JP2006517894A - 低揮発性の有機化合物内容物を有するエアゾール剤ディスペンサ構体 - Google Patents

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Abstract

エアゾール用ディスペンサ構体(1)は、容器(2)を備え、この容器が、液体製品と、容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を内容しており、この推進剤が容器(2)の内容物の最大約25重量%の量で存在している。容器(2)から液体製品をミストとして選択的に分配するために、容器に弁(4)が取り付けられている。構体(1)は、ミストが小さい粒子サイズを有し、迅速な速度で分配され、推進剤が使い果たされた時、容器内に残留する製品が非常に少なくなるように構成されている。

Description

本願明細書は、2003年1月24日付けで出願された、「エアロゾール・デイスペンサ構体および分配される製品の粒子寸法を減少させる方法」(Aerosol Dispenser Assembly and Method of Reducing the Particle Size of a Dispensed Product)という名称の同時係属米国特許出願第10/350、011号の一部継続出願である。
本発明は、一般的にはエアゾール剤ディスペンサ構体の分野に関する。さらに詳細には、本発明は、容器から液体製品を噴出するために液化ガス推進剤を使用したエアゾール剤ディスペンサ構体の分野に関する。
エアゾール剤ディスペンサは、個人用、家庭用、産業用、医療用製品を分配するために、また、このような製品の分配の低コストで使い易い方法を提供するために、一般に使用されてきた。一般的に、エアゾール剤ディスペンサは、分配する液体製品、例えば石鹸、殺虫剤、ペンキ、体臭防止剤、消毒剤、エア・フレッシュナー等を収容するための容器を備えている。液体製品を容器から放出するために推進剤を使用している。使用者が例えばアクチュエータボタンを押下してエアゾール剤ディスペンサを作動させると、推進剤が加圧され、容器から液体製品を排出させる力を発する。
現在エアゾール剤ディスペンサには、炭化水素及びハイドロフルオロカーボン(HFC)推進剤のような液化ガス推進剤と、圧縮された二酸化炭素又は窒素ガスのような圧縮ガス推進剤の2つの主なタイプの推進剤が使用されている。これらほどではないが、クロロフルオロカーボン推進剤(CFC)も使用されている。しかし、その環境への潜在的に有害な影響から、CFCの使用は廃止されつつある。
液化ガスタイプの推進剤を使用したエアゾール剤ディスペンサでは、容器には、液体製品と推進剤が、推進剤の蒸気圧力とほぼ等しくなるまで、又はこれよりも若干高い圧力になるまで充填されている。このように充填された容器内には、液体により占められていない特定量の空間が未だ残っている。この空間はディスペンサ構体の「頭部空間」と呼ばれる。容器は、推進剤の蒸気圧力とほぼ等しくなるまで加圧されているため、推進剤のうちのいくらかが液体製品中に溶融又は乳化する。残りの推進剤は蒸気相にあり、頭部空間に充満する。製品の分配時、放出された蒸気を補充するために液体推進剤が気化するため、容器内の圧力はほぼ一定に維持される。これに対し、圧縮ガス推進剤はその全てが蒸気相にある。即ち、液体相には圧縮ガス推進剤は一部たりとも存在しない。その結果、圧縮ガス式エアゾール剤ディスペンサ内の圧力は、蒸気が分配されるに従って低下する。
従来のエアゾール剤ディスペンサを図3に示しており、このディスペンサは、一般的に、液体製品と推進剤を収容するための容器(図示せず)と、容器から液体製品を選択的に分配するための弁構体とを備えている。図3に示すように、弁構体は取り付けキャップ106、取り付けガスケット108、弁本体110、弁軸112、軸ガスケット114、アクチュエータキャップ116、及び戻りバネ118を備えている。弁軸112、軸ガスケット114、及び戻りバネ118は弁本体110内に配置されており、液体製品の分配を選択的に制御するべく、弁本体110に対して移動可能である。弁本体110は取り付けキャップ106の下側部に固定されているため、弁軸112が取り付けキャップ106を貫通し、外方に突出して延びることができる。弁軸112のこの外方に突出した部分上には、排出孔132を設けたアクチュエータキャップ116が取り付けられている。排出孔132は、液体製品の噴霧を所望の噴霧パターンへと方向付ける。弁本体110の下方部分には、分配する液体製品を弁構体に供給するディップチューブ120が取り付けられている。使用時には、弁構体全体が、取り付けガスケット108により容器の周囲に密封される。
動作時に、アクチュエータキャップ116を押下すると、弁軸112が取り付けキャップ106から落ち、これにより軸孔126が軸ガスケット114の密封から解除され、推進剤が弁軸112を通って容器から流出する。この流れは、液体製品が推進剤によりディップチューブ120へ、そして本体孔122を介して弁本体110内へと強制的に上昇させられることで生じる。弁本体110内では、液体製品が、蒸気穴124を通って弁本体110に供給された追加の推進剤と混合される。蒸気穴124が追加の推進剤ガスを弁本体110内に導入することにより、液化した推進剤の瞬間的な蒸発を防止する助けとなり、また排出孔にかかる圧力の低下量が増加することで、分配される粒子がさらに分割されるという恩恵が加わる。製品は、弁本体110から軸孔126を通って推進され、弁軸112を出て、アクチュエータキャップ116に形成された排出孔132を介して放出される。
エス・シー・ジョンソン アンド サン社(S.C.Johnson&Son,Inc.)(エス・シー・ジョンソン(S.C.Johnson))は、グレイド(Glade)(登録商標)エアゾール剤エア・フレッシュナー製品に関連した図3に示すものと類似したエアゾール弁を採用している。容器からエア・フレッシュナー液体製品を推進するために使用されている推進剤はBシリーズの液化ガス推進剤であり、これは、21.1℃(70°F)(294Kにおいて2.72atm)の温度で40psig(B−40)の推進圧力を有する。「推進圧力」とは推進剤のおおよその蒸発圧力であり、充満状態のエアゾール剤容器内に収容された初期ゲージ圧力を意味する「缶圧力」と対照的である。B−40推進剤は、プロパン、ノルマルブタン、及びイソブタンの化合物である。ノルマルブタンとは、化学式C4H10で示される化合物を意味し、炭素の直線的なバックボーンを有する。これは、やはり化学式C4H10を有するが、非直線的な分岐構造の炭素を有するイソブタンとは対照的である。このエア・フレッシュナー化合物を効率的に分配するために、エス・シー・ジョンソン(S.C.Johnson)が自社のグレイド(Glade)(登録商標)製品のエアゾール剤エア・フレッシュナーに使用しているエアゾール剤ディスペンサは、直径0.025"(0.635mm)の軸孔、直径0.020"(0.508mm)の蒸気穴、直径0.062"(1.575mm)の本体孔、内径0.060"(1.524mm)のディップチューブを備えている。この最新式のグレイド(Glade)(登録商標)エアゾール剤エア・フレッシュナーでは、エア・フレッシュナー液体製品を思いどおりに分配するために、ディスペンサ構体内容物の重量の約29.5%の量のB−40推進剤を含有している必要がある。
B−40のような炭化水素推進剤は、揮発性有機化合物(VOC)を含有している。エアゾール剤エア・フレッシュナー内のVOC含有量は、様々な連邦及び州の規制機関、例えば環境保護庁(EPA)及びカリフォルニア州大気資源局(CARB)、により規制されている。エス・シー・ジョンソン(S.C.Johnson)は、環境に優しい製品を提供するよう努力を続けており、また、政府の規制規準を超える製品を定期的に製造している。エス・シー・ジョンソン(S.C.Johnson)が、VOC含有量を低減したエアゾール剤ディスペンサ構体の製造に着手したのはこのような事情による。
このようなエアゾール剤中のVOC含有量を低減する1つの方法は、液体製品を分配するために使用する推進剤の量を減らすというものである。しかし、推進剤含有量を低減することで製品性能に悪影響が生じることが分かった。詳細には、エアゾール剤エア・フレッシュナー中の推進剤含有量を低減することにより、推進剤が無くなった後に容器内に残留する製品(製品残留)の量が増加し、分配する製品の粒子が拡大し(粒子サイズの拡大)、特に容器が空に近くなると噴霧量が減少した。粒子の空中への拡散を最大限にし、粒子が空中から「雨のように降ってきたり」「滴下する」ことを防止するには、分配する製品の粒子サイズを最小化することが望ましい。従って、液化ガス推進剤を重量の最大25%含有したエアゾール剤製品を問題なく分配できる、エアゾール剤ディスペンサ構体の開発に着手し、同時に、ディスペンサ構体の耐用期間を通しての製品性能を実際に向上させていった。
