JP3206632B2 - エンジン発電機 - Google Patents

エンジン発電機

Info

Publication number
JP3206632B2
JP3206632B2 JP02502095A JP2502095A JP3206632B2 JP 3206632 B2 JP3206632 B2 JP 3206632B2 JP 02502095 A JP02502095 A JP 02502095A JP 2502095 A JP2502095 A JP 2502095A JP 3206632 B2 JP3206632 B2 JP 3206632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
engine
shaft
generator
rotor shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02502095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08223853A (ja
Inventor
隆 内野
健次 矢野
誠 横倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP02502095A priority Critical patent/JP3206632B2/ja
Publication of JPH08223853A publication Critical patent/JPH08223853A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206632B2 publication Critical patent/JP3206632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • F02B63/044Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators the engine-generator unit being placed on a frame or in an housing
    • F02B2063/045Frames for generator-engine sets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • F02B63/042Rotating electric generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • F02B63/044Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators the engine-generator unit being placed on a frame or in an housing
    • F02B63/048Portable engine-generator combinations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンによって駆動
されるポータブル発電機等のエンジン発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブル発電機等のエンジン発電機に
おいては、例えば、発電機のロータ軸をエンジンのクラ
ンク軸に同軸で連結するとともに、該ロータ軸のクラン
ク軸との連結部とは反対側の一端部を、ステータの一側
を支持するフレームによって軸支する構成が採用され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
エンジン発電機においては、発電機のロータ軸のフレー
ム軸支部への嵌合組付時にロータ軸の嵌合状態を外部か
ら目視で確認することができず、組付作業性が悪いとい
う問題があった。
【0004】又、発電機のフレームはそれ自体がカバー
を構成する程の外観を備えておらず、該フレームを覆う
別のカバーが必要であったため、構成部品点数が増え、
コストアップを招く原因となっていた。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、ロータ軸のフレームへの軸支
部を目視で確認することによって高い組付作業性を確保
するとともに、フレーム自体の外観性を高めてこれを覆
うカバーを廃し、部品点数の削減及びコストダウンを図
ることができるエンジン発電機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、発電機のロータ軸をエンジンのクランク
軸に同軸で連結するとともに、該ロータ軸のクランク軸
との連結部とは反対側の一端部を、ステータの一側を支
持するフレームによって軸支するエンジン発電機におい
て、前記フレームを底部と略円筒状側部とで略椀状に成
形してこれで前記ロータ軸の端部を覆うとともに、該フ
レームの底部内面にボス部を内方に向かって一体に突設
し、該ボス部の嵌合孔に前記ロータ軸の一端部を該ロー
タ軸に圧入されたベアリングを介して軸支し、前記ベア
リングの外周に回り止め用ピンを前記ロータ軸の一端部
側に偏倚させて突設するとともに、該ピンが係合するた
めの係合溝を前記フレームのボス部に形成し、該係合溝
を前記ボス部の嵌合孔の内面にロータ軸方向に形成され
た軸方向部分とこれに連続してボス部の端面にロータ軸
方向に直交する方向に形成された切欠き状の軸直交方向
部分とで構成し、スポーク部と該スポーク部の内面側の
外周部に設けられた羽根部とを有する冷却ファンを前記
ロータ軸の前記フレームへの軸支部よりも内側に設け
て、該冷却ファンの外側端をロータ軸方向において前記
ベアリングの中心と略一致させるとともに、冷却ファン
のスポーク部の中心部を内方に向かって窪ませてロータ
軸方向に直交する方向から見て前記フレームのボス部の
先端部と冷却ファンとをオーバーラップさせ、前記フレ
ームの略円筒状側部の前記冷却ファンの外周部と対向す
る部位に通気孔を設け、該通気孔に前記係合溝が臨むよ
う構成したことを特徴とする。
【0007】
【0008】
【作用】本発明によれば、ロータ軸のフレームへの組み
付けに際して、フレームに形成された通気孔から内部を
目視しながら、ベアリングの外周に突設された回り止め
用ピンをフレームのボス部に形成された係合溝の軸直角
方向部分に位置合わせすることができるため、ピンを係
合溝の軸方向部分に容易に嵌合させることができ、ロー
タ軸のフレームへの組み付けを作業性良く行うことがで
きる。又、ロータ軸の端部を覆うフレームはそれ自体の
外観が良好であるため、該フレームを覆うための別のカ
バーが不要となり、部品点数の削減及びコストダウンを
図ることができる。
【0009】更に、冷却ファンはロータ軸のフレームへ
