JP2007007123A - 景品ゲーム機の景品管理システム、景品ゲーム機の景品管理装置、及びサーバ装置 - Google Patents

景品ゲーム機の景品管理システム、景品ゲーム機の景品管理装置、及びサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 特に景品ゲーム機の景品管理において、低コストで、顧客に対するインセンティブやメリット等も提供でき、販促などの効果も実現できる技術を提供する。
【解決手段】 本景品管理システムは、顧客に無線タグ付きの景品50を獲得させる遊戯を提供する景品ゲーム機U04と、無線タグリーダ21を備え顧客にインセンティブを付与するサービスを提供する顧客操作端末U01と、無線タグリーダ34を備え景品ゲーム機U04への景品50の補充処理などを行う店員用端末U02と、DBで景品管理処理を行うサーバ装置U03とを有する。顧客が獲得した景品50のタグを顧客操作端末U01の無線タグリーダ21で読み取ってIDを含むデータを取得し、これを用いてサーバ装置U03との間で景品50の消却処理を行うと共に、顧客操作端末U01で顧客に対するインセンティブ付与サービス処理として抽選サービス処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、景品ゲーム機や自動販売機など、物品や商品の補充や在庫の管理などが必要な装置における管理の方法、それに係わる装置及びシステムなどの技術に関し、特に、景品ゲーム機の景品を管理する景品管理システムの技術に関する。
従来、アミューズメント施設などに設置されている景品ゲーム機として、クレーンで景品を獲得するものや、ショベルで景品をすくい上げて獲得するもの、落下する景品をアームで挟んで獲得するもの、特許文献1に記載のようにゲームの遊戯結果によって景品を獲得できるもの等、様々なものがある。
これらに代表される従来の景品ゲーム機における、景品の補充や在庫の管理(以下、景品管理と称する)の方法においては、景品ゲーム機に、機内の景品の補充や消却(顧客への払い出し)における種別や個数を計数する手段が具備されていない場合は、店員などが手作業で前記計数を実施して確認していた。具体的な景品管理方法は例えば以下である。店員は、定期的に、景品ゲーム機で利用者(顧客)に対し消却した景品の種別や個数を、機内の残数などにより手作業で計数し、前回の補充及び計数時からの差分を判断することにより、景品の消却の個数を確認して景品を補充する。
景品ゲーム機の景品管理システムにおける公知技術としては、特許文献2や特許文献3に記載のように、景品ゲーム機が景品の無線タグをリーダ(読取装置)により読み取ることで景品管理を自動的に実施するものがある。これらの技術では、景品に無線タグを付け、景品ゲーム機の獲得景品通過部分に無線タグリーダを備える構成である。顧客が景品を獲得できた時に、景品の無線タグを無線タグリーダで自動的に読み取って、景品の消却数や残数を計数し、そのデータを通信装置により集計装置に送信して、集計装置で集計する。
特許第3294728号公報 特開2001−334063号公報 特開2003−230760号公報
前記景品ゲーム機の景品管理の方法に関して、店員が定期的な作業により状態を確認する場合、景品計数作業の実施頻度が低いと、景品ゲーム機の景品切れ(補充不足)が発生して、売上機会の喪失を招くという問題が発生する。また、顧客が「いつ」「どの景品を」「いくつ」獲得したかといったデータ、すなわち販促などのために役立つ統計データの精度が低下するという問題も発生する。逆に、店員の景品計数作業の実施頻度を高くして、前記景品切れの防止・抑止や統計データの精度向上を図ろうとした場合、人件費が上昇して利益が低下する問題があった。
また、前記特許文献2や特許文献3のような技術を実現するためには、施設・店舗内の様々な景品ゲーム機の一台一台に無線タグリーダとデータ通信装置を備える必要があり、さらに各景品ゲーム機から伝達される情報を集計する在庫管理端末装置などの装置も備える必要がある。よって、既設の景品ゲーム機が使えなくなるばかりか、無線タグリーダやデータ通信装置を増設した特別仕様の高価な景品ゲーム機と在庫管理端末装置などの新規導入や買い替えのコストが発生するため、実用的な技術とは言えなかった。
さらに、先に述べた公知技術では、景品ゲーム機を設置・運営する店舗にとっては、「景品在庫が自動管理できる」、「景品ゲーム機内の景品切れを防止できる」といった景品管理業務の効率化という効果はあるが、顧客に対しては、遊戯及び景品以外でのインセンティブやメリット等は特に無い。そればかりか、むしろ、店舗が景品管理システムのコストを回収するために景品ゲーム機の景品獲得難易度を高く設定したり、提供する景品の質を低下させたりといったことも考えられる。
以上のように、従来技術による景品管理システムでは、運営側は高コストでありながら顧客に対するインセンティブやメリット等は弱いという問題があった。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、上記のような問題を解決し、景品ゲーム機や自動販売機などにおける物品や商品の管理、特に景品ゲーム機の景品管理において、低コストで景品管理を実現しつつ、顧客に対するインセンティブやメリット等も提供でき、販促などの効果も実現できる技術を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。前記目的を達成するために、本発明の技術は、景品ゲーム機や自動販売機などにおける物品や商品の管理に係わり、以下に示す技術的手段を備えることを特徴とする。
本発明の景品ゲーム機の景品管理システムは、景品を獲得させる遊戯を顧客に提供する景品ゲーム機の前記景品を管理するものであり、前記景品ゲーム機の景品は、個体識別可能なID(識別情報)を含むデータが記録されている無線タグなどのタグを備えた景品である。本システムは、景品の補充や消却などの景品管理に係わる情報処理と、顧客に対しインセンティブやメリットや価値など(物理的・精神的に価値のあるもの)を付与するサービス(以下、インセンティブ付与サービスともいう)の提供との両方を行う景品管理方法に従うものであり、そのための処理を行う装置などを含んで構成される。
本システムは、前記顧客が前記景品ゲーム機を利用して獲得した景品のタグを読み取ることで前記IDを含むデータを取得する手段と、前記読み取り及びデータに基づき、前記顧客に対しインセンティブを付与するサービスを提供する手段と、前記IDを含むデータを用いて前記景品の消却を含む景品管理に係わる情報処理を行う手段とを有する。例えば、景品管理装置として、顧客が景品ゲーム機で獲得した景品を使用して、その景品のタグをタグリーダで読み取らせることにより利用でき、顧客に対しインセンティブ付与サービスを提供・実施する端末装置(インセンティブ付与装置)を設ける。
これにより、顧客が景品ゲーム機から獲得した景品を使用して、前記景品のタグの読み取りに基づき、景品ゲーム機への景品の補充や景品ゲーム機からの景品の消却などに係わる景品管理を実施できると共に、顧客がインセンティブ付与サービスを受けることができる。
本景品管理システムは、例えば、店員操作用の第1の景品管理装置(店員用端末)、顧客操作用の第2の景品管理装置(顧客操作端末)、システム全体管理用のサーバ装置、及び景品ゲーム機を含んで構成される。
前記景品ゲーム機が提供する景品は、個体識別可能なIDを含むデータが記録されている無線タグ等のタグを備える。本タグ付きの景品が景品ゲーム機内に補充される。前記タグリーダは、前記景品のタグの仕様に対応したものである。
前記第1の景品管理装置は、前記景品ゲーム機の運営側の店員などが操作するもので、第1のタグリーダを備え、前記景品ゲーム機に補充する対象となる景品のタグを前記第1のタグリーダで読み取ることで前記IDを含むデータを取得し、取得したデータを用いて、景品管理に係わる情報処理を行う。前記景品管理は、在庫管理、すなわち店舗への景品の入荷や、景品ゲーム機内への景品の補充、景品ゲーム機からの顧客による景品獲得による消却、棚卸すなわち正確な数量などの把握及び帳簿上への反映、統計データの集計などである。
