JP2003274671A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

車両用電力変換装置

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JP2003274671A
JP2003274671A JP2002071278A JP2002071278A JP2003274671A JP 2003274671 A JP2003274671 A JP 2003274671A JP 2002071278 A JP2002071278 A JP 2002071278A JP 2002071278 A JP2002071278 A JP 2002071278A JP 2003274671 A JP2003274671 A JP 2003274671A
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heat
vehicle
power converter
receiving portion
conversion device
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JP2002071278A
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Takashi Hashimoto
隆 橋本
Masaki Miyairi
正樹 宮入
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、車両用電力変換装置の冷却
効率を向上させることである。 【解決手段】 車体床下に吊設された車両用電力変換装
置の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、この
第1の受熱部の車体中央側の側面と係合する半導体素子
と、前記第1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複
数の放熱フィンと、前記電力変換装置の底面と係合する
第2の受熱部と、この第2の受熱部の上面と係合する半
導体素子と、前記第2の受熱部内にその片端が埋め込ま
れた略L字型のヒートパイプとを有し、前記ヒートパイ
プが前記複数の放熱フィンと係合することを特徴とする
車両用電力変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電力変換装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車体の構成について、図を参照し詳
細に説明する。図32は、鉄道車体の正面図である。図
33は、鉄道車体の正面図である。図32において、鉄
道車両は、パンタグラフ1,車体2,窓ガラス3,ライ
ト4,車輪5,電力変換装置6,誘導電動機7により構
成されている。パンタグラフ1は、車体2の上面に接続
されている。窓ガラス3は、車体2にはめ込まれてい
る。ライト4は、車体2にはめこまれ接続されている。
電力変換装置6と誘導電動機7は、車体2の床下に吊り
下げられている。電力変換装置6の車体2の側面側の側
面には、放熱フィン8が接続されている。このように構
成された鉄道車体において、パンタグラフ1は、電力を
架線8から供給される。電力変換装置6は、パンタグラ
フ1より電力を供給される。電力変換装置6は、パンタ
グラフ1より供給された電力を変換し、誘導電動機7に
電力を供給する。誘導電動機7は、電力変換装置6によ
り供給された電力により駆動し回転する。誘導電動機7
は、その回転力を車輪5に伝える。電力変換装置6は、
電力変換装置6の側面に取り付けられた放熱フィン8を
介して大気と熱交換し冷却される。
【0003】図33記載の鉄道車体は、パンタグラフ
1,車体2,窓ガラス3,ライト4,車輪5,誘導電動
機7,電力変換装置10により構成されている。電力変
換装置10は、車体2の中心に電力変換装置10の中心
が合わさるように設置されている。現在鉄道車両用の電
力変換装置では、図32に記載の電力変換装置6のよう
に車体の中心の左側と右側に二台設置する方法と図33
に記載の電力変換装置10のように、車体の中心に一台設
置する方法の2種類の設置方法がある。このように構成
された鉄道車体において、車両用電力変換装置とは、電
力変換装置の中で、特に半導体を冷却するための装置の
ことである。従来の車両用電力変換装置について図を参
照し詳細に説明する。図34は、車体床下に設置された
従来の車両用電力変換装置の斜視図である。図35は、
従来の車両用電力変換装置の正面図である。図36は、
従来の車両用電力変換装置の上面図である。従来の車両
用電力変換装置は、受熱部である金属ブロック11,複
数のヒートパイプ12,複数の放熱フィン13,冷媒14に
より構成されている。このように構成された車両用電力
変換装置において、金属ブロック11の孔にヒートパイ
プ12がはめ込まれ固定される。ヒートパイプ12に
は、複数の放熱フィン13が等間隔で接続されている。冷
媒14は、ヒートパイプ12の内部に封入される。
【0004】このように構成された車両用電力変換装置
において、金属ブロック11は銅やアルミニウムなど熱
伝導性の良い材料で作られている。金属ブロック11
は、平板状になっており、一方の側面にヒートパイプ1
2を挿入するための孔(図示しない)があけられてい
る。このように構成された車両用電力変換装置におい
て、ヒートパイプ12は、銅やアルミニウムなど熱伝導
性の良い材料で作られている。ヒートパイプ12は、両
端が閉じている中空状の棒のような形状をしている。こ
のように構成された車両用電力変換装置において、放熱
フィン13は、銅やアルミニウムなど熱伝導性の良い材料
で作られている。放熱フィン13は、薄板である。このよ
うに構成された車両用電力変換装置において、冷媒14
は、水やフロリナートなど沸点が比較的低いものであれ
ばよい。このように構成された車両用電力変換装置にお
いて、電力変換装置6内の複数の半導体素子15は、金
属ブロック11の電力変換装置6の内部側の一面にコン
パウンドを介してねじ止めされている。このように構成
された車両用電力変換装置において、半導体素子15か
ら発生した熱は、金属ブロック11に伝熱される。金属
ブロック11に伝たえられた熱は、ヒートパイプ12に
伝わる。ヒートパイプ12に伝えられた熱は、ヒートパ
イプ12内部の冷媒14に伝わる。冷媒14は、ヒート
パイプ12より伝えられた熱により液体から気体へと相
変化を起こす。気体となった冷媒14は、ヒートパイプ
12の先端部へと移動する。冷媒14は、ヒートパイプ
12と係合する放熱フィン13を介して大気と熱交換を
し、気体から液体へ相変化を起こす。液体となった冷媒
14は、ヒートパイプ12の金属ブロック11側へと移
動する。
【0005】このように構成された車両用電力変換装置
は、電力変換装置3の外側に放熱フィン13を配置したこ
とにより、効果的に走行風を冷却に使用することができ
るといった利点がある。このように構成された車両用電
力変換装置において、ヒートパイプ12の内部に封入さ
れた冷媒14の相変換により熱輸送を行なっているた
め、ヒートパイプ12の先端部と受熱部側の温度差が少
ない。そのため、ヒートパイプ12の先端側でも充分な
冷却性能が得られる。そのためヒートパイプ式の冷却方
式は、冷媒を使用しないヒートシンク型の冷却装置に比
べて冷却効率が良いというメリットも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両用
電力変換装置では、風上にある放熱フィン13aと風下側
にある放熱フィン13Cでは、通風量に大きな差が出てし
まうという欠点がある。風上側にある放熱フィン13aと
風下にある放熱フィン13Cの通風量に大きな差が出てし
まうため、車体進行方向に車両用電力変換装置を複数並
べた場合、走行風を充分に利用できないといった事態が
起こった。そのため、従来の車両用電力変換装置を使用
し、冷却効率を更に上げようとした場合、装置自体を大
きくさせるという方法しかない。装置を大きくすること
は、鉄道車体の性質上難しいため、近年の電力変換装置
の大容量化に伴ない冷却効率の向上を求められたとき
に、装置を置くスペースの限られる鉄道車体用には、対
応することができなかった。そこで、本発明の目的は、
冷却効率を向上させた車両用電力変換装置を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく車両用電
