JP2006500288A - ペースト状または流動状の物質用のディスペンサ - Google Patents

ペースト状または流動状の物質用のディスペンサ Download PDF

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Abstract

【課題】 ペースト状または流動状の物質(M)のディスペンサ(Sp)を提供する。
【解決手段】 寸法的に安定な容器(1)により収容体積が維持され、容器(1)の少なくとも半分が袋体(10)を具備する。ディスペンサは、容器半体(2)の吐出部の中身が排出されたとき上下逆向きにされる。機能的に信頼性のある製造容易なディスペンサを実現するために、吐出口ポンプ(P)により該ポンプの反対側に位置する自由空間の方向に空領域が生じるとき、低圧によって袋体(10)が上下逆向きにされる。

Description

本発明は、ペースト状から流動状までの物質用のディスペンサに関し、その収容体積が寸法的に安定な容器により維持され、その容器の少なくとも半体が袋体を具備し、袋体は、吐出口から排出が行われたとき一方の容器半体の中へと潰れる。
このタイプのディスペンサは、特許文献1で知られている。ペースト状物質の供給は、正の排出圧力を用いて行われる。これは、寸法安定性のある圧搾可能な容器により発生させられる。この圧力発生は、バルブ制御の下で得られるものであり、ディスペンサの底部から作用を受ける。このような装置は、ディスペンサの頭部に設けられる。容器により包まれた袋体は、潰れることができる下半分と、硬い部分により内側から硬化されたもう一方の半分とを具備する。
特許文献2は、寸法的に安定な容器の底部に装着された圧縮スプリングを用いて正の排出圧力を発生させることを提示する。ケース内でその上に設けられる潰れる袋体はカートリッジの一部を構成し、その容器の上半分はドーム形状の硬い部分として形成される。その天頂には出口バルブがあり、押しボタンと類似のディスペンサ機構を用いて作動される。この手段により、吐出口の供給経路が開く、うなわち解放される。スプリングは、その上にカップ形状の本体を具備し、テーパ状の潰れる外郭に追随する形状となっている。
欧州特許第0505611A2号明細書 米国特許第2,471,852号明細書
本発明は、構造的に単純でかつ機能的に信頼性のある汎用タイプのディスペンサを形成することを目的とする。
この目的は、第1の実施形態において、請求項1の特徴を具備するディスペンサにより達成される。この場合、袋体が、負の排出圧力によってポンプの方を向いた対応する大きさの自由空間の方向に潰れるように設けられている。
このような構成の結果、より単純で機能的により有利な設計の汎用タイプのディスペンサが実現される。容器を圧搾動作で変形させる必要がなくなった。このような圧搾動作は、上過ぎたり下過ぎたりすると不都合が生じ、完全にへたってしまったりする。そのようなものではなく、慣用的な形態のハンドルによるディスペンサの頭部動作が用いられる。吐出される割り当て量の補充は、ペースト状または流動状の物質を充填レベルカラムを介して吸引により行われる。袋体は、自動的に吐出方向に追随する。非通気性皮膜であるので、底部近傍位置からディスペンサ頭部領域内へといわば引きずられる。そしてディスペンサ頭部領域にて、ディスペンサ内に残された残渣が十分に排出され、またそれが特別な吐出補助もなく行われる。従来技術ではこのようなことは、上述のスプリングの形態で行われていた。吐出口ポンプの領域において生じる負の排出圧力は、供給のための潰れにとって完全に適切なものである。
その他の請求項のそれぞれの要旨は、請求項1の要旨に関連して以下に説明されるが、その独自の構成も重要である。例えば、容器の2つの半殻体の、いわば赤道にあたる結合部の領域において内向きに突出する袋体の周縁が、フランジ状の形態で保持され、一方の半体が頂点領域における排出用吐出部ポンプを搭載する。袋体の周縁は、2つのクランプ顎の間にあるかのように保持される。縦方向における中央固定部もまた、袋体に応力を及ぼさない効果がある。これは両方向に実質的に均等に作用する。袋体周縁のフランジ状の保持部は、ディスペンサとその容器が回転対称の構造である場合には螺子接続により実現できる。それ以外の場合、非円形断面の場合は、この領域で熱的結合を生じさせる。
