JP2006346387A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】入賞ライン数が増加するほど、入賞ラインの形態が複雑になり、どの入賞ラインが有効化されているかが分かり難く、また、9個の図柄位置を瞬時に判断することは、困難であるという問題があった。
【解決手段】全図柄表示領域9個のうち、入賞に関係する図柄表示領域を、左リール3個、中リール3個、右リール中段1個の計7個にし、入賞ラインの形態を横方向3本となるようにしたため、従来の遊技機よりも入賞ライン数が少なくなると共に、その形態も単純にすることができる。さらに、右リール中段に停止する図柄は、どの図柄が停止しても、入賞図柄の組み合わせとして有効とすることにより、左リール及び中リールの上段、中段、下段のいずれか、横方向一直線に2個の図柄が揃うだけで入賞となるため、入賞の有無が認識し易くなる
【選択図】図4

Description

本発明は、図柄が配列された複数のリールを回転表示し、遊技者のリール停止ボタン操作によって、すべてのリールの回転が停止した時に現れる図柄の組み合わせに基づいて入賞が決定され、所定の払出しが行われるスロットマシンに代表される遊技機に関する。
従来のスロットマシンに代表される遊技機は、外周に図柄が配列された3個の回転リールが並列に配置され、遊技機正面の表示窓内には、各リールの図柄が3個ずつ、マトリクス状に表示され、全部で9個の図柄が視認可能になっている。外周に配列された図柄は遊技中に遊技者が図柄を目視しやすいように、各リール内側に設けられたランプ又はLED(以下バックライトという)によって背面から照らされている。
遊技者が、メダル投入口にメダルを投入し、スタートレバーを操作すると、各リールは回転を開始してゲームがスタートする。各リールが一斉に回転を始めると、表示窓には図柄が移動して表示される。
遊技者が移動表示される図柄を見ながら各リールに対応する停止ボタンを操作すると、夫々のリールが停止し、入賞ライン上にいずれかの図柄が停止する。
入賞ラインは5本設けられており、メダルの投入枚数が1枚、2枚、3枚と増えるに伴って、有効となるラインの本数も1本、3本、5本と増えるようになっている。その結果、有効となっている入賞ライン上に所定の図柄組み合わせが揃うと入賞となり、メダルの払出しが行われる。
遊技者は、内部当選が報知された場合等に、その当選している役に対応する図柄を、有効となっている入賞ライン上に停止させるように、タイミングを計って停止ボタンを操作する。
そして有効となっている入賞ライン上に、入賞役に対応する図柄を揃え、入賞させることができれば、その役に対応する枚数のメダルの払出しを受けることができる。また、役に対応する図柄を揃えることができなければ投入したメダルを失うことになる。
図柄組み合わせの種類に対応する入賞役(役物ともいう)は、予め決められており、それらの図柄を入賞ライン上に停止させ、入賞させることができた場合には、その役に応じて払出しが行われる。停止した図柄がビッグボーナス(BB)、或いはレギュラーボーナス(RB)図柄であった場合は、それぞれBB遊技、或いはRB遊技等の特別遊技に移行でき、遊技者に大きな利益が付与される。ボーナスゲームは、それぞれ所定の遊技構成が設定されており、例えば、RB遊技は、所定の役物を高確率で入賞させることが可能であり、入賞毎に、例えば、15枚のメダルが払出される。RB遊技は最大12回のゲーム数を消化するか、或いは最大8回の入賞が達成されることにより終了となる。BB遊技は、小役が高確率で発生するBB中一般ゲーム(小役ゲームとも言う)と上記RB遊技を組み合わせたものであり、BB遊技中一般ゲームを30回消化するか、BB遊技中のRB遊技が3回実行されると終了なる。尚、近年、BB遊技中のメダル獲得枚数が規定の上限値に達したことを条件に、BB遊技を終了させるようにしたものもある。
