JP2007023731A - 3連式引戸を備えた開口部装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉操作性が優れているとともに障子の着脱が容易である3連式引戸を備えた開口部装置を提供する。
【解決手段】建物開口部の4辺に沿って取り付けられた枠体と、該枠体内に配置された3枚の障子を具備する3連式引戸とを有する開口部装置であって、3枚の障子のうち室内外方向中央の障子に設けられた連動機構と、連動機構に取り付けられ、障子の移動方向に平行で互いに反対向きに同時に移動可能な一対の連動部材と、中央の障子の室内側及び室外側に配置された2枚の障子のそれぞれに取り付けられた被連動部材とを備え、連動部材及び/又は前記被連動部材が、磁石と、磁石を上下に移動可能に設置する台座とを備え、連動部材と被連動部材とが磁力で連結することにより、3枚の障子のうちの1枚の障子を移動させると、他の障子の少なくとも1枚が連動して移動することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、住宅、公共施設や店舗等の建物の開口部に備えられる3連式引戸を有する開口部装置に関し、詳しくは、3連式引戸の障子に良好な操作性を備えるとともに該障子を開口部装置から着脱することが容易であるという3連式引戸を有する開口部装置に関する。
建物の開口部に備えられる引戸式の開口部装置は、2枚の障子で構成されているものが少なくない。このように2枚の障子から構成されている引戸の場合、その構造から、障子を開放した際に通過に利用できる開口の幅は最大でも開口部の略半分である。
一方、建物の開口部に備えられる引戸式の開口部装置が、3枚の障子を有しており、開口部装置を開放したときに該3枚の障子が建物開口部の端部に室内外方向に重なって配置される、いわゆる3連式引戸であれば、開口部装置を開放したときに、最大で開口部の2/3の開口幅を確保することができる。このことは例えば車椅子の通行や大きな荷物の搬出入に関して非常に便利であるとともに、障子を開放したときの開放感や通行の際の快適性等、居住性に関しても好ましいことである。
かかる状況から、3連式引戸の需要は多くなってきている。ところが従来において、3連式引戸の場合、開閉の際に3枚の障子のうち2枚の障子を手動で移動させる必要があり、使用者は2枚の障子を個々に移動しなければならず、使用者に煩雑な感覚を与えていた。このような煩雑さを解消するために、3枚の障子のうちの1枚の障子を開閉操作することにより、他の障子も連動して開閉することができる3連式引戸が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の3連式引戸によれば、3枚の戸(障子)のうちの中央の戸(障子)に連動装置を取り付け、該連動装置に備えられた2つの突起のそれぞれを他の戸(障子)に設けた凹部に差し込むことにより、連動して2枚の戸(障子)の開閉を可能にしている。
特開平10−61322号公報
しかし、特許文献1に記載の3連式引戸においては、戸(障子)を開口部から取り外した後、再び戸(障子)を取り付けようとした場合に、連動装置の突起と他の戸(障子)の凹部とを合わせるような位置で取り付けなければならないという問題があった。このことは、「障子の着脱容易性」という引戸が有する他の開口部装置には見られない利点を低減させてしまう虞がある。引戸における障子の着脱は、荷物の搬入のためや開放した空間の確保のため等において、その機会が少なくないので、引戸の着脱容易性を確保することは使用者の利便性を大きく向上させることになる。
そこで、本発明は、開閉操作性が優れているとともに障子の着脱が容易である3連式引戸を備えた開口部装置を提供することを課題とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、2枚の障子を連動させて開閉することができるとともに障子の着脱容易性を確保することが可能な3連式引戸を備えた開口部装置を開発した。以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
請求項1の発明は、建物開口部の4辺に沿って取り付けられた枠体(101、102、103、104)と、該枠体内に配置された3枚の障子(110、130、150)を具備する3連式引戸と、を有する開口部装置(100)であって、3枚の障子のうち室内外方向中央に配置された障子に設けられた連動機構(140)と、連動機構に取り付けられ、連動機構により障子の移動方向に平行で互いに反対である向きに同時に移動可能な一対の連動部材(144、145)と、中央に配置された障子の室内側及び室外側に設けられた2枚の障子のそれぞれに取り付けられた被連動部材とを備えるとともに、連動部材及び/又は前記被連動部材が、磁石(116a、144a、145a、156a)と、磁石を鉛直方向に移動自在として障子に配置する台座(116b)とを備え、一対の連動部材と被連動部材とが磁力で連結することにより、3枚の障子のうちのいずれか1枚の障子を移動させると、他の障子の少なくとも1枚が連動して移動することを特徴とする開口部装置を提供することにより前記課題を解