JP2006323048A - イエロートナー - Google Patents

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Abstract

【課題】彩度が良好で、且つ低湿度環境においても帯電性が安定なイエロートナーを提供する。
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有するトナーにおいて、着色剤としてアゾ系顔料と、下記一般式(1)で表される化合物を用いる。
Figure 2006323048

(上記式中、Rはベンゾイミダゾリル基、ベンゾキサゾリル基のいずれかを示す。各基はさらに置換されていても良い。)
【選択図】なし

Description

本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等の画像形成方法において形成される静電荷像の現像に用いるイエロートナーに関するものである。
フルカラー複写機においては、四つの像担持体と無端形状の中間転写体を有し、各像担持体上にそれぞれ静電荷像を形成し、形成された静電荷像をシアントナー、マゼンタトナー、イエロートナー及びブラックトナーを用い、減色混合作用を利用して各色のトナーを重ね合わせることで現像し、現像により形成された各色のトナー画像をOHPシートや普通紙等の転写材上に最終的に重ね合わせて転写し、転写材上に重ね合わせたトナー画像を転写材に定着させることで所望のカラー画像を形成している。
カラー画像の画質を向上させる観点から、静電荷像を細かく忠実に再現するため、トナーの粒子径を小さくする技術が盛んに検討されている。粒子径を小さくすると、単位面積あたりのトナー消費量を少なくすることが可能である一方、転写材上のトナー層厚が薄くなるために、トナー単位体積あたりの着色力を上げる必要がある。そのためには、トナーに含有させる着色剤の仕込量を増やすことが求められるが、顔料が帯電性を有するものである場合、トナーの帯電性に影響が及ぶ。特に、代表的なイエロー顔料であるアゾ系の顔料は、構造上極性基が多く存在するため、トナーの帯電安定性が不安定となりやすい。
そこで、アゾ顔料に加え荷電制御剤として特定の染料を併用することでトナー粒子の帯電性を均一にする方法(例えば、特許文献1参照)や、特性の染料に加え正帯電性の荷電制御剤を併用することでトナーの帯電性を安定化する方法(例えば、特許文献2参照)が提案されているが、これらの方法では安定化が充分でなく、より高速なプロセスに適用した際には、特に低湿度環境及び高湿度環境において帯電量が変化しやすいという問題があった。
特開平2−961861公報 特開平8−095303公報
本発明の課題は、従来の上記技術における問題点を解決し、彩度が良好で、且つ低湿度及び高湿度環境においても帯電性が安定なイエロートナーを提供することにある。
本発明者等は、イエロートナーの着色剤としてアゾ顔料を用いる際に、アミノクマリン骨格を有する化合物を含有させることで、彩度が良好で、低湿度及び高湿度環境においても帯電性が安定なトナーを得られることを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は、結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有するイエロートナーにおいて、着色剤としてアゾ系顔料と、下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とするイエロートナーである。
Figure 2006323048
上記式中、Rはベンゾイミダゾリル基、ベンゾキサゾリル基のいずれかを示す。各基はさらに置換されていても良い。
本発明においては、以下の構成を好ましい態様として含む。
前記アゾ系顔料が、C.I.ピグメントイエロー 17、74、93、180、185からなる群より選ばれる少なくとも一種の顔料である。
イエロートナー中に含有される前記一般式(1)で表される化合物の質量をa、イエロートナー中に含有される全着色剤成分の質量をb、イエロートナー中に含有される結着樹脂の質量をcとすると、a、b及びcが下記式を満たす。
0.1≦a/b≦0.9
3≦100b/c≦9
前記一般式(1)で表される化合物が、下記式(2)〜(4)のいずれかで表される化合物である。
Figure 2006323048
前記イエロートナーは、酸価が1〜60mgKOH/gである。
前記イエロートナーは、ジアルキルサリチル酸の金属化合物を含有し、負帯電性を有する。
前記ジアルキルサリチル酸の金属化合物が、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物である。
本発明により、彩度が良好であり、且つ低湿度及び高湿度環境でも帯電性が安定なイエロートナーが提供される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
本発明者等は、結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有し、着色剤としてアゾ系顔料と、下記一般式(1)で表される化合物を使用することで、彩度が良好で、帯電性が安定なイエロートナーが得られることを見出した。
Figure 2006323048
上記式中、Rはベンゾイミダゾリル基、ベンゾキサゾリル基のいずれかを示す。各基はさらに置換されていても良い。
本発明のイエロートナーは、着色剤としてアゾ系顔料と、前記一般式(1)で表される化合物を含有するものであるが、トナー中に含有される前記一般式(1)で表される化合物の質量をa、トナー中に含有される全着色剤成分の質量をb、トナー中に含有される結着樹脂の質量をcとすると、0.1≦a/b≦0.9且つ3≦100b/c≦9となる場合が好ましい。より好ましくは、0.2≦a/b≦0.6且つ4≦100b/c≦7となる場合である。a/bが0.1未満又は0.9を超える場合にはトナーの帯電性が不安定となるため好ましくない。また100b/cが3未満となる場合にはトナーの彩度が低くなるため、100b/cが9を超える場合にはトナーの帯電性が不安定となるためそれぞれ好ましくない。
本発明のイエロートナーは、着色剤としてアゾ系顔料と、前記一般式(1)で表される顔料を含有するものであるが、前記アゾ系顔料としてC.I.ピグメントイエロー13、17、74、93、95、180、185からなる群より選ばれる少なくとも一種の顔料を含有する場合が、トナーの彩度及び色相の点から好ましい。より好ましくはピグメントイエロー17、74、93、180、185からなる群より選ばれる少なくとも一種の顔料を含有する場合である。
本発明において、前記一般式(1)で示される化合物としては、例えば、下記式(2)〜(15)で表される化合物が挙げられる。中でも、下記式(2)〜(4)で表される化合物のいずれかを用いる場合、イエロートナーとして好ましい色彩が得られるため好ましい。これらの誘導体化合物は、複数を組み合わせて用いても良い。
Figure 2006323048
Figure 2006323048
Figure 2006323048
Figure 2006323048
Figure 2006323048
本発明のイエロートナーは、酸価が1〜60mgKOH/gである場合、帯電性がより安定となるため好ましい。より好ましくは酸価が10〜40mgKOH/gの場合であり、さらに好ましくは酸価が20〜35mgKOH/gの場合である。イエロートナーの酸価が1mgKOH/g未満である場合には、トナー中での顔料の分散性が低下し、トナーの帯電性が不安定となる場合があるため好ましくない。60mgKOH/gを超える場合は、樹脂の親水性が高いため、高湿度環境でトナーの帯電性が不安定となる場合があり好ましくない。
本発明のイエロートナーでは、結着樹脂としてポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットを含有する樹脂を用いると、トナーの帯電性をより安定にできる。結着樹脂がポリエステルユニットにビニル系重合体ユニット又はビニル系モノマーを付加重合させたグラフト体及び/又はビニル系重合体ユニット中のカルボン酸基とポリエステルユニット又はポリエステル系モノマーの水酸基が重合したグラフト体を含有すると、より効果的である。このような樹脂を結着樹脂として用いた場合、トナー表面に存在する顔料の量が比較的少なくなり、帯電性がより安定となるため好ましい。
本発明のイエロートナーでは、結着樹脂としてポリエステルユニットを樹脂全量に対して10〜98質量%含有することが好ましく、より好ましくは結着樹脂としてポリエステルユニットを樹脂全量に対して50〜95質量%含有する場合であり、さらに好ましくはポリエステルユニットを樹脂全量に対して60〜90質量%含有する場合である。
