JP2006324419A - 磁性素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 落下時等の衝撃により破壊されることのない耐衝撃性に優れた磁性素子を形成する。
【解決手段】 巻芯の一方にフランジを有する磁性コアと、絶縁被膜を有するワイヤを前記巻芯に巻回してなるコイルと、前記コイルの末端部に接続される少なくとも2つ以上の端子部材と、底面部と周壁部を有する有底筒状コアとからなる磁性素子において、前記有底筒状コアが、前記磁性コアよりも柔軟性を有するように磁性素子を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は磁性素子に関連し、特に電源用途に用いられるインダクタンス素子に関する。
近年、高密度実装や多層配列の基板構成等による磁性素子の小型化、薄型化が強く要求されているとともに、高信頼性もまた強く要求されている。なお、従来の磁性素子の形態としては、コストが低いフェライト磁性コアからなるドラム型コアおよびリング型コアを組合せて閉磁路構成とするものが主流である。
また、フェライト磁性コアは、大電流を印加することで容易に磁気飽和を生じてしまうため、電源用途として用いるためには、即ち好適な直流重畳特性を得るためには磁気ギャップを設ける必要があり、この磁気ギャップは、一般的にドラム型コアと、リング型コアとの嵌合部に所望の寸法からなる空隙によって形成されることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、近年の粉末冶金技術の高度化に伴い、磁性素子の小型化が進み、特にドラムコアのフランジ部厚みや巻枠部の寸法が極めて薄くなってきている。
特開2002−313635号
しかしながら、ドラム型コアとリング型コアとの嵌合部に空隙を設けることで磁気ギャップを形成した磁性素子においては、ギャップの寸法にバラつきが生じやすくなるため磁気ギャップが不均一になる、空隙を設けることによって磁性素子の機械強度の低下を招く、磁気ギャップ部の空隙から漏洩磁束が発生する等の問題がある。
また、磁性素子の小型化が進むことにより、ドラムコアのフランジ部の厚みや巻枠部の寸法精度を確保することが困難となり、磁気ギャップを所望の寸法に形成することが難しいという問題がある。
さらに、フェライトからなるコアは耐衝撃性に劣るため、コアが実装基板に装着された場合には、実装基板のわずかな反り、変形によってコアが容易に破壊する虞があり、磁性素子の信頼性が損なわれるという問題がある。また、この問題は、磁性素子の小型化が進む程深刻になると考えられている。
本発明は、上述の点を考慮し、磁気ギャップを形成するために磁性コアに設けられる空隙を無くし、耐衝撃性を向上させた磁性素子を提供するものである。
本発明に係る磁性素子は、巻芯の一方にフランジを有する磁性コアと、絶縁被膜を有するワイヤを前記巻芯に巻回してなるコイルと、前記コイルの末端部に接続される少なくとも2つ以上の端子部材と、底面部と周壁部を有する有底筒状コアとからなる磁性素子であって、前記有底筒状コアは、前記磁性コアよりも柔軟性を有する構成とする。
好ましくは、前記有底筒状コアの底面略中央部には、前記磁性コアの巻芯と嵌合するための嵌合孔を有するとともに、前記周壁部は、前記コイルの末端部を引き出すために設けられた少なくとも2ヶ所以上の切欠部を有することが適当である。
さらに好ましくは、前記有底筒状コアは、実質的に樹脂材料と磁性材料粉末との混合物であって、前記樹脂の混合比率が30wt%から90wt%であり、実効透磁率が、前記磁性コアの実効透磁率よりも低くなるように設定されていることが適当である。
本発明の磁性素子は、柔軟性を有しており、また、磁性ギャップを形成するための空隙を設ける必要がないので、耐衝撃性に優れている。
本発明に係る磁性素子によれば、柔軟性を有しており、また、磁性ギャップを形成するための空隙を設ける必要がないため、実装基板の反りや部品の落下時等における耐衝撃性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の例について図面を参照して説明するが、本発明は以下の例に限定されるものではない。
図1は、本発明による磁性素子の分解斜視図である。
図1に示すように、磁性素子としてのインダクタンス素子1は、磁性コア2と、有底筒状コア3と、コイル4と、端子部材5とから構成されている。
磁性コア2は、フランジ2aと、フランジ2aに一体に設けられた巻芯2bとからなっている。また、磁性コア2は、Ni-Zn系フェライトを用いた材料で形成されている。
有底筒状コア3は、周壁部3aと、その周壁部3aに連接するように一体に設けられた底面部3bとからなっている。また、周壁部3aには、有底筒状コア3に内蔵されるコイルの末端部4aを周壁部3aの外部へ引き出すための切欠部3dが設けられている。
