JP2006291502A - 交通監視警報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 誘導員を道路上に配置する必要がなく、車両に適切な警告を発し、工事区間に突入する可能性がある車両の存在を作業員に事前警告できる交通監視警報装置の提供。
【解決手段】 道路1の工事区間16に接近してくる車両38Aを、道路1に引かれた車線ライン11L、11Cとともに工事区間16側から連続撮像するCCDカメラ26と、CCDカメラ26が連続撮像した画像データ上で、車線ライン11L、11Cの間隔と位置を測定し、これらの測定値に基づいて、車両の位置及び速度を算出する演算制御装置34と、演算制御装置34が算出した車両38Aの位置及び速度に基づいて、車両38Aに警報信号を発する道路規制表示機20B、20D及び作業員40が携帯する携帯型警報器36とから交通監視警報装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、道路を工事区間に向かって走行してくる車両が工事区間に突入することを防止し、工事区間で作業する作業員の安全を守る交通監視警報装置に関する。
従来、道路で工事を行う場合、工事区間の手前に誘導員を配置し、誘導員が道路を工事区間に向かって走行してくる車両に対して走行規制を行ったり、車線変更の誘導等を行ったりすることがある。また、工事区間の手前に道路規制表示機を設置して、走行してくる車両に対して工事区間の存在を知らせて警告するとともに、減速指示や車線変更指示を出すこともある(特許文献1を参照)。
特開2002−72927号公報
道路上に誘導員を配置して車両の走行規制等を行う場合、道路状況に対応して適切な走行規制等を行い得るが、車両が誘導員に衝突する危険性がある。
道路規制表示機を設置して走行してくる車両に警告した場合、車両と誘導員との衝突は防止できるが、運転手が道路規制表示機に即座に気付くとは限らず、減速や車線変更を行わずに工事区間に向かって走行し続ける可能性が存在する。運転手が道路規制表示機を見落としたり、道路規制表示機に気付くタイミングが遅れた場合、車両が工事区間内に突入する危険性が大きくなる。
工事区間で作業をしている作業員は、工事区間手前における道路状況を把握できない場合が多い。万一、車両が工事区間に突入する危険事態が生じても、作業員はその危険事態を直ちに察知できず、工事区間からの退避行動が遅れるおそれがある。また、誘導員が危険事態の発生を察知しても、危険事態を作業員に通報するには時間がかかることが多く、作業員の退避行動が遅れるおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するものであり、その目的とするところは、誘導員を道路上に配置する必要がなく、車両に適切な警告を発し、工事区間に突入する可能性がある車両の存在を作業員に事前警告する交通監視警報装置を提供することである。
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明に係る交通監視警報装置は、工事が行われている道路の工事区間に向かって走行してくる車両を、道路に描かれた少なくとも2本の車線ラインとともに工事区間側から撮像するカメラと、カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、この測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算により車両の位置及び速度を検出する演算制御装置と、演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、車両に警報信号を発する対車両警報装置とを備える。
カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、演算制御装置がこの測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算を行い、道路を工事区間に向かって走行してくる車両の位置及び速度を検出する。対車両警報装置が車両の位置及び速度に基づいて車両に警報信号を発し、車両に減速や車線変更を促し、車両が工事区間に突入することを防止する。
請求項2の発明に係る交通監視警報装置は、工事が行われている道路の工事区間に向かって走行してくる車両を、道路に描かれた少なくとも2本の車線ラインとともに工事区間側から撮像するカメラと、カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、この測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算により車両の位置及び速度を検出する演算制御装置と、演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、工事区間の作業員に警報信号を発する対作業員警報装置とを備える。
カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、演算制御装置がこの測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算を行い、道路を工事区間に向かって走行してくる車両の位置及び速度を検出する。対作業員警報装置が、車両の位置及び速度に基づいて工事区間の作業員に警報信号を発し、作業員が工事区間から退避する。
請求項3の発明に係る交通監視警報装置は、工事が行われている道路の工事区間に向かって走行してくる車両を、道路に描かれた少なくとも2本の車線ラインとともに工事区間側から撮像するカメラと、カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、この測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算により車両の位置及び速度を検出する演算制御装置と、演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、車両に警報信号を発する対車両警報装置と、演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、工事区間の作業員に警報信号を発する対作業員警報装置とを備える。
カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、演算制御装置がこの測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算を行い、道路を工事区間に向かって走行してくる車両の位置及び速度を検出する。対車両警報装置が車両の位置及び速度に基づいて車両に警報信号を発し、車両に減速や車線変更を促し、車両が工事区間に突入することを防止するとともに、対作業員警報装置が車両の位置及び速度に基づいて工事区間の作業員に警報信号を発する。
本発明は、上記のような交通監視警報装置であるので、誘導員を道路上に配置する必要がなく、車両に適切な警告を発し、工事区間に突入する可能性がある車両の存在を作業員に事前警告できる。
本発明を実施するための最良の形態を図1から図10を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る交通監視警報装置を設置した道路の概観図、図2はプログラムP1の演算内容を説明するための道路側面図、図3はプログラムP1の演算内容を説明するための道路上面図、図4は図3のI部分拡大図、図5はプログラムP1の演算内容を説明するための画面説明図、図6はプログラムP2の演算内容を説明するための道路側面図、図7はプログラムP2の演算内容を説明するための道路上面図、図8は図7のII部分拡大図、図9はプログラムP2の演算内容を説明するための画面説明図、図10は画面上に設定された仮想線の説明図である。
図1、図4及び図8に示す道路1は車線10R、10Lを有する2車線の直線道路であり、道路1上に3本の車線ライン11C、11R、11Lが引かれている。車線ライン11Cがセンターラインであり、車線ライン11Rが車線10Rの路肩側を示す路肩ラインであり、車線ライン11Lが車線10Lの路肩側を示す路肩ラインである。車線ライン11Cの車線10R側の縁が縁線12Rをなし、車線ライン11Cの車線10L側の縁が縁線12Lをなし、車線ライン11Rの車線10R側の縁が縁線13をなし、車線ライン11Lの車線10L側の縁が縁線14をなしている。各車線ライン11C、11R、11Lのライン幅はWLINE(15cm)であり、車線10Rの車線幅はWR、車線10Lの車線幅はWLである。なお、車線10Rの車線幅WRは縁線12Rと縁線13との間の距離であり、車線10Lの車線幅WLは縁線12Lと縁線14との間の距離である。
図1に示すように、車線10L上の一部区間が工事区間16として閉鎖され、作業員40が工事区間16で工事に従事している。工事区間16端の位置XGから手前側400mの位置XAまでの道路1が交通監視区間18となっている。
対車両警報装置をなす道路規制表示機20A、20B、20C、20Dが位置XA側から位置XG側に向かって順番に交通監視区間18の車線10Lの路肩に設置されている。道路規制表示機20Aの設置位置は位置XAに凡そ一致しており、道路規制表示機20Bの設置位置は位置XGから凡そ250m離れており、道路規制表示機20Cの設置位置は位置XGから凡そ200m離れており、道路規制表示機20Dの設置位置は位置XGから凡そ150m離れている。
