッキーナンバーの抽選を
行なう抽選手段としての制御用プログラムを電飾制御用
マイクロコンピュータ170Mが含むので、遊技制御用
マイクロコンピュータ151Mがそのような抽選に関す
る処理をしなくてもよくなるため、遊技制御用マイクロ
コンピュータ151Mの制御負担をより一層軽減するこ
とができる。
【0141】図15,図16等に示されるように、電飾
制御用マイクロコンピュータ170Mは、遊技制御用マ
イクロコンピュータ151Mから制御信号としてラッキ
ーナンバー表示装置68による抽選表示を指令する抽選
コマンドを受けて、抽選のための決定を行なう制御用プ
ログラムに基づいて抽選を行い、当該抽選の結果に基づ
いてラッキーナンバー表示装置68での抽選表示を行な
うので、このコマンドにより遊技制御手段側では抽選表
示タイミングを明確に指示することができ、電飾制御用
マイクロコンピュータ170M側で抽選表示のタイミン
グを明確に知ることができる。
【0142】図1等に示されるように、抽選表示手段
が、障害釘69a,69bによりパチンコ玉を避けるこ
とが可能な位置に配置されているため、パチンコ玉によ
るラッキーナンバー表示装置68の破損を防ぐことがで
きる。
【0143】図4〜図6等に示されるように、特別可変
表示部4と普通可変表示部3とが同一の電装基板上に配
置された表示基板である図柄表示基板107上に設けら
れているため、これらの表示手段を別の基板上に分けて
設ける場合と比べて、基板数の削減により、部品点数を
削減することができる。
【0144】図6等に示されるように、表示制御用マイ
クロコンピュータ180Mが、遊技制御用マイクロコン
ピュータ151Mからの制御信号(コマンド)に基づい
て、特別可変表示部4および普通可変表示部3を制御す
るため、遊技制御用マイクロコンピュータ151Mは、
特別可変表示部4および普通可変表示部3を直接的に駆
動制御しなくてもよくなる。つまり、特別可変表示部4
および普通可変表示部3の制御が、遊技制御用マイクロ
コンピュータ151Mと表示制御用マイクロコンピュー
タ180Mとで分担されるため、遊技制御用マイクロコ
ンピュータ151Mの制御負担を軽減することができ
る。
【0145】図5等に示されるように、特別可変表示部
4が7セグメント表示器よりなるため、表示内容が視認
しやすい表示形式である7セグメント表示形式で特別図
柄を明確に表示することができる。また、7セグメント
表示器は、液晶表示器等を用いる場合よりも特別可変表
示部4を省スペース化することができる。
【0146】図5等に示されるように、普通可変表示部
3が発光ダイオードよりなるため、普通可変表示部3を
小型化することができることにより、普通図柄の可変表
示に関し、省スペース化を実現することができる、図3
〜図5に示されるように、図柄表示基板107が特別可
変表示部4および普通可変表示部3の周囲を装飾する外
飾り部材101に取付けられ、その外飾り部材101が
遊技盤100に取付けられることにより特別可変表示部
4および普通可変表示部3を遊技領域に臨ませたため、
図柄表示基板107を装飾部材とまとめて遊技盤に取付
けることができる。これにより、遊技盤100に対する
図柄表示基板107の取付け作業を容易化することがで
きる。
【0147】図5等に示されるように、特別始動記憶表
示部46および普通始動記憶表示部6が同一の電装基板
上に設けられた記憶表示基板108が設けられているた
め、これらの表示部を別の基板上に分けて設ける場合と
比べて、基板数の削減により、部品点数を削減すること
ができる。
【0148】図5等に示されるように、記憶表示基板1
08が、図柄表示基板107の裏面側において、図柄表
示基板107と所定間隔をおいて積層された態様で設け
られているため、記憶表示基板108および図柄表示基
板107を含めた基板の設置領域を縮小することができ
ることにより、基板の設置に関して省スペース化を実現
することができる。
【0149】図6等に示されるように、電飾制御用マイ
クロコンピュータ170Mが遊技制御用マイクロコンピ
ュータ151Mからの制御信号(コマンド)に基づいて
特別始動記憶表示用のLED460および普通始動記憶
表示用のLED30cを制御するため、遊技制御用マイ
クロコンピュータ151Mは、特別始動記憶表示用のL
ED460および普通始動記憶表示用のLED30cを
直接的に駆動制御しなくてもよくなる。つまり、特別始
動記憶表示用のLED460および普通始動記憶表示用
のLED30cの制御が、遊技制御用マイクロコンピュ
ータ151Mと電飾制御用マイクロコンピュータ170
Mとで分担されるため、遊技制御用マイクロコンピュー
タ151Mの制御負担を軽減することができる。
【0150】前述したように、普通可変入賞球装置8に
玉が入賞したことに応じて、特別可変表示部4が更新表
