JP2023111201A - 住宅 - Google Patents

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悠美 井坂
Yumi Isaka
陽子 紀伊
Yoko Kii
健 星野
Takeshi Hoshino
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【課題】屋内の壁と交差する方向に延びる間仕切壁により区画された居室の周囲に、多目的に使用できる独立性のあるスペースを形成する。【解決手段】住宅10は、寝室36と、寝室36に隣接する第1通路38とを2階に備える。寝室36と第1通路38とを仕切る第1間仕切壁51は、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82を有する。第1傾斜壁81は、第1外壁21が延びる第1方向6および第2外壁22が延びる第2方向7と交差する第1傾斜方向8に沿って延びる。第2傾斜壁82は、第1方向6、第2方向7、および第1傾斜方向8と交差する第2傾斜方向9に沿って延びる。第1傾斜壁81および第2傾斜壁82は、第1通路38を2つのスペース91、92に分けるとともに、寝室36内の第3スペース93を区画する。寝室36には、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82とともに第3スペース93を区画する第1室内壁121が設けられている。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 南福島総合住宅公園内の福島南展示場において令和3年3月20日からの展示において公開。
本発明は、居室を区画する間仕切壁により独立性のあるスペースが形成される住宅に関する。
住宅において矩形ではない形状の居室が形成されることがある。例えば、特許文献1では、平面形状が略直角三角形の補助住宅ユニットを用いて、寝室を外側へ山形状に突出させている。
特開平7-207762号公報
住宅において、居室の周囲の屋内空間には他の居室や通路などが設けられるが、矩形ではない居室を形成すると、他の居室も矩形ではなくなったり、通路が折れ曲がったりするなど、レイアウトに制約が生じやすい。他方、矩形ではない居室の一部を屋外に張り出すように形成すると、屋内空間の制約が減るものの住宅の外壁に出隅などを形成することとなり、住宅の外観に影響がでやすい。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、屋内の壁と交差する方向に延びる間仕切壁により区画された居室の周囲に、多目的に使用できる独立性のあるスペースを形成することにある。
(1) 本発明に係る住宅は、居室と、上記居室を区画する第1間仕切壁と、上記第1間仕切壁と対向する第2壁と、を備える。上記第1間仕切壁は、上記第2壁の壁面に沿った延出方向と交差する第1傾斜方向に沿って延びる第1傾斜壁と、上記延出方向および上記第1傾斜方向と交差する第2傾斜方向に沿って延びる第2傾斜壁と、を有する。上記第1傾斜壁と上記第2傾斜壁とは接続されて上記居室の出隅を区画する。上記第1間仕切壁および上記第2壁により区画された屋内空間は連続している。
第1間仕切壁および第2壁により区画された屋内空間は、第1傾斜壁および第2傾斜壁による出隅によって連続しつつ相互の視線が遮断される領域を含む2つのスペースとなる。これにより、2つのスペースに独立性がある。
(2) 上記第1傾斜壁および上記第2傾斜壁の一方が、他方の壁面よりも上記第2壁へ向かって突出していてもよい。
第1傾斜壁および第2傾斜壁による2つのスペースは、他方の壁面よりも第2壁へ向かって突出する一方の第1傾斜壁または第2傾斜壁によって、さらに相互の視線が遮断される。したがって、2つのスペースの独立性がさらに高められる。
(3) 上記居室は、上記第1間仕切壁と、それぞれ窓を有して直交する2つの外壁と、当該2つの外壁それぞれと直交する第2間仕切壁および第3間仕切壁と、によって区画されていてもよい。上記第1傾斜壁は、上記第2間仕切壁と連続する。本発明に係る住宅は、上記居室に位置しており、上記第2傾斜方向に沿って延びており、上記2つの外壁により区画される出隅と対向する第1室内壁をさらに備える。上記第1室内壁は、上記第1間仕切壁、上記第2間仕切壁、および上記第3間仕切壁と連続しない。
