JP2007002541A - パネルシステム - Google Patents

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JP2007002541A
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雅規 石川
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Abstract

【課題】 必要な時に必要数の椅子を用意することができると共に、不要な時には容易に片付けることができるため入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることがないパネルシステムを提供する。また、安定性が高く、所望の振れ止め効果を得ることができるパネルシステムを提供する。
【解決手段】 第1パネル1,1に対して直角に単又は複数の第2パネル2を連結して設置してなるパネルシステムAであって、第2パネル2のパネル面に沿う水平軸まわりに回動可能とされた座板24を、直接又は取付部材を介して第2パネル2に連結し、座板24の裏面側に折り畳み脚26,27を取付けて折り畳み椅子FSとしてなり、折り畳み椅子FSの使用状態において前記脚26,27が床面Fに接地することにより、第2パネル2の遊端部の振れを抑制する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、室内空間を仕切るパネルシステムに係わり、更に詳しくは、特に病院における既存の大部屋病室等の個室化に適したパネルシステムに関するものである。
従来、病院の大部屋病室は、廊下側の中央部に出入口があり、該出入口と対面する側には採光のための複数の窓を有し、その両側は構造壁で仕切られた構造が一般的であり、そして出入口から窓へ向かう通路となる共用空間を設け、その両側にベッドを取り囲むように設けられたカーテンで仕切られた個人用空間を設け、その空間内に構造壁側に頭が向くようにベッドが配置された形態が一般的であり、通常は4人部屋、あるいは6人部屋が多い。このような大部屋をカーテンのみで仕切った従来の個人用空間では、入院患者のプライバシーを確保することは殆ど不可能であるばかりでなく、他の患者に対する気遣いも必要であり、それが過度になると患者に心理的ストレスを生じさせたり、患者同士のトラブルの原因ともなり、お世辞にも快適な療養環境とは言えなかった。また、見舞い者や付添い人にとっても居心地が悪く、疲労感を増大させるものであった。
この改善策として、特許文献1には、病院の大部屋において左右で隣り合うベッドの間を床に設置するサイドパネルによって仕切り、前記各ベッドの頭部側には頭部側パネルを設置すると共に、各ベッドの足元側は開閉可能なカーテンを配置した病院の大部屋に形成した個室が開示されている。ここで、前記サイドパネルに、前記ベッドを使用する患者の視野に入る部位に平面状画面のテレビ受像機、又は、該受像機の取付支持具を設けると共に、前記サイドパネル又は頭部側パネルに前記ベッドに向けて人感知センサーを設ける点が開示されている。更に、パネルに積層タイプのブロックパネルを使用し、ブロックパネルの一部に光透過性のものを使用するか、又は、適宜の着色等を施したものを使用するか、若しくは、光透過性のパネルと着色等を施したパネルを使用する点、あるいはサイドパネル又は頭部側パネルには、収納機能を有する収納壁ブロックを使用する点も開示されている。
このような病院の大部屋の個室化パネルシステムにおいては、見舞い者らの人数に応じて椅子やテーブルを用意する必要があるが、これらの椅子やテーブルが入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になるため、必要な時に椅子やテーブルを利用することができて、不要な時には容易に片付けることができるようにすることが望ましい。また、該パネルシステムは自立可能であるため、既設フロアに固定されずに載置される。したがって、特にサイドパネルの遊端部が不安定となることから、該遊端部のパネル垂直方向の安定性を向上するために、振れ止めを設けるのが好ましい。従来のパネルシステムとして、サイドパネルの遊端部の振れ止めを開示するものではないが、特許文献2には、パネルの下面に垂直軸まわりに自由に回転する脚体を装着する構成の開示があり、特許文献3及び特許文献4には、パネル上面と天井との間に支柱を立設する構成の開示がある。
