JP2006061210A - テーブルこたつ用椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、椅子本体の一部の変更で、テーブルこたつ使用時は、足元からの暖気の逃げが抑えられ、通常のテーブル椅子使用時には、足元における通気性が確保されるテーブルこたつ用椅子を提供する。
【解決手段】本発明は、着座板部5を支える複数の脚部2a〜2dの設置がもたらす前方側の脚部間Xから周囲へ通り抜ける通気部分Sを、開閉可能なシャッター状部材11で塞ぐようにした。これにより、テーブルこたつ使用時には、シャッター状部材11で脚部間Xを塞いで、足元から暖気が逃げるのを防ぎ、通常のテーブル椅子使用時には、シャッター状部材11を格納して、足元の通気性が確保されるようにした。
【選択図】 図4
【解決手段】本発明は、着座板部5を支える複数の脚部2a〜2dの設置がもたらす前方側の脚部間Xから周囲へ通り抜ける通気部分Sを、開閉可能なシャッター状部材11で塞ぐようにした。これにより、テーブルこたつ使用時には、シャッター状部材11で脚部間Xを塞いで、足元から暖気が逃げるのを防ぎ、通常のテーブル椅子使用時には、シャッター状部材11を格納して、足元の通気性が確保されるようにした。
【選択図】 図4
Description
本発明は、テーブルこたつに用いられるテーブルこたつ用椅子に関する。
近時、こたつは、洋室でテーブルと同等の高さで使用、いわゆるテーブルこたつとして使用するようにもなった。こうしたテーブルこたつは、同こたつの天板部にかぶせたこたつ掛けの内部空間に、椅子に着座したまま入ることにより、こたつ掛けの内部に配設してある発熱体で、腰部から足元までが温められる。
ところで、通常、テーブルこたつに用いられる椅子には、複数の脚部を用いて、着座部を支える構造が用いられているが、そのほとんどは、前方側の脚部から周囲へ通り抜ける通気部がある。
このため、こたつ掛け内部の暖気は、着座部に着座した人の足元から、上記通気部分を通じて、こたつ掛け外へ逃げやすい。特にこの暖気の逃げのため、こたつを使用している人は足元に不快感が生じやすい。
そこで、椅子の通気部分を遮断する構造を採用することが考えられる。しかし、単に通気部分を塞ぐのでは、夏季時、通常の椅子として使用するとき、足元の通気性が損なわれるおそれがあり、単純に塞ぐこともできない。このため、多くはこたつ掛けに工夫を施して、暖気の逃げを防いでいる。しかし、同構造は、こたつ掛け全体の変更が求められるので、コスト的な負担が大きくなりやすい。
そこで、本発明の目的は、椅子本体の一部の変更で、テーブルこたつ使用時は、足元からの暖気の逃げが抑えられ、通常のテーブル椅子使用時には、足元における通気性が確保されるテーブルこたつ用椅子を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、着座部を支える複数の脚部の設置がもたらす前方側の脚部間から周囲へ通り抜ける通気部分を、開閉可能な閉塞部で塞ぐようにした。
請求項2に記載の発明は、さらに着座部の前後にそれぞれ対をなして設けられる多くの脚部の構造で適用しやすくするために、閉塞部として、少なくとも前方側における脚部間を開閉可能に塞ぐ扉構造を採用した。
請求項3に記載の発明は、さらに簡単な構造で通気部分の開閉が行えるよう、扉構造には、着座部の下側と前方側の脚部間との間に渡りスライド路を形成し、同スライド路に沿ってスライド自在にシャッター状部材を設け、シャッター状部材が前方側の脚部間へ引き出されると当該脚部間が閉じられ、前記着座部の下側へ押し込まれると前方側の脚部間が開放されるようにした。
請求項1に記載の発明によれば、コスト的な負担が軽くてすむ、椅子本体の一部の変更だけで、テーブルこたつ使用時には、足元からの暖気の逃げを防ぐことができ、通常のテーブル椅子使用時には、足元における通気性が確保できる。
請求項2に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、複数の脚部をもつテーブルこたつ用椅子の多くで、簡単に前方側の脚部間から周囲へ通り抜ける通気部分を開閉可能に塞ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、さらに上記効果に加え、スライド可能なシャッター状部材を用いるといった簡単な構造で通気部分の開閉ができる。しかも、開閉操作は、シャッター部材を前方側の脚部間へ引き出したり、着座部の下側へ押し込んだりするだけでよく、簡単である。
