JP2006507547A - フォトマスク及びその上に保護層を生成する方法 - Google Patents

フォトマスク及びその上に保護層を生成する方法 Download PDF

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Abstract

フォトマスクおよびフォトマスク上に保護層を生成する方法が開示される。その方法は、基板の少なくとも一部に形成されたパターン層を備えるフォトマスクをチャンバー中に置く。酸素がパターン層に近接するチャンバー中に導入され、そのフォトマスクが、パターン層を不動態化してパターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにするために酸素とパターン層との間の反応を開始させる放射エネルギーに露出される。

Description

本発明は、フォトリソグラフィに関し、特に、フォトマスクおよびその上に保護層を生成する方法に関する。
(関連出願)
本出願は、ローレントデューらによって2002年11月25日に出願された出願番号60/428,999、発明の名称「フォトマスクおよびその上に保護層を生成する方法」の米国仮出願、及び、ローレントデューらによって2003年3月25日に出願された出願番号60/457,400、発明の名称「フォトマスクおよびその上に保護層を生成する方法」の米国仮出願の利益を主張する。
半導体製造業者がより小型のデバイスを生産し続けるとともに、それらのデバイスの組み立てにおいて用いられるフォトマスクに対する要求は厳しくなってきている。レチクルまたはマスクとして知られているフォトマスクは、典型的には基板上に形成された不透過性または半透過性の層を備える基板を有する。その不透過性または半透過性の層は、リソグラフィシステムにおいて、半導体ウェーハ上に投影される回路イメージを示すパターンを有する。半導体デバイスのフィーチャーサイズが小さくなるとともに、フォトマスク上の対応する回路イメージもまたより小さくそしてより複雑化する。その結果、マスクの質は強固で信頼性のある半導体製造プロセスにおいて最も重要な要素となった。
品質を決定することとなるフォトマスクの特徴は、関連する基板の平面度、関連する不透過性または半透過性の層によって形成されるフィーチャーの寸法、そして、基板および不透過性または半透過性の層の透過特性を含む。これらの特徴は、フォトマスクの製造中の様々なプロセスによって変化し、フォトマスクの品質を低下させる。例えば、フォトマスクは、露出した表面上の汚染物質を取り除くために、製造プロセスにおいて少なくとも1回はクリーニングされる。各クリーニングプロセスは基板、半透過性そして/または不透過性の層の透過特性を変化させる。透過特性が変化すると、フォトマスク上のパターンはフォトマスクから半導体ウェーハに正確に送信されなくなり、ウェーハ上に形成されたマイクロエレクトロニクデバイスの欠陥またはエラーを引き起こす。
フォトマスクの透過特性に対する、クリーニングプロセスの潜在的な悪影響を減少させる一つの技術は、そのクリーニングプロセスを変更することである。例えば、従来のクリーニングプロセスは、フォトマスクを例えばアンモニア/水素過酸化物などのアルカリ溶液に浸すことを含んでいる。しかし、このタイプの溶液は、半透過性の層を形成するのに用いられる素材(例えば、エンベデッド位相シフトフォトマスク上で使用されるMoSiON)の透過性そして/または位相角度を大きく変化させることとなる。なぜなら、そのクリーニング溶液は半透過性の素材と反応して、物理的な変化を引き起こすからである。その物理的な変化は、半透過性の素材の表面の粗さを増加させ、そして/またはその素材の厚みを減少させたりする。従って、半透過性の層を含むフォトマスクは、アルカリ溶液によって引き起こされる変化を避けるために、典型的には純水を用いてクリーニングされる。しかし、純水を用いたクリーニングは、フォトマスクの表面から全ての汚染物質を取り除いてしまい、半導体ウェーハ上に投影される画像品質を低下させる。
(発明の要旨)
本発明の教えるところによると、フォトマスクのクリーニングに付随する欠点や問題点が大きく減少し、または解消される。ある実施例においては、フォトマスク上に保護層を生成する方法は、フォトマスクを放射エネルギーに露出して、パターン層を不動態化し、パターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにするための酸素とパターン層との反応を開始させる。
本発明の別の実施例によれば、フォトマスク上に保護層を生成する方法は、基板の少なくとも一部に形成されるパターン層を有するフォトマスクをチャンバー中に置くことを含む。酸素は、そのフォトマスクに近接するチャンバーに導入される。フォトマスクは、放射エネルギーに露出され、酸素とパターン層とが反応して、パターン層の露出表面を不動態化する。フォトマスクは、パターン層を不動態化し、パターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにするために、酸素とパターン層との反応を開始する放射エネルギーにさらされる。