の軸支部よりも内側に設けられるため、ロータ軸の軸支
部が冷却ファンの外側に突出し、従って、冷却ファンが
通気孔からの目視を阻害することがなく、ロータ軸のフ
レーム軸支部への組付作業性が一段と高められる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0011】図1は本発明に係るエンジン発電機の正面
図、図2は同エンジン発電機の平面図、図3、図4はそ
れぞれ図1の矢視A方向、矢視B方向の図である。
【0012】先ず、本実施例に係るエンジン発電機1の
全体構成を図1乃至図4に基づいて概説する。
【0013】本実施例に係るエンジン発電機1は図1の
右半分にエンジンを配し、左半分に発電機を配して構成
され、エンジンのクランクケース2と発電機のフレーム
3の底部に各々取り付けられた各2個のゴムマウント4
を介して床面上に水平に設置される。
【0014】又、当該エンジン発電機1の上部には燃料
タンク5が配設されており、該燃料タンク5の上面には
タンクキャップ6が螺着されるとともに、持ち運び用の
把手7が取り付けられている。この燃料タンク5は、図
1に示すように、板金製の接合フランジ部5aの長手方
向両端部の一部が下方へ直角に折り曲げられており、こ
の部分に挿通する各2個のボルト8によって前記クラン
クケース2の上部とフレーム3の上部に各々突設された
ボス部2a,3aに取り付けられている。尚、上述のよ
うに燃料タンク5の接合フランジ部5aの一部を下方へ
折り曲げることによってその部分の剛性が高められ、燃
料タンク5をクランクケース2とフレーム3の上部に強
固に取り付けることができる。
【0015】更に、エンジン発電機1のエンジン側の側
端部には、図1乃至図3に示すように、ファンカバー9
が取り付けられており、該ファンカバー9からはエンジ
ン始動用のリコイルスタータのハンドル10が露出して
いる。
【0016】他方、エンジン発電機1の発電機側の側端
部には図4に示すように前記フレーム3が臨んでおり、
該フレーム3の側端面の上部にはDC12V用コンセン
ト11が取り付けられている。
【0017】又、エンジン発電機1の正面側には、図1
に示すように、樹脂にて一体成形されたケース12が取
り付けられており、該ケース12の下半部は別の樹脂製
カバー13によって覆われ、同ケース12の上半部の左
右にはAC220V用コンセント14、エンジンスイッ
チ15及びチョークレバー16がそれぞれ取り付けられ
ている。尚、図3に示すように、エンジン発電機1のエ
ンジン側の端面には、前記カバー13の内側に配設され
た燃料コック17が露出しており、該燃料コック17は
燃料タンク5の底部に取り付けられている。
【0018】更に、エンジン発電機1の裏面側には、エ
ンジンから導出する排気管18(図3参照)及び該排気
管18に接続された排気マフラー19(図4参照)が配
設されており、排気マフラー19の一部はマフラーカバ
ー20によって覆われている。
【0019】次に、当該エンジン発電機1の内部構造を
図5乃至図10に基づいて説明する。尚、図5、図6は
それぞれエンジン発電機の破断正面図、破断裏面図、図
7は同エンジン発電機の破断平面図、図8は同エンジン
発電機をファンカバーを取り外してエンジン側から見た
側面図、図9は図4のC−C線拡大断面図、図10は同
エンジン発電機の発電機側の部分破断平面図である。
【0020】本実施例に用いられるエンジン21は2サ
イクルエンジンであって、図8に示すように、そのシリ
ンダ22は一方に傾斜しており、図7に示すように、前
記クランクケース2は2分割された分割片2A,2Bを
接合一体化して構成されている。尚、一方の分割片2A
の一部2A−1は発電機のフレームを構成しており、そ
の一部には図5及び図7に示すように複数の冷却風導入
孔23が形成されている。
【0021】図7に示すように、上記クランクケース2
内にはクランク軸24が回転自在に収納されており、該
クランク軸24の一端には冷却ファン25がテーパ嵌合
されてナット26によって結着されている。そして、冷
却ファン25の外周側には、図7及び図8に示すよう
に、クランクケース2の端面と前記ファンカバー9によ
ってスクロール状の送風路27が形成されており、該送
風路27には、前記シリンダ22を覆う樹脂製のシリン
ダカバー28の一端開口部28a(図7及び図8参照)
が臨んでいる。尚、ファンカバー9には複数の冷却風導
入孔9aが放射状に形成されている。又、図8に示すよ
うに、シリンダカバー28の一端下部には開口部28b
が形成されており、図7に示すようにシリンダカバー2
8の他端には開口部28cが形成されており、ファンカ
バー9の一部(図8に斜線を付した部分)はシリンダカ
バー28の外方へ突設されている。
【0022】ところで、図6及び図8に示すように、ク
ランクケース2の分割片2A,2Bのシリンダ22側
(裏面側)下部には、斜め下方に傾斜した長さ方向(図
6の左右方向)に長い平板状の導風用壁29A,29B
が一体に形成されている。
【0023】一方、図7及び図8に示すように、クラン
クケース2の一端外周に形成されたフランジ部2bには
前記送風路27に開口する長孔状の2つの冷却風排出口
31が形成されている。
【0024】而して、図6に示すように、エンジン21
のシリンダ22側からは排気管18が導出しており、該
排気管18はシリンダ22から下方へ延びた後、発電機
30側(図6の右方)へ略直角に折り曲げられてクラン
クケース2の下部に形成された前記導風用壁29A,2
9Bの上方をこれに沿って延び、その端部には前記排気
マフラー19が接続されている。
【0025】又、エンジン21のシリンダ22とは反対
側(図7の下側)にはキャブレタ32が配設されてい
る。尚、図7において、33はイグニッションコイル、
34は点火プラグである。
【0026】ところで、本実施例においては、図8に示
すように、前記冷却ファン25には2つのファン取り外
し用孔35が相対向して形成されているが、冷却ファン
25の取り外しは図11及び図12に示す要領で行われ
る。
【0027】即ち、図11は冷却ファン25の取り外し
要領を示す断面図、図12は図11のD−D線断面図で
あり、冷却ファン25をクランク軸24から取り外すに
は、図11に示す専用の治具36が用いられる。この治
具36は、プレート37と、該プレート37の中心に螺
合する1本のボルト38と、同プレート37の両端に形
成された円孔37aに挿通する2本のボルト39及び各
ボルト39に螺合するナット39aで構成されている。
【0028】而して、冷却ファン25をクランク軸24
から取り外す場合には、先ず、ナット26(図7参照)
を緩めてこれを取り外した後、前記2本のボルト39の
頭部を冷却ファン25に形成された前記取り外し用孔3
5の大径部35aに図12に鎖線にて示すように通し、
次にボルト39を径方向内方に移動させてその軸部を図
