JP2003226375A - 櫛付き塗布容器 - Google Patents

櫛付き塗布容器

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JP2003226375A
JP2003226375A JP2002024699A JP2002024699A JP2003226375A JP 2003226375 A JP2003226375 A JP 2003226375A JP 2002024699 A JP2002024699 A JP 2002024699A JP 2002024699 A JP2002024699 A JP 2002024699A JP 2003226375 A JP2003226375 A JP 2003226375A
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handle
comb
container
stem
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Mitsuo Furusawa
古澤　　光夫
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
Shigeru Hayakawa
早川　　茂
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D24/00—Hair combs for care of the hair; Accessories therefor
    • A45D24/22—Combs with dispensing devices for liquids, pastes or powders
    • A45D24/28—Combs with dispensing devices for liquids, pastes or powders with piston pump or other types of pumps

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  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デラミ容器を容器体とした櫛付き塗布容器に
おいて、連続して迅速に液体塗布操作をすることがで
き、かつ表面にシュリンクフィルムを覆合させる場合に
そのフィルムにしわなどが生じ難いものを提供する。 【解決手段】 デラミ容器体１の口頚部５外面へ嵌合さ
せたキャップ状部11からシリンダ21を上記デラミ容器体
１内へ垂下すると共に、櫛31の柄32から上記シリンダ21
内へ下面閉塞のステム41を垂下して該ステム下端部に筒
状ピストン42を付設しており、上記デラミ容器体1及び
キャップ状部11に対して、柄付き櫛31を介して筒状ピス
トン42付きステム41を上方付勢させかつ上下可能に形成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の利用分野】本発明は、整髪料などを収納するた
めの櫛付き塗布容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】櫛付き塗布容器の容器部分として、内容
液を気密に保つため外側層からの内側層の剥離と変形と
が可能な２層構造のいわゆるデラミ容器体を使用するこ
とが知られており、例えば特開2001-146260号では、多
数の吐出孔付き櫛歯を有する中空櫛の柄下端を、キャッ
プ状部材頂壁から起立する注出筒へ嵌合させ、かつその
キャップ状部材をデラミ容器体の口頚部へ外嵌させると
共に、デラミ容器体底部の外側層部分に小径の外気導入
口を開口し、胴部を圧搾すると内溶液が上記柄内を経て
櫛歯から吐出され、上記圧搾を開放すると外側層が内側
層から剥離して原形復帰し、これら両層間へ外気導入口
から空気が流入するように構成している。
【０００３】
【発明の解決しようとする課題】上記容器では、圧搾し
た外側層が原形に復原するまでは次の圧搾操作をするこ
とができないので、例えば頭髪を櫛で梳きながら少量づ
つ塗り足すときに、迅速に連続圧搾することができな
い。又、胴部が変形容易だからその胴部へ印刷すること
が困難であり、又、その胴部表面をシュリンクフィルム
で覆合したときには、胴部圧搾によりそのフィルム表面
にしわができ易く、体裁を損なう。
【０００４】本発明は、上記問題点を解決するため、中
空櫛の柄に連通するステム下端に付設した筒状ピストン
