JP2006304466A - 電気車制御装置及びそれを用いた電気車 - Google Patents
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Abstract
気車を提供することを目的とする。
【解決手段】パンタグラフを介して供給される架線電力により駆動する電気車の車両床下
に配置され、車側の一方側に空気の吐出口を設け、車側の他方側に空気の取入口を設けた
送風装置と、電気車の床下に配置され、当該自冷式電力変換装置の放熱部を車側の他方側
に設け、電力変換を行う自冷式電力変換装置とを備えたことを特徴とする電気車制御装置
。
【選択図】図1
Description
の上面図である。図24は、従来の電気車の構成図である。図25は、放熱部4を流れる
走行風速度と電気車速度の関係図である。本明細書において、送風装置とは、送風機を有
する装置と定義する。送風機を有する装置としては、電動機やリアクトルを送風機により
強制的に冷却する電動機冷却装置や電気車内の換気を行う連続換気装置等がある。
して冷却を行う自冷式電力変換装置3と,車両の床下に懸架され、自冷式電力変換装置3
の両側(場合によっては片側)に配置された送風装置2から構成される。
変換し、電力変換により生じた熱は、放熱部4が走行風を利用して冷却し、交流電力を電
動機(図示しない)に供給することが出来た。
置されているため、送風装置2から吐き出される吐出し空気5の影響で自冷式電力変換装
置3の放熱部4を流れる走行風量が低下してしまう。図25に示すように、電気車が低速
で走行する場合に、送風装置3が隣接して自冷式電力変換装置3に配置されている場合に
放熱部4を流れる走行風量は、送風装置3が隣接していない自冷式電力変換装置の放熱部
を流れる走行風量に比べ、少なくなってしまう。そのため、送風装置3が隣接していない
電気車に比べ冷却効率が低くなるという問題があった。
することを目的とする。
電気車の床下に配置され、当該自冷式電力変換装置の放熱部を車側の他方側に設け、電力
変換を行う自冷式電力変換装置とを備えたことによって達成することが出来る。
に空気の取入口が設けた送風装置と、電気車の床下に配置され、電力変換を行う自冷式電
力変換装置と、前記自冷式電力変換装置の側面に設けられた放熱部とを備えたことによっ
て達成することが出来る。
とができる。
本発明に基づく第1の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図1は、本発明に基づく第1の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図2は、
図1のA矢視図である。本明細書において、車側とは、枕木方向の両端に設けられた車両
の両側面と定義する(図1及び図2参照)。図中の矢印は、風の流れを示すものである。
、車両の床下に懸架され車側の一方側に配置され、走行風を利用して冷却を行う自冷式電
力変換装置3と,車両の床下に懸架され、自冷式電力変換装置3の車側の他方側に配置さ
れた送風装置2から構成される。
式電力変換装置3の車側の一方側の側面に設けられている。放熱部4は、銅やアルミ等か
ら構成される板状の複数の放熱フィン4Aから構成されている。放熱フィン4Aは、その
長手方向がレールと略平行になるように設置されている。
(以後、「中央部側」と記載する。)の側面には、外気の取込口2Aが設けられている。
送風装置の車側の他方側の側面には、吐出口2Bが設けられている。
けられ、走行風を利用し自冷式電力変換装置3を冷却する放熱部4を車側の一方側(送風
装置2の吐出し口2Bとは反対側)に設けているので、吐出口2Bから吐き出される空気
が、放熱部4を流れる走行風と衝突することがない。そのため、放熱部4に流れる走行風
の風量も低下しない。
せることが出来る。
本発明に基づく第2の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図3は、本発明に基づく第2の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図4は、
図3のB矢視図である。尚、図1及び図2に記載したものと構造上同一のものについては
、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置したことを特徴のひとつとしている。
め、走行風が放熱部8Aの周囲に引き寄せられ、結果として放熱部4を流れる走行風量は
多くなる。
冷却効率を向上させることが出来る。
本発明に基づく第3の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図5は、本発明に基づく第3の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図6は、
図5のC矢視図である。尚、図1乃至図4に記載したものと構造上同一のものについては
、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置し、放熱部4を自冷式電力変換装置3の上面に設けたことを
特徴とする。
るため省スペース化することが可能となり、車両7にスカート10を設けた電気車にも適
用することが可能となる。
が車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、
放熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中
央側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走
行風量も増やすことが出来る。
させることができる。
本発明に基づく第4の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図7は、本発明に基づく第4の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図8は、
図7のD矢視図である。尚、図1乃至図6に記載したものと構造上同一のものについては