12に実線にて示すように各取り外し用孔35の小径部
35bに係合せしめる。すると、ボルト39はその頭部
が冷却ファン25に当接するため、その抜けが防がれ
る。
【0029】次に、プレート37の中心に螺合するボル
ト38の一端をクランク軸24の端面に当接させた状態
で該ボルト38を回転させれば、プレート37がボルト
38に沿って外方(図11の右方)へ移動して2本のボ
ルト39を介して冷却ファン25を同方向へ強い力で引
くため、冷却ファン25はクランク軸24とのテーパ嵌
合が解除されてクランク軸24から容易に取り外され
る。
【0030】次に、発電機30の構成について説明す
る。
【0031】本実施例に係る発電機30は、図5に示す
ように、エンジン21のクランク軸24にこれと同軸で
連結されたロータ軸40と、該ロータ軸40の外周に結
着されたロータ41と、該ロータ41の外周側に固設さ
れたステータ42等を含んで構成されており、これらは
クランクケース2の分割片2Aの一部2A−1と略椀状
に一体成形されたフレーム3によって構成される空間内
に収納されており、分割片2Aの一部2A−1とフレー
ム3とは間に前記ステータ42を挟んで3本のボルト4
3によって一体的に連結されている。尚、本実施例で
は、クランクケース2を分割片2Aと2Bに2分割し、
一方の分割片2Aの一部2A−1を発電機30のフレー
ムの一部として構成したが、クランクケースと発電機3
0のフレームとを完全に別体に構成しても良い。
【0032】ところで、図5に示すように、前記ロータ
軸40はその一端がクランク軸24の端部にテーパ嵌合
され、これの軸中心に挿通する長尺のボルト44によっ
てクランク軸24に連結されている。そして、このロー
タ軸40の端部(クランク軸24との連結部とは反対側
の端部)は前記フレーム3によって覆われるとともに、
ボールベアリング45を介してフレーム3に回転自在に
軸支されており、該ロータ軸40のフレーム3への軸支
部よりも内側には冷却ファン46が結着されている。
こで、フレーム3は底部3Aと略円筒状側部3Bとで略
椀状に成形されており、底部3Aの内面にはボス部3c
が内方に向かって一体に突設されている。そして、ボス
部30cの嵌合孔30dに前記ロータ軸40の一端部が
ボールベアリング45を介して回転自在に軸支されてい
る。又、前記冷却ファン46は、スポーク部46aと該
スポーク部46aの内面側の外周部に設けられた羽根部
46bとで構成されており、該冷却ファン46の外側端
はロータ軸方向において前記ボールベアリング45の中
心と略一致している。そして、冷却ファン46のスポー
ク部46aの中心部は内方に向かって窪んでおり、ロー
タ軸方向に直交する方向から見て前記フレーム3のボス
部3cの先端部と冷却ファン46とはオーバーラップし
ている。
【0033】又、図5に示すように、略椀状に成形され
たフレーム3の略円筒状側部3Bの前記冷却ファン46
の外周部と対向する部位には、発電機30の内部を冷却
する冷却風が排出されるための複数の通気孔47が形成
されている。又、フレーム3の端面には、図4に示すよ
うに小さな矩形孔48が形成されている。尚、通気孔4
7が冷却風の導入孔となる場合には、冷却ファン46は
ロータ軸40のクランク軸24との連結部側へ取り付け
られる。
【0034】ところで、本実施例においては、図9に示
すように、ロータ軸40の一端を支承する前記ボールベ
アリング45はロータ軸40に圧入され、該ボールベア
リング45の外周には回り止め用のピン49がロータ軸
40の一側端側に偏倚して突設されている。そして、フ
レーム3のボス部3cには、前記ピン49が係合するた
めの係合溝3bが形成されている。ここで、係合溝3b
は、ボス部3cの嵌合孔3dの内面にロータ軸方向に形
成された軸方向部分3b−1とこれに連続してボス部3
cの端面にロータ軸方向に直交する方向に形成された切
欠き状の軸直角方向部分3b−2とで構成されている。
そして、この係合溝3bはフレーム3に形成された前記
通気孔47に臨んでいる。
【0035】而して、ロータ軸40のフレーム3への組
み付けに際してボールベアリング45をフレーム3に嵌
合させる場合、図9に示すように前記ピン49をフレー
ム3のボス部3cに形成された係合溝3bに嵌合させる
必要があるが、フレーム3に形成された通気孔47から
内部を目視しながら、ピン49を係合溝3bの軸直角方
向部分3b−2に位置合わせすることができるため、ピ
ン49を係合溝3bの軸方向部分3b−1に容易に嵌合
させることができ、ロータ軸40のフレーム3への組み
付けを作業性良く行うことができる。この場合、冷却フ
ァン46はロータ軸40のフレーム3への軸支部よりも
内側へ取り付けられているため、ロータ軸40の軸支部
が冷却ファン46の外側へ突出し、従って、冷却ファン
46が通気孔47からの目視を阻害することはない。
尚、ロータ軸40の組み付けが終了してボールベアリン
グ45がフレーム3に嵌合された状態において、フレー
ム3の端面に形成された前記矩形孔48(図4参照)か
らピン49の存在を確認することができる。
【0036】又、ロータ軸40の端部を覆うフレーム3
はそれ自体の外観が良好であるため、該フレーム3を覆
うための別のカバーが不要となり、部品点数の削減及び
コストダウンを図ることができる。
【0037】ところで、本実施例においては、図10に
示すように発電機30のフレーム3の上部には前記DC
12V用コンセント11が取り付けられている。尚、図
10において、50はブレーカー、51は整流器であ
る。
【0038】次に、前記樹脂製ケース12の構成及び取
付構造を図13乃至図17に基づいて説明する。尚、図
13は図1のE−E線断面図、図14は図1のF−F線
断面図、図15は図1のG−G線断面図、図16はケー
ス下部のカバーを取り外した状態を示す部分正面図、図
17はケースの平断面図である。
【0039】樹脂製ケース12は、エンジン21のシリ
ンダ22が配される側(裏面側)とは反対側(前面側)
に配され、これは下半部に位置するエアクリーナケース
12Aと上半部に位置する電装品装着用基部12Bを含
んで一体成形されている。
【0040】而して、ケース12の下半部を構成する前
記エアクリーナケース12Aは前面側に開口する箱形状
部12aを有しており、図15及び図16に示すよう
に、該箱形状部12aの底面には、前面が開口する矩形
の吸気ボックス52、ネジ止め用ボス部53,54及び
リブ55が一体に形成されるとともに、前記キャブレタ
32に連通する開口部56が形成されている。そして、
このエアクリーナケース12Aの箱形状部12aはその
前面開口部が樹脂製の前記カバー13によって覆われて
いる。
【0041】上記カバー13には、その裏面に2本の吸
気ノズル57、2つのボス部58及び遮蔽板59が一体
に突設されており、該カバー13は、その周囲をエアク
リーナケース12Aの箱形状部12aの周囲に形成され
