JP2017066609A - 収納家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない部材で製造および設置が容易で、かつ、意匠性が高い外観を形成することができる収納家具を提供する。【解決手段】建物の内壁である第1壁と、第1壁に接続する建物の内壁である第2壁とが形成する入隅に設けられる収納家具2であって、第1壁に回動可能に取り付けられる扉26と、第1壁と第2壁と扉26とによって囲まれた位置に形成される収納空間と、収納空間内に被収納物の載置面を形成する棚構成体23と、を備え、収納空間のうち、第1壁の反対側は開放状態が維持される第1開口41とされ、第2壁の反対側は扉26によって開閉される第2開口42とされ、扉26は、第2開口42を閉塞した状態において、棚構成体23に接し、かつ、第2壁の幅方向に沿う方向の寸法が、棚構成体23における第2壁の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きい。【選択図】図3

Description

本発明は、収納家具に関する。
従来、壁に備え付けられる収納家具が知られており、キッチン、洗面所、リビングおよびダイニング等の壁に収納家具が備えられている。
特許文献1に記載の壁面収納装置1では、筐体としての装置本体4の内部空間を収納スペース3とし、この収納スペース3に棚板7が設けられ、壁面の反対側の前面開口部5を開閉するための扉6が設けられている。
また、壁面収納装置1には、上部の凹部10および下部の凹部13にそれぞれ照明装置12,17が設けられている。
これにより、壁面収納装置1の上部および下部に間接照明が実現され、趣のある外観が形成されている。
特許第4915838号
しかしながら、特許文献1に記載の壁面収納装置では、前面開口部5を有する直方体の装置本体4と、収納スペース3を区切る棚板7と、前面開口部5を開閉するための扉6と、を備える必要がある。
さらに、下部に間接照明を実現させるには、装置本体4を床面から離間させる必要があり、下方に収納庫18等の部材を備えなければならない。
このため、趣のある外観を有する壁面収納装置1とするためには、多くの部材を用いる必要があり、製造および設置などが煩雑となり、当該壁面収納装置1を容易に利用しにくいという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、少ない部材で製造および設置が容易で、かつ、意匠性が高い外観を形成することができる収納家具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図3,5,6に示すように、建物1の内壁である第1壁W1と、前記第1壁W1に接続する建物1の内壁である第2壁W2とが形成する入隅に設けられる収納家具2であって、前記第1壁W1に回動可能に取り付けられる扉26と、前記第1壁W1と前記第2壁W2と前記扉26とによって囲まれた位置に形成される収納空間と、前記収納空間内に被収納物の載置面を形成する棚構成体23と、を備え、前記収納空間のうち、前記第1壁W1の反対側は開放状態が維持される第1開口41とされ、前記第2壁W2の反対側は前記扉26によって開閉される第2開口42とされ、前記扉26は、前記第2開口42を閉塞した状態において、前記棚構成体23に接し、かつ、前記第2壁W2の幅方向に沿う方向の寸法が、前記棚構成体23における前記第2壁W2の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きいことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、建物1の内壁である第1壁W1と、第1壁W1に接続する建物1の内壁である第2壁W2とが形成する入隅に設けられる収納家具2であって、第1壁W1に回動可能に取り付けられる扉26と、第1壁W1と第2壁W2と扉26とによって囲まれた位置に形成される収納空間と、収納空間内に被収納物の載置面を形成する棚構成体23と、を備え、収納空間のうち、第1壁W1の反対側は開放状態が維持される第1開口41とされ、第2壁W2の反対側は扉26によって開閉される第2開口42とされ、扉26は、第2開口42を閉塞した状態において、棚構成体23に接し、かつ、第2壁W2の幅方向に沿う方向の寸法が、棚構成体23における第2壁W2の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きいので、第1壁W1の反対側に側板21を設ける必要がなく、棚構成体23と扉26とを備えるのみで収納家具2を製造でき、少ない部材で容易に製造することができる。
また、棚構成体23を第1壁W1ないし第2壁W2に取り付け、扉26を第1壁W1に取り付けるだけなので、収納家具2を容易に設置することができる。