と容器内に設けたシリンダとで形成するポンプを有する
櫛付き塗布容器、及び、上記ステム押下げ用の押下げ棒
乃至肩部を上記柄の一部とした櫛付き塗布容器を提供す
ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、柄付き櫛
を中空として、柄下端に付設したキャップ状部を、デラ
ミ容器体の口頚部外面へ嵌合させ、かつ容器体内液体を
上記柄内を通って櫛歯から流出させることが可能に設け
た櫛付き塗布容器において、上記柄32とキャップ状部21
とを分離して、キャップ状部21からシリンダ11をデラミ
容器体１内へ垂下すると共に、柄32から上記シリンダ11
内へステム41を垂下して該ステム下端部に筒状ピストン
44を付設し、上記デラミ容器体1及びキャップ状部21に
対して、柄付き櫛31を介して筒状ピストン44付きステム
41を上方付勢させかつ上下可能に形成している。
【０００６】第２の手段は、上記第1の手段を有し、か
つ上記柄32の下部から側外方へ押下げ棒34を突出してい
る。
【０００７】第3の手段は、上記第1の手段又は第2の手
段を有し、かつ上記シリンダ11上部内へ、該シリンダ上
端部へ固着させた筒状ピストン抜出し防止筒51を嵌挿さ
せた。
【０００８】第4の手段は、第1の手段を有し、かつ上記
キャップ状部21は、上記デラミ容器体１の口頚部５外面
へ周壁23下半部を嵌合させると共に、該周壁中間部から
突出した内向きフランジ状壁25,27の内周部を上記シリ
ンダ11へ連続形成しており、かつ、上記柄32の下端部を
拡開させて、該拡開筒部73を上記キャップ状部周壁23の
上半部内へ上下動自在に嵌合させると共に、上記下端部
を除く柄部分と拡開筒部との間に押下げ操作用の肩部72
を介在させ、かつ上記拡開筒部73内面へ上記ステム41上
端部に付設した外向きフランジ46外縁を液密に嵌合させ
ると共に、該外向きフランジ下面と上記内向きフランジ
状壁25,27との間に上方付勢用のスプリング48を介装し
た。
【０００９】第5の手段は、第1の手段、第2の手段、第3
の手段、又は第4の手段を有し、かつ上記デラミ容器体
１の外側層1Aを、保形性を有する剛性層とした。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下図面について説明する。まず
図１と図２とが示す第1実施形態について説明すると、
１はデラミ容器体で胴部３上端から肩部４を介して雄ね
じ筒としての口頚部５を起立している。該容器体は外側
層1Aと内側層1Bとを剥離可能に接合させており、外側層
1A口頚部分下端には内外層間へ流入させて内側層を剥離
させるための外気流入孔６を穿設している。その外側層
は弾性圧搾不能な剛性層としている。
【００１１】上記容器体内へは、シリンダ11を垂下す
る。該シリンダは上部外面に有する外向きフランジ12を
容器体口頂面へ係合させており、シリンダ11下端部に吸
込み弁13を有して、該吸込み弁と連通させて溝縦設杆14
をシリンダ11下端から垂下し、その縦溝14aを通って、
又吸込み弁13を通って容器体内液体がシリンダ11内へ吸
入されるように設けている。
【００１２】上記外向きフランジ12は、キャップ状部21
により容器体口頂面とキャップ状部21の内向きフランジ
22とで挟持させる。該キャップ状部は、容器体口頚部外
面へ螺合させた周壁23上端に上記内向きフランジ22を付
設している。
【００１３】上記シリンダ21内へは、柄付き中空柄31の
柄32下端から垂下させた、従来公知の縦形ポンプの作動
部を上下動可能に、かつ上方付勢させて嵌合させる。該
作動部としては、ステム下端に筒状ピストンを有し、か
つステムが形成する流出路途中に吐出弁を有すればよ
く、ステム上端に嵌合させた吐出部、本発明にあっては
柄付き中空櫛31を付勢に抗して押下げ、かつ上昇させる
ことで容器体内液体が吸込み弁13を介してシリンダ11内
へ吸込みされ、かつシリンダ内液体が吐出弁を介して柄
付き中空櫛31が有する吐出孔33から流出できればよい。
【００１４】図示例では、ステム41を上下２部材で、有
底の下方ステム部分42上部を上方ステム部分43の下端部
内へ緊密に嵌合固着させ、下方ステム部分下端には外向
きフランジ12を付設して、該外向きフランジ12と上方ス
テム下端との間の下方ステム部分外面へ筒状ピストン44
を上下動自在に嵌合させ、外向きフランジ状方のステム
部分に穿設した吐出弁孔45を、ステム下降時には筒状ピ
ストン44が上方移動により開口し、かつステム上昇時に
は筒状ピストンが下降することで閉塞可能としている。