本発明の別の実施例によれば、フォトマスクは、基板の少なくとも一部に形成されたパターン層を有する。保護層は、パターン層が放射エネルギーおよび酸素に露出されることによって、パターン層上に形成される。保護層は、パターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにする。
本発明のさらなる実施例によれば、フォトマスクブランクは、基板の少なくとも一部に形成された半透過性の層を有する。保護層は、半透過性の層の露出した表面を不動態化することによって、パターン層の少なくとも一部の上に形成される。保護層は、パターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにする。レジスト層が保護層の少なくとも一部の上に形成される。
本発明のある実施例の重要な技術的利点は、フォトマスク上の半透過性の層の露出した表面上に保護層を形成する不動態化プロセスを有することである。フォトマスクがクリーニングプロセスに供される前に、半透過性の層が、酸素が半透過性の層と反応するように、酸素と放射エネルギーに露出される。その反応は、好ましくは、半透過性の層の露出した表面を不動態化し、その半透過性の層を、アグレッシブなクリーニングに対してより耐性を有するようにする。
本発明のある実施例の重要な技術的利点は、フォトマスク上の半透過性の層へのアグレッシブなクリーニングプロセスの影響を最小化する不動態化プロセスを有することである。不動態化プロセスの後、保護層が半透過性の層上に形成される。保護層は、アグレッシブクリーンがなされても半透過性の層の表面の粗さまたは厚さが実質的に変化しないようにする。さらに、クリーニングプロセスは半透過性の層から極めて少量の素材のみを取り除くので、半透過性の層の光学的特性は、実質的に変化しない。
これら技術的利点の全て、いつくかは、本発明の様々な実施例において存在する。別の技術的利点は下記の図、記述そしてクレームから当業者にとってすぐに明らかになるであろう。
同様の参照番号が同様のそして対応するパーツを示す図1から図6を参照することによって、本実施例とその利点がよく理解される。
図1は、自動的に欠陥画像(defect image)が検査システムからデータベースに送信されることによって検査されるフォトマスクアセンブリ10の断面図を示す。フォトマスクアセンブリ10は、薄膜アセンブリ14に結合したフォトマスク12を備える。基板16とパターン層18は協働してフォトマスク12の一部を形成している。フォトマスク12は、マスクまたはレチクルとして表現され、様々なサイズと形を有し、丸、長方形、または正方形を含むが、それらに限定されない。フォトマスク12は、1回限りの原板、5インチのレチクル、6インチのレチクル、9インチのレチクルまたは半導体ウェーハ上に回路パターンの画像を投影するのに用いられる他の任意の適合するサイズのレチクルを含み、また、それらに限定されない任意のフォトマスクタイプである。フォトマスク12は、さらに、バイナリマスク、位相シフトマスク(PSM)、光学的近接効果補正マスク(OPC)またはリソグラフィシステムにおいて用いるのに適した他の任意のタイプのマスクである。
フォトマスク12は、基板16上に形成され、リソグラフィシステムにおける電磁エネルギーにさらされると半導体ウェーハ(図示せず)の表面上にパターンを作成するパターン層(patterned layer)18を有する。基板16は石英、合成水晶、石英ガラス(fused silica)、フッ化マグネシウム(MgF)、フッ化カルシウム(CaF)のような透明な素材、または約10ナノメートル(nm)と450ナノメートル(nm)の間の波長の入射光の少なくとも75%を透過するのに適した他の任意の素材である。別の実施例においては、基板16は、シリコンのような反射素材または約10nmと450nmの間の波長の入射光の約50%より多くを反射するのに適した他の任意の素材である。
パターン層18は、クロム、窒化クロム、金属酸化カーボニトライド(例えば、M−O―C−Nであり、Mはクロム、コバルト、鉄、亜鉛、モリブデン、ニオブ、タンタル、チタン、タングステン、アルミニウム、マグネシウム、シリコンからなるグループから選択される)のような金属素材、または、紫外線(UV)のレンジ(range)、遠紫外線(DUV)(deep ultra violet)のレンジ、真空紫外線(VUV)(vacuum ultra violet)のレンジそして/または極端紫外線のレンジ(EUV)(etreme ultra violet)の波長を持った電磁エネルギーを吸収するのに適した他の任意の素材である。別の実施例では、パターン層18は、UV、DUV、VUV、そして/またはEUVレンジにおいて約1%から30%の透過率を有するケイ化モリブデン(MoSi)のような半透明素材である。