「ディスペンサ構体の耐用期間」は、容器内の推進剤の量(即ち缶圧力)の観点から定義され、ディスペンサ構体の耐用期間とは、容器内の圧力が最大(100%充填重量)である時から、容器内の圧力が実質的に空になった、即ち大気圧と等しくなった時までの期間を指す。ディスペンサ構体の耐用期間の最後に、液体製品のいくらかが残留する可能性があることを特筆しなければならない。特に記述していない限り、本願明細書で使用する圧力への参照は全て21.1℃(70°F)(294K)において計測したものである。
分配する液体製品の粒子サイズを減少するための1つの周知方法が、本願明細書中で参照により援用している、クロウエル(Crowell)外の米国特許第3、583、642号('642特許)が開示されている。この'642特許はスプレーヘッドを開示しており、このスプレーヘッドは、製品又は推進剤の混合物をスプレーヘッドから分配する前に、この混合物内に乱流を誘発するための「分割バー」を採用している。この乱流により、スプレーヘッドから分配される混合物の粒子サイズを減少することができる。
本発明は、噴霧が良好な粒子サイズと噴霧量を有するために、実質的に全ての液体製品を分配できる(即ち、製品残留を低減できる)と同時に、容器から液体製品を分配するのに必要な推進剤の量を低減する、改善されたエアゾール剤ディスペンサ構体を提供する。
1つの態様では、本発明によるエアゾール剤ディスペンサ構体は容器を備え、この容器には、液体製品と、容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤が収容されている。推進剤は、容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在している。容器から液体製品をミストとして選択的に分配するために、容器に弁を取り付けている。この構体は、最大約25のClark/Valpey(CV)値を有し、この場合、CV=2.5(D−32)+10|Q−1.1|+2.6Rであり、Dは、構体の噴霧の第1の40秒間中に分配される粒子の平均直径をマイクロメートルで表したものであり、Qは、構体の噴霧の最初の40秒間の平均噴霧量をグラム/秒で表したものであり、さらにRは、構体の耐用期間の最後に容器内に残留する製品の量を初期充填重量の比率で表したものである。推進剤が、容器の内容物の重量の約10%から約25%の量で存在していることが好ましい。
他の態様では、本発明によるエアゾール剤ディスペンサ構体は、容器を備え、この容器は、液体製品と、容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容している。この推進剤は、容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在している。容器から液体製品と推進剤を選択的に分配するために、容器に弁が取り付けられている。弁は弁本体と弁軸を備えている。弁本体は(i)分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、直径約1.270から約1.575ミリメートルの本体孔を有し、さらに、(ii)分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するべく弁本体を介して追加の推進剤ガスを導入するために、直径約0.254から約0.483ミリメートルの蒸気穴を有している。弁軸は、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、弁内に配置され、総面積が少なくとも約0.203平方メートルの少なくとも1つの軸孔を画定している。液体製品を分配するべく弁を作動させるために、ディスペンサキャップが弁に結合している。さらに、ディスペンサキャップは、直径約0.330から約0.635ミリメートルの排出孔を画定しており、この排出孔を通って液体製品と推進剤が分配される。
さらに他の態様では、本発明によるエアゾール剤ディスペンサ構体は、容器を備えており、この容器が、液体製品と、容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容している。この推進剤は、容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在している。容器から液体製品と推進剤を選択的に分配するために、容器に弁が取り付けられている。この弁は、弁本体と弁軸を備えている。弁本体は、(i)分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、直径約0.245から約0.635ミリメートルの本体孔を設け、さらに、(ii)分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するべく弁本体から追加の推進剤ガスを導入するために、直径約0.076から約0.254ミリメートルの蒸気穴を有している。弁軸は、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、弁内に配置され、総面積が少なくとも約0.405平方メートルの少なくとも1つの軸孔を画定する。液体製品を分配するべく弁を作動させるために、弁軸にディスペンサキャップが結合している。さらに、ディスペンサキャップは、直径約0.330から約0.635ミリメートルの排出孔を画定しており、この排出孔を通って液体製品と推進剤が分配される。
さらに他の態様では、本発明によるエアゾール剤ディスペンサ構体は、容器を備え、この容器が、液体製品と、容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容している。この推進剤は、容器の内容物の重量の最大約15%の量で存在している。容器に弁が取り付けられており、弁は、構体の耐用期間中の噴霧時間のうち少なくとも最初の40秒間の噴霧時間の間、容器から液体製品と推進剤を、約15から約60マイクロメートルの粒子サイズを有するミストとして、約0.6から約1.8グラム/秒の範囲の速度で選択的に分配することができる。
本願明細書で使用している平均粒子サイズとは、マルバーン(登録商標)・マスタサイザ(Malvern Mastersizer)2600粒子サイズ分析装置レーザ屈折分析により測定した、分配する製品の平均粒子サイズD(V、0.5)を意味し、このエアゾール構体は、測定範囲から11〜16.0"(27.5〜40.6cm)離れた水平距離から噴霧され、300ミクロンの最大カットオフサイズを有する。この用語は、集団平均粒子サイズと同等である。
任意の量、寸法、範囲、値等を記述するために本願明細書で使用しているとおり、「約」という用語は、任意の測定の最中に生じるエラーの範囲、測定処理の結果の変化、組み立て中又は組み立て後の変形による変化、又は前出の要素の1つ又はそれより多数の複合結果である変化を包括することを意図する。
本発明の好適な実施形態を例証及び説明する図面と添付の説明を参照することで、本発明のこれら及びその他の態様、特徴、利点の理解をさらに深めることができるだろう。
全ての図面において、同様又は関連する部品には、同様又は関連する参照符号を付している。
図2に示すように、本発明によるエアゾール剤ディスペンサ構体は、容器2から液体製品を選択的に分配するための弁構体4が頂部に配置された容器2を備えている。
図1を参照すると、弁構体4は、取り付けカップ6、取り付けガスケット8、弁本体10、弁軸12、軸ガスケット14、アクチュエータキャップ16、及び戻りバネ18をさらに備えている。アクチュエータキャップ16は、排出路28とアクチュエータ孔32を画定している。弁軸12、軸ガスケット14、及び戻りバネ18は弁本体10内に配置され、弁本体10に対して移動可能である。弁本体10は取り付けカップ6の下側部に固定されているため、弁軸12がこれを貫通して延び、取り付けカップ6から外方に向かって突出できる。アクチュエータカップ16は、弁軸12の外方に突出した部分上に合致し、ディップチューブ20が弁本体10の下方部分に取り付けられている。弁構体4全体が、取り付けガスケット8により容器2に密封されている。
