JP2006321070A - 中間転写型熱転写印刷装置 - Google Patents

中間転写型熱転写印刷装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 記録媒体自体の温度に左右されることなく、記録媒体に対する画像の転写を適切に行うことができる中間転写型熱転写印刷装置を提供する。
【解決手段】 中間転写型熱転写印刷装置1は、フィルムF上に画像を形成し、このフィルムFを、ヒートローラ23で加熱しながらカードSに押圧することによって、カードSの表面に画像を再転写する。装置1は、ヒートローラ23を加熱するハロゲンランプ25と、フィルムFが押圧される前に、カードSの温度を検知する温度センサ61と、カードSの温度に基づいて目標値を算出し、ヒートローラ23の温度が目標値になるように、ハロゲンランプ25を制御するローラ温度制御部53と、を備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フィルム上に画像を一旦転写した後、フィルム上の画像を記録媒体の表面に再転写するための中間転写型熱転写印刷装置に関するものである。
従来、このような分野の技術として、下記特許文献1に記載の中間転写式プリンタがある。このプリンタは、記録ヘッドによりインクリボンのインクを中間転写体上に転写し、一旦画像を形成する。その後、中間転写体上の画像と記録媒体の表面とを重ね合わせながら、ヒートローラで中間転写体を加熱する。このとき、中間転写体を記録媒体に押圧することで、媒体の表面に中間転写体上の画像を再転写する。
ところが、この種のプリンタにおいては、環境温度の影響で、再転写時における画像の転写状態が変化してしまう。そこで、上記プリンタは、再転写時における記録媒体に対する画像の転写不良を防止するため、環境温度を検知する環境温度センサを備えており、その環境温度センサで検知された環境温度に基づいて算出した適正な温度にヒートローラの温度を制御している。
特開2003―080753号公報
しかしながら、記録媒体に画像を再転写する再転写時においては、環境温度の変化よりも記録媒体自体の温度変化の方が、転写状態を変化させる大きな要因となる。従って、例えば、上記プリンタが設置された環境の外から記録媒体が持ち込まれる場合等に、記録媒体の温度が環境温度と異なると、上記プリンタでは、記録媒体自体の温度の影響で画像の転写不良が発生するおそれがある。
そこで、本発明は、記録媒体自体の温度に左右されることなく、記録媒体に対する画像の転写を適切に行うことができる中間転写型熱転写印刷装置を提供することを目的とする。
本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置は、サーマルヘッドとプラテンローラとの協働により、インクリボン上の配色に基づいてフィルム上に画像を熱転写し、そのフィルムをヒートローラで加熱しながら記録媒体に押圧することによって、記録媒体の表面にフィルム上の画像を再転写する中間転写型熱転写印刷装置において、ヒートローラを加熱する加熱手段と、ヒートローラによってフィルムが記録媒体に押圧される前の記録媒体の温度を検知する媒体温度検知手段と、媒体温度検知手段で検知された記録媒体の温度に基づいてヒートローラの温度の目標値を決定し、ヒートローラの温度が目標値になるように加熱手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この中間転写型熱転写印刷装置においては、媒体温度検知手段によって記録媒体の温度が検知され、その温度に基づいてヒートローラの温度の目標値が決定される。そして、ヒートローラの温度が、その目標値の温度になるように、制御手段によって加熱手段が制御される。そのため、この装置では、記録媒体の温度に対応してヒートローラの温度を制御することが可能となり、そのヒートローラによって加熱しながらフィルムを記録媒体に押圧することができる。従って、記録媒体の温度に左右されずに、記録媒体に対して適切な画像の転写を行うことができる。
また、本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置は、ヒートローラの温度を検知するローラ温度検知手段を更に備え、制御手段は、ローラ温度検知手段で検知されたヒートローラの温度に基づいて、ヒートローラの温度が目標値になるように加熱手段を制御すると好適である。この場合、制御手段は、フィードバック制御によって、ヒートローラの温度が目標値になるように、ヒートローラの温度を正確に制御することができる。