例えば居室が寝室として利用される場合、第1室内壁側を頭側としてベッドを配置すると、ベッド上の住人からの目線が居室の出隅に向かう。その結果、ベッド上の住人に対して居室を広く感じさせることができる。また、ベッド上の住人からの目線は、外壁の窓を通じて屋外に向けられる。その結果、ベッド上の住人に対して開放感を与えることができる。また、第1室内壁は、第1間仕切壁、第2間仕切壁、および第3間仕切壁と連続しないから、第1室内壁と第1間仕切壁との間のスペースに住人が立ち入ることができる。また、第1室内壁と第1間仕切壁との間のスペースと、第1間仕切壁および2つの外壁で囲まれたスペースとは、第1室内壁によって仕切られているから、2つのスペースを別個独立して利用することができる。例えば、第1間仕切壁および2つの外壁で囲まれたスペースがベッドスペースとして利用される場合、第1室内壁と第1間仕切壁との間のスペースを衣装スペースとして利用することができる。すなわち、寝室としての機能と衣装部屋としての機能を居室に持たせることができる。また、寝室と衣装部屋とを別個に設置した場合よりも、ベッドスペースと衣装スペースとの行き来が容易になる。
(4) 上記第2傾斜壁と上記第1室内壁との間のスペースに収納棚が設けられていてもよい。
第2傾斜壁と第1室内壁との間のスペースは、収納棚が設置されることにより、衣装スペースとして利用できる。
(5) 本発明に係る住宅は、上記第3間仕切壁から上記居室内へ膨出する第2室内壁を更に備えていてもよい。
第3間仕切壁および外壁によって区画された出隅は、第2室内壁によって更に区画される。当該出隅は、ワークコーナや化粧スペースなどとして利用できる。
(6) 上記第2壁は、上記居室とは異なる居室を区画していてもよい。
本発明に係る住宅によれば、居室の周囲に、多目的に使用できる独立性のあるスペースが形成される。
図1は、住宅10の2階の平面図である。 図2は、第1スペース91の斜視図である。 図3は、第2スペース92の斜視図である。 図4は、第3スペース93の斜視図である。 図5は、第4スペース94を含む寝室36の斜視図である。 図6は、第5スペース95側から見た寝室36の斜視図である。 図7は、出入口66から見た寝室36の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態では、人が居住する建築物である住宅10(図1参照)が説明される。住宅10は、鉄骨造の2階建ての建築物である。ただし、住宅10は、木造の建築物であってもよいし、鉄筋コンクリート製の建築物であってもよいし、平屋や3階以上であってもよい。なお、図1では、住宅10の外構が省略されている。
以下では、住宅10の2階の間取りおよび構成について主に説明がされる。本実施形態では、住宅10の1階の間取りは特に限定されないが、例えばLDKや客間、浴室、トイレなどが設けられる。
住宅10は、平面視において概ね矩形であり、第1外壁21、第2外壁22、第3外壁23、および第4外壁24の4つの外壁を備えている。第1外壁21は、第2外壁22および第4外壁24と直交しており、第3外壁23と平行である。本実施形態では、互いに平行な第1外壁21および第3外壁23が延びる方向(図1における上下方向)を第1方向6と称し、互いに平行な第2外壁22および第4外壁24が延びる方向(図1における左右方向)を第2方向7と称する。
住宅10は、第1居室31、第2居室32、第3居室33、第4居室34、第5居室35、寝室36、階段37、第1通路38、第2通路39、およびバルコニ25を2階に備える。寝室36は、「居室」の一例である。第1居室31および第2居室32は、「異なる居室」の一例である。第1通路38は、「屋内空間」の一例である。
第1居室31は、第3外壁23および第4外壁24によって区画された住宅10の出隅を含む部分に位置している。具体的には、第1居室31は、図1における住宅10の左上に位置している。なお、図1において、上側は例えば北である。