力変換装置は、車体床下に吊設された車両用電力変換装
置の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記
第1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の放熱
フィンと、前記電力変換装置の底面と係合する第2の受
熱部と、前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込まれ
た略L字型のヒートパイプとをし、前記ヒートパイプの
他端側が前記複数の放熱フィンと係合することを特徴と
する。本発明に基づく車両用電力変換装置は、車体床下
に吊設された車両用電力変換装置の車体側面側の側面と
係合する第1の受熱部と、前記第1の受熱部の車体側面
側の側面と係合する複数の細管式ヒートパイプと、前記
電力変換装置の底面と係合する第2の受熱部と、前記第
2の受熱部内にその片端側が埋め込まれた略L字型のヒ
ートパイプとを有し、前記ヒートパイプの他端側が前記
複数の細管式ヒートパイプと係合することを特徴とす
る。本発明に基づく車両用電力変換装置は、車体床下に
吊設された車両用電力変換装置の車体側面側の側面と係
合する第1の受熱部と、前記第1の受熱部の車体側面側
の側面と係合する複数の細管式ヒートパイプと、前記第
1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の放熱フ
ィンと、前記電力変換装置の底面と係合する第2の受熱
部と、前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込まれた
略L字型のヒートパイプとを有し、前記ヒートパイプの
他端側が前記複数の細管式ヒートパイプと前記複数の放
熱フィンと係合することを特徴とする。
【0008】本発明に基づく車両用電力変換装置は、車
体床下に吊設された車両用電力変換装置の車体側面側の
側面と係合する第1の受熱部と、前記第1の受熱部の車
体側面側の側面と係合する複数の放熱フィンと、前記電
力変換装置の底面と係合する第2の受熱部と、前記第2
の受熱部内にその片端側が埋め込まれた略L字型の第1
のヒートパイプと前記第1の受熱部と前記第2の受熱部
を連結するL字型の第2のヒートパイプとを有し、前記
第1のヒートパイプの他端側が前記複数の放熱フィンと
係合することを特徴とする。本発明に基づく車両用電力
変換装置は、電力変換装置の側面と係合する受熱部と、
この受熱部の電力変換装置側の側面と係合する半導体素
子と、前記受熱部の反電力変換装置側と係合する複数の
放熱フィンと、この複数の放熱フィンを連結するヒート
パイプとを備えることを特徴とする。本発明に基づく車
両用電力変換装置は、電力変換装置の側面と係合する受
熱部と、前記受熱部の反電力変換装置側と係合する複数
の放熱フィンと、前記受熱部の反電力変換装置側と係合
する複数の細管ヒートパイプと、この複数の細管ヒート
パイプと前記複数の放熱フィンとを連結するヒートパイ
プとを備えることを特徴とする。
【0009】本発明に基づく車両用電力変換装置は、電
力変換装置の内部に設置された受熱部と、前記受熱部内
にその片端側をはめ込まれたL字状のヒートパイプと、
このヒートパイプの他端側と係合する複数の放熱フィン
と、を有する車両用電力変換装置において、前記ヒート
パイプの他端と、前記放熱フィンが電力変換装置外にあ
ることを特徴とする。本発明に基づく車両用電力変換装
置は、車体床下に吊設された車両用電力変換装置の車体
側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記第1の受
熱部の車体側面側の側面と係合する第1の放熱フィン群
と、前記電力変換装置の底面と係合する第2の受熱部
と、前記第2の受熱部の下面と係合する第2の放熱フィ
ン群と前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込まれた
略L字型のヒートパイプとを有し、前記ヒートパイプの
他端側が前記第1の放熱フィン群と係合することを特徴
とする。本発明に基づく車両用電力変換装置は、車体床
下に吊設された車両用電力変換装置の両側面と係合する
第1の受熱部と、前記第1の受熱部の車体側面側の側面
と係合する複数の放熱フィンと、前記電力変換装置の底
面と係合する第2の受熱部と、前記第2の受熱部内に埋
め込まれ前記第2の受熱部内を貫通する略U字型のヒー
トパイプとを有し、前記ヒートパイプの両端側が前記複
数の放熱フィンと係合することを特徴とする。
【0010】本発明に基づく車両用電力変換装置は、車
体床下に吊設された車両用電力変換装置の車体側面側の
側面と係合する第1の受熱部と、前記第1の受熱部の車
体側面側の側面と係合する複数の第1の放熱フィンと、
電力変換装置の底面と係合する第2の受熱部と、この第
2の受熱部の底面と係合する第2の放熱フィンと、前記
第2の受熱部内にその片端側が埋め込まれた略L字型の
ヒートパイプと電力変換装置の反車体側面側の側面と係
合する第3の受熱部と、この第3の受熱部の側面と係合
する複数の第3の放熱フィンとを有し、前記ヒートパイ
プの両端側が前記複数の第1の放熱フィンと前記複数の
第3の放熱フィンと係合することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明に基
づく第1の実施の形態の車両用電力変換装置について、
図を参照し詳細に説明する。図1は、本発明に基づく第
1の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図であ
る。図2は、本発明に基づく第1の車両用電力変換装置
の斜視図である。図3は、本発明に基づく第1の車両用
電力変換装置の断面図である。なお、図34及び図35
記載のものと構造上同一のものについては、同符号を付
して説明を省略する。本発明に基づく第1の実施形態の
車両用電力変換装置は、車体2の床下に設置された電力
変換装置6の半導体素子15を冷却するための装置であ
る。本発明に基づく第1の実施形態の車両用電力変換装
置は、冷媒14,第1の受熱部である金属ブロック1
6,放熱フィン17,第2の受熱部である金属ブロック
18,略L字型のヒートパイプ19から構成されてい
る。図1及び図2及び図3において、電力変換装置6の
車体2の側面側の側面を6a,電力変換装置6の底面を
6b,電力変換装置の側面6aの反対側の側面を6c,
電力変換装置の上面を6dと定義する。本発明に基づく
第1の実施形態の車両用電力変換装置において、金属ブ
ロック16は、電力変換装置6の側面6aと接続され
る。複数の放熱フィン17は、電力変換装置6と伝熱さ
れるように係合する。金属ブロック18は、電力変換装
置6の底面6bと接続される。ヒートパイプ19の片端
側は、電力変換装置の側面6aと平行かつ側面6a側の
側面に設けられた孔にはめ込まれ固定されている。ヒー
トパイプ19の他端側は、複数の放熱フィン17それぞ
れに設けられた孔と係合している。
【0012】このように構成された車両用電力変換装置
において、金属ブロック16は、平板で、電力変換装置6
の側面6aと並行かつ反電力変換装置6側の側面に設け
られた溝が掘られている。このように構成された車両用
電力変換装置において、放熱フィン17は、薄板で銅や
アルミニウムなど熱伝導性の高いものであれば良いので
特に限定はしない。このように構成された車両用電力変
換装置において、金属ブロック18は、平板で、電力変
換装置の側面6aと平行かつ側面6a側の側面に金属ブ
ロック長手方向に伸びた孔が設けられている。なお、金
属ブロック18の電力変換装置の側面6aと平行かつ側
面6a側の側面に金属ブロック長手方向に伸びた孔の径
については、使用するヒートパイプ19の径によって変
えるため、特に限定はしない。このように構成された車
両用電力変換装置において、ヒートパイプ19の形状
は、略L字型になっている。ヒートパイプ19は、筒の
両端を閉じたような形状になっている。ヒートパイプ1
9の材料としては、熱伝導性が良いものであれば良いの
で銅やアルミニウムのみに限定はしない。このように構
成された車両用電力変換装置において、半導体素子15
は第1の受熱部である金属ブロック16の反放熱フィン
側の側面と第2の受熱部である金属ブロック18の上面
にコンパウンドを介してねじ止めにより接続される。半
導体素子15は、導体20により相互に接続される。