た溝12a−1に嵌合させた状態で、ボス部58に挿通
するビス60をエアクリーナケース12A側のボス部5
8に埋め込まれたナット61に螺着することによって、
エアクリーナケース12Aに取り付けられて箱形状部1
2Aの前面開口部を覆う。尚、カバー13が取り付けら
れた状態においては、図15に示すように、前記2本の
吸気ノズル57はエアクリーナケース12A側に形成さ
れた前記吸気ボックス52内に開口し、エアクリーナケ
ース12A側に形成された前記リブ55の間に嵌め込ま
れたエアフィルタ62はエアクリーナケース12A(箱
形状部12a)の底面とカバー13とで狭持される。
【0042】一方、樹脂製ケース12の上半部を構成す
る前記電装品装着用基部12Bには、裏面側(内側)に
開口する箱形状部12bが一体に形成されており、該箱
形状部12bには前記AC220V用コンセント14
(図13参照)、コンデンサ63(図17参照)、CD
Iユニット64(図14及び図17参照)、カプラ65
(図17参照)等の電装品が装着されている。尚、図1
3に示すように、箱形状部12bの裏面側開口部は板金
製のカバー67によって覆われている。又、図14に示
すように、ケース12の電装品装着用基部12Bには前
記チョークレバー16が貫通するためのスリット12c
が形成されており、チョークレバー16はこのスリット
12cを貫通してその操作部がケース12外へ露出して
いる。
【0043】ところで、本実施例においては、発電機3
0のステータ42に巻装された不図示の導線はそのまま
延長されて前記コンデンサ63やカプラ65に直接接続
されており、これらの間に別個のリードを介在させてい
た従来の構造に対してコストダウンを図ることができ
る。
【0044】而して、当該樹脂製ケース12は、その下
部が1本のビス68によって発電機30のフレーム3に
ネジ止め固定されるとともに、2本のボルト69によっ
てエンジン21の吸気マニホールド70(図14参照)
にネジ止め固定されている。即ち、ケース12の下半部
は前記ボス部54に挿通するビス68を発電機30のフ
レーム3の側部に突設されたボス部3c(図13参照)
に螺着することによってフレーム3にネジ止め固定さ
れ、図14乃至図16に示すように、フランジ71と当
該ケース12及びキャブレタ32に挿通された前記2本
のボルト69によってキャブレタ32と共に吸気マニホ
ールド70(図14参照)にネジ止め固定されている。
尚、図15及び図16に示すように、フランジ71には
開口部71aが形成されている。
【0045】他方、図13に示すように、ケース12の
上半部は、前記箱形状部12bの上面に突設された2つ
の係合凸部72を前記燃料タンク5の底面に形成された
係合凹部5bに係合させることによって固定されてい
る。ケース12側に形成される係合凸部72は上方に向
かって先細の斜面部を有する十字状のリブ72aによっ
て構成されており、燃料タンク5の底面に形成された係
合凹部5bは下方に向かって広がる斜面部を有してお
り、係合凸部72と係合凹部5bが係合している状態で
は両者の斜面部同士が互いに面接触している。
【0046】而して、エンジン21が駆動されると、該
エンジン21に発生する吸気負圧に引かれて吸気がカバ
ー13の2本の吸気ノズル57を通ってケース12内に
吸引され、該吸気は吸気ボックス52内に流れ込んでそ
の底面に衝突して跳ね返り、吸気ボックス52と吸気ノ
ズル57の間を通って吸気ボックス52外へ流出した
後、エアフィルタ62を通過して浄化され、遮蔽板59
を越えてフランジ71とケース12の開口部71a,5
6からキャブレタ32内に流入し、キャブレタ32での
混合気の形成に供される。この場合、吸気ノズル57か
らケース12内に流入する新気は吸気ボックス52内に
導入されるため、吸気音が低減されるとともに、大きな
ダストの侵入が阻止される。又、遮蔽板59によっても
吸気音の低減及び侵入したダストのキャブレタ32側へ
の流入が阻止される。
【0047】而して、本実施例においては、樹脂製ケー
ス12はその下部のみが発電機30のフレーム3にネジ
止め固定されるため、そのネジ止め箇所が削減され、組
付工数が減って組付性の向上及びコストダウンが図られ
る。又、樹脂製ケース12の上部はネジ止め固定され
ず、燃料タンク5に係合されるため、該樹脂製ケース1
2は全体として柔軟性に富み、その組付時の精度不良が
当該ケース12の変形によって吸収される。
【0048】又、樹脂製ケース12の上部は燃料タンク
5に対して斜面部をもって凹凸係合されるため、ネジ止
め手段によらなくても、該樹脂製ケース12はビビリを
生ずることなく確実に固定される。
【0049】更に、本実施例によれば、ケース12の下
部を固定するビス68がカバー13によって覆われるた
め、該ビス68が外部に露出せず、当該エンジン発電機
1の外観性が高められる。又、ケース12はその箱形状
部12aの底面がフレーム3にネジ止め固定されるた
め、図13に示すようにビス68がフレーム3に接近
し、従って、フレーム3側のボス部3cの突出長さを短
く抑えることができる。
【0050】その他、本実施例によれば、ケース12の
上部に箱形状部12bが形成されるため、その部分の剛
性が高められてケース12上部の前面側が組付時に変形
しにくく、従って、ケース12上部の前面を直接意匠面
として使用することができる。
【0051】ところで、本実施例に係る2サイクルエン
ジン21には図18に示すガバナ機構73と該ガバナ機
構73の調整機構74が設けられているが、次にそれら
の構成を図18乃至図20に基づいて説明する。尚、図
18はガバナ機構及びその調整機構を示す平面図、図1
9は図18のH−H線断面図、図20は図19のI−I
線断面図である。
【0052】ガバナ機構73は負荷に拘らずエンジン2
1の回転数を略一定に保つ機構であって、クランクケー
ス2内に組み込まれた不図示の機構によってエンジン回
転数に応じて回動するガバナシャフト75と、該ガバナ
シャフト75にその一端が結着されたガバナアーム76
と、該ガバナアーム76の他端に連結されたリンク77
と、ガバナアーム76の中間部にその一端が連結された
テンションスプリング78を含んで構成されている。
【0053】ところで、図18において、79はキャブ
レタ32に設けられた不図示のスロットルバルブの回動
軸であって、該回動軸79にはスロットルアーム80の
中間部が結着されている。そして、このスロットルアー
ム80の一端には前記リンク77の他端が連結されてお
り、スロットルアーム80とガバナアーム76とはリン
ク77を介して互いに連結されている。
【0054】一方、クランクケース2の上部にはガバナ
調整機構74が設けられている。このガバナ調整機構7
4は、前記テンションスプリング78の初期設定荷重を
調整することによって、一定に保つべきエンジン回転数
を調整する機構であって、クランクケース2の上部に一
体に形成された支持部2dと、該支持部2dに形成され