示を開始するため、普通可変入賞球装置8への入賞が特
別可変表示部4の更新表示に関連付けられることによ
り、普通可変表示部3による普通図柄の更新表示に関す
る遊技者の興趣を向上させることができる。
【0151】前述したように、普通可変表示部3の表示
結果が所定の表示態様、ずなわち、となった場合に普通
可変入賞球装置8が遊技者にとって有利な第1の状態
(可動片81,81が開いた状態)に変化するため、普
通可変表示部3による普通図柄の更新表示に対する遊技
者の興味および期待感を高めることができる。
【0152】第2実施形態 次に、第2実施形態を説明する。この第2実施形態で
は、第1実施形態において図15に示された抽選表示用
ランダムカウンタにおけるカウンタ値とラッキーナンバ
ーの点灯値との関係の変形例を説明する。
【0153】図17は、第2実施形態による抽選表示用
ランダムカウンタにおけるカウンタ値と点灯値との関係
を表形式で示す図である。図17については、図15と
共通通する部分の説明を繰返さず、主に、第1実施形態
の場合との相違点を説明する。
【0154】図17を参照して、この抽選表示用ランダ
ムカウンタにおけるカウンタ値とラッキーナンバー点灯
値との関係が、図15に示されるものと異なるのは、抽
選表示用ランダムカウンタのカウント値の更新範囲が増
えた(0〜16)こと、および、特定の点灯値(この場
合は「7」)が選択される確率(抽選確率)がその他の
各点灯値が選択される確率(抽選確率)と異なること
(12,13,14の場合に「7」の点灯値が選択され
る。)である(第1実施形態の場合に「7」が抽選され
る確率は1/8であり、第2実施形態の場合に「7」が
抽選される確率は3/17である。
【0155】なお、この第2実施形態では、点灯値のう
ちの1つの抽選確率が他の各点灯値の抽選確率と異なる
場合を一例として説明したが、これに限らず、抽選確率
が異なる点灯値は、2つ以上であってもよい。すなわ
ち、点灯値のうち少なくとも1つの抽選確率が他の各点
灯値の抽選確率と異なるようにすればよい。
【0156】この第2実施形態によれば、複数種類のラ
ッキーナンバーのうち少なくとも1つが、選択表示され
る確率が他のラッキーナンバーが選択表示される確率と
異なるので、複数種類のラッキーナンバーについて抽選
結果としての出方がすべて等しいものではなくなるた
め、抽選結果の出方に変化が生じ、遊技者の興趣を向上
させることができる。
【0157】次に、本発明の変形例等の特徴点を列挙す
る。 (1) 前述した実施の形態においては、特別可変表示
部4が7セグメント表示器で構成される例を示した。し
かし、これに限らず、図柄を表示する例をしめした左,
右図柄の2つの図柄を更新表示するものである場合(可
変表示領域が2つあるもの)を例として説明した。しか
し、これに限らず、特別可変表示部4が更新表示する図
柄の数(可変表示領域の数)は、たとえば、2つ等の3
つ以外の数であってもよい。
【0158】(2) また、前述した実施の形態におい
ては、特別可変表示部4が7セグメント表示器で構成さ
れる例を示した。しかし、これに限らず、特別可変表示
部4は、たとえば、LCD(液晶表示装置)、CRT
(Cathode Ray Tube)、FED(Field Emission Displ
ay)、PDP(Plasma Display Panel)、ドットマトリ
クス、LED、エレクトロルミネッセンス、蛍光表示管
等のその他の画像式の表示装置であってもよい。また、
特別可変表示部4は、複数種類の識別情報が付された可
動部材を電気的駆動源を用いて駆動することにより識別
情報を更新表示可能な回転ドラム式、表面に複数種類の
図柄が描かれたベルトを回転移動させるものや複数種類
の図柄が描かれた円盤を回転させるもの(ロタミント)
等のその他の機械式(電気的駆動源により駆動される機
械式のもの)の可変表示装置であってもよい。
【0159】(3) また、前述した実施の形態におい
ては、普通可変表示部3がLEDで構成される例を示し
た。しかし、これに限らず、特別可変表示部4は、たと
えば、LCD(液晶表示装置)、CRT(Cathode Ray
Tube)、FED(Field Emission Display)、PDP
(Plasma Display Panel)、ドットマトリクス、エレク
トロルミネッセンス、7セグメント表示器等のその他の
画像式の表示装置であってもよい。また、普通可変表示
部3は、複数種類の識別情報が付された可動部材を電気
的駆動源を用いて駆動することにより識別情報を更新表
示可能な回転ドラム式、表面に複数種類の図柄が描かれ
たベルトを回転移動させるものや複数種類の図柄が描か
れた円盤を回転させるもの(ロタミント)等のその他の
機械式(電気的駆動源により駆動される機械式のもの)
の可変表示装置であってもよい。
