JP2013094591A - 間仕切家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
病室の大部屋や介護・養護施設の多床室のベッド間に設置する間仕切家具において、床面積が小さくとも、患者の使用できる空間が狭くなり過ぎず、衛生的で使い勝手の良い間仕切家具を提供することを課題とする。
【解決手段】
椅子を構成する座板と支持脚を回動自在に設け、支持脚には、座板と支持脚が収納した状態から、座板を回動させると座板が使用状態の位置にならないように座板の一部に当接させ、座板の回動を防止させる当接片を設け、座板には、支持脚が使用状態の位置のときに、当接片を収容し、座板が回動できるように収容部を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、病室の大部屋や介護・養護施設の多床室のベッド間に設置する間仕切家具に関する。
病室などの大部屋に収容された患者のプライバシー空間を形成するため、大部屋に複数配置されたベッドの間に、間仕切家具を設置する方法が知られている。
通常、大部屋は、平面視略四角形を成した部屋であって、部屋の一壁面が、病院内の廊下側に面して形成され、該壁面の略中央に引戸式出入口扉が設けられ、該壁面の対向側の壁面に建屋外を臨む窓が設置される。
そして、この部屋は、出入口扉から窓側に向って設定された通路により二分され、二分された病室の一方の廊下側に、廊下側壁面と平行にベッドが配置され、窓側に、窓側壁面と平行にベッドが配置され、通路を挟む対向側にも、同様な方向でベッドが配置され、合計で4台のベッドが配置され4床室とされる。
そして、窓側に配置されたベッドと廊下側に配置されたベッドとの間に、ベッドと平行に間仕切家具が設置され、各々のベッド空間のプライバシーが確保されている。
このような、ベッド間に設置される間仕切家具は、一般的に、仕切壁の他、テーブル用天や椅子などを備えている。
しかしながら、このような間仕切家具で大部屋が仕切られ、患者のプライバシー空間が形成された場合、施設によっては間仕切家具の設置平面積によって、1床当たりの床面積が削られ、患者の使用できる空間が狭くなり過ぎる場合がある。そのため、天板あるいは椅子を仕切壁側に収納式に施すことによって間仕切家具を小型化し、ベッドと間仕切家具の間の空間をできるだけ大きくすることが行われている。(例えば、特許文献1参照。)
特開2007−2541公報
このような間仕切家具に設置される収納可能な椅子は、通常、面会者などの使い勝手のわからない不特定多数の人が使用することになる。
特許文献1に記載されるように、椅子の座板が、座板の仕切壁側を水平回動軸として、水平回動軸の下方側に回動し、座板が仕切壁面の一部となるように収納され、椅子の使用時には、座板を下方から上方に回動展開し、別途収納されていた支持脚を展開し、座板を使用状態とするものは、支持脚を展開しなければ、座板を使用状態にすることができないので、誤って支持脚を展開せずに着座することはないが、座板の使用面が、座板の収納時に間仕切家具の表面下方部に位置し、表面側に露出することになるので、座板の使用面に人の靴などが接触し易く、衛生面や院内感染防止の上において好ましくない。
逆に、椅子の座板が、座板の仕切壁側を水平回動軸として、水平回動軸の上方側に回動し、座板が仕切壁面の一部となるように収納され、椅子の使用時には、別途収納されている支持脚を展開し、座板を上方から下方に回動展開し、座板を支持脚に載置することにより座板を使用状態とするものは、先に支持脚を展開していない時に、座板の展開操作し、使用者が誤って座板の収納状態から下方部に向かって180度展開させてしまい、座板が仕切壁部に衝突し、大きな衝突音を発生させ他の患者の迷惑になるばかりか破損することもある。また、座板の前記収納状態から90度展開した状態で、座板が簡易的に止まるようにストッパーを設けたとしても、支持脚が使用状態にないときに、使用者が座板に着座する可能性があり危険である。
他に、支持脚を展開した使用状態で、誤って支持脚に蹴飛ばしたりした場合、支持脚が回動し、予期せず収納状態になり、この状態で使用者が着座する可能性があり危険である。
