JP2006505751A - 特に自動車のエンジンのマウンティングのための油圧制動マウント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明は特に自動車のエンジンのマウントに役立つ油圧制動マウントに関するものであり、支持ばね(10)を備えている。支持ばね(10)は弾性変形可能な材質で作られ、支持アーム(30)に結合したマウントコア(13)を支持する。マウントは支持ばね(10)に形成された動作室(11)を備え、これは油圧流体で満たされる。動作室(11)に対して、オーバーフロー路(36)の手段によって補償室(20)が連通している。支持アーム(30)は取り外し可能にマウントコア(13)に連結している。マウントは、オーバーフロー路(36)が支持アーム(30)と一体に構成されているので、比較的簡素で経済的な実施形態の特徴とを有する。
Description
本発明は、特に自動車のエンジンのマウントに役立つ油圧制動マウントに関する。
マウントは、支持アームに結合可能なマウントコアを支持するための弾性材料で作られた支持ばねを備えている。また、マウントは支持ばねで形成された動作室を備え、これに油圧流体が満たされる。マウントは、オーバーフロー路によって動作室に連通している補償室を更に備えている。
このような油圧マウントは、特に可聴域における高周波振動に対する比較的低い剛性と、低周波数で大振幅の振動に対する比較的高い剛性とが組み合わされた要求を満たす。この理由により、このような油圧マウントは、一方では自動車のエンジンのマウントの用途に使用されて広い領域にわたる可聴振動を隔離、他方では、例えば道路表面の凹凸によって生じる低周波数で大振幅の振動を効果的に低減する。
このような油圧マウントは、特に可聴域における高周波振動に対する比較的低い剛性と、低周波数で大振幅の振動に対する比較的高い剛性とが組み合わされた要求を満たす。この理由により、このような油圧マウントは、一方では自動車のエンジンのマウントの用途に使用されて広い領域にわたる可聴振動を隔離、他方では、例えば道路表面の凹凸によって生じる低周波数で大振幅の振動を効果的に低減する。
二室油圧マウントのような構成を有する油圧制動マウントが米国特許4,946,147号に記載されている。この公知の油圧マウントは、支持ばねによって形成され、隔壁板によって補償室から分離した動作室を備えている。支持ばねに固定されるようにマウントコアが設けられ、これはエンジンに連結された支持アームを受けるオリフィスを備えている。隔壁板には、油圧流体で満たされた動作室と補償室とを連通させるオーバーフロー路が設けられている。このマウントの制動作用は、主として、動的な負荷の下で動作室と補償室との間を流れる油圧流体の慣性によって達成される。この制動応答は、したがって、オーバーフロー路をどのように設計するかによって調整される。
高周波数では、油圧流体がもはや振動に追従できなくなるので、オーバーフロー路の効果はない。この理由によって、高周波振動が結果として動作室内の圧力を上昇させ、マウントの動的な剛性を増加させることになる。この制動応答に関するマイナス効果を補償するために、この公知のマウントの隔壁板にはデカップリングダイアフラムが設けられ、これは小振幅の振動に応答して動作室と補償室との間の油圧流体の移動を妨げる。他方、大振幅の振動は結果としてデカップリングダイアフラムを機械的にブロックし、オーバーフロー路を通る油圧流体の移動が生ずる。したがって、デカップリングダイアフラムに起因して、可聴域で発生する小振幅の振動の低減は、低周波数領域でしばしば発生する大振幅の振動から分離される。
この公知の油圧制動マウントの欠点は、その製造が比較的コスト集約的であることにある。その主たる理由は、動作室を補償室から分離するための隔壁板であり、オーバーフロー路及びデカップリングダイアフラムのために構造が複雑になることにある。これとは別に、隔壁板は取り付けが比較的複雑である。
本発明は、前述の種類の油圧制動マウントを開発し、比較的簡素でコスト効果的な構成を達成することを目的とする。
本発明は、前述の種類の油圧制動マウントを開発し、比較的簡素でコスト効果的な構成を達成することを目的とする。