フレーム20と薄膜フィルム22は、薄膜アセンブリ14を形成する。フレーム20は、ステンレススチール、プラスチック、そしてリソグラフィシステムにおける電磁エネルギーにさらされたときに減成または脱ガスしない他の適合素材によって形成され得るが、典型的には陽極酸化処理されたアルミニウムによって形成される。薄膜フィルム22は、イー・アイ・デュポン・デ・ヌムール・アンド・カンパニー製のTEFLON(登録商標)AFまたは旭硝子製のCYTOP(登録商標)のようなニトロセルロース、セルロースアセテート、アモルファスフルオロポリマーといった素材によって形成される薄膜フィルムまたはUV、DUV、EUV、そして/またはVUVのレンジの波長を実質的に透過するのに適した他のフィルムである。薄膜フィルム22は、スピンキャスティングのような従来技術によって提供される。
薄膜フィルム22は、フォトマスク12を、汚染物質をフォトマスク12から決められた距離だけ離しておくことによって、ほこり分子のような汚染物質から保護する。これは、リソグラフィシステムにおいて特に重要である。リソグラフィプロセスの間、フォトマスクアセンブリ10は、リソグラフィシステム内のエネルギー源によって生成された電磁エネルギーに露出されている。その電磁エネルギーは、マーキュリーアークランプのIラインとGラインの間の波長のような様々な波長の光またはDUV、VUVまたはEUV光を含む。薄膜フィルム22は、その電磁エネルギーの多くのパーセンテージが透過するように設計される。薄膜フィルム22上に集められた汚染物質は、処理されているウェーハの表面で分散され、そのため、ウェーハ上の感光イメージについては薄膜フィルム22に関する欠陥がなくなる。薄膜フィルム22とフォトマスク12は、あらゆるタイプの電磁エネルギーとともに用いられ、それらは、この出願において記述されるような波長に限定されない。
フォトマスク12は、標準的なリソグラフィプロセスを用いて、フォトマスクブランクから形成される。リソグラフィプロセスにおいては、パターン層18用のデータを含むマスクパターンファイルがマスクレイアウトファイルから生成される。マスクレイアウトファイルは、集積回路用のトランジスタと電気回路を表すポリゴンを含む。マスクレイアウトファイル中のポリゴンは、さらに、半導体ウェーハ上に組み立てられた時の集積回路の様々な層を表す。例えば、トランジスタは融解層とポリシリコン層によって半導体ウェーハ上に形成される。マスクレイアウトファイルは、融解層上に描かれた1または複数のポリゴンとポリシリコン層上に描かれた1または複数のポリゴンを含む。各層に対するポリゴンは、集積回路の1つの層を示すマスクパターンファイルに変換される。各マスクパターンファイルは、特定の層用のフォトマスクを生成するのに用いられる。
望ましいパターンは、レーザの、電磁ビームの、またはX線のリソグラフィシステムを用いて、フォトマスクブランクのレジスト層に投影される。1つの実施例においては、レーザリソグラフィシステムは、約364ナノメートル(nm)の波長を持つ光を照射するアルゴンイオンレーザを用いる。別の実施例においては、レーザリソグラフィシステムは、約150nmから約300nmの波長の光を放射するレーザを用いる。フォトマスク12は、パターンを作るためにレジスト層の感光領域を現像し、レジストによって覆われていないパターン層18の部分をエッチングし、未現像のレジストを取り除いて基板16上にパターン層18を生成することによって組み立てられる。
フォトマスク12は、代替PSM、減衰PSMそしてマルチトーンPSMを含むがそれらに限定されない位相シフトマスク(PSM)である。一例においては、フォトマスク12は、エンベデッド減衰位相シフトマスク(EAPSM)ブランク(図示せず)から形成される。いくつかの出願については、フォトマスクブランクは、半透過性の層と半透過性の層の少なくとも一部の上に形成された不透過性の層を備えたEAPSMブランクとして記述される。EAPSMは、一般に、半導体ウェーハ上により小さいフィーチャーが製造されることを可能とする。なぜなら、フォトマスク上のパターンの特定の部分は、よりシャープなフィーチャーエッジを提供するように位相シフトされるからである。
フォトマスク12のパターン層18は、フォトマスク12が望ましい透過率と位相シフト特性をもたらす光学的特性を満たす限り、同質の、階級付けされた、そして多層の素材から形成される。一例においては、パターン層18は、M[Si](1−X)(1−y)という式を持つ素材から形成される。Mは、IV族、V族そしてVI族から選択された金属であり、xは0から1まで変化し、yは0から1−yまで変化する。別の実施例においては、パターン層18は、SiN−TiNのような多層の素材から形成される。別の実施例においては、パターン層18は、UV、DUV、EUVそしてVUVレンジにおける波長に対して部分的に透過する任意の適合する素材から形成される。最終的な構造は、リソグラフィシステムにおいて用いられた時に、選択された約400ナノメートル以下の照射波長において約180度の位相シフトをもたらし得る。
