JP2007014935A - 薬液塗布具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広範囲の塗布対象面に対し、塗布の初期から終期に亘って、薬液が徐々に、安定的に且つ均一に放出される薬液塗布材を提供すること。
【解決手段】 本発明の薬液塗布材は、薬液が封入されており且つ該薬液の放出が可能になされている収納体と、該収納体から放出された該薬液を吸収し且つ吸収した該薬液を塗布対象物に塗布する繊維シートとを備える。前記収納体と前記繊維シートとは、予め積層されて少なくとも部分的に接合されているか、又は塗布対象物に前記薬液を塗布するに際して積層されて用いられる。前記繊維シートは、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含んでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種の薬液を塗布対象物に塗布するための薬液塗布具に関する。
本出願人は先に、硬質表面の清掃、つや出し、保護に好適に用いられる清掃用ウェットシートを提案した(特許文献1参照)。この清掃用ウェットシートは、所定量の洗浄剤等が含浸されており且つ繊維材料又はフォーム材からなる液保持シートの一方の面に液不透過性シートを配し、他方の面に液保持シートよりも通気度が低く且つ繊維材料からなる液徐放シートを配してなる。液徐放シートは、液保持シートから放出された洗浄剤等を一旦吸収して、平面方向に拡散させた後に、対象物へ洗浄剤等を塗布するために用いられる。
前記の液徐放シートには、洗浄剤等がシート面方向へ良好に拡散することに加えて、洗浄剤等を所定量を徐々に透過させる機能が求められる。そこで、前記の特許文献1においては、該液徐放シートを湿式抄造によって製造する場合には、繊維径の細い繊維や短い繊維を配合する、繊維の叩解を強くする、湿潤状態又は乾燥後のシートに加圧加工を行う、などの操作によってシート中の繊維間空隙を制御している。
この液徐放シートに、他の材料とのヒートシール性などの機能を求める場合には、熱融着繊維などの合成繊維の配合が必須となる。熱融着繊維などの合成繊維は一般にパルプに比べて繊維径が太く、また加熱乾燥時に収縮や捲縮等を生じるため、得られるシート中での繊維間空隙が大きくなってしまう。その結果、所望の液徐放性能が十分に発揮されず、液が多量に放出してしまう場合がある。
特開2004−105710号公報
従って本発明の目的は、前述した従来技術よりも性能が一層向上した薬液塗布材を提供することにある。
本発明は、所定量の薬液が封入されており且つ該薬液の放出が可能になされている収納体と、該収納体から放出された該薬液を吸収し且つ吸収した該薬液を塗布対象物に塗布する繊維シートとを備え、
前記収納体と前記繊維シートとは、予め積層されて少なくとも部分的に接合されているか、又は塗布対象物に前記薬液を塗布するに際して積層されて用いられ、
前記繊維シートが、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含んでいる薬液塗布材を提供することにより前記目的を達成したものである。
また本発明は、所定量の薬液を含浸した液保持シートと、該シートから放出された該薬液を吸収し且つ吸収した該薬液を塗布対象物に塗布する繊維シートとを備え、
前記液保持シートと前記繊維シートとは、予め積層されて少なくとも部分的に接合されているか、又は塗布対象物に前記薬液を塗布するに際して積層されて用いられ、
前記繊維シートが、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含んでいる薬液塗布材を提供するものである。
本発明の薬液塗布材によれば、広範囲の塗布対象面に対し、塗布の初期から終期に亘って、薬液が徐々に、安定的に且つ均一に放出される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の薬液塗布材(以下、単に塗布材ともいう)の斜視図が示されている。本実施形態の塗布材1は、例えば洗浄剤やつや出し剤を含んでいて、硬質表面、例えばフローリングの清掃やつや出しに好適に用いられる。塗布材1は、2つの部材10,20から構成されている。使用前においてはこれらの部材10,20は別体となっている。