決する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の開口部装置は、連動機構(140)が、中央に配置された障子(130)の上部の幅方向両端部分に備えられた一対のプーリ(142、143)と、一対のプーリに掛け渡されて取り付けられた環状の線材(146)とを備えるとともに、一対の連動部材(144、145)が、線材のいずれかの部位に取り付けられた第1連動部材(144)と、線材の他の部位に取り付けられた第2連動部材(145)とであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の開口部装置(100)の台座(116b)が、鉛直方向に長く、室内外方向に貫通したスリット(116k)が設けられた直方体の部材である台部(116d)と、スリット内を通じた棒材(116h)と、棒材の両端に取り付けられた一対の板材(116g、116e)とを備え、一対の板材のうちの一方に磁石を取り付けることにより、スリット内を移動可能とされた棒材の上下動に追随させ、磁石を上下に移動可能とすることを特徴とする。
本発明において、「連結」とは、接触、非接触を問わない。連動機構と被連動部材とが連動部材を介して、磁力により追随して移動可能である状態を総括して「連結」と記述する。
本発明によれば、3連式の引戸を備える開口部装置において、磁力で3枚の障子を連結させることにより、1枚の障子を開閉操作するのみで他の障子の操作をすることなく開閉可能となり、使用者の利便性を向上することができる。また、3枚の障子の高さ位置に違いが生じても、障子開閉操作の際に高さの違いによる抵抗を生じない。これにより、開閉容易で、少ない力で操作可能な開口部装置とすることができる。さらには、障子を開口部から取り外し、再び取り付ける際に、使用者は障子を連動させるための障子の取り付け位置を意識する必要がない。よって、使用者は、障子をその障子の移動の軌道上におけるいずれの位置に取り付けても、容易に障子同士を連結させ、連動させることができる。これにより使用者の利便性を大きく向上することが可能となった。
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する発明を実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1は本発明の第一実施形態にかかる開口部装置100が備えられる建物1000の正面図である。開口部装置100は玄関の開口部装置として建物1000に備えられている。建物1000は、2階建ての住宅であり、該住宅には開口部装置100の他にも、窓として1階に開口部装置500、2階には開口部装置600、700が備えられている。開口部装置100は本実施形態では玄関に用いられているが、玄関への使用に限定されるものではなく、例えば窓に適用されても良い。また、屋内外を連通する開口部に用いられることに限定される必要もなく、例えば屋内において部屋と部屋とを連通する開口部に設けられても良い。以上のように本発明の開口部装置は、あらゆる開口部に適用することができる。また、適用される建物の種類も住宅に限定されず、公共施設、店舗、ビル等のあらゆる建物の開口部を対象とすることができる。
図2は、開口部装置100を室外側から見た正面図である。開口部装置100は、建物開口部の4辺に沿って備えられた枠体101、102、103、104と該枠体101、102、103、104の内側に配置された3枚の障子110、130、150とを備えている。3枚の障子110、130、150は、3枚で引戸を構成しており、略平行に配置されている。開口部装置100を閉鎖した状態で室外側から見たときに、一番室内側で左側に配置される障子110は別称、内障子と呼ばれることもある。開口部装置100では、障子110は固定されており、移動ができないようになっている。また、室外側から見たときに、中央に配置される障子130は別称で中障子、一番室外側で右側に配置される障子150は別称で外障子と呼ばれることもある。開口部装置100では、通常は該障子150の開閉操作を行うことにより開口部装置100の開閉を行う。
本発明の開口部装置における3枚の障子の配置は開口部装置100のような位置関係にあることに限定されるものではない。例えば、一番左側を室外側に配置し、外障子として、一番右側の障子を内障子としてもよい。また、内障子は必ずしも移動ができないように固定されている必要はなく、移動可能としておき、場合によって内障子を開閉することとしても良い。
3枚の障子110、130、150は、それぞれパネル111、131、151と、該パネル111、131、151の4辺に取り付けられ、枠体101、102、103、104と接して配置される框112、113(図3参照)、114、115、132、133(図3参照)、134、135、152、153(図3参照)、154、155とを備えている。障子130、150の下部には、不図示の車輪が備えられ、枠体104に設けられた不図示のレールと合わせられ、障子130、150が移動可能となっている。また、障子110、150の上部には被連動部材116、156(図3、図4参照)が備えられ、障子130の上部には連動機構140(図6参照)が備えられている。被連動部材116、156及び連動機構140の詳細は後で説明する。さらに、障子150には、把手105及び施錠装置106、106が備えられている。通常、使用者は該把手105により開閉操作を行い、開口部装置100の施解錠を施錠装置106、106により行うことができる。