、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置し、放熱部4を自冷式電力変換装置3の中央部側側面に設け
たことを特徴とする。
設けているため省スペース化することが可能となり、車両7にスカート10を設けた電気
車にも適用することが可能となる。また、放熱部4が自冷式電力変換装置3の中央部側側
面に設けられているので、第3の実施の形態の電気車制御装置のように自冷式電力変換装
置3の上面に設けられている電気車制御装置よりも、走行風量が多くなり、冷却効率も向
上する。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
向上させることができる。
本発明に基づく第5の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図9は、本発明に基づく第5の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図10は
、図9のD矢視図である。尚、図1乃至図8に記載したものと構造上同一のものについて
は、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置し、放熱部4を自冷式電力変換装置3の下面に設けたことを
特徴とする。
るため省スペース化することが可能となり、車両7にスカート10を設けた電気車にも適
用することが可能となる。また、放熱部4が自冷式電力変換装置3の下面に設けられてい
るので、第3の実施の形態の電気車制御装置のように自冷式電力変換装置3の上面に設け
られている電気車制御装置よりも、走行風量が多くなり、冷却効率も向上する。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
向上させることができる。
本発明に基づく第6の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図11は、本発明に基づく第6の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図12
は、図11のF矢視図である。尚、図1乃至図10に記載したものと構造上同一のものに
ついては、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置し、放熱部4を自冷式電力変換装置3の上面、下面、車側側
側面、中央部側側面の4側面に設けたことを特徴とする。
けられているので、第1乃至第5の実施の形態の電気車制御装置に比べ冷却能力が高い。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
向上させることができる。
本発明に基づく第7の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図13は、本発明に基づく第7の実施の形態の電気車の側面図である。図14は、電気
車の正面図である。尚、図1乃至図12に記載したものと構造上同一のものについては、
同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置し、自冷式電力変換装置3の車側側側面に設けられた放熱部
4と、自冷式電力変換装置3の車側上側に設けられレール方向に伸びた第1の案内板11
aと、自冷式電力変換装置3の下側から中央部側の送風装置9の取込口9a間に設けられ
レール方向に伸びた第2の案内板11bと、自冷式電力変換装置3の中央部上側から送風
装置9の取込口9a間に設けられレール方向に伸びた第3の案内板11cを備えたことを
特徴のひとつとしている。尚、案内板11aと案内板11bは、所定の間隔を保って略並
行に設けられている。走行風は、案内板11a,案内板11b,案内板11cのレール方
向の一方の端面側から流入し、レール方向に流れ、一部の走行風は、送風装置9の取込口
9aに流入し、その他の走行風は、案内板11のレール方向の他方側の端面から流出する
。
式電力変換装置3と取込口9Aの周囲の空間に案内板11を設けているため、走行風が放
熱部9Aの吸引力により効率的に引き寄せられ、結果として放熱部4を流れる走行風量は
多くなる。また、案内板を自冷式電力変換装置3の周囲に配置しているため、省音化の効
果も得られる。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
上させることが出来る。
本発明に基づく第8の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図15は、本発明に基づく第8の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図16
は、図15のH矢視図である。尚、図1乃至図14に記載したものと構造上同一のものに
ついては、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、自冷式電力変換装置3の上面に放熱部4を
設け、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送風装置9の吐出口9Bを配置し、車両7
と送風装置9の取込口9a間に設けられレール方向に伸びた第1の案内板12aと、自冷
式電力変換装置3の下側から中央部側の送風装置9の取込口9a間に設けられレール方向
に伸びた第2の案内板12bとを備えたことを特徴のひとつとしている。
式電力変換装置3と取込口9Aの間の空間に案内板12を設けているため、走行風が放熱
部9Aの吸引力により効率的に引き寄せられ、結果として放熱部4を流れる走行風量は多
くなる。また、案内板を自冷式電力変換装置3の周囲に配置しているため、省音化の効果
も得られる。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
上させることが出来る。
本発明に基づく第9の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明する
。図17は、本発明に基づく第9の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図18