図1に示すディスペンサ構体は、垂直作用タイプのキャップ16を採用しているが、任意の適切な弁タイプ、例えば傾き作用タイプのキャップを使用してもよいことが理解されるだろう。さらに、図1に示す単純な押しボタン式アクチュエータキャップ16の代わりに、任意の適切なアクチュエータ、例えば一体型のオーバキャップ、トリガ作動型の構体等を具備したアクチュエータボタンを使用してもよいことが理解されるだろう。
動作時には、ディスペンサ1のアクチュエータキャップ16を押下すると、弁軸12が強制的に下方へ移動されることで、液体製品が分配される。推進剤が、液体製品をディップチューブ20へ、さらに本体孔22を通って弁本体10内へと強制的に上昇させる。弁本体10内で、液体製品が、蒸気穴24から弁本体10内に追加された推進剤と混合される。蒸気穴24から導入された追加の推進剤により、液化した推進剤の瞬間的な蒸発が防止され、排出孔にかけての圧力低下量が増加すると同時に、粒子破壊が増加する。液体製品が、弁本体10から少なくとも1つの軸孔26を通って弁軸12の外に、さらにアクチュエータキャップ16に形成された排出路28を通って推進される。単軸孔を使用する可能性があるが、しかし、弁本体10の外周囲に離間して配置された2つの(図1に示すとおり)、又は好ましくは4つの軸孔26を使用することで、排出時の製品の流量が増加し、優れた混合が得られることが分かった。
図1は、排出路28内の分割バー30を示しているが、この分割バー30により、その周囲で製品が強制的に分岐されることで製品の流れに乱流を生じ、さらに製品の粒子サイズが減少される。次に、製品がアクチュエータ孔32を通ってアクチュエータキャップ16から推進されることで、製品が拡散され、所望の噴霧パターンが生じる。図1に示す分割バーの代わりに、ディスペンサ構体は、排出路28内又は下方に一対の分割板を採用するか、又は排出孔32のすぐ上流に渦巻きチャンバを採用するか、あるいはその他の同様の機械的分割特徴を採用することができる。機械分割特徴は、分配される前の製品に何らかの追加的な分割を提供するが、その他の要素が、これらの機械的分割特徴よりも遥かに大きな衝撃を粒子サイズに与えることが分かった。それでも、これらの機械的分割特徴を、分配される粒子のサイズをさらに減少するために使用できる可能性があるが、しかし、このような機械的分割特徴は必須ではなく、また好ましくもない。
上述したように、エアゾール剤エア・フレッシュナーの炭化水素推進剤含有量を最大で重量の25%にまで低減すると、製品性能に悪影響を及ぼすことが分かった。詳細には、エアゾール剤エア・フレッシュナー内の推進剤含有量を低減すると、製品残留が過度に増加し、容器が空になってゆくに従って噴霧量が低減し、粒子サイズが拡大した。その結果、エア・フレッシュナーが液体製品から、過剰に雨のように降ってきたり、滴下してしまった。これらの悪影響を是正するために、様々な異なるタイプの推進剤、圧力、及び弁孔寸法で試行が実施された。
特に、2つのタイプの推進剤、すなわちAシリーズとBシリーズの推進剤を試行した。どちらのタイプの推進剤も、容器から液体製品を分配するために適していることがわかった。しかし、予想に反して、同一の条件下で試行したAシリーズの推進剤は、Bシリーズの推進剤よりも著しく微細な粒子サイズのミストを発生した。この違いは、容器内の残留圧力が低下するディスペンサ構体の耐用期間の最後に至るまでに特に顕著であった。Aシリーズの推進剤の優れたミスト生成能力は、Aシリーズの推進剤にノルマルブタンが含有されていないためであると考えられる。上述したように、Bシリーズの推進剤はプロパン、ノルマルブタン、及びイソブタンの組み合わせを含有している。これに対し、Aシリーズの推進剤はノルマルブタンを全く含有していない。使用前にディスペンサ構体を振ると、液体製品と推進剤がオイルアウト・エマルジョンを形成する。即ち、液体製品の小滴が芳香オイルと推進剤の層で被覆され、水溶性液体製品が非水溶性推進剤と芳香オイルの層内に保留される。加圧されたディスペンサ構体からエマルジョンが排出される時、液化ガスが瞬時に蒸発することで、液滴が「飛び散り」、微細な液体製品が空中に噴霧される。Aシリーズの推進剤中にノルマルブタンが含有されていないことで、ミストのより優れた飛び散りが促進され、これにより分配されるミストのサイズが減少する。この減少した粒子サイズにより、分配された製品のより多くの量が、より長い時間、空中に保留された状態で維持されるため、製品の空気消臭効能が増加する。
本発明は、主に炭化水素推進剤に関連して使用するように開示されているが、他種の推進剤と共に使用するようにできる点が理解されるべきである。例えば、HFC、ジメチルエーテル(DME)、及びCFC推進剤を、本発明のディスペンサ構体の応用形と共に使用してもよい。
さらに、様々な異なる推進剤圧力で試行を行ったところ、一般に、より高圧の推進剤はより低圧の推進剤よりも、製品をより小さい粒子サイズのミストとして分配する傾向があることが分った。これに加え、より高圧の推進剤の場合、ディスペンサ構体の耐用期間の最後に容器内に残留する製品量が若干減少した。しかし、従来技術のエアゾール剤ディスペンサ内の圧力を単純に上昇させるだけでは、容器から十分な量の液体製品を排出するには不十分であることがわかった。従って、分配する製品の十分に小さい粒子サイズを維持しながら、製品残留率をいかに最も良く減少させられるかを判定するために、エアゾール弁自体の試験を行った。
ディスペンサ構体の製品残留量を最小限にするために、推進剤の単位毎の液体製品分配量を増加することが望ましいということがわかった。即ち、推進剤に対する液体製品の分配比率を小さくする(即ち、より油分の少ない混合物を作成する)ことにより、同量の推進剤でより多量の液体製品を排出することが可能になる。蒸気穴、軸孔、本体孔、排出孔、及びディップチューブの内径といったいくつかの弁構成部品が、推進剤に対する液体製品の分配比率に影響を及ぼすことが知られている。
一般的に、蒸気穴のサイズを減少すると、より油分の少ない混合物を作成する効果が高まることわかった。しかし、蒸気穴のサイズを減少すると、分配する製品の粒子サイズを拡大させるという副作用も生じた。反対に、軸孔、本体孔、排出孔、及びディップチューブの内径の少なくともいずれかのサイズを減少すると、一般的に、噴霧量と粒子サイズが減少することがわかった。
前述の実験と分析に基づき、推進剤の種類、缶圧力、及び弁孔の直径の特定の組み合わせにより、最大で重量の25%の炭化水素推進剤を含有し、従来技術のディスペンサ構体よりも優れた製品性能を有するディスペンサ構体が製造されることが分かった。
さらに、ノルマルブタンを含有していないAシリーズの推進剤は、分配する製品の粒子サイズを減少させることがわかった。
55psig(3.74atm)から120psig(8.17atm)の缶圧力を有するディスペンサ構体は、製品残留の減少を促進しながら、やはり分配する製品の粒子サイズを減少させることがわかった。上述したように、缶圧力とは、エアゾール剤容器内に含有された初期ゲージ圧力のことである。さらに高い圧力を、容器から液体製品を分配するために効率的に使用することもできるだろう。しかし、エアゾール剤ディスペンサ構体内の圧力が増加するに従い、エアゾール剤ディスペンサ容器(エアゾール剤缶とも呼ばれる)の強度も増加する必要がある。加圧される容器の強度は連邦規制(DOT格付け)により規定されており、また、エアゾール剤缶は所与内圧の特定の缶格付けを満たさなければならないと明記されている。詳細には、54.4℃(130゜F)(327Kで9.53atm)の温度で、内圧が140psig以下であるエアゾール剤缶は、これよりも高いDOT格付けは不要なことから、「標準」又は「未格付け」として知られている。54.4℃(130°F)(344Kで10.9atm)の温度で初期圧力が160psig以下であるエアゾール剤缶のDOT格付けは2Pであり、また、54.4℃(130°F)(355Kで12.3atm)の温度で内圧が180psig以下の缶のDOT格付けは2Qである。指定された缶の格付けが高い程、エアゾール剤缶の強度を高める必要がある。一般に、格付けの高い缶は、材料及び製造コストの少なくとも一方が増加するためにコスト高となる。従って、コストを最低限に抑えるために、可能な限り低い圧力を使用して、十分な製品性能を維持することが好ましい。これに関連し、やはり21.1℃(70°F)(294K)の温度で測定した55psig(3.74atm)から80psig(5.44atm)の缶圧力は、より高い缶圧力と比べて缶格付けが低くてよい上に、本発明の利点(即ち、より少ない推進剤含有量、減少した粒子サイズ、最小の製品残留)を達成できるため、特に好ましいことがわかった。
