JP2007002722A - 空冷エンジンの点火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 空冷エンジンの点火装置において、点火プラグにイグニッション部を取付ける場合に、点火プラグの倒れる点を解決することで、点火プラグ及びイグニッション部を強固に取付けることを可能にする。
【解決手段】 空冷エンジン10の燃焼室29に点火プラグ82を取付け、この点火プラグ82にイグニッション部を有するプラグキャップを取付けた空冷エンジンの点火装置において、エンジン10の動弁室32の壁部81の外面にプラグキャップ60を支持する支持面84を設け、この支持面84にプラグキャップ60を係止するためのスタッドボルト(係止部材)85を取付け、プラグキャップ60に、スタッドボルト85に係止する鍔部91を備え、この鍔部91をナット(固定部材)86でスタッドボルト85に係止した。
【選択図】 図5

Description

本発明は、点火プラグにイグニッション部を備えたプラグキャップを取付ける形式の点火装置で、点火プラグ及びプラグキャップの倒れを防止することができる空冷エンジンの点火装置に関するものである。
エンジンの点火装置として、プラグキャップにイグニッション部を備え、このイグニッション部を点火プラグにダイレクトに取付けたものが実用に供されている。
実用のエンジンの点火装置は、点火プラグ及びプラグキャップの倒れを適宜防止するようにすれば実用上十分であった。
このようなエンジンの点火装置として、エンジンのシリンダヘッドを覆うシリンダヘッドカバーを設け、このシリンダヘッドカバー周りにプラグキャップを支持できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−161138公報(第8頁、図4)
図10は従来の基本構成を説明する図であり、エンジンの点火装置200は、イグニッション部(高圧発生部)201を、高圧を発生させるコイル部202と、点火プラグ(不図示)側に接続するアダプタ部204と、から構成し、シリンダヘッドカバー205に、イグニッション部201を電気的に接続する配線基板206を設けるとともに、イグニッション部201を機械的に支持する支持部207を設け、点火プラグのプラグホール(不図示)にアダプタ部204を差込み、このアダプタ部204をプラグホール奥に取付けた点火プラグに接続するものである。
エンジンの点火装置200は、水冷エンジンを前提とした構造であり、水冷エンジンは、一般的に、シリンダヘッドやシリンダブロックに冷却水を通すジャケットを形成し、冷却水でエンジンを冷やすため、シリンダヘッドにプラグホイールを形成し、このプラグホイールから点火プラグをシリンダヘッドの奥深く差込むことができるため、点火プラグにイグニッション部を取付けた場合であっても、プラグホイールで点火プラグの倒れを防止することができる。
しかし、空冷エンジンの点火装置では、エンジン冷却を空気で行うシステムであるため、シリンダヘッドに深いプラグホールを形成することができず、特に点火プラグに重量のあるイグニッション部を取付ける場合には、点火プラグ及びイグニッソン部を強固に取付け、点火プラグの倒れを防止する配慮が必要である。
すなわち、空冷エンジンの点火装置において、点火プラグに重量のあるイグニッション部を取付ける場合に、点火プラグ及びイグニッソン部を強固に取付けることができる点火装置が望まれる。
本発明は、空冷エンジンの点火装置において、点火プラグにイグニッション部を取付ける場合に、点火プラグの倒れる点を解決し、点火プラグ及びイグニッション部を強固に取付けることができる空冷エンジンの点火装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、空冷エンジンの燃焼室に点火プラグを取付け、この点火プラグにイグニッション部を有するプラグキャップを取付けた空冷エンジンの点火装置において、エンジンの動弁室の壁部の外面にプラグキャップを支持する支持面を設け、この支持面にプラグキャップを係止するための係止部材を取付け、プラグキャップに、係止部材に係止する鍔部を備え、この鍔部を固定部材で係止部材に係止したことを特徴とする。
例えば、空冷エンジンでは、エンジン冷却を空気で行うシステムであるため、燃焼室に深いプラグホールを形成することができず、特に点火プラグに重量のあるイグニッション部を取付ける場合には、点火プラグに倒れが発生することがあるので、点火プラグ及びプラグキャップ(イグニッション部)を強固に取付けたいものである。