図2に示すように、第1の部材10は、所定量の薬液が封入されている収納体11を備えている。収納体11内には、薬液で含浸された液保持シート12が密封収納されている。液保持シート12は例えば繊維材料又はフォーム材から構成されており、扁平な袋状をした収納体11内に密封収納されている。液保持シート12は、収納体11よりも若干小さな矩形状をしている。図1及び図2に示す状態の収納体11は、薬液で含浸された液保持シート12を密封収納しているが、これと共に、収納体11は、液保持シート12に含浸された薬液を放出可能な構造にもなっている(これについては後述する)。
収納体11は、いずれもフィルム層と金属箔とのラミネートからなる第1の液不透過性シート11a及び第2の液不透過性シート11bから構成されている。両液不透過性シート11a,11bは同種のものである。液不透過性シート11a,11bは同形であり、何れも平面視して縦長の矩形状をしている。収納体11は、互いに重ね合わされた2枚の液不透過性シート11a,11bを、それらの四辺を接合することで袋状に形成されている。
液不透過性シート11a,11bは、その一方向に沿って引き裂いたときの引裂強度が、それと直交する方向に沿って引き裂いたときの引裂強度よりも低く、一方向に引き裂いた時にその方向に真直ぐ引裂ける、直進カット性を有している。当該一方向は、液不透過性シート11a,11bの長手方向に一致している。つまり、液不透過性シート11a,11bは、その長手方向に沿って引き裂いたときの引裂強度が、幅方向に沿って引き裂いたときの引裂強度よりも低くなっている。引裂強度の大小に方向性を付与するには、例えば液不透過性シート11a,11bを構成するフィルム層の少なくとも1層に一軸延伸フィルムを用いればよい。一軸延伸フィルムはその延伸方向に沿って引き裂いたときの引裂強度が、それと直交する方向に沿って引き裂いたときの引裂強度よりも低くなる。尚、本発明において言う一軸延伸フィルムとは、引き裂き性を付与するために、縦方向又は横方向に対して著しく配向された合成樹脂フィルムを意味するものであって、目的とする引き裂き性を有すものであれば、他方向にも多少配向された延伸フィルムであっても差し支えない。
第1の液不透過性シート11aには長手方向の一端部寄りの位置に摘み部15が設けられている。摘み部15は、第1の液不透過性シート11aの一部から形成されている。摘み部15は、第1の液不透過性シート11aに非接合状態となっていることによって形成されている。摘み部15は第1の液不透過性シート11aの直進カット性を利用して、開口13を形成するためのきっかけとなる部位である。この摘み部15を手で把持し、他端部に向けて引っ張ることで、第1の不透過性シート11aが所定の幅で引き裂かれ、開口13が形成される。この引き裂かれる領域を開封予定領域14という。
塗布材1の使用前においては、第1の液不透過性シートは引き裂かれておらず、収納体11内に収納されている液保持シート12はその密封状態が保たれている。そして塗布材1の使用に先立ち、摘み部15を手で把持し、図3に示すように収納体11の長手方向に開封予定領域14を引き裂いて除去する。これによって第1の液不透過性シート11aには開口13が形成される。そしてこの開口13を通じて、液保持シート12に含浸されている薬液が放出可能になる。各開口13の面積は、薬液の放出の程度を制御する観点から、5〜13,000mm2であることが好ましい。同様の理由により、第1の液不透過性シート11aの面積に対する開口13の面積の総和の割合、つまり開口率は0.1〜50%、特に4〜33%であることが好ましい。