本願発明は、このような問題に鑑み、支持脚が収納状態のときは、座板を使用状態にできない安全で使い勝手のよい間仕切家具の提供を課題とするものである。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、室内に複数台配設されたベッド間に設置され、ベッド間を仕切る方向に立設する仕切壁を備え、仕切壁には、座板と座板を支持する支持脚を備え、座板は、座板の仕切壁側を水平回動軸として、使用状態から上方に向かって回動し仕切壁面と略平行な状態で収納され、支持脚は、支持脚の仕切壁側を垂直回動軸として、座板支持状態から水平方向に回動し、仕切壁面と略平行な状態で収納される間仕切家具において、座板あるいは支持脚の少なくともいずれか一方に、座板と支持脚が収納された状態で、座板が回動操作されると、他方の座板あるいは支持脚に当接し座板の回動を阻止する当接片を備えた間仕切家具である。
次に上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、第1の手段に加え、当接片を、支持脚の上部側に具備するものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第3の手段として構成したところは、第1の手段に加え、当接片を、収納状態における座板の下部側に具備するものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第4の手段として構成したところは、第2の手段に加え、座板は、支持脚が使用状態の時、当接片を収容し、座板が回動できるようにする当接片収容部を具備するものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第5の手段として構成したところは、第4の手段に加え、座板と支持脚が使用状態の時、当接片収容部は、当接片の水平方向の回動を規制し、支持脚の水平方向の回動を防止するものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第6の手段として構成したところは、第3の手段に加え、仕仕切壁の所定の位置に、座板が使用状態のとき、当接片を収容する当接片収容部を具備するものである。
第1手段として構成したところによると、座板と支持脚が収納した状態で、座板を回動させると、座板あるいは支持脚に当接片が当接し座板の回動が阻止されるので、支持脚が使用状態にないときに、使用者が座板に着座することを防止することができる。
また、座板と支持脚は、別々の箇所に仕切壁面と略平行な状態で収納できるので、収納時の張り出しが小さくて済むばかりでなく見栄えがいい。さらに、簡単な構成なので部品点数が少なく、コストが安くできる。
第2手段として構成したところによると、座板と支持脚が収納した状態で、座板を回動させると、当接片は座板に近く、座板が大きく回動することなく座板の回動を阻止できるので、使用者がわかりやすく使い勝手がよい。
第3手段として構成したところによると、座板と支持脚が収納した状態で、座板を回動させると、当接片は支持脚に近く、座板が大きく回動することなく座板の回動を阻止できるので、使用者がわかりやすく使い勝手がよい。
第4手段として構成したところによると、座板と支持脚が収納した状態で、当接片と座板の間隔を狭くしても、支持脚が使用状態のときに、当接片が、座板に当接せず、座板が使用状態まで回動可能となり、支持脚が使用状態の時は、使用者が座板に着座できるので、支持脚が収納状態の時は、座板が大きく回動することなく座板の回動を阻止でき、使用者がわかりやすく使い勝手がよい。
第5の手段の構成によると、座板と支持脚が使用状態のときは、支持脚が回動することがなく、支持脚が不用意に回動することを防止できる。
第6手段として構成したところによると、座板と支持脚が収納した状態で、当接片と支持脚の間隔を狭くしても、支持脚が使用状態のときに、当接片が、仕切壁に当接せず、座板が使用状態まで回動可能となり、支持脚が使用状態の時は、使用者が座板に着座できるので、支持脚が収納状態の時は、座板が大きく回動することなく座板の回動を阻止でき、使用者がわかりやすく使い勝手がよい。