そこで、エンジンの動弁室の壁部の外面にプラグキャップを支持する支持面を設け、この支持面にプラグキャップを係止するための係止部材を取付け、プラグキャップに、係止部材に係止する鍔部を備え、この鍔部を固定部材で係止部材に係止することで、点火プラグ及びイグニッション部を強固に支持することができる。
請求項2に係る発明は、係止部材が、支持面に立てたスタッドボルトであり、固定部材はナットであるときに、鍔部に、スタッドボルトに嵌合させるとともにプラグキャップの回転を許容する円弧孔若しくは長孔を形成したことを特徴とする。
支持面に立てたスタッドボルトり、固定部材はナットであるときに、鍔部に、スタッドボルトに嵌合させるとともにプラグキャップの回転を許容する円弧孔若しくは長孔を形成することで、点火プラグにプラグキャップを取付けるときに、若しくは取外すときに点火プラグに対してプラグキャップを回転する(こじる)ことができる。
請求項3に係る発明は、係止部材が、支持面に立てたスタッドボルトであるときに、係止部材に鍔部の高さと略同一の段部を備えたことを特徴とする。
支持面に立てたスタッドボルトであるときに、係止部材に鍔部の高さと略同一の段部を備えることで、係止部材に鍔部を過度に締付けしてしまうことを回避することができる。
請求項4に係る発明は、鍔部を、プラグキャップの挿入方向にスライド可能に設けたことを特徴とする。
鍔部を、プラグキャップの挿入方向にスライド可能に設けることで、点火プラグの高さ方向の寸法のばらつきを吸収することができる。
請求項1に係る発明では、エンジンの動弁室の壁部の外面にプラグキャップを支持する支持面を設け、この支持面にプラグキャップを係止するための係止部材を取付け、プラグキャップに、係止部材に係止する鍔部を備え、この鍔部を固定部材で係止部材に係止したので、点火プラグ及びイグニッション部を強固に支持することができる。この結果、点火プラグの倒れを防止することができ、点火プラグ及びップラグキャップの共振を防止することができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、支持面に立てたスタッドボルトであり、固定部材はナットであるときに、鍔部に、スタッドボルトに嵌合させるとともにプラグキャップの回転を許容する円弧孔若しくは長孔を形成したので、点火プラグにプラグキャップを取付けるときに、若しくは取外すときに点火プラグに対してプラグキャップを回転する(こじる)ことができる。この結果、プラグキャップの取付け若しくは取外しを容易にすることができる。すなわち、プラグキャップの組付け性の向上を図ることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、支持面に立てたスタッドボルトであるときに、係止部材に鍔部の高さと略同一の段部を備えたので、係止部材に鍔部を過度に締付けしてしまうことを回避することができる。この結果、プラグキャップの組付性の向上を図ることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、鍔部を、プラグキャップの挿入方向にスライド可能に設けたので、点火プラグの高さ方向の寸法のばらつきを吸収することができる。この結果、点火プラグにプラグキャップを奥深くまで挿入することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る第1実施形態の点火装置を採用した空冷エンジンの正面図であり、内燃機関としてのエンジン(汎用エンジン)10は、オイル(潤滑油)12を貯留するクランクケース13と、このクランクケース13に水平に且つ回転自在に取付けた出力軸としてのクランク軸14と、クランクケース13に一体的に且つ傾斜させて形成した1個のシリンダブロック15と、このシリンダブロック15のシリンダ16にスライド可能に取付けたピストン17と、これらのピストン17及びクランク軸14を連結するコンロッド18と、シリンダブロック15の開口19に取付けたシリンダヘッド21と、このシリンダヘッド21の吸気ポート22に昇降自在に取付けた吸気弁24と、シリンダヘッド21の排気ポート23に取付けた昇降自在に排気弁25と、を主要構成とする単気筒且つ傾斜シリンダ型のOHC(overhead camshaft)式空冷エンジンである。
なお、26はグランド面(水平面)を示し、シリンダブロック15はグランド面(水平面)に対して傾斜させたものである。