さらに、扉26が閉じた状態でも第1開口41が開放されたままなので、第1開口41から収納物を出し入れできる。
また、棚構成体23を収容する枠体がなく、棚構成体23の第2壁W2方向における寸法よりも扉26の第2壁W2方向における寸法の方が大きいので、扉26を閉じた状態において、扉26以外の棚構成体23などが見えにくく、見る角度によっては扉26があたかも第2壁W2から浮き出しているかのような外観を形成することができ、美感を生ずる外観となっている。
以上より、本発明にかかる収納家具2は、少ない部材で製造および設置が容易で、かつ、意匠性が高い外観を形成することができる。
請求項2に記載の発明は、例えば、図3,4,6に示すように、請求項1に記載の収納家具において、前記棚構成体23の上方ないし下方に離間してカウンター31,32が設けられ、前記扉26の上端ないし下端は、前記カウンター31,32の近傍に位置することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、棚構成体23の上方ないし下方に離間してカウンター31,32が設けられ、扉26の上端ないし下端は、カウンター31,32の近傍に位置するので、棚構成体23の上端から上方のカウンター31までの空間ないし棚構成体23の下端から下方のカウンター32までの空間を収納空間として利用することができる。
請求項3に記載の発明は、例えば、図3−9に示すように、請求項1または2のいずれかに記載の収納家具2において、前記棚構成体23は、上面が前記載置面とされた棚板23を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2のいずれかに記載の収納家具2において、棚構成体23は、上面が載置面とされた棚板23を備えるので、載置面に収納する物を載せることで棚構成体23に物を収納することができる。
請求項4に記載の発明は、例えば、図3−9に示すように、請求項3に記載の収納家具2において、前記棚構成体23は、前記棚板23が固定されるとともに前記第2壁W2に対して取り付けられる背板22と、前記棚板23の上面または下面における幅方向中間部と前記背板22とに固定される立板24と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の収納家具2において、棚構成体23は、棚板23が固定されるとともに第2壁W2に対して取り付けられる背板22と、棚板23の上面または下面における幅方向中間部と背板22とに固定される立板24と、を備えるので、棚構成体23をより安定的に固定することができ、より大きな棚構成体23を採用することができる。
また、背板22に立板24が取り付けられるので、収納空間を第2壁W2の幅方向に沿う方向において区分けすることができる。
このため、棚構成体23の第2壁W2の幅方向に沿う方向における寸法を大きくして、立板24で収納空間を区分けすることができる。
請求項5に記載の発明は、例えば、図3−9に示すように、請求項4に記載の収納家具2において、前記棚板23は、前記第1壁W1の幅方向に沿う方向の寸法が、前記立板24における前記第1壁W1の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きいことを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の収納家具2において、棚板23は、第1壁W1の幅方向に沿う方向の寸法が、立板24における第1壁W1の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きいので、扉26を閉じた状態において、立板24と扉26とが当接することなく隙間が生じることとなる。
このため、第1壁W1側の収納空間が第1開口41と連通することとなり、収納空間全体の通気を確保することができる。
本発明によれば、少ない部材で製造および設置が容易で、かつ、意匠性が高い外観を形成することができる。
本発明の本実施形態に係る収納家具が設けられる建物の外観正面図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具が設けられる建物の1階部分の平面図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の扉が開いた状態の斜視図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の扉が閉じた状態の斜視図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の扉が閉じた状態の平面図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の扉が閉じた状態の側面図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の施工方法を説明するための斜視図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の施工方法を説明するための斜視図である。 本発明の本実施形態に係る収納家具の施工方法を説明するための斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
