JP3557980B2 - キャビネット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット本体の前側開口から引き出される引出し体を有するキャビネットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図9に示す如く、キャビネット本体3の前側開口から引き出される引出し体4を有するキャビネットCは知られている。該キャビネットCは天板1及び両側板2と背板32とを備えて前側に開口しており、該前側開口から引き出される引出し体4が、同両側板2間で前後スライド自在に支持されて、上下二段に配設されている。又、キャビネットCは洗面室、脱衣室、洗濯室等を兼ねるサニタリールームの室内床8上に設置されており、その際、背板32が後方の室内壁6に近接される。このサニタリールームは建物の躯体壁9内に設けられるユニットルームRであり、基礎床33上にアジャスター脚34を介して支持されている。
【0003】
この場合、脱衣や着替え或いはタオル等をキャビネットC内に外観良く収納保管することができ、これにより、煩雑となりがちなサニタリールーム(ユニットルームR)内を整理整頓することができる。その際、上下二段に配設される両引出し体4内に収納物を種類分けして収納保管することができ、使い勝手は良好である。しかも、収納物は引出し体4内に納められて該引出し体4を引き出すことで、容易に同収納物を出し入れすることができる。又、キャビネットCの天板1上をカウンターとして活用することもでき、該天板1上にいろんな小物を載置することができて便利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、引出し体4の収納容量を確保するために、キャビネットCの奥行寸法が長く形成されており、該キャビネットCを設置するには大きなスペースが必要となる。しかも、キャビネットCの奥行寸法が長いということで、該キャビネットCを設置する場所や向きも限定されてしまう。それ故、狭いサニタリールーム(ユニットルームR)内では、洗面台や洗濯機等との配置関係により設置困難になってしまうという問題があった。又、引出し体4の収納容量を確保するのにキャビネットCを高く形成すると、該キャビネットCの天板1の位置が高くなって、該天板1上をカウンターとして活用し難くなるという問題もあった。
【0005】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、収納物を出し入れし易い状態で保管することができ、収納容量も確保され、しかも、設けるのに室内で大きなスペースをとらず、その場所や向きにも制限を受け難くなって、狭いユニットルーム内であっても容易に設けることができるキャビネットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のキャビネットは、天板及び両側板を備えて前後両側に開口したキャビネット本体を形成し、該キャビネット本体の前側開口から引き出される引出し体を同両側板間で前後スライド自在に支持させ、該引出し体の前後寸法を同両側板の前後寸法よりも長く形成して、同引出し体の後端部分を同キャビネット本体の後側へ突出させ、該後端部分を囲い覆う前側に開口した補助箱体を同キャビネット本体の後側に取着し、該補助箱体を室内壁に形成した開口部に入れ込み納めてなる。
【0007】
したがって、この場合、前後スライド自在に支持される引出し体に収納物を納めて、該収納物をキャビネット本体内に収納保管することができる。その際、引出し体をキャビネット本体の前側開口から引き出した状態にして、収納物を容易に出し入れすることができる。しかも、引出し体の前後寸法がキャビネット本体の両側板の前後寸法よりも長く形成されていて、該引出し体の収納容量は確保されている。
【0008】
更に、キャビネット本体の後側へ突出する引出し体の後端部分は補助箱体で囲み覆われ、該補助箱体が室内壁に形成した開口部に入れ込み納められていて、同キャビネット本体は室内で大きなスペースをとらず、これを設ける場所や向きにも制限を受け難い。そのため、狭いユニットルーム内であっても容易に設けることができる。又、その際、引出し体の後端部分が補助箱体で囲み覆われていることで、該引出し体内には虫や埃等が入り込み難く、室内外間での気密性や断熱性等にも支障を来さない。
【0009】
本発明の請求項2記載のキャビネットは、上記請求項1記載のキャビネットにおいて、引出し体を上下複数段に配設し、該複数段の引出し体の後端部分をまとめて囲い覆う補助箱体としたことを特徴とする。
【0010】