さらに、図1のディスペンサ構体は、蒸気穴の直径が約0.013"(0.330mm)から約0.030"(0.483mm)であり、単一軸孔を使用する場合、軸孔26の直径が約0.020"(0.508mm)から約0.030"(0.762mm)であり(一対の軸孔を使用する場合には、約0.014"(0.356mm)から約0.025"(0.635mm))、本体孔の直径が約0.050"(1.270mm)から約0.062"(1.575mm)であり、排出孔32の直径が約0.015"(0.381mm)から約0.022"(0.559mm)であり、ディップチューブの内径が約0.040"(1.016mm)から約0.060"(1.524mm)である時、最大で重量の25%の液化ガス推進剤を含有したエアゾール剤製品を良好に分配できることがわかった。
従って、上述した弁構成部品、推進剤タイプ、推進剤圧力、及び弁孔寸法のいずれかを組み合わせて使用することで、本発明のディスペンサ構体を提供することができる。
本発明の第1の好適な実施形態では、エアロゾール剤ディスペンサ構体1は、容器2から液体製品を分配するために、推進剤圧力が約60psig(4.1atm)(即ちA−60推進剤)であるAシリーズの推進剤を使用している。この実施形態では、容器は最初に約70psig(4.8atm)から約80psig(5.4atm)の缶圧力まで加圧される。本実施形態では、蒸気穴24の直径は約0.016"(0.406mm)である。各々の直径が約0.024"(0.610mm)である、2つの軸孔26を使用する。本体孔の直径は約0.050"(1.270mm)であり、排出孔32の直径は約0.020"(0.508mm)であり、ディップチューブの内径は約0.060"(1.52mm)である。さらに、分割バー8030をアクチュエータ16の排出路28内に配置することで、分配される製品の粒子サイズをより減少させている。
ディスペンサ構体1の第2の実施形態は、単一軸孔26を採用している。この実施形態では、ディスペンサ構体1はやはりA−60推進剤を使用し、また、容器2から液体製品を分配するために約70psig(4.8atm)から約80psig(5.4atm)の缶圧力を用いている。蒸気穴の直径は約0.016"(0.406mm)であり、単一軸孔の直径は約0.025"(0.635mm)であり、本体孔の直径は約0.062"(1.575mm)であり、ディップチューブの内径は約0.060"(1.524mm)である。本実施形態でもやはり、アクチュエータの排出路内に位置決めされた分割バーを使用して、分配する製品の粒子サイズをさらに減少している。次に示す表T.1は、第1及び第2の好適な実施形態によるディスペンサ構体の性能をそれぞれ説明したものである。
Figure 2006517894
ディスペンサ構体のこれらの好適な実施形態は、ディスペンサ容器の耐用期間の少なくとも75%に亘って、容器内に収容された液体製品を、35マイクロメートル(0.0014")未満の平均粒子サイズを有するミストとして分配することが可能である。分配されるミストの粒子がこのように小さいため、粒子が落下せずに、より空中に拡散し易いことが分かった。この落下量の減少により、ディスペンサ構体の空気消臭効能が増加し、望ましくない液体製品の残留物の、カウンタ表面、テーブル、床等の平面上への滞留の防止を助ける。
さらに、ディスペンサ構体の好適な実施形態は両方とも、液体製品の重量の98%以上を容器から分配することが可能である。製品ラベルに記述されている要件を満たすには、実質的に製品全部を分配することが重量である。また、ディスペンサ構体の耐用期間の最後に容器内に残る製品の量を最少化することで、液体製品の無駄を減らすことができる。このことは、消費者は液体製品が実質的に全部分配されるとより満足する傾向があるため、顧客の満足度の観点から重要である。
前述の好適な実施形態を閾値とし、ディスペンサ構体の推進剤含有率の低減にさらに焦点を絞ったアプローチを開始した。この段階における当方の目的は、液化ガス推進剤の重量の約15%を超えない量の、可能な限り少量の推進剤を使用して、内容物を効率的に分配できるエアゾール剤ディスペンサ構体を製造することだった。最初に、推進剤含有率が約15%未満に減少すると、製品推進剤液化の安定性が崩壊し始めた。即ち、より低い推進剤レベルではオイルアウト・エマルジョンがウォータアウト・エマルジョンに反転し、これにより性能特徴が劣化する。オイルアウト・エマルジョンとは対照的に、ウォータアウト・エマルジョンは水溶性液内に懸濁した非水溶性の小さな液滴を含有している。この反転は、乳剤を調整することで防止できることがわかった。例えば、液化ガス推進剤レベルを25%から10%に低下させるとエマルジョンが反転した。重量の0.03%のトリメチルステアリル塩化アンモニウムを追加することで反転が防止された。勿論、これ以外の、様々に異なる量の様々な安定剤を効率的に使用して、エマルジョンの反転を防止することが可能と思われる。
最初に、所与のディスペンサ構体構造の性能を測定するいくつかの「性能特徴」を確認した。証明されたこの性能特徴は(1)構体の、最初の40秒間における噴霧の最中に分配される粒子のマイクロメートル単位の平均直径D、(2)構体の、最初の40秒間における噴霧の最中のグラム/秒単位の平均噴霧量Q、及び(3)初期充填重量の比率として表される、構体の耐用期間の最後に容器内に残留する製品Rの量である。本願明細書で使用する「充填重量」という用語は、液体製品と推進剤の両方を含む容器内容物の総重量を意味する。
消費者テスト及びエア・フレッシュナーの効能に基づき、粒子サイズDは、好ましくは約15から約60マイクロメートル、より好ましくは約25から約40マイクロメートル、さらに最も好ましくは約30から約35マイクロメートルである。噴霧量は、好ましくは約0.6から約1.8g/秒、より好ましくは約0.7から約1.4g/秒、さらに最も好ましくは約1.0から約1.3g/秒である。ディスペンサ構体の耐用期間最後に缶内に残存する液体製品の量は、好ましくは初期充填重量の約3%未満、より好ましくは初期充填重量の約2%未満、さらに最も好ましくは初期充填重量の約1%未満である。
次に、1つ又はそれ以上のこれらの性能特徴に影響を与えることがわかっている、又は影響を与えると考えられる全ての要素を決定した。これらの要素には、推進剤含有率、ディップチューブ内径、本体孔直径、蒸気穴直径、軸孔直径、機械的分割要素、排出孔直径、及び範囲の長さ(基本的に排出穴の軸長)が含まれる。各要素が性能特徴に与える効果の度合いを判定するために、これら要素の各々をそれぞれ変化させて初期実験を実施した。初期実験で使用した制御プラットホームは、オリジナルのグレイド(Glade)ディスペンサ構体と、上述した第1、第2の好適な実施形態である。次に、これらプラットホームの1つ又はそれ以上を変更して、上述の要素の各々をそれぞれ変化させた。2k階乗的実験設計を使用して、各々の要素が性能特徴に与える効果の度合いを判定した。これらの計算の結果を図4に図式的に示す。
さらなる実験を実施するために、このリストから、性能特徴により高い効果(負又は正)を与える5つの要素(「重要要素」)を選択した。選択した重要要素はディップチューブ内径、蒸気穴直径、本体孔直径、軸孔直径、及び排出孔直径である。
重要要素が性能特徴への顕著な効果を有することはわかっていたが、これらの要素が相互に独立して変化するか否かについては不明であった。相互独立性を判定するためには、所望の範囲内における全ての重要要素値の全ての組み合わせの性能特徴を示す表を生成する必要があった。
もし、重要要素の各々が10の異なるサイズで変化したとしたら、上述で言及した表を完成するために10万の異なる実験が必要とされただろう。異なる実験を全て実施する代わりに、応答曲面法を使用して、限定された実験サンプルを選択した。限定された実験サンプルに基づき、欠如しているデータポイントを補間するために応答曲面法を用いて、起こり得る重要要素の全ての変化に関する性能特徴の完全な表を生成することができた。57種の実験を実施した。その内訳は、以下の表2に結果を示す29種の実験から成るボックス・ベーンケン(Box−Behnken)計画と、以下の表3に結果を示す28種の実験から成るD−最適(D−Optimal)計画である。これら2つの方法の説明は、1997年、ニューヨークに在るジョン・ウィリー アンド サンズ(John Wiley and Sons)社より出版された、ダラス シー モンゴメリ(Doulas C. Montgomery)著『実験の計画と分析(Design and Analysis of Experiments)』のような統計教本の中に見ることができる。
Figure 2006517894