接着剤結合も可能である。1つの半体の頂点領域に排出用吐出口ポンプを設置することは、壁部分に多方向性をもたらすこととなり、その結果、容器全体の安定性につながる。赤道部分より下にある半体は、その領域部分を安定にする。ディスペンサは全体として、操作を行う際に手の中にうまく収まる。十分に伸長可能な材料を用いると、袋体は、実質上平坦な膜へと縮むこともできる。そして充填圧力は、コンテナ内で膜を反り返らせることにより袋体を形成する。袋体は、排出が進行すると、上述のように逆の意味で、すなわち排出用吐出口ポンプの方向に潰れる。材料の復帰力も、これを実現するために利用することができる。いずれにしても、容器の上半殻体と排出用吐出口ポンプの間の通路領域の手前に格子を設置することは、潰れた袋体を支持するために有益である。このことは、供給用通路がペースト状物質で詰まることを防ぐ。同じ目的で、供給用経路に詰まったペースト状物質を存在させないように、排出用吐出口ポンプを具備する容器の上半殻体がその内面上に袋体の支持リブを具備し、それが通路領域に可能な限り延びていることが好ましい。建物に類似したこのような支柱のシステムは、既存の注入成型プロセスにより設けることができる。ループのような通路遮蔽機構は避けられる。袋体が、容易に安定化される底領域を具備することも有益である。この部分は増大する機械的負荷を受けるところであり、結果的に、使い捨て製品として再充填するときディスペンサを用いるために理想的に適したものとされる。
供給が停止することなく物質を吐出するための更なる手段は、排出用吐出口ポンプの入口開口であり、これは、通路領域に隣り合っており網を張った環状開口として形成され、袋体に対して同心的かつ同軸的に延在する。存在する物質は、供給物を補充するために広がった前面に向かって吸引される。袋体内にはいかなる部分的ポケットも形成されない。網を張った環状開口の替わりに、環状開口を多孔リングにより形成してもよい。一例として更なる手段では、物質の吐出の方向と反対方向に広がる回収漏斗の底に環状開口を設置することが有益である。この回収漏斗は、配列した供給回収器として作用する。最後に、流れという意味において、環状開口の直径が実質的に通路領域または格子の直径に一致することが有益である。
図面に示した実施例を参照して本発明の要旨を以下に説明する。
図示されたディスペンサSpは、起立型ユニットとして実施されている。これは、ペースト状から流動状までの物質Mを吐出するための機能を有し、その充填体積は、寸法的に安定な容器1により維持される。
容器1は、縦長形状で、断面が平たくかつ非円形であり好適には楕円形である(図2参照)。
容器1は、その組立品において縦中心軸x−xに関し半分に分割されている。
容器1は、上半殻体2と下半殻体3とを有する。これらの互いに対向する開口端部は、縦中心軸x−xに対して垂直な平面E−Eにおいて互いに突き合わされる。半殻体2、3はそれらの空洞部分が同一であり、後述する成型された形状により間隔を空けている。
互いに対向する開口端部は、その周囲が外側に曲げられている。この場合、上半殻体2はフランジ4を具備し、かつ下半殻体3はフランジ5を具備する(図6参照)。
上半殻体2のフランジ4は、立地面6の方向に垂直に折られており、図示の通り容器1の縦方向である。
フランジ4の対応する曲がり脚7は、下半殻体3のフランジ5の外側向きの周縁8の上に係合する。
結果的に、上半殻体2の周縁形状は、下半殻体3のフランジ5の嵌合用の溝9を形成する(図3参照)。
この周縁接続が精確であることが、容器1の内部構成要素の装着のための、つまり精確な袋体10の形態となるための良好な基本となる。当該袋体は、折りたたみ可能で、好適には裏返すことができ、かつこの目的のために弾性を必要とし、あるいはまた可撓性を必要とする。
袋体10は、下半殻体3及び上半殻体2の双方の内側ライニングとしtransverseて適合するように作製される。袋体10が潰れたときは上半殻体2まで到達できる。袋体10は、容器の半殻体2、3のそれぞれの内壁に当接して延在する。その間にペースト状物質Mが存在する。
面E−Eに向くように、袋体10は周縁11を用いて容器側壁上に保持される。このとき、フランジ4と5の互いに向き合う面は、クランプ顎と同様の接続結合部として機能する。これらに対応して外側に突出する袋体10の周縁11は、いわば赤道のような接続結合部の領域で把持される。このとき、袋体の弾性材料は、同時にシール材としても機能する。接続結合部は、符号12で示されている。図6に明示されるように接続結合部12は平行な壁として設けてもよく、あるいは、外縁に向かってくさびのように連続的に厚くなるように設けてもよい。そして下部切り欠き領域が形成されることにより、単なる非積極的接続係合に加えて、強化された捕捉手段として積極的な接続係合を可能とする。接続結合部への入口部分には、凸の丸みを設けている。これは、「潰れ動作における蝶番」の切断を防止するためである。