図3は、3枚の障子110、130、150を枠体101、102、103、104からはずして並べ、障子110、130、150の上部に注目して示した斜視図である。図3において紙面右上が室内側、紙面左下が室外側である。障子110の上部には室外側に被連動部材116が取り付けられている。被連動部材116は、室外側に障子110の移動方向と略平行な面を露出した磁石116a(図4参照)と、該磁石116aを鉛直方向上下に移動可能に障子110に配置する台座116b(図4参照)とを有している。磁石116aの露出面が後述するように連動機構140(図6参照)に第1連動部材144を介して連結することにより被連動部材116は連動機構140と連結する。障子130は、その上部に連動機構140(図6参照)を備えている。また、連動機構140には、第1連動部材144及び第2連動部材145が備えられ、該第1及び第2連動部材144、145は框134に設けられたスリット138、139(スリット139は図3では見えない。)に沿って移動することができるようになっている。また、障子130の上部には車輪136、137が取り付けられている。該車輪136、137は枠体103の内壁に接して配置され、障子130が円滑に開閉できることを助けている。各構成要素の詳細及び互いの関係は後で説明する。
障子150の上部には、上述の被連動部材116と同様に、室内側に被連動部材156が取り付けられている。被連動部材156は、室内側に障子150の移動方向と略平行な面を露出した磁石156aと、該磁石156aを鉛直方向上下に移動可能に障子150に配置する台座156bとを有している。該磁石の露出面が、後述するように連動部材145を介して連動機構140(図6参照)に連結することにより被連動部材156は連動機構140と連結することができる。また、障子150の上部には車輪157、158が取り付けられている。該車輪157、158は枠体103の内壁に接して配置され、障子150が円滑に開閉できることを助けている。
次に被連動部材116について説明する。開口部装置100に被連動部材は、障子110に取り付けられた被連動部材116及び障子150に取り付けられた被連動部材156の2つが備えられている。この2つの被連動部材116、156は、取り付けられる障子と、その向きが異なるのみで、同じ構成を有している。従ってここでは、被連動部材116のみについて説明する。図4は、図3にAで示した部位を拡大し、被連動部材116に着目して示した斜視図である。このように被連動部材116は障子110の室外視右上部に固定して取り付けられている。図5は、被連動部材116の分解斜視図である。被連動部材116は、室外側から磁石116aと、台座116bとをこの順に備えている。さらに台座116bは、室外側から、室外側取付部材116cと、台部116dと、室内側取付部材116eとをこの順に備えている。
磁石116aは、板状の磁石で、1面を室外側に開口部に略平行に露出して配置される。また、磁石116aは略中央に室内外方向に貫通した孔116fを有している。当該孔116fは座ぐり部を有する孔とされている。
室外側取付部材116cは、板部116gと棒部116hとを備えている。板部116gは、磁石116aと略同一の幅及び高さを有している。棒部116hは板部116gの室内側面の中央から室内側へ延設された棒材である。さらに室外側取付部材116cは板部116gの室外側中央部から棒部116hの室内側端部へ室内外方向に貫通する孔116iが設けられている。
台部116dは、略直方体の外形を有する部材で、室外側の面に凹部116jが設けられている。凹部116jの幅は磁石116aの幅より若干広くされている。凹部116jの高さは磁石116aの高さより大きくされている。また、台部116dの幅方向中央にはスリット116kが設けられている。スリット116kの幅は室外側取付部材116cの棒部116hの直径より若干広く、室内側取付部材116cや後述する室外側取付部材116eの幅よりは狭い。スリット116kの高さは凹部116jの高さと同じである。従って、スリット116kにより台部116dは室内外方向に貫通している。さらに台部116dの上部及び下部にはそれぞれ2つずつ固定用部材116m、116m、116m、116mが取り付けられている。固定用部材116m、116m、116m、116mは、台部116dの室外側端面より室内側に寄せられて配置され、各固定用部材116m、116m、116m、116mには室内外方向に貫通する孔が開けられている。室内側取付部材116eは、中央に孔116nを有する板状の部材である。
