JP3478422B2 - 収納構造 - Google Patents

収納構造

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JP3478422B2
JP3478422B2 JP21680894A JP21680894A JP3478422B2 JP 3478422 B2 JP3478422 B2 JP 3478422B2 JP 21680894 A JP21680894 A JP 21680894A JP 21680894 A JP21680894 A JP 21680894A JP 3478422 B2 JP3478422 B2 JP 3478422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は収納構造、更に詳しく
は、建物の室内に形成された凹部を利用するとともに、
凹部の寸法が異なっても取付可能な収納構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の収納構造としては、複数
の大小の箱状のものを、建物の室内の凹部の寸法によ
り、組み合わせて取り付けるものが知られていた。図9
は、従来の収納構造を示す一例であって、玄関に形成さ
れた従来の収納構造の斜視図を示す。
【0003】従来の収納構造は、図9に示すように、両
側壁111,112と奥壁113とを有する凹部110に、4個の箱
状のキャビネット121〜124を組み合わせて取り付けてい
た。前記キャビネット121〜124は、図9に示すように、
全体形状が箱状であって、前面が開放した本体部140
と、この本体部140の内部にあって、内部を水平に仕切
る複数の棚板150と、本体部140の開放前面を塞ぐととも
に、開閉自在の2枚の扉160とを有していた。
【0004】そして、キャビネット121〜124を組み合わ
せた寸法と、建物の凹部110の寸法とを正確に合わせる
のは難しかった。特に、奥壁113と平行な水平左右方向
において、キャビネット121〜124を組み合わせた寸法が
建物の凹部110の寸法より僅かでも大きくなると、キャ
ビネット121〜124が凹部110に入らなくなるため、キャ
ビネット121〜124を組み合わせた寸法が建物の凹部110
の寸法より僅かに小さくなるように予め設定していた。
そして、これにより発生した隙間には、角状の木片から
なる角状部材131,132を取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実際の現場の
建物では、凹部110の避けられない寸法誤差が、現場毎
に、発生し、調整のために寸法の異なる角状部材131,13
2を現場毎に作成しなければならないという問題点があ
った。そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の
技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、各組立現場において発生する寸法
誤差にも容易に対応できるとともに、部品点数を減らす
ことができ、軽量化及び収納容量を増加することができ
るようにした収納構造を提供しようとするものである。
【0006】これに加え、請求項2記載の発明は、前枠
に支持される棚板支持部材と、この棚板支持部材に支持
される棚板とを有することにより、収納空間を複数に区
分して、効率的に物を収納できる収納構造を提供しよう
とするものである。これに加え、請求項3記載の発明
は、両側壁及び奥壁の室内側に、室内側表面に化粧を施
した耐火板材を有することにより、扉を開放した際の収
納構造の内部の外観が良好な収納構造を提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、建物の室内において、その室内を形成する床(例え
ば玄関床15)と、二つの側壁(11,12)と、その二つの側
壁(11,12)に挟まれた奥壁(13)とによって水平断面が略
コ字形をなして室外側に向かって突出する凹部(10)に形
成される収納構造であって、前記凹部(10)内において、
凹部(10)の開口部の水平方向寸法よりも小さい水平方向
寸法をなし、凹部(10)内の床上であって、奥壁(13)と平
行に位置して固定される四角枠状の前枠(20)と、この前
枠(20)の上横枠(21)に固定され上方に延びた上端が天井
に当接する幕板(26)と、前記側壁(11,12)のうちの少な
くとも一つの側壁(12)及びその側壁(12)に向かい合う前
枠(20)の縦枠(23)が形成する間隙に位置する調整部材(3
0)と、前枠(20)の枠内の開口部を塞ぐために前枠(20)に
支持される開閉自在の扉(40)とを備え、前記調整部材(3
0)は、側壁(12)に固定される縦部材(例えば縦板31)
と、その縦部材(31)に固定されるとともに前枠(20)の縦
枠(23)に固定される前部材(例えば前板32)とを備えた
ことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の特徴点に加え、前枠(20)には、前枠(20)に支持さ
れるとともに、前枠(20)から奥壁側に向かって突出する
棚板支持部材(60)と、この棚板支持部材(60)により支持
される棚板(70)とを備えたことを特徴とする。請求項3
記載の発明は、上記した請求項1または請求項2記載の