図1に示す第2の部材20は、液徐放シート21と表面シート22とを備えている。図4に示すように両シート21,22は重ね合わされて接合一体化している。液徐放シート21は、収納体11とほぼ同寸の矩形状をしている。表面シート22は、液徐放シート21の長さと同寸となっている。表面シート22は、液徐放シートの長手方向両側部から側方に延出しており、第2の部材20において一対のフラップ23,23を形成している。このフラップ23の使用目的については後述する。液徐放シート21と表面シート22とは、図4に示すように液徐放シート21の長辺が表面シート22と接合することによって一体化している。
本実施形態の塗布材1の使用前においては、部材10,20は別体となっている。塗布材1を使用するに際しては、図1に示すように、第2の部材20における液徐放シート21が、収納体11における開口13が形成されている側である第1の液不透過性シート11aに対向するように配する。つまり液徐放シート21と収容体11とは積層されて用いられる。この状態にセットされた塗布材1を、図5に示す道具30に装着して使用する。図5に示す道具30は、本実施形態の塗布材1が装着可能である平坦なヘッド部31、及び該ヘッド部31と自在継手32を介して連結した棒状の柄33から構成されている。ヘッド部31は第1の部材10とほぼ同寸の矩形状をしている。塗布材1は、収納体11における第2の液不透過性シート11b(図2参照)が、ヘッド部31の下面に対向するように該ヘッド部31に装着される。このとき、第2の部材20におけるフラップ23,23をヘッド部31の上面側に折り返す。更に該フラップを、ヘッド部31に設けられた放射状のスリットを形成する可撓性の複数の片部34内に押し込む。これによって塗布材1をヘッド部31に固定する。そして、この状態でフローリング等の塗布対象物にヘッド部31を押し当てて薬液を塗布する。
而して、本実施形態の塗布材1は、第2の部材20における液徐放シート21の徐放性が良好であることによって特徴付けられる。特に、液徐放シート21は、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含むことによって特徴付けられる。
液徐放シート21は、繊維材料からなる1枚の繊維シート、又は、同一の若しくは異なる複数枚の繊維シートの積層体からなる。液徐放シート21は、液保持シート12から放出された薬液を一旦液徐放シート全体に拡散させて、薬液が液保持シート12から放出される際の速度よりも低速度でこれらを放出させることによって、広い面積の塗布対象物に対して、塗布の初期から終期にいたるまで、所定範囲の薬液を徐々に放出する目的で用いられる。この目的のため、液徐放シート21は、先に述べた通り、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含んでいる。
繊維シートからなる液徐放シート21がポリビニルアルコールを含んでいることで、親水性繊維間の空隙が、薬液の徐放に適したサイズに調整される。特に液徐放シート21を、湿式抄紙で製造する場合には、抄紙機のドライパートに設置されているヤンキードライヤー等の乾燥装置で発生する湿熱でポリビニルアルコールが溶けて一部がフィルム化し、親水性繊維間の空隙を埋める。その結果、該空隙のサイズが小さくなって毛管力が高まり、薬液の徐放性が良好になる。
液徐放シート21は、親水性繊維及びポリビニルアルコールだけを含んで構成されていてもよいが、これらの成分に加えて熱融着繊維などの熱可塑性繊維を含んでいてもよい。熱可塑性繊維を配合することで、液徐放シート21の強度やヒートシール性を高めることができる。熱融着繊維などの熱可塑性繊維が含まれている場合には、該繊維の収縮や捲縮に起因して繊維間の空隙が大きくなる傾向にあるので、そのような場合にポリビニルアルコールを含有させることは、繊維間の空隙を大きくすることを防止する観点から特に有効である。
なお液徐放シート21中の繊維間空隙を、熱可塑性繊維のフィルム化で制御することも考えられる。しかし、特に撥水性の熱可塑繊維の場合、ヤンキードライヤーの加熱温度を熱可塑性繊維が溶融する程度まで高めると、ヤンキードライヤーの表面が撥水状態となるため、紙匹がドライヤーへ貼り付かずに蛇行し、生産性が損なわれる恐れがある。また熱可塑性繊維の配合量が多い場合には、その溶融によってシートの通気度が低下、即ち液徐放性が悪くなる可能性もある。抄紙工程で悪化した徐放性能は、この後工程で機能回復する事が困難である。