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次に、特徴D、Q、R各々を、ディスペンサ構体が顧客に受け入れられる可能性への相対効果を含む多数の異なる考察に従って計量した。この計量工程を、最良の性能を有すると分かっているサンプルについて最低値が得られるまで、トライアル・アンド・エラーで連続的に繰り返した。ディスペンサ構体が顧客に受け入れられる可能性は、ディスペンサ構体の「品質」として与えられ、また、クラーク/バルピイ(Clark/Valpey(CV))要素で表される。CVのより低い値の方が高い値よりも顧客に受け入れられる。一般的に、品質値が約25よりもずっと高いディスペンサ構体は殆どの顧客に受け入れられないことが分かった。従って、本発明によるディスペンサ構体は最大約20のCV値を有していなくてはならず、この場合、CV=2.5(D−32)+10|Q−1.1|+2.6Rである。
重量の14.5%の推進剤レベルにて、アクチュエータキャップ16を渦巻きチャンバと共に使用する場合、本体孔直径は好ましくは約0.010"(0.254mm)から約0.025"(0.635mm)、より好ましくは約0.010"(0.254mm)から約0.015"(0.381mm)でなくてはならない。蒸気穴直径は、好ましくは約0.003"(0.076mm)から約0.010(0.254mm)、より好ましくは約0.005"(0.127mm)から約0.008"(0.203mm)でなくてはならない。少なくとも1つの軸孔は、好ましくは少なくとも約0.000628in2(0.405mm2)の総面積、より好ましくは少なくとも約0.000905in2(0.584mm2)の総面積を有していなくてはならない。排出孔直径は、好ましくは約0.013"(0.330mm)から約0.025"(0.635mm)、より好ましくは約0.015"(0.381mm)から約0.022"(0.559mm)でなくてはならない。ディップチューブ内径は、好ましくは約0.040"(1.016mm)から約0.122"(3.099mm)、より好ましくは約0.050"(1.270mm)から約0.090"(2.286mm)でなくてはならない。上述した全ての弁孔寸法の組み合わせで、最大25の品質値を有するエアゾール剤ディスペンサ構体が得られるわけではない。しかし、最大25の品質値を有するこのタイプの殆どのエアゾール弁が、上述の範囲内に含まれる孔直径を有するだろう。性能特徴が重要要素の任意の1つと正比例するわけではなく、また、重要要素は相互に無関係ではないため、どの弁寸法の組み合わせを用いれば最良品質の分配噴霧が得られるかを判定することは難しい。以下の表4〜8は、重要要素が変化するに従い、好ましい弁構造に関する代表的な値の範囲を通じていかに品質が変化するかを示す。
Figure 2006517894
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この表から確認された完全なデータから、どの弁孔寸法の組み合わせがCVの値を最小化させるか、また、14.5%の推進剤含有率で最高の性能が得られるかが、判定可能になった。特に、第3実施形態による弁は、本体孔直径が約0.013"(0.330mm)、蒸気穴直径が約0.005"(0.127mm)、排出孔直径が約0.018"(0.457mm)、ディップチューブ内径が約0.060"(1.524mm)であり、また、少なくとも1つの軸孔を有し、少なくとも約0.002827"(1.824mm)の総面積を有する、最高性能のエアゾール剤エア・フレッシュナーが得られた。この第3実施形態は、多くの面において第1実施形態と実質的に同一であるが、主な違いは、推進剤含有率が可能な限り低く、孔サイズの範囲が異なることである。この実施形態では、推進剤としてやはりA−60推進剤を使用し、渦巻きチャンバの機械的分割要素を採用している。勿論、このような機械的分割要素は不要である。
上述の表は、推進剤含有率が14.5%のディスペンサ構体を使用し、実験データに基づいて生成された。勿論、推進剤含有率の段階的な増加により、分配される噴霧の品質が著しく向上する。従って、推進剤含有率を若干増加させることで、より幅広い範囲の弁孔寸法が許容可能となる。即ち、より幅広い範囲の弁孔寸法により、許容可能な品質値が得られる。例えば、単純に好適な実施形態の推進剤含有率を2%増加することで、品質値が15.3から8.8へとほぼ半減した。多くの用途が、本発明が達成した14.5%よりも高いが25%未満の推進剤含有量を有するエアゾール剤ディスペンサ構体を使用することで恩恵を得ると考える。
性能特徴に影響を及ぼすと考えられるその他の要素のいくつかを採用することで、内容物を分配するために要する推進剤が14.5%よりずっと低く抑えられるエアゾール剤ディスペンサ構体の製造が可能であると考える。例えば、蒸気穴をさらに小さくする、何らかの形態の機械的分割要素を組み込む、異なる推進剤タイプで実験を実施する、異なる範囲長さを採用する、及び構造に異なる材料を使用することの少なくともいずれかにより、約10%という低い推進剤含有率で、良好な性能を達成できていると考える。
勿論、異なる製品、例えばペンキ、体臭防止剤、毛髪固定剤等は異なる材料性質を有するため、異なる弁孔サイズを必要とするだろう。さらに、異なる製品は消費者にとって許容可能な異なる噴霧特徴を有する可能性がある。従って、異なる製品の各々について、異なる品質のための製法を開発する必要がある。しかしながら、殺虫剤のようないくつかの製品は、当方の研究の基礎であるエアゾール剤エア・フレッシュナーと類似の物理性質を有すると考えられる。従って、このような殺虫剤は同一又は類似の品質のための製法を有すると予測する。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の代表的なものであり、例証的な目的のみで提供されている。これらは本発明の範囲を制限することを目的とするものではない。特定の構成部品、構造、材料等を示し、説明したが、これらは限定的なものではない。特許請求の範囲で定義したように、本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、例えば、弁構成部品、推進剤タイプ、推進剤圧力、弁孔寸法の、その他の様々な組み合わせを使用することができる。さらに、所望の弁の性能特徴に従って、様々な実施形態の示唆を適宜互いに組み合わせてもよい。
本発明による弁の第1実施形態の断面斜視図である。 第1実施形態のエアゾール剤ディスペンサ構体の正面図であり、明瞭化のために容器を切断している。 従来型のエアゾール剤弁構体とアクチュエータキャップの分解図であり、各構成部品を図示している。
符号の説明
1 デイスペンサ
2 容器
4 弁構体
6 取り付けカップ
8 取り付けガスケット
10 弁本体
12 弁軸
14 軸ガスケット
16 アクチュエータキャップ
18 戻りバネ
20 デイップチューブ
22 本体孔
24 蒸気穴
26 軸孔
28 排出路
30 分割バー
32 アクチュエータ孔

Claims (80)

  1. エアゾール剤ディスペンサ構体であって:
    容器を含み、この容器が、液体製品と、前記容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容しており、この推進剤が前記容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在しており、さらに、
    前記容器から液体製品をミストとして選択的に分配するために前記容器に取り付けた弁を含み、
    前記構体が最大約25のクラーク/バルピイ(Clark/Valpey(CV))値を有し、この場合、CV=2.5(D−32)+10|Q−1.1|+2.6Rであり、