【0013】このように構成された車両用電力変換装置
において、金属ブロック16と接続された半導体素子を
15a,金属ブロック18と接続された半導体素子を1
5bと定義する。半導体素子15aから発生した熱は、
金属ブロック16に伝熱される。金属ブロック16に伝
たえられた熱は、放熱フィン17に伝わる。放熱フィン
17に伝熱された半導体素子15aの発した熱は、主に
放熱フィン17の金属ブロック16側を介して大気と熱
交換をする。半導体素子15bから発生した熱は金属ブ
ロック18に伝熱される。半導体素子15bから発生し
た熱は、金属ブロック18からヒートパイプ19に伝え
られる。ヒートパイプ19に伝えられた熱は、ヒートパ
イプ19内部の冷媒14に伝わる。冷媒14は、ヒート
パイプ19より伝えられた熱により液体から気体へと相
変化を起こす。気体となった冷媒14は、ヒートパイプ
19の先端部へと移動する。気体化した冷媒14がヒー
トパイプ先端部へと移動するさいには、放熱板17の先
端部へ均等に熱を伝えていく。冷媒14は、主にヒート
パイプ19と係合する放熱フィン17の先端側を介して
大気と熱交換をし、気体から液体へ相変化を起こす。液
体となった冷媒14は、ヒートパイプ19の金属ブロッ
ク18側へと移動する。
【0014】このように構成された車両用電力変換装置
は、半導体15a及び半導体15bから発生される熱
を、ヒートパイプ19により放熱板17に均等に伝熱さ
れるように構成することで、フィン全域が効率よく熱拡
散を行なうことができる。フィン全域が効率よく熱拡散
を行なうことができるため、本実施形態の車両用電力変
換装置において、半導体素子の冷却能力が格段に向上さ
せることができた。このように構成された車両用電力変
換装置において、半導体素子15aと15bを立体的に
配置することが可能なため、半導体素子15同士を接続
するために必要な最小距離を従来の車両用電力変換装置
に比べ短くすることができる。半導体素子15間の距離
を短くすることができるため、本実施形態の車両用電力
変換装置では、低インダクタンスを実現した実装が可能
となる。低インダクタンスを実現した半導体素子15の
実装を可能とするので、電流遮断時に半導体素子15に
印加される跳ね上がり電圧が抑えられる。半導体素子1
5に印加される跳ね上がり電圧を抑えることができるの
で、良好な電気的特性を得ることができる。また、半導
体素子15に印加される跳ね上がり電圧を低く抑えられ
るため、ゲート抵抗値を小さくして、電圧上昇を急峻に
することも可能である。電圧上昇を急峻にすると、半導
体素子15からの発生熱損失を低減することができる。
半導体素子15からの発生熱損失を低減できるため、冷
却器の小型化を実現することができる。
【0015】また、このように構成された車両用電力変
換装置において、半導体素子15aと半導体素子15b
が別々の金属ブロックに接続されているため、従来同じ
金属ブロックに接続していた車両用電力変換装置に比
べ、金属ブロックでの熱密度を下げることができる。金
属ブロックの熱密度を下げることができるため、冷却効
率を向上させることができる。このように構成された車
両用電力変換装置において、金属ブロック18の底面が
直接外部に露出しているため、金属ブロック18の表面
からの放熱効果も期待することができる。このように構
成された車両用電力変換装置において、放熱フィン17
は、電力変換装置6の底面6bと平行になるように、金
属ブロック16に接続されているため、走行風が入りや
すいといったメリットもある。このように構成された車
両用電力変換装置において、金属ブロック18は、電力
変換装置6底面としての役割も持っているため、従来の
車両用電力変換装置よりも、重量を軽減することができ
る。 (第2の実施形態)本発明に基づく第2の実施形態の車
両用電力変換装置について、図を参照して詳細に説明す
る。図4は、本発明に基づく第2の実施形態の車両用電
力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。図5は、
本発明に基づく第2の実施形態の車両用電力変換装置の
断面図である。図6は、本発明に基づく第2の実施形態
の車両用電力変換装置の下面図である。図1及び図2及
び図3に記載のものと構造上同一のものには、同符号を
付して説明を省略する。
【0016】本発明に基づく第2の実施形態の車両用電
力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装置
6の半導体素子15を冷却するための装置である。本発
明に基づく第2の実施形態の車両用電力変換装置は、冷
媒14,第1の受熱部である金属ブロック16,放熱フ
ィン17,第2の受熱部である金属ブロック18,略L
字型の第1のヒートパイプ19,略L字型の第2のヒー
トパイプ21から構成されている。図4及び図5及び図
6において、電力変換装置6の車体2の側面側の側面を
6a,電力変換装置6の底面を6b,電力変換装置の側
面6aの反対側の側面を6c,電力変換装置の上面を6
dと定義する。このように構成された車両用電力変換装
置において、長さの違う2種類のヒートパイプ19とヒ
ートパイプ21の片端側は、第2の受熱部である金属ブ
ロック18の電力変換装置の側面6aと平行かつ側面6
a側の側面に設けられた孔に交互にはめ込まれ固定され
ている。ヒートパイプ19の他端側は、複数の放熱フィ
ン17の金属ブロック16側に設けられた孔と係合して
いる。ヒートパイプ21の他端側は、複数の放熱フィン
17の先端部側に設けられた孔と係合している。
【0017】このように構成された車両用電力変換装置
において、ヒートパイプ19とヒートパイプ21は長さ
が異なる。またヒートパイプ19とヒートパイプ21
は、上方に曲がる個所も異なる。このように構成された
車両用電力変換装置において、放熱板17の金属ブロッ
ク16側は、ヒートパイプ21と係合し、放熱板17の
先端部側はヒートパイプ19と係合している構成となっ
ている。そのため、本実施形態の車両用電力変換装置
は、第1の実施形態の車両用電力変換装置に比べコスト
は高くなるが、放熱フィン17のより広範囲な個所に均
等に熱が伝わるため冷却効率が向上する。本発明に基づ
く第2の実施形態の車両用電力変換装置では、長さの違
う2種類のヒートパイプ19とヒートパイプ21を使用
していたが、3種類や4種類などでも良いため、長さの
違うヒートパイプの種類を2種類に限定しない。 (第3の実施形態)本発明に基づく第3の実施形態の車
両用電力変換装置について、図を参照して詳細に説明す
る。図7は、本発明に基づく第3の実施形態の車両用電
力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。図8は、
本発明に基づく第3の実施形態の車両用電力変換装置の
断面図である。図9は、本発明に基づく第3の実施形態
の車両用電力変換装置の上面図である。図1及び図2及
び図3に記載のものと構造上同一のものには、同符号を
付して説明を省略する。
【0018】本発明に基づく第3の実施形態の車両用電
力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装置
6の半導体素子15を冷却するための装置である。本発
明に基づく第2の実施形態の車両用電力変換装置は、冷
媒14,第1の受熱部である金属ブロック16,放熱フ
ィン17,第2の受熱部である金属ブロック18,略L
字型の第1のヒートパイプ19,板状放熱フィン22か
ら構成されている。図7及び図8及び図9において、電
力変換装置6の車体2の側面側の側面を6a,電力変換
装置6の底面を6b,電力変換装置の側面6aの反対側
の側面を6c,電力変換装置の上面を6dと定義する。
このように構成された車両用電力変換装置において、板
状放熱フィン22は、金属ブロック16と伝熱が行なわ
れるように係合する。ヒートパイプ19は、板状放熱フ
ィン22の冷媒流路22aに接触しないように板状放熱
フィン22と係合する。板状放熱フィンは22の間に
は、放熱フィン17を三枚があるように配置されてい
る。このように構成された車両用電力変換装置におい
て、板状放熱フィン22内部には、冷媒流路22aが設
けられている。冷媒流路22aの内部には、冷媒14と
空気が封入されている。板状放熱フィン22は、冷媒流
路内の気泡(空気)が振動することにより冷媒を介して
熱輸送を行なう。板状放熱フィン22は、液化した冷媒
を重力により受熱部に戻す一般のヒートパイプとは動作
原理が違うため、配置状の制約(上向きにおかなければ