したがって、この場合は特に、上下複数段に配設される各引出し体内に収納物を種類分けして収納保管することができ、整理整頓し易くて使い勝手は良好である。しかも、複数段の引出し体の後端部分が補助箱体でまとめて囲い覆われることで、該補助箱体は簡単な構造でままでその取り付けも複雑化しない。
【0011】
本発明の請求項3記載のキャビネットは、上記請求項1又は2記載のキャビネットにおいて、キャビネット本体を室内床上に設置したことを特徴とする。
【0012】
したがって、この場合は特に、キャビネット本体の荷重が室内床上で支持されて、該キャビネット本体の室内壁に対する取付支持構造は簡略化され、容易に施工することができる。しかも、キャビネット本体が上下に長く形成されて、収納容量を増大させることが可能となる。
【0013】
本発明の請求項4記載のキャビネットは、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載のキャビネットにおいて、建物の躯体壁内に設けられるユニットルームの室内壁に開口部を形成し、該開口部から室内壁外側へ突出させた補助箱体を同躯体壁より内側のスペース内に収容したことを特徴とする。
【0014】
したがって、この場合は特に、ユニットルームの室内壁に形成される開口部から室内壁外側へ補助箱体が突出され、該補助箱体は躯体壁より内側のスペース内に収容されて屋外へ突出せず、同躯体壁とユニットルームとの間のスペースが有効に活用される。
【0015】
本発明の請求項5記載のキャビネットは、上記請求項4記載のキャビネットにおいて、室内壁がユニットルームの壁コーナー部分でジョイナーを介して連結されており、該ジョイナーを避ける位置に開口部を形成し、天板を両側板の間隔巾よりも横長に形成し、該両側板間上に同天板を両側へ位置選択変更自在に取着して、該天板の片側端部を外側方へ突出させ、該片側端部を側方の室内壁に近接させたことを特徴とする。
【0016】
したがって、この場合は特に、壁コーナー部分で室内壁を連結するジョイナーを避けて、支障なく上記の開口部が形成されている。その際、開口部は側方の室内壁から距離をおいて形成されることになるが、横長に形成される天板をその片側端部を外側方へ突出させて両側板間上に取着し、該天板の片側端部を同側方の室内壁に近接させることで、該側方の室内壁と同天板との間に隙間を生じないよう組立施工することができる。しかも、ここでは、天板が両側板間上に両側へ位置選択変更自在に取着されるもので、該天板の取着位置を反対側に選択変更することによって、同天板の片側端部は反対外側方へ突出した形態となり、施工現場に応じて、組立形態の左右勝手変更を簡単に行うことができる。
【0017】
本発明の請求項6記載のキャビネットは、上記請求項5記載のキャビネットにおいて、外側方へ突出された天板の片側端部の下方に形成される隙間を覆い隠すフィラーを、側板の前端付近に取着したことを特徴とする。
【0018】
したがって、この場合は特に、上記の外側方へ突出された天板の片側端部の下方に形成される隙間が、側板の前端付近に取着したフィラーで覆い隠されて、施工仕上がり外観は良好となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1〜8は、本発明の請求項1〜6全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態のキャビネットにおいては、天板1及び両側板2を備えて前後両側に開口したキャビネット本体3を形成している。又、キャビネット本体3の前側開口から引き出される引出し体4を両側板2間で前後スライド自在に支持させ、該引出し体4の前後寸法を同両側板2の前後寸法よりも長く形成している。そして、引出し体4の後端部分をキャビネット本体3の後側へ突出させ、該後端部分を囲い覆う前側に開口した補助箱体5を同キャビネット本体3の後側に取着して、該補助箱体5を室内壁6に形成した開口部7に入れ込み納めている。
【0020】
更に、該実施形態のキャビネットにおいては、引出し体4を上下複数段に配設すると共に、該複数段の引出し体4の後端部分をまとめて囲い覆う補助箱体5としており、キャビネット本体3を室内床8上に設置してもいる。又、建物の躯体壁9内に設けられるユニットルームRの室内壁6に開口部7を形成し、該開口部7から室内壁6外側へ突出させた補助箱体5を同躯体壁9より内側のスペースS内に収容している。
【0021】
この場合、室内壁6がユニットルームRの壁コーナー部分でジョイナー10を介して連結されており、該ジョイナー10を避ける位置に前記開口部7を形成している。ここにおいて、天板1を両側板2の間隔巾よりも横長に形成し、該両側板2間上に同天板1を両側へ位置選択変更自在に取着している。これにより、天板1の片側端部11を外側方へ突出させ、該片側端部11を側方の室内壁6に近接させている。しかも、外側方へ突出された前記天板1の片側端部11の下方に形成される隙間を覆い隠すフィラー12を、側板2の前端付近に取着している。