さらに、上記特別遊技状態とは異なる遊技状態であって、所定の開示条件が成立した場合に、所定の確率で発生する特殊遊技モードがある。この特殊遊技モードとしては、例えば、複数のリールのうち、少なくとも1つのリールを無制御にし、遊技者の停止ボタンの操作タイミングによってリールを停止させるCT(チャレンジタイム)や、メダル、或いはクレジットを賭けることなく、次回のゲームを開始できるリプレイゲームを、所定回数、又はその他の所定終了条件が成立するまで継続して実行でき、リプレイ当選確率が、通常遊技状態における当選確率よりも高確率に設定されたRT(リプレイタイム)と呼ばれるものがある。
内部抽選による役物の抽選確率は、射倖性が適正の数値範囲内となるように、遊技状態や、メダルの賭け数に対応して予め設定されている。特に遊技者に大きな利益を付与するボーナス役の当選確率の違いは、遊技者によって投入されたメダル数と遊技者に対して払い出されるメダル数の比率(以下ペイアウト率)に大きな影響が出るため、これらの設定値は、従業員が、遊技機毎に設定手段を操作し、例えば、6段階の設定の中から一つの設定値を選択して設定することができるようになっている。
また、一般的に、通常遊技状態において、入賞役に当選した場合、その入賞役に対応する当選フラグが設定され、所定の範囲内(例えば、4コマ以内)で引き込み制御をすることにより、入賞図柄を入賞ライン上に停止させるように制御される。従って、当選フラグが設定されている場合であっても、遊技者のリール停止ボタンの操作タイミング(目押し)が悪ければ、入賞図柄が引き込まれずに外れとなる場合がある。特に、特別遊技役の当選フラグは、そのゲームで入賞しなかった場合でも、次回以降のゲームで入賞するまで、当選フラグは持ち越されるが、その他の入賞役(小役等)は、当選フラグが設定されたゲームで入賞しなかった場合は、当選フラグが消滅してしまうため、目押しができない遊技者にとっては、小役の取りこぼしによる損失感が増大することになる。
上述したような従来の遊技機では、入賞ラインが、最大で5通りであるため、遊技の変化が乏しく、遊技性に制約を受けるという問題があった。また、入賞ライン数を少なくすると、目押しができない初心者が、入賞ライン上に入賞役の図柄を停止させることが困難になるという問題があった。こうした問題を解決するために、特開2002−263255及び実登3062079において、入賞ライン数を増やすことができる技術が開示されている。
特開2002−263255号公報 実登3062079号公報
しかしながら、入賞ライン数が増加するほど、入賞ラインの形態が複雑になり、どの入賞ラインが有効化されているかが分かり難く、また、9個の図柄位置を確認しながら、どの入賞ライン上に図柄を停止させればよいかを、瞬時に判断することは、特に、初心者の遊技者にとっては、困難である。本発明は、こうした問題を解決するために、入賞ライン数を減らして、単純な形態とするとともに、目押しができない遊技者の停止ボタン操作の負担を軽減させることができる遊技機を提供する事にある。
外周に図柄を配列した複数のリールと、前記複数のリールを個々に回転させるためのリール駆動手段と、前記複数のリールに対応し、前記複数のリールを個々に停止させるための複数のリール停止手段と、前記複数のリールを3列に並列させ、各リールの図柄を3個ずつ、9図柄をマトリクス状に表示可能な図柄表示領域と、遊技毎に抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段による抽選の結果、所定の入賞役に内部当選し、複数の入賞ラインのうち、有効な入賞ライン上に図柄が停止した場合に、前記所定の入賞役に対応するメダルの払出しを行う遊技制御手段とを備えた遊技において、
前記図柄表示領域のうち、一部は前記入賞ラインを構成する有効領域とし、その他を前記入賞ラインを構成しない無効領域として設定可能なことを特徴とする。
前記図柄表示領域は、前記複数のリールのうち、右リールの上段及び下段のみを無効領域として設定することを特徴とする。
前記入賞ラインは、前記各リールの前記有効領域のうち、横方向に構成される3ラインとしたことを特徴とする。
前記入賞ラインを構成する前記有効領域のうち、並列する前記複数のリールの右リール中段に停止する全ての図柄を、前記所定の入賞役の図柄組み合わせとして構成することを特徴とする。