袋体10の位置決めの後、曲がり脚7の更なる曲がりを生じさせ、下半殻体3のフランジ5の下側に最終的に係合させる。
曲がり脚7の曲がりは、熱的に生じさせることができる。一方、接着剤接続、ラッチ接続、または少なくとも結合部領域において殻体2、3が回転対称であれば螺子接続もまた利用できる。
殻体2、3の互いに対向する開口端部から離れた側壁については、殻体2、3の断面の狭い領域へと続く。この場合、上半殻体2のテーパ領域の終端部分は、容器1におけるペースト状物質Mの吐出のための通路領域13となっている。当該通路領域は、円形で比較的大きな直径であり、実際に容器1の水平方向の幅全体を利用している。
下半殻体3の立地面6の方へ向いた終端部分は、同様に、断面の狭い領域へと続く。このテーパ領域は、起立周縁部14を具備する。この起立周縁部14の垂直方向の高さは、容器1の底15の下に立地面6との間に間隙が形成されるようになっている。底15の中央には、空気均等化開口16が設けられる。この開口16は、袋体10が上方へ移動するとき袋体10の下側領域の容積を補償する。
通路領域13において、上半殻体2は、上向きの接続片17内に連通する。これは、一体的に形成された部分である。接続片17は、直径を小さくすることで適応させた環状カラー18を受容する。双方は基本的に円柱形状である。
ディスペンサSpの頭部領域は、手動により作動可能な排出用吐出口ポンプPを受容するために機能する。
上半殻体2の頂点領域に実際に着座する排出用吐出口ポンプPは、動きに関連して垂直に配置された作動ボタン19をその上部構造として形成される。その窪んだ作動面から離れるように、横方向に向き上向きに傾斜した吐出口20が設けられる。この吐出口は、少なくともその終端領域において管形状であり、結果的に、寄り集められる所定量のペースト状または流動状の物質Mの供給のために適している。
吐出口ポンプPにより負圧が生じ、袋体10から排出させる力強い十分な効果が得られる。袋体10は最初は垂れ下がっているが、吐出方向に次第に潰れていき、これは目に見えて明らかなことに、袋体10に相当する大きさの上半殻体2における吐出口ポンプに向いた間隙の方向である。吐出方向は、矢印yで示される。これは、縦方向中心軸x−xと一致し、作動ボタン19内ではやや横方向にずれる。作動ボタン19は、吐出口20を搭載し、縦方向中心軸x−x周りに回動可能である。これは、容器1の楕円外郭の長軸上若しくは短軸上または無段階に設定される中間領域上にあるかによって、個別的に操作するに便利な吐出を可能とする。
前述の通り、吐出の際はいかなる残渣も残さない。これは、容器1の通路領域13の手前において、上半殻体2の内壁と排出用吐出口ポンプPとの間に格子21が設けられているからである。この格子は、通路領域13に張られ、かつ充填容積領域内に矢印yの吐出方向とは反対側に僅かに凸状に曲がっている。これはこのような形で剛性をもっている。格子21は別部材でもよい。しかしながら、この籠状の形態を上半殻体2の上に成型することも可能である。図示の通り、組立品は、外側リング22と内側リング23を有し、これらは径方向の網24により連結されている(図4参照)。互いに等角度間隔で配置された6本の径方向の網23がある。
実質上残渣無くペースト状物質Mを吐出するための更なる手段は、排出用吐出口ポンプPを内側に具備する上半殻体2が、袋体10のための支持リブ25を備えていることである。従って、袋体は、一部部分でさえ出ることができない。そればかりでなく、このような支持リブ25の露出した支柱の組によりフロー供給経路Wが空間として保持される(図7参照)。袋体10またはその壁は、移送矢印yの方向に通路領域13へ向かって円滑に移動することができる。別部材として形成された格子21により、通路領域13へ突出する外側リング22が支持リブ25の頭部25’上に載置される。この外側リングは、それらの上で挟持される形式で装着される。
全部で8本の支持リブ25が等角度間隔で設けられている。これらは予め成型により形成することができる。支持リブの高さは、通路領域13の方向に連続的に延び、上半殻体2の内面とは反対方向に傾斜している。
図3に示す通り、袋体10の底領域26は、カップ状形態となるように結合する袋体10の側壁よりも厚い壁で形成されている。その厚さは、全体的な潰れが生じることを妨げないように、すなわち、潰れ挙動が確保されるように選択される。このように厚くすることは、やや硬い追随性のある底部として機能する。厚くする範囲は、底領域26全体に及んでもよく、あるいは図示のように単に環状部分として形成してもよい。
