JP2006297548A - 連続作業可能な円筒研削盤 - Google Patents

連続作業可能な円筒研削盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2006297548A
JP2006297548A JP2005123154A JP2005123154A JP2006297548A JP 2006297548 A JP2006297548 A JP 2006297548A JP 2005123154 A JP2005123154 A JP 2005123154A JP 2005123154 A JP2005123154 A JP 2005123154A JP 2006297548 A JP2006297548 A JP 2006297548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
rotation center
collet chuck
grinding
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005123154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4652109B2 (ja
Inventor
Hitoshi Iwasaki
均 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sosei Co Ltd
Original Assignee
Sosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sosei Co Ltd filed Critical Sosei Co Ltd
Priority to JP2005123154A priority Critical patent/JP4652109B2/ja
Publication of JP2006297548A publication Critical patent/JP2006297548A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4652109B2 publication Critical patent/JP4652109B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract


【課題】本発明は研削抵抗を減少させて芯金の曲がりが殆どなくなり、長尺で細い芯金であってもベンディングせず、且つスパークアウトが不要となり、短時間で研削加工が可能となると共に連続ワーク送りと研削加工が出来るものとなり、作業性がより向上される連続作業可能な円筒研削盤を提供することを目的とする。
【解決手段】コレットチャック1と回転センター2を対向して設け、ワークWの外周が徐々に研削されるための幅広平砥石10を傾斜させて配置し、コレットチャック1と回転センター2が上下移動するための上下移動手段3を設け、回転センター2側に設けた上下移動手段3全体が水平移動されるための水平移動手段4を設けた構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は長尺な芯金の外周に弾性体層を有する弾性ローラー素材の外周面が精密研削出来る連続作業可能な円筒研削盤に関する。
従来の円筒研削盤は、テーブルの一方には駆動モーターとチャックを装着する主軸台が固定配置され、他方には前後移動するスピンドルと回転センターを装着させて移動可能な芯押台が対向して配置された構造のものが殆どであり、この円筒研削盤でワークを加工する場合、ワークー端部の芯金を主軸台側のチャックで支持し、他端の芯金に向って回転センターを移動し、その芯金の端部を押圧させてワークの取付けが行われていた。また幅広平砥石で円筒研削作業を行う場合、幅広平砥石とワークを共に回転させ、ワーク側を固定し、幅広平砥石を前進させて研削し、研削加工後、ワークから幅広平砥石を後退してからワークの取外しが行われていた。一方、連続研削作業が可能なものとしては、センターレス研削盤があり、これは幅広平砥石とゴムローラーを所定間隔の隙間を設けて配置したものである。センターレス研削作業を行う場合は、幅広平砥石とゴムローラーを共に回転させ、ワークを前記所定間隔の隙間へ通過させることにより、連続研削作業が行われていた。この時、ワークの取付けや取外しが不要であるため、作業性が非常に良いものであった。
しかしながら、前記円筒研削盤はワークに幅広平砥石が接触後、幅広平砥石を所定の送り量で移動させると、ワークの軸方向に大きな研削抵抗が掛かり、芯金が曲がるため、その芯金が真直ぐに戻るまでの間、例えば12秒間は幅広平砥石の位置を止めた状態(以降、スパークアウトと言う)にさせて、待ち時間を持たなければならなかった。又、前記センターレス研削盤による研削作業は、センターレス研削盤で加工する前の工程に於いて、かなり精度を上げたものを使用しないと、芯金の外周の弾性体層が楕円状になり易く、一旦弾性ローラー素材の外周面が楕円状になってしまうと使用できないものとなり、不良品になっていた。更にセンターレス研削盤では、一般に精密仕上げする際には使用出来ない欠点があった。
なし
本発明は研削抵抗を減少させて芯金の曲がりが殆どなくなり、長尺で細い芯金であってもベンディングせず、且つスパークアウトが不要となり、短時間で研削加工が可能となると共に研削抵抗が減少されるので、従来よりも重切削が可能となり、より作業能率が向上される連続作業可能な円筒研削盤を提供することを目的とする。
又、本発明の別目的はワークを同一箇所で取付けや取外し作業を行わず、取付け部や研削加工部及び取外し部とに分けることにより、連続ワーク送りと研削加工が出来るものとなり、作業性がより向上される連続作業可能な円筒研削盤を提供するにある。