また、上記の作用を効果的に奏するために、制御手段は、ヒートローラの温度の目標値をT0(℃)とし、媒体温度検知手段で検知された記録媒体の温度をTc(℃)としたときに、T0=200+(5−Tc/4)の関係式によりヒートローラの温度の目標値を算出すると好適である。これにより、記録媒体の温度に対して適正なヒートローラの温度を算出することができる。
本発明によれば、中間転写型熱転写印刷装置において、記録媒体自体の温度に左右されることなく、記録媒体に対する画像の転写を適切に行うことができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示す中間転写型熱転写印刷装置1は、カードプリンタとも呼ばれ、厚さ約20μm程度の透明なフィルムFに画像を一旦転写した後、例えばプラスチック製のキャッシュカード、クレジットカード、プリペードカード、ICカードといったカード(記録媒体)SにフィルムF上の画像を再転写する装置である。このような熱転写印刷装置1は、カードSを発行する際に利用され、高品質な画像をカードSの表面に印刷することができる。従って、セキュリティを高める目的で顔写真の入ったカードSの発行をも可能にする。
このような中間転写型熱転写印刷装置1は、画像印刷予定のプラスチック製カードSを積層状態でセッティングするためのストック部2を有する。カードSは、送出し爪3の進退運動によってストック部2の一番下から一枚ずつ繰り出され、ストック部2から繰り出されたカードSは、反転部4内に一旦装填される。反転部4が水平状態から90度回転した後、送りローラ6によってカードSが上昇すると、カードSは磁気読み/書き部7内に送り込まれる。そして、この磁気読み/書き部7で、カードSの磁気ストライプ内に所定の情報が書き込まれたり、磁気ストライプ内の所定の情報が読み取られたりする。
これに対して、送りローラ6によってカードSが下降すると、カードSは、非接触IC読み/書き部8内に送り込まれる。そして、この非接触IC読み/書き部8で、カードSのIC内に所定の情報が書き込まれたり、IC内の所定の情報が読み取られたりする。その後、反転部4から送り出されたカードSは、着脱自在なクリーニングローラ10を通過した後、ガイド溝12で両側を支持されながら、搬送ローラ11により再転写が行われる位置の直前に移動する。
なお、磁気検出や非接触IC検出が必要ない場合には、反転部4は水平に維持される。また、磁気読み/書き部7又は非接触IC読み/書き部8で不適切と判断されたカードSは、反転部4の回転後、送りローラ6によってイジェクトボックス9内に排出される。
また、カードSへの画像印刷を可能にするために、この熱転写印刷装置1は、フィルムFに画像を熱転写する記録部(一次転写部)Aと、フィルムF上の画像とカードSとを対向させて、カードSに画像を熱転写する再転写部(二次転写部)Bと、画像転写後のカードSの反りを矯正する反り矯正部Cとを備えている。
さらに、この熱転写印刷装置1は、抜き差しにより交換可能なフィルムカートリッジ13とリボンカートリッジ14とを有している。このフィルムカートリッジ13では、フィルムFが上下一対のボビン15,16に巻かれ、リボンカートリッジ14では、カラーインクリボンRが上下一対のボビン17,18に巻かれている。そして、リボンカートリッジ14内のカラーインクリボンRには、溶融性又は昇華性のイエロー・マゼンタ・シアンの3色(またはブラックを加えた4色)のインクを1フレームとして周期的にインクが塗布されている。また、フィルムカートリッジ13内のフィルムFは、図2に示すように、シート基材40上に剥離層41を介して透明受像層42が設けられた構造をなしている。フィルムFのこのような構造によって、記録部Aで所望の画像を透明受像層42に転写することができ、この透明受像層42を再転写部Bでシート基材40から容易に剥離することができる。
次に、このような印刷装置1の動作について説明する。前述した記録部Aでは、水平方向に進退可能なフィルム引出しローラ19a,19bと、プラテンローラ(通称「プラテン」)20との協働により、プラテンローラ20の略半周面にフィルムFが押し当てられるように巻き付けられ、サーマルヘッド21によって、プラテンローラ20上のフィルムFにカラーインクリボンRが押し当てられる。そして、フィルムFとカラーインクリボンRとを同時に下方に送ることで、加熱状態のサーマルヘッド21によって、カラーインクリボンRの第1色目(シアン)がフィルムFの透明受像層42上に熱転写される。