【0022】
図7、8に示す如く、ユニットルームRは、その室内床8上に前記キャビネット本体3の他、洗面台13や洗濯機等も設置され、洗面室、脱衣室、洗濯室等を兼ねたサニタリールームとなっている。ユニットルームRには出入り開口部14が形成されると共に、浴室との間を仕切る浴室ドア15用の開口も形成されている。すなわち、浴室ドア15を備えたバスルームユニットRBがユニットルームRに隣接されており、該バスルームユニットRBとユニットルームRとは並設結合されて一体化される。ユニットルームR及びバスルームユニットRBは、いずれも建物の躯体壁9内に現場で組立施工されて設けられるものであり、その際、基礎床上にアジャスター脚等を介して支持され、両室の周囲には各々室内壁6が立設される。又、ユニットルームRやバスルームユニットRBと躯体壁9との間には、スペースSが存在することになる。
【0023】
図1〜6に示す如く、キャビネット本体3は前後両側に開口しており、天板1及び両側板2と、該両側板2間に架設されて両者を連結する以下の部材とで形成されている。すなわち、両側板2間の前側で上下方向に間隔をあけて並設される四本の幕板桟16と、同後側で上下に配設される後上桟17及び後下桟18と、該後下桟18の上側に近接して同両側板2間の前後にわたる底板19とを、キャビネット本体3が備え、これ等の部材及び両側板2は、木材、合成樹脂、ステンレス等の金属で形成されている。
【0024】
補助箱体5は合成樹脂或いはステンレス等の金属でなり、薄板状で前側に開口した縦長箱型に形成されている。補助箱体5の開口上下縁には外方へ折曲したフランジ片部20が形成され、同開口両側縁には前方へ延出した突出片部21が形成されている。そして、上下のフランジ片部20が前記後上桟17及び後下桟18の各々にネジ固定され、両側の突出片部21が前記両側板2の後端に形成された凹溝22に挿入嵌合されることで、補助箱体5はその周囲に隙間が生じないよう気密性を確保した状態で、前記キャビネット本体3の後側に取着される。
【0025】
又、図6に示す如く、前記キャビネット本体3の両側板2の上端には、各前後に計四つの凸起23が配設形成されており、天板1の下面に配設形成された凹穴24を同各凸起23に嵌合させることで、該天板1は同両側板2間上に取着される。天板1はメラミン樹脂等の合成樹脂で一体に形成されたもので、その下面にはキャビネット本体3の四つの凸起23に対応する配置パターンが両側方向にずれて存在する二つの配置パターンで、計八つの前記凹穴24が配設形成されている。この場合、天板1は両側板2の間隔巾よりも横長に形成され、そのため、該両側板2間上に同天板1を両側へ位置選択変更自在に取着することができ、これにより、同天板1の片側端部11を外側方へ突出させることもできる。
【0026】
又、図1〜5に示す如く、前記キャビネット本体3には引出し体4が上下四段に配設されており、各引出し体4は略同寸で上下略均等に配置されている。各引出し体4は両側板2間で前後スライド自在に支持されており、ここでは、同両側板2と各引出し体4との間にスライドレール25が介設され、該スライドレール25のスライド係合により支持されている。その際、引出し体4の後端付近の上縁に突設されたストッパーピン26が、側板2の前側内面に突設されたピンスクリュー27に当止することで、同引出し体4の不用意な抜け外れは防止される。なお、引出し体4の前端部分にはキャビネット本体3の前側開口を開閉する前面板28が一体化されており、該前面板28の表面に突設された引手29を持って同引出し体4を出し入れすることができる。
【0027】
そして、前記補助箱体5を室内壁6に形成した開口部7に入れ込み納めて、キャビネット本体3が室内床8上に設置支持される。その際、キャビネット本体3は室内壁6に対しても取着支持されるもので、この場合、該室内壁6の開口部7の周縁上下に、同キャビネット本体3の上下の後上桟17及び後下桟18を、各々ネジ固定している。又、図3、4に示す如く、室内壁6はユニットルームRの壁コーナー部分でジョイナー10を介して連結されているが、該ジョイナー10を避ける位置に前記開口部7は支障なく形成されている。
【0028】
又、図5に示す如く、側板2の前端付近の外側面には、上下方向に複数配設されるL型金具30で、同側板2の上下にわたるフィラー12が取着されている。そして、天板1の外側方へ突出した片側端部11を側方の室内壁6に近接させると、フィラー12の側端も同室内壁6に近接される。しかも、フィラー12の側端が側方の室内壁6に近接する部位の手前側には、シリコン等のコーキング材31が施されている。そのため、前記天板1の片側端部11の下方に形成される隙間は、フィラー12によって体裁良く気密性を確保した状態で覆い隠される。