このような構成とすることにより、全図柄表示領域9個のうち、入賞に関係する図柄表示領域が、左リール3個、中リール3個、右リール1個の計7個に減少するため、遊技者は、遊技中に注視しなければならない領域が狭くなり、どこに入賞図柄が停止したかが認識し易くなる。
また、入賞ラインの形態が横方向3本、略水平一直線となるため、従来の遊技機よりも入賞ライン数が少なくなると共に、その形態も単純にすることができる。よって、遊技者は、入賞ラインと各リールの図柄表示領域に表示される図柄との関係を把握し易く、遊技中の図柄表示領域に神経を集中させる上での負担を軽減することができる。
さらに、右リール中段に停止する図柄は、どの図柄が停止しても、入賞図柄の組み合わせとして有効とすることにより、左リール及び中リールの上段、中段、下段のいずれか、横方向一直線に2個の図柄が揃うだけで入賞となるため、入賞の有無が認識し易くなる。また、入賞ライン上に図柄を停止させるための停止ボタンの操作タイミングも、左リール及び中リールの2つのリールに対してのみ、注意すればよいため、停止ボタン操作の煩わしさを軽減することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を、添付図面を参照して説明する。尚、同一の構成部分については、同一の符号を記すものとする。
図1は、本発明によるスロットマシンの一実施形態の外観を示す正面図であり、図2は、図1のスロットマシンの前扉を開放した状態で視認される内部構造を示す正面図である。また、図3は、本発明によるスロットマシンの一実施形態の遊技処理制御回路を示す概略ブロック図である。
図1、図2及び図3において、スロットマシン本体1の前扉2には、前面パネルが取り付けられており、この前面パネル内の透明な3つの表示窓7、8、9を通して、スロットマシン本体内部に並設されている3個のリール4、5、6を観察できる。各リールの外周面には、例えば21個の図柄が等間隔で配列されており、図柄は、レギュラーボーナス図柄(RB)、小役図柄、リプレイ図柄等から構成され、各リールはそれぞれ異なる図柄配列となっており、表示窓7、8、9からは、各リールの上段、中段、下段にそれぞれ描かれた3個、合計9個の図柄を視認可能となっている。
表示窓7〜9には、入賞ラインが横方向に3本(L1、L2、L3)のラインが表示されるようになっている。各リールが順次停止し、この入賞ライン上のいずれかに特定の図柄が揃った場合に入賞となり、所定のメダルの払出しが行われる。
入賞ライン数は、メダル投入口3から投入されたメダル枚数、或いは、クレジットメダル表示部20にメダルがクレジットされている場合には、BETスイッチ49の押下操作によって設定されたメダル投入数に応じて有効本数が異なる。例えば、1枚のメダルが投入された場合は、入賞ライン表示ランプ10の数字「1」が点灯し、1本の入賞ラインL1が表示され、2枚のメダル投入があった場合は、数字「2」が点灯し、2本の入賞ラインL1、L2が表示さる。そして3枚のメダルが投入されると数字「3」が点灯して、L1、L2、L3の3本全ての入賞ラインが表示される。
前扉2の両側にはサイドランプ18及びサイドスピーカー11、上方には上部ランプ16、また表示窓7〜9の上部には液晶表示部17が設けられ、表示窓の下方右側にゲーム回数や入賞回数等を表示するためのLED表示部23、24が設けられている。これらは各駆動回路を介して駆動され、ゲーム中の一般的な入賞報知やマシン動作の効果音、効果サウンド等出力する他、様々な内部抽選の結果を遊技者に報知するための表示手段を構成している。なお、ゲーム中の内部当選の報知は、上記表示手段の他に、別途個別の専用の告知表示部を設け、そこで行わせるようにしてもよい。
スロットマシン1の前面中央には、各リール4〜6を回転させるための可変表示始動手段であるスタートレバー12が設けられ、更に、各リールの回転を停止させるためのリール停止手段であるリール停止ボタン13〜15が各リールに対応して3個設けられている。
また、スロットマシンの前面下部には、メダル受皿25が設けられており、投入されたメダルを返却する返却口(図示せず)や入賞時に獲得したメダルを払い出すメダル払出口(図示せず)から排出されたメダルを貯留するためのものである。