また、エンジン本体27を、クランクケース13、シリンダブロック15、シリンダヘッド21、クランク軸14、コンロッド18、ピストン17、吸気弁24及び排気弁25で構成し、クランクケース13、シリンダブロック15、シリンダヘッド21でエンジン本体27のケーシング28を構成し、シリンダブロック15及びシリンダヘッド21で燃焼室29を構成する。
また、クランク軸14は、動力取出しのための軸でもあり、一端に動力取出し部31を形成し、この動力取出し部31をPTO(power take-off)と呼ぶことがある。
シリンダヘッド21は、吸気弁24及び排気弁25をクランク軸14の回転で駆動するための動弁室32を備える。図中、33はオイルレベルゲージ、41はマフラカバー、45はマフラカバー41に取付けた排気ガスの出口である排出パイプを示す。
図2は本発明に係る第1実施形態の点火装置を採用した空冷エンジンの側面図であり、エンジン10は、エンジン本体27に、エンジン10作動のための付属品である補機類を備え、その主なものとして、外気を引込むエアクリーナ35と、燃料(ガソリン)を気化させ燃焼室29(図1参照)に送込むキャブレタ36と、燃料を貯留する燃料タンク37と、排気ガスの排気音の低減を図るマフラ40(図1参照)と、エンジン10を始動するリコイルスタータ39と、オイルレベル(潤滑油レベル)を検知するオイルレベル検知装置(オイルアラート)50と、点火のためのイグニッション部89(図5参照)を内蔵したプラグキャップ60と、を付設したものである。
図中、42はオイルを補給するオイル供給口、43は一端をシリンダヘッド21から延出し他端にマフラ40を取付けた排気管、44はリコイルスタータ39の始動ノブ(グリップ)を示す。
図3は本発明に係る第1実施形態の点火装置を採用した空冷エンジンの背面図であり、エンジン10は、クランク軸14の動力取出し部31(図1参照)の対向側に発電機(不図示)及び冷却ファン47を内側からこの順に取付け、この冷却ファン47をファンカバー48で囲み、始動時にクランク軸14(図1参照)に噛合わせて回転させるリコイルスタータ39を設け、このリコイルスタータ39をリコイルスタータカバー49で覆い、このリコイルスタータカバー49の側方上部にメインパネル52を配置し、このメインパネル52に連続させるとともに燃料タンク37及びリコイルスタータカバー49の間に内部を覆うカバーパネル53を設けたものである。
なお、メインパネル52及びカバーパネル53で操作パネルを構成し、メインパネル52は、エンジン10をON状態に設定する操作部材としてのスイッチノブ54と、キャブレタ36(図2参照)に備えたガバナモータ(不図示)の特性を調整する操作部材としての調整ツマミ55と、を配置したものである。
図4は本発明に係る第1実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図であり、空冷エンジンの点火装置80は、図1に示す動弁室32の壁部81に取付けた点火プラグ82と、この点火プラグ82に被せる(接続する)プラグキャップ60と、動弁室32(図1参照)の壁部81の外面に設けた支持面84と、この支持面84に設けた係止部材としたのスタッドボルト85と、このスタッドボルト85に嵌合させる固定部材としてのナット86と、から構成する。
プラグキャップ60は、樹脂製のキャップ本体88と、このキャップ本体88に内蔵することで点火プラグ82を点火させるイグニッション部(イグニッションコイル)89と、キャップ本体88に設けることでスタッドボルト85に固定する鍔部91と、からなり、イグニッション部89は電力を供給するイグニッション用ケーブル92を備える。
なお、鍔部91は、図5に示すように、スタッドボルト85に挿入する挿入孔93を備える。また、イグニッション部89は高圧の電圧を発生させる部分である。
図5は図4の5−5線断面図であり、空冷エンジンの点火装置80の側面断面を示す。
一般的に、空冷エンジンでは、エンジン冷却を空気で行うシステムであるため、燃焼室に深いプラグホールを形成することができず、特に点火プラグに重量のあるイグニッション部を取付ける場合には、点火プラグに倒れが発生することがあるので、点火プラグ及びイグニッソン部を強固に取付ける必要がある。
