JPH0619022Y2 - 出窓ユニット - Google Patents
出窓ユニットInfo
- Publication number
- JPH0619022Y2 JPH0619022Y2 JP669788U JP669788U JPH0619022Y2 JP H0619022 Y2 JPH0619022 Y2 JP H0619022Y2 JP 669788 U JP669788 U JP 669788U JP 669788 U JP669788 U JP 669788U JP H0619022 Y2 JPH0619022 Y2 JP H0619022Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- bay window
- bag
- front door
- window unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)
- Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建築物の外壁開口部に取付ける出窓ユニット
に係り、詳しくは、出窓を簡易書斎として使用できるよ
うに構成した出窓ユニットに関するものである。
に係り、詳しくは、出窓を簡易書斎として使用できるよ
うに構成した出窓ユニットに関するものである。
[従来の技術] 従来、出窓は建築様式上、居室の容積を拡張するだけで
なく、室内にゆとりを持たせるために造作されるもので
あったが、近時は生活様式の多様化に伴う居住者の潜在
的欲求を満たすべく、出窓を単なる空間の延長としてだ
けでなく、この部分に居住の一部としての機能を持たせ
ることが提案されるようになった。例えば、出窓を腰高
の地板で区切り、地板の下方に地袋を設け、地板の上面
には洗面器を設置し、地袋内を配管空間に利用して、洗
面に適するように構成した出窓ユニットが知られている
(実開昭61−166087号公報・実開昭61−14
4190号公報)。
なく、室内にゆとりを持たせるために造作されるもので
あったが、近時は生活様式の多様化に伴う居住者の潜在
的欲求を満たすべく、出窓を単なる空間の延長としてだ
けでなく、この部分に居住の一部としての機能を持たせ
ることが提案されるようになった。例えば、出窓を腰高
の地板で区切り、地板の下方に地袋を設け、地板の上面
には洗面器を設置し、地袋内を配管空間に利用して、洗
面に適するように構成した出窓ユニットが知られている
(実開昭61−166087号公報・実開昭61−14
4190号公報)。
ところが、これからの出窓ユニットは、日常生活面の潜
在的欲求を満たし得ても、文化生活面の潜在的欲求は満
たし難く、殊に小住宅化した現状においては、居室のス
ペースが限られているため、殊更書斎を設けて文化生活
を満喫する環境を造り出すことは不可能に近いといって
よい。かくして、通常は出窓としての本来的機能を有す
るものでありながら、必要に応じて直ちに簡易書斎とし
て使用できるような出窓ユニットの出現が、業界並びに
需要者から夙に要望されていた。
在的欲求を満たし得ても、文化生活面の潜在的欲求は満
たし難く、殊に小住宅化した現状においては、居室のス
ペースが限られているため、殊更書斎を設けて文化生活
を満喫する環境を造り出すことは不可能に近いといって
よい。かくして、通常は出窓としての本来的機能を有す
るものでありながら、必要に応じて直ちに簡易書斎とし
て使用できるような出窓ユニットの出現が、業界並びに
需要者から夙に要望されていた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上記のような現状に鑑み、業界並びに需要者
の要望に応えるべく創案されたものであって、その目的
とするところは、地板の下方に設けた地袋内に椅子を収
納すると共に、地袋の正面扉を起倒自在に枢支し、該正
面扉を床面に倒伏させることにより、地板を椅子付きの
机に転換して、簡易書斎として使用できるようにした出
窓ユニットを提供しようとするにある。
の要望に応えるべく創案されたものであって、その目的
とするところは、地板の下方に設けた地袋内に椅子を収
納すると共に、地袋の正面扉を起倒自在に枢支し、該正
面扉を床面に倒伏させることにより、地板を椅子付きの
机に転換して、簡易書斎として使用できるようにした出
窓ユニットを提供しようとするにある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本考案が採用した技術手段
は、地板の下方に地袋を有する出窓ユニットにおいて、
上記地袋内に椅子を収納すると共に、地袋の正面扉を起
倒自在に枢支して椅子の移動載置面を形成し、上記地板
と椅子とによって簡易書斎を構成したことを特徴とする
ものである。
は、地板の下方に地袋を有する出窓ユニットにおいて、
上記地袋内に椅子を収納すると共に、地袋の正面扉を起
倒自在に枢支して椅子の移動載置面を形成し、上記地板
と椅子とによって簡易書斎を構成したことを特徴とする
ものである。
[作用] したがって、本考案によれば、地袋の正面扉が閉じられ
ている状態では、通常の出窓としてのカウンターが形成
され、正面扉を床面に倒伏させた状態では、該正面扉に
よって椅子の移動載置面が形成されるので、地板を机と
して利用できると共に、地袋内を机に対座したときの脚
入れ空間として利用でき、出窓を簡易書斎として使用で
きることになる。この場合、床面は倒伏させた正面扉を