また、エンボス加工などの後加工で徐放性を制御することも考えられる。しかし、徐放性に影響を及ぼす主たる要因であるエンボスパターン、エンボス温度、圧力、クリアランス等の条件を最適化するには時間と労力を要する上、エンボス加工でフィルム化させる為には、高温・高圧力・低クリアランスの厳しいエンボス条件が必要である。その結果、エンボス加工で紙の溶着等のトラブルが発生し易く、安定生産に欠ける。
液徐放シート21が、熱可塑性繊維を含んでいる場合に、ポリビニルアルコールを含有させることは、液徐放シート21の製造面からも有利である。その理由は次の通りである。液徐放シート21の湿式抄紙時に用いられるスラリー中で、特に撥水性の熱可塑性繊維の配合量が多くなりすぎると、抄紙時の乾燥工程で、紙匹のヤンキードライヤーへの接着性が低下する傾向にある。その結果、ヤンキードライヤーの出口で行われるクレープ加工の効率が低下して、得られる液徐放シート21のクレープ性が低下することがある。クレープ加工は紙に厚みや柔らかさを賦与し、また後加工時のテンションを緩和させる観点から重要な加工である。そこで本実施形態においては、液徐放シート21にポリビニルアルコールを含有させることで、紙匹のヤンキードライヤーへの接着性を向上させ、クレープ性を向上させている。
液徐放シート21におけるポリビニルアルコールの配合量は少量であっても効果的であることが本発明者らの検討の結果判明した。詳細には、ポリビニルアルコールは、液徐放シート21の重量を基準として0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜1.5重量%配合される。この場合、ポリビニルアルコールは、繊維状の形態で、湿式抄紙におけるスラリー中に配合されてもよく(つまり内添)、或いは湿式抄紙の過程で、その水溶液をスプレー噴霧する等の方法によって外添されてもよい。特に、ポリビニルアルコール又は変性ポリビニルアルコールを、繊維状の形態でスラリー中に配合しておくと、繊維状のポリビニルアルコールの一部がヤンキードライヤーによって発生する湿熱で溶けてフィルム状になり、繊維間空隙が小さくなり易いので好ましい。
ポリビニルアルコールとしては、通常入手可能なものを特に制限無く用いることができる。変性ポリビニルアルコールとしては、例えば湿熱に対する溶解性を維持したままで、押出成形や射出成形などの溶融成形の加工性を高めたものが挙げられる。そのような変性ポリビニルアルコールは、例えば熱可塑効果のある分子構造が、ポリビニルアルコール主鎖に導入された構造を有している。
液徐放シート21には、ポリビニルアルコールに加えて親水性繊維が含まれている。親水性繊維は液徐放シート21における主成分をなすものであり、主として液徐放シート21に薬液の保持拡散効果を付与するために用いられる。この観点から、親水性繊維の配合量は、液徐放シート21の重量を基準として60〜95重量%、好ましくは65〜80である。親水性繊維としては例えばパルプ、コットン、レーヨン等を用いることができる。特にパルプを用いることが好ましい。
親水性繊維としてパルプを用いる場合には、針葉樹材(例えばNBKP)と広葉樹材(例えばLBKP)とを併用することが好ましい。針葉樹材を用いることで、液徐放シート21に、十分な強度を付与することができる。一方、広葉樹材を用いることで、繊維間空隙が小さくなり、液徐放シート21の徐放性が高まる。特に熱可塑性繊維を併用したときの繊維間空隙の拡大を抑えることができる。針葉樹材と広葉樹材との比率は、重量基準で5:95〜95:5、特に90:10〜30:70であることが好ましい。