以上のような構成を有する被連動部材116は、孔116fと、孔116iと、孔116nとを通じる不図示のネジと室内側取付部材116eの室内側に配置される不図示のナットとを組み合わせることにより組み立てられる。孔116fには上述のように座ぐり部が設けられているので、ネジの頭部は座ぐり部に収められる。このとき室外側取付部材116cの棒部116hが台部116dのスリット116kの内側を通じて室内側取付部116eと取り付けられる。そして磁石116aと室外側取付部116cの板部116gは台部116dの凹部116jの内側に配置される。このとき凹部116jの深さは磁石116aの厚みと板部116gの厚みとを合わせた厚みよりも浅いので、磁石116aの室外側面は、台座116bから若干突出して配置される。
このように組み立てられた被連動部材116により、室外側取付部116cの棒部116hがスリット116k内を上下方向に移動することができる。従って、磁石116aも台部116dの凹部116jの高さ範囲内で上下方向に移動することができる。
組み立てられた被連動部材116は、台部116dの上下面に取り付けられた固定用部材116m、116m、116m、116mの孔を利用し、框に固定される。
図6は、連動機構140の斜視図である。図6では、紙面右上が室内側、紙面左下が室外側である。連動機構140は障子130の上部における框132、133、134の内側に備えられている。連動機構140は、基体141と、基体141の両端にその中心を軸として回動可能に取り付けられた一対のプーリ142、143と、該一対のプーリ142、143に掛け渡して取り付けられた環状の線材146を有している。線材146は見易さのため破線で示している(以後、同様に線材146は破線で示す。)。さらに、線材146のうち、室内側の部位146aの一部には第1連動部材144、室外側の部位146bの一部には第2連動部材145が取り付けられている。連動機構140の長さ(プーリの間隔方向)は、障子130の上部の内側に隠蔽可能に入る大きさとなっている。第1連動部材144及び第2連動部材145は、それぞれ取付部材144b、145bを備えており、該取付部材144b、145bが線材146a、146bに固定されて取り付けられている。そして取付部材144b、145bに一面を接して、障子の移動方向に略平行な他の一面を露出するように磁石144a、145aが配置される。従って、第1連動部材144の磁石144aは室内側に1面を露出し、第2連動部材145の磁石145aは室外側に1面を露出して配置される。また、磁石144a、145aは框134に設けられたスリット138(図3参照)、139(不図示)を介して障子130の外側に突出している。
連動機構140によれば、線材146に障子の開閉方向の力が加わるとプーリが回動し、線材146及び線材に取り付けられた第1及び第2連動部材144、145も水平方向に移動することができる。第1及び第2連動部材144、145は、互いに反対の方向に移動する。このとき第1及び第2連動部材144、145は、スリット138(図3参照)、139(不図示)に沿った動きとなる。
次に、開口部装置100の各構成部材の位置関係や連動の仕組み等を説明する。図7は、開口部装置100を閉鎖した状態における上面図である。説明のため内部を適宜透視して示している。図7では紙面上が室内側、紙面下が室外側である。開口部装置100の閉鎖の姿勢で、障子110と障子130と、及び障子130と障子150とは、互いにその幅方向端部が重なった状態で配置される。この重なった部分で障子110の被連動部材116と障子130の第1連動部材144とを対面して配置する。このとき、被連動部材116と第1連動部材144とは、障子110及び障子130から突出して配置されてはいるが、互いに移動の軌道上に存在せず、側面で衝突することはない。被連動部材116及び第1連動部材144は磁石の障子の移動方向に略平行な一面を露出して取り付けられているので、被連動部材116と第1連動部材144とは室内外方向に引き寄せる磁力によって連結した状態となる。一方、障子130及び障子150についても、端部の重なった部分で障子150の被連動部材156と障子130の第2連動部材145とを対面して配置する。この場合も被連動部材156と第2連動部材145とは、障子150及び障子130から突出して配置されてはいるが、互いに移動の軌道上に存在せず、側面で衝突することはない。これにより同様の理由で、被連動部材156と第2連動部材障子145とは室内外方向に引き寄せる磁力によって連結した状態となる。
図8は図7のBで示した方向から障子110、130の上部、特に第1連動部材144と被連動部材116とに注目して示した模式的な図である。図8(a)は、障子110と障子130とが略同じ鉛直方向位置の場合、図8(b)は、障子130が障子110よりも低い位置となった場合、図8(c)は障子130が障子110よりも高い位置となった場合をそれぞれ示している。図8(d)は、連動部材及び被連動部材に備えられた磁石が鉛直方向に移動可能とされていない場合を比較のために示した図である。開口部装置100を設置する場合において、周囲の取り付け環境等により、障子110、130、150でその鉛直方向位置が若干異なる場合がある。図8(a)〜図8(c)はこのような障子の鉛直方向位置の違いを場合分けして示した図である。