この目的を達成するために、前述の特徴を有する油圧制動マウントにおいて、請求項1に明らかにされているような構成が提供され、この構成では支持アームが取り外し可能にマウントコアに結合し、オーバーフロー路が支持アームに一体化されている。
本発明によるマウントは、動作室を補償室に連通させるオーバーフロー路を、例えば自動車のエンジンにマウントを固定する手段によって支持アームに配置する利点を発見したことの成果である。これによって、動作室を補償室から分割すると共にオーバーフロー路を収容するための独立したアセンブリーを削減することができるので、簡素でコスト効果的な構成が達成される。支持アームは通常、鋳造品(cast)であり、取り外し可能にマウントコアに連結され、これによってオーバーフロー路を様々な形状に設計することが可能になる。こうして、支持アームを取り替えることによって、マウントの応答が特定の用途に合うように調整することが可能になる。したがって、本発明によるマウントは、単に支持アームとそれに一体化されたオーバーフロー路を適合させることにより、種々のエンジンのマウントに使用することができる。こうして、経済性に優れたコスト効果的なモジュラー構成が配慮される。
本発明によるマウントは、動作室を補償室に連通させるオーバーフロー路を、例えば自動車のエンジンにマウントを固定する手段によって支持アームに配置する利点を発見したことの成果である。これによって、動作室を補償室から分割すると共にオーバーフロー路を収容するための独立したアセンブリーを削減することができるので、簡素でコスト効果的な構成が達成される。支持アームは通常、鋳造品(cast)であり、取り外し可能にマウントコアに連結され、これによってオーバーフロー路を様々な形状に設計することが可能になる。こうして、支持アームを取り替えることによって、マウントの応答が特定の用途に合うように調整することが可能になる。したがって、本発明によるマウントは、単に支持アームとそれに一体化されたオーバーフロー路を適合させることにより、種々のエンジンのマウントに使用することができる。こうして、経済性に優れたコスト効果的なモジュラー構成が配慮される。
本発明によるマウントの更に有利な実施形態をサブクレームから読むことができる。
こうして、有利な構成のマウントコアは、支持アームが挿入可能な貫通孔を備えている。支持アームを貫通孔に挿入することによって支持アームの簡単な取り替えが可能になる。支持アームとマウントコアとの間の貫通孔の多角形の構成によって得られるポジティブ結合の結果、支持アームのマウントコアへの固定の信頼性が確実なものとなる。
こうして、有利な構成のマウントコアは、支持アームが挿入可能な貫通孔を備えている。支持アームを貫通孔に挿入することによって支持アームの簡単な取り替えが可能になる。支持アームとマウントコアとの間の貫通孔の多角形の構成によって得られるポジティブ結合の結果、支持アームのマウントコアへの固定の信頼性が確実なものとなる。
貫通孔が一端側で柔軟壁によって閉じられ、支持アームが貫通孔に挿入されたときに、補償室が柔軟壁及び支持アームの端面によって形成される構造が更に有利であり、これによって高度に小形のアセンブリーが達成される。
一方で支持アームをマウントコアに確実に固定し、他方で支持アームを精度良く貫通孔に位置決めするために、貫通孔に好ましくは突起部が設けられ、支持アームが貫通孔に挿入されたときに、この突起部が窪みと係合するように構成され、この窪みが支持アームの側面に配置されている。支持アームを貫通孔に挿入したときに突起部が窪みに係合することによって、支持アームの長手方向におけるポジティブ結合が生じ、貫通孔における支持アームの精密な位置決めが補助される。
一方で支持アームをマウントコアに確実に固定し、他方で支持アームを精度良く貫通孔に位置決めするために、貫通孔に好ましくは突起部が設けられ、支持アームが貫通孔に挿入されたときに、この突起部が窪みと係合するように構成され、この窪みが支持アームの側面に配置されている。支持アームを貫通孔に挿入したときに突起部が窪みに係合することによって、支持アームの長手方向におけるポジティブ結合が生じ、貫通孔における支持アームの精密な位置決めが補助される。