本発明の間仕切家具の使用例を示す斜視図。 本発明の間仕切家具を示す斜視図。 本発明の副仕切体を示す斜視図。 本発明の間仕切家具の椅子が使用状態の時を示す正面図。 本発明の間仕切家具の椅子が使用状態の時を示す背面図。 本発明の間仕切家具の椅子が収納状態の時を示す正面図。 本発明の第1実施例の椅子が使用状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第1実施例の座板が収納状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第1実施例の椅子が収納状態の時を示す概略正面図。 本発明の第1実施例の椅子が収納状態の時で座板の回動が阻止された時を示す概略右側面図。 本発明の第1実施例の他の実施例の座板が収納状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第1実施例の他の実施例の椅子が収納状態の時を示す概略正面図。 本発明の第1実施例の他の実施例の椅子が収納状態の時で座板の回動が阻止された時を示す概略右側面図。 本発明の第2実施例の椅子が使用状態の時を示す概略正面図。 本発明の第2実施例の椅子が収納状態の時を示す概略正面図。 本発明の第2実施例の椅子が使用状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第2実施例の座板が収納状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第2実施例の他の実施例の椅子が収納状態の時で座板の回動が阻止された時を示す概略右側面図。 図14のA部拡大図。 本発明の第3実施例の椅子が収納状態の時を示す概略正面図。 本発明の第3実施例の椅子が使用状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第3実施例の他の実施例の椅子が収納状態の時で座板の回動が阻止された時を示す概略右側面図。 本発明の第4実施例の椅子が収納状態の時を示す概略正面図。 本発明の第4実施例の椅子が使用状態の時を示す概略正面図。 本発明の第4実施例の椅子が使用状態の時を示す概略右側面図。 本発明の第4実施例の椅子が使用状態の時を示す概略左側面図。 本発明の第4実施例の他の実施例の椅子が収納状態の時で座板の回動が阻止された時を示す概略右側面図。 本発明の第4実施例の他の実施例の椅子が使用状態の時を示す概略左側面図。
本発明は、ベッド間を仕切る方向、すなわちベッドの長尺方向と平行な方向を、左右方向とし、左右方向に延び、所定高さを有する仕切壁と、該仕切壁の左右両端部にそれぞれ配置された板状の脚体と、仕切壁の仕切面側に、仕切壁を挟み前後一対に設置された天板と、仕切壁を挟み前後一対に設置された収納装置と、回動収納可能に設置された座板と、回動収納可能に設置された座板を支持する支持脚と、仕切壁の一部の開口に設置された半透明の採光板とで構成され、座板と支持脚が収納した状態で、座板を回動させると、座板が使用状態の位置にならないように、座板と支持脚の一部が当接し、座板の回動を防止させる当接片を備え、支持脚が使用状態の位置のときに、当接片が、どこにも当接せず座板の回動を許容させる間仕切家具である。
以下、本願発明の間仕切家具の構成を添付図面に基づいて詳述する。
本発明に係る間仕切家具1は、図1に示すように、病室の大部屋や介護・養護施設の多床室のベッドの間に設置し、患者のプライバシー空間を形成するものである。
間仕切家具1は、廊下側壁面(図示せず。)と建屋外を臨む窓S側壁面と、廊下側壁面と窓S側壁面の端部をつなぐ壁面Wで形成された病室で使用されるものであって、壁面W側を枕元側にして、廊下側壁面に平行に設置されるベッドB1と、窓S側壁面に平行に設置されるベッドB2との間に、ベッドの長尺方向と平行に配設されるものである。
間仕切家具1は、ベッド間を仕切る方向、すなわちベッドB1、B2の長尺方向を左右方向とし、左右方向に延び、所定の高さを有する仕切壁10と、該仕切壁10の左右両端部のそれぞれに取付けられる板状のベッド足元側の脚体11、ベッド枕元側の脚体12と、仕切壁10のベッドの足元側に、仕切壁10を挟む前後一対の天板13、13と、仕切壁10のベッドの枕元側に、仕切壁10を挟む前後一対の収納装置14、14とを備えており、天板13と収納装置14との間は所定の間隔101があけられている。
