JP2002054456A - 汎用エンジンのエンジンスイッチ取付け構造 - Google Patents
汎用エンジンのエンジンスイッチ取付け構造Info
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Abstract
置できるので、各部の操作が便利になると共に、イグニ
ッションコイルとエンジンスイッチとの配線長さを短く
でき、組み付け作業が容易にできるようになり、作業負
荷が軽減しコストダウンを図れる汎用エンジンのエンジ
ンスイッチ取付け構造を提供する。 【解決手段】 エアークリーナー10の下側には、前記
気化器9の外側を覆うように延びたアンダーカバー16
を一体形成または連結し、該アンダーカバー16は、気
化器9の上部外側を覆うものであり、アンダーカバー1
6の板状に延びた部分16bの先端部には、挿入口17
を形成した窓孔18を開口してこの窓孔18にエンジン
スイッチ19を取付けるようになっている。挿入口17
は窓孔18よりも略C字形状に幅狭く形成されており、
装着後のエンジンスイッチ19の脱落を防止する。
Description
原動機として用いる汎用エンジンのエンジンスイッチ取
付け構造に関する。
ションコイルの回路を入り/切り(ON/OFF)するエ
ンジンスイッチを備えていて、このエンジンスイッチを
操作することにより、エンジンの運転/停止を制御する
ようになっている。
うに、クランクケースAのクランク軸方向端側面に連結
するファンカバーBなどに、取付け座Cを設けて、この
取付け座CにエンジンスイッチDを取付けるなどの方法
を採っている。また、燃料タンクに設置してステー基板
にエンジンスイッチ(メインスイッチ)を設置する方法を
採用したものもある(特開平9―280071号公報参
照)。
来技術のようにエンジンスイッチが、他のスロットルレ
バー、リコイルスターターのスターターレバー、燃料コ
ックレバー、あるいは、チョークレバーなどの操作部分
から離れていると、各部の操作が煩わしくなる問題点が
生じる。
コイルの距離が長くなり、それらを繋ぐリード線も長く
なっているので、リード線の配線取り回しやリード線固
定をボルトにブラケットでするなど煩わしく、組み付け
作業が面倒になるので、作業負荷になっていた。
ものであって、エンジンスイッチを他の操作部分の近く
に配置できるので、各部の操作が便利になると共に、イ
グニッションコイルとエンジンスイッチとの配線長さを
短くでき、組み付け作業が容易にできるようになり、作
業負荷が軽減しコストダウンを図れる汎用エンジンのエ
ンジンスイッチ取付け構造を提供することを目的とす
る。
決するため、次の構成を有する。すなわち、本発明は、
エンジンの設置状態でエンジンシリンダー部が前方に向
けて傾いてクランクケースから突出して設けられ、エン
ジンのクランク軸一端部側にスターターレバーとクーリ
ングファンおよびファンカバーとが設けられ、スタータ
ーレバーの前方でかつ気化器の上側にエアークリーナー
を装着した汎用エンジンにおいて、エアークリーナーの
下側に、前記気化器の外側を覆うアンダーカバーを連結
し、該アンダーカバーに挿入口を設けた窓孔を開口して
この窓孔にエンジンスイッチを取付け、このエンジンス
イッチには、ファンカバー内でシリンダー部に取付けら
れたイグニッションコイルからファンカバーの切欠き孔
を通してリード線を結線するようにしたことを特徴とす
る汎用エンジンのエンジンスイッチ取付け構造である。
ダーカバーの挿入口から窓孔に差し込んで取付けること
ができるので、組み付け作業が簡単にできる。そして、
シリンダーに取付けイグニッションコイルとも近くファ
ンカバーの切欠き孔を通してリード線を配線することが
でき、配線長さも短くできる。
窓孔は、後方に向かう挿入口が開口したものであり、エ
ンジンスイッチはこの挿入口を通して窓孔に差し込んで
取付けるようにしたものにできる。このようにすれば、
スイッチの組付けが容易で、作業効率がさらに向上す
る。
ッチ上方部に切欠き窓を設け、該切欠き窓の内側にスロ
ットルレバーを配置することができる。このようにすれ
ば、スロットルレバーを切欠き窓を通して操作できるよ
うになると共に、エンジンスイッチを、スロットルレバ
ー、スターターレバーとも近くでき、操作すべき対象が
近くに集まっているので、操作に極めて都合がよい。
施形態を詳細に説明する。
クランク軸の反出力側端部(:スターターレバー側、以
下側面側という)から見た側面図、図2は前記汎用エン
ジンをシリンダー傾き側(以下、正面側という)から見
た正面図、図3は前記汎用エンジンの平面視図、図4は
前記汎用エンジンに搭載されたエアークリーナーおよび
アンダーカバーの側面図、図5は図4のエアークリーナ
ーおよびアンダーカバーの別の側面図、図6は前記汎用
エンジンのファンカバーと気化器を取り外し、エアーク
リーナーと燃料タンクの一部切欠いた説明図、図7は前