本発明によるマウントの好適な一態様として、オーバーフロー路は、動作室に臨む入口ポートと、補償室に臨む出口ポートと、入口ポート及び出口ポートを結び支持アーム内で好ましくは螺旋状に延びる流路とを備えている。流路の螺旋状の構成は、小形のアセンブリーが比較的長い流体の柱を形成することを可能にし、こうして低周波数の振動及び大振幅の振動を効果的に低減することができる。
好ましくは、マウントの好都合な設計のために、入口ポートは動作室に面する支持アームの底面に配置され、出口ポートは支持アームの端面に配置されている。更に好都合な構成では、動作室が回転対称の形状を有し、入口ポートに向かって円錐状に先細りとなる漏斗を形成している。漏斗は、支持ばねに作用する負荷が、負荷の周波数及び振幅の関数として、オーバーフロー路を介して油圧流体に臨む動作室内の油圧流体に効果的に伝達されるように補助する。
本発明によるマウントの別の有利な態様において、支持アームに結合されたケージに収容されたデカップリングダイアフラムが設けられ、ケージはデカップリング路を介して動作室に連通している。デカップリングダイアフラムを動かし、又は変形させることによって、デカップリングダイアフラムが小振幅の振動を低減し、こうしてオーバーフロー路を通る油圧流体の流れを妨げる。デカップリングダイアフラムに導くデカップリング路は、結果として高周波で小振幅の振動がデカップリング路の油圧流体を支持ばねの固有周波数に近い周波数で振動させる。その結果の共振が、ある周波数スペクトラムにおける動的な剛性を低下させ、この周波数スペクトラムにおけるマウントの分離容積を調整する。
好ましくは、ケージは動作室から離間するように面する支持アームの上端で開口しており、好ましくはデカップリングダイアフラムのガイド部を案内するガイド面を備えている。この支持アームの上端におけるケージの開口構成によって、デカップリングダイアフラムをケージに挿入することが容易になる。更に、取り付けを補助するようにケージのガイド面が設けられ、これはデカップリングダイアフラムのガイド部と協働して、デカップリングダイアフラムがケージへ既定通りに挿入されるのを確実にする。更に好ましくは、デカップリングダイアフラムの動作限界を規定する突起部がケージに設けられ、これによってデカップリングダイアフラムの規定された振動及び変形が確実なものとなる。
本発明の詳細と更なる利点は、以下に述べる2つの好ましい実施例である実施形態の説明と、対応する図面から読むことができる。
図1から図6に示された油圧制動マウントは、自動車のエンジンを油圧で支持する働きを有する。このマウントは、弾性材料で作られた支持ばね10を有する。支持ばね10は、金属、好ましくはアルミニウムで作られた硬質のベースプレート50の上に配置され、自動車の車体に固定されている。支持ばね10は更に、同様に金属、好ましくはアルミニウムで作られた支持アーム30に連結され、支持アーム30は自動車のエンジンに固定されている。
支持ばね10に固定強化されるように、略矩形の断面を有する貫通孔14を備えたマウントコア13が設けられている。貫通孔14には支持アーム30が挿入されている。支持アーム30をマウントコア13に確実に結合させるために、貫通孔14には突起(図示せず)が設けられ、これが支持アーム30の窪み35にポジティブに係合するようになっている。窪み35は、特に図4から良く分かるように、支持アーム30の側面32に配置されている。
マウントコア13の領域において、支持ばね10には2つのバッファ16、17が設けられており、これらは支持アーム30の長手方向に垂直な方向に延びている。バッファ16、17はハウジングのストッパー(図示せず)と一緒に支持ばね10を包囲し、ベースプレート50に固定されている。金属で作られたハウジングを確実に保持するために、特に図3から分かるように、ベースプレート50にタブ53が設けられている。タブ53は、ベースプレート50上におけるハウジングの正確な位置決めを可能にし、更に固定用孔54を用いてハウジングに結合されると共にベースプレート50が自動車の車体に固定されるように構成されている。