図2において、リール4〜6は、リールユニット26として構成され、各リール毎にリール駆動手段の一部であるステッピングモータ27が連結されており、このステッピングモータの駆動によって各リールを回転させ、各表示窓7〜9内にそれぞれリール4〜6を移動表示させる。各リール4〜6の内部には3個のランプケース28がそれぞれ設けられており、各ランプケース内にバックライト29が取り付けられている。各バックライトはランプ駆動回路(図示せず)を介して個別に点灯制御され、各リール毎に3個ずつ図柄を背面から照らすことができる。
また、リールユニットの下方には、メダルホッパー30と電源ユニット31が設けられている。電源ユニット31は、内部抽選の当選確率の設定値(例えば設定1から設定6までの6段階)を変更するための設定段階選択スイッチ32、設定スイッチの操作を有効とするための設定キースイッチ33等を備えている。
図3において、制御部はメイン制御部34とサブ制御部35とを備えている。メイン制御部はCPU36、クロック発生回路37、ROM38、RAM39、抽選処理部40、遊技制御部41、遊技数カウント部42、サブ制御部にデータを送出するための送出タイミング制御回路43及びデータ送出回路44等から主に構成されている。CPU36は入力ポート45及び出力ポート46を備えており、入力ポート45を介してメダルセンサ47、第1、2、3リールストップボタン操作部13〜15、スタートレバー12、第1、2、3リールインデックス48、BETスイッチ49等が接続されている。また、出力ポート46には、メダルブロックソレノイド50、スタートレバーLED51、BET表示ランプ21、LED表示部23、24、第1、2、3リールステッピングモータ27等の周辺装置が電気的に接続されている。各リールモータ27は、リール4〜6と同軸で連結されており、一定のステップ角で各リール4〜6を回転させる。リールインデックス48は、各リール4〜6が一回転する毎に発生するリセットパルスを検出し、その所定の基準位置からの回転角度をリールの回転位置として計数し、その計数値がCPU36に入力される。
また、ROM38には、スロットマシンで実行されるゲームシーケンスプログラムの他、図柄テーブル、入賞組み合わせテーブル、抽選確率テーブル等、固定データが格納されており、RAM39は、CPU36が実行するプログラムの一時的なデータ記憶領域として使用される。
一方、サブ制御部35は、CPU54、音声LSI55、データ入力回路56、クロック発生回路57、制御用ROM58、RAM59、音声用ROM60、アンプ回路61等を備え、液晶(ドット)表示装置17、上部ランプ16、サイドランプ18、リールバックライト29、及びスピーカー11等が接続されている。
CPU36は、ゲームの状況に応じて、データ送出回路44に出力タイミング情報信号を出力し、データ送出回路44に出力されたこの出力タイミング情報信号を一時的に蓄えた後、送出タイミング制御回路43からの出力信号に基づいて、サブ制御部35のデータ入力回路56に出力する。
さらに、CPU36は、ゲームの進行状況に応じて、ROMに記憶されている固定データの中から必要なデータを呼び出すと共に、入出力ポートに接続されている各周辺機器からの入出力信号に基づいて遊技機の動作を制御している。
次に本発明のゲーム方法の概要を説明する。遊技者は、メダル投入口3からメダルを投入するか、クレジット表示部20にクレジットされたメダルがある場合にはBETスイッチ49を操作して投入するメダル枚数を任意に決定する。その投入されたメダル枚数に応じて入賞ラインが有効化され、スタートレバー12の操作によってゲームがスタートする。スタートレバー12が操作されるとリール4〜6が順次回転を開始し、遊技者は各リールに対応する各停止ボタン13〜15を操作してリールの回転を停止させる。通常、スタートレバー操作後に行われる内部抽選の結果、所定の入賞役(役物ともいう)に当選し、且つ、全てのリールが停止した時に特定の図柄が3本の入賞ラインのいずれかに沿って揃った場合に入賞となる。図柄組み合わせの種類に対応する役は、予め決められており、その役に応じてメダルの払出しが行われる。