特徴点に加え、両側壁(11,12)及び奥壁(13)の室内側に
は、室内側表面に化粧を施した耐火板材(16)を有してい
ることを特徴とする。
【0009】
【作 用】請求項1記載の収納構造は、以下のようにし
て組み立てられる。まず、建物の室内において、その室
内を形成する床(15)と、二つの側壁(11,12)と、その二
つの側壁(11,12)に挟まれた奥壁(13)とによって水平断
面が略コ字形をなして室外側に向かって突出する凹部(1
0)内に、四角枠状からなる前枠(20)を奥壁(13)と平行と
なるように配置する。前枠(20)の水平方向寸法は、凹部
(10)の開口部の水平方向寸法より小さくなるように設定
されているため、両側壁(11,12)のうちの少なくとも一
つ側壁(12)と、この側壁(12)に向かい合う前枠(20)の縦
枠(23)との間に僅かの間隙が発生する。
【0010】つぎに、この間隙に縦部材(31)と前部材(3
2)とからなる調整部材(30)を挿入する。間隙に臨む側壁
(12)には、調整部材(30)の縦部材(31)を固定し、この側
壁(12)に向かい合う前枠(20)の縦枠(23)には、調整部材
(30)の前部材(32)を固定する。これにより、前枠(20)と
側壁(12)との間に発生した間隙内には調整部材(30)がは
め込まれた状態となる。
【0011】さらに、各建築現場の都合により、寸法誤
差が発生し、凹部(10)の水平方向寸法、すなわち両側壁
(11,12)間の距離が異なり、側壁(11,12)のうちの少なく
とも一つの側壁(12)と、この側壁(12)に向かい合う前枠
(20)の縦枠(23)との間で形成される間隙の長さが異なっ
てきても、調整部材(30)の前部材(32)と右縦枠(23)との
固定位置を調整することにより、収納構造を形成するこ
とができる。
【0012】つぎに、前枠(20)の上横枠(21)には上端が
天井に当接する幕板(26)を固定する。また、前枠(20)
に、前枠(20)の枠内の開口部に開閉自在の扉(40)を取り
付ける。これにより、前枠(20)の枠内の開口部が扉(40)
により塞がれた状態となる。すなわち、本収納構造は、
建物の凹部(10)を利用しているため、この凹部(10)の開
口部のみを、前枠(20)、扉(40)及び調整部材(30)により
塞ぐだけで、箱状の収納空間を形成することができる。
このため、背板、側板等を必要とせず、収納空間を増加
させることができるとともに、部品点数を減らすことが
できる。また、箱状でないため、工場出荷時にかさばら
ず、構造も簡単で重量も軽くすることができ、運搬に便
利である。
【0013】このようにして、前枠(20)、扉(40)及び調
整部材(30)、二つの側壁(11,12)、奥壁(13)並びに床(1
5)により囲まれた収納構造を形成することができる。次
に、請求項2記載の発明によれば、前枠(20)には、前枠
(20)から奥壁(13)側に向かって突出して形成されている
棚板支持部材(60)が支持されている。さらに、この棚板
支持部材(60)には、棚板(70)が支持されている。これに
より、凹部(10)内であって、扉(40)、両側壁(11,12)及
び奥壁(13)により囲まれた収納空間を複数に分割するこ
とができ、棚板(70)の上に物を収納することができて、
収納空間を効率的に利用することができる。
【0014】さらに、この棚板支持部材(60)は、前枠(2
0)のみで支持できるように形成されている。このため、
背板や側板等を必要とせず、部品点数を減らすことがで
きて、軽量化を図ることができる。請求項3記載の発明
によれば、両側壁(11,12)及び奥壁(13)の室内側には室
内側表面に化粧を施した耐火板材(16)を有している。こ
のため、収納構造の耐火性能を向上させることができる
とともに、耐火板材(16)の室内側表面の化粧を室内壁の
室内側表面の化粧と異なるものとすることができる。こ
れにより、扉(40)を開放した際に、他の室内壁の室内側
表面と同様のものを利用者に見せることなく、異なる外
観にすることができる。
【0015】また、本収納構造に靴等を収納する場合、
耐火板材(16)の室内側表面を靴の泥等の汚れが付着しに
くい材質のものや、汚れが付着しても水拭きにより簡単
に汚れが落ちる材質のものとすることにより、収納構造
の内部の外観を良好に維持することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例及び図面に基づいて、
更に詳しく説明する。図1〜5は、本発明の第1の実施
例を示すものであり、図1は収納構造の平面図、図2は
収納構造の斜視図、図3は棚板支持部材の正面図、図4
は水平状態の棚板支持部材の斜視図、図5は傾斜状態の
棚板支持部材の斜視図をそれぞれ示す。
【0017】まず、本実施例の構成について説明する。
本収納構造は、図1,2に示すように、例えば玄関の土
間の側方に位置する室内壁からなる凹状の凹部10に形成
されるものである。前記凹部10は、具体的には、玄関ド
ア(図示せず)を有する玄関入口14に隣接して形成され
た側壁12と、この側壁12から室内側に垂直に延設される
奥壁13と、この奥壁13に隣接して形成されるとともに、
前記側壁12に臨む側壁11とから形成されている。この両
側壁11,12及び奥壁13の室内側表面には、図2に示すよ
うに、室内側表面に他の玄関壁と異なる室内側表面の化
粧がされた耐火板材16が張り付けてある。
【0018】本収納構造は、図1,2に示すように、凹