〔建物1の外観〕
本発明の本実施形態では、図1に示したように、外観上は通常の2階建ての建物1である。また、建物1の軒高についても、通常の2階建ての建物1の高さと同様に7mである。
1階部分1Fには、玄関11へと繋がるアプローチA(Approach)が設けられ、外壁の一部に大きな大開口部が設けられており、この開口部の略全面が掃出引違窓131となっている。
玄関11および掃出引違窓131の上方に隣接してそれぞれ高窓113,135が設けられている。
また、掃出引違窓131に隣接して後述する突出部132が設けられている。
2階部分には、バルコニーが設けられており、このバルコニーは建物の両側壁から僅かに外方へと突出している。
建物1の屋根は、屋根面が傾斜面を有する勾配屋根SR(Sloped Roof)になっており、建物1の平面中心を頂点として前後方および両側方から4つの傾斜面が建物中心に向かうとともに高くなっている。
また、アプローチAと大開口部との間に外壁が外方に突出した突出部132があり、この突出部132は1階部分1Fから2階部分2Fの軒まで同形状に突出している。
この建物1のファサードは、図2に示したように、鉛直方向に延設された突出部132と水平方向に延設されたバルコニー33とが2階部分2Fあたりで交差するような十字状になっており、この十字状の構成が外観から美観を生じさせるものとなっている。
〔建物1の1階部分1F(第1層)〕
図2に示すように、建物1は南向きであり、建物1の第1層としての1階部分1Fには、高天井部として玄関11と、ホール12と、リビング&ダイニング13と、が備えられており、下階通常天井部としてキッチン14と、風呂15と、洗面所16と、トイレ17と、多目的区画18と、第1階段19とが備えられている。
玄関11は、天井高さが後述する下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く(具体的には天井高さ3010mm)設定された略矩形状の空間となっており、南側に建物1と外部とを接続する開口である出入口を有し、この出入口に玄関扉111が設けられ、東側の壁面に靴などが収納されるシューズクローゼット112が設けられている。
ホール12は、天井高さが後述する下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く(具体的には天井高さ3010mm)設定された略矩形状の空間であり、玄関11の北側に隣接しており、西側の壁に採光および通風を目的とした窓121が設けられており、この窓121の近傍でかつ、北側の壁に北側に隣接する空間への採光を目的とした明り窓122が設けられている。この明かり窓122は、高さが床から2m程度の位置に設けられ、採光するとともに室内までが見通せないようになっている。
リビング&ダイニング13は、天井高さが後述する下階通常天井部14,15,16,17,18よりも高く(具体的には天井高さ3010mm)設定された略矩形状の大空間であって、1階部分1Fの南東角隅、玄関11の東側に隣接して設けられており、南側外壁の東側には屋外との行き来が可能な大開口部が設けられ、この大開口部に掃出引違窓131が設けられている。
また、リビング&ダイニング13には、この大開口部の西側に隣接して設けられる大開口部よりも南側に突出する突出部132が設けられ、この突出部132にテレビなどのAV機器を設置する設置台133が設けられている。
また、設置台133の南西の入隅には、収納棚134が設けられている。
なお、突出部132は、東西と南を囲むそれぞれの壁が耐力壁で構成されている。
キッチン14は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定されており、リビング&ダイニング13の北側において、東側外壁に接して設けられる略矩形状の空間である。
キッチン14には、南側に東西方向へキッチンカウンター141が延設され、このキッチンカウンター141の北側に連続してキッチンユニット142が設けられ、このキッチンユニット142の東側の外壁に屋外との行き来が可能な勝手口143が設けられている。キッチンユニット142には、三口コンロやシンクが設けられている。
