JP2006306249A - 車両用の電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスチックボックスを安価に多量生産する。電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを、クラッシュの衝撃で確実に境界で破断して衝撃を吸収しながら、通常の状態では理想的な状態で連結する。
【解決手段】車両用の電源装置は、電池を収納する電池収納ボックス3Aと、この電池収納ボックス3Aに隣接して配設される衝撃吸収ボックス3Bとからなるプラスチックボックス3を備える。プラスチックボックス3は、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bをプラスチックで一体的に成形しており、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bとの境界に沿って、衝撃で破断される衝撃破壊薄肉部22を設けている。プラスチックボックス3は、クラッシュの衝撃で衝撃破壊薄肉部22を破断して、衝撃吸収ボックス3Aと電池収納ボックス3Bを分離するようにしており、衝撃吸収ボックス3Bを電池収納ボックス3Aの下に移動させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に搭載されて自動車を走行させるモーターを駆動する電源装置に関する。
モーターで走行する電気自動車、あるいはモーターとエンジンの両方で走行するハイブリッドカー等の自動車は、モーターを駆動する電池をケースに収納している電源装置を搭載する。この電源装置は、モーターで自動車を走行させるので出力を大きくするために、多数の電池を直列に接続して出力電圧を高くしている。たとえば、自動車に搭載される電装用のバッテリの電圧は、ほとんど例外なく12Vであるが、走行用のモーターを駆動する電源装置の出力電圧は、一般的には200V以上と極めて高電圧である。
現在市販されているハイブリッドカーは、モーター出力を数十kW以上、電源装置の出力電圧を200〜300Vの範囲としている。電源装置は、このような大出力に耐えるように設計されるので、万一、自動車の衝突事故等で破損して内部でショートすると、極めて大きな電流が流れて車両火災等の原因となる。このような弊害を防止するために、クラッシュするときに破壊される状態をコントロールする電源装置が開発されている(特許文献1参照)。
特開2003−45392号公報
この公報に記載される電源装置は、ケースを前方の電池収納部と後方の衝撃吸収部に分割している。後ろから追突されるときには、衝撃吸収部を前方の電池収納部の下に押し込む状態として、衝撃を吸収しながらクラッシュする構造とする。すなわち、衝撃吸収部を電池収納部の下に押し込んで、電池収納部を水平な姿勢から垂直方向に傾動させて、安全性を確保しながらクラッシュさせる。
以上のように、電源装置は、複数に分割してクラッシュさせる構造で、衝撃を吸収しながら安全性を向上できる。ただ、このことを実現するために、クラッシュのときに確実に分割されるように、ケースを複数に分割して製作している。複数に分割されたケースは、接着して連結され、クラッシュのときに分離する構造としている。しかしながら、複数に分割されたケースは、接着に時間がかかって能率よく多量生産できない欠点がある。それは、接着剤が硬化するまで、連結部を所定の姿勢に保持する必要があるからである。また、接着して連結しているケースは、接着剤の経時的な劣化で外れやすくなる欠点もある。とくに、車両用の電源装置は、振動を受ける状態で使用されるので、接着剤が劣化すると外れやすくなる欠点がある。また、接着剤で防水構造に連結する構造にあっては、連結剤が劣化して防水性が低下して、ケース内に水が浸入する等の弊害も発生する。
本出願人は、このような欠点を解決することを目的として、電池を収納するプラスチックボックスとして、図1と図2に示す連結構造のものを開発した。このプラスチックボックス83は、プラスチック製の電池収納ボックス83Aと衝撃吸収ボックス83Bとをプラスチックで別々に成形して、電池収納ボックス83Aと衝撃吸収ボックス83Bを互いに連結している。電池収納ボックス83Aは、衝撃吸収ボックス83Bとの連結部に連結溝86を設けている。衝撃吸収ボックス83Bは、電池収納ボックス3Aとの連結部に連結溝86に挿入される連結凸条87を設けている。プラスチックボックス83は、連結凸条87を連結溝86に入れ、かつ連結溝86の内面と連結凸条87の表面との隙間に接着剤88を充填して、電池収納ボックス83Aと衝撃吸収ボックス83Bを連結している。さらに、連結溝86と連結凸条87の隙間には、溝形に成形している連結具89を挿入している。この連結具89は、連結溝86への挿入方向では係止されず、連結溝86からの引き抜き方向では連結溝86の内面に抜けないように係止される外側係止突起89Aを弾性的に外側に突出して設けている。さらに、連結具89は、連結凸条87の挿入方向では係止されず、連結凸条87の引き抜き方向では連結凸条87の外側面に抜けないように係止される内側係止突起89Bを弾性的に内側に突出して設けている。連結具89を介して連結凸条87が連結溝86に連結される状態で連結凸条87が連結溝86に挿入され、接着剤88で連結凸条87を連結溝86に接着して電池収納ボックス83Aと衝撃吸収ボックス83Bを連結している。連結具89は、U曲形状の金属板で、金属板の一部を切断、折曲して外側係止突起89Aと内側係止突起89Bを設けている。
