JP6401207B2 - 椅子 - Google Patents

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JP6401207B2
JP6401207B2 JP2016142793A JP2016142793A JP6401207B2 JP 6401207 B2 JP6401207 B2 JP 6401207B2 JP 2016142793 A JP2016142793 A JP 2016142793A JP 2016142793 A JP2016142793 A JP 2016142793A JP 6401207 B2 JP6401207 B2 JP 6401207B2
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Description

本発明は椅子に関する。
ダイニングテーブルにこたつ用のヒーターユニットを設けたダイニングこたつがある。ダイニングこたつと組み合わせて用いられる椅子の中には、ダイニングこたつからの暖気の逃げを抑制するために、ダイニングチェアの座面前方以外の脚の間を板状の閉塞体で塞いだ構成のものかある。以下の説明では、こたつの暖気の逃げを抑制する機能のことを、遮熱機能ともいう。
関連する技術として、椅子の4本の脚部のうちの後側2本の脚部間に閉塞板を固定する。また、左側2本の脚部間の座部側縁および右側2本の脚部間の座部側縁にそれぞれの内側に取り付けられたヒンジにより、左右の暖気逃げ防止板を、左右の脚部間および脚部間から座部下面側へそれぞれ折込可能に設ける。左右の暖気逃げ防止板および枠部材には、左右の暖気逃げ防止板を座部下面側に折り込んで開いた状態と、左右の脚部間に下げて閉じた状態とにそれぞれ保持するマグネットキャッチや開閉位置保持型ヒンジなどの開閉位置保持機構を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、関連する他の技術として、テーブルこたつ用椅子は椅子本体と閉塞シートを備えている。椅子本体は背もたれを有する座部を備えている。座部の下側には4本の脚部が設けられている。通気性のない閉塞シートは、前部側脚部間を開放して脚部に面ファスナーで着脱可能に取り付けられている。座部の下方には、前方が開放部によって開口し、残りの三方が閉塞シートで囲まれた空間部が形成される技術が知られている(例えば、特許文献2)。
実用新案登録第3160979号公報 特許第4707120号公報
前述した遮熱機能を有する椅子では、ヒンジやマグネットキャッチの故障により、遮熱性と通気性との切替えを容易にできなくなってしまうことがある(特許文献1)。
また、遮熱性と通気性とを切替える際に閉塞体を取り外さなければならないため、取り外した閉塞体の管理が必要となる(特許文献2)。
本発明は、一側面として、簡単な構成により、メンテナンスや閉塞体の管理を容易にした遮熱機能を有する椅子を提供する。
本明細書で開示する椅子のひとつに、座部と、複数の脚部と、開閉部とを備える椅子がある。座部は、座面裏側に第1接続部を有する。複数の脚部は、座部を支える。開閉部は、第1接続部と接続される第2接続部を有し、隣り合う第1脚部と第2脚部との脚部間上方近傍の接続位置に接続される。また、開閉部は、第1接続部と第2接続部とが接続されているとき、脚部間を開放し、第1接続部と第2接続部とが接続されていないとき、脚部間を閉塞する。さらに、開閉部は、屈曲性を有する部材で形成される。
1実施態様によれば、簡単な構成により、遮熱機能を有する椅子のメンテナンスや閉塞体の管理を容易にすることができる。
椅子の使用の一例を示す図(その1)である。 閉塞状態の一例を示す図である。 開放状態の一例を示す図である。 閉塞体の一実施例を示す図(その1)である。 椅子の一実施例を示す図(その1)である。 椅子の一実施例を示す図(その2)である。 椅子の一実施例を示す図(その3)である。 開閉状態の切替えを説明する図(その1)である。 開閉状態の切替えを説明する図(その2)である。 開閉状態の切替えを説明する図(その3)である。 開閉状態の切替えを説明する図(その4)である。 閉塞体の一実施例を示す図(その2)である。 椅子の一実施例を示す図(その4)である。 椅子の一実施例を示す図(その5)である。 椅子の使用の一例を示す図(その2)である。
[実施形態]
実施形態の椅子について説明する。
椅子は、座部と、複数の脚部と、開閉部と、横桟部とを備える。