そして、天板13と収納装置14の間の所定の間隔101部の仕切壁10には、椅子15が備えられており、椅子15は、座板16と座板を支持する支持脚17で構成されている。
座板16の上方側の仕切壁10の所定の位置に、半透明の樹脂製の採光板102が嵌め込まれ、採光性が保たれている。
採光板102は病室のレイアウトや照明器具の配置に応じて、半透明、不透明を使い分けてよい。
また、仕切壁10ベッドの足元側の上方側には、液晶テレビなどのモニター103を設置することができる。
仕切壁10の上部には、天井方向に向かって光を照射する照明ユニット104が設けられ、照明ユニット104は左右方向に延び、仕切壁10の前後方向に張り出すように構成され、照明ユニット104の前記張り出した下面にカーテンレール105が設けられ、カーテンレール105にはカーテン106が吊り下げられている。
脚体11、12は、板状であって、仕切壁10の前後方向に向かって張り出すように設けられ、高さは、前記天板13の下面よりやや高い位置までであって、脚体11、12と仕切壁10とで平面視H型を成すように構成されている。
天板13は、平面視、前後方法に長い略長方形を成し、天板13のベッドの足元側の下面が、脚体11に設けられた天板受け111で支持され、天板13の仕切壁10側がヒンジ131、131を介して、仕切壁10に支持されている。
そして天板13は、ヒンジ131によって、上下方向に回動自在とされているので、天板13は、使用状態から前記ヒンジ131を水平回動軸として上方にむかって回動し、使用状態から約90度回動した位置で、仕切壁10に備えられたマグネットキャッチ107に支持され収納状態とすることができる。
収納装置14は、前方側が開口とされた筐体であって、前後方向に引き出す引出し141、141、141が備えられ、下部はオープン棚142とされている
当然ながら、収納装置14には、引出しの代わりに開き扉を設けることもでき、筐体の大きさも用途に合わせて適宜設定することができる。
座板16は、平面視、左右方向に長い長方形を成し、座板16のベッドの枕側の下面が、収納装置14に設けられた座板受け143支持され、座板16の仕切壁10側がヒンジ161、161を介して、仕切壁10に支持されている。
座板16のベッドの足元側の下面が、支持脚17によって支持されている。
そして、座板16は、ヒンジ161によって、上下方向に回動自在とされているので、座板16は、使用状態から前記ヒンジ161を水平回動軸として上方にむかって回動し、使用状態から約90度回動した位置で、仕切壁10に備えられたマグネットキャッチ108に支持され収納状態とすることができる。
尚、座板16は、平面視、左右方向に長い長方形を成しているが、これは複数人が座板に着座できるように配慮したものであり、間仕切家具1の左右の長さ、天板13の大きさ、収納装置14によって変動し、平面視、略正方形を成した一人掛け用の座板としてもよい。
支持脚17は、板状であって、椅子15の使用時に仕切壁10と直交する方向に立設し、仕切壁10側がヒンジ171、171を介して、仕切壁10に支持されている。
そして支持脚17は、ヒンジ171によって、水平方向に回動自在とされているので、支持脚17は、使用状態から前記ヒンジ171を垂直回動軸として水平方向に回動し、使用状態から約90度回動し、収納することができる。
椅子15の使用時には、使用状態にされた支持脚17の上面が、座板16の下面に当接し、支持脚のヒンジ161側の反対側にあたる前端側下面に設けられたキャスター172が床面に当接し座板16を支持している。キャスター172は、支持脚の回動操作時に、床上をキャスターが転がることによって、床を傷付けずスムーズな回動操作を可能にするものである。
尚、実施例においてマグネットキャッチ107、108は、簡単な操作で開閉ができるが、マグネットキャッチの代わりにラッチ、鉤などの他の方法でもかまわない。
そして、このように構成された間仕切家具1には、副仕切体2が着脱自在に装着され、ベッド間を仕切る長さを延長することができる。
副仕切体2は、板状の底板201と底板201に立設する副仕切壁202とで構成される。
副仕切壁202は、上端が仕切壁10と同じ高さに設定され、仕切壁10の延長方向に立設し、底板201は、下面にキャスター203が装着され、副仕切体2が移動自在とされている。