た貫通孔2d−1に挿通する調整ネジ81と、該調整ネ
ジ81に進退自在に螺合するスラストプレート82と、
該スラストプレート82と支持部2dの間に縮装された
コンプレッションスプリング83と、スラストプレート
82の回り止め部2eを含んで構成されている。尚、回
り止め部2eはクランクケース2に互いに平行に一体成
形された2枚の壁によって構成され、この回り止め部2
eと前記支持部2dに形成された貫通孔2d−1の方向
はクランクケース2の鋳造時の型抜き方向(図18の左
右方向)とされている。
【0055】そして、前記スラストプレート82の下端
部には前記テンションスプリング78の一端が掛けられ
ており、テンションスプリング78の他端は前記ガバナ
アーム76に形成された3つの円孔76a,76b,7
6cの1つ(本実施例では、中央の円孔76b)に掛け
られている。
【0056】而して、図18は不図示のスロットルバル
ブが全開であるときの状態を示しており、ガバナシャフ
ト75はエンジン回転数の増大に伴って図18において
時計方向に回動してガバナアーム76を同方向(図示実
線矢印方向)に回動せしめる。
【0057】ここで、ガバナ機構73及びその調整機構
74の作用を説明する。
【0058】例えば、使用電力が少ないためにエンジン
負荷が小さく、そのためにエンジン回転数が上昇して前
述のようにガバナシャフト75とこれに結着されたガバ
ナアーム76が図18の実線矢印方向に回動すると、テ
ンションスプリング78の引張力が大きくなり、ガバナ
アーム76の回動力とテンションスプリング78の引張
力とがバランスする位置でガバナアーム76が静止し、
スロットルバルブはリンク77及びスロットルアーム8
0を介してその状態の開度に保たれるため、エンジン回
転数が略一定に保たれる。
【0059】又、消費電力が増大したためにエンジン負
荷も増え、これに従ってエンジン回転数が次第に低下し
てくると、テンションスプリング78の引張力によって
ガバナアーム76が破線矢印方向に回動せしめられてス
ロットルバルブの開度が大きくなる方向に調整されるた
め、エンジン回転数が上昇する。そして、エンジン回転
数の上昇によってガバナアーム76が図18の実線矢印
方向に回動すると、テンションスプリング78の引張力
が増大し、ガバナアーム76の回動力とテンションスプ
リング78の引張力とがバランスする位置でガバナアー
ム76が静止するため、前述と同様にエンジン回転数が
略一定に保たれる。
【0060】以上のようにして負荷に拘らずエンジン回
転数が略一定に保たれるが、一定に保たれるべきエンジ
ン回転数の調整は、ガバナ調整機構74によってテンシ
ョンスプリング78の長さを調整してその初期設定荷重
(引張力)を変更することによって容易になされる。
【0061】即ち、不図示のドライバーを用いて調整ネ
ジ81を回せば、該調整ネジ81に螺合するスラストプ
レート82が図19の矢印a又はb方向に移動するた
め、テンションスプリング78の初期設定荷重が変化
し、これによって一定に保つべきエンジン回転数が調整
される。具体的には、スラストプレート82を図19の
矢印a方向に移動させるとテンションスプリング78の
初期設定荷重が小さくなって、一定に保つべきエンジン
回転数が低くなる方向に調整され、逆にスラストプレー
ト82を図19の矢印b方向に移動させるとテンション
スプリング78の初期設定荷重が大きくなって、一定に
保つべきエンジン回転数が高くなる方向に調整される。
【0062】而して、本実施例に係るガバナ調整機構7
4においては、調整ネジ81の支持部2dとスラストプ
レート82の回り止め部2eをクランクケース2に一体
に形成したため、部品点数が削減されてコストダウン、
組付性の向上等が図られる。又調整ネジ81は外部に露
出しており、その周りに他の部品が近接していないた
め、調整を作業性良く行うことができる。
【0063】更に、クランクケース2に一体成形された
支持部2dの貫通孔2d−1と回り止め部2eの方向を
クランクケース2の鋳造時の型抜き方向としたため、切
削加工が不要となる。
【0064】尚、図21に示すようにクランクケース2
に1枚の壁で構成される回り止め部2eを一体に形成
し、この回り止め部2eにスラストプレート82の下端
に形成された溝82aを係合させることによって、該ス
ラストプレート82の回り止めを行うようにしても良
い。
【0065】次に、前記排気マフラー19の構造を図2
2乃至図27に基づいて説明する。尚、図22は排気マ
フラーの側面図、図23は図22の矢視J方向の図、図
24は同排気マフラーの第1膨張室内の構造を示す側面
図、図25、図26、図27はそれぞれ図24のK−K
線、L−L線、M−M線断面図である。
【0066】本実施例に係る排気マフラー19は板金を
プレス成形して得られる外ケース84A,84Bを接合
して構成され、図25に示すように、その内部は接合一
体化された2枚の隔壁85A,85Bによって第1膨張
室S1と第2膨張室S2に区画されている。尚、図7に
示すように、排気マフラー19はその裏面(外ケース8
4A)に結着されたブラケット86に挿通する前記ボル
ト43によって前記フレーム3に支持されている。
【0067】上記第1膨張室S1には図25に示すよう
に排気導入口87が開口しており、外ケース84Bの排
気導入口87が開口する部分には、図22及び図23に
示すように、前記排気管18の一端に結着されたフラン
ジ88がガスケット89を介してボルト90にて結着さ
れている。従って、排気管18は排気導入口87を介し
て排気マフラー19の第1膨張室S1に連通している。
尚、排気管18の他端は、図6に示すように、これに結
着されたフランジ91に挿通する2本のボルト92によ
って2サイクルエンジン21のシリンダ22(図8参
照)に取り付けられている。
【0068】ところで、図24乃至図27に示すよう
に、前記2枚の隔壁85A,85Bの接合部には大小異
径のパイプ状連通路93と排気通路94が形成されてお
り、連通路93の一端は入口93aを介して第1膨張室
S1に連通しており、他端は出口93bを介して第2膨
張室S2に連通している。又、図27に示すように、排
気通路94の一端は入口94aを介して第2膨張室S2
に連通しており、他端は開口部94bとして大気中に開
口している。
【0069】而して、2サイクルエンジン21から排出
される排気ガスは排気管18を通って排気マフラー19
に導かれ、排気導入口87から第1膨張室S1に導入さ
れ、図26に矢印にて示すように連通路93の入口93
aから連通路93内を通って出口93bから第2膨張室
S2に流入する。そして、第2膨張室S2に流入した排
気ガスは図27に示すように排気通路94の入口94a
から排気通路94内を通って開口部94bから大気中に
排出される。
【0070】ところで、本実施例においては、図24に
示すように、前記排気導入口87と連通路93及び該連