本発明のイエロートナーでは、結着樹脂としてポリエステルユニットにビニル系重合体ユニット又はビニル系モノマーを付加重合させたグラフト体及び/又はビニル系重合体ユニット中のカルボン酸基とポリエステルユニット又はポリエステル系モノマーの水酸基が重合したグラフト体を含有する樹脂を用いることができるが、これらの樹脂は以下の〔1〕〜〔5〕に示す方法で製造することができる。
〔1〕ビニル系重合体ユニット製造後に、これの存在下にポリエステルユニットを重合する方法である。グラフト体は、ビニル系重合体ユニットとポリエステル系モノマー(アルコール、カルボン酸)又はポリエステルユニットとの反応により製造される。この際、必要に応じてビニル系モノマーを追加添加することもできる。また、適宜有機溶剤を使用することができる。
〔2〕ポリエステルユニット製造後に、これの存在下にビニル系重合体ユニットを重合する方法である。グラフト体は、ポリエステルユニットとビニル系モノマー又はビニル系重合体ユニットとの反応により製造する。この際、必要に応じてポリエステル系モノマーを追加添加することもできる。この場合も適宜、有機溶剤を使用することができる。
〔3〕ビニル系重合体ユニット及びポリエステルユニットを製造後、これらの重合体ユニット存在下に、ビニル系モノマー及びポリエステル系モノマー(アルコール、カルボン酸)の少なくともいずれか一方を添加し、反応させることによりグラフト体を製造する方法である。この場合も適宜、有機溶剤を使用することができる。
〔4〕ビニル系モノマー及びポリエステル系モノマー(アルコール、カルボン酸等)を混合して、付加重合及び縮重合反応を連続して行うことにより、ビニル系重合体ユニット、ポリエステルユニット及びグラフト体を製造する方法である。この場合も適宜、有機溶剤を使用することができる。
〔5〕前記〔1〕〜〔4〕の方法により製造したグラフト体の存在下に、ビニル系モノマー及びポリエステル系モノマー(アルコール、カルボン酸)の少なくともいずれか一方を添加して、付加重合及び縮重合反応のいずれか適当な反応を行うことにより、さらにグラフト体を多く含む樹脂を製造する方法である。この場合も適宜、有機溶剤を使用することができる。
前記〔1〕〜〔5〕の製造方法において、ビニル系重合体ユニット及びポリエステルユニットには、複数の異なる分子量、架橋度を有する重合体ユニットを使用することができる。
前記グラフト体の存在は、13C−NMRチャートにおいて、ポリエステルユニット及びビニル系重合体ユニットのいずれのユニットにも帰属しない新たなピークの出現により確認することができる。以下にビニル系重合体としてスチレンとアクリル酸エステルを用いた場合の測定結果の一例を表1に示す。
Figure 2006323048
本発明におけるイエロートナーに用いられる結着樹脂として、上記のグラフト体以外に、ポリエステル樹脂、ビニル系重合体等も用いてもよい。
本発明のイエロートナーに含有されるポリエステル樹脂及びグラフト体のポリエステルユニットには、二価以上のアルコールとカルボン酸、又はカルボン酸無水物、カルボン酸エステル等を原料モノマーとして使用できる。
具体的には、二価アルコール成分としては、ポリオキシプロピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールAのアルキレンオキシド付加物;エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA等が挙げられる。
三価以上のアルコール成分としては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼンが挙げられる。
酸成分としては、フタル酸、イソフタル酸及びテレフタル酸等の芳香族ジカルボン酸類又はその無水物;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸及びアゼライン酸等のアルキルジカルボン酸類又はその無水物;炭素数6〜12のアルキル基若しくはアルケニル基で置換されたコハク酸又はその無水物;フマル酸、マレイン酸及びシトラコン酸等の不飽和ジカルボン酸類又はその無水物;が挙げられる。
それらの中でも、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオール及びポリオキシプロピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノール誘導体をジオール成分とし、二価以上のカルボン酸又はその酸無水物、又はその低級アルキルエステルとからなるカルボン酸成分(例えば、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸)を酸成分として、これらを縮重合したポリエステルユニットを用いた場合、トナーの表層に存在するポリエステルユニットの割合が低くなり、帯電特性の点から好ましい。さらに、ポリエステルユニットのジオール成分としてエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオールを全ジオール成分基準で90%以上用いた場合、特に好ましい。
前記ポリエステル樹脂及びグラフト体のポリエステルユニットの製造時には触媒を用いることが好ましい。触媒としては、ジオクチルスズオキシド、モノブチルスズオキシド、ジブチルスズオキシド等のスズ含有触媒;テトラエチルチタネート、テトラプロピルチタネート、アセチルトリプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、テトラヘキシルチタネート、2−エチルヘキシルチタネート、ポリブチルチタネート等のアルキルチタネート;チタンジクロロチタン、トリクロロチタン、テトラクロロチタン、トリフルオロチタン、テトラフルオロチタン等のハロゲン化チタン;チタンアセチルアセトナート、チタンジイソプロポキシドビスアセチルアセトナート、チタニルアセチルアセトナート等のチタンジケトンエノレート;脂肪族モノカルボン酸チタン、脂肪族ジカルボン酸チタン、脂肪族トリカルボン酸チタン、4価以上の脂肪族ポリカルボン酸チタン、芳香族カルボン酸チタン等のカルボン酸チタン類;等が挙げられる。
本発明のイエロートナーに含有されるビニル系重合体又はグラフト体のビニル系重合体ユニットを生成するためのビニル系モノマーとしては、スチレン;o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン、m−ニトロスチレン、o−ニトロスチレン、p−ニトロスチレン等のスチレンの誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン等の不飽和モノオレフィン類;ブタジエン、イソプレン等の不飽和ポリエン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸−n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸−n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸−2−クロルエチル、アクリル酸フェニル等のアクリル酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸又はメタクリル酸誘導体が挙げられる。
マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸等の不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸無水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物等の不飽和二塩基酸無水物;マレイン酸メチルハーフエステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン酸ブチルハーフエステル、シトラコン酸メチルハーフエステル、シトラコン酸エチルハーフエステル、シトラコン酸ブチルハーフエステル、イタコン酸メチルハーフエステル、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル、フマル酸メチルハーフエステル、メサコン酸メチルハーフエステル等の不飽和二塩基酸のハーフエステル;ジメチルマレイン酸、ジメチルフマル酸等の不飽和二塩基酸エステル;アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイヒ酸等のα,β−不飽和酸;クロトン酸無水物、ケイヒ酸無水物等のα,β−不飽和酸無水物、該α,β−不飽和酸と低級脂肪酸との無水物;アルケニルマロン酸、アルケニルグルタル酸、アルケニルアジピン酸、これらの酸無水物及びこれらのモノエステル等のカルボン酸エステル基を有するモノマーもビニル系モノマーとして挙げられる。
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸エステル類;4−(1−ヒドロキシ−1−メチルブチル)スチレン、4−(1−ヒドロキシ−1−メチルヘキシル)スチレン等のヒドロキシ基を有するモノマーもビニル系モノマーとして挙げられる。