いけない事など)がない。
【0019】このように構成された車両用電力変換装置
において、半導体素子15から発生する熱は、受熱ブロ
ック16を介して放熱板17及び板状放熱板22に伝え
られる。ヒートパイプ19を介して、板状放熱板22に
伝えられた熱は、放熱板17の先端部に伝えられる。こ
のように構成された車両用電力変換装置において、板状
放熱板22を第1の受熱部である金属ブロック16に設
置したことにより放熱板17の先端部側にも均等に熱が
伝わるため、冷却効率を向上させることができる。本発
明に基づく第3の実施形態の車両用電力変換装置では、
板状放熱板22は、放熱フィン17の3枚が板状放熱板
22の間に存在するように配置していたが、放熱フィン
17と板状放熱板22が、交互に並べられていても冷却
効率は向上するため、放熱フィンと板状放熱板の配置に
ついては、第3の実施形態の車両用電力変換装置のみに
限定はしない。 (第4の実施形態)本発明に基づく第4の実施形態の車
両用電力変換装置について、図を参照して詳細に説明す
る。図10は、本発明に基づく第4の実施形態の車両用
電力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。図11
は、本発明に基づく第4の実施形態の車両用電力変換装
置の断面図である。図12は、本発明に基づく第3の実
施形態の車両用電力変換装置の上面図である。図1及び
図2及び図3に記載のものと構造上同一のものには、同
符号を付して説明を省略する。
【0020】本発明に基づく第4の実施形態の車両用電
力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装置
6の半導体素子15を冷却するための装置である。本発
明に基づく第4の実施形態の車両用電力変換装置は、冷
媒14,第1の受熱部である金属ブロック16,放熱フ
ィン17,第2の受熱部である金属ブロック18,略L
字型の第1のヒートパイプ19,略L字型の細管型ヒー
トパイプ23から構成されている。図10及び図11及
び図12において、電力変換装置6の車体2の側面側の
側面を6a,電力変換装置6の底面を6b,電力変換装
置の側面6aの反対側の側面を6c,電力変換装置の上
面を6dと定義する。このように構成された車両用電力
変換装置において、金属ブロック16と金属ブロック1
8とを細管型ヒートパイプ23により連結している。細
管型ヒートパイプ23の片端側は、電力変換装置6の底
面6bと平行かつ電力変換装置6の反側面6a側にある
金属ブロック16の側面に設けられた孔にはめ込まれ固
定されている。細管型ヒートパイプ23の他端側は、電
力変換装置の側面6aと平行かつ側面6a側の金属ブロ
ック18の側面に設けられた孔にはめ込まれ固定されて
いる。
【0021】このように構成された車両用電力変換装置
において、細管型ヒートパイプ23は、その内壁が格子
状に加工されたウィック構造になっている。ウィック構
造になっているため、毛細管現象が細管型ヒートパイプ
23内部で起こり、液還流が起こる。なお、本実施形態
の車両用電力変換装置において、細管型ヒートパイプの
内部構造は、ウィック構造となっているが、グルーブ構
造などもあるため、ウィック構造のみに限定しないこと
はいうまでもない。このように構成された車両用電力変
換装置において、細管型ヒートパイプ23が、金属ブロ
ック16と金属ブロック18とを連結している。金属ブ
ロック16と金属ブロック18とが細管型ヒートパイプ
23を介して連結されているため、金属ブロック16と
金属ブロック18の温度は等しくなる。金属ブロック1
6と金属ブロック18の温度が等しくなると、放熱板1
7の先端部側と金属ブロック側の温度も均一になるた
め、冷却効率が向上する。本発明に基づく第4の実施形
態の車両用電力変換装置では、ヒートパイプ19とヒー
トパイプ23を交互に金属ブロック18に配置していた
が、配置の仕方は無数にあるため、第4の実施形態の車
両用電力変換装置のヒートパイプ19とヒートパイプ2
3の配置のみに限定はされない。
【0022】本発明に基づく第4の実施形態の車両用電
力変換装置では、金属ブロック16に放熱フィン17の
みをはめ込んでいたが、板状ヒートパイプを埋め込んで
さらに冷却効率を向上させてもよいので、基づく第4の
実施形態の車両用電力変換装置では、金属ブロック16
にはめ込む部材を放熱フィン17のみに限定はしない。 (第5の実施形態)本発明に基づく第5の実施形態の車
両用電力変換装置について、図を参照して詳細に説明す
る。図13は、本発明に基づく第5の実施形態の車両用
電力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。図14
は、本発明に基づく第5の実施形態の車両用電力変換装
置の断面図である。図1及び図2及び図3に記載のもの
と構造上同一のものには、同符号を付して説明を省略す
る。本発明に基づく第5の実施形態の車両用電力変換装
置は、車体2の床下に設置された電力変換装置6の半導
体素子15を冷却するための装置である。本発明に基づ
く第5の実施形態の車両用電力変換装置は、冷媒14,
第1の受熱部である金属ブロック16,放熱フィン1
7,第2の受熱部である金属ブロック18,略L字型の
第1のヒートパイプ19,板状細管ヒートパイプ24か
ら構成されている。
【0023】図13及び図14において、電力変換装置
6の車体2の側面側の側面を6a,電力変換装置6の底
面を6b,電力変換装置の側面6aの反対側の側面を6
c,電力変換装置の上面を6dと定義する。このように
構成された車両用電力変換装置において、板状細管型ヒ
ートパイプ24の片端は、電力変換装置6の側面6aと
接している金属ブロック16の側面と固着している。板
状細管型ヒートパイプ24の他端は、電力変換装置6の
底面6bと係合する金属ブロック18の上面と固着して
いる。半導体素子15は、本実施形態の車両用電力変換
装置の板状細管型ヒートパイプ24の電力変換装置内部
側の面と固着される。このように構成された車両用電力
変換装置において、板状細管型ヒートパイプ24が、金
属ブロック16と金属ブロック18の両方と固着してい
るため、金属ブロック16と金属ブロック18の温度は
等しくなる。金属ブロック16と金属ブロック18の温
度が等しくなると、放熱板17の先端部側と金属ブロッ
ク側の温度も均一になるため、冷却効率が向上する。本
発明に基づく第5の実施形態の車両用電力変換装置で
は、金属ブロック16に放熱フィン17のみをはめ込ん
でいたが、板状ヒートパイプを埋め込んでさらに冷却効
率を向上させてもよいので、基づく第5の実施形態の車
両用電力変換装置では、金属ブロック16にはめ込む部
材を放熱フィン17のみに限定はしない。
【0024】(第6の実施形態)本発明に基づく第6の
実施形態の車両用電力変換装置について、図を参照して
詳細に説明する。図15は、本発明に基づく第6の実施
形態の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図で
ある。図16は、本発明に基づく第6の実施形態の車両
用電力変換装置の断面図である。図1及び図2及び図3
に記載のものと構造上同一のものには、同符号を付して
説明を省略する。本発明に基づく第6の実施形態の車両
用電力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換
装置6の半導体素子15を冷却するための装置である。
本発明に基づく第6の実施形態の車両用電力変換装置
は、冷媒14,金属ブロック16,放熱フィン17,棒
状の細管型ヒートパイプ25から構成されている。図1
5及び図16において、電力変換装置6の車体2の側面
側の側面を6a,電力変換装置6の底面を6b,電力変
換装置の側面6aの反対側の側面を6c,電力変換装置
の上面を6dと定義する。図15及び図16において、
電力変換装置6の上面6d側の半導体素子を15c,電
力変換装置6の底面6b側の半導体素子を15dと定義
する。このように構成された車両用電力変換装置におい
て、細管型ヒートパイプ25は、放熱板17の先端部側
に設けられた孔と係合している。
【0025】従来の車両用電力変換装置では、半導体素
子15cと15dからの熱を伝えられる金属ブロック1
6上下方向の中央部分に設けられている放熱フィンの温
度と金属ブロック16上下方向の両端部分に設けられて
いる放熱フィンの温度では、差が生じる。しかし、本実
施形態の車両用電力変換装置は、細管型ヒートパイプ2