本発明は上記欠点を解消するために成されたものであり、つまり、幅広平砥石とワークを共に回転させ、且つ幅広平砥石或いはワークのどちらか一方を、進行方向に対して傾斜角度を付け、幅広平砥石表面にワークの接触面積を徐々に増やしながら移動させることにより、スパークアウトを行わずに研削加工が可能となるものであり、その構造としては、ワークの芯金の両端を支持するためのコレットチャックと回転センターを対向して設け、ワークの外周が研削されるための幅広平砥石を傾斜させて配置し、素材供給装置によって受取位置まで搬送されたワークを受取ると共にその両端がコレットチャックと回転センターで支持され、ワークが移動されてその外周を徐々に研削し、ワークを搬出させるものと成し、少なくとも、コレットチャックと回転センターが上下移動されるための上下移動手段を設け、回転センター側に設けた上下移動手段全体が水平移動されるための水平移動手段を設けたものとする。また前記上下移動手段が少なくとも、回動自在で立設する一対のボールネジと、該ボールネジと螺合するナット部を有すると共にコレットチャック或いは回転センターを装着させた一対のブラケット部と、ボールネジを回動させる上下移動用モーターとから成されたものとしても良く、前記水平移動手段が少なくとも、回転センターが装着された上下移動手段側を保持する可動ブロックと、該可動ブロックの上下部に配置する水平移動可能なスライド部材と、可動ブロックを水平移動させるワーク着脱用シリンダーとから成すものとしても良い。更に前記コレットチャックと回転センターの下方に、加工されたワークを受取る受取部材が配置されたものとしても良い。尚、本発明で言う「連続研削作業」とは、少なくとも、ワークをスパークアウトすることなく、ワークが連続的に移動しながら研削加工されることを指す。
又、他の構造としては、コレットチャックと回転センターを対向させて多数設け、幅広平砥石を配置し、素材供給装置によって受取位置まで搬送されたワークを順次受取ると共に該ワークの両端がコレットチャックと回転センターで順次支持され、ワークが搬送されてその外周を研削し、ワークを搬出させるものであり、その構造としては少なくとも、幅広平砥石の上方で且つワークの両端側に、チェーンベルトを2本設けた搬送駆動部材を配置し、チェーンベルトにコレットチャックを定間隔に取付け、他のチェーンベルトに回転センターをコレットチャックに対向させて定間隔に取付け、素材供給装置側と搬出側には、回転センターがスライドされるためのワーク着脱手段をそれぞれに配置し、ワークが正確に加工されるための加工位置案内部材をチェーンベルトに沿って配置させ、且つワークが回転されるためのワーク回転用部材を備えるものとする。また前記幅広平砥石が進行方向に対して傾斜されて配置するか或いは、コレットチャックと回転センターを進行方向に対して傾斜させて設けると良く、前記搬送駆動部材として、2本のチェーンベルトと、該チェーンベルトに定間隔に取付けると共に前記コレットチャックを回転自在に装着するか或いは回転センターを回転自在で且つスライド可能に装着するための多数の支持ブロックと、前記チェーンベルト用のスプロケットと、その対向するスプロケットを連結する一対の連結軸と、搬出側の連結軸を駆動させるためのチェーン駆動ベルトと搬送駆動モーターとから成すものとしても良い。そして前記ワーク着脱手段として、各回転センターの外側端部に固着させた挿入円板と、該挿入円板が内部を通過すると共にチェーンベルトよりも外側に配置させた略コの字状の着脱ブロックと、該着脱ブロックに先端を固着させたシリンダーとから成るものとしても良く、前記加工位置案内部材として、各支持ブロックの下部に設けた突起片と、該突起片を挿入させると共にワークが加工される間、コレットチャックと回転センターを案内するためにチェーンベルトに沿って配置させた2つの案内ブロックとから成すと良い。また前記ワーク回転用部材として、各コレットチャックの外側端部に固着させたゴムローラーと、該ゴムローラーに当接させてコレットチャックが研削加工中に回転し続ける長さを有したゴムベルトと、そのゴムベルトを駆動させるための回転モーターとから成し、前記コレットチャックと回転センターの下方に、加工済みのワークが受取られるための受取部材を配置させると良く、前記コレットチャックと回転センターがワークを受取りその両端を支持させた状態からワークの研削を完了するまでの状態が隔離されるためのカバー体を備えたものとしても良い。
請求項1のようにワーク(W)の芯金(W1)の両端を支持するためのコレットチャック(1)と回転センター(2)を対向して設け、ワーク(W)の外周を研削するための幅広平砥石(10)を傾斜させて配置し、素材供給装置(12)によって受取位置まで搬送されたワーク(W)を受取ると共にその両端がコレットチャック(1)と回転センター(2)で支持され、ワーク(W)が移動されてその外周を徐々に研削し、ワーク(W)を搬出させるものであり、少なくとも、コレットチャック(1)と回転センター(2)が上下移動するための上下移動手段(3)を設け、回転センター(2)側に設けた上下移動手段(3)全体が水平移動されるための水平移動手段(4)を設けることにより、従来の如く大きな研削抵抗が一度に掛かる軸方向でなく、傾斜角度を付けた幅広平砥石(10)でワーク(W)は徐々に研削抵抗が掛かる方向に砥石表面を通過させることが出来るため、芯金(W1)が殆ど曲がることなく研削加工され、スパークアウトをする必要がなくなり、その分だけ作業性が向上するものとなる。また研削抵抗を減少させることができるため、長尺で細い芯金(W1)のワーク(W)であっても、短時間で研削加工が可能となり、且つ重切削も可能となる。
請求項2のように上下移動手段(3)が少なくとも、回動自在で立設する一対のボールネジ(31)と、該ボールネジ(31)と螺合するナット部(32a)を有すると共にコレットチャック(1)或いは回転センター(2)を装着させた一対のブラケット部(32)と、各ボールネジ(31)を回動させる上下移動用モーター(33)とから成されることにより、ワーク(W)が傾斜角度を付けた幅広平砥石(10)に沿って徐々に研削加工できるものとなる。また素材供給装置(12)からワーク(W)を受取り、それを研削加工した後、受取部材(9)へ送り出し、更に素材供給装置(12)近くまで戻って新たなワーク(W)を受取ることが可能となるため、ワーク(W)の搬送から供給及び搬出まで自動化することが可能なものとなる。
請求項3に示すように水平移動手段(4)が少なくとも、回転センター(2)を装着させた上下移動手段(3)側を保持する可動ブロック(41)と、該可動ブロック(41)の上下部に配置する水平移動可能なスライド部材(42)と、可動ブロック(41)を水平移動させるワーク着脱用シリンダー(43)とから成すことにより、ワーク(W)の取付けと取外しを自動化することが可能なものとなる。
請求項4に示すようにコレットチャック(1)と回転センター(2)の下方に、加工されたワーク(W)を受取るための受取部材(9)が配置されることにより、研削加工済みのワーク(W)を自動的に受取ることが出来るものとなる。