液徐放シート21には、ポリビニルアルコール及び親水性繊維に加えて、熱融着繊維などの熱可塑性繊維が含まれていることが好ましい。これによって液徐放シート21の強度やヒートシール性が高まる。熱可塑性繊維の配合量は、液徐放シート21の重量を基準として5〜40重量%、好ましくは20〜35重量%である。熱可塑性繊維としては、例えば各種熱可塑性樹脂からなる単独繊維や、芯鞘型、サイド・バイ・サイド型の複合繊維を用いることができる。具体的にはポリエチレンの単独繊維、ポリエチレンテレフタレート/低融点ポリエチレンテレフタレートの複合繊維、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンの複合繊維、ポリエチレンテレフタレート/ポリ(エチレン−ビニルアルコール)の複合繊維、ポリプロピレン/ポリエチレンの複合繊維、ポリプロピレン/ポリ(エチレン−酢酸ビニル)の複合繊維などが挙げられる。液徐放シート21の製造方法にもよるが、例えば湿式抄紙によって液徐放シート21を製造する場合には、熱可塑性繊維は3〜15mmの短繊維であることが好ましい。
液徐放シート21が1枚のシートからなるか、シート積層体からなるかを問わず、液徐放シート21はその坪量が20〜350g/m2、特に40〜200g/m2であることが、十分な徐放性能を発現し得る点、及び薬液の過剰な含浸を防止する点から好ましい。
液徐放シート21の製造方法に特に制限はない。例えばスパンレース法やメルトブローン法などの各種不織布製造方法によって液徐放シート21を製造できる。特に湿式抄紙によって製造すると、抄紙機のドライヤーパートで発生する湿熱でポリビニルアルコール繊維が適度に溶けてフィルム化することが容易になるので好ましい。ドライヤーパートでポリビニルアルコール繊維をフィルム化する場合には、乾燥温度を熱可塑性繊維の融点未満の温度に設定し、該熱可塑性繊維が溶融しないようにすることが好ましい。熱可塑性繊維が溶融すると、クレープ性が低下し、また溶融物が異物活性の原因となる場合がある。湿式抄紙によって液徐放シート21を製造する場合、ポリビニルアルコールは、スラリー中に内添されていてもよく、或いは抄紙の途中で外添されてもよい。
液徐放シート21は表面に多数の凹凸を有していることが好ましい。これによって液徐放シート21はその上下面に位置する他の部材との接触面積が低下する。その結果、塗布初期に生じ易い薬液の過放出を低下させることができ、徐放性を一層高めることができる。この凸部はシート全体に亘って形成されていることが好ましい。凸部としては、例えばリブ状やドット状の形状のものが用いられる。本実施形態の液徐放シート21は、凸部の間が凹部となっており、シート全体に亘って凹凸付形されている。凹部と凸部とはシートの長手方向及び幅方向それぞれにおいて交互に配されている。凹部の形状は凸部を反転させた形状となっている。
液徐放シート21に凹凸を設けるには、エンボス加工、特にスチールマッチエンボス加工を行うことが好ましい。液徐放シート21の徐放性は、該シート21にポリビニルアルコールを含有させることで基本的に制御されているので、エンボス加工では、液徐放シート21の徐放性を微調整するにとどめることが好ましい。なお、ポリビニルアルコールは湿熱によって溶けてフィルム化するが、エンボスによる熱(乾熱)によっては溶けないのでフィルム化しない。一方、熱可塑性繊維は、加熱温度にもよるが、一般にエンボス加工によってフィルム化する。
液徐放シート21と接合される表面シート22は液透過性のものであり、繊維材料から構成されていることが好ましい。表面シート22は塗布材1の使用時における薬液の塗布面となるものであり、塗布時の操作性の向上、液徐放シート21の保護の目的で用いられる。また、薬液の放出を更に制御する目的でも用いられる。塗布時の操作性を向上させるために、表面シート22はその塗布対象面と対向する側に多数の凸部を有していることが好ましい。これによって、塗布対象面との接触面積が低下して、塗布時の摩擦が低下し、塗布操作性を向上させることができる。表面シート22に形成される凸部の形状は、液徐放シート21と同様とすることができる。
表面シート22は、例えば湿式抄紙で製造された紙、各種不織布、又はこれらの複合材からなる。表面シート22は、その坪量が10〜100g/m2、特に20〜80g/m2であることが、塗布に必要なシート強度を満たすと共に不必要なコストがかからない点から好ましい。