5を、放熱フィンの先端部側と係合させているため、金
属ブロック16上下方向の中央部分に設けられている放
熱フィン17と、金属ブロックの長手方向の両端部に設
けられている放熱フィン17の間には、温度差が生じな
い。放熱フィン17に、均等に熱が伝えられるため、本
実施形態の車両用電力変換装置は、冷却効率が向上す
る。このように構成された車両用電力変換装置におい
て、第1の実施形態の車両用電力変換装置に比べ、部品
点数が少ないため、重量が軽いといったメリットがあ
る。本発明に基づく第6の実施形態の車両用電力変換装
置では、金属ブロック16に放熱フィン17のみをはめ
込んでいたが、板状ヒートパイプを埋め込んでさらに冷
却効率を向上させてもよいので、基づく第6の実施形態
の車両用電力変換装置では、金属ブロック16にはめ込
む部材を放熱フィン17のみに限定はしない。
【0026】(第7の実施形態)本発明に基づく第7の
実施形態の車両用電力変換装置について、図を参照して
詳細に説明する。図17は、本発明に基づく第7の実施
形態の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図で
ある。図18は、本発明に基づく第7の実施形態の車両
用電力変換装置の断面図である。図1及び図2及び図3
に記載のものと構造上同一のものには、同符号を付して
説明を省略する。本発明に基づく第7の実施形態の車両
用電力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換
装置6の半導体素子15を冷却するための装置である。
本発明に基づく第7の実施形態の車両用電力変換装置
は、冷媒14,金属ブロック16,放熱フィン17,板
状ヒートパイプ22,棒状の細管型ヒートパイプ25か
ら構成されている。図17及び図18において、電力変
換装置6の車体2の側面側の側面を6a,電力変換装置
6の底面を6b,電力変換装置の側面6aの反対側の側
面を6c,電力変換装置の上面を6dと定義する。図1
5及び図16において、電力変換装置6の上面6d側の
半導体素子を15c,電力変換装置6の底面6b側の半
導体素子を15dと定義する。このように構成された車
両用電力変換装置において、板状ヒートパイプ22は、
電力変換装置6の側面6aと平行かつ側面6aと接して
いない金属ブロック16の側面にはめ込まれ固定されて
いる。板状ヒートパイプ22は、電力変換装置の側面6
aに接している金属ブロック16の側面に接続される半
導体素子15の長手方向の中心部分と合わさるように、
位置決めされている。
【0027】このように構成された車両用電力変換装置
において、板状ヒートパイプ22の固定される金属ブロ
ック16上下方向の位置が、半導体素子15c及び半導
体素子15dの長手方向の中心部分と合わさるように位
置決めされているため、第6の実施形態の車両用電力変
換装置に比べ、半導体素子15c及び半導体素子15d
からの熱が細管型ヒートパイプ25に伝わりやすい。そ
のため、本実施形態の車両用電力変換装置は、第6の実
施形態の車両用電力変換装置より、冷却効率が良い。本
実施形態の車両用電力変換装置において、板状ヒートパ
イプ22を半導体素子15c及び半導体素子15dの長
手方向の中心部分と合わさるように設置したが、板状ヒ
ートパイプ22と放熱フィン17を交互に配置したり、
金属ブロック長手方向の中心部分に複数の板状ヒートパ
イプ22を配置することなど、無数に組合せがあるた
め、板状ヒートパイプ22の配置については本実施形態
の車両用電力変換装置のみに限定はしない。 (第8の実施の形態)本発明に基づく第8の実施形態の
車両用電力変換装置について、図を参照して詳細に説明
する。図19は、本発明に基づく第8の実施形態の車両
用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。図2
0は、本発明に基づく第8の実施形態の車両用電力変換
装置の断面図である。図21は、本発明に基づく第8の
車両用電力変換装置の下面図である。図1及び図2及び
図3に記載のものと構造上同一のものには、同符号を付
して説明を省略する。
【0028】本発明に基づく第8の実施形態の車両用電
力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装置
6の半導体素子15を冷却するための装置である。本発
明に基づく第8の実施形態の車両用電力変換装置は、冷
媒14,金属ブロック16,放熱フィン17,円型ヒー
トパイプ26,円型ヒートパイプ27から構成されてい
る。図19及び図20及び図21において、電力変換装
置6の車体2の側面側の側面を6a,電力変換装置6の
底面を6b,電力変換装置の側面6aの反対側の側面を
6c,電力変換装置の上面を6dと定義する。このよう
に構成された車両用電力変換装置において、円型ヒート
パイプ26は、電力変換装置6の側面6aと平行かつ側
面6aと接していない金属ブロック16の側面に設けら
れた溝にはめ込まれ固定されている。円型ヒートパイプ
26は、放熱フィン17に設けられた孔と係合する。円
型ヒートパイプ27は、電力変換装置6の側面6aと平
行かつ側面6aと接していない金属ブロック16の側面
に設けられた溝にはめ込まれ固定されている。円型ヒー
トパイプ27は、放熱フィン17に設けられた孔と係合
する。円型ヒートパイプ26と円型ヒートパイプ27
は、金属ブロック16に交互に配置され接続される。
【0029】このように構成された車両用電力変換装置
において、円型ヒートパイプ26は、円型形状をした細
管型ヒートパイプである。そのため、自励振動により液
還流が行なわれる。円型ヒートパイプ27は、円型ヒー
トパイプ26よりも横手方向の長さが長い円型形状をし
た細管型ヒートパイプである。円型ヒートパイプ27は
放熱フィン17と、円型ヒートパイプ26よりも放熱フ
ィン17の先端部側で係合する。このように構成された
車両用電力変換装置において、最も高温となる金属ブロ
ック16に直接円型ヒートパイプ26及び円型ヒートパ
イプ27が接続されているため、放熱フィン17の先端
部側と金属ブロック16側の温度がほぼ均一になる。そ
のため、放熱フィン17の冷却効率が向上し装置の小型
化を実現することができる。本発明に基づく第8の実施
形態の車両用電力変換装置では、金属ブロック16に放
熱フィン17を係合させていたが、板状ヒートパイプを
係合させてさらに冷却効率を向上させてもよいので、基
づく第8の実施形態の車両用電力変換装置では、金属ブ
ロック16と係合する部材を放熱フィン17のみに限定
はしない。 (第9の実施の形態)本発明に基づく第9の実施形態の
車両用電力変換装置について、図を参照して詳細に説明
する。図22は、本発明に基づく第9の実施形態の車両
用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。図2
3は、本発明に基づく第9の実施形態の車両用電力変換
装置の断面図である。図1及び図2及び図3に記載のも
のと構造上同一のものには、同符号を付して説明を省略
する。
【0030】本発明に基づく第9の実施形態の車両用電
力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装置
6の半導体素子15を冷却するための装置である。本発
明に基づく第9の実施形態の車両用電力変換装置は、冷
媒14,放熱フィン17,略L字型のヒートパイプ1
9,金属ブロック30から構成されている。図22及び
図23において、電力変換装置6の車体2の側面側の側
面を6a,電力変換装置6の底面を6b,電力変換装置
の側面6aの反対側の側面を6c,電力変換装置の上面
を6dと定義する。このように構成された車両用電力変
換装置において、金属ブロック28は、電力変換装置6
内部金属ブロック6bと水平に設置される。略L字型の
ヒートパイプ19の片端側は、金属ブロック28の側面
に設けられた孔にはめ込まれ固着される。略L字型のヒ
ートパイプ19の他端側は、外部に露出される。ヒート
パイプ19の他端側には、複数の放熱フィン17が接続
される。半導体素子15は、金属ブロック28の両面に
接続される。電力変換装置6内において、ゲートアンプ
29を金属ブロック28より電力変換装置の側面6C側
に配置することができる。コンデンサ他周辺部品30を
金属ブロック28よりも、電力変換装置の上面6d側に
配置することができる。ゲートアンプ29やコンデンサ
他周辺部品30を半導体素子15の近傍に配置すること