入賞ライン上に停止した図柄の組み合わせが、レギュラーボーナス(RB)図柄であった場合は、RB遊技に移行でき、更なる払出しの増加が期待できる。RB遊技は、全部で12回のゲームを実行することができ、この間に所定役物の図柄組み合わせが高確率で発生する。12回のゲームのうち、8回所定の役物の入賞があった場合にRB遊技が終了するものである。
また、入賞ライン上に停止した図柄の組み合わせが、ビッグボーナス(BB)図柄であった場合は、BB遊技に移行できる。BB遊技は、BB遊技中に高確率で発生する小役を獲得していくBB中一般ゲーム(又は小役ゲーム)と称されるものと、上記RB遊技をセットにして構成された特別ゲームであり、BB中の一般ゲームの遊技回数及びBB中RB遊技の移行回数が上限値(例えば、それぞれ30回と3回)に達した場合、又は、BB遊技中におけるメダル獲得枚数が上限値(例えば400枚)に達した場合に終了する。
小役図柄の場合は、フラグが持ち越されないため、そのゲームでそれぞれの図柄を停止させることができた場合のみ所定の払出しが行われてゲームが終了となる。リプレイ図柄の場合はメダルを投入することなしに再度ゲームをスタートさせることができる。
入賞役の内部抽選の結果は、複数の報知形態で遊技者に告知される。その一つはリーチ目予告であり、リーチ目とは、ボーナスフラグが成立している時にのみ出現するようリールが停止制御される図柄組み合わせ(出目)であって、このリーチ目は機種によっては百種類以上存在する。熟練した遊技者はこのリーチ目を覚えることによって、ボーナスフラグの内部当選を瞬時に判別することができる。
また別の報知形態としては、遊技者が内部当選の有無を判別し易いように、視覚、聴覚、触感で遊技者に報知する表示手段を備えている。例えば、上部ランプ16、サイドランプ18、リールバックライト29、及び専用の告知ランプ(図示せず)等を点灯、点滅表示したり、スピーカー11から特定のサウンドを出力したり、さらには、液晶表示装置17等を設けて演出表示される。さらに、リール4〜6が回転を停止するときに通常回転とは異なる動作、例えば、逆回転や振動させて停止するように制御させることも可能である。また、これらの様々な手段を組み合わせることによって、入賞役の内部当選の発生を異なる確率で遊技者に知らせることができる。例えば、専用の告知ランプが点灯したときは、100%の確率で所定の入賞役に内部当選していることを遊技者に告知し、その他例えばリールのバックライトの点滅パターンとスピーカーから出力される遊技音の組み合わせによっては、所定の入賞役に100%内部当選している場合もあるし、内部当選していない場合(ガセ)もあるという、擬似演出を表示させることも可能である。
さらには、液晶表示装置では、所定の入賞役の内部当選の確率を、動画像を用いた複数の演出パターンの中から所定の選択条件に基づいて一つ、或いは複数のパターンの組み合わせを選択して演出表示することができる。
図4は、本発明の実施に係る遊技機の入賞ラインの形態を例示した図である。本実施例における入賞ラインは、左リール4を視認可能な表示窓7の上段、中リール5を視認可能な表示窓8の上段及び右リール6を視認可能な表示窓9の中段を結ぶラインと、左リール4を視認可能な表示窓7の中段、中リール5を視認可能な表示窓8の中段及び右リール6を視認可能な表示窓9の中段を結ぶラインと、左リール4を視認可能な表示窓7の下段、中リール5を視認可能な表示窓8の下段及び右リール6を視認可能な表示窓9の中段を結ぶラインとの、合計3本のラインによって構成される。
このように、入賞ライン数を、一部が平行する横方向の略直線の3本とし、入賞ラインの形態を単純化することにより、遊技者は、入賞ライン及び入賞ライン上に停止する図柄を認識し易くなり、遊技中の負担を軽減することができる。
図5(a)〜(c)は、本発明の実施に係る遊技機の入賞図柄停止パターンを示す図である。本実施例においては、上記した略水平方向の3本の入賞ライン上に沿って、左リールと中リールの同一ライン上に、同一種類図柄が2個停止した場合に入賞となり、図柄組み合わせに対応する所定のメダルが払い出される。
