JP2006312497A - 折機のローラー間隙自動調整装置 - Google Patents

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賢治 井上
Kazuro Yamaguchi
和朗 山口
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Abstract

【課題】 高速運転時における折下ドラッグローラーによる折出しに生じる不具合を解消するべくローラー間隙を適切に自動調整する折機のローラー間隙自動調整装置の提供
【解決手段】 輪転機の折機のローラー間隙自動調整装置においては、ローラー支持部材10に回転可能に支持された一対の折下ドラッグローラー2,3のローラー間隙を調整する間隙調整手段4は間隙調整駆動手段5で駆動され、制御手段7は、2つ折りされる断裁印刷紙1の厚さ等に係る紙データが入力される入力手段8からの紙データに係る信号と輪転機の運転速度を検出する速度検出手段9からの回転速度に係る信号とが入力され、それらに基いて輪転機の運転状態における一対の折下ドラッグローラーの適正なローラー間隙を求め、現在のローラー間隙の大きさを検出するローラー間隙検出手段6から信号入力されるローラー間隙の大きさが適正ローラー間隙になるように間隙調整駆動手段5を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、輪転機の折機のローラー間隙自動調整装置に関するものである。
一般的な折機90は、図3に例示されているように、上流側から順次並ぶフォーマー92、平行に対向して対となって互に反対方向に回転駆動される折胴93と鋸胴94、及び同じく平行に対となって互に反対方向に回転駆動される折下ドラッグローラー2、3から構成され、折機90の下流には羽根車装置DF及び搬送装置CVが順次配備されている。
折胴93の外周面には、図4に示すように、その回転方向において針95、95’の近傍下流側の鋸受96、96’と折ブレード97、97’とが略90度の間隔で交互に設けられており、鋸胴94には、鋸98が設けられ、折胴93と鋸胴94とは、鋸受96、96’と鋸98とが対向して接するような速度関係・位相関係で互に対向して反対方向に回転するようになっている。
又、折下ドラッグローラー2、3には、ローラー間の間隙を調整する手段が設けられている。
印刷装置で印刷されて走行する印刷紙1は、フォーマー92上で徐々に紙幅の中央において走行方向に沿って縦折りされた後、折胴93と鋸胴94との間に送り込まれる。
印刷紙1の一端が折胴93と鋸胴94の対向位置から折胴93の外周面に略180度巻き込まれた図4のA位置にきた時に、印刷紙1は、印刷紙1の一端から針95(95’)が抜け、ほぼ同時に他端が鋸98と鋸受96(96’)により、次の針95’(95)の前方を幅方向に切断され、印刷紙1は断裁印刷紙1’となってフリーの状態になり、更に折ブレード97(97’)により、折胴93の下方に配置され断裁印刷紙1’を引込む方向に互いに逆方向に回転する一対の折下ドラッグローラー2、3間に断裁印刷紙1’の略中央部が差し込まれる。
折下ドラッグローラー2、3間の間隙は、適宜調節される。
そして、断裁印刷紙1’は、折下ドラッグローラー2、3の回転力により折下ドラッグローラー2、3間に引込まれ、断裁印刷紙1’の幅方向に折り畳まれて折帳1”(図3参照)となって、下方に送り出され、更に、下流の羽根車装置DF、搬送装置CVに送り出される。
なお、図中の括弧内符号は後続の印刷紙1及び断裁印刷紙1’に作用する針、鋸受、折ブレードを示す。
従来技術のローラー間隙自動調整装置としては、例えば特開平7−237812号公報に示されたものがある。
前記公報に示されたものは、一対のローラー間を通過する印刷紙の紙厚に応じて前記ローラー間を適正な間隙となるよう、予め定めた関係に基づいて前記一対のローラー間の間隙を調整すべく自動制御する装置であり、別にローラー間隙を手動で調整することもできる装置である。