特開2004−353416号公報(図1、図2) 実用新案登録第2503101号公報(図11) 実公平3−8910号公報(第1図、第2図) 米国特許第5974742号明細書(FIG.6)
特許文献1の病院の大部屋の個室化パネルシステムには、見舞い者らの人数に応じて、必要数の椅子やテーブルを用意することができて、不要な時には容易に片付けることができるようにする構成の開示がない。また、サイドパネルの遊端部のパネル垂直方向の安定性を向上する振れ止めについての開示もない。
また、特許文献2のようなパネルシステムの構成では、パネルの下面のみに前記脚体を設けるため振れ止めの抑制効果が小さいこと、並びに、入院患者が前記脚体につまずきやすいこと及び入院患者がパネルに倒れかかった場合に不安定になりやすいこと等の問題がある。
さらに、特許文献3及び特許文献4のようなパネルシステムの構成では、特にサイドパネルの遊端部に支柱を設ける場合には、該支柱と天井との間及びパネル上面との間を固定するか、あるいは、上下方向に十分な突張力を付与して設ける必要がある。したがって、所望の振れ止め効果を得るためには、構成が大掛かりになるという問題がある。また、病院の大部屋の個室化パネルシステムにより仕切られた準個室において、多数の支柱が立設されると、大部屋病室内の美観を損なうこと及び入院患者らに圧迫感を与えること等の問題もある。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、第1パネル(例えば頭部側パネル)に対して直角に単又は複数の第2パネル(例えばサイドパネル)を連結して設置してなるパネルシステムにおいて、必要な時に必要数の椅子やテーブルを用意することができると共に、不要な時には容易に片付けることができるため入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることがないパネルシステムを提供することを目的とする。また、入院患者らがつまずきにくく、第2パネルに人が倒れかかった場合等においても安定性が高く、かつ、所望の振れ止め効果を得ることができるパネルシステムを提供することを目的とする。さらに、大部屋病室内の美観を損なうことがなく、入院患者らに圧迫感を与えることがないパネルシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るパネルシステムは、第1パネルに対して直角に単又は複数の第2パネルを連結して設置してなるパネルシステムであって、前記第2パネルのパネル面に沿う水平軸まわりに回動可能とされた座板又は天板を、直接又は取付部材を介して前記第2パネルに連結し、該座板又は天板の裏面側に折り畳み脚を取付けて折り畳み椅子又はテーブルとしてなり、該折り畳み椅子又はテーブルの使用状態において前記脚が床面に接地することにより、該椅子又はテーブルが前記第2パネルの遊端部の振れを抑制するものである。
ここで、前記第2パネルを、複数の縦枠及び横枠により形成されるフレームのブロック毎にパネル板を着脱可能となしたブロックパネルとしてなると好ましい。
また、前記第2パネルに連結された座板又は天板をパネル板自体とし、前記折り畳み椅子又はテーブルの脚を前記第2パネル内に収納可能としてなると好ましい。
さらに、前記折り畳み椅子又はテーブルを前記第2パネルの遊端部近傍に設けてなると好ましい。
さらにまた、前記折り畳み脚を枢支する、前記座板又は天板の裏面側に設けられた支軸の軸方向を、前記折り畳み椅子又はテーブルの使用状態において前記第2パネルに略直交する方向としてなると好ましい。