次に、ラック・ピニオン駆動機構22によってサーマルヘッド21を後退させて、フィルムFとカラーインクリボンRとを離間させた状態で、プラテンローラ20を逆転させながらフィルムFを上昇させて元の位置に復帰させる。その後、前述の転写動作を繰り返しながら、透明受像層42上にマゼンタ、イエロー、ブラックの順に色を重層させて、所望のカラー画像をフィルムFの透明受像層42上に作り出す。
その後、フィルム引出しローラ19a,19bをプラテンローラ20から離間させた状態で、供給側ボビン15及び巻取り側ボビン16の回転によってフィルムF上の画像をヒートローラ23の手前まで移動させる。このとき、カードSの先端は、フィルムF上の画像の先端と位置合わせされ、カードSとフィルムFとは、重ね合わされた状態で再転写部Bに送り込まれる。
図3に示すように、この再転写部Bにおいて、位置合わせされたカードSとフィルムFとは、重ね合わされた状態でヒートローラ23と押圧ローラ24とで挟み込まれ、加熱状態のヒートローラ23と押圧ローラ24との協働により、カードSとフィルムFとを加圧搬送しながら、フィルムF上の画像をカードSの表面に徐々に転写する。その後、フィルムFのシート基材40は、剥離層41を境にして、カードSの表面に貼着した透明受像層42と分離し、カードSから剥離しながらボビン16に巻き取られていく。このようにして、画像が形成された透明受像層42がカードS表面に残されることで、カードSの表面に画像が再転写されることになる。また、ヒートローラ23によって加熱されたカードSには反りが発生するので、カードSは、反り矯正部Cに送り込まれて加圧処理された後、反りが矯正された状態で装置1外に排出される。
次に、このような印刷装置1における再転写処理の制御について説明する。再転写部Bでの再転写処理において、ヒートローラ23の温度が適正な温度よりも低いと、カードSの表面に対する透明受像層42の貼着力が弱いため、転写不良が発生するおそれがある。逆に、ヒートローラ23の温度が適正な温度よりも高いと、カードSが熱により大きく反ってしまうおそれがある。従って、カードS表面に透明受像層42が適切に転写されるためには、ヒートローラ23の温度を適正な温度に制御する必要がある。そこで、図4に示すように、装置1は、ヒートローラ23に内蔵され、発熱することでヒートローラ23を加熱するハロゲンランプ(加熱手段)25及びヒートローラ23の温度を検知する温度センサ(ローラ温度検知手段)26を備えている。さらに、装置1全体の動作制御を行う中央処理部(制御手段)52は、ハロゲンランプ25の動作を制御する機能的な構成要素として、ローラ温度制御部53を有している。
ローラ温度制御部53は、図示しないメモリ部に格納されたプログラムを読込み、このプログラムに従って動作することで、ヒートローラ23の温度を目標値に維持すべくハロゲンランプ25のON/OFFを制御する。温度センサ26は、ヒートローラ23の表面に接触しながら温度を測定し、測定したヒートローラ23の温度を電気信号に変換してローラ温度制御部53に送信する。そして、ローラ温度制御部53は、この電気信号を処理し、ヒートローラ23の温度に応じてハロゲンランプ25への電力供給のON/OFFを行う。
上記のような構成に基づいて行われるヒートローラ23の温度制御の具体的な処理について、図4及び図5を用いて説明する。ローラ温度制御部53は、まず、100msのウエイト時間(S102)の後、温度センサ26からの信号を受けて、ヒートローラ23の温度Thを取得する(S104)。そして、ローラ温度制御部53は、取得したヒートローラ温度Thと制御目標値である温度T0との差を算出し(S106)、両者の差の絶対値が1℃未満であれば、変数Rに「1」をセットし(S108)、1℃以上であれば変数Rに「0」をセットする(S110)。この変数Rは、ヒートローラ23の温度が十分に目標値に近づいたか否かを示す変数であり、変数Rには、ヒートローラ23の温度が目標値に十分に近いことを意味する「1」、又は十分に近くないことを意味する「0」の何れかの値がセットされる。セットされた変数Rの値は、後述する再転写処理制御部55に転送される。また、詳細は後述するが、上記の制御目標値T0は、カードSの再転写処理中に、再転写処理制御部55からローラ温度制御部53へ転送される。