本発明において、ビニル系重合体又はグラフト体のビニル系重合体ユニットは、ビニル基を二個以上有する架橋剤で架橋された架橋構造を有していてもよい。用いられる架橋剤は、芳香族ジビニル化合物として、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等が挙げられる。アルキル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類として、例えば、エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,5−ペンタンジオールジアクリレート、1,6ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート及びこれらの化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたものが挙げられる。エーテル結合を含むアルキル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類としては、例えば、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール#400ジアクリレート、ポリエチレングリコール#600ジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート及びこれらの化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたものが挙げられる。芳香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジアクリレート化合物類として例えば、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリレート及びこれらの化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたものが挙げられる。
ビニル系重合体又はビニル系重合体ユニットは多官能の架橋剤で架橋された構造であってもよく、そのとき用いられる多官能の架橋剤としては、ペンタエリスリトールトリアクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、オリゴエステルアクリレート及びこれらの化合物のアクリレートをメタクリレートに代えたもの;トリアリルシアヌレート、トリアリルトリメリテート等が挙げられる。
前記ビニル系重合体又はグラフト体のビニル系重合体ユニットには、分子量分布を調整するために、製造する際に分子量調整剤を用いることが好ましい。分子量調整剤としては、一般的にRSH(R:アルキル基)で表されるメルカプタン類、例えばtert−ドデシルメルカプタン等、又はα−メチルスチレン、α−メチルスチレンダイマー、α−メチルスチレンオリゴマー類が挙げられる。
前記ビニル系重合体又はグラフト体のビニル系重合体ユニットを製造する場合には重合開始剤が用いられてもよく、用いられる重合開始剤としては、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2−カーバモイルアゾイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、2−フェニルアゾ−2,4−ジメチル−4−メトキシバレロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパン)、メチルエチルケトンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)ブタン、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、ジ(tert−ブチル)パーオキサイド、tert−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、α,α’−ビス(tert−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、イソブチルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、m−トリオイルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エチルヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ(n−プロピル)パーオキシジカーボネート、ジ(2−エトキシエチル)パーオキシカーボネート、ジメトキシイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシカーボネート、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキサイド、tert−ブチルパーオキシアセテート、tert−ブチルパーオキシイソブチレート、tert−ブチルパーオキシネオデカノエート、tert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルパーオキシラウレート、tert−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、ジ(tert−ブチル)パーオキシイソフタレート、tert−ブチルパーオキシアリルカーボネート、tert−アミルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジ(tert−ブチル)パーオキシヘキサハイドロテレフタレート、ジ(tert−ブチル)パーオキシアゼレート等が挙げられる。
前記グラフト体を構成するビニル系重合体ユニット及びポリエステルユニットの少なくともいずれか一方は、原料中に両ユニットと相互に反応し得るモノマー成分を含むことが好ましい。ポリエステルユニットを構成するモノマーのうちビニル系重合体ユニットと反応し得るものとしては、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン酸等の不飽和ジカルボン酸又はその無水物等が挙げられる。ビニル系重合体ユニットを構成するモノマーのうちポリエステルユニットと反応し得るものとしては、カルボキシル基又はヒドロキシ基を有するものや、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステル等が挙げられる。
本発明のイエロートナーのTHF可溶分は、GPC測定によるクロマトグラムにおいて、分子量3000〜15000の領域にピークを有することが好ましいが、より好ましくは分子量5000〜12000の領域にピークを有する場合であり、さらに好ましくは分子量7000〜10000の領域にピークを有する場合である。もし、分子量3000未満の領域にピークを有する場合には、トナーの溶融粘度が低いため定着においてホットオフセットを生じやすく、好ましくない。また、15000超の領域にピークを有する場合には、定着においてトナーが溶融しにくく、画像の彩度及び透明度が低下する場合があり好ましくない。
また、本発明のイエロートナーのTHF可溶分は、GPC測定によるクロマトグラムにおいて、Mw/Mnが2〜100であることが好ましいが、より好ましくはMw/Mnが3〜50となる場合であり、さらに好ましくはMw/Mnが5〜30となる場合である。もし、Mw/Mnが2未満となる場合には、トナーの溶融粘度が低いため定着においてコールドオフセットを生じやすく、好ましくない。また、100超となる場合には定着においてトナーが溶融しにくく、画像の彩度及び透明度が低下する場合があり好ましくない。
本発明のイエロートナーは、THF不溶分を全樹脂成分基準で30質量%以下含有することが好ましいが、より好ましくはTHF不溶分を全樹脂成分基準で5〜25質量%含有する場合であり、さらに好ましくはTHF不溶分を全樹脂成分基準で10〜20質量%含有する場合である。もし、THF不溶分を全樹脂成分基準で30質量%を超えて含有する場合には、トナー定着画像の表面に凹凸が生じ、画像の光沢度が低下するため彩度が低下する場合があり好ましくない。
本発明のイエロートナーの酸価、THF可溶分の分子量及びTHF不溶分の含有量は、トナー結着樹脂のモノマーの選択、反応温度及び反応時間のコントロール等により調整することができる。
本発明のイエロートナー中にはワックスを含有させても良い。その場合トナーは示差走査熱量計(DSC)により測定される昇温時のDSC曲線において、温度60〜120℃の範囲に少なくとも1個の吸熱ピーク又はショルダーを有することが好ましいが、より好ましくは温度70〜110℃の範囲に少なくとも1個の吸熱ピーク又はショルダーを有する場合である。もし、温度60〜120℃の範囲に少なくとも1個の吸熱ピーク又はショルダーを有さない場合には、定着画像の透過度が悪化し、色再現性が低下するため好ましくない。