部10の内部であって、玄関床15に設置される前枠支持台
90と、この前枠支持台90の上に固定される四角枠状の前
枠20と、この前枠20に取り付けられる扉40とを有してい
る。また、本収納構造は、図1,2に示すように、前枠
20に固定されるとともに、縦方向に連続する縦桟50と、
この縦桟50に固定される棚板支持部材60と、この棚板支
持部材60に支持される棚板70とを有している。さらに具
体的には、前記前枠支持台90は、図2に示すように、凹
部10の内部であって、玄関床15上に設置される方形板状
の台輪91と、この台輪91の上に位置し、台輪91の上面を
覆う方形薄板状の地板92と、台輪91の玄関側正面を覆う
方形薄板状の化粧板93とを有している。
【0019】前記前枠20は、図2に示すように、凹部10
内において、凹部10の開口部の水平方向寸法、すなわち
両側壁11,12間の距離よりも小さい水平方向寸法を有
し、奥壁13と平行に配置されている。また、前枠20は、
図2に示すように、前枠支持台90の地板92の上部前端に
沿って配置された下横枠22と、この下横枠22を室内側か
ら見て向かって右側に位置する右端から垂直上方に立設
された右縦枠23と、下横枠22を室内側から見て向かって
左側に位置する左端から垂直上方に立設された左縦枠24
と、右縦枠23及び左縦枠24のそれぞれの上端間に水平方
向に配置された上横枠21とを有している。また、下横枠
22はねじ38・・により前枠支持台90に固定されている。ま
た、前枠20には、図1,2に示すように、上横枠21及び
下横枠22のそれぞれの略中央間に渡され、縦方向に配置
された2枚の中縦枠25を有している。この2枚の中縦枠
25は、図1に示すように、ねじ36・・により、互いに固定
されている。また、前記左縦枠24は、図1に示すよう
に、ねじ37・・により左縦枠24が臨む側壁11に固定されて
いる。また、前記上横枠21の奥壁13側端面には、図2に
示すように、上横枠21の奥壁13側端面から上方に延びる
とともに、その上端が天井(図示せず)と当接する幕板
26が固定されている。
【0020】前記縦桟50は、例えば金属等の剛性を有す
る板状のものを水平断面形状がコ字状となるように折り
曲げて形成したものであって、右縦枠23、中縦枠25、左
縦枠24の奥壁13に臨む面に、縦方向に固定されている。
この縦桟50は、図4,5に示すように、奥壁13に臨む面
には、上下方向であって、縦一列に多数形成されるとと
もに、縦長に開口した係止孔51が形成されている。
【0021】前記棚板支持部材60は、例えば金属等の剛
性を有するものから板状に形成され、図3〜5に示すよ
うに、棚板70を支持する支持部61と、縦桟50に係止され
る係止部62とを有している。この係止部62は、縦桟50の
係止孔51に係止される上係止部63と、この上係止部63が
係止した係止孔51の下方に隣接する係止孔51に係止され
る下係止部64とを有している。この下係止部64は、図3
に示すように、上係止部63の下方に位置する水平係止部
66と、この水平係止部66より反支持部61側にずらしたと
ころに位置する傾斜係止部65とを有している。
【0022】また、前記棚板支持部材60の上端面には、
図3〜5に示すように、支持部61の縦桟50側と奥壁13側
の各々に下方に向かって凹状に凹んだ支持凹部67と、支
持部61の手前側と奥側の各々にねじを通すための貫通し
た貫通孔68とを有している。前記棚板70は、図1,4,
5に示すように、棚板支持部材60の貫通孔68に通された
ねじ75を介して、互いに水平方向に向かい合う2枚の棚
板支持部材60の間に固定されている。すなわち1枚の棚
板70は、両端に2個ずつ、計4個のねじ75により棚板支
持部材60に固定されている。そして、図1に示すよう
に、左縦枠24と中縦枠25との間の奥壁13側と、中縦枠25
と右縦枠23との間の奥壁13側とに1枚ずつ、計2枚の棚
板70が同一水平位置に配置されている。そして、図示し
ていないが、棚板支持部材60及び棚板70が上下方向に同
様に形成され、上下方向に複数個の棚板70が配置されて
いる。また、棚板70の長辺に相当する端部には、上方に
向かって延設された鍔状の鍔部71が形成されている。
【0023】前記前枠20の右縦枠23と、この右縦枠23が
臨む側壁12との間には、図1,2に示すように、その水
平断面形状がL字状の調整部材30が挿入されている。前
記調整部材30は、図1,2に示すように、側壁にねじ34
・・で固定される板状の縦部材31と、この縦部材31の室内
側端面に一端が固定されているとともに、縦部材31の室
内側端面から右縦枠23の室内側端面に向かって突出し
て、他端が右縦枠23の室内側端面に固定される板状の前
部材32と、この前部材32の前面に張り付けられるととも
に、室内側表面に化粧が施された化粧板33とを有してい
る。前記縦部材31は、図2に示すように、水平方向に2
個ずつのねじ34,34が鉛直方向に略等間隔に4箇所ねじ
込まれ、合計で計8個のねじ34により、側壁12に固定さ
れている。前記前部材32は、図1,2に示すように、鉛
直方向に略等間隔に4箇所形成されたねじ35・・により右
縦枠23の前端に固定されている。
【0024】つぎに、上記した実施例の組立順序につい
て説明する。まず、凹部10の両側壁11,12及び奥壁13の
室内側表面に、室内側表面が玄関壁の他の部分と異なる