はじめに、理解容易のため図8(d)に例示したように、連動部材及び被連動部材に備えられた磁石が鉛直方向に移動可能とされていない場合について説明する。図8(d)では、紙面左側に配置された障子の方が紙面右に配置された障子よりも高い位置に設置されている。このような姿勢で磁石同士が引き合って連結すると、図8(d)に示したように、磁石同士の高さ方向の中心がずれた状態のまま連結してしまう。磁石の面同士の引き合う力はその面の中心同士が引き合うように作用するので、このような状態の磁石の連結では、磁石同士の紙面左右方向の吸引力の他に、図8(d)に直線矢印で示したように紙面左の障子には下方向に、紙面右の障子には上方向に力が発生する。この力は、障子を上及び下枠に押し付けようとする力なので、障子の開閉の際に抵抗となる場合あった。
次に図8(a)〜図8(c)について説明する。図8(a)〜図8(c)に示した開口部装置は、本発明の開口部装置100であり、被連動部材116を備えている。図8(a)は、障子110と障子130とが同じ鉛直方向位置となり、第1連動部材144の中心位置と被連動部材116の中心位置とが同じ鉛直方向位置となった場合である。この場合には、被連動部材116の磁石116aは、磁石116aと磁石144aの中心同士が引き合う力の作用により、被連動部材116の鉛直方向中央に配置される。これによって障子に新たな上下方向の力は発生せず、円滑な開閉が可能な障子110、130とすることができる。
図8(b)は、障子110に対して障子130が低い位置に配置され、被連動部材116の中心位置が第1連動部材144の中心位置よりも高い位置となる場合である。このとき、被連動部材116の磁石116aは、磁石116aと磁石144aの中心同士が引き合う力の作用により、被連動部材116の下部に配置される。これにより磁石116aと磁石144aとの中心同士が連結しているので、障子に新たな上下方向の力は発生せず、円滑な開閉が可能な障子110、130とすることができる。
図8(c)は、障子110に対して障子130が高い位置に配置され、被連動部材116の中心位置が第1連動部材144の中心位置よりも低い位置にある場合である。このとき、被連動部材116の磁石116aは、磁石116aと磁石144aの中心同士が引き合う力の作用により、被連動部材116の上部に配置される。これにより磁石116aと磁石144aとの中心同士が連結しているので、障子に新たな上下方向の力は発生せず、円滑な開閉が可能な障子110、130とすることができる。
以上のように磁石116aを上下方向に移動可能とした被連動部材116を備えることにより、第1連動部材144と被連動部材116が適切に連結し、開閉が円滑である開口部装置100とすることができる。さらには、磁石116a、144aの中心同士の連結により、磁石116a、144aの接触面積が効率よく活用できるので、必要以上に大きな面積の磁石を配置することがなく、コストの低減をはかることもできる。
以上は被連動部材116と第1連動部材144との関係で説明したが、被連動部材156と第2連動部材145の関係も同じである。
このような構成の開口部装置100とすることにより、開口部装置100の閉鎖時に適切に3枚の障子110、130、150が連動して開口部を閉鎖することができる。
次に、開口部装置100の閉鎖の姿勢から、障子150を操作して開口部装置100を開放させるときの、障子110、130、150の移動の過程を説明する。図9は、図7の状態から障子150を操作し、開口部装置100を開放するときの過程を示した開口部装置100の上面図である。図9(a)は閉鎖状態、図9(b)は途中まで開放した状態、図9(c)は開放が完了した状態を示している。図9(a)の状態から、障子150を直線矢印で示した方向に移動すると、障子150に取り付けられた被連動部材156も障子150に追随して移動する。このとき被連動部材156と第2連動部材145とは上述の通り連結しているので、第2連動部材145も被連動部材156に追随して移動する。そして該移動に伴い、線材146の室外側部分が紙面左側へ移動し、これによって線材146の室内側部分が紙面右側へ移動する。さらに、線材146の室内側に取り付けられている第1連動部材144が線材146の移動に追随して移動する。しかし第1連動部材144は、障子110に取り付けられた被連動部材116に連結しているため、その位置を変えることができず、その代わりに障子130が紙面左側へ移動する。以上のような各部材の関係により障子110、130、150は連動して移動し、開口部装置100においては、障子150を開閉することにより障子130も連動して移動することができる。このとき、連動機構140の性質により障子150の移動量と障子130の移動量との比は2:1の関係にあり、障子130と障子150とを略同一の幅にしておけば、障子150が開放完了の位置に達したとき、障子130もほぼ同時に開放完了の位置に達する。また、逆に図9(c)の開放状態から開口部装置100を閉鎖するためには、上述の移動を遡るような移動をすればよい。