記エンジンのファンカバー単体の側面図、図8はファン
カバー単体の正面図である。
エンジンは、エンジンの設置状態でエンジンシリンダー
部1が前方に向けて水平に近く傾いてクランクケース1
1から突出して設けられた前傾エンジンである。そし
て、クランク軸2の一側端(クランク軸出力端の反対側
端)にクーリングファン3が連結され、エンジン運転時
にクーリングファン3からの送風をシリンダー部1に吹
き付けて冷却する空冷式エンジンである(特に図6参
照)。
は、クーリングファン3を覆う、シリンダー部1側に膨
出した概略箱型のファンカバー4が設けられている。シ
リンダー部1を覆うクーリングカウル25にファンカバ
ー4が連結されていて、クーリングファン3の送風は、
ファンカバー4からクーリングカウル25に続く冷却風
通路を通ってシリンダー部1に当たるようになってい
る。
向外側には、リコイルスターターを取付けている。この
リコイルスターターでは、前方に向けかつファンカバー
3に隣接して、スターターレバー5が位置している。前
記エンジン始動時には、ユーザがこのスターターレバー
5を引くと、リコイルスターターが冷却ファン3軸中央
の爪部6と噛み合ってクランク軸2を回転させてエンジ
ンをクランキングさせ、これによって、エンジンが始動
できるようになっている。
4に冷却風が入り易くなるようにネット状の複数の通風
孔5bが形成されたカバー5aで覆われている。そし
て、スターターレバー5の前方(シリンダー部1突出側
方向)でかつ気化器9の上側にエアークリーナー10を
装着したものである。
連結されたシリンダーヘッド7の片側(前記一端側)に
開口した吸気孔8には、気化器9が連結される。したが
って、気化器9は、前記スターターレバー5の前側に位
置しており、気化器9の上側に装着されたエアークリー
ナー10からの吸気通路は気化器9に連結し、エアーク
リーナー10で清浄化された吸気を気化器9に供給で
き、ひいては、ちりやほこりの混じっていない混合気を
吸気孔8からシリンダー部1内に供給できるようになっ
ている。
せで箱型の燃料タンク12を取付ける。燃料タンク12
は、前部一側の低い位置に燃料コック13を取付け、こ
の燃料コック13を介して気化器9に配管連結されてお
り、この燃料コック13には、それを開閉するコックレ
バー14が回動可能に設けられて燃料の気化器9への供
給を開閉できるようになっている。シリンダー部1の上
側で気化器9の反対側にはマフラ15を配置している。
ー10の下側には、前記気化器9の外側を覆うように延
びたアンダーカバー16を一体形成または連結する(実
施形態では上部の蝶ネジでエアークリーナー上部蓋を開
閉できるようになっている)。該アンダーカバー16
は、気化器9の上部外側を覆うものであり、前側端部は
エアークリーナー10から気化器9への吸気通路16a
が断面矩形の概略柱状に形成されており、この吸気通路
16aからクランク軸2に向けて板状に延びた部分16
bが気化器9外側を前記側面部側から覆う。
6bの先端部(一側端部)には、挿入口17を形成した
窓孔18を開口してこの窓孔18にエンジンスイッチ1
9を取付けるようになっている。挿入口17は窓孔18
よりも略C字形状に幅狭く形成されており、装着後のエ
ンジンスイッチ19の脱落を防止する。
ァンカバー4内でシリンダー部に取付けられたイグニッ
ションコイル20からファンカバー4の切欠き21を通
してリード線22を結線するようにし、アンダーカバー
16の窓孔18は、後方(クランク軸2)に向かう挿入
口17が開口したものであり、エンジンスイッチ19は
この挿入口17を通して窓孔18に差し込んで取付ける
ようにしたものである。
スイッチ19上方部に切欠き窓23を設け、該切欠き窓
23の内側にスロットルレバー24を配置するようにし
た。
はアンダーカバー16の挿入口17から窓孔18に差し
込んで取付けることができるので、組み付け作業が簡単
にできる。そして、シリンダー部1に取付けイグニッシ
ョンコイル20とも近くファンカバー4の切欠き孔を通
してリード線22を配線することができ、配線長さも短
くできる。
後方に向かう挿入口17が開口したものであり、エンジ
ンスイッチ19はこの挿入口17を通して窓孔18に差
し込んで取付けるようにしたものにできる。このように
すれば、スイッチ19の組付けが容易で、作業効率がさ
らに向上する。
スイッチ19上方部に切欠き窓23を設け、該切欠き窓
24の内側にスロットルレバー24を臨ませて配置する
ので、スロットルレバー24を切欠き窓23を通して操
作できるようになると共に、エンジンスイッチ19を、
スロットルレバー24、スターターレバー5とも近くで
き、操作すべき対象が近くに集まっているので、性操作
に極めて都合がよい。
ンジンスイッチはアンダーカバーの挿入口から窓孔に差
し込んで取付けることができるので、組み付け作業が簡
単にできる。そして、シリンダーに取付けイグニッショ
ンコイルとも近くファンカバーの切欠き孔を通してリー
