JP2006310759A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を均一かつ効率的に乾燥させることができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63は、処理槽4を挟んで対向するように設けられている。ドライエア供給ダクト62の内部では、ドライエア供給ダクト62の端面から所定の長さで水平方向に延びるように複数の通気ガイド62aが設けられ、複数の通気ガイド62aにより複数の通気路62rが形成されている。ドライエア供給ダクト62の端面には、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように仕切板62bが取り付けられている。ドライエア供給ダクト62内においても、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように仕切板62cが取り付けられている。仕切板62b,62cは、ともにドライエア供給ダクト62の上側に位置する。それにより、ドライエア供給ダクト62の下側にドライエア噴射用開口62kが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板に種々の処理を行う基板処理装置に関する。
従来より、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板に種々の処理を行うために、基板処理装置が用いられている。
複数の基板を処理液が貯留された処理槽に浸漬し、洗浄処理を行う基板処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。この基板処理装置においては、処理槽内で基板の表面が薬液および純水により洗浄処理される。洗浄処理の施された基板は処理槽内から引き上げられる。
洗浄処理後の基板に純水が付着していると、基板にパーティクルが付着し易くなる。また、基板に付着した純水が自然乾燥すると、基板にウォーターマークが形成される。したがって、特許文献1の基板処理装置においては、基板の処理槽内からの引き上げ時に乾燥処理が行われている。乾燥処理は、次のように行われる。
図8は、特許文献1の基板処理装置による基板の乾燥処理を説明するための図である。図8(a)に示すように、洗浄処理終了時において、基板Wは純水L1の満たされた処理槽562内に存在する。
その後、図8(b)に示すように、基板Wはリフタ563とともに上昇を開始する。それにより、基板Wは純水L1から外部雰囲気中に徐々に露出していく。
そこで、基板Wと純水L1の液面TL1との相対移動と並行して、窒素ガスFGが窒素ガス噴射部565から液面直上で露出する基板Wの表面に対して連続的に噴射される。窒素ガスFGは、処理槽562に貯留された純水L1の液面TL1の直上を通過し、窒素ガス排気部568から排気される。
窒素ガスFGが基板Wに吹き付けられることにより、露出する基板Wに付着した純水L1が吹き飛ばされる。また、窒素ガスFGにより発生する気流は、液面TL1近傍の雰囲気の湿度を低下させるので、基板Wに付着する純水L1の蒸発が促進される。
上記のように乾燥処理が行われることにより、基板Wが処理槽562から完全に引き上げられる際には基板Wの全面が乾燥する。
特開平11−354488号公報
図9は、特許文献1の基板処理装置による基板の乾燥処理状況を示す斜視図である。図9に示すように、複数の基板Wの各々は、その主面が鉛直方向と略平行となるように支持された状態で純水L1内から引き上げられる。
図9に、純水L1から徐々に露出する基板Wの部分に窒素ガスFGを供給する窒素ガス噴射部565が示されている。図9に示すように、窒素ガス噴射部565は窒素ガス供給管565aを備える。窒素ガス供給管565aには複数の噴射口565Jが設けられている。
複数の噴射口565Jの各々は、複数の基板W間の間隙に対応して設けられている。複数の噴射口565Jの各々から略水平方向に窒素ガスが噴射される。それにより、窒素ガスFGが基板Wの主面に吹き付けられる。基板Wに吹き付けられた窒素ガスFGは、窒素ガス排気部568から排気される。
ここで、上述のように、窒素ガスFGにより発生する気流は、液面TL1近傍の雰囲気の湿度を低下させる。換言すれば、窒素ガスFGにより発生する気流は、基板W周辺の雰囲気の露点を低下させる。それにより、基板Wに付着する純水L1の蒸発が促進される。
したがって、複数の基板Wを均一かつ効率的に乾燥させるためには、窒素ガスFGが吹き付けられる基板W周辺の雰囲気における露点の分布をできる限り均一化させることが好ましい。
しかしながら、特許文献1の基板処理装置においては、複数の基板Wに対して複数の噴射口565Jから窒素ガスFGが噴射される。したがって、基板Wの主面に直交する方向において、基板W周辺の雰囲気の露点を均一化することは困難であった。
図9において、基板Wの主面に直交する方向に並ぶ位置p1,p2,p3では露点が大きくばらつく。また、基板Wの主面に平行な方向に並ぶ位置p2,p4,p5でも露点が大きくばらつく。例えば、この露点のばらつきは約60℃を超える。
このように、基板W周辺の雰囲気において露点が均一に分布しない場合、複数の基板Wを均一かつ効率的に乾燥させることは困難であった。
本発明の目的は、基板を均一かつ効率的に乾燥させることができる基板処理装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、所定の処理液を貯留する処理槽と、処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、基板昇降手段により処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、気体供給手段は、処理槽の一側方に配置され、処理槽の上端に沿って一側方から処理槽の他側方へ気体を供給する気体供給ダクトと、気体供給ダクトに気体を供給する気体供給系とを備え、気体供給ダクトは、気体供給系により供給される気体が流入する流入空間と、略水平方向に延びるとともに処理槽側に気体を流出する気体流出口とを有し、気体流出口は、気体供給ダクトから処理槽に向かう気体の流れの断面が上下方向において流入空間の上端から流入空間の下端までの領域よりも小さくなるように設けられるものである。
その発明に係る基板処理装置においては、処理槽に処理液が貯留され、基板昇降手段により処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板が昇降される。基板が基板昇降手段により処理槽から引き上げられる際には、処理槽の一側方に配置される気体供給手段により、処理槽の上端に沿って一側方から処理槽の他側方へと基板に気体が供給される。それにより、基板に付着した処理液が気体により乾燥される。
ここで、気体供給手段においては、気体供給系から気体供給ダクトの流入空間に流入した気体が気体流出口から流出される。気体流出口は、気体供給ダクトから処理槽に向かう気体の流れの断面が上下方向において流入空間の上端から流入空間の下端までの領域よりも小さくなるように設けられるので、気体が気体流出口から処理槽の上端に沿って勢いよく噴出される。これにより、処理槽上に強い気流が発生する。したがって、処理槽から引き上げられる基板周辺の雰囲気における露点の分布が処理液の液面の直上で均一化されるので、基板を均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
(2)気体流出口は、気体供給ダクトから処理槽に向かう気体の流れの断面が流入空間の上端よりも低い位置から流入空間の下端までの領域に制限されるように設けられてもよい。
この場合、気体流出口は、気体供給ダクトから処理槽に向かう気体の流れの断面が流入空間の上端よりも低い位置から流入空間の下端までの領域に制限されるように設けられるので、気体が気体流出口から処理槽の上端に沿って勢いよく噴出される。これにより、処理槽上に強い気流が発生する。したがって、処理槽から引き上げられる基板周辺の雰囲気における露点の分布が処理液の液面の直上で均一化されるので、基板を均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
(3)処理槽側の気体供給ダクトの端面の上端よりも低い位置から上端までの領域を閉塞する閉塞部が設けられることにより気体流出口が形成されてもよい。
このように、気体供給ダクトの端面の上端よりも低い位置から上端までの領域に閉塞部を設けることにより、気体供給ダクト内で流入空間から気体流出口へと流れる気流の断面が流入空間の上端よりも低い位置から流入空間の下端までの領域に制限される。それにより、基板の均一かつ効率的な乾燥が実現される。
(4)閉塞部は、気体供給ダクトの端面に上下に移動可能に設けられた閉塞部材を含んでもよい。
これにより、気体流出口から噴射される気体の勢いを任意に調整することができる。したがって、基板の大きさおよび処理槽の大きさ等に応じて、基板に供給される気体の気流の強さを調整することが可能となる。
(5)流入空間内において流入空間の上端よりも低い位置から上端までの領域を遮蔽する遮蔽部が設けられることにより気体流出口が形成されてもよい。
このように、気体供給ダクトの端面の上端よりも低い位置から上端までの領域に遮蔽部を設けることにより、気体供給ダクト内で流入空間から気体流出口へと流れる気流の断面が流入空間の上端よりも低い位置から流入空間の下端までの領域に制限される。それにより、基板の均一かつ効率的な乾燥が実現される。
(6)遮蔽部は、その下端が上端に比べて処理槽に近づくように傾斜して配置されてもよい。この場合、気体供給ダクト内で流入空間から気体流出口へ気体が円滑に導かれる。それにより、気体供給ダクト内における乱流の発生等が防止される。
(7)処理槽の上端から気体供給ダクトの端面における気体流出口の上端までの高さが0cmよりも大きく5cm以下となるように、気体流出口が形成されてもよい。この場合、基板のより均一かつ効率的な乾燥が実現される。
(8)水平面内で気体が流れる方向と直交する方向において、気体流出口の幅が処理槽の幅以上であってもよい。この場合、複数の基板を均一かつ効率的に乾燥させることができる。
(9)第2の発明に係る基板処理装置は、基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、所定の処理液を貯留する処理槽と、処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、基板昇降手段により処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、気体供給手段は、処理槽の一側方に配置され、処理槽の上端に沿って一側方から処理槽の他側方へ気体を供給する側部気体供給ダクトと、処理槽の上方に配置され、処理槽の上方から下方へ気体を供給する上部気体供給ダクトとを備えるものである。
その発明に係る基板処理装置においては、貯留槽の処理槽に処理液が貯留され、基板昇降手段により処理槽内の処理液中と処理槽の上方位置との間で基板が昇降される。基板が基板昇降手段により処理槽から引き上げられる際には、処理槽の一側方に配置される側部気体供給ダクトにより処理槽の上端に沿って一側方から処理槽の他側方へと基板に気体が供給され、処理槽の上方に配置される上部気体供給ダクトにより処理槽の上方から下方へと基板に気体が供給される。それにより、基板に付着した処理液が気体により乾燥される。
このように、処理槽から引き上げられる基板に対して、その一側方および上方から気体が供給されることにより、側部気体供給ダクトから基板に供給される気体の露点が上昇した場合でも、上部気体供給ダクトから露点の低い気体を供給することができるので、処理槽上の雰囲気における露点の分布が均一に保たれる。その結果、基板を均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
(10)気体供給手段は、処理槽の他側方に配置され、処理槽上の雰囲気を排出するための排気ダクトをさらに備えてもよい。この場合、処理槽上の雰囲気が排気ダクトにより排気されるので、処理槽上の雰囲気における乱流の発生が防止され、処理槽の一方側から他方側へ気体の円滑な流れが形成される。したがって、基板のより均一かつ効率的な乾燥が実現される。
(11)気体はドライエアであってもよい。この場合、気体供給手段により基板にドライエアが供給される。それにより、基板に付着する処理液がドライエアにより置換され、効率的に除去される。
(12)処理液は、純水であってもよい。この場合、基板に気体が供給されることにより、基板に付着する純水が除去されるので、基板の表面にウォータマークが発生することが防止される。
本発明に係る基板処理装置によれば、処理槽から引き上げられる基板周辺の雰囲気の露点の分布が処理液の液面の直上で均一化されるので、基板を均一かつ効率的に乾燥させることができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置について説明する。以下の説明において、基板とは、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等をいう。
(1)第1の実施の形態
(1−a)基板処理装置の構成および動作
図1は、第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。図1に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100は、処理槽4、ダウンフローダクト20、基板移動機構30、処理液ミキシング装置50、ドライエア発生装置60、制御部70およびファンフィルタユニットFFUを備える。
ダウンフローダクト20の上方にファンフィルタユニットFFUが配置されている。ファンフィルタユニットFFUは、ファンおよびフィルタを備える。ファンフィルタユニットFFUのファンが動作することにより、ダウンフローダクト20内に清浄な下降気流(ダウンフロー)が発生する。
ダウンフローダクト20内の下部に処理槽4が設けられている。処理槽4は複数の基板Wを収納可能な内槽40および内槽40の上部外周を取囲むように設けられた外槽43により形成されている。内槽40は略直方体形状を有する。
内槽40の底部には、内槽40内に処理液を供給するための処理液供給管41および内槽40内の処理液を排出するための処理液排出管42が接続されている。本実施の形態において、内槽40内では基板Wの洗浄処理が行われる。洗浄処理時に内槽40内に供給される処理液は、洗浄液またはリンス液である。
すなわち、内槽40内に洗浄液を供給し、洗浄液の貯留された内槽40内に基板Wを浸漬することにより、基板Wの表面を洗浄する。その後、内槽40内の洗浄液をリンス液に置換する。
洗浄液としては、BHF(バッファードフッ酸)、DHF(希フッ酸)、フッ酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、シュウ酸またはアンモニア等の薬液が用いられる。リンス液としては、純水、炭酸水、水素水、電解イオン水等が用いられる。
本実施の形態では、処理液供給管41が処理液ミキシング装置50に接続されている。処理液ミキシング装置50には、例えば薬液および純水が供給されている。処理液ミキシング装置50は、供給される薬液および純水を所定の割合で混合することができる。したがって、処理液ミキシング装置50は、薬液、純水またはそれらの混合液を処理液またはリンス液として処理液供給管41を介して内槽40内に供給する。
外槽43の底部には、内槽40の上部から溢れ出し(オーバーフロー)、外槽43内に流れ込む処理液を排出するための処理液排出管44が接続されている。
内槽40の上方位置に基板移動機構30が設けられている。基板移動機構30は複数の基板Wを保持する保持部33を上下方向に移動させる。
ダウンフローダクト20の上部には、搬送エリアTEが設けられている。搬送エリアTEは、基板Wを保持する保持部33と図示しない搬送機構との間で基板Wの受け渡しを行う際に用いられる。
搬送エリアTEを取囲むダウンフローダクト20の部分において、対向する2つの側面にはそれぞれ開口20hが形成されている。2つの開口20hの近傍には、それぞれ開口20hを開閉可能なシャッタSHおよびシャッタ駆動部SDが設けられている。シャッタ駆動部SDは、シャッタSHを駆動することによりダウンフローダクト20の開口20hの開閉を行う。
例えば、シャッタSHが開くことにより、洗浄処理前の基板Wを保持する搬送機構(図示せず)がダウンフローダクト20内に搬入され、保持部33に基板Wが受け渡される。また、洗浄処理後の基板Wを保持部33から受け渡された搬送機構(図示せず)がダウンフローダクト20内から、ダウンフローダクト20外に搬出される。
処理槽4の上端部近傍に位置するダウンフローダクト20の部分において、対向する2つの側面にはそれぞれドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63が取り付けられている。
本実施の形態において、ドライエア供給ダクト62には通気ガイド62aおよび仕切板62b,62cが設けられている。ドライエア排気ダクト63には通気ガイド63aおよび仕切板63b,63cが設けられている。ドライエア供給ダクト62は配管61を介してドライエア発生装置60と接続されている。詳細は後述する。
ドライエア発生装置60により発生されたドライエアDFが、配管61を通じてドライエア供給ダクト62に送られる。それにより、内槽40から引き上げられる基板WにドライエアDFが吹き付けられ、基板Wの乾燥処理が行われる。基板WにドライエアDFが吹き付けられることにより、基板W周辺の雰囲気がドライエア排気ダクト63から排気される。
なお、本実施の形態において、ドライエアDFとは、極めて露点の低い気体をいう。ドライエア供給ダクト62からダウンフローダクト20内に供給されるドライエアDFの露点は、例えば約−70℃である。
図1に示すように、制御部70は基板移動機構30、処理液ミキシング装置50、ドライエア発生装置60、シャッタ駆動部SDおよびファンフィルタユニットFFUと接続されている。制御部70がこれら構成部の動作を制御することにより、ダウンフローダクト20内のダウンフロー、基板処理装置100に対する基板Wの搬入搬出動作、基板Wの洗浄処理および基板Wの乾燥処理が制御される。
例えば、制御部70はファンフィルタユニットFFUを制御することにより、ダウンフローダクト20内にダウンフローを発生させる。
制御部70は基板移動機構30を制御することにより、洗浄処理の開始時に基板Wを保持する保持部33を内槽40内に移動させる。この状態で、制御部70は処理液ミキシング装置50を制御することにより、薬液または薬液と純水との混合液を洗浄液として内槽40内に供給する。これにより、基板Wが内槽40内で洗浄液に浸漬され、基板Wの表面が洗浄される。
その後、制御部70は処理液ミキシング装置50を制御することにより、純水をリンス液として内槽40内に供給し、内槽40内の洗浄液を純水に置換する。これにより、基板Wが内槽40内で純水に浸漬される。それにより、基板Wの洗浄処理が完了する。
制御部70は基板移動機構30を制御することにより、洗浄処理が完了した基板Wを内槽40の上方へ引き上げる。そこで、制御部70はドライエア発生装置60を制御することにより、引き上げられた基板WにドライエアDFを供給する。これにより、基板Wに付着した純水がドライエアDFにより置換され、基板Wの表面が乾燥される(乾燥処理)。
なお、乾燥処理時以外において、制御部70はドライエア発生装置60を制御することにより、ダウンフローダクト20内へのドライエアDFの供給量を低減している(スローリーク)。
基板Wの内槽40からの引き上げ時において、制御部70は、処理液ミキシング装置50を制御することにより少量の純水を継続して内槽40内に供給している。したがって、基板Wの内槽40からの引き上げ時には、内槽40の上部開口から純水が溢れ出している。内槽40から溢れ出した純水は外槽43へ流れ込み、外槽43に接続された処理液排出管44から排出される。
処理液供給管41および処理液排出管42,44には、それぞれ図示しないバルブが設けられている。制御部70はこれらのバルブの開閉動作も制御する。これにより、処理槽4内の処理液の供給系および排出系の開閉動作が、制御部70により制御される。
(1−b)基板処理装置の構成および乾燥処理の詳細
図2は第1の実施の形態に係る基板処理装置100において基板Wの乾燥処理が行われる様子を示す側面図であり、図3は第1の実施の形態に係る基板処理装置100において基板Wの乾燥処理が行われる様子を示す斜視図である。基板Wの乾燥処理時には、矢印Uに示すように、複数の基板Wを保持する保持部33が基板移動機構30により処理槽4から徐々に引き上げられる。
図2および図3に示すように、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63は、処理槽4の上端に沿う面上で処理槽4を挟んで対向するように設けられている。また、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63は、ともに箱型の形状を有する。
さらに、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63が互いに対向する方向に直交する方向において、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の長さ(幅)は、処理槽4の内槽40の長さ(幅)よりも大きく設定されている。
図2に示すように、ドライエア供給ダクト62の内部では、ドライエア供給ダクト62の端面から所定の長さで水平方向に延びるように複数の通気ガイド62aが設けられている。複数の通気ガイド62aにより、複数の通気路62rが形成されている。
処理槽4側に位置するドライエア供給ダクト62の端面には、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように仕切板62bが取り付けられている。また、ドライエア供給ダクト62内においても、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように仕切板62cが取り付けられている。仕切板62cは配管61から供給されるドライエアDFが円滑に他方の通気路62rへ流れるように、その下端が上端に比べて処理槽4に近づくように傾斜した状態で取り付けられている。
仕切板62b,62cは、ともにドライエア供給ダクト62の上側に位置する。それにより、ドライエア供給ダクト62の下側にはドライエア噴射用開口62kが形成されている。
ドライエア排気ダクト63は、ドライエア供給ダクト62と同様にその内部に複数の通気ガイド63aが設けられている。これにより、複数の通気路63rが形成されている。
また、処理槽4側に位置するドライエア排気ダクト63の端面およびドライエア排気ダクト63内には、ドライエア供給ダクト62と同様に仕切板63b,63cが取り付けられている。それにより、ドライエア排気ダクト63の下側には排気用開口63kが形成されている。
ここで、上下方向における処理槽4(内槽40および外槽43)の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIよりも小さく設定される。
例えば、高さIが10cmに設定されている場合、距離Hは0cmよりも大きく、5cm以下に設定されることが好ましい。
なお、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との間の距離、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との間の距離は非常に小さく設定されることが好ましい。特に、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との位置関係、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との位置関係は略同一となるように設定されることがより好ましい。
上記のように、ドライエア供給ダクト62内に通気ガイド62aが設けられ、仕切板62b,62cが取り付けられることにより、配管61を通じてドライエア供給ダクト62内に供給されるドライエアDFは、仕切板62b,62cにより絞り込まれ、ドライエア噴射用開口62kから噴射される。
したがって、ドライエア噴射用開口62kから噴射されるドライエアDFの圧力は、配管61を通じてドライエア供給ダクト62内に供給されるドライエアDFに比べて大きくなっている。
それにより、矢印AR1に示すように、処理槽4に貯留される純水DIWの液面LSの直上で水平方向に沿って形成されるドライエア噴射用開口62kの全体から勢いよくドライエアDFが噴射される。これにより、純水DIWの液面LS上に気流が発生する。したがって、純水DIWから引き上げられる基板W周辺の雰囲気の露点の分布が純水DIWの液面LSの直上で均一化されるので、複数の基板Wを均一かつ効率的に乾燥させることが可能となっている。
さらに、ドライエア排気ダクト63においては、処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hがドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIよりも小さく設定されているので、ドライエアDFが噴射されることにより発生する気流が処理槽4のドライエア排気ダクト63側で広がることが防止され、処理槽4の一方側から他方側へドライエアDFの円滑な流れが形成される。
この場合、純水DIWから引き上げられる基板W周辺の雰囲気の露点の分布が純水DIWの液面LSの直上でさらに均一化される。そして、純水DIWの液面LSの直上に勢いよく噴射されるドライエアDFにより、純水DIWから徐々に引き上げられる基板Wに付着する純水DIWがより効率よく置換され、基板Wの表面から除去される。その結果、複数の基板Wをより均一かつ効率的に乾燥させることが可能となっている。
また、上述のように、本実施の形態では、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63が互いに対向する方向に直交する方向(基板Wの面に直交する方向)において、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の幅(ドライエア噴射用開口62kおよび排気用開口63k)が、処理槽4の内槽40の幅よりも大きく設定されている。
これにより、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63間で発生される気流の形成領域が内槽40上を覆うので、複数の基板Wをより均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
上述のように、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIが10cmに設定されている場合、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは0cmよりも大きく、5cm以下に設定されることが好ましい。この場合、複数の基板Wをより均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
本実施の形態では、仕切板62cは配管61から供給されるドライエアDFが円滑に他方の通気路62rへ流れるように、その下端が上端に比べて処理槽4に近づくように傾斜した状態で取り付けられている。これにより、ドライエア供給ダクト62内における乱流の発生が防止される。それにより、ドライエア噴射用開口62kから円滑にドライエアDFが噴出される。
本実施の形態においてドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63に取り付けられる仕切板62b,62c,63b,63cは、上下方向に移動可能に取り付けられてもよい。
この場合、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63に、仕切板62b,62c,63b,63cをそれぞれ上下方向に移動させる仕切板駆動部を設け、仕切板駆動部を制御部70により制御する。それにより、ドライエア噴射用開口62kおよび排気用開口63kの大きさ(上下方向における高さ)を変化させることができる。
ドライエア噴射用開口62kおよび排気用開口63kの大きさを変化させることにより、処理槽4の大きさ、基板Wの大きさ等に応じて純水DIWの液面LSの直上に発生する気流の速度を調整することができる。
上記構成に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63に、それらの開口を制限する仕切板62b,62c,63b,63cが取り付けられている。したがって、既設の基板処理装置に対してもダクトに仕切板を取り付けることにより容易に基板W周辺の雰囲気における露点の分布が調整できる。
本実施の形態において、乾燥処理は基板WにドライエアDFを供給することにより行われるが、基板Wに供給する気体はドライエアDFに限られない。ドライエアDFに代えて、例えばIPA(イソプロピルアルコール)蒸気を用いてもよいし、低温のN2 (窒素)ガスを用いてもよい。
(1−c)実施例
本発明者は上記構成を有する基板処理装置100において、純水DIWの液面LSの直上にドライエアDFを噴射した場合の基板W周辺の雰囲気における露点の分布を調査した。
実施例に係る基板処理装置100において、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIは10cmであった。また、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは4cmであった。
さらに、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との位置関係、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との位置関係は同一であった。
ドライエア噴射用開口62kからのドライエアDFの噴射時における気流の速度は約8m/sとなるように設定し、ドライエア噴射用開口62kにおけるドライエアDFの露点は約−70℃となるように設定した。
この状態で、本発明者は、純水DIWの液面LSの直上(基板W周辺の雰囲気)にドライエアDFを噴射しつつ、ドライエア噴射用開口62kの近傍で基板Wの面に直交する方向に並ぶ位置p1,p2,p3について露点の測定を行った。
また、本発明者は、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63間で基板Wの面に平行な方向において等間隔に並ぶ位置p2,p4,p5について露点の測定を行った。
その結果、位置p1,p2,p3における露点は、順に−67.4℃、−67.3℃および−67.3℃であった。また、位置p2,p4,p5における露点は、順に−67.3℃、−56.7℃および−42.8℃であった。
これにより、基板W周辺の雰囲気、すなわち純水DIWの液面LSの直上の雰囲気における露点の分布は約25℃の範囲内に抑制されることが明らかとなった。
このように、純水DIWから引き上げられる基板W周辺の雰囲気の露点の分布が純水DIWの液面LSの直上で略均一化されることにより、複数の基板Wを均一かつ効率的に乾燥させることができることが明らかとなった。
(1−d)第1の実施の形態に係る基板処理装置の他の構成例
上記に限らず、第1の実施の形態に係る基板処理装置100は、以下の構成を有してもよい。図4は、第1の実施の形態に係る基板処理装置100の他の構成を説明するための図である。以下、本例の基板処理装置100について、図1の基板処理装置100と異なる点を説明する。
図4では、図2と同様に、基板Wの乾燥処理が側面図で示されている。図4に示すように、本例の基板処理装置100は、高さ方向におけるドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の位置が、図1〜図3の基板処理装置100におけるドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の位置と異なる。
すなわち、本例では、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の下端が、処理槽4の上端よりもやや下方に位置する。
処理槽4側に位置するドライエア供給ダクト62の端面には、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように2枚の仕切板62v,62wが取り付けられている。また、ドライエア供給ダクト62内においても、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように2枚の仕切板62x,62yが取り付けられている。
ここで、仕切板62v,62xは、ともにドライエア供給ダクト62の上側に位置し、仕切板62w,62yは、ともにドライエア供給ダクト62の下側に位置する。
仕切板62xは配管61から供給されるドライエアDFが円滑に他方の通気路62rへ流れるように、その下端が上端に比べて処理槽4に近づくように傾斜した状態で取り付けられている。
一方、仕切板62yは配管61から供給されるドライエアDFが円滑に他方の通気路62rへ流れるように、その上端が下端に比べて処理槽4に近づくように傾斜した状態で取り付けられている。
上記のように、ドライエア供給ダクト62に複数の仕切板62v,62w,62x,62yが設けられることにより、上下方向におけるドライエア供給ダクト62の略中央部にドライエア噴射用開口62kが形成されている。
また、処理槽4側に位置するドライエア排気ダクト63の端面およびドライエア排気ダクト63内には、ドライエア供給ダクト62と同様に複数の仕切板63v,63w,63x,63yが設けられている。それにより、上下方向におけるドライエア排気ダクト63の略中央部に排気用開口63kが形成されている。
本例においても、上下方向における処理槽4(内槽40および外槽43)の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIよりも小さく設定される。
なお、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との間の距離、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との間の距離は非常に小さく設定されることが好ましい。
特に、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との位置関係、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との位置関係は略同一となるように設定されることがより好ましい。例えば、仕切板62w,62yをそれらの上端部が処理槽4の上端に沿う面上に位置するように設定する。また、仕切板63w,63yをそれらの上端部が処理槽4の上端に沿う面上に位置するように設定する。
上記のように、ドライエア供給ダクト62内に通気ガイド62aが設けられ、仕切板62v,62w,62x,62yが取り付けられることにより、配管61を通じてドライエア供給ダクト62内に供給されるドライエアDFは、仕切板62v,62w,62x,62yにより絞り込まれ、ドライエア噴射用開口62kから噴射される。噴射されたドライエアDFは、ドライエア排気ダクト63の排気用開口63kから排気される。
本例においても、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIが10cmに設定されている場合、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは0cmよりも大きく、5cm以下に設定されることが好ましい。この場合、複数の基板Wをより均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
(1−e)第1の実施の形態に係る基板処理装置のさらに他の構成例
上記に限らず、第1の実施の形態に係る基板処理装置100は、さらに以下の構成を有してもよい。図5は、第1の実施の形態に係る基板処理装置100のさらに他の構成を説明するための図である。以下、本例の基板処理装置100について、図1の基板処理装置100と異なる点を説明する。
図5においても、図2と同様に、基板Wの乾燥処理が側面図で示されている。図5に示すように、本例の基板処理装置100は、高さ方向におけるドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の位置が、図1〜図3の基板処理装置100におけるドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の位置と異なる。
すなわち、本例では、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の下端が処理槽4の上端よりも下方に位置し、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における略中央部が処理槽4の上端に沿う面上に位置する。
処理槽4側に位置するドライエア供給ダクト62の端面には、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように仕切板62bが取り付けられている。また、ドライエア供給ダクト62内においても、複数の通気路62rのうちの一部を塞ぐように仕切板62cが取り付けられている。仕切板62cは配管61から供給されるドライエアDFが円滑に他方の通気路62rへ流れるように、その上端が下端に比べて処理槽4に近づくように傾斜した状態で取り付けられている。
仕切板62b,62cは、ともにドライエア供給ダクト62の下側に位置する。それにより、ドライエア供給ダクト62の上側にはドライエア噴射用開口62kが形成されている。
また、処理槽4側に位置するドライエア排気ダクト63の端面およびドライエア排気ダクト63内には、ドライエア供給ダクト62と同様に仕切板63b,63cが取り付けられている。それにより、ドライエア排気ダクト63の上側には排気用開口63kが形成されている。
本例においても、上下方向における処理槽4(内槽40および外槽43)の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIよりも小さく設定される。
なお、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との間の距離、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との間の距離は非常に小さく設定されることが好ましい。
特に、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの下端との位置関係、および処理槽4の上端と排気用開口63kの下端との位置関係は略同一となるように設定されることがより好ましい。例えば、仕切板62b,63bをそれらの上端部が処理槽4の上端に沿う面上に位置するように設定する。
上記のように、ドライエア供給ダクト62内に通気ガイド62aが設けられ、仕切板62b,62cが取り付けられることにより、配管61を通じてドライエア供給ダクト62内に供給されるドライエアDFは、仕切板62b,62cにより絞り込まれ、ドライエア噴射用開口62kから噴射される。噴射されたドライエアDFは、ドライエア排気ダクト63の排気用開口63kから排気される。
本例においても、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63の上下方向における内部の高さIが10cmに設定されている場合、上下方向における処理槽4の上端とドライエア噴射用開口62kの上端との間の距離H、および処理槽4の上端と排気用開口63kの上端との間の距離Hは0cmよりも大きく、5cm以下に設定されることが好ましい。この場合、複数の基板Wをより均一かつ効率的に乾燥させることが可能となる。
2.第2の実施の形態
(2−a)基板処理装置の構成および動作
第2の実施の形態に係る基板処理装置は、以下の点で第1の実施の形態に係る基板処理装置100と構成および動作が異なる。
図6は、第2の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。図6に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100は、第1の実施の形態に係る基板処理装置100の構成に加えて、ダウンフローダクト20の上部にドライエア供給ダクト64が設けられている。
さらに、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63には、第1の実施の形態で説明した仕切板62b,62c,63b,63cは取り付けられていない。なお、ドライエア供給ダクト64内には、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63と同様に通気ガイド64aが設けられている。
ドライエア供給ダクト64は、ドライエア供給ダクト62と同様に、配管61によりドライエア発生装置60と接続されている。それにより、ドライエア発生装置60から配管61に供給されるドライエアDFは、ドライエア供給ダクト62とともにドライエア供給ダクト64にも供給される。
したがって、基板Wの乾燥処理時においては、処理槽4内の純水DIWから引き上げられる基板Wに対して、側方および上方からドライエアDFが噴射される。
(2−b)基板処理装置の構成および乾燥処理の詳細
図7は、第2の実施の形態に係る基板処理装置100において基板Wの乾燥処理が行われる様子を示す側面図である。
図7に示すように、本実施の形態に係る基板処理装置100においては、基板Wの乾燥処理時に処理槽4の側方に位置するドライエア供給ダクト62から、基板WにドライエアDFが噴射される。それにより、矢印AR2で示すように、ドライエア供給ダクト62から純水DIWの液面LSの直上を通過してドライエア排気ダクト63へ流れる水平方向の気流が発生する。
また、基板Wの乾燥処理時には、処理槽4の上方に位置するドライエア供給ダクト64から、基板WにドライエアDFが噴射される。それにより、矢印AR3で示すように、純水DIWの液面LSの上方から処理槽4の側方に位置するドライエア排気ダクト63へと流れる気流が発生する。
ここで、ドライエア供給ダクト62から噴射されるドライエアDFにより、基板Wに付着する純水DIWおよび処理槽4に貯留された純水DIWが置換される。したがって、ドライエア供給ダクト64が設けられない場合、ドライエア排気ダクト63の近傍の雰囲気は、ドライエア供給ダクト62の近傍の雰囲気に比べて高い露点を有することになる。
しかしながら、本実施の形態においては、処理槽4の上方に新たにドライエア供給ダクト64が設けられている。それにより、基板Wの乾燥処理時に、ドライエア供給ダクト62の近傍の雰囲気に新鮮なドライエアDFが供給される。したがって、ドライエア排気ダクト63の近傍における露点の上昇が、ドライエア供給ダクト64から噴射されるドライエアDFにより抑制される。そして、ドライエア供給ダクト62およびドライエア排気ダクト63間の雰囲気の露点の分布が略均一に保たれる。その結果、複数の基板Wを均一かつ効率的に乾燥させることが可能となっている。
本実施の形態においては、ドライエア排気ダクト63が設けられることにより、処理槽4の一方側から他方側へドライエアDFの円滑な流れが形成される。それにより、複数の基板Wをより均一かつ効率的に乾燥させることが可能となっている。
本実施の形態においても、乾燥処理は基板WにドライエアDFを供給することにより行われているが、基板Wに供給する気体はドライエアDFに限られない。ドライエアDFに代えて、例えばIPA(イソプロピルアルコール)蒸気を用いてもよいし、低温のN2 (窒素)ガスを用いてもよい。
3.請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
以上、第1および第2の実施の形態においては、処理槽4および内槽40が処理液貯留槽に相当し、基板移動機構30および制御部70が基板昇降手段に相当し、ドライエアDFが気体に相当し、ドライエア発生装置60、配管61、ドライエア供給ダクト62、ドライエア排気ダクト63および制御部70が気体供給手段に相当する。
また、ドライエア供給ダクト62が気体供給ダクトおよび側部気体供給ダクトに相当し、配管61が気体供給系に相当し、ドライエア供給ダクト62内において通気ガイド62aの設けられていない空間が流入空間に相当し、ドライエア噴射用開口62kが気体流出口に相当する。
さらに、仕切板62bが閉塞部および閉塞部材に相当し、仕切板62cが遮蔽部に相当し、ドライエア供給ダクト64が上部気体供給ダクトに相当し、ドライエア排気ダクト63が排気ダクトに相当する。
また、ドライエアDFが気体に相当し、リンス液および純水が処理液に相当する。
本発明に係る基板処理装置は、半導体ウェハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板等の基板の製造に有効に利用できる。
第1の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置において基板の乾燥処理が行われる様子を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置において基板の乾燥処理が行われる様子を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置の他の構成を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る基板処理装置のさらに他の構成を説明するための図である。 第2の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す模式的断面図である。 第2の実施の形態に係る基板処理装置において基板の乾燥処理が行われる様子を示す側面図である。 特許文献1の基板処理装置による基板の乾燥処理を説明するための図である。 特許文献1の基板処理装置による基板の乾燥処理状況を示す斜視図である。
符号の説明
4 処理槽
30 基板移動機構
40 内槽
60 ドライエア発生装置
61 配管
62,64 ドライエア供給ダクト
62a 通気ガイド
62b,62c,62v,62w,62x,62y 仕切板
62k ドライエア噴射用開口
63k 排気用開口
63 ドライエア排気ダクト
70 制御部
100 基板処理装置
DF ドライエア
W 基板

Claims (12)

  1. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内の処理液中と前記処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、
    前記基板昇降手段により前記処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、
    前記気体供給手段は、
    前記処理槽の一側方に配置され、前記処理槽の上端に沿って前記一側方から前記処理槽の他側方へ気体を供給する気体供給ダクトと、
    前記気体供給ダクトに気体を供給する気体供給系とを備え、
    前記気体供給ダクトは、前記気体供給系により供給される気体が流入する流入空間と、略水平方向に延びるとともに前記処理槽側に気体を流出する気体流出口とを有し、
    前記気体流出口は、前記気体供給ダクトから前記処理槽に向かう気体の流れの断面が上下方向において前記流入空間の上端から前記流入空間の下端までの領域よりも小さくなるように設けられることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記気体流出口は、前記気体供給ダクトから前記処理槽に向かう気体の流れの断面が前記流入空間の上端よりも低い位置から前記流入空間の下端までの領域に制限されるように設けられることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記処理槽側の前記気体供給ダクトの端面の上端よりも低い位置から上端までの領域を閉塞する閉塞部が設けられることにより前記気体流出口が形成されることを特徴とする請求項2記載の基板処理装置。
  4. 前記閉塞部は、前記気体供給ダクトの端面に上下に移動可能に設けられた閉塞部材を含むことを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 前記流入空間内において前記流入空間の上端よりも低い位置から上端までの領域を遮蔽する遮蔽部が設けられることにより前記気体流出口が形成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記遮蔽部は、その下端が上端に比べて前記処理槽に近づくように傾斜して配置されることを特徴とする請求項5記載の基板処理装置。
  7. 前記処理槽の上端から前記気体供給ダクトの端面における前記気体流出口の上端までの高さが0cmよりも大きく5cm以下となるように、前記気体流出口が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 水平面内で気体が流れる方向と直交する方向において、
    前記気体流出口の幅が前記処理槽の幅以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 基板に所定の処理を行う基板処理装置であって、
    処理液を貯留する処理槽と、
    前記処理槽内の処理液中と前記処理槽の上方位置との間で基板を昇降させる基板昇降手段と、
    前記基板昇降手段により前記処理槽から引き上げられる基板に気体を供給する気体供給手段とを備え、
    前記気体供給手段は、
    前記処理槽の一側方に配置され、前記処理槽の上端に沿って前記一側方から処理槽の他側方へ気体を供給する側部気体供給ダクトと、
    前記処理槽の上方に配置され、前記処理槽の上方から下方へ気体を供給する上部気体供給ダクトとを備えることを特徴とする基板処理装置。
  10. 前記気体供給手段は、
    前記処理槽の前記他側方に配置され、前記処理槽上の雰囲気を排出するための排気ダクトをさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の基板処理装置。
  11. 前記気体はドライエアであることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の基板処理装置。
  12. 前記処理液は、純水であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の基板処理装置。
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