座部は、座面裏側に第1接続部を有する。座部は、例えば、後述する座部121である。座面裏側は、例えば、後述する座部121の裏面である。第1接続部は、例えば、後述する面ファスナー143、144である。
複数の脚部は、座部を支える。複数の脚部は、例えば、後述する脚111から114である。
開閉部は、屈曲性を有する部材で形成される。また、開閉部は、第1接続部と接続される第2接続部を有する。そして、開閉部は、隣り合う第1脚部と第2脚部との脚部間上方近傍の接続位置に接続される。開閉部は、例えば、後述する閉塞体101、201、301、401、501である。第2接続部は、例えば、後述する面ファスナー133、134、233から236である。接続位置は、例えば、後述する横桟115、315、接続位置251、451、551である。板部材は、例えば、後述する板部材135、237、238である。上方近傍の接続位置とは、閉塞体が接続位置に接続された状態で次の条件を満たす、脚111と脚112との間の上方近傍にある位置のことである。条件とは、椅子が閉塞状態のとき、閉塞体の下側を横桟116の外側に配置でき、かつ椅子の開閉状態を切替えるとき、閉塞体が横桟116の上方から開放部を通りぬけできるという条件である。
開閉部は、第1接続部と第2接続部とが接続されているとき、脚部間を開放し、第1接続部と第2接続部とが接続されていないとき、脚部間を閉塞する。脚部間は、例えば、後述する、脚111と脚112との間、脚111と脚113との間、及び脚112と脚114との間、及び脚113と脚114との間である。
開閉部は、接続位置に接続された状態において、接続位置と横桟部との間の開放部を覆う長さと、横桟部の上方から開放部を通りぬけ可能な屈曲性とを有する。開放部は、例えば、後述する脚111と、脚112と、横桟115と、横桟116との間の開放部である。屈曲性は、例えば、後述する屈曲領域a1により機能する。
開放部は、接続位置に着脱可能に接続される。接続位置は、例えば、後述する横桟115、315、接続位置451、551である。また、着脱可能な機能は、例えば、後述する面ファスナー131と、面ファスナー132とを備えることにより機能する。
着脱可能な機能は、例えば、閉塞体と接続位置とに互いに止め合わされるスナップボタンを備え、閉塞体と接続位置とのボタンがボタン止されることにより実現されてもよい。また、着脱可能な機能は、例えば、閉塞体と接続位置とに互いに着磁する磁石を備え、閉塞体と接続位置との磁石が着磁されることにより実現されてもよい。着脱可能な機能は、着脱可能な任意の接続手段を用いて、閉塞体と接続位置とを着脱可能に接続することにより、実現されてもよい。
開閉部は、剛性、または準剛性を有する板部材を含む。板部材は、例えば、後述する板部材135である。
開閉部は、剛性、または準剛性を有する複数の板部材を含んでもよい。また、複数の板部材の間は、屈曲性を有する。複数の板部材は、例えば、後述する板部材237、238である。複数の板部材の間の屈曲性は、例えば、後述する屈曲領域a3により機能する。
横桟部は、座面上側から見て接続位置の水平方向外側で、脚部間に接続される。横桟部は、例えば、後述する横桟116、416、516である。
図1は、椅子の使用の一例を示す図(その1)である。
図1を参照して、ダイニングこたつと組み合わせて使用される椅子の遮熱機能について説明する。
椅子1は、後部の2本の脚の間を閉塞する閉塞体101を有する。そして、椅子1は、ダイニングこたつ5で使用されるこたつ布団6の中に、座面が入り込むようにして使用される。このように、椅子1は、閉塞体101を有することにより、ダイニングこたつ5の暖気が後部の脚の間から逃げるのを抑制する遮熱機能を有する。
図2は、閉塞状態の一例を示す図である。
図2は、椅子1の後方斜視図である。図2を参照して、椅子1の構成を説明する。
椅子1は、例えば、閉塞体101と、脚111と、脚112と、脚113と、脚114(図示せず)と、横桟115と、横桟116と、座部121と、背もたれ122とを備える。以下の説明では、座部121の表面のことを座面、座部121の裏面のことを単に裏面ともいう。脚111から脚114と、横桟115と、横桟116とは、例えば、木材、プラスチック、アルミニウム、ステンレス、鉄などの剛性、または準剛性を有する部材で構成される。
脚111から脚114は、それぞれ座部121の下側に設けられ、座部121を支える。
横桟115は、座部121と略同じ高さの位置で、脚111と脚112との間に掛け渡される。横桟116は、横桟115の下側で、脚111と脚112との間に掛け渡される。なお、横桟115は、横桟116の上側の位置で、脚111と脚112との間に掛け渡されるように設けられていれば、座部121と異なる高さの位置に設けられてもよい。