道路規制表示機20A、20Cは、従来あるものと同様の構成を有し、工事区間16の存在、減速指示及び車線変更指示を表示可能に構成されている。
道路規制表示機20Bは、基本的に従来あるものと同様の構成を有し、後述の演算制御装置34と無線によってつながっており、道路規制表示機20Bは演算制御装置34から送られる作動信号によって、前方の工事区間16の存在、減速指示及び車線変更指示を周期T1で点滅しつつ表示可能に構成されている。
道路規制表示機20Dは、基本的に従来あるものと同様の構成を有するとともに、赤色回転灯22を備えている。道路規制表示機20D及び赤色回転灯22は、演算制御装置34と無線によってつながっており、演算制御装置34から送られる作動信号によって、道路規制表示機20Dが前方の工事区間16の存在、減速指示及び車線変更指示をT1よりも短い周期T2で点滅しつつ表示可能であり、赤色回転灯22が回転点灯可能に構成されている。
位置XGにおいて、トラック24が車線10Lに停車しており、トラック24の荷台に道路規制表示機20Eが搭載されている。道路規制表示機20Eは、従来あるものと同様の構成を有し、工事区間16が始まることを表示可能に構成されている。
CCDカメラ26が道路規制表示機20Eの上部に搭載されており、撮像方向を変更可能に構成されている。CCDカメラ26の焦点28が位置XGの直上にあり、道路1の路面から焦点28までの高さはHとなっており、CCDカメラ26の焦点距離はfとなっている(図2を参照)。また、上方から見るとCCDカメラ26の光軸50は、道路1と平行になっている(図3を参照)。
演算制御装置34をなすコンピュータがトラック24の運転席の搭載されている。演算制御装置34は、CCDカメラ26に接続されており、CCDカメラ26から画像データを受信可能であり、CCDカメラ26の姿勢を制御可能に構成されている。また、演算制御装置34が無線によって道路規制表示機20B、20D及び後述の携帯型警報器36に接続されており、道路規制表示機20B、20D及び後述の携帯型警報器36に作動信号をそれぞれ送信可能に構成されている。
作業員40は対作業員警報装置をなす携帯型警報器36を携帯している。携帯型警報器36は、無線によって演算制御装置34とつながっており、演算制御装置34からの作動信号を受信して振動を発生可能に構成されている。
演算制御装置34は、プログラムP1、P2、P3、P4、P5を有している。
プログラムP1は、CCDカメラ26の画像データから車線10Lの車線幅WLを計算するプログラムである。
プログラムP1の演算内容を具体的に説明する(図2〜5を参照)。まず、プログラムP1はCCDカメラ26の撮像方向を調整し、CCDカメラ26の光軸50と鉛直線52とがなす角度をθHとし、CCDカメラ26によって位置XG近傍の位置XHにおける道路1を撮像し、その画像データを演算制御装置34に送る。位置XHにおける縁線12L上の点を点PH1とし、縁線14上の点を点PH2とすると、CCDカメラ26の画面30上において点PH1に対応する点が点QH1となり、点PH2に対応する点が点QH2となる。プログラムP1が、画面30上で画像中心Oと点QH1との間の横方向の水平距離aH1を測定し、画像中心Oと点QH2との間の横方向の水平距離aH2を測定し、次式(1)によって車線幅WLを計算する。
L=(H2+H2・tan2θH1/2・(aH1−aH2)/f ・・・(1)
プログラムP2は、工事区間16に7本の仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1を設定し、仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1にそれぞれ対応する仮想線A2、B2、C2、D2、E2、F2を画面30上に設定するプログラムである(図1及び図10を参照)。仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1は、道路1に直交する線であり、仮想線A1は位置XAにあって位置XGから400m離れた線であり、仮想線B1は位置XGから390m離れた線であり、仮想線C1は位置XGから300m離れた線であり、仮想線D1は位置XGから210m離れた線であり、仮想線E1は位置XGから140m離れた線であり、仮想線F1は位置XGから100m離れた線であり、仮想線G1は位置XGにある線である。
プログラムP2の演算内容を具体的に説明する(図6〜9を参照)。