表面シート22及び液徐放シート21を備えた第2の部材20と併用される第1の部材10における液保持シート12は、例えば繊維集合体やフォーム材からなる。液保持シート12は、多量の薬液を含浸でき且つ薬液の放出性に優れていることが望ましい。そのような材料としては、繊維材料の場合、嵩高な紙や不織布などの繊維集合体が適しており、特にエアレイド不織布、ニードルパンチ不織布などが好ましい。繊維の具体例としては、天然繊維及び化学繊維の何れか一方又は両方の繊維を使用することができる。天然繊維としては木材パルプ等が挙げられる。化学繊維としては、再生繊維であるレーヨンやアセテート、合成繊維であるポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ナイロン等のポリアミド系繊維、ポリアクリロニトニル系繊維等が挙げられる。フォーム材の場合、化学反応に伴う発生ガスを利用したり、フロンガス等の低融点溶剤注入または空気注入等によって発泡または多孔質化してなるものが挙げられ、具体的にはポリウレタンフォーム、ポリオレフィンフォーム等が用いられる。
液保持シート12は、薬液の保持容量を高め、また薬液の塗布時における薬液の放出を良好にする点から、その密度が0.02〜0.2g/cm3、特に0.03〜0.15g/cm3であることが好ましい。また、液保持シート12は、その坪量が20〜400g/m2、特に60〜200g/m2であることが好ましい。坪量がこの範囲であることにより、保持容量を十分に大きなものとすることができ、また液保持シート12の加工性も良好となる。
液保持シート12には、出来るだけ多量の薬液を含浸させることが好ましい。薬液が例えばフローリングの洗浄剤やつや出し剤である場合、一般家庭でのフローリングを一枚の塗布材1で塗布する場合を考えると、含浸前の状態の液保持シート12の重量の300〜3000%、特に500〜2500%程度となる。
本実施形態で用いられる薬液の種類としては、例えばフローリングの洗浄剤やつや出し剤が挙げられる。洗浄剤は、土ボコリ、皮脂、油汚れのような乾式清掃では取り切れない汚れを溶解して、拭き取り除去することを目的とした剤である。つや出し剤は、フローリングのつや出し、保護を目的とした剤である。つや出し剤は洗浄機能を併せ持っていてもよい。洗浄剤等の詳細については、例えば本出願人の先の出願に係る特開2004−105710号公報の段落〔0032〕ないし〔0038〕に記載されている。薬剤としては、これらの他に、抗菌剤、制菌剤、ダニ・害虫などの忌避成分、防汚剤、耐UV剤などを適宜用いることもできる。
以上のような薬液を用いた本実施形態の塗布材1は、特にフローリングの清掃に好適であるが、これ以外の硬質表面、例えば自動車のボディや革靴などの清掃やつや出し、防汚等に用いることもできる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、収容体11と液徐放シート21とは、塗布材1の使用前は別体になっており、塗布対象物に薬液を塗布するに際して積層されて用いられるが、これに代えて、予め収容体11と液徐放シート21とを積層させ、少なくとも部分的に接合させておいてもよい。この場合には、塗布材1の使用前に、収容体11から薬液が放出可能になるような開封手段を、該収容体11に設けておくことが好ましい。そのような開封手段としては、例えば特開平10−127549号公報に記載のものが挙げられる。
また前記実施形態においては、薬液が液保持シートに含浸された状態で収容体11ないに封入されていたが、これに代えて、薬液を収容体に封入せずに、液保持シートに含浸させた状態で用いてもよい。その場合、液保持シートと液徐放シートとは、予め積層されて少なくとも部分的に接合されていてもよく、或いは塗布対象物に薬液を塗布するに際して両者を積層して用いてもよい。
また、液徐放シート21が十分な強度を有する場合には、表面シート22を用いずに、液徐放シート21を薬液の塗布面となしてもよい。また、液徐放シート21及び/又は表面シート22に凸部を形成しなくてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲は、かかる実施例に制限されるものではない。