第2居室32は、第2外壁22および第3外壁23によって区画された住宅10の出隅を含む部分に位置している。具体的には、第2居室32は、図1における住宅10の左下に位置している。住宅10の1階と2階とを繋ぐ階段37は、第1居室31と第2居室32との間に位置している。
第3居室33は、第1外壁21および第4外壁24によって区画された住宅10の出隅を含む部分に位置している。具体的には、第3居室33は、図1における住宅10の右上に位置している。第4居室34および第5居室35は、第1居室31と第3居室33との間に位置している。具体的には、第4居室34および第5居室35は、図1における住宅10の真中の上に位置している。
寝室36は、2階に設けられた居室のうち、最も広い居室であり、第1外壁21および第2外壁22によって区画された住宅10の出隅を含む部分に位置している。
第1通路38は、第1居室31、階段37、および第2居室32と、寝室36との間に位置しており、概ね第1外壁21および第3外壁23に沿って延びている。具体的には、第1通路38は、図1における第1居室31、階段37、および第2居室32の右側であって、かつ寝室36の左側に位置しており、概ね第1方向6に沿って延びている。
第2通路39は、第3居室33、第4居室34、および第5居室35と、寝室36との間に位置しており、概ね第2外壁22および第4外壁24に沿って延びている。具体的には、第2通路39は、図1における第3居室33、第4居室34、および第5居室35の下側であって、かつ寝室36の上側に位置しており、概ね第2方向7に沿って延びている。
隣接する第1居室31と階段37とは、間仕切壁41によって仕切られている。間仕切壁41は、第2外壁22および第4外壁24に沿って、すなわち第2方向7に沿って延びている。
隣接する階段37と第2居室32とは、間仕切壁42によって仕切られている。間仕切壁42は、第2外壁22および第4外壁24に沿って、すなわち第2方向7に沿って延びている。
隣接する第1居室31と第5居室35とは、間仕切壁43によって仕切られている。間仕切壁43は、第2外壁22および第4外壁24に沿って、すなわち第2方向7に沿って延びている。
隣接する第5居室35と第4居室34とは、間仕切壁44によって仕切られている。間仕切壁44は、第1外壁21および第3外壁23に沿って、すなわち第1方向6に沿って延びている。
隣接する第4居室34と第3居室33とは、間仕切壁45によって仕切られている。間仕切壁45は、第1外壁21および第3外壁23に沿って、すなわち第1方向6に沿って延びている。間仕切壁45には、第3居室33から第4居室34への出入口61が設けられている。
隣接する第1居室31と第1通路38とは、間仕切壁46によって仕切られている。間仕切壁46は、第1外壁21および第3外壁23に沿って、すなわち第1方向6に沿って延びている。
隣接する第3居室33と第1通路38とは、間仕切壁47によって仕切られている。間仕切壁47は、第1外壁21および第3外壁23に沿って、すなわち第1方向6に沿って延びている。間仕切壁47には、第1通路38から第3居室33への出入口62が設けられている。出入口62は、開き戸72によって開閉される。間仕切壁46、47は、「第2壁」の一例である。間仕切壁46、47が延びる第1方向6は、「延出方向」の一例である。なお、本実施形態では、間仕切壁46、47の間に階段37に通ずる開口が形成されているが、階段37が配置されていなければ、間仕切壁46、47は連続した壁であってもよい。
隣接する第4居室34と第2通路39とは、間仕切壁48によって仕切られている。間仕切壁48は、第2外壁22および第4外壁24に沿って、すなわち第2方向7に沿って延びている。
隣接する第5居室35と第2通路39とは、間仕切壁49によって仕切られている。間仕切壁49は、第2外壁22および第4外壁24に沿って、すなわち第2方向7に沿って延びている。間仕切壁49と間仕切壁46との間に、通路38、39から第1居室31への出入口63が設けられている。また、間仕切壁49には、第5居室35への出入口64が設けられている。出入口63は、引き戸73によって開閉される。出入口64は、引き戸74によって開閉される。
