JPH11253225A - 染髪具 - Google Patents

染髪具

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JPH11253225A
JPH11253225A JP8302598A JP8302598A JPH11253225A JP H11253225 A JPH11253225 A JP H11253225A JP 8302598 A JP8302598 A JP 8302598A JP 8302598 A JP8302598 A JP 8302598A JP H11253225 A JPH11253225 A JP H11253225A
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JP
Japan
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hair dye
cylinder
hair
comb
discharge pump
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Application number
JP8302598A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Tsunoda
義幸 角田
Toru Hara
透 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 染髪液剤の充填、該液剤流路の洗浄、内容液
剤の減少に伴い大気圧で移動する摺動ピストンの位置調
整等を行いうる染髪具を提供すること。 【解決手段】 染髪液剤の収納筒に、吐出ポンプと染髪
くし体との結合アセンブリを着脱自在に組み付け、かつ
前記収納筒の下端に嵌着した端板に中央開孔を設け、収
納筒内の摺動ピストンの内腔に前記中央開孔を対峙させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪を希望色調に
染色するため、希望色調の染髪液剤を収納筒内に収納し
ておき、該収納筒に取り付けた染髪くし体から染髪液剤
を吐出しながら櫛けずることにより染髪する染髪具の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】自宅で頭髪を簡単に、希望色調に染色す
る染髪具としては、実開平6ー46604号公報にも示
されているごとく、染髪液剤の収納された収納筒の一端
に、該液剤の吐出ポンプが嵌着,固定され、該吐出ポン
プの吐出口には、個々のくしに染髪液剤の吐出孔が開設
されている染髪くし体が取り付けられ、前記収納筒の下
端には、染髪液剤の減少に伴って、大気圧の作用で吐出
ポンプ側へ自動的に作動する摺動ピストンが内装された
染髪具や、特開平9ー28446号公報に示されるごと
く、手指で押圧できる容器端に染髪くし体を着脱できる
ように取り付け、取り外した染髪くし体に、別体の蛇腹
状容器を組み付け、該くし体を洗浄するようにした染髪
具が知られている。
【0003】前記実開平6ー46604号公報に示され
るものは染髪くし体と、染髪液剤の収納筒との着脱なら
びに染髪液剤の補充,染髪具内部の洗浄等が困難である
ほかに、ポンプ圧が直接くし体の吐出口に作用すると
か、染髪くし体の配設位置に制限がある等の問題がある
し、特開平9ー28446号公報に示されるものは染髪
くし体の洗浄に、別部材たる蛇腹状容器を必要とすると
いう問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の染髪具の
有する問題に鑑み、本発明は収納筒内の染髪液剤を使い
切った後の染髪液剤の再注入,再使用ならびに個人の好
みに合わせて調合した色調の染髪液剤を、必要量だけ収
納筒内へ注入し、充填することが可能であると共に、収
納筒および吐出ポンプと染髪くし体との内部を簡単に洗
浄することもでき、しかも頭髪を梳きやすく、染髪液剤
の塗着も、平均的に容易かつ確実に行いうる染髪具を提
供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明では、染髪液剤の収納筒の一端に染
髪液剤の吐出液路を有する染髪くし体の取り付けられた
吐出ポンプを着脱自在に配設し、該染髪液剤の収納筒の
他端に、中央開孔を有する端板を取り付け、前記収納筒