また、勝手口143に対向する箇所に屋内とキッチン14とを行き来する通路が設けられており、この通路はキッチンカウンター141の西端に設けられたゲート144により遮蔽可能となっている。具体的には、ゲート144は、キッチンカウンター141内に収納可能に取り付けられており、通路を開放する場合はキッチンカウンター141内に収容され、通路を遮蔽する場合にキッチンカウンター141から引き出されるようになっている。
なお、キッチンカウンター141は、腰高に形成されており、キッチン14からキッチンカウンター141を介してリビング&ダイニング13を見渡せるようになっている。
また、キッチン14の北側には、冷蔵庫置場145とカップボード146とが設けられている。
風呂15は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定され、キッチン14の北側、1階部分1Fの北東角隅に設けられており、浴槽151や換気窓152などが設けられている。
洗面所16は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定され、風呂15の西側に隣接して設けられており、洗面台161や収納庫162などが設けられている。
トイレ17は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)設定されており、洗面所16の西側に隣接して設けられている。
多目的区画18は、天井高さが最低居室天井高よりも高く(具体的には天井高さ2400mm)、建物1の北西角隅に略矩形状に設けられており、1階部分1Fにおいてリビング&ダイニング13に次ぐ広さの空間である。
この多目的区画18は、子供が勉強する空間として利用したり、大人が書斎として利用したりする共有のワーキングスペースとして設けられている。
また、多目的区画18とリビング&ダイニング13との境界は、引き戸181で間仕切られている。
第1階段19は、建物1の2階部分2Fに接続する階段であり、この第1階段19の下方の空間は階段下収納庫191,192として利用できるようになっている。また、第1階段19には、上面が手摺として利用可能な側壁としての手摺壁193が設けられている。
〔収納家具〕
図3,4に示すように、収納家具2は、第1壁W1と第2壁W2とが形成する入隅に設けられ、かつ、上下に設けられる一対のカウンター31,32の間に設けられている。この収納家具2は、側板21と、背板22と、棚構成体としての棚板23と、立板24と、枠板25と、扉26と、を備えている。
側板21は、矩形平面を有する板状の部材であって、その平面が第1壁W1に取り付け固定され、一方の端面が第2壁W2に当接固定され、他方の端面が後述する枠板25に当接固定されている。
背板22は、矩形平面を有する板状の部材であって、その平面が第2壁W2に取り付け固定され、一方の端面が側板21に当接固定されている。
また、背板22は、側板21の高さ寸法とほぼ同じ高さ寸法であって、その上端面が側板21の上端面と面一に設けられ、その下端面も同様に側板21の下端面と面一に設けられている。
棚板23は、矩形平面を有する板状の部材であって、短辺側の端面が側板21に当接固定され、長辺側の端面が背板22に当接固定されている。
また、棚板23は、長辺の長さ寸法が背板22の短辺の長さ寸法(すなわち、幅寸法)と略同じに形成されており、第1壁W1と反対の短辺側の端面が背板22の端面と面一に設けられている。
また、棚板23は、短辺の長さ寸法が側板21の短辺の長さ寸法よりも長く形成されており、第2壁W2の反対の長辺側の端面が側板21の端面よりも突出して設けられている。
棚板23は、複数設けられており、最上部に設けられる棚板23の上面が側板21および背板22の上端面と面一になるよう設けられ、最下部に設けられる棚板23の下面が側板21および背板22の下端面と面一になるよう設けられている。
その他の棚板23は、最上部の棚板23と最下部の棚板23との間に等間隔で離間して設けられている。
なお、最上部の棚板23は天板として、最下部の棚板23は底板として機能している。
立板24は、矩形平面を有する板状の部材であって、上下に複数設けられる棚板23同士の間に複数設けられており、上端面および下端面がそれぞれ棚板23の下面および上面に当接固定され、側端面の一方が背板22に当接固定されている。
また、立板24は、第1壁W1の幅方向の長さ寸法が棚板23の第1壁W1の幅方向(短辺側)の長さ寸法よりも短く形成されており、第2壁W2の反対側の端面が棚板23の端面よりも奥まって設けられている。
ここで、側板21、背板22および立板24は、それぞれの平面が鉛直方向に設けられ、棚板23は、その平面が水平方向に設けられている。このため、これら側板21、背板22、棚板23および立板24により直方体状の収納空間が複数形成されることとなる。