ド線を配線することができ、配線長さも短くできる。
窓孔は、後方に向かう挿入口が開口したものであり、エ
ンジンスイッチはこの挿入口を通して窓孔に差し込んで
取付けるようにしたものにすれば、スイッチの組付けが
容易で、作業効率がさらに向上する。
ッチ上方部に切欠き窓を設け、該切欠き窓の内側にスロ
ットルレバーを配置すれば、スロットルレバーを切欠き
窓を通して操作できるようになると共に、エンジンスイ
ッチを、スロットルレバー、スターターレバーとも近く
でき、操作すべき対象が近くに集まっているので、操作
に極めて都合がよい。
反出力側端部から見た側面図である。
正面図である。
ーおよびアンダーカバーの側面図である。
の別の側面図である。
り外し、エアークリーナーと燃料タンクの一部切欠いた
説明図である。
る。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの設置状態でエンジンシリンダ
ー部が前方に向けて傾いてクランクケースから突出して
設けられ、エンジンのクランク軸一端部側にスターター
レバーとクーリングファンおよびファンカバーとが設け
られ、スターターレバーの前方でかつ気化器の上側にエ
アークリーナーを装着した汎用エンジンにおいて、 エアークリーナーの下側に、前記気化器の外側を覆うア
ンダーカバーを連結し、 該アンダーカバーに挿入口を設けた窓孔を開口してこの
窓孔にエンジンスイッチを取付け、 このエンジンスイッチには、ファンカバー内でシリンダ
ー部に取付けられたイグニッションコイルからファンカ
バーの切欠き孔を通してリード線を結線するようにした
ことを特徴とする汎用エンジンのエンジンスイッチ取付
け構造。 - 【請求項2】 アンダーカバーの窓孔は、後方に向かう
挿入口が開口したものであり、エンジンスイッチはこの
挿入口を通して窓孔に差し込んで取付けるようにしたも
のであることを特徴とする請求項1に記載の汎用エンジ
ンのエンジンスイッチ取付け構造。 - 【請求項3】 アンダーカバーには、エンジンスイッチ
上方部に切欠き窓を設け、該切欠き窓の内側にスロット
ルレバーを配置するようにしたことを特徴とする請求項
1または2に記載の汎用エンジンのエンジンスイッチ取
付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000246867A JP3903700B2 (ja) | 2000-08-16 | 2000-08-16 | 汎用エンジンのエンジンスイッチ取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000246867A JP3903700B2 (ja) | 2000-08-16 | 2000-08-16 | 汎用エンジンのエンジンスイッチ取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002054456A true JP2002054456A (ja) | 2002-02-20 |
JP3903700B2 JP3903700B2 (ja) | 2007-04-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3903700B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007032559A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-02-08 | Honda Motor Co Ltd | 汎用エンジンの電気配線構造 |
CN101952570B (zh) * | 2005-06-23 | 2012-07-25 | 本田技研工业株式会社 | 多用途发动机 |
CN104747283A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-07-01 | 富士重工业株式会社 | 便携式引擎发电机 |
JP2015190372A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 富士重工業株式会社 | スイッチ取付構造 |
-
2000
- 2000-08-16 JP JP2000246867A patent/JP3903700B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104747283A (zh) * | 2013-12-27 | 2015-07-01 | 富士重工业株式会社 | 便携式引擎发电机 |
JP2015190372A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 富士重工業株式会社 | スイッチ取付構造 |
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