前記第2の景品管理装置は、前記景品ゲーム機の利用側の顧客などが操作するもので、第2のタグリーダを備え、前記顧客が前記景品ゲーム機から獲得した前記景品のタグを前記第2のタグリーダで読み取ることで前記IDを含むデータを取得し、取得したデータを用いて、前記景品ゲーム機からの前記景品の消却などを含む景品管理に係わる情報処理と、前記顧客に対するインセンティブ付与サービスの処理とを行う。前記サービスの処理では、必要に応じて顧客に対し情報を入力や出力させながら、前記景品ゲーム機が提供する景品及びサービス以外での、インセンティブ付与サービスを提供する。
前記サーバ装置は、前記第1と第2の景品管理装置と通信接続され、多数の景品の景品管理に係わる情報処理のためのデータベースを管理し、前記第1と第2の景品管理装置との間で前記IDを含むデータ等を授受することにより、前記景品の補充と消却などの景品管理のための情報処理を行う。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。本発明によれば、景品ゲーム機や自動販売機などにおける物品や商品の管理、特に景品ゲーム機の景品管理において、低コストで景品管理を実現しつつ、顧客に対するインセンティブやメリット等も提供でき、販促などの効果も実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。図1〜図18は、本発明の一実施の形態における、景品ゲーム機の景品管理システムを説明するための図である。
<景品管理システム>
図1は、本実施の形態における、景品管理システムの全体の概観構成を示す。本システムは、顧客操作端末U01、店員用端末U02、サーバ装置U03、景品ゲーム機U04、ネットワーク23、在庫70などを含む。また人間としては、景品ゲーム機U04及び顧客操作端末U01を利用する顧客、店員用端末U02を操作する店員、その他、サーバ装置U03の管理者などが存在する。図2は、顧客操作端末U01の構成を、図3は、店員用端末U02の構成を示す。
本実施の形態では、アミューズメント施設を運営する会社Aの店舗Bを例とし、店舗Bに、1つ以上の景品ゲーム機U04と、インセンティブ付与装置の一形態として抽選サービスを提供する顧客操作端末U01とが設置され、景品50を獲得した顧客が景品50のタグの読み取りの操作により顧客操作端末U01で抽選サービスを利用できる構成である。各装置(U01〜U03)は、ネットワーク23により通信接続され、お互いにデータの送受信が可能な構成である。
顧客操作端末U01は、顧客が操作し、無線タグリーダ21を備え、顧客に対してインセンティブ付与サービスを提供・実施する共に景品管理処理を行う端末装置である。本例では、顧客操作端末U01は、店舗B内に固定的に設置される装置であり、顧客に対するインセンティブ付与サービス処理として、顧客に景品50の持ち寄りによる抽選サービスを提供するための抽選サービス処理と、景品消却処理とを行う。前記インセンティブ付与サービス処理は、サービスのための情報処理や関連する機械的動作の制御などを含む。
店員用端末U02は、店員が操作し、無線タグリーダ34を備え、景品管理処理を行う端末装置である。本例では、店員用端末U02は、店舗B内の店員が携帯する移動端末装置であり、店舗B内の景品管理に係わり、在庫70における景品50の入荷処理や、景品ゲーム機U04内への景品50の補充処理や、棚卸処理といった景品管理処理を実施する。
サーバ装置U03は、各端末装置(U01,U02)と通信接続され、景品管理に必要なデータや情報をデータベース(DB)に記録・保存して管理し、本システム内で多数の景品50を景品管理処理するための装置である。各端末装置(U01,U02)は、それぞれ、必要に応じてネットワーク23を介してサーバ装置U03との間で通信しながら、景品管理に係わる情報処理を実行する。また、本例では、サーバ装置U03で、景品管理と共に実施される顧客操作端末U01でのインセンティブ付与サービスについての情報も管理する。
景品ゲーム機U04は、景品50が補充され、景品50を獲得させる遊戯を提供する装置であり、例えば、前述したようなクレーンで景品を獲得する遊戯を提供する装置である。顧客は、金銭投入などに応じて景品ゲーム機U04を遊戯し、その遊戯結果に応じて、景品ゲーム機U04内から景品50を獲得する。本システム内において、景品ゲーム機U04は、システム装置として単独で動作しており、各装置(U01〜U03)とのデータ送受信や連携処理は行わない。
また本実施の形態では、ネットワーク23及び無線通信装置28とサーバ装置U03とは、店舗B内にLANシステムとして存在するものとする。これに限らず、ネットワーク23は、店舗B外に繋がるネットワークであってもよく、サーバ装置U03は、店舗B外でネットワーク23を介して接続されてもよい。例えば、店舗Bのシステムを含む複数の店舗のシステムが、広域ネットワークを介して、会社Aのシステムと通信接続され、統合的に管理される形態でもよい。
本実施の形態においては、説明の便宜を図るために、店舗B内に、クレーンで景品を獲得させる景品ゲーム機U04を1台だけ設置しているものとする。実運用時においてはその限りでは無く、前記背景技術で示したような様々な種類の景品ゲーム機を複数台設置していても管理可能である。
<顧客操作端末>
図2において、顧客操作端末U01の構成として、CPU11、メモリ12、HDD13、通信装置14、電源装置15、タッチパネル付き表示装置16、音声出力装置19、レシートプリンタ20、無線タグリーダ21、フリッカランプ22を有する。顧客操作端末U01は、プログラムの実行により、インセンティブ付与サービス処理を行う。
CPU11は、本実施の形態のプログラムを実行し、端末全体を制御する。メモリ12は、本プログラムや演算処理のためのデータ等を一時的に記憶する。HDD(ハードディスクドライブ)13は、本プログラムや一時的なデータ等を記録する。通信装置14は、店舗B内のネットワーク23を介して外部装置(U03,U02)とデータ送受信を行うための装置である。電源装置15は、顧客操作端末U01の各装置部位に電源供給するための装置である。タッチパネル付き表示装置16は、画面に情報を表示したり顧客の入力操作を受け付けたりするためのタッチパネル付きの表示装置であり、表示装置17と入力装置18で構成される。音声出力装置19は、効果音や音声ガイダンスを鳴動して顧客へ伝える。レシートプリンタ20は、顧客へ提供するレシートを印刷する。無線タグリーダ21は、本実施の形態で使用する無線タグ(後述する)のID(固体識別可能な識別子)を含む記録データを読み取るリーダである。フリッカランプ22は、無線タグリーダ21と連動して光で点灯・点滅することで、顧客に景品50の無線タグの読み取り場所・位置を案内する。なおフリッカランプ22は、無線タグリーダ21が無線タグ読み取り待ち状態になった時点で自動的に点灯・点滅し、無線タグ読み取り完了または読み取り中止となった時点で自動的に消灯するものとする。
<店員用端末>
図3において、店員用端末U02の構成として、CPU25、メモリ26、HDD27、無線通信装置28、電源装置29、タッチパネル付き表示装置30、音声出力装置33、無線タグリーダ34、フリッカランプ35を有する。店員用端末U02は、プログラムの実行により、入荷処理や補充処理を行う。