内には、内腔を前記端板側に連通させた摺動ピストンを
摺動自在に嵌挿したという構成の染髪具とした。
【0006】前記構成であるから、請求項1の発明で
は、収納筒内の染髪液剤を使い切った際に、吐出ポンプ
と染髪くし体とを一体として収納筒から取り外し、収納
筒内の摺動ピストンを、棒体等で中央開孔を有する端板
側へ押し下げて水あるいは洗浄液を注入したうえで、再
びポンプと染髪くし体とを取り付け、吐出ポンプを作動
させるか、染髪くし体の取り付けられた吐出ポンプを水
または洗浄液中で作動させると、水または洗浄液が吐出
ポンプを経て染髪くし体から流出するので、これらの諸
部材内部が洗浄される。収納筒が単独で洗浄できること
は勿論である。
【0007】洗浄後、水洗,乾燥させたうえで再び吐出
ポンプと染髪くし体とを一体として収納筒から取り外
し、収納筒内の摺動ピストンを、吐出ポンプ等を取り外
した開口部から棒体等で端板側へ押し下げ、前回使用の
染髪液剤と同種のものを使用したい量だけ注入して吐出
ポンプと染髪くし体とを取り付ければ直ちに前回同様に
再使用することができる。
【0008】異色調の複数の染髪液剤を混合して希望色
調の染髪液剤を調製した際には、該調製した染髪液剤を
洗浄した収納筒内へ注入すれば良く、また注入液量が、
収納筒の容量より少量であるときには、端板の中央開孔
から棒材等を挿入し、ピストンを押し上げ、収納筒の収
容量を調製液剤量と等しくしたうえで注入し、吐出ポン
プと染髪くし体とを取り付けることにより、異色の染髪
液剤を用いて染髪することができる。すなわち、本発明
によれば、単一の染髪具の再使用により、多数の色調の
異なる染髪液剤による染髪を行うこともできるし、注入
液量が少量のときの吐出ポンプの空打ち、すなわちポン
ピング数を減少させうる。なお、前記ピストンの押し上
げを行わず、染髪液剤の注入後に空打ちすなわちポンピ
ングを繰り返してピストンを上昇させることもできる。
【0009】請求項2の発明では、染髪くし体の液剤流
入口と吐出ポンプの液剤吐出口とが垂直投影で重ならな
い位置において連通液路で連通させられているので、吐
出ポンプの吐出圧の不同が連通液路で緩衝され、染髪く
し体からの染髪液剤の吐出量が概ね均等化される。
【0010】また液剤流入口と液剤吐出口とが垂直投影
で重ならないことにより、染髪くし体を、収納筒外側面
に近接した位置に配置でき、収納筒軸線と平行する方向
に配置することも可能となり、染髪くし体の全部のくし
による染髪が容易となる。
【0011】請求項3の発明では、染髪くし体が、個々
のくしの横幅Wと厚さTとの比率が1:0.2〜0.3程度、
隣接するくしの中心間距離が厚さTの1.5〜2倍程度の
すきぐし構造とされているので、合成樹脂による成形が
容易で、しかも十分な髪すき効果を発現でき、良好に染
髪できる。
【0012】請求項4の発明では、染髪くし体に列設さ
れている個々のくしの、互いに対向している側面先端寄
り部位に、吐出ポンプから送られる染髪液剤の流路に連
通した吐出口を開設したので、染髪しやすい染髪具とな
った。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は請求項1,請求項2,請求
項3および請求項4の各発明を併せ実施した1態様の要
部を断面として示した側面図であって、染髪具1は、染
髪液剤の収納筒2と収納筒2の一端、図示例では上端に
ネジ部40で着脱自在に取り付けられた吐出ポンプ3
と、吐出ポンプ3にアンダーカット部4で取り付けられ
た染髪くし体5と、収納筒2の他端、図示例では下端に
嵌着された端板6とで構成されており、後述するコイル
バネ7以外は合成樹脂製とされている。
【0014】吐出ポンプ3は、ネジ部40で収納筒2に
螺着される外筒8と一体にシリンダ室9が形成されてお
り、シリンダ室9の底部にはシリンダ室9内へのみ開く
逆止弁10が形成されている。
【0015】シリンダ室9内には主ピストン11と副ピ
ストン12とが組み込まれ、主ピストン11は、摺動筒
13の下端に形成されており、摺動筒13は作動部14
内に固定された摺動筒15に固定されている。
【0016】副ピストン12は拡大図たる図2に示され
るごとく、シリンダ室9の内周壁16と摺動筒15の下
端内周面17とに密接する内外2個のスカート部18,
19とを有し、後述するごとく、上下摺動自在に主ピス
トン11の上部に配設されている。
【0017】吐出ポンプ3の外筒8とシリンダ室9との