その装置は、一対のローラー間の間隙を調整する調整機構、調整機構を駆動する駆動機構、制御手段、紙厚計測手段及び紙厚選択指定手段で構成されている。紙厚に対するローラー間の適正な間隙は、予め制御手段に記憶された記録又は外部から制御手段に入力された記録に基くものである。
具体的には、紙厚選択指定手段又は紙厚計測手段により紙厚値信号が制御手段に入力され、制御手段内で入力された紙厚値信号に基いて適正ローラー間隙が定められ、記憶される。
制御手段が、駆動機構のモーターを回転させ、モーターがねじ軸、当接部材、ローラーを支持するアームを介してこのアームに作用する圧縮ばねのばね力に抗して又は圧縮ばねのばね力に従ってローラーを移動させ、ローラーの間隙を自動調整し、適正ローラー間隙を得るように作動する。圧縮ばねのばね力はローラー間を狭める方向に働いている。又、ローラーの間隙は、駆動機構の回転部に連係して設けられたポテンショメーターによってその回転角度を検出することにより検知している。
特開平2−066068号公報 特開平3−013455号公報 特開平3−079557号公報 特開平5−201610号公報 特開平7−237812号公報 特開2003−300668号公報 実開平2−72270号公報 実公平7−34059号公報
最近の輪転機、例えば新聞輪転機は、印刷紙の紙厚及び紙質に関しては、4頁の薄頁から48頁を超える厚頁までの多種類の頁建てがあり、又、新聞用紙には薄手の紙から厚手の紙まで多種類のものが有り、又、新聞の他に紙質が違うチラシなどの印刷物も同じ輪転機で刷るようになり、又、印刷速度に関しては、1秒間に折機で折られる新聞の部数が50部を超えるような高速となり、この輪転機における折機においては、前記公報に示されるローラー間隙自動調整装置のように、紙厚への対応のみでは、新聞、チラシなどの印刷物を良好な状態で折り出すことが困難である。
即ち、前記公報に示されローラー間隙自動調整装置では、折下ドラッグローラー部で次の問題が生じた。
その問題を図4において説明すると、印刷紙1は、折胴93の針95又は95’で一端を引張られ、図4のA位置で針95又は95’が抜け、ほぼ同時に他端が鋸98と鋸受96又は96’により、次の針95’又は95の前方を幅方向に切断され、印刷紙1は断裁印刷紙1’となってフリーの状態になり、更に折ブレード97又は97’により、折胴93の下方に配置され断裁印刷紙1’を引込む方向に互いに逆方向に回転する一対の折下ドラッグローラー2、3間に断裁印刷紙1’の略中央部が差し込まれ、折下ドラッグローラー2、3の回転力により折下ドラッグローラー2、3間に引込まれる。
高速時には、フリーの状態になった断裁印刷紙1’は、高速による折胴93の回転方向への慣性力の強さで回転方向に引張られ、そのため折下ドラッグローラー2、3間への引き込みに対する抗力が増大し、それ故に、折下ドラッグローラー2、3表面と断裁印刷紙1’との滑り量が大きくなり、折下ドラッグローラー2、3間に断裁印刷紙1’が引き込まれ難くなる。
このことから、折胴93と折下ドラッグローラー2、3間で紙が停滞した状態となり、紙の弛みや紙のバタツキが生じ、折下ドラッグローラー2、3間を通過後の折帳1”の端が一部折れる現象や部分的に走行方向に折れ重なる現象等の不具合が発生し、良好な折精度が維持できないという状況が生じた。
この問題を解消するために、従来は、作業者が、発生した前記の現象を見ながらハンドル又は手動操作ボタンでローラー間隙を手動で調整しなければならず、その調整には一定以上の熟練を要すると共に、作業者にとっては極めて煩雑な作業であり、運転中に行うので調整作業中に多くの損紙が発生する。又、作業者の熟練度の差により損紙量の違いが出る。
そこで、従来の問題解消策では解消しない問題を解決することをこの発明の課題として、発明者は様々な試験を行った結果、折下ドラッグローラー2、3間を紙厚に加えて少なくとも輪転機の運転速度に対応した間隙に調整することで前記の不具合の発生を抑えて、良好な折精度を維持し得ることを見出した。