CPU25は、本実施の形態のプログラムを実行し、端末全体を制御する。メモリ26は、本プログラムや演算処理のためのデータ等を一時的に記憶する。HDD27は、本プログラムや一時的なデータ等を記録する。無線通信装置28は、ネットワーク23を介して外部装置(U03,U01)と無線でデータの送受信を行うための装置である。電源装置29は、店員用端末U02の各装置部位に電源供給するための装置である。タッチパネル付き表示装置30は、画面に情報を表示したり顧客の入力操作を受け付けたりするためのタッチパネル付きの表示装置であり、表示装置31と入力装置32で構成する。音声出力装置33は、効果音や音声ガイダンスを鳴動して店員に伝える。無線タグリーダ34は、本実施の形態で使用する無線タグのIDを含むデータを読み取る。フリッカランプ35は、無線タグリーダ34と連動して光で点灯・点滅することで、店員に無線タグの読み取り場所・位置を案内する。なお、フリッカランプ35は、フリッカランプ22と同様に自動的に点灯・点滅や消灯するものとする。
<無線タグ及び景品>
図4は、本実施の形態で使用する、景品50に付加されている無線タグの構成を示す。無線タグ41は、無線タグのID(識別情報)を含むデータを記録するROM42と、外部とデータを送受信するためのアンテナ43とで構成され、それらがビニール等の素材によりコーティングされている。無線タグ41としては、公知技術を利用できる。
本実施の形態で使用する無線タグ41のIDは、製造段階でROM42に固有のIDが記録され、かつROM42のIDは書き換え不可である。そのため、同じIDを持つ無線タグ41は一切存在しない。すなわち、無線タグ41が付加された景品50は、固有IDを持つ。また、その固有のIDは、「16進数表記で8桁の記号」となるフォーマットで記録される。なお、このIDの仕様は、本実施の形態を説明する上で便宜を図るために桁数を極端に短くしたものであり、実運用時においてはその限りではない。
無線タグ41のデータ送受信方式は以下である。無線タグリーダ21(無線タグリーダ34も同様)が発する電波をアンテナ43で受信し、その電波をROM42内で電力に変換する。そして、その電力を使用してROM42内に記録されているIDのデータをアンテナ43が外部に電波で発信し、その電波を無線タグリーダ21が受信する。そのため、無線タグ41は、外部電源の供給が不要で、半永久的に使用できるものとする。また、無線タグ41は、紙に埋め込むことができる程薄い。
なお、このような無線タグ41の一例としては、株式会社日立製作所が商標登録している「ミューチップ」がある。なお、本実施の形態における無線タグ41の仕様は、実運用時における無線タグの仕様を制限するものではなく、メーカ、種類、サイズはもとより、IDの書き換え可否、データ送受信方法、電源供給方法、データアクセス方法(ROMの情報を読み取る方法)といった仕様については、どれを採用してもよい。また、景品50に付加されIDを含むデータを記録するタグとして、ICカード、磁気カード、バーコード・二次元バーコード・その他記号を記載した紙タグなど、無線タグ以外のタグを使用してもよい。
図5(a)〜(e)は、無線タグ41が付加された景品50の例を示す。景品50への無線タグ41の付加の方法・形態には、景品51〜55に示すように、複数の種類が存在する。(a)の景品51では、無線タグ41自体を景品本体の内部に埋め込む方法である。(b)の景品52では、景品本体の外部に無線タグ41付きのタグ56等の部位を繋げて取り付ける方法である。(c)の景品53では、景品自体に無線タグ41をシール57などで貼り付けたり或いは糸で縫い付けたりする方法である。(d)の景品54では、景品を収容する箱54に無線タグ41を貼り付ける方法である。(e)の景品55では、景品が出し入れできるカプセルなどの容器55に無線タグ41を貼り付けて景品を入れる方法である。これら(a)〜(e)の仕様に限らず、実運用においては景品50への無線タグ41の付け方は任意である。なお、本実施の形態においては同一の仕様の景品50(例えば(a)の景品51)同士であっても、それに付与されている無線タグ41のIDはシステム内ですべて異なるもの(固有ID)とする。つまり、本システムにおいて扱う景品50が1000個存在すれば、それに対応した無線タグ41のIDも必ず1000種類存在することになる。
<サーバ装置のDB>
図6は、本実施の形態の景品管理システムで必要なDB(データベース)であり、サーバ装置U03が記録及び管理する。サーバ装置U03は、プログラムの実行により、DBのデータを用いて景品管理処理を行う。以下、各DBとその記録内容について説明する。サーバ装置U03で管理するDBとして、景品DB(DB01とする)、入荷景品DB(DB02とする)、景品在庫DB(DB03とする)を有する。なお、サーバ装置U03の構成は、CPU、メモリ、通信装置などを備えた一般的なものとし、CPUによる本プログラムの実行により景品管理処理を実現する。図6では、店舗Bにおける景品50の入荷前のサーバ装置U03のDBの状態を示している。
まず、景品DB(DB01)は、景品50の種類を管理するためのものである。データ項「景品番号」は、景品50の種類ごとに割り当てた番号であり、本例では4桁の数字で表記する。景品番号の採番方法は、最後に採番した景品番号の4桁の数字を1つ加算した値とする。また、データ項「製品名」は、景品50の製品名称や製品型番などを任意の文字列で設定する。本実施の形態においては、景品番号“0001”は景品51、景品番号“0002”は景品52、景品番号“0003”は景品53、景品番号“0004”は景品54、景品番号“0005”は景品55をそれぞれ示す。
次に、入荷景品DB(DB02)は、店舗Bが景品50を業者から入荷して在庫70とする際に、それら景品50を収めた輸送箱とその中身とを管理するためのものである。データ項「箱番号」は、店舗Bに入荷する輸送箱に割り当てる番号であり、本例では6桁の数字で表記する。この箱番号は、輸送箱もしくは輸送箱に添付する伝票などに記載されており、箱番号が目視で確認できるものとする。箱番号の採番方法は、最後に採番した景品番号の6桁の数字を1つ加算した値とする。また、データ項「入荷フラグ」は、店舗Bが輸送箱の入荷処理を実施したか否かをフラグで記録する。この値が「FALSE」は入荷未確認を、「TRUE」は入荷確認済みをそれぞれ示す。また、データ項「景品番号」は、輸送箱の中に収められた景品50の景品番号であり、前記DB01の「景品番号」から選択されている。なお、一つの輸送箱に複数の種類の景品50が入っている場合は、その種類の数だけデータ行が存在する。また、データ項「景品数量」は、入荷する景品50の景品番号別の数量であり、数字で記録する。また、データ項「無線タグID」は、景品50の一個一個に付加されている無線タグ41のIDを記録する。本データ項では、無線タグ41のIDの数つまり景品50の数だけ記録する。
次に、景品在庫DB(DB03)は、店舗Bの景品50の一個一個についての在庫状況を記録するためのものである。データ項「無線タグID」は、各景品に付加された無線タグのIDである。データ項「景品番号」は、景品50の種類であり、前記DB01の「景品番号」から選択されている。また、データ項「入荷日時」は、景品50が店舗Bの在庫70に入荷した日時のデータである。この日時データは、本例では、西暦4桁(YYYY)と月2桁(MM)と日2桁(DD)と24時間表記の時間2桁(hh)と分2桁(mm)を“YYYYMMDDhhmm”の12桁で表記する。例えば「西暦2005年2月4日午後5時9分」は“200502041709”と表記する。また、データ項「補充日時」は、店員が景品50を景品ゲーム機U04の景品50として景品ゲーム機U04内に補充した日時のデータである。このデータの表記方法は前記「入荷日時」と同一であるが、この値が「NULL」の場合は、景品50がまだ景品ゲーム機U04に補充されておらず、在庫70として店舗B内で保管されていることを示す。また、データ項「消却日時」は、景品ゲーム機U04内の景品50が遊戯結果によって顧客の手に渡ったこと(払い出されたこと)が確認できた日時のデータである。このデータの表記方法は前記「入荷日時」と同一であるが、この値が「NULL」の場合は、景品50が顧客の手に渡ったことが確認できていないことを示す。また、データ項「消却情報」は、景品50が消却された理由のデータを記録する(詳細は後述する)。なお、図6中のDB03にはデータ行が存在しないが、これは店舗B内の在庫70において景品50の在庫が無い状態であることを示している。