そして、横桟116は、座面上側から見て、横桟115の水平方向外側に設けられる。以下の説明では、座面上側から見て、横桟115の水平方向外側のことを単に横桟115の外側ともいう。なお、横桟116を構成要素から除外し、椅子1の構成をより簡単にしてもよい。
閉塞体101は、片側が横桟115に巻き付けられるように接続される。以下の説明では、閉塞体101の横桟115に巻き付けられて接続されている部分を、接続部分ともいう。閉塞体101の接続部分以外を閉塞部分ともいう。また、説明の便宜上、閉塞体101において、接続部分が上側、閉塞部分が下側であるものとして説明する。
図2を参照して、閉塞体101の閉塞状態を説明する。
図2に示すように、閉塞体101は、脚111と、脚112と、横桟115と、横桟116との間の開放部を覆う長さを有する。そして、閉塞体101の閉塞部分の下端は、脚111と脚112との間を閉塞するとき、座面上側から見て、横桟116の水平方向外側に位置するように配置される。このときの状態を、椅子1の閉塞状態という。以下の説明では、座面上側から見て、横桟116の水平方向外側のことを単に横桟116の外側ともいう。
椅子1の閉塞状態において、横桟116が横桟115の外側に位置することにより、閉塞体101には、横桟115を中心点として座部121下側方向に回動する力が働くことになる。これにより、閉塞体101は、閉塞部分の下側が横桟116に押し付けられるようにして固定される。したがって、椅子1は、閉塞状態のとき、閉塞体101が揺れ動くことなく脚111と脚112との間を閉塞するので、横桟116がない場合と比較して遮熱性を向上することができる。また、椅子1は、閉塞状態のとき、横桟115と横桟116との位置関係を限定するだけで、部品点数を増やすことなく閉塞体101を固定することができる。
図3は、開放状態の一例を示す図である。
図3は、椅子1の後方斜視図である。図3を参照して、閉塞体101の開放状態を説明する。
図3に示すように、閉塞体101は、脚111と脚112との間を開放するとき、座部121の裏側に折り込まれる。そして、閉塞体101は、面ファスナーを用いて、座部121の裏面に貼り付けられて固定される。このときの状態を、椅子1の開放状態という。
図4は、閉塞体の一実施例を示す図(その1)である。
図4を参照して、閉塞体101について説明する。
閉塞体101は、本体130と、面ファスナー131から134と、破線で示される板部材135とを備える。図4において、面ファスナー131と面ファスナー132と、面ファスナー131から面ファスナー132の間を含む領域が接続部分である。また、面ファスナー132の下端から閉塞体101の下端までの領域が閉塞部分である。
本体130は、屈曲性を有する部材で構成される。本体130は、例えば、布、合皮、本皮、及び合成樹脂などの屈曲性を有する部材を用いて構成される。
面ファスナー131と面ファスナー132とは、一対のセットであり、横桟115に閉塞体101を巻き付けたとき、互いに貼り合わされる。これにより、閉塞体101は、椅子1の横桟115に着脱可能に接続される。なお、椅子1と閉塞体101は、面ファスナーに代えて、スナップボタンや磁石などの着脱可能な任意の接続手段を備えてもよい。以下特に断らないが、各面ファスナーは、スナップボタンや磁石などの着脱可能な任意の接続手段と置き換え可能なものとする。
面ファスナー133は、後述する面ファスナー143と一対のセットであり、椅子1を開放状態にするときに互いに貼り合わされる。面ファスナー134は、後述する面ファスナー144と一対のセットであり、椅子1を開放状態にするときに互いに貼り合わされされる。すなわち、面ファスナーが貼り合わされたとき、閉塞体101が椅子1の裏面に略並行に固定されるので、椅子1は開放状態になる。
板部材135は、剛性、または準剛性を有する板状の部材で構成される。そして、板部材135は、閉塞体101の閉塞部分に設けられる。また、板部材135は、例えば、木材、鉄、及びプラスチックなどの剛性、または準剛性を有する部材で構成される。椅子1は、閉塞体101に板部材135を有することにより、閉塞状態になったとき、暖気の遮熱性と、横桟116への固定力を向上することができる。さらに、椅子1は、閉塞体101に板部材135を有することにより、開放状態になったとき、座部121の裏面で固定される閉塞体101のたわみを抑制することができる。
板部材135の設置位置、大きさ及び形状は、面ファスナー132の下端と板部材135の上端との間に、屈曲領域a1が形成されるように選択される。