【００１５】柄付き中空櫛31は、中空柄32下端内に上記
上方第2ステム部分43の上端部を緊密に嵌合させてい
る。中空柄下端は、雄ねじ筒としている。又、雄ねじ筒
上方の柄部分からは、押下げ棒34を外方へ突出させてい
る。
【００１６】51は、シリンダ11の上端部に嵌合させた既
述作動部の抜出し防止筒で、該防止筒も公知のように形
成すればよい。該防止筒の鍔状頂壁52内周から垂下する
内筒53は、上記中空柄下端を螺合させることで柄付き中
空櫛31を下降位置で保持させることができる。
【００１７】図３と図４とは、第2実施形態を示す。該
実施形態は、シリンダ11及び作動部等を他の構造に代え
たものであり、同一部分については同一符号を付するこ
とで説明を省略する。
【００１８】シリンダ11は、キャップ状部21と一体に成
形しており、容器体口頚部５外面へ、周壁23である連結
筒体下半を螺合させると共に、該筒体の中間部内面に付
設した第1内向きフランジ状壁25内周から垂下筒26を介
して第2内向きフランジ状壁27を突出し、該壁内周から
溝縦設杆嵌合筒15を垂下し、又第2内向きフランジ状壁
の径方向中間部からシリンダ11を起立し、該シリンダ外
面へは、シリンダ11上端部内面への折返し筒部62を有す
る筒体61を嵌合させている。又、シリンダ11内方の第2
内向きフランジ状壁27が有するフランジ孔を弁孔とし
て、該弁孔上面を閉塞する弁板13a外面とシリンダ下端
内面へ嵌着させた短筒16とを数個の弾性片で連結して吸
込み弁13を形成している。
【００１９】柄付き中空櫛31の中空柄32下端には、上下
方向中間部を外方へ広げて、上向き段部としての肩部72
とし、かつ下部を大径の拡開筒部73とした押下げ用筒71
の上方小径部74を嵌合させている。又該押下げ用筒の拡
開筒部73内へは、ステム41の外向きフランジ46として、
ステム嵌着筒81を中央部から垂下する連結部材を嵌着さ
せ、上記嵌着筒内へ上筒部を嵌着させた有底かつ下部大
外径のステム41を垂下し、又、上記ステム嵌着筒内部を
大内径とし、該大内径部内方とステム下部の大外径部分
との間のステム部分外面へ筒状ピストン44を上下動自在
に嵌合させ、該筒状ピストン上下動により開閉される吐
出弁孔45を上記ステム部分に穿設している。
【００２０】該第2実施形態の場合は、上記肩部72を付
勢に抗して押下げすることで筒状ピストン44停止状態の
ままステム41等が押し下げられ、次いで筒状ピストン44
がステム嵌着筒81下端で共に押し下げられることでシリ
ンダ11内が高圧化して該シリンダ内液体が吐出弁孔45、
ステム41、中空柄32内を通って各櫛歯35に穿設した吐出
孔33から流出され、上記押下げを離すと、スプリング48
の押上げによりまずステム等が上昇して筒状ピストン44
が吐出弁孔45を閉じた後、更に該筒状ピストンも共に上
昇することでシリンダ11内が負圧化し、該負圧化により
溝縦設杆14の縦溝14aが吸込み弁13を通って容器体内液
体がシリンダ11内へ吸込みされる。
【００２１】図５は、第２実施形態の変形例を示すもの
で、容器体１の底壁２を左右方向に切断して、該切断部
において両外側層1A、1A端部の間に内側層1B、1B端部を
挟持させ、デラミ容器体１内部がポンプ操作により負圧
化されたときに、内側層1Bの下端部がデラミ容器体１内
へ引き込まれることを防止し、内側層1B内の全ての内容
液をシリンダ11内へ吸入することが容易に設けたもので
ある。
【００２２】
【発明の効果】本発明は上記構成のものであり、請求項
１の発明によれば、デラミ容器体に内装するシリンダ11
内に筒状ピストン44を嵌挿し、そのポンプ操作によりデ
ラミ容器体内の液体を吸上げかつ吐出するように設けた
から、デラミ容器体胴部を圧搾して内容液を注出する場
合の如く、該圧搾後胴部３が弾性復原する迄の間に次の
注出操作をすることができないということがない。
【００２３】請求項２及び請求項４の発明によれば、中
空櫛31の柄32下部乃至下端部にステム41押下げ操作用の
押下げ棒34又は肩部72を形成したから、その押下げ操作
が容易であり、特にデラミ容器体１の上部を手で把持し
て髪を梳く作業の途中でその手のうちの一指で上記押下
げ棒34乃至肩部72を押し下げることも可能であり、該押
下げの際に容器を握りかえる必要がないので使い勝手が
良い。
【００２４】請求項３の発明によれば、上記シリンダ11
上部内へ、該シリンダ上端部へ固着させた筒状ピストン
抜出し防止筒51を嵌挿させたから、その筒状ピストンの
抜出しを確実に防止することができる。
【００２５】請求項５の発明によれば、上記デラミ容器