特に図2、図3及び図6から分かるように、支持ばね10によって動作室11が形成され、ここに油圧流体が満たされている。動作室11は、オーバーフロー路36を介して補償室20に連通している。支持アーム30が貫通孔14に挿入されると、補償室20が支持アーム30の端面31と柔軟壁21との間に位置し、柔軟壁21が貫通孔14の一端を閉じることになる。支持アーム30に形成されたオーバーフロー路36は、動作室11に臨む入口ポート37と、補償室20に臨む出口ポート38と、入口ポート37及び出口ポート38をつなぐ流路39とを備えている。流路39は、特に図1からよく分かるように、支持アーム30内で螺旋状に延びている。入口ポート37は動作室11に面する支持アーム30の底面33に配置され、出口ポート38は支持アーム30の端面31に位置している。特に図2及び図3から分かるように、回転対称形状の動作室11が漏斗12を形成しており、これは入口ポート37に向かって円錐状に先細りとなっている。
支持アーム30を介して支持ばね10に伝達されるエンジンの振動、あるいは例えば道路表面の凹凸によって生じる自動車の車体の振動がベースプレート50から支持ばね10へ中継され、支持ばね10を変形させ、動作室11の内部の油圧流体に伝達される。この結果、油圧流体がオーバーフロー路36を通って補償室20へ移動し、オーバーフロー路36を流れる油圧流体の慣性によって振動が弱められる。過度の振幅の振動は、バッファ16、17がハウジングのストッパー面と協働することによって更に弱められる。また、支持ばね10は突出舌部18を備え、特に図2から分かるように、この突出舌部18はベースプレート50のストッパー面51からギャップ19を隔てて離間しており、これによって過度の振幅の振動が緩衝される。バッファ16、17と異なり、舌部18はマウントの軸方向に作用する。
図7から図12に示された油圧制動マウントは、支持アーム30に取り付けられたケージ41に収容されたデカップリングダイアフラム、及び入口ポート37からケージ41に続くデカップリング路40を有する点で上述の実施形態と異なっている。ケージ41は、補償室20に臨むデカップリングオリフィス42を備えている。また、ケージ41は、動作室11から離間するように面する支持アーム30の上面34に開口するように構成されている。このケージ41の開口した構成は、例えば図10から分かるように、デカップリングダイアフラム43を容易に挿入することを確実にしている。デカップリングダイアフラム43の挿入は、ケージ41のガイド面44によって更に容易なものとなり、図10及び11から分かるように、このガイド面44は、デカップリングダイアフラム43のガイド部45を案内する。
デカップリングダイアフラム43は、ケージ41の内部における油圧流体の小振幅の振動によって変形され、又は動かされる。デカップリングダイアフラム43の動きは、ケージ41内に配置された突起部46によって制限される。デカップリングダイアフラム43はこうして小振幅の振動を緩衝し、これはオーバーフロー路36を通る油圧流体の移動を発生させない。油圧流体の移動は、低周波数領域でしばしば生ずる大振幅の振動によって発生させられる。また、デカップリング路40はマウントの動的な剛性の低下を生じさせ、これは主としてデカップリング路40中の油圧流体が高周波振動によって支持ばね10の固有周波数で共振することに起因する。
上述の油圧制動マウントの実施形態は、経済的に優れた小形でコスト効果的な構成を特徴としており、これは主としてオーバーフロー路36及びデカップリング路40、そして支持アーム30に一体化されたケージ41によるものであり、これによって動作室を補償室から分離する隔壁板を削減することができると共にオーバーフロー路を配置することができる。マウントコア13に対して取り外し可能に結合された支持アーム30は、マウントコア13が異なる支持アームとの互換性を有することによるマウントのモジュラー構成を実現し、これによって、支持ばね10の機能構成を変える必要なく、マウントの制動応答を決めるデカップリング路40及びデカップリングダイアフラム、又はオーバーフロー路36の種々の構成を提供することが可能になる。最後に付け加えるならば、略トラフ形状のベースプレート50において、ねじ栓52の手段によって閉じられるオリフィスは、動作室11及び補償室20を油圧流体で満たすことを容易にする。
10 支持ばね
11 動作室
12 漏斗
13 マウントコア
14 貫通孔
16 バッファ
17 バッファ
18 舌部
19 ギャップ
20 補償室
21 壁
30 支持アーム
31 端面
32 側面
33 底面
34 上面
35 窪み
36 オーバーフロー路
37 入口ポート