板部材135は、本体130の内部に設けられてもよい。このとき、板部材135は、例えば、袋状の本体130に挿入されることで、本体130内部に設けられる。また、板部材135は、本体130表面に貼り付けられてもよい。なお、板部材135を構成要素から除外し、椅子1の構成をより簡単にしてもよい。この場合にも、閉塞体101の閉塞部分が全体的に屈曲性を有するため、屈曲領域a1を有する閉塞体101と同様の閉塞状態の切替えができる。
屈曲領域a1は、本体130と一体である。屈曲領域a1には、板部材135が存在しないので、屈曲領域a1は、本体130と同様の屈曲性を有する。このため、椅子1の閉塞体101は、ヒンジなどの他の部品を用いることなく、屈曲領域a1が曲がることにより座部121の裏面に固定される。したがって、椅子1は、簡単な構成により、メンテナンスや閉塞体の管理を容易にすることができる。なお、屈曲領域a1は、本体130と一体である構成に限定されるものではなく、別材料で構成し、面ファスナー132の下端と板部材135の上端との間につなぎ合わせてもよい。この場合には、屈曲領域a1に本体130の部材よりも折りたたみ耐性に優れた屈曲性を有する部材を用いてもよい。
閉塞体101は、本体130として布、板部材135としてMDF(medium density fiberboard)などの軽量な木材を用いることにより、軽量安価な構成とすることもできる。
以下特に断らないが、各本体、各板部材には、上述した部材が適宜選択的に用いられるものとする。
図5から図7は、椅子の一実施例を示す図(その1)から(その3)である。
図5から図7は、椅子1の底面図である。図5から図7を参照して、椅子1について説明する。
図5から図7では、図2で説明した構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
椅子1は、図5に示すように、接続穴141と、面ファスナー143と、面ファスナー144とを備える。
接続穴141は、図6に示すように、閉塞体101を取り付けるとき、閉塞体101の接続部分を通し、面ファスナー131と面ファスナー132とを接続することで、閉塞体101を横桟115に巻き付けるための穴である。
面ファスナー143は、面ファスナー133と一対のセットであり、図7に示すように、椅子1を開放状態にするときに互いに貼り合わされる。面ファスナー144は、面ファスナー134と一対のセットであり、図7に示すように、椅子1を開放状態にするときに互いに貼り合わされる。なお、面ファスナー133、134と、面ファスナー143、144とは、図6に示す位置関係と形状とに限定されるものではない。面ファスナー133、134と、面ファスナー143、144とは、それぞれが一対のセットとして貼り合わされ、閉塞体101を座部121の裏面に固定可能であれば、任意の位置関係と形状とを選択可能である。
図8から図11は、開閉状態の切替えを説明する図(その1)から(その4)である。
図8から図11は、椅子1の右側面図である。図8から図11を参照して、椅子1の開放状態と閉塞状態との切替えについて説明する。
図8に示すように、閉塞体101の下端が横桟116の外側に配置されたとき、椅子1は閉塞状態に切替わる。横桟116は、例えば、横桟115からスペースS1だけ外側に位置するように設けられる。すると、椅子1の閉塞状態において、横桟116が横桟115の外側に位置することにより、閉塞体101には、横桟115を中心点として座部121下側方向に回動する力が働くことになる。これにより、椅子1が閉塞状態のとき、閉塞体101は、閉塞部分の下側が横桟116に固定される。なお、スペースS1の大きさは、椅子1の閉塞状態において、横桟115を中心点として座部121の下側方向に回動する力が閉塞体101に働くように適宜設定される。
図9に示すように、閉塞体101は、椅子1の開閉状態を切替えるとき、屈曲領域a1が屈曲され、横桟116の上側を通り抜けるように変形される。このように、閉塞体101は、屈曲領域a1を有するため、閉塞部分に剛性の板部材135を設けても、横桟116の上方から開放部を通りぬけ可能にしている。なお、板部材135を除外した構成の閉塞体101も同様に、閉塞部分が全体的に屈曲性を有するため、横桟116の上方から開放部を通りぬけできる。
図10に示すように、閉塞体101は、開閉状態を切替えるとき、座部121下側で横桟115を中心として回動される。
図11に示すように、閉塞体101の面ファスナー133、134がそれぞれ座部121裏面に設けられた面ファスナー143、144と接続されたとき、椅子1は開放状態に切替わる。