【0160】(4) 前述した実施形態においては、ラ
ッキーナンバー表示装置として、8つのナンバー表示部
681〜688を有するものを一例として示した。しか
し、これに限らず、ラッキーナンバー表示装置として
は、複数種類の識別情報(たとえば、図柄,文字)を更
新表示する表示手段、複数のLEDを用いて点灯,点滅
等の動作をさせることにより所定の情報を更新表示する
表示手段等のその他の表示手段を用いてラッキーナンバ
ーの抽選表示をするものであってもよい。
【0161】(5) 前述した実施形態においては、ラ
ッキーナンバー表示装置68の表示結果がラッキーナン
バーに一致した場合に遊技者に提供される予め定められ
たサービスとして、大当り状態の発生に伴って遊技者が
獲得した賞品玉を景品交換することなく継続して遊技に
使用できることを一例として示した。しかし、これに限
らず、そのようなサービスとしては、遊技者に飲食物提
供すること、および、遊技者に何らかの景品のクーポン
券を提供すること等の遊技場で考え得る遊技者に対する
あらゆるサービスが含まれる。
【0162】(6) 前述した実施形態において説明し
た大当りが発生した場合の制御としては、高確率状態
の他に、普通図柄の変動時間短縮制御が行なわれる状
態、普通図柄の当りの発生確率を向上させる普通図柄
当り確率向上制御が行なわれる状態、特別図柄の変動
時間短縮制御が行なわれる状態、始動口に設けられた
一対の開成翼片(可動片81)の開放回数を増加させる
開放回数増加制御が行なわれる状態、始動口に設けら
れた一対の開成翼片(可動片81)の開放時間を延長さ
せる開放時間延長制御が行なわれる状態も含まれる。具
体的には、大当りが発生した場合の制御は、前記〜前
記のうちのいずれかの単独制御またはその〜が組
合わされた制御でもよい。
【0163】(7) 前述した実施の形態に示されたパ
チンコ遊技機は、磁気カード,ICカード等の遊技に使
用可能なカードを処理するカード処理装置が付設され、
当該カードを使用して玉貸を受け、その玉を用いて遊技
が可能となるように構成されてもよい。
【0164】(8) 前述した実施の形態では、ラッキ
ーナンバー表示装置68の変動開始タイミングが、大当
り状態の制御の開始タイミングとなる例を示した。しか
し、これに限らず、ラッキーナンバー表示装置68の変
動開始タイミングは、大当り図柄の組合せが表示結果と
して表示されたタイミングと同時である場合等、大当り
状態の開始に関連したその他のタイミングであってもよ
い。すなわち、ラッキーナンバー表示装置68の変動開
始タイミングは、大当り状態の開始に関連したタイミン
グで変動表示を開始させる場合であればすべてのタイミ
ングが含まれる。
【0165】(9) 前述した実施の形態では、詳しい
説明を省略したが、電飾制御手段(電飾制御用マイクロ
コンピュータ170M)が設けられた電飾制御基板17
0(電飾制御基板)と、遊技制御手段(遊技制御用マイ
クロコンピュータ151M)が設けられた主基板151
(遊技制御基板)とは、別体の基板で構成され、個別に
設けられた基板収容ボックス(電飾制御基板収容体、遊
技制御基板収容体)内に収容されている。このようにす
れば、電飾制御基板170と主基板151とを基板ごと
に個別に交換することができるため、各基板に異常が生
じた場合に、基板単位で正常なものに交換することがで
きるとともに、また、正常な基板であれば、その基板を
取外すことにより基板単位で再利用することができる。
また、そのような各基板収容ボックスは、基板に対する
不正を防止するために、外部から内部を容易に視認可能
なように透明にされている。なお、各基板収容ボックス
は、透明なものでなくてもよい。また、遊技制御手段
(遊技制御用マイクロコンピュータ151M)と電飾制
御手段(電飾制御用マイクロコンピュータ170M)と
が別体の2つの基板で構成された場合には、これら2つ
の基板が1つの基板収容体(基板収容ボックス)内に収
容されるようにしてもよい。この場合の基板収容ボック
スは透明なものであってもよく、透明なものでなくても
よい。なお、遊技制御手段(遊技制御用マイクロコンピ
ュータ151M)と電飾制御手段(電飾制御用マイクロ
コンピュータ170M)とは、1つの基板上に設けられ
てもよい。つまり、1つの基板上に2つの制御手段を設
けてもよい。その場合の基板は、1つの基板収容体(基
板収容ボックス)内に収容される。この場合の基板収容
ボックスは透明なものであってもよく、透明なものでな
くてもよい。
【0166】(10) 前述した実施の形態では、遊技
制御用マイクロコンピュータ151Mから電飾制御用マ
イクロコンピュータ170Mにラッキーナンバーの抽選
表示を指令するためのコマンドとして、ラッキーナンバ
ーの抽選表示を指令するための専用の抽選コマンドを設