本発明のイエロートナーに含有されるワックスとしては、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス等の脂肪族炭化水素系ワックス;酸化ポリエチレンワックス等の脂肪族炭化水素系ワックスの酸化物;脂肪族炭化水素系ワックスのブロック共重合物;カルナバワックス、サゾールワックス、モンタン酸エステルワックス等の脂肪酸エステルを主成分とするワックス;及び脱酸カルナバワックス等の脂肪酸エステルを一部又は全部を脱酸化したもの等が挙げられる。
さらに、ワックスとして、パルミチン酸、ステアリン酸、モンタン酸等の飽和直鎖脂肪酸;ブラシジン酸、エレオステアリン酸、バリナリン酸等の不飽和脂肪酸;ステアリルアルコール、アラルキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナウビルアルコール、セリルアルコール、メリシルアルコール等の飽和アルコール;ソルビトール等の多価アルコール;リノール酸アミド、オレイン酸アミド、ラウリン酸アミド等の脂肪酸アミド;メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸アミド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド等の飽和脂肪酸ビスアミド;エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド、N,N’−ジオレイルアジピン酸アミド、N,N’−ジオレイルセバシン酸アミド等の不飽和脂肪酸アミド;m−キシレンビスステアリン酸アミド、N,N’−ジステアリルイソフタル酸アミド等の芳香族系ビスアミド;ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の脂肪酸金属塩(一般に金属石けんといわれているもの);脂肪族炭化水素系ワックスにスチレンやアクリル酸等のビニルモノマーをグラフト化させたグラフトワックス;ベヘニン酸モノグリセリド等の脂肪酸と多価アルコールの部分エステル化物;植物性油脂を水素添加することによって得られるヒドロキシル基を有するメチルエステル化合物;等も挙げられる。
本発明において、特に好ましく用いられるワックスとしては、パラフィンワックス等の脂肪族炭化水素系ワックスである。
ワックスはトナーの質量を基準として0.1〜10質量%含有させることが好ましい。ワックスの量が0.1質量%未満の場合は、特に定着オイルの塗布量を減らした場合又は全く使用しない場合の離型効果が得られないことがあり、10質量%よりも多い場合は、トナーの透明性が悪くなり、彩度を損なうことがある。
本発明のイエロートナーは、負帯電性又は正帯電性のどちらを有しても良いが、負帯電性を有することが好ましい。この場合、トナーの帯電性がより安定となる。
本発明のイエロートナーには、帯電制御剤として有機金属化合物を用いることができる。有機金属化合物としては、芳香族オキシカルボン酸及び芳香族アルコキシカルボン酸から選択される芳香族カルボン酸誘導体の金属化合物、該芳香族カルボン酸誘導体の金属化合物であることが好ましく、その金属としては、二価以上の金属原子が好ましい。二価の金属としては、Mg2+、Ca2+、Sr2+、Pb2+、Fe2+、Zr2+、Co2+、Ni2+、Zn2+及びCu2+等が挙げられ、三価以上の金属としてはAl3+、Cr3+、Fe3+及びNi3+等が挙げられる。これらの金属の中で好ましいのはZr2+、Ca2+、Mg2+、Sr2+及びAl3+であり、特に好ましいのはAl3+である。
芳香族オキシカルボン酸及び芳香族アルコキシカルボン酸から選択される芳香族カルボン酸誘導体の金属化合物は、例えば、オキシカルボン酸及びアルコキシカルボン酸を水酸化ナトリウム水溶液に溶解させ、二価以上の金属原子を溶解している水溶液を水酸化ナトリウム水溶液に滴下し、加熱撹拌し、水溶液のpHを調整し、室温まで冷却した後、ろ過水洗することにより得られる。ただし、上記芳香族カルボン酸誘導体の金属化合物を得る方法は、上記の合成方法だけに限定されるものではない。
本発明においては、有機金属化合物として、ジアルキルサリチル酸の金属化合物が好ましく用いられ、特に、ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物が特に好ましい。
本発明のイエロートナーにおいて、上記有機金属化合物はトナーの結着樹脂100質量部に対して5質量部以下添加すること好ましいが、より好ましくは0.1〜1質量部添加する場合であり、さらに好ましくは0.2〜0.8質量部添加する場合である。もし、上記有機金属化合物の添加量が5質量部超となると、トナーの帯電性に悪影響を与える場合があり好ましくない。
本発明のイエロートナーは、画質向上のため外添剤として流動性向上剤をトナー粒子に外添して用いることが好ましい。例えば、フッ化ビニリデン微粉末、ポリテトラフルオロエチレン微粉末等のフッ素系樹脂微粉末;湿式製法によるシリカ微粉末、乾式製法によるシリカ微粉末等のシリカ微粉末、それらシリカ微粉末をシランカップリング剤、チタンカップリング剤、シリコーンオイル等の処理剤により表面処理を施した処理シリカ微粉末;酸化チタン微粉末;アルミナ微粉末、処理酸化チタン微粉末、処理酸化アルミナ微粉末等が挙げられる。
外添剤は数種類のものを組み合わせて用いてもよく、その場合外添剤の総量はトナー粒子100質量部に対して0.1〜5質量部であることが好ましい。
流動性を向上する外添剤以外に、個数平均粒径が90nm以上500nm以下である微粉末を併用し添加することが好ましい。この場合、外添剤がトナー間のスペーサー粒子として機能し、トナーの現像性及び転写性に影響を及ぼすトナー粒子間の相互作用が抑えられるため、良好な画像が得られる。
トナー粒子に外添剤を外添するには、例えば、ヘンシェルミキサ等の混合機により流動性向上剤とトナー粒子とを十分混合することによって行われる。このような混合作業により、トナー粒子表面に外添剤を有するトナーを得ることができる。
本発明のイエロートナーは一成分現像剤として用いても良いし、二成分系現像剤として用いても良い。二成分系現像剤として用いる場合、本発明のイエロートナーは磁性キャリアと混合して使用される。磁性キャリアとしては、例えば、鉄又は表面酸化処理鉄;ニッケル、銅、亜鉛、コバルト、マンガン、クロム、希土類等の金属粒子;それらの合金粒子;酸化物粒子、フェライト、又は磁性粒子を樹脂粒子中に分散した磁性粒子分散型樹脂キャリア;等が使用できる。また、これらの磁性キャリアをコアとして、表面を樹脂で被覆した被覆キャリアも用いることができる。
磁性キャリアコア粒子表面への被覆樹脂としては、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリトリフルオロエチレン、ポリフルオロクロロエチレン等のパーフルオロポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリパーフルオロプロピレン、フッ化ビニリデンとアクリル単量体との共重合体、フッ化ビニリデンとトリフルオロクロルエチレンとの共重合体、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体、フッ化ビニルとフッ化ビニリデンとの共重合体、フッ化ビニリデンとテトラフルオロエチレンとの共重合体等のフッ素系樹脂;シリコーン樹脂;ポリエステル樹脂;スチレン系樹脂;アクリル系樹脂;ポリアミド樹脂;ポリビニルブチラール樹脂;アミノアクリレート樹脂;等が挙げられる。これらは、単独又は複数で用いられる。
特に、磁性粒子分散型樹脂キャリアの表面を少なくともフッ素系樹脂を含有する樹脂で被覆したキャリアは、現像スリーブに交流バイアスを印加する現像法において特に好ましい。この場合、バイアスを印加した際のキャリアとトナーの分離性が向上するため現像効率が良化し、またキャリア表面へのトナー及び外添剤付着が抑制されるため耐久性が良好となる。被覆方法としては、上記の被覆樹脂を溶剤中に溶解又は懸濁させて調製した塗布液を磁性キャリアコア粒子表面に付着させる方法、磁性キャリアコア粒子と被覆樹脂とを粉体で混合し付着させる方法等、従来公知の方法が適用できる。
前記キャリアコア粒子を被覆するための被覆樹脂は、キャリアコア粒子100質量部に対し0.1〜5質量部を被覆処理することが好ましく、より好ましくは0.2〜3質量部の場合である。被覆樹脂の処理量が0.1質量部未満である場合には、被覆による現像性向上及びキャリア表面の汚染防止効果が得られにくく好ましくない。また、被覆樹脂の処理量が5質量部を超える場合には、被覆層の強度が低下し、耐久性が低下する場合があり好ましくない。