化粧が施されている耐火板材16を張り付ける。このた
め、収納構造の耐火性能を向上させることができるとと
もに、耐火板材16の室内側表面の化粧を室内壁の室内側
表面の化粧と異なるものとすることができる。これによ
り、扉40を開放した際に、他の室内壁の室内側表面と同
様のものを利用者に見せることなく、異なる外観にする
ことができ、収納構造の内部外観を良好なものとするこ
とができる。
【0025】また、本収納構造に靴等を収納する場合、
耐火板材16の室内側表面を靴の泥等の汚れが付着しにく
い材質のものや、汚れが付着しても水拭きにより簡単に
汚れが落ちる材質のものとすることにより、収納構造の
内部の外観を良好に維持することができる。つぎに、凹
部10の内部であって、玄関床15上に方形状の台輪91を設
置する。この台輪91の形状は、予め凹部10の寸法に合わ
せて、凹部10よりも僅かに小さめに設定しておく。な
お、台輪91は収納構造の土台となるものであるため、重
量も大きなものを使用するのが望ましい。
【0026】つぎに、台輪91の上面に、台輪91と略同一
形状の地板92を張り付ける。台輪91の上面の室内側端部
には、地板92を形成せず、前枠20の下横枠22を設置する
スペースを確保しておく。つぎに、台輪92の室内側に、
室内側表面に化粧が施された化粧板93を張り付ける。
【0027】つぎに、前枠20を作成する。最初に、下横
枠22を水平に配置し、この下横枠22の水平長手方向の室
内側から見て向かって右端には、この右端から垂直上方
に向かって延びる右横枠23を設置する。また、下横枠22
の水平長手方向の室内側から見て向かって左端には、こ
の左端から垂直上方に向かって延びる左横枠24を設置す
る。さらに、下横枠22の略中央には、この略中央から垂
直上方に向かって延びる2枚の中縦枠25を設置する。こ
の2枚の中縦枠25は、図1に示すように、水平側方から
ねじ36・・を通すことにより、互いに固定する。そして、
右縦枠23、左縦枠24及び中縦枠25の上端を、上横枠21に
より連結することにより、前枠20が完成する。
【0028】そして、図2に示すように、前枠20の上横
枠21の奥壁13に臨む面に沿って幕板26を取り付ける。そ
の際、幕板26の上端面は天井に当接するように設置す
る。つぎに、完成した前枠20の下横枠22を、台輪91の室
内側上面端部の地板92を形成していないスペースにねじ
38・・を介して固定する。これにより、前枠20が台輪91に
固定される。なお、下横枠22を前枠支持台90に固定する
場合に、下横枠22の上面と、地板92の上面との間で段差
を形成させずに、下横枠22の上面と、地板92の上面とが
面一となるように固定する。これにより、地板92の上に
収納する物を出し入れする際に、下横枠22と地板92との
境界で引っかかることなく、抵抗なくスムーズに収納物
を移動させることができる。
【0029】また、前枠20は、前枠20が凹部10の奥壁13
と平行となるように配置するとともに、前枠20の左縦枠
24をねじ37により、凹部10の向かって左方の側壁11に固
定する。前枠20の水平方向寸法は、凹部10の開口部の水
平方向寸法より小さくなるように設定されているため、
向かって右方の側壁12と、この側壁12に向かい合う前枠
20の右縦枠23との間に僅かの間隙が発生する。
【0030】つぎに、この間隙に縦部材31と前部材32と
からなる調整部材30を挿入する。その際、調整部材30の
縦部材31は、水平側方からねじ込んだねじ34により、間
隙に臨む側壁12に固定する。また、調整部材30の前部材
32は、室内側から室外側に向かってねじ込んだねじ35に
より、側壁12に向かい合う前枠20の右縦枠23に固定す
る。固定された前部材32の室内側表面には、図1,2に
示すように、室内側表面に化粧が施された化粧板33が張
り付けてある。これにより、前枠20と側壁12との間に発
生した間隙内には調整部材30がはめ込まれた状態とな
る。
【0031】さらに、各建築現場の都合により、寸法誤
差が発生し、凹部10の水平方向寸法、すなわち両側壁1
1,12間の距離が異なり、側壁12と、この側壁12に向かい
合う前枠20の右縦枠23との間で形成される間隙の長さが
異なってきても、調整部材30の前部材32と右縦枠23との
固定位置を調整することにより、収納構造を形成するこ
とができる。
【0032】つぎに、前枠20の右縦枠23、左縦枠24及び
中縦枠25の奥壁13に臨む面に縦桟50を取り付ける。つぎ
に、縦桟50に棚板支持部材60を取り付け、この棚板支持
部材60に棚板70を取り付ける。この棚板支持部材60を縦
桟50に取り付ける状態として、棚板70を水平に支持する
水平状態と、棚板70を傾斜させて支持する傾斜状態との
2つの状態のいずれか一方を選択的に選ぶことができ
る。
【0033】まず、図4に示すように、棚板70を水平状
態に支持する場合を説明する。最初に、図4に示すよう
に、棚板支持部材60の係止部62の上係止部63を、縦桟50
の上下方向に形成された係止孔51の一つに係止させる。
つぎに、係止部62の水平係止部66を、図4に示すよう
に、上係止部63が係止した係止孔51より一つ下方に位置
する係止孔51に係止させる。これにより、縦桟50に棚板
支持部材60を水平状態で係止させることができる。同様
にして、図1に示すように、右縦枠23、中縦枠25及び左
縦枠24に固定した縦桟50の同一水平位置に棚板支持部材