請求項5のようにワーク(W)の芯金(W1)の両端が支持されるためのコレットチャック(1)と回転センター(2)を対向させて多数設け、ワーク(W)の外周が研削されるための幅広平砥石(10)を配置し、素材供給装置(12)によって受取位置まで搬送されたワーク(W)を順次受取ると共に該ワーク(W)の両端がコレットチャック(1)と回転センター(2)で順次支持され、ワーク(W)が搬送されてその外周を研削し、ワーク(W)を搬出させるものであり、少なくとも、幅広平砥石(10)の上方で且つワーク(W)の両端側に、チェーンベルト(51)が2本設けられた搬送駆動部材(5)を配置し、チェーンベルト(51)にコレットチャック(1)を定間隔に取付け、他のチェーンベルト(51)に回転センター(2)をコレットチャック(1)に対向させて定間隔に取付け、素材供給装置(12)側と搬出側には、回転センター(2)がスライドするためのワーク着脱手段(6)をそれぞれに配置し、ワーク(W)が正確に加工されるための加工位置案内部材(7)をチェーンベルト(51)に沿って配置させ、且つワーク(W)が回転するためのワーク回転用部材(8)を備えることにより、取付け部,研削加工部,取外し部とに分けられるため、連続ワーク送りと研削加工が出来るものとなり、作業性がより向上すると共に大量のワーク(W)の研削加工が可能なものとなる。
請求項6のように幅広平砥石(10)が進行方向に対して傾斜されて配置するか或いは、コレットチャック(1)と回転センター(2)が進行方向に対して傾斜されて設けられることにより、従来の如く大きな研削抵抗が一度に掛かる軸方向でなく、傾斜角度を付けた幅広平砥石(10)でワーク(W)は徐々に研削抵抗が掛かる方向に砥石表面を通過させることが出来るため、芯金(W1)が殆ど曲がることなく研削加工され、スパークアウトをする必要がなくなり、その分だけ作業性が向上するものとなる。また研削抵抗を減少させることができるため、長尺で細い芯金(W1)のワーク(W)であってもベンディングせず、且つスパークアウトが不要となり、短時間で研削加工が可能となる。
請求項7に示すように搬送駆動部材(5)が、2本のチェーンベルト(51)と、該チェーンベルト(51)に定間隔に取付けると共にコレットチャック(1)を回転自在に装着するか或いは回転センター(2)を回転自在で且つスライド可能に装着するための多数の支持ブロック(52)と、チェーンベルト用のスプロケット(53)と、その対向するスプロケット(53)を連結する一対の連結軸(54)と、搬出側の連結軸(54)を駆動させるためのチェーン駆動ベルト(55)と搬送駆動モーター(56)とから成されることにより、極めて簡単な構造で多数のワーク(W)を効率良く搬送させることが出来るものとなる。
請求項8に示すようにワーク着脱手段(6)が、各回転センター(2)の外側端部に固着させた挿入円板(61)と、該挿入円板(61)が内部を通過すると共にチェーンベルト(51)よりも外側に配置させた略コの字状の着脱ブロック(62)と、該着脱ブロック(62)に先端を固着させたシリンダー(63)とから成されることにより、ワーク(W)の自動取付けや自動取外しが行えるものとなる。
請求項9のように加工位置案内部材(7)が、各支持ブロック(52)の下部に設けた突起片(71)と、該突起片(71)を挿入させると共にワーク(W)が加工される間、コレットチャック(1)と回転センター(2)を案内するためにチェーンベルト(51)に沿って配置させた2つの案内ブロック(72)とから成されることにより、極めて簡単な構造で多数のワーク(W)の支持が可能となるため、精度の良好な加工が可能となる。
請求項10のようにワーク回転用部材(8)が、各コレットチャック(1)の外側端部に固着させたゴムローラー(81)と、該ゴムローラー(81)に当接させてコレットチャック(1)が加工中に回転し続ける長さを有したゴムベルト(82)と、そのゴムベルト(82)を駆動させるための回転モーター(83)とから成されることにより、研削加工中だけワーク(W)に回転力が付与されるため、構造が簡単で加工コストの減少も可能なものとなる。
請求項11に示すようにコレットチャック(1)と回転センター(2)の下方に、加工されたワーク(W)を受取るための受取部材(9)が配置されることにより、研削加工済みのワーク(W)を自動的に受取ることが出来るものとなる。
請求項12に示すようにコレットチャック(1)と回転センター(2)がワーク(W)を受取りその両端を支持させた状態からワーク(W)の研削を完了するまでの状態が隔離されるためのカバー体(11)を備えることにより、下方から集塵装置で吸引することが可能となり、吸引すれば、粉塵が周囲に舞上がる恐れがなくなると共に研削粉を下方から効率良く回収することが簡単に行えるものとなる。またワーク(W)の表面に粉塵が付着しなくなるため、従来行われていたエアーブロー作業が不要となる。
図1〜図3は本発明の実施形態を示す図であり、これについて説明する。(1)はコレットチャックであり、該コレットチャック(1)はワーク回転用モーター(1a)と直結されている。(2)はコレットチャック(1)と対向して設けた回転センターであり、該回転センター(2)には、先端に凹みを有した逆センター(2a)が取付けられている。尚、前記逆センター(2a)を用いず、一般の先端が尖ったセンターを用いても良い。(3)はコレットチャック(1)と回転センター(2)を上下移動するための上下移動手段であり、該上下移動手段(3)には、回動自在に空回りすると共に立設する一対のボールネジ(31)と、該ボールネジ(31)と螺合するナット部(32a)を有すると共に前記コレットチャック(1)或いは回転センター(2)を装着させた一対でコの字状のブラケット部(32)と、各ボールネジ(31)と直結させて回動する上下移動用モーター(33)と、前記ブラケット部(32)の内側に取付けた上下移動用案内部(34)と、その上下移動用案内部(34)に挿入し且つ支柱に取付けた上下移動用軌道(35)とがある。また前記上下移動用モーター(33)にはサーボモーターを用いると良く、2つが一致して上下移動するように図示しない制御部によって同期させている。又、前記上下移動用案内部(34)と上下移動用軌道(35)として、トムソン製のLMガイドを用いると良い。
(4)は回転センター(2)側の上下移動手段(3)全体を水平移動させるために設けた水平移動手段であり、該水平移動手段(4)には、回転センター(2)を装着させた上下移動手段(3)側を保持する略コの字状の可動ブロック(41)と、該可動ブロック(41)の上下部に配置する水平移動可能なスライド部材(42)と、可動ブロック(41)が水平移動されるワーク着脱用シリンダー(43)とがある。また前記可動ブロック(41)は、立設した可動支柱(41a)の上下に突片が形成されている。更に前記可動ブロック(41)の上下には案内部(42a)が設けられ、機体(13)側には軌道(42b)が固着されている。尚、前記上下移動手段(3)と水平移動手段(4)は上記構造に限定されるものではなく、上下移動や水平移動できる他の構造としても良い。尚、搬送駆動部材(5),ワーク着脱手段(6),加工位置案内部材(7),ワーク回転用部材(8)は別実施形態で使用するものであるため、説明を省略する。