アグレッシブなクリーニングのような従来のクリーニングプロセスが、保護層24を形成するためにパターン層を不動態化することによって半透過性の素材を備えるフォトマスク12から汚染物質を取り除くために用いられる。一例においては、パターン層18は、酸素が豊富な環境下において放射エネルギーに露出されることによって不動態化される。放射エネルギーは、酸素とパターン層18の露出した表面との反応を開始する。一例においては、その放射エネルギーは、約300ナノメートル以下の波長を有している。不動態化プロセスは、パターン層18の少なくとも一部が露出している時に、フォトマスク製造プロセス中の任意の時刻に実行される。その不動態化プロセスは、さらに、半透過性の素材または保護コーティングなしに行われたアグレッシブなクリーニングによってダメージを受けることとなる他の任意の素材からなる多層を備えるフォトマスクに対して行われる。UV−酸素処理の後、パターン層18は、クリーニングプロセスがパターン層18の表面特性、厚みそして/または光学的特性に影響を与えないように、保護層24を備える。
図2は、半透過性の層上に形成された保護層を備えるフォトマスクブランク30の断面図を示す。フォトマスクブランク30は、基板16、半透過性の層32、保護層34、そしてレジスト層36を備える。一例においては、半透過性の層32は、MがIV族、V族そしてVI族から選択された金属であり、xが0から1まで変化し、yが0から1−yまで変化する、M[Si](1−X)(1−y)という同質のまたは階級付けされた層から形成される。別の例においては、半透過性の層32は、SiN−TiNといった多層の素材から形成される。フォトマスク製造プロセスの間、パターンが半透過性の層32に形成され、パターン層(例えば、図1に示すようなパターン層18)が生成される。レジスト層36は、任意のポジティブまたはネガティブなレジストである。特に示していないが、フォトマスクブランク30は、さらに、保護層34とレジスト層36との間に配置される不透過性の層(例えば、クロム)を備える。
保護層34は、クリーニングプロセスにおいて用いられるクリーニング溶液が半透過性の層32と反応しないようにして半透過性の層32の光学的特性を変化させないようにするために、半透過性の層32の露出した表面を不動態化することによって形成される。一例においては、保護層34は、堆積プロセスの終了近く(例えば、堆積プロセスの最終5分から10分の間)において、堆積チャンバー中の酸素またはオゾンの濃度が極めて増加することによって、半透過性の層32の堆積中に形成される。保護層34は、酸素が、堆積している半透過性の素材と反応した時に形成される。
別の例においては、保護層34は、半透過性の層32が堆積した後に行われるアニールステップ中に形成される。アニール中に、酸素またはオゾンが半透過性の層32の近くに導入される。そのアニールからの熱エネルギーによって、半透過性の層32の露出した表面が酸素またはオゾンと反応し、保護層34を形成する。
さらなる実施例においては、保護層34は、酸素またはオゾンが半透過性の層32の近くに導入され、半透過性の層32を放射エネルギーに露出させることによって形成される。放射エネルギーは、酸素と半透過性の層32との間の反応を開始する。この反応は、半透過性の層32の露出した表面を不動態化し、保護層34を形成する。一例においては、酸素またはオゾンは、保護層34が二酸化シリコン(SiO)からなるように半透過性の層と反応する。保護層32の正確な厚さは、望まれる光学的特性そして/または不動態化プロセスの継続時間に依存する。
図3Aと3Bは、それぞれ、フォトマスク12上のパターン層18が放射エネルギーと酸素に露出された時の、パターン層18の位相角度と透過率の変化のグラフを示している。図2Aに示されるように、パターン層18は、初期位相角度を持っている。一例においては、開始位相角度は、パターン層18の厚さとリソグラフィシステムの照射波長との関係によって決定される。フォトマスク12が酸素が豊富な環境において放射エネルギーに露出されると、その放射エネルギーは、酸素とパターン層18との間の反応を発生させる。この反応は、パターン層18の表面上に保護層24を生成することによって保護層18を不動態化する。保護層24は、パターン層18が、硫酸そして/または過酸化水素を含むクリーニング溶液といった、アグレッシブなクリーニングに対してより耐性を持つように、パターン層18を保護する。図2Aによって示されるように、UV−酸素処理プロセスは、パターン層18の位相角度を減少させる。一例においては、位相角度は、約1度減少する。その後の任意のUV−酸素処理に対して、位相角度は実質的に一定のままである。
図3Bに示すように、パターン層18は、放射エネルギーの初期パーセンテージを透過する。一例においては、初期透過パーセンテージは、パターン層18の厚さとリソグラフィシステムの照射波長との間の関係によって決定される。フォトマスク12に対して最初にUV−酸素処理が行われると、パターン層18によって透過される放射エネルギーの初期パーセンテージは増加する。一例においては、その初期パーセンテージは、約0.06パーセント増加する。さらに、その後のUV−酸素処理プロセスに対して、透過率は、実質的に一定のままである。