60を係止させる。
【0034】つぎに、右縦枠23に固定した縦桟50に係止
される棚板支持部材60の支持部61と、中縦枠25に固定し
た縦桟50に係止される棚板支持部材60の支持部61との間
に棚板70をはめ込み、棚板支持部材60の貫通孔68を通る
ねじ75により、棚板70の両端を固定する。さらに同様に
して、中縦枠25に固定した縦桟50に係止される棚板支持
部材60の支持部61と、左縦枠24に固定した縦桟50に係止
される棚板支持部材60の支持部61との間に棚板70をはめ
込み、棚板支持部材60の貫通孔68を通るねじ75・・によ
り、棚板70の両端を固定する。
【0035】これにより、棚板支持部材60の支持部61が
棚板70を水平に支持することができる。したがって、同
一水平位置において、4個の棚板支持部材60の支持部61
を介して2枚の棚板70が支持される。そして、同様にし
て、縦桟50の上下方向に複数個の棚板支持部材60を係止
することにより、上下方向に複数の平行状態の棚板70を
配置することができる。
【0036】なお、係止孔51は縦桟50の上下方向に多数
形成されているため、上下方向の適当な位置の係止孔51
に、棚板支持部材60の係止部61を係止することができ
る。そして、この棚板支持部材60に棚板70を支持させる
ことにより、上下方向の適当な位置に棚板70を支持する
ことができる。これにより、収納する物の大きさによ
り、棚板70の上下方向の間隔を自由に設定することがで
き、収納空間を自由に分割することができて、効率的に
物を収納することができる。
【0037】また、棚板70を水平状態で使用する場合に
は、棚板70の鍔部71を奥壁13側に配置する。これによ
り、収納物が奥壁13側から落下するのを防止することが
できる。つぎに、図5に示すように、棚板70を水平状態
から傾斜させた傾斜状態で支持する場合を説明する。
【0038】まず、図5に示すように、棚板支持部材60
の係止部62の上係止部63を、縦桟50の上下方向に形成し
た係止孔51の一つに係止させる。つぎに、係止部62の傾
斜係止部65を、上係止部63が係止した係止孔51より一つ
下方に位置する係止孔51に係止させる。この傾斜係止部
65は、水平係止部66より反支持部側にずらしたところに
位置しているため、水平係止部66を使用した状態から棚
板70を所定角度だけ係止部62を中心として回転させた状
態となる。これにより、縦桟50に棚板支持部材60を傾斜
した状態で係止させることができる。同様にして、右縦
枠23、中縦枠25及び左縦枠24に固定した縦桟50の同一水
平位置に棚板支持部材60を傾斜した状態で係止させる。
【0039】つぎに、右縦枠23に固定した縦桟50に傾斜
した状態で係止される棚板支持部材60の支持部61と、中
縦枠25に固定した縦桟50に傾斜した状態で係止される棚
板支持部材60の支持部61との間に棚板70を同様に傾斜し
た状態ではめ込み、棚板支持部材60の貫通孔68を通るね
じ75により、棚板70の両端を固定する。さらに同様にし
て、中縦枠25に固定した縦桟50に傾斜した状態で係止さ
れる棚板支持部材60の支持部61と、左縦枠24に固定した
縦桟50に傾斜した状態で係止される棚板支持部材60との
間に棚板70をはめ込み、棚板支持部材60の貫通孔68を通
るねじ75・・により、棚板70の両端を固定する。
【0040】これにより、同一水平位置において、4個
の傾斜した棚板支持部材60の支持部61を介して2枚の傾
斜した棚板70が支持される。そして、同様にして、縦桟
50の上下方向に複数個の棚板支持部材60を係止すること
により、上下方向に複数の棚板70を傾斜させた状態で配
置することができる。また、水平状態の場合と同様に、
係止孔51は縦桟50の上下方向に多数形成されているた
め、上下方向の適当な位置の係止孔51に、棚板支持部材
60の係止部61を係止することにより、棚板支持部材60及
び棚板70を上下方向の適当な位置に支持することができ
る。これにより、水平状態の場合と同様に、収納空間を
自由に分割することができて、効率的に物を収納するこ
とができる。
【0041】また、棚板70を傾斜状態で使用する場合に
は、棚板70の鍔部71を前枠20側に配置する。これによ
り、収納物が傾斜した棚板70の表面を滑り落ちて、棚板
70の前枠20側から落下するのを防止することができる。
つぎに、前枠20の枠内の開口部にヒンジ45・・を介して開
閉自在の扉40を取り付ける。これにより、前枠20の枠内
の開口部が扉40により塞がれた状態となる。
【0042】このようにして、前枠20及び扉40、二つの
側壁11,12、奥壁13、天井並びに床15により囲まれた収
納構造を形成することができる。本収納構造は、縦桟50
及び扉40が直接、前枠20に取り付けられ、さらに、縦桟
50に固定される棚板支持部材60と、この棚板支持部材60
に両端が支持される棚板70とも含めて、全ての取り付け
部品が前枠20のみで支持できるように形成されている。
このため、背板、側板等を必要とせず、収納空間を増加
させることができるとともに、部品点数を減らすことが
できて、現場での組み立ても容易に実施することができ
る。
【0043】また、工場においては前枠20のみを形成す
れば良く、箱状でないため、工場出荷時にかさばらず、
構造も簡単で重量も軽くすることができ、運搬に便利で
ある。本実施例は、建物の室内において、その室内を形