けた例を示した。しかし、これに限らず、このような抽
選表示指令専用のコマンドを設けず、その他の制御を指
令する予め定められたコマンドを電飾制御用マイクロコ
ンピュータ170Mが受信したことを契機として場合
に、ラッキーナンバーの抽選表示に関する処理を行なう
ようにしてもよい。たとえば、大当りの発生時において
ランプ,LED等の電飾部材を点灯させることを目的と
して電飾部材の点灯パターンを指令する点灯パターンコ
マンドが遊技制御用マイクロコンピュータ151Mから
送信される場合に、電飾制御用マイクロコンピュータ1
70Mがその点灯パターンコマンドを受信したことを契
機としてラッキーナンバーの抽選表示に関する処理を行
なうようにしてもよい。
【0167】(11) 前述した実施の形態では、大当
り制御が開始されるタイミングでラッキーナンバーの抽
選表示を行なう例を示した。しかし、これに限らず、ラ
ッキーナンバーの抽選表示は、大当り遊技状態の終了後
に行なうようにしてもよい。
【0168】(12) 本発明は、前述した実施の形態
に示したように、始動入賞を条件として導出表示された
可変表示装置の表示結果が特定の表示態様となることに
よって特定遊技状態(大当り状態)に制御される第一種
の遊技機に適用可能であるが、始動入賞を条件として導
出表示された可変表示装置の表示結果が特定の表示態様
となることによって権利の発生消滅に関与する予め定め
られた入賞領域へ玉が誘導されやすい状態となって、こ
の入賞領域への入賞により権利発生条件が成立して権利
発生状態になり、当該入賞領域への再度の入賞により権
利消滅条件が成立して権利が消滅するような権利発生期
間中において、特定の入賞領域への入賞があったことに
応じて可変入賞球装置が第1の状態(開放状態)に制御
される第三種の遊技機にも適用可能である。つまり、本
発明は、予め定められた複数種類の特別識別情報を更新
表示可能な特別可変表示手段と、遊技者にとって有利な
第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化
可能であって、前記特別可変表示手段の表示結果が予め
定められた特定の表示態様となったことを条件に前記第
1の状態に変化する特別可変入賞球装置とを含む遊技機
であれば、すべての遊技機に適用可能である。
【0169】(13) 今回開示された実施の形態はす
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく
て特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均
等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれること
が意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面を
示す表面側図である。
【図2】 玉振分け装置の一部破断斜視図である。
【図3】 可変表示装置の表面側側の斜視図である。
【図4】 可変表示装置の裏面側の一部の分解斜視図で
ある。
【図5】 可変表示装置全体の分解斜視図である。
【図6】 図1に示すパチンコ遊技機の制御回路の構成
を示すブロック図である。
【図7】 通常状態においてリーチが発生しない通常変
動の変動パターンを示すタイミングチャートである。
【図8】 ノーマルリーチの変動パターンを示すタイミ
ングチャートである。
【図9】 スーパーリーチ1の変動パターンを示すタイ
ミングチャートである。
【図10】 左送りリーチの変動パターンを示すタイミ
ングチャートである。
【図11】 スーパーリーチ2の変動パターンを示すタ
イミングチャートである。
【図12】 高確率状態における通常変動の変動パター
ンを示すタイミングチャートである。
【図13】 高確率状態におけるはずれリーチの変動パ
ターンを示すタイミングチャートである。
【図14】 高確率状態における当りリーチの変動パタ
ーンを示すタイミングチャートである。
【図15】 抽選表示用ランダムカウンタにおけるカウ
ンタ値と点灯値との関係を表形式で示す図である。
【図16】 大当りの発生からラッキーナンバーの点灯
表示に至るまでの制御動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図17】 第2実施形態による抽選表示用ランダムカ
ウンタにおけるカウンタ値と点灯値との関係を表形式で
示す図である。
【符号の説明】
4 特別可変表示部、10 可変表示装置、9 特別可
変入賞球装置、3 普通可変表示部、8 普通可変入賞
球装置、107 図柄表示基板、151M 遊技制御用
マイクロコンピュータ、180M 表示制御用マイクロ
コンピュータ、41,42 7セグメント表示器、30
a,30b LED、100 遊技盤、106 飾り取