〔実施例1〕
液保持シートとして、エアレイド不織布〔パルプ/熱可塑性繊維(ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン複合繊維)/アクリルバインダー樹脂=33/57/10(重量比)〕を2枚重ねて用いた。寸法は225mm×75mm、合計坪量は200g/m2であった。洗浄つや出し剤として花王(株)製の「つや出しマイペット」(商品名)を用いた。これを液保持シートの重量に対し1100%含浸した。
液保持シートを収容する収容体として、延伸PET層/アルミニウム蒸着層/延伸PP層/未延伸PP層からなる厚み約80μmのラミネートフィルムを用いた。フィルムの寸法は270mm×95mmであった。このフィルムを、未延伸PP層どうしが対向するように2枚重ね、フィルム間につや出し剤が含浸された液保持シートを配置し、フィルムの四辺を接合した。延伸PP層は長手方向に一軸延伸されたフィルムで、長手方向に沿って引き裂いたときの引裂強度が、幅方向に沿って引き裂いたときの引裂強度よりも低いものであり、上記ラミネートフィルムは長手方向に引き裂いた際、直進カット性を有している。また、このフィルムの片面には、開封のための摘み部が形成されていた。このようにして図1及び図2に示す第1の部材を得た。
液徐放シートとして、円網抄紙機を用いて湿式抄紙された紙を用いた。紙の組成及び坪量は表1に示す通りである。この紙を二つ折りして、277mm×100mmの寸法にした。抄紙機におけるドライヤーパートであるヤンキードライヤーは、ポリビニルアルコール繊維は溶けるが、PP/PE複合繊維は溶融しない温度に設定した。二つ折りされた紙は、スチールマッチエンボス加工されて、多数の凹凸が形成された。
表面シートとして、湿式抄紙された紙と、ヒートロール不織布との複合材を用いた。湿式抄紙された紙は、パルプ30重量%、PP/PE複合繊維60重量%、PET/低融点PET複合繊維10重量%からなる坪量28g/m2のものであった。ヒートロール不織布はPET/PE複合繊維からなり、坪量18g/m2であった。紙と不織布は湿式抄紙工程で一体化され、その後のエンボスロールによる凹凸加工により多数の凹凸が形成されていた。液徐放シートの左右両側部を、表面シートにヒートシールで接合し、図1及び図4に示す第2の部材を得た。これによって、第1の部材及び第2の部材からなる薬液塗布材を得た。
〔実施例2及び3並びに比較例1〕
液徐放シートの組成を表1に示す通りにする以外は実施例1と同様にして薬液塗布材を得た。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた薬液塗布材について、液徐放シートの通気度、クレープ加工性、抄紙安定性を測定し、また評価した。更に薬液塗布材の徐放性を評価した。
〔通気度〕
液徐放シートの通気度は、該シートの徐放性の尺度になる。通気度が小さいほど、液徐放シートからの薬液の放出量は少なくなり、即ち徐放性は高くなる。通気度は、液保持シートに薬液が含浸される前の状態下に、カトーテック(株)のKES−F8−AP1(通気性試験機)にて測定した。表1に記載の通気度は、二つ折りされ、スチールマッチエンボス加工される前の液徐放シートの通気度を示している。
〔クレープ加工性〕
液徐放シートを湿式抄紙したときの抄紙機におけるヤンキードライヤー出口でのクレープ加工性を以下の基準で評価した。
○・・・均一で細かなクレープが紙に付与されている。
△・・・クレープが荒く、部分的にまばらである。
×・・・クレープがまばらであるか、付与されていない。
〔抄紙安定性〕
液徐放シートを湿式抄紙したときの抄紙機における抄紙安定性を以下の基準で評価した。
○・・・均一に巻き取りが可能。
△・・・巻き取りは一応可能であるが、巻原反の表面に凹凸ができる。
×・・・紙がドライヤー面から剥離し、蛇行により巻崩れが生じる。
〔薬液塗布材の徐放性〕