本発明に係るパネルシステムによれば、第1パネルに対して直角に単又は複数の第2パネルを連結して設置してなるパネルシステムであって、前記第2パネルのパネル面に沿う水平軸まわりに回動可能とされた座板又は天板を、直接又は取付部材を介して前記第2パネルに連結し、該座板又は天板の裏面側に折り畳み脚を取付けて折り畳み椅子又はテーブルとしてなり、該折り畳み椅子又はテーブルの使用状態において前記脚が床面に接地することにより、該椅子又はテーブルが前記第2パネルの遊端部の振れを抑制するので、必要な時に必要数の椅子やテーブルを用意することができると共に、不要な時には容易に片付けることができるため入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることがない。また、入院患者らがつまずきにくく、第2パネルに人が倒れかかった場合等においても安定性が高く、かつ、第2パネルの振れ止めを効果的に行うことができる。さらに、大部屋病室内の美観を損なうことがなく、入院患者らに圧迫感を与えることがない。
また、前記第2パネルを、複数の縦枠及び横枠により形成されるフレームのブロック毎にパネル板を着脱可能となしたブロックパネルとしてなると、使用者の要求に応じて前記折り畳み椅子又はテーブルの位置の変更を行うこと、並びに、前記折り畳み椅子又はテーブルの使用人数の増減及び振れ止め性能の加減のために前記折り畳み椅子又はテーブルの個数を増減することを容易に行うことができる。
さらに、前記第2パネルに連結された座板又は天板をパネル板自体とし、前記折り畳み椅子又はテーブルの脚を前記第2パネル内に収納可能としてなると、前記折り畳み椅子又はテーブルの脚を収納状態とすれば、入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることが全くないと共にパネル面が略面一となるため美観上も好ましい。
さらにまた、前記折り畳み椅子又はテーブルを前記第2パネルの遊端部近傍に設けてなると、該遊端部近傍の折り畳み椅子又はテーブルにより前記第2パネルの遊端部の振れ止めをより効果的に行うことができる。
また、前記折り畳み脚を枢支する、前記座板又は天板の裏面側に設けられた支軸の軸方向を、前記折り畳み椅子又はテーブルの使用状態において前記第2パネルに略直交する方向としてなると、前記折り畳み椅子又はテーブルの脚の前記第2パネルに直交する方向の剛性が低下しないため、前記第2パネルの遊端部の振れをさらに効果的に抑制することができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明に係る大部屋の個室化パネルシステムが用いられた大部屋病室の例を示す平面図である。図1において、病院の大部屋病室Rは、廊下側の中央部に出入口Dがあり、該出入口Dと対面する側には採光のための複数の窓W,Wを有し、その両側は構造壁C,Cで仕切られており、出入口Dから窓W,W側まで共用空間Sが設けられている。そして、大部屋の個室化パネルシステムA,A及び共用空間Sに面するカーテンCT,CTにより、準個室R1〜R4が形成される。また、構造壁C側に頭部側を向けてベッドB,…が配置される。なお、カーテンCTの代わりに、ロールカーテン、パネルカーテン又は衝立等の開閉可能な仕切手段を配置してもよい。
大部屋の個室化パネルシステムAは、例えば大部屋Rの構造壁Cに沿って第1パネルである壁側パネル1,1を設置すると共に、該壁側パネル1,1に対して直角に連結された第2パネルであるサイドパネル2により形成される平面視略T字状のものであり、該サイドパネル2により、準個室R1,R2(R3,R4)間が仕切られる。尚、該個室化パネルシステムAは、壁側パネル1,…に対して、複数のサイドパネル2,…を、間隔を置いて平面視π字状に連結して構成してもよい。この場合は、一方の構造壁Cの側に三つの準個室が形成され、大部屋Rを6人部屋として使用できる。
このような大部屋の個室化パネルシステムA,…を用いると共に、該パネルシステムAのサイドパネル2の遊端側に開閉可能なカーテンCTを配置すれば、既設の大部屋Rに、よりプライバシーが確保された準個室R1,…を容易に形成することができる。また、本発明に係る大部屋の個室化パネルシステムAは、壁側パネル1,1にサイドパネル2を平面視略T字状、あるいは平面視略π字状に連結した構造体であるので、床面Fに自立状態で設置することが可能であり、構造壁Cや床面Fに何ら手を加える必要がない。従って、既存の病院の大部屋Rに、短時間で簡単に設置することが可能であり、その際に騒音等が発生しないので、他の大部屋の入院患者はそのままの状態で施工することも可能である。