この構造のプラスチックボックスは、連結具を介して電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを連結しながら接着材で連結する。このため、この構造は製造に極めて手間がかかる。さらに、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとは、内部に水が侵入しないように、防水構造で連結する必要がある。このため、接着剤を隙間ができないように充填する必要があって、接着剤の充填を極めて慎重にする必要があり、この工程に極めて手間がかかる。さらに、プラスチック製の電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスを防水構造に保持しながら、しかも所定の強度で連結する必要があるので、接着剤に要求される特性が厳しく、接着剤のコストも高くなる。さらに、接着剤で接着している電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの連結強度は、接着剤の接着強度に依存するので、安定して長期間にわたって所定の強度に保持するのが難しい。このため、車両がクラッシュする衝撃では確実に電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスの境界で破断され、かつ、通常の使用状態では、防水構造を保持しながら、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを確実に連結する状態に保持するのが難しい。接着剤が劣化して経時的に強度が低下し、また、振動等で連結部が剥離して防水構造が破壊されるからである。
本発明は、さらに以上の欠点を解決することを目的として開発されたもので、本発明の重要な目的は、電池を収納するプラスチックボックスを簡単かつ容易に、しかも安価に多量生産しながら、クラッシュの衝撃では電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを境界で確実に破断して衝撃を吸収し、さらに、通常の状態では電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを理想的な状態で連結して、電池を好ましい環境でプラスチックボックスに収納できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の車両用の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
車両用の電源装置は、ケースが電池を収納するプラスチックボックスを備える。このプラスチックボックスは、電池を収納している電池収納ボックスと、この電池収納ボックスに隣接して配設される衝撃吸収ボックスとからなる。プラスチックボックスは、ケースに加えられる衝撃で、衝撃吸収ボックスと電池収納ボックスを分離して、衝撃吸収ボックスを電池収納ボックスの下に移動させて、衝撃吸収ボックスで電池収納ボックスを傾動させて衝撃を吸収するようにしている。さらに、プラスチックボックスは、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスをプラスチックで一体的に成形している。さらに、プラスチックボックスは、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に沿って、衝撃で破断される衝撃破壊薄肉部を設けており、クラッシュの衝撃で衝撃破壊薄肉部を破断して、衝撃吸収ボックスを電池収納ボックスの下に移動させるようにしている。
本発明の車両用の電源装置は、プラスチックボックスの衝撃破壊薄肉部を、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に沿って設けた破断溝とすることができる。
本発明の車両用の電源装置は、プラスチックボックスを防水構造として電池を収納することができる。
本発明の車両用の電源装置は、電池を収納するホルダーケースを備え、電池を収納しているホルダーケースを電池収納ボックスに収納して、ホルダーケースを介して電池を電池収納ボックスに配設することができる。
本発明の車両用の電源装置は、衝撃吸収ボックスに、電池を冷却する送風機を配設することができる。
本発明の電源装置は、電池を収納するプラスチックボックスを簡単かつ容易に、しかも安価に多量生産しながら、クラッシュの衝撃では電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを境界で確実に破断して衝撃を吸収し、さらに、通常の状態では電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを理想的な状態で連結して、電池を好ましい環境でプラスチックボックスに収納できる特徴が実現される。それは、本発明の電源装置が、電池を収納する電池収納ボックスと、クラッシュの衝撃を吸収する衝撃吸収ボックスをプラスチックで一体的に成形すると共に、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に沿って、クラッシュの衝撃で破断される衝撃破壊薄肉部を設け、クラッシュの衝撃を受けると、衝撃破壊薄肉部を破断して、衝撃吸収ボックスを電池収納ボックスの下に移動させるようにしているからである。