また、周壁部3aの内径d1は、磁性コアのフランジ2aの直径d2よりも若干小さくなるように形成されている。
切欠部3dは、周壁部3aの上端部から底面部3bの上面に達するように形成されている。底面部3bまで切り込みを入れることにより、端子部材5を確実に有底筒状コアの底面部3bに嵌めることができる。また、コイルに設けられた末端部4aの数にあわせて、切欠部3dは、周壁部3aの2ヶ所に設けられており、設けられた切欠部3dが、互いに対向するように配置されている。なお、周壁部3aに設けられる切欠部3dは、2ヶ所に限られるものではなく、必要に応じて2ヶ所以上に形成してもよい。
底面部3bの中央部には、磁性コア2の巻芯2bの端部が挿入して嵌合するための嵌合孔3cが設けられている。嵌合孔3cは、底面部3bの上面と下面を貫くように形成されている。また、嵌合孔3cの直径は、フランジの巻芯2bの直径よりも若干小さくなるように形成されている。
有底筒状コア3は、実質的に樹脂材料と磁性材料粉末の混錬物を硬化させたもので形成されており、磁性コア2に比べて柔軟性を有している。ここでは、樹脂の混合比率が30wt%から90wt%となるように規定され、かつ有底筒状コア3の実効透磁率(μe1)は、磁性コア2の実効透磁率(μe2)よりも低くなるように設定されている。
具体的には、本例の有底筒状コア3は、酸化物系磁性仮焼粉である赤みを帯びたNi−Zn系フェライトの微細粉末とシリコン樹脂の混錬物を硬化させることで形成されている。このようにすることで、単に材料メーカーから購入した酸化物系磁性仮焼粉をシリコン樹脂に混ぜることにより有底筒状コア3を成型することができるので、有底筒状コア3の製造工程を簡略化することができる。
コイル4は、絶縁性被膜を有するワイヤにより形成されている。また、後述する実装基板6から供給される電流を流すためのコイル末端部4aを、ワイヤの両端部に有している。コイル4は、磁性コア2を回転させて、ワイヤを磁性コアの巻芯2bに巻きまわすことにより形成される。また、コイルとして、別途成型された空芯コイルを用いてもよい。
端子部材5は、略コの字状に加工された金属板により形成されている。このように、端子部材5をコの字形状とすることで、簡単に有底筒状コアの底面部3bに嵌めることができ、組み立て作業の効率を上げることができる。
次に、本発明におけるインダクタンス素子1の製造プロセスの一例を以下に説明する。
まず、磁性コア2の巻芯2bに、所望の巻数を有するコイル4を巻回する。次に、コイルの末端部4aを端子部材5の上面部5aへ接合する。次に、有底筒状コア3へ、コイルが巻回された磁性コア2を嵌合・固定する。最後に、端子部材5を、有底筒状コア3の周壁部3aに形成された切欠部3dへ嵌合する。なお、インダクタンス素子1の製造プロセスは、これらのプロセスに限定されることはなく、適宜順序を入れ替えて行うことも可能である。
本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コアの周壁部3aの内径d1が、磁性コア2のフランジ径d2よりも小さく設定されているため、有底筒状コア3にコイルを巻回した磁性コア2を嵌入させることにより、容易にインダクタンス素子1の作成が可能であるという効果を有する。また、有底筒状コア3の底面略中央部に磁性コアの巻芯2b端部を挿入するための嵌合孔3cを有していることから、インダクタンス素子1の作成を容易に行うことができる。さらに、嵌合孔3cの直径を、磁性コア2の巻芯径よりも小さく設定しているので、インダクタンス素子1の組み立ての際の保持・固定を強固に行うことができる。
また、本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コア3の周壁部3aにコイルの末端部4aを引き出すための切欠部3dを有しているので、予め金属板を略コの字状に加工した端子部材5にコイル末端部4aを接合し、磁性コア2を有底筒状コア3に嵌入すると同時に端子部材5を有底筒状コア3の底面部3bに嵌入するといった簡素な作業により、インダクタンス素子1の作成が可能となる。
図2は、本発明による磁性素子の斜視図である。
磁性コアのフランジ2aの外周端面と、有底筒状コアの周壁部3aの上端部の内側面とが接するようにして、インダクタンス素子1が組み立てられている。周壁部3aに設けられた切欠部3dの底面部3b側には、端子部材5が嵌め込まれており、この端子部材5の上部には、コイル4の末端部4aが接触するように配置されている。
図3は、本発明による磁性素子の図2に示したX−X線上の断面図である。