副仕切体2には、必要に応じてベッドの足元側からの視線を遮るエンドパネル204や収納装置205、コートフック206などが備えられる。
間仕切家具1と副仕切体2は、副仕切体2に設けられたレバーの回動操作により現れる鉤207と、間仕切家具1に設けられた鉤孔109とが係合し連結される。
このように構成された間仕切家具における第1実施例を、以下、図7〜図13に基づいて詳述する。
実施例1において、座板16の蝶番161は、使用状態における座板16の上面16a側に取り付けられており、蝶番161の水平回動軸161aは、前記上面16aよりやや上方に位置している。
したがって、座板16の使用状態の下面16bの床からの高さ位置に対して、座板16の収納状態の下端面16cの床からの高さ位置は、座板16の板厚とほぼ同じ寸法分高い位置になる。
支持脚17は上部に当接片17aを有しており、当接片17aの上面は当接面17bとされる。当接面17bは、支持脚17の収納状態において、座板16の使用状態の下面16bの床からの高さ位置より高く、座板16の収納状態の下端面16cの床からの高さ位置より低い位置になる高さで設定される。
したがって、支持脚17の収納時に、座板16が回動操作をされると、座板16が一定角度回動したのち、座板16の収納状態の下端面16cが、支持脚17の当接面17bに当接し、座板16の回動が阻止される。
座板16の使用状態の下面16bには、支持脚17の使用状態における当接片17aが収容可能な正面視下向きコの字状の凹部16dが設けられている。
したがって、支持脚17が使用状態にあるときには、座板16が収納状態から回動操作をされると、支持脚17の当接片17aは、凹部16dに収容され、座板16は使用状態とすることができる。
凹部16dは、椅子の使用状態において、当接片17aが凹部16dに上部から抱え込まれるように支持されるので、椅子15の使用状態で支持脚17に水平方向に回動する力が加わると、当接片17aの垂直面と凹部16dの垂直面とが当接し、支持脚17に水平方向に回動することが規制される。
尚、座板16の凹部16dは、支持脚17の当接面17b相当分の凹溝が必要となる。このような場合、座板16の強度が凹溝によって不足することあるので、支持脚17の当接面17bの面積は小さい方が望ましい。
支持脚17の収納状態における当接面17bと、座板16の収納状態の下端面16cとの間隔をより小さく設定することによって、座板の回動が阻止される時の座板の開き具合(角度)を小さく設定することができる。
したがって、座板16と支持脚17の収納状態で、支持脚17の当接面17bを、常に座板16の収納状態の下端面16cに当接させておくと、支持脚17が使用状態にされるまで、座板16がまったく回動できないようにすることができる。
しかしながら、座板16と支持脚17の収納操作のし易さといった点においては、当接面17bが常に当接するより若干の隙間を設けたほうが望ましい。
前記のように間隔を小さくした場合、椅子15の使用状態では、座板16の凹部16dは、当接片17aが収容できる深さに設定しなければならない。
したがって、前記間隔がほぼない状態の場合、椅子の使用状態において、支持脚17の当接面17bと、座板16の表面16aがほぼフラットになるため、凹部16dは、座板16を貫通した形態となる。
具体的には、図11〜13に示されるように、支持脚17のヒンジ側上部の一部が上方に突出した当接片17aとされ、当接片17aの上面に当接面17bが形成され、座板16と支持脚17の収納状態で、前記当接面17bが座板16の下端面16cに当接し、座板16の回動を阻止している。そして、座板16のヒンジ側161には、椅子15の使用状態において、前記当接片17aが収容される切り欠き16eが設けられ、椅子15の使用状態で、座板16の表面16aと当接面17bの上面は略フラットになるように構成されている。また、椅子15の使用状態で支持脚17に水平方向に回動する力が加わると、当接片17aの垂直面と切り欠き16eの垂直面とが当接し、支持脚17に水平方向に回動することが規制される。
尚、この場合、座板16は、支持脚の当接片17a以外の支持脚の上面で支えられている。