そして、この発明は、前記従来の技術では解消しない問題を一挙に解決したローラー間隙自動調整装置装置を提供するものである。
輪転機の折機に設けられ、互いの間を折胴の折ブレードによって突き出された断裁印刷紙が2つ折り状態で通過する一対の折下ドラッグローラーの間隙を調整するこの発明の折機のローラー間隙自動調整装置は、一対の折下ドラッグローラーと、これらの折下ドラッグローラーを回転可能に支持するアームを有するローラー支持部材と、折下ドラッグローラー間のローラー間隙を調整する間隙調整手段と、間隙調整手段を駆動する間隙調整駆動手段と、間隙調整駆動手段を制御する制御手段と、間隙調整駆動手段の作動量を折下ドラッグローラー間の間隙の大きさとして検出し、そのローラー間隙の大きさに係る信号を制御手段に対し出力するローラー間隙検出手段と、輪転機の運転速度を検出し、その速度信号を制御手段に出力する速度検出手段と、2つ折りされる断裁印刷紙の紙厚と紙の物性に係る紙データが入力され、輪転機の運転毎にその紙データに係る信号を制御手段に対し出力し、紙の条件を制御手段に指定する入力手段とを備えている。
制御手段は、入力手段から入力される紙データと速度検出手段から入力される輪転機の運転速度とに基いて当該輪転機の運転状態における一対の折下ドラッグローラーの適正なローラー間隙を求め、ローラー間隙検出手段から入力される当該時点のローラー間隙が前記適正なローラー間隙と一致するように、間隙調整駆動手段を動作させるようになっている。
この発明によれば、断裁印刷紙が2つ折り状態で通過する一対のローラー間隙が、紙厚及び少なくとも輪転機の運転速度に対応して自動調整され、適正なローラー間隙が得られる。
そのため、作業者の熟練に基く運転中の煩雑な手動調整操作なしで、常に適正なローラー間隙が得られ、断裁印刷紙に対する一対の折下ドラッグローラー間の最適な引き込みが可能となり、良好な折精度を維持でき、損紙の低減が図れる。
又、作業者の作業負担の軽減が図られると共に、延いてはノンスキル化や省人化が可能となる。
この発明の実施の形態におけるローラー間隙自動調整装置を図面に従って説明する。
輪転機において、それぞれ図示しない少なくとも1つの給紙装置及び印刷装置が配備され、その下流には、既述の図3に示すような一般的な折機90が配備されている。
そして、折機90において、折胴93の下方に平行に対向して配置されている一対の折下ドラッグローラー2、3は、ローラー支持部材10で支持されている。
即ち、折下ドラッグローラー2の軸の両端部は、それぞれ折下ドラッグローラー2の軸方向に対向するアーム20、20の先端部の軸受21、21に回転可能に支持され、折下ドラッグローラー3の軸の両端部は、それぞれ折下ドラッグローラー3の軸方向に対向するアーム30、30の先端部の軸受31、31に回転可能に支持され、両軸は、図示しない駆動手段で、断裁印刷紙1’を引込む方向に互に反対方向に回転駆動されるようになっている。
アーム20、20の中間部は、折下ドラッグローラー3の軸と平行に折りフレーム91、91から対向して突出した支持軸22、22に回転可能に支持され、アーム30、30の中間部は、折下ドラッグローラー3の軸と平行に折りフレーム91、91から対向して突出した支持軸32、32に回転可能に支持されている。
そして、支持軸22、22と支持軸32、32とは、適宜の間隔をあけて並行であり、折下ドラッグローラー2と折下ドラッグローラー3とが支持軸22、22、32、32を中心としたアーム20、20、30、30の角度変位により接触常態と適宜の間隙をあけた状態との間で変位するように構成されている。
なお、折下ドラッグローラー2、3、の両端部には、アーム20とアーム30との対がそれぞれ1組づつ設けられ、それに対する間隙調整手段4、間隙調整駆動手段5は同じ構成なので、以下の説明は1組分とする。