また、右リール6の上段及び下段は、入賞ラインの構成に関係しない無効領域であることを、遊技者が認識し易いように、例えば、右リール6の上段及び下段に対応するバックライトを消灯して、図柄が暗転表示されている状態を例示している。
さらに、右リール6の中段は、入賞ラインを構成する図柄表示領域の一つとして設定されるが、右リール中段に停止する図柄は、どの種類の図柄であっても入賞役を構成する図柄として許容されるため、図5(a)〜(c)の右リール中段には、いずれの図柄でもよいことを示す「ANY」の文字が図示されている。
このように、本発明においては、左リール及び中リールの、それぞれ上段、中段、下段のいずれかに、入賞役として設定されている図柄が2個揃って停止すれば入賞となるものであって、例えば、図5(a)に図示されているように、左リール上段と、中リール上段に、小役ベル図柄が停止した場合、また、図5(b)のように、左リール中段と、中リール中段に、小役ベル図柄が停止した場合、或いは、図5(c)のように、左リール下段と、中リール下段に、小役ベル図柄が停止した場合には、それぞれ小役ベルの入賞となる。
このように、本発明における入賞ラインを構成する図柄表示領域は、実質上、左リール及び中リールの、それぞれ3個、合計6個の図柄表示領域であり、入賞ラインも、左リール及び中リールの、上段、中段、下段の平行する3本のラインとなるため、図柄の停止位置と入賞ラインの関係を認識することが容易となる。つまり、遊技者が遊技中において、常に神経を集中していなければならない図柄表示領域や有効な入賞ラインの数が、従来の遊技機よりも少なくなるため、遊技中における負担を軽減することができる。
また、本発明では、右リール中段は、入賞ラインを構成する図柄表示領域の一つとして設定されるが、右リール中段に停止する図柄、どの種類の図柄であっても、入賞役を構成する図柄として許容されるため、右リールの図柄は実質上入賞に関係することがない。そのため、3個のリールのうち、右リールに関しては、「目押し」する必要がない。つまり、「目押し」といった高等技術が苦手な初心者にとって遊技し易くなるとともに、上級者との技術格差による遊技結果の差を縮小した遊技機を提供することができる。
図6を参照して、本実施例におけるメイン遊技動作について説明する。尚、メイン遊技とは、遊技機を操作して行う1ゲームを示し、スタートレバーの操作から3個のリールが停止するまでを1ゲームとし、さらには、ゲームを実行する上で行われるメダルの投入操作、メダルの賭け数の設定、入賞判定、及びメダルの払出し処理等、通常遊技状態以外の遊技状態に移行するまでの付属的な動作、処理が含まれるものとする。
遊技機に電源が投入されると、再遊技自動投入処理が実行され(ステップ101)、割り込み処理を1回許可(ステップ102)した後、遊技メダルが投入チェック(ステップ103)、投入ボタンチェック(ステップ104)、精算ボタンチェック(ステップ105)、設定キーチェック(ステップ106)、スタートレバーチェック(ステップ107)がそれぞれ実行される。次に、スタートレバーが遊技者によって操作されたかを判定(ステップ108)し、Noの場合は、ステップ102に戻り、Yesの場合は、メダル投入信号を遊技制御基板に送信(ステップ109)し、遊技開始時の設定処理が実行される(ステップ110)。その後、確率抽選処理が行われ(ステップ111)、役物に当選した場合はその役物の内部当選フラグをRAM上の所定の領域に記憶し、次いで、リールの回転処理が実行される(ステップ112)。リールが回転を開始してから一定の時間が経過すると、遊技者はリール停止ボタン操作が可能となり、遊技者によってリール停止ボタンが操作されると、遊技機は、リール停止処理を実行(ステップ113)する。リール停止処理は、具体的には、リール停止ボタン操作が行われるまでリール回転処理を続行し、一方、リールの回転開始から所定時間経過してもリール停止ボタンが操作されない場合には、自動停止処理が実行される。その後、停止した図柄の組み合わせに応じて入賞判定処理が実行される(ステップ114)。