ディスペンサSpの頭部は、その上に保護キャップ27を具備する。これは同時に、例えば容器1が鞄等の中で他の道具と一緒に運ばれるときなどにおいて、内容物の望ましくない放出を防止する。
保護キャップ27の相対的位置は、接続片17と環状カラー18の間に肩部28を形成する階段状部分を用いて決定される。
キャップ形状の本体は摩擦により係合させてもよい。しかしながら、螺子接続も用いることができ、ここでは好適である(図8参照)。接続片17に受容された環状カラー18は、ディスペンサ頭部に受容される挿入部29の一部である。環状カラー18は物質側の底部30で終端する。
底部30からは、前述の排出用吐出口ポンプPを形成する円筒部31の部分が延在する。
円筒部31内をピストン32が運動し、ピストン32は作動ボタン19により付勢されるスプリングに抗して変位することができる。このピストン32はポンプ室33の上限を形成し、ポンプ室33の下限は底部30により設けられる。
底部30には、入口バルブV1が設けられる。これは片方向バルブであり、底部30に組み込まれた環状開口34の流れを制御するもので、弾性材料からなる。
ピストンヘッド35上には出口バルブV2が載置される。これも弾性材料からなり、片方向バルブの形式で作用する。
出口バルブV2は、通路開口36を閉鎖状態に保持する。
出口バルブV2の背後には、ピストン32へ接続された作動ボタン19の中央チャネル38へ連通する中間室37が設けられる。
中央チャネル38自体は、吐出口20と接続されている。
中間室37を形成するために、かつ中央チャネル38を受容するために、ピストンヘッド35の後に取り付けられたピストン32のシャフト39は中空形態となっている。図示の通り、その中にこれらの機能部品が操作のために適切に収容されている。
接続部品40はこれに寄与する。そのためにこれもキャップ形状の形態となっている。このキャップの開口は、容器1の方を向いている。その頂部は作動ボタン19へ強固に接続されている。
キャップ形状の接続部品40の外側には、環状停止突起41が設けられる。この環状停止突起41は、軸方向チャネル42と相互に作用することにより環状カラー18の内側における対向停止部を形成する。環状停止突起の環幅は、移動距離を決定すると共に、ポンプ室33の一回量形成間隙を規定する。
キャップ形状の接続部品40は、円筒部31の環状壁と同様に、反対方向に開口しており、スプリング室32の形成に寄与する。このスプリング室は、圧縮スプリング44を受容する。圧縮スプリング44は、作動ボタン19に対し基本位置の方向へ負荷を与える。図8に示されている。この目的のために、上端部でのスプリング動作は、キャップ形状の接続部品40の頂部に対して働き、かつ物質供給側に向く端部でのスプリング動作は、底部30に対して働く。この結果、圧縮スプリング44は、安定した支持台を形成する。網やビーズ等の特別な支持要素が用いられる。圧縮スプリング44には僅かにバイアスが掛けられている。
ペースト状から流動状までの物質MをディスペンサSpの適切な領域への移送、ここでは先ずポンプ室33への移送は、中央に配置されたアクセス経路を通してではなく比較的広い底部で生じる。これは、実際には、格子で保護された通路領域13を結合する排出用吐出口ポンプPの入口開口により実現される。それは環状開口34として形成されており、袋体10と同心的かつ同軸的に延在する。底部30に形成された環状開口34は、底部の中央領域と環状開口を超えて径方向に同心的に結合する底部領域との間において、網45により点在させられる。このような網45は、 車輪のスポークのような形態で設けられ、好適には互いに等角度間隔で延在している。好適な変形例としては、環状開口34を多孔リングの孔により形成することができる。このような多孔は、同様に、周方向に均一に散在させられる。
上述の網を張った形態及び多孔リングの形態は、任意であるが出口バルブV2の領域で通路開口36に対しても用いることができる。
前述の基本形態における環状開口34と、通路開口36とは双方とも、螺子受け孔のような形で移送矢印yの方向に漏斗形状に広がった部分へ続いている。これは、ポンプ放出過程の際にバルブV1、V2が開くために持ち上がるのを補助する。
これは、ポンプPの負圧により移送矢印yの方向にあたかも「吸引される」吸引物質Mの制限領域が、移送領域の前方の広がった部分で形成されるという全体的な効果を実現する。このことは、特に吐出の最終段階において袋10を傾けたり、阻害物となるポケットを設けたりすることを、単純な手段を用いて排除することになる。