成する玄関床15と、二つの側壁11,12と、その二つの側
壁11,12に挟まれた奥壁13とによって水平断面が略コ字
形をなして室外側に向かって突出する凹部10に形成され
る収納構造であって、前枠20及び扉40、調整部材30、奥
壁13並びに側壁11,12により、手前側、奥側、左側、右
側の周囲が囲まれる収納構造を形成するものである。
【0044】しかし、特にこれに限定されるものではな
く、建物の室内において、その室内を形成する玄関床15
と、この床15から鉛直上方に延びる奥壁13と、この奥壁
13から手前側に向かって略直角に形成される一つの側壁
とによって水平断面が略L字形をなす部分に形成しても
良い。この場合、一方の側壁に代えて、前枠20の水平長
手方向の反側壁側の端部から奥壁13側に向かって延びる
側板を、前枠20に取り付け、その他の構成は上述した第
1の実施例と同様の構成とする。これにより、前枠20及
び扉40、調整部材30、奥壁13、側板並びに側壁により、
手前側、奥側、左側、右側の周囲が囲まれ、上述したも
のと同様の効果を有する収納構造を形成することができ
る。
【0045】さらに、建物の室内において、その室内を
形成する玄関床15に立設され、この床15から鉛直上方に
延びる奥壁13との間に形成される部分に形成しても良
い。この場合、両方の側壁に代えて、前枠20の水平長手
方向の両端部から奥壁13側に向かって延びる側板を、前
枠20にそれぞれ取り付け、その他の構成は上述した第1
の実施例と同様の構成とする。これにより、前枠20及び
扉40、調整部材30、奥壁13並びに両側板により、手前
側、奥側、左側、右側の周囲が囲まれ、上述したものと
同様の効果を有する収納構造を形成することができる。
【0046】次に、第2の実施例について説明する。図
6は、本発明の第2の実施例を示すものであって、引き
出しを取り付けた棚板支持部材の斜視図を示す。本実施
例は、棚板支持部材60に引き出し85を取り付け可能とす
ることにより、収納ボックス80を形成できるようにした
もので、その他の構成は第1の実施例と同様の構成とな
っている。
【0047】この棚板支持部材60には、図6に示すよう
に、上下に位置する棚板支持部材60・・を連結する2枚の
上下連結板81,81と、この2枚の上下連結板81,81同士を
連結する左右連結板84と、2枚の上下連結板81,81の間
に位置するとともに、箱状であって、上面が開口した引
き出し85とを有している。前記上下連結板81,81は、図
6に示すように、2枚の上下連結板81,81の上端に形成
された上方に向かって突出する円柱状のダボ83・・を、1
枚の左右連結板84の下面の左右両端近傍に形成されたダ
ボ孔(図示せず)に押し込むことにより、左右連結板84
に連結されている。これにより、上下連結板81,81と左
右連結板84との剛性が確保される。
【0048】前記上下連結板81,81は、図6に示すよう
に、平行に配置された2枚の上下連結板81,81が互いに
臨む面に、手前側から奥側に向かって水平方向に固定さ
れるスライドレール82を有している。このスライドレー
ル82は、平行に配置された2枚の上下連結板81,81が互
いに臨む面から凸状に突出するとともに、垂直断面形状
が方形状になるように形成されている。
【0049】前記引き出し85は、図6に示すように、引
き出し85がスライドレール82に臨む側面に、スライドレ
ール82に沿って摺動可能なスライド溝86を有している。
このスライド溝86の垂直断面形状は、スライドレール82
がはまり込むことができるように、引き出し85がスライ
ドレール82に臨む側面から凹状に凹んで形成されてい
る。これにより、引き出し85をスライドレール82に沿っ
て、摺動することができ、引き出し85を手前側と奥側と
の間で移動させることができる。
【0050】また、引き出し85は、上面が開口した箱状
に形成されているとともに、上述したように、手前側に
引き出すことができる。このため、引き出し85の内部の
奥側まで収納物等を収納しても、引き出し85全体を手前
に引き出すことにより奥側に収納したものでも容易に取
り出すことができる。これにより、収納空間の全体を効
率的に利用することができる。
【0051】つぎに、第3の実施例について説明する。
図7は、本発明の第3の実施例を示すものであって、縦
桟に取り付ける棚板支持部材及び棚板の分解斜視図を示
す。本実施例は、図7に示すように、棚板70の水平長手
方向の両側端であって、奥壁13側及び反奥壁13側の位置
に、下方に向かって突出する方形状の突出片72を有して
いるもので、その他の構成は第1の実施例と同様の構成
となっている。
【0052】前記突出片72は、棚板70の水平長手方向に
突出していたものを、下方に向かって折り曲げることに
より形成されるもので、より具体的には、図7に示すよ
うに、棚板70の水平長手方向の両側端の奥壁13側及び反
奥壁13側の位置から、棚板70の水平長手方向に延びる水
平突出部77と、この水平突出部77に連続して形成される
とともに、垂直下方に向かって延びる垂直突出部76とを
有している。
【0053】したがって、棚板70の両端に水平に2個の
棚板支持部材60を配置し、棚板70の突出片72の垂直突出
部76を2個の棚板支持部材60の外側であって、反棚板70
側の側面側に位置するとともに、突出片72の水平突出部
77を棚板支持部材60の支持凹部67にはめ込むことによ