本実施の形態のシステムでは、店舗B内に顧客操作端末U01と景品ゲーム機U04が、また店員専用室にサーバ装置U03がそれぞれ設置されている。また、店員用端末U02は、店舗Bの店員により携帯される。そして、顧客操作端末U01と店員用端末U02とサーバ装置U03は、ネットワーク23を介してお互いの装置同士で通信接続するものとする。
以下、本実施の形態において、店舗Bでの景品管理方法及びその処理の説明として、景品入荷処理、景品補充処理、抽選サービス提供処理、景品棚卸処理(景品消却の例外処理)の順で説明する。
<景品入荷処理>
まず、以下、図7〜図10を用いて、景品入荷処理の手順を説明する。図7は、店員用端末U02における画面表示例を示す。図8(a)〜(c)は、店員用端末U02における景品入荷処理における表示画面を示す。図9は、店員用端末U02における景品入荷処理のフローを示す。図10(a),(b)は、入荷処理後のDBの状態を示す。
店舗Bの状況としては、前記図6のDBの状態に示すように、店舗B内に景品50の在庫70は無かったが、景品50の輸送箱が店舗Bに到着し、その輸送箱の箱番号は“000001”であるものとする。
店舗Bの店員は、店員用端末U02を用いて景品50の入荷処理を実施する。店員用端末U02は、電源が投入されると、CPU25が本実施の形態のプログラムをHDD27からメモリ26に読み出して実行する。以降、本プログラムの処理はCPU25が行い、処理に必要となる一時データの記録手段としてはメモリ26が使用される。なお、勿論、一時データの記録手段としてHDD27などを使用してもよい。店員用端末U02で、本プログラムの実行後は、各装置部位の初期化処理を実施した後、図7の画面G01「先頭画面」を、表示装置31に表示して、店員の操作待ち状態となる。
図7で、画面G01において、「景品管理システム処理選択」として、ボタンB01「景品入荷」、ボタンB02「景品補充」、ボタンB03「景品棚卸」、ボタンB04「景品振替」、ボタンB05「景品消却」、ボタンB06「機器設定変更」を有する。
店員は、画面G01のボタンB01「景品入荷」を、入力装置32への画面タッチの操作により選択して、景品入荷処理を開始する。以下、店員用端末U02が主体で処理を実行する。
次に、まず図9のステップF11(以下、「F〜」はステップを表す)にて、図8(a)の画面G11「入荷箱番号入力画面」を表示し、F12にて箱番号6桁の入力を待つ。このとき店員は、画面G11の入力エリアB11の数字ボタン郡を選択して、入荷する輸送箱に記載の入荷番号を入力する。本例においては、入荷する輸送箱の箱番号は“000001”であり、店員が「0」「0」「0」「0」「0」「1」と入力したものとする。これにより表示エリアA11に「000001」と表示される。なお、以下の説明において、ボタンB12「中止」が選択された場合は、処理を中止して画面G01に戻るものとする。なお、箱番号などの情報の入力において、バーコード読み取り等の既存のシステムを利用できる場合は、それを利用して入力を行うようにすることも勿論可能である。
次にF13にて、店員が入力した箱番号をキーとして入荷景品DB(DB02)から該当データ行を取得する。もし店員が入力した箱番号がDB02に無ければ、その箱番号は不正であり、該当データ行の取得処理結果は失敗となる。本例においては、店員が入力した箱番号“000001”はDB02に存在するため、該当するデータ行の取得処理結果は正常である。
次にF14にて、F13の該当データ行の取得処理結果を判定する。もし取得処理が失敗であったなら、F15に遷移して箱番号が不正な旨を表示して、再度F11で箱番号の入力を実施させる。本例においては、データ行の取得処理は正常であるのでF16に遷移する。
次にF16では、DB02の該当データ行のデータ項「入荷フラグ」の値が「FALSE」であるかを判定する。値がFALSEでない場合(TRUEの場合)には、該当する箱は既に入荷処理が完了していることになるため、F17に遷移して入荷処理済みの箱番号である旨を表示して、再度F11で箱番号の入力を実施させる。本例においては入荷フラグの値は「FALSE」であるためF18に遷移する。
次にF18では、図8(b)の画面G12「入荷確認画面」を表示し、F19にてボタンB13「入荷確認」の押下を待つ。このとき、画面G12の表示エリアA12には、F13で取得した該当データ行の「景品番号」と「景品数量」とそしてDB01で景品番号と関連付けしてある「製品名」の情報を表示することで、どのような景品50を入荷しようとしているかを店員に表示する。このとき店員は、画面表示内容を確認して、画面G12のボタンB13「入荷確認」を選択したものとする。
次にF20にて、DB02のデータ項「無線タグID」の値をDB03の新規データ行として追加する。本例においては、DB02のデータ項「無線タグID」の値は、“AF001000”,“AF001001”,“AF001004”,“AF001005”,“AF001118”,“AF00112E”,“AF001130”の計7個がある。よってDB03にはデータが7行追加され、データ項「無線タグID」には7個の無線タグIDを格納する。また、データ項「景品番号」には各景品50の景品番号を、データ項「入荷時間」には現在日時を格納する。本例では、現在日時が「2005年3月14日午後9時5分」であるものとし、データ項の指定の記録フォーマットで“200503142105”を格納する。またデータ項「補充日時」「消却日時」「消却情報」には、すべて「NULL」を格納する。
図10(b)に、本ステップの処理を実施した後のDB03の状態を示す。図10(b)のDB03で、7個のデータ項が追加されている。図10で、図6の状態から追加・変更されたデータ部分を太枠で記載している。以下同様に、DBにおいて追加・変更されたデータ部分を太枠で示す。
次にF21にて、DB02のデータ項「入荷フラグ」の値に「TRUE」を設定し、該当データの入庫処理が完了したことを記録する。図10(a)に本ステップの処理を実施した後のDB02の状態を示す。
最後にF22にて、図8(c)の画面G13「入荷完了画面」を表示し、F23にてボタンB14「終了」の押下を待つ。本例においては、店員がボタンB14を選択し、入荷処理が完了する。
以上の処理を実行することにより、店舗Bの在庫70へ入荷した景品50についてのデータを景品管理システムに登録することができる。なお、本実施の形態における入荷処理は、店員が店員用端末U02を使用して実行したが、実運用上においては同様の機能を持つ端末装置を使ってもよいし、顧客操作端末U01のような固定的に設置される装置を使ってもよい。顧客操作端末U01やサーバ装置U03に店員用端末U02の機能を持たせてもよい。また、輸送箱の輸送システム等と連携ができるのであれば、処理を連携させる形態とすることにより、店舗Bに輸送箱が到着した時点で、連携された入荷処理により自動的にサーバ装置U03のDBが更新される方式としてもよい。
<景品補充処理>
引き続き、図11〜図13を用いて、店員が景品ゲーム機U04に景品50を補充する際の景品補充処理の手順について説明する。なお、サーバ装置U03のDBの状態は、先の入荷処理が完了した状態(前記図10)であるものとする。図11(a),(b)は、景品補充処理における店員用端末U02の表示画面を示す。図12は、景品補充処理後のDBの状態を示す。図13は、店員用端末U02を中心として実行される景品補充処理のフローを示す。
店舗Bの店員は、店員用端末U02を用いて景品補充処理を実施する。補充する景品50は、先の入荷処理で入荷が完了した景品計7個がある。それら各景品50の無線タグIDの値は、図10中に示す通りである。