[一実施形態]
以下、本発明を図1〜図4に示す一実施形態にもとづいて説明する。
以下、本発明を図1〜図4に示す一実施形態にもとづいて説明する。
図1はテーブルこたつ用椅子の全体を示し、同図中1は椅子本体である。椅子本体1は、例えば前後で対になるように配置された4本の脚部2a〜2dを有している。これら脚部2a〜2dの上部間は、それぞれ桟部材3a〜3dで連結されていて、やぐら構造の脚本体4を構成している。この脚本体4の中央上部には、桟部材3a〜3d間に設けた支持部材(図示しない)を介して、着座部を構成する部材、例えば着座板部5が回転自在に設けられている。つまり、着座部を複数の脚部2a〜2dで支える構造にしてある。なお、6は、着座板部5の後部に設けられた背凭れ部、8は着座板部5の左右両側に設けられた肘掛部である。
脚本体4の一部には、閉塞部として例えば扉構造10が設けられている。扉構造10には、図2に示されるようにシャッター状部材、例えば帯板部材を多数、屈曲可能に並列に連結してなる蛇腹状板11を用いて、前方側の脚部2a,2b間(開口)から周囲へ抜ける通気部分Sを開閉可能に塞ぐ構造が用いられている。
図2を参照して扉構造10を説明すると、13a,13bは、前方側の脚部2a,2b(左右)の互いに向き合う側の側面から、それぞれ桟部材3a,3b(左右)を経て、後方側の脚部2c、2d(左右)の互いに向き合う側面まで形成された溝部を示す。溝部13aは、脚部2aの下端から上部の桟部材3bとつながる部分へ延びる縦溝部分14aと、桟部材3bの側面(桟部材3cと向き合う面)の前後方向に沿って延びる横溝部分14bと、脚部2cの上部の桟部材3bとつながる部分から下端へ延びる縦溝部分14cとを連続させた溝構造が用いられている。また溝部13bは、その多くが省略してあるが、溝部13aと同じく、脚部2bの下端から上方の部分(桟部材3cとながる部分)へ延びる縦溝部分(図示しない)と、桟部材3cの側面(桟部材3bと向き合う面:一部だけ図示)の前後方向に沿って延びる横溝部分15bと、脚部2dの上部(桟部材3cとながる部分)から下端へ延びる縦溝部分15c(破線で図示)とを連続させた溝構造が用いられている。これらコ字形に延びる溝部13a,13bは、左右で対をなしていて、前方側の脚部2a,2b間の開口Xから、着座板部5の下側、さらには後方側の脚部2c、2d間の開口Yまでの区間にスライド路17を形成している。つまり、スライド路17は、両端側の脚部間を遮蔽用する部分と、中間(着座板部5の下側)の格納部分とから形成されている。
ここで、蛇腹状板11の幅寸法は溝部13a,13b間に応じた寸法、さらに厚み寸法は溝部13a,13bの幅寸法に応じた寸法で設定されている。そして、この蛇腹状板11の幅方向両側が溝部13a,13b間にスライド自在に嵌め込まれ、蛇腹状板11全体をスライド路17にスライド可能に収めている。蛇腹状板11の長さ、並びにスライド路17の各部との位置関係は、図3および図4に示されるように蛇腹状板11を前方側の脚部2a,2b間へ引き出すと、通気部分Sの前端、すなわち脚部2a,2bおよび前方の桟部材3aで囲まれる開口Xが閉じられる設定としてある。また図1に示されるように蛇腹状部11を着座板部5の下側へ押し込むと、蛇腹状部11の全体が図4中の二点鎖線に示されるように着座板部5の下側(横溝部分14b、15b間)に格納されて、開口Xが開放されるように定めてある。これにより、前方側の脚部2a,2b間から周囲へ通りぬける通気部分Sが開閉可能に塞げるようにしている。なお、本実施形態では、蛇腹状板11によって後方側の開口Yも塞げる構造としてある。
つぎに、このように構成されたテーブルこたつ用椅子の取り扱い方を説明する。
同椅子を、例えば図4に示されるように冬季時、洋室の床面20に設置されたテーブルこたつ21で使用するときは、手指で、着座板部5の下側(横溝部分14b,15b)に収められた蛇腹状板11の端部を操作して、蛇腹状板11を前方下側へ引き出し、前方の脚部2a,2b間の開口Xを塞ぐ。
すると、図3および図4に示されるように脚本体4の前部から周囲へ通り抜ける通気部分Sは塞がれる。これにより、こたつ21の天板部21aにかぶせたこたつ掛け22から最も暖気の逃げが多いとされる、前方側の脚部2a,2b間からこたつ掛け20外へ逃げるルートが遮られる。