体１の外側層1Aを、保形性を有する剛性層としたから、
デラミ容器体胴部３の表面に印刷をするときに、該表面
が変形して印刷が困難となることがなく、又、上記胴部
表面をシュリンクフィルムで覆合したときに胴部の屈曲
によりシュリンクフィルムにしわができることがない。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第1実施形態に係る容器の半縦断面
図である。
【図２】 図１のII-II線方向の断面図である。
【図３】 本発明の第２実施形態に係る容器の半縦断面
図である。
【図４】 図３容器の上面図である。
【図５】 図３容器の変形例の半縦断面図である。
【符号の説明】
１…デラミ容器体 ２…底壁 ３…胴部 ４…肩部 ５
…口頚部 ６…外気流入孔 11…シリンダ 12…外向きフランジ 13…吸込み弁 13
a…弁板 14…溝縦設杆 14a…縦溝 15…溝縦設杆嵌合筒 16…
短筒 21…キャップ状部 22…内向きフランジ 23…周壁 25…第1内向きフランジ状壁 26…垂下筒 27…第2内向
きフランジ状壁 31…櫛 32…柄 33…吐出孔 34…押下げ棒 35…櫛歯 41…ステム 42…下方ステム部分43…上方ステム部分 44
…筒状ピストン 45…吐出弁孔 46…外向きフランジ 48…スプリング 51…抜出し防止筒 52…鍔状頂壁 53…内筒 61…筒体 62…折返し筒部 71…押下げ用筒 72…肩部 73…拡開筒部 74…上方小
径部 81…ステム嵌着筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 茂 東京都江東区大島３の２の６ 株式会社吉 野工業所内 Ｆターム(参考） 3E014 PA01 PB03 PC03 PC04 PC07 PD11 PE25 3E084 AA04 AA12 AB06 BA02 CA01 CB02 DA01 DB12 EA04 EB02 FA09 FB01 GA04 GB04 KB01 LB02 LD12 LD16 LD27 LG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 柄付き櫛を中空として、柄下端に付設し
    たキャップ状部を、デラミ容器体の口頚部外面へ嵌合さ
    せ、かつ容器体内液体を上記柄内を通って櫛歯から流出
    させることが可能に設けた櫛付き塗布容器において、 上記柄32とキャップ状部21とを分離して、キャップ状部
    21からシリンダ11をデラミ容器体１内へ垂下すると共
    に、柄32から上記シリンダ11内へステム41を垂下して該
    ステム下端部に筒状ピストン44を付設し、上記デラミ容
    器体1及びキャップ状部21に対して、柄付き櫛31を介し
    て筒状ピストン44付きステム41を上方付勢させかつ上下
    可能に形成したことを特徴とする櫛付き塗布容器。
  2. 【請求項２】 上記柄32の下部から側外方へ押下げ棒34
    を突出したことを特徴とする、請求項１記載の櫛付き塗
    布容器。
  3. 【請求項３】 上記シリンダ11上部内へ、該シリンダ上
    端部へ固着させた筒状ピストン抜出し防止筒51を嵌挿さ
    せたことを特徴とする、請求項１乃至請求項２記載の櫛
    付き塗布容器。
  4. 【請求項４】 上記キャップ状部21は、上記デラミ容器
    体１の口頚部５外面へ周壁23下半部を嵌合させると共
    に、該周壁中間部から突出した内向きフランジ状壁25,2
    7の内周部を上記シリンダ11へ連続形成しており、か
    つ、上記柄32の下端部を拡開させて、該拡開筒部73を上
    記キャップ状部周壁23の上半部内へ上下動自在に嵌合さ
    せると共に、上記下端部を除く柄部分と拡開筒部との間
    に押下げ操作用の肩部72を介在させ、かつ上記拡開筒部
    73内面へ上記ステム41上端部に付設した外向きフランジ
    46外縁を液密に嵌合させると共に、該外向きフランジ下
    面と上記内向きフランジ状壁25,27との間に上方付勢用
    のスプリング48を介装したことを特徴とする、請求項１
    記載の櫛付き塗布容器。
  5. 【請求項５】上記デラミ容器体１の外側層1Aを、保形性
    を有する剛性層としたことを特徴とする、請求項１、請
    求項２、請求項３、又は請求項４記載の櫛付き塗布容
    器。
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