店員用端末U02は、画面G01「先頭画面」が表示されている状態であるものとする。店員は、ボタンB02「景品補充」を選択して、景品補充処理を開始する。
まず図13のF31にて、図11(a)の画面G21「補充景品読取画面」を表示する。画面G21には、例えば、入力項目「景品番号」、「景品名」、「補充日時」、「ID」に対応した各表示エリアA21〜A24を有する。このとき、各表示エリアA21〜A24にはまだ何も表示されない。
次にF32にて、無線タグリーダ34の無線タグ読取処理を開始し、その後はF33とF34の判定処理を繰り返す。F33では、無線タグ41の読み取りが完了かを判定する。F34では、「補充完了」が押下されたかを判定する。この時、無線タグ41の読取処理が実行されればF35に遷移し、またボタンB21「補充完了」が押下されればF42に遷移してF42で無線タグリーダ34の読取処理を停止した上で景品補充処理を終了する。本例においては、店員が無線タグリーダ34で読み取った景品50の無線タグIDが“AF001002”であったものとし、F35に遷移する。
F35では、読み取った無線タグ41の無線タグIDをキーとしてDB03から該当データ行を検索する。本例においては、読み取った無線タグIDが“AF001002”であり、DB03に該当データ行が存在する。
F36では、F35の処理でDB03に該当データ行が有ったか否かを判定する。該当データ行が無い場合は、その景品50は入荷処理が未実施であるため、F37に遷移して入荷未処理の景品である旨を表示して、F32の処理に遷移する。本例においては、該当データ行が有ったため、F38に遷移する。
F38では、DB03の該当データ行のデータ項「補充日時」の値を判定する。もしデータ項「補充日時」の値が「NULL」以外、つまり既に日時データが設定されていた場合、その景品50は既に補充済みの景品であるため、F39に遷移して補充処理済みの景品である旨を表示して、F32に遷移する。本例においては、データ項「補充日時」の値は「NULL」であり、F40に遷移する。
F40では、DB03の該当データ行のデータ項「補充日時」に現在日時を設定する。本例においては、現在日時が「2005年3月14日午後9時25分」であるものとし、“200503142125”と記録する。
次にF41では、前記画面G21の表示エリアA21〜A24に各データを表示する。表示エリアA21にはDB03の該当データ行の「景品番号」を、表示エリアA22にはDB01の「景品番号」に関連付けた「製品名」を、表示エリアA23にはF40で設定した補充日時を、表示エリアA24には無線タグリーダ34が読み取った無線タグIDを、それぞれ表示する。これらの表示により、店員はどの景品50の補充処理をしたか確認できる。そして最後に店員が景品50を景品ゲーム機U04内にセット(投入)すれば、一つの景品50の補充処理が完了する。
その後、店員用端末U02の処理は、F32に遷移し、再び無線タグ読取処理を実行する。よって、他に補充する景品50があれば、同様の処理を繰り返せばよい。本例においては、店員が、入荷したすべての景品50を補充処理し、景品ゲーム機U04内にセットしたものとする。
図12に、本実施の形態で補充処理を実施した後の景品在庫DB03の状態を示す。データ項「補充日時」にデータが追加されている。
以上の処理を実施することにより、景品50の補充日時を景品管理システムに登録することができる。なお、本実施の形態における補充処理では店員が店員用端末U02を使用して実施したが、実運用上においては前記入荷処理と同様に他の装置を使用したり他のシステムと連携したりしてもよい。
<抽選サービス及び景品消却処理>
次に、本システムで顧客が景品ゲーム機U04から景品50を獲得した場合に、顧客操作端末U01での抽選サービスの提供と、本システム内で景品在庫情報(すなわちサーバ装置U03のDB)から該当景品50を消却処理する方法を述べる。状況としては、店舗Bの顧客である顧客Cが景品ゲーム機U04を遊戯して、結果、その無線タグIDが“AF001119”である景品50を一つ獲得したものとする。この場合、景品ゲーム機U04自体には無線タグリーダやセンサなどの手段を具備していないため、顧客Cが景品50を獲得したことを本景品管理システムはまだ認識できない。
本システムにおいては、顧客Cが獲得した景品50のタグを顧客操作端末U01の無線タグリーダ21で読み取らせることで、顧客操作端末U01が、顧客に対するインセンティブ付与サービスの一例として、景品50とは別の商品やサービスが当選する可能性がある抽選サービスを提供する。そして、景品管理システムでは、顧客操作端末U01が、前記タグの読み取りにより、景品50に対応付けられたIDを含むデータを取得し、取得したデータを用いて、サーバ装置U03のDBで管理している景品在庫情報から、該当景品50を消却処理、すなわち該当景品50が顧客への払い出しによって消却されたものとしてデータを更新する。
図14〜図17を用いて、上記の際の抽選サービス及び景品消却処理の手順を説明する。なお、サーバ装置U03のDBの状態は、先の景品補充処理が完了した状態(図12)であるものとする。図14(a)〜(d)は、顧客操作端末U01での抽選サービスの表示画面の例を示す。図15は、抽選サービスの結果として出力される抽選引換券の印刷レイアウト図を示す。図16は、顧客操作端末U01での抽選サービス及び景品消却処理の処理フローを示す。図17は、顧客による抽選サービス利用後におけるサーバ装置U03でのDBの状態を示す。
まず、顧客操作端末U01の起動処理手順について述べる。顧客操作端末U01は、電源が投入されると、CPU11が本実施の形態のプログラムをHDD13からメモリ12に読み出して、そのプログラムを実行する。以降、本プログラムの処理はCPU11が、プログラムの処理に必要となる一時データの記録手段としてはメモリ12が実施する。なお、一時データの記録手段としてHDD13を利用してもよいということは言うまでもない。
図16で、処理を開始する際、顧客操作端末U01は、F51にて、各装置部位の起動処理を実施する。本処理では顧客操作端末U01を構成する各装置部位の起動処理や、ネットワーク23を経由したサーバ装置U03とのデータ通信のための接続確立処理などを実施する。
次にF52にて、一取引終了後など、次回の新規取引処理の開始に必要な前処理である、客交代復旧処理を実施する。本処理では、メモリ12に記録する一時データの初期化処理や、顧客操作端末U01を構成する各装置部位の初期化処理などを実施する。次にF53にて、図14(a)の画面G31「顧客待ち画面」を表示する。
次にF54にて、無線タグリーダ21の無線タグ読取処理を開始し、F55で読取処理の完了を待つ。つまり、顧客が無線タグ41付きの景品50を持参するのを待つ。本例においては、顧客Cが、無線タグIDが“AF001119”の景品52を無線タグリーダ21に読み取らせたものとし、これによりF56に遷移する。
F56では、無線タグリーダ21で読み取った無線タグIDをキーとして、サーバ装置U03のDB03から該当データ行を検索する。本例においては、読み取った無線タグIDは“AF001119”であり、DB03に該当データ行が存在する。
次に、F57では、F56の処理において該当データ行が存在したか否かを判定する。該当データ行が無かった場合、その景品50は入荷未処理の景品のため、F60に遷移して抽選不可の製品である旨を顧客に対し表示して、顧客待ちの状態に戻る。本例においては、該当データ行が存在するため、F58に遷移する。
次にF58では、該当データ行のデータ項「補充日時」の値を判定する。その値が「NULL」である場合は、その景品50は補充処理が済んでいない景品であるため、F60に遷移して抽選不可の景品である旨を顧客に対し表示して、顧客待ちの状態に戻る。本例においては、「補充日時」の値は“200503142125”であり、F59に遷移する。