とくに、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスを一体的に成形して、その境界に衝撃破壊薄肉部を設けているプラスチックケースは、従来のように、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを別々に成形して接着しているケースに比較すると、境界の防水構造を理想的な状態にできる。それは、衝撃破壊薄肉部を高い精度で成形できるために、水を通過しない状態に成形しながら、クラッシュの衝撃では分離するようにできるからである。このため、電池を理想的な防水状態でプラスチックケースに収納して、水による弊害を確実に防止できる特徴がある。
また、本発明の電源装置は、経年変化で電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとが分離する等の弊害を有効に防止できる特徴も実現される。従来のプラスチックケースは、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとを接着して連結するので、接着剤が経時的に劣化して、連結部の強度が低下する欠点がある。これに対して、本発明の電源装置は、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスの連結部の経時的な強度低下を防止し、衝撃や振動で連結部が破損するのを確実に阻止できる特徴がある。この特徴は、電池収納ボックスと衝撃破壊薄肉部とを接着して連結するのに代わって、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとに一体的に成形された衝撃破壊薄肉部で連結する独得の構造で解消する。このことは、耐用年数が長く、しかも温度や振動等の外的条件が悪い環境で使用される車両の電源装置として極めて大切である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。さらに、本発明は、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図3に示す車両は、フロア30に電源装置を搭載している。車両のフロア30に搭載される電源装置は、たとえば、図3の実線で示すように後部座席の後方に設けている荷台32に、あるいは鎖線で示すように後部座席と前部座席との間のフロア30に搭載される。電源装置は、ケース1の上面を車両のフロアパネル31と同一平面となるように搭載して、ケース1の上面に固定しているカバープレート4を車両のフロアパネル31の一部に使用できる。このケース1は、カバープレート4を、フロアパネル31の耐荷重を実現する金属板とする。カバープレート4が荷台32の積載量に相当する耐荷重を有する電源装置は、カバープレート4の上を、フロアパネル31に匹敵する強度の耐荷重床で補強する必要はない。この電源装置は、フロアパネル31に凹部や開口部を設け、凹部や開口部に電源装置を搭載して、その上面をフロアパネル31に匹敵する耐荷重床にできる。
車両のフロア30に搭載される電源装置は、後方から追突されてクラッシュする。このとき、ケース1を複数のブロックに分割して安全性を向上できる。フロア30に搭載される電源装置に限らず、車両に搭載される全ての電源装置はケース1を複数のブロックに分離するようにクラッシュさせて安全性を向上できる。
以下、車両のフロアに搭載されて、クラッシュのときに前後に分割される電源装置の具体例を示す。ただし、本発明の車両用の電源装置は、必ずしも以下に示すように分割する必要はない。車両に搭載される姿勢や位置により、クラッシュのときに最適に分割される状態が異なるからである。
図4は、電源装置を車両の前後方向に切断した断面図である。この電源装置の上蓋のカバープレート4を外した斜視図を図5に示し、カバープレート4で閉塞した斜視図を図6に示している。これらの図に示すように、電源装置は、ケース1に、電池と、この電池を冷却する送風機8と、電池の充放電を制御する制御回路(図示せず)を内蔵している。ケース1は、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割して、第1のケース1Aと第2のケース1Bを境界部分で連結している。
図4と図5の電源装置は、ケース1を第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割して、第1のケース1Aを電池収納部6、第2のケース1Bを電池収納部6の後方に配設される衝撃吸収部7としている。第1のケース1Aである電池収納部6には電池を収納する。第2のケース1Bである衝撃吸収部7には電池を冷却する送風機8を収納する。ただし、本発明の電源装置は、第1のケースを衝撃吸収部として第2のケースを電池収納部とすることもできる。