(9)はコレットチャック(1)と回転センター(2)の下方に、加工されたワーク(W)を受取るために配置された受取部材であり、受取部材(9)としては、ワーク(W)の両側を図4に示すように支持するもの、或いは板状にして全体を支持するものとしても良い。(10)はワーク(W)の外周を研削するための幅広平砥石であり、該幅広平砥石(10)は傾斜して配置されている。傾斜角度としては、3度〜40度にすると良いが、好ましくは6度前後である。(11)はカバー体であり、該カバー体(11)は幅広平砥石(10)と、ワーク(W)が受取られ且つ受取部材(9)で受取られる手前までの区間とを覆うように設けると良い。(12)はワーク(W)をコレットチャック(1)と回転センター(2)で支持する受取位置へ搬送させる素材供給装置であり、該素材供給装置(12)には、上辺に二等辺三角形状波を連続させた長尺な固定片と、該固定片と略同形で且つ上辺の三角形状波を不等辺三角形状に形成させると共にその谷部が固定片の頂点から搬送方向へずらせて谷部が固定片の頂点まで持上げられて固定片側にワーク(W)を移すためのモーター(12b)が配置されている。また素材供給装置(12)の端部には、図3に示す2点鎖線のようにワーク(W)をコレットチャック(1)と回転センター(2)で支持された後、下方へ回転する素材受渡部(12a)が設けられている。尚、前記素材供給装置(12)はこの構造に限定されるものではない。
図5〜図7は本発明の別実施形態を示す図であり、これについて説明する。(1)はコレットチャックであり、(2)はコレットチャック(1)と対向して設けた回転センターであり、該回転センター(2)には、先端に凹みを有した逆センター(2a)が取付けられている。尚、前記逆センター(2a)を用いず、一般の先端が尖ったセンターを用いても良い。又、前記実施形態の上下移動手段(3)と水平移動手段(4)は使用しない。(5)はワーク(W)の芯金(W1)の両端が支持されるためのコレットチャック(1)と回転センター(2)を対向させてチェーンベルト(51)に多数組固着させ、ワーク(W)が順次搬送されてその外周を研削するための搬送駆動部材であり、該搬送駆動部材(5)には、2本のチェーンベルト(51)と、該チェーンベルト(51)に定間隔に固着させると共に前記コレットチャック(1)を回転自在に装着するか或いは前記回転センター(2)を回転自在で且つスライド可能に装着するための多数の支持ブロック(52)と、前記チェーンベルト用のスプロケット(53)と、その対向するスプロケット(53)間を連結する一対の回転自在な連結軸(54)と、搬出側の連結軸(54)を駆動させるためのチェーン駆動ベルト(55)と搬送駆動モーター(56)とがある。また前記支持ブロック(52)は、チェーンベルト(51)の取付用金具に固着され、前記支持ブロック(52)の中央には、コレットチャック(1)或いは回転センター(2)を挿入するための穴が穿設されている。更に回転センター(2)を挿入した支持ブロック(52)には、回転センター(2)が常に内側へ移動する力が作用するようにスプリングが設けられている(図7、図8参照)。
(6)は素材供給装置(12)側と搬出側に配置し且つ回転センター(2)を外側にスライドさせてワーク(W)の芯金(W1)から逆センター(2a)を離すためのワーク着脱手段であり、該ワーク着脱手段(6)には、各回転センター(2)の外側端部に固着させた円板状の挿入円板(61)と、該挿入円板(61)が内部を通過すると共にチェーンベルト(51)よりも外側に配置させた略コの字状の着脱ブロック(62)と、その着脱ブロック(62)に先端を固着するシリンダー(63)とがある。(7)はワーク(W)を正確に研削加工するための加工位置案内部材であり、該加工位置案内部材(7)には、各支持ブロック(52)の下部に設けた突起片(71)と、該突起片(71)を挿入させると共にワーク(W)が研削加工される間、コレットチャック(1)と回転センター(2)が案内されるためにチェーンベルト(51)に沿って下方へ配置した2つの案内ブロック(72)とがある。(8)はワーク(W)を回転させるために備えたワーク回転用部材であり、該ワーク回転用部材(8)には少なくとも、各コレットチャック(1)の外側端部に固着させたゴムローラー(81)と、該ゴムローラー(81)に当接させてコレットチャック(1)が研削加工中に回転し続ける長さを有したゴムベルト(82)と、そのゴムベルト(82)を駆動させるための回転モーター(83)とがある。尚、前記ゴムローラー(81)は金属製の円板の周囲にゴム輪を取付けたものを用いると、耐久性が良くなると共にスリップが発生した際には外周のゴム輪の交換を行うだけの簡単な修理で済むものとなる。
(9)は搬出側のワーク着脱手段(6)によって落下するワーク(W)を受取って搬出するための受取部材であり、該受取部材(9)は前記実施形態と同じ構造のものを用いれば良い。(10)はワーク(W)の外周を研削するための幅広平砥石であり、該幅広平砥石(10)は図8に示すように傾斜して配置されている。この時の幅広平砥石(10)の傾斜角度としては、6度前後が好ましい。尚、前記幅広平砥石(10)に傾斜角度を設けず、前記コレットチャック(1)と回転センター(2)の支持側に傾斜角度が付くような構造としても良い。又、前記幅広平砥石(10)と、コレットチャック(1)及び回転センター(2)とを進行方向に対して必ずしも傾斜させず、従来と同様に設け、送り量を減らして2回以上に分けて研削加工するものとしても良い。(11)はカバー体であり、該カバー体(11)は図6に示すように、幅広平砥石(10)と、加工位置案内部材(7)と、ワーク(W)が受渡され且つ受取部材(9)で受取られる手前までの区間を通過する支持ブロック(52)が覆われるように設けている。また前記カバー体(11)の上部には図6に示すようにフィルターを設けておくと良い。(12)はワーク(W)がコレットチャック(1)と回転センター(2)で支持される受取位置まで搬送する素材供給装置であり、該素材供給装置(12)は前記実施形態と同じ構造のものを用いれば良い。
