JP2007009127A5 - - Google Patents

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本発明者らは上記の問題点を解決するために鋭意検討した結果、以下に述べる本発明に到達した。すなわち本発明のコーティング材料は、
(A)パーフルオロ基を有するポリシロキサンと、
(B)内部に空隙を有するシリカ系微粒子と、
(C)下記一般式(1)〜(3)で表される硬化剤から選ばれる2種類以上とを含むことを特徴とするものである。
(OR (1)
(OR −b (2)
(3)
(ここで、M、M、Mは、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、マグネシウム、鉄、スズ、ニオブ、およびタンタルからなる群より選ばれる1つの金属(M、M、Mは、それぞれ異なる金属でも、同じ金属でもよい)であり、RおよびRは炭素数1〜18の直鎖または分岐鎖の飽和および/または不飽和アルキル基であり、XおよびYは一般式RCOCHCOR(R、Rはいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由来する配位子、および RCOCHCOOR(R、Rはいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由来する配位子から選ばれる少なくともひとつであり、aはMの、aはMの、aはMの原子価数であり、bは1〜(a−1)の自然数である。)
また、本発明は、上記コーティング材料を低屈折率層として用いた反射防止性を有する光学物品である。

(実施例
実施例1の[コーティング材料の調製方法]において、硬化剤の組合せをAAトリスアセチルアセトネートアルミニウム5.22g、トリsec−ブトキシアルミニウム1.69gに代えた以外は実施例1と同様にして光学物品を得た。この光学物品の各評価結果を表1に示す。全評価において良好な値を示した。
(実施例
実施例1の[コーティング材料の調製方法]において、トリデカフルオロオクチルトリメトキシシランをパーフロロブチルエチルトリメトキシシラン4.4gに代えた以外は実施例1と同様にして光学物品を得た。この光学物品の各評価結果を表1に示す。全評価において良好な値を示した。
(実施例
実施例1の[コーティング材料の調製方法]において、硬化剤をトリスアセチルアセトネートアルミニウム1.6g、トリスエチルアセトアセテートアルミニウム2.04gの組合せに代えた以外は実施例1と同様にして光学物品を得た。この光学物品の各評価結果を表1に示す。全評価において良好な値を示した。
(実施例
実施例1の[コーティング材料の調製方法]において、硬化剤をトリスアセチルアセトネートアルミニウム5.33g、トリスエチルアセトアセテートアルミニウム6.8gに代えた以外は実施例1と同様にして光学物品を得た。この光学物品の各評価結果を表1に示す。全評価において良好な値を示した。
(実施例10
実施例1の[コーティング材料の調製方法]において、硬化剤トリスアセチルアセトネートアルミニウムをアセチルアセトネートマグネシウム2.86gにした以外は実施例1と同様にして光学物品を得た。この光学物品の各評価結果を表1に示す。全評価において良好な値を示した。
(実施例11
実施例1の[コーティング材料の調製方法]において、 共重合体(A)を、下記光重合性の反応性を有するポリマー7.0gとプロピレングリコールモノエチルエーテル63.0gに変更して光重合性を有するコーティング材料とする以外は、実施例1と同様にして光学物品を得た。この光学物品の各評価結果を表1に示す。全評価において良好な値を示した。
Figure 2007009127

Claims (9)

  1. (A)パーフルオロ基を有するポリシロキサンと、
    (B)内部に空隙を有するシリカ系微粒子と、
    (C)下記一般式(1)〜(3)で表される硬化剤から選ばれる2種類以上
    とを含むコーティング材料
    (OR (1)
    (OR −b (2)
    (3)
    (ここで、M、M、Mは、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、マグネシウム、鉄、スズ、ニオブ、およびタンタルからなる群より選ばれる1つの金属(M、M、Mは、それぞれ異なる金属でも、同じ金属でもよい)であり、RおよびRは炭素数1〜18の直鎖または分岐鎖の飽和および/または不飽和アルキル基であり、XおよびYは一般式RCOCHCOR(R、Rはいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由来する配位子、および RCOCHCOOR(R、Rはいずれも低級アルキル基)で示される化合物に由来する配位子から選ばれる少なくともひとつであり、aはMの、aはMの、aはMの原子価数であり、bは1〜(a−1)の自然数である。)
  2. 前記(A)ポリシロキサンと前記(B)内部に空隙を有するシリカ系微粒子とを合わせた質量に対する(B)内部に空隙を有するシリカ系微粒子の含有量が25〜60質量%である請求項1に記載のコーティング材料。
  3. ポリシロキサンおよび内部に空隙を有するシリカ系微粒子の全ケイ素原子の数1.0に対して、硬化剤由来の金属原子の数が0.005〜0.06であることを特徴とする請求項1および2に記載のコーティング材料。
  4. 前記一般式(1)〜(3)において、M1、M2、M3がそれぞれアルミニウムまたはマグネシウムである請求項1〜3のいずれかに記載のコーティング材料。(ただし、M1、M2、M3はそれぞれ異なる金属でも、同じ金属でもよい
  5. 前記(A)ポリシロキサンが下記一般式(4)で表されるフッ素含有シラン化合物および/またはその加水分解縮合物を含んでなるポリシロキサンである請求項1〜のいずれかに記載のコーティング材料
    Si(R3−(e+f) (4)
    (式中、Rは炭素数3〜12のフッ素を有する有機基。R は炭素数が1〜5の炭化水素基。Zは加水分解性基であり、eは1または2、fは0または1であり、e+fは1または2である。)
  6. 硬化剤がアルミニウムキレート化合物から選ばれる少なくとも2種類以上含んでなる請求項1〜のいずれかに記載のコーティング材料。
  7. 透明基材の少なくとも一方の面に、請求項1〜のいずれかに記載のコーティング材料からなる低屈折率層を積層した光学物品。
  8. 透明基材の少なくとも一方の面に、請求項1〜のいずれかに記載のコーティング材料からなる低屈折率層と、表面抵抗が1×1012(Ω/□)以下である高屈折率層とを積層した光学物品。
  9. 前記透明基材の低屈折率層が積層されていない面に、近赤外線吸収層および/または染料を含有する層を積層した請求項またはに記載の光学物品。
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