前記磁性キャリアの体積平均粒径は10〜100μmであることが好ましく、20〜70μmであることがより好ましい。体積平均粒径が10μm未満である場合には、現像時に磁性キャリアが現像スリーブから離れ、画像に付着する場合があり、好ましくない。体積平均粒径が100μmを超える場合には、現像スリーブ上に形成されるキャリア穂立ちの密度が低下し、高精細な画像を得られない場合があり好ましくない。
本発明のイエロートナーと磁性キャリアとを混合して二成分系現像剤を調製する場合、その混合比率は、現像剤中のトナー濃度が2〜15質量%であることが、通常良好な結果を得る上で好ましく、4〜13質量%であることがより好ましい。
以下、本発明のトナーの各物性を測定するのに好適な測定方法を以下に説明する。
〈酸価の測定方法〉
トナーサンプル2〜10gを200〜300mlの三角フラスコに秤量し、メタノール:トルエン=30:70の混合溶媒約50mlを加えてトナーを溶解させる。溶解性が悪いようであれば少量のアセトンを加えてもよい。0.1%のブロムチモールブルーとフェノールレッドの混合指示薬を用い、あらかじめ標定された0.1規定水酸化カリウムのアルコール溶液で滴定し、水酸化カリウムアルコール溶液の消費量V(ml)を用いて次式から酸価(Av)を求める。
Av=(V×N×56.1)/試料重量
(式中、Nは0.1規定の水酸化カリウムアルコール溶液のファクター)
〈結着樹脂のTHF可溶分の分子量測定〉
トナーの結着樹脂のTHF可溶分の分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)によって次の条件で測定される。40℃のヒートチャンバ中でカラムを安定化させ、この温度におけるカラムに、溶媒としてTHFを毎分1mlの流速で流し、THF試料溶液を約100μl注入して測定する。検出器にはRI(屈折率)検出器を用いる。またカラムとしては、市販のポリスチレンジェルカラムを複数本組み合わせて使用することが好ましく、例えば昭和電工社製のshodex GPC KF−801、802、803、804、805、806、807、800Pの組み合わせや、東ソー(株)製のTSKgelG1000H(HXL)、G2000H(HXL)、G3000H(HXL)、G4000H(HXL)、G5000H(HXL)、G6000H(HXL)、G7000H(HXL)、TSKguard columnの組み合わせを挙げることができる。
結着樹脂のTHF可溶分の試料溶液は以下のようにして作製する。
試料をTHF中に入れ数時間放置した後、十分振とうし、THFと良く混ぜ(試料の合一体がなくなるまで)、さらに12時間以上静置する。このときTHF中への浸漬時間が24時間以上となるようにする。その後、サンプル処理フィルター(ポアサイズ0.2〜0.5μm、例えばマイショリディスクH−25−2 東ソー(株)製等が利用できる)を通過させ、GPC用のTHF試料溶液とする。試料濃度は、樹脂成分が0.5〜5mg/mlとなるように調整する。
試料の分子量測定にあたっては、試料の有する分子量分布を、数種の単分散ポリスチレン標準試料により作成された検量線の対数値とカウント数との関係から算出する。検量線作成用の標準ポリスチレン試料としては、例えば東ソー(株)製又は昭和電工(株)製の分子量が102〜107程度のものを用い、少なくとも10点程度の標準ポリスチレン試料を用いることが適当である。
〈トナーのTHF不溶分量の測定〉
トナーを0.5〜1.0gの範囲で精秤し、円筒ろ紙(東洋濾紙(株)製、No.86R、寸法は外形28mm×高さ100mm)に入れ、ソックスレー抽出器にかける。抽出溶媒であるTHFは200ml使用する。抽出はオイルバスの温度を120〜130℃に制御し、一回の還流に要する時間は120〜150秒になるように調整する。抽出時間は10時間とする。抽出終了後は円筒濾紙を50℃で10時間減圧乾燥し、下記式からTHF不溶分量X(質量%)を算出する。
X=[{W1−(W2+W3)}/(W1−W2)]×100
(式中、W1は試料の質量、W2はトナーに含有される結着樹脂成分中のTHF可溶成分の質量、W3はトナーに含有される樹脂以外の成分(例えば、顔料、ワックス、外添剤等である)の質量を表す。)
〈トナーDSC曲線の測定〉
示差走査熱量計(DSC測定装置)、DSC 2920(TAインスツルメンツ社製)を用いてASTM D3418−82に準じて測定する。
トナー5mgを精秤し、これをアルミパンに入れ、リファレンスとして空のアルミパンを用い、30〜200℃の温度範囲で昇温速度10℃/分で測定を行う。この昇温過程で、温度60〜200℃の範囲におけるDSC曲線を測定する。
〈トナー帯電量の測定〉
トナーの帯電量は、トナーと所定のキャリアを混合した現像剤を用い、図1に示す装置により測定する。図1において、底に625メッシュのスクリーン3のある金属製の測定容器2に、帯電させたイエロー現像剤0.1gを入れ、金属製のフタ4をする。この時の測定容器2全体の質量を秤りW1(g)とする。次に吸引機1(測定容器2と接する部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口7から吸引し風量調節弁6を調整して真空計5の圧力を250mmAqとする。この状態で2分間吸引を行いトナーを吸引除去する。この時の電位計9の電位をV(ボルト)とする。ここで8はコンデンサーであり容量をC(mF)とする。また、吸引後の測定容器全体の質量を秤りW2(g)とする。このトナーの摩擦帯電量(mC/kg)は下式から算出される。
試料の摩擦帯電量Q(mC/kg)=C×V/(W1−W2
本発明を実施例によって説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<結着樹脂の製造>
[結着樹脂(1)の製造]
・ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
51質量部
・ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
28質量
・ジメチルテレフタル酸 13質量部
・イソフタル酸 14質量部
・フマル酸 0.5質量部
・酸化ジブチル錫 0.1質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で4時間反応し、ピーク分子量7300のポリエステル樹脂(A)を得た。
ポリエステル樹脂(A)70質量部を、還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置及び減圧装置を備えた反応容器にキシレン200質量部と共に投入し、窒素を導入しながら135℃まで加熱した。
この溶液にスチレン24質量部、アクリル酸ブチル4質量部、マレイン酸モノブチル2質量部及び重合開始剤としてジ−tert−ブチルパーオキサイド2質量部からなるビニル系モノマー混合物を、上記反応容器に添加して8時間ラジカル重合反応を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が70:30である結着樹脂(1)(ピーク分子量8200)を得た。
[結着樹脂(2)の製造]
・エチレングリコール 21質量部
・プロピレングリコール 8.5質量部
・ネオペンチルグリコール 3.0質量部
・テレフタル酸 46質量部
・イソフタル酸 16質量部
・無水トリメリット酸 5.0質量部
・酸化ジブチル錫 0.1質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で4時間反応し、ピーク分子量7600のポリエステル樹脂(B)を得た。
ポリエステル樹脂(B)50質量部を、還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置及び減圧装置を備えた反応容器にキシレン200質量部と共に投入し、窒素を導入しながら135℃まで加熱した。
この溶液にスチレン43質量部、アクリル酸ブチル14質量部、マレイン酸モノブチル3質量部及び重合開始剤としてジ−tert−ブチルパーオキサイド2質量部からなるビニル系モノマー混合物を、上記反応容器に添加して8時間ラジカル重合反応を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が50:50である結着樹脂(2)(ピーク分子量6700)を得た。
[結着樹脂(3)の製造]
・エチレングリコール 16質量部
・プロピレングリコール 8.9質量部
・ネオペンチルグリコール 9.3質量部
・ジメチルテレフタル酸 37質量部
・イソフタル酸 29質量部
・フマル酸 0.27質量部
・酸化ジブチル錫 0.1質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で4時間反応し、ピーク分子量6200のポリエステル樹脂(C)を得た。
ポリエステル樹脂(C)40質量部を、還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置及び減圧装置を備えた反応容器にキシレン200質量部と共に投入し、窒素を導入しながら135℃まで加熱した。