次に本発明の作用を図4に基づいて説明する。先ず始めにワーク(W)が素材供給装置(12)によって受取位置に搬送される。この時、コレットチャック(1)と回転センター(2)はワーク(W)の外側に配置され、且つワーク(W)の芯金(W1)の中心位置はコレットチャック(1)と回転センター(2)の中心位置に来る。先ずワーク着脱用シリンダー(43)が作動して可動ブロック(41)が押出されると、ブラケット部(32)に装着した回転センター(2)も押出される。するとワーク(W)の右側の芯金(W1)端部は逆センター(2a)に当接しながらワーク(W)は左側へ移動し、左側の芯金(W1)がコレットチャック(1)によって挟持されると共に右側の芯金(W1)は、回転センター(2)の逆センター(2a)によって押圧された状態で図中の2点鎖線で示すa位置でワーク(W)が支持されるのである。その後、素材供給装置(12)の素材受渡部(12a)が図3の矢印のように下方へ回転して図3の2点鎖線の位置に来ることにより、ワーク(W)の受取りが終了する。そして両側の上下移動用モーター(33)が回転すると、一対のボールネジ(31)は回転されると共にブラケット部(32)が降下することにより、ワーク(W)も降下し、幅広平砥石(10)の右側にワーク(W)の外周の一部が接触し始める。この時、前記素材受渡部(12a)はブラケット部(32)が降下し始めると、図示しないスプリングによって元の位置に戻される。前記ボールネジ(31)が更に回転されてブラケット部(32)を降下させることにより、ワーク(W)の外周は徐々に幅広平砥石(10)に接触し、図4の実線で示すb位置ではワーク(W)が幅広平砥石(10)の略中央で且つ接触抵抗が一番増加するが、ワーク(W)が降下するにしたがって接触抵抗は徐々に減少するのである。
そしてワーク(W)の外周研削加工が終了すると、ワーク着脱用シリンダー(43)が作動し収縮することにより、可動ブロック(41)が引戻されて元の水平位置に来る。この時、右側の上下移動手段(3)全体は上下部に配置したスライド部材(42)によってスムーズに水平移動される。またワーク(W)の左側の芯金(W1)はコレットチャック(1)から外され、右側の芯金(W1)は逆センター(2a)から離れるため、落下する。落下したワーク(W)は受取部材(9)によって受取られ、一点鎖線のc位置から図3に示す矢印のように転がって受取部材(9)の先端側へ自然に搬出されるのである。
その後、両側の上下移動用モーター(33)は逆回転され、一対のボールネジ(31)が逆回転することにより、ブラケット部(32)は上方へ移動し元の位置に戻されるのである。そして予め素材供給装置(12)によって受取位置まで搬送されたワーク(W)を上記要領で、コレットチャック(1)と回転センター(2)で受取り支持する。以降は上記要領でワーク(W)外周の研削加工を行い、それが落下して受取部材(9)で受取られた後、コレットチャック(1)と回転センター(2)が上方の元の位置に戻され、この工程が繰返される。この時の研削抵抗はワーク(W)に一気に加わらず徐々に増減するため、スパークアウトしなくても研削加工が可能となり、その分だけ作業性が向上するものとなる。
次に本発明の別実施形態の作用を図8に基づいて説明する。先ず始めに搬送駆動部材(5)を作動させると、コレットチャック(1)と回転センター(2)は支持ブロック(52)を介してチェーンベルト(51)に固着されているので、コレットチャック(1)と回転センター(2)は対向してチェーンベルト(51)の動きに合せて搬送される。この時、図6に示すようにスプロケット(53)の上方から下方へ回転してコレットチャック(1)と回転センター(2)が繰出されると、回転センター(2)の外側端部に固着した挿入円板(61)が略コの字状の着脱ブロック(62)の内部に入る。入ると同時にシリンダー(63)が図8のa位置(図中の右側)の上方矢印の如く作動して収縮し、回転センター(2)が外側へ移動すると、ワーク(W)が素材供給装置(12)によって受取位置まで搬送されて来る。この時、ワーク(W)の芯金(W1)端部と回転センター(2)の逆センター(2a)には隙間が開いていると共にコレットチャック(1)と回転センター(2)の中心に合せてワーク(W)の芯金(W1)の中心が合致した状態となる。その後、シリンダー(63)が作動して伸長すると、回転センター(2)の逆センター(2a)は上側のワーク(W)の芯金(W1)端部を当接させながらワーク(W)は下側へ移動し、下側の芯金(W1)がコレットチャック(1)によって挟持されると共にスプリングの弾性力によって上側の芯金(W1)は回転センター(2)の逆センター(2a)で押圧された状態に支持される。このワーク(W)が受渡される間は搬送駆動部材(5)は停止している。そして搬送駆動部材(5)が作動されると、ワーク(W)が図中の矢印の搬送方向へ移動するので、挿入円板(61)は着脱ブロック(62)の内部から出て通過する。この時、回転センター(2)にはスプリングの弾性力によってワーク(W)を常時押圧する力が作用し続けられる。尚、前記素材供給装置(12)の作動は前記実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
このようにしてワーク(W)の受渡しが完了し搬送されると、予め回転している幅広平砥石(10)の下側にワーク(W)の外周の一部が接触する前に、コレットチャック(1)と回転センター(2)は加工位置案内部材(7)によって規制される。つまり、コレットチャック(1)と回転センター(2)の支持ブロック(52)の下部に設けた各突起片(71)が案内ブロック(72)に挿入されるのである。又、この時、コレットチャック(1)はワーク回転用部材(8)によって回転力が付与される。つまり、コレットチャック(1)の外側端部に固着したゴムローラー(81)がゴムベルト(82)と当接することにより、コレットチャック(1)は研削加工中に回転し続けるのである。前記コレットチャック(1)と回転センター(2)の各突起片(71)が案内ブロック(72)を通過する間に於いては、ワーク(W)の外周の一部が幅広平砥石(10)に接触し始め、ワーク(W)の外周は徐々に接触を増やし、ワーク(W)は図8のb位置(図中の中央)に来ると、幅広平砥石(10)の略中央で接触抵抗が増加するが、ワーク(W)が左側に搬送されるにしたがって接触抵抗が徐々に減少するのである。そして研削加工が終了すると、各突起片(71)が案内ブロック(72)を通過することにより、コレットチャック(1)と回転センター(2)の規制は解除されるのである。これよりも若干遅れて或いは略同時にゴムローラー(81)がゴムベルト(82)から外れるため、コレットチャック(1)の回転は停止すると共にワーク(W)の回転も停止するのである。