次にF59では、該当データ行のデータ項「消却日時」の値を判定する。その値が「NULL」ではない場合は、その景品50は消却処理が完了している景品である。よってF60に遷移して抽選不可の景品である旨を顧客に対し表示して、顧客待ちの状態に戻る。本例においては、「消却日時」の値は「NULL」であり、F61に遷移する。なお、処理がF61に遷移した時点で、その景品50は抽選可能な景品であることが確定する。
F61では、抽選処理を実施して、当選等数を決定する。本例においては、当選等数として1等から4等の4種類が存在し、各当選確率は、1等が1%、2等が5%、3等が24%、4等が70%の計100%と設定してある。当選等数は本ステップの抽選処理において、当選確率を元にランダムで決定されるものとする。本例において、「3等」に当選したものとする。
次にF62では、当選等数のデータを、DB03の該当データ行に設定する。本例においては、DB03の該当データ行のデータ項「消却情報」に、抽選結果の当選等数として「3等」を設定する。つまり、データ項「消却情報」には、抽選サービスの利用時の抽選結果が格納される。なお、サーバ装置U03で、景品在庫DB(DB03)ではなく別のDBにおいて、サービス提供に係わる情報を関連付けて保持・管理するようにしてもよい。
次にF63では、消却日時をDB03の該当データ行に設定する。本例においては、DB03の該当データ行のデータ項「消却日時」として、現在日時の値を設定する。本例では、現在日時が「西暦2005年3月15日午前10時14分」とし、その値“200503151014”を設定する。
次にF64では、図14(b)の画面G32「景品読取完了画面」を表示し、顧客に対して、これから抽選サービスにおける抽選結果を表示することを案内する。
次にF65では、図14(c)の画面G33「抽選結果表示画面」を表示し、顧客に対して、抽選処理に応じた抽選結果を表示する。このとき表示エリアA31とA32には、当選等数を表示する。
次にF66では、レシートプリンタ20へ抽選引換券の印刷処理を実行する。図15に、本例における抽選引換券61の印刷例を示す。抽選引換券61の券面には、抽選引換券61に関する注意書きや発行店舗名などの情報、そして、印刷エリアA33にはF63で設定した現在の日時(消却日時)を、印刷エリアA34には当選等数を、それぞれ印刷する。なお、実運用時においては抽選引換券61の印刷内容はこの限りでなく、写真や図柄などを印刷しても良いし、自店舗や他店舗の広告などを印刷しても良い。
最後にF67では、図14(d)の画面G34「引換券受取画面」を表示し、顧客に対して、抽選引換券61の受け取りを案内する。本例においては、顧客Cは、レシートプリンタ20から印刷出力された抽選引換券61を受け取り、抽選引換券61を店舗Bの店員に手渡すことで、当選等数に対応した景品やサービスを受けることができる。そして、顧客操作端末U01は処理をF52に遷移して顧客待ち状態となる。
図17に、本例で顧客Cが抽選サービスを利用したことによるDB03の状態を示す。該当データ行のデータ項「消却日時」と「消却情報」にデータが追加されている。
以上の処理により、本景品管理システムでは、顧客が景品ゲーム機U04からどの景品50をいつ獲得したかといった情報を取得することができる。そして、取得した情報を用いて、景品50の在庫70や補充などの管理が行われる。特にサーバ装置U03のDBにそれら情報を集めて記録することができ、更に、サーバ装置U03で集計したデータを用いて、販促や分析などのために有効に利用することができる。
<景品棚卸処理>
本景品管理システムの場合、顧客が景品ゲーム機U04で景品50を獲得して顧客操作端末U01で抽選サービスを利用することが、景品消却の標準的ケースである。しかしながら、顧客が景品ゲーム機U04で景品50を獲得したが顧客操作端末U01で抽選サービスを利用しないままその景品50を持ち帰るというケースも例外的に発生すると考えられる。本システムにおいて、上記例外的ケースにおける景品50の消却日時(DB03の「消却日時」に対応する)は、上記標準的ケースと同じようには把握することはできない。ただし、そのための例外的な処理を実施することで対応が可能である。本システムでは、この対応として、定期的などの契機で、景品50の棚卸処理(景品消却の例外処理)を実施することで、景品50が上記例外的ケースにより消却されたことを、帳簿上すなわちサーバ装置U03のDB上で把握することが可能である。本システムで実施する棚卸処理は、店員用端末U02を用いて、サーバ装置U03のDBにおける景品管理状態と、在庫70や景品ゲーム機U04内の実際の補充状態との比較照合により、上記例外的ケースによる景品消却についての情報を、サーバ装置U03のDBに反映する処理である。
図18を用いて、景品棚卸処理の例について説明する。図18(a)は、複数の景品50について消却済みで、かつ上記例外的ケースが発生しているときのDB03の状態の例を示す。図18(a)のDB03の状態は以下であるとする。無線タグIDが“AF001001”,“AF001003”の景品50については景品ゲーム機U04内に存在し、無線タグIDが“AF001118”の景品50については顧客が抽選サービスを受けないまま持ち帰ってしまっており、その他のIDの景品50については顧客が獲得して抽選サービス利用済みの状態である。景品ゲーム機U04内にある景品50と、抽選サービスを受けないまま持ち帰ってしまった景品50とは、共に、そのデータ項「消却日時」及び「消却情報」の値が「NULL」の状態である。
この状態のとき、景品消却の例外処理として、DB03のデータ項「消却日時」の値が「NULL」であり、かつ景品ゲーム機U04内に存在しない無線タグIDの景品50を、消却対象として処理すればよい。図18(b)に、その処理結果のDB03の状態の例を示す。例えば、店員が、店員用端末U02を用いて、定期的などの契機で景品棚卸処理を行う。店員用端末U02での景品50のタグの読み取りにより、サーバ装置U03のDBで管理されている景品50の状態と、景品ゲーム機U04内の実際の景品50の補充の状態とを比較確認する。店員が、店員用端末U02のメニュー画面から「景品棚卸」(B03)を選択して、景品ゲーム機U04内にある景品50を、補充処理の際と同様に無線タグリーダ34を用いて読み取る処理を実施する。これにより店員用端末U02で読み取ったデータを、サーバ装置U04のDBのデータと比較照合することで、上記例外的ケースを検出し、DB中の該当データを消却対象として処理する。
本例では、図18(b)のDB03で、無線タグIDが“AF001008”のデータ行において、データ項「消却日時」には、処理した日時を、データ項「消却情報」には、「未抽選」を表す情報を、それぞれ設定している。
ただし、本景品管理システムにおいては、抽選サービスという顧客にとって魅力的なサービスを提供しているため、景品50を獲得した顧客のほとんどが抽選サービスを利用し、そうでない顧客はごく少数であると考えられる。また、店舗内で景品ゲーム機U04またはその付近などにおいて抽選サービスを受けることが可能であることの告知を十分に実施したり、店員が顧客に案内したりすることで、抽選サービスを利用しない顧客をさらに減らすこともできる。更には、たとえ抽選サービスを利用しない顧客が少数存在しても、景品50の流行や人気や在庫の調査・分析などに必要な景品履歴データを本システムで十分に集計することが可能である。
<効果及びその他>
以上に説明した実施の形態により、景品ゲーム機U04の景品管理と顧客へのインセンティブ付与との両方を実現することができる。従来技術による景品ゲーム機の景品管理システムでは、同様の目的を実現しようとした場合、店舗内の既設のすべての景品ゲーム機の一台一台に無線タグリーダやデータ通信装置などを備える必要がある。よって店舗には、既設の景品ゲーム機を新規に専用の高価な装置に買い換えたり、改造して無線タグリーダを取り付けたりするための多額の投資が必要であり、導入が困難であった。また、景品ゲーム機の製造メーカにとっても、通常の景品ゲーム機のモデルに加え、無線タグリーダやデータ通信装置を備えた専用のモデルも製造する必要があるため、余計な開発コストが必要になる。更に、顧客には何のインセンティブやメリット等も与えられないばかりか、かえって店舗が多額の投資を回収するために景品ゲーム機の景品獲得難易度を高く設定することにより、最終的には顧客が一番損をしてしまうこと等も考えられる。