図2〜図4は、壁側パネル及びサイドパネルを構成する間仕切パネルの構造の説明図であり、図2は部分分解斜視図、図3はパネル板を縦枠に取付ける構造を示す部分分解斜視図、図4は、フレームの表裏両面にパネル板を取付けた状態を示す縦断側面図である。
第1パネルである壁側パネル1及び第2パネルであるサイドパネル2を構成する間仕切パネルは、フレーム11の表裏に複数枚のパネル板21,…を上下方向に配列させて着脱可能とした積層タイプのブロックパネル構造である。フレーム11は両側縦枠12,12間に複数の横枠13,…を横設してなり、縦枠12のパネル板21取付面には開口12a,…が形成されている。
パネル板21の両側縁部の裏面(フレーム11に対向する面)には、上下の取付孔21a,21aが形成されている。そして、該上下の取付孔21a,21aには、上部連結具31及び下部連結具32が内嵌される。そして、前記フレーム11の両側の縦枠12,12に形成した上下左右の開口12a,…に、前記下部連結具32に設けた下向きフック32aを係止すると共に、前記上部連結具31に設けた係合爪31aを抜止め状態で弾性係合させて前記パネル板21を取付ける。したがって、パネル板21,…は、壁側パネル1及びサイドパネル2を構成する間仕切パネルのフレーム11,…に容易に着脱することができる。尚、上下のパネル板21,21間には、横目地材22が配設されており、上下のパネル板間の間隙を塞ぐと共に特に意匠面での統一感を向上することができる。
図5及び図6は、間仕切パネルの連結構造の説明図であり、図5は分解斜視図、図6は横断平面図である。連結ブロック41は、水平方向の直交する4方向に間仕切パネルを連結することができる構造となっており、該4方向のうちの1方向には、直接縦枠12が、その通孔12bを通して取付ボルト43を螺孔41bに螺合させることにより取付けられる。そして、他の3方向には、通孔42b,42bを通して螺孔41a,41aに取付ネジ44,44を螺合させて取付部材42を連結ブロック41に固定した状態で、その通孔12bを通して取付ボルト43を取付部材42の螺孔42aに螺合させることにより、縦枠12を取付けることができる。
したがって、図5及び図6に示すように、平面視略T字状の個室化パネルシステムAにおける壁側パネル1,1及びサイドパネル2を強固にかつ容易に連結することができる。尚、連結ブロック41には、壁側パネル1,1及びサイドパネル2が連結されない部分に連結部カバー45が装着され、壁側パネル1及びサイドパネル2間の目地部には、突起部41c,41cに目地カバー46,46が装着される。また、サイドパネル2の遊端部には側カバー47が装着される。
本実施形態では、前記準個室に面する壁側パネル1及びサイドパネル2は、それぞれ3枚の間仕切パネルを直線状に連結して構成されている。各間仕切パネルを直線状に連結するには、隣接するフレーム11,11の両側縦枠12,12同士を、その間に図示しない連結ブロックを介して直接ボルトで連結する。ここで、前記間仕切パネルは、横幅が900mm、あるいは600mm、厚さが90mmのものを使用している。また、前記パネル板21の上下幅は、前記フレーム11の縦枠12に形成した開口12a,…の最小上下間隔に取付けることが可能な最小基準幅の整数倍で自由に決定することができる。
図7〜図10は、本発明に係るパネルシステムの構成例の説明図であり、図7は大部屋の個室化パネルシステムAのサイドパネル2により仕切られた準個室R1,R2を示す斜視図、図8は折り畳み椅子FSの使用状態を示す斜視図、図9は同じく縦断側面図、図10はサイドパネル2内に折り畳み椅子の脚26,27を収納した状態を示す図であり、図10(a)は折り畳み脚26,27を裏面側に備えたパネル板23,24を取り外した状態の正面図、図10(b)は該パネル板23,34の背面図である。なお、以下において、折り畳み椅子FSの各構成部品についての方向の記載は、該折り畳み椅子の使用状態における方向を示し、第2パネルであるサイドパネル2のパネル面から離間する方向を前、前方に向かって左右を左右とする。