第1実施例における椅子15の使用状態において、当接片17aの垂直面と、凹部16dあるいは切り欠き16eの垂直面との隙間を、支持脚17が、水平方向にほとんど回動しないように小さくすることで、支持脚17が収納状態と使用状態の中間位置にあるときは、座板16の下面16bと当接面17bが当接し、座板16が水平にならず(やや上向きになる)、使用状態とならない。したがって、支持脚17が使用状態にあるときのみ、座板16を使用状態にすることができる。
次に第2実施例を図14〜図19に基づいて詳述する。
第2実施例において、座板16のヒンジ161、161の水平回動軸161aは、座板の板厚方向の略中心に設定されている。
支持脚17のヒンジ171、171の171a、支持脚の使用状態の平面視において、収納方向側に設定されている。
支持脚17は上部が当接片17aとされ、当接片17aの上面は当接面17bとされる。
支持脚17のヒンジ171側の上部には、切り欠き17cが形成されている。
切り欠き17cは、支持脚17が使用状態であって、座板16が収納状態から使用状態に、操作される時、座板16の回動を妨げないように設けられるものである。
支持脚17の収納時に、座板16が回動操作をされると、座板16が一定角度回動したのち、座板16の下端面16cが、支持脚17の当接面17bに当接し、座板16の回動が阻止される。
支持脚17の使用状態の時には、座板16が回動操作をされても、支持脚17に切り欠き17cが設けられているので、座板16の下端面16aは、どこにも当接せずに使用状態まで回動させることができる。
切り欠き17cは、座板16の下端面16aが当接せずに使用状態まで回動させることができる最小限の大きさに設定すると、支持脚17の使用状態寸前まで支持脚17の当接面17bを、下端面16aに当接させることができる。
そして、座板16の使用状態の下面16bには、支持脚17の使用状態における当接片17aを支持する支持片162が設けられている。
支持片162は、座板16の使用状態において、正面視下向きコの字状の収容凹部162aを有しており、椅子の使用状態において、当接片17aが凹部162aに上部から抱え込まれるように支持されており、収容凹部162aの垂直面162bが、支持脚17の左右方向の回動を防止し、収容凹部162aの底面162cが、座板16を支えている。
第2実施例における椅子15の使用状態において、当接片17aの垂直面と、収容凹部162aの垂直面162bとの隙間を、支持脚17が、水平方向にほとんど回動しないように小さくすることで、支持脚17が収納状態と使用状態の中間位置にあるときは、座板16の下面16bあるいは、支持片162の下面に当接面17bが当接し、座板16が水平にならず(やや下向きあるいは上向き)、使用状態とならない。したがって、支持脚17が使用状態にあるときのみ、座板16を使用状態にすることができる。
このように第1実施例、第2実施例は、座板と支持脚が収納状態にあるとき、支持脚上面に設けた当接面が、座板の回動する方向側の一部である収納状態の座板の下面に当接し、座板の回動を阻止するものである。
次に第3実施例を図20〜図22に基づいて詳述する。
座板16と支持脚17の収納状態において、支持脚17の上部に、座板16の使用状態の下面16bに当接する高さに設定された当接片17aが設けられ、当接片17aの座板面側の垂直面が当接面17bとされ、当接面17bが、座板16の下面16bに当接することによって、座板の回動を阻止させるものである。
座板16の所定の箇所には、椅子の使用状態において、当接片17aを収容する切り欠き16eが設けられている。
第3実施例における椅子15の使用状態において、当接片17aの垂直面と、切り欠き16eの垂直面との隙間を、支持脚17が、水平方向にほとんど回動しないように小さくすることで、支持脚17が収納状態と使用状態の中間位置にあるときも、当接面17bが、座板16の下面16bに当接するので座板16が使用状態とならない。したがって、支持脚17が使用状態にあるときのみ、座板16を使用状態にすることができる。
次に第4実施例を図23〜図28に基づいて詳述する。
座板16のヒンジ161は、使用状態における座板16の上面16a側に取り付けられており、ヒンジ161の水平回動軸161aは、前記上面16a側より上方に位置している。したがって、座板16の使用状態の下面16cの床からの高さ位置に対して、座板16の収納状態の下端面16aの床からの高さ位置は、座板16の板厚とほぼ同じ寸法分高い位置になるのは実施例1と同じである。