一方、本実施の形態の景品管理システムでは、既設の景品ゲーム機には何の変更も無くそのまま使用することができ、顧客操作端末U01や店員用端末U02を後付けで導入するだけで、本景品管理システムを構築できる。また店員による手作業の手間を少なく景品管理を自動化できる。よって従来技術と比較して本システムは導入が容易であり低コストで景品管理を実現できる。また、本システムの特徴として、低コストの景品管理を実現するのみならず、顧客が景品ゲーム機U04から獲得した景品50を使用して、顧客に景品ゲーム機U04が提供する遊戯及び景品50以外でのインセンティブやメリット等を付与でき、同時にそれによる販促や統計データの集計などの効果も実現できる。以上のように、本システムは、低コストでありながら顧客と店舗の双方にとって有用である。
その他、以下のような形態も可能である。まず、本実施の形態においては、運営する店舗数が1つのみであったため、店舗ごとにデータを持つ必要が無かったが、実運用上では入荷景品DB(DB02)や景品在庫DB(DB03)などに店舗ごとの識別子などのデータも持たせることで、店舗ごとのデータを管理することができる。
また、店舗内の景品ゲーム機U04は一台に限らず、実運用上は複数台の景品ゲーム機U04を設置することが可能である。そのためには、どの景品50をどの景品ゲーム機U04に補充したかを管理する必要があるが、景品在庫DB(DB03)などに景品ゲーム機U04の識別番号などのデータを持たせることで、景品50の補充処理時にまず景品ゲーム機U04の識別番号を入力してから景品50を補充する等の方法により対応可能である。またその際には識別番号を手入力する方法もあるし、景品50と同様なタグを景品ゲーム機U04にも付与しておくことで、店員用端末U02で景品ゲーム機U04ごとのタグのデータを読み取って処理する方法もある。
また、インセンティブ付与サービスとしては、前記抽選サービスなどに代表される、顧客とって物理的または精神的に価値のある何かを与える様々な顧客サービスを提供してよい。本システムにおけるインセンティブ付与装置である顧客操作端末U01が顧客に提供するインセンティブ付与サービスとしては、福引やくじ引きといった抽選の結果に応じた景品やサービスを提供する抽選サービスに限らない。実運用上では、景品50の獲得に応じて顧客にポイントを付与しそのポイントに応じて他の景品やサービスを提供するポイント付与サービスなどの会員サービスを提供してもよい。またその会員登録や照会に必要な手続きの処理を提供してもよい。またその会員登録の際には固有の無線タグIDを持つ景品50がそのまま会員証になる、ということを実施してもよい。また、会員向けの特定の商品の販売や、無償の物品の提供などを実施してもよい。
また他のインセンティブとしては、景品ゲーム機U04とは別のゲーム・遊戯手段や、コンテンツ閲覧サービスの提供でもよい。前記ゲームやコンテンツの提供は、景品50やそのIDを含むデータを使用したものでもよいし、使用しないものでもよい。
また景品50ごとの固有のIDを含むデータを用いて情報処理を行うサービスを提供してよい。特にゲーム・遊戯手段の提供に関しては、一般的なゲームだけでなく、例えば景品50ごとのIDを使用して、景品50にバーチャル空間上の個性を持たせることもできる。具体例としては、景品50ごとのIDを含むデータまたはそれに関連付けられるサーバ装置U03上のデータにおいて、バーチャル空間上のゲームの遊戯に必要な仮想的なキャラクタを構成し、このキャラクタを用いたゲームを提供する。例えばサーバ装置U03のDBで景品50ごとに対応付けられたキャラクタのステータス情報(例えば、名前、生年月日、性格、プロフィール、力、体力、魔力、技など)や外観データ(キャラクタのグラフィックデータ等)などを併せ持つ。これを応用することで、景品50のキャラクタをゲーム上に登場させて、キャラクタと会話したり、育成させたり、他のキャラクタと対戦させたりといったゲームの遊戯やコンテンツの実現も可能である。
また、本実施の形態におけるインセンティブ付与サービスは、景品50を持参すれば無料で利用可能としたが、サービスの内容によっては有料としてもよいし、通常は有料だが景品50を持参すれば無料もしくは割安で利用できる、といったインセンティブの提供でもよい。商品販売や有料サービスを提供する場合、例えば顧客操作端末U01に、顧客から代金もしくは代金に相当する価値を徴収できる決済手段を備えた形態とする。
また、自動販売機及び自動販売機用カプセル商品のような商品の場合にも同様に適用できる。例えば、前記景品ゲーム機U04の代わりに、無線IDタグ付きのカプセル商品(前記図5(e)のような形態)が補充される自動販売機を有する商品管理システムである。顧客が自動販売機で購入したカプセル商品のタグを、インセンティブ付与装置となる顧客操作端末U01の無線タグリーダ21で読み取り、商品補充やデータ集計などの商品管理と、カプセル商品内のキャラクタを用いたサービス等のインセンティブ付与サービスとを実施する。
また、本実施の形態のシステムを構成している各装置(U01,U02,U03)については、他の各種の形態も可能である。例えば、インセンティブ付与装置は、独立した顧客操作端末U02のような形態ではなく景品ゲーム機U04と一体型でもよい。この場合は、店舗においてそのような専用機の導入となる。また、既設のゲーム機と専用機とを併用可能にもできる。また、顧客操作端末U01と店員用端末U02とサーバ装置U03と景品ゲーム機U04とにおけるいくつかの組み合わせで一つの装置として構成されてもよい。
また、景品50等に備える無線タグIDの仕様についても、景品管理とインセンティブ付与サービスの内容に応じて複数のタグで同一のIDを持つ形態も可能である。本実施の形態では、同一仕様(種類)の景品50同士であってもその無線タグ41のIDはすべて異なるものとしていたが、これはサービスの内容として同一仕様の景品50同士でもそれぞれが固有のステータスを持つことができる仕様を実現するためである。よって、景品50の種類とその個数を管理する目的であれば、同一仕様の景品50同士なら無線タグ41のIDが同一という仕様であっても管理が実現できる。
また、顧客操作端末U01ではなく、サーバ装置U03や、顧客操作端末U01に通信接続されるインセンティブ付与サービス実施用の他の装置で、サービス処理本体を実行する形態も可能である。
また、顧客操作端末U01を顧客が操作して利用するものとしたが、店員などの顧客以外の人間が顧客から景品50を預かって顧客操作端末U01相当の装置で顧客のためのサービスを実施してそのあとに景品50を顧客に返すといった運用も可能である。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、景品ゲーム機や自動販売機やそれらの管理システムなどに利用可能である。