折り畳み椅子FSは、サイドパネル2内に折り畳み脚26,27を収納可能に構成され、該折り畳み椅子FSは、サイドパネル2両面のブロックの適宜位置に取付けることができる。図7は、折り畳み椅子FSを、サイドパネル2の遊端部近傍の最下ブロックの片側(準個室R2側)に設けた場合を示しているが、本発明の構成はこのような場合に限定されるものではなく、折り畳み椅子FSをサイドパネル2の両面に設けてもよいし、必ずしもサイドパネル2の遊端部近傍に設ける必要はない。しかし、折り畳み椅子FSをサイドパネル2の遊端部近傍に設けると、該遊端部近傍の折り畳み椅子FSによりサイドパネル2の遊端部の振れ止めをより効果的に行うことができる。
サイドパネル2は、縦枠12,…及び横枠13,…により形成されるフレーム11のブロック毎にパネル板21,…等を着脱可能となしたブロックパネルであるので、使用者の要求に応じて折り畳み椅子FSの位置の変更を行うこと、並びに、折り畳み椅子FSの使用者(見舞い者ら)の人数の増減及び振れ止め性能の加減のために折り畳み椅子FS,…の個数を増減することを容易に行うことができる。また、折り畳み椅子FS,…を折り畳めば、入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることはない。なお、図7において、壁側パネル1,1及びサイドパネル2の遊端部(側端部)には側カバー47,…が、上面には笠木48,…が、最下のパネル板の下側には巾木49,…が装着される。
図8〜図10は、サイドパネル2の遊端部近傍の片面(図7の準個室R1側)に折り畳み椅子FSを設けた場合を示している。パネル板23及びパネル板24は、左右方向(パネル面に沿う水平方向)のヒンジ25,…により連結されているため、パネル板24は、切欠き24aを持って、パネル板23に対して前方に回動させて水平状態として座板とすることができる。そして、パネル板24の裏面24b側の折り畳み脚26,27を立てて床面Fに接地させれば、図8及び図9に示すように、床面F上に容易に椅子が形成される。
図9及び図10に示すように、パネル板23は、上述したパネル板21の取付けと同様に、上部連結具31,31を縦枠12,12の開口12a,12aに係合させることにより、容易に取付けることができる。また、座板であるパネル板24の裏面24bには、左右枠28,28及び前後枠29,29が取付けられ、左右枠28,28間の左右には支軸30,30が架設される。そして、折り畳み脚26,27は、それぞれ左右の支軸30,30まわりに回動するため、収納状態から該支軸30,30まわりに回動させて左右に広げることにより、折り畳み椅子FSが使用可能な状態となる。
支軸30には連結部材26a(27a)が外嵌され、該連結部材26a(27a)の前部(後部)には支脚26b(27b)が固定され、該支脚26b(27b)の下部には接地部材26c(27c)が固定され、側面視略コ字状の脚を形成している。また、連結部材26aと支脚26b(連結部材27aと支脚27b)との間は、補強部材26d(27d)により補強されている。
このような構成によれば、パネルの下面に脚体を装着する特許文献2のような構成に比べ、サイドパネル2のフレーム11の縦枠12,12の上下方向の中間部分を、パネル板23、ヒンジ25,…、座板であるパネル板24、側面視略コ字状の脚26,27により支持することができるため、折り畳み椅子FSにより、サイドパネル2の遊端部の振れを効果的に抑制することができると共にサイドパネルに入院患者らが倒れかかった場合においても安定性が高い。
また、パネルの下面のみに脚体を設けるような視認しにくい構成ではないため、入院患者らがつまずきにくい。さらに、該折り畳み椅子FSは、脚をサイドパネル2内に容易に収納することができるため、該脚の収納状態とすれば、入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることは全くない。さらにまた、パネル面が略面一となるため美観上も好ましい。また、支柱を立設する特許文献3及び4のような構成に比べ、大部屋病室R内の美観を損なうことがなく、入院患者らに圧迫感を与えることがない。