座板16は、収納状態における下部に当接片16fを有しており、座板16の収納状態における当接片16fの下端面は、当接面16cとされる。
当接片16fは、座板16の使用状態の下面16cの面に設けられ、座板16の収納状態の下面16cから下方に向かって、座板16の板厚相当分突出している。
支持脚17は上部に、当接片17aを有しており、当接片17aの上面は当接面17bとされる。当接片17aは、座板16と支持脚17の収納状態において、前記当接面16fの下方部位置に設けられている。
したがって、支持脚17の収納時に、座板16が回動操作をされると、座板16が一定角度回動したのち、座板16の当接面16cと支持脚17の当接面17bが当接し、座板16の回動が阻止される。
次に、仕切壁10には、前記、当接片16fを収容する逃がし孔110が設けられている。
したがって、支持脚17が使用状態にあるときには、座板16が収納状態から回動操作をされると、座板16の当接片16fは、逃がし孔110に収容され、座板16は使用状態とすることができる。
座板16の使用状態の下面16cの当接片16fと使用状態における支持脚17の回動方向側面との間には、当接突起163が設けられる。
当接突起163によって、支持脚17が収納状態と使用状態の中間位置にあるときも、当接面17bが、突起163に当接するので座板16が水平にならず(やや上向きになる)、使用状態とならない。したがって、支持脚17が使用状態にあるときのみ、座板16を使用状態にすることができる。
他方、図28に示すように、仕切壁10に逃がし孔を設けず、仕切壁10の座板下面側に段部110aを設けることにより当接片16fを収容してもよい。
このように第1実施例〜第4実施例において、座板16は、一方側が座板受け143に支持され、他方側が支持脚17で支持されているが、座板受け143で支持せず、第1実施例〜第4実施例のそれぞれと同様に構成された支持脚17を、左右に設置し座板を支持してもよい。
以上のように、本発明は、病室の大部屋や介護・養護施設の多床室のベッド間に設置し、患者のプライバシー空間を確保する間仕切家具にかかわるものであり、間仕切機能に加え、天板、椅子が収納可能であるから、病室の床面積に左右されず、病室の大部屋や介護・養護施設の多床室の患者のプライバシー空間を確保する間仕切りとして広く利用することができる。
B1 廊下側ベッド
B2 窓側ベッド
W 壁面
S 窓
1 間仕切家具
15 椅子
16 座板
17 支持脚
16c 当接面
16d 凹部
16e 切り欠き
16f 当接片
162a 収容凹部
17a 当接片
17b 当接面
110 逃がし孔
110a 段部

Claims (6)

  1. 室内に複数台配設されたベッド間に設置され、ベッド間を仕切る方向に立設する仕切壁を備え、仕切壁には、座板と座板を支持する支持脚を備え、座板は、座板の仕切壁側を水平回動軸として、使用状態から上方に向かって回動し仕切壁面と略平行な状態で収納され、支持脚は、支持脚の仕切壁側を垂直回動軸として、座板支持状態から水平方向に回動し、仕切壁面と略平行な状態で収納される間仕切家具において、座板あるいは支持脚の少なくともいずれか一方に、座板と支持脚が収納された状態で、座板が回動操作されると、他方の座板あるいは支持脚に当接し座板の回動を阻止する当接片を備えたことを特徴とする間仕切家具。
  2. 当接片は、支持脚の上部側に具備される請求項1記載の間仕切家具。
  3. 当接片は、収納状態における座板の下部側に具備される請求項1記載の間仕切家具。
  4. 座板は、支持脚が使用状態の時、当接片を収容し、座板が回動できるようにする当接片収容部を具備する請求項2記載の間仕切家具。
  5. 座板と支持脚が使用状態の時、当接片収容部は、当接片の水平方向の回動を規制し、支持脚の水平方向の回動を防止する請求項4記載の間仕切家具。
  6. 仕切壁の所定の位置に、座板が使用状態のとき、当接片を収容する当接片収容部を具備する請求項3記載の間仕切家具。
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