図4と図5のケース1は、電池収納部6である第1のケース1Aを、衝撃吸収部7である第2のケース1Bよりも車両の前方に位置する姿勢、いいかえると第2のケース1Bを第1のケース1Aの後方とする姿勢で車両に搭載される。前方に位置する第1のケース1Aは電池収納部6であるから、図7に示すように、ホルダーケース5を介して複数本の電池モジュール21を収納する。複数の電池モジュール21はホルダーケース5に収納され、このホルダーケース5が電池収納部6に配設される。ケース1の後方に位置する第2のケース1Bは、ホルダーケース5の電池モジュール21を強制冷却する送風機8を収納する。送風機8は、ホルダーケース5に連結されて、ホルダーケース5に冷却空気を強制送風して電池モジュール21を冷却する。
図のケース1は、第1のケース1Aと第2のケース1Bの下面を構成する図8に示す金属製のベースプレート2と、このベースプレート2の上に固定している上方開口の図9に示すプラスチック製のプラスチックボックス3と、このプラスチックボックス3の上方開口部を閉塞するように固定している図10に示す金属製のカバープレート4とを備える。
さらに、電源装置のケース1は、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割するために、ベースプレート2を、第1のケース1Aと第2のケース1Bの境界部分で前後に分割して連結し、プラスチックボックス3を、第1のケース1Aと第2のケース1Bの境界部分で前後に分割できる構造としている。ケース1を前後に分割できる構造とするのは、追突事故のときに、第1のケース1Aの下に第2のケース1Bを押し込むようにして安全にクラッシュさせるためである。
第1のケース1Aと第2のケース1Bは、ベースプレート2を金属板で分離して製作し、これを連結してひとつのベースプレート2としている。図4に示すケース1は、第1のケース1Aのベースプレート2である前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bのベースプレート2である後ベースプレート2Bを衝撃破壊ピン9で連結して、クラッシュのときにベースプレート2を分離する構造としている。衝撃破壊ピン9はアルミニウム製のリベットである。リベットはクラッシュの衝撃で破壊されて、第1のケース1Aと第2のケース1Bを確実に分離する。ただ、衝撃破壊ピンは、アルミニウム以外の金属、たとえば銅等の金属で製作でき、また硬質のプラスチック等で製作することもできる。プラスチック製のリベットは、端部を加熱押圧して変形させる。さらに、衝撃破壊ピンには、クラッシュの衝撃で破断されるネジ等も使用できる。
図4に示すケースは、前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bをクラッシュの衝撃で分離して、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分離する。クラッシュの衝撃で分離されるベースプレート2を図8に示す。このベースプレート2は、前後に分割されており、境界部分より前方を第1のケース1Aの前ベースプレート2A、後方を第2のケース1Bの後ベースプレート2Bとしている。前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bは、境界部分を、車両がクラッシュするときの衝撃で破断される衝撃破壊ピン9で連結している。
さらに、前ベースプレート2Aは、車両の後方に向かって上り勾配の上面傾斜部2aを設けている。後ベースプレート2Bは、前ベースプレート2Aの上面傾斜部2aの下面に沿う下面傾斜部2bを設けている。前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bは、図11の拡大断面図に示すように、上面傾斜部2aを下面傾斜部2bに積層して、衝撃破壊ピン9で連結している。前ベースプレート2Aの上面傾斜部2aと、後ベースプレート2Bの下面傾斜部2bは、クラッシュの衝撃で変形しない強度が要求される。このため、厚い金属板で製作して、ベースプレート2の本体部に溶接して固定している。ベースプレート2の本体部は、上面傾斜部2aと下面傾斜部2bの金属板よりも薄い金属板をプレス加工して製作している。下面傾斜部2bは金属板を三角形の山形に成形して後ベースプレート2Bの本体部に固定している。
この構造のベースプレート2は、クラッシュの衝撃で衝撃破壊ピン9が切れると、上面傾斜部2aの下面を下面傾斜部2bが摺動しながら後ベースプレート2Bを前方に移動させる。前進する後ベースプレート2Bは、図12に示すように、下面傾斜部2bで上面傾斜部2aを押し上げ、前ベースプレート2Aの後端を押し上げて、その下方に押し込まれる。このため、後端が押し上げられる前ベースプレート2Aは、水平な姿勢から垂直姿勢となる方向に傾動される。後ベースプレート2Bは、垂直方向に傾動する前ベースプレート2Aの下に押し込まれる。図に示す後ベースプレート2Bは、後端をボルト29を介して車両に固定して、第2のケース1Bを車両に固定している。
図8に示すベースプレート2は、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bとを、両側部分の2カ所と、中間の3カ所において、衝撃破壊ピン9で連結している。両側部分の連結部は、車両に固定される固定プレート15も積層して衝撃破壊ピン9で連結している。この連結部は、下から順番に、固定プレート15、後ベースプレート2B、前ベースプレート2Aを積層している。衝撃破壊ピン9は、固定プレート15と後ベースプレート2Bと前ベースプレート2Aを貫通して、クラッシュの衝撃で分離するように連結している。中間の3カ所は、第1のケース1Aと第2のケース1Bの相対位置を調整できるように、位置決プレート14を介して第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bを衝撃破壊ピン9で連結している。