隣接する寝室36と第1通路38とは、第1間仕切壁51および第2間仕切壁52によって仕切られている。また、隣接する寝室36と第3居室33とは、第3間仕切壁53によって仕切られている。また、隣接する寝室36と第2通路39とは第4間仕切壁54によって仕切られている。
第2間仕切壁52は、第1方向6に沿って延びており、第2外壁22と直角に交わって繋がっている。具体的には、第2間仕切壁52は、第2方向7に沿って延びる第2外壁22の内壁面から、図1における上向きに延びている。第2間仕切壁52は、第2方向7において間仕切壁47と対向している。
第1間仕切壁51は、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82を有している。
第1傾斜壁81は、第2間仕切壁52と連続している。また、第1傾斜壁81は、第1方向6および第2方向7に交差する方向に沿って延びている。具体的には、第1傾斜壁81は、図1における第2間仕切壁52の上端から、左斜め上に向かって延びている。本実施形態では、第1傾斜壁81が延びる方向であって、第1方向6および第2方向7に交差する方向を第1傾斜方向8と称する。
図2に示されるように、第1傾斜壁81における第1通路38側の面である壁面84には、ラック部材101が設けられている。ラック部材101は、壁面84から突出して水平に延びており、本実施形態では上下に離れた2本のラック部材101が設けられている。ラック部材101は、例えば額縁を掛けたり本等を載せたりすることができる。
図1に示されるように、第1傾斜壁81の先端部83は、第2傾斜壁82における第1通路38側の面である壁面86から、第1通路38側に突出している。第1傾斜壁81は、「第1傾斜壁および第2傾斜壁の一方」の一例である。第2傾斜壁82の壁面86は、「他方の壁面」の一例である。先端部83は、第1傾斜方向8に沿って延びており、第2傾斜壁82の壁面86との間に隅を形成する。換言すれば、先端部83は、第2傾斜壁82の壁面86から第1傾斜方向8に沿って突出している。
第2傾斜壁82は、第1傾斜壁81から、第1方向6、第2方向7、および第1傾斜方向8に交差する方向に沿って、第4間仕切壁54まで延びている。具体的には、第2傾斜壁82は、図1における第1傾斜壁81の端から、右斜め上に向かって第4間仕切壁54まで延びている。本実施形態では、第2傾斜壁82が延びる方向であって、第1方向6、第2方向7、および第1傾斜方向8に交差する方向を第2傾斜方向9と称する。図1に示す例では、第1傾斜方向8および第2傾斜方向9が、第1方向6および第2方向7に対して交わる角度は各々45度である。ただし、第1傾斜方向8および第2傾斜方向9が、第1方向6および第2方向7に対して交わる角度は例えば40°や30°など、他の角度であってもよい。また、第1傾斜方向8と第2傾斜方向9とが交わる角度は90度である。
第1傾斜壁81および第2傾斜壁82からなる第1間仕切壁51は、第1通路38を第1スペース91と第2スペース92とに分割する。第1通路38は、第1間仕切壁51と間仕切壁46、47とで区画される連続した空間である。したがって、第1スペース91と第2スペース92とは、完全に独立した空間として分割されるのではなく、連続しているが相互に視線が遮断される領域を有するように分割される。
第1スペース91は、間仕切壁47、第2間仕切壁、第1傾斜壁81、および第2外壁22によって区画される概ね5角形のスペースである。図2に示されるように、ソファー102やテーブル103やテレビ104が第1スペース91に設置される。図2に示される例では、テレビ104は、間仕切壁47における第1通路38側の壁面に取り付けられており、ソファー102は、第2間仕切壁52の壁面に面して設置され、テーブル103は、ソファー102とテレビ104との間に設置されている。このように、第1スペース91は、例えばファミリーライブラリとして利用される。
第1スペース91への採光と、第1通路38からバルコニ25への出入りのため、掃き出し窓111が第2外壁22に設けられている。