折下ドラッグローラー2、3間の間隙を調整する間隙調整手段4は、次のように構成されている。
アーム20、30の各基端部には支持軸22,32と直角方向の孔が貫通しており、その一対の孔には一本のねじ軸41が挿入されている。ねじ軸41は、折下ドラッグローラー2、3の軸と直角方向に配置され、その両端部は、折りフレーム91にブラケットを介して軸受47,47’で回転可能に支持されている。
ねじ軸41には、ピッチが同一でねじれ方向が右と左の異なる方向の雄ねじ部42、43が中間部を挟んで形成されており、中間部は略アーム対20、30間に位置し、雄ねじ部42、43は、略アーム対20、30の外側に位置し、中間部にはアーム20、30の基端部に挟まれるように圧縮ばね46が捲回され、そのばね力によりアーム対20、30は、先端部が互いに接近し、基端部が互いに離隔するようになっている。そして、雄ねじ部42、43それぞれには、アーム20、30の基端部に係合して回転が抑止されたナット状のストッパー部材44、45がねじ込まれ、ねじ軸41の回転によりストッパー部材44、45は、逆ねじ関係の雄ねじ部42、43により軸方向に同量、互いに逆方向に移動するようになっている。
ストッパー部材44、45は、ばね力により離隔しようとするアーム対20、30の基端部に当接して、基端部の相互離隔、即ち折下ドラッグローラー2、3の相互接近を抑止するようになっている。
ねじ軸41には、間隙調整駆動手段5が接続されている。
即ち、ねじ軸41は、一方の端部が軸受(図示の例では軸受47)から外側に突出し、突出部には歯車52''が、軸端にはハンドル51がそれぞれ取り付けられている。更に、歯車52''はモーター53のモーター軸に取り付けられている駆動歯車52と噛み合っている。
モーター53は、後述の制御手段7から入力されるモーター回転信号T3により所定回転角度回転駆動する。
尚、ねじ軸41の一端には、ねじ軸41を回転させるハンドル51が設けられていて、何らかの不具合により自動調整ができなくなった時に、ハンドル51を操作してローラー間隙の手動調整も可能である。
折下ドラッグローラー2、3のローラー間隙を自動的に調整するべく間隙調整駆動手段5、即ちモーター53を制御する制御手段7が設けられている。
制御手段7は、モーター53にモーター回転信号T3を入力するようにモーター53に接続されていると共に、ローラー間隙検出手段6から現在の折下ドラッグローラー2、3間の間隙の大きさに係る信号として検出回転角度信号T4が入力されるようにローラー間隙検出手段6におけるポテンショメーター61に接続されている。即ち、ポテンショメーター61の入力軸に取り付けられている歯車52'が、モーター軸の駆動歯車52と噛み合っており、ポテンショメーター61は、モーター53の回転角度を歯車52'を介して検出するのである。
ポテンショメーター61に替えて原点付ロータリーエンコーダー(図示せず)を使用しても良い。
又、制御手段7には、図示しない主駆動部に連結して設けられた例えばパルス出力器であり、輸転機の運転速度を検出し速度信号T2を制御手段7に出力する速度検出手段9に接続されていると共に、各種印刷紙データが入力され、それを制御手段7に出力する入力手段8が接続されている。
入力手段8に入力される各種印刷紙データは、紙厚に関係する印刷紙1の1枚の厚さ及び頁建て、あるいは、前記に加えて紙の物性に関係する紙の種類であり、紙の種類の入力で印刷紙1の厚さを認定可能な場合は、紙の種類の入力で印刷紙1の厚さに替えられても差し支えない。そして、入力手段8は、紙厚を認定可能なデータ又は紙厚と紙の物性を認定可能な1個乃至複数のデータである紙信号T1で紙の条件を制御手段7に指定するのである。
制御手段7には、作業者の経験とこれまでの輪転機の運転データや試験データに基づいて、紙厚、運転速度の複合条件の幾つか、若しくは、紙厚、紙の物性及び運転速度の複合条件の幾つかのそれぞれに対応させて予め定めた、折下ドラッグローラー2、3間の適正なローラー間隙の大きさに係るデータが格納されている。