図12は、閉塞体の一実施例を示す図(その2)である。
図12を参照して、閉塞体101の変形例である閉塞体201について、椅子1に閉塞体201を接続するものとして説明する。
閉塞体201は、本体230と、面ファスナー231から236と、破線で示される板部材237、238とを備える。図12において、面ファスナー231と面ファスナー232と面ファスナー231から面ファスナー232の間を含む領域が接続部分である。また、面ファスナー232の下端から閉塞体201の下端までの領域が閉塞部分である。
本体230は、屈曲性を有する部材で構成される。本体230は、本体130と同様に、例えば、布、合皮、本皮、及び合成樹脂などの屈曲性を有する部材を用いて構成される。
面ファスナー231と面ファスナー232とは、一対のセットであり、横桟115に閉塞体201を巻き付けたとき、互いに貼り合わされる。これにより、閉塞体201は、椅子1の横桟115に着脱可能に接続される。
面ファスナー233、235は、面ファスナー143と一対のセットであり、椅子1を開放状態にするときに互いに貼り合わされる。面ファスナー234、236は、面ファスナー144と一対のセットであり、椅子1を開放状態にするときに互いに貼り合わされる。すなわち、面ファスナーが貼り合わされたとき、閉塞体201が椅子1の裏面に略並行に固定されるので、椅子1は開放状態になる。なお、面ファスナー143はそれぞれ面ファスナー233、235に対応させて、2つの面ファスナーで143a、143bを含む構成でもよい。また、面ファスナー144は、それぞれ面ファスナー234、236に対応させて、図示しない2つの面ファスナーで144a、144bを含む構成でもよい。
板部材237、238は、剛性、または準剛性を有する板状の部材で構成される。そして、板部材237、238は、閉塞体201の閉塞部分に設けられる。また、板部材135は、例えば、木材、鉄、及びプラスチックなどの剛性、または準剛性を有する部材で構成される。椅子1は、閉塞体201に板部材237、238を有することにより、閉塞状態になったとき、暖気の遮熱性と、横桟116への固定力を向上することができる。さらに、椅子1は、閉塞体201に板部材237、238を有することにより、開放状態になったとき、座部121の裏面で固定される閉塞体201のたわみを抑制することができる。
板部材237、238の設置位置、大きさ及び形状は、面ファスナー232の下端と板部材237の上端との間と、板部材237の下端と板部材238の上端との間とに、それぞれ屈曲領域a2と屈曲領域a3とが形成されるように選択される。
屈曲領域a2、a3は、本体230の一体である。屈曲領域a2には、板部材237、238が存在しないので、屈曲領域a2は、本体230と同様の屈曲性を有する。このため、椅子1の閉塞体201は、ヒンジなどの他の部品を用いることなく、屈曲領域a2が曲がることにより、椅子1の開閉状態を切替えることができる。なお、屈曲領域a2は、本体230と一体である構成に限定されるものではなく、別材料で構成し、面ファスナー232の下端と板部材237の上端との間につなぎ合わせてもよい。この場合には、屈曲領域a2に本体230の部材よりも折りたたみ耐性に優れた屈曲性を有する部材を用いてもよい。
上述のように、閉塞体201は、閉塞体101の屈曲領域a1と対応する屈曲領域a2に加えて、屈曲領域a3をさらに備える。これにより、閉塞体201は、椅子1の開閉状態を切替えるとき、屈曲領域a2に加えて屈曲領域a3も屈曲されるため、閉塞体201の構成と比較して、横桟116の上側の通り抜けを容易にすることができる。なお、屈曲領域a3は、本体230と一体である構成に限定されるものではなく、別材料で構成し、面ファスナー237の下端と板部材238の上端との間につなぎ合わせてもよい。この場合には、屈曲領域a3に本体230の部材よりも折りたたみ耐性に優れた屈曲性を有する部材を用いてもよい。また、椅子の閉塞体の閉塞部分に3以上の板部材を備え、屈曲領域を接続部分との間の領域とそれぞれの板部材の間の領域にそれぞれ設けてもよい。
図13は、椅子の一実施例を示す図(その4)である。
図13を参照して、椅子の変形例について説明する。図8に示す椅子1と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
椅子2は、閉塞体301を備える。
閉塞体301は、閉塞体101から面ファスナー131と、面ファスナー132とを除外した構成である。そして、閉塞体301は、座部121の裏面の接続位置251に、接着剤またはタッカーなどの任意の接続手段で接続される。これにより、椅子2は、閉塞体101と比較して、閉塞体301の部品点数を削減することができる。