この溶液にスチレン43質量部、アクリル酸ブチル14質量部、マレイン酸モノブチル3質量部及び重合開始剤としてジ−tert−ブチルパーオキサイド2質量部からなるビニル系モノマー混合物を、上記反応容器に添加して8時間ラジカル重合反応を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が40:60である結着樹脂(3)(ピーク分子量5300)を得た。
[結着樹脂(4)の製造]
ビニル系重合体ユニットのビニル系モノマーとして、スチレン10質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル4.5質量部、フマル酸0.5質量部、重合開始剤としてジクミルパーオキサイド1.0質量部を滴下ロートに入れる。
また、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン20質量部、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン20質量部、テレフタル酸16質量部、無水トリメリット酸2.0質量部、フマル酸2.0質量部及び酸化ジブチル錫0.2質量部をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れる。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサー及び窒素導入管を取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。次に前記四つ口フラスコ内を窒素ガスで置換した後、撹拌しながら徐々に昇温し、145℃の温度で撹拌しつつ、先の滴下ロートよりビニル系重合体ユニットのモノマー及び重合開始剤を4時間かけて滴下した。次いで200℃に昇温を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が80:20である結着樹脂(4)(ピーク分子量11100)を得た。
[結着樹脂(5)の製造]
ビニル系重合体ユニットのビニル系モノマーとして、スチレン3.9質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル0.4質量部、フマル酸0.3質量部、重合開始剤としてジクミルパーオキサイド0.5質量部を滴下ロートに入れる。
また、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン37質量部、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン27質量部、テレフタル酸15質量部、無水トリメリット酸7.0質量部、フマル酸7.9質量部及び酸化ジブチル錫0.2質量部をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れる。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサー及び窒素導入管を取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。次に前記四つ口フラスコ内を窒素ガスで置換した後、撹拌しながら徐々に昇温し、145℃の温度で撹拌しつつ、先の滴下ロートよりビニル系重合体ユニットのモノマー及び重合開始剤を4時間かけて滴下した。次いで200℃に昇温を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が95:5である結着樹脂(5)(ピーク分子量13200)を得た。
[結着樹脂(6)の製造]
・エチレングリコール 9.2質量部
・プロピレングリコール 5.7質量部
・ネオペンチルグリコール 1.6質量部
・ジメチルテレフタル酸 20質量部
・無水トリメリット酸 4.6質量部
・イソフタル酸 8.4質量部
・フマル酸 0.42質量部
・酸化ジブチル錫 0.1質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で4時間反応し、ピーク分子量12600のポリエステル樹脂(D)を得た。
ポリエステル樹脂(D)15質量部を、還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置及び減圧装置を備えた反応容器にキシレン200質量部と共に投入し、窒素を導入しながら135℃まで加熱した。
この溶液にスチレン60質量部、アクリル酸ブチル20質量部、マレイン酸モノブチル5質量部及び重合開始剤としてジ−tert−ブチルパーオキサイド2質量部からなるビニル系モノマー混合物を、上記反応容器に添加して8時間ラジカル重合反応を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が15:85である結着樹脂(6)(ピーク分子量13800)を得た。
[結着樹脂(7)の製造]
・ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
21質量部
・ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
46質量部
・ジメチルテレフタル酸 22質量部
・イソフタル酸 11質量部
・フマル酸 0.38質量部
・酸化ジブチル錫 0.2質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で4時間反応を行うことで、ポリエステル樹脂である結着樹脂(7)(ピーク分子量5500)を得た。
[結着樹脂(8)の製造]
・エチレングリコール 1.0質量部
・プロピレングリコール 0.36質量部
・ネオペンチルグリコール 1.6質量部
・ジメチルテレフタル酸 2.1質量部
・イソフタル酸 0.8質量部
・フマル酸 0.17質量部
・酸化ジブチル錫 0.03質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で3時間反応を行い、ピーク分子量5200のポリエステル樹脂(E)を得た。
ポリエステル樹脂(E)5質量部を、還流管、撹拌機、温度計、窒素導入管、滴下装置及び減圧装置を備えた反応容器にキシレン200質量部と共に投入し、窒素を導入しながら135℃まで加熱した。
この溶液にスチレン62質量部、アクリル酸ブチル15質量部、アクリル酸2−エチルヘキシル18部及び重合開始剤としてジ−tert−ブチルパーオキサイド2質量部からなるビニル系モノマー混合物を、上記反応容器に添加して8時間ラジカル重合反応を行うことで、グラフト体を含有し、ポリエステルユニットとビニル系重合体ユニットの質量比が5:95である結着樹脂(8)(ピーク分子量4400)を得た。
[結着樹脂(9)の製造]
・ポリオキシエチレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
47質量部
・ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
17質量部
・ジメチルテレフタル酸 15質量部
・イソフタル酸 8.3質量部
・無水トリメリット酸 4.8質量部
・フマル酸 4.5質量部
・酸化ジブチル錫 0.2質量部
上記化合物をガラス製4リットルの四つ口フラスコに入れた。この四つ口フラスコに温度計、撹拌棒、コンデンサーを取り付け、前記四つ口フラスコをマントルヒーター内においた。撹拌しながら徐々に昇温し、200℃で8時間反応を行うことで、ポリエステル樹脂である結着樹脂(9)(ピーク分子量15300)を得た。
<実施例1>
[イエロートナー(1)の製造]
・結着樹脂(1) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 2質量部
・C.I.ピグメントイエロー 74 3質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
上記の処方の材料をヘンシェルミキサ(FM−75型、三井三池化工機(株)製)で混合した後、温度120℃に設定した二軸混練機(PCM−30型、池貝鉄工(株)製)にて混練した。得られた混練物を冷却し、ハンマーミルにて1mm以下に粗粉砕し、粗砕物を得た。得られたトナー粗砕物を、高圧気体を用いた衝突式気流粉砕機を用いて粉砕した。さらにコアンダ効果を利用した多分割分級機により分級を行い、体積平均粒径6.2μmのトナー粒子(1)を得た。
上記トナー粒子(1)100質量部に、外添剤として個数平均粒径130nmのシリカ微粉末1.5質量部、個数平均粒径40nmのシリカ微粉末0.7質量部を添加し、ヘンシェルミキサ(FM−75型、三井三池化工機(株)製)で混合して合わせてイエロートナー(1)とした。このイエロートナー(1)のTHF不溶分量は結着樹脂100質量%に対して17質量%であり、酸価27mgKOH/gであった。また、THF可溶分の分子量を測定したところ、分子量8100にメインピークを有し、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量の比、Mw/Mnは13であった。このイエロートナー(1)について示差走査熱量計(DSC)を用い、昇温時におけるDSC曲線の測定を行ったところ、温度75℃において1個の吸熱ピークを有していた。イエロートナー(1)の処方及び物性値を表2及び3に示す。
