JP2013094591A - 間仕切家具 - Google Patents
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Abstract
病室の大部屋や介護・養護施設の多床室のベッド間に設置する間仕切家具において、床面積が小さくとも、患者の使用できる空間が狭くなり過ぎず、衛生的で使い勝手の良い間仕切家具を提供することを課題とする。
【解決手段】
椅子を構成する座板と支持脚を回動自在に設け、支持脚には、座板と支持脚が収納した状態から、座板を回動させると座板が使用状態の位置にならないように座板の一部に当接させ、座板の回動を防止させる当接片を設け、座板には、支持脚が使用状態の位置のときに、当接片を収容し、座板が回動できるように収容部を設ける。
【選択図】図2
Description
このような、ベッド間に設置される間仕切家具は、一般的に、仕切壁の他、テーブル用天や椅子などを備えている。
特許文献1に記載されるように、椅子の座板が、座板の仕切壁側を水平回動軸として、水平回動軸の下方側に回動し、座板が仕切壁面の一部となるように収納され、椅子の使用時には、座板を下方から上方に回動展開し、別途収納されていた支持脚を展開し、座板を使用状態とするものは、支持脚を展開しなければ、座板を使用状態にすることができないので、誤って支持脚を展開せずに着座することはないが、座板の使用面が、座板の収納時に間仕切家具の表面下方部に位置し、表面側に露出することになるので、座板の使用面に人の靴などが接触し易く、衛生面や院内感染防止の上において好ましくない。
他に、支持脚を展開した使用状態で、誤って支持脚に蹴飛ばしたりした場合、支持脚が回動し、予期せず収納状態になり、この状態で使用者が着座する可能性があり危険である。
また、座板と支持脚は、別々の箇所に仕切壁面と略平行な状態で収納できるので、収納時の張り出しが小さくて済むばかりでなく見栄えがいい。さらに、簡単な構成なので部品点数が少なく、コストが安くできる。
そして、天板13と収納装置14の間の所定の間隔101部の仕切壁10には、椅子15が備えられており、椅子15は、座板16と座板を支持する支持脚17で構成されている。
採光板102は病室のレイアウトや照明器具の配置に応じて、半透明、不透明を使い分けてよい。
また、仕切壁10ベッドの足元側の上方側には、液晶テレビなどのモニター103を設置することができる。
そして天板13は、ヒンジ131によって、上下方向に回動自在とされているので、天板13は、使用状態から前記ヒンジ131を水平回動軸として上方にむかって回動し、使用状態から約90度回動した位置で、仕切壁10に備えられたマグネットキャッチ107に支持され収納状態とすることができる。
当然ながら、収納装置14には、引出しの代わりに開き扉を設けることもでき、筐体の大きさも用途に合わせて適宜設定することができる。
座板16のベッドの足元側の下面が、支持脚17によって支持されている。
そして、座板16は、ヒンジ161によって、上下方向に回動自在とされているので、座板16は、使用状態から前記ヒンジ161を水平回動軸として上方にむかって回動し、使用状態から約90度回動した位置で、仕切壁10に備えられたマグネットキャッチ108に支持され収納状態とすることができる。
尚、座板16は、平面視、左右方向に長い長方形を成しているが、これは複数人が座板に着座できるように配慮したものであり、間仕切家具1の左右の長さ、天板13の大きさ、収納装置14によって変動し、平面視、略正方形を成した一人掛け用の座板としてもよい。
そして支持脚17は、ヒンジ171によって、水平方向に回動自在とされているので、支持脚17は、使用状態から前記ヒンジ171を垂直回動軸として水平方向に回動し、使用状態から約90度回動し、収納することができる。
副仕切壁202は、上端が仕切壁10と同じ高さに設定され、仕切壁10の延長方向に立設し、底板201は、下面にキャスター203が装着され、副仕切体2が移動自在とされている。
したがって、座板16の使用状態の下面16bの床からの高さ位置に対して、座板16の収納状態の下端面16cの床からの高さ位置は、座板16の板厚とほぼ同じ寸法分高い位置になる。
したがって、座板16と支持脚17の収納状態で、支持脚17の当接面17bを、常に座板16の収納状態の下端面16cに当接させておくと、支持脚17が使用状態にされるまで、座板16がまったく回動できないようにすることができる。
しかしながら、座板16と支持脚17の収納操作のし易さといった点においては、当接面17bが常に当接するより若干の隙間を設けたほうが望ましい。
したがって、前記間隔がほぼない状態の場合、椅子の使用状態において、支持脚17の当接面17bと、座板16の表面16aがほぼフラットになるため、凹部16dは、座板16を貫通した形態となる。
尚、この場合、座板16は、支持脚の当接片17a以外の支持脚の上面で支えられている。
支持脚17のヒンジ171、171の171a、支持脚の使用状態の平面視において、収納方向側に設定されている。
支持脚17のヒンジ171側の上部には、切り欠き17cが形成されている。
切り欠き17cは、支持脚17が使用状態であって、座板16が収納状態から使用状態に、操作される時、座板16の回動を妨げないように設けられるものである。
支持脚17の使用状態の時には、座板16が回動操作をされても、支持脚17に切り欠き17cが設けられているので、座板16の下端面16aは、どこにも当接せずに使用状態まで回動させることができる。
当接片16fは、座板16の使用状態の下面16cの面に設けられ、座板16の収納状態の下面16cから下方に向かって、座板16の板厚相当分突出している。
したがって、支持脚17が使用状態にあるときには、座板16が収納状態から回動操作をされると、座板16の当接片16fは、逃がし孔110に収容され、座板16は使用状態とすることができる。
当接突起163によって、支持脚17が収納状態と使用状態の中間位置にあるときも、当接面17bが、突起163に当接するので座板16が水平にならず(やや上向きになる)、使用状態とならない。したがって、支持脚17が使用状態にあるときのみ、座板16を使用状態にすることができる。
B2 窓側ベッド
W 壁面
S 窓
1 間仕切家具
15 椅子
16 座板
17 支持脚
16c 当接面
16d 凹部
16e 切り欠き
16f 当接片
162a 収容凹部
17a 当接片
17b 当接面
110 逃がし孔
110a 段部
Claims (6)
- 室内に複数台配設されたベッド間に設置され、ベッド間を仕切る方向に立設する仕切壁を備え、仕切壁には、座板と座板を支持する支持脚を備え、座板は、座板の仕切壁側を水平回動軸として、使用状態から上方に向かって回動し仕切壁面と略平行な状態で収納され、支持脚は、支持脚の仕切壁側を垂直回動軸として、座板支持状態から水平方向に回動し、仕切壁面と略平行な状態で収納される間仕切家具において、座板あるいは支持脚の少なくともいずれか一方に、座板と支持脚が収納された状態で、座板が回動操作されると、他方の座板あるいは支持脚に当接し座板の回動を阻止する当接片を備えたことを特徴とする間仕切家具。
- 当接片は、支持脚の上部側に具備される請求項1記載の間仕切家具。
- 当接片は、収納状態における座板の下部側に具備される請求項1記載の間仕切家具。
- 座板は、支持脚が使用状態の時、当接片を収容し、座板が回動できるようにする当接片収容部を具備する請求項2記載の間仕切家具。
- 座板と支持脚が使用状態の時、当接片収容部は、当接片の水平方向の回動を規制し、支持脚の水平方向の回動を防止する請求項4記載の間仕切家具。
- 仕切壁の所定の位置に、座板が使用状態のとき、当接片を収容する当接片収容部を具備する請求項3記載の間仕切家具。
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