折り畳み椅子FSの座板であるパネル板24の裏面24b側に設けられた、折り畳み脚26,27を枢支する左右の支軸30,30の軸方向は、折り畳み椅子FSの使用状態において略前後方向(サイドパネル2に略直交する方向)となっている。したがって、サイドパネル2のパネル面に直交する倒れ方向と折り畳み脚26,27の折り畳み方向とが略直交するように構成されている。よって、折り畳み椅子FSは折り畳み可能であるが故に、負荷の方向によっては剛性が低下するが、支軸30,30の軸方向をサイドパネル2に略直交する方向とする構成により、椅子のサイドパネル2に直交する方向の剛性が低下しないため、前記サイドパネルの遊端部の振れをさらに効果的に抑制することができる。
図11及び図12は、本発明に係るパネルシステムの別の構成例の説明図であり、図11は折り畳み椅子FSの使用状態を示す斜視図、図12はサイドパネル2内に折り畳み椅子の脚54,55を収納した状態を示す図であり、図12(a)は折り畳み脚54,55を裏面側に備えたパネル板51,52を取り外した状態の正面図、図12(b)は該パネル板51,52の背面図である。
パネル板51及びパネル板52は、左右方向(パネル面に沿う水平方向)のヒンジ53,53により連結されているため、パネル板52は、パネル板51に対して前方に回動させて水平状態として座板とすることができる。そして、パネル板52の裏面52a側の折り畳み脚54,55を立てれば、図11に示すように、床面F上に容易に椅子が形成される。
図12に示すように、パネル板52は、上部連結具31,31及び下部連結具32を縦枠12,12の開口12a,…に係合させることにより、容易に取付けることができる。また、座板であるパネル板52の裏面52aには、左右枠56,56及び前後枠57,57が取付けられ、左右枠56,56間の左右には支軸58,58が架設される。そして、折り畳み脚54,55は、それぞれ左右の支軸58,58まわりに回動するため、収納状態から該支軸58,58まわりに回動させて左右に広げることにより、折り畳み椅子FSが使用可能な状態となる。
支軸58には連結部材54a(55a)が外嵌され、該連結部材54a(55a)の前部(後部)には支脚54b(55b)が固定され、該支脚54b(55b)の下部には接地部材54c(55c)が固定され、側面視略コ字状の脚を形成している。
以上のような図11及び図12の構成によっても、図8〜図10の構成と同様の作用効果を奏する。図11及び図12の構成によれば、サイドパネル2の両面に折り畳み椅子FS,FSを設けているので、さらにサイドパネル2の遊端部の振れを効果的に抑制することができる。
図13は、パネル板とは別体の座板を取付部材を介して第2パネルであるサイドパネル2に取付ける構成を示す縦断側面図であり、折り畳み椅子FSの使用状態を示している。図10に示すように、フレーム11の左右の縦枠12,12にはオプション支持用のフックを係止するための係止孔12c,…が一定間隔毎に形成されているため、該係止孔12c,…を用いて、左右のブラケット62,62のフック62a,…が係止される。そして、該ブラケット62,62には、上下左右の枠板からなるフレーム63が取付けられる。これら左右のブラケット62,62及びフレーム63が取付部材61を構成する。
フレーム63の上部の左右に延びる枠板には、左右方向(パネル面に沿う水平方向)のヒンジ25,…を介して、パネル板とは別体の座板64が取付けられ、該座板64の裏面64b側には、図8〜図10と同様の折り畳み脚26,27が取付けられる。折り畳み脚26,27を折り畳んだ状態では、サイドパネル2のパネル板21の表面から、取付部材61及び座板64が突出しているが、この突出量は、例えば80mm程度であるので入院患者らの通行又はベッドの移動の邪魔になることは殆どない。その他の作用効果は、図8〜図10の構成と同様である。