図3Aと3Bに示されるように、不動態化プロセスは、パターン層18の光学的特性を変化させる。望ましい最終的な位相と透過率の値を得るために、パターン層18の化学的特性そして/または厚さが、放射エネルギーと酸素への露出によって引き起こされる変化を補償するために調整される。例えば、半透過性の素材の位相角度は、以下の式によって決定される。
Figure 2006507547
λはリソグラフィシステムの照射波長であり、nは半透過性の層の屈折率であり、dは半透過性の素材の厚さである。従って、UV−酸素処理によって引き起こされた位相角度の減少を補償するために、半透過性の素材から形成されるパターン層18は、わずかに大きな屈折率を有し、そして/またはパターン層18はわずかに薄い。
図4Aと4Bは、それぞれ、SiN−TiNから形成される、未処理のパターン層とUV処理されたパターン層の位相角度と透過率の変化のグラフを示す。示された例では、位相角度と透過率は、約248nmの波長において計測され、位相角度は、約193nmの波長において、対応する値に変換される。
図4Aにおいて示すように、パターン層18はSiN−TiNからなり、約179度の初期位相角度を有する。パターン層18が未処理(例えば、最初のクリーニングプロセスの前にUV−酸素処理が行われなかった)である場合、各クリーニングプロセスは、パターン層18の位相角度を変化させる。示された例では、各クリーニングプロセスは、未処理のパターン層の位相角度を約1度減少させる。UV−酸素処理が最初のクリーニングプロセスの前に行われた場合、UV−酸素処理は、パターン層18の位相角度をわずかに減少させる。しかし、UV−酸素処理中にパターン層18上に形成される保護層24は、最初のクリーニングプロセスによっても位相角度を変化させない。
示される例では、UV−酸素処理は、最初のクリーニングプロセスの前に行われる。UV−酸素処理は、位相角度を約1度(1°)減少させる。さらに示されるように、2番目のUV−酸素処理が行われた場合、位相角度がわずかに減少するが、保護層24はクリーニングプロセスによっても位相角度に何ら変化をもたらさないようにする。UV−酸素処理がさらに行われてもパターン層18の位相角度はその後のクリーニングプロセス中に実質的に一定である。一例においては、UV−酸素処理は、約172nmの波長を用いて約20分行われる。別の例においては、UV−酸素処理を行う時間は、パターン層18の近くの放射エネルギーの大きさと酸素濃度とに依存して異なる。
図4Bにおいて示すように、未処理のパターン層は、約26パーセントの初期透過率を有しており、保護層24を備えるパターン層18は、約28パーセントの初期透過率を有している。パターン層18が未処理のままである場合、各クリーニングプロセスは、透過率を変化させ、各クリーニングの後に透過率が低下する。しかし、UV−酸素処理が最初のクリーニングプロセスの前にパターン層18に対して行われた時は、UV−酸素処理はパターン層18の透過率をわずかに増加させる。しかし、UV−酸素処理によってパターン層18上に形成される保護層24は、最初のクリーニングプロセスが行われても透過率になんら変化をもたらさないようにする。
示される例では、最初のUV−酸素処理は、パターン層18の透過率を約0.2パーセント以下だけ増加させる。さらに示すように、2番目のUV−酸素処理が行われると、透過率はわずかに増加するが、保護層24はクリーニングプロセスが行われても透過率が変化しないようにする。パターン層18に対してさらにUV−酸素処理が行われても、その透過率を変化させない。さらに、保護層24は、その後にクリーニングプロセスが行われてもパターン層18の特性を変化させないようにし、パターン層18の透過率を実質的に一定に保つ。
図5Aと図5Bは、それぞれ、MoSiONから形成される、未処理のパターン層とUV処理されたパターン層の位相角度と透過率の変化のグラフを示す。示された例では、位相角度と透過率は、約248nmの波長において計測され、位相角度は、約193nmの波長において、対応する値に変換される。
図5Aにおいて示すように、不動態化されていないパターン層は、約6.8パーセントの初期透過率を有しており、保護層24を備える不動態化されたパターン層18は、約7パーセント(7%)の初期透過率を有している。パターン層18が未処理(例えば、最初のクリーニングプロセスの前にUV−酸素処理が行われなかった)である場合、各クリーニングプロセスは、パターン層18の透過率を変化させる。UV−酸素処理が最初のクリーニングプロセスの前に行われた場合、UV−酸素処理は、パターン層18の透過率をわずかに増加させる。しかし、UV−酸素処理中にパターン層18上に形成される保護層24は、最初のクリーニングプロセスによっても透過率を変化させないようにする。
示される例では、UV−酸素処理は、最初と2番目のクリーニングプロセスの前に行われる。2つのUV−酸素処理は、透過率を約0.6パーセント増加させる。さらに示されるように、さらにUV−酸素処理が行われた場合、パターン層の透過率は実質的に一定に保たれ、保護層24はクリーニングプロセスによってもパターン層18の透過率に何ら変化をもたらさないようにする。一例においては、UV−酸素処理は、約172nmの波長を用いて約30分行われる。別の例においては、UV−酸素処理を行う総時間は、パターン層18の近くの放射エネルギーの大きさそして/または酸素濃度に依存して異なる。