まず、プログラムP2はCCDカメラ26の撮像方向を調整し、CCDカメラ26の光軸50と鉛直線52とがなす角度をθKとし、位置XAと位置XGから凡そ90m離れた位置XJとの間の交通監視区間18をCCDカメラ26の視野内に入れる。
次に、プログラムP2は、位置XKと位置XGとの間の水平距離LKを以下のようにして計算する。なお、位置XKは位置XAと位置XJとの間の位置である。
位置XKにおける縁線12L上の点を点PK1とし、縁線14上の点を点PK2とすると、画面30上において点PK1に対応する点が点QK1となり、点PK2に対応する点が点QK2となる。プログラムP2が、画面30上で画像中心Oと点QK1との間の横方向の水平距離aK1及び縦方向の垂直距離mK1を測定し、画像中心Oと点QK2との間の横方向の水平距離aK2及び縦方向の垂直距離mK2を測定し、次式(2)〜(5)によって水平距離LKを算出する。なお、上方から見てCCDカメラ26の光軸50と道路1とが平行しているので、mK1=mK2となる。
θK1=tan-1(mK1/f) ・・・(2)
θK2=90°−θK−θK1 ・・・(3)
K1=(f2+mK1 21/2cosθK2 ・・・(4)
K=WL・LK1/(aK1−aK2) ・・・(5)
ただし、θK1:道路1と平行な鉛直面内において点PK2と点QK2とを結ぶ線54が光軸50となす角度
θK2:道路1と平行な鉛直面内において線54が水平面となす角度
K1:焦点28から点QK1までの水平距離
プログラムP2は、式(2)〜(5)によって水平距離LKが400m、390m、300m、210m、140m、100mとなる位置を検出し、各位置に仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1を設定し、仮想線A2、B2、C2、D2、E2、F2を画面30上に設定する。
プログラムP3は、監視対象とする車両38Aを選定するプログラムである。
プログラムP3の演算内容を具体的に説明する。
プログラムP3はCCDカメラ26の画像データより、交通監視区間18の車線10Lを走行してくる先頭の車両38Aを検出し、検出した車両38Aを監視対象として選定する。監視対象の車両38Aが車線10Lから車線10Rに車線変更したら、後続して交通監視区間18の車線10Lを走行してくる先頭の車両38Bを監視対象として選定する。
プログラムP4は、監視対象の車両38Aの速度を検出するプログラムである。
プログラムP4の演算内容を具体的に説明する。
プログラムP4は、車両38Aが仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1を通過する時刻を画像データから検出し、仮想線A1、B1間の水平方向の平均速度VAB、仮想線B1、C1間の水平方向の平均速度VBC、仮想線C1、D1間の水平方向の平均速度VCD、仮想線D1、E1間の水平方向の平均速度VDE、仮想線E1、F1間の水平方向の平均速度VEFを次式(6)〜(10)によって算出する。
AB=(LA−LB)/(TB−TA) ・・・(6)
BC=(LB−LC)/(TC−TB) ・・・(7)
CD=(LC−LD)/(TD−TC) ・・・(8)
DE=(LD−LE)/(TE−TD) ・・・(9)
EF=(LE−LF)/(TF−TE) ・・・(10)
ただし、LA:仮想線A1と位置XGとの間の水平距離400m
B:仮想線B1と位置XGとの間の水平距離390m
C:仮想線C1と位置XGとの間の水平距離300m
D:仮想線D1と位置XGとの間の水平距離210m
E:仮想線E1と位置XGとの間の水平距離140m
F:仮想線F1と位置XGとの間の水平距離100m
A:車両38Aが仮想線A1を通過する時刻
B:車両38Aが仮想線B1を通過する時刻
C:車両38Aが仮想線C1を通過する時刻
D:車両38Aが仮想線D1を通過する時刻
E:車両38Aが仮想線E1を通過する時刻
F:車両38Aが仮想線F1を通過する時刻
プログラムP5は、道路規制表示機20B、20D及び携帯型警報器36に作動信号を送信するプログラムである。
プログラムP5の演算内容を具体的に説明する。
監視対象の車両38Aが車線10Lを走行したまま仮想線C1を通過した場合、プログラムP5が道路規制表示機20Bに作動信号を送信する。道路規制表示機20Bが作動して、前方の工事区間16の存在を車両38Aに知らせるとともに、減速指示及び車線変更指示を車両38Aに発する。