磁性コアの巻芯部2bにはコイル4が巻回されており、巻芯部2bの先端部分が有底筒状コア3の嵌合孔3cと嵌合している。このとき、巻芯部2bの先端面と、有底筒状コアの底面部3bの下面が連続するように組み立てられる。底面部3bには、コの字状の端子部材5が嵌め込まれており、端子部材5の上部5aの下面は、底面部3bの上面と接しており、端子部材5の上部5aの上面には、コイルの末端部4aが接触するように配置されている。また、端子部材5の下部5bの上面は、底面部3bの下面と接しており、下部5bの下面は、インダクタンス素子1が実装される実装基板6に接している。これにより、実装基板6から供給される電流は、端子部材5を介して、コイルの末端部4aからインダクタンス素子1に供給される。なお、インダクタンス素子1は、半田付けによって、端子部材5と基板6の接触が保たれるような状態で、電装基板6に実装される。
本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コア3が柔軟性を有していることから、万が一、実装基板6に反り・変形が起きた場合や、インダクタンス素子1のハンドリング時に誤って衝撃が加わった際の耐衝撃性に優れ、インダクタンス素子1が破壊するという不具合を抑制することができる。また、本例のインダクタンス素子1によれば、実装基板6に実装されたインダクタンス素子1の実装基板6に近い部位は、柔軟性を有する有底筒状コア3に略囲まれた構成となっていることから、特に実装基板6側からの衝撃に強くすることができる。
本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コア3と磁性コア2との嵌合部は密着しており、磁気ギャップとなる空間部が存在していないためインダクタンス素子1の機械強度が向上する。また、有底筒状コア3の実効透磁率(μe1)が、磁性コア2の実効透磁率(μe2)よりも低く設定されているため、有底筒状コア3が磁気ギャップと同等の効果を奏し、インダクタンス素子1の重畳特性、即ち定格電流の向上が可能となる。
また、本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コア3に含まれる樹脂の含有量を調整することにより、有底筒状コア3の柔軟性や磁気特性等を任意で調整することができるという効果を有する。すなわち、有底筒状コア3は、樹脂と磁性材料粉末の混錬物を硬化させたものであるから、樹脂と磁性材料粉末の混合比を調整することで、有底筒状コア3の柔軟性、つまりインダクタンス素子1の実効透磁率(μe)を可変させることが可能となる。
ここで、本例の有底筒状コア3の樹脂の含有量を30wt%から90wt%とした技術的根拠を説明する。樹脂の含有量が30wt%よりも少ない場合、硬化後の有底筒状コア3は柔軟性が損なわれてしまい、耐衝撃性の向上が阻害される。さらに、磁性材料粉末の含有量が増えるために、有底筒状コア3の実効透磁率(μe)が大きくなることから、電流印加の際に磁気飽和が生じ易くなる。
一方、有底筒状コア3のシリコン樹脂の含有量が90wt%よりも多い場合、耐衝撃性は向上するものの、有底筒状コア3に過度の柔軟性が生じ、磁性コア2を嵌入した際の保持・固定力が低下する。
このことから、樹脂の含有量を30wt%から90wt%と規定することによって、磁性コア2を有底筒状コア3に嵌入した際の保持・固定力と、有底筒状コア3の実効透磁率:μeの均衡を得ることが可能となる。
つまり、耐衝撃性に優れた有底筒状コア3を望む場合は、有底筒状コア3の樹脂の含有量を、90wt%を超過しない程度に増加させれば良く、有底筒状コア3の実効透磁率:μeを高くしたい場合は、有底筒状コア3の樹脂の含有量が30wt%を下まわらない程度に減少させれば良い。さらに、耐衝撃性および実効透磁率(μe)の双方を高くしたい場合は、有底筒状コア3の樹脂の含有量を、90wt%を超過しない程度に増加させるとともに、初透磁率が高い磁性材料粉末を用いれば良く、耐衝撃性および実効透磁率(μe)の双方を低下させたい場合は、樹脂の含有量を、30wt%を低下しない程度に減少させるとともに、初透磁率が低い磁性材料粉末を用いるというように、所望の特性に合わせた組合せが可能である。
表1は、本例の有底筒状コア3における樹脂と磁性材料粉末の混合比率とインダクタンス値・定格電流値の関係を示したものである。ここで、磁性素子であるインダクタンス素子の電気特性としての目標値は、インダクタンス値:2.5μH,定格電流値:2.5Aとし、評価判断として、有底筒状コアの柔軟性が○,◎であるものは好適であることとした。ここでは、磁性素子に電流を印加した際に、インダクタンス初期値から20%減少した時の電流値を、定格電流値とする。なお、樹脂としてはシリコン樹脂を使用し、磁性材料粉末の初透磁率(μi)と飽和磁束密度(Bm)は統一するものとする。
Figure 2006324419
有底筒状コアの樹脂と磁性材料粉末の混合比率とインダクタンス値・定格電流値の関係
表1に示される結果から、インダクタンス素子1の電気特性、および有底筒状コア3の柔軟性が適用範囲であると認められるものは、シリコン樹脂:磁性材料粉末=30〜90wt%:70〜10wt%であることがわかる。特に、シリコン樹脂:磁性材料粉末=50〜70wt%:50〜30wt%の範囲については、インダクタンス素子1の電気特性、および有底筒状コア3の柔軟性の双方において好適な結果を得ることができる。