尚、本実施例においては、常時一貫して入賞ライン数を3本として遊技する構成としているが、入賞ライン数及び遊技形態は、これに限定されるものではない。例えば、通常遊技中は、従来通り、5本の入賞ラインで遊技を実行させ、特別遊技中等、通常遊技中以外の他の遊技状態に移行した際に、本発明の実施例に基づく3本の入賞ラインによる遊技に切り替えることも可能である。
さらには、所定の遊技回数を消化した場合、所定の遊技時間が経過した場合、或いは、所定の入賞役に所定回数入賞した場合等、所定の開始条件を設定して、3本の入賞ラインによる遊技に切り替え、所定の終了条件に基づいて3本の入賞ラインによる遊技を終了させるようにすることも可能である。
また、無効領域として設定される右リールの上段及び下段は、通常と同様の状態で表示窓9より図柄を視認可能にしてもよく、また、右リール6の上段及び下段に対応する位置のリールユニットと表示窓の間に、液晶パネルを設置し、無効領域として設定された場合には、不透明或いは半透明状態に切り替え、表示窓9から見え難くなるようにしてもよい。
また、遊技者が図柄及び入賞ラインをより視認し易くするために、表示窓9は、右リールの中段に対応する1つの表示領域のみを視認可能な、小型の表示窓とすることも可能である。
本発明の実施に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の実施に係る遊技機の内部構造を示す正面図である。 本発明の実施に係る遊技機の概略ブロック図である。 本発明の実施に係る遊技機の入賞ラインの形態を例示した図である。 本発明の実施に係る遊技機の入賞図柄停止パターンを示す図である。 本発明の実施に係るメイン遊技処理のフローチャートである。
符号の説明
1…スロットマシン
2…前扉
3…メダル投入口
4、5、6…第1、第2、第3リール
7、8、9…表示窓
10…入賞ライン表示ランプ
11…スピーカー
12…スタートレバー
13、14、15…リール停止ボタン
16…上部ランプ
17…液晶表示装置
18…サイドランプ
20…クレジット表示器
23、24…LED表示器
25…メダル受皿
26…リールユニット
27…ステッピングモータ
28…ランプケース
29…バックライト
30…メダルホッパー
31…電源ユニット
32…設定段階設定スイッチ
32…設定段キースイッチ
34…メイン制御基板
35…サブ制御基板

Claims (4)

  1. 外周に図柄を配列した複数のリールと、前記複数のリールを個々に回転させるためのリール駆動手段と、前記複数のリールに対応し、前記複数のリールを個々に停止させるための複数のリール停止手段と、前記複数のリールを3列に並列させ、各リールの図柄を3個ずつ、9図柄をマトリクス状に表示可能な図柄表示領域と、遊技毎に抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段による抽選の結果、所定の入賞役に内部当選し、複数の入賞ラインのうち、有効な入賞ライン上に図柄が停止した場合に、前記所定の入賞役に対応するメダルの払出しを行う遊技制御手段とを備えた遊技において、
    前記図柄表示領域のうち、一部は前記入賞ラインを構成する有効領域とし、その他を前記入賞ラインを構成しない無効領域として設定可能なことを特徴とする遊技機。
  2. 前記図柄表示領域は、前記複数のリールのうち、右リールの上段及び下段のみを無効領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記入賞ラインは、前記各リールの前記有効領域のうち、横方向に構成される3ラインとしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記入賞ラインを構成する前記有効領域のうち、並列する前記複数のリールの右リール中段に停止する全ての図柄を、前記所定の入賞役の図柄組み合わせとして構成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の遊技機。
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