監視対象の車両38Aが車線10Lを走行したまま仮想線D1を通過した場合、プログラムP5が道路規制表示機20Dに作動信号を送信する。道路規制表示機20Dが作動して、前方の工事区間16の存在を車両38Aに知らせるとともに、減速指示及び車線変更指示を車両38Aに発する。仮想線D1を通過する車両38Aの平均速度VBC、VCDがともに所定速度を超えている場合や、平均速度VCDが平均速度VBCよりも速く、平均速度VCDが所定速度を超えている場合、プログラムP5が赤色回転灯22にも作動信号を送信し、赤色回転灯22が車両38Aの注意を喚起する。
監視対象の車両38Aが車線10Lを走行したまま仮想線F1を通過し、平均速度VEFが所定速度を超えている場合、プログラムP5が車両38Aは工事区間16に突入すると判断し、作業員40が携帯する携帯型警報器36に作動信号を送信する。携帯型警報器36が振動し、作業員40に突入してくる車両38Aの存在を警告する。
監視対象の車両38Aが車線変更を行うと、後続の新たな車両38Bが監視対象となるが、車両38Bが仮想線B1に達していない場合、プログラムP5が車両38Aの場合と同様にして車両38Bの走行状態を判断し、その判断結果に応じて、道路規制表示機20B、20D、赤色回転灯22又は携帯型警報器36に作動信号を送信する。
車両38Bが監視対象となったときに、車両38Bが既に仮想線B1、C1間まで進んできている場合、プログラムP5が即座に道路規制表示機20Bに作動信号を送信する。
車両38Bが監視対象となったときに、車両38Bが既に仮想線C1、D1間まで進んできている場合、車両38Bが仮想線D1を通過した時点で、プログラムP5が即座に道路規制表示機20D及び赤色回転灯22に作動信号を送信する。
車両38Bが監視対象となったときに、車両38Bが既に仮想線D1、E1間まで進んできている場合、プログラムP5が即座に道路規制表示機20D及び赤色回転灯22に作動信号を送信する。車両38Bが車線変更を行わずに仮想線F1を通過し、平均速度VEFが所定速度を超えている場合、プログラムP5が車両38Bは工事区間16に突入すると判断し、携帯型警報器36に作動信号を送信する。
以上のような交通監視警報装置であるので、交通監視区間18の車線10Lを工事区間16に向かって走行してくる車両38A、38Bに対して、警報信号を発し、減速や車線変更を促すことができ、車両38A、38Bが警報信号を見落とす等しても、再び、車両38A、38Bに警報信号を発することができ、車両38A、38Bが工事区間16に過って突入することを防止できる。また、車両38A、38Bが工事区間16に突入してくる危険事態が発生しても、即座に危険事態を携帯型警報器36によって工事区間16の作業員40に知らせることができ、作業員40は工事区間16から退避できる。
なお、本実施の形態では、プログラムP2が水平距離LKを式(2)〜(5)によって計算する際、点PK1、点PK2、点QK1、点QK2、車線幅WLのデータを用いているが、代わりに、以下のデータを用いて水平距離LKを計算し、水平距離LKの計算精度を向上させることができる。
車線10Lの車線幅WLとともに車線10Rの車線幅WRをプログラムP1によって計算する。そして、図11に示すように、位置XKにおける縁線12R上の点PK3と縁線13上の点PK4にそれぞれ対応する画面30上の点の位置を検出し、車線幅WRとこれらの点の位置を用いて水平距離LKを式(2)〜(5)によって計算する。そして、車線10R側を撮像した画像データと車線10L側を撮像した画像データから水平距離LKをそれぞれ計算しその平均値をとる。また、車線幅WLの代わりにライン幅WLINEを用いて水平距離LKを計算することも可能である。
道路1が起伏を有する場合、車両38Aの走行距離は、水平距離よりも長くなる。このような場合、式(6)〜(10)によって算出される平均速度VAB、VBC、VCD、VDE、VEF、VFGは、水平距離を基準として算出しているため、起伏を有する道路1における車両38Aの実際の平均速度よりも遅い値となる。例えば、水平距離が300m、高低差が20mの道路1では、平坦道路の場合と比べて、道路1を走行する車両38Aの平均速度は、約1.3%遅い値として算出される。一般に起伏のある道路1における車両38Aの走行距離は、平坦な道路における走行距離よりも1〜2%長くなるので、起伏のある道路1を走行する車両38Aの実際の平均速度の方が1〜2%遅く算出されることになる。したがって、道路1に起伏がある場合には、道路規制表示機20B、20Dを制御する基準となる所定速度を、予め1〜2%遅い速度に設定しておけば、設定したい所定速度に近い値となる。