[キャリア(1)の製造]
個数平均粒径0.25μmのマグネタイト粉と、個数平均粒径0.60μmのヘマタイト粉に対して、それぞれ4.0重量%のシラン系カップリング剤(3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン)を加え、容器内で120℃以上で高速混合撹拌し、親油化処理マグネタイト粉及び親油化処理ヘマタイト粉を得た。
次に、下記材料をフラスコに入れ、攪拌、混合しながら30分間で85℃まで昇温・保持し、3時間重合反応させて硬化させた。その後、30℃まで冷却し、更に水を添加した後、上澄み液を除去し、沈殿物を水洗した後、風乾した。次いで、これを減圧下(5mmHg以下)、60℃の温度で乾燥して、キャリアコア(1)を得た。
フェノール 10質量部
ホルムアルデヒド溶液
(ホルムアルデヒド40%、メタノール10%、水50%) 6質量部
親油化処理マグネタイト粉 63質量部
親油化処理ヘマタイト粉 21質量部
28%アンモニア水 5質量部
水 10質量部
さらに、次のように前記キャリアコア(1)の表面に樹脂コートを行った。メチルメタクリレートと、下記式(19)で表されるパーフルオロアルキル基を有するメタクリレートエステルとの共重合体(共重合比95:5;重量平均分子量45,000)2質量部をメチルエチルケトン及びトルエンの1:1混合溶媒18質量部中に溶解させ、これにキャリアコア(1)100質量部を加えた。この混合物を剪断応力を連続して加えながら70℃に加熱し、溶媒を揮発させた後、さらに100℃で2時間撹拌し、熱処理を行った。これを冷却後解砕し、200メッシュのふるいで分級して、フッ素樹脂で表面被覆した磁性粒子分散型樹脂キャリアであるキャリア(1)を得た。キャリア(1)の体積平均粒子径は35μm、真比重は3.61g/cm3、見かけ比重は1.86g/cm3、磁化の強さは46Am2/Kgであった。
Figure 2006323048
[イエロー現像剤(1)の製造]
イエロートナー(1)と、キャリア(1)とを、トナー濃度が8質量%になるように混合し、イエロー現像剤(1)を得た。
[彩度評価用画像の作製]
イエロー現像剤(1)を用い、二成分現像式カラー複写機CLC−700(キヤノン(株)製)の定着器を取り外した改造機にて坪量80g/m2のCLCカラーコピー用紙(キヤノン製)に未定着画像を作製した。画像は、縦横10mmのベタ画像とした。得られた未定着画像は150℃のオーブンに入れ、1分間静置することで定着させた後、画像の濃度を反射濃度計(X−Rite404A)にて測定した。トナーの載り量を変えながら定着及び濃度測定を行い、画像濃度が1.48〜1.52の範囲にある彩度評価用画像を得た。
[彩度の評価]
カラーコピー用紙上に得られた彩度評価用画像について、Gretag Macbeth社製 Spectroscanを用い、CIEc*を測定した(測定条件 光源:D65、視野角:2度、白色基準:Absolute White)。画像の彩度は、以下の評価基準に基づいて評価した。
A:97≦c*
B:93≦c*<97
C:c*<93
本実施例のイエロートナー(1)では、画像濃度1.50の評価画像における彩度(c*)は98と、良好であった。結果を表4に示す。
[低湿度環境下での帯電安定性の評価]
イエロー現像剤(1)を二成分現像式カラー複写機CLC−700(キヤノン(株)製)を改造し現像器のスリーブ周速を700mm/secとした装置に投入し、室温23℃、湿度10%の低湿度環境下で連続プリントを行った。プリント原稿は、画像面積5%のオリジナル原稿を用いた。プリント10枚後の現像スリーブ上の現像剤をサンプリングし、その帯電量Ql10を測定した。また、プリント1000枚後の帯電量Ql1000も同様に測定した。
低湿度環境下での帯電安定性は、帯電量変化量ΔQl=|Ql10−Ql1000|の値から、次のように評価した。
A:ΔQl≦5
B:5<ΔQl≦8
C:8<ΔQl≦12
D:12<ΔQl
本発明のイエロートナー(1)では、Ql10=35.2、Ql1000=37.0であり、帯電変化量ΔQ=1.8と、帯電安定性は非常に良好であった。結果を表4に示す。
[高湿度環境下での帯電安定性の評価]
イエロー現像剤(1)を二成分現像式カラー複写機CLC−700(キヤノン(株)製)を改造し現像器のスリーブ周速を700mm/secとした装置に投入し、室温30℃、湿度80%の高湿度環境下で連続プリントを行った。プリント原稿は、画像面積5%のオリジナル原稿を用いた。プリント10枚後の現像スリーブ上の現像剤をサンプリングし、その帯電量Qh10を測定した。また、プリント1000枚後の帯電量Qh1000も同様に測定した。
高湿度環境下での帯電安定性は、帯電量変化量ΔQh=|Qh10−Qh1000|の値から、次のように評価した。
A:ΔQh≦5
B:5<ΔQh≦8
C:8<ΔQh≦12
D:12<ΔQh
本発明のイエロートナー(1)では、Qh10=33.6、Qh1000=30.4であり、帯電変化量ΔQh=3.2と、帯電安定性は非常に良好であった。結果を表4に示す。
<実施例2>
[イエロー現像剤(2)の製造]
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(2)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 1.3質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 3.7質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例3>
[イエロー現像剤(3)の製造]
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(3)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 2.5質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 2質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸亜鉛化合物 0.5質量部
<実施例4>
[イエロー現像剤(4)の製造]
前記式(2)で表される化合物の代わりに、前記式(3)で表される化合物を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(4)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
<実施例5>
[イエロー現像剤(5)の製造]
前記式(2)で表される化合物の代わりに、前記式(4)で表される化合物を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(5)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
<実施例6>
[イエロー現像剤(6)の製造]
C.I.ピグメントイエロー74の代わりに、C.I.ピグメントイエロー17を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(6)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
<実施例7>
[イエロー現像剤(7)の製造]
C.I.ピグメントイエロー74の代わりに、C.I.ピグメントイエロー93を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(7)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
<実施例8>
[イエロー現像剤(8)の製造]
C.I.ピグメントイエロー74の代わりに、C.I.ピグメントイエロー180を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(8)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
<実施例9>
[イエロー現像剤(9)の製造]
C.I.ピグメントイエロー74の代わりに、C.I.ピグメントイエロー185を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(9)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