そして、輪転機運転開始に先立って前記入力手段8を介して紙信号T1が入力される。紙信号T1が入力されない時は、直前の運転時の紙信号T1が引き続き有効である。
運転開始に伴い、前記速度検出手段9から速度信号T2が入力され、前記紙信号T1と現在入力されている速度信号T2の複合条件が決定される。この決定された複合条件に対応する折下ドラッグローラー2、3間の適正なローラー間隙の大きさに係るデータを選択抽出する。
この抽出されたデータと、ローラー間隙検出手段6が出力する検出回転角度信号T4、即ち現在の折下ドラッグローラー2、3間の間隙の大きさに係る信号が示す折下ドラッグローラー2、3間の間隙の大きさとを比較し、両者間に相違がある場合に、両者の相違を解消するように間隙調整駆動手段5のモーター53を回転させるべく、モーター回転信号T3を出力する。
又、制御手段7は、前記の様に複合条件毎に折下ドラッグローラー2、3間の適正なローラー間隙の大きさに係るデータを予め定めて格納されているのではなく、前記折下ドラッグローラー2、3間の適正なローラー間隙の大きさに係るデータを紙厚、運転速度の複合条件のデータに係る関数、若しくは、紙厚、紙の物性及び運転速度の複合条件のデータに係る関数として演算可能に設けられても良く、折下ドラッグローラー2、3間の適正なローラー間隙の大きさのデータを得た後の処理は、前記折下ドラッグローラー2、3間の正なローラー間隙の大きさに係るデータを予め定めて格納したデータから選択抽出した後の処理と同様に行われる。
この発明の実施の形態では、昇速時は折下ドラッグローラー2、3間のローラー間隙を狭め、減速時は折下ドラッグローラー2、3間のローラー間隙を広げるように調整する。
以下、輪転機の折機におけるこの発明に係るローラー間隙自動調整装置の自動調整の作用を図1及び図2を参照して説明する。
運転開始に先立って、印刷に使用する紙にあわせて紙厚に関係する印刷紙1の1枚の厚さ、頁建て及び紙の物性に関係する紙の種類が入力手段8に入力され、この入力手段8を介して紙の条件である紙信号T1が制御手段7に入力される。紙信号T1が入力されない時は、直前の運転時の紙信号T1が引き続き有効である。
運転開始に伴い、制御手段7では、速度検出手段9から速度信号T2が入力され、紙信号T1と現在入力されている速度信号T2の複合条件が決定される。この決定された複合条件に対応する折下ドラッグローラー2、3間の適正なローラー間隙の大きさに係るデータが選択抽出される。
そして、ローラー間隙検出手段6から入力された検出回転角度信号T4、つまり現在の折下ドラッグローラー2、3間の間隙の大きさに係る信号が示す折下ドラッグローラー2、3間の間隙の大きさを抽出された適正なローラー間隙の大きさに係るデータと比較し、両者間に相違がある時には、両者の相違を解消するように折下ドラッグローラー2、3の両軸端側に設けられた2つの間隙調整駆動手段5、5のモーター53、53を回転させるべく、モーター回転信号T3を出力する。
モーター回転信号T3により、各間隙調整駆動手段5では、モーター53が回転し、駆動歯車52、歯車52”を介してそれぞれ連係された間隙調整手段4のねじ軸41が回転する。ねじ軸41には順に、ストッパー部材44、アーム20、圧縮ばね46、アーム30、ストッパー部材45が組込まれていて、圧縮ばね46のばね力により常にストッパー部材44がアーム20と、又、ストッパー部材45がアーム30と接しており、前記ねじ軸41の回転により、ねじ軸41に設けられた右と左の異なるねじ方向を有する雄ねじ部42、43に組込まれているストッパー部材44、45が互に近づくか又は離れる方向に移動する。
2つの間隙調整手段4、4におけるストッパー部材44、45、44.45の移動により、ローラー支持部材10のアーム20、20及びアーム30、30が、それぞれ支持軸22、22、32、32を中心として角変位し、アーム20、20の他端部に設けられている折下ドラッグローラー2及びアーム30、30の他端部に設けられている折下ドラッグローラー3が、前記ストッパー部材44、45、44、45と逆方向に移動し、折下ドラッグローラ−2、3間のローラー間隙が自動調整される。
尚、折下ドラッグローラー2、3は、昇速時にはローラー間隙を狭め、減速時はローラー間隙を広げるように、モーター回転信号T3によりそれぞれ移動する。
又、通常通過する断裁印刷紙1’の紙厚より狭く設定されている折下ドラッグローラー2、3間は、断裁印刷紙1’の通過により広げられ、通過後、圧縮ばね46のばね力により元のローラー間隙に戻る。
上記のように適切にローラー間隙が調整された一対の折下ドラッグローラー2、3が断裁印刷紙1’を引込む方向に互いに逆方向に回転され、既述のように、折胴93の下方に配置され断裁印刷紙1’を引込む方向に互いに逆方向に回転する一対の折下ドラッグローラー2、3間に断裁印刷紙1’の略中央部が折ブレード97(97’)により差し込まれ、その折下ドラッグローラー2、3間に断裁印刷紙1’の略中央部が差し込まれ、折下ドラッグローラー2、3の回転力により折下ドラッグローラー2、3間に引込まれ、更に折帳1”として下方に送り出される。
この発明の実施の形態におけるローラー間隙自動調整装置を示す概略図である。 図1のA‐A矢視部分断面概略図である。 輪転印刷機に装備される一般的な折機の構成を示す概略図である。 一般的な折機の胴周辺の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 印刷紙(折機の胴間で切断前の印刷紙)
1’ 断裁印刷紙(折機の胴間で切断後の印刷紙)
1” 折帳(折り畳まれた印刷紙) 2、3 折下ドラッグローラー
10 ローラー支持部材 20、30 アーム
21、31 軸受
22、32 支持軸
4 間隙調整手段
41 ねじ軸
42、43 雄ねじ部
44、45 ストッパー部材
46 圧縮ばね
47、47’ 軸受
5 間隙調整駆動手段
51 ハンドル
52 駆動歯車
52’、52” 歯車
53 モーター
6 ローラー間隙検出手段
61 ポテンショメーター
7 制御手段
8 入力手段
9 速度検出手段
90 折機
91 折フレーム
92 フオーマー
93 折胴
94 鋸胴
95、95’ 針
96、96’ 鋸受け
97、97’ 折ブレード
98 鋸
DF 羽根車装置
CV 搬送装置
T1 紙信号
T2 速度信号
T3 モーター回転信号
T4 検出回転角度信号

Claims (1)

  1. 輪転機の折機に設けられ、互いの間を折胴の折ブレードによって突き出された断裁印刷紙が2つ折り状態で通過する一対の折下ドラッグローラーの間隙を調整する折機のローラー間隙自動調整装置において、
    一対の前記折下ドラッグローラーと、これらのローラーを回転可能に支持するローラー支持部材と、折下ドラッグローラー間のローラー間隙を調整する間隙調整手段と、該間隙調整手段を駆動する間隙調整駆動手段と、該間隙調整駆動手段を制御する制御手段と、当該時点のローラー間隙の大きさを検出し、そのローラー間隙の大きさに係る信号を制御手段に対し出力するローラー間隙検出手段と、前記2つ折りされる断裁印刷紙の少なくとも厚さを含む印刷紙に係る紙データが入力され、その紙データに係る信号を制御手段に対し出力する入力手段と、輪転機の運転速度を検出し、その回転速度に係る信号を制御手段に対し出力する速度検出手段とを備え、
    前記制御手段が、前記入力手段から入力される紙データと前記速度検出手段から入力される輪転機の運転速度とに基いて当該輪転機の運転状態における前記一対の折下ドラッグローラー間の適正なローラー間隙を求め、ローラー間隙検出手段から入力される当該時点のローラー間隙が前記適正なローラー間隙となるように、前記間隙調整駆動手段を動作させる折機のローラー間隙自動調整装置。
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