図9のプラスチックボックス3は、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bをプラスチックで一体的に成形している。プラスチックボックスは、ABS等のプラスチックで一体的に成形される。ABS樹脂製のプラスチックボックスは、優れた衝撃強度を有する。ただし、本発明の電源装置は、プラスチックボックスを成形するプラスチックをABS樹脂に特定せず、電池を収納して充分な強度のある全ての樹脂で成形できる。
電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bは、両者の境界に沿って、衝撃で破断される衝撃破壊薄肉部22を設けている。衝撃破壊薄肉部22は、車両がクラッシュするときの衝撃で破断されて、衝撃吸収ボックス3Bと電池収納ボックス3Aを切り離す。電池収納ボックス3Aから切り離された衝撃吸収ボックス3Bは、後ベースプレート2Bと一緒に前方に移動して、電池収納ボックス3Aの下に押し込まれる。衝撃吸収ボックス3Bから切り離された電池収納ボックス3Aは、下に押し込まれる衝撃吸収ボックス3Bで後端部が押し上げられて、前ベースプレート2Aと一緒に傾動される。
衝撃破壊薄肉部22でもって電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bを連結しているプラスチックボックス3は、ベースプレート2の上に固定される。プラスチックボックス3は、電池収納ボックス3Aを前ベースプレート2Aの上に、衝撃吸収ボックス3Bを後ベースプレート2Bの上に配置して、ベースプレート2の上に配置される。ただし、電源装置は、前ベースプレートと後ベースプレートの境界と、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスの境界を必ずしも一致させる必要はない。クラッシュの衝撃で、ベースプレート2が前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bにその境界で分離されると、プラスチックボックス3が衝撃破壊薄肉部22で破断されて、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bに分離されるように、ベースプレート2の上にプラスチックボックス3を配置する。互いに分離された電池収納ボックス3Aは、前ベースプレート2Aと一緒に傾動し、衝撃吸収ボックス3Bは、後ベースプレート2Bと一緒に電池収納ボックス3Aに向かって移動する。
電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bを衝撃で分離する衝撃破壊薄肉部22を図13ないし図15に示す。これ等の図に示すプラスチックボックス3、43、53は、電池収納ボックス3A、43A、53Aの衝撃吸収ボックス3B、43B、53Bとの境界に沿って破断溝23、423、523を設けて衝撃破壊薄肉部22、422、522としている。図13のプラスチックボックス3は、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bの境界に位置する水平部の上面に破断溝23を設けて、衝撃破壊薄肉部22としている。図14のプラスチックボックス43は、電池収納ボックス43Aと衝撃吸収ボックス43Bの境界に位置する立ち上がり部の側面に破断溝423を設けて、衝撃破壊薄肉部422としている。図15のプラスチックボックス53は、電池収納ボックス53Aと衝撃吸収ボックス53Bの境界に位置する水平部の下面に破断溝523を設けて、衝撃破壊薄肉部522としている。これ等の図に示すプラスチックボックス3、43、53は、衝撃破壊薄肉部22、422、522の破断溝23、423、523をV溝としている。図13と図15に示すように、水平面に破断溝23、523を設けているプラスチックボックス3、53は、電池収納ボックス3A、53Aと衝撃吸収ボックス3B、53Bとを一体的に成形する金型で、成形時に設けることができる。このため、この構造は、衝撃破壊薄肉部22、522のあるプラスチックボックス3、53を能率よく安価に多量生産できる。図14に示す破断溝423は、電池収納ボックス43Aと衝撃吸収ボックス43Bとを一体的に成形した状態で、加熱して設けられ、あるいは刃物で切削して設けることができる。
V溝の衝撃破壊薄肉部22は、衝撃で破断溝23に沿って破断されやすい特徴がある。ただ、破断溝はV溝に限らず、たとえば図示しないが、U溝とし、あるいはコ字状とすることもできる。破断溝23からなる衝撃破壊薄肉部22は、破断溝23によって肉厚を薄くして衝撃で破断されるようにする。たとえば、破断溝23を設けた部分の肉厚を、他の部分の1/2〜1/4と薄くして、衝撃で破断されるようにする。衝撃破壊薄肉部22の最適厚さは、プラスチックボックス3を成形するプラスチックの強度、プラスチックボックス3に収納する電池の種類や重量、プラスチックボックス3を破断する衝撃強度等を考慮して最適値に設計されるので、常に一定ではない。たとえば、プラスチックボックス3をABS樹脂で成形し、内部にニッケル水素電池を約200本収納する電源装置においては、たとえば衝撃破壊薄肉部22に破断溝23を設けて、その厚さを0.5mm〜2mmとして、クラッシュの衝撃で分離するようにできる。