換言すれば、側板21(第1壁W1)と背板22(第2壁W2)と後述する扉26とによって囲まれた位置に形成される収納空間が、棚板23と立板24とにより複数に仕切られた状態になっている。
また、第1壁W1と対応する(棚板23の短辺側)開口を第1開口41とし、第2壁W2と対応する(棚板23の長辺側)開口を第2開口42とする。
枠板25は、矩形平面を有する長尺板状の部材であって、その平面が第1壁W1に取り付け固定され、第2壁W2側の端面が側板21の端面と当接されている。
また、枠板25は、上下の長さ寸法が一対のカウンター31,32が上下に離間する離間寸法とよりも若干短く、第1壁W1の幅方向の寸法が上述した棚板23の長辺側の端面が側板21の端面よりも突出する突出寸法と略同じである。
このため、枠板25は、第2壁W2の反対側の端面が棚板23の端面と面一になっている。
扉26は、矩形平面を有する板状の部材であって、側端面の一方が枠板25に回動可能に取り付けられている。
具体的には、扉26は、ヒンジ5を介して枠板25に取り付けられており、ヒンジ5が枠板25の上下端部および棚板23の間に複数設けられている。
このため、扉26は、閉じた状態において、枠板25を回転中心として回動し、扉26の有する平面である内側面261が棚板23の端面に当接し、第2開口42を閉塞するようになっている。厳密には、最上部および最下部の棚板23の端面に小さな突起状部材であるクッション6が設けられているため、内側面261と棚板23の端面とは僅かに離間している。
また、収納家具2は、扉26が閉じた状態において、扉26が第2開口42を閉塞するが、第1開口41は開放されたままとなる。つまり、第1開口41は、扉26の開閉に関わらず開放状態が維持されるようになっている。
また、扉26は、幅寸法が棚板23の長辺側の長さ寸法よりも長く、高さ寸法が上下一対のカウンター31,32の離間寸法よりも若干短い。このため、扉26が閉じた状態において、扉26の上下端とカウンター31,32との間には略隙間がない状態もしくは僅かな隙間が形成された状態となる。このため、最上部の棚板23の上方と最下部の棚板23の下方とが収納空間として利用可能となっている。
収納家具2は、正面視において、側板21、背板22、棚板23および立板24が扉26に遮られるので、目視不可能となっている。
また、扉26は、閉じた状態において、棚板23の端面よりも扉26の端面の方がより側方へ延設されることとなるので、正面から多少側方へずれて収納家具2を目視しても、扉26より第2壁W2側が見えないようになっている。このため、収納家具2は、あたかも第1壁に取り付け固定された扉26のみの構成であるかのように見える。つまり、収納家具2は、扉26が閉じた状態において、扉26が第2壁から浮き出したかのように見えるようになっている。
次に、図5,6に示すように、立板24は、第1壁W1の幅方向に沿う方向の寸法が、棚板23の短辺寸法よりも短く形成されているため、扉26が閉じた状態でも端面が当接することなく、隙間7が生じることとなる。
このため、立板24により間仕切られた第1壁W1側の収納空間は、扉26を閉じた状態でも隙間7および第1開口41を介して外部と連通しており、収納空間内の通気が確保されている。
また、図6においては、図面の表現上、枠板25およびヒンジ5が明瞭に表れているが、実際には扉26が閉じているため、光が入りづらく、第1壁W1側までは明確に目視されにくくなっている。
このため、収納家具2を側方から目視した場合、背板22、棚板23、立板24および扉26のそれぞれの端面のみが明確に目視されるようになっており、美観を生ずる外観となっている。
〔収納家具の設置方法〕
まず、図7に示すように、側板21、背板22、棚板23および立板24があらかじめ工場等でキャビネット状に組み立てられており、このキャビネットを第1壁W1と第2壁W2との入隅に側板21と背板22とをそれぞれ当接固定する。
具体的には、第2壁W2に向かって複数箇所にビスBが背板22を介して打ち込まれ、打ち込まれたビスBの先端をボードアンカーBA(Board Anchor)に受けることでキャビネットを入隅に取り付け固定する。また、ビスBの頭に化粧シールSを貼り付けて意匠性を維持する。
次に、図8に示すように、棚板23が第1壁W1から側板21の厚み寸法分離間した箇所(棚板23が突出した端面)に枠板25を嵌め込む。このとき、枠板25の上下端部がそれぞれカウンター31,32と摺動しながら所定の箇所に枠板25を嵌め込む。
枠板25を嵌め込んだ後、第1壁W1に向かって複数のビスが枠板25を介して打ち込まれ、打ち込まれたビスBの先端をボードアンカーBAで受けることで枠板25を第1壁W1に取り付け固定する。