接続位置251は、椅子2が閉塞状態のとき、閉塞体301の下側を横桟116の外側に配置でき、かつ椅子2の開閉状態を切替えるとき、閉塞体301が横桟116の上方から開放部を通りぬけできる、脚111と脚112との間の上方近傍の位置に設けられる。このとき、横桟116は、例えば、接続位置251からスペースS2だけ外側に位置するように設けられる。スペースS2の大きさは、椅子2の閉塞状態において、接続位置251を中心点として座部121の下側方向に回動する力が閉塞体301に働くように適宜設定される。
図14は、椅子の一実施例を示す図(その5)である。
図14は、椅子3の右側面図である。図14を参照して、椅子の変形例について説明する。図8に示す椅子1と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
椅子3は、脚312、314と、図示しない脚311、脚313と、横桟315とを備える。脚311と脚312とは、椅子3の後方を支える。また、脚313と脚314とは、椅子3の前方を支える。脚311から脚314と、横桟315とは、木材、プラスチック、アルミニウム、ステンレス、鉄などの剛性、または準剛性を有する部材で構成される。
脚311から314は、図14に示すように座部121の縁よりも中央よりの位置で座部121を支える。
横桟315は、座部121の下側に、椅子3の右側面側から左側面側に向かって掛け渡される。横桟116は、横桟315の下側で、脚311と脚312との間に掛け渡される。なお、横桟315は、横桟116の上側で、脚111と脚112との間に掛け渡されてもよい。
また、横桟315は、図示しない接続穴241を備える。接続穴241は、閉塞体101を取り付けるとき、閉塞体101の接続部分を巻きつけて、閉塞体101を椅子3に接続するための穴である。なお、横桟315が、横桟116の上側で、脚111と脚112との間に掛け渡される構成の場合、接続穴241を設けずに、横桟315と座部121の裏面との間を通して、閉塞体101の接続部分を横桟315に巻きつける構成にしてもよい。
横桟315は、椅子3が閉塞状態のとき、閉塞体101の下側を横桟116の外側に配置でき、かつ椅子3の開閉状態を切替えるとき、閉塞体101が横桟116の上方から開放部を通りぬけできる、脚311と脚312との間の上方近傍の位置に設けられる。このとき、横桟116は、例えば、横桟315からスペースS3だけ外側に位置するように設けられる。スペースS3の大きさは、椅子3の閉塞状態において、横桟315を中心点として座部121の下側方向に回動する力が閉塞体101に働くように適宜設定される。
図15は、椅子の使用の一例を示す図(その2)である。
図15は、椅子3の左側面図である。図15を参照して、椅子の変形例について説明する。図1に示す椅子1と同じ構成には同じ符号を付し、説明を省略する。
椅子4は、閉塞体401を備える。
閉塞体401は、椅子4の左側面に接続される。閉塞体401の構成は、例えば、閉塞体101、閉塞体201、または閉塞体401と同様の構成であり、座部121の裏面に貼り付け可能に対応する面ファスナーが設けられる。そして、閉塞体401は、座部121の裏面の図示しない接続位置451に接続される。また、椅子4の座部121裏面には、閉塞体401の面ファスナーに対応する図示しない面ファスナーが設けられる。
また、椅子4の脚111と脚113との間に、座面上側から見て、接続位置451の水平方向外側に、図示しない横桟416を設けてもよい。以下の説明では、座面上側から見て、接続位置451の水平方向外側のことを単に接続位置451の外側ともいう。
椅子4の閉塞状態において、横桟416が接続位置451の外側に位置することにより、椅子4の閉塞状態において、閉塞体401には、横桟416を中心点として座部121下側方向に回動する力が働くことになる。これにより、閉塞体401は、閉塞部分の下側が横桟416に押し付けられるようにして固定される。
さらに、椅子4は、右側面側にも、閉塞体401、接続位置451、及び横桟416に対応する、図示しない閉塞体501、接続位置551、及び横桟516を備える。
そして、椅子4は、ダイニングこたつ5で使用されるこたつ布団6の中に、座面が入り込むようにして使用される。
上述のように、椅子4は、閉塞体101に加えて、閉塞体401、501を有することにより、椅子1と比較してより高い遮熱機能を有し、暖気の逃げを抑制することができる。