そこで、空冷エンジンの点火装置80では、空冷エンジン10(以下、エンジン10を「空冷エンジン10」と呼ぶ)の燃焼室29(図1参照)に点火プラグ82を取付け、この点火プラグ82にイグニッション部を有するプラグキャップを取付けた空冷エンジンの点火装置において、エンジン10の動弁室32(図1参照)の壁部81の外面にプラグキャップ60を支持する支持面84を設け、この支持面84にプラグキャップ60を係止するためのスタッドボルト(係止部材)85を取付け、プラグキャップ60に、スタッドボルト85に係止する鍔部91を備え、この鍔部91をナット(固定部材)86でスタッドボルト85に係止した。
図6(a),(b)は本発明に係る第1実施形態の空冷エンジンの点火装置の作用説明図である。
(a)において、壁部81の外面の支持面84に取付け前の空冷エンジンの点火装置80を示し、プラグキャップ60を矢印e1の如く点火プラグ82に挿入するとともに、鍔部91の挿入孔93をスタッドボルト85に矢印e2の如く挿入し、ナット86をスタッドボルト85にねじ込み、壁部81の外面の支持面84にプラグキャップ60の鍔部91を支持する。
すなわち、(b)において、エンジン10の動弁室32(図1参照)の壁部81の外面にプラグキャップ60を支持する支持面84を設け、この支持面84にプラグキャップ60を係止するためのスタッドボルト(係止部材)85を取付け、プラグキャップ60に、スタッドボルト85に係止する鍔部91を備え、この鍔部91をナット(固定部材)86でスタッドボルト85に係止することで、点火プラグ82及びイグニッション部89を強固に支持することができる。この結果、点火プラグ82の倒れを防止することができ、点火プラグ82及びプラグキャップ60の共振を防止することができる。
図7は本発明に係る第2実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図であり、空冷エンジンの点火装置80(図5参照)と同一部品は同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
図中、82は点火プラグ、84は支持面、85はスタッドボルト、86はナット、100はプラグキャップであり、プラグキャップ100は、樹脂製のキャップ本体108と、このキャップ本体108に内蔵することで点火プラグ82を点火させるイグニッション部109と、キャップ本体108に設けることでスタッドボルト85に固定する鍔部111と、イグニッション部109に電力を供給するイグニッション用ケーブル112と、からなり、鍔部111に、点火プラグ82の軸心Cを中心とする軌跡の円弧孔を形成したものである。
すなわち、空冷エンジンの点火装置110は、係止部材が、支持面84に立てたスタッドボルト85であり、固定部材がナット86であるときに、鍔部111に、スタッドボルト85に嵌合させるとともにプラグキャップ100の回転を許容する円弧孔113を形成したものと言える。
係止部材が、支持面84に立てたスタッドボルト85であり、固定部材がナット86であるときに、鍔部111に、スタッドボルト85に嵌合させるとともにプラグキャップ100の回転を許容する円弧孔113を形成することで、点火プラグ82にプラグキャップ100を取付けるときに、若しくは取外すときに点火プラグ82に対してプラグキャップ100を矢印e3に示すように回転する(こじる)ことができる。この結果、プラグキャップ100の取付け若しくは取外しを容易にすることができる。すなわち、プラグキャップ100の組付け性の向上を図ることができる。
図8は本発明に係る第3実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図であり、空冷エンジンの点火装置80(図5参照)と同一部品は同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
図中、60はプラグキャップ、81は壁部、82は点火プラグ、84は支持面、86はナット、88はキャップ本体、89はイグニッション部、91は鍔部、92はイグニッション用ケーブル、93は挿入孔であり、空冷エンジンの点火装置120は、係止部材としてのスタッドボルト125に、鍔部91と略同一高さの段部126を設けたものである。
空冷エンジンの点火装置は、係止部材が、支持面84に立てたスタッドボルト125であるときに、スタッドボルト125に鍔部91の高さと略同一の段部126を備えたものと言える。
支持面84に立てたスタッドボルト125であるときに、スタッドボルト125に鍔部91の高さと略同一の段部126を備えることで、スタッドボルト(係止部材)125に鍔部91を過度に締付けしてしまうことを回避することができる。この結果、プラグキャップ60の組付け性の向上を図ることができる。