図9に示すように、枠板25の複数箇所にヒンジ5の一部分を取り付け、これに対応して扉26の内側面261にヒンジ5の他の部分を取り付ける。
そして、扉26を枠板25に隣接し、それぞれに取り付けたヒンジ5の一部分を連結して扉26を回動可能にヒンジ5で連結して枠板25に取り付け固定する。
このようにして、図3,4に示すような収納家具2を第1壁W1と第2壁W2との入隅に設置する。
以上のように、本実施形態では、例えば、図3,5,6に示すように、建物1の内壁である第1壁W1と、この第1壁W1に接続する建物1の内壁である第2壁W2とが形成する入隅に設けられる収納家具2であって、第1壁W1ないし第2壁W2に取り付けられる棚板23と、第1壁W1に回動可能に取り付けられる扉26と、を備え、棚板23には、第1壁W1の反対側に第1開口41が形成され、第2壁の反対側に第2開口42が形成され、扉26が開いた状態において、第1開口41および第2開口42が開放され、扉26が閉じた状態において、扉26の内側面261が棚板23と当接し、第2開口42が扉26により閉塞され、第1開口41が閉塞されず開放状態が維持され、扉26は、第2壁W2方向における寸法が、棚板23の第2壁W2方向における寸法よりも大きいものとした。
こうすることで、棚板23と扉26とを備えるのみで収納家具を製造でき、少ない部材で容易に製造することができる。
また、棚板23を第1壁W1ないし第2壁W2に取り付け、扉26を第1壁W1に取り付けるだけなので、収納家具2を容易に設置することができる。
さらに、扉26が閉じた状態でも第1開口41が開放されたままなので、第1開口41から収納物を出し入れできる。
また、棚板23を収容する枠体がなく、棚板23の第2壁W2方向における寸法よりも扉26の第2壁W2方向における寸法の方が大きいので、扉26を閉じた状態において、扉26以外の棚板23などが見えにくく、見る角度によっては扉26があたかも第2壁W2から浮き出しているかのような外観を形成することができ、美感を生ずる外観となっている。
以上より、本発明にかかる収納家具2は、少ない部材で製造および設置が容易で、かつ、意匠性が高い外観を形成することができる。
また、本実施形態では、例えば、図3,4,6に示すように、最上部および最下部の棚板23の上方および下方に離間してカウンター31,32が設けられ、扉26の上端ないし下端は、カウンター31,32の近傍に位置するものとした。
こうすることで、最上部の棚板23の上面から上方のカウンター31までの空間ないし最下部の棚板23の下面から下方のカウンター32までの空間を収納空間として利用することができる。
また、本実施形態では、例えば、図3−9に示すように、棚板23は、上面が載置面を備えるので、載置面に収納する物を載せることで棚板23に物を収納することができる。
また、本実施形態では、例えば、図3−9に示すように、第2壁W2に取り付けられる背板22と、この背板22に取り付けられる立板24と、を備え、棚板23は、背板22に取り付けられるものとした。
こうすることで、棚板23をより安定的に固定することができ、より大きな棚板23を採用することができる。
また、背板22に立板24が取り付けられるので、収納空間を第2壁W2方向において区分けすることができる。
このため、棚板23の第2壁W2方向における寸法を大きくして、立板24で収納空間を区分けすることができる。
また、本実施形態では、例えば、図3−9に示すように、棚板23は、第1壁W1方向における寸法が、立板24の第1壁W1方向における寸法よりも大きいものとした。
こうすることで、扉26を閉じた状態において、立板24と扉26とが当接することなく隙間7が生じることとなる。
このため、第1壁W1側の収納空間が第1開口41と連通することとなり、収納空間全体の通気を確保することができる。
また、本実施形態では、例えば、図3に示すように、棚板23の端面に小さな突起部材であるクッション6を設けるものとした。
こうすることで、扉26を閉じるとき、棚板23の端面と内側面261とが直接当接することがなく、例えば、勢いよく扉26を閉めた場合に、棚板23の端面や内側面261に傷が付く若しくは破損するようなおそれをなくすことができる。
以上、本発明を本実施形態に基づいて具体的に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
本実施形態では、棚板23が側板21および背板22に取り付け固定されるものとしたが、これに限らない。例えば、側板21と棚板23とのみの構成として背板22を備えない構成でもよいし、背板22と棚板23とのみの構成として側板21を備えない構成でもいずれでもよい。
また、本実施形態では、立板24を設けて第2壁W2方向において、収納空間を間仕切ることとしたが、これに限らず、例えば、立板24がない構成でもよい。