以上のように、実施形態の椅子1は、閉塞体101を屈曲性の高い部材を用いて構成される。そして、椅子1の閉塞体101は、椅子1を開放状態にするとき、本体130が屈曲することにより座部121の裏面に固定される。このように、遮熱機能を有する椅子1は、簡単な構成により、閉塞体101を椅子から取り外すことなく開閉状態を切り替え可能であるため、メンテナンスや閉塞体の管理を容易にすることができる。
また、実施形態の椅子1の閉塞体101は、横桟115に接続された状態において、脚111と、脚112と、横桟115と、横桟116との間の開放部を覆う長さを有する。そして、椅子1の横桟116が横桟115の外側に位置することにより、椅子1の閉塞状態において、横桟115を中心点として座部121下側方向に回動する力が閉塞体101に働くことになる。これにより、椅子1は、閉塞状態において、閉塞体101の閉塞部分の下側を、横桟116に押し付けられるようにして固定することができる。
さらに、実施形態の椅子1の面ファスナー131と面ファスナー132とは、一対のセットであり、横桟115に閉塞体101を巻き付けたとき、互いに貼り合わされる。これにより、閉塞体101は、椅子1の横桟115に着脱可能に接続される。したがって、椅子1の閉塞体101は、洗濯や取替えが可能となる。
実施形態の椅子1の閉塞体101の板部材135は、剛性、または準剛性を有する板状の部材で構成される。そして、板部材135は、閉塞体101の閉塞部分に設けられる。これにより、椅子1は、閉塞状態になったときの、暖気の遮熱性と、横桟116への固定力を向上することができる。さらに、椅子1は、開放状態になったとき、座部121の裏面で固定される閉塞体101のたわみを抑制することができる。
実施形態の椅子1は、閉塞体101に代えて、閉塞体201を備えてもよい。閉塞体201は、閉塞体101の屈曲領域a1と対応する屈曲領域a2に加えて、屈曲領域a3をさらに備える。これにより、椅子1の閉塞体201は、椅子1の開閉状態を切替えるとき、屈曲領域a2に加えて屈曲領域a3も屈曲されるため、閉塞体201の構成と比較して、横桟116の上側の通り抜けを容易にすることができる。
なお、本実施形態は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
1〜4 椅子
5 ダイニングこたつ
6 こたつ布団
101、201、301、401、501 閉塞体
111〜114、311〜314 脚
115、116、315、416、516 横桟
121 座部
130、230 本体
131〜134、143、144、231〜236 面ファスナー
135、237、238 板部材
141、241 接続穴
251、451、551 接続位置

Claims (3)

  1. 座面裏側に第1接続部を有する座部と、
    前記座部を支える複数の脚部と、
    前記第1接続部と接続される第2接続部を有し、隣り合う第1脚部と第2脚部との脚部間上方近傍の接続位置に接続され、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているとき、前記脚部間を開放し、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されていないとき、前記脚部間を閉塞する、屈曲性を有する部材で形成される開閉部と、
    前記座面上側から見て前記接続位置の水平方向外側で、前記脚部間に接続される横桟部を備え、
    前記開閉部は、
    前記接続位置に接続された状態において、前記接続位置と前記横桟部との間の開放部を覆う長さと、前記横桟部の上方から前記開放部を通りぬけ可能な屈曲性とを有することを特徴とする椅子。
  2. 前記開閉部は、前記接続位置に着脱可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 座面裏側に第1接続部を有する座部と、
    前記座部を支える複数の脚部と、
    前記第1接続部と接続される第2接続部を有し、隣り合う第1脚部と第2脚部との脚部間上方近傍の接続位置に接続され、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されているとき、前記脚部間を開放し、前記第1接続部と前記第2接続部とが接続されていないとき、前記脚部間を閉塞する、屈曲性を有する部材で形成される開閉部と、
    前記開閉部は、前記接続位置に着脱可能に接続されることを特徴とする椅子。
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