JP2006324419A - 磁性素子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 巻芯の一方にフランジを有する磁性コアと、絶縁被膜を有するワイヤを前記巻芯に巻回してなるコイルと、前記コイルの末端部に接続される少なくとも2つ以上の端子部材と、底面部と周壁部を有する有底筒状コアとからなる磁性素子において、前記有底筒状コアが、前記磁性コアよりも柔軟性を有するように磁性素子を構成する。
【選択図】 図1
Description
さらに好ましくは、前記有底筒状コアは、実質的に樹脂材料と磁性材料粉末との混合物であって、前記樹脂の混合比率が30wt%から90wt%であり、実効透磁率が、前記磁性コアの実効透磁率よりも低くなるように設定されていることが適当である。
図1に示すように、磁性素子としてのインダクタンス素子1は、磁性コア2と、有底筒状コア3と、コイル4と、端子部材5とから構成されている。
また、周壁部3aの内径d1は、磁性コアのフランジ2aの直径d2よりも若干小さくなるように形成されている。
まず、磁性コア2の巻芯2bに、所望の巻数を有するコイル4を巻回する。次に、コイルの末端部4aを端子部材5の上面部5aへ接合する。次に、有底筒状コア3へ、コイルが巻回された磁性コア2を嵌合・固定する。最後に、端子部材5を、有底筒状コア3の周壁部3aに形成された切欠部3dへ嵌合する。なお、インダクタンス素子1の製造プロセスは、これらのプロセスに限定されることはなく、適宜順序を入れ替えて行うことも可能である。
磁性コアのフランジ2aの外周端面と、有底筒状コアの周壁部3aの上端部の内側面とが接するようにして、インダクタンス素子1が組み立てられている。周壁部3aに設けられた切欠部3dの底面部3b側には、端子部材5が嵌め込まれており、この端子部材5の上部には、コイル4の末端部4aが接触するように配置されている。
磁性コアの巻芯部2bにはコイル4が巻回されており、巻芯部2bの先端部分が有底筒状コア3の嵌合孔3cと嵌合している。このとき、巻芯部2bの先端面と、有底筒状コアの底面部3bの下面が連続するように組み立てられる。底面部3bには、コの字状の端子部材5が嵌め込まれており、端子部材5の上部5aの下面は、底面部3bの上面と接しており、端子部材5の上部5aの上面には、コイルの末端部4aが接触するように配置されている。また、端子部材5の下部5bの上面は、底面部3bの下面と接しており、下部5bの下面は、インダクタンス素子1が実装される実装基板6に接している。これにより、実装基板6から供給される電流は、端子部材5を介して、コイルの末端部4aからインダクタンス素子1に供給される。なお、インダクタンス素子1は、半田付けによって、端子部材5と基板6の接触が保たれるような状態で、電装基板6に実装される。
一方、有底筒状コア3のシリコン樹脂の含有量が90wt%よりも多い場合、耐衝撃性は向上するものの、有底筒状コア3に過度の柔軟性が生じ、磁性コア2を嵌入した際の保持・固定力が低下する。
このことから、樹脂の含有量を30wt%から90wt%と規定することによって、磁性コア2を有底筒状コア3に嵌入した際の保持・固定力と、有底筒状コア3の実効透磁率:μeの均衡を得ることが可能となる。
なお、有底筒状コア3のシリコン樹脂の混合比率を上げることによって、定格電流値が向上する根拠は、磁性コア2と有底筒状コア3に用いる磁性材料を同じものとしても、有底筒状コア3はシリコン樹脂との混錬・硬化物であり、有底筒状コア3の実効透磁率(μe1)が、磁性コア2の実効透磁率(μe2)よりも低くなることで、空隙による磁気ギャップを有している場合と同等の作用を奏しているためである。
図4において、図3と対応する部分には、同一符号を付して重複説明を省略する。
有底筒状コア3の底面部3b’の中央部には、底面部3b’の上面から底面部3b’厚さの略半分の深さの位置に達する嵌合孔3c’が形成されている。嵌合孔3c’の直径は、磁性コアの巻芯部2bの直径よりも、若干小さくなるように形成されている。このようにすることで、磁性コア2と有底筒状コア3とを組み合わせたときに、巻芯部2bと嵌合孔3c’との嵌合を確実に行うことができ、磁性コア2と有底筒状コア3を組み合わせる際の組み付け性を向上させることができる。また、本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コアの底面部3b’の下面、すなわち、底面部3b’の実装基板6に対向する面を、全て柔軟性を有する部材で覆うことができるので、実装基板6側からの衝撃に対するインダクタンス素子1の耐衝撃性を向上することができる。
図5において、図3と対応する部分には、同一符号を付して重複説明を省略する。
有底筒状コアの底面部3b’’中央部付近の上面と、磁性コアの巻芯部2b’’先端面が合致するように、有底筒状コア3と磁性コア2が組み立てられている。また、有底筒状コア3の周壁部3bの内径d1が、磁性コアのフランジ2aの直径d2よりも約500μm程度小さくなるように形成されている。このようにすることで、磁性コア2と有底筒状コア3を組み合わせる際の組み付け性を向上させることができる。また、有底筒状コアの底面部3b’’の全てを、柔軟性を有する部材で形成することができるので、実装基板6側からの衝撃に対するインダクタンス素子1の耐衝撃性を向上することができる。
Claims (3)
- 巻芯の一方にフランジを有する磁性コアと、
絶縁被膜を有するワイヤを前記巻芯に巻回してなるコイルと、
前記コイルの末端部に接続される少なくとも2個以上の端子部材と、
底面部と周壁部を有する有底筒状コアと、
からなる磁性素子であって、
前記有底筒状コアは、前記磁性コアよりも柔軟性を有すること
を特徴とする磁性素子。 - 前記有底筒状コアの底面略中央部には、嵌合孔を有するとともに、
前記周壁部には、少なくとも2ヶ所以上の切欠部を有すること
を特徴とする請求項1に記載の磁性素子。 - 前記有底筒状コアは、実質的に樹脂材料と磁性材料粉末との混合物であって、
前記樹脂の混合比率が30wt%から90wt%であり、
実効透磁率が、前記磁性コアの実効透磁率よりも低くなるように設定されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の磁性素子。
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