【0029】
したがって、該実施形態のキャビネットにおいては、前後スライド自在に支持される引出し体4に脱衣や着替え或いはタオル等の収納物を納めて、該収納物をキャビネット本体3内に外観良く収納保管することができ、これにより、煩雑となりがちなユニットルームR内を整理整頓することができる。その際、引出し体4をキャビネット本体3の前側開口から引き出した状態にして、収納物を容易に出し入れすることができる。しかも、引出し体4の前後寸法がキャビネット本体3の両側板2の前後寸法よりも長く形成されていて、該引出し体4の収納容量は確保されている。
【0030】
更に、キャビネット本体3の後側へ突出する引出し体4の後端部分は補助箱体5で囲み覆われ、該補助箱体5が室内壁6に形成した開口部7に入れ込み納められていて、同キャビネット本体3は室内で大きなスペースをとらず、これを設ける場所や向きにも制限を受け難い。すなわち、図8に示す如く、キャビネット本体8は前後薄型に形成されて、側方の室内壁6に浴室ドア15が存在する施工現場であっても、該浴室ドア15を避け同室内壁6の壁コーナー部分に沿わせて、同キャビネット本体8を設置することができる。
【0031】
そのため、サニタリールーム等の狭いユニットルームR内であっても、前記浴室ドア15や出入り開口部14、或いは、洗面台13や洗濯機等の配置関係にそれ程影響されることなく容易に設けることができる。又、その際、引出し体4の後端部分が補助箱体5で囲み覆われていることで、該引出し体4内にはユニットルームR外側のスペースS(室内壁6の裏側)から虫や埃等が入り込み難く、湿気の出入りも抑制されて、室内外間での気密性や断熱性等にも支障を来さない。
【0032】
又、該実施形態のキャビネットにおいては、上下複数段に配設される各引出し体4内に収納物を種類分けして収納保管することができ、整理整頓し易くて使い勝手は良好である。この場合、各引出し体4の深さ寸法は略均一であるが、収納物を保管すると共に出し入れし易い寸法に設定されている。しかも、複数段の引出し体4の後端部分が補助箱体5でまとめて囲い覆われることで、該補助箱体5は簡単な構造でままでその取り付けも複雑化しない。又、キャビネット本体3の荷重が室内床8上で支持されて、該キャビネット本体3の室内壁6に対する取付支持構造は簡略化され、容易に施工することができる。
【0033】
しかも、キャビネット本体3が上下に長く形成され、奥行寸法の長い引出し体4が上下複数段に配設されて、収納容量は増大されている。又、キャビネット本体3の天板1上をカウンターとして活用することもでき、該天板1上にいろんな小物を載置することができて便利であり、この場合、キャビネット本体3の高さ寸法は1〜1.5 mの範囲に設定される。又、キャビネット本体3の底板19より下側では室内壁6に開口部7が形成されておらず、該室内壁6と両側板2とで囲まれて前側に開放された開口スペースを形成しており、該開口スペース内には体重計や清掃道具等の小物を収容することができて便利である。
【0034】
又、該実施形態のキャビネットにおいては、ユニットルームRの室内壁6に形成される開口部7から同室内壁6外側へ補助箱体5が突出され、該補助箱体5は躯体壁9より内側のスペースS内に収容されて屋外へ突出しておらず、同躯体壁9とユニットルームRとの間のスペースSが有効に活用されている。又、この場合、壁コーナー部分で室内壁6を連結するジョイナー10を避けて、支障なく開口部7が形成されている。その際、開口部7は側方の室内壁6から若干距離をおいて形成されることになるが、横長に形成される天板1をその片側端部11を外側方へ突出させて両側板2間上に取着し、該天板1の片側端部11を同側方の室内壁6に近接させることで、該側方の室内壁6と同天板1との間に隙間を生じないよう組立施工することができる。
【0035】
又、ここでは、天板1が両側板2間上に両側へ位置選択変更自在に取着されるもので、該天板1の取着位置を反対側に選択変更することによって、同天板1の片側端部11は反対外側方へ突出した形態となる。そのため、浴室ドア15、出入り開口部14、洗面台13、洗濯機等の配置関係の異なる各施工現場に対応して、天板1の組立形態の左右勝手変更を簡単に行うことができる。しかも、外側方へ突出された天板1の片側端部11の下方に形成される隙間は、側板2の前端付近に取着したフィラー12で覆い隠されるので、施工仕上がり外観が良好となる。