それ故、椅子本体1の一部を変更するという、コスト的な負担が小さい構造で、テーブルこたつ使用時は、足元からの暖気の逃げを抑えることができ、足元の不快感を軽減できる。しかも、夏季時、通常の椅子として使用するときは、図4中の二点鎖線に示されるように脚部2a,2b間を遮っていた蛇腹状板11を上側へ押し込み、着座板部5の下側へ格納すると、図1に示されるように前方側の脚部2a,2b間は開放されるから(通気性の確保)、足元の通気性が損なわれたり、足元に邪魔な障害物が形成されたりせずにすむ。
特に前方側の脚部2a,2b間を開閉可能に塞ぐ構造は、多くの椅子構造で用いられる対の脚部2a〜2dを有するテーブルこたつ用椅子に容易に適用しやすく、簡単に脚部2a,2b間から周囲へ通り抜ける通気部分Sを塞ぐことができる。
しかも、スライド式の蛇腹状板11の構造で脚部2a,2b間を開閉する構造は、部品点数が少なくてすみ、簡単な構造である。そのうえ、開閉操作も、蛇腹状板11を前方側の脚部2a,2b間へ引き出したり、着座板部5の下側へ押し込んだりするだけでよいから、簡単である。加えて、同構造は、蛇腹状板11を使用しないとき、同蛇腹状板11は、外部から目に触れない部位、すなわち着座板部5の下側へ格納されるから、夏季時など椅子全体が外部から見えるような状況で使用の際、椅子の見栄えが損なわれずにすむ。
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば一実施形態では、前方側の脚部間を塞いだが、他の方向の脚部間も塞ぐようにしてもよい。また一実施形態では、蛇腹状板を用いて、通気部分を開閉可能に塞ぐ構造を例を挙げたが、これに限らず、他の部材、例えば扉部材を用いて、脚部間の開口を塞ぐようにしてもよい。
1…椅子本体、2a〜2d…脚部、5…着座板部(着座部)、10…扉構造(閉塞部)、11…蛇腹状板(シャッター状部材)、17…スライド路、S…通気部分。
Claims (3)
- 着座部および同着座部を支える複数の脚部を備えて構成される椅子本体と、
前記椅子本体に設けられ、前方側の脚部間から周囲へ通り抜ける通気部分を開閉可能に塞ぐ閉塞部と
を具備したことを特徴とするテーブルこたつ用椅子。 - 前記脚部は、前記着座部の前後にそれぞれ対をなして設けられ、
前記閉塞部は、前記脚部のうち、少なくとも前方側における脚部間を開閉可能に塞ぐ扉構造から構成されることを特徴とする請求項1に記載のテーブルこたつ用椅子。 - 前記扉構造は、前記着座部の下側と前記前方側の脚部間との間に渡り形成されたスライド路と、同スライド路に沿ってスライド自在に設けられ前方側の脚部間へ引き出すと当該脚部間が閉じられ、前記着座部の下側へ押し込むと前記前方側の脚部間が開放されるシャッター状部材とを有して構成されることを特徴とする請求項2に記載のテーブルこたつ用椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004244206A JP2006061210A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | テーブルこたつ用椅子 |
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JP2006061210A true JP2006061210A (ja) | 2006-03-09 |
Family
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009118905A (ja) * | 2007-11-12 | 2009-06-04 | Uekyu Shoten:Kk | テーブルこたつ用椅子 |
JP2018000890A (ja) * | 2016-07-04 | 2018-01-11 | 株式会社ニトリホールディングス | 椅子 |
JP2018029780A (ja) * | 2016-08-24 | 2018-03-01 | 株式会社ニトリホールディングス | こたつ用椅子 |
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2004
- 2004-08-24 JP JP2004244206A patent/JP2006061210A/ja active Pending
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