破断溝23は、図16の二点鎖線で示すように、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bとの境界に沿って連続して設けられる。ただ、破断溝は必ずしも電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に連続して設ける必要はなく、断続的に設けることもできる。断続的に破断溝を設けている衝撃破壊薄肉部は、破断溝を設けた部分の肉厚を薄くし、さらに隣接する破断溝との境界を接近させて、破断溝の境界でも破断されるようにする。
図に示す衝撃破壊薄肉部22は、破断溝23を設けて肉厚を薄くする。この構造の衝撃破壊薄肉部22は、肉厚を薄くするが貫通することがないので、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bの境界を防水構造にできる。
カバープレート4は、第1のケース1Aの上面に固定されて、第1のケース1Aの上面を閉塞している。図に示すカバープレート4は、第1のケース1Aの上面から第2のケース1Bの上面まで延長しており、第1のケース1Aと第2のケース1Bの両方の上面を閉塞する1枚のプレートとしている。このカバープレート4は、耐荷重の優れた金属板で製作される。カバープレート4は、好ましくはアルミニウム合金で製作される。アルミニウム合金のカバープレート4は、軽くて強靭にできる。とくに、焼き入れできるアルミニウム合金が適している。このカバープレート4は、アルミニウム板をプレス成形した後、焼き入れしてさらに強度を向上する。
さらに、カバープレート4は、クラッシュの衝撃で第1のケース1Aを傾動させるように車両に固定している。図に示すカバープレート4は、その前部を下方に折曲して垂直壁24を設けており、この垂直壁24の先端縁を車両に固定している。このようにカバープレート4を車両に直接に固定する構造は、第1のケース1Aの開口部を閉塞するカバープレート4を車両にしっかりと固定して、クラッシュの衝撃でカバープレート4が開いて電池が飛び出すのを確実に阻止できる。
図のカバープレート4は、前方の垂直壁24の下端部に、クラッシュの衝撃で折曲される取付金具26を固定しており、この取付金具26を介して車両に固定している。この取付金具26は、金属プレートを折曲加工したもので、連結用のボルト27をねじ込んでカバープレート4を車両に固定している。ただ、カバープレートは、取付金具に代わって、蝶番で垂直壁の先端縁を車両に固定することもできる。この構造は、カバープレートの垂直壁の先端縁に蝶番を固定し、この蝶番を介してケースを車両に固定する。蝶番を介して車両に固定される第1のケースは、クラッシュの衝撃で衝撃破壊ピンが破壊されると、無理なく傾動できる。
さらに、垂直壁24を有するカバープレート4は、垂直壁24をネジ止めして第1のケース1Aにより強固に固定することができる。この構造は、クラッシュの衝撃でカバープレート4が開くのを防止して、電池が飛び出すのを確実に阻止できる。さらに、図に示すカバープレート4は、両側を部分的に下方に折曲して折曲部28を設け、この折曲部28を前ベースプレート2Aにネジ止して連結している。
以上の構造のカバープレート4は、図17に示すように、リングパッキン38を介して周縁部をプラスチックボックス3の上縁に防水構造で連結される。リングパッキン38は、カバープレート4とプラスチックボックス3の上縁との間に挟着されて、カバープレート4とプラスチックボックス3の境界を防水構造とする。
電池は、ホルダーケース5に入れてプラスチックボックス3内に配設される。ホルダーケース5は、図18の断面図に示すように、電池を電池モジュール21として水平面内に並べて収納している。図のホルダーケース5は、上下2段に電池モジュール21を並べている。各段のホルダーケース5は、図示しないが、内部に複数本の電池モジュール21を平行な姿勢で水平に配設している。ただ、本発明の電源装置は、図示しないが、ホルダーケースを1段として、電池モジュールを1段に収納することもできる。
ホルダーケース5に収納される電池モジュール21は、複数の二次電池20を直列接続して直線状に連結している。電池モジュール21は、4〜8本の、たとえば5又は6本の二次電池20を、直列接続して直線状に連結している。ただし、電池モジュールは、1本の二次電池で構成することもできる。電池モジュール21は、円筒型あるいは角型の二次電池20を、金属板の接続体を介して、あるいは接続体を介することなく電池端面を直接に直列接続して直線状に連結している。電池モジュール21の両端には、正極端子と負極端子からなる電極端子を連結している。電極端子は、金属板のバスバー(図示せず)をネジ止して、隣接する電池モジュール21を直列に、あるいは並列に連結する。
電池モジュール1の二次電池20は、ニッケル−水素電池である。ただ、電池モジュールの二次電池は、ニッケル−カドミウム電池やリチウムイオン二次電池等を使用することもできる。
ホルダーケース5は、電池モジュール21を冷却する空気を供給する送風口(図示せず)を開口している。この送風口は、第2のケース1Bに配設している送風機8に連結される。送風機8は、ホルダーケース5に冷却空気を強制送風して、電池を冷却する。ホルダーケース5は、第1のケース1Aに固定される。ホルダーケース5の上面には、止ネジ34を介して前ベースプレート2Aを固定している。
以上の構造の電源装置は、後ろから追突してクラッシュすると、図12に示すように、第1のケース1Aと第2のケース1Bとに分離される。このとき、ベースプレート2は前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bとに分離され、プラスチックボックス3は衝撃破壊薄肉部15で破断されて、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bに分離される。第1のケース1Aから分離された第2のケース1Bは、図12に示すように、第1のケース1Aの下に押し込まれるように移動し、第1のケース1Aは水平姿勢から垂直方向に傾動する。
以上の実施例の電源装置のケースは、プラスチックボックスの下にベースプレートを配設しているが、ケースは、必ずしもベースプレートを配設する必要はない。ケースは、プラスチックボックスを十分な強度としてベースプレートを省略することもできる。図19に示すケース61は、第1のケース61Aを、下にベースプレートを配置することなく、プラスチックで成形してなる電池収納ボックス63Aのみで構成し、第2のケース61Bを、プラスチックで成形してなる衝撃吸収ボックス63Bとこの下に連結してなるベースプレート62とで構成している。
なお、この図に示す電源装置において、64はカバープレート、65はホルダーケース、74は垂直壁、75は周壁75、76は取付金具、77、79はボルトをそれぞれ示しており、前述の実施例と同じ構成要件については、その詳述な説明を省略している。
第2のケース61Bのベースプレート62は、たとえば、衝撃吸収ボックス63Bをプラスチックで成形するときにインサート成形して互いに連結される。この構造は、衝撃吸収ボックス63Bをベースプレート62で補強しながら確実に連結できる。ただ、衝撃吸収ボックスとベースプレートは、ネジ止めや接着等の方法で固定することもできる。さらに、図に示すベースプレート62は、後端部を衝撃吸収ボックス63Bから後方に突出させて、この部分をボルト79で車両に固定して、第2のケース61Bを車両に固定している。
プラスチックボックス63は、電池収納ボックス63Aと衝撃吸収ボックス63Bをプラスチックで一体的に成形している。プラスチックボックスは、ABS等の優れた衝撃強度を有するプラスチックで一体的に成形される。プラスチックボックスは、電池収納ボックス3Aと衝撃吸収ボックス3Bの境界に沿って、クラッシュの衝撃で破断される衝撃破壊薄肉部72を設けている。図に示すプラスチックボックス63は、電池収納ボックス63Aと衝撃吸収ボックス63Bとの境界に沿って破断溝73を設けて衝撃破壊薄肉部72としている。図のプラスチックボックス63は、電池収納ボックス63Aと衝撃吸収ボックス63Bの境界に位置する水平部の上面に破断溝73を設けて、衝撃破壊薄肉部72としている。ただ、破断溝は、前述の実施例のように、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスの境界に位置する立ち上がり部の側面に設けることも、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスの境界に位置する水平部の下面に設けることもできる。さらに、図に示すプラスチックボックス63は、衝撃破壊薄肉部72の破断溝73をV溝としている。ただ、破断溝は、U溝とし、あるいはコ字状とすることもできる。破断溝73からなる衝撃破壊薄肉部72は、破断溝73によって肉厚を薄くして衝撃で破断されるようにする。
破断溝73は、図示しないが、電池収納ボックス63Aと衝撃吸収ボックス63Bとの境界に沿って連続して設けることができる。ただ、破断溝は必ずしも電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に連続して設ける必要はなく、断続的に設けることもできる。断続的に破断溝を設けている衝撃破壊薄肉部は、破断溝を設けた部分の肉厚を薄くし、さらに隣接する破断溝との境界を接近させて、破断溝の境界でも破断されるようにする。
さらに、電池収納ボックス63Aは、車両の後方に向かって上り勾配の上面傾斜部63aを設けている。ベースプレート62は、電池収納ボックス63Aの上面傾斜部63aの下面に沿う下面傾斜部72bを設けている。この構造のケース61は、後ろから追突してクラッシュすると、図20に示すように、プラスチックボックス63が電池収納ボックス63Aと衝撃吸収ボックス63Bの連結部で分離され、第1のケース61Aと第2のケース61Bとに分離される。第1のケース61Aから分離された第2のケース61Bは、第1のケース61Aの下に押し込まれるように移動し、上面傾斜部63aの下面を下面傾斜部62bが摺動しながら前方に移動する。前進する第2のケース61Bは、図20に示すように、下面傾斜部62bで上面傾斜部63aを押し上げ、電池収納ボックス63Aの後端を押し上げて、その下方に押し込まれる。このため、後端が押し上げられる第1のケース61Aは、水平な姿勢から垂直姿勢となる方向に傾動される。この電源装置も、第1のケース61Aの開口部を閉塞するカバープレート64を車両に固定しているので、クラッシュの衝撃でカバープレート64が開いて電池が飛び出すのを確実に阻止できる。
本出願人が先に開発した車両用の電源装置のプラスチックケースを示す斜視図である。 図1に示すプラスチックケースの連結構造を示す拡大断面図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置を車両に搭載する状態を示す概略図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置を車両の前後方向に切断した断面図である。 図4に示す電源装置の分解斜視図である。 図4に示す電源装置の斜視図である。 図5に示す電源装置の第1のケースに電池モジュールを収納する状態を示す斜視図である。 ベースプレートの分解斜視図である。 プラスチックボックスの斜視図である。 カバープレートの斜視図である。 第1のケースと第2のケースの連結部を示す断面図である。 図4に示す電源装置が衝撃を受けて第1のケースと第2のケースとに分離される状態を示す断面図である。 電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスの連結部であって、衝撃破壊薄肉部を示す拡大断面図である。 衝撃破壊薄肉部の他の一例を示す拡大断面図である。 衝撃破壊薄肉部の他の一例を示す拡大断面図である。 図7に示す電源装置の収納物を取り除いた状態を示す平面図である。 プラスチックボックスとカバープレートでリングパッキンを挟着する状態を示す分解斜視図である。 ホルダーケースの拡大断面図である。 本発明の他の実施例にかかる車両用の電源装置を車両の前後方向に切断した断面図である。 図19に示す電源装置が衝撃を受けて第1のケースと第2のケースとに分離される状態を示す断面図である。
符号の説明
1…ケース 1A…第1のケース
1B…第2のケース
2…ベースプレート 2A…前ベースプレート 2a…上面傾斜部
2B…後ベースプレート 2b…下面傾斜部
3…プラスチックボックス 3A…電池収納ボックス
3B…衝撃吸収ボックス
4…カバープレート
5…ホルダーケース
6…電池収納部
7…衝撃吸収部
8…送風機
9…衝撃破壊ピン
14…位置決プレート
15…固定プレート
20…二次電池
21…電池モジュール
22…衝撃破壊薄肉部
23…破断溝
24…垂直壁
25…周壁
26…取付金具
27…ボルト
28…折曲部
29…ボルト
30…フロア
31…フロアパネル
32…荷台
34…止ネジ
38…リングパッキン
43…プラスチックボックス 43A…電池収納ボックス
43B…衝撃吸収ボックス
422…衝撃破壊薄肉部
423…破断溝
53…プラスチックボックス 53A…電池収納ボックス
53B…衝撃吸収ボックス
522…衝撃破壊薄肉部
523…破断溝
61…ケース 61A…第1のケース
61B…第2のケース
62…ベースプレート 62b…下面傾斜部
63…プラスチックボックス 63A…電池収納ボックス 63a…上面傾斜部
63B…衝撃吸収ボックス
64…カバープレート
65…ホルダーケース
74…垂直壁
75…周壁
76…取付金具
77…ボルト
79…ボルト
83…プラスチックボックス 83A…電池収納ボックス
83B…衝撃吸収ボックス
86…連結溝
87…連結凸条
88…接着剤
89…連結具 89A…外側係止突起
89B…内側係止突起

Claims (5)

  1. ケースが電池を収納するプラスチックボックスを備え、このプラスチックボックスが、電池を収納している電池収納ボックスと、この電池収納ボックスに隣接して配設される衝撃吸収ボックスとからなり、
    ケースに加えられる衝撃で、衝撃吸収ボックスと電池収納ボックスを分離して、衝撃吸収ボックスを電池収納ボックスの下に移動させて、衝撃吸収ボックスで電池収納ボックスを傾動させて衝撃を吸収するようにしてなる車両用の電源装置であって、
    電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスをプラスチックで一体的に成形して、プラスチックボックスとしており、さらに、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に沿って、衝撃で破断される衝撃破壊薄肉部を設けており、クラッシュの衝撃で衝撃破壊薄肉部を破断して、衝撃吸収ボックスを電池収納ボックスの下に移動させるようにしてなる車両用の電源装置。
  2. プラスチックボックスの衝撃破壊薄肉部が、電池収納ボックスと衝撃吸収ボックスとの境界に沿って設けられた破断溝である請求項1に記載される車両用の電源装置。
  3. プラスチックボックスが防水構造で電池を収納している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  4. 電池を収納するホルダーケースを備え、電池を収納しているホルダーケースを電池収納ボックスに収納して、ホルダーケースを介して電池を電池収納ボックスに配設している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  5. 衝撃吸収ボックスに、電池を冷却する送風機を配設している請求項1に記載される車両用の電源装置。
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