なお、有底筒状コア3のシリコン樹脂の混合比率を上げることによって、定格電流値が向上する根拠は、磁性コア2と有底筒状コア3に用いる磁性材料を同じものとしても、有底筒状コア3はシリコン樹脂との混錬・硬化物であり、有底筒状コア3の実効透磁率(μe1)が、磁性コア2の実効透磁率(μe2)よりも低くなることで、空隙による磁気ギャップを有している場合と同等の作用を奏しているためである。
従って、本発明の磁性素子が目標とする電気特性に限られず、所望の電気特性を得るためには、樹脂と磁性材料粉末との混合比率の調整、および/またはコア材に用いる磁性材料粉末の磁気特性を適宜選定すればよい。
図4は、本発明による磁性素子の別の形態例の断面図である。
図4において、図3と対応する部分には、同一符号を付して重複説明を省略する。
有底筒状コア3の底面部3b’の中央部には、底面部3b’の上面から底面部3b’厚さの略半分の深さの位置に達する嵌合孔3c’が形成されている。嵌合孔3c’の直径は、磁性コアの巻芯部2bの直径よりも、若干小さくなるように形成されている。このようにすることで、磁性コア2と有底筒状コア3とを組み合わせたときに、巻芯部2bと嵌合孔3c’との嵌合を確実に行うことができ、磁性コア2と有底筒状コア3を組み合わせる際の組み付け性を向上させることができる。また、本例のインダクタンス素子1によれば、有底筒状コアの底面部3b’の下面、すなわち、底面部3b’の実装基板6に対向する面を、全て柔軟性を有する部材で覆うことができるので、実装基板6側からの衝撃に対するインダクタンス素子1の耐衝撃性を向上することができる。
図5は、本発明による磁性素子のまた別の形態例の断面図である。
図5において、図3と対応する部分には、同一符号を付して重複説明を省略する。
有底筒状コアの底面部3b’’中央部付近の上面と、磁性コアの巻芯部2b’’先端面が合致するように、有底筒状コア3と磁性コア2が組み立てられている。また、有底筒状コア3の周壁部3bの内径d1が、磁性コアのフランジ2aの直径d2よりも約500μm程度小さくなるように形成されている。このようにすることで、磁性コア2と有底筒状コア3を組み合わせる際の組み付け性を向上させることができる。また、有底筒状コアの底面部3b’’の全てを、柔軟性を有する部材で形成することができるので、実装基板6側からの衝撃に対するインダクタンス素子1の耐衝撃性を向上することができる。
なお、磁性コア2や有底筒状コア3の形成に用いる磁性材料は、Ni-Zn系フェライトに限られるものではなくMn-Zn系フェライトや、金属系磁性材料、アモルファス系磁性材料からなる粉末材料を用いることが可能である。また、有底筒状コア3の形成に用いる樹脂は、シリコン樹脂に限られるものではなく、エポキシ系樹脂や、その他熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂等、硬化後に柔軟性を有するものであれば適宜採用することが可能である。
図1は、本発明による磁性素子の分解斜視図である。 図2は、本発明による磁性素子の斜視図である。 図3は、本発明による磁性素子の断面図である。 図4は、本発明による別の形態例の磁性素子の断面図である。 図5は、本発明によるまた別の形態例の磁性素子の断面図である。
符号の説明
1・・インダクタンス素子、2・・磁性コア、2a・・フランジ、2b・・巻芯、3・・有底筒状コア、3a・・周壁部、3b・・底面部、3c・・嵌合孔、3d・・切欠部、4・・コイル、4a・・コイル末端部、5・・端子部材、6・・実装基板

Claims (3)

  1. 巻芯の一方にフランジを有する磁性コアと、
    絶縁被膜を有するワイヤを前記巻芯に巻回してなるコイルと、
    前記コイルの末端部に接続される少なくとも2個以上の端子部材と、
    底面部と周壁部を有する有底筒状コアと、
    からなる磁性素子であって、
    前記有底筒状コアは、前記磁性コアよりも柔軟性を有すること
    を特徴とする磁性素子。
  2. 前記有底筒状コアの底面略中央部には、嵌合孔を有するとともに、
    前記周壁部には、少なくとも2ヶ所以上の切欠部を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の磁性素子。
  3. 前記有底筒状コアは、実質的に樹脂材料と磁性材料粉末との混合物であって、
    前記樹脂の混合比率が30wt%から90wt%であり、
    実効透磁率が、前記磁性コアの実効透磁率よりも低くなるように設定されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載の磁性素子。
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