図10は、いずれかの理由により障子130が開口面内で傾きを有し、その結果連動部材144の移動が水平でなく、高さ方向にも移動する場合の一例を示した模式図である。図10(a)は障子110、130の開放時、図10(b)は障子110、130の閉鎖の途中、図10(c)は障子110、130の閉鎖時を示している。各図で上段は障子110、130の上部に着目して示した室外側からの正面図、下段は障子110、130の上部を側面から見た図である。見易さのため、説明に必要な部材のみを示している。図10(a)では、障子130が、該障子130の室外側から見て右側が上がっているので連結部分では、障子110より障子130の方が高くなっている。このとき、図10(a)の下段に示したように、被連動部材116の磁石116aと連動部材144の磁石144aとは、被連動部材116の上部で連結されることにより、互いの磁石116a、144aの中心で連結している。この状態から障子130が閉鎖される方向へ移動すると、障子130の傾きに起因して連結部分における障子130が下方へも移動する。移動の途中を示す図10(b)では、図10(b)の下段に示したように、被連動部材116の磁石116aと連動部材144の磁石144aとは、被連動部材116の略中央で連結されることにより、互いの磁石116a、144aの中心で連結している。図10(a)に示した状態から図10(b)に示した状態への移動において、磁石116a、144aの下方への移動は、磁石116aが被連結部材116内を下方に移動することにより行われるので、非常に円滑であり、障子130を移動する際に新たな抵抗を生じることはない。従って、被連動部材116を備えることにより、より円滑に開閉可能な開口部装置100とすることができる。
図10(b)の状態からさらに障子130を閉鎖し、図10(c)に示したように障子130が開口部装置100の閉鎖位置に達したときには、障子130はさらに下方へ移動し、連結部分では、障子110の方が障子130よりも高い位置に配置されるようになる。このような場合には、被連動部材116の磁石116aと連動部材144の磁石144aとは、被連動部材116の下部で連結されることにより、互いの磁石116a、144aの中心で連結している。このときの磁石116a、144aの下方への移動も、磁石116aが被連結部材116内を下方に移動することにより行われるので、非常に円滑であり、障子130を移動に対する新たな抵抗を生じることはない。従って、被連動部材116を備えることにより、より円滑に開閉可能な開口部装置100とすることができる。
以上は、障子110と障子130との間の関係で、障子130が傾いていた場合について説明したが、このような利得は他の場合にも発揮される。例えばこれらが障子110と障子150との関係で、連動部材145と被連動部材156との連結の場合であっても良い。また、図10で示した障子130の傾きとは反対の傾き方向であってもよい。
以上のように被連動部材116、156を備えることにより、障子130が傾いていても円滑に開閉可能な開口部装置100を提供することができる。
開口部装置100では、磁石の上下動が可能であるのは、被連動部材116、156に備えられた磁石116a、156aのみであったが、第1及び第2連動部材144、145に備えられた磁石144a、145aも上下動が可能とされても良い。
次に障子130、150を取り外した後、再び取り付ける際の各部材の状態を示す。図11は障子130を取り付ける一場面を示す上面図である。開口部装置100において、取り付け及び取り外しの操作はいわゆる「ケンドン式」によるものである。上述のように、開口部装置100の障子130、150は、連結する部分を意識することなく取り付けることが可能である。図11(a)に示したように、障子130を障子130の移動の軌道上の任意の位置に取り付けることができる。被連動部材116と第1連動部材144とは互いに移動の軌道上にはないので、被連動部材116と第1連動部材144との衝突を意識する必要もない。従って、障子130は、障子110と離隔した位置に取り付けても、障子110に重ねる位置に取り付けても良い。一般的には、障子110と離隔した位置に取り付ける方が、作業者の利便性が良いので図11(a)では障子110と離隔した位置に取り付けた場合を示した。このとき、障子110の被連動部材116と障子130の第1連動部材144とは離れた位置にあるので連結していない。よって連動機構140も動かない。次に図11(b)に示したような配置となるように、障子130を移動する。これにより被連動部材116と第1連動部材144とが磁力によりここではじめて連結し、障子110と障子130とが連動機構140を介して連動するようになる。また、当該連結の際には、被連動部材116に備えられた磁石116aの上下動により、磁石116aと144aとの高さ位置の関係が、上述したような作用により適切とされて連結される。