    Dは、前記構体の噴霧の最初の40秒間に分配される粒子の平均直径をマイクロメートルで表したものであり、Qは、前記構体の噴霧の最初の40秒間中の平均噴霧量をグラム/秒で表したものであり、さらにRは、前記構体の耐用期間の最後に前記容器内に残留する製品の量を初期充填重量の比率で表したものである、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  2. 推進剤が、前記容器の内容物の重量の約10%から約25%の量で存在している、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  3. Dが、約20から約40マイクロメートルの範囲にある、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  4. Dが、約30から約35マイクロメートルの範囲にある、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  5. Qが、約0.7から約1.4グラム/秒の範囲にある、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  6. Qが、約1.0から約1.3グラム/秒の範囲にある、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  7. Rが、最大で初期充填重量の約2.0%である、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  8. Rが、最大で初期充填材料の約1.0%である、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  9. 推進剤が前記容器の内容物の重量の約10%から約25%の量で存在しており、Dが約30から約35マイクロメートルの範囲にあり、Qが約1.0から約1.3グラム/秒の範囲にあり、Rが最大で初期充填重量の約1.0%である、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  10. 液体製品と推進剤を振るとオイルアウト・エマルジョンを形成する、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  11. 推進剤が炭化水素推進剤である、請求項10に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  12. 推進剤がノルマルブタンを含有しない、請求項11に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  13. 前記容器の内容物が加圧されて、約55psigから約120psigの初期缶圧力となる、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  14. 前記容器の内容物が加圧されて、約55psigから約80psigの初期缶圧力となる、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  15. 前記容器の内容物が加圧されて、約70psigから約80psigの初期缶圧力となる、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  16. 前記弁が弁本体と弁軸とを含み、前記弁本体が、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、直径約0.254から約0.635ミリメートルの本体孔を有する、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  17. 前記弁本体が、分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するべく、前記弁本体を介して追加の推進剤ガスを導入するために、直径約0.076から約0.254ミリメートルの蒸気穴をさらに含む、請求項16に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  18. 前記弁軸が、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、総面積が少なくとも0.405平方ミリメートルの少なくとも1つの軸孔を画定する、請求項17に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  19. 液体製品と推進剤を分配するべく前記弁を作動させるために前記弁軸と結合しているディスペンサキャップをさらに含み、前記ディスペンサキャップが、直径約0.330から約0.635ミリメートルの排出孔を画定し、この排出孔を介して液体製品と推進剤が分配される、請求項18に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  20. 前記弁本体の下側部と結合し、前記容器の底部へと延びるディップチューブをさらに含み、前記ディップチューブの内径が約1.016から約3.099ミリメートルである、請求項19に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  21. 推進剤が、前記容器の内容物の重量の最大15%の量で存在している、請求項20に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  22. 推進剤が、前記容器の内容物の重量の約10%から15%の量で存在している、請求項20に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  23. 前記弁が、弁本体と弁軸とを含み、前記弁本体が、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、約1.270から約1.575ミリメートルの直径を有する、請求項1に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  24. 前記弁本体がさらに、分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するべく、前記弁本体を介して追加の推進剤ガスを導入するために、直径約0.254から約0.483ミリメートルの蒸気穴を有する、請求項23に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  25. 前記弁軸が、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、総面積が少なくとも0.203平方ミリメートルの少なくとも1つの軸孔を画定する、請求項24に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  26. 液体製品と推進剤を分配するべく前記弁を作動させるために、前記弁軸と結合しているディスペンサキャップをさらに含み、前記ディスペンサキャップが、直径約0.330から約0.635ミリメートルの排出孔を画定し、この排出孔を介して液体製品と推進剤が分配される、請求項25に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  27. 前記弁本体の下側部と結合し、前記容器の底部へと延びるディップチューブをさらに含み、前記ディップチューブの内径が約1.016から約1.524ミリメートルである、請求項26に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  28. エアゾール剤ディスペンサ構体であって:
    容器を含み、この容器が、液体製品と、前記容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容しており、この推進剤が前記容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在しており、
    前記容器から液体製品と推進剤を選択的に分配するために前記容器に取り付けた弁をさらに含み、前記弁が、
    (a)弁本体を含み、前記弁本体が(i)分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、直径約1.270から約1.575ミリメートルの本体孔を有し、さらに、(ii)分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するべく前記弁本体を介して追加の推進剤ガスを導入するために、直径約0.254から約0.483ミリメートルの蒸気穴を有し;さらに、
    (b)弁軸をさらに含み、前記弁軸が、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、前記弁内に配置され、総面積が少なくとも約0.203平方メートルの少なくとも1つの軸孔を画定し、さらに、