間には、バネ受20が嵌着されており、その内側壁21
の上端はシリンダ室9の内周壁16の上部内周面に嵌着
されたストッパ環22とされており、前記副ピストン1
2の外側のスカート部19の上端と接し副ピストン12
のアプローチエンドを規定している。
【0018】バネ受20と摺動筒15の下面との間に、
前記コイルバネ7が配置され、作動部14を常時アプロ
ーチエンドに保持しており、指頭で作動部14を押し下
げると、作動部14はコイルバネ7を圧縮させながら外
筒部23の下端24が外筒8の内側段部25に当接する
まで降下する。この位置が主ピストン11のストローク
エンドとなり、前記コイルバネ7で作動部14が押し上
げられ、図示省略のストッパで定位させられた位置が、
主ピストン11のアプローチエンドとなる。
【0019】前記摺動筒13の周壁には開口部26が設
けられ、該摺動筒13の上端は液剤吐出口27とされて
作動部14の連通液路28に開口している。
【0020】前述の摺動筒15の下端29は、摺動筒1
3の下端の主ピストン11より上方に位置しており、ま
た該下端29は図2に明示されるように、副ピストン1
2の内外2個のスカート部18,19の結合部30の直
上に位置させられている。
【0021】作動部14にアンダーカット部4で取り付
けられている染髪くし体5は、主幹部31と、主幹部3
1に植設された多数のくし32とで構成されており、主
幹部31の全長にわたって形成された液路33が下端の
液剤流入口41で作動部4の連通液路28に連通されて
いる。
【0022】また前記液路33の下端の液剤流入口41
と摺動筒13の上端の液剤吐出口27とは、吐出ポンプ
3の軸心方向の垂直投影において、図2に明示されるご
とく重ならない位置に配置されている。このため、液剤
吐出口27から吐出された液剤は、連通液路28内に吐
出されたのち、液剤流入口41へ流動し、流入するの
で、吐出ポンプ3の吐出圧が、染髪くし体5の液路33
へ直接作用し、後述するくし32の吐出口37から吐出
される液剤の脈動的な挙動を緩和することができる。
【0023】前記くし32は、図3,図4および図5に
示されるごとく、複数のくし、図示例では16枚のくし
32が基部34の直上位置の連結部42で一連に連続さ
せられており、前記基部34は細円筒形とされ、染髪く
し体5の主幹部31の植設孔43に嵌入,固定されい
る。
【0024】各くし32は基部34から先端部35の近
傍まで液路36が形成されており、液路36の先端は、
先端部35寄り部分において隣接するくし32の互いに
対向している側面に開口する吐出口37に連通してお
り、液路36は液路33に連通させられている。
【0025】染髪くし体5のくし32は、所謂すきぐし
作用を生じうる構造とされており、図示実施例では図5
に示す横幅Wが7.1mm、図4に示す厚さTが2mm、隣接
するくし32の中心間距離が3.5mmに設定されている
が、合成樹脂製のすきぐしとしてすきぐし機能を発揮す
るための条件としては、前記横幅Wと厚さTとの比率が
1:0.2〜0.3の範囲であることが、すきぐし構造として
好ましく、前記比率が1:0.2以下では成形が困難とな
り、1:0.3以上では、くし32が厚く、大形となり、
すきぐしとしての機能が失われる。また隣接するくし3
2の中心間距離は厚さTの1.5〜2倍程度がすきぐし構
造として好ましく、1.5倍以下では成形が困難となり、
2倍以上ではすきぐし機能が失われる。
【0026】収納筒2内には摺動ピストン38が嵌着さ
れて収納筒2の底部を形成しており、また収納筒2の下
端には、中央開孔39を有する端板6で嵌着されてい
る。
【0027】本発明に係る染髪具1は、収納筒2内に所
定色調の染髪液剤が所定量充填された状態で使用者に渡
り、使用者が指頭で作動部14を押し下げることによ
り、吐出ポンプ3を作動させて、染髪液剤をくし32の
吐出口37から吐出させ、頭髪を櫛けずることにより染
髪するものである。
【0028】作動部14が矢印Xで示すごとく押し下げ
られると、摺動筒15と摺動筒13とは下降するが副ピ
ストン12は他部材と結合されていないので、原位置に
留まり、主ピストン11と離れ、シリンダ室9が摺動筒
13の開口部26を介して該筒13の内腔と作動部14
の連通液路28とに連通する。
【0029】シリンダ室9内への摺動筒13の下降によ
りシリンダ室9内の液圧が上昇するので、逆止弁10は