ができるため、低インダクタンス実装を可能とする。
【0031】このように構成された車両用電力変換装置
は、比較的単純な構成となり、保守しやすい個所に、ゲ
ートアンプ29及びコンデンサ他周辺部品30が配置さ
れているため保守性が向上する。 (第10の実施の形態)本発明に基づく第10の実施形
態の車両用電力変換装置について、図を参照して詳細に
説明する。図24は、本発明に基づく第10の実施形態
の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図であ
る。図25は、本発明に基づく第9の実施形態の車両用
電力変換装置の断面図である。図1及び図2及び図3に
記載のものと構造上同一のものには、同符号を付して説
明を省略する。本発明に基づく第10の実施形態の車両
用電力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換
装置6の半導体素子15を冷却するための装置である。
本発明に基づく第10の実施形態の車両用電力変換装置
は、冷媒14,金属ブロック16,放熱フィン17,金
属ブロック18,略L字型のヒートパイプ19,放熱フ
ィン31から構成されている。図24及び図25におい
て、電力変換装置6の車体2の側面側の側面を6a,電
力変換装置6の底面を6b,電力変換装置の側面6aの
反対側の側面を6c,電力変換装置の上面を6dと定義
する。
【0032】このように構成された車両用電力変換装置
において、放熱フィン31は、第2の金属ブロック18
と伝熱がおこなわれるように係合している。このように
構成された車両用電力変換装置において、放熱フィン3
1は、銅製の薄板である。しかし放熱フィン31の材料
としては、銅やアルミニウムなど熱伝導性の高いもので
あれば良いので特に限定はしないこのように構成された
車両用電力変換装置において、第2の受熱部である金属
ブロック18に放熱フィン31を取り付けたことによ
り、第1の実施形態の車両用電力変換装置よりも冷却効
率が向上する。本発明に基づく第10の実施形態の車両
用電力変換装置では、金属ブロック16と金属ブロック
18に放熱フィン17及び放熱フィン31のみをはめ込
んでいたが、板状ヒートパイプを埋め込んでさらに冷却
効率を向上させてもよいので、基づく第10の実施形態
の車両用電力変換装置では、金属ブロック16及び金属
ブロック18と係合する部材を放熱フィン17及び放熱
フィン31のみに限定はしない。 (第11の実施の形態)本発明に基づく第11の実施形
態の車両用電力変換装置について、図を参照して詳細に
説明する。図26は、本発明に基づく第11の実施形態
の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図であ
る。図27は、本発明に基づく第11の実施形態の車両
用電力変換装置の断面図である。図24及び図25に記
載のものと構造上同一のものには、同符号を付して説明
を省略する。
【0033】本発明に基づく第11の実施形態の車両用
電力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装
置6の半導体素子15を冷却するための装置である。本
発明に基づく第11の実施形態の車両用電力変換装置
は、冷媒14,金属ブロック16,放熱フィン17,放
熱フィン31,第2の金属ブロック32,略U字型のヒ
ートパイプ33,から構成されている。図26及び図2
7において、電力変換装置6の車体2の側面側の側面を
6a,電力変換装置6の底面を6b,電力変換装置の側
面6aの反対側の側面を6c,電力変換装置の上面を6
dと定義する。図26及び図27において、図の右側の
電力変換装置を電力変換装置61,図の左側の電力変換
装置を電力変換装置 62と定義する。このように構成
された車両用電力変換装置において、第2の金属ブロッ
ク32は、電力変換装置の底面6bに固着されている。
略U字型ヒートパイプ33の中心部分は、電力変換装置
6aと平行な金属ブロック32の側面に空けられた孔と
係合する。略U字型ヒートパイプ33の両端側では、放
熱フィン17と係合する。このように構成された車両用
電力変換装置において、第2の金属ブロック32の側面
には、金属ブロック32を貫通する孔が空けられてい
る。第2の金属ブロック32の材料としては、熱伝導性
の良いものであれば適しているため特に限定はしない。
【0034】このように構成された車両用電力変換装置
において、略U字型ヒートパイプ33は、電力変換装置
61と62を連結している。電力変換装置61と62が
連結しているため、どちらか一つの放熱フィンの破損な
どがあった場合にも対応することができる。また、略U
字型ヒートパイプは、細管型ヒートパイプや板状ヒート
パイプのような自己循環型ヒートパイプでも良いため、
限定はしない。このように構成された車両用電力変換装
置は、片方の電力変換装置が壊れもう片方の電力変換装
置でその不足分を補うさいには、大量の熱が半導体素子
15から発生する。しかし、本実施形態の車両用電力変
換装置は、電力変換装置同士を連結しているため、片方
からの発生熱量が増えても問題なく冷却することができ
る。 (第12の実施の形態)本発明に基づく第12の実施形
態の車両用電力変換装置について、図を参照して詳細に
説明する。図28は、本発明に基づく第12の実施形態
の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の構成図であ
る。図29は、本発明に基づく第12の実施形態の車両
用電力変換装置の断面図である。図27及び図28に記
載のものと構造上同一のものには、同符号を付して説明
を省略する。
【0035】本発明に基づく第12の実施形態の車両用
電力変換装置は、車体2の床下に設置された電力変換装
置6の半導体素子15を冷却するための装置である。本
発明に基づく第11の実施形態の車両用電力変換装置
は、冷媒14,金属ブロック16,放熱フィン17,放
熱フィン31,第2の金属ブロック32,略U字型のヒ
ートパイプ33から構成されている。このように構成さ
れた車両用電力変換装置において、金属ブロック32
は、電力変換装置10の底面に接続されている。略U字
型ヒートパイプ33の中心部側は、金属ブロック32に
設けられた孔と係合する。略U字型ヒートパイプ33の
両端部側は放熱フィン17と係合する。このように構成
された車両用電力変換装置において、金属ブロック32
と金属ブロック16と係合する放熱フィンとを略U字型
ヒートパイプ33を介して熱的に連結させたため、従来
の車両用電力変換装置にくらべ冷却効率が向上する。ま
た、第11の実施形態の車両用電力変換装置と比べ本実
施形態の車両用は導体冷却装置は、部品点数が少ないた
め組立てがしやすいといった利点がある。本発明に基づ
く第12の実施形態の車両用電力変換装置では、金属ブ
ロック16及び金属ブロック32に放熱フィン17のみ
をはめ込んでいたが、板状ヒートパイプを埋め込んでさ
らに冷却効率を向上させてもよいので、基づく第12の
実施形態の車両用電力変換装置では、金属ブロック16
及び金属ブロック32にはめ込む部材を放熱フィン17
のみに限定はしない。
【0036】(第13の実施の形態)本発明に基づく第
13の実施形態の車両用電力変換装置について、図を参
照して詳細に説明する。図30は、本発明に基づく第1
3の実施形態の車両用電力変換装置を組み込んだ電車の
構成図である。図31は、本発明に基づく第13の実施
形態の車両用電力変換装置の断面図である。図30及び
図31に記載のものと構造上同一のものには、同符号を
付して説明を省略する。本発明に基づく第13の実施形
態の車両用電力変換装置は、車体2の床下に設置された
電力変換装置6の半導体素子15を冷却するための装置
である。本発明に基づく第13の実施形態の車両用電力
変換装置は、冷媒14,金属ブロック16,放熱フィン
17,放熱フィン31,第2の金属ブロック32,略U
字型のヒートパイプ33から構成されている。図30及
び図31において、電力変換装置6の車体2の側面側の
側面を6a,電力変換装置6の底面を6b,電力変換装
置の側面6aの反対側の側面を6c,電力変換装置の上
面を6dと定義する。このように構成された車両用電力
変換装置において、金属ブロック16が、電力変換装置
の側面6cと係合している。電力変換装置の側面6aと
係合する金属ブロック16と第1の放熱フィン17は係
合する。電力変換装置の側面6bと係合する金属ブロッ
ク16と第2の放熱フィン17は係合する。電力変換装