さらに、道路規制表示機20A、20B、20C、20Dを凡その位置に設置した後に、プログラムP2が位置XGから400m、390m、300m、210m、140m、100m離れた位置を計算して求め、各位置に仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1を設定するので、道路規制表示機20A、20B、20C、20Dと仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1の相対的位置関係が図1に示すように並ばない状態も生じうる。このような場合には、仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1を設定する位置XGからの距離を変更し、道路規制表示機20A、20B、20C、20Dと仮想線A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1が図1に示す所定の相対的位置関係となるように修正する。
本発明に係る交通監視警報装置を設置した道路の概観図である。 プログラムP1の演算内容を説明するための道路側面図である。 プログラムP1の演算内容を説明するための道路上面図である。 図3のI部分拡大図である。 プログラムP1の演算内容を説明するための画像説明図である。 プログラムP2の演算内容を説明するための道路側面図である。 プログラムP2の演算内容を説明するための道路上面図である。 図6のII部分拡大図である。 プログラムP2の演算内容を説明するための画像説明図である。 画像上に設定された仮想線の説明図である。 プログラムP2による水平距離の算出精度を向上させるための説明図である。
符号の説明
1 道路
10R、10L 車線
11C、11R、11L 車線ライン
12R、12L、13、14 縁線
16 工事区間
18 交通監視区間
20A、20B、20C、20D、20E 道路規制表示機
22 赤色回転灯
24 トラック
26 CCDカメラ
28 CCDカメラの焦点
30 CCDカメラの画面
34 演算制御装置
36 携帯型警報器
38A、38B 車両
40 作業員
50 光軸
52 鉛直線
54 CCDカメラの焦点と位置XKを結ぶ線
A、XG、XH、XJ、XK 位置
A1、B1、C1、D1、E1、F1、G1 道路上の仮想線
A2、B2、C2、D2、E2、F2 画面上の仮想線
LINE ライン幅
R、WL 車線幅
H1、PH2、PK1、PK2、PK3、PK4 縁線上の点
H1、QH2、QK1、QK2 画面上の点
O 画面中心

Claims (3)

  1. 工事が行われている道路の工事区間に向かって走行してくる車両を、道路に描かれた少なくとも2本の車線ラインとともに工事区間側から撮像するカメラと、
    カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、この測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算により車両の位置及び速度を検出する演算制御装置と、
    演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、車両に警報信号を発する対車両警報装置とを備えることを特徴とする交通監視警報装置。
  2. 工事が行われている道路の工事区間に向かって走行してくる車両を、道路に描かれた少なくとも2本の車線ラインとともに工事区間側から撮像するカメラと、
    カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、この測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算により車両の位置及び速度を検出する演算制御装置と、
    演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、工事区間の作業員に警報信号を発する対作業員警報装置とを備えることを特徴とする交通監視警報装置。
  3. 工事が行われている道路の工事区間に向かって走行してくる車両を、道路に描かれた少なくとも2本の車線ラインとともに工事区間側から撮像するカメラと、
    カメラが撮像した画像データ上で、車線ライン幅又は車線ライン同士の間隔のうち少なくとも一方を測定し、この測定結果とカメラの姿勢に基づいて幾何学的計算により車両の位置及び速度を検出する演算制御装置と、
    演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、車両に警報信号を発する対車両警報装置と、
    演算制御装置が検出した車両の位置及び速度に基づいて、工事区間の作業員に警報信号を発する対作業員警報装置とを備えることを特徴とする交通監視警報装置。
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