図12は、図11(b)の状態からさらに障子150を取り付けるときの開口部装置100の上面図である。図11(b)の状態から障子150をその軌道上の任意の位置に取り付ける。このとき使用者は障子150を取り付ける位置を意識する必要がないので、位置調整のためにすでに取り付けた障子130の位置をずらすなどの操作をする必要がなく、障子150を取り付けることができる。このことは使用者にとって大きな利便性の向上となる。障子150を取り付けた後、障子150を紙面右側に移動することにより、被連動部材156と第2連動部材145とが磁力により連結する。この場合も当該連結の際には、被連動部材156に備えられた磁石156aの上下動により、磁石156aと磁石145aとの高さ位置の関係が、上述したような作用により適切とされて連結される。また、図13(a)に示したようにすでに取り付けた障子130を紙面一番左側に移動しておき、その後障子150を取り付けることとすれば、障子150を取り付ける際に重なる障子がなく、非常に操作性がよい。図13(a)のように障子150を取り付けた後は、障子150を紙面左側へ移動することにより、被連動部材156と第2連動部材145とを磁力によって連結することができる。
以上のように本発明の開口部装置100においては、1つの障子を操作することにより他の障子も連動して移動することができる利便性を備えるとともに、取り付け位置を意識することなく障子を取り付けることができるので、使用者の利便性の向上をはかることができる。このことは、本来、引戸が他の開口部装置に比べて取り外しの機会が多いということからも非常に有用なことである。
図14は、いずれかの理由により障子150を勢い良く閉鎖方向に移動させ、障子が閉鎖位置に到達する前に操作した手を障子150から離した際に、障子150の移動の軌道上に障害物800があった場合の上面図である。この場合、図14(a)のように障害物800があると、このままでは障子150に加えられた力により、衝突時に障害物800に大きな負荷が与えられる場合がある。また、障害物800が人の手等であることを考慮して安全性を向上することが望まれる。また、このとき障害物800に負荷を与えるとともに、その負荷は障子にも反作用として伝わり、障子の連結部等にいずれかの弊害を生じる場合もある。このような場合に、開口部装置100であれば、被連動部材116、156と第1及び第2連動部材144、145との磁力による連結する力を適切にしておけば、図14(b)に示したように、異常な力に対し、例えば被連動部材156と第2連動部材145との連結が外れるようにすることができる。これにより障子150に加えられた力の全てが障害物800や障子110、130、150に伝達されることを防ぐことができる。このように開口部装置100は安全性にも優れた効果を有する。
図15は、第二実施形態にかかる本発明の開口部装置200の上面図である。図15においても説明のため適宜部材を透視して示している。また、図15の紙面上が室内側、紙面下が室外側である。開口部装置200では、第1連動部材244及び第2連動部材245が障子230の内側に、被連動部材216が障子210の内側に、被連動部材256が障子250の内側に、それぞれ隠蔽され、外側からは認識できないように配置されている。このようにしても、第1連動部材244と被連動部材216と、及び第2連動部材245と被連動部材256とは磁力によって連結することができるので、第一実施形態にかかる開口部装置100で説明したような操作及び効果は全て可能である。このときの磁力による連結は、障子の框を介した磁力による連結となる。
開口部装置200においては、連動機構240の全部が框の内側へ隠蔽されるので、開口部装置100の框133に設けられたスリット138、139(図3参照)に相当するスリットを障子230の框に設ける必要がない。また、被連動部材216、256も框の内側へ隠蔽される。これにより、外観上非常にシンプルな印象を与えることができ、意匠の観点からも優れた開口部装置とすることができる。図16に開口部装置200の正面図を示した。図16(a)は室外側から、図16(b)は室内側から見た図である。この図からもわかるように障子210、230、250の上部には被連動部材216、256やスリットが見えないので、開口部装置200は、非常にシンプルな印象を与え、意匠的にも優れたものになる。また、図15において障子210と障子230と、及び障子230と障子250との間隔を所定間隔に保持するようにしておけば、開閉に伴う障子同士の摩擦もなく障子表面に傷がつくこともない。
図17は第三実施形態にかかる本発明の開口部装置300の上面図である。開口部装置300では、開口部装置200(図11参照)における被連動部材216、256に相当する被連動部材316、356が障子310、350の框の内側に隠蔽されていない。このような開口部装置300にした場合においても開口部装置の通常の状態では、被連動部材316、356は、障子同士の重なりにより、外観視からは隠蔽されているので、開口部装置300は、開口部装置200と同様に非常にシンプルで意匠的に優れた開口部装置とすることができる。
図18は、第四実施形態にかかる本発明の開口部装置400の上面図である。図18においても説明のため適宜部材を透視して示している。また図18の紙面上が室内側、紙面下が室外側である。上述した開口部装置100、200、300において示された被連動部材116、216、316と第1連動部材144、244、344との連結は、室内外方向に対向した磁石の面の室内外方向に引き寄せる磁力によるものであった。一方で、開口部装置400では、室内外方向に直交した磁石の面による連結をする、被連動部材416及び第1連動部材444を備えている。障子450に備えられた被連動部材456と第2連動部材445との連結に関しても同様である。このような構成を有する開口部装置400とすることにより、磁石の吸引力を有効に活用することができ、使用する磁石の選択の幅を広げることが可能となる。