更にワーク(W)が左側に搬送されて図8のc位置(図中の左側)に来た後、回転センター(2)の外側端部に固着した挿入円板(61)が左側に配置した着脱ブロック(62)の内部に入る。入ると同時にシリンダー(63)が作動して収縮し、回転センター(2)が外側へ移動すると、ワーク(W)の下側の芯金(W1)はコレットチャック(1)から外され、上側の芯金(W1)は逆センター(2a)から離れるため、落下する。落下したワーク(W)は受取部材(9)によって受取られ転がって受取部材(9)の先端側まで自然に搬出されるのである(図6参照)。その後、シリンダー(63)が作動して元に戻されると共に挿入円板(61)が着脱ブロック(62)の内部から出され、コレットチャック(1)と回転センター(2)は搬送される。そして、左側のスプロケット(53)の下方から上方にコレットチャック(1)と回転センター(2)は回転され、そのスプロケット(53)の上側を通過し、前記同様に右端まで来ると、コレットチャック(1)と回転センター(2)は右側のスプロケット(53)の上方から下方へ回転し元の位置に戻されるのである。このようにコレットチャック(1)と回転センター(2)はスプロケット(53)の上方から下方へ順次繰出されると共にワーク(W)を受取り、そのワーク(W)の研削加工が順次終了するのである。又、この時、コレットチャック(1)と回転センター(2)は搬送駆動部材(5)で搬送されながら、加工位置案内部材(7)によってワーク(W)を正確に加工出来るように規制され、且つコレットチャック(1)はワーク回転用部材(8)によって回転力が付与されワーク(W)を回転させるのである。
次に本発明品の図1と図5及び従来品でワーク(W)の研削加工を行いその作業時間を比較する。この時、幅広平砥石(10)の直径150mm、長さ235mmのC60VAを使用し、周速度を毎分1800mとして、幅広平砥石(10)の回転数を毎分3800回、ワーク(W)の回転数を毎分300〜600回で、同一研削加工条件で且つ研削タクト10s以下に仕上げる作業を行った。この結果、図1の本発明品のものでは、ワーク(W)1本当りの平均作業時間が約16秒であり、図5の本発明品のものでは平均作業時間が約8秒であり、従来品のものでは平均作業時間が30秒〜45秒であった。このように本発明品の平均作業時間は、従来品のものよりも2分の1〜5分の1以下になることが確認出来た。
本発明の実施形態の主要部品を示す斜視図である。 図1の横断面を示す説明図である。 本実施形態の側面全体を示す説明図である。 本実施形態の作用を示す説明図である。 別実施形態の主要部品の配置状態を示す説明図である。 別実施形態の主要部品を示す説明図である。 本発明の別実施形態の側面を示す説明図である。 別実施形態の作用を示す説明図である。
符号の説明
W ワーク
W1 芯金
1 コレットチャック
2 回転センター
3 上下移動手段
31 ボールネジ
32 ブラケット部
32a ナット部
33 上下移動用モーター
4 水平移動手段
41 可動ブロック
42 スライド部材
43 ワーク着脱用シリンダー
5 搬送駆動部材
51 チェーンベルト
52 支持ブロック
53 スプロケット
54 連結軸
55 チェーン駆動ベルト
56 搬送駆動モーター
6 ワーク着脱手段
61 挿入円板
62 着脱ブロック
63 シリンダー
7 加工位置案内部材
71 突起片
72 案内ブロック
8 ワーク回転用部材
81 ゴムローラー
82 ゴムベルト
83 回転モーター
9 受取部材
10 幅広平砥石
11 カバー体
12 素材供給装置

Claims (12)

  1. ワーク(W)の芯金(W1)の両端を支持するためのコレットチャック(1)と回転センター(2)を対向して設け、ワーク(W)の外周を研削するための幅広平砥石(10)を傾斜させて配置し、素材供給装置(12)によって受取位置まで搬送されたワーク(W)を受取ると共にその両端が前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)で支持され、ワーク(W)が移動されてその外周を徐々に研削し、ワーク(W)を搬出させるものであり、少なくとも、前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)が上下移動されるための上下移動手段(3)を設け、前記回転センター(2)側に設けた前記上下移動手段(3)全体が水平移動されるための水平移動手段(4)を設けたことを特徴とする連続作業可能な円筒研削盤。
  2. 前記上下移動手段(3)が少なくとも、回動自在で立設する一対のボールネジ(31)と、該ボールネジ(31)と螺合するナット部(32a)を有すると共に前記コレットチャック(1)或いは前記回転センター(2)を装着させた一対のブラケット部(32)と、前記各ボールネジ(31)を回動させる上下移動用モーター(33)とから成された請求項1記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  3. 前記水平移動手段(4)が少なくとも、前記回転センター(2)を装着させた前記上下移動手段(3)側を保持する可動ブロック(41)と、該可動ブロック(41)の上下部に配置する水平移動可能なスライド部材(42)と、前記可動ブロック(41)を水平移動させるワーク着脱用シリンダー(43)とから成す請求項1記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  4. 前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)の下方に、加工されたワーク(W)を受取るための受取部材(9)が配置された請求項1記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  5. ワーク(W)の芯金(W1)の両端を支持するためのコレットチャック(1)と回転センター(2)を対向させて多数設け、ワーク(W)の外周が研削されるための幅広平砥石(10)を配置し、素材供給装置(12)によって受取位置まで搬送されたワーク(W)を順次受取ると共に該ワーク(W)の両端が前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)で順次支持され、ワーク(W)が搬送されてその外周を研削し、ワーク(W)を搬出させるものであり、少なくとも、前記幅広平砥石(10)の上方で且つワーク(W)の両端側に、チェーンベルト(51)が2本設けられた搬送駆動部材(5)を配置し、前記チェーンベルト(51)に前記コレットチャック(1)を定間隔に取付け、前記他のチェーンベルト(51)に前記回転センター(2)を前記コレットチャック(1)に対向させて定間隔に取付け、前記素材供給装置(12)側と搬出側には、前記回転センター(2)がスライドするためのワーク着脱手段(6)をそれぞれに配置し、ワーク(W)が正確に加工されるための加工位置案内部材(7)を前記チェーンベルト(51)に沿って配置させ、且つワーク(W)が回転するためのワーク回転用部材(8)を備えたことを特徴とする連続作業可能な円筒研削盤。
