JP2006200253A

JP2006200253A - シャワーユニット

Info

Publication number: JP2006200253A
Application number: JP2005014209A
Authority: JP
Inventors: Masaharu Ono; 正晴大野
Original assignee: Yamaha Living Tech Co Ltd
Current assignee: Yamaha Living Tech Co Ltd
Priority date: 2005-01-21
Filing date: 2005-01-21
Publication date: 2006-08-03

Abstract

【課題】シャワー室内の遮蔽性を向上しつつ室内の閉塞感を払拭し、主体を構成する側壁パネルに機能性を付与できるようにする。
【解決手段】防水パンを囲む状態で側壁パネルおよび背壁パネルを立設し、この側壁パネルと背壁パネルの上端に天井パネルを配設して間口面を開放したシャワーユニットであり、前記側壁パネルの一方を前方へ延設して間口面より突出させる。
【選択図】図１

Description

本発明は、シャワーユニットの改良に関するものであり、室内へ設置した場合の機能性ならびに使い勝手を向上するようにしたものである。

一般にシャワーユニットは、各種スポーツ競技場、アスレチッククラブなどのような施設に多く設置されているが、近年、シャワーユニットを一般住宅の居室、寝室に設置し、浴室以外でも気軽にシャワー浴が可能となるようにする傾向にある。特に冬季、夏季には、暖房または冷房された室温の中でシャワー浴が可能となるので、浴室での入浴に較べ簡便で気軽に使用でき、健康維持に大きな役割を果たすため、病気治療者、高齢者などにも好適な設備となる。

このような目的に対応が可能となる図９に示すシャワーユニット１００は、円筒状に形成した側壁パネル１０１を防水パン１０２の上に載置して構成されたシャワー室内へ扉１０３を開閉して入室し、シャワー浴が可能となるようにしている（例えば、特許文献１）。また、図１０に示すシャワーユニット２００は、半截円筒状に形成した側壁パネル２０１を防水パン２０２の上に載置して構成したシャワー室内へカーテン２０３を開閉して入室し、シャワー浴が可能となるようにしている（例えば、特許文献２）。

ところが上記に例示したようなシャワーユニットは、扉またはカーテンにより遮蔽性を高くしていることから、シャワー室内における閉塞感が高く、シャワー浴中にリラックスした心理状態が得られない。また、このようなシャワーユニットでは、入室部の前面側部に衝立、スクリーンなどを配設して脱衣スペースを確保しなければならない。さらに、主体となる壁が円筒状となっている場合、機能性を付与することができず、無機質な外観を室内に露呈してしまうことになり、デザイン性の乏しいものであった。
特開平５−３３５０８号公報実開平５−３５０７号公報

本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたもので、シャワー室内の遮蔽性を向上しつつ室内の閉塞感を払拭できるようにし、主体を構成する側壁パネルに機能性を付与できるようにすることを目的とするものである。

そこで本発明は、以下に述べる各手段により上記課題を解決するようにした。即ち、請求項１記載の発明では、防水パンを囲む状態で側壁パネルおよび背壁パネルを立設し、この側壁パネルと背壁パネルの上端に天井パネルを配設して間口面を開放したシャワーユニットであり、前記側壁パネルの一方を前方へ延設して間口面より突出させる。

請求項２記載の発明では、上記請求項１記載の発明において、延設した側壁パネルの延設部に機能設備を構築する。

請求項３記載の発明では、上記請求項１記載の発明において、延設した側壁パネルの延設部に水廻り設備を構築する。

本発明のシャワーユニットによれば、延設した側壁パネルが間仕切りとしての機能を果たすので、遮蔽性が向上するとともに、この遮蔽空間を脱衣スペースとすることができる。しかも、延設した側壁パネルに機能設備、水廻り設備を構築することができ、ユーティリティの向上が可能となる。また、前記構成により間口面を開放することができるので、シャワー室内の空間が延長した状態となり、閉塞感を払拭することができる。

以下、本発明の実施の形態を図にもとづいて詳細に説明する。

図１は、本発明のシャワーユニット１の基本構成を示す分解斜視図であり、防水パン２の両側部および背部を囲む状態で側壁パネル３・４および背壁パネル５が立設され、前記側壁パネル３・４と背壁パネル５の上端に照明・換気などの機能を有する設備ユニット７を備えた天井パネル６が配設される。前記側壁パネル３は、その前端が前方へのびる延設部３ａが形成されており、図２に示すように組み立て、完成すると前記延設部３ａが間口面から突出する。