各実施形態で使用される磁石の種類は特に限定されるものではなく、例えばネオジム磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石、SmCo磁石、ラバー磁石、プラスチック磁石等が挙げられ、あらゆる種類の磁石を適用することができる。
また、各実施形態において磁石の上下動が可能であるのは、被連動部材に限定されるものではなく、第1及び第2連動部材に備えられて上下動が可能とされても良い。2つの被連動部材のうち1つの被連動部材の磁石のみが上下動を可能されても良い。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う開口部装置もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
本発明の第一実施形態にかかる開口部装置が備えられる建物の正面図である。 第一実施形態にかかる開口部装置を室外側から見た正面図である。 第一実施形態にかかる開口部装置の3枚の障子を枠体からはずして並べ、障子の上部に注目して示した斜視図である。 図3にAで示した部位を拡大して示した図である。 被連動部材の分解斜視図である。 第一実施形態にかかる開口部装置の連動機構の斜視図である。 開口部装置を閉鎖した状態における上面図である。 図7にBで示した方向から障子を見た場合の障子上部を場合分けして示した図である。 図7の状態から障子を操作し、開口部装置を開放するときの様子を示した開口部装置の上面図である。 障子が傾いていた場合における障子の開閉の状態を正面と側面とから示した模式図である。 障子を取り付ける一場面を示す上面図である。 図11(b)の状態からさらに障子を取り付けるときの開口部装置の上面図である。 障子を取り付けるときの図12とは異なる場合を示した開口部装置の上面図である。 いずれかの理由により障子を勢い良く閉鎖方向に移動させ、障子が閉鎖位置に到達する前に操作した手を障子から離した際に、障子の移動の軌道上に障害物があった場合の上面図である。 第二実施形態にかかる本発明の開口部装置の上面図である。 第二実施形態にかかる開口部装置の正面図である。 第三実施形態にかかる本発明の開口部装置の上面図である。 第四実施形態にかかる本発明の開口部装置の上面図である。
符号の説明
100 開口部装置
101 枠体
102 枠体
103 枠体
104 枠体
110 障子
116 被連動部材
116a 磁石
116n 台座
130 障子
140 連動機構
144 第1連動部材
144a 磁石
145 第2連動部材
145a 磁石
150 障子
156 被連動部材
156a 磁石
156b 台座
1000 建物

Claims (3)

  1. 建物開口部の4辺に沿って取り付けられた枠体と、該枠体内に配置された3枚の障子を具備する3連式引戸と、を有する開口部装置であって、
    前記3枚の障子のうち室内外方向中央に配置された障子に設けられた連動機構と、
    前記連動機構に取り付けられ、前記連動機構により前記障子の移動方向に平行で互いに反対である向きに同時に移動可能な一対の連動部材と、
    前記中央に配置された障子の室内側及び室外側に設けられた2枚の障子のそれぞれに取り付けられた被連動部材と、を備えるとともに、
    前記連動部材及び/又は前記被連動部材が、
    磁石と、
    前記磁石を鉛直方向に移動自在として前記障子に配置する台座と、を備え、
    前記一対の連動部材と前記被連動部材とが磁力で連結することにより、前記3枚の障子のうちのいずれか1枚の障子を移動させると、他の障子の少なくとも1枚が連動して移動することを特徴とする開口部装置。
  2. 前記連動機構が、
    前記中央に配置された障子の上部の幅方向両端部分に備えられた一対のプーリと、
    前記一対のプーリに掛け渡されて取り付けられた環状の線材と、を備えるとともに、
    前記一対の連動部材が、
    前記線材のいずれかの部位に取り付けられた第1連動部材と、
    前記線材の他の部位に取り付けられた第2連動部材と、であることを特徴とする請求項1に記載の開口部装置。
  3. 前記台座が、
    鉛直方向に長く、室内外方向に貫通したスリットが設けられた直方体の部材である台部と、
    前記スリット内を貫き、上下に移動可能な棒材と、
    前記棒材の両端に取り付けられた一対の板材と、を備え、
    前記一対の板材のうちの一方に前記磁石を取り付けることにより、当該磁石を前記スリット内を移動可能とされた前記棒材の上下動に追随させて上下に移動可能とすることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の開口部装置。
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