介して椅子を支承しているため、椅子を移動させても損
傷する惧れは全くない。
ている状態では、通常の出窓としてのカウンターが形成
され、正面扉を床面に倒伏させた状態では、該正面扉に
よって椅子の移動載置面が形成されるので、地板を机と
して利用できると共に、地袋内を机に対座したときの脚
入れ空間として利用でき、出窓を簡易書斎として使用で
きることになる。この場合、床面は倒伏させた正面扉を
介して椅子を支承しているため、椅子を移動させても損
傷する惧れは全くない。
[実施例] 本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。第1図ないし第3図において、1は出窓ユニット、
2はその窓部、3は地袋、4は地板、5は地袋3の正面
扉、6は室内の床面、7は室内の壁面、8は椅子であ
る。
る。第1図ないし第3図において、1は出窓ユニット、
2はその窓部、3は地袋、4は地板、5は地袋3の正面
扉、6は室内の床面、7は室内の壁面、8は椅子であ
る。
上記窓部2は、外面側にガラス入り窓サッシ21が装着さ
れ、両脇部には複数段の本棚22が対向して形成されてお
り、その縦枠23は壁面7から額縁11を介して区画されて
いる。
れ、両脇部には複数段の本棚22が対向して形成されてお
り、その縦枠23は壁面7から額縁11を介して区画されて
いる。
地袋3の右側脇部には複数段の引出し31が設けられてお
り、左側脇部には片開き扉を有する戸棚32が設けられて
おり、その中間部分の空所33の前面には正面扉5が設け
られている。上記正面扉5は下端に蝶番51を取付けて起
倒自在な引倒し戸に形成され、椅子8の使用時にはその
外面52が床面6に倒伏し、かつその内面53は椅子8の移
動載置面になると共に、椅子8の不使用時にはその外面
52が引出し31の面と戸棚32の面に合わせた仕上げとなっ
ている。
り、左側脇部には片開き扉を有する戸棚32が設けられて
おり、その中間部分の空所33の前面には正面扉5が設け
られている。上記正面扉5は下端に蝶番51を取付けて起
倒自在な引倒し戸に形成され、椅子8の使用時にはその
外面52が床面6に倒伏し、かつその内面53は椅子8の移
動載置面になると共に、椅子8の不使用時にはその外面
52が引出し31の面と戸棚32の面に合わせた仕上げとなっ
ている。
上記正面扉5の内面53の外周には見切縁54が周設され、
その内部には床面6と同種の、またはそれと調和する床
材55が貼着されている。
その内部には床面6と同種の、またはそれと調和する床
材55が貼着されている。
空所33の床面34にも床材55を敷設するのが好ましく、ま
た、空所33は地板4の通常の高さに従い、この内部に収
納される椅子8の寸法に見合う奥行きを有しており、し
たがって、出窓ユニット1の見込み寸法も椅子8の寸法
によって定められる。椅子8は着席できるものであれば
よく、図示のようなキャスターを有する回転式のものに
限定されるものではない。
た、空所33は地板4の通常の高さに従い、この内部に収
納される椅子8の寸法に見合う奥行きを有しており、し
たがって、出窓ユニット1の見込み寸法も椅子8の寸法
によって定められる。椅子8は着席できるものであれば
よく、図示のようなキャスターを有する回転式のものに
限定されるものではない。
また、出窓ユニット1の外部の仕上げは、屋根部分と共
に、自由な設計に従えばよく、窓部2の両側の本棚22と
地袋3との背面には小壁12が形成されている。
に、自由な設計に従えばよく、窓部2の両側の本棚22と
地袋3との背面には小壁12が形成されている。
上記のように構成した出窓ユニット1は、工場において
製作され、建物の開口部に取付けられるが、このような
ユニット製品は、仕様に従って付属設備を加えることが
でき、その例として、本考案では地板4の上面隅部、空
所33の奥等に照明用のコンセント91,92が装備され、窓
部2の上部に照明器具93が装備されている。
製作され、建物の開口部に取付けられるが、このような
ユニット製品は、仕様に従って付属設備を加えることが
でき、その例として、本考案では地板4の上面隅部、空
所33の奥等に照明用のコンセント91,92が装備され、窓
部2の上部に照明器具93が装備されている。
叙上のような構成において、いま、出窓ユニット1を簡
易書斎として使用したいときは、地袋3の正面扉5を床
面6に倒伏させ、内部に収納されている椅子8を引出せ
ばよい。すなわち、正面扉5を床面6側へ引き倒すと、
該正面扉5は蝶番51の軸支によって床面6上に敷設され
た状態になると共に、その内面53が椅子8の移動載置面
となるので、地袋3の空所33に収納されている椅子8
を、床面6に損傷を与えることなく自由に引き出すこと
ができ、かくして、出窓ユニット1は机として利用され
る地板4と引き出された椅子8とによって簡易書斎に転
換される。この場合、椅子8を図示のようなキャスター
を有する回転式のものを使用しても、正面扉5の内面53
には見切縁54が周設されているので、椅子8の使用中キ
ャスターが逸脱して床面6に損傷を与える惧れもない。
易書斎として使用したいときは、地袋3の正面扉5を床
面6に倒伏させ、内部に収納されている椅子8を引出せ
ばよい。すなわち、正面扉5を床面6側へ引き倒すと、
該正面扉5は蝶番51の軸支によって床面6上に敷設され
た状態になると共に、その内面53が椅子8の移動載置面
となるので、地袋3の空所33に収納されている椅子8
を、床面6に損傷を与えることなく自由に引き出すこと