図5Bにおいて示すように、MoSiONにより形成されるパターン層18は、約182度の初期位相角度を有している。パターン層18が未処理のままである場合、各クリーニングプロセスは、位相角度を変化させ、各クリーニングの後に位相角度が低下する。しかし、UV−酸素処理が最初のクリーニングプロセスの前にパターン層18に対して行われた時は、UV−酸素処理はパターン層18の位相角度をわずかに低下させる。しかし、UV−酸素処理によってパターン層18上に形成される保護層24は、最初のクリーニングプロセスが行われても位相角度になんら変化をもたらさないようにする。
示される例では、最初のUV−酸素処理は、パターン層18の位相角度を約1度(1°)減少させる。さらに示すように、2番目のUV−酸素処理が行われると、位相角度はわずかに減少するが、保護層24はクリーニングプロセスが行われても位相角度が変化しないようにする。パターン層18に対してさらにUV−酸素処理が行われても、その位相角度を変化させない。さらに、保護層24は、クリーニングプロセスが行われてもパターン層18の特性を変化させないようにし、パターン層18の位相角度を実質的に一定に保つ。
図6は、EAPSMの製造に使用されるフォトマスクブランク上に保護コーティングを生成する方法のフローチャートを示す。一般に、半透過性の層を基板上に堆積させる。半透過性の素材は、酸素の存在する下で放射エネルギーに露出され、半透過性の層は不動態化されて、半透過性の層がアグレッシブなクリーニングプロセスに対してより耐性を示すようになる。
ステップ40において、半透過性の層が基板(例えば、図1及び図2に示す基板16)上に堆積する。一例においては、半透過性の層は、MがIV族、V族そしてVI族から選択された金属であり、xが0から1まで変化し、yが0から1−yまで変化する、M[Si](1−X)(1−y)という同質のまたは階級付けされた層から形成される。別の例においては、半透過性の層は、SiN−TiNといった多層の素材から形成される。半透過性の層の厚さと正確な化学的特性は、放射エネルギーと酸素への露出がどのようにその素材の光学的特性(例えば、位相角度と透過率)に影響するかに基づいて決定される。
一旦、半透過性の層が基板上に堆積すると、ステップ42において、フォトマスクにクリーニングプロセスが行われる前に、基板がチャンバー中に置かれる。ステップ44において、酸素またはオゾンが半透過性の層の表面近くに導入され、約300ナノメートル以下の波長を持つ放射エネルギーが、半透過性の層の表面を不動態化するために半透過性の層の表面に向けられる。運用においては、ステップ42とステップ44は、ステップ48の後に、二者択一的に生じる。
放射エネルギーは、酸素と半透過性の層との間の反応を開始させ、半透過性の層を不動態化し、保護層を形成する。一例においては、保護層は、二酸化シリコン(SiO2)から形成される。不動態化プロセスは、半透過性の層がクリーニングプロセスに対する耐性を持つようにして、クリーニングプロセスが半透過性の層の物理的そして光学的特性を実質的に変化させないようにする。一例においては、各クリーニングプロセスの前に、不動態化プロセスが基板に対して適用される。別の例においては、不動態化プロセスは、最初のクリーニングプロセスの前に適用される。
UV−酸素処理が半透過性の層に対して適用される時間は、UV放射の大きさそして/または酸素濃度に依存して異なる。チャンバー中の酸素濃度は、半透過性の層上に望ましい流れをもたらす処理プロセスにおいて異なる。一例においては、酸素量は、大気中の約20パーセントの濃度よりも低くても高くてもよい。別の例では、半透過性の層に向けられる放射エネルギーの量と半透過性の層の表面近くの酸素濃度は、適当な保護層を生成するために、約2秒から約30分の時間に調整される。
ステップ46において、クロムなどの不透過性の層が、半透過性の層の上に堆積する。そして、ステップ48において、半透過性そして不透過性の層にパターンを描写することによって、EAPSMが形成される。パターンが形成された後、ステップ50において、フォトマスクがクリーニングされる。そのクリーニングプロセスは、基板、半透過性の層そして不透過性の層の露出表面から汚染物質を取り除く。クリーニングプロセス中において、半透過性の層の位相角度は、わずかに減少し、半透過性の層の透過率は、わずかに増加する。一例においては、最初のクリーニングプロセス中に、位相は約1度減少し、透過率は約0.06パーセント増加し、その後のクリーニングプロセスに対しては安定している。
ステップ52において、EAPSMが、半導体ウェーハ上にイメージを投影するために用いられる。半導体製造プロセスにおいて多数回使用した後、汚染物質がフォトマスクの表面上に集められる。フォトマスクの品質を維持するために、クリーニングプロセスが汚染物質を取り除くために用いられる。半透過性の層を不動態化して保護層を形成することによって、半透過性の層の光学的特性は、最初のクリーニングプロセス後も不変のままである。従って、フォトマスクは、投影されるイメージの品質に影響を与えることなく正しくクリーニングされる。