付板、101 外飾り部材、46 特別始動記憶表示
部、108記憶表示基板、170M 電飾制御用マイク
ロコンピュータ、8 普通可変入賞球装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた複数種類の特別識別情報
    を更新表示可能な特別可変表示手段と、遊技者にとって
    有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態と
    に変化可能であって、前記特別可変表示手段の表示結果
    が予め定められた特定の表示態様となったことを条件に
    前記第1の状態に変化する特別可変入賞球装置とを含む
    遊技機であって、 前記特別可変表示手段とは別に設けられ、予め定められ
    た複数種類の普通識別情報を更新表示可能な普通可変表
    示手段と、 前記特別可変入賞球装置とは別に設けられ、遊技者にと
    って有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状
    態とに変化可能であって、前記普通可変表示手段の表示
    結果が所定の表示態様となったことを条件に前記第1の
    状態に変化する普通可変入賞球装置とを含み、 前記特別可変表示手段および前記普通可変表示手段が同
    一の電装基板上に配置された表示基板を設けたことを特
    徴とする、遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技状態を制御する遊技制御手段と、 前記特別可変表示手段および前記普通可変表示手段を制
    御する表示制御手段とをさらに含み、 該表示制御手段は、前記遊技制御手段からの制御信号に
    基づいて、前記特別可変表示手段および前記普通可変表
    示手段を制御することを特徴とする、請求項1に記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記特別可変表示手段は、7セグメント
    表示器よりなることを特徴とする、請求項1または2に
    記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記普通可変表示手段は、発光ダイオー
    ドよりなることを特徴とする、請求項1から3のいずれ
    かに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 遊技領域が形成された遊技盤に取付けら
    れ、前記特別可変表示手段および前記普通可変表示手段
    の周囲を装飾する装飾部材をさらに含み、 前記表示基板は、前記装飾部材に取付けられ、前記装飾
    部材が前記遊技盤に取付けられることにより前記特別可
    変表示手段と前記普通可変表示手段とを前記遊技領域に
    臨ませたことを特徴とする、請求項1から4のいずれか
    に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特別可変表示手段の更新表示保留記
    憶を表示する特別保留記憶表示手段と、 前記普通可変表示手段の更新表示保留記憶を表示する普
    通保留記憶表示手段と、 前記特別保留記憶表示手段および前記普通保留記憶表示
    手段が同一の電装基板上に設けられた保留記憶表示基板
    とを含み、 該保留記憶表示基板は、前記表示基板の裏面側におい
    て、前記表示基板と所定間隔をおいて積層された態様で
    設けられていることを特徴とする、請求項1から5のい
    ずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記特別可変表示手段の更新表示保留記
    憶を表示する特別保留記憶表示手段と、 前記普通可変表示手段の更新表示保留記憶を表示する普
    通保留記憶表示手段と、 前記特別保留記憶表示手段および前記普通保留記憶表示
    手段が同一の電装基板上に設けられた保留記憶表示基板
    と、 所定の電飾部材を制御する電飾制御手段とをさらに含
    み、 該電飾制御手段は、前記遊技制御手段からの制御信号に
    基づいて、前記特別保留記憶表示手段および前記普通保
    留記憶表示手段を制御することを特徴とする、請求項1
    から5のいずれかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記特別可変表示手段は、前記普通可変
    入賞球装置に玉が入賞したことに応じて、前記更新表示
    を開始することを特徴とする、請求項1から7のいずれ
    かに記載の遊技機。
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