ができ、かくして、出窓ユニット1は机として利用され
る地板4と引き出された椅子8とによって簡易書斎に転
換される。この場合、椅子8を図示のようなキャスター
を有する回転式のものを使用しても、正面扉5の内面53
には見切縁54が周設されているので、椅子8の使用中キ
ャスターが逸脱して床面6に損傷を与える惧れもない。
[考案の効果] これを要するに本考案は、地板の下方に地袋を有する出
窓ユニットにおいて、上記地袋内に椅子を収納すると共
に、地袋の正面扉を起倒自在に枢支して椅子の移動載置
面を形成し、上記地板と椅子とによって簡易書斎を構成
したから、次のような格別顕著な効果を奏する。
窓ユニットにおいて、上記地袋内に椅子を収納すると共
に、地袋の正面扉を起倒自在に枢支して椅子の移動載置
面を形成し、上記地板と椅子とによって簡易書斎を構成
したから、次のような格別顕著な効果を奏する。
(1)居室のスペースが限られていて、殊更書斎を設け
ることができない比較的小型の住宅でも、室内のゆとり
スペースの有効利用を保持した状態で、出窓を簡易書斎
に転換して使用することができ、文化面からも生活環境
を向上させることができる。
ることができない比較的小型の住宅でも、室内のゆとり
スペースの有効利用を保持した状態で、出窓を簡易書斎
に転換して使用することができ、文化面からも生活環境
を向上させることができる。
(2)出窓を簡易書斎として使用する場合に、椅子を収
納していた地袋の空所が脚入れ空間として利用できるの
で、自由な挙動が確保され、したがって、楽な姿勢で机
上(地板)での読書、執務ができる。
納していた地袋の空所が脚入れ空間として利用できるの
で、自由な挙動が確保され、したがって、楽な姿勢で机
上(地板)での読書、執務ができる。
(3)出窓を簡易書斎として使用する場合に、椅子を地
袋の空所から引き出しても、予め床面側に倒伏させた正
面扉の内面が、椅子の移動載置面となるので、床面を損
傷させる惧れはない。
袋の空所から引き出しても、予め床面側に倒伏させた正
面扉の内面が、椅子の移動載置面となるので、床面を損
傷させる惧れはない。
図面は本考案に係る出窓ユニットの一実施例を示すもの
であって、第1図は内観斜視図、第2図は縦断面図、第
3図は外観斜視図である。 1…出窓ユニット、2…窓部、3…地袋、4…地板、5
…正面扉、6…床面、7…壁面、8…椅子、11…額縁、
21…窓サッシ、22…本棚、31…引出し、32…戸棚、33…
空所、51…蝶番、52…外面、53…内面、54…見切縁、55
…床材、91,92…コンセント、93…照明器具
であって、第1図は内観斜視図、第2図は縦断面図、第
3図は外観斜視図である。 1…出窓ユニット、2…窓部、3…地袋、4…地板、5
…正面扉、6…床面、7…壁面、8…椅子、11…額縁、
21…窓サッシ、22…本棚、31…引出し、32…戸棚、33…
空所、51…蝶番、52…外面、53…内面、54…見切縁、55
…床材、91,92…コンセント、93…照明器具
Claims (1)
- 【請求項1】地板の下方に地袋を有する出窓ユニットに
おいて、上記地袋内に椅子を収納すると共に、地袋の正
面扉を起倒自在に枢支して椅子の移動載置面を形成し、
上記地板と椅子とによって簡易書斎を構成したことを特
徴とする出窓ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP669788U JPH0619022Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 出窓ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP669788U JPH0619022Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 出窓ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01112290U JPH01112290U (ja) | 1989-07-28 |
JPH0619022Y2 true JPH0619022Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31211079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP669788U Expired - Lifetime JPH0619022Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 | 出窓ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619022Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107212642A (zh) * | 2016-03-22 | 2017-09-29 | 哈尔滨金苹果橱柜有限公司 | 一种带有座椅的书柜 |
-
1988
- 1988-01-22 JP JP669788U patent/JPH0619022Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01112290U (ja) | 1989-07-28 |
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