本発明を特定の好適な実施例に関して記述したが、様々な変形、改変が当業者に示され、本発明は、添付されたクレームの範囲内において、そのような変形や改変を包含することが意図される。
同様の参照番号が同様の特徴を示す添付図面に関する下記の説明を参照することによって、本実施例とその利点はより完全に理解される。
本発明の教えるところによる、保護層を有するフォトマスクアセンブリの断面図である。 本発明の教えるところによる、保護層を有するフォトマスクブランクの断面図である。 本発明の教えるところによる、フォトマスクに対して多数のクリーニングプロセスがなされた後の、吸収層の透過率と位相のグラフを示す。 本発明の教えるところによる、フォトマスクに対して多数のクリーニングプロセスがなされた後の、吸収層の透過率と位相のグラフを示す。 本発明の教えるところによる、フォトマスクに対して多数のクリーニングプロセスがなされた後の、フォトマスク上のSiN−TiNの層の吸収層の透過率と位相のグラフを示す。 本発明の教えるところによる、フォトマスクに対して多数のクリーニングプロセスがなされた後の、フォトマスク上のSiN−TiNの層の吸収層の透過率と位相のグラフを示す。 本発明の教えるところによる、フォトマスクに対して多数のクリーニングプロセスがなされた後の、フォトマスク上のMoSiONの層の吸収層の透過率と位相のグラフを示す。 本発明の教えるところによる、フォトマスクに対して多数のクリーニングプロセスがなされた後の、フォトマスク上のMoSiONの層の吸収層の透過率と位相のグラフを示す。 本発明の教えるところによる、フォトマスク上に保護層を形成する方法のフローチャートを示す。

Claims (28)

  1. フォトマスク上に保護層を生成する方法であって、
    基板の少なくとも一部に形成されたパターン層を備えるフォトマスクをチャンバー中に置き、
    パターン層に近接するチャンバー中に酸素を導入し、
    フォトマスクを放射エネルギーに対して露出させ、
    その放射エネルギーは、パターン層を不動態化してパターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにするために、酸素とパターン層との間の反応を開始させ得る
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  2. 請求項1に記載の保護層生成方法において、
    パターン層は、M[Si](1−X)(1−y)からなり、Mは、IV族、V族そしてVI族から選択される
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  3. 請求項1に記載の保護層生成方法において、さらに、
    放射エネルギーは約300ナノメートル以下の波長を有する
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  4. 請求項1に記載の保護層生成方法において、さらに、
    放射エネルギーと酸素との間の反応は、パターン層上に保護層を形成する
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  5. 請求項1に記載の保護層生成方法において、さらに、
    クリーニングプロセスはアグレッシブクリーニングを含む
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  6. 請求項1に記載の保護層生成方法において、
    フォトマスクがエンベデッド減衰位相シフトフォトマスクからなる
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  7. 請求項1に記載の保護層生成方法において、さらに、
    パターン層の光学的特性は、位相角度と透過率とを含む
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  8. 請求項7に記載の保護層生成方法において、
    位相角度は、フォトマスクが放射エネルギーと酸素に露出された後に約1度より少なく減少する
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  9. 請求項7に記載の保護層生成方法において、
    透過率は、フォトマスクが放射エネルギーと酸素に露出された後に約0.06パーセントより少なく増加する
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  10. 請求項1に記載の保護層生成方法において、
    フォトマスクを約2秒間から約30分間放射エネルギーに露出させる
    ことを特徴とする保護層生成方法。
  11. フォトマスクであって、
    基板と、