<実施例10>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(10)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 2.2質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 0.5質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例11>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(11)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 1.3質量部
・C.I.ピグメントイエロー 74 8質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例12>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(12)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(2) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 1質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 5質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例13>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(13)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(3) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 3質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 1.5質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例14>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(14)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(4) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 2.5質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 2質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例15>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(15)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(5) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 0.6質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 6.5質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例16>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(16)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(6) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 4質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 0.3質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<実施例17>
以下の処方の材料を使用した以外は実施例1と同様にして、イエロー現像剤(17)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(6) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 2質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 3質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<比較例1>
下記の原料を使用した他は実施例1と同様にして、比較用イエロー現像剤(1)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・C.I.ピグメントイエロー74 7質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<比較例2>
下記の原料を使用した他は実施例1と同様にして、比較用イエロー現像剤(2)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・C.I.ピグメントイエロー180 7質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
<比較例3>
下記の原料を使用した他は実施例1と同様にして、比較用イエロー現像剤(3)を得た。得られた現像剤の処方及び物性値を表2及び表3に、実施例1と同様にして評価した結果を表4に示す。
・結着樹脂(1) 100質量部
・前記式(2)で表される化合物 4質量部
・パラフィンワックス(融点78℃) 5質量部
・3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸アルミニウム化合物 0.5質量部
Figure 2006323048
1)PY74:C.I.ピグメントイエロー74
2)PY17:C.I.ピグメントイエロー17
3)PY93:C.I.ピグメントイエロー93
4)PY180:C.I.ピグメントイエロー180
5)PY185:C.I.ピグメントイエロー185
Figure 2006323048
Figure 2006323048
トナーの帯電量を測定する装置の概略図である。
符号の説明
1 吸引機
2 測定容器
3 スクリーン
4 フタ
5 真空計
6 風量調節弁
7 吸引口
8 コンデンサー
9 電位計

Claims (7)

  1. 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有するイエロートナーにおいて、着色剤としてアゾ系顔料と、下記一般式(1)で表される化合物を含有することを特徴とするイエロートナー。
    Figure 2006323048
    (上記式中、Rはベンゾイミダゾリル基、ベンゾキサゾリル基のいずれかを示す。各基はさらに置換されていても良い。)
  2. 前記アゾ系顔料が、C.I.ピグメントイエロー17、74、93、180、185からなる群より選ばれる少なくとも一種の顔料であることを特徴とする請求項1に記載のイエロートナー。
  3. イエロートナー中に含有される前記一般式(1)で表される化合物の質量をa、イエロートナー中に含有される全着色剤成分の質量をb、イエロートナー中に含有される結着樹脂の質量をcとすると、a、b及びcが下記式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のイエロートナー。
    0.1≦a/b≦0.9
    3≦100b/c≦9
  4. 前記一般式(1)で表される化合物が、下記式(2)〜(4)のいずれかで表される化合物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のイエロートナー。
    Figure 2006323048
  5. 前記イエロートナーは、酸価が1〜60mgKOH/gであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のイエロートナー。
  6. 前記イエロートナーは、ジアルキルサリチル酸の金属化合物を含有し、負帯電性を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  7. 前記ジアルキルサリチル酸の金属化合物が、3,5−ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミニウム化合物であることを特徴とする請求項6に記載のイエロートナー。
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