収容体における摘み部(幅8mm、長さ8mmのノッチ形状を有する)を引き上げて、開封予定領域を該収容体から引き裂いて除去し、幅8mm、長さ240mmの開口2本を形成した。第2の部材における液徐放シートを、収納体における開口が形成された側に対向するように配した。この状態にセットされた塗布材を、図5に示す道具(花王(株)製のクイックルワイパー)に装着した。そして、この塗布材で、フローリング(松下電工製 ウッデイタイルFタイプ KER525F)を塗布した。約90cmの距離を1往復拭く動作を1ストロークとし、この動作を1畳の長手方向(180cm)に2列、幅方向(90cm)に4列行い、1畳分(180cm×90cm)の塗布操作とした。この時、1畳当たりに放出される液量をシート重量の減少分として測定し、この操作を繰り返して、併せて6畳分に塗布を行い、以下の基準で評価を行った。
◎・・・1〜6畳目の1畳当たりの放出量が2.0〜5.0gの範囲であり均一な仕上がり。
○・・・1〜6畳目の1畳当たりの放出量が1.8〜6.0gの範囲であり、ほぼ均一な仕上がり。
△・・・1〜6畳目の1畳当たりの放出量が1.6〜8.0gの範囲であり、ややムラのある仕上がり。
×・・・1〜6畳目の1畳当たりの放出量が1.6g未満または8.0gを超える部分があり、液の過剰又は不足により明らかにムラが目立つ仕上がり。
Figure 2007014935
表1に示す結果から明らかなように、実施例の液徐放シートは、比較例に比べて通気度が低く、液の徐放性が高いことが判る。この結果は、薬液塗布材の徐放性の評価結果と符合している。また、実施例の液徐放シートは、クレープ加工性が良好で、また抄紙安定性も高いことが判る。
本発明の薬液塗布材の一実施形態を示す斜視図である。 図1におけるII−II線断面図である。 使用前の第1の部材の状態を示す斜視図である。 図1におけるIV−IV線断面図である。 図1に示す薬液塗布材の使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 薬液塗布材
10 第1の部材
11 収納体
11a,11b 液不透過性シート
12 液保持シート
13 開口
14 開封予定領域
20 第2の部材
21 液徐放シート
22 表面シート

Claims (5)

  1. 所定量の薬液が封入されており且つ該薬液の放出が可能になされている収納体と、該収納体から放出された該薬液を吸収し且つ吸収した該薬液を塗布対象物に塗布する繊維シートとを備え、
    前記収納体と前記繊維シートとは、予め積層されて少なくとも部分的に接合されているか、又は塗布対象物に前記薬液を塗布するに際して積層されて用いられ、
    前記繊維シートが、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含んでいる薬液塗布材。
  2. 所定量の薬液を含浸した液保持シートと、該シートから放出された該薬液を吸収し且つ吸収した該薬液を塗布対象物に塗布する繊維シートとを備え、
    前記液保持シートと前記繊維シートとは、予め積層されて少なくとも部分的に接合されているか、又は塗布対象物に前記薬液を塗布するに際して積層されて用いられ、
    前記繊維シートが、親水性繊維及びポリビニルアルコールを含んでいる薬液塗布材。
  3. 前記繊維シートが更に熱可塑性繊維を含み、該繊維シートが親水性繊維を60〜95重量%、ポリビニルアルコールを0.1〜5重量%、熱可塑性繊維を5〜40重量%含んでいる請求項1又は2記載の薬液塗布材。
  4. 前記繊維シートに含まれるポリビニルアルコールが、繊維状ポリビニルアルコール又は繊維状変性ポリビニルアルコールである請求項1ないし3の何れかに記載の薬液塗布材。
  5. 前記繊維状ポリビニルアルコール又は繊維状変性ポリビニルアルコールは、前記繊維シートを湿式抄紙するときのドライヤーパートで生ずる湿熱によって、その一部が溶けてフィルム化している請求項4記載の薬液塗布材。
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