38 出口ポート
39 流路
40 デカップリング路
41 ケージ
42 デカップリングオリフィス
43 デカップリングダイアフラム
44 ガイド面
45 ガイド部
46 突起部
50 ベースプレート
51 ストッパー面
52 ねじ栓
53 タブ
54 固定用孔
11 動作室
12 漏斗
13 マウントコア
14 貫通孔
16 バッファ
17 バッファ
18 舌部
19 ギャップ
20 補償室
21 壁
30 支持アーム
31 端面
32 側面
33 底面
34 上面
35 窪み
36 オーバーフロー路
37 入口ポート
38 出口ポート
39 流路
40 デカップリング路
41 ケージ
42 デカップリングオリフィス
43 デカップリングダイアフラム
44 ガイド面
45 ガイド部
46 突起部
50 ベースプレート
51 ストッパー面
52 ねじ栓
53 タブ
54 固定用孔
Claims (10)
- 特に自動車のエンジンのマウントするのに役立つ油圧制動マウントであって、
支持アーム(30)に結合したマウントコア(13)を支持するための弾性材料で作られた支持ばね(10)と、
前記支持ばね(10)によって形成され油圧流体で満たされる動作室(11)と、
オーバーフロー路(36)によって前記動作室(11)に連通する補償室(20)とを備え、
前記支持アーム(30)が前記マウントコア(13)に対して取り外し可能に結合し、前記オーバーフロー路(36)が前記支持アーム(30)に一体に設けられていることを特徴とする油圧制動マウント。 - 前記マウントコア(13)に、前記支持アーム(30)が挿入可能な貫通孔(14)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の油圧制動マウント。
- 前記貫通孔(14)が一端側で柔軟壁(21)によって閉じられており、
前記支持アーム(30)が前記貫通孔(14)に挿入されたときに、前記補償室(20)が、前記柔軟壁(21)及び前記支持アーム(30)の端面(31)によって形成されることを特徴とする請求項2記載の油圧制動マウント。 - 前記貫通孔(14)は、前記支持アーム(30)が前記貫通孔(14)に挿入されたときに窪み(35)とポジティブに係合する突起部を備えており、
前記窪み(35)が前記支持アーム(30)の側面(32)に配置されていることを特徴とする請求項2又は3記載の油圧制動マウント。 - 前記オーバーフロー路(36)は、前記動作室(11)に臨む入口ポート(37)と、前記補償室(20)に臨む出口ポート(38)と、前記入口ポート(37)及び出口ポート(38)を結び前記支持アーム(30)内で好ましくは螺旋状に延びる流路(39)とを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の油圧制動マウント。
- 前記入口ポート(37)は、前記動作室(11)に面する前記支持アーム(30)の底面(33)に配置され、
前記出口ポート(38)は前記支持アーム(30)の端面(31)に配置されていることを特徴とする請求項5記載の油圧制動マウント。 - 前記動作室(11)は回転対称の形状を有し、前記入口ポート(37)に向かって円錐状に先細りとなる漏斗(12)を形成していることを特徴とする請求項6記載の油圧制動マウント。
- 前記支持アーム(30)に結合されたケージ(41)に収容されたデカップリングダイアフラム(43)が設けられ、
前記ケージ(41)がデカップリング路(40)を介して前記動作室(11)に連通していることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の油圧制動マウント。 - 前記ケージ(41)は、前記動作室(11)から離間するように面した前記支持アーム(30)の上端(34)で開口しており、好ましくは前記デカップリングダイアフラム(43)の前記ガイド部(45)を案内する面(44)を備えていることを特徴とする請求項8記載の油圧制動マウント。
- 前記ケージ(41)は、前記デカップリングダイアフラム(43)の動作限界を規定する突起部(46)を備えていることを特徴とする請求項8又は9記載の油圧制動マウント。
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