図1に示されるように、第2スペース92は、間仕切壁46、第2傾斜壁82、および後述の第3間仕切壁53によって区画されるスペースである。図3に示されるように、第2傾斜壁82における第1通路38側の面である壁面86と、壁面86に繋がる天井とには、ボルダリングやアスレチックのようなエクササイズに利用できる複数のホールド部材105がそれぞれ設置されている。また、壁面86に面して安全マット106が設置されている。また、第2スペース92の床から天井まで延びるポール107が設置されている。このように、第2スペース92は、例えばエクササイズや子供の遊び場として利用される。
第1スペース91と第2スペース92とは、第1傾斜壁81と第2傾斜壁82との接続部分において連続している。他方、第1スペース91と第2スペース92とは、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82からなる第1間仕切壁51が突出することによって隔てられており、相互に独立したスペースとなっている。換言すると、第1スペース91において先端部83よりも壁面84側の領域は、第2スペース92の大部分から視線が遮断される。また、第2スペース92において先端部83よりも壁面86側の領域は、第1スペース91の大部分から視線が遮断される。このように相互に視線が遮断される領域があることにより独立性が増している。そして、図3に示されるように、第2傾斜壁82の壁面86から突出する第1傾斜壁81の先端部83は、第2スペース92の独立性をさらに高めている。
図1に示されるように、第3間仕切壁53は、第2方向7に沿って延びており、第1外壁21と直角に繋がっている。具体的には、第3間仕切壁53は、第1方向6に沿って延びる第1外壁21の内壁面から、第2方向7に沿って、図1における左向きに延びている。第3間仕切壁53と間仕切壁45との間に、第2通路39から第3居室33への出入口65が設けられている。出入口65は、引き戸75によって開閉される。
第4間仕切壁54は、第2方向7において第3間仕切壁53と並ぶ位置であって、かつ第3間仕切壁53から離間する位置に設けられている。第4間仕切壁54と第3間仕切壁との間に、第2通路39から寝室36への出入口66が設けられている。出入口66は、引き戸76によって開閉される。
第4間仕切壁54は、寝室36側の壁面である壁面55および壁面56と、第2通路39側の壁面である壁面57と、第1通路38側の壁面である壁面58とを有する。
壁面55は、第2傾斜方向9に沿って延びる壁面である。壁面55は、出入口66から第2傾斜方向9に沿って、図1における左下に向かって延びている。
壁面56は、第1傾斜方向8に沿って延びる壁面である。壁面56は、壁面55および第2傾斜壁82の壁面87と繋がっている。
壁面57は、第2方向7に沿って延びる壁面であり、第1方向6において間仕切壁48、49と対向している。壁面57は、間仕切壁48、49とともに第2通路39を区画している。
壁面58は、第1傾斜方向8に沿って延びる壁面である。壁面58は、壁面57および第2傾斜壁82の壁面86と繋がっている。壁面58は、第2傾斜壁82および第1傾斜壁81の先端部83とともに、第2スペース92を区画している。壁面58により、第2通路39や第5居室35の出入口64から第2スペース92が隠されており、第2スペース92の独立性が高められている。
住宅10は、寝室36に設置された第1室内壁121、第2室内壁122、および第3室内壁123をさらに備える。第1室内壁121、第2室内壁122、および第3室内壁123は、いずれも造作壁である。
第1室内壁121は、本体131および一対の側壁132、133を有している。
本体131は、第2傾斜方向9に沿って延びており、第1傾斜方向8において第2傾斜壁82と対向している。具体的には、本体131の一対の壁面の一方である第1壁面134は、第1傾斜方向8において、第2傾斜壁82の壁面87と対向している。本体131は、第2傾斜壁82とともに、寝室36の一部である第3スペース93を区画している。また、本体131は、第1傾斜方向8において、第1外壁21および第2外壁22が区画する出隅と対向している。