次に、ローラ温度制御部53は、ヒートローラ温度Thと制御目標値T0との大小比較を行い(S112)、ヒートローラ温度Thが制御目標値T0よりも大きい場合には、ハロゲンランプ25への電力供給をOFFにし(S114)、ヒートローラ温度Thが制御目標値T0以下の場合には、ハロゲンランプ25への電力供給をONにする(S116)。以上の処理(S102〜S116)を繰り返すことにより、フィードバック制御によってヒートローラ23の温度が正確に目標値T0に制御されることになる。なお、この処理は、再転写処理制御部55からの目標値T0の転送が最初に行われてから、装置1の電源が切られるまでの間、繰り返し行われ、ヒートローラ23の温度は目標値T0(ここでは、約200℃)に維持される。
装置1の再転写部Bにおける再転写処理は、以上説明したように、温度が目標値T0に制御されたヒートローラ23によって行われる。しかしながら、用いられるカードS自体の条件は、常に一定とは限らず、例えば、カードSが保管されていた場所によっては、カードSの温度が異なる。そして、カードSの温度の相違は画像の転写状態を変化させる要因となるので、カードSの温度が異なれば、適切な再転写を行うために達成すべきヒートローラ23の温度も異なることになる。具体的には、本発明者らの実験により、カードSの再転写がされる面の温度(以下「カード温度」という)Tcと適切な再転写を行うためのヒートローラ23の温度(以下「適正ローラ温度」という)Tsとの間には、図6に示すような関係があることが分かり、この図より、Ts=200+(5−Tc/4)という関係式が得られた(但し、Tc及びTsの単位は「℃」で表わされる)。すなわち、カード温度Tcに追従して、ヒートローラ23の温度を上記関係式で決定される適正ローラ温度Tsにすることで、適切な再転写が可能となる。なお、本発明者らの実験によれば、ヒートローラ23の温度がTsよりも低すぎる場合には、カードS表面に対する透明受像層42の貼着力が弱いため、転写不良が発生してしまい、逆にヒートローラ23の温度がTsよりも高すぎると、熱によりカードSに大きな反りが発生してしまうことが確認されている。
このような、ヒートローラ23の適切な温度による再転写処理を実現するために、装置1は、ヒートローラ23よりも上流側においてカード温度を測定するための温度センサ61を備えている。温度センサ61は、カードSがヒートローラ23の直前まで搬送されてきた時に、ソレノイド63によってカードSに接触する位置に移動する。そして、カードSの再転写がされる面に接触してその面の温度を計測し、電気信号に変換して再転写処理制御部55に送信する。ここで再転写処理制御部55は、中央処理部52に備えられた機能的な構成要素であり、図示しないメモリ部に格納されたプログラムを読込んで、このプログラムに従って動作することで、再転写処理に係る装置1の動作制御を行う。
上記のような構成に基づいて、再転写部Bで行われる再転写処理について、図4及び図7を用いて説明する。まず、再転写処理制御部55は、ヒートローラ23の温度の目標値T0を暫定的に200℃に設定し(S202)、この目標値T0を、ローラ温度制御部53に転送する(S204)。ローラ温度制御部53は、上述したように、ヒートローラ23の温度がこの目標値T0になるように、ハロゲンランプ25のON/OFF操作を行う(図5参照)。そして、ローラ温度制御部53は、ヒートローラ23の温度が目標値T0に十分近づいた場合には、変数Rに「1」をセットして再転写処理制御部55に転送する。再転写処理処理部55は、この間、転送される変数Rの値を取得し続けており(S206)、変数Rが「1」となった後に(S208)、カードSを挿入させ、カードSの搬送を開始する(S210)。そして、カードSが搬送され、温度センサ61の位置に来た時には、ヒートローラ23の上流側に設けられたフォトセンサ65でカードSが検出され、カードSの搬送が停止される(S212)。
この状態で、再転写処理制御部55は、ソレノイド63に信号を送信し、温度センサ61をカードSの表面に接触するように移動させる(S214)。そして、再転写処理制御部55は、温度センサ61からの電気信号によって、測定されたカード温度Tcを取得し(S216)、上述した数式Ts=200+(5−Tc/4)に基づいて、取得したカード温度Tcに対応する適正ローラ温度Tsを算出する(S218)。次に、算出された適正ローラ温度Tsを、ヒートローラ23の目標値T0としてローラ温度制御部53に転送する(S220)。ローラ温度制御部53は、上述したように、ヒートローラ23の温度がこの目標値T0になるように、ハロゲンランプ25のON/OFF操作を行う(図5参照)。