景品管理システムの構成を示す図である。 景品管理システムにおける、顧客操作端末の構成を示す図である。 景品管理システムにおける、店員用端末の構成を示す図である。 景品管理システムにおける、無線タグの構成を示す図である。 (a)〜(e)は、景品管理システムにおける、無線タグ付きの景品の構成を示す図である。 景品管理システムにおける、サーバ装置のデータベースのデータの構成を示す図である。 景品管理システムにおける、店員用端末での先頭表示画面の構成を示す図である。 (a)〜(c)は、景品管理システムにおける、入荷処理における店員用端末の表示画面を示す図である。 景品管理システムにおける、入荷処理の処理フローを示す図である。 (a),(b)は、景品管理システムにおける、景品入荷後のDBの状態を示す図である。 (a),(b)は、景品管理システムにおける、補充処理における店員用端末の表示画面を示す図である。 景品管理システムにおける、景品補充後のDBの状態を示す図である。 景品管理システムにおける、補充処理の処理フローを示す図である。 (a)〜(d)は、景品管理システムにおける、顧客操作端末での抽選サービスの表示画面を示す図である。 景品管理システムにおける、抽選引換券の印刷レイアウトを示す図である。 景品管理システムにおける、顧客操作端末での抽選サービスの処理を示すフロー図である。 景品管理システムにおける、顧客の抽選サービスの利用後のDBの状態を示す図である。 (a),(b)は、景品管理システムにおける、棚卸処理時のDBの状態を示す図である。
符号の説明
U01…顧客操作端末、U02…店員用端末、U03…サーバ装置、U04…景品ゲーム機、DB01…景品データベース、DB02…入荷景品データベース、DB03…景品在庫データベース、11,25…CPU、12,26…メモリ、13,27…ハードディスクドライブ、14…通信装置、15,29…電源装置、16,30…タッチパネル付き表示装置、17,31…表示装置、18,32…入力装置、19,33…音声出力装置、20…レシートプリンタ、21,34…無線タグリーダ、22,35…フリッカランプ、23…店舗内ネットワーク、28…無線通信装置、41…無線タグ、42…ROM、43…アンテナ、50,51,52,53,54,55…景品、61…抽選引換券、70…在庫。

Claims (7)

  1. 個体識別可能なIDを含むデータが記録されている無線タグを備えた景品を獲得させる遊戯を顧客に提供する景品ゲーム機の前記景品を管理する、景品ゲーム機の景品管理システムであって、
    前記顧客が前記景品ゲーム機を利用して獲得した景品の無線タグから前記IDを含むデータを取得する手段と、
    前記データに基づき、前記顧客に対しインセンティブを付与するサービスを提供する手段と、
    前記データに基づき、前記景品の消却を含む景品管理に係わる情報処理を行う手段とを有することを特徴とする、景品ゲーム機の景品管理システム。
  2. 請求項1記載の景品ゲーム機の景品管理システムにおいて、
    前記データを取得する手段として、第1及び第2の無線タグリーダを有し、
    前記第1の無線タグリーダを備え、前記景品ゲーム機に補充される対象となる景品の無線タグを前記第1の無線タグリーダで読み取ることで前記IDを含むデータを取得し、前記景品ゲーム機への前記景品の補充処理を含む景品管理に係わる情報処理を行う第1の景品管理装置と、
    前記サービスを提供する手段として、前記第2の無線タグリーダを備え、前記顧客が前記景品ゲーム機を利用して獲得した景品の無線タグを前記第2の無線タグリーダで読み取ることで前記IDを含むデータを取得し、前記景品ゲーム機からの前記景品の消却処理を含む景品管理に係わる情報処理と、前記顧客に対しインセンティブを付与するサービスを提供する処理とを行う第2の景品管理装置と、
    前記景品管理に係わる情報処理を行う手段として、前記第1と第2の景品管理装置と通信接続され、前記景品管理に係わる情報処理のためのデータベースを管理し、前記データベースを用いて前記景品の補充処理と消却処理とを含む景品管理に係わる情報処理を行うサーバ装置とを有することを特徴とする、景品ゲーム機の景品管理システム。
  3. 請求項1または2に記載の景品管理システムにおいて、
    前記インセンティブを付与するサービスは、前記顧客に対する、
    抽選処理の結果に応じた物品やサービスを提供する抽選サービス、
    前記景品に応じてポイントを付与しそのポイントに応じた物品やサービス等の特典を提供するポイントサービス、
    特定の商品やサービスの販売や提供のサービス及び前記販売における代金の決済手段の提供、
    前記抽選サービス等の特定のサービスを会員として受けることができる会員サービス及び前記会員サービスにおける会員の登録や照会等の手続き手段の提供、
    前記景品や前記IDを含むデータを使用したゲームやコンテンツの提供、
    及び、前記景品や前記IDを含むデータを使用しないゲームやコンテンツの提供における、いずれか1つまたは複数の組み合わせであることを特徴とする、景品ゲーム機の景品管理システム。
  4. 個体識別可能なIDを含むデータが記録されている無線タグを備えた景品を獲得させる遊戯を顧客に提供する景品ゲーム機の前記景品を管理する、景品ゲーム機の景品管理装置であって、
    前記無線タグを読み取る無線タグリーダと、
    前記顧客に対しインセンティブを付与するサービスのための情報を表示する表示装置と、
    前記サービスのための情報を入力させる入力装置とを有し、
    前記顧客が前記景品ゲーム機を利用して獲得した前記景品の無線タグを前記無線タグリーダで読み取ることで前記IDを含むデータを取得する処理と、
    前記無線タグの読み取りに基づき、前記表示装置及び入力装置を用いながら、前記顧客に対しインセンティブを付与するサービスを提供する処理と、
    前記無線タグの読み取りに基づき、前記IDを含むデータを用いて、前記景品の消却処理を含む景品管理処理とを行うことを特徴とする、景品ゲーム機の景品管理装置。
  5. 請求項4記載の景品管理装置において、
    前記インセンティブを付与するサービスを提供する処理は、前記顧客に対する、
    抽選処理の結果に応じた物品やサービスを提供する抽選サービス、
    前記景品に応じてポイントを付与しそのポイントに応じた物品やサービス等の特典を提供するポイントサービス、
    特定の商品やサービスの販売や提供のサービス及び前記販売における代金の決済手段の提供、
    前記抽選サービス等の特定のサービスを会員として受けることができる会員サービス及び前記会員サービスにおける会員の登録や照会等の手続き手段の提供、
    前記景品や前記IDを含むデータを使用したゲームやコンテンツの提供、
    及び、前記景品や前記IDを含むデータを使用しないゲームやコンテンツの提供における、いずれか1つまたは複数の組み合わせであることを特徴とする、景品ゲーム機の景品管理装置。
  6. 個体識別可能なIDを含むデータが記録されている無線タグを備えた景品を獲得させる遊戯を顧客に提供する景品ゲーム機の前記景品を管理する、景品ゲーム機の景品管理装置であって、
    前記無線タグを読み取る無線タグリーダと、
    前記景品の景品管理のための情報を表示する表示装置と、
    前記景品の景品管理のための情報を入力させる入力装置とを有し、
    前記景品ゲーム機へ補充される対象となる景品の無線タグを前記無線タグリーダで読み取ることで前記IDを含むデータを取得する処理と、
    前記取得したIDを含むデータと前記表示装置及び入力装置を用いた、前記景品の補充処理を含む景品管理処理とを行うことを特徴とする、景品ゲーム機の景品管理装置。
  7. 個体識別可能なIDを含むデータが記録されている無線タグを備えた景品を獲得させる遊戯を顧客に提供する景品ゲーム機の前記景品を管理する、景品ゲーム機の景品管理システムを構成するサーバ装置であって、
    前記景品ゲーム機に補充される対象となる複数の景品の景品管理のために必要なデータベースを管理し、
    外部の景品管理装置により前記景品の無線タグから読み取られた前記IDを含むデータを、前記外部の景品管理装置との間で通信手段を介して授受し、前記データベースの参照や更新により、前記景品ゲーム機への景品の補充処理と前記景品ゲーム機からの景品の消却処理とを含む景品管理に係わる情報処理を行うことを特徴とするサーバ装置。
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