置の側面6cと係合する金属ブロック16と第3の放熱
フィン17は係合する。
【0037】このように構成された車両用電力変換装置
において、電力変換装置の両側面と底面に金属ブロック
16及び金属ブロック32及び放熱フィン17を配置し
ため、従来の車両用電力変換装置と比べ、冷却効率が大
幅に向上する。本発明に基づく車両用電力変換装置で
は、細管型ヒートパイプの代りにヒートパイプを使用す
ることもできるし、ヒートパイプの代りに細管型ヒート
パイプを使用することができるため、本明細書に記載し
た組合せのみに限定はされない。本発明に基づく車両用
電力変換装置では、L字型ヒートパイプの代りにU字型ヒ
ートパイプを使用することもできるため、本明細書に記
載した実施形態のみに限定されない。本発明に基づく車
両用電力変換装置は、1台の鉄道車両に1台の電力変換
装置10が搭載される場合も多く、本発明に基づく車両
用電力変換装置を搭載できるため、1台の鉄道車両に2
台搭載される電力変換装置6のみに限定されない。
【0038】
【発明の効果】冷却効率を向上させることの出来る車両
用電力変換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく第1の車両用電力変換装置を組
み込んだ電車の構成図である。
【図2】本発明に基づく第1の車両用電力変換装置の斜
視図である。
【図3】本発明に基づく第1の車両用電力変換装置の断
面図である
【図4】本発明に基づく第2の実施形態の車両用電力変
換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図5】本発明に基づく第2の実施形態の車両用電力変
換装置の断面図である。
【図6】本発明に基づく第2の実施形態の車両用電力変
換装置の下面図である。
【図7】本発明に基づく第3の実施形態の車両用電力変
換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図8】本発明に基づく第3の実施形態の車両用電力変
換装置の断面図である。
【図9】本発明に基づく第3の実施形態の車両用電力変
換装置の上面図である。
【図10】本発明に基づく第4の実施形態の車両用電力
変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図11】本発明に基づく第4の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図12】本発明に基づく第4の実施形態の車両用電力
変換装置の上面図である。
【図13】本発明に基づく第5の実施形態の車両用電力
変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図14】本発明に基づく第5の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図15】本発明に基づく第6の実施形態の車両用電力
変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図16】本発明に基づく第6の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図17】本発明に基づく第7の実施形態の車両用電力
変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図18】本発明に基づく第7の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図19】本発明に基づく第8の実施形態の車両用電力
変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図20】本発明に基づく第8の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図21】本発明に基づく第8の車両用電力変換装置の
下面図である。
【図22】本発明に基づく第9の実施形態の車両用電力
変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図23】本発明に基づく第9の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図24】本発明に基づく第10の実施形態の車両用電
力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図25】本発明に基づく第9の実施形態の車両用電力
変換装置の断面図である。
【図26】本発明に基づく第11の実施形態の車両用電
力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図27】本発明に基づく第11の実施形態の車両用電
力変換装置の断面図である。
【図28】本発明に基づく第12の実施形態の車両用電
力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図29】本発明に基づく第12の実施形態の車両用電
力変換装置の断面図である。
【図30】本発明に基づく第13の実施形態の車両用電
力変換装置を組み込んだ電車の構成図である。
【図31】本発明に基づく第13の実施形態の車両用電
力変換装置の断面図である。
【図32】鉄道車体の正面図である。
【図33】鉄道車体の正面図である。
【図34】車体床下に設置された従来の車両用電力変換
装置の斜視図である。
【図35】従来の車両用電力変換装置の正面図である。
【図36】従来の車両用電力変換装置の上面図である。
【符号の説明】
1・・・パンタグラフ 2・・・車体 3・・・窓ガラス 4・・・ランプ 5・・・車輪 6・・・電力変換装置 7・・・誘導電動機 8・・・放熱フィン 9・・・架線 10・・・電力変換装置 11・・・金属ブロック 12・・・ヒートパイプ 13・・・放熱フィン 13a・・・風上にある放熱フィン 13b・・・受熱部の中心部分にある放熱フィン 13c・・・風下にある放熱フィン 14・・・冷媒 15・・・半導体素子 16・・・金属ブロック 17・・・放熱フィン 18・・・金属ブロック 19・・・ヒートパイプ 20・・・導体 21・・・ヒートパイプ 22・・・板状ヒートパイプ 22a・・・冷媒流路 23・・・細管型ヒートパイプ 24・・・板状細管型ヒートパイプ 25・・・細管型ヒートパイプ 26・・・円型ヒートパイプ 27・・・円型ヒートパイプ 28・・・金属ブロック 29・・・ゲートアンプ 30・・・コンデンサ他周辺部品 31・・・放熱フィン 32・・・金属ブロック 33・・・U字型ヒートパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 BB06 HA03 HA05 HA06 5H115 PA08 PG01 PI01 PU09 PV01 PV22 TU12 UI29 UI34

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体床下に吊設された車両用電力変換装置
    の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記第
    1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の放熱フ
    ィンと、前記電力変換装置の底面と係合する第2の受熱
    部と、前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込まれた
    略L字型のヒートパイプとを有し、前記ヒートパイプの
    他端側が前記複数の放熱フィンと係合することを特徴と
    する車両用電力変換装置。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載の車両用電力変換装置に
    おいて、前記ヒートパイプの中の一群は、前記放熱フィ
    ンの受熱部側と係合し、前記ヒートパイプの中の他群
    は、前記放熱フィンの先端部側と係合することを特徴と
    する車両用電力変換装置。
  3. 【請求項3】前記請求項1記載の車両用電力変換装置に
    おいて、前記複数のヒートパイプが、数種類のヒートパ
    イプから構成されることを特徴とする車両用電力変換装
    置。
  4. 【請求項4】車体床下に吊設された車両用電力変換装置
    の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記第