  6. 前記幅広平砥石(10)が進行方向に対して傾斜されて配置するか或いは、前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)が進行方向に対して傾斜されて設けられた請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  7. 前記搬送駆動部材(5)が、2本のチェーンベルト(51)と、該チェーンベルト(51)に定間隔に取付けると共に前記コレットチャック(1)を回転自在に装着するか或いは前記回転センター(2)を回転自在で且つスライド可能に装着するための多数の支持ブロック(52)と、前記チェーンベルト用のスプロケット(53)と、その対向するスプロケット(53)を連結する一対の連結軸(54)と、搬出側の連結軸(54)を駆動させるためのチェーン駆動ベルト(55)と搬送駆動モーター(56)とから成された請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  8. 前記ワーク着脱手段(6)が、前記各回転センター(2)の外側端部に固着させた挿入円板(61)と、該挿入円板(61)が内部を通過すると共に前記チェーンベルト(51)よりも外側に配置させた略コの字状の着脱ブロック(62)と、該着脱ブロック(62)に先端を固着させたシリンダー(63)とから成された請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  9. 前記加工位置案内部材(7)が、前記各支持ブロック(52)の下部に設けた突起片(71)と、該突起片(71)を挿入させると共にワーク(W)が加工される間、前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)を案内するために前記チェーンベルト(51)に沿って配置させた2つの案内ブロック(72)とから成された請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  10. 前記ワーク回転用部材(8)が、前記各コレットチャック(1)の外側端部に固着させたゴムローラー(81)と、該ゴムローラー(81)に当接させて前記コレットチャック(1)が研削加工中に回転し続ける長さを有したゴムベルト(82)と、そのゴムベルト(82)を駆動させるための回転モーター(83)とから成された請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  11. 前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)の下方に、加工されたワーク(W)を受取るための受取部材(9)が配置された請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
  12. 前記コレットチャック(1)と前記回転センター(2)がワーク(W)を受取りその両端を支持させた状態からワーク(W)の研削を完了するまでの状態が隔離されるためのカバー体(11)を備えた請求項5記載の連続作業可能な円筒研削盤。
JP2005123154A 2005-04-21 2005-04-21 連続作業可能な円筒研削盤 Expired - Fee Related JP4652109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005123154A JP4652109B2 (ja) 2005-04-21 2005-04-21 連続作業可能な円筒研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005123154A JP4652109B2 (ja) 2005-04-21 2005-04-21 連続作業可能な円筒研削盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006297548A true JP2006297548A (ja) 2006-11-02
JP4652109B2 JP4652109B2 (ja) 2011-03-16

Family

ID=37466244

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005123154A Expired - Fee Related JP4652109B2 (ja) 2005-04-21 2005-04-21 連続作業可能な円筒研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4652109B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108818268A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 芜湖思科生产力促进中心有限公司 一种钢管用夹紧去铁锈装置
CN112045535A (zh) * 2020-08-04 2020-12-08 高权威 一种木材加工用打磨设备
CN114888674A (zh) * 2022-05-09 2022-08-12 宿迁学院产业技术研究院 一种光电外壳器件批量打磨装置
CN116442063A (zh) * 2023-06-14 2023-07-18 河北金佳特精密机械有限公司 一种滚珠丝杠生产用打磨装置及打磨方法
CN116852189A (zh) * 2023-09-05 2023-10-10 山东寿光市坤隆石油机械股份有限公司 用于管式抽油泵柱塞表面处理的磨削装置
CN117066983A (zh) * 2023-10-12 2023-11-17 寿光福泰机电设备制造有限责任公司 一种潜卤泵芯轴磨削机

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150766A (ja) * 1984-08-21 1986-03-13 Sakae Seisakusho:Kk 自動メツキの研摩装置
JPS61205743U (ja) * 1985-06-13 1986-12-25
JPS63216661A (ja) * 1987-03-03 1988-09-08 Toyoda Mach Works Ltd 円筒研削方法