図9は本発明に係る第3実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図であり、空冷エンジンの点火装置80(図5参照)と同一部品は同一符号を用い、詳細な説明は省略する。
図中、81は壁部、82は点火プラグ、84は支持面、85はスタッドボルト、86はナット、130はプラグキャップであり、プラグキャップ130は、樹脂製のキャップ本体138と、このキャップ本体138に内蔵することで点火プラグ82を点火させるイグニッション部139と、キャップ本体138に、点火プラグ82の挿入方向にスライド可能に設けることでスタッドボルト85に固定する鍔部141と、イグニッション部139に電力を供給するイグニッション用ケーブル142と、からなる。
鍔部141は、スタッドボルト85に挿入する挿入孔143と、キャップ本体138にスライド可能に形成した凸部144を備える。また、キャップ本体138は、鍔部141の凸部144をスライド可能に案内する凹部145を備える。なお、凸部144は、凹部145に固めに嵌合させる寸法関係に設定することが、点火プラグ82の倒れを防止し、点火プラグ82及びプラグキャップ130の共振を防止するためには好ましい。
空冷エンジンの点火装置140は、鍔部141を、プラグキャップ130の挿入方向にスライド可能に設けたものと言える。
鍔部141を、プラグキャップ130の挿入方向にスライド可能に設けることで、点火プラグ82の高さ方向の寸法のばらつきを吸収することができる。この結果、点火プラグ82にプラグキャップ130を奥深くまで挿入することができる。
尚、本発明に係る第2実施形態の空冷エンジンの点火装置は、図7に示すように、鍔部111に点火プラグ82の軸心Cを中心とする軌跡の円弧孔113を設けたが、これに限るものではなく、プラグケースを点火プラグに取付けるときに、スタットボルトに対してプラグケースの回転を許容する孔(例えば、長孔若しくは小判形の孔)であってもよい。
本発明に係る空冷エンジンの点火装置は、小型の空冷エンジンや自動車用エンジンに採用するのに好適である。
本発明に係る第1実施形態の点火装置を採用した空冷エンジンの正面図である。 本発明に係る第1実施形態の点火装置を採用した空冷エンジンの側面図である。 本発明に係る第1実施形態の点火装置を採用した空冷エンジンの背面図である。 本発明に係る第1実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図である。 図4の5−5線断面図 本発明に係る第1実施形態の空冷エンジンの点火装置の作用説明図である。 本発明に係る第2実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図である。 本発明に係る第3実施形態の空冷エンジンの点火装置の斜視図である。 従来の基本構成を説明する図である。
符号の説明
10…エンジン、29…燃焼室、60,100,130…プラグキャップ、80,110,120,140…空冷エンジンの点火装置、81…壁部、82…点火プラグ、84…支持面、85,125…係止部材(スタッドボルト)、86…固定部材(ナット)、91,111,141…鍔部、113…円弧孔、126…段部。

Claims (4)

  1. 空冷エンジンの燃焼室に点火プラグを取付け、この点火プラグにイグニッション部を有するプラグキャップを取付けた空冷エンジンの点火装置において、
    前記エンジンの動弁室の壁部の外面に前記プラグキャップを支持する支持面を設け、この支持面に前記プラグキャップを係止するための係止部材を取付け、
    前記プラグキャップは、前記係止部材に係止する鍔部を備え、この鍔部を固定部材で前記係止部材に係止したことを特徴とする空冷エンジンの点火装置。
  2. 前記係止部材は、前記支持面に立てたスタッドボルト、前記固定部材はナットであるときに、前記鍔部に、前記スタッドボルトに嵌合させるとともに前記プラグキャップの回転を許容する円弧孔若しくは長孔を形成したことを特徴とする請求項1記載の空冷エンジンの点火装置。
  3. 前記係止部材は、前記支持面に立てたスタッドボルトであるときに、前記鍔部の高さと略同一の段部を備えたこと特徴とする請求項1記載の空冷エンジンの点火装置。
  4. 前記鍔部は、プラグキャップの挿入方向にスライド可能に設けたものであることを特徴とする請求項1記載の空冷エンジンの点火装置。
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