閉となり、シリンダ室9内の染髪液剤は、前記開口部2
6から液剤吐出口27を通って連通液路28に流入す
る。摺動筒13と15との下降が進行すると、摺動筒1
5の下端29が副ピストン12の結合部30に当接し、
この時点から副ピストン12も下降し、シリンダ室9内
の液圧は上昇しつづけ、染髪液剤の連通液路28への流
入が継続される。
【0030】連通液路28へ流入した染髪液剤は、染髪
くし体5の主幹部31の液剤流入口41と液路33とを
経てくし32の液路36に流入し、吐出口37から吐出
されて染髪に供される。
【0031】作動部14への押圧を解くと、作動部14
はコイルバネ7の復元弾性で上昇させられ、摺動筒1
3,15も上昇し、主ピストン11の上昇によってシリ
ンダ室9内が負圧とされ、逆止弁10が開き、収納筒2
内の染髪液剤がシリンダ室9内へ吸い上げられる。摺動
筒15の上昇によりその下端部29が副ピストン12か
ら離間するので、主ピストン11が副ピストン12の下
部に当接した時点から副ピストン12も主ピストン11
に伴われて上昇し、シリンダ室9内への染髪液剤の吸い
上げが継続し、主ピストン11がコイルバネ7の力でア
プローチエンドに達した時点でシリンダ室9は密閉さ
れ、図1に示す染髪液剤の吐出に備えられる。
【0032】シリンダ室9内への染髪液剤の吸い上げが
行われるごとに、収納筒2内は減圧されるので、摺動ピ
ストン38は、端板6の中央開孔39を経て作用する大
気圧の作用により吐出ポンプ3側へ摺動し、収納筒2内
の液圧を大気圧と等圧に維持する。
【0033】染髪の繰り返しにより収納筒2内が空とな
ったとき、ネジ部40をねじ戻して吐出ポンプ3と、染
髪くし体5とを取り外し、形成された収納筒2の上部の
開口部から棒体を挿入して摺動ピストン38を収納筒2
の最下部まで押し下げ、収納筒2内へ水あるいは適宜の
洗浄液を注入し、取り外した吐出ポンプ3と染髪くし体
5とを再び螺着し、作動部14の作動を繰り返すことに
より、収納筒2内と、吐出ポンプ3および染髪くし体5
内の染髪液剤の流路全体が洗浄される。
【0034】この洗浄は、吐出ポンプ3と染髪くし体5
との組み合せ体を、水または洗浄液の入れられた容器内
に浸漬し、作動部14を作動させることと、該容器内に
収納筒2を浸漬して揺振させることとによっても達成で
きる。
【0035】収納筒2、吐出ポンプ3、染髪くし体5の
洗浄,乾燥が完了した時点で、摺動ピストン38を再び
収納筒2の最下部まで押し下げ、予備の染髪液剤を収納
筒2内へ注入し、2液型の場合は、両液剤を混合させて
注入し、吐出ポンプ3と染髪くし体5とを元のごとく螺
着すれば、染髪具は再び前のごとく使用できる状態とな
る。
【0036】前述の注入する染髪液剤の量が収納筒2の
内容量より少ないときは、端板6の中央開孔39から棒
体等を挿入し、摺動ピストン38を適宜位置まで押し上
げたのち染髪液剤を注入するか、少ない量の染髪液剤を
注入したのち、吐出ポンプ3等の螺着前に、前記摺動ピ
ストン38の押し上げを行ってもよいし、吐出ポンプ3
を螺着したのち、作動部14を押し下げたままの状態で
端板6の中央開孔39から棒状体を挿入し、摺動ピスト
ン38を押し上げてもよく、勿論作動部14の作動の繰
り返したる空打ちすなわちポンピングを繰り返し行って
もよい。
【0037】また色調の異なる複数種の染髪液剤を調合
して希望色調の染髪液剤を作った際にも、前記再注入と
同一操作により、調合染髪液剤の充填された染髪具が容
易に得られる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によると、染髪液剤を使
い切った後には、一体となっている吐出ポンプと染髪く
し体とを染髪液剤の収納筒から取り外すことにより、予
備の染髪液剤を再充填しての再使用、あるいは水または
洗浄液の注入,吐出ポンプ作動による収納筒,吐出ポン
プおよび染髪くし体の染髪液流路の洗浄等を行うとか、
前記取り外した吐出ポンプと染髪くし体とを水または洗
浄液の容器中で作動部を作動させ、また収納筒を該容器
中で揺振させることにより洗浄することができるので、
染髪具の繰り返し使用を可能としうる効果がある。
【0039】また色調の異なる複数種の染髪液剤を自分
で調合し、希望する色調に染髪することも、染髪具の洗
浄,再使用が可能なので個人で好みの色調の染髪を容易
に行いうる効果を奏する。
【0040】染髪液剤を収納する収納筒内の、液剤の減