    基板の少なくとも一部の上に形成されたパターン層と、
    パターン層を放射エネルギーと酸素とに対して露出することによりパターン層上に形成される保護層とを備え、
    保護層は、パターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにし得る
    ことを特徴とするフォトマスク。
  12. 請求項11に記載のフォトマスクであって、
    パターン層は、M[Si](1−X)(1−y)からなり、Mは、IV族、V族そしてVI族から選択される
    ことを特徴とするフォトマスク。
  13. 請求項11に記載のフォトマスクであって、
    パターン層は、少なくともSiNの1層と、少なくともTiNの1層からなる
    ことを特徴とするフォトマスク。
  14. 請求項11に記載のフォトマスクであって、さらに、
    放射エネルギーは約300ナノメートル以下の波長を有する
    ことを特徴とするフォトマスク。
  15. 請求項11に記載のフォトマスクにおいて、さらに、
    パターン層の光学的特性は、位相角度と透過率とを含む
    ことを特徴とするフォトマスク。
  16. 請求項15に記載のフォトマスクにおいて、
    位相角度は、フォトマスクが放射エネルギーと酸素に露出された後に約1度より少なく減少する
    ことを特徴とするフォトマスク。
  17. 請求項15に記載のフォトマスクにおいて、
    透過率は、フォトマスクが放射エネルギーと酸素に露出された後に約0.06パーセントより少なく増加する
    ことを特徴とするフォトマスク。
  18. 請求項11に記載のフォトマスクにおいて、さらに、
    パターン層は、照射波長において、望まれる透過率より大きい透過率を有するように、そして、望まれる位相角度より小さい位相角度を有するように調整された厚さを有する
    ことを特徴とするフォトマスク。
  19. 請求項11に記載のフォトマスクにおいて、
    保護層はSiOからなる
    ことを特徴とするフォトマスク。
  20. フォトマスクブランクであって、
    基板と、
    基板の少なくとも一部の上に形成された半透過性の層と、
    基板の少なくとも一部の上に形成された保護層であって、その保護層は半透過性の層の露出表面を不動態化することにより形成され、
    保護層は、パターン層の光学的特性がクリーニングプロセスによって変化しないようにし、
    保護層の少なくとも一部の上に形成されたレジスト層とを備える
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  21. 請求項20に記載のフォトマスクブランクにおいて、さらに、
    半透過性の層の堆積中に酸素濃度を増加させることにより形成される保護層を備える
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  22. 請求項20に記載のフォトマスクブランクにおいて、さらに、
    半透過性の層のアニール中に酸素を導入することにより形成される保護層を備える
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  23. 請求項20に記載のフォトマスクブランクにおいて、さらに、
    放射エネルギーが存在する下で、酸素を半透過性の層と反応させることにより形成される保護層を備える
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  24. 請求項20に記載のフォトマスクブランクにおいて、さらに、
    放射エネルギーは約300ナノメートル以下の波長を有する
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  25. 請求項20に記載のフォトマスクブランクにおいて、さらに、
    パターン層の光学的特性は、位相角度と透過率とを含む
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  26. 請求項25に記載のフォトマスクブランクにおいて、さらに、
    位相角度は、保護層の形成後に約1度より少なく減少する
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  27. 請求項25に記載のフォトマスクにおいて、
    透過率は、保護層の形成後に0.06パーセントより少なく増加する
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
  28. 請求項20に記載のフォトマスクにおいて、さらに、
    半透過性の層は、照射波長において、望まれる透過率より大きい透過率を有するように、そして、望まれる位相角度より小さい位相角度を有するように調整された厚さを有する
    ことを特徴とするフォトマスクブランク。
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