通路93の両端に開口する入口93aと出口93bが略
直線的に配置されており、斯かる構成を採ることによっ
て当該排気マフラー19の清掃を完全に行うことができ
る。
【0071】ここで、排気マフラー19の清掃要領につ
いて説明する。
【0072】排気マフラー19を清掃するには、先ず、
図6に示す2本のボルト92を緩めてこれらを取り外す
とともに、図7に示すボルト43を緩めてこれを取り外
すことによって、排気マフラー19をこれに排気管18
が取り付いた状態(図22及び図23に示す状態)のま
ま取り外す。
【0073】次に、図22及び図23に示すボルト90
を取り外して排気管18を排気マフラー19から取り外
す。すると、排気マフラー19には排気導入口87が開
口し、前述のように該排気導入口87と連通路93及び
該連通路93の両端に開口する入口93aと出口93b
が略直線的に配置されているため、排気導入口87から
排気マフラー19内に略直線状の棒を差し込んでこの棒
で連通路93の入口93aと出口93bの周辺及び連通
路93の内壁に付着したカーボンを除去することができ
る。又、排気マフラー19の排気通路94の内壁及びそ
の入口94aの周辺に付着したカーボンは、排気通路9
4の大気開口端94bから同じく略直線状の棒を差し込
むことによって除去される。
【0074】以上のように、本実施例では、排気導入口
87と排気通路94の大気開口端94bから略直線状の
棒を差し込んで排気マフラー19内を完全に清掃するこ
とができるため、排気マフラー19に清掃用の蓋を設け
る必要がなく、排気マフラー19の構造単純化とコスト
ダウンを図ることができる。
【0075】又、排気管19は単独で取り外し可能であ
るため、該排気管19を自由に曲げることができ、その
設計自由度が損なわれることがない。
【0076】更に、本実施例に係る排気マフラー19に
おいては、外カバー84A,84Bの間に2枚の隔壁8
5A,85Bを挟み込み、両隔壁85A,85Bの間に
連通路93と排気通路94を形成したため、前記構成
(排気導入口87と連通路93及び該連通路93の両端
に開口する入口93aと出口93bを略直線状に配置す
る構成)を安価に得ることができる。
【0077】次に、当該エンジン発電機1における前記
ゴムマウント4の取付構造を図28乃至図30に基づい
て説明する。尚、図28はゴムマウント取付部の拡大断
面図、図29は同底面図、図30は支持突起の変形例を
示す底面図である。
【0078】本実施例においては、図28に示すように
クランクケース2の下部両側部に支持突起95(一方の
み図示)が一体に突設されており、該支持突起95は円
柱状の軸部95aと該軸部95aの下端に形成された鍔
部95bで構成されている。図29に示すように、鍔部
95bは略レモン状に成形され、これは軸部95aの外
径寸法に近い幅の幅狭部95b−1とそれよりも大きい
幅の幅広部95b−2を有し、両者は略直交する位置関
係を保っている。
【0079】一方、ゴムマウント4はゴムにて略円筒状
に成形され、その中央部上段には前記支持突起95の軸
部95aが嵌合すべき小径孔部4aが形成され、下半部
には同支持突起95の鍔部95bが収納されるべき大径
孔部4bが形成されている。又、このゴムマウント4の
下面には4つの凸部4cが等角度ピッチで一体に突設さ
れている。
【0080】而して、本実施例においては、ゴムマウン
ト4はその弾性変形によってクランクケース2側の支持
突起95に嵌め込まれる。
【0081】即ち、ゴムマウント4を支持突起95に嵌
め込むには、ゴムマウント4の上面の小径孔部4aを支
持突起95の鍔部95bの先鋭部(幅広部95b−2の
角部)に引っ掛けて該ゴムマウント4を若干捩りながら
これを上方へ押し込めば、ゴムマウント4の弾性変形に
よって支持突起95の鍔部95bがゴムマウント4の小
径孔部4aに嵌合し、この状態でゴムマウント4を更に
上方へ押し込めば、支持突起95の鍔部95bがゴムマ
ウント4の小径孔部4aを通過して図28に示すよう
に、大径孔部4bに臨む。すると、ゴムマウント4の小
径孔部4aには支持突起95の軸部95aが嵌合し、ゴ
ムマウント4の支持突起95への嵌め込みが完了し、こ
のようにしてゴムマウント4が支持突起95に嵌め込ま
れると、該ゴムマウント4の支持突起95からの脱落は
鍔部95bの幅広部95b−2によって防がれる。尚、
ゴムマウント4の下面には前述のように複数の凸部4c
が形成されているため、当該エンジン発電機1を平坦な
床面上に設置した場合にゴムマウント4が吸盤として作
用してエンジン発電機の床面からの離脱を妨げることが
ない。
【0082】ところで、クランクケース2に一体に突設
される支持突起95の鍔部95bの形状としては、ゴム
マウント4をこれに嵌め込むときには該ゴムマウント4
が引っ掛かり易く、ゴムマウント4が支持突起95に一
旦嵌め込まれるとこれが抜けにくいものであれば良く、
図29に示した形状の他、図30(a),(b)に示す
長円形、図30(c)に示す2つの半円形をズラせて形
成される特殊形状等を採用することができる。
【0083】以上のように、本実施例ではクランクケー
ス2に支持突起95を一体に形成し、この支持突起95
にゴムマウント4をその弾性変形を利用して直接嵌め込
む構成を採用していたため、該ゴムマウント4の取付構
造が簡略化され、部品点数の削減、コストダウン等を図
ることができる。
【0084】尚、以上はクランクケース2に突設された
支持突起95へのゴムマウント4の取付構造について説
明したが、発電機30のフレーム3の下部両側にも同様
の支持突起(図示せず)が一体に突設されており、該支
持突起にも同様のゴムマウント4が同様に嵌め込まれて
取り付けられている。
【0085】次に、本エンジン発電機1の作用を説明す
る。
【0086】当該エンジン発電機1を駆動するには、先
ず、図1に示すエンジンスイッチ15をONし、次にリ
コイルスタータのハンドル10を引いて2サイクルエン
ジン21を起動する。尚、このとき、必要に応じてチョ
ークレバー16を操作してキャブレタ32のチョークバ
ルブを適当な開度に設定しておく。
【0087】而して、エンジン21が起動されてクラン
ク軸24が回転すると、該クランク軸24と同軸で連結
された発電機30のロータ軸40と該ロータ軸40に結
着されたロータ41がクランク軸24と一体に回転し、
ロータ41がステータ42に対して回転することによっ
て起電力が誘起されて所要の発電がなされる。そして、
発電機30によって発生する電力はAC220V用コン
セント14(図1参照)又はDC12V用コンセント1
1(図4参照)に接続された不図示の電気コードを介し
て出力されて消費される。尚、消費電力の変動、つま
り、負荷の変動に拘らず2サイクルエンジン21の回転
数は前記ガバナ機構73(図18参照)によって略一定
に保たれる。
【0088】ところで、クランク軸24の回転によっ