そして、ローラ温度制御部53は、ヒートローラ23の温度が目標値T0に十分近づいた場合には、変数Rに「1」をセットして再転写処理制御部55に転送する。再転写処理制御部55は、この間、転送される変数Rの値を取得し続けており(S222)、変数Rが「1」となった後に(S224)、ソレノイド63に信号を送信し、温度センサ61をカードSから離間させる(S226)。この時点で、ヒートローラ23の温度は、ローラ温度制御部53による制御によって、適正ローラ温度Tsとなっており、この温度のヒートローラ23によって、カードSがフィルムFと一緒に加圧搬送され、再転写が実行される(S228)。その後、カードSが更に搬送され、装置1の外部に排出されて(S230)、再転写処理を終了する。
上記の中間転写型熱転写印刷装置1によれば、ヒートローラ23の温度が、カード温度Tcに応じた適正ローラ温度Tsとされた後に、カードSの表面に対する再転写が行われるので、カード温度に左右されることなく、転写不良やカードSの反りを抑制し、適切な画像の転写を行うことができる。
本発明に係る中間転写型熱転写印刷装置の一実施形態を示す正面図である。 フィルムを示す断面図である。 再転写処理を行っている状態を示す再転写部周辺の断面図である。 図1の中間転写型熱転写印刷装置における再転写部周辺の構成を示す図である。 中間転写型熱転写印刷装置におけるヒートローラの温度制御の処理を示すフロー図である。 中間転写型熱転写印刷装置におけるカード温度と適正ローラ温度との関係を示す図である。 中間転写型熱転写印刷装置における再転写処理を示すフロー図である。
符号の説明
1…中間転写型熱転写印刷装置、20…プラテンローラ、21…サーマルヘッド、23…ヒートローラ、25…ハロゲンランプ(加熱手段)、26…温度センサ(ローラ温度検知手段)、42…透明受像層、52…中央処理部(制御手段)、53…ローラ温度制御部、61…温度センサ(媒体温度検知手段)、R…インクリボン、F…フィルム、S…カード(記録媒体)。

Claims (3)

  1. サーマルヘッドとプラテンローラとの協働により、インクリボン上の配色に基づいてフィルム上に画像を熱転写し、そのフィルムをヒートローラで加熱しながら記録媒体に押圧することによって、前記記録媒体の表面に前記フィルム上の前記画像を再転写する中間転写型熱転写印刷装置において、
    前記ヒートローラを加熱する加熱手段と、
    前記ヒートローラによって前記フィルムが前記記録媒体に押圧される前の前記記録媒体の温度を検知する媒体温度検知手段と、
    前記媒体温度検知手段で検知された前記記録媒体の温度に基づいて前記ヒートローラの温度の目標値を決定し、前記ヒートローラの温度が前記目標値になるように前記加熱手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする中間転写型熱転写印刷装置。
  2. 前記ヒートローラの温度を検知するローラ温度検知手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記ローラ温度検知手段で検知された前記ヒートローラの温度に基づいて、前記ヒートローラの温度が前記目標値になるように前記加熱手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の中間転写型熱転写印刷装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記ヒートローラの温度の前記目標値をT0(℃)とし、前記媒体温度検知手段で検知された前記記録媒体の温度をTc(℃)としたときに、
    T0=200+(5−Tc/4)の関係式により、前記ヒートローラの温度の前記目標値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の中間転写型熱転写印刷装置。
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JP2009234182A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Teraoka Seiko Co Ltd 印字装置
JP2017052143A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社東芝 カード処理装置および発券機

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