JP4334430B2 - 車両用の電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されて車両を走行させるモーターを駆動する電源装置に関する。
モーターで走行する電気自動車、あるいはモーターとエンジンの両方で走行するハイブリッドカー等の自動車は、電池をケースに収納している電源装置を搭載する。この電源装置は、モーターで自動車を走行させるので出力を大きくするために、多数の電池を直列に接続して出力電圧を高くしている。たとえば、自動車に搭載される電装用のバッテリの電圧は、ほとんど例外なく12Vであるが、走行用のモーターを駆動する電源装置の出力電圧は、一般的には200V以上と極めて高電圧である。
現在市販されているハイブリッドカーは、モーター出力を数十kW、電源装置の出力電圧を200〜300Vの範囲としている。電源装置は、大出力に耐えるように設計されるので、万一、自動車の衝突事故等で破損して内部でショートすると、極めて大きな電流が流れて車両火災等の原因となる。このような弊害を防止するために、クラッシュするときに破壊される状態をコントロールする電源装置が開発されている(特許文献1参照)。
特開2003−45392号公報
この公報に記載される電源装置は、ケースを前方の電池収納部と後方の衝撃吸収部に分割している。後ろから追突されるときには、衝撃吸収部を前方の電池収納部の下に押し込む状態として、衝撃を吸収しながらクラッシュする構造とする。すなわち、衝撃吸収部を電池収納部の下に押し込んで、電池収納部を水平な姿勢から垂直方向に傾動させて、安全性を確保しながらクラッシュさせる。
以上の電源装置は、ケースを複数に分割して製造して、クラッシュするときの衝撃を吸収して事故の安全性を向上する。複数に分割して製作されたケースは、互いに連結して車両に簡単に搭載できる。このケースは、クラッシュのときには連結部を確実に分離するが、車両がクラッシュしない状態では連結部が分離しないことが大切である。いいかえると、設定された以上の衝撃では連結部を確実に分離して、設定されたよりも弱い衝撃では分離しないことが大切である。
本発明は、このことを実現することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、第1のケースと第2のケースを一定の衝撃で確実に分離して、クラッシュ時の安全性を向上できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の車両用の電源装置は、ケース1を第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割して、車両を走行させるモーターを駆動する電池を収納しており、分割された第1のケース1Aと第2のケース1Bを衝撃破壊リベット9で連結している。第1のケース1Aには、衝撃破壊リベット9よりも破断強度が大きく、第2のケース1Bを貫通しないネジ22と、このネジ22にねじ込んでいるナット23を介して位置決プレート14を連結している。位置決プレート14のネジ22を貫通させる貫通孔14aはバカ穴で、第1のケース1Aに対して連結位置を調整できる構造としている。電源装置は、位置決プレート14を第2のケース1Bに積層して、積層部に衝撃破壊リベット9を貫通させて、第1のケース1Aと第2のケース1Bを連結している。
本発明の車両用の電源装置は、衝撃破壊リベット9を貫通させる積層部において、位置決プレート14と第2のケース1Bの間に第1のケース1Aを積層して、第1のケース1Aのリベット貫通孔19aをバカ穴とし、第1のケース1Aを衝撃破壊リベット9に対して連結位置を調整できる構造とすることができる。
本発明の車両用の電源装置は、第1のケース1Aと第2のケース1Bの間に摩擦抵抗軽減シート24を挟着することができる。
本発明の車両用の電源装置は、第1のケース1Aと第2のケース1Bが位置決め部分44においては、位置決プレートを介することなく第1のケース1Aと第2のケース1Bを積層して衝撃破壊リベット9で連結し、位置調整部分45においては、位置決プレート14を介して第1のケース1Aと第2のケース1Bを衝撃破壊リベット9で連結することができる。
本発明の車両用の電源装置は、第1のケース1Aと第2のケース1Bの位置決め部分44に組付穴18を設けて、組付穴18に位置決めピンを挿入して、第1のケース1Aと第2のケース1Bを位置決めすることができる。
本発明の車両用の電源装置は、第1のケース1Aと第2のケース1Bがベースプレート2を備えて、第1のケース1Aのベースプレート2である前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bのベースプレート2である後ベースプレート2Bを衝撃破壊リベット9で連結することができる。
本発明の車両用の電源装置は、第1のケース1Aと第2のケース1Bを積層して連結する積層部を傾斜面2a、2bとすることができる。
本発明の車両用の電源装置は、電池を収納するホルダーケース5を備え、電池を収納しているホルダーケース5を第1のケース1Aに固定することができる。
本発明の車両用の電源装置は、第1のケースと第2のケースを一定の衝撃で確実に分離して、クラッシュ時の安全性を向上できる特長がある。それは、本発明の電源装置が、位置決プレートと衝撃破壊リベットを使用する独特の構造で第1のケースと第2のケースを連結しているからである。すなわち、第1のケースには、衝撃破壊リベットよりも破断強度が大きく、第2のケースを貫通しないネジと、このネジにねじ込んでいるナットを介して位置決プレートを連結している。位置決プレートにネジを貫通させる貫通孔はバカ穴として、第1のケースに対して連結位置を調整して連結できるようにしている。この位置決プレートを第2のケースに積層して、位置決プレートと第2のケースの積層部に衝撃破壊リベットを貫通させて、第1のケースと第2のケースを連結している。この連結構造は、衝撃破壊リベットを挿通する位置決プレートと第2のケースの貫通孔を、衝撃破壊リベットの外径にほぼ等しい内径、いいかえると衝撃破壊リベットの軸と貫通孔とに遊びがない状態にできる。遊びのない貫通孔に挿通されて、位置決プレートと第2のケースを連結する衝撃破壊リベットは、所定の衝撃で確実に破壊されて、位置決プレートを連結している第1のケースと第2のケースを分離する。
第1のケースと第2のケースは、位置決プレートを使用しないで、衝撃破壊リベットで連結することはできる。第1のケースと第2のケースを一部で積層し、積層部に衝撃破壊リベットを貫通させて連結できるからである。ただ、この構造では、第1のケースと第2のケースが分離される衝撃を一定にできない。それは、第1のケースと第2のケースの寸法や形状の誤差により、衝撃破壊リベットを挿通する貫通孔の内径を、衝撃破壊リベットの軸部の外径よりも大きくする必要があるからである。大きな貫通孔に挿入された衝撃破壊リベットは、所定の強度で第1のケースと第2のケースを連結できなくなる。この弊害を防止するために、貫通孔を衝撃破壊リベットの軸部外径に等しく程度に小さくすると、寸法や形状の誤差で現実には衝撃破壊リベットを挿通できなくなる。また、無理に貫通孔に衝撃破壊リベットを挿通すると、衝撃破壊リベットに常にせん断力が作用して、一定の衝撃で分離できなくなる。
本発明の車両用の電源装置は、寸法や形状に誤差のある第1のケースと第2のケースを衝撃破壊リベットで連結しながら、所定の衝撃で確実に分離できる。それは、衝撃破壊リベットを挿通する位置決プレートと第2のケースの貫通孔を、衝撃破壊リベットの軸部外径にほぼ等しくして、衝撃破壊リベットの軸部をスムーズに挿通できるからである。第1のケースと第2のケースの寸法や形状の誤差は、位置決プレートを第1のケースに連結する位置で調整する。このため、第1のケースのネジを位置決プレートに連結する貫通孔をバカ穴としている。
本発明の請求項2の車両用の電源装置は、位置決プレートと第2のケースの間に第1のケースを挟着し、第1のケースに衝撃破壊リベットを挿通する貫通孔をバカ穴としているので、第1のケースと第2のケースをしっかりと連結しながら、一定の衝撃では確実に分離できる特長がある。
本発明の請求項3の車両用の電源装置は、第1のケースと第2のケースを、位置決め部分と位置調整部分の両方の部分において衝撃破壊リベットで連結している。この構造は、ケースの寸法や形状の誤差が少なく、あるいは発生し難い部分を位置決め部分として衝撃破壊リベットで直接に連結して正確な相対位置で連結し、ケースの寸法や形状の狂いが発生しやすい部分を位置決プレートを介してしっかりと連結できる。このため、第1のケースと第2のケースを正確に連結しながら、衝撃破壊リベットでしっかりと、しかも所定の衝撃では確実に分離できるように連結できる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す車両は、フロア30に電源装置を搭載している。車両のフロア30に搭載される電源装置は、たとえば、図1の実線で示すように後部座席の後方に設けている荷台32に、あるいは鎖線で示すように後部座席と前部座席との間のフロア30に搭載される。電源装置は、ケース1の上面を車両のフロアパネル31と同一平面となるように搭載して、ケース1の上面に固定しているカバープレート4を車両のフロアパネル31の一部に使用できる。このケース1は、カバープレート4を、フロアパネル31の耐荷重を実現する金属板とする。カバープレート4が荷台32の積載量に相当する耐荷重を有する電源装置は、カバープレート4の上を、フロアパネル31に匹敵する強度の耐荷重床で補強する必要はない。この電源装置は、フロアパネル31に凹部や開口部を設け、凹部や開口部に電源装置を搭載して、その上面をフロアパネル31に匹敵する耐荷重床にできる。
車両のフロア30に搭載される電源装置は、後方から追突されてクラッシュする。このとき、ケース1を複数のブロックに分割して安全性を向上できる。フロア30に搭載される電源装置に限らず、車両に搭載される全ての電源装置はケース1を複数のブロックに分離するようにクラッシュさせて安全性を向上できる。
以下、車両のフロア30に搭載されて、クラッシュのときに前後に分割される電源装置の具体例を示す。ただし、本発明の車両用の電源装置は、必ずしも以下に示すように分割する必要はない。車両に搭載される姿勢や位置により、クラッシュのときに最適に分割される状態が異なるからである。
図2は、電源装置を車両の前後方向に切断した断面図である。この電源装置の上蓋のカバープレート4を外した斜視図を図3に示し、カバープレート4で閉塞した斜視図を図4に示している。これらの図に示すように、電源装置は、ケース1に、電池と、この電池を冷却する送風機8と、電池の充放電を制御する制御回路(図示せず)を内蔵している。ケース1は、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割して、第1のケース1Aと第2のケース1Bを境界部分で連結している。
第1のケース1Aと第2のケース1Bは、車両のシャーシーやフロアパネルに固定される図5に示す金属製のベースプレート2と、このベースプレート2の上に固定している上方開口の図6に示すプラスチックボックス3と、プラスチックボックス3の上方開口部を閉塞するように固定している図7の金属製のカバープレート4とを備える。
図2と図3の電源装置は、ケース1を第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割して、第1のケース1Aを電池収納部6、第2のケース1Bを電池収納部6の後方に配設される衝撃吸収部7としている。第1のケース1Aである電池収納部6には電池を収納する。第2のケース1Bである衝撃吸収部7には電池を冷却する送風機8を収納する。ただし、本発明の電源装置は、第1のケースを衝撃吸収部として第2のケースを電池収納部とすることもできる。
図2と図3のケース1は、電池収納部6である第1のケース1Aを、衝撃吸収部7である第2のケース1Bよりも車両の前方に位置する姿勢、いいかえると第2のケース1Bを第1のケース1Aの後方とする姿勢で車両に搭載される。前方に位置する第1のケース1Aは電池収納部6であるから、図8に示すように、ホルダーケース5を介して複数本の電池モジュール21を収納する。複数の電池モジュール21はホルダーケース5に収納され、このホルダーケース5が電池収納部6に配設される。ケース1の後方に位置する第2のケース1Bは、ホルダーケース5の電池モジュール21を強制冷却する送風機8を収納する。送風機8は、ホルダーケース5に連結されて、ホルダーケース5に冷却空気を強制送風して電池モジュール21を冷却する。
さらに電源装置のケース1は、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分割するために、ケース1を構成するベースプレート2とプラスチックボックス3とカバープレート4を、第1のケース1Aと第2のケース1Bの境界部分で前後に分割して連結している。ケース1を前後に分割するのは、追突事故のときに、第1のケース1Aの下に第2のケース1Bを押し込むようにして安全にクラッシュさせるためである。
第1のケース1Aは、分割されたベースプレート2とプラスチックボックス3とカバープレート4を備える。第1のケース1Aと第2のケース1Bは、ベースプレート2を金属板で分離して製作し、これを連結してひとつのベースプレート2としている。図2に示すケース1は、第1のケース1Aのベースプレート2である前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bのベースプレート2である後ベースプレート2Bを衝撃破壊リベット9で連結して、クラッシュのときにベースプレート2を分離する構造としている。プラスチックボックス3は、第1のケース1Aと第2のケース1Bでプラスチックで別々に成形して、境界で接着して連結している。カバープレート4は、第1のケース1Aと第2のケース1Bで別々に製作して、その境界でラップして防水構造に連結している。このカバープレート4は、直接にネジ等で強固には固定されず、プラスチックボックス3に連結して、プラスチックボックス3を介して連結している。したがって、図2に示すケース1は、前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bをクラッシュの衝撃で分離して、第1のケース1Aと第2のケース1Bに分離する。プラスチックボックス3はベースプレート2に比較して強度が弱く、また境界を接着して連結しているので、ベースプレート2がクラッシュして分離されると、ベースプレート2と共に分離される。カバープレート4は直接に連結していないので、ベースプレート2とプラスチックボックス3と一緒に分離される。
クラッシュで分離されるベースプレート2を図5に示す。このベースプレート2は、前後に分割されて、境界部分より前方を第1のケース1Aの前ベースプレート2A、後方を第2のケース1Bの後ベースプレート2Bとしている。前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bは、境界部分を、衝突の衝撃で破断される衝撃破壊リベット9で連結している。さらに、図9の拡大断面図に示すように、前ベースプレート2Aは、後端部に後ろに向かって上り勾配の傾斜面2aを設けており、後ベースプレート2Bは、この傾斜面2aの下面に沿う傾斜面2bを設けている。前ベースプレート2Aと後ベースプレート2Bは、傾斜面2a、2bを積層して衝撃破壊リベット9で連結している。この構造のベースプレート2は、追突されて衝撃破壊リベット9が切れると、傾斜面2a、2bで摺動しながら、後ベースプレート2Bが前方に押される。後ベースプレート2Bが前進すると、図10に示すように、傾斜面2a、2bが摺動して前ベースプレート2Aの下に滑り込んで、前ベースプレート2Aの後端を押し上げる。このため、前ベースプレート2Aは垂直な方向に傾動して、この下に後ベースプレート2Bが滑り込んで、安全にクラッシュする。
第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bの連結部分を図5、及び図11ないし図16に示す。これ等の図に示すベースプレート2は、両側と中間の3カ所を衝撃破壊リベット9で連結している。中間の3カ所は、連結部を位置調整部分45として、位置決プレート14を介して第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bを衝撃破壊リベット9で連結している。
両側の連結部は、図12に示すように、位置決め部分44として、位置決プレートを介することなく第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bを積層して衝撃破壊リベット9で連結している。さらに、図のケース1は、位置決め部分44の積層部に、車両に固定される固定プレート15も積層して衝撃破壊ピン9で連結している。第1のケース1Aと第2のケース1Bは、位置決め部分44に組付穴18を設けている。この組付穴18に位置決めピン(図示せず)を挿入し、第1のケース1Aと第2のケース1Bを位置決めし、この状態で第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bの貫通孔19に衝撃破壊リベット9を挿通して連結する。図のベースプレート2は、金属板をプレス加工して位置決め部分44を成形している。このため、位置決め部分44は加工精度を高くして、寸法や形状の誤差を少なくできる。正確に成形される部分は、位置決め部分44として衝撃破壊リベット9で正確に連結している。
中間3カ所の位置調整部分45は、位置決プレート14を介して第1のケース1Aと第2のケース1Bを連結している。図16は、積層部の断面図である。ただし、この図は、理解しやすいように、ネジ22と衝撃破壊リベット9の両方を通過するように切断した断面図である。この図に示すように、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aは、衝撃破壊リベット9よりも破断強度が大きく、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bを貫通しないネジ22と、このネジ22にねじ込んでいるナット23を介して位置決プレート14を連結している。位置決プレート14のネジ22を貫通させる貫通孔14aはバカ穴で、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aに対して連結位置を調整できる構造としている。さらに、位置決プレート14を第2のケース1Bの後ベースプレート2Bに積層して、積層部に衝撃破壊リベット9を貫通させて、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bを連結している。
この図において、ネジ22は、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aに、上面に突出するように溶接して固定している。ネジ22は、位置決プレート14を貫通するが、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bは貫通しない。ネジ22にねじ込むナット23が、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bを挟着しないためである。この図の連結構造は、位置決プレート14と第2のケース1Bの後ベースプレート2Bの間に第1のケース1Aの前ベースプレート2Aを挟着している。前ベースプレート2Aは、衝撃破壊リベット9を挿通する貫通孔19aをバカ穴としている。第2のケース1Bの後ベースプレート2Bに対する第1のケース1Aの前ベースプレート2Aの相対位置を調整するためである。すなわち、この図に示すように、位置決プレート14に設けているネジ22を挿通するための貫通孔14aと、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aに衝撃破壊リベット9を挿通させるための貫通孔19aはバカ穴としている。ただし、位置決プレート14に衝撃破壊リベット9を挿通させるための貫通孔14bと、位置決プレート14と第2のケース1Bの後ベースプレート2Bに衝撃破壊リベット9を挿通するために設けている貫通孔19bはバカ穴ではなく、衝撃破壊リベット9の軸部の外径にほぼ等しい内径、いいかえると、衝撃破壊リベット9との間に遊びがなく、あるいは遊びの極めて少ない内径の位置決穴としている。バカ穴は、内径をここに挿通するネジ22や衝撃破壊リベット9の軸の外径位置決穴に比較して遊びが大きい穴である。したがって、バカ穴と位置決穴とは、挿通する軸との隙間が異なり、バカ穴は位置決穴よりも隙間を大きくして、連結位置を相対的に調整できるようにしている。
図のケース1は、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bとを連結する傾斜面2a、2bを位置調整部分45としている。傾斜面2a、2bは、強い衝撃で変形しない強靭な構造とするために、プレス成形して製作されるベースプレート2の本体部とは別の強い金属板で製作して、ベースプレート2の本体部に溶接して固定している。この構造のベースプレート2は、傾斜面2a、2bの位置や形状の誤差が大きくなるので、傾斜面2a、2bを位置調整部分45として、位置決プレート14を介して連結することで、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bをしっかりと確実に連結できる。
さらに、図16のベースプレート2は、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aと第2のケース1Bの後ベースプレート2Bとの間に、摩擦抵抗軽減シート24を挟着している。摩擦抵抗軽減シート24は、テフロン(登録商標)シート等の摩擦抵抗の小さいシートである。このベースプレート2は、衝撃を受けてクラッシュして衝撃破壊リベット9が破壊される状態で、第1のケース1Aの前ベースプレート2Aの下に、第2のケース1Bの後ベースプレート2Bをスムーズに摺動して移動できる特徴がある。
図2のプラスチックボックス3は、第1のボックス3Aと第2のボックス3Bに分割してプラスチックで成形している。第1のボックス3Aと第2のボックス3Bは、境界で連結してひとつのプラスチックボックス3としている。
プラスチックボックス3を前後に分離した斜視図を図6に示す。このプラスチックボックス3は、境界部分より前方にあって第1のケース1Aとなる第1のボックス3Aと、後方にあって第2のケース1Bとなる第2のボックス3Bに分割して、プラスチックを成形して製作している。第1のボックス3Aと第2のボックス3Bに分離して別々に成形しているプラスチックボックス3は、衝突の衝撃で前後に分離される。分離された第2のボックス3Bは後ベースプレート2Bと一緒に前方に移動し、第1のボックス3Aは前ベースプレート2Aと一緒に傾動する。
第1のボックス3Aと第2のボックス3Bは、境界で連結して、ひとつのプラスチックボックス3として、ベースプレート2の上に固定している。第1のボックス3Aと第2のボックス3Bの連結部を、図9、図17及び図18に示す。これ等の図に示すプラスチックボックス3は、第1のボックス3Aの第2のボックス3Bとの連結部に沿って連結溝10を設けている。第2のボックス3Bは、第1のボックス3Aとの連結部に沿って連結溝10に挿入される連結凸条11を設けている。連結溝10は下方に開口され、連結凸条11は上方に突出するように設けている。この構造は、連結溝10に水が浸入することがない。
連結溝10に連結凸条11を入れて、第1のボックス3Aと第2のボックス3Bは境界で連結して、ひとつのプラスチックボックス3としている。連結溝10と連結凸条11は、連結溝10の内面と連結凸条11の表面との隙間に充填される接着剤13と連結具12で連結される。第1のボックス3Aと第2のボックス3Bは、境界に連続して連結溝10と連結凸条11を設けている。連結溝10と連結凸条11の間に接着剤13を充填して、第1のボックス3Aと第2のボックス3Bの境界は連続して水密構造で連結して固定される。
連結溝10と連結凸条11は、連結具12を入れることができる隙間を設けている。連結具12は、連結溝10と連結凸条11の隙間に入れられる溝形に成形している。この形状の連結具12は、弾性的に変形する鉄等の金属板をプレス加工して製作される。連結具12の斜視図を図19に、係止状態を図18の拡大断面図に示す。この連結具12は、連結溝10に挿入して第1のボックス3Aに固定される外側係止突起12Aを、外側に弾性的に突出して設けている。外側係止突起12Aは、U曲部の近傍で両側に突出して設けている。外側係止突起12Aは、連結溝10への挿入状態では係止されず、連結溝10からの引き抜き状態では、連結溝10の内面に抜けないように食い込んで係止する。したがって、外側係止突起12Aは、先端を尖鋭な形状としている。また、外側係止突起12Aは、挿入方向にのみ連結溝10の内面を摺動して移動できるように、連結溝10への挿入方向と逆方向である抜け方向、図18と図19において下方に向かって次第に突出するように傾斜している。
さらに、連結具12は、連結凸条11を挿入して第2のボックス3Bを固定する内側係止突起12Bを内側に弾性的に突出して設けている。内側係止突起12Bは、溝部の開口部の近傍で対向して内側に突出して設けている。内側係止突起12Bは、連結凸条11を挿入する状態では係止されず、連結凸条11を引き抜きする状態では、連結凸条11の表面に抜けないように食い込んで係止する。したがって、内側係止突起12Bは、先端を尖鋭な形状とし、挿入方向にのみ連結凸条11の表面を摺動して移動できるように、連結凸条11の挿入方向と逆方向である抜け方向、図18と図19において上方に向かって次第に内側に突出するように傾斜している。
第1のボックス3Aと第2のボックス3Bは、以下のように連結されて、ひとつのプラスチックボックス3となる。
(1) 連結溝10に接着剤13を充填する。接着剤13は未硬化のペースト状で連結溝10に状態される。
(2) 接着剤13が未硬化な状態で、連結溝10に連結具12を挿入する。連結具12は外側係止突起12Aを連結溝10の内面に摺動させて、連結溝10に挿入される。境界に沿って設けている長い連結溝10は、所定の間隔で複数の連結具12を挿入する。たとえば、長い連結溝10には、両端部と中間に連結具12を挿入する。連結溝10に入れられた連結具12は、外側係止突起12Aを連結溝10の内面を弾性的に押圧して、抜けないように連結溝10に固定される。
(3) 連結溝10に連結凸条11を入れる。このとき、連結凸条11は溝形の連結具12の内側にも挿入される。連結具12に挿入される連結凸条11は、表面を内側係止突起12Bに摺動させて挿入する。内側に挿入された連結凸条11は、連結具12の内側係止突起12Bに係止されて、抜けないように固定される。
以上の状態で連結凸条11を連結溝10から引き抜く力が作用すると、外側係止突起12Aが連結溝10の内面に、内側係止突起12Bが連結凸条11の表面に食い込んで係止される。このため、接着剤13が未硬化な状態においても、連結凸条11は連結溝10に抜けないように連結される。
(4) 接着剤13が硬化されて、連結凸条11が連結溝10に、接着剤13と連結具12で連結されて、第1のボックス3Aと第2のボックス3Bはひとつのプラスチックボックス3となる。
カバープレート4を前後に分離した斜視図を図7に示す。カバープレート4は、境界部分より前方にあって第1のケース1Aの上面をカバーする前カバープレート4Aと、後方にあって第2のケース1Bの上面をカバーする後カバープレート4Bに分割している。前カバープレート4Aと後カバープレート4Bは、耐荷重の優れた金属板で製作される。カバープレート4は、好ましくはアルミニウム合金で製作される。アルミニウム合金のカバープレート4は、軽くて強靭にできる。とくに、焼き入れできるアルミニウム合金が適している。このカバープレート4は、アルミニウム板をプレス成形した後、焼き入れしてさらに強度を向上する。
前カバープレート4Aは1枚の金属板で、後カバープレート4Bは複数枚の金属板を積層して固定している積層金属板である。後カバープレート4Bは、積層金属板として前カバープレート4Aよりも曲げ強度を強くしている。曲げ強度の強い後カバープレート4Bは、下面からの支持を少なくして、優れた耐荷重床にできる。このため、後カバープレート4Bでカバーする衝撃吸収部7に設ける支持部を少なくできる。
後カバープレート4Bは、2枚アルミニウム合金板を積層して固定している積層金属板である。後カバープレートは、3枚以上の金属板を積層、固定して製作することもできる。積層金属板からなる後カバープレート4Bは、積層した金属板を全面ないし一部で接着し、さらに局部的にスポット溶接して製作される。一部を接着材で接着する積層金属板は、十分な強度とするために、接着面積を全積層面積の50%以上とする。この積層金属板は、金属板の全面あるいは部分的に、金属板を強固に接着できるエポキシ系等の接着材を塗布して重ね、接着材を未硬化とする状態で、両面から溶接の電極で挟着して金属板を互いに接触させる状態でスポット溶接して固定する。この構造は、スポット溶接して固定する状態で、接着材を硬化できるので、接着材の硬化を待つ必要がなく、積層した金属板を能率よく固定できる。この構造の積層金属板からなる後カバープレート4Bは、極めて強靭な構造にできる。とくに、アルミニウム合金を2枚に重ねて製作される積層金属板は、軽くて耐荷重を大きくできる。また、この構造の積層金属板は、厚い金属板をプレス成形しないで、各々の金属板を別々に成形して積層するので、簡単かつ容易に、しかも理想的な形状に能率よくプレス成形して固定できる特徴がある。さらに、この構造の積層金属板は、金属板の間に接着材をサンドイッチする3層構造となる。接着材をエポキシ系の接着剤のように硬化状態で硬くなるものを使用すると、強度のある接着層を両面の金属板でサンドイッチする構造となる。接着層は金属板に比較して比重が小さくて軽い。このため、サンドイッチ構造は、軽くて硬い層の両面を金属板で挟着する構造となる。この構造の積層金属板は、全体を厚くして曲げ強度を大きくしながら軽くできる。曲げ強度に影響の大きい両面を強靭な金属板として、厚くするための中間層を軽い接着層とするからである。
ただし、後カバープレートの積層金属板は、積層している金属板を接着し、あるいはスポット溶接し、あるいはまたネジ止して固定し、あるいはこれ等を組み合わせて結合して製作することもできる。
電池は、ホルダーケース5に入れてプラスチックボックス3内に配設される。ホルダーケース5は、図20の断面図に示すように、電池を電池モジュール21として水平面内に並べて収納している。図のホルダーケース5は、上下2段に電池モジュール21を並べている。各段のホルダーケース5は、図示しないが、内部に複数本の電池モジュール21を平行な姿勢で水平に配設している。ただ、本発明の電源装置は、図示しないが、ホルダーケースを1段として、電池モジュールを1段に収納することもできる。
ホルダーケース5に収納される電池モジュール21は、複数の二次電池20を直列接続して直線状に連結している。電池モジュール21は、4〜8本の、たとえば5又は6本の二次電池20を、直列接続して直線状に連結している。ただし、電池モジュールは、1本の二次電池で構成することもできる。電池モジュール21は、円筒型あるいは角型の二次電池20を、金属板の接続体を介して、あるいは接続体を介することなく電池端面を直接に直列接続して直線状に連結している。電池モジュール21の両端には、正極端子と負極端子からなる電極端子を連結している。電極端子は、金属板のバスバー(図示せず)をネジ止して、隣接する電池モジュール21を直列に、あるいは並列に連結する。
電池モジュール1の二次電池20は、ニッケル−水素電池である。ただ、電池モジュールの二次電池は、ニッケル−カドミウム電池やリチウムイオン二次電池等を使用することもできる。
ホルダーケース5は、電池モジュール21を冷却する空気を供給する送風口(図示せず)を開口している。この送風口は、第2のケース1Bに配設している送風機8に連結される。送風機8は、ホルダーケース5に冷却空気を強制送風して、電池を冷却する。ホルダーケース5は、第1のケース1Aに固定される。ホルダーケース5の上面には、止ネジ34を介して前ベースプレート2Aを固定している。
以上の構造の電源装置は、後ろから追突してクラッシュすると、図10に示すように、第1のケース1Aと第2のケース1Bとに分離される。このとき、プラスチックボックス3は、第1のボックス3Aと第2のボックス3Bの連結部、すなわち、連結溝10に連結凸条11を入れて接着剤13と連結具12で連結している境界で分離される。第1のケース1Aから分離された第2のケース1Bは、第1のケース1Aの下に押し込まれるように移動し、第1のケース1Aは水平姿勢から垂直方向に傾動する。第1のボックス3Aと第2のボックス3Bは、別々に成形して連結している部分で分離される。
本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置を車両に搭載する状態を示す概略図である。 本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置を車両の前後方向に切断した断面図である。 図2に示す電源装置の分解斜視図である。 図2に示す電源装置の斜視図である。 ベースプレートの分解斜視図である。 絶縁ボックスの分解斜視図である。 カバープレートの分解斜視図である。 図3に示す電源装置の第1のケースに電池モジュールを収納する状態を示す斜視図である。 第1のケースと第2のケースの連結部を示す断面図である。 図2に示す電源装置が第1のケースと第2のケースとに分離される状態を示す断面図である。 ベースプレートの斜視図である。 図11に示すベースプレートの右端部の連結構造を示す分解斜視図である。 図11に示すベースプレートの中央部の連結構造を示す分解斜視図である。 図11に示すベースプレートの中央左側部の連結構造を示す分解斜視図である。 図11に示すベースプレートの中央右側部の連結構造を示す分解斜視図である。 図13に示す連結構造の拡大断面図である。 図9に示す第1のボックスと第2のボックスの連結部の拡大断面図である。 連結具の連結構造を示す拡大断面図である。 連結具の拡大斜視図である。 ホルダーケースの拡大断面図である。
符号の説明
1…ケース 1A…第1のケース
1B…第2のケース
2…ベースプレート 2A…前ベースプレート 2a…傾斜面
2B…後ベースプレート 2b…傾斜面
3…プラスチックボックス 3A…第1のボックス
3B…第2のボックス
4…カバープレート 4A…前カバープレート
4B…後カバープレート
5…ホルダーケース
6…電池収納部
7…衝撃吸収部
8…送風機
9…衝撃破壊リベット
10…連結溝
11…連結凸条
12…連結具 12A…外側係止突起
12B…内側係止突起
13…接着剤
14…位置決プレート 14a…貫通孔 14b…貫通孔
15…固定プレート
18…組付穴
19…貫通孔 19a…貫通孔 19b…貫通孔
20…二次電池
21…電池モジュール
22…ネジ
23…ナット
24…摩擦抵抗軽減シート
30…フロア
31…フロアパネル
32…荷台
34…止ネジ
44…位置決め部分
45…位置調整部分

Claims (8)

  1. ケース(1)を第1のケース(1A)と第2のケース(1B)に分割して、車両を走行させるモーターを駆動する電池を収納しており、分割された第1のケース(1A)と第2のケース(1B)を衝撃破壊リベット(9)で連結している車両用の電源装置であって、
    第1のケース(1A)には、衝撃破壊リベット(9)よりも破断強度が大きく、第2のケース(1B)を貫通しないネジ(22)と、このネジ(22)にねじ込んでいるナット(23)を介して位置決プレート(14)を連結しており、位置決プレート(14)のネジ(22)を貫通させる貫通孔(14a)はバカ穴で、第1のケース(1A)に対して連結位置を調整できる構造としており、
    位置決プレート(14)を第2のケース(1B)に積層して、積層部に衝撃破壊リベット(9)を貫通させて、第1のケース(1A)と第2のケース(1B)を連結している車両用の電源装置。
  2. 衝撃破壊リベット(9)を貫通させる積層部で、位置決プレート(14)と第2のケース(1B)の間に第1のケース(1A)を積層しており、第1のケース(1A)のリベット貫通孔(19a)はバカ穴で、第1のケース(1A)を衝撃破壊リベット(9)に対して連結位置を調整できる構造としている請求項1に記載される車両用の電源装置。
  3. 第1のケース(1A)と第2のケース(1B)の間に摩擦抵抗軽減シート(24)を挟着している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  4. 第1のケース(1A)と第2のケース(1B)が位置決め部分(44)においては、位置決プレートを介することなく第1のケース(1A)と第2のケース(1B)を積層して衝撃破壊リベット(9)で連結しており、位置調整部分(45)においては位置決プレート(14)を介して第1のケース(1A)と第2のケース(1B)を衝撃破壊リベット(9)で連結している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  5. 第1のケース(1A)と第2のケース(1B)の位置決め部分(44)に組付穴(18)を設けており、組付穴(18)に位置決めピンを挿入して、第1のケース(1A)と第2のケース(1B)を位置決めするようにしている請求項4に記載される車両用の電源装置。
  6. 第1のケース(1A)と第2のケース(1B)がベースプレート(2)を備え、第1のケース(1A)のベースプレート(2)である前ベースプレート(2A)と、第2のケース(1B)のベースプレート(2)である後ベースプレート(2B)を衝撃破壊リベット(9)で連結している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  7. 第1のケース(1A)と第2のケース(1B)を積層して連結する積層部を傾斜面(2a)、(2b)としている請求項1に記載される車両用の電源装置。
  8. 電池を収納するホルダーケース(5)を備え、電池を収納しているホルダーケース(5)を第1のケース(1A)に固定している請求項1に記載される車両用の電源装置。
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