側壁132は、第2傾斜方向9における本体131の一方の端から第1傾斜方向8に沿って、第2傾斜壁82に向かって延びている。具体的には、側壁132は、図1における本体131の右上の端から左上に向かって延びている。側壁133は、第2傾斜方向9における本体131の他方の端から第1傾斜方向8に沿って、第2傾斜壁82に向かって延びている。具体的には、側壁133は、図1における本体131の左下の端から左上に向かって延びている。側壁132、133は、本体131および第2傾斜壁82とともに、第3スペース93を区画する。
第1室内壁121は、寝室36の天井から離間している。すなわち、第1室内壁121と天井との間には、隙間136(図6参照)が形成されている。隙間136は、第3スペース93以外のスペースから住人が室内を見渡した場合に、当該隙間136が無い場合に比べ寝室36を広く感じさせる。すなわち、第1室内壁121を天井から離間させることにより、寝室36の開放感を高めることができる。
第1室内壁121は、寝室36を区画する第1間仕切壁51、第2間仕切壁52、第3間仕切壁53、外壁21、22や、後述の第2室内壁122などの他の壁と連続しておらず、独立している。第1室内壁121と第4間仕切壁54との間や、第1室内壁121と第1傾斜壁81との間は、寝室36における第3スペース93以外の他のスペースから第3スペース93に出入りする生活動線となっている。すなわち、第1室内壁121が他の壁から独立して設けられることにより、第3スペース93に出入りする生活動線が形成されている。
第3室内壁123は、第2傾斜壁82の壁面87から突出しており、第1傾斜方向8に沿って延びている。第3室内壁123は、第2傾斜壁82および第1室内壁121とともに第3スペース93を区画している。第3室内壁123は、第1室内壁121と同じ高さであり、寝室36の天井から離間している。第3室内壁123が第1室内壁121と同じ高さとされることにより、第3室内壁123と第1室内壁121との一体感が形成され、第3室内壁123と第1室内壁121とで第3スペース93が形成されていることを住人に認識させる。
第3スペース93は、例えば服などの衣装を保管する衣装スペースとして利用される。衣装スペースとして利用可能とするため、図4に示される収納棚108が第3スペース93に設置されている。収納棚108は、ビルトインとして予め設置されていてもよいし、住人によって備え付けられていてもよい。収納棚108は、第2傾斜壁82側および第1室内壁121のそれぞれに設けられている。また、収納棚108の一部に代えて、ハンガーパイプなどが設けられてもよい。
図1に示されるように、第2室内壁122は、第2方向7における第3間仕切壁53の一方の端部から寝室36内へ膨出している。具体的には、第2室内壁122は、図1における第3間仕切壁53の左端部から下向きに膨出している。第2室内壁122は、平面視において三角形状であり、壁面125および壁面126を有している。壁面125は、第1傾斜方向8に沿う壁面であり第3間仕切壁53と繋がっている。壁面126は、第1方向6に沿う壁面であり、壁面125および第3間仕切壁53と繋がっている。壁面126は、第1外壁21とともに、第4スペース94を区画している。
第4スペース94は、作業スペースや化粧スペースとして利用される。作業スペースとして利用される場合、デスクやカウンタテーブルや本棚などが第4スペース94に設置される。化粧スペースとして利用される場合、化粧台などが第4スペース94に設置される。図5に示されるように、本棚128が、ビルトインとして第2室内壁122の壁面126に設けられている。
図5から図7に示されるように、第1外壁21と第2外壁22とで形成される出隅を含む第5スペース95には、例えばテーブル109や椅子110が設置される。
寝室36における大部分のスペースであって、第3スペース93や第4スペース94や第5スペース95以外のスペースである第6スペース96は、ベッドスペースとして利用される。ベッド118やスタンドライト119が第6スペースに設置される。ベッド118は、頭側を第1室内壁121の本体131の壁面135に当接させて設置される。