この有用な効果は、物質Mに向いた側における捕捉漏斗46を設けた環状開口によりさらに向上する。この捕捉漏斗は、底部30内に成型により設けられ、吐出方向の矢印yの反対方向に回転対称形状で広がる壁を具備する。環状開口34の直径は、通路領域13または格子21の直径に実質的に一致する。
最後に、排出用吐出口ポンプPは予め完全に組み立てられており、螺子接続により、接続片17を形成する容器1の頚部に設置することができる。螺子山が符号47で示されている。入口バルブV1の高さに、螺子の端部48が位置する。螺子の端部48は、ハウジングの内側に向かって肩壁へと続いている。この肩壁は前述のように格子21を搭載している。格子21と底部30との間には、吐出用前室が形成されており、前室は袋壁により妨げられない。
吐出は、次のように行われる。作動ボタン19を下に押すと、ポンプ室33の容積が減る。ポンプ室33内に存在する物質Mは、入口バルブV1の閉鎖動作により供給方向へは出ることができない。その替わりに、閉じ込められた物質は、通路開口36を通って中間室37を介し中央チャネル38へと移送され、吐出口20を介してそこから出る。この経路は、出口バルブV2の開口動作により開放される。吐出後に作動ボタン19を離すと、ピストン32の復帰移動が図示の基本位置の方向へ起きる。これにより、ポンプ室33は負圧になる。それに応じて、物質Mが供給側から補充される。入口バルブV1が開く。出口バルブV2の閉鎖動作の結果、余分な空気は入ることができない。この復帰移動は、圧縮スプリング44の力により起きる。
以上に開示した態様の全てが(それら自体)本発明に関連する。関係する優先権書類の開示内容もまた、本発明のクレームに含まれるこれら書類に記載の特徴を統合する目的で本発明の開示に全て含まれるものとする。
保護キャップにより閉止された起立ユニットとして実現されたディスペンサの僅かに拡大された側面図である。 図2の平面図である。 ディスペンサの展開図である。 袋体のための支持リブを示す、排出用吐出口ポンプを搭載する容器の半殻体の内側を示す図である。 未接続のフランジを具備する、ディスペンサの容器の縦断面図である。 図5のVI部分の拡大図である。 支持リブの領域における断面図である。 排出用吐出口ポンプを通る縦断面の拡大図である。

Claims (9)

  1. ペースト状から流動状までの物質(M)用のディスペンサ(Sp)であって、寸法的に安定な容器(1)により充填容積が保持され、該容器の少なくとも半分が袋体(10)を具備し、吐出口から排出が行われたときに該袋体は該容器の1つの半殻体(2)の中へと潰れるディスペンサ(Sp)において、
    前記袋体(10)が排出用吐出口ポンプ(P)によって生じる負の排出圧力のために潰れることを特徴とするディスペンサ。
  2. 前記容器の2つの半殻体(2,3)における赤道状の接続結合部(12)の領域において外側に突出する周縁(11)がフランジ状形態で保持され、かつ前記1つの半殻体(2)が頂点領域に前記排出用吐出口ポンプ(P)を搭載することを特徴とする
    請求項1に記載のディスペンサ。
  3. 前記容器の前記半殻体(2)と前記排出用吐出口ポンプ(P)との間の通路領域(13)の手前に、前記潰れた袋体(10)を支持するために格子(21)が設置されることを特徴とする請求項1または2に記載のディスペンサ。
  4. 前記排出用吐出口ポンプ(P)を搭載する前記半殻体(2)がその内面上に前記袋体(10)のための支持リブ(25)を具備し、かつ該支持リブが前記通路領域(13)まで達していることを特徴とする請求項3に記載のディスペンサ。
  5. 前記袋体(10)が安定化された底領域(26)を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のディスペンサ。
  6. 前記通路領域(13)に結合される前記排出用吐出口ポンプ(P)の入口開口が、網を張った環状開口(34)として形成され、前記袋体(10)と同心的かつ同軸的に延在することを特徴とする請求項3に記載のディスペンサ。
  7. 前記環状開口(34)が多孔リングにより形成されることを特徴とする請求項6に記載のディスペンサ。
  8. 前記環状開口(34)が、前記物質(M)の移送方向(y)と反対方向に広がる回収漏斗(46)の底部に設置され、前記底部は同時にポンプ室の底部(30)であることを特徴とする請求項6または7に記載のディスペンサ。
  9. 前記環状開口(34)の直径が、前記通路領域(13)または前記格子(21)の直径に一致することを特徴とする請求項3に記載のディスペンサ。
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