    液体製品を分配するべく前記弁を作動させるために前記弁軸に結合したディスペンサキャップを含み、前記ディスペンサキャップが、直径約0.330から約0.635ミリメートルの排出孔を画定し、この排出孔を介して液体製品と推進剤が分配される、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  29. 前記本体孔の直径が約1.270ミリメートルである、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  30. 前記蒸気穴の直径が約0.330から約0.457ミリメートルである、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  31. 前記蒸気穴の直径が約0.406ミリメートルである、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  32. 前記少なくとも1つの軸孔が、少なくとも約0.405平方ミリメートルの総面積を有する、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  33. 前記排出孔の直径が約0.381から約0.559ミリメートルである、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  34. 前記排出孔の直径が約0.508ミリメートルである、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  35. 前記弁本体の下側部と結合し、前記容器の底部へと延びるディップチューブをさらに含み、前記ディップチューブの内径が約1.016から約1.524ミリメートルである、請求項28に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  36. 前記ディップチューブの直径が約1.524ミリメートルである、請求項35に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  37. エアゾール剤ディスペンサ構体であって、
    容器を含み、この容器が、液体製品と、前記容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容しており、この推進剤が前記容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在しており、
    前記容器から液体製品と推進剤を選択的に分配するために前記容器に取り付けられた弁を含み、前記弁が、
    (a)弁本体を含み、前記弁本体が(i)分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、直径約0.245から約0.635ミリメートルの本体孔を有し、さらに、(ii)分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するべく前記弁本体を介して追加の推進剤ガスを導入するために、直径約0.076から約0.254ミリメートルの蒸気穴を有し、さらに、
    (b)弁軸を備え、前記弁軸が、分配中に液体製品と推進剤を流動させるために、前記弁内に配置され、総面積が少なくとも0.405平方ミリメートルの少なくとも1つの軸孔を画定しており、さらに、
    前記エアゾール用ディスペンサ組み立てが、液体製品を分配するべく前記弁を作動させるために前記弁軸に結合したディスペンサキャップを備え、前記ディスペンサキャップが、直径約0.330から約0.635ミリメートルの排出孔を画定しており、この排出孔を介して液体製品と推進剤が分配される、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  38. 前記本体孔の直径が約0.330から約0.381ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  39. 前記本体孔の直径が約0.330ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  40. 前記蒸気穴の直径が約0.127から約0.203ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  41. 前記蒸気穴の直径が約0.127ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  42. 前記少なくとも1つの軸孔が、少なくとも約0.584平方ミリメートルの総面積を有する、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  43. 前記少なくとも1つの軸孔が、少なくとも約1.824平方ミリメートルの総面積を有する、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  44. 前記排出孔の直径が約0.381から約0.559ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  45. 前記排出孔の直径が約0.457ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  46. 前記弁本体の下側部と結合し、前記容器の底部へと延びるディップチューブをさらに含み、前記ディップチューブの内径が約1.016から約3.099ミリメートルである、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  47. 前記ディップチューブの直径が約1.270から約2.286ミリメートルである、請求項46に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  48. 前記ディップチューブの直径が約1.524ミリメートルである、請求項46に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  49. 前記容器の内容物の最大約15重量%の量の推進剤が存在する、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  50. 前記容器の内容物の約10重量%から約25重量%の量の推進剤が存在する、請求項37に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  51. 前記本体孔の直径が約0.330から約0.381ミリメートルであり、前記蒸気穴の直径が約0.127から約0.203ミリメートルであり、前記少なくとも1つの軸孔が少なくとも約0.584平方ミリメートルの総面積を有し、前記排出孔の直径が約0.381から約0.559ミリメートルである、請求項50に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  52. 前記容器の内容物の約10重量%から約15重量%の量の推進剤が存在する、請求項51に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  53. エアゾール剤ディスペンサ構体であって、
    容器を含み、この容器が、液体製品と、前記容器から液体製品を推進させるための液化ガス推進剤を収容しており、この推進剤が前記容器の内容物の最大約15重量%の量で存在しており、さらに、
    前記容器に取り付けられた弁を含み、前記弁が、前記構体の耐用期間中の噴霧時間のうち少なくとも最初の10秒間に、前記容器から液体製品と推進剤を、約15マイクロメートルから約60マイクロメートルの範囲の粒子サイズを有するミストとして、約0.6から約1.8グラム/秒の速度で選択的に分配する、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  54. エアゾール剤ディスペンサ構体であって、
    容器を含み、この容器は、液体製品と、前記容器から液体製品を推進させるための推進剤とを収容しており、この推進剤は液化ガス推進剤であり、前記容器の内容物の最大約25重量%の量で存在しており、さらに、