て、該クランク軸24の端部に結着された前記冷却ファ
ン25(図7参照)も一体に回転し、この冷却ファン2
5の回転によって冷却風(外気)がファンカバー9の冷
却風導入孔9a(図7参照)からファンカバー9内に導
入される。そして、ファンカバー9内に導入された冷却
風は、図8に矢印にて示すようにスクロール状の送風路
27を流れてその大部分は図7に矢印にて示すようにシ
リンダカバー28の開口部28aからシリンダカバー2
8内に流入し、その一部は2サイクルエンジン21のシ
リンダ22を冷却し、他の冷却風は図6に矢印にて示す
ようにシリンダカバー28の一端下部に開口する開口部
28bから外部に流出し、クランクケース2に形成され
た前記導風用壁29A,29Bに沿って図示矢印方向に
流れて排気管18及び排気マフラー19を冷却する。
尚、導風用壁29A,29Bは冷却風を導く機能を果た
すと同時に、エンジン21からの熱の床面への伝播を遮
断する断熱板としても機能する。
【0089】又、シリンダカバー28内のシリンダ22
の周囲を流れて該シリンダ22を冷却した冷却風は、図
7に矢印にて示すようにシリンダカバー28の開口部2
8cから流出した後、排気マフラー19の周囲を流れて
該排気マフラー19を冷却する。
【0090】一方、前記送風路27を流れる冷却風の他
の一部は、クランクケース2のフランジ部2bに形成さ
れた前記冷却風排出口31(図7及び図8参照)を通過
し、その一部は樹脂製ケース12の内側を流れてそこに
収納されているコンデンサ63、CDIユニット64等
の電装品を冷却し、残りの冷却風及びファンカバー9と
ケース12の間から吸い込まれる冷却風は、図7に矢印
にて示すように、クランクケース2の分割片2A−1に
形成された複数の冷却風導入孔23と送風路27に開口
する冷却風排出口31から発電機30の内部に導入され
て発電機30内の冷却に供される。尚、発電機30のロ
ータ軸40に結着された冷却ファン46(図5参照)も
ロータ軸40と共に回転し、該冷却ファン46は排風機
として作用して発電機30内の冷却に通された冷却風を
フレーム3に形成された通気孔47(図5参照)から外
部へ強制的に排出する。又、冷却風導入孔23と冷却風
排出口31はコンデンサ63やCDIユニット64等の
電装品が配される側(低温側)に設けられている。
【0091】以上のように、本実施例においては、2サ
イクルエンジン21のシリンダ22を一方に傾斜させ、
その方向に高温部品である排気管18と排気マフラー1
9を配し、それとは反対側にエアクリーナ62、キャブ
レタ32、燃料コック17等の吸気系部品とコンデンサ
63、CDIユニット64等の電装品を配置し、ファン
カバー9内に導入される冷却風を高温側と低温側の2系
統に分けて高温側のエンジン21、排気管18及び排気
マフラー19と低温側の吸気系部品、電装品及び発電機
30にそれぞれ別々に供給してこれらを冷却するように
したため、冷却風の有効利用が図られ、遮熱板等を設け
なくてもエンジン21側の熱風が低温側の吸気系部品や
電装品或は発電機30側へ流れることがなく、吸気系部
品と電装品及び発電機30が温度の低い冷却風によって
確実に冷却される。そして、エアクリーナ62やキャブ
レタ32等の吸気系部品が冷却されることによって、こ
れらを流れる吸気が効果的に冷却されるため、2サイク
ルエンジン21の充填効率が高められてその出力向上が
図られる。
【0092】尚、以上の実施例では2サイクルエンジン
によって駆動されるエンジン発電機について説明した
が、本発明は4サイクルエンジンによって駆動されるエ
ンジン発電機もその適用対象に含むことは勿論である。
【0093】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
よれば、ロータ軸のフレームへの組み付けに際して、
レームに形成された通気孔から内部を目視しながら、ベ
アリングの外周に突設された回り止め用ピンをフレーム
のボス部に形成された係合溝の軸直角方向部分に位置合
わせすることができるため、ピンを係合溝の軸方向部分
に容易に嵌合させることができ、ロータ軸のフレームへ
の組み付けを作業性良く行うことができる。又、ロータ
軸の端部を覆うフレームはそれ自体の外観が良好である
ため、該フレームを覆うための別のカバーが不要とな
り、部品点数の削減及びコストダウンを図ることができ
るという効果が得られる。
【0094】又、冷却ファンはロータ軸のフレームへの
軸支部よりも内側に設けられるため、ロータ軸の軸支部
が冷却ファンの外側に突出し、従って、冷却ファンが通
気孔からの目視を阻害することがなく、ロータ軸のフレ
ーム軸支部への組付作業性が一段と高められるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン発電機の正面図である。
【図2】本発明に係るエンジン発電機の平面図である。
【図3】図1の矢視A方向の図である。
【図4】図1の矢視B方向の図である。
【図5】本発明に係るエンジン発電機の破断正面図であ
る。
【図6】本発明に係るエンジン発電機の破断裏面図であ
る。
【図7】本発明に係るエンジン発電機の破断平面図であ
る。
【図8】本発明に係るエンジン発電機をファンカバーを
取り外してエンジン側から見た側面図である。
【図9】図4のC−C線拡大断面図である。
【図10】本発明に係るエンジン発電機の発電機側の部
分破断平面図である。
【図11】冷却ファンの取り外し要領を示す断面図であ
る。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【図13】図1のE−E線断面図である。
【図14】図1のF−F線断面図である。
【図15】図1のG−G線断面図である。
【図16】樹脂製ケース下部のカバーを取り外した状態
を示す部分正面図である。
【図17】樹脂製ケースの平断面図である。
【図18】ガバナ機構とその調整機構を示す平面図であ
る。
【図19】図18のH−H線断面図である。
【図20】図19の矢視I方向の図である。
【図21】ガバナ調整機構のスラストプレートの回り止
め部の別実施例を示す図20と同様の図である。
【図22】排気マフラーの側面図である。
【図23】図22の矢視J方向の図である。
【図24】排気マフラーの第1膨張室内の構造を示す側
面図である。
【図25】図24のK−K線断面図である。
【図26】図24のL−L線断面図である。
【図27】図24のM−M線断面図である。
【図28】本発明に係るエンジン発電機のゴムマウント
取付部の拡大断面図である。
【図29】本発明に係るエンジン発電機のゴムマウント
取付部の底面図である。
【図30】ゴムマウントを支持する支持突起の変形例を
示す底面図である。
【符号の説明】