以上の説明においては、折り畳み椅子FSにより振れ止めを行う場合について説明したが、座板24,52,64を天板とするテーブルにより振れ止めを行ってもよい。さらに、サイドパネル2がブロックパネルである場合について説明したが、サイドパネル2はこのような構成に限定されない。
本発明に係るパネルシステムによる大部屋の個室化パネルシステムは、病院の大部屋病室に適用することを主な用途とするが、その他の既存の大部屋を個室化する用途、例えば簡易宿泊所、緊急避難所等において大部屋、例えば体育館や公民館等の室内を複数に区画して個室化する用途にも適用できるものである。
本発明に係る大部屋の個室化パネルシステムが用いられた大部屋病室の例を示す平面図である。 壁側パネル及びサイドパネルを構成する間仕切パネルの構造の部分分解斜視図である。 パネル板を縦枠に取付ける構造を示す部分分解斜視図である。 フレームの表裏両面にパネル板を取付けた状態を示す縦断側面図である。 間仕切パネルの連結構造を示す分解斜視図である。 同じく横断平面図である。 本発明に係るパネルシステムの構成例を示す斜視図である。 折り畳み椅子の使用状態を示す斜視図である。 同じく縦断側面図である。 サイドパネル内に折り畳み椅子の脚を収納した状態を示す図であり、(a)は折り畳み脚を裏面側に備えたパネル板を取り外した状態の正面図、(b)は該パネル板の背面図である。 折り畳み椅子の別の構成例を示す斜視図である。 サイドパネル内に折り畳み椅子の脚を収納した状態を示す図であり、(a)は折り畳み脚を裏面側に備えたパネル板を取り外した状態の正面図、(b)は該パネル板の背面図である。 パネル板とは別体の座板を取付部材を介してサイドパネルに取付ける構成を示す縦断側面図である。
符号の説明
A 大部屋の個室化パネルシステム
B ベッド
C 構造壁
CT カーテン
D 出入口
F 床面
FS 折り畳み椅子
R 大部屋
R1〜R4 準個室
S 共用空間
W 窓
1 壁側パネル(第1パネル)
2 サイドパネル(第2パネル)
11 フレーム
12 縦枠
12a 開口
12c 係止孔
13 横枠
21 パネル板
21a 取付孔
23 パネル板
24 パネル板(座板)
24a 切欠き
24b 裏面
25 ヒンジ
26,27 折り畳み脚
26a,27a 連結部材
26b,27b 支脚
26c,27c 接地部材
26d,27d 補強部材
28 左右枠
29 前後枠
30 支軸
31 上部連結具
31a 係合爪
32 下部連結具
32a フック
51 パネル板
52 パネル板(座板)
52a 裏面
53 ヒンジ
54,55 折り畳み脚
54a,55a 連結部材
54b,55b 支脚
54c,55c 接地部材
56 左右枠
57 前後枠
58 支軸
61 取付部材
62 ブラケット
62a フック
64 座板
64b 裏面
65 ヒンジ

Claims (5)

  1. 第1パネルに対して直角に単又は複数の第2パネルを連結して設置してなるパネルシステムであって、
    前記第2パネルのパネル面に沿う水平軸まわりに回動可能とされた座板又は天板を、直接又は取付部材を介して前記第2パネルに連結し、該座板又は天板の裏面側に折り畳み脚を取付けて折り畳み椅子又はテーブルとしてなり、
    該折り畳み椅子又はテーブルの使用状態において前記脚が床面に接地することにより、該椅子又はテーブルが前記第2パネルの遊端部の振れを抑制するパネルシステム。
  2. 前記第2パネルを、複数の縦枠及び横枠により形成されるフレームのブロック毎にパネル板を着脱可能となしたブロックパネルとしてなる請求項1記載のパネルシステム。
  3. 前記第2パネルに連結された座板又は天板をパネル板自体とし、前記折り畳み椅子又はテーブルの脚を前記第2パネル内に収納可能としてなる請求項1又は2記載のパネルシステム。
  4. 前記折り畳み椅子又はテーブルを前記第2パネルの遊端部近傍に設けてなる請求項1記載のパネルシステム。
  5. 前記折り畳み脚を枢支する、前記座板又は天板の裏面側に設けられた支軸の軸方向を、前記折り畳み椅子又はテーブルの使用状態において前記第2パネルに略直交する方向としてなる請求項1記載のパネルシステム。
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