図1に示されるように、寝室36への採光や寝室36からバルコニ25への出入りのため、外壁21、22に掃き出し窓112、113、114が設けられている。掃き出し窓112、113は、第1外壁21に設けられている。掃き出し窓114は、第2外壁22に設けられている。掃き出し窓112、113、114は、「窓」の一例である。図7に示されるように、第1外壁21および第2外壁22により形成される寝室36の出隅が、掃き出し窓112,113,114で占められることにより、ベッド118から出隅を向いたときの開放が一層高められる。
[実施形態の作用効果]
本実施形態では、第1通路38を区画する第1間仕切壁51を、第1方向6および第2方向7に対して傾斜する第1傾斜壁81および第2傾斜壁82によって形成することにより、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82が形成する出隅によって第1通路38を2つのスペース91、92に分けることができる。第1スペース91(図2参照)と第2スペース92(図3参照)とは、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82によって互いに視線を遮られており、互いに独立したスペースとなっている。すなわち、第1通路38と寝室36とを仕切る第1間仕切壁51を第1傾斜壁81および第2傾斜壁82によって形成することにより、寝室36の周囲に、多目的に使用できる独立性のある2つのスペース91、92を形成することができる。
本実施形態では、図3に示されるように、第1傾斜壁81の先端部83が第2傾斜壁82の壁面86から突出し、壁面86とともに第2スペース92を区画している。この先端部83により、第1スペース91と第2スペース92とお相互の視線が遮られる。その結果、第1スペース91および第2スペース92の独立性がさらに高められている。
本実施形態では、第1室内壁121は、第1傾斜方向8において外壁21、22が区画する出隅と対向している。そして、第1室内壁121に頭側を当接させてベッド118が設置されている。したがって、図7に示されるように、ベッド118上の住人からの目線が寝室36の出隅に向かう。その結果、ベッド118上の住人に対して寝室36を広く感じさせることができる。また、ベッド118上の住人からの目線は、外壁21、22の掃き出し窓112、113、114を通じて屋外に向けられる。その結果、ベッド118上の住人に対して開放感を与えることができる。
本実施形態では、第1室内壁121は、第1間仕切壁51、第2間仕切壁52、および第3間仕切壁53と連続しないから、図4に示されるように、第1室内壁121および第2傾斜壁82で区画された第3スペース93に住人が出入りすることができる。
本実施形態では、図4および図5に示されるように、第3スペース93と第6スペース96とは、第1室内壁121によって仕切られているから、2つのスペース93、96を別個独立して利用することができる。本実施形態では、第3スペース93(図4参照)は、衣装を保管する衣装スペースとして使用され、第6スペース96(図5参照)は、ベッドが設置されるベッドスペースとして使用されている。すなわち、寝室としての機能と衣装部屋としての機能を寝室36に持たせることができる。したがって、寝室と衣装部屋とを別個に設置した場合よりも、ベッドスペースと衣装スペースとの行き来が容易になる。
本実施形態では、図4に示されるように、第3スペース93に収納棚108が設けられているから、第3スペース93を、住人が出入り可能な衣装スペースとして使用することができる。
本実施形態では、図5に示されるように、第3間仕切壁53から膨出する第2室内壁122が寝室36に設けられているから、作業スペースや化粧スペースとして使用可能な第4スペース94を寝室36に形成することができる。
[変形例]
上述の実施形態では、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82を有する第1間仕切壁51によって第1通路38と仕切られた居室が寝室36である例が説明された。しかしながら、当該居室は、居間やリビングや書斎など他の目的で利用されてもよい。