量に応じて大気圧に押されて移動する摺動ピストンの位
置を端板の中央開孔を利用して容易に行いうるので、注
入し、充填する染髪液剤が収納筒の内容量より少量の場
合の吐出ポンプの空打ち数を減少させうる効果も有す
る。
【0041】請求項2の発明では、染髪くし体の液剤流
入口と、吐出ポンプの液剤吐出口とが、吐出ポンプ軸心
方向の垂直投影で重ならない位置に配置され、連通液路
で連通させられているので、吐出ポンプの吐出圧が直接
染髪くし体の液路33から吐出口37へ作用し、吐出量
が脈動的に変化する挙動を、連通液路28内で緩和させ
ることができる効果を奏する。
【0042】また染髪くし体の液剤流入口が吐出ポンプ
軸心に対し、半径方向外側へ偏倚させることができ、従
って、染髪くし体を染髪液剤の収納筒の1側に近い位置
で、直立した姿勢で配設できるので、染髪くし体のくし
全体を使って満遍なく染髪させることができる効果を奏
し、染髪くし体が前記収納筒の1側に対し、傾斜して配
設されている場合の、染髪くし体の基部寄りのくしの染
髪不良を防止できる効果を奏する。
【0043】請求項3の発明では、個々のくしの横幅W
と厚さTとの比率が1:0.2〜0.3程度とされ、かつ隣接
するくしの中心間距離が厚さTの1.5〜2倍程度とされ
ているので、合成樹脂による成形手段によって染髪くし
体が成形されるにも拘らず、十分なすきぐし機能を発現
できるすきぐし構造を実現でき、横幅Wと厚さTとの比
率が前記下限以下であり、隣接するくしの中心間距離が
前記下限以下となると、すきぐし機能を持つ染髪くし体
の成形が困難となるし、前記各数値の上限以上となると
くしが大型となり、すきぐし機能を発現できなくなる。
なお、個々のくしの横幅,厚さ,中心間距離は、すきぐ
し機能の発現と、合成樹脂成形可能範囲との相関関係内
において適宜選択される。
【0044】また請求項4の発明では、請求項2および
請求項3の両発明との関連で、染髪くし体に列設されて
いる個々のくしの互いに対向している側面の先端部寄り
部分に、染髪液剤の吐出口が開口されているのでくしけ
ずった際に、染髪液剤を頭皮に近い毛髪に付着させるこ
とができ、頭髪を梳きやすく、しかも比較的狭い間隔で
くしが頭髪間を通ることとなり、染髪液剤を満遍なく頭
髪に付着させるための染髪具の操作回数を減少させ、染
髪効率を向上させうる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の一例の一部を断面として示した側面図
である。
【図2】 図1に示すものの要部の拡大断面図である。
【図3】 主幹部に植設されるくし群のみの、図2にお
ける矢視正面図である。
【図4】 図3中A−A線断面拡大図である。
【図5】 図3中B−B線断面拡大図である。
【符号の説明】
1 染髪具 2 収納筒 3 吐出ポンプ 5 染髪くし体 6 端板 27 液剤吐出口 28 連通液路 32 くし 33,36 液路 35 先端部 37 吐出口 41 液剤流入口 T くしの厚さ W くしの横幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】染髪液剤の収納筒の一端に、染髪液剤の吐
    出液路を有する染髪くし体の取り付けられた吐出ポンプ
    が着脱自在に配設され、 染髪液剤の収納筒の他端が中央開孔を有する端板で閉止
    されており、 前記収納筒内には、内腔を前記端板側に連通させた摺動
    ピストンが摺動自在に嵌挿されている染髪具。
  2. 【請求項2】染髪くし体の吐出液路の液剤流入口と、吐
    出ポンプの液剤吐出口とが、吐出ポンプ軸心方向の垂直
    投影において、重ならない位置に配置されて連通液路で
    連通させられている請求項1記載の染髪具。
  3. 【請求項3】染髪くし体が、個々のくしの横幅Wと厚さ
    Tとの比率が1:0.2〜0.3程度、隣接するくしの中心間
    距離が厚さTの1.5〜2倍程度のすきぐし構造とされて
    いる請求項1または請求項2記載の染髪具。
  4. 【請求項4】染髪くし体に列設されている個々のくし
    が、互いに対向している側面の先端部寄り部分に、吐出
    ポンプからの染髪液剤の液路に連通した吐出口を開設さ
    れている請求項1,請求項2または請求項3記載の染髪
    具。
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