また、本実施形態では、上下に一対のカウンター31,32を設けることとしたが、これに限らない。例えば、これらカウンター31,32の代わりに天井や床を代用してもよい。この場合、扉26の高さ寸法は、収納家具2が設置される箇所の天井高さを略同じにし、床から天井までを収納空間として用いることができる。
また、本実施形態では、扉26の上下端とカウンター31,32とがそれぞれ僅かな隙間を形成するものとしたが、これに限らない。例えば、敢えて隙間を大きくして、最上部ないし最下部の棚板23に照明装置を設ける構成としてもよい。
こうすることで、扉26を介した間接照明を収納家具2に設けることができ、意匠性の高い外観を実現することができる。
また、本実施形態では、複数の棚板23を備えるものとしたが、これに限らず、例えば、棚板23が1枚の収納家具2としてもよい。
また、本実施形態では、立板24を上下の棚板23の間に設けるものとしたが、これに限らず、例えば、棚板23が側板21(第1壁W1)と背板22(第2壁W2)とで支え得る場合には柱状のものとしてもよい。
柱状のものであっても上下の棚板23を連結固定する機能を果たし得るため、棚板23を安定させることができる。
また、立板24が棚板23の下支えとして機能する場合には、立板24は棚板23の下面と背板22(第2壁W2)とに固定されるものであればよく、例えば、三角形状のものでもよい。
1 建物
1F 1階部分
2 収納家具
2F 2階部分
5 ヒンジ
6 クッション
11 玄関
12 ホール
13 ダイニング
14 キッチン
15 風呂
16 洗面所
17 トイレ
18 多目的区画
19 第1階段
21 側板
22 背板
23 棚板(棚構成体)
24 立板
25 枠板
26 扉
31 カウンター
32 カウンター
33 バルコニー
41 第1開口
42 第2開口
111 玄関扉
112 シューズクローゼット
113 高窓
121 窓
122 明り窓
131 掃出引違窓
132 突出部
133 設置台
134 収納棚
135 高窓
141 キッチンカウンター
142 キッチンユニット
143 勝手口
144 ゲート
145 冷蔵庫置場
146 カップボード
151 浴槽
152 換気窓
161 洗面台
162 収納庫
181 引き戸
191 階段下収納庫
192 階段下収納庫
193 手摺壁
261 内側面
A アプローチ
B ビス
BA ボードアンカー
S 化粧シール
SR 勾配屋根
W1 第1壁
W2 第2壁

Claims (5)

  1. 建物の内壁である第1壁と、前記第1壁に接続する建物の内壁である第2壁とが形成する入隅に設けられる収納家具であって、
    前記第1壁に回動可能に取り付けられる扉と、前記第1壁と前記第2壁と前記扉とによって囲まれた位置に形成される収納空間と、前記収納空間内に被収納物の載置面を形成する棚構成体と、を備え、
    前記収納空間のうち、前記第1壁の反対側は開放状態が維持される第1開口とされ、前記第2壁の反対側は前記扉によって開閉される第2開口とされ、
    前記扉は、前記第2開口を閉塞した状態において、前記棚構成体に接し、かつ、前記第2壁の幅方向に沿う方向の寸法が、前記棚構成体における前記第2壁の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きいことを特徴とする収納家具。
  2. 請求項1に記載の収納家具において、
    前記棚構成体の上方ないし下方に離間してカウンターが設けられ、
    前記扉の上端ないし下端は、前記カウンターの近傍に位置することを特徴とする収納家具。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の収納家具において、
    前記棚構成体は、上面が前記載置面とされた棚板を備えることを特徴とする収納家具。
  4. 請求項3に記載の収納家具において、
    前記棚構成体は、前記棚板が固定されるとともに前記第2壁に対して取り付けられる背板と、
    前記棚板の上面または下面における幅方向中間部と前記背板とに固定される立板と、を備えることを特徴とする収納家具。
  5. 請求項4に記載の収納家具において、
    前記棚板は、前記第1壁の幅方向に沿う方向の寸法が、前記立板における前記第1壁の幅方向に沿う方向の寸法よりも大きいことを特徴とする収納家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019150461A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 株式会社Lixil 収納棚

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