JPS6454901U (ja) * 1987-09-29 1989-04-05 Kawasaki Steel Co
JPH08118212A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Tadashi Suzuki ドラム研磨機
JPH1110494A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Nippon Seiko Kk 円筒研削方法
JP2000084804A (ja) * 1998-09-08 2000-03-28 Think Laboratory Co Ltd 円筒体の砥石研磨装置
JP2001009685A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Mitsuboshi Belting Ltd ベルトスリーブの背面研摩装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150766A (ja) * 1984-08-21 1986-03-13 Sakae Seisakusho:Kk 自動メツキの研摩装置
JPS61205743U (ja) * 1985-06-13 1986-12-25
JPS63216661A (ja) * 1987-03-03 1988-09-08 Toyoda Mach Works Ltd 円筒研削方法
JPS6454901U (ja) * 1987-09-29 1989-04-05 Kawasaki Steel Co
JPH08118212A (ja) * 1994-10-20 1996-05-14 Tadashi Suzuki ドラム研磨機
JPH1110494A (ja) * 1997-06-25 1999-01-19 Nippon Seiko Kk 円筒研削方法
JP2000084804A (ja) * 1998-09-08 2000-03-28 Think Laboratory Co Ltd 円筒体の砥石研磨装置
JP2001009685A (ja) * 1999-06-30 2001-01-16 Mitsuboshi Belting Ltd ベルトスリーブの背面研摩装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108818268A (zh) * 2018-07-02 2018-11-16 芜湖思科生产力促进中心有限公司 一种钢管用夹紧去铁锈装置
CN112045535A (zh) * 2020-08-04 2020-12-08 高权威 一种木材加工用打磨设备
CN112045535B (zh) * 2020-08-04 2022-06-14 佛山市豪祥家具有限公司 一种木材加工用打磨设备
CN114888674A (zh) * 2022-05-09 2022-08-12 宿迁学院产业技术研究院 一种光电外壳器件批量打磨装置
CN116442063A (zh) * 2023-06-14 2023-07-18 河北金佳特精密机械有限公司 一种滚珠丝杠生产用打磨装置及打磨方法
CN116442063B (zh) * 2023-06-14 2023-08-15 河北金佳特精密机械有限公司 一种滚珠丝杠生产用打磨装置及打磨方法
CN116852189A (zh) * 2023-09-05 2023-10-10 山东寿光市坤隆石油机械股份有限公司 用于管式抽油泵柱塞表面处理的磨削装置
CN116852189B (zh) * 2023-09-05 2023-12-05 山东寿光市坤隆石油机械股份有限公司 用于管式抽油泵柱塞表面处理的磨削装置
CN117066983A (zh) * 2023-10-12 2023-11-17 寿光福泰机电设备制造有限责任公司 一种潜卤泵芯轴磨削机
CN117066983B (zh) * 2023-10-12 2024-01-05 寿光福泰机电设备制造有限责任公司 一种潜卤泵芯轴磨削机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4652109B2 (ja) 2011-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5149020B2 (ja) ウエーハの研削方法
JP2006297548A (ja) 連続作業可能な円筒研削盤
JPS6299065A (ja) 球面研削装置
CN112589540B (zh) 板状工件的磨削方法
KR20170004496A (ko) 루프 캐리어 버핑장치
TW201832871A (zh) 磨削裝置
CN108723901B (zh) 一种刀具自动研磨设备
JP5959193B2 (ja) ウェーハ研削方法およびウェーハ研削装置
JP2014027000A (ja) 研削装置
KR101460485B1 (ko) 홈 가공기
JP2005506209A (ja) 被加工物品の分断方法
JP5856245B2 (ja) インゴットブロックの複合面取り加工装置および面取り加工方法
KR102047717B1 (ko) 블레이드의 드레싱 기구 및 그 기구를 구비한 절삭 장치 및 그 기구를 사용한 블레이드의 드레싱 방법
JPH0212699B2 (ja)
JP4733805B2 (ja) 矩形部材を棒状部材に形成する加工方法および加工装置
KR101586838B1 (ko) 나선관용 절삭지그 및 이를 이용한 나선관의 절삭방법
JP5231107B2 (ja) ウエーハの研削方法
JP4142604B2 (ja) 回転電機のシャフト、シャフトの製造方法、及びシャフトの研削装置
JP6850569B2 (ja) 研磨方法
CN205572070U (zh) 一种具有良好稳定性的打磨机
JP6388518B2 (ja) 被加工物の研磨方法
JP2005001037A (ja) 研削盤
CN110634737B (zh) 磨削磨具的修锐方法和修锐用晶片
JP2002137153A (ja) 棒状工作物のセンタレス研削方法およびセンタレス研削装置
JP2920042B2 (ja) 扁平工作物の外径研削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20101215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131224

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees