JP2006307146A - 機能性ポリアミド酸複合粒子及び機能性ポリイミド複合粒子の製造方法 - Google Patents
機能性ポリアミド酸複合粒子及び機能性ポリイミド複合粒子の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】少なくとも無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応させることにより機能性ポリアミド酸を調製する工程に際し、前記工程のいずれかの段階で担体を混合することにより、機能性基を有するポリアミド酸が担体に担持された複合粒子を製造する方法
係る。
【選択図】なし
Description
1. 少なくとも無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応させることにより機能性ポリアミド酸を調製する工程に際し、前記工程のいずれかの段階で担体を混合することにより、機能性基を有するポリアミド酸が担体に担持された複合粒子を製造する方法。
2. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸が溶解せず、かつ、前記非プロトン性極性溶媒と相溶性のある溶媒に前記混合物を分散することにより、ポリアミド酸を担体上に析出させる析出工程を含む、前記項1に記載の製造方法。
3. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程を含む、前記項1に記載の製造方法。
4. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物をアルコール系溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程、(d)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程を含む、前記項1に記載の製造方法。
5. 少なくとも無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応させることにより機能性ポリアミド酸を調製し、次いで前記ポリアミド酸をイミド化することにより機能性ポリイミドを調製する工程に際し、前記工程のいずれかの段階で担体を混合することにより、機能性基を有するポリイミドが担体に担持された複合粒子を製造する方法。
6. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸が溶解せず、かつ、前記非プロトン性極性溶媒と相溶性のある溶媒に前記混合物を分散することにより、ポリアミド酸を担体上に析出させる析出工程、(d)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程を含む、前記項5に記載の製造方法。
7. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程、(d)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程
を含む、前記項5に記載の製造方法。
8. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程、(d)ポリイミドが溶解せず、かつ、前記非プロトン性極性溶媒と相溶性のある溶媒に、前記イミド化工程で得られた混合物を分散することにより、ポリイミドを担体上に析出させる析出工程、
を含むことを特徴とする、前記項5に記載の製造方法。
9. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程、(d)前記イミド化工程で得られた混合物から溶媒を除去する溶媒除去工程を含む、前記項5に記載の製造方法。
10. (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物をアルコール系溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程、(d)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程を含む、前記項5に記載の製造方法。
11. 担体が無機材料により構成されている、前記項1〜10のいずれかに記載の製造方法。
12. 担体があらかじめシランカップリング剤で処理されたものである、前記項1〜11のいずれかに記載の製造方法。
気体及び液体の浄化(脱臭、脱色、不純物の除去)、建材(断熱、防音、吸音、化学物質の除去)、プラスチック成形材及びフィルム(ガス分離、絶縁、光拡散、光拡散ディスプレイ材、ポリイミドフィルムへの添加、強度、靭性、耐熱性、難燃性の向上)、プラスチックやゴムへの添加剤(強度、靭性、耐熱性、難燃性の向上)等に用いることができる。
担体は、機能性ポリアミド酸及び機能性ポリイミドの製造中に変質しないものであれば限定的でなく、例えば活性炭、シリカ等の無機系担体(無機材料から構成されるもの)、樹脂類、ゴム類等の有機系担体(有機材料から構成されるもの)を使用することができる。
機能性ポリアミド酸は、無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応させることにより製造される。
無水テトラカルボン酸は、特に制限されず、例えば従来のポリイミド合成で用いられているものと同様のものも使用できる。例えば、3,3',4,4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)、3,3',4,4'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3',4'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、1,3−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、2,3,3',4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2',3,3'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2',3,3'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2',6,6'−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ナフタレン−1,2,4,5−テトラカルボン酸二無水物、アントラセン−2,3,6,7−テトラカルボン酸二無水物、フェナンスレン−1,8,9,10−テトラカルボン酸二無水物等の芳香族テトラカルボン酸無水物;ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物等の脂肪族テトラカルボン酸無水物;シクロブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸二無水物等の脂環族テトラカルボン酸無水物;チオフェン−2,3,4,5−テトラカルボン酸無水物、ピリジン−2,3,5,6−テトラカルボン酸無水物等の複素環族テトラカルボン酸無水物等を使用することができる。これらは、1種又は2種以上を用いることができる。本発明では、特にBTDA、ピロメリット酸二無水物等が好ましい。
多官能ジアミン化合物は、得られる複合粒子表面上に所望の機能を付与できるものであれば良い。機能性基としては、例えば水酸基(−OH)、カルボキシル基(−COOH)、アミノ基(−NH2)、アルケン類(−CH=CH−)、アルキン類(−C≡C−)、ビニルエーテル類(−CH=CH−O−)、アミド基(−CONH2)、ニトリル基(−C≡N)、イソシアネート基(−N=C=O)、ニトロ基(−NO2)、スルホン基(−SO3H)、チオール基(−SH)、アルデヒド基(−COH)、エポキシ基、クラウンエーテル基、無水カルボキシル基、エステル基、シアン基、エポキシ基、イミド基、ハロゲノ基、エーテル基等の官能基のほか、−CF3基、−CCl3基、−CBr3等を挙げることができる。また、有機金属も挙げることができる。
無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応で使用する溶媒は特に制限されない。例えば、2−プロパノン、3−ペンタノン、テトラヒドロピレン、エピクロロヒドリン、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、テトラヒドロフラン(THF)、酢酸エチル、アセトアニリド、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の少なくとも1種を含む溶媒を使用できる。また、例えばN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)等の非プロトン性極性溶媒のように、ポリアミド酸が溶解する溶媒を使用することもできる。さらに、例えばアセトン、酢酸エチル、MEK、トルエン、キシレン等のポリアミド酸の貧溶媒を混合してポリアミド酸が沈殿するように調整することもできる。
機能性ポリイミドが担体に担持された複合粒子を製造する場合は、(1)前記1.のポリアミド酸含有ワニスに担体を共存させた状態でイミド化を行う方法、(2)前記1.のポリアミド酸含有ワニスを製造し、さらにポリアミド酸をイミド化した後に、得られたポリイミドを担体に担持する方法等のいずれも採用することができる。
上記(iii)による方法では、例えばポリアミド酸を空気中、真空中、不活性ガス中等の雰囲気下で上記微粒子を流動させながら加熱すれば良い。加熱温度は、一般的には130〜300℃程度とすれば良い。また、流動方法は、公知の攪拌流動装置等を用いることによって実施することができる。この方法によっても、粒子を凝集させることなくイミド化することが可能である。特に、この方法では、溶媒が実質的に存在しない条件下でイミド化を行うので、加熱効率が良く、また安全性等においても有利である。
BTDA(1.01g)をメタノール500mLに溶かし、DPE(0.54g)を添加して溶解した後、2.4.6.TAPM(0.09g)を添加することにより、ワニスを得た。マイクロビーズシリカゲル(「Micro Bead Silica Gel MB7000−60/100mesh」富士シリシア化学製、BET比表面積34.527m2/g、平均細孔径729nm)10gを前記ワニス150mLに分散し、常温減圧下で溶媒を揮発させて乾燥した。
次いで、乾燥物(ポリアミド酸とシリカゲルの複合粒子)を200℃で4時間熱処理してイミド化することによって、表面にアミノ基を有するシリカ−ポリイミド複合粒子を得た。
イミド化させた粒子をアセトン(50mL)中に分散し、BTDA(1g)を加え、振とう器にて室温下24時間攪拌した。その後、ろ過し、繰り返しアセトンで洗浄した後、乾燥し、200℃で4時間処理してイミド化することによって、表面に無水テトラカルボン酸を有するシリカ−ポリイミド複合粒子を得た。
BTDA(32.2g)をDMF1000mLに溶かし、DPE(16.0g)を添加して溶解した後、2.4.6.TAPM(2.5g)を添加することにより、アミノ基を有するポリアミド酸ワニス(A)を得た。このワニス200mLにBTDA(1.29g)を添加し、24時間攪拌することにより、無水カルボン酸を有するポリアミド酸ワニス(B)を得た。前記ワニス(B)200mLにマイクロビーズシリカゲル(「Micro Bead Silica Gel MB7000−60/100mesh」富士シリシア化学製、BET比表面積34.527m2/g、平均細孔径729nm)120gを分散した(嵩の比率=およそ1:1)。脱気してから振とう器で24時間攪拌した後、ろ過することによりシリカを分離し、多量のアセトンに分散した。シリカ粒子の細孔に含まれていたポリアミド酸は相分離し、シリカの細孔中に残り、それ以外のものは微細なフリーのポリアミド酸粒子になると考えられる。シリカ−ポリアミド酸複合粒子は、デカンテーションにより分離し、繰り返しアセトンで洗浄した。乾燥後、200℃で4時間熱処理してイミド化し、シリカ−表面に無水カルボン酸を有するポリイミドの複合粒子とした。
・標準液の亜鉛濃度:0.88454ppm(実測値)
・処理後の亜鉛濃度:0.23281ppm(実測値)
73.7%の亜鉛イオンを吸着した。
BTDA(3.22g)をDMF100mLに溶かし、BAPS−M(3.46g)を添加して溶解した後、2.4.6.TAPM(0.25g)を添加し、常温で24時間攪拌することにより、表面にアミノ基を有するポリアミド酸ワニス(A)を得た。このワニス(A)200mLにトルエン20mLを添加し、共沸により副生する水を反応系外に留去しながら4時間環流し、官能基を有するポリイミドのワニス(B)(可溶性ポリイミドのワニス)を得た。得られたワニス(B)100gにマイクロビーズシリカゲル(「Micro Bead Silica Gel MB7000−60/100mesh」富士シリシア化学製、BET比表面積34.527m2/g、平均細孔径729nm)50gを加え、スラリー(嵩の比率=およそ1:1)とした。このスラリーに対して超音波処理及び常温減圧処理を施すことにより脱泡した。このスラリーを多量のアセトンに分散させ、ポリアミド酸を相分離させた。すなわち、DMFはメタノールに溶解し、ポリイミドは相分離させた。アセトンで繰り返し洗浄し、乾燥することにより、表面にアミノ酸を有するポリイミド−シリカ複合粒子を得た。このときの複合粒子における樹脂含有率は5.8重量%、BET比表面積は33.734m2/gであった。
BTDA(32.22g、0.1mol)をDMF(500mL)に溶解し、DPE(12.01g 0.06mol)を添加した。DPEが溶解した後、約1時間撹拌してから2.4.6.TAPM(5.01g,0.04mol)を加えてから4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調整した。
BTDA(32.22g 0.1mol)をDMF(500mL)に溶解し、DPE(12.01g 0.06mol)を添加し、DPEが溶解後、約1時間撹拌してから2.4.6.TAPM(5.01g 0.04mol)を加えた。2.4.6.TAPM溶解後4時間室温で撹拌してアミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調整した。このワニスの25mLにマイクロビーズシリカゲル(「Micro Bead Silica Gel MB1000−40/75μm」富士シリシア化学製、BET比表面積31.798m2/g、平均細孔径95.1nm)20gを加えスラリー(パサパサ状態)とし、ロータリーエバポレーターで加熱(約100℃)しながら減圧し、DMFを留去した。そのあと、加熱温度を180℃まで上げ、減圧を保持したまま4時間かけてイミド化した。イミド化終了後、アセトンで繰り返し洗浄した後、減圧加熱乾燥を行った。
BTDA(32.22g 0.1mol)をDMF(500mL)に溶解し、DPE(12.01g, 0.06mol)を添加する。DPEが溶解後、約1時間撹拌してから2.4.6.TAPM(5.01g, 0.04mol)を加えてから4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調整した。
・標準液の亜鉛濃度:0.87698ppm(実測値)
・処理後の亜鉛濃度:0.30558ppm(実測値)
約65.2%の亜鉛イオンが粒子に吸着された。
BTDA(32.22g 0.1mol)をDMF(500mL)に溶解し、DPE(12.01g,0.06mol)を添加する。DPEが溶解後、約1時間撹拌してから2.4.6.TAPM(5.01g 0.04mol)を加えてから4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調整した。
BTDA(32.22g 0.1mol)をDMF(500mL)に溶解し、DPE(12.01g 0.06mol)を添加する。DPEが溶解後、約1時間撹拌してから2.4.6.TAPM(5.01g 0.04mol)を加えてから4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調整した。
BTDA(3.22g)をDMF100mLに溶かし、BAPS−M(3.46g)を添加し溶解した後、2.4.6.TAPM(0.25g)を添加し24時間常温で撹拌して表面にアミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。このワニスにトルエン20mLを加え共沸により副成する水を反応系外に留去しながら4時間還流し、官能基を有するポリイミドのワニス得た(可溶性ポリイミドのワニス)。得られたワニス100gにマイクロビーズシリカゲル(「Micro Bead Silica Gel MB1000−40/75μm」富士シリシア化学製、BET比表面積31.798m2/g、平均細孔径95.1nm)90gを加えスラリーとし、ロータリーエバポレーターで加熱(約100℃)しながら減圧し、DMFを留去した。TGAの測定結果では樹脂含有量が5.01%(重量)であった。また、比表面積(BET法)は28.656m2/gであった。また、上記の方法で、得られた複合体粒子の細孔内は閉塞しておらず、気体や液体を容易に通過させることができることが判明した。
(1)マイクロビーズシリカゲルのシランカップリング処理
マイクロビーズシリカゲル(「Micro Bead Silica Gel MB1000−40/75μm」富士シリシア化学製、BET比表面積31.798m2/g、平均細孔径95.1nm)50gをシランカップリング剤(0.5g、信越化学工業株式会社製、製品名「KBE−903」、(C2H5O)3SiC3H6NH2)をイオン交換水625mlに溶解した液に分散し、室温で24時間攪拌してから濾過し、水洗、乾燥後、110℃で2時間加熱してシランカップリング処理を行った。
(2)複合粒子の製造
BTDA(32.22g、0.1mol)をDMF(500mL)に溶解し、DPE(12.01g 0.06mol)を添加した。DPEが溶解した後、約1時間撹拌してから2.4.6.TAPM(5.01g,0.04mol)を加えてから4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調整した。
4,5-Diamino-2,6-dimercaptopyrimidine(略称DADMP 3.87g、純度90%、0.02mol、分子量174.25)をDMF(100ml)に溶解し、BTDA(6.44g、0.02mol)を添加し、24時間室温で撹拌し、チオール基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。
4,5-Diamino-2,6-dimercaptopyrimidine(略称DADMP 3.36g、純度90%、0.02mol、分子量174.25)をDMF(100ml)に溶解し、BTDA(6.44g,0.02mol)を添加し、24時間室温で撹拌し、SH基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。
4,5-Diamino-2,6-dimercaptopyrimidine(略称DADMP 3.87g、純度90%、0.02mol、分子量174.25)をDMF(65ml)に溶解し、ピロメリット酸無水物PMDA(4.59g、純度95%、0.02mol)を添加し、24時間室温で撹拌し、SH基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。
無官能のポリイミドとのブレンドと多孔性シリカを複合させた。
(1)4,5-Diamino-2,6-dimercaptopyrimidine(略称DADMP 3.87g、純度90%、0.02mol、分子量174.25)をDMF(65ml)に溶解したものに、ピロメリット酸無水物PMDA(4.59g、純度95%、0.02mol)を添加し、24時間室温で撹拌し、SH基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。
(2)DME(20.01g,0.1mol)をDMF(500ml)に溶解したものに、BTDA(32.22g,0.1mol)を添加し、24時間室温で撹拌して無官能のポリアミド酸ワニスを調製した。
BTDA(32.22g,0.1mol)をDMF(500ml)に溶解し、DPE(12.01g,0.06mol)を添加し、DPEが溶解後、約1時間撹拌してから2,4,6-トリアミノピリミジン(5.01g,0.04mol)を加えて4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。
BTDA(32.22g,0.1mol)をDMF(500ml)に溶解し、DPE(12.01g,0.06mol)を添加し、DPEが溶解後、約1時間撹拌してから2,4,6-トリアミノピリミジン(5.01g,0.04mol)を加えて4時間室温で撹拌し、アミノ基を有するポリアミド酸ワニスを調製した。
Claims (12)
- 少なくとも無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応させることにより機能性ポリアミド酸を調製する工程に際し、前記工程のいずれかの段階で担体を混合することにより、機能性基を有するポリアミド酸が担体に担持された複合粒子を製造する方法。
- (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸が溶解せず、かつ、前記非プロトン性極性溶媒と相溶性のある溶媒に前記混合物を分散することにより、ポリアミド酸を担体上に析出させる析出工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
- (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
- (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物をアルコール系溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程、(d)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程を含む、請求項1に記載の製造方法。
- 少なくとも無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を反応させることにより機能性ポリアミド酸を調製し、次いで前記ポリアミド酸をイミド化することにより機能性ポリイミドを調製する工程に際し、前記工程のいずれかの段階で担体を混合することにより、機能性基を有するポリイミドが担体に担持された複合粒子を製造する方法。
- (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸が溶解せず、かつ、前記非プロトン性極性溶媒と相溶性のある溶媒に前記混合物を分散することにより、ポリアミド酸を担体上に析出させる析出工程、(d)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程を含む、請求項5に記載の製造方法。
- (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程、(d)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程
を含む、請求項5に記載の製造方法。 - (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程、(d)ポリイミドが溶解せず、かつ、前記非プロトン性極性溶媒と相溶性のある溶媒に、前記イミド化工程で得られた混合物を分散することにより、ポリイミドを担体上に析出させる析出工程、
を含むことを特徴とする、請求項5に記載の製造方法。 - (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物を非プロトン性溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程、(d)前記イミド化工程で得られた混合物から溶媒を除去する溶媒除去工程を含む、請求項5に記載の製造方法。
- (a)無水テトラカルボン酸と多官能ジアミン化合物をアルコール系溶媒中で反応させることによりポリアミド酸含有ワニスを調製するワニス調製工程、(b)前記ワニスに担体を混合することにより混合物を得る混合物調製工程、(c)混合物中に含まれる溶媒を除去する溶媒除去工程、(d)ポリアミド酸をイミド化するイミド化工程を含む、請求項5に記載の製造方法。
- 担体が無機材料により構成されている、請求項1〜10のいずれかに記載の製造方法。
- 担体があらかじめシランカップリング剤で処理されたものである、請求項1〜11のいずれかに記載の製造方法。
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