は、図17のI矢視図である。尚、図1乃至図16に記載したものと構造上同一のものに
ついては、同符号を付して説明を省略する。
装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、自冷式電力変換装置3の中央部側側面に放
熱部4を設け、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送風装置9の吐出口9Bを配置し
、車両7と送風装置9の取込口9a間に設けられレール方向に伸びた第1の案内板13a
と、自冷式電力変換装置3の下側から中央部側の送風装置9の取込口9a間に設けられレ
ール方向に伸びた第2の案内板13bとを備えたことを特徴のひとつとしている。
式電力変換装置3と取込口9Aの間の空間に案内板12を設けているため、走行風が放熱
部9Aの吸引力により効率的に引き寄せられ、結果として放熱部4を流れる走行風量は多
くなる。また、案内板を自冷式電力変換装置3の周囲に配置しているため、省音化の効果
も得られる。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
上させることが出来る。
本発明に基づく第10の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明す
る。図19は、本発明に基づく第10の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図
20は、図19のJ矢視図である。尚、図1乃至図18に記載したものと構造上同一のも
のについては、同符号を付して説明を省略する。
換装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、自冷式電力変換装置3の下面に放熱部4
を設け、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送風装置9の吐出口9Bを配置し、車自
冷式電力変換装置3の下側から中央部側の送風装置9の取込口9a間に設けられた第1の
案内板14とを備えたことを特徴のひとつとしている。
式電力変換装置3と取込口9Aの間の空間にレール方向に伸びた案内板12を設けている
ため、走行風が放熱部9Aの吸引力により効率的に引き寄せられ、結果として放熱部4を
流れる走行風量は多くなる。また、案内板を自冷式電力変換装置3の周囲に配置している
ため、省音化の効果も得られる。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
上させることが出来る。
本発明に基づく第11の実施の形態の電気車制御装置について図を参照し詳細に説明す
る。図21は、本発明に基づく第11の実施の形態の電気車制御装置の構成図である。図
22は、図21のK矢視図である。尚、図1乃至図18に記載したものと構造上同一のも
のについては、同符号を付して説明を省略する。
換装置3と、送風装置8の取込口8Aを配置し、自冷式電力変換装置3の上面、下面、車
側側側面、中央部側側面に放熱部4を設け、車側の他方側に送風装置8の吐出口8Bと送
風装置9の吐出口9Bを配置し、自冷式電力変換装置3の車側上側に設けられた第1の案
内板11aと、自冷式電力変換装置3の下側から中央部側の送風装置9の取込口9a間に
設けられた第2の案内板11bと、自冷式電力変換装置3の中央部上側から送風装置9の
取込口9a間に設けられた第3の案内板11cを備えたことを特徴のひとつとしている。
式電力変換装置3と取込口9Aの間の空間に案内板12を設けているため、走行風が放熱
部9Aの吸引力により効率的に引き寄せられ、結果として放熱部4を流れる走行風量は多
くなる。また、案内板を自冷式電力変換装置3の周囲に配置しているため、省音化の効果
も得られる。
車側の他方側に向いているため、吐出口8B及び吐出口9Bから吐き出される空気が、放
熱部4を流れる走行風と衝突することがない。更に、送風装置9の取込口9Aが車体中央
側の側面に設けられているので、取込口9Aによる吸気作用が生じ放熱部4を流れる走行
風量も増やすことが出来る。
上させることが出来る。
電力変換装置3の周囲に案内板を配置することによって、送風装置9の取込口9aの吸引
力をより有効に活用する構成としているが、ダクトでも同様の効果が望めるので、案内板
のみに限定はしない。
道に搭載されることが好ましい。
2 送風装置
3 自冷式電力変換装置
4 放熱部
5 吐出空気
6 走行風
7 車両
8 送風装置
8a 取込口
8b 吐出口
9 送風装置
9a 取込口
9b 吐出口
10 スカート
11 案内板
12 案内板
13 案内板
14 案内板
Claims (5)
- 車両床下に配置され、車側の一方側に吐出口を配置した送風装置と、
電気車の床下に配置され、当該自冷式電力変換装置の放熱部を車側の他方側に設け、電力
変換を行う自冷式電力変換装置とを備えたことを特徴とする電気車制御装置。 - 車両床下に配置され、車側の一方側に空気の吐出口を設け、車両中央部側に空気の取入
口を設けた送風装置と、
電気車の床下に配置され、電力変換を行う自冷式電力変換装置と、
前記自冷式電力変換装置の側面に設けられた放熱部とを備えたことを特徴とする電気車制
御装置。 - 前記請求項2記載の電気車制御装置において、
前記放熱部は、複数の側面に設けられていることを特徴とする電気車制御装置。 - 前記請求項2及び請求項3記載の電気車制御装置において、
前記送風装置と前記自冷式電力変換装置との間に、案内板を設け、前記送風装置の前記取
込口の吸気作用により、前記放熱部を流れる走行風量を増大させたことを特徴とする電気
車制御装置。 - 前記請求項1乃至前記請求項4記載の電気車制御装置を備えたことを特徴とする電気車
。
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---|---|---|---|
JP2005121696A JP4739802B2 (ja) | 2005-04-19 | 2005-04-19 | 電気車制御装置及びそれを用いた電気車 |
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