1 エンジン発電機 3 発電機のフレーム 21 エンジン 24 クランク軸 30 発電機 40 ロータ軸 42 ステータ 46 冷却ファン 47 通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−137309(JP,A) 特開 平5−118392(JP,A) 実開 昭51−48606(JP,U) 実開 平5−29258(JP,U) 実開 昭60−128463(JP,U) 特許66117(JP,B1 T) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/20 F02B 63/04 H02K 7/18 H02K 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機のロータ軸をエンジンのクランク
    軸に同軸で連結するとともに、該ロータ軸のクランク軸
    との連結部とは反対側の一端部を、ステータの一側を支
    持するフレームによって軸支するエンジン発電機におい
    て、 前記フレームを底部と略円筒状側部とで略椀状に成形し
    てこれで前記ロータ軸の端部を覆うとともに、該フレー
    ムの底部内面にボス部を内方に向かって一体に突設し、
    該ボス部の嵌合孔に前記ロータ軸の一端部を該ロータ軸
    に圧入されたベアリングを介して軸支し、前記ベアリン
    グの外周に回り止め用ピンを前記ロータ軸の一端部側に
    偏倚させて突設するとともに、該ピンが係合するための
    係合溝を前記フレームのボス部に形成し、該係合溝を前
    記ボス部の嵌合孔の内面にロータ軸方向に形成された軸
    方向部分とこれに連続してボス部の端面にロータ軸方向
    に直交する方向に形成された切欠き状の軸直交方向部分
    とで構成し、スポーク部と該スポーク部の内面側の外周
    部に設けられた羽根部とを有する冷却ファンを前記ロー
    タ軸の前記フレームへの軸支部よりも内側に設けて、該
    冷却ファンの外側端をロータ軸方向において前記ベアリ
    ングの中心と略一致させるとともに、冷却ファンのスポ
    ーク部の中心部を内方に向かって窪ませてロータ軸方向
    に直交する方向から見て前記フレームのボス部の先端部
    と冷却ファンとをオーバーラップさせ、前記フレームの
    略円筒状側部の前記冷却ファンの外周部と対向する部位
    に通気孔を設け、該通気孔に前記係合溝が臨むよう構成
    したことを特徴とするエンジン発電機。
JP02502095A 1995-02-14 1995-02-14 エンジン発電機 Expired - Lifetime JP3206632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02502095A JP3206632B2 (ja) 1995-02-14 1995-02-14 エンジン発電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02502095A JP3206632B2 (ja) 1995-02-14 1995-02-14 エンジン発電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08223853A JPH08223853A (ja) 1996-08-30
JP3206632B2 true JP3206632B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=12154235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02502095A Expired - Lifetime JP3206632B2 (ja) 1995-02-14 1995-02-14 エンジン発電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3206632B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102900517A (zh) * 2011-07-30 2013-01-30 本田技研工业株式会社 发动机驱动型作业机

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
特許66117(JP,B1 T)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102900517A (zh) * 2011-07-30 2013-01-30 本田技研工业株式会社 发动机驱动型作业机
JP2013032705A (ja) * 2011-07-30 2013-02-14 Honda Motor Co Ltd エンジン作業機
CN102900517B (zh) * 2011-07-30 2015-06-24 本田技研工业株式会社 发动机驱动型作业机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08223853A (ja) 1996-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6975042B2 (en) Engine-driven generator
US6917121B2 (en) Power generator unit
KR100348872B1 (ko) 엔진 작업기
JP2002180843A (ja) 汎用エンジン共用形エンジン発電機
US6979912B2 (en) Engine-driven generator
JP3866480B2 (ja) エンジン発電機
BRPI0611991A2 (pt) motor de finalidade geral
TWI629412B (zh) 引擎
JP2007146770A (ja) 2サイクルエンジン
JP3206632B2 (ja) エンジン発電機
JP3206633B2 (ja) エンジン発電機
JP3360238B2 (ja) エンジン発電機のマウント取付構造
JP3194565B2 (ja) エンジン発電機
JP3629566B2 (ja) エンジンのガバナ調整機構
JPH08218843A (ja) 内燃エンジンの排気マフラー構造
JP2004060569A (ja) エンジン発電機
JPH048247Y2 (ja)
JP2002054456A (ja) 汎用エンジンのエンジンスイッチ取付け構造
JPS641454Y2 (ja)
JP2002295265A (ja) 防音形エンジン発電機
JP2004060567A (ja) エンジン発電機
JPH0270924A (ja) エンジン駆動型発電機
JPH0139856Y2 (ja)
JP2002242763A (ja) 汎用エンジン用インシュレータ
JPH0229224Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term