    前記容器から液体製品をミストとして選択的に分配するために前記容器に取り付けられた弁を含み、この分配されたミストが、前記ディスペンサ構体の耐用期間の少なくとも約75%に亘り、約35マイクロメートル未満の平均粒子サイズを有する、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  55. 前記推進剤が炭化水素推進剤である、請求項54に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  56. 推進剤がノルマルブタンを含有しない、請求項55に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  57. 前記容器の内容物が約55psigから約120psigに加圧される、請求項54に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  58. 前記容器の内容物が約55psigから約80psigに加圧される、請求項54に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  59. 前記容器の内容物が約70psigから約80psigに加圧される、請求項54に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  60. 分配前の推進剤と液体製品の完全な混合を促進するために、前記弁内に形成された蒸気穴と、前記弁内に配置されており、分配中に製品を流動させるための少なくとも1つの軸孔を画定する弁軸とを含む、請求項54に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  61. 前記蒸気穴の直径が約0.330から約0.483ミリメートルである、請求項60に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  62. 前記弁軸が一対の軸孔を画定する、請求項60に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  63. 液体製品を分配するべく前記弁を作動させるための、前記弁軸上に取り付けられたディスペンサキャップをさらに含み、前記ディスペンサキャップが、分配される液体製品のための排出路を画定し、さらに、
    液体製品を分配する前に、その粒子サイズを縮小するべく液体製品を分割するために、前記ディスペンサキャップの排出路内に位置決めされた分割バーを含む、請求項60に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  64. エアゾール剤ディスペンサ構体であって、
    液体製品と、前記容器から液体製品を促進させる推進剤とを収容するための容器を含み、この推進剤が液化ガス推進剤であり、前記容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在しており、さらに、
    前記容器から液体製品を選択的に分配するために、前記容器に取り付けられた弁を含み、前記ディスペンサ構体が、前記容器から液体製品の重量の約98%以上を分配することができる、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  65. 推進剤が炭化水素推進剤である、請求項64に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  66. 推進剤がノルマルブタンを含有しない、請求項65に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  67. 前記容器の内容物が約55psigから約120psigに加圧される、請求項64に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  68. 前記容器の内容物が約55psigから約80psigに加圧される、請求項64に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  69. 前記容器の内容物が約70psigから約80psigに加圧される、請求項64に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  70. 分配前の推進剤と液体製品の完全な混合を促進するために、前記弁内に形成された蒸気穴と、前記弁内に配置されており、分配中に製品を流動させるための少なくとも1つの軸孔を画定する弁軸とをさらに含む、請求項64に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  71. 前記蒸気穴の直径が約0.330から約0.483ミリメートルである、請求項70に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  72. 前記弁軸が一対の軸孔を画定する、請求項70に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  73. 液体製品を分配するべく前記弁を作動させるための、前記弁軸上に取り付けられたディスペンサキャップをさらに含み、前記ディスペンサキャップが、分配される液体製品のための排出路を画定し、さらに、
    液体製品を分配する前にその粒子サイズを縮小するべく液体製品を分割するために、前記ディスペンサキャップの排出路内に位置決めされた分割バーを含む、請求項70に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  74. エアゾール剤ディスペンサ構体であって、
    液体製品と、前記容器から液体製品を促進させるための推進剤とを収容する容器を含み、この推進剤が液化ガス推進剤であり、前記容器の内容物の最大約25重量%の量で存在しており、さらに、
    前記容器から液体製品をミストとして選択的に分配するために、前記容器に取り付けられた弁を含み、このミストが、前記ディスペンサ構体の耐用期間の少なくとも約75%に亘り、約0.6から約1.8グラム/秒の速度で分配される、エアゾール剤ディスペンサ構体。
  75. ミストが、前記ディスペンサ構体の耐用期間の少なくとも約75%に亘り、約0.7から約1.4グラム/秒の速度で分配される、請求項74に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  76. ミストが、前記ディスペンサ構体の耐用期間の少なくとも約75%に亘り、約0.9から約1.3グラム/秒の速度で分配される、請求項74に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  77. 分配前の推進剤と液体製品の完全な混合を促進するために、前記弁内に形成された蒸気穴と、前記弁内に配置され、分配中に製品を流動させる少なくとも1つの軸孔を画定する弁軸とを含む、請求項74に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  78. 分配前の推進剤と液体製品の完全な混合を促進するために、前記弁内に形成された蒸気穴と、前記弁内に配置され、分配中に製品を流動させる少なくとも1つの軸孔を画定する弁軸とを含む、請求項74に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  79. 前記蒸気穴の直径が約0.330から約0.483ミリメートルである、請求項74に記載のエアゾール剤ディスペンサ構体。
  80. エアゾール剤ディスペンサ構体であって、
    液体製品と、前記容器から液体製品を推進させるための推進剤とを収容する容器を含み、この推進剤が、液化ガス炭化水素推進剤であり、ノルマルブタンを含有せず、前記容器の内容物の重量の最大約25%の量で存在しており、前記容器の内容物が、約55psigから約80psigに加圧されており、
    前記容器から液体製品をミストとして選択的に分配するために、前記容器に取り付けられた弁を含み、この分配されたミストが、前記ディスペンサ構体の耐用期間の少なくとも75%に亘り、約35マイクロメートル未満の平均粒子サイズを有し、前記ディスペンサ構体が、液体製品の重量の約98%を越える量を前記容器から分配することができ;
    分配前に推進剤と液体製品の混合を促進するために、前記弁に形成された蒸気穴を含み、前記蒸気穴の直径が約0.330から約0.483ミリメートルであり、
    前記弁内に配置されており、分配中に製品を流動させるための少なくとも1つの軸孔を画定する弁軸を含み、
    液体製品を分配するべく前記弁を作動させるために、前記弁軸上に取り付けられたディスペンサキャップを含み、前記ディスペンサキャップが、分配される液体製品のための排出路を画定し、さらに、
    液体製品の分配前に粒子のサイズを縮小するべく液体製品を分割するために、前記ディスペンサキャップの排出路内に位置決めされた分割バーを含む、エアゾール剤ディスペンサ構体。
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