上述の実施形態では、第1傾斜壁81の先端部83が、第2傾斜壁82の壁面86から第1通路38側に突出する例が説明された。しかしながら、第2傾斜壁82の先端部が、第1傾斜壁81における第1通路38側の壁面である壁面84から第1通路38側に突出していてもよい。その場合、第2傾斜壁82は、「第1傾斜壁および第2傾斜壁の一方」の一例であり、第1傾斜壁81の壁面84は、「他方の壁面」の一例である。
上述の実施形態では、第1室内壁121が第1傾斜壁81から離間しており、第1室内壁121と第1傾斜壁81との間に、第3スペース93に出入りするための生活動線が形成された例が説明された。しかしながら、第1室内壁121と第4間仕切壁54との間にも生活動線が形成されているから、第1室内壁121は、第1傾斜壁81と連続して形成されていてもよい。なお、第1室内壁121を第1傾斜壁81から離間して設けることにより、寝室36における第3スペース93以外のスペースから住人が寝室36を見渡した場合において、第1室内壁121と第1傾斜壁81とが連続する場合に比べ、室内を広く感じさせることができる。
上述の実施形態では、第1間仕切壁51とともに第1通路38を区画する壁が間仕切壁46、47である例が説明された。しかしながら、第1通路38を区画する壁は、第3外壁23であってもよい。
上述の実施形態では、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82によって2つのスペース91、92に分けられる空間が第1通路38である例が説明された。しかしながら、第1傾斜壁81および第2傾斜壁82によって2つのスペースに分けられる空間(室内空間)は、居室であってもよい。
6・・・第1方向(延出方向)
7・・・第2方向
8・・・第1傾斜方向
9・・・第2傾斜方向
10・・・住宅
21、22、23、24・・・外壁
31、32・・・居室(異なる居室)
33、34、35・・・居室
38・・・第1通路(室内空間)
39・・・第2通路
41、42、43、44、45、48、49・・・間仕切壁
46、47・・・間仕切壁(第2壁)
51・・・第1間仕切壁
52・・・第2間仕切壁
53・・・第3間仕切壁
54・・・第4間仕切壁
81・・・第1傾斜壁
82・・・第2傾斜壁
118・・・ベッド
121・・・第1室内壁
122・・・第2室内壁

Claims (6)

  1. 居室と、
    上記居室を区画する第1間仕切壁と、
    上記第1間仕切壁と対向する第2壁と、を備えており、
    上記第1間仕切壁は、
    上記第2壁の壁面に沿った延出方向と交差する第1傾斜方向に沿って延びる第1傾斜壁と、
    上記延出方向および上記第1傾斜方向と交差する第2傾斜方向に沿って延びる第2傾斜壁と、を有しており、
    上記第1傾斜壁と上記第2傾斜壁とは接続されて上記居室の出隅を区画し、
    上記第1間仕切壁により上記居室と区画された屋内空間は連続している住宅。
  2. 上記第1傾斜壁および上記第2傾斜壁の一方が、他方の壁面よりも上記第2壁へ向かって突出する請求項1に記載の住宅。
  3. 上記居室は、上記第1間仕切壁と、それぞれ窓を有して直交する2つの外壁と、当該2つの外壁それぞれと直交する第2間仕切壁および第3間仕切壁と、によって区画されており、
    上記第1傾斜壁は、上記第2間仕切壁と連続しており、
    上記居室に位置しており、上記第2傾斜方向に沿って延びており、上記2つの外壁により区画される出隅と対向する第1室内壁をさらに備えており、
    上記第1室内壁は、上記第1間仕切壁、上記第2間仕切壁、および上記第3間仕切壁と連続しない請求項1または2に記載の住宅。
  4. 上記第2傾斜壁と上記第1室内壁との間のスペースに収納棚が設けられている請求項3に記載の住宅。
  5. 上記第3間仕切壁から上記居室内へ膨出する第2室内壁を更に備えた請求項3または4に記載の住宅。
  6. 上記第2壁は、上記居室とは異なる居室を区画する請求項1から5のいずれかに記載の住宅。
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