図３は、このようにして構成されて本発明のシャワーユニット１を実際に室内へ設置した例を示すもので、位置Ｐ１の視点からは、シャワーユニット１の間口面は側壁パネル３の延設部３ａにより遮蔽され、シャワー室内が視野から完全に遮断される。また、位置Ｐ２においても、シャワーユニット１の間口面が視野に入るのは影線部Ｂの僅かな部分であるため、延設部３ａが有効に機能することを認めることができる。

図４乃至図９は、本発明の発展的構成を示すもので、図４は、側壁パネル３の延設部３ａに棚板８を配設したもので、シャンプー、化粧品などの配置、あるいはシャワー浴時における装身具の仮置テーブルとして好適となる。また、前記棚板８の下部に脱衣かご９などを配置することによりデッドスペースを有効に活用することができる。

図５は、延設部３ａに機能設備としてタオルハンガー１０、照明器具１１、さらに足元照明器具１２を配設し、機能性を向上するようにしたものである。以上に示す本発明のシャワーユニット１において、間口面を遮蔽する要求がある場合は、例えば、図６に示すように間口面上部から横スライド可能のシャワーカーテン１３を吊り下げ、シャワー室内を遮蔽することが容易に可能である。なお、このように配設したシャワーカーテン１３を半開状態にしてシャワー浴をした場合は、閉塞感を払拭しつつ同時に遮蔽性も向上することが可能となる。

図７は、側壁パネル３の延設部３ａに洗面ボール１４を配設した状態を示したもので、この場合は、側壁パネル３に壁内配管を施し、温湯および水の供給が可能となるようにする。図８は、側壁パネル３の外面にカウンタ１５を配設し、洗面ボール１４を設けたもので、さらに側壁パネル３の壁面に化粧鏡１６を配設しておくことにより洗面機能が付与され、シャワーユニット１の機能性を格段に向上することができる。

以上、詳細に説明したように本発明のシャワーユニットによれば、側壁パネルの延設部がシャワー室内を遮る目隠しとなることから、居室あるいは寝室に設置した場合においても違和感を生ずることがなく、また、側壁パネルの延設部に各種の機能を構築することができ、各種の住宅形式に柔軟に対応するシャワーユニットを提供することができる。

本発明のシャワーユニットの分解斜視図である。本発明のシャワーユニットの完成状態の斜視図である。本発明のシャワーユニットの作用を説明する図である。本発明のシャワーユニットの発展的構成を示す斜視図である。本発明のシャワーユニットの発展的構成を示す斜視図である。本発明のシャワーユニットの発展的構成を示す斜視図である。本発明のシャワーユニットの発展的構成を示す斜視図である。本発明のシャワーユニットの発展的構成を示す斜視図である。従来のシャワーユニットの構成を示す図である。従来のシャワーユニットの構成を示す図である。

符号の説明

１・・・・・・シャワーユニット
２・・・・・・防水パン
３・・・・・・側壁パネル
３ａ・・・・・延設部
４・・・・・・側壁パネル
５・・・・・・背壁パネル
６・・・・・・天井パネル
７・・・・・・設備ユニット
８・・・・・・棚板
９・・・・・・脱衣かご
１０・・・・・タオルハンガー
１１・・・・・照明器具
１２・・・・・足元照明器具
１３・・・・・シャワーカーテン
１４・・・・・洗面ボール
１５・・・・・カウンタ
１６・・・・・化粧鏡
１７・・・・・カーテンレール
１８・・・・・シャワーカーテン

Claims

防水パンを囲む状態で側壁パネルおよび背壁パネルを立設し、この側壁パネルと背壁パネルの上端に天井パネルを配設して間口面を開放したシャワーユニットであり、
前記側壁パネルの一方を前方へ延設して間口面より突出させたことを特徴とするシャワーユニット。
延設した側壁パネルの延設部に機能設備を構築したことを特徴とする請求項１記載のシャワーユニット。
延設した側壁パネルの延設部に水廻り設備を構築したことを特徴とする請求項１記載のシャワーユニット。