【0036】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載のキャビネットにおいては、収納物を引出し体に納めて出し入れし易い状態で収納保管することができ、同引出し体は前後に長く形成されていて収納容量も確保される。しかも、キャビネット本体は室内で大きなスペースをとらず、これを設ける場所や向きにも制限を受け難くて、狭いユニットルーム内であっても容易に設けることができる。又、引出し体の後端部分が補助箱体で囲み覆われていることで、該引出し体内には虫や埃等が入り込み難く、室内外間での気密性や断熱性等にも支障を来さない。
【0037】
又、本発明の請求項2記載のキャビネットにおいては、特に、各引出し体内に収納物を種類分けして収納保管することができ、整理整頓し易くて使い勝手は良好である。しかも、複数段の引出し体の後端部分が補助箱体でまとめて囲い覆われることで、該補助箱体は簡単な構造でままでその取り付けも複雑化しない。
【0038】
又、本発明の請求項3記載のキャビネットにおいては、特に、キャビネット本体の荷重が室内床上で支持されて、該キャビネット本体の室内壁に対する取付支持構造は簡略化され、容易に施工することができる。しかも、キャビネット本体が上下に長く形成されて、収納容量を増大させることが可能となる。
【0039】
又、本発明の請求項4記載のキャビネットにおいては、特に、ユニットルームの室内壁に形成される開口部から室内壁外側へ補助箱体が突出され、該補助箱体は躯体壁より内側のスペース内に収容されて屋外へ突出せず、同躯体壁とユニットルームとの間のスペースが有効に活用される。
【0040】
又、本発明の請求項5記載のキャビネットにおいては、特に、壁コーナー部分でジョイナーを避けて支障なく上記の開口部が形成される。ここで、側方の室内壁と天板との間に隙間を生じないよう組立施工することができ、その際、施工現場に応じ組立形態の左右勝手変更を簡単に行うこともできる。
【0041】
又、本発明の請求項6記載のキャビネットにおいては、特に、上記の外側方へ突出された天板の片側端部の下方に形成される隙間が、側板の前端付近に取着したフィラーで覆い隠されて、施工仕上がり外観は良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるキャビネットを示す部分的に断面した側面図。
【図2】同キャビネットを示す正面図。
【図3】同キャビネットを示す部分的に断面した平面図。
【図4】同キャビネットの後側要部を示す横断面図。
【図5】同キャビネットの前側要部を示す横断面図。
【図6】図キャビネットの上側要部を示す分解斜視図。
【図7】同キャビネットが施工されたユニットルーム全体を示す横断面図。
【図8】同キャビネットを示す外観斜視図。
【図9】従来例であるキャビネットを示す縦断面図。
【符号の説明】
1 天板
2 側板
3 キャビネット本体
4 引出し体
5 補助箱体
6 室内壁
7 開口部
8 室内床
9 躯体壁
10 ジョイナー
11 片側端部
12 フィラー
R ユニットルーム
S スペース

Claims (6)

  1. 天板及び両側板を備えて前後両側に開口したキャビネット本体を形成し、該キャビネット本体の前側開口から引き出される引出し体を同両側板間で前後スライド自在に支持させ、該引出し体の前後寸法を同両側板の前後寸法よりも長く形成して、同引出し体の後端部分を同キャビネット本体の後側へ突出させ、該後端部分を囲い覆う前側に開口した補助箱体を同キャビネット本体の後側に取着し、該補助箱体を室内壁に形成した開口部に入れ込み納めてなるキャビネット。
  2. 引出し体を上下複数段に配設し、該複数段の引出し体の後端部分をまとめて囲い覆う補助箱体としたことを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  3. キャビネット本体を室内床上に設置したことを特徴とする請求項1又は2記載のキャビネット。
  4. 建物の躯体壁内に設けられるユニットルームの室内壁に開口部を形成し、該開口部から室内壁外側へ突出させた補助箱体を同躯体壁より内側のスペース内に収容したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のキャビネット。
  5. 室内壁がユニットルームの壁コーナー部分でジョイナーを介して連結されており、該ジョイナーを避ける位置に開口部を形成し、天板を両側板の間隔巾よりも横長に形成し、該両側板間上に同天板を両側へ位置選択変更自在に取着して、該天板の片側端部を外側方へ突出させ、該片側端部を側方の室内壁に近接させたことを特徴とする請求項4記載のキャビネット。
  6. 外側方へ突出された天板の片側端部の下方に形成される隙間を覆い隠すフィラーを、側板の前端付近に取着したことを特徴とする請求項5記載のキャビネット。
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