り、棚板70を支持することができる。さらに、支持凹部
67は、棚板支持部材60の上端面より凹状に下方に向かっ
て凹んでいるため、突出片72の水平突出部77が支持凹部
67の内部に入り込んで、水平突出部77と連続する棚板70
も棚板支持部材60の上端面より下方に位置する。このた
め、棚板70の水平長手方向の両端面は、各棚板支持部材
60が互いに向き合う内面とそれぞれ当接する。すなわ
ち、2個の棚板支持部材60が互いに向き合う内面間に棚
板70が挟まれた状態となるとともに、垂直突出部76と棚
板70の水平長手方向の端面との間に棚板支持部材60の支
持部61が挟まれた状態となる。これにより、棚板支持部
材60が係止部62を中心として回転することが阻止される
とともに、棚板70と棚板支持部材60とを引き離す方向に
力が加わっても、垂直突出部76が棚板支持部材60の側面
と当接することにより、外れることが阻止される。した
がって、棚板70及び棚板支持部材60をねじ等を使用せず
に、縦桟50にしっかりと固定することができる。
【0054】つぎに、第4の実施例について説明する。
図8は、本発明の第4の実施例を示すものであって、縦
桟に取り付ける棚板支持部材、四角筒及び棚板の分解斜
視図を示す。本実施例は、図8に示すように、棚板70の
下面であって、縦桟50側及び反縦桟50側の位置に、水平
長手方向に形成された中空で四角筒状の四角筒73を有し
ているもので、その他の構成は第1の実施例と同様の構
成となっている。
【0055】前記四角筒73の水平長手方向の両端には、
図8に示すように、垂直断面形状がL字状の突出片74が
形成されている。この突出片74は、四角筒73の両端から
垂直長手方向に延びる水平突出部78と、この水平突出部
78の反四角筒73側の端部から下方に向かって突出する方
形状の垂直突出部79とを有している。また、棚板70の下
面に四角筒73を固定した際、棚板70の水平長手方向の両
端面から突出片74が反四角筒73側に突出するように設定
されている。
【0056】したがって、棚板70の下面の水平長手方向
に2本の四角筒73を平行に固定し、この四角筒73の突出
片74の垂直突出部79を2個の棚板支持部材60の反棚板70
側の側面に位置するとともに、突出片74の水平突出部78
を棚板支持部材60の支持凹部67にはめ込むことにより、
棚板70を支持することができる。
【0057】さらに、支持凹部67は、棚板支持部材60の
上端面より凹状に下方に向かって凹んでいるため、突出
片74の水平突出部78が支持凹部67内に位置すると、棚板
70は、互いに向かい合う2個の棚板支持部材60の間に挟
まれた状態で棚板支持部材60の上端面より下方に位置す
る。このため、棚板70の水平長手方向の両端面は、各棚
板支持部材60が互いに向き合う内面とそれぞれ当接す
る。すなわち、2個の棚板支持部材60が互いに向き合う
内面間に棚板70が挟まれた状態となるとともに、垂直突
出部79と、棚板70の水平長手方向の端面との間に棚板支
持部材60の支持部61が挟まれた状態となる。これによ
り、棚板支持部材60が係止部62を中心として回転するこ
とが阻止されるとともに、棚板70と棚板支持部材60とを
引き離す方向に力が加わっても、垂直突出部79が棚板支
持部材60の側面と当接することにより突出片74が支持凹
部67から外れることが防止され、棚板70が棚板支持部材
60から外れて落下するのを阻止することができる。した
がって、棚板70及び棚板支持部材60は、ねじ等を使用せ
ずに、縦桟50にしっかりと固定することができる。
【0058】上述した第1〜4の実施例において、扉40
及び棚板70等の材質は、通常使用される木質に限定され
ることはなく、金属薄板で形成されるものや、ガラス等
のセラミック材からなるものを使用しても良い。特に、
扉40及び棚板70を透明の強化板ガラスを使用することに
より、扉40を閉じたままで、収納物を室内から確認する
ことができて便利である。
【0059】また、上述した第1〜4の実施例におい
て、前枠20には、ヒンジ45により回転して左右に開閉す
る扉40を取り付けているが、前枠20に取り付けるもの
は、特にこれに限定されることはなく、スライド式の引
き戸を取り付けることもできる。引き戸を取り付けるこ
とにより、室内側に扉40を回転して開閉させるスペース
がない場合にも利用可能な収納構造を形成することがで
きる。
【0060】また、上述した第1〜4の実施例におい
て、棚板支持部材60には棚板70を設置して、収納物を棚
板70に収納していたが、特にこれに限定されることはな
く、棚板70の代わりに円柱状のパイプを水平長手方向に
渡しても良い。このパイプにハンガーを引っかけること
により、洋服をかけたハンガーを収納することができ
る。これにより、洋服を整理整頓して収納することがで
きるようにした収納構造を形成することができる。
【0061】さらに、棚板70の代わりに四角柱を水平長
手方向に渡して、この四角柱から前枠側に延びる棒を形
成しても良い。この棒にズボンを引っかけることによ
り、ズボン掛けを形成することができる。これにより、
ズボンを整理整頓して収納することができるようにした
収納構造を形成することができる。
【0062】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、各組立現場において発生する寸法
誤差にも容易に対応できるとともに、部品点数を減らす
ことができ、軽量化及び収納容量を増加することができ
るようにした収納構造を提供することができる。
【0063】請求項2記載の発明によれば、前枠に支持
される棚板支持部材と、この棚板支持部材に支持される
棚板とを有することにより、収納空間を複数に区分し
て、効率的に物を収納できる収納構造を提供することが
できる。請求項3記載の発明によれば、両側壁及び奥壁
の室内側に、室内側表面に化粧を施した耐火板材を有す
ることにより、扉を開放した際の収納構造の内部の外観
が良好な収納構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであって、収
納構造を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示すものであって、収
納構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例を示すものであって、棚
板支持部材を示す正面図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示すものであって、水
平状態の棚板支持部材を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示すものであって、傾
斜状態の棚板支持部材を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示すものであって、引
き出しを取り付けた棚板支持部材を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示すものであって、縦
桟に取り付ける棚板支持部材及び棚板を示す分解斜視図
である。
【図8】本発明の第4の実施例を示すものであって、縦
桟に取り付ける棚板支持部材、四角筒及び棚板を示す分
解斜視図である。
【図9】従来の収納構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 凹部 11 側壁 12 側壁 13 奥壁 14 玄関口 15 玄関床 16 耐火板材 20 前枠 21 上横枠 22 下横枠 23 右縦枠 24 左縦枠 25 中縦枠 26 幕板 30 調整部材 31 縦部材 32 前部材 33 化粧板 34〜37 ねじ 40 扉 41 左扉 42 右扉 45 ヒンジ 50 縦桟 51 係止孔 60 棚板支持部材 61 支持部 62 係止部 63 上係止部 64 下係止部 65 傾斜係止部 66 水平係止部 67 支持凹部 68 貫通孔 70 棚板 71 鍔部 72 突出片 73 四角筒 74 突出片 75 ねじ 76 垂直突出部 77 水平突出部 78 水平突出部 79 垂直突出部 80 収納ボックス 81 上下連結板 82 スライドレール 83 ダボ 84 左右連結板 85 引き出し 86 スライド溝 90 前枠支持台 91 台輪 92 地板 93 化粧板 110 凹部 111 側壁 112 側壁 113 奥壁 121〜124 キャビネット 131,132 各状部
材 140 本体部 150 棚板 160 扉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−30560(JP,A) 特開 昭50−30657(JP,A) 実開 昭52−129631(JP,U) 実開 昭50−85317(JP,U) 実開 平7−28445(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 61/04 501 A47B 47/00 A47B 57/42

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の室内において、その室内を形成す
    る床と、二つの側壁と、その二つの側壁に挟まれた奥壁
    とによって水平断面が略コ字形をなして室外側に向かっ
    て突出する凹部に形成される収納構造であって、 前記凹部内において、凹部の開口部の水平方向寸法より
    も小さい水平方向寸法をなし、凹部内の床上であって、
    奥壁と平行に位置して固定される四角枠状の前枠と、この前枠の上横枠に固定され上方に延びた上端が天井に
    当接する幕板と、 前記側壁のうちの少なくとも一つの側壁及びその側壁に
    向かい合う前枠の縦枠が形成する間隙に位置する調整部
    材と、 前枠の枠内の開口部を塞ぐために前枠に支持される開閉
    自在の扉とを備え、 前記調整部材は、側壁に固定される縦部材と、その縦部
    材に固定されるとともに前枠の縦枠に固定される前部材
    とを備えたことを特徴とする収納構造。
  2. 【請求項2】 前枠には、前枠に支持されるとともに、
    前枠から奥壁側に向かって突出する棚板支持部材と、こ
    の棚板支持部材により支持される棚板とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載の収納構造。
  3. 【請求項3】 両側壁及び奥壁の室内側には、室内側表
    面に化粧を施した耐火板材を有していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の収納構造。
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