    1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の細管式
    ヒートパイプと、前記電力変換装置の底面と係合する第
    2の受熱部と、前記第2の受熱部内にその片端側が埋め
    込まれた略L字型のヒートパイプとを有し、前記ヒート
    パイプの他端側が前記複数の細管式ヒートパイプと係合
    することを、特徴とする車両用電力変換装置。
  5. 【請求項5】前記請求項4載の車両用電力変換装置にお
    いて、前記細管式ヒートパイプが直方体であることを、
    特徴とする車両用電力変換装置。
  6. 【請求項6】車体床下に吊設された車両用電力変換装置
    の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記第
    1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の細管式
    ヒートパイプと、前記第1の受熱部の車体側面側の側面
    と係合する複数の放熱フィンと、前記電力変換装置の底
    面と係合する第2の受熱部と、前記第2の受熱部内にそ
    の片端側が埋め込まれた略L字型のヒートパイプとを有
    し、前記ヒートパイプの他端側が前記複数の細管式ヒー
    トパイプと前記複数の放熱フィンと係合することを、特
    徴とする車両用電力変換装置。
  7. 【請求項7】車体床下に吊設された車両用電力変換装置
    の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記第
    1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の放熱フ
    ィンと、前記電力変換装置の底面と係合する第2の受熱
    部と、前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込まれた
    略L字型の第1のヒートパイプと前記第1の受熱部と前
    記第2の受熱部を連結するL字型の第2のヒートパイプ
    とを有し前記第1のヒートパイプの他端側が前記複数の
    放熱フィンと係合することを、特徴とする車両用電力変
    換装置。
  8. 【請求項8】前記請求項7記載の車両用電力変換装置に
    おいて、前記第2のヒートパイプが、細管式ヒートパイ
    プであることを特徴とする車両用電力変換装置。
  9. 【請求項9】前記請求項7記載の車体用電力変換装置に
    おいて、前記第2のヒートパイプが、細管式ヒートパイ
    プであることと、前記第2のヒートパイプの一端が、前
    記第1の受熱部と半導体素子の間に設置され、前記第2
    のヒートパイプの他端が、前記第2の受熱部と半導体素
    子の間に設置されていることを、特徴とする車両用電力
    変換装置。
  10. 【請求項10】車体床下に吊設された車両用電力変換装
    置の側面と係合する受熱部と、この受熱部の電力変換装
    置側の側面と係合する半導体素子と、前記受熱部の反電
    力変換装置側と係合する複数の放熱フィンと、この複数
    の放熱フィンを連結するヒートパイプと、を備えること
    を特徴とする車両用電力変換装置。
  11. 【請求項11】車体床下に吊設された車両用電力変換装
    置の側面と係合する受熱部と、前記受熱部の反電力変換
    装置側と係合する複数の放熱フィンと、前記受熱部の反
    電力変換装置側と係合する複数の細管ヒートパイプと、
    この複数の細管ヒートパイプと前記複数の放熱フィンと
    を連結するヒートパイプと、を備えることを特徴とする
    車両用電力変換装置。
  12. 【請求項12】前記請求項10及び請求項11記載の車
    両用電力変換装置において、前記ヒートパイプが、円形
    状になっていることを特徴とする車両用電力変換装置。
  13. 【請求項13】前記請求項10及び請求項11記載の車
    両用電力変換装置において、前記ヒートパイプが、長さ
    の違う数種類のヒートパイプから構成されていること
    を、特徴とする車両用電力変換装置。
  14. 【請求項14】車体床下に吊設された車両用電力変換装
    置の内部に設置された受熱部と、前記受熱部内にその片
    端側をはめ込まれたL字状のヒートパイプと、このヒー
    トパイプの他端側と係合する複数の放熱フィンとを有
    し、前記ヒートパイプの他端と、前記放熱フィンが電力
    変換装置外にあることを、特徴とする車両用電力変換装
    置。
  15. 【請求項15】車体床下に吊設された車両用電力変換装
    置の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記
    第1の受熱部の車体側面側の側面と係合する第1の放熱
    フィン群と、前記電力変換装置の底面と係合する第2の
    受熱部と、前記第2の受熱部の下面と係合する第2の放
    熱フィン群と前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込
    まれた略L字型のヒートパイプとを有し、前記ヒートパ
    イプの他端側が前記第1の放熱フィン群と係合すること
    を特徴とする車両用電力変換装置。
  16. 【請求項16】前記請求項15記載の車両用電力変換装
    置において、前記第1の受熱部と前期第2の受熱部を連
    結するヒートパイプを有することを特徴とする車両用電
    力変換装置。
  17. 【請求項17】前記請求項1及び前記請求項4及び前記
    請求項6及び前記請求項7及び前記請求項14及び前記
    請求項15記載の車両用電力変換装置において、前記略
    L字型のヒートパイプがU字であることを、特徴とする車
    両用電力変換装置。
  18. 【請求項18】車体床下に吊設された車両用電力変換装
    置の両側面と係合する第1の受熱部と、前記第1の受熱
    部の車体側面側の側面と係合する複数の放熱フィンと、
    前記電力変換装置の底面と係合する第2の受熱部と、前
    記第2の受熱部内に埋め込まれ前記第2の受熱部内を貫
    通する略U字型のヒートパイプとを有し、前記ヒートパ
    イプの両端側が前記複数の放熱フィンと係合することを
    特徴とする車両用電力変換装置。
  19. 【請求項19】前記請求項18記載の車両用電力変換装
    置において、前記略U字型のヒートパイプが、2台の電
    力変換装置の前記第2の受熱部内を貫通することを、特
    徴とする車両用電力変換装置。
  20. 【請求項20】前記請求項19記載の車両用電力変換装
    置において、前記略U字型のヒートパイプが、複数の電
    力変換装置の前記第2の受熱部内を貫通することを、特
    徴とする車両用電力変換装置。
  21. 【請求項21】前記請求項19記載の車両用電力変換装
    置において、前記略U字型のヒートパイプが、複数の電
    力変換装置の前記第1の受熱部内と前記第2の受熱部内
    とを貫通することを、特徴とする車両用電力変換装置。
  22. 【請求項22】前記請求項19記載の車両用電力変換装
    置において、前記略U字型のヒートパイプが、複数の電
    力変換装置の前記第1の受熱部内を貫通することを、特
    徴とする車両用電力変換装置。
  23. 【請求項23】車体床下に吊設された車両用電力変換装
    置の車体側面側の側面と係合する第1の受熱部と、前記
    第1の受熱部の車体側面側の側面と係合する複数の第1
    の放熱フィンと、電力変換装置の底面と係合する第2の
    受熱部と、この第2の受熱部の底面と係合する第2の放
    熱フィンと、前記第2の受熱部内にその片端側が埋め込
    まれた略L字型のヒートパイプと電力変換装置の反車体
    側面側の側面と係合する第3の受熱部と、この第3の受
    熱部の側面と係合する複数の第3の放熱フィンとを有
    し、前記ヒートパイプの両端側が前記複数の第1の放熱
    フィンと前